JP2018531914A5 - - Google Patents

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Description

いくつかの態様において、本開示は、患者における腫瘍特異的免疫応答の増強を含む方法を提供する。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
患者におけるがんを処置するための方法であって、該方法は、有効量の(i)CD155/TIGITアンタゴニスト;および(ii)TGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、方法。
(項目2)
TGF−β1アンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けている患者におけるがんを処置するための方法であって、該方法は、有効量のCD155/TIGITアンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、方法。
(項目3)
CD155/TIGITアンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けている患者におけるがんを処置するための方法であって、該方法は、有効量のTGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、方法。
(項目4)
前記がんのがん細胞が、CD155を発現している、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
前記がん細胞が、同じ組織学的種類の正常な細胞と比べてCD155を過剰発現している、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記がんのがん細胞がCD155を発現または過剰発現しているかを判定することをさらに含む、項目1〜5のいずれか1項に記載の方法。
(項目7)
前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗CD155抗体またはその抗原結合フラグメントである、項目1〜6のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗TIGIT抗体またはその抗原結合フラグメントである、項目1〜6のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記抗体が、ヒト化抗体または完全ヒト抗体である、項目7または8に記載の方法。
(項目10)
前記TGF−β1アンタゴニストが、低分子、核酸またはポリペプチドを含む、項目1〜9のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記TGF−β1アンタゴニストが、可溶性形態のTGF−β受容体タンパク質である、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記TGF−β受容体タンパク質が、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントである、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記TGF−β受容体タンパク質が、配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、前記TGF−β1アンタゴニストの血清半減期を向上させる向上部分とを含む融合タンパク質を含む、項目11〜13のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記部分が、ポリエチレングリコール、抗体のFc部分またはアルブミンタンパク質を含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記ヒトIgG Fcドメインが、ヒトIgG1 Fcドメイン、ヒトIgG2 Fcドメイン、ヒトIgG3 FcドメインまたはヒトIgG4 Fcドメインである、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記TGF−β1アンタゴニストが、(a)配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む2型TGF−β受容体の細胞外ドメイン、および(b)配列番号2に示されているアミノ酸配列を含むヒトIgG1 Fcドメインを含む、項目16または17に記載の方法。
(項目19)
処置が、前記患者におけるがん特異的免疫応答を含む、前述の項目のいずれかに記載の方法。
(項目20)
前記がん特異的免疫応答が、T細胞応答である、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記患者におけるT細胞応答が、前記CD155/TIGITアンタゴニストまたは前記TGF−β1アンタゴニストのみの投与後のT細胞応答より大きい、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方によるIFNγの産生を含む、項目20または21に記載の方法。
(項目23)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方によるIL−2の産生を含む、項目20〜22のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方の増殖を含む、項目20〜23のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
処置が、前記患者におけるがん進行の遅延を含む、前述の項目のいずれかに記載の方法。
(項目26)
処置が、前記患者における腫瘍特異的免疫応答の増強を含む、前述の項目のいずれかに記載の方法。
(項目27)
患者におけるがんを処置するための方法であって、該方法は、有効量の
(i)抗CD155抗体もしくはその抗原結合フラグメントまたは抗TIGIT抗体もしくはその抗原結合フラグメントである、CD155/TIGITアンタゴニスト;および(ii)2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG1 Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、TGF−β1アンタゴニスト
を該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、方法。
(項目28)
TGF−β1アンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けているがん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための方法であって、該方法は、有効量のCD155/TIGITアンタゴニストを該患者に投与することにより、該TGF−β1アンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べた場合に、該患者におけるがん特異的免疫応答を増強することを含む、方法。
(項目29)
CD155/TIGITアンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けているがん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための方法であって、該方法は、有効量のTGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該CD155/TIGITアンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べた場合に、該患者におけるがん特異的免疫応答を増強することを含む、方法。
(項目30)
がん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための方法であって、該方法は、有効量の(i)CD155/TIGITアンタゴニスト;および(ii)TGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該TGF−β1アンタゴニストまたは該CD155/TIGITアンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べた場合に、該患者におけるがん特異的免疫応答を増強することを含む、方法。
(項目31)
がん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための方法であって、該方法は、有効量の
(i)抗CD155抗体もしくはその抗原結合フラグメントまたは抗TIGIT抗体もしくはその抗原結合フラグメントである、CD155/TIGITアンタゴニスト;および(ii)2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG1 Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、TGF−β1アンタゴニスト
を該患者に投与することにより、該TGF−β1アンタゴニストまたは該CD155/TIGITアンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べて、該患者におけるがん特異的免疫応答を増強することを含む、方法。
(項目32)
前記がんのがん細胞が、CD155を発現している、項目27〜31のいずれか1項に記載の方法。
(項目33)
前記がん細胞が、同じ組織学的種類の正常な細胞と比べてCD155を過剰発現している、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記がんのがん細胞がCD155を発現または過剰発現しているかを判定することをさらに含む、項目27〜33のいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗CD155抗体またはその抗原結合フラグメントである、項目27〜34のいずれか1項に記載の方法。
(項目36)
前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗TIGIT抗体またはその抗原結合フラグメントである、項目27〜34のいずれか1項に記載の方法。
(項目37)
前記抗体が、ヒト化抗体または完全ヒト抗体である、項目35または36に記載の方法。
(項目38)
前記TGF−β1アンタゴニストが、低分子、核酸またはポリペプチドを含む、項目27〜37のいずれか1項に記載の方法。
(項目39)
前記TGF−β1アンタゴニストが、可溶性形態のTGF−β受容体タンパク質である、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記TGF−β受容体タンパク質が、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントである、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記TGF−β受容体タンパク質が、配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、前記TGF−β1アンタゴニストの血清半減期を向上させる向上部分とを含む融合タンパク質を含む、項目39〜41のいずれか1項に記載の方法。
(項目43)
前記部分が、ポリエチレングリコール、抗体のFc部分またはアルブミンタンパク質を含む、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記ヒトIgG Fcドメインが、ヒトIgG1 Fcドメイン、ヒトIgG2 Fcドメイン、ヒトIgG3 FcドメインまたはヒトIgG4 Fcドメインである、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記TGF−β1アンタゴニストが、(a)配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む2型TGF−β受容体の細胞外ドメイン、および(b)配列番号2に示されているアミノ酸配列を含むヒトIgG1 Fcドメインを含む、項目44または45に記載の方法。
(項目47)
前記がん特異的免疫応答が、T細胞応答である、項目27〜46のいずれか1項に記載の方法。
(項目48)
前記患者におけるT細胞応答が、前記CD155/TIGITアンタゴニストまたは前記TGF−β1アンタゴニストのみの投与後のT細胞応答より大きい、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方によるIFNγの産生を含む、項目47または48に記載の方法。
(項目50)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方によるIL−2の産生を含む、項目47〜49のいずれか1項に記載の方法。
(項目51)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方の増殖を含む、項目47〜50のいずれか1項に記載の方法。
(項目52)
処置が、前記患者におけるがん進行の遅延を含む、項目27〜51のいずれか1項に記載の方法。
(項目53)
処置が、前記患者における腫瘍特異的免疫応答の増強を含む、項目27〜52のいずれか1項に記載の方法。
(項目54)
患者におけるがんの処置において使用するためのCD155/TIGITアンタゴニストおよびTGF−β1アンタゴニストであって、該処置は、有効量のCD155/TIGITアンタゴニストおよび有効量のTGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、CD155/TIGITアンタゴニストおよびTGF−β1アンタゴニスト。
(項目55)
TGF−β1アンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けている患者におけるがんの処置において使用するためのCD155/TIGITアンタゴニストであって、該処置は、有効量のCD155/TIGITアンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、CD155/TIGITアンタゴニスト。
(項目56)
CD155/TIGITアンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けている患者におけるがんの処置において使用するためのTGF−β1アンタゴニストであって、該処置は、有効量のTGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、TGF−β1アンタゴニスト。
(項目57)
前記がんのがん細胞は、CD155を発現している、項目54〜56のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目58)
前記がん細胞が、同じ組織学的種類の正常な細胞と比べてCD155を過剰発現している、項目57に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目59)
前記がんのがん細胞がCD155を発現または過剰発現しているかを判定することをさらに含む、項目54〜58のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目60)
前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗CD155抗体またはその抗原結合フラグメントである、項目54〜59のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目61)
前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗TIGIT抗体またはその抗原結合フラグメントである、項目54〜60のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目62)
前記抗体が、ヒト化抗体または完全ヒト抗体である、項目60または61に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目63)
前記TGF−β1アンタゴニストが、低分子、核酸またはポリペプチドを含む、項目54〜62のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目64)
前記TGF−β1アンタゴニストが、可溶性形態のTGF−β受容体タンパク質である、項目63に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目65)
前記TGF−β受容体タンパク質が、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントである、項目64に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目66)
前記TGF−β受容体タンパク質が、配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む、項目65に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目67)
前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、前記TGF−β1アンタゴニストの血清半減期を向上させ向上る部分とを含む融合タンパク質を含む、項目64〜66のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目68)
前記部分が、ポリエチレングリコール、抗体のFc部分またはアルブミンタンパク質を含む、項目67に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目69)
前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、項目68に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目70)
前記ヒトIgG Fcドメインが、ヒトIgG1 Fcドメイン、ヒトIgG2 Fcドメイン、ヒトIgG3 FcドメインまたはヒトIgG4 Fcドメインである、項目69に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目71)
前記TGF−β1アンタゴニストが、(a)配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む2型TGF−β受容体の細胞外ドメイン、および(b)配列番号2に示されているアミノ酸配列を含むヒトIgG1 Fcドメインを含む、項目69または70に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目72)
処置が、前記患者におけるがん特異的免疫応答を含む、項目54〜71のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目73)
前記がん特異的免疫応答が、T細胞応答である、項目72に記載の使用のためCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目74)
前記患者におけるT細胞応答が、前記CD155/TIGITアンタゴニストまたは前記TGF−β1アンタゴニストのみの投与後のT細胞応答より大きい、項目73に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目75)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方によるIFNγの産生を含む、項目73または74に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目76)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方によるIL−2の産生を含む、項目73〜75のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目77)
前記T細胞応答が、CD4 T細胞およびCD8 T細胞の一方または両方の増殖を含む、項目73〜76のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目78)
処置が、前記患者におけるがん進行の遅延を含む、項目54〜77のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。
(項目79)
処置が、前記患者における腫瘍特異的免疫応答の増強を含む、項目54〜78のいずれか1項に記載の使用のためのCD155/TIGITアンタゴニストおよび/またはTGF−β1アンタゴニスト。

Claims (53)

  1. 患者におけるがんを処置するための組成物または組合せ物であって、該組成物または組合せ物は、
    (i)抗CD155抗体もしくはその抗原結合フラグメントまたは抗TIGIT抗体もしくはその抗原結合フラグメントである、CD155/TIGITアンタゴニスト;および/または
    (ii)2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG1 Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、TGF−β1アンタゴニスト
    含み、
    該組成物または組合せ物は、有効量の(i)前記CD155/TIGITアンタゴニストおよび(ii)前記TGF−β1アンタゴニストで該患者に投与されることにより、該患者を処置することを特徴とする、組成物または組合せ物
  2. TGF−β1アンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けているがん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための組成物であって、該組成物は、有効量のCD155/TIGITアンタゴニストを含み、該TGF−β1アンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べた場合に、該組成物の投与の後の該患者におけるがん特異的免疫応答増強されることを特徴とする、組成物
  3. CD155/TIGITアンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けているがん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための組成物であって、該組成物は、有効量のTGF−β1アンタゴニストを含み、該CD155/TIGITアンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べた場合に、該組成物の投与の後の該患者におけるがん特異的免疫応答増強されることを特徴とする、組成物
  4. がん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための組成物または組合せ物であって、該組成物または組合せ物、(i)CD155/TIGITアンタゴニスト;および/または(ii)TGF−β1アンタゴニストを含み、該組成物または組合せ物は、有効量の(i)CD155/TIGITアンタゴニスト;および(ii)TGF−β1アンタゴニスト該患者に投与されることを特徴とし、該TGF−β1アンタゴニストまたは該CD155/TIGITアンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べた場合に、該組成物または組合せ物の投与の後の該患者におけるがん特異的免疫応答増強されることを特徴とする、組成物または組合せ物
  5. がん患者におけるがん特異的免疫応答を増強するための組成物または組合せ物であって、該組成物または組合せ物は、
    (i)抗CD155抗体もしくはその抗原結合フラグメントまたは抗TIGIT抗体もしくはその抗原結合フラグメントである、CD155/TIGITアンタゴニスト;および/または
    (ii)2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG1 Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、TGF−β1アンタゴニスト
    含み、
    該組成物または組合せ物は、有効量の(i)前記CD155/TIGITアンタゴニストおよび(ii)前記TGF−β1アンタゴニストで該患者に投与されることを特徴とし、
    該TGF−β1アンタゴニストまたは該CD155/TIGITアンタゴニストのみの投与後の該患者におけるがん特異的免疫応答と比べて、該組成物または組合せ物の投与の後の該患者におけるがん特異的免疫応答増強されることを特徴とする、組成物または組合せ物
  6. 前記がんのがん細胞が、CD155を発現している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  7. 前記がん細胞が、同じ組織学的種類の正常な細胞と比べてCD155を過剰発現している、請求項に記載の組成物または組合せ物
  8. 前記がんのがん細胞がCD155を発現または過剰発現しているかが判定される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  9. 前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗CD155抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  10. 前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗TIGIT抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  11. 前記抗体が、ヒト化抗体または完全ヒト抗体である、請求項9または10に記載の組成物または組合せ物
  12. 前記TGF−β1アンタゴニストが、低分子、核酸またはポリペプチドを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  13. 前記TGF−β1アンタゴニストが、可溶性形態のTGF−β受容体タンパク質である、請求項12に記載の組成物または組合せ物
  14. 前記TGF−β受容体タンパク質が、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントである、請求項13に記載の組成物または組合せ物
  15. 前記TGF−β受容体タンパク質が、配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む、請求項14に記載の組成物または組合せ物
  16. 前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、前記TGF−β1アンタゴニストの血清半減期を向上させる向上部分とを含む融合タンパク質を含む、請求項13〜15のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  17. 前記部分が、ポリエチレングリコール、抗体のFc部分またはアルブミンタンパク質を含む、請求項16に記載の組成物または組合せ物
  18. 前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、請求項17に記載の組成物または組合せ物
  19. 前記ヒトIgG Fcドメインが、ヒトIgG1 Fcドメイン、ヒトIgG2 Fcドメイン、ヒトIgG3 FcドメインまたはヒトIgG4 Fcドメインである、請求項18に記載の組成物または組合せ物
  20. 前記TGF−β1アンタゴニストが、(a)配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む2型TGF−β受容体の細胞外ドメイン、および(b)配列番号2に示されているアミノ酸配列を含むヒトIgG1 Fcドメインを含む、請求項18または19に記載の組成物または組合せ物
  21. 前記がん特異的免疫応答が、T細胞応答である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  22. 前記患者におけるT細胞応答が、前記CD155/TIGITアンタゴニストまたは前記TGF−β1アンタゴニストのみの投与後のT細胞応答より大きい、請求項21に記載の組成物または組合せ物
  23. 前記T細胞応答が、CD4T細胞およびCD8T細胞の一方または両方によるIFNγの産生を含む、請求項21または22に記載の組成物または組合せ物
  24. 前記T細胞応答が、CD4T細胞およびCD8T細胞の一方または両方によるIL−2の産生を含む、請求項21〜23のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  25. 前記T細胞応答が、CD4T細胞およびCD8T細胞の一方または両方の増殖を含む、請求項21〜24のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  26. 処置が、前記患者におけるがん進行の遅延を含む、請求項1〜25のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  27. 処置が、前記患者における腫瘍特異的免疫応答の増強を含む、請求項1〜26のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  28. 患者におけるがんの処置において使用するためのCD155/TIGITアンタゴニストおよびTGF−β1アンタゴニストを含む組合せ物であって、該処置は、有効量のCD155/TIGITアンタゴニストおよび有効量のTGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、組合せ物
  29. TGF−β1アンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けている患者におけるがんの処置において使用するためのCD155/TIGITアンタゴニストを含む組成物であって、該処置は、有効量のCD155/TIGITアンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、組成物。
  30. CD155/TIGITアンタゴニストによる処置を受けたことがあるかまたは受けている患者におけるがんの処置において使用するための、TGF−β1アンタゴニストを含む組成物であって、該処置は、有効量のTGF−β1アンタゴニストを該患者に投与することにより、該患者を処置することを含む、組成物。
  31. 前記がんのがん細胞は、CD155を発現している、請求項28〜30のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物。
  32. 前記がん細胞が、同じ組織学的種類の正常な細胞と比べてCD155を過剰発現している、請求項31に記載の組成物または組合せ物。
  33. 前記がんのがん細胞がCD155を発現または過剰発現しているか判定される、請求項28〜32のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  34. 前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗CD155抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項28〜33のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  35. 前記CD155/TIGITアンタゴニストが、抗TIGIT抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項28〜34のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  36. 前記抗体が、ヒト化抗体または完全ヒト抗体である、請求項34または35に記載の組成物または組合せ物
  37. 前記TGF−β1アンタゴニストが、低分子、核酸またはポリペプチドを含む、請求項28〜36のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  38. 前記TGF−β1アンタゴニストが、可溶性形態のTGF−β受容体タンパク質である、請求項37に記載の組成物または組合せ物
  39. 前記TGF−β受容体タンパク質が、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントである、請求項38に記載の組成物または組合せ物
  40. 前記TGF−β受容体タンパク質が、配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む、請求項39に記載の組成物または組合せ物
  41. 前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、前記TGF−β1アンタゴニストの血清半減期を向上させ向上る部分とを含む融合タンパク質を含む、請求項38〜40のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  42. 前記部分が、ポリエチレングリコール、抗体のFc部分またはアルブミンタンパク質を含む、請求項41に記載の組成物または組合せ物
  43. 前記TGF−β1アンタゴニストが、2型TGF−β受容体の細胞外ドメインまたはそのTGF−β1結合フラグメントと、ヒトIgG Fcドメインとを含む融合タンパク質を含む、請求項42に記載の組成物または組合せ物
  44. 前記ヒトIgG Fcドメインが、ヒトIgG1 Fcドメイン、ヒトIgG2 Fcドメイン、ヒトIgG3 FcドメインまたはヒトIgG4 Fcドメインである、請求項43に記載の組成物または組合せ物
  45. 前記TGF−β1アンタゴニストが、(a)配列番号5に示されているアミノ酸配列を含む2型TGF−β受容体の細胞外ドメイン、および(b)配列番号2に示されているアミノ酸配列を含むヒトIgG1 Fcドメインを含む、請求項43または44に記載の組成物または組合せ物
  46. 処置が、前記患者におけるがん特異的免疫応答を含む、請求項28〜45のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  47. 前記がん特異的免疫応答が、T細胞応答である、請求項46に記載の組成物または組合せ物
  48. 前記患者におけるT細胞応答が、前記CD155/TIGITアンタゴニストまたは前記TGF−β1アンタゴニストのみの投与後のT細胞応答より大きい、請求項47に記載の組成物または組合せ物
  49. 前記T細胞応答が、CD4T細胞およびCD8T細胞の一方または両方によるIFNγの産生を含む、請求項47または48に記載の組成物または組合せ物
  50. 前記T細胞応答が、CD4T細胞およびCD8T細胞の一方または両方によるIL−2の産生を含む、請求項47〜49のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  51. 前記T細胞応答が、CD4T細胞およびCD8T細胞の一方または両方の増殖を含む、請求項47〜50のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  52. 処置が、前記患者におけるがん進行の遅延を含む、請求項28〜51のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
  53. 処置が、前記患者における腫瘍特異的免疫応答の増強を含む、請求項28〜52のいずれか1項に記載の組成物または組合せ物
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