JP2018531285A6 - 3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、工程1、式Iで示されるフルオロアセチルフルオリド誘導体をジメチルアミノビニルメチルケトンと縮合させ、その結果、式IIで示される3−ジメチルアミノメチレン−フルオロ−2,4−ペンタンジオン誘導体を形成する工程;工程2、式IIで示される前記3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンとメチルヒドラジンとの間で閉環反応を生じさせ、これにより式IIIで示される3−フルオロアルキル−1−メチル−4−アセチルピラゾール誘導体を得る工程;工程3、式IIIで示される前記3−フルオロアルキル−1−メチル−4−アセチルピラゾール誘導体をアルカリの存在下で酸化し、次いで酸性化し、これにより、式IVで示される3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸を形成する工程を含む、3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法に関する。本発明の合成方法は、必要とされる合成ルートが単純であり、原材料コストが低く、各工程の得られる収率が高く、またこの合成方法は工業化に適している。
【選択図】なし

Description

本発明は、3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の工業的な合成方法に関する。
現在、全世界のフッ素製品(無機フッ素を含む)の総量は250万トンであり、総売上高は210億米ドル超である。ここ5年では、フッ素製品の年間成長率は世界的には約3.5%である。100種を超える様々な種類の無機フッ素製品が存在し、その総量は約100万トンであり、その総売上高は約20億米ドルである。更に、前記無機フッ素製品の半分超が電気化学、光学材料、及び触媒において使用されており、1000種類を超えるフッ素含有精密化学品が存在する。その総売上高は約500億米ドルであり、これはフッ素製品の総売上高の70%である。特に、フッ素含有農薬の開発は非常に急速であり、複数の鍵となるフッ素/窒素−含有ヘテロ環殺菌製品が、活性、構造、及び作用機構に関する研究に基づいて開発されてきた。
フッ素−窒素ヘテロ環化合物の中でも、3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸は重要な中間体である。例えば、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(CAS:176969−34−9)は、農薬のための重要な中間体である。これは、例えばBayer Cropscience AGにより開発された穀物防かび剤であるBixafen、BASFにより開発された新規な防かび剤であるFluxapyroxad、Syngentaにより開発されたIsopyrazam及びSedaxane等などの多くの新しく開発された農薬において非常に重要な役割を果たしている。
3−(ジフルオロ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸が前記新規なアミド系防かび剤の合成のために使用される鍵となる中間体であるという事実から、その合成方法に大きな関心が集まっており、現行の合成方法は以下にまとめられる:
1.酢酸ジフルオロエチルのクライゼン縮合。現在、これは工業的大量生産において広く用いられており、その合成方法は、BASFによる特許出願である国際公開第2009106619号パンフレット中に開示されている。処理手順は:酢酸ジフルオロエチルのクライゼン縮合によりアセト酢酸ジフルオロエチルを得る。引き続き、得られたものをオルトギ酸トリエチルと縮合させて4,4−ジフルオロ−2−(エトキシメチレン)−3−オキソエチルブチラートを形成し、引き続き前記化合物とメチルヒドラジンとの間で閉環を生じさせる。これにより、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(DFMMP)を形成し、これをその後NaOHで加水分解してからHClで酸性化し、これにより3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(DFPA)を形成する。この中で、酢酸ジフルオロエチルの合成は、数多くの発明の中で報告されている。これはテトラフルオロエチレンモノマーから合成することができ、その場合テトラフルオロエチルエーテル中間体が形成され、その後2段階反応によって酢酸ジフルオロエチルが得られる。酢酸ジクロロエチルからも合成することができ、この場合塩素原子はKFによってフッ素原子に変換される。前記合成ルートは、比較的高収率であり、得られる生成物が安定な、標準的な手法である。しかし、比較的長い合成ルート、並びに比較的多量の排出ガス、排水、及び固形廃棄物が生成することが欠点に含まれる。
2.ジメチルアミノエチルアクリレート法。前記方法は、Bayerによる特許出願である国際公開第2009043444号パンフレットにおいて開示された。更に、ジメチルアミノ基がシクロヘキシルアミノ基によって置き換えられた同様の方法は、BASFによる特許出願である国際公開第2009133178号パンフレットにおいて開示された。前記方法の処理手順は次の通りである:ジフルオロアセチルフルオリドガスをジメチルアミノエチルアクリレートに導入し、得られた中間体をメチルヒドラジンと直接反応させる。前記閉環によって3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(DFMMP)が生成する。前記化合物をNaOHの存在下で加水分解させ、次いでHClによって酸性化する。これにより、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(DFPA)が形成される。この中で、ジフルオロアセチルフルオリドガスは、テトラフルオロジエチルエーテルの高圧分割によって得られる。前記ルートの設計はかなり精巧であり、わずかな工程しか必要とせず、得られる収率は高い。しかしながら、ジメチルアミノエチルアクリレートの合成コストが比較的高い。
3.ジフルオロクロロアセチルクロリド法。前記方法は、Solvayによる特許出願である国際公開第2012025469号パンフレットにおいて開示された。前記方法の処理手順は次の通りである:ジフルオロアセチルクロリド(CDFAC)を出発物質として使用し、エテノンと反応させ、エタノールでクエンチする。これにより、ジフルオロクロロアセチルエチルアセテートを形成し、引き続き、前記クライゼン縮合と似た方法を使用して3−(ジフロロクロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−エチルカルボキシレートを形成し、得られたものを亜鉛粉末によって還元するか、Pdによって炭化水素化することで3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(DFMMP)を生成する。得られたものをNaOHによって加水分解してからHClの存在下で酸性化する。これによって3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(DFPA)が形成される。前記方法の得られる収率は高く、得られる原子効率も魅力的であり、必要とされるコストも比較的低く、少量の排出ガス、排水、及び固形廃棄物しか生成しない。しかしながら、必要とされる処理がかなり長い、ジフルオロクロロアセチルクロリドを光酸化によって得る必要がある、設備投資が高い、そして更には還元の1つの追加的な工程及び塩素の除去が必要とされる、という欠点が含まれる。
4.他の合成方法。1)特許出願である欧州特許出願第2008996号明細書は、ジクロロアセチルクロリド、ビニルエーテル、及びメチルヒドラジンを反応させ、5段階反応によって3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を形成する方法を開示した。製造コストは更に抑えられるものの、必要とされる反応条件はかなり過酷であり、ジクロロアセチルクロリドとビニルエーテルを−40〜−20℃で反応させなければならない;触媒的加圧によるカルボキシル基の導入のための反応温度が150℃であり、反応ケトルの圧力を時々調整しなければならず、そのため操業が容易ではなく、更に、得られる異性体は分離が困難である。2)特許出願である国際公開第2009000442号パンフレットは、ジフオロエチルアセテートを出発物質として使用し、これをヒドラジン水和物と反応させてヒドラジンを形成し、引き続き得られたものをメチル化してからプロピオン酸エチルにより閉環することで3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(DFMMP)を形成する方法を開示した。しかし、前記方法で得られる収率は比較的低く、前記プロピオン酸エチルの値段がかなり高く、そのため、工業用には不適切である。
本発明は、反応ルートが比較的短く、必要とされる原材料コストが比較的低く、各工程の収率が比較的高い、工業化に好適な、3−ジフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法を提供する。更に、本発明は、前記方法によって得られる3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸も提供する。
上述の技術的な課題を解決するために、本発明のある実施形態は、次の工程を含む、3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法を提供する:
工程1、式Iで示されるフルオロアセチルフルオリド誘導体をジメチルアミノビニルメチルケトンと縮合させ、その結果、式IIで示される3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオン誘導体を形成する
(式中、Rは水素、フッ素、又は塩素原子であり;Rはフッ素又は塩素原子である)。
工程2、式IIで示される前記3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオン誘導体とメチルヒドラジンとの間で閉環反応を生じさせ、これにより式IIIで示される3−フルオロアルキル−1−メチル−4−アセチルピラゾール誘導体を得る。
工程3、式IIIで示される前記3−フルオロアルキル−1−メチル−4−アセチルピラゾール誘導体をアルカリの存在下で酸化し、次いで酸性化し、これにより、式IVで示される3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸を形成する。
好ましくは、工程1において、前記式Iのフルオロアセチルハライド誘導体の気体は、ジメチルアミノビニルメチルケトンを含むジクロロメタン溶液の中に直接導入され、反応温度は−5〜0℃である。
好ましくは、工程2において、反応温度は−40〜0℃であり、反応時間は1〜8時間であり、前記メチルヒドラジンと3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオン誘導体との間のモル比は1.1:1〜1.5:1である。
より好ましくは、前記工程2の反応温度は−25〜−20℃であり、反応時間は1〜2時間である。
好ましくは、工程2において、式IIで示される前記3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンとメチルヒドラジンとの間の閉環反応は、ジメチルアミンの存在下で行われる。特には、ジメチルアミンは水溶液の形態で供給される。ジメチルアミン対式IIで示される前記3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフオロ−2,4−ペンタンジオンのモル比は1.5:1〜2.5:1の範囲であってもよい。理論に拘束されることを望むものではないが、ジメチルアミンを添加すると反応収率を向上させることができると考えられる。
好ましくは、工程3において、酸化はアルカリの存在下で次亜塩素酸ナトリウム溶液又は次亜臭素酸ナトリウム溶液の中で行われ、前記次亜塩素酸ナトリウム溶液は、塩素ガスをNaOH水溶液に導入することによって得られ、前記次亜臭素酸ナトリウム溶液は、液体臭素をNaOH水溶液に導入することによって得られる。
好ましくは、工程3において、反応温度は0〜50℃であり、反応時間は1〜5時間である。
より好ましくは、工程3において、反応温度は10〜20℃であり、反応時間は2〜3時間である。
好ましくは、工程3において、酸性化でHCl溶液が用いられ、最終的なpH値は1〜2に調整される。
好ましくは、式Iの前記フルオロアセチルハライドはジフルオロアセチルフルオリドであり、式IVの前記3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸は3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸である。本発明は、更に、本明細書に記載の方法によって得られる3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸も提供する。
本発明の利点としては、3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法の反応ルートが比較的短いこと、必要とされる原材料コストが低いこと、方法が安全かつ信頼性があること、各工程で得られる収率が比較的高いこと、得られる原子効率が魅力的なこと、及び生成物の品質が高いこと、が挙げられる。本発明の方法は、操業が容易であり、少量の排出ガス、排水、及び固形廃棄物しか生成せず、工業化に適しており、更に、本発明のジメチルアミノビニルメチルケトンの合成方法は単純である。
本発明の実施例1の3−(ジフオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成の反応フローチャートである。 本発明の実施例1で合成した3−(ジフオロメチル)−1−メチル−4−アセチルピラゾールのGCスペクトルである。 本発明の実施例1で合成した3−(ジフオロメチル)−1−メチル−4−アセチルピラゾールのHPLCスペクトルである。 本発明の実施例1で合成した3−(ジフオロメチル)−1−メチル−4−アセチルピラゾールのNMRスペクトルである。 本発明の実施例1で合成した3−(ジフオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のHPLCスペクトルである。 本発明の実施例1で合成した3−(ジフオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のNMRスペクトルである。
実施例1
図1に示されているように、本実施例の3−(ジフオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成方法は次の工程を含む:
3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンの合成
ジメチルアミノビニルメチルケトンを含む565mLのジクロロメタン溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は113g(1.0mol)のジメチルアミノビニルメチルケトンを含む。前記溶液を窒素の存在下で−5℃まで冷却する。引き続き、108g(1.1mol)のジフルオロアセチルフルオリドガスを導入する。前記ガスの添加中に前記系の温度を0℃未満に制御し、添加の終了時に前記混合物を前記温度で2時間混合する。得られた反応溶液を、ロータリーエバポレーターで真空濃縮して前記溶媒を除去する。得られるものは未精製の3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンであり、得られる気相の純度は95%超であり、前記粗生成物は定量的な収率に基づいて次の反応で直接使用する。
前記ジフルオロアセチルフルオリドガスは、テトラフルオロジエチルエーテルの高温分割によって得られ、必要とされる反応温度は300℃であり、触媒としてリン酸アルミニウム無機塩を使用する。
前記ジメチルアミノビニルメチルケトンは、アセトン、ギ酸エチル、及びナトリウムメトキシドの縮合によって合成し、得られたものは引き続きジメチルアミン塩酸塩で処理する。反応は次の通りである:
ジメチルアミノビニルメチルケトンの合成方法はかなり単純であり;必要とされるコストは比較的低く、本発明の方法の魅力的なコスト制御を生じさせる。
3−ジフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールの合成
40%のメチルヒドラジン水溶液を三口フラスコの中に添加する。前記溶液は126g(1.1mol)含む。前記溶液を−20℃に冷却し、引き続き3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンを含む前記ジクロロメタン溶液を前記フラスコに添加する。前記添加は−25〜−20℃で行い、前記添加の終わりに、前記混合物を前記温度で1時間保持する。原材料が完全に反応したことがGCにより示された後、前記混合物を室温まで加熱し、引き続き水相を分離し、得られた有機層を濃縮し、その後これを再結晶化して乾燥させる。これにより148gの白色固体が得られ、得られる収率は85%である。
図2に示されているように、前記白色固体の純度はGCによって分析する。得られた結果は表1に記載されている。
図3に示されているように、前記白色固体の純度はHPLCによって分析する。得られた結果は表2に記載されている。
図4に示されているように、前記白色固体の得られる純度はGCとHPLCによって二重に確認する。引き続き、Bruker 400M NMRスペクトロメーターによって前記白色固体に対してHNMRを行う。CDClを溶媒として機能させる。得られるNMRの結果は次の通りである:
HNMR(CDCl,400M):δ=7.85(s,1H),7.24(d,J=12Hz,1H),7.10(s,1H),6.96(s,1H),3.96(s,3H),2.45(s,3H)。
前記白色固体の構造は、3−ジフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールであると決定され、これは以降の反応で使用する。
3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成
887.5gの10%NaClO水溶液を三口フラスコに添加する。前記反応溶液を10℃まで冷却する。引き続き、100gの3−ジフロロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールを100mLのメタノールの中に溶解させて有機溶液を形成する。前記有機溶液を前記フラスコにゆっくり添加する。前記添加の温度を10〜15℃に保つ。前記添加の終了時に、前記溶液の温度を保持し、前記反応を連続して3時間行う。前記反応の完全性を確認するためにTLCを行う。ジクロロメタンを添加して水相を抽出し、有機相を廃液とみなす。前記ジクロロメタンは前記有機相から回収する。31%のHClを、得られるpH値が1〜2になるまで前記抽出した水相に添加し、次いでこれを10℃まで冷却して前記温度で0.5時間保持する。得られるものを真空濾過及び乾燥し、これにより95gの最終生成物を得る。得られる収率は95%である。
図5に示されているように、前記最終生成物はその純度を確認するためにHPLCで分析する。得られる結果は表3に記載されている。
図6に示されているように、HPLCを使用して前記最終生成物の純度を確認し、その後Bruker 400M NMRスペクトロメーターによってHNMRを行う。DMSO−D6を溶媒として選択する。得られるHNMRの結果は次に示す通りである:
HNMR(DMSO−D6,400M):δ=12.78(s,1H),8.31(s,1H),7.18(t,J1=56Hz,J2=52Hz,1H),3.89(s,1H)。
その結果、前記最終生成物の組成が3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸であると決定される。
実施例2
次の工程を含む、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成方法:
3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンの合成
ジメチルアミノビニルメチルケトンを含む565mLのジクロロメタン溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は113g(1.0mol)のジメチルアミノビニルメチルケトンを含む。前記溶液を窒素の存在下で−5℃まで冷却する。引き続き、119g(1.2mol)のジフルオロアセチルフルオリドガスを導入する。前記ガスの添加中に前記系の温度を0℃未満に制御し、添加の終了時に前記混合物を前記温度で2時間混合する。得られた反応溶液を、ロータリーエバポレーターで真空濃縮して前記溶媒を除去する。得られるものは未精製の3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンであり、得られる気相の純度は95%超であり、前記粗生成物は定量的な収率に基づいて次の反応で直接使用する。
3−ジフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールの合成
40%のメチルヒドラジン水溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は126g(1.1mol)含む。前記溶液を−20℃まで冷却し、引き続き3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンを含む前記ジクロロメタン溶液を前記フラスコに添加する。前記添加は−25〜−20℃で行う。前記添加の終わりに、前記混合物を前記温度で1時間保つ。原材料が完全に反応したことがGCによって示された後、前記混合物を室温まで加熱し、引き続き水相を分離する。得られる有機相を濃縮し、次いでこれを再結晶及び乾燥し、これにより150gの白色固体を得る。得られる収率は86%である。
3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成
887.5gの10%のNaClO水溶液を、三口フラスコに添加する。前記反応溶液を10℃まで冷却する。引き続き、100gの3−ジフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールを100mLのメタノールの中に溶解させて有機溶液を形成する。前記有機溶液を前記フラスコにゆっくり添加する。前記添加の温度を10〜15℃に保つ。前記添加の終了時に、前記溶液の温度を保持し、前記反応を連続して3時間行う。前記反応の完全性を確認するためにTLCを行う。ジクロロメタンを添加して水相を抽出し、有機相を廃液とみなす。前記ジクロロメタンは前記有機相から回収する。31%のHClを、得られるpH値が1〜2になるまで前記抽出した水相に添加し、次いでこれを10℃まで冷却して前記温度で0.5時間保持する。得られるものを真空濾過及び乾燥し、これにより95gの最終生成物を得る。得られる収率は95%である。
実施例3
次の工程を含む、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成方法:
3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンの合成
ジメチルアミノビニルメチルケトンを含む565mLのジクロロメタン溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は113g(1.0mol)のジメチルアミノビニルメチルケトンを含む。前記溶液を窒素の存在下で−5℃まで冷却する。引き続き、108g(1.1mol)のジフルオロアセチルフルオリドガスを導入する。前記ガスの添加中に前記系の温度を0℃未満に制御し、添加の終了時に前記混合物を前記温度で2時間混合する。得られた反応溶液を、ロータリーエバポレーターで真空濃縮して前記溶媒を除去する。得られるものは未精製の3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンであり、得られる気相の純度は95%超であり、前記粗生成物は定量的な収率に基づいて次の反応で直接使用する。
3−ジフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールの合成
40%のメチルヒドラジン水溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は137g(1.2mol)含む。前記溶液を−20℃まで冷却し、引き続き3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンを含む前記ジクロロメタン溶液を前記フラスコに添加する。前記添加は−25〜−20℃で行う。前記添加の終わりに、前記混合物を前記温度で1時間保持する。原材料が完全に反応したことがGCによって示された後、前記混合物を室温まで加熱し、引き続き水相を分離する。得られる有機相を濃縮し、次いでこれを再結晶及び乾燥し、これにより147gの白色固体を得る。得られる収率は85%である。
3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成
500gの20%のNaOH水溶液を三口フラスコに添加し、160gの臭素を氷浴の存在下で添加する。添加の終了時に前記混合物を10℃未満で保持し、引き続き87gの3−ジフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールを90mLのメタノールの中に溶解させて有機溶液を形成する。前記有機溶液を前記フラスコにゆっくり添加する。前記添加の温度を10〜15℃に保つ。前記添加の終了時に、前記溶液の温度を保持し、前記反応を連続して3時間行う。前記反応の完全性を確認するためにTLCを行う。ジクロロメタンを添加して水相を抽出し、有機相を廃液とみなす。前記ジクロロメタンは前記有機相から回収する。31%のHClを、得られるpH値が1〜2になるまで前記抽出した水相に添加し、次いでこれを10℃まで冷却して前記温度で0.5時間保持する。得られるものを真空濾過及び乾燥し、これにより84gの最終生成物を得る。得られる収率は96%である。
実施例4
次の工程を含む、3−(トリフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(CAS no.:113100−53−1)の合成方法:
3−ジメチルアミノメチレン−1,1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオンの合成
ジメチルアミノビニルケトンを含む250mLのジクロロメタン溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は57g(0.5mol)のジメチルアミノビニルメチルケトンを含む。前記溶液を窒素の存在下で−5℃まで冷却する。引き続き、73g(0.55mol)のトリフルオロアセチルフルオリドガスを導入する。前記ガスの添加中に前記系の温度を0℃未満に制御し、添加の終了時に前記混合物を前記温度で2時間混合する。得られた反応溶液を、ロータリーエバポレーターで真空濃縮して前記溶媒を除去する。得られるものは未精製の3−ジメチルアミノメチレン−1,1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオンであり、得られる気相の純度は95%超であり、前記粗生成物は定量的な収率に基づいて次の反応で直接使用する。
3−トリフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールの合成
40%のメチルヒドラジン水溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は63g(0.55mol)含む。前記溶液を−20℃まで冷却し、引き続き3−ジメチルアミノメチレン−1,1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオンを含む前記3−ジクロロメタン溶液を前記フラスコに添加する。前記添加は−25〜−20℃で行う。前記添加の終わりに、前記混合物を前記温度で1時間保持する。原材料が完全に反応したことがGCによって示された後、前記混合物を室温まで加熱し、引き続き水相を分離する。得られる有機相を濃縮し、次いでこれを再結晶及び乾燥し、これにより86.4gの3−トリフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールを得る。得られる収率は90%である。
3−(トリフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成
500gの20%のNaOH水溶液を三口フラスコに添加し、160gの臭素を氷浴の存在下で添加する。添加の終了時に前記混合物を10℃未満で保持し、引き続き96gの3−トリフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールを100mLのメタノールの中に溶解させて有機溶液を形成する。前記有機溶液を前記フラスコにゆっくり添加する。前記添加の温度を10〜15℃に保つ。前記添加の終了時に、前記溶液の温度を保持し、前記反応を連続して3時間行う。前記反応の完全性を確認するためにTLCを行う。ジクロロメタンを添加して水相を抽出し、有機相を廃液とみなす。前記ジクロロメタンは前記有機相から回収する。31%のHClを、得られるpH値が1〜2になるまで前記抽出した水相に添加し、次いでこれを10℃まで冷却して前記温度で0.5時間保持する。得られるものを真空濾過及び乾燥し、これにより92gの最終生成物を得る。得られる収率は95%である。
実施例5
次の工程を含む、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成方法:
3−ジメチルアミノメチレン−1−クロロ−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンの合成
ジメチルアミノビニルメチルケトンを含む560mLのジクロロメタン溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は113g(1.0mol)のジメチルアミノビニルメチルケトンを含む。前記溶液を窒素の存在下で−5℃まで冷却する。引き続き、164g(1.1mol)のジフルオロアセチルクロリドガスを導入する。前記ガスの添加中に前記系の温度を0℃未満に制御し、添加の終了時に前記混合物を前記温度で2時間混合する。得られた反応溶液を、ロータリーエバポレーターで真空濃縮して前記溶媒を除去する。得られるものは未精製の3−ジメチルアミノメチレン−1,1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオンであり、得られる気相の純度は95%超であり、前記粗生成物は定量的な収率に基づいて次の反応で直接使用する。
3−ジフルオロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールの合成
40%のメチルヒドラジン水溶液を三口フラスコに添加する。前記溶液は126g(1.1mol)含む。前記溶液を−20℃まで冷却し、引き続き3−ジメチルアミノメチレン−1−クロロ−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンを含む前記ジクロロメタン溶液を前記フラスコに添加する。前記添加は−25〜−20℃で行う。前記添加の終わりに、前記混合物を前記温度で1時間保持する。原材料が完全に反応したことがGCによって示された後、前記混合物を室温まで加熱し、引き続き水相を分離する。得られる有機相を濃縮し、次いでこれを再結晶及び乾燥し、これにより184gの3−ジフルオロクロロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールを得る。得られる収率は88%である。
3−(ジフルオロクロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成
887.5gの10%のNaClO水溶液を三口フラスコに添加する。前記反応溶液を10℃に冷却する。引き続き、105gの3−ジフルオロクロロメチル−1−メチル−4−アセチルピラゾールを100mLのメタノール中に溶解させて有機溶液を形成する。前記有機溶液を前記フラスコにゆっくり添加する。前記添加の温度を10〜15℃に保つ。前記添加の終了時に、前記溶液の温度を保持し、前記反応を連続して3時間行う。前記反応の完全性を確認するためにTLCを行う。ジクロロメタンを添加して水相を抽出し、有機相を廃液とみなす。前記ジクロロメタンは前記有機相から回収する。31%のHClを、得られるpH値が1〜2になるまで前記抽出した水相に添加し、次いでこれを10℃まで冷却して前記温度で0.5時間保持する。得られるものを真空濾過及び乾燥し、これにより100gの3−(ジフルオロクロロメチル)−1−メチル−1Hピラゾール−4−カルボン酸を得る。得られる収率は95%である。
実施例6及び7は、そのカルボン酸ハロゲン化物を経由する3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の農薬への変換を記述する。これは好ましくは、テキスト“Bioactive Heterocyclic Compound Classes”,Editors C.Lamberth and J.Dinges,Wiley 2012,p.175−193(Chapter 15,Pyrazole Carboxamide Fungicides Inhibiting Succinate Dehydrogenase)、及び“Modern Crop Protection Compounds”,eds.W.Kraemer,U.Schirmer,P.Jeschke,andM.Witschel,Wiley 2012,p.627−639、並びにこれらのテキスト中で引用されている参照文献に記載されているようなアミド系農薬である。
実施例6
実施例2より得た3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を、トルエン中で塩化オキサリル(1.25当量)により処理し、数滴のジメチルホルムアミドを添加する。混合物を減圧下で濃縮してカルボン酸塩化物を得る。
実施例7
(1.3mmol)3’,4’−ジクロロ−5−フルオロ−1,1’−ビフェニル−2−アミン及び実施例6によって得た(1.56mmol)3−(ジフロロクロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸塩化物を、6mlのテトラヒドロフランの中に溶解させ、2.6mmolのトリエチルアミンと混合する。混合物を60℃で16時間撹拌する。混合物を濃縮し、シクロヘキサン/酢酸エチルエステルを用いてシリカ上でクロマトグラフィーを行うことでビキサフェンを得る。前記実施例は例示の目的で使用されているにすぎないことに留意すべきである。本発明は前記実施例に限定されるものではない。本発明の変更又は修正は当業者によって行われ得る。本発明の全ての実施例を例示することは不必要であり、また不可能である。しかし、本発明の趣旨に基づいて自明な変更又は修正を行っても、それは依然として本発明の範囲内である。

Claims (15)

  1. 3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法であって、
    工程1、式Iで示されるフルオロアセチルフルオリド誘導体をジメチルアミノビニルメチルケトンと縮合させ、その結果、式IIで示される3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオン誘導体を形成する工程:
    (式中、Rは水素、フッ素、又は塩素原子であり;Rはフッ素又は塩素原子である);
    工程2、式IIで示される前記3−ジメチルアミノメチレン−1,1−ジフルオロ−2,4−ペンタンジオンとメチルヒドラジンとの間で閉環反応を生じさせ、これにより式IIIで示される3−フルオロアルキル−1−メチル−4−アセチルピラゾール誘導体を得る工程;
    工程3、式IIIで示される前記3−フルオロアルキル−1−メチル−4−アセチルピラゾール誘導体をアルカリの存在下で酸化し、次いで酸性化し、これにより、式IVで示される3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸を形成する工程;
    を含む、3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  2. 工程1において、式Iの前記フルオロアセチル誘導体の気体が、ジメチルアミノビニルメチルケトンを含むジクロロメタン溶液の中に直接導入され、反応温度が−5〜0℃である、請求項1に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  3. 工程2において、反応温度が−40〜0℃であり、反応時間が1〜8時間であり、前記メチルヒドラジンと式IIの3−ジメチルアミノメチレン−フルオロ−2,4−ペンタンジオンとの間のモル比が1.1:1〜1.5:1である、請求項1に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  4. 前記工程2の前記反応温度が−25〜20℃であり、前記反応時間が1〜2時間である、請求項3に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  5. 工程3において、アルカリの存在下での前記酸化において次亜塩素酸ナトリウム又は次亜臭素酸ナトリウム溶液が用いられ、前記次亜塩素酸ナトリウム溶液は塩素ガスを水酸化ナトリウム水溶液に導入することによって調製され、前記次亜臭素酸ナトリウム溶液は液体臭素を水酸化ナトリウム水溶液に導入することによって調製される、請求項1に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  6. 工程3において、反応温度が0〜50℃であり、反応時間が1〜5時間である、請求項1に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  7. 工程3において、反応温度が10〜20℃であり、反応時間が2〜3時間である、請求項6に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  8. 前記酸性化においてHCl溶液が用いられ、前記溶液の最終的なpH値が1〜2に調整される、請求項6に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  9. 式Iの前記フルオロアセチルフルオリド誘導体がジフルオロアセチルフルオリドであり、式IVの前記3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸が3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸である、請求項1に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の合成方法。
  10. 請求項1に記載の方法によって得られる3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法を含む、農薬の合成方法。
  12. 前記農薬が殺菌性アミド、好ましくはBixafen、Fluxapyroxad、Isopyrazam、又はSedaxaneである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記合成方法が3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸を活性化された3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸に、好ましくはカルボン酸ハライドに変換すること、及び前記活性化された3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸をアミンと、好ましくはアニリンと反応させて農薬を、好ましくは殺菌性アミドである農薬を得ること、を含む、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 請求項10に記載の3−フルオロアルキル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸の、農薬の合成における中間体としての使用。
  15. 前記農薬が殺菌性アミド、好ましくはBixafen、Fluxapyroxad、Isopyrazam、又はSedaxaneである、請求項14に記載の使用。
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