JP2018534399A - パッケージ化された構成物 - Google Patents

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Abstract

担体とシェーディング染料とを有する、パッケージ化された粒子状組成物であって、粒子の少なくとも80%は約1.25g/cm3未満の密度を有し、粒子の少なくとも80%は約0.1mg〜約5gの重量を有し、粒子のそれぞれは、約10mm未満の最大寸法を有する、粒子状組成物。洗濯洗浄機又は洗濯洗面台に、パッケージ化された構成物を約5g〜約60g投入する工程を含む、洗濯物の処理方法。

Description

パッケージ化された構成物。
経年により、布地基材は、光、空気、汚れ、及び基材に含まれる繊維の自然劣化により、色あせ又は黄変する傾向がある。したがって、シェーディング染料の目的は一般に、これらの生地基材を外観上白くし、基材の色あせ又は黄変を弱めることである。典型的には、シェーディング染料は洗濯洗剤に見ることができ、したがって洗濯プロセス中に生地基材に適用される。しかしながら、典型的には、シェーディング染料の色は、シェーディング染料が存在する構成物全体の外観に影響を与える。更に、シェーディング染料は、シェーディング染料が存在する構成物中の、ある種の添加材料と負に相互作用し得ることもまた知られている。更に、シェーディング染料が洗濯洗剤中にある場合、消費者には、自身が所望する洗濯結果を得るべく調整する余地がない。更にホワイトニングを行いたければ洗剤を追加するしかなく、このような追加には、多量でかつ無駄の多い可能性のある量のクリーニング成分が必要とされ、結果として芳香剤が過剰に付着することとなる場合もある。したがって、消費者はクリーニング成分を効率的に使用したいという希望と、芳香を適量に調整したいという希望とのバランスを取ることができず、かつ、処理する具体的な布について必要とする程度に応じ様々な強度でホワイトニングを送達することもできない。
結果的に、ホワイトニングの必要に応じて用量を調節したいという消費者の要望を満たすために添加剤として独立して使用され得る、又は、洗濯洗剤に組み込まれ得るものの使用し易さ及び洗濯洗剤の外観及び構成成分の調整し易さもまた付与するシェーディング染料を含む、パッケージ化された構成物のニーズが存在する。
驚くべきことに、シェーディング染料を組み込む本開示のパッケージ化された構成物は、生地基材のホワイトニングに効果的であるだけでなく、シェーディング染料を含有する洗剤の直接接触時に生じ得る布地の退色を生じさせることなく、所望量の増白剤を添加して洗濯物を処理するための、清潔で便利な手段もまた提供することが判明している。
複数の粒子を含むパッケージ化された構成物であって、粒子のうち少なくとも1つは担体を含み、粒子の少なくとも30%はシェーディング染料もまた含み、粒子の少なくとも80%は約1.25g/cm未満の密度を有し、粒子の少なくとも80%は約0.1mg〜約5gの重量を有し、粒子のそれぞれは、約10mm未満の最大寸法を有する、組成物。
洗濯する布地3kgあたり、約0.1g〜約200g、又は約0.5g〜約100g、又は約2.0g〜約60g、又は約5g〜約25gの粒子を、洗濯洗浄機又は洗濯洗面台に投入する工程であって、粒子は担体とシェーディング染料とを含み、粒子の少なくとも80%は約1.25g/cm未満の密度を有し、粒子の少なくとも80%は約0.1mg〜約5gの重量を有し、ほぼ全ての粒子は約10mm未満の最大寸法を有し、かかる投入は、1ppb〜5000ppm、好ましくは10ppb〜50ppm、更により好ましくは25ppb〜2ppm、あるいは更には50ppb〜1ppmのシェーディング染料を含む水溶液をもたらす、投入する工程と、所望により、生地をすすぎ洗及び乾燥する工程と、を含む、処理プロセス。
粒子を形成するための装置。 装置の一部。 装置の端面図。 粒子の輪郭図。 複数の粒子を含む、パッケージ化された構成物。
粒子
粒子を形成するための装置1を図1に示す。原材料は、バッチミキサー10に供給されてよい。バッチミキサー10は、供給された大量の原材料を、原材料の所望のレベルの混合又は反応を可能にする十分な滞留時間にわたって保持するのに十分な容量を有してよい。バッチミキサー10を離れる材料は、前駆材料20であってよい。任意に、前駆材料は、例えば、インライン混合、インライン静的混合などの、他の何らかの上流混合プロセスから供給管40に供給されてよい。前駆材料20は、溶融物であってよい。バッチミキサー10は、動的ミキサーであってよい。動的ミキサーとは、ミキサーの内容物を混合するためにエネルギーが加えられるミキサーである。バッチミキサー10は、バッチミキサー10の内容物を混合する1つ又は複数のインペラを備えてよい。
任意に存在するバッチミキサー10と、分配器30との間では、前駆材料20は、供給管40を通って移動してよい。供給管40は、バッチミキサー10と流体連通してよい。ガス供給ライン155は、バッチミキサー10の下流にある供給管40と流体連通するように設けられてよい。ガス供給ライン155は、バッチミキサー10と分配器30との間で供給管40と流体連通するように設けられてよい。ミル200は、ガス供給ライン155の下流かつ供給管40のライン中に設けられてよい。ミル200は、ガス供給ライン155の下流かつ分配器30の上流にある供給管40のライン中に設けられてよい。
前駆材料20は、供給管40に供給されてよい。供給管40は、前駆材料20を運ぶ輸送手段である。供給管40は、装置1の要素と、装置1の構成要素内で前駆材料を運ぶ輸送手段との間の輸送手段を含む。例えば、ミル200は、ミル200に進入する輸送手段の一部と、ミル200から退出する輸送手段の一部と、を備えるユニット内に設けられてよい。これらの各部は、供給管40の一部である。したがって、供給管40は、バッチミキサー10と分配器30との間の輸送手段全体であるとみなすことができ、供給管40の途中には、ガス供給ライン155、ミル200、中間ミキサー50、及び供給ポンプ140など様々な要素が存在する。供給管40の上流にバッチミキサー10が存在しない場合、供給管40は、分配器30の上流にある輸送手段全体とみなすことができ、供給管40の途中には、ガス供給ライン155、ミル200、中間ミキサー50、及び供給ポンプ140など様々な要素が存在する。
中間ミキサー55は、ミル200の下流に、かつ供給管40のライン中に設けられてよい。中間ミキサー55は、ミル200と分配器30との間で供給管40と流体連通してよい。静的ミキサー50であってよい中間ミキサー55は、バッチミキサー10の下流にあってよい。換言すると、使用する場合、バッチミキサー10は、中間ミキサー55又は静的ミキサー50の上流にあってよい。中間ミキサー55は、供給管40のライン中にあってよい。中間ミキサー55は、ローターステーターミキサーであってよい。中間ミキサー55は、コロイドミルであってよい。中間ミキサー55は、駆動式インライン流体分散機であってよい。中間ミキサー55は、IKA(Wilmington,North Carolina,United States of America)から入手可能なUltra Turrax分散機、Dispax−reactor分散機、Colloid Mil MK、又はCone Mill MKOであってよい。中間ミキサー55は、有孔ディスクミル、歯付きコロイドミル、又はFrymaKoruma(Rheinfelden,Switzerland)から入手可能なDILインラインホモジナイザーであってよい。静的ミキサー50は、螺旋状静的ミキサーであってよい。静的ミキサー50は、Chemineer(Dayton,OH,USA)から入手可能なKenics KMS 6(内径1.905cm)であってよい。
理論に束縛されるものではないが、静的ミキサー50など中間ミキサー55は、分配器30又はステーター100内でより均一の温度の前駆材料20をもたらし得ると考えられる。使用する場合、中間ミキサー55、又は静的ミキサー50の下流端において、供給管40の断面にまたがる、供給管40内の前駆材料20の温度は、約10℃未満、又は約5℃未満、又は約1℃未満、又は約0.5℃未満で変化し得る。
静的ミキサー50が存在しない場合、供給管40の断面全体の温度は非均一であってよい。供給管40の中心線における前駆材料20の温度は、供給管40の周壁における前駆供給材料20の温度よりも高くてよい。前駆材料20が分配器30又はステーター100に放出されるとき、前駆材料20の温度は、分配器又はステーター100内の異なる位置において異なってよい。理論に束縛されるものではないが、本明細に記載のように静的ミキサー40を用いることによって、供給管40の断面全体に均一な温度をもたらすことは、静的ミキサー40を有さない装置1と比較して、より均一の粒子90を製造できると考えられる。
分配器30は、複数の孔60を備えて設けられてよい。前駆材料20は、孔60を通過できる。前駆材料20は、孔60を通過した後、分配器30の下に設けられている移動コンベア80上に堆積され得る。前駆材料20は、コンベア80の移動時に移動コンベア80上に堆積され得る。コンベア80は、分配器30に対して平行移動可能なものであり得る。コンベア80は、連続移動コンベア80であってよい。コンベア80は、間欠移動コンベア80であってよい。連続移動コンベア80は、より高い加工速度をもたらし得る。間欠移動コンベア80は、製造される粒子90の形状をより良好に制御可能である。
前駆材料20は、移動コンベア80上で冷却されて、複数の固形粒子90を形成し得る。冷却は、周囲冷却によってもたらされ得る。任意に、冷却は、コンベア80の下側に常温水又は冷水を吹き付けることによってもたらされてよい。
粒子90が十分に凝集性になったならば、粒子90は、更なる加工及び又はパッケージングのために、コンベア80からコンベア80下流にある加工装置に移されてよい。
分配器30は、ステーター100の周りを回転可能に取り付けられたシリンダー110であってよく(このステーターは供給管40と流体連通している)、シリンダー110は外面部120を有してよく、外面部120には、図2に示すように複数の孔60が存在してよい。したがって、装置1は、供給管40と流体連通しているステーター100を備えてよい。前駆材料20がミル200を通過した後に、供給管40が前駆材料20をステーター100に供給できる。
装置1は、ステーター100の周りを回転可能に取り付けられたシリンダー110を備えてよい。ステーター100には、シリンダー110の一端又は両端130を介して前駆材料が供給される。シリンダー110は、シリンダー110を通る長手方向軸Lを有し、シリンダー110がその周りを回転してよい。シリンダー110は外面部120を有する。シリンダー110の外面部120には複数の孔60が存在してよい。
シリンダー110はその長手方向軸Lの周りを回転駆動することから、孔60は、シリンダー110がステーター100の周りを回転するときに、ステーター100と間欠的に流体連通し得る。シリンダー110は、ステーター100にまたがる外面部120の移動方向に機械方向MDを、そして、機械方向MDに直交する外面部120上に機械横断方向を有すると考えることができる。ステーター100は同様に、縦軸Lに平行に、機械横断方向CDを有すると考えることができる。ステーター100の機械横断方向は、シリンダー110の機械横断方向と位置合わせすることができる。ステーター100は、ステーター100の機械横断方向CDに配置された、複数の分配ポート120を有してよい。分配ポート120は、前駆材料20を供給されるステーター100の部分又は領域である。
一般に、前駆材料20は、ミル200及び供給管40を通してガス供給ライン155を通過させ、ステーター100に供給可能である。ステーター100は、シリンダー110の作業幅全体に前駆供給材料20を分配する。シリンダー110はその長手方向軸の周りを回転するため、前駆材料20は、孔60がステーター100を通り過ぎるときに孔60を通して供給される。前駆材料20の個々の塊は、各孔60がステーター100に遭遇するときに、各孔60を通して供給される。各孔60がステーター100を通り過ぎるときに各孔60を通して供給される前駆材料20の塊は、ステーター100内での前駆材料の圧力及びシリンダー110の回転速度の一方又は両方を制御することにより制御され得る。
少量の前駆材料20は、コンベア80上へシリンダー110の作業幅全体に堆積される。コンベア80は、シリンダー110の長手方向軸に対して平行移動可能なものであり得る。コンベア80の速度を、シリンダー110の接線速度に対して設定して、コンベア80上に堆積された時点で前駆材料20が有する形状を制御できる。コンベア80の速度は、シリンダー110の接線速度とほぼ同じであってよい。
図1に示すように、供給管40を通る前駆材料20の流量は、バッチミキサー10及び分配器30からの重力によりもたらされる流量によってもたらされてよい。製造の制御性を向上させるために、装置1には、図2に示すように供給ポンプ140を備えてよい。供給ポンプ140は、供給管40のライン中に存在してよい(「ライン中に」とは、前駆材料20の流れるラインの中を意味する)。供給ポンプ140は、バッチミキサー10と分配器30との間にあってよい。供給ポンプ140は、分配器30の上流にあってよい。ステーター100を用いる場合、供給ポンプ140は、供給管40のライン中に存在してよい(「ライン中に」とは、前駆材料20の流れるラインの中を意味する)。ステーター100を用いる場合、供給ポンプ140は、バッチミキサー10とステーター100との間にあってよい。供給ポンプ140は、ステーター100の上流にあってよい。供給ポンプ140の位置を説明するとき、「〜の間」は、供給ポンプ140が、ラインにおけるバッチミキサー10の下流、かつ分配器30の上流又はステーター100を用いる場合はその上流にあることを説明するために使用する。
ガス供給ライン155及びミル200は、供給ポンプ140と、分配器30又はステーター100(装置1で用いる場合)との間のライン中に位置してよい。
ガス供給ライン155は、流量調整器158を備えてよい。流量調整器158は、供給ライン40へのガスの流量を調整できる。前駆材料20の単位体積当たりの付加ガス量は、流量調整器158を所望の流量に設定することによって制御できる。供給ライン40内でより多くのガスを前駆材料20に供給すると、より多くのガスが粒子90に含まれるであろう。ガス供給ライン155は、ガスを前駆材料20に混入させるために設けられてよい。
流量調整器158は、Key Instruments Flo−Rite Series GS 65mm(部品番号60410−R5)であってよい。供給ライン40は、3.8センチメートル(1と2分の1インチ)のステンレス鋼衛生管とすることができる。ガス供給ライン155は、内径0.64センチメートル(4分の1インチ)のポリエチレン管とすることができる。ガスは、約586kPa(約85psi)の圧力でガス供給ライン155に供給され得る。
前駆材料20の流量は、約3L/分であってよい。前駆材料20は、前駆材料20又は粒子90について本明細書に記載した任意の組成物を含む溶融物であってよい。
ガス供給ライン155で供給されるガスは、空気であってよい。空気は、容易に入手可能である、低コストである、粒子90の構成成分との化学的相互作用が十分に解明されているという点で実用的であり得る。
ガス供給ライン155で供給されるガスは、不活性ガスであってよい。不活性ガスは、不活性ガスが混入した粒子90が、空気が混入した粒子90と比較して分解を受けにくいという点で実用的であり得る。
ガス供給ライン155で供給されるガスは、空気、酸素、窒素、二酸化炭素、アルゴン、及びこれらの混合物からなる群から選択されてよい。かかるガスは広く入手可能であり、商用で一般的に使用されている。理論に束縛されるものではないが、かかるガスは、生成物の安定性を改善することがある。
ガスは、ガスが周囲温度に達したときに、所望のガス量が粒子90内に存在するように供給されてよい。理想気体の法則を使用して、所望の送達温度を決定してよい。ガスはまた、水を含んでよい。水は、ガス状又は液体形態であってよい。ガス中の水量は、所望のレベルになるように選択されてよい。
任意に、ガスは、前駆材料20にガス発生材料を混合することにより前駆材料に混入されてよい。
ミル200は、ローターステーター型ミルであってよい。ミルは、約400RPMで作動する、1段の中型ローターステーターを備えるQuadro Z1インラインミキサーであってよい。
ミル200及びガス供給ライン155は、単一ユニットに組み込まれてよい。
Oakes Foamer(E.T.Oakes Corporation,686 Old Willets Path Hauppauge,NY11788、2MT1A連続フォーマー)を使用してガス供給ライン155、流量調整器158、及びミル200を単一ユニットで提供してよい。
機械方向MDの装置1の図を図3に示す。図3に示すように、装置1は作業幅Wを有してよく、シリンダー110は長手方向軸Lの周りを回転してよい。
粒子90を形成するための装置1は、供給管と、バッチミキサー10の下流にある供給管40と流体連通するように取り付けられたガス供給ライン155と、ガス供給ライン155の下流にあり、かつ供給管40のライン中にあるミル200と、ミル200の下流にあり、かつ当該供給管40のライン中にある分配器30と、を備えてよく、当該分配器30は複数の孔60を備える。装置1は、分配器30の下にあり、かつ分配器30に対して平行移動可能なコンベアを備えてよい。分配器30は、供給管40と流体連通しているステーター100を備えてよい。分配器30は、ステーター100の周りを回転可能に取り付けられ、かつシリンダー110の長手方向軸Lの周りを回転可能であるシリンダー110を備えてよい。シリンダー110は外面部120を有してよく、シリンダー110は、外面部120の周りに配置された複数の孔60を有してよい。孔60は、シリンダー110がステーター100の周りを回転するときに、ステーター100と間欠的に流体連通し得る。装置は、シリンダー110の下にコンベア80を含むことができ、コンベア80は縦軸Lに対して平行移動可能なものであり得る。粒子90を形成するための装置1は、バッチミキサー10を含むことができる。供給管40は、バッチミキサー10と流体連通してよい。
粒子90を形成するための方法は、供給管40に前駆材料20を供給する工程と、供給管40に前駆材料20を供給する工程と、前駆材料20にガスを混入させて、供給管40と流体連通しているステーター100を設ける工程と、ステーター100に前駆材料20を分配する工程と、ステーター100の周りを回転し、かつシリンダー110の長手方向軸Lの周りを回転可能であるシリンダー110を設ける工程であって、シリンダー110は、外面部120と、外面部120の周りに配置された複数の孔60と、を有する、工程と、前駆材料120に孔60を通過させる工程と、シリンダー110の下に移動コンベア80を設ける工程と、移動コンベア80上に前駆材料20を堆積させる工程と、前駆材料20を冷却して、複数の粒子90を形成する工程と、を含んでよい。この方法は、本明細書に開示する装置のいずれかを使用して実行してよい。この方法は、本明細書に開示する前駆材料20のいずれかを用いて、本明細書に開示する粒子90のいずれかを形成可能である。この方法は、供給管と流体連通しているバッチミキサー10に前駆材料20を供給する工程を含んでよい。
粒子90を形成するための方法は、供給管40に前駆材料20を供給する工程と、供給管40に前駆材料20を供給する工程と、前駆材料20にガスを混入させる工程と、複数の孔60を有する分配器30を設ける工程と、供給管40から分配器30へと前駆材料20を移動させる工程と、孔60を通して前駆材料20を通過させる工程と、分配器30の下に移動コンベア80を設ける工程と、移動コンベア80上に前駆材料20を堆積させる工程と、前駆材料20を冷却して、複数の粒子90を形成する工程と、を含んでよい。前駆材料20は、約2000〜約13000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコールを約40重量%超、及び、本明細書で開示したシェーディング染料を約0.0001重量%〜約50重量%、又は好ましくは、0.001重量%〜約25重量%含むことができる。この方法は、本明細書に開示する装置のいずれかを使用して実行してよい。この方法は、本明細書に開示する追加の前駆材料20のいずれかを用いて、本明細書に開示する粒子90のいずれかを形成してよい。この方法は、供給管と流体連通しているバッチミキサー10に前駆材料20を供給する工程を含んでよい。
前駆材料20は、装置1及び本明細書に記載の方法を使用して粒子90に形成できる溶融物として加工され得る任意の組成物であってよい。前駆材料20の組成は、粒子90によってもたらされる利点により決定される。前駆材料20は、原料組成物、工業組成物、消費者組成物、粒子状で有利に提供され得る任意の他の組成物であってよい。
当該技術分野において既知のとおり、前駆材料20及び粒子90を布地洗剤組成物に組み込んでよい。布地洗剤に組み込まれたとき、布地洗剤は、当該技術分野において既知のとおり、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染抑制剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、可塑化溶媒、触媒材料、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、光沢剤、泡抑制剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤並びに/又は顔料、並びにこれらの混合物を含む、約0.001%〜約90%未満の典型的な布地ケア添加剤もまた含んでよい。前駆材料20及び粒子90が布地洗剤組成物に組み込まれていない場合、任意の典型的な布地ケア添加剤を、当該技術分野において既知のとおり、付与される所望の効果に従い、前駆材料20及び粒子90の中にシェーディング染料と共に組み込んでもよい。例えば、染料を分解から保護するために、抗酸化剤、紫外線吸収化合物等を共に組み込んでよい。更に、美的目的のために、他の染料を、シェーディング染料を含む粒子と、シェーディング染料を含まない粒子の両方に組み込んでよい。非相溶性であり得る香料を、これらの香料を、シェーディング染料を含まない粒子、又は非常に少量のシェーディング染料のみを含む粒子の中に配置することによりパッケージ化された構成物に組み込んでよい。当業者によって理解されるように、これらは、当業者が目的とする利益を最大化するためにパッケージ化された構成物を構築することができる方法の単なる例であり、限定を意味するものではない。
前駆材料20及び粒子90は、担体、並びにシェーディング染料、美的染料、香料、及びガス吸蔵体の任意の組み合わせを含んでよい。ガス吸蔵体は、球状のガス吸蔵体であってよい。
担体
担体は、水溶性無機アルカリ金属塩、水溶性アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される物質であってよい、又はこれらを含んでよい。アルカリ金属塩は、例えば、リチウムの塩、ナトリウムの塩、及びカリウムの塩、並びにこれらの任意の組み合わせからなる群から選択されてよい。有用なアルカリ金属塩は、例えば、アルカリ金属フッ化物、アルカリ金属塩化物、アルカリ金属臭化物、アルカリ金属ヨウ化物、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ金属重硫酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属一水素リン酸塩、アルカリ金属二水素リン酸塩、アルカリ金属炭素塩、アルカリ金属一水素炭素塩、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ金属クエン酸塩、アルカリ金属乳酸塩、アルカリ金属ピルビン酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属アスコルビン酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。
アルカリ金属塩は、フッ化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、硫酸ナトリウム、重硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、フッ化カリウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウム、リン酸カリウム、リン酸一水素カリウム、リン酸二水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸一水素カリウム、酢酸カリウム、クエン酸カリウム、乳酸カリウム、酒石酸カリウム、ケイ酸カリウム、カリウム、アスコルビン酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。アルカリ土類金属塩は、マグネシウムの塩、カルシウムの塩など、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。アルカリ土類金属塩は、アルカリ金属フッ化物、アルカリ金属塩化物、アルカリ金属臭化物、アルカリ金属ヨウ化物、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ金属重硫酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属一水素リン酸塩、アルカリ金属二水素リン酸塩、アルカリ金属炭素塩、アルカリ金属一水素炭素塩、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ金属クエン酸塩、アルカリ金属乳酸塩、アルカリ金属ピルビン酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属アスコルビン酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。アルカリ土類金属塩は、フッ化マグネシウム、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、リン酸一水素マグネシウム、リン酸二水素マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸一水素マグネシウム、酢酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、酒石酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、アスコルビン酸マグネシウム、フッ化カルシウム、塩化カルシウム、臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸一水素カルシウム、酢酸カルシウム、クエン酸カルシウム、乳酸カルシウム、酒石酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、アスコルビン酸カルシウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。無機アルカリ金属塩及び無機アルカリ土類金属塩などの無機塩は炭素を含まない。有機アルカリ金属塩及び有機アルカリ土類金属塩など有機塩は炭素を含む。有機塩は、アルカリ金属塩又はソルビン酸のアルカリ土類金属塩(すなわち、ソルビン酸塩(asorbate))であってよい。ソルビン酸塩は、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸マグネシウム、ソルビン酸カルシウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。
担体は、水溶性無機アルカリ金属塩、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性無機アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質であってよい、又はこれらを含んでよい。担体、つまり水溶性担体(water soluble-soluble carrier)は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、酒石酸カリウムナトリウム、乳酸カルシウム、水ガラス、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、デキストロース、フルクトース、ガラクトース、イソグルコース、グルコース、スクロース、ラフィノース、イソマルト、キシリトール、氷砂糖、ざらめ糖、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。一実施形態では、担体、つまり水溶性担体は塩化ナトリウムであってよい。一実施形態では、担体、つまり水溶性担体は食卓塩であってよい。
担体は、重炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、塩化ナトリウム、スクロース、マルトデキストリン、コーンシロップ固体、コーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉、ジャガイモ澱粉、タピオカ澱粉、粘土、ケイ酸塩、クエン酸カルボキシメチルセルロース、脂肪酸、脂肪族アルコール、水素添加タローのグリセリルジエステル、グリセロール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質であってよい、又はこれらを含んでよい。
担体は、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性無機アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、デンプン、クレイ、不水溶性ケイ酸塩、クエン酸カルボキシメチルセルロース、脂肪酸、脂肪族アルコール、水素添加タローのグリセリルジエステル、グリセロール、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
粒子90は、粒子90の約20重量%〜約99.9重量%の担体を含んでよい。担体は、ポリエチレングリコールであってよい。
前駆材料20、したがって粒子90は、約2000〜約13000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコールを、約20重量%を超えて含んでよい。ポリエチレングリコール(PEG)は比較的低コストであり、数多くの異なる形状及びサイズに形成することができ、いくつかのシェーディング染料、又はカプセル化されていない香料等の小分子の拡散を最小限にし、かつ水に十分に溶解する。PEGは、様々な重量平均分子量となる。PEGの好適な重量平均分子量の範囲としては、約2,000〜約13,000、約4,000〜約12,000、あるいは約5,000〜約11,000、あるいは約6,000〜約10,000、あるいは約7,000〜約9,000、あるいはこれらの組み合わせが挙げられる。PEGは、例えば、PLURIOL E8000として、BASFから入手可能である。
前駆材料20、したがって粒子90は、粒子の約20重量%超のPEGを含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、粒子の約40重量%超のPEGを含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、粒子の約60重量%超のPEGを含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、構成物の約65重量%〜約99.9重量%のPEGを含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、構成物の約20重量%〜約99.9重量%のPEGを含んでよい。
あるいは、前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20、したがって粒子90の重量%に対して、約20%〜約99.9%未満、あるいは約45%〜約90%、あるいは約60%〜約80%、あるいは上述の範囲のいずれかの中の組み合わせ、及び任意の割合全体又は割合全体の範囲のPEGを含んでよい。
用途に応じて、前駆材料20、したがって粒子90は、粒子の約0.5重量%〜約5重量%の、グリセリン、ポリプロピレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、ジプロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、及び2000未満の重量平均分子量を有するPEG、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるバランス剤を含んでよい。
前駆材料20、したがって粒子90は、酸化防止剤を含んでよい。酸化防止剤は、製造してから使用するまでの期間に粒子の色又は臭いの安定性を促進することに役立ち得る。前駆材料20、したがって粒子90は、約0.01重量%〜約1重量%の酸化防止剤を含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、約0.001重量%〜約2重量%の酸化防止剤を含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、約0.01重量%〜約0.1重量%の酸化防止剤を含んでよい。酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンであってよい。
シェーディング染料
前駆材料20及び粒子90はシェーディング染料を含んでよい。好ましくは、シェーディング染料は、粒子90の少なくとも約0.0001%、0.01%、0.1%、1%、10%、30%、50%、70%、90%、あるいは約95%を占める。
シェーディング染料(時に、色調剤、青味剤又は増白剤と呼ばれることもある)は典型的に、青又は紫の濃淡を布地にもたらす。シェーディング染料は単独で、又は組み合わせてのいずれかでの使用により、特定の色調の濃淡を作り出す、及び/又は異なる種類の布地に色合いをつけることができる。これは、例えば赤と緑−青の染料とを混合して青又は紫の色合いを生じさせることにより提供され得る。好ましくは、色相染料は、青色又は紫色色相染料であり、白い衣類若しくは布地に青色又は紫色がもたらされる。かかる構成物で処理された白い衣類は、210〜345、より好ましくは240〜345、より好ましくは260〜325、更により好ましくは270〜310の色相角を有する。
1つの態様において、本発明に使用するのに好適な色相染料の極大吸光係数は、メタノール溶液中約400nm〜約750nmの波長範囲において、約1000リットル/モル/cmより大きい。1つの態様において、本発明に使用するのに好適な色相染料の極大吸光係数は、約540nm〜約630nmの波長範囲において、約10,000〜約100,000リットル/モル/cmである。1つの態様において、本発明に使用するのに好適な色相染料の極大吸光係数は、約560nm〜約610nmの波長範囲において、約20,000〜約70,000リットル/モル/cm又は更には約90,000リットル/モル/cmである。
以下に示す試験方法を使用して、染料、又は染料類の混合物が、本発明の目的のシェーディング染料であるかどうかを測定することができる。
試験方法
I.染料の沈着判定方法
a.)非光沢の混紡布地のファブリックスタイル41の、非光沢の糸でかがった見本(MFF41、5cm×10cm、平均重量1.46g)は、Testfabrics,Inc.(West Pittston,PA)から購入する。MFF41の見本を剥いだ後、AATCCによる強力液体洗濯洗剤(HDL)で、光沢剤なし及び49℃での2回の全サイクルの洗浄、並びに49℃及び洗剤なしでの更なる3回の全サイクルの洗浄により使用する。4つの複製見本を、各フラスコ内に入れる。
b.)室温にて1.55g/Lの濃度で洗剤を0g/L(0gpg)の水に溶解することによって、十分な体積のAATCC規格光沢剤なしHDL洗剤溶液を調製する。
c.)染料の高濃度原液を、ジメチルスルホキシド(DMSO)、又は50:50のエタノール:水から選択される適切な溶媒で調製する。エタノールが好ましい。400mLの洗剤溶液(上記工程I.b.で調製)を入れたビーカーに、十分な量の染料原液を添加して、路長が1.0cmのキュベットで、吸光度λmaxが0.1AU(±0.01AU)となる水溶液を作製する。染料の混合物に関しては、複数の粒子を含むパッケージ化された構成物で見られるのと同じ相対比率で染料を試験し、個別の染料のλmaxにおける水溶液吸光度の合計は、路長1.0cmのキュベットで0.1AU(±0.01AU)とする。濃縮原液に由来する有機溶媒の洗浄液中合計濃度は0.5%未満である。125mLの分量の洗浄溶液を、3つの別々の使い捨て250mLエルレンマイヤーフラスコ(Thermo Fisher Scientific(Rochester,NY))に入れる。
d.)4つのMFF41の見本を各フラスコ内に入れ、フラスコに蓋をし、手動で振盪し、見本を濡らす。フラスコをModel 75リストアクションシェーカー(Burrell Scientific,Inc.(Pittsburg,PA)から)上に置き、最大設定の10(390振り/分、14.6度の弧)で撹拌した。12分後、洗浄溶液を真空吸引によって除き、125mLの、0g/L(0gpg)の水をすすぎのため添加し、フラスコを更に4分間撹拌する。すすぎ溶液を真空吸引によって除き、見本をMini Countertop Spin Dryer(The Laundry Alternative Inc.,(Nashua,NH)内で5分間回転脱水し、その後、それを暗所で送風乾燥する。
e.)3種類の特に消費者に関係する布地、木綿、及びポリエステルについて、LabScan XE反射型分光光度計(HunterLabs,(Reston,VA))(D65光源、10度視野、紫外光は含まず(UV light excluded))を使用し、乾燥した見本のL、a、及びbを測定する。12の見本(4つの見本が3つのフラスコの各々に入っている)のL、a、及びb値を平均し、以下の数式
HD=DE=((L −L +(a −a +(b −b 1/2
(式中、下付き文字c及びsはそれぞれ、上記の方法による、対照、すなわち染料が入っていない洗剤中で洗浄した布地、及び染料若しくは染料の混合物が入っている洗剤で洗浄した布地を指す)を使用し、各種類の布地について、染料の色相沈着(HD)を計算する。
II.相対色相角を求める方法(染料なしの対照基準)
a)各溶液からの12の見本のa値及びb値を平均し、以下の式を使用してΔa及びΔbを測定する。
Δa=a −a 及びΔb=b −b
(式中、下付き文字c及びsはそれぞれ、上記I.に記載の方法による、染料が入っていない洗剤中で洗浄した布地、及び染料若しくは染料の混合物が入っている洗剤中で洗浄した布地を指す)を使用し、Δa及びΔbを求めた。
b.)Δa及びΔbの両方の絶対値が<0.25である場合、相対色相角(RHA)は計算されない。Δa又はΔbのいずれかの絶対値が≧0.25である場合、RHAは以下の式を用いて計算される。
Δbが0以上の場合、RHA=ATAN2(Δa,Δb
Δbが0未満の場合、RHA=360+ATAN2(Δa,Δb
III.染料がシェーディング染料であるか否かの測定方法
(a)HD綿又はHDポリエステルのいずれかが、上記式に従って2.0DE単位以上である、又は3.0以上、又は4.0以上、あるいは5.0以上である、かつ、(b)(a)におけるDEの基準を満たす布地の相対色相角(以下の方法IIIを参照)が、210〜345、より好ましくは240〜345、より好ましくは260〜325、更により好ましくは270〜310である場合、染料、又は染料の混合物は、本発明の目的のシェーディング染料(色相染料としても知られている)であると考えられる。両方の布地の種類におけるHDの値が2.0DE単位未満である場合、又は、相対色相角が、DEが基準を満たす各布地の所定の範囲内にない場合、染料は本発明の目的のシェーディング染料ではない。
シェーディング染料は、アクリジン、アントラキノン(多環式キノンをはじめとするもの)、アジン、アゾ(例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ、テトラキスアゾ、ポリアゾ)、ベンゾジフラン、ベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ、ニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、及びそれらの混合物を含むがこれらに限定されない、当該技術分野において既知の任意の化学分類の染料から選択することができる。
好適なシェーディング染料としては、小分子染料、ポリマー染料及び染料−クレイ−結合体が挙げられる。好ましいシェーディング染料は小分子染料及びポリマー染料から選択される。理解されるように、洗剤組成物での使用が当該技術分野において既知のシェーディング染料のいずれかであれば、前駆材料20及び粒子90への組み込みに適し得る。
小分子染料
好適な小分子染料を、カラーインデックス(C.I.,Society of Dyers and Colourists,(Bradford,UK))分類の酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応染料、溶剤染料、又は分散染料に該当する染料からなる群から選択することができる。好ましくは、そのような染料は、青色、紫色、赤色、緑色、又は黒色に分類されるものでよく、単独若しくは他の染料との組み合わせで、又は他の補助含有成分との組み合わせで、所望の色調を与えることができる。反応染料は、原料とする際に、加水分解された染料を少量含有していてもよく、洗剤処方中又は洗浄中に、更に加水分解されてもよい。また、そのような加水分解された染料及び混合物も、好適な小分子染料としての役割を果たすことができる。
別の態様においては、好適な染料としては、ダイレクトバイオレット(5、7、9、11、31、35、48、51、66、及び99)、ダイレクトブルー(1、71、80、及び279)、アシッドレッド(17、73、52、88、及び150)、アシッドバイオレット(15、17、24、43、49、及び50)、アシッドブルー(15、17、25、29、40、45、48、75、80、83、90、及び113)、アシッドブラック1、ベーシックバイオレット(1、3、4、10、及び35)、ベーシックブルー(3、16、22、47、66、75、及び159)、アントラキノン系分散染料又は溶剤染料(ソルベントバイオレット(11、13、14、15、15、26、28、29、30、31、32、33、34、26、37、38、40、41、42、45、48、59)、ソルベントブルー(11、12、13、14、15、17、18、19、20、21、22、35、36、40、41、45、59、59:1、63、65、68、69、78、90)、ディスパースバイオレット(1、4、8、11、11:1、14、15、17、22、26、27、28、29、34、35、36、38、41、44、46、47、51、56、57、59、60、61、62、64、65、67、68、70、71、72、78、79、81、83、84、85、87、89、105)、ディスパースブルー(2、3、3:2、8、9、13、13:1、14、16、17、18、19、22、23、24、26、27、28、31、32、34、35、40、45、52、53、54、55、56、60、61、62、64、65、68、70、72、73、76、77、80、81、83、84、86、87、89、91、93、95、97、98、103、104、105、107、108、109、11、112、113、114、115、116、117、118、119、123、126、127、131、132、134、136、140、141、144、145、147、150、151、152、153、154、155、156、158、159、160、161、162、163、164、166、167、168、169、170、176、179、180、180:1、181、182、184、185、190、191、192、196、197、198、199、203、204、213、214、215、216、217、218、223、226、227、228、229、230、231、232、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、249、252、261、262、263、271、272、273、274、275、276、277、289、282、288、289、292、293、296、297、298、299、300、302、306、307、308、309、310、311、312、314、318、320、323、325、326、327、331、332、334、347、350、359、361、363、372、377、及び379)、アゾ系分散染料(ディスパースブルー(10、11、12、21、30、33、36、38、42、43、44、47、79、79:1、79:2、79:3、82、85、88、90、94、96、100、101、102、106、106:1、121、122、124、125、128、130、133、137、138、139、142、146、148、149、165、165:1、165:2、165:3、171、173、174、175、177、183、187、189、193、194、200、201、202、206、207、209、210、211、212、219、220、224、225、248、252、253、254、255、256、257、258、259、260、264、265、266、267、268、269、270、278、279、281、283、284、285、286、287、290、291、294、295、301、304、313、315、316、317:319、321、322、324、328、330、333、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、351、352、353、355、356、358、360、366、367、368、369、371、373、374、375、376、及び378)、ディスパースバイオレット(2、3、5、6、7、9、10、12、3、16、24、25,33,39、42、43、45、48、49、50、53、54、55、58、60、63、66、69、75、76、77、82、86、88、91、92、93、93:1、94、95、96、97、98、99、100、102、104、106、及び107)など)などのカラーインデックス名によって表される染料からなる群から選択されるものを挙げることができる。好ましくは、小分子染料は、C.I.番号アシッドバイオレット17、アシッドブルー80、アシッドバイオレット50、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトブルー1、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー29、アシッドブルー113、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものでよい。
別の態様においては、好適な小分子染料としては、CAS番号が52583−54−7、42783−06−2、210758−04−6、104366−25−8、122063−39−2、167940−11−6、52239−04−0、105076−77−5、84425−43−4、及び87606−56−2の染料、並びに非アゾ染料ディパースブルー250、354、364、ソルベントバイオレット8、ソルベントブルー43、57、Lumogen Fブルー650、及びLumogen Fバイオレット570が挙げられる。
別の態様において、好適な小分子染料としては、フタロシアニン部位に、好ましくはAl−及びSiフタロシアニン部位に、有機結合部位を介して共有結合した、アゾ染料、好ましくはモノアゾ染料が挙げられる。
ポリマー染料
好適なポリマー染料としては、共有結合した(結合したと称することもある)色原体を含有するポリマー(染料ポリマー結合体としても知られる)、例えば、ポリマー主鎖に共重合した色原体モノマーを有するポリマー、ペンダント色原体モノマーを有するポリマー、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される染料が挙げられる。
ポリマー染料としては次の(a)〜(f)が挙げられる。すなわち、(a)水溶性ポリエステルポリマーに、その上の少なくとも1つ、好ましくは2つの遊離OH基を介して結合した、反応染料。水溶性ポリエステルポリマーは、フェニルジカルボキシレート、オキシアルキレンオキシ、及びポリオキシアルキレンオキシの、コモノマーを含んでもよい。(b)通常的には直鎖状又は分枝状のポリアルキルアミンであるポリアミンに結合した、反応染料。ポリマー中のアミンは、1級でも、2級でも、3級でもよい。1つの態様において、ポリエチレンイミンが好ましい。別の態様において、ポリアミンはエトキシル化されたものである。(c)アニオン性基を含有する染料に結合したアルケンと、染料部位に結合していない1つ以上の更なるアルケンコモノマーとの、共重合によって得ることのできる負荷電の基がある染料部分を有する、染料ポリマー。(d)カチオン性基を含有する染料に結合したアルケンと、染料部位に結合していない1つ以上の更なるアルケンコモノマーとの、共重合によって得ることのできる正荷電の基がある染料部分を有する、染料ポリマー。(e)カルボキシレート基を含有するポリマーチオフェンアゾポリオキシアルキレン染料。並びに(f)少なくとも1つの反応染料、及び次の群(ヒドロキシル部位、1級アミン部位、2級アミン部位、チオール部位、及びそれらの混合からなる群)から選択される部位を含むポリマー、を含む染料ポリマー結合体であって、上記ポリマーが、好ましくは、多糖類、タンパク質、ポリアルキレンイミン、ポリアミド、ポリオール、及びシリコーンからなる群から選択される染料ポリマー結合体。1つの態様において、カルボキシメチルセルロースは、C.I.リアクティブブルー19(Megazyme,Wicklow、(Ireland)により、製品名「AZO−CM−CELLULOSE」、製品コードS−ACMCで販売)と結合したCMCなど、1つ以上の反応性青色染料、反応性紫色染料、又は反応性赤色染料と共有結合したものでよい。
他の好適なポリマー染料としては、アルコキシル化トリフェニルメタンポリマー着色料、アルコキシル化チオフェンポリマー着色料をはじめとするアルコキシル化複素環アゾ着色料、及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。好ましいポリマー染料は、アルコキシル化トリフェニルメタンポリマー着色料等の任意に置換されたアルコキシル化染料、アルコキシル化チオフェンポリマー着色料をはじめとするアルコキシル化炭素環アゾ着色料及びアルコキシル化複素環アゾ着色料、並びにこれらの混合物、例えばLiquitint(登録商標)(Milliken,Spartanburg,South Carolina,USA)の名称で市販されている布地直接着色剤を含む。
好適なポリマー染料を以下に例示する。そのようなアルコキシル化化合物の全てと同様に、有機合成により、異なるアルコキシル化度を有する分子の混合物を製造することができる。典型的なエトキシル化プロセス中、例えば、エチレンオキサイド付加の無秩序さにより、異なるエトキシル化度を有するオリゴマーの混合物が得られる。多くの場合ポワソンの法則に従う、そのエチレンオキサイド数の分布の結果として、市販材料は、特性がいく分異なる物質を含有する。例えば、1つの態様において、エトキシル化から得られるポリマー染料は、一般構造式(式A、x+y=5のもの)が示唆し得る、5つの(CHCHO)単位を含有する単一の化合物ではない。むしろ、生成物は、数種の同族体の混合物であり、そのエチレンオキサイド単位の合計が、約2〜約10で変動する。通常的に使用しシェーディング染料を直接得ることのできる工業関連プロセスにより、典型的には、そのような混合物が得られ、又はあまり一般的でない場合として精製工程を経てもよい。
好ましくは、シェーディング染料は以下の構造
染料−(G)a−NR
を有してよく、式中、−(G)a−NR基は染料の芳香環に結合し、Gは独立して−SO−又は−C(O)−であり、指数aは、0又は1の値を有する整数であり、R及びRはH、ポリオキシアルキレン鎖、C1〜8アルキルから独立して選択され、場合により、アルキル鎖はエーテル(C−O−C)、エステル及び/又はアミド結合を含み、場合により、アルキル鎖は−Cl、−Br、−CN、−NO、−SOCH、−OH、及びこれらの混合物、場合によりポリオキシアルキレン鎖で置換されているC6〜10アリール、場合によりエーテル(C−O−C)で置換されているC7〜16アルカリル、場合により−Cl、−Br、−CN、−NO、−SOCH、−OH、ポリオキシアルキレン鎖置換C1〜8アルキル、ポリオキシアルキレン鎖置換C6〜10アリール、ポリオキシアルキレン鎖置換C7〜16アルカリル、及びこれらの混合物で置換されているエステル及び/又はアミド結合で置換されており、上記ポリオキシアルキレン鎖は、独立して、約2〜約100、約2〜約50、約3〜約30、又は約4〜約20の繰り返し単位を有する]。好ましくは、繰り返し単位は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものである。好ましくは、繰り返し単位は、本質的にエチレンオキサイドである。
好ましくは、シェーディング染料は式Aの構造を有し得る。
Figure 2018534399
式中、各Rはアルキル、オキシアルキル、オキシアリール、スルホンアミドアルキル、スルホンアミドアリール、アミドアルキル、アミドジアルキル、アミドアリール、アミドジアリール、ハロゲン、チオアルキル、及びチオアリールからなる群から独立して選択され、
指数aは約0〜約4の整数であり、
Dは芳香族又は複素環式芳香族基であり、
及びRは、独立して、以下(a)、(b)、(c)、及び(d)からなる群から選択され、
(a)R及びRは[(CHCR’HO)(CHCR’’HO)H]である
[式中、R’は、H、CH、CHO(CHCHO)H、及びこれらの混合物からなる群から選択され、R’’は、H、CHO(CHCHO)H、及びこれらの混合物からなる群から選択され、x(CHCR’HO)基及びy(CHCR’’HO)基は任意の順番で配置されてよく、x+y≦10であり、y≧1であり、各zは独立して0〜5である]、
(b)Rは、H、アルキル、アリール、又はアリールアルキルであり、Rは、[(CHCR’HO)x(CHCR’’HO)H]である
[式中、R’は、H、CH、CHO(CHCHO)H、及びこれらの混合物からなる群から選択され、R’’は、H、CHO(CHCHO)H、及びこれらの混合物からなる群から選択され、(CHCR’HO)基及び(CHCR’’HO)基は任意の順番で配置されてよく、x+y≦20であり、y≧1であり、z=0〜5である]、
(c)Rは、[CHCH(OR)CHOR]及びR=[CHCH(OR)CHOR]である
[式中、Rは、H、(CHCHO)H、及びこれらの混合物からなる群から選択され、z=0〜10であり、
は、(C〜C16)アルキル基、アリール基、及びこれらの混合物からなる群から選択される]、
(d)R及びRは、独立して、スチレンオキシド、グリシジルメチルエーテル、イソブチルグリシジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、t−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(2-ethylhexylgycidyl ether)、及びグリシジルヘキサデシルエーテルのアミノ付加性生物(後に1〜10個のアルキレンオキシド単位が付加される)から選択することができる。
布地シェーディング染料は、以下の一般構造:
Figure 2018534399
を有するのが好ましく、式中、上で示す部位Aは、上では破線矢印により示される部位Bの芳香環上の3つの部位のうちの1つに、遠位の窒素原子を介して結合しており、好ましくは、当該A部位はアリール環上で、部位BのN置換基に対してパラの位置で結合しているが、A部位は、部位B上の置換基に対してオルト位にある、示した2つの他の位置のいずれかで結合してもよい(式中、指数x及びyは、独立して、1〜10から選択される)。また、いくつかの態様において、平均エトキシル化度、x+yは、エトキシレート基の平均数と称される場合もあり、約3〜約12、好ましくは約4〜約8である。いくつかの実施形態において、平均エトキシル化度、x+yは、約5〜約6であってよい。混合物中に存在するエトキシル化の範囲は、組み込まれたエトキシレートの平均数に応じて変動する。5又は8のいずれかのエトキシレートによる、トルイジンのエトキシル化についての典型的な分布が、Journal of Chromatography A 1989,volume 462,pp 39〜47で、42ページの表2に示されている。増白剤を合成するには、米国特許第4,912,203号(Klugerら)に開示されている手順に従い、当該技術分野で公知の手順により、1級芳香族アミンを適切な量のエチレンオキサイドと反応させる。着色料の調製に有用なポリエチレンオキシ置換m−トルイジンを、多くの公知の方法によって調製することができる。しかし、ポリエチレンオキシ基のm−トルイジン分子中への組み込みは、m−トルイジンのエチレンオキサイドとの反応によることが好ましい。一般的に、反応は2段階で進行し、第1段階は、相当するN,N−ジヒドロキシエチル置換m−トルイジンの生成である。いくつかの態様において、この第1段階においては触媒を利用しない(例えば、米国特許第3,927,044号(Fosterら)の第4欄第16〜25行に開示)。次に、ジヒドロキシエチル置換m−トルイジンを、ナトリウムなどの触媒の存在下、追加のエチレンオキサイドと反応(米国特許第3,157,633号(Kuhn)の調製IIに記載)させるものであり、又は水酸化ナトリウム若しくは水酸化カリウムの存在下、追加のエチレンオキサイドと反応(米国特許第5,071,440号(Hinesら)の実施例5に記載)させてもよい。反応混合物に追加されるエチレンオキサイドの量により、最終的に窒素原子に結合するエチレンオキシ基の数が決定される。いくつかの態様において、過剰量のポリエチレンオキシ置換m−トルイジンカプラーを増白剤の生成に用い、最終的な着色料混合物中の成分として留めてもよい。特定の態様においては、過剰量のカプラーを存在させて、それが組み込まれる、原料、予備混合物、最終生成物、又は更には最終生成物から調製した洗浄溶液などの混合物に、有利な特性をもたらすこともできる。
シェーディング染料は、好ましくは以下の構造
Figure 2018534399
を有してもよく、式中、
及びRは、独立して、H、アルキル、アルコキシ、アルキレンオキシ、アルキル保護されたアルキレンオキシ、ウレア、及びアミドからなる群から選択され、
は、置換アリール基であり、
Xはスルホンアミド部位及び任意にアルキル及び/又はアリール部位を含む置換基であり、ここで、置換基は、少なくとも1つのアルキレンオキシ鎖を含む。
色相染料は、チオフェンアゾ染料などのチオフェン染料でよく、好ましくはアルコキシル化されたものでよい。任意に、染料は、スルホン酸基、カルボン酸基又は第四級アンモニウム基から選択される少なくとも1つの可溶化基で置換されていてもよい。
好適なシェーディング染料の非限定的な例は、
Figure 2018534399
Figure 2018534399
Figure 2018534399
である。
染料−クレイ−結合体
好適な染料クレイ結合体としては、少なくとも1つのカチオン染料/塩基性染料及びスメクタイトクレイを含む群から選択される染料クレイ結合体が挙げられ、好ましいクレイは、モンモリロナイトクレイ、ヘクトライトクレイ、サポナイトクレイ、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものでよい。別の態様において、好適な染料クレイ結合体としては、クレイと、以下の群:C.I.ベーシックイエロー1〜108、C.I.ベーシックオレンジ1〜69、C.I.ベーシックレッド1〜118、C.I.ベーシックバイオレット1〜51、C.I.ベーシックブルー1〜164、C.I.ベーシックグリーン1〜14、C.I.ベーシックブラウン1〜23、C.I.ベーシックブラック1〜11から選択される1つのカチオン染料/塩基性染料と、からなる群から選択される、染料クレイ結合体が挙げられる。更に別の態様において、好適な染料クレイ結合体としては、モンモリロナイトベーシックブルーB7 C.I.42595結合体、モンモリロナイトベーシックブルーB9 C.I.52015結合体、モンモリロナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555結合体、モンモリロナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040結合体、モンモリロナイトベーシックレッドR1 C.I.45160結合体、モンモリロナイトC.I.ベーシックブラック2結合体、ヘクトライトベーシックブルーB7 C.I.42595結合体、ヘクトライトトベーシックブルーB9 C.I.52015結合体、ヘクトライトベーシックバイオレットV3 C.I.42555結合体、ヘクトライトベーシックグリーンG1 C.I.42040結合体、ヘクトライトベーシックレッドR1 C.I.45160結合体、ヘクトライトC.I.ベーシックブラック2結合体、サポナイトベーシックブルーB7 C.I.42595結合体、サポナイトベーシックブルーB9 C.I.52015結合体、サポナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555結合体、サポナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040結合体、サポナイトベーシックレッドR1 C.I.45160結合体、サポナイトC.I.ベーシックブラック2結合体、及びそれらの混合物からなる群から選択される、染料クレイ結合体が挙げられる。
香料
前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20、したがって粒子90中のPEG及びシェーディング染料に加えて、0.1重量%〜約20重量%の香料を更に含むことができる。あるいは、粒子90、前駆材料20、したがって粒子90は、香料を実質的に含まなくてもよい、又は含まなくてもよい。香料は、非カプセル封入香料、カプセル封入香料、香料送達技術によってもたらされた香料、又は他の方法でもたらされた香料であってよい。香料は、一般に、米国特許第7,186,680号の第10欄56行〜第25欄22行に記載されている。前駆材料20、したがって粒子90は非カプセル封入香料を含んでよく、香料マイクロカプセルなど香料担体を本質的に含まない。前駆材料20、したがって粒子90は、香料担体材料(及びその中に含まれる香料)を含んでよい。香料キャリア材料の例は、米国特許第7,186,680号の第25欄23行〜第31欄7行に記載されている。香料担体材料の具体例としては、シクロデキストリン及びゼオライトを挙げることができる。
前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20、したがって粒子90の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは2重量%〜約10重量%、あるいはこれらの組み合わせ及び前述のあらゆる範囲内の任意の全百分率の香料を含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20又は粒子90の約0.1重量%〜約6重量%の香料を含み得る。この香料は、非カプセル封入香料であるか、カプセル封入香料であってよい。
前駆材料20、したがって粒子90は、香料担体を含まなくてよい、又は実質的に含まなくてよい。前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20、したがって粒子90の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは2重量%〜約10重量%、あるいはこれらの組み合わせ及び前述のあらゆる範囲内の任意の全百分率の非カプセル封入香料を含んでよい。
前駆材料20、したがって粒子90は、非カプセル封入香料及び香料マイクロカプセルを含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20、したがって粒子90の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは約2重量%〜約10重量%、あるいはこれらの組み合わせ及び前述のあらゆる範囲内のあらゆる全百分率又は全百分率の範囲の非カプセル封入香料を含んでよい。非カプセル封入香料のかかる濃度は、非カプセル封入香料を有する、本明細書に開示する任意の前駆材料20、したがって粒子90にとっても適切であり得る。
前駆材料20、したがって粒子90は、非カプセル封入香料及び香料マイクロカプセルを含んでよいが、他の香料担体を含まなくてよい、又は実質的に含まなくてよい。前駆材料20、したがって粒子90は、非カプセル封入香料及び香料マイクロカプセルを含んでよく、かつ他の香料担体を含まなくてよい。
前駆材料20、したがって粒子90は、カプセル封入香料を含んでよい。カプセル封入香料は、複数の香料マイクロカプセルとして提供され得る。香料マイクロカプセルは、シェル内に密閉された香料オイルである。シェルは、香料コアの最大寸法未満の平均シェル厚を有し得る。香料マイクロカプセルは、破砕しやすい香料マイクロカプセルであってもよい。香料マイクロカプセルは、水分活性化香料マイクロカプセルであってよい。
香料マイクロカプセルは、メラミン/ホルムアルデヒドシェルを含んでもよい。香料マイクロカプセルは、Appleton、Quest International、又はInternational Flavor & Fragrances又は他の好適な供給業者から得てもよい。香料マイクロカプセルのシェルは、香料マイクロカプセルの衣類への付着性を高めるためにポリマーでコーティングされてよい。このことは、粒子90が布地処理組成物として設計されている場合に望ましい。香料マイクロカプセルは、米国特許出願公開第2008/0305982号に記載されているものであることができる。
前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20、又は粒子90の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは2重量%〜約10重量%、あるいはこれらの組み合わせ及び前述のあらゆる範囲内の任意の全百分率の香料を含んでよい。
前駆材料20、したがって粒子90は、香料マイクロカプセルを含んでよいが、非カプセル封入香料を含まなくてよい、又は実質的に含まなくてよい。前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20、又は粒子90の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは約2重量%〜約10重量%、あるいはこれらの組み合わせ及び前述のあらゆる範囲内の任意の全百分率の香料を含んでよい。
前駆材料20は、溶融PEGをバッチミキサー10に供給することによって調製されてよい。バッチミキサー10は、所望の温度で前駆材料20を調製することに役立つように加熱されてよい。存在する場合、シェーディング染料及び香料を、溶融したPEGに添加してよい。存在する場合、美的染料もまたバッチミキサー10に添加してよい。必要に応じて、他の補助材料を前駆材料20に加えてよい。前駆材料20は、インライン混合又は材料を混合するための他の既知の方法によって任意に調製されてよい。
美的染料を使用する場合、前駆材料20及び粒子90は美的染料を含んでよい。前駆材料20、したがって粒子90は、前駆材料20又は粒子90の重量に対して、約0.1%未満、あるいは約0.001%〜約0.1%、あるいは約0.01%〜約0.02%、あるいはこれらの組み合わせ、及び前述の範囲のいずれかの中の百分の数パーセント、又は百分の数パーセントの範囲の美的染料を含んでよい。好適な美的染料の例としては、Milliken Chemicalから入手可能なLIQUITINT PINK AM、AQUA AS、CYAN 15、及びVIOLET FLが挙げられるが、これらに限定されない。
粒子90は様々な形状を有してよい。粒子90は、錠状、ピル状、球状など、様々な形状に形成されてよい。粒子90は、球形、半球形、圧縮半球形、扁豆形、及び長円形からなる群から選択される形状を有してよい。扁豆形とは、レンズ豆の形状を指す。圧縮半球形は、同じ半径を有する半球形の湾曲よりも、曲面の湾曲が平均して少なくなるように少なくとも一部が平らな半球形状に対応する形状を指す。圧縮半球形粒子90は、約0.01〜約0.4、あるいは約0.1〜約0.4、あるいは約0.2〜約0.3の高さ対最大基底寸法の比率を有してよい。長円形とは、最大寸法及び最大寸法に直交する最大二次寸法を有する形状を指し、最大寸法対最大二次寸法の比率は約1.2を超える。長円形は、最大二次基底寸法に対する最大基底寸法の比率が約1.5超であり得る。長円形は、最大二次基底寸法に対する最大基底寸法の比率が約2超であり得る。長円形粒子は、約2mm〜約6mmの最大基底寸法、約2mm〜約6mmの最大二次基底寸法を有することができる。
個々の粒子90は、約0.1mg〜約5g、あるいは約10mg〜約1g、あるいは約10mg〜約500mg、あるいは約10mg〜約250mg、あるいは約0.95mg〜約125mg、あるいはこれらの組み合わせ及び前述のあらゆる範囲の整数又は整数の範囲の重量を有してよい。複数の粒子90においては、個々の粒子は、球形、半球形、圧縮半球形、扁豆形、及び長円形からなる群から選択される形状を有してよい。
個々の粒子は、約0.003cm〜約0.15cmの体積を有してよい。多数の粒子90は、洗濯機又は洗濯用容器に投入する単回用量を構成し集合的に得る。単回用量の粒子90は、洗濯する布地3kgあたり、約0.1g〜約200g、又は約0.5g〜約100g、又は約2.0g〜約60g、又は約5g〜約25gの粒子を含んでよい。単回用量の粒子90は、約1g〜約27gを構成し得る。粒子90の単回用量は、約5g〜約27g、あるいは約13g〜約27g、あるいは約14g〜約20g、あるいは約15g〜約19g、あるいは約18g〜約19g、あるいはこれらの組み合わせ及び前述のあらゆる全グラム値又は全グラム値の範囲を構成し得る。用量を構成し得る粒子90の用量を形成する個々の粒子90は、約0.95mg〜約2gの重量を有することができる。複数の粒子90、異なるサイズ、形状、及び/又は質量を有する粒子から構成することができる。単回用量の粒子90は、約1cm未満の最大寸法を有し得る。
本明細書に記載のように製造できる粒子90を図4に示す。図4は、単一の粒子90の輪郭図である。粒子90は、実質的に平坦な基底150及び高さHを有することができる。粒子90の高さHは、実質的に平坦な基底150に直交する方向での粒子90の最大範囲として測定される。高さHは、粒子90の輪郭図を分析するための画像分析ソフトウェアを使用して簡便に測定できる。
ガスが前駆材料20に混入され、したがって形成した粒子90が当該粒子中に混入されたガスを有する、粒子90を形成するための方法は、液体中に浮遊する粒子90を供給するのに実用的であり得る。特定の液体中に浮遊する粒子90は、粒子を使用できる、様々な工業方法及び家庭での方法において実用的であり得る。
混入されたガスを有する粒子90は、ガス封入体と、固体材料又は液体材料と、を含む。これらの実施形態における粒子90は、当該粒子中に含まれるガスを有するため、粒子90は、粒子90を形成する構成要素の固体及び/又は液体材料の密度未満の密度を有する。例えば、粒子90が、1g/cmの密度を有する構成材料で形成され、粒子90が10体積%の空気を含む場合、粒子90の密度は0.90g/cmである。
粒子90は、図5に示すように、複数の粒子90を含むパッケージ化された構成物160として合わせてパッケージ化され得る。粒子は担体、シェーディング染料、香料、及びガス吸蔵体を含むことができる。理論に束縛されるものではないが、球状のガス吸蔵体は、他形状を有するガス吸蔵体を有する粒子90と比較して、改善された粒子90の強度をもたらすと考えられる。球状のガス吸蔵体は、非球状のガス吸蔵体よりも向上した強度をもたらし得る。
気体吸蔵体を含まない実施形態において、粒子90のうち少なくとも80%、90%、95%、ほぼ全ては、約1g/cm未満、好ましくは約1.25g/cm未満の密度を有することができる。空気吸蔵体を含まない実施形態において、粒子90のうち少なくとも80%、90%、95%、ほぼ全ては、約0.95g/cm未満の密度を有することができる。典型的な洗浄溶液の密度が約1g/cmであるため、約1g/cm未満、又は、いくつかの実施形態においては、約0.95g/cm未満の密度を有する粒子90を提供するのが望ましい可能性がある。粒子90のほとんど全てを、約1g/cmを超える密度とすることが、洗浄液中に沈む粒子90をもたらすのに望ましい可能性がある。ほぼ全ての粒子90に約1g/cm未満の密度を有させることは、洗浄溶液中に浮遊する粒子90をもたらすために望ましいものであり得る。
粒子90のうち少なくとも80%、90%、95%、ほぼ全ては、約0.1mg〜約5gの重量を有し得る。粒子90は、約20mm未満の最大寸法を有し得る。粒子90は、約10mm未満の最大寸法を有し得る。このような重量及び最大寸法を有する粒子90は、衣類の洗濯に用いられる洗浄液等の溶液中で速やかに溶解可能であると考えられる。
粒子90のそれぞれは体積を有することができ、粒子90内のガス吸蔵体は、粒子90の約0.5体積%〜約50体積%、あるいは粒子の約1体積%〜約20体積%、あるいは粒子の約2体積%〜約15体積%、あるいは、粒子の約4体積%〜約12体積%を構成し得る。理論に束縛されるものではないが、ガス吸蔵体の体積が大きすぎる場合、粒子90は、望ましくない方法で破断せずにパッケージ化、出荷、保管、及び使用するのに十分な強度を備えないことがあると考えられる。
吸蔵体は、約1マイクロメートル〜約2000マイクロメートル、又は更には約5マイクロメートル〜約1000マイクロメートル、又は更には約5マイクロメートル〜約200マイクロメートル、又は更には約25〜約50マイクロメートルの有効径を有してよい。一般に、小さいガス吸蔵体は、大きいガス吸蔵体よりも望ましいと考えられる。ガス吸蔵体の有効径が大きすぎると、粒子は、望ましくない方法で破断せずにパッケージ化、出荷、保管、及び使用するのに十分な強度を備えないと考えられる。有効径は、ガス吸蔵体と同一の体積を有する球形の直径である。ガス吸蔵体は、球状のガス吸蔵体であってよい。
粒子90は以下のように製造できる。50kgの前駆材料20のバッチをミキサーで調製してよい。溶融したPEG8000を、70℃に保持した被覆したミキサーに添加し、ピッチブレードアジテータを用いて125rpmで撹拌した。前駆材料20の0.01重量%の量でブチル化ヒドロキシトルエンをミキサーに加えてよい。前駆材料20の1.08重量%の量でジプロピレングリコールをミキサーに加えてよい。前駆材料20の4.04重量%の量で香料マイクロカプセルの水性スラリーをミキサーに加えてよい。前駆材料20の7.50重量%の量で非カプセル封入香料をミキサーに加えてよい。前駆材料20の0.0095重量%の量でシェーディング染料をミキサーに加えてよい。PEGは、前駆材料20の87.36重量%を占めてよい。前駆材料20は、30分間混合されてよい。
前駆材料20は、750mm幅、10m長のベルトを有するSANDVIK ROTOFORM 3000で粒子90に形成されてよい。シリンダー110は、機械横断方向CDに10mmピッチ、機械方向MDに9.35mmピッチで設定された2mm径の孔60を有してよい。シリンダーは、ベルトの上約3mmに設置してよい。ベルト速度及びシリンダー110の回転速度は、10m/分に設定できる。
前駆材料20を混合した後、前駆材料20をミキサー10から、プレート及びフレーム熱交換器セットを通して3.1kg/分の一定速度で押し出し、出口温度を50℃に制御することができる。
約0.5体積%〜約50体積%の量で、空気又は別のガスを前駆材料20に混入してよい。混入させた空気又は別のガスを有する前駆材料20に、中型ローター/ステーター要素を備えたQuadro Z1ミルを通過させることができる。粉砕後、前駆材料に、任意に、ステーター100の91.44cm上流に設置したKenics 1.905cm KMS 6静的ミキサー50を通過させることができる。
表1は、作製可能な粒子90の配合物を一覧にしている。
Figure 2018534399
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指定がない限り、そのような各寸法は、記載された値、及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図している。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願がその優先権又は利益を主張する全ての特許出願又は特許を含む、本願に引用される文献はいずれも、明示的に除外又は別の方法で限定されない限りにおいて、その全体が本明細書に参照により組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、又はそれを単独で若しくは任意の他の参考文献と組み合わせたときに、そのような任意の発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照として組み込まれた文献内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に付与された意味又は定義が優先される。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれる、全てのそのような変更及び修正が、添付の特許請求の範囲に包含されることを意図している。

Claims (15)

  1. 複数の粒子(90)を含むパッケージ化された構成物であって、前記粒子のうち少なくとも1つは、
    担体と、
    シェーディング染料と、を含み、
    前記粒子の少なくとも80%は約1.25g/cm未満の密度を有し、
    前記粒子の少なくとも80%は約0.1mg〜約5gの質量を有し、
    前記粒子のそれぞれは、約10mm未満の最大寸法を有する、構成物。
  2. 前記シェーディング染料は、アクリジン、アントラキノン、アジン、アゾ、ベンゾジフラン、ベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ、ニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載のパッケージ化された構成物。
  3. 前記シェーディング染料は、小分子アントラキノン染料、小分子アジン染料、小分子アゾ染料、ポリマーアントラキノン染料、ポリマーアジン染料、ポリマーアゾ染料、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1又は2に記載のパッケージ化された構成物。
  4. 前記シェーディング染料は以下の構造
    Dye−(G)a−R
    を有し、式中、−(G)a−NR基は染料(dye)の芳香環に結合し、Gは独立して−SO−又は−C(O)−であり、指数aは、0又は1の値を有する整数であり、R及びRは、H、ポリオキシアルキレン鎖、C1〜8アルキル、C6〜10アリール、C7〜16アルカリル、ポリオキシアルキレン鎖置換C1〜8アルキル、ポリオキシアルキレン鎖置換C6〜10アリール、ポリオキシアルキレン鎖置換C7〜16アルカリル、及びこれらの混合物からなる群から独立して選択され、前記ポリオキシアルキレン鎖は約2〜約100個の反復単位を独立して有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  5. 前記シェーディング染料はポリマー染料であり、R及びRのうち少なくとも1つがポリアルキレンオキシ鎖を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  6. 前記ポリアルキレンオキシ鎖は約2〜約50個の反復単位を含み、前記反復単位は実質的にエチレンオキシドである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  7. 前記粒子は香料を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  8. 前記粒子は香料を実質的に含まない、請求項1〜7のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  9. 前記粒子はガス吸蔵体を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  10. 前記粒子のそれぞれは体積を有し、前記粒子内の前記ガス吸蔵体は、前記粒子の約0.5体積%〜約50体積%を占める、請求項1〜9のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  11. 前記担体は、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性無機アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、デンプン、クレイ、不水溶性ケイ酸塩、クエン酸カルボキシメチルセルロース、脂肪酸、脂肪族アルコール、水素添加タローのグリセリルジエステル、グリセロール、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  12. 前記粒子は、前記粒子の約20重量%〜約99.9重量%の前記担体を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  13. 前記担体は、約2000〜約13000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコールである、請求項1〜12のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  14. 約0.001%〜約90%未満の布地ケア添加剤を更に含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物。
  15. 洗濯洗浄機又は洗濯洗面台に、請求項1〜14のいずれか一項に記載のパッケージ化された構成物を約5g〜約60g投入する工程を含む、洗濯物の処理方法。
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