JP2018529092A - 制御棒駆動装置を取り替えるための方法および装置 - Google Patents

制御棒駆動装置を取り替えるための方法および装置 Download PDF

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Abstract

制御棒駆動装置取り替え装置を提供する。この制御棒駆動装置取り替え装置は、原子炉圧力容器の下の支持体の上に装着するための第1のチャネルと、第1のチャネルに取り外し可能に受け入れられる第1の制御棒駆動装置引き抜き装置であって、第1の制御棒駆動装置引き抜き装置は、第1の制御棒駆動装置を受け入れるように構成された第1の筐体を有し、第1の筐体は、第1の筐体が第1のチャネル内で位置合わせされる水平配向と、第1の筐体が第1の制御棒駆動装置を原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間を移動可能である、第1の制御棒駆動装置引き抜き装置と、原子炉圧力容器の下の第1のチャネル上部に接続された第2のチャネルと、第2のチャネル内に取り外し可能に受け入れられる第2の制御棒駆動装置引き抜き装置であって、第2の制御棒駆動装置引き抜き装置は、第2の制御棒駆動装置を受け入れるように構成された第2の筐体を有し、第2の筐体は、第2の筐体が第2のチャネル内で位置合わせされる水平配向と、第2の筐体が第2の制御棒駆動装置を原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間を移動可能である、第2の制御棒駆動装置引き抜き装置とを備える。

Description

本開示は概して、停止中の原子炉の整備、より具体的に言うと、制御棒駆動装置を取り替えるための方法および装置に関する。
現在、燃料取り替え停止中の軽水炉内の容器下における作業用の機械には、マストを使って制御棒駆動装置(CRD)を取り外すことと、CRDを有するマストを圧力容器の下から輸送することと、取り外されたCRDを新しいCRDと交換することと、その後マストを圧力容器の下に戻して新しいCRDを挿入することとを行うクルーが必要である。
制御棒駆動装置取り外し装置を提供する。制御棒駆動装置取り替え装置は、原子炉圧力容器下の支持体上に装着するための第1のチャネルと、第1のチャネルに取り外し可能に受け入れられる第1の制御棒駆動装置引き抜き装置であって、第1の制御棒駆動装置引き抜き装置は、第1の制御棒駆動装置を受け入れるように構成された第1の筐体を有し、第1の筐体は、第1の筐体が第1のチャネル内で位置合わせされる水平配向と、第1の筐体が第1の制御棒駆動装置を原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間を移動可能である、第1の制御棒駆動装置引き抜き装置と、原子炉圧力容器下の第1のチャネル上部に接続された第2のチャネルと、第2のチャネルに取り外し可能に受け入れられる第2の制御棒駆動装置引き抜き装置であって、第2の制御棒駆動装置引き抜き装置は、第2の制御棒駆動装置を受け入れるように構成された第2の筐体を有し、第2の筐体は、第2の筐体が第2のチャネル内で位置合わせされる水平配向と、第2の筐体が第2の制御棒駆動装置を原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間を移動可能である、第2の制御棒駆動装置引き抜き装置とを備える。
制御棒駆動装置を取り替える方法も提供する。方法は、第1のチャネルを原子炉圧力容器の下方の支持体の上に設け、第1のチャネルに接続された第2のチャネルを設ける段階と、第1の筐体を第1のチャネル内に移動可能に装着する段階と、第1の筐体を、第1の筐体が第1のチャネル内で位置合わせされる水平配向から鉛直配向に移動させる段階と、第1の筐体が鉛直配向にある間に、第1の制御棒駆動装置を第1の筐体内に受け入れる段階と、第1の制御棒駆動装置が第1の筐体内にある間に、第1の筐体を鉛直配向から水平配向に移動させる段階と、第1の制御棒駆動装置を有する第1の筐体を第1のチャネルから取り外す段階と、取り替え用制御棒駆動装置を内部に有する第2の筐体を、第2のチャネル内に移動可能に装着する段階と、第2の筐体および取り替え用制御棒駆動装置を、水平配向から鉛直配向に移動させる段階と、第2の筐体が鉛直配向にある間に、取り替え用制御棒駆動装置を、第2の筐体から原子炉圧力容器内に提供する段階とを備える。
本発明の更なる態様は、原子炉圧力容器下の支持体上に装着するためのチャネルと、チャネルに取り外し可能に受け入れられる制御棒駆動装置引き抜き装置であって、制御棒駆動装置引き抜き装置は、ベースおよびベースと旋回可能に接続された筐体を含み、筐体は、制御棒駆動装置を受け入れるように構成され、ベースは、ベース軸を含み、筐体は、筐体がチャネル内で位置合わせされる水平配向と、筐体が制御棒駆動装置を原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間で旋回するためのベースにおいて、ベースに旋回可能に取り付けられ、筐体は、鉛直配向でベースに対して鉛直に移動可能である、制御棒駆動装置引き抜き装置とを有する、制御棒駆動装置取り替え装置を備える。
本発明の別の更なる態様は、原子炉圧力容器下の支持体上に装着するためのチャネルを有する制御棒駆動装置取り替え装置と、チャネル内に取り外し可能に受け入れられる制御棒駆動装置引き抜き装置であって、制御棒駆動装置を受け入れるための筐体を有する制御棒駆動装置引き抜き装置と、チャネルの軸端部に結合されたエクステンションランプとを備える。エクステンションランプは、筐体および制御棒駆動装置をチャネルから取り外すこと、ならびに、第1の筐体および新しい第1の制御棒駆動装置をチャネルに供給することのうちの少なくとも一方を行うように配置された高さ調整トレイの間の間隙を選択的に繋ぐように構成される。1つの実施形態において、制御棒駆動装置取り替え装置は、チャネルの上部に装着される追加的なチャネルと、追加的なチャネル内に取り外し可能に受け入れられる追加的な制御棒駆動装置引き抜き装置であって、追加的な制御棒駆動装置を受け入れるための追加的な筐体を有する制御棒駆動装置引き抜き装置とを備えてもよい。高さ調整トレイは、追加的な筐体および追加的な制御棒駆動装置を追加的なチャネルから取り外すこと、ならびに、追加的な筐体および新しい追加的な制御棒駆動装置を追加的なチャネルに供給することのうちの少なくとも一方を行うように配置されていてよい。エクステンションランプは、手動で取り外せるようにチャネルの軸端部で取り外し可能に結合してもよいし、チャネルの軸端部でスライド可能にまたは回転可能に結合してもよい。
以下の図面を参照して、本発明について後述する。
原子炉圧力容器から下方に延在する複数のCRDを備えるBWRの圧力容器を概略的に示す。
図1に示したカルーセルの斜視図を示す。
カルーセル上にCRD取り外し装置の下側チャネルを配設したカルーセルの斜視図を示す。
カルーセル上の下側チャネル上部にCRD取り外し装置の上側チャネルを配設したカルーセルの斜視図を示す。
上側チャネル内に上側マストアセンブリを受け入れているカルーセルの斜視図を示す。
上側チャネルから取り外された上側マストアセンブリを示す斜視図を提供する。 上側チャネルから取り外された上側マストアセンブリを示す上面図を提供する。
CRDを内部に収容する上側マストアセンブリを示す斜視図を提供する。 CRDを内部に収容する上側マストアセンブリを示す上面図を提供する。
本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。 本発明の例示的な実施形態に係るCRD取り外し装置の動作を示す。
放射線遮蔽体をCRD12上に固定するCRD取り外し装置の実施形態に係る放射線遮蔽体の閉じた状態を示す。 放射線遮蔽体をCRD12上に固定するCRD取り外し装置の実施形態に係る放射線遮蔽体の開いた状態を示す。
CRD取り外し装置の第1のチャネルの軸端部に結合されたエクステンションランプを示す。 CRD取り外し装置の第1のチャネルの軸端部に結合されたエクステンションランプを示す。 CRD取り外し装置の第1のチャネルの軸端部に結合されたエクステンションランプを示す。
本開示は、炉圧力容器内の制御棒駆動装置を取り替えるための方法および装置を提供する。方法および装置は特に、通常の燃料取り替え停止中の沸騰水型原子炉(BWR)内のCRDが迅速に取り替え可能となることを目的としている。方法および装置は、容器下での作業に伴う時間を著しく減少させることができ、コストおよび関連放射線量を減少させることにつながる。
図1は、原子炉圧力容器10から下方に延在する複数のCRD12を備えるBWRの圧力容器10を概略的に示す。圧力容器10およびCRD12の下には、カルーセル14の形態を有する支持体が設けられている。本発明の実施形態によると、カルーセル14は、CRD12を取り外すこと、および、CRD12を取り替え用CRDと取り替えることを行うための、概略的に示される制御棒駆動装置取り替え装置16を備える。2つのチャネル24、36と、2つの制御棒駆動装置引き抜き装置48、102とを備える取り替え装置16の構成要素、および取り替え装置16を動作させるための方法については、図3から図21により詳細に示して後述する。
図2はカルーセル14の斜視図を示す。カルーセル14は円形であり、カルーセル14を2つの等しいセクション19、21に2等分する、内部に形成された切り欠き18を備える。セクション19、21は、カルーセル14の外周付近の切り欠き18に設けられた2つの支持梁20、22により共に接続されている。
図3は、カルーセル14上に取り替え装置16(図1)の下側チャネル24を配設したカルーセル14の斜視図を示す。下側チャネル24は、切り欠き18内に設けられ、支持梁20、22の上面にある。下側チャネル24は、切り欠き18内に、カルーセル14のセクション19に接触するための第1のセクション26と、第1のセクション26の反対側にあたる、カルーセル14のセクション21に接触するための第2のセクション28とを備える。各セクション26、28が、鉛直壁34により接続される上側トラック30と下側トラック32とを備える。セクション26の壁34とセクション28の壁34との間の横方向には、下側マストアセンブリ102(図13から図20)を受け入れるための空間が設けられている。
図4は、カルーセル14上の下側チャネル24上部に取り外し装置16の上側チャネル36を配設したカルーセル14の斜視図を示す。上側チャネル36は、下側チャネル24の第1のセクション26に接触するための第1のセクション38と、第1のセクション38の反対側にあたる、下側チャネル24の第2のセクション28に接触するための第2のセクション40とを備える。下側チャネル24と同様に、各セクション38、40が、鉛直壁46により接続される上側トラック42と下側トラック44とを備える。
図5は、マストアセンブリとして構成された上側CRD引き抜き装置48を備えるカルーセル14の斜視図を示す。上側CRD引き抜き装置48は、上側チャネル36内、セクション38の壁46とセクション40の壁46との間に横方向に受け入れられている。
図6aおよび図6bは、上側チャネル36から取り外された上側マストアセンブリ48を示すもので、上側マストアセンブリ48のより明確な図を提供する。図6aが斜視図を提供する一方で、図6bは上面図を提供する。図6aおよび図6bを図8から図13と一緒に参照すると、上側マストアセンブリ48は、CRDを受け入れるための中空マストとして構成された上側CRD筐体50であって、上側チャネル36(図4から図5、図8から図13)に上側ベース軸52で旋回可能に取り付けられた上側CRD筐体50と、例えば、上側マスト50が上側チャネル36(図8、および図12から図13)内で位置合わせされる、図8、図12および図13に示すような水平配向と、例えば、上側マスト50がCRDを原子炉圧力容器から引き抜くように位置合わせされる、図9から図11に示すような鉛直配向との間で、上側マスト50を上側ベース軸52を中心に旋回させるための上側アクチュエータ54とを備える。有利なことに、上側マストアセンブリ48は、図10との関連で更に後述されるように、上側マスト50が上側ベース軸52に対して鉛直上方に移動可能であるようにも配置および構成される。
より具体的に言うと、図6aおよび図6bを参照すると、上側マストアセンブリ48は、上側マスト50内に形成された細長い上側スロット58と相互作用する、上側トラニオンアセンブリ56により形成されたベースを備え、上側マスト50が上側ベース軸52を中心に旋回すること、および、上側マスト50が鉛直配向で鉛直上方に移動することが可能となる。上側アクチュエータ54は、上側チャネル36(図4、図5、図8から図13)内で一直線状に水平移動するように位置付けられたカート60により支持される。そのような移動を可能にするために、カート60は、上側チャネル36(図3から図5、図8から図13)のセクション38、40(図4)のトラック44に沿ってスライドするための複数の車輪61を備える。図8に示すように、上側マスト50が水平配向にあるとき、カート60は上側チャネル36の長手方向端部100に位置付けられる。
図6aおよび図6bを参照すると、本実施形態におけるアクチュエータ54は、その内部に位置付けられた、一対のウィンチケーブル51を作動させるためのウィンチ64の形態を有し、上側マスト50が鉛直配向にあるときに、上側マスト50を旋回させ、かつ、上側マスト50を鉛直に移動させる。ケーブル51は、ウィンチ64から延在し、各ケーブルが、それぞれクレビス53によりマスト50の長手方向端部68に取り付けられる。ウィンチ64は、ケーブル51を繰り出すこと、または引き込むことにより、水平配向と鉛直配向との間における上側マスト50の移動を制御する。ケーブル51を繰り出すという作用により、マストは旋回して、水平配向から鉛直配向に旋回することが可能となる。ケーブル51を引き込むという逆の作用により、上側マスト50は、鉛直配向から水平配向へと転移する。マスト50は、ケーブル51を引き込むウィンチ64により、鉛直配向で鉛直上方に牽引される。
カート60は、マスト50が鉛直配向にあるときにマスト50を把持するための一対のクランプ66も支持し、マストがCRDを受け入れているときにマスト50が軸52を中心に旋回するのを制限する。クランプ66は、マスト50が鉛直に移動するときにマスト50の表面に沿ってスライドするローラを備え、マスト50の鉛直移動に伴ってマスト50が軸52を中心に回転することなく、クランプ66がマスト50の鉛直配向を維持することが可能となる。クランプ66は、マスト50が鉛直配向から水平配向に移動するときにマスト50を解放する。マスト50は、長手方向端部68に、マストが水平配向と鉛直配向との間を移動するときに上側チャネル36(図4から図5、図8から図13)のトラック44(図4)に沿ってスライドするための一組の車輪69も備える。マスト50は、長手方向端部68に、マストトロリー70の反対側に位置するデュアルリードスクリュー71(図6a、目に見えるのは一方のみで、他方は壁78により遮られている)により駆動されるトロリー70を備え、トロリー70が 一律に駆動可能であることが可能となる。マストアセンブリ48は、マストトロリー70の隣に、マスト50が鉛直配向にあるときにCRDの下長手方向端部を支持するための下側CRD支持体72を更に備える。マストトロリー70は、マスト50が鉛直配向にあるときに下側CRD支持体72から離れるように移動して、CRDを受け入れること、および、マスト50が鉛直配向から水平配向へ戻る前に下側CRD支持体72の方へ戻って、CRDの底部が下側CRD支持体72に接触するようにすることが可能である。
上側トラニオンアセンブリ56は、2つのセクション74、76を備え、各セクションが、マスト50の長手方向に延在する2つの壁78、80のうちの一方と係合する。壁78、80は互いに離間され、それらの間にCRDを受け入れるための空間を画定する。各トラニオン部74、76が、壁78、80内のそれぞれの細長いスロット58の中に延在する突出部82と、突出部82が突出した、鉛直に位置合わせされるベースプレート84とを備える。水平配向において、突出部82はそれぞれ、スロット58の第1の端止め縁83に接触する。更に後述するように、スロット58の第2の端止め縁85は、突出部82に接触することにより、マスト50の鉛直配向での上方鉛直移動を上側マスト50のピーク鉛直到達位置に制限する。上側トラニオンアセンブリ56は、セクション74、76の両方の上に、ベースプレート84に取り付けられた一組の車輪88を更に備える。マスト50が鉛直位置と水平位置との間を移動している間、車輪88は、チャネル36(図3から図5、図8から図13)のトラック44(図4)上の軸方向にあり、トラック44に沿って移動する。
マストアセンブリ48は、上側トラニオンアセンブリ56の隣に、第1の長手方向端部68の反対側にあたる、マストの第2の長手方向端部94付近で、マスト50に受け入れられるCRDを支持するための上側CRD支持体90およびCRD支持アーム92を更に備える。下側CRD支持体72、上側CRD支持体90およびCRD支持アーム92は、マスト50が水平配向から鉛直配向に回転している間、および、マストがその鉛直配向にある間、CRDを拘束する。トロリー70は、その据え付け位置にあるとき、CRDに完全に到達することができない。リードスクリュー93と、マスト50がCRDを受け入れるときにリードスクリュー93をCRDに向かって移動させるためのモータ95とを備える下降部91は、据え付け位置から下降するときに、CRDがマスト50内のトロリー70と連結できるまでCRDを支持するために使用される。下降部91は、それに続く新しいCRDの挿入中に、据え付け位置にそれを戻すためにも使用される。
図8に示すように、マスト50は、チャネル36より短く、例えば、既存の駆動装置交換マストより約2フィート(約61cm)短い。マスト50のサイズの縮小、およびスロット58における突出部82のスライド能力は、容器下の計装ケーブルへの損傷を防止するのに役立ち得る。それに応じて、マストアセンブリ48は、有利なことに、図4、図5、図8から図21および図23aから図23cとの関連で説明される二重チャネル配置ではなく、単一チャネル配置で使用してよい。
図7aおよび図7bは、マスト50内にCRD12を収容するマストアセンブリ48の図を示す。ここで示すように、CRD12は、マスト50のサイズの縮小により、マスト50内へ収容されるときにマスト50から突出して損傷を受けやすくなる。それに応じて、長手方向端部94にマストエクステンション96を設けて、作業者が輸送中にCRDに曝されることを制限する。CRDの先端は最大放射線量に曝されるので、マストエクステンション96内のCRDの先端に放射線遮蔽体97を設ける。放射線遮蔽体97は、CRD12の軸端部および外側円筒面に合わせて形作る円筒状キャップとして形成される。放射線遮蔽体97については、図22aおよび図22bとの関連で更に後述する。図7aおよび図7bならびに図6aおよび6bに示す図では、マストエクステンション96がマスト50に長手方向端部94で取り外し可能に取り付けられている。マストエクステンション96は、CRD12がマスト50内に受け入れられてチャネル36(図4から図5、図8から図13)内を水平配向で移動した後に、マスト50へ取り付けてよい。マストエクステンション96は、制御棒駆動装置取り替え装置16からCRD12を取り外す作業を行うクルーの放射線被曝量を低減するために、放射線遮蔽材から形成してもよいし、追加的にそのような材料を含んでもよい。マストエクステンション96は、マストアセンブリ48がCRDを圧力容器から受け入れた後にチャネル36(図4から図5、図8から図13)から引き抜かれる過程でトラック44(図4)に沿ってスライドするための複数の車輪98を備える。車輪61、69、88、98により、高さ調整トレイ132(図23aから図23c)に沿って上側チャネルへ滑り込むことおよび上側チャネルから滑り出すことが可能となる。
図8から図21は、制御棒駆動装置取り替え装置16を動作させる方法を、説明しやすいように概略的に示すか省略してある、取り替え装置16に関する特定の詳細と共に示す。図8は、チャネル36内に水平配向の上側マスト50を備える、カルーセル14上の取り替え装置16を示す。図9は、鉛直配向の上側マスト50を示す。上記のように、図8に示す水平配向から図9に示す鉛直配向へ上側マストを移動させるために、クランプ66をマスト50の長手方向端部68から離脱させて、ケーブル51をウィンチ64から繰り出す。これにより、長手方向端部68は、重力によって上側チャネル36内の空間を下方に落下し、長手方向端部94は、チャネル36より上へ、かつ、CRD12および圧力容器10(図1)の方へ上昇する。この移動は、突出部82が、鉛直位置においてスロット58の一番上の端止め縁である第1の端止め縁83(図6a、図6bおよび図10)との接触状態を保持したまま、突出部82(図6a)により画定される軸52を中心にマスト50が旋回することを伴う。旋回中、ウィンチカート60は、上側チャネル36の長手方向端部100から離れるようにして、上側チャネル36の長手方向中心へ、かつ、トラニオンアセンブリ56の方へスライドする。ひとたび鉛直位置に来ると、カート60は、マスト50の隣、トラニオンアセンブリ56付近に方向付けられ、カート60のクランプ66は、マスト50を把持して鉛直位置を維持してよい。本実施形態におけるアクチュエータ54は、単一のウィンチ64により形成されるが、他の実施形態におけるアクチュエータ54は、2つもしくはそれより多くのウィンチまたは他の作動装置を備えてよい。例えば、1つのウィンチまたは作動装置がマスト50を軸52を中心に旋回させてもよいし、別のウィンチまたは作動装置がマスト50を鉛直上方に移動させてもよい。
図10は、上側マスト50がピーク鉛直到達位置にある取り替え装置16を示す。それに応じて、突出部82(図6a)がスロット58の第1の端止め縁83または一番上の端止め縁83に接触し、上側マスト50が鉛直位置で最低鉛直到達位置を有する、図9に示す位置と、図10に示す位置の間では、ケーブル51を介して長手方向端部68を上方に牽引することにより、マスト50を鉛直配向でベース軸52に対して鉛直上方に移動させてある。より具体的に言うと、ウィンチ64によりマスト50を鉛直上方に上昇させてあり、その結果、突出部82(図6a)は、一番上の端止め縁83との接触位置から、第2の端止め縁85または一番下の端止め縁85(図8、図9、図11)との接触位置までスロット58内をスライドする。マスト50は、最大ピーク鉛直到達位置または最高鉛直位置にあるときに、CRD12を圧力容器10(図1)から受け入れてよい。
図11は、上側マスト50の最低鉛直到達位置でCRD12を上側マスト50内に保持している取り替え装置16を示す。それに応じて、突出部82(図6a)がスロット58の第2の端止め縁85または一番下の端止め縁85と接触し、かつ、上側マスト50が空である図10に示す位置と、図11に示す位置との間で、マスト50は、CRD12を受け入れ、ウィンチ64によりケーブル51を繰り出すことによって鉛直下方に下降させてある。その結果、突出部82(図6a)は、一番下の端止め縁85との接触位置から、スロット58の一番上の端止め縁83(図10)との接触位置までスロット58内をスライドする。上記のように、マスト50は、CRD12がマスト50より長くなるように、かつ、マスト50がCRD12を保持しているときに、CRD12の一部分がマスト50の長手方向端部94を越えて突出するように構成される。
図12は、マストエクステンション96がマスト50の長手方向端部94に接続された状態で、チャネル36内の水平配向の上側マスト50内にCRD12を保持している取り替え装置16を示す。CRD12を保持しているマスト50を鉛直配向から水平配向に移動させる前に、作業者が手動でチャネル36内にマストエクステンション96を追加してもよいし、マスト50を元の水平配向から鉛直配向に移動させる前に、チャネル36内にマストエクステンションを追加してもよい。マストエクステンション96は、マスト50の長手方向端部94を越えて長手方向に突出する、CRD12の部分を覆うように設ける。それに応じて、図11に示す位置と図12に示す位置との間でウィンチ64がケーブル51を引き込み、その結果、マスト50は、突出部82(図6a)がスロット58の端止め縁83(図10)と接触した状態で、ウィンチ64により軸52を中心に旋回し、カート60は、マストの長手方向端部68に隣接するチャネル36の長手方向端部100へ戻るようにスライドしている。
図13は、圧力容器10(図1)から引き抜かれた使用済みCRD12を保持している上側マストアセンブリ48が上側チャネル36内にとどまっている状態で、下側チャネル24内に受け入れられている下側マストアセンブリ102を示す。下側マストアセンブリ102は、上側マストアセンブリ48と同一であり、上側マストアセンブリ48と同じ方式で動作する。それに応じて、上記で使用した上側マストアセンブリ48に対する参照番号と同じ参照番号を使用して、下側マストアセンブリ102の構成要素を説明することにする。下側マストアセンブリ102は、マストエクステンション96が下側マスト50の長手方向端部94に設けられている状態で、圧力容器から取り外されたCRD12と取り替えるための新しいCRD104を保持している下側マスト50を備える。
図14に示すように、上側マストアセンブリ48は、上側マストアセンブリ48(図8から図13)内に保持される、取り外されたCRDを廃棄するために上側チャネル36から取り外してある。使用済みCRD12(図11から図13)を上側チャネル36から取り外す前に、下側マストアセンブリ102および新しいCRD104を下側チャネル24内に設置することにより、作業者が1回の移動中に同じ時間周期内で両方の動作を行うこと、すなわち、同じ作業者で新しいCRD104を下側マストアセンブリ102に入れて、古いCRD12(図11から図13)を上側マストアセンブリ48内に残しておくこと、すなわち、圧力容器10(図1)の下方における作業者の1回の作業の放射線被曝量を制限することが可能となる。
図15は、マストエクステンション96(図13および図14)が取り外された状態でCRD104を保持している鉛直位置の下側マスト50を示す。マストエクステンション96は、より適切に除去できるよう、水平配向から鉛直配向へ回転する前に取り外す。図15において、突出部82(図6a)は、スロット58の第1の端止め縁83または一番上の端止め縁83(図10)に接触し、下側マスト50は、鉛直配向で最低鉛直到達位置を有する。
図16は、下側マスト50がピーク鉛直到達位置にある取り替え装置16を示す。それに応じて、図15に示す位置と図16に示す位置との間で、マスト50は、ウィンチ64によりケーブル51を引き込むことによって鉛直上方に上昇している。その結果、突出部82(図6a)は、一番上の端止め縁83との接触位置から、第2の端止め縁85または一番下の端止め縁85(図15)との接触位置までスロット58内をスライドする。最大ピーク鉛直到達位置または最高鉛直位置にあるときに、マスト50は、CRD104を圧力容器10の底部に配設されるように解放する。図17は、マストアセンブリ102がCRD104(図13から図16)を解放した後の取り替え装置16を示す。図18に示す通り、下側マストアセンブリ102が使用済みCRD12を受け入れることができるように、その後カルーセル14を回転させること、および/または、チャネル24のトラック32(図3から図5)に沿って、圧力容器10(図1)内の別の使用済みCRD12の位置までカート60を移動させることを行ってよい。
その後は、上記と同様に、かつ、図19に示すように、ケーブル51を引き込むウィンチ64により、使用済みCRD12を保持している下側マストアセンブリ102を水平位置まで旋回させ、下側マスト50の長手方向端部94を越えて突出する、CRD12の部分を覆うように、マストエクステンション96を設置する。次に、図20および図21に示すように、図13および図14との関連で説明した工程を繰り返す。上側マストアセンブリ48に新しいCRD104を提供し、上側マストアセンブリ48を上側チャネル36内に装着し、その後、使用済みCRD12を含む下側マストアセンブリ102を下側チャネル24から取り外す。その後は、使用済みCRD12のそれぞれを新しいCRD104と取り替えるのに必要な回数だけこの工程を繰り返してよい。
図22aおよび図22bは、放射線遮蔽体97をCRD12の上に固定するための放射線遮蔽体97の開閉を示す。図22aは閉じた状態の放射線遮蔽体97を示し、図22bは開いた状態の放射線遮蔽体97を示す。上記と同様に、放射線遮蔽体97は、CRD12の軸端部110(すなわち、CRD12が炉内にあるときの上側軸端部)に適合するように、かつ、CRD12の軸端部110を覆うように構成される。軸端部110は、使用中に炉心の最も近くに位置付けられていたため、CRD12の中で最も高いレベルの放射能を有する。結果として、軸端部110の扱いには特別な注意が必要である。作業者が放射線遮蔽体97をCRD12の上に手動で設置しなければならないことを防止するために、放射線遮蔽体97は、互いにヒンジ留めされた2つの部品として形成する。より具体的に言うと、放射線遮蔽体97は、マストエクステンション96の円筒状ベース114により支持されるベース112または半円筒状の底部112と、長手方向に延在するヒンジ118により底部112に接続される蓋116または半円筒状の頂部116とを備える。頂部116は底部112の上部で閉まり、円筒面120と、一方の軸端部で円筒面120を閉じる端面122とを形成する。1つの好ましい実施形態では、放射線遮蔽体97が自動的に閉まる。すなわち、放射線遮蔽体97は、それがそれぞれのチャネル24、36(図4、図13)内のマストエクステンション96において開いた状態で支持される場合に、CRD12の軸端部110が鉛直配向から水平配向へ下降して底部112に入ると、頂部116が底部112の方へ自動的に閉まるように形成される。1つの実施形態において、頂部116は、バネの装着された蓋として、および/または、頂部116の内面上にフィンガがある状態で形成される。フィンガは、CRD12が鉛直配向から水平配向へ進むときに、CRD12の軸端部110の経路上にあり、結果として、蓋116が閉まることになる。放射線遮蔽体97は、閉じた状態において蓋116をベース112上にロックするためのロック124も備えてよい。
図23aから図23cは、第1のチャネル36の軸端部で結合されたエクステンションランプ130を示すが、わかりやすいよう、その側壁は省略する。エクステンションランプ130は、マストアセンブリ48のマスト50がCRD12を保持しているときにマストアセンブリ48をチャネル36から取り外すこと、ならびに、マストアセンブリ48のマスト50が新しいCRDを保持しているときにマストアセンブリ48をチャネル36に供給することのうちの少なくとも一方を行うように配置された高さ調整トレイ132の間の間隙を選択的に繋ぐように構成される。高さ調整トレイ132は、取り外し装置16(図1、図8から図21)を備える容器下領域と、作業者がCRDの交換を行った容器下よりも鉛直方向に高いプラットフォームとを接続するように設ける。プラットフォームの高さには、炉を支持する壁により形成された生体遮蔽体内の扉がある。高さ調整トレイ132は、一端が扉にヒンジ留めされた回転可能な上部134と、圧力容器を収容する原子炉格納建造物に恒久的に取り付けられた構造用鋼で形成される下部136とを備える。上部134は、上昇および下降するように構成され、その結果、ヒンジ留めされた端の反対側にある、上部134の他端は、図23aに示す第1の位置、および上部134が下部136と一直線になっている第2の位置で、選択的に位置合わせ可能である。エクステンションランプ130が図23aに示す位置にあるとき、マストアセンブリ48は、チャネル36から車輪61、69、88、98を介して、エクステンションランプ130に沿って高さ調整トレイ132の上部134に転がり出てよい。高さ調整トレイ132は、マストアセンブリ102のマスト50が使用済みCRDを保持しているときにマストアセンブリ102をチャネル24から取り外すこと、ならびに、マストアセンブリ102のマスト50が新しいCRD104を保持しているときにマストアセンブリ102をチャネル24に供給することのうちの少なくとも一方を行うようにも配置される。下部136は、上部が下部136と一直線になっているときに、CRDを下側チャネル24に供給すること、および、CRDを下側チャネル24から取り外すことを行うように、配置および構成される。
CRDを下側チャネル24に供給すること、または、CRDを下側チャネル24から取り外すことをエクステンションランプ130が妨げるのを防止するために、エクステンションランプ130は、下側チャネル24および/または上側チャネル36と移動可能に結合してよい。図23bは、エクステンションランプ130が高さ調整トレイ132から離れるように回転できるように、例えばヒンジにより、上側チャネル36の軸端部で下側チャネル24と回転可能に結合されているエクステンションランプ130を示す。図23cは、エクステンションランプ130が高さ調整トレイ132から離れるようにしてチャネル24へ滑り込めるように、例えば、下側チャネル24内のトラックおよびローラにより、上側チャネル36の軸端部で下側チャネル24とスライド可能に結合されたエクステンションランプ130を示す。別の実施形態では、エクステンションランプ130を、上側チャネル36の軸端部で下側チャネル24と取り外し可能に結合し、手動でエクステンションランプ130の取り外しおよび供給を行って、マストアセンブリ48を上側チャネル36から取り外す。更なる実施形態では、エクステンションランプ130を上部134にヒンジ留めしてもよいし、上部134とスライド可能に接続してもよい。
前述の明細書では、特定の例示的な実施形態およびその例を参照しながら本発明について説明してある。しかしながら、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の広範な思想および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更を本発明に加えてよいことが明らかであろう。それに応じて、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例示的なものとして見なされるべきである。

Claims (22)

  1. 原子炉圧力容器の下の支持体に装着するための第1のチャネルと、
    前記第1のチャネルに取り外し可能に受け入れられる第1の制御棒駆動装置引き抜き装置であって、前記第1の制御棒駆動装置引き抜き装置は、第1の制御棒駆動装置を受け入れるように構成された第1の筐体を有し、前記第1の筐体は、前記第1の筐体が前記第1のチャネル内で位置合わせされる水平配向と、前記第1の筐体が前記第1の制御棒駆動装置を前記原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間を移動可能である、第1の制御棒駆動装置引き抜き装置と、
    前記原子炉圧力容器の下の前記第1のチャネル上部に接続された第2のチャネルと、
    前記第2のチャネル内に取り外し可能に受け入れられる第2の制御棒駆動装置引き抜き装置であって、前記第2の制御棒駆動装置引き抜き装置は、第2の制御棒駆動装置を受け入れるように構成された第2の筐体を有し、前記第2の筐体は、前記第2の筐体が前記第2のチャネル内で位置合わせされる水平配向と、前記第2の筐体が前記第2の制御棒駆動装置を前記原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間を移動可能である、第2の制御棒駆動装置引き抜き装置とを備える制御棒駆動装置取り替え装置。
  2. 前記第1の制御棒駆動装置引き抜き装置は、前記第1の筐体をベース軸を中心に旋回させて、前記第1の筐体を前記水平配向と前記鉛直配向との間で移動させるように構成された第1のアクチュエータを有し、前記第1のアクチュエータは、前記第1の筐体を前記鉛直配向で前記ベース軸に対して鉛直に移動させるように構成される、請求項1に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  3. 前記第1の制御棒駆動装置引き抜き装置は、前記第1の筐体を前記第1のチャネルへ旋回可能に取り付け、かつ、前記ベース軸を画定するベースを有し、前記第1の筐体は、前記第1の筐体が前記鉛直配向で鉛直に移動している間に、第1のトラニオンアセンブリに沿ってスライドする、請求項2に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  4. 前記第1の筐体は、長手方向に延在する第1の細長いスロットを内部に含み、前記ベースは、前記ベース軸を画定する第1の突出部を含む第1のトラニオンアセンブリであり、前記第1の突出部は、前記第1の細長いスロットの中に延在し、かつ、前記第1の筐体が前記鉛直配向で鉛直に移動している間に、前記第1の細長いスロットに沿ってスライドする、請求項3に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  5. 前記第1の制御棒駆動装置引き抜き装置は、第1のマストが前記鉛直配向にあるときに、前記第1のマストによる前記第1の制御棒駆動装置の受け入れを支援するための、モータにより駆動されるリードスクリューを有する、請求項1から4の何れか一項に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  6. 第1のアクチュエータは、第1のマストを前記水平配向と前記鉛直配向との間で移動させるように、かつ、前記第1のマストを前記鉛直配向で鉛直に移動させるように構成されたウィンチを含む、請求項1から5の何れか一項に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  7. 前記第1の制御棒駆動装置引き抜き装置は、前記第1の制御棒駆動装置の下端に接触するための下支持体を有し、第1のマストは、前記第1の制御棒駆動装置の前記下端が前記下支持体に接触したときに、前記第1の制御棒駆動装置が、前記第1のマストの長手方向端部を越えて長手方向に延在するように配置および構成される、請求項1から6の何れか一項に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  8. 前記第1のマストの前記長手方向端部に接続可能なマストエクステンションであって、前記第1の制御棒駆動装置の一部分を取り囲むように配置および構成された前記マストエクステンションは、前記第1のマストの前記長手方向端部を越えて長手方向に延在する、マストエクステンションを更に備える、請求項7に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  9. 前記マストエクステンションにより支持される放射線遮蔽体であって、前記第1の制御棒駆動装置が下降して、前記第1のチャネル内の前記水平配向に入ったときに、前記第1の制御棒駆動装置の軸端部の方へ閉まるように構成された扉を有する、放射線遮蔽体を更に備える、請求項8に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  10. 前記第1のチャネルの軸端部に結合されるエクステンションランプであって、前記第1の筐体および前記第1の制御棒駆動装置を前記第1のチャネルから取り外すこと、ならびに、前記第1の筐体および新しい第1の制御棒駆動装置を前記第1のチャネルに供給することのうちの少なくとも一方を行うように配置された高さ調整トレイであって、前記第2の筐体および前記第2の制御棒駆動装置を前記第2のチャネルから取り外すこと、ならびに、前記第2の筐体および新しい第2の制御棒駆動装置を前記第2のチャネルに供給することのうちの少なくとも一方を行うように配置された高さ調整トレイの間の間隙を選択的に繋ぐように構成されたエクステンションランプを更に備える、請求項1から9の何れか一項に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  11. 原子炉圧力容器内の制御棒駆動装置を取り替える方法であって、
    第1のチャネルを、前記原子炉圧力容器の下方の支持体の上に設け、前記第1のチャネルに接続された第2のチャネルを設ける段階と、
    第1の筐体を、前記第1のチャネル内に移動可能に装着する段階と、
    前記第1の筐体を、前記第1の筐体が前記第1のチャネル内で位置合わせされる水平配向から鉛直配向に移動させる段階と、
    前記第1の筐体が前記鉛直配向にある間に、第1の制御棒駆動装置を前記第1の筐体内に受け入れる段階と、
    前記第1の制御棒駆動装置が前記第1の筐体内にある間に、前記第1の筐体を、前記鉛直配向から前記水平配向に移動させる段階と、
    前記第1の制御棒駆動装置を有する前記第1の筐体を、前記第1のチャネルから取り外す段階と、
    取り替え用制御棒駆動装置を内部に有する第2の筐体を、前記第2のチャネル内に移動可能に装着する段階と、
    前記第2の筐体および前記取り替え用制御棒駆動装置を、水平配向から鉛直配向に移動させる段階と、
    前記第2の筐体が前記鉛直配向にある間に、前記取り替え用制御棒駆動装置を、前記第2の筐体から前記原子炉圧力容器内に提供する段階とを備える方法。
  12. 前記第1のチャネルは、前記第2のチャネルの上部に固定される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記取り替え用制御棒駆動装置を内部に有する前記第2の筐体を、前記第2のチャネル内に移動可能に装着する前記段階は、前記第1の筐体および前記第1の制御棒駆動装置を、前記第1のチャネルから取り外す前記段階の前に行われる、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記第2の筐体および前記取り替え用制御棒駆動装置を、水平配向から鉛直配向に移動させる前記段階は、前記第1の筐体および前記第1の制御棒駆動装置を、前記第1のチャネルから取り外す前記段階の後に行われる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の筐体を前記水平配向から前記鉛直配向に移動させる前記段階の後に、前記第1の筐体を鉛直上方に移動させる段階を更に備える、請求項11から14の何れか一項に記載の方法。
  16. 前記第1の筐体を前記第1のチャネルに旋回可能に取り付けるトラニオンマウントを提供する段階を更に備える、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の筐体は、長手方向に延在する細長いスロットを内部に含み、前記トラニオンマウントは、前記細長いスロットの中に延在する突出部を含み、前記第1の筐体を鉛直上方に移動させる前記段階は、前記細長いスロットの中の前記突出部を鉛直上方に移動させる段階を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の筐体を前記水平配向から前記鉛直配向に旋回させる前記段階は、前記突出部が前記スロットの端止め縁に接触している間に、前記突出部を旋回させる段階を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 原子炉圧力容器の下の支持体の上に装着するためのチャネルと、
    前記チャネル内に取り外し可能に受け入れられる制御棒駆動装置引き抜き装置であって、前記制御棒駆動装置引き抜き装置は、ベースおよび前記ベースと旋回可能に接続された筐体を有し、前記筐体は、制御棒駆動装置を受け入れるように構成され、前記ベースは、ベース軸を含み、前記筐体は、前記筐体が前記チャネル内で位置合わせされる水平配向と、前記筐体が前記制御棒駆動装置を前記原子炉圧力容器から受け入れるように位置合わせされる鉛直配向との間で旋回するための前記ベースにおいて、前記ベースに旋回可能に取り付けられ、前記筐体は、前記鉛直配向で前記ベースに対して鉛直に移動可能である、制御棒駆動装置引き抜き装置とを備える、制御棒駆動装置取り替え装置。
  20. 前記制御棒駆動装置引き抜き装置は、前記筐体を前記ベース軸を中心に旋回させて、前記筐体を前記水平配向と前記鉛直配向との間で移動させるように構成されたアクチュエータであって、前記アクチュエータは、前記筐体を鉛直配向で鉛直に移動させて、前記筐体の筐体旋回軸を前記ベース軸から離れるように移動させるように構成される、請求項19に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  21. 前記ベースは、前記筐体と前記チャネルとを旋回可能に結合し、かつ、前記ベース軸を画定するトラニオンアセンブリであり、前記筐体は、前記筐体が前記鉛直配向で鉛直に移動している間に、前記トラニオンアセンブリに沿ってスライドする、請求項19または20に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
  22. 前記筐体は、長手方向に延在する細長いスロットを内部に含み、前記トラニオンアセンブリは、前記ベース軸を画定する突出部を含み、前記突出部は、前記細長いスロットの中に延在し、かつ、前記筐体が前記鉛直配向で鉛直に移動している間に、前記細長いスロットに沿ってスライドする、請求項21に記載の制御棒駆動装置取り替え装置。
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