JP2018527786A - 同期通信方法及び端末 - Google Patents

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Abstract

同期通信方法が提供される。方法は、第1の端末によって、第1の構成情報を取得する段階であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、段階と、第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階と、第1の端末によって、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する段階と、現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末によって、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する段階であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、を含む。

Description

本発明は、通信分野に関し、特に、同期通信方法及び端末に関する。
継続的な社会の発展に伴い、自動車がますます普及している。運転は、人の移動を便利にするが、人間社会に対する負の影響をも有する。車両数の急速な増加は、都市交通の混雑、交通事故の頻発、及び環境悪化のような一連の問題を生じさせている。統計によれば、中国では2013年にほぼ200,000件近くの交通事故が発生し、これによる死亡者は58,000名、直接的な経済損失は10億4千万元を数えた。完璧なインテリジェント交通システム(Intelligent Transportation System、ITS)が、個人の安全、交通効率、環境保護、及び経済的利益のような多くの角度から見て望ましい。現在、ITSは、当然のことながら、世界の関心の的となっている。
現在、車両は、車両対車両(Vehicle to Vehicle、V2V)通信又は車両対インフラストラクチャ(Vehicle to Infrastructure、V2I)通信によって、タイミング良く、道路状態についての情報を取得する、又は情報サービスを受信することができる。具体的には、車両は、車両スピード、進行方向、及び車両の具体的位置のような情報、ならびに急ブレーキがかけられたか否かについての情報を、V2V通信によって周囲の車両にブロードキャストすることができる。ドライバは、その情報を取得した後、見通し外の交通状態をより良く認識することができ、危険な状況を予測及び回避する。V2I通信中は、前述した安全情報の交換に加えて、ロードサイドインフラストラクチャは、あらゆる種類のサービス情報及びデータネットワークへのアクセスを、車両にさらに提供してよい。電子料金収集及び車載型エンターテインメントのような機能は、交通インテリジェンスを大幅に向上させる。V2V/V2I通信によって用いられるネットワークは、車両のインターネットと称される。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)は、現在の主流無線通信技術である。デバイスツーデバイス(Device to Device、D2D)技術は、重要な特性とみなされており、第3世代パートナーシッププロジェクト(third Generation Partnership Project、3GPP)LTE R12において規格化され、ユーザ端末間の直接通信をサポートする。V2V/V2I通信のシナリオが端末直接通信にも属することを考慮すると、D2D技術は、V2V/V2Iサービス伝送に用いられてよい。
既存のLTE R12 D2D通信技術において、端末が、関心のD2D伝送キャリア周波数においてセルを発見可能である場合、端末は、ネットワークカバレッジエリア内にあるとみなされる。さもなければ、端末は、ネットワークカバレッジエリア外にあるとみなされる。ネットワークカバレッジエリア内の端末は、基地局の同期信号を用いることによって、同期を実装する。ネットワークカバレッジエリア外の端末は、D2D通信を実行する前に、周囲の同期ソースをサーチする必要がある。信号品質要件を満たす同期ソースが周辺に検出可能である場合、端末は、同期ソースを同期する。さもなければ、端末は、同期信号送信時刻を決定し、対応する時刻に同期信号を送信する同期ソースとして機能する。受信端末が複数の同期ソースを発見した場合、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、異なる同期ソースにアクセスするための優先度は、以下の通り区別される。すなわち、ネットワークカバレッジエリア内の同期ソースが、ネットワークカバレッジエリア外の同期ソースに対して優先度を有する。
従来技術では、カバレッジエリア外の端末が同期ソースとして同期信号を送信する場合、異なる同期ソースは非同期である可能性が高く、2つの同期ソース間の非同期は、2つの同期ソースによってカバーされる受信端末間に非同期をもたらす。結果的に、2つの受信端末間における通信が影響を受け、互いに通信不可能となる、又は受信に失敗するという問題が発生することがあり、通信性能に深刻な影響を及ぼす。
本発明の実施形態は、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させるための同期通信方法を提供する。
これに鑑み、本発明の実施形態の第1の態様は、同期通信方法を提供する。方法は、
第1の端末によって、第1の構成情報を取得する段階であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、段階と、
第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階と、
第1の端末によって、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する段階と、
現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末によって、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する段階であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第1の実装において、サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含む。
本発明の第1の態様の第1の実装に関連して、本発明の第1の態様の第2の実装において、SLSSは、主サイドリンク同期信号PSSS及び副サイドリンク同期信号SSSSを含み、PSSS及び/又はSSSSは、専用シーケンスを含み、専用シーケンスは、指示情報である。
本発明の第1の態様の第1の実装に関連して、本発明の第1の態様の第3の実装において、SLSSは、主サイドリンク同期信号PSSS及び副サイドリンク同期信号SSSSを含み、PSSSは、第1の専用シーケンスを含み、第1の専用シーケンスは、指示情報であり、SSSSは、第2の専用シーケンスを含み、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、第2の端末に対して、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる。
本発明の第1の態様の第3の実装に関連して、本発明の第1の態様の第4の実装において、ターゲット情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの同期精度、又は優先度識別子を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第5の実装において、サイドリンク情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、MIB−SLは、指示情報を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第6の実装において、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より低い。
本発明の第1の態様又は本発明の第1の態様の第1から第6の実装のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第7の実装において、D2D通信システムにおける対応する伝送タイムスロットは、フレーム番号及び/又はサブフレーム番号である。
本発明の第1の態様の第1の実装から第4の実装のいずれか1つに関連して、本発明の実施形態の第1の態様の第8の実装において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第2の端末及び第1の端末のタイムスロットを整合させるために、伝送タイムスロットについての情報を含む。
本発明の第1の態様又は本発明の第1の態様の第1から第6の実装のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第9の実装において、
第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階の前に、方法は、
第1の端末によって、第2の構成情報を取得する段階
を含み、
第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階は、
第1の端末によって、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階
を含む。
本発明の第1の態様の第9の実装に関連して、本発明の第1の態様の第10の実装において、
第1の端末によって、第2の構成情報を取得する段階は、
第1の端末によって、事前設定方式で、第2の構成情報を取得する段階、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、第1の端末によって、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得する段階、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、第1の端末によって、基地局によって送信された無線リソース制御RRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得する段階、又は、
第1の端末によって、事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得する段階
を含む。
本発明の第1の態様の第9の実装に関連して、本発明の第1の態様の第11の実装において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
第1の端末によって、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階は、
第1の端末によって、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定する段階と、
第1の端末によって、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する段階と、
を含む。
本発明の第1の態様の第11の実装に関連して、本発明の第1の態様の第12の実装において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
第1の端末によって、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する段階は、
第1の端末によって、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出する段階と、
第1の端末によって、事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する段階と、
を含む。
本発明の第1の態様の第12の実装に関連して、本発明の第1の態様の第13の実装において、
第1の端末は、フレーム番号DFNを、式
DFN=(a*Tduration)mod K
を用いることによって算出し、
は、フレーム周期の長さであり、Tdurationは、差であり、aは、第1のスケールパラメータであり、第1のスケールパラメータは、差の時間単位をフレーム長さ単位に整合させるために用いられる。
本発明の第1の態様の第12又は第13の実装に関連して、本発明の第1の態様の第14の実装において、
第1の端末は、サブフレーム番号suframeを、式
suframe=(b*Tduration)mod K
を用いることによって算出し、
は、サブフレーム周期の長さであり、bは、第2のスケールパラメータであり、第2のスケールパラメータは、差の時間単位をサブフレーム長さ単位に整合させるために用いられ、Tdurationは、差である。
本発明の実施形態の第2の態様は、同期通信方法を提供する。方法は、
第2の端末によって、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する段階であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、段階と、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第1の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階は、
第2の端末によって、専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析する段階であって、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第2の実装において、サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階は、
第2の端末によって、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する段階であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階と、
を含み、
第2の端末によって、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する段階は、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の端末によって、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する段階であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する段階と、
第2の端末によって、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様の第2の実装に関連して、本発明の第2の態様の第3の実装において、ターゲット情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの同期精度、又は優先度識別子を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第4の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階は、
第2の端末によって、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する段階であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様の第1の実装に関連して、本発明の第2の態様の第5の実装において、
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
第2の端末によって、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する段階は、
第2の端末によって、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する段階と、
第2の端末によって、第2の端末のタイムスロット境界を、第1の端末のタイムスロット境界に整合させる段階と、
第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを、第2の端末によって、MIB−SLに従って決定する段階と、
第2の端末によって、第2の端末の伝送タイムスロットを、第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる段階と、
を含む。
本発明の第2の態様の第5の実装に関連して、本発明の第2の態様の第6の実装において、伝送タイムスロットは、サブフレーム番号及び/又はフレーム番号である。
本発明の第2の態様又は本発明の第2の態様の第1から第6の実装のいずれか1つに関連して、本発明の第2の態様の第7の実装において、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より低い。
本発明の実施形態の第3の態様は、端末を提供する。端末は、
第1の構成情報を取得するように構成される取得モジュールであって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、取得モジュールと、
全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するように構成される決定モジュールと、
決定モジュールによって決定された伝送タイムスロット及び取得モジュールによって取得された第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するように構成される判定モジュールと、
判定モジュールが、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信するように構成される送信モジュールであって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、送信モジュールと、
を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第1の実装において、
取得モジュールは、第2の構成情報を取得するようにさらに構成され、
決定モジュールは、GNSSクロック及び取得モジュールによって取得された第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するようにさらに構成される。
本発明の第3の態様の第1の実装に関連して、本発明の第3の態様の第2の実装において、
取得モジュールは、事前設定方式で、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
取得モジュールは、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
取得モジュールは、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
取得モジュールは、事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される。
本発明の第1の実装又は第3の態様の第2の実装に関連して、本発明の第3の態様の第3の実装において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
決定モジュールは、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定するようにさらに構成され、
決定モジュールは、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出するようにさらに構成される。
本発明の第3の態様の第3の実装に関連して、本発明の第3の態様の第4の実装において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
決定モジュールは、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出するようにさらに構成され、
決定モジュールは、事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出するようにさらに構成される。
本発明の実施形態の第4の態様は、他の端末を提供する。他の端末は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、取得モジュールと、
取得モジュールによって取得された指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するように構成される決定モジュールと、
サイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させるように構成される同期モジュールと、
を含む。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第1の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
決定モジュールは、専用シーケンスを取得するために、PSSS及び/又はSSSSを解析するようにさらに構成され、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられ、
決定モジュールは、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第1の実装において、
サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
決定モジュールは、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析するようにさらに構成され、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられ、
決定モジュールは、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成され、
同期モジュールは、複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析するようにさらに構成され、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられ、
同期モジュールは、第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定するようにさらに構成され、
同期モジュールは、端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させるようにさらに構成される。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第3の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
決定モジュールは、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析するようにさらに構成され、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられ、
決定モジュールは、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
本発明の第4の態様の第1の実装に関連して、本発明の第4の態様の第4の実装において、
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
同期モジュールは、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得するようにさらに構成され、
同期モジュールは、端末のタイムスロット境界を、第1の端末のタイムスロット境界に整合させるようにさらに構成され、
同期モジュールは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを、MIB−SLに従って決定するようにさらに構成され、
同期モジュールは、端末の伝送タイムスロットを、第1の端末の伝送タイムスロットに整合させるようにさらに構成される。
本発明の第5の態様は、無線周波数モジュールと、プロセッサと、メモリと、を含む端末を提供する。
プロセッサは、
GNSSクロックに従って、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する手順と、
を実行するように構成され、
無線周波数モジュールは、
第1の構成情報を取得する手順であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、手順と、
プロセッサが、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
を実行するように構成される。
本発明の第5の態様に関連して、本発明の第5の態様の第1の実装において、
無線周波数モジュールは、
第2の構成情報を取得する手順と、
GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
を実行するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第1の実装に関連して、本発明の第5の態様の第2の実装において、
プロセッサは、具体的には、
事前設定方式で、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得する手順
を実行する、又は、
無線周波数モジュールは、具体的には、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得する手順
を実行する。
本発明の第5の態様の第1又は第2の実装に関連して、本発明の第5の態様の第3の実装において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
プロセッサは、具体的には、
GNSSクロックに従って、現在時刻を決定する手順と、
事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する手順と、
を実行する。
本発明の第5の態様の第3の実装に関連して、本発明の実施形態の第4の実装において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
プロセッサは、具体的には、
現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出する手順と、
事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する手順と、
を実行する。
本発明の実施形態の第6の態様は、無線周波数モジュールと、プロセッサと、メモリと、を含む端末を提供する。
無線周波数モジュールは、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順
を実行し、
プロセッサは、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順と、
サイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の実施形態の第6の態様に関連して、本発明の第6の態様の第1の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
プロセッサは、具体的には、
専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析する手順であって、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本発明の第6の態様に関連して、本発明の第6の態様の第2の実装において、
サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
プロセッサは、具体的には、
第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する手順であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する手順であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、手順と、
第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する手順と、
端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の第6の態様に関連して、本発明の第6の態様の第3の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
プロセッサは、具体的には、
指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する手順であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本発明の第6の態様の第1の実装に関連して、本発明の第6の態様の第4の実装において、
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
プロセッサは、
SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する手順と、
端末のタイムスロット境界を、第1の端末のタイムスロット境界に整合させる手順と、
MIB−SLに従って、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
第2の端末の伝送タイムスロットを、第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる手順と、
を実行するようにさらに構成される。
前述の技術的解決手段から、本発明の実施形態が以下の利点を有することが認識されよう。
本発明の実施形態において、第1の端末は、全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)クロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してよい。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させることができる。
本発明の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明すべく、以下、実施形態を説明するために必要な添付図面を簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者であれば、これらの添付図面から、創造的努力なく他の図面をさらに導出し得ることは明らかである。
本発明の実施形態に係る同期通信方法の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る同期通信方法の他の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る同期通信方法の他の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る端末の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る端末の他の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る端末の他の実施形態の模式図である。
以下、本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確かつ十分に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部に過ぎず、全てではないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、創造的努力なく当業者によって得られた全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属するものとする。
本発明の明細書、特許請求の範囲、及び添付図面において、(存在する場合には)用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、同様のオブジェクト間を区別することが意図されるものであり、必ずしも具体的な順序又は順番を示すものではない。このように称されるデータが、適切な状況では交換可能であることにより、本明細書において説明される本発明の実施形態は、本明細書において図示又は説明される順序以外の順序で実装可能であることを理解されたい。さらに、用語「含む(include)」、「含む(contain)」、及び任意の他の派生語は、非排他的に含むことを網羅することを意味する。例えば、一連の段階又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、明確に列挙されたこれらの段階又はユニットに必ずしも限定されるものではなく、明示的に列挙されていない、又はこのようなプロセス、方法、システム、製品もしくはデバイスが本来的に備える他のユニットを含んでよい。
本発明の実施形態の技術的解決手段は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、ワイドバンド符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、ジェネラルパケットラジオサービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、又はワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WIMAX)通信システムのような、様々な通信システムに適用されてよいことを理解されたい。
本発明の実施形態において、第1の端末又は第2の端末は、限定されるものではないが、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)、携帯電話(Mobile Telephone)、ハンドセット(handset)、ポータブル機器(portable equipment)等を含むことをさらに理解されたい。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を用いることによって、1つ又は複数のコアネットワークと通信を行ってよい。例えば、ユーザ機器は、携帯電話(又は「セルラ」電話と称される)、又は無線通信機能を有するコンピュータであってよい。ユーザ機器は、さらに、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ埋め込み型、又は車載型のモバイル装置であってよい。
本発明の実施形態において、基地局は、GSM又はCDMAにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってよく、又はWCDMAにおけるNodeB(NodeB)であってよく、又はLTEにおける発展型NodeB(evolved Node B、eNB)であってよい。これは、本発明の実施形態において限定されるものではない。
本発明の実施形態は、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させるための同期通信方法及び端末を提供する。
第1に、本発明の実施形態における同期通信が、第1の端末の観点から後述される。図1を参照すると、本発明の実施形態における同期通信の実施形態は、以下の段階を含む。
101.第1の端末は、第1の構成情報を取得する。
第1の端末は、第1の構成情報を取得する。第1の構成情報は、第1のパラメータを含み、第1のパラメータは、具体的な時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するために用いられる。第1の端末は、事前設定方式で、第1の構成情報を取得してよい、又は、事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得してよい、又は、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報もしくは無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを受信し、次に、ブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングから第1の構成情報を取得してよいことに留意されたい。あるいは、第1の端末は、他の方式で、第1の構成情報を取得してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
102.第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
第1の端末が、同期ソースとして他の端末とD2D通信を実行する必要がある場合、第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
GNSSは、世界的、地域的、及び補強版、例えば、米国のグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System、GPS)、ロシアのグロナス(Glonass)測位衛星システム、欧州のガリレオ(Galileo)衛星ポジショニングシステム、中国の北斗測位衛星システム、及び米国の広域補強システム(Wide Area Augmentation System、WAAS)、欧州の欧州静止衛星測位オーバレイシステム、日本の多目的衛星補強システム(Multi−Functional Satellite Augmentation System、MSAS)のような関連する補強版システムを含み、開発中の及び将来開発される他の測位衛星システムをさらに含む、全ての測位衛星システムに対する汎用的な用語であることに留意されたい。
103.第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定し、現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階104が実行される。
D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定した後で、第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階104が実行される。
104.第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。
第1の端末が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してよい。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
理解を容易ならしめるべく、本発明の実施形態における第1の端末側の同期通信方法は、詳細に後述される。図2を参照すると、本発明の実施形態における同期通信方法の他の実施形態は、以下の段階を含む。
201.第1の端末は、第1の構成情報を取得する。
第1の端末は、第1の構成情報を取得する。第1の構成情報は、第1のパラメータを含み、第1のパラメータは、具体的な時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するために用いられる。第1の端末は、事前設定方式で、第1の構成情報を取得してよい、又は、事前設定されたプロトコルに従って、第1の構成情報を取得してよい、又は、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングを受信し、次に、ブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングから第1の構成情報を取得してよいことに留意されたい。あるいは、第1の端末は、他の方式で、第1の構成情報を取得してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
第1の構成情報は、時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するための決定ルールをさらに含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに、さらに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
202.第1の端末は、第2の構成情報を取得する。
第1の端末は、第2の構成情報を取得する。第1の端末は、事前設定方式で、第2の構成情報を取得してよい、又は、事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得してよい、又は、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングを受信し、次に、ブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングから第2の構成情報を取得してよいことに留意されたい。あるいは、第1の端末は、他の方式で、第2の構成情報を取得してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
第2の構成情報は、現在のタイムスロットを算出するための算出ルール又は第2のパラメータをさらに含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに、さらに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
203.第1の端末は、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
第1の端末が第2の構成情報を取得した後で、第1の端末が、同期ソースとして他の端末とD2D通信を実行する必要がある場合に、第1の端末は、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
伝送タイムスロットは、フレーム番号であってよい、サブフレーム番号であってよい、フレーム番号及びサブフレーム番号であってよい、又は他の情報であってよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
第2の構成情報が第2のパラメータを含む場合に、第1の端末は、以下の方式、すなわち、
第1の端末によって、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定し、次に、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する
方式で、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
第1の端末が伝送タイムスロットを算出する方式は、第2のパラメータに従って変化する。以下の説明において、例えば、第2のパラメータは、初期参照時刻を含む。第2のパラメータが初期参照時刻を含む場合に、第1の端末は、事前設定された算出ルールに従って、以下の方式、すなわち、
第1の端末によって、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出し、差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する
方式で、伝送タイムスロットを算出してよい。
具体的には、差に従って、第1の端末は、式(1)を用いることによって、フレーム番号DFNを算出し、式(2)を用いることによって、サブフレーム番号suframeを算出してよい。
DFN=(a*Tduration)mod K
(1)、及び
suframe=(b*Tduration)mod K (2)
ここで、Kは、フレーム周期の長さであり、Tdurationは、差であり、aは、第1のスケールパラメータであり、第1のスケールパラメータは、差の時間単位をフレーム長さ単位に整合させるために用いられ、Kは、サブフレーム周期の長さであり、bは、第2のスケールパラメータであり、第2のスケールパラメータは、差の時間単位をサブフレーム長さ単位に整合させるために用いられる。
第2の構成情報は、伝送タイムスロットを算出するための算出ルールも含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の構成情報が算出ルールを含む場合に、第1の端末は、現在時刻及び第2のパラメータに従って、かつ、第2の構成情報に含まれる算出ルールに従って、伝送タイムスロットを算出してよい。あるいは、第1の端末は、他の方式に従って、伝送タイムスロットを算出してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
204.第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータ情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定し、現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階205が実行される、又は、現在時刻が同期情報送信時刻ではない場合に、段階206が実行される。
D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定した後で、第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階204が実行される。具体的には、第1の端末は、第1のパラメータに従って、かつ、決定ルールに従って、伝送タイムスロットが事前設定された条件を満たすか否かを決定してよく、伝送タイムスロットが事前設定された条件を満たす場合に、第1の端末は、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定する。さらに、第1のパラメータがオフセットを含み、かつ、伝送タイムスロットがフレーム番号及びサブフレーム番号である場合に、第1の端末は、フレーム番号及びサブフレーム番号が以下の式を満たすか否かを決定する。
(c*DFN+subrame)mod K=syncOffsetIndicator (3)
ここで、suframeは、サブフレーム番号であり、DFNは、フレーム番号であり、cは、1つのフレームに含まれるサブフレームの数であり、Kは、同期送信周期であり、は、syncOffsetIndicatoは、オフセットである。
第1の端末が、フレーム番号及びサブフレームが式(3)を満たすと決定した場合に、第1の端末は、伝送タイムスロットが事前設定された条件を満たすと決定し、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定する。
第1の端末は、他の方式に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してもよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
205.第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。
第1の端末が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号(Sidelink Synchronisation Signal、SLSS)を含み、SLSSは、主同期信号(Primary Sidelink Synchronisation Signal、PSSS)及び副同期信号(Secondary Sidelink Synchronisation Signal、SSSS)を含み、指示情報は、専用シーケンスであってよいことが理解されよう。専用シーケンスはPSSSに含まれてよく、又は、専用シーケンスはSSSSに含まれてよい。又は、専用シーケンスの一部分はPSSSに含まれ、当該シーケンスの他の部分はSSSSに含まれ、PSSS及びSSSSにおけるシーケンスの部分は、共同で専用シーケンスを形成する。
指示情報を保持することに加えて、サイドリンク同期情報は、ターゲット指示情報をさらに保持してよい。ターゲット指示情報は、第2の端末に対して、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる。指示情報は、PSSSに含まれる第1の専用シーケンスであってよく、ターゲット指示情報は、SSSSに含まれる第2の専用シーケンスであってよい。このように、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定した後で、第2の端末は、第2の専用シーケンスに従って、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度をさらに決定してよい。ターゲット情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの精度、又は優先度識別子を含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
前述した4つのケースに基づいて、サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロック(MasterInformationBlock−SL、MIB−SL)をさらに含んでよく、MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報を含むことにより、第2の端末は、伝送タイムスロットについての情報に従って伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロットに従って、第1の端末とのタイムスロット整合を実行することができる。
あるいは、サイドリンク同期情報は、MIB−SL及びSLSSを含み、MIB−SLは、指示情報を含む。任意選択的に、MIB−SLが伝送タイムスロットについての情報をさらに含んでよいことにより、第2の端末は、伝送タイムスロットについての情報に従って伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロットに従って、第1の端末とのタイムスロット整合を実行することができる。
206.第1の端末は、他の手順を実行する。
第1の端末が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、第1の端末は、他の手順を実行する。例えば、第1の端末は、次の時刻に、段階203〜段階205に戻ってよい。
本発明の本実施形態において、同期ソースの優先度は、基地局によって事前設定され、本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
本発明の本実施形態において、段階202及び段階201の順番は、限定されるものではないことにさらに留意されたい。段階202は、段階203の前に実行され、段階201の前又は段階202の後に実行されてよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してよい。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
さらに、本発明の本実施形態において、指示情報は、複数の方式で、サイドリンク同期情報に保持されてよく、端末は、複数の方式で、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
以上、第1の端末の観点から、本発明の実施形態における同期通信方法を説明した。以下、第2の端末の観点から、本発明の実施形態における同期通信方法を説明する。図3を参照すると、本発明の実施形態における同期通信方法の他の実施形態は、以下の段階を含む。
301.第2の端末は、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する。
第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。この場合、第2の端末は、第1の端末の周辺にあり、同期ソースと同期する必要がある。第2の端末は、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を発見し、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。
302.第2の端末は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する。
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得した後で、第2の端末は、サイドリンク同期情報に保持される指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信してよい。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。第2の端末は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
さらに、図3を参照すると、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。第2の端末は、以下の方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
1.第2の端末は、専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。第2の端末は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する。
2.第2の端末は、専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。第2の端末は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する。
3.第2の端末は、第1のシーケンス部分を取得するためにPSSSを解析し、第2のシーケンス部分を取得するためにSSSSを解析する。第2の端末は、専用シーケンスを取得するために、第1のシーケンス部分及び第2のシーケンス部分を組み合わせる。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。第2の端末は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する。
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含んでよく、MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報を含み、伝送タイムスロットについての情報は、第1の端末によってGNSSに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを示すために用いられることが理解されよう。伝送タイムスロットは、サブフレーム番号であってよく、フレーム番号であってよく、又はフレーム番号及びサブフレーム番号であってよい。
第2の端末は、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報に従って、以下の方式、すなわち、
第2の端末によって、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する手順と、
第2の端末によって、第2の端末のタイムスロット境界を第1の端末のタイムスロット境界に整合させ、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを、第2の端末によって、MIB−SLに従って決定する手順と、
第2の端末によって、第2の端末の伝送タイムスロットを第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる手順と、
を実行する方式で、第1の端末と同期してよい。
本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の端末が複数の同期ソースを発見した場合に、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、第2の端末は、より高い優先度を有する同期ソースに、優先的にアクセスする。
本発明の本実施形態において、第2の端末は、複数の方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
さらに、本発明の本実施形態は、第2の端末が、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する具体的な方式を提供することにより、解決手段の実装可能性を向上させる。
さらに、図3を参照すると、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。第2の端末は、以下の方式、すなわち、
第2の端末によって、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する手順であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
第1の端末によって、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
この場合、第2の端末は、以下の方式、すなわち、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の端末によって、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する手順であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、手順と、
第2の端末によって、端末の第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する手順と、
第2の端末によって、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期する手順と、
を実行する方式で、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期してよい。
ターゲット指示情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの同期精度、又は第1の端末の優先度識別子を含んでよいことに留意されたい。
具体的には、第2の端末は、GNSSタイプ及び事前設定された優先度ルールに従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。例えば、事前設定された優先度ルールは、中国の北斗測位衛星システムが、米国のGPSに対して優先度を有するというものである。第2の端末が2つの第1の端末を発見した場合に、1つの第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが中国の北斗であることを示し、他の第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが米国のGPSであることを示し、第2の端末は、GNSSタイプが中国の北斗である第1の端末と同期することを選択する。
あるいは、第2の端末は、GNSSタイプ及び事前設定された優先度ルールに従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。例えば、事前設定された優先度ルールは、より高い同期精度を有する同期ソースが、より高い優先度を有するというものである。第2の端末が2つの第1の端末を発見した場合に、1つの第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が0.2の同期精度を有することを示し、他の第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が0.1の同期精度を有することを示し、第2の端末は、0.1の同期精度の第1の端末と同期することを選択する。
あるいは、第2の端末は、GNSSタイプ及び事前設定された優先度ルールに従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。例えば、事前設定された優先度ルールは、中国の北斗測位衛星システムが、米国のGPSに対して優先度を有するというものであり、より高い同期精度を有する同期ソースは、同じGNSS技術が用いられる場合、より高い優先度を有する。第2の端末が3つの第1の端末を発見した場合に、第1の端末1の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが米国のGPSであること、及び同期精度が0.1であることを示し、第1の端末2の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが中国の北斗であること、及び同期精度が0.2であることを示し、第1の端末3の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが中国の北斗であり、同期精度が0.1であることを示し、第2の端末は、第1の端末3と同期することを選択する。
あるいは、第2の端末は、優先度識別子に従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。第1の端末が2つの第1の端末を発見した場合に、1つの第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が1の優先度を有することを示し、他の第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が2の優先度を有することを示し、第2の端末は、2の優先度を有する第1の端末と同期することを選択する。
本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の端末が複数の同期ソースを発見した場合に、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、第2の端末は、より高い優先度を有する同期ソースに、優先的にアクセスする。
本発明の本実施形態において、複数の第1の端末が存在する場合に、第2の端末は、第1の端末の第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の優先度を決定し、最も高い優先度を有する第1の端末と同期することを選択することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
さらに、図3を参照すると、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLを含む。第2の端末は、以下の方式、すなわち、
第2の端末によって、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する手順であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
任意選択的に、MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報をさらに含んでよく、伝送タイムスロットについての情報は、第1の端末によってGNSSに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを示すために用いられる。伝送タイムスロットは、サブフレーム番号であってよく、フレーム番号であってよく、又はフレーム番号及びサブフレーム番号であってよい。第1の端末は、伝送タイムスロットに従って、第2の端末とのタイムスロット整合を実装してよい。
本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の端末が複数の同期ソースを発見した場合に、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、第2の端末は、より高い優先度を有する同期ソースに、優先的にアクセスする。
本発明の本実施形態において、第2の端末は、MIB−SLを用いることによって指示情報を取得することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
理解を容易ならしめるべく、以下、実際の適用シナリオを用いることによって、本発明の本実施形態における同期通信方法を詳細に説明する。
車両Aは、中国の北斗ポジショニングシステムを用いた、車両対車両通信を実行可能な車両である。車両Aがネットワークカバレッジエリア外にある場合に、車両Aは、事前に構成された第1の構成情報及び第2の構成情報を取得する。第2の構成情報は、初期参照時刻(第2のパラメータ)Tref:2015−01−01 00:00:00を含む。第1の構成情報は、オフセット(第1のパラメータ)、及び現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するための決定ルールを含む。オフセットはsyncOffsetIndicato=0であり、決定ルールは、現在のタイムスロットに対応するサブフレーム番号DFN及びサブフレーム番号suframeが以下の式を満たすか否かを決定する。
(c*DFN+subrame)mod K=syncOffsetIndicator
ここで、suframeは、サブフレーム番号であり、DFNは、フレーム番号であり、cは、1つのフレームに含まれるサブフレームの数であり、Kは、同期送信周期であり、は、syncOffsetIndicatoは、オフセットである。
車両AがD2D通信を実行する必要がある場合に、車両Aは、最初に、周辺の同期ソースをサーチし、最終的に、同期ソースを発見しない。
そこで、車両Aは、同期ソースとして機能し、同期情報を送信する必要がある。最初に、車両Aは、GNSSクロックに従って、現在時刻が2015−01−01 00:02:00であると決定する。車両Aは、現在時刻と初期参照時刻との間の差Tdurationを算出し、Tduration=T−Trefに従って、Tdurationが120秒であると決定する。さらに、フレーム長さが10ミリ秒であり、各フレームが10のサブフレームを含み(すなわち、サブフレーム長さは1ミリ秒である)、1024のフレームが1周期を形成し、同期信号が10のサブフレーム毎に1回送信されることが知られている。すなわち、フレーム周期長さは、K=1024であり、サブフレーム周期長さは、K=10であり、同期送信周期は、K=10であり、差の時間単位をフレーム長さ単位に整合させるために用いられる第1のスケールパラメータは、a=100であり、1つのフレームに含まれるサブフレームの数は、c=10であり、差の時間単位をサブフレーム長さ単位に整合させるために用いられる第2のスケールパラメータは、b=1000である。
次に、車両Aは、以下の事前設定された式に従って、フレーム番号DFN及びサブフレーム番号suframeを算出する。
DFN=(a*Tduration)mod K=(100*120)mod1024=736、及び
suframe=(b*Tduration)mod K=(1000*120)mod10=10
算出によってフレーム番号及びサブフレーム番号を取得した後で、車両Aは、第2の構成情報における決定ルールに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。
(c*DFN+subrame)mod K=(10*736+10)mod10=0=syncOffsetIndicator
従って、車両Aは、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、車両Aは、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報、すなわち、2015−01−01 00:02:00を送信する。サイドリンク同期情報は、SLSS及びMIB−SLを含む。SLSSは、PSSS及びSSSSを含み、PSSSは、専用シーケンスを保持し、専用シーケンスは、他のデバイスに対して、車両AがGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報を保持し、伝送タイムスロットについての情報は、DFN=736及びsuframe=10である。
この場合、車両Bが車両A付近にあり、車両Bも、D2D通信を実行する必要がある。車両Bは、最初に、周辺の同期ソースをサーチし、複数の同期ソースを発見する。そのうち2つの同期ソース、車両A及び車両Cが、信号品質要件を満たす。車両Bは、サイドリンク同期情報、すなわち、車両B及び車両Cによって送信されたSLSS及びMIB−SLを検出する。車両Bは、専用シーケンスを取得するために、車両AのSLSSのPSSSを解析する。専用シーケンスは、他のデバイスに対して、車両AがGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。車両Bは、車両CのSLSSにおけるPSSS及びMIB−SLを解析し、車両Cがネットワークカバレッジ外にある同期ソースであることを認識する。さらに、車両Bは、車両CがGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示す情報を取得しない。車両Bは、車両Cがネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースであると決定する。事前設定された優先度ルールによれば、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い。従って、車両Bは、車両Aと同期することを選択する。具体的には、車両Bは、SLSSに従って、車両Aのタイムスロット境界を取得し、車両Bのタイムスロット境界を車両Aのタイムスロット境界に整合させ、MIB−SLに従って、車両Aがフレーム番号736及びサブフレーム番号10を有すると決定し、車両Bのフレーム番号及びサブフレーム番号を、当該フレーム番号及びサブフレーム番号に整合させる。このように、車両Bは、車両Aとの同期を完了する。
以上、本発明の実施形態における同期通信方法を説明した。以下、本発明の実施形態における端末を説明する。図4を参照すると、本発明の実施形態における端末の実施形態は、
第1の構成情報を取得するように構成される取得モジュール401であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、取得モジュール401と、
GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するように構成される決定モジュール402と、
伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するように構成される判定モジュール403と、
判定モジュール403が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信するように構成される送信モジュール404であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、送信モジュール404と、
を含む。
本発明の本実施形態において、決定モジュール402は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定してよく、判定モジュール403は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、送信モジュール404は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
図4に対応する実施形態に基づいて、本発明の実施形態の他の実施形態において、
取得モジュール401は、第2の構成情報を取得するようにさらに構成され、
決定モジュール402は、GNSSクロック及び取得モジュール401によって取得された第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するようにさらに構成される。
任意選択的に、本発明の本実施形態において、第2の構成情報は、第2のパラメータを含んでよい。
決定モジュール402は、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定し、事前設定されたルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出するようにさらに構成されてよい。
任意選択的に、本発明の本実施形態において、第2のパラメータは、初期参照時刻を含んでよい。
決定モジュール402は、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出し、事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出するようにさらに構成されてよい。
本発明の本実施形態において、決定モジュール402が伝送タイムスロットを決定する具体的な方式は、解決手段の実装可能性を向上させる。
任意選択的に、本発明の実施形態におけるいくつかの他の実施形態において、
取得モジュール401は、
事前設定方式で、第2の構成情報を取得してよい、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得してよい、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得してよい、又は、
事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得してよい。
本発明の本実施形態において、取得モジュール401は、複数の方式で、第2の構成情報を取得することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
以上、本発明の実施形態における第1の端末を説明した。以下、本発明の実施形態における第2の端末を説明する。図5を参照すると、本発明の実施形態における他の端末は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得するように構成される取得モジュール501であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、取得モジュール501と、
取得モジュールによって取得された指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するように構成される決定モジュール502と、
サイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させるように構成される同期モジュール503と、
を含む。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信してよい。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。第2の端末の決定モジュール602は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、同期モジュール603は、サイドリンク同期情報に従って、第2の端末を第1の端末と同期させる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
図5に対応する実施形態に基づいて、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含む。
決定モジュール502は、専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析するようにさらに構成される。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
決定モジュール502は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
任意選択的に、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含む。
同期モジュール503は、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得し、端末のタイムスロット境界を第1の端末のタイムスロット境界に整合させるようにさらに構成される。
同期モジュール503は、MIB−SLに従って、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、端末の伝送タイムスロットを第1の端末の伝送タイムスロットに整合させるようにさらに構成される。
本発明の本実施形態は、決定モジュール502が第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する具体的な方式、及び同期モジュール503がサイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させることにより、解決手段の実装可能性を向上させる具体的な方式を提供する。
図5に対応する実施形態に基づいて、本発明の本実施形態において、サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含む。
決定モジュール502は、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析するようにさらに構成される。第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
決定モジュール502は、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
同期モジュール503は、複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析するようにさらに構成される。第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる。
同期モジュール503は、第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定するようにさらに構成される。
同期モジュール503は、端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させるようにさらに構成される。
本発明の本実施形態において、複数の第1の端末が存在する場合に、同期モジュール503は、最も高い優先度を有する第1の端末と同期することを選択することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
図5に対応する実施形態に基づいて、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLを含む。
決定モジュール502は、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析するようにさらに構成される。指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
決定モジュール502は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
本発明の本実施形態は、他の具体的な方式を提供する。ここで、決定モジュール502は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定することにより、解決手段の柔軟性を向上させる。
以上、モジュール機能化の観点から、本発明の実施形態における第1の端末及び第2の端末を説明した。以下、ハードウェアエンティティの観点から、本発明の実施形態における第1の端末及び第2の端末を説明する。第1の端末及び第2の端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、及び車載型コンピュータのような任意の端末デバイスを含んでよい。以下の説明は、例として携帯電話を用いることによって提供される。図6を参照すると、本発明の本実施形態における端末の他の実施形態は、
無線周波数(Radio Frequency、RF)回路610、メモリ620、入力ユニット630、表示ユニット640、センサ650、音声回路660、ワイヤレスフィディリティ(wireless fidelity、WiFi)モジュール670、プロセッサ680、及び電源690
のようなコンポーネントを含む。当業者であれば、図10に示される携帯電話の構造は、携帯電話に対する限定を構成するものではなく、携帯電話は、図示されたものより多くの又はより少ないコンポーネントを含んでよい、又はいくつかのコンポーネントが組み合わせられてよい、又は異なるコンポーネント配置が用いられてよいことを理解しよう。
以下、図6に関連して、携帯電話のコンポーネントを具体的に説明する。
RF回路610は、情報受信及び送信プロセス又は呼び出しプロセスにおいて、信号を送信又は受信するように構成されてよい。具体的には、RF回路610は、基地局からダウンリンク情報を受信し、次に、ダウンリンク情報を処理のためにプロセッサ680に伝送し、アップリンクデータを基地局に送信する。概して、RF回路610は、限定されるものではないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低ノイズ増幅器(Low Noise Amplifier、LNA)、デュプレクサ等を含む。さらに、RF回路610は、無線通信によって、ネットワーク及び他のデバイスとさらに通信を行ってよい。無線通信は、限定されるものではないが、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM)、ジェネラルパケットラジオサービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)、ワイドバンド符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、ショートメッセージングサービス(Short Messaging Service、SMS)等を含む任意の通信規格又はプロトコルを用いてよい。
メモリ620は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成されてよい。プロセッサ680は、メモリ620に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させ、携帯電話の様々な機能的アプリケーション及びデータ処理を実装する。メモリ620は、主に、プログラム格納エリア及びデータ格納エリアを含んでよい。プログラム格納エリアは、オペレーティングシステム、(サウンド再生機能及び画像表示機能のような)少なくとも1つの機能に必要とされるアプリケーションプログラム等を格納してよい。データ格納エリアは、携帯電話の用途に従って形成された(音声データ及びアドレス帳のような)データを格納してよい。さらに、メモリ620は、ハイスピードランダムアクセスメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイスのような不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、又は他の揮発性ソリッドステートストレージデバイスをさらに含んでよい。
入力ユニット630は、入力された数字又は文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成するように構成されてよい。具体的には、入力ユニット630は、タッチパネル631及び他の入力デバイス632を含んでよい。タッチスクリーンとも称されるタッチパネル631は、(指又はスタイラスのような任意の好適なオブジェクト又はアクセサリの利用による、タッチパネル631上又は付近におけるユーザ動作のような)タッチパネル上又は付近におけるユーザのタッチ動作を収集し、事前設定されたプログラムに従って、対応する接続装置を駆動してよい。任意選択的に、タッチパネル631は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置及びタッチコントローラを含んでよい。タッチ検出デバイスは、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ動作によって生成された信号を検出し、信号をタッチコントローラに転送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチ点座標に変換し、タッチ点座標をプロセッサ680に送信する。さらに、タッチコントローラは、プロセッサ680から送信されたコマンドを受信及び実行してよい。さらに、タッチパネル631は、抵抗、静電容量、赤外線、又は表面音波タイプのタッチパネルであってよい。タッチパネル631に加えて、入力ユニット630は、他の入力デバイス632をさらに含んでよい。具体的には、他の入力デバイス632は、限定されるものではないが、物理的キーボード、(ボリューム制御キー又はスイッチキーのような)機能キー、トラックボール、マウス、ジョイスティック等のうち1つ又は複数を含んでよい。
表示ユニット640は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報、及び携帯電話の様々なメニューを表示するように構成されてよい。表示ユニット640は、表示パネル641を含んでよい。任意選択的に、表示パネル641は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode、OLED)等を用いることによって構成されてよい。さらに、タッチパネル631は、表示パネル641をカバーしてよい。タッチパネル631上又は付近におけるタッチ動作を検出した後で、タッチパネル631は、タッチイベントのタイプを決定するために、タッチ動作をプロセッサ680に転送する。プロセッサ680は、次に、タッチイベントのタイプに従って、対応する視覚的出力を表示パネル641に提供する。図6において、タッチパネル631及び表示パネル641は携帯電話の入出力機能を2つの別個の部分として実装するが、いくつかの実施形態において、タッチパネル631及び表示パネル641は、携帯電話の入出力機能を実装するように統合されてよい。
携帯電話は、光学センサ、運動センサ、及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ650をさらに含んでよい。具体的には、光学センサは、周辺光センサ及び近接センサを含んでよい。周辺光センサは、周辺光の明度に従って、表示パネル641の輝度を調整してよい。近接センサは、携帯電話が耳へと動かされた場合に、表示パネル641及び/又はバックライトをスイッチオフしてよい。運動センサのタイプとして、加速度センサは、(概して、3つの軸における)様々な方向における加速度の大きさを検出してよく、静止時の重力の大きさ及び方向を検出してよく、携帯電話の姿勢を認識するアプリケーション(例えば、風景の向きとポートレートの向きとの間の切り替え、関連ゲーム、及び磁力計姿勢キャリブレーション)、(歩数計及びノックのような)振動認識関連機能等に適用されてよい。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、及び赤外線センサのような携帯電話内に構成され得る他のセンサは、本明細書においてさらに説明されない。
音声回路660、スピーカ661、及びマイクロフォン662は、ユーザと携帯電話との間に音声インタフェースを提供してよい。音声回路660は、受信された音声データを電気信号に変換し、電気信号をスピーカ661に伝送してよい。スピーカ661は、電気信号を、出力のためのサウンド信号に変換する。一方、マイクロフォン662は、収集されたサウンド信号を電気信号に変換する。音声回路660は、電気信号を受信し、電気信号を音声データに変換し、音声データを処理のためにプロセッサ680に出力する。次に、プロセッサ680は、音声データを、RF回路610を用いることによって、例えば、他の携帯電話に送信する、又は、音声データを、さらなる処理のためにメモリ620に出力する。
WiFiは、短距離無線伝送技術に属する。WiFiモジュール670により、携帯電話は、ユーザが電子メールを送信又は受信すること、ウェブページをブラウジングすること、ストリーミングメディアにアクセスすること等を補助することができる。WiFiモジュールは、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。図6はWiFiモジュール670を示すが、WiFiモジュールは携帯電話の必須のコンポーネントではなく、必要な場合には、本発明の本質の範囲が変更されないのであれば、WiFiモジュールは省略されてよいことが理解されよう。
プロセッサ680は、携帯電話の制御センタであり、様々なインタフェース及び線を用いることによって、携帯電話の様々な部分に接続される。メモリ620に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、メモリ620に格納されたデータを呼び出すことによって、プロセッサ780は、携帯電話の様々な機能及びデータ処理を実行することにより、携帯電話における全体的なモニタリングを実行する。任意選択的に、プロセッサ680は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでよい。好ましくは、プロセッサ680は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサに統合されてよい。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、アプリケーションプログラム等を処理する。モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。前述のモデムプロセッサは、プロセッサ680に統合されなくてよいことが理解されよう。
携帯電話は、コンポーネントに電力を供給するために、(バッテリのような)電源690をさらに含む。好ましくは、電源は、電力管理システムを用いることによってプロセッサ680に論理的に接続されることにより、電力管理システムの利用による充電、放電、及び電力消費管理のような機能を実装してよい。
図示されていないが、携帯電話は、カメラ、Bluetooth(登録商標)モジュール等をさらに含んでよく、これらは、本明細書においてさらに説明されない。
本発明の本実施形態において、第1の端末に含まれるプロセッサ680は、
GNSSクロックに従って、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する手順と、
を実行する。
RF回路610は、
第1の構成情報を取得する手順であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、手順と、
プロセッサ680が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を第1の端末に送信する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、RF回路610は、
第2の構成情報を取得する手順と、
GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
を実行するようにさらに構成される。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、プロセッサ680は、具体的には、
事前設定方式で、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得する手順
を実行する、又は、
RF回路610は、具体的には、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得する手順
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
プロセッサ680は、具体的には、
GNSSクロックに従って、現在時刻を決定する手順と、
事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
プロセッサ680は、具体的には、
現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出する手順と、
事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態において、第2の端末に含まれるRF回路610は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順
を実行する。
プロセッサ680は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順と、
サイドリンク同期情報に従って、第2の端末を第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。
プロセッサ680は、具体的には、
専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析する手順であって、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含む。
プロセッサ680は、具体的には、
SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する手順と、
第2の端末のタイムスロット境界を第1の端末のタイムスロット境界に整合させる手順と、
MIB−SLに従って、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
第2の端末の伝送タイムスロットを第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。
プロセッサ680は、具体的には、
第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する手順であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する手順であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、手順と、
第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する手順と、
第2の端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLを含む。
プロセッサ680は、具体的には、
指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する手順であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装されてよいことを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は、論理的機能の分割に過ぎず、実際の実装においては他の分割となることがある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムと組み合わせられてよく、又はこれに統合されてよい。又は、いくつかの機能は、無視されてよく、又は、実行されなくてよい。さらに、表示又は説明された相互連結もしくは直接連結又は通信接続は、いくつかのインタフェースを用いることによって実装されてよい。装置間又はユニット間の間接的な連結又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形式で、実装されてよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1か所に配置されても、複数のネットワークユニットにおいて分散されてもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決手段の目的を実現するための実際の要件に従って選択されてよい。
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、又はユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、又は2つもしくはそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェア形式で実装されてよく、又はソフトウェア機能ユニット形式で実装されてよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニット形式で実装され、個別の製品として販売又は使用される場合、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は基本的に、又は従来技術に寄与する部分は、又は技術的解決手段の全てもしくはいくつかは、ソフトウェア製品の形式で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、本発明の実施形態において説明される方法の段階の全て又はいくつかを実行するよう、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、リードオンリメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM、ランダムアクセスメモリ)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
本発明の実施形態において提供される同期通信方法及び端末が、詳細に上述された。本発明の原則及び実装が、本明細書において具体的な例を用いることによって説明されたが、実施形態についての説明は、本発明の方法及び中心的概念を理解する助けとなることのみが意図されるものである。さらに、当業者であれば、本発明の実施形態の概念に従って、具体的な実装及び適用範囲にバリエーションを施すことができよう。従って、本明細書の内容は、本発明に対する限定として解されるべきではない。
本発明は、通信分野に関し、特に、同期通信方法及び端末に関する。
継続的な社会の発展に伴い、自動車がますます普及している。運転は、人の移動を便利にするが、人間社会に対する負の影響をも有する。車両数の急速な増加は、都市交通の混雑、交通事故の頻発、及び環境悪化のような一連の問題を生じさせている。統計によれば、中国では2013年にほぼ200,000件近くの交通事故が発生し、これによる死亡者は58,000名、直接的な経済損失は10億4千万元を数えた。完璧なインテリジェント交通システム(Intelligent Transportation System、ITS)が、個人の安全、交通効率、環境保護、及び経済的利益のような多くの角度から見て望ましい。現在、ITSは、当然のことながら、世界の関心の的となっている。
現在、車両は、車両対車両(Vehicle to Vehicle、V2V)通信又は車両対インフラストラクチャ(Vehicle to Infrastructure、V2I)通信によって、タイミング良く、道路状態についての情報を取得する、又は情報サービスを受信することができる。具体的には、車両は、車両スピード、進行方向、及び車両の具体的位置のような情報、ならびに急ブレーキがかけられたか否かについての情報を、V2V通信によって周囲の車両にブロードキャストすることができる。ドライバは、その情報を取得した後、見通し外の交通状態をより良く認識することができ、危険な状況を予測及び回避する。V2I通信中は、前述した安全情報の交換に加えて、ロードサイドインフラストラクチャは、あらゆる種類のサービス情報及びデータネットワークへのアクセスを、車両にさらに提供してよい。電子料金収集及び車載型エンターテインメントのような機能は、交通インテリジェンスを大幅に向上させる。V2V/V2I通信によって用いられるネットワークは、車両のインターネットと称される。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)は、現在の主流無線通信技術である。デバイスツーデバイス(Device to Device、D2D)技術は、重要な特性とみなされており、第3世代パートナーシッププロジェクト(third Generation Partnership Project、3GPP)LTE R12において規格化され、ユーザ端末間の直接通信をサポートする。V2V/V2I通信のシナリオが端末直接通信にも属することを考慮すると、D2D技術は、V2V/V2Iサービス伝送に用いられてよい。
既存のLTE R12 D2D通信技術において、端末が、関心のD2D伝送キャリア周波数においてセルを発見可能である場合、端末は、ネットワークカバレッジエリア内にあるとみなされる。さもなければ、端末は、ネットワークカバレッジエリア外にあるとみなされる。ネットワークカバレッジエリア内の端末は、基地局の同期信号を用いることによって、同期を実装する。ネットワークカバレッジエリア外の端末は、D2D通信を実行する前に、周囲の同期ソースをサーチする必要がある。信号品質要件を満たす同期ソースが周辺に検出可能である場合、端末は、同期ソースを同期する。さもなければ、端末は、同期信号送信時刻を決定し、対応する時刻に同期信号を送信する同期ソースとして機能する。受信端末が複数の同期ソースを発見した場合、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、異なる同期ソースにアクセスするための優先度は、以下の通り区別される。すなわち、ネットワークカバレッジエリア内の同期ソースが、ネットワークカバレッジエリア外の同期ソースに対して優先度を有する。
従来技術では、カバレッジエリア外の端末が同期ソースとして同期信号を送信する場合、異なる同期ソースは非同期である可能性が高く、2つの同期ソース間の非同期は、2つの同期ソースによってカバーされる受信端末間に非同期をもたらす。結果的に、2つの受信端末間における通信が影響を受け、互いに通信不可能となる、又は受信に失敗するという問題が発生することがあり、通信性能に深刻な影響を及ぼす。
本発明の実施形態は、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させるための同期通信方法を提供する。
これに鑑み、本発明の実施形態の第1の態様は、同期通信方法を提供する。方法は、
第1の端末によって、第1の構成情報を取得する段階であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、段階と、
第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階と、
第1の端末によって、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する段階と、
現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末によって、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する段階であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第1の実装において、サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含む。
本発明の第1の態様の第1の実装に関連して、本発明の第1の態様の第2の実装において、SLSSは、主サイドリンク同期信号PSSS及び副サイドリンク同期信号SSSSを含み、PSSS及び/又はSSSSは、専用シーケンスを含み、専用シーケンスは、指示情報である。
本発明の第1の態様の第1の実装に関連して、本発明の第1の態様の第3の実装において、SLSSは、主サイドリンク同期信号PSSS及び副サイドリンク同期信号SSSSを含み、PSSSは、第1の専用シーケンスを含み、第1の専用シーケンスは、指示情報であり、SSSSは、第2の専用シーケンスを含み、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、第2の端末に対して、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる。
本発明の第1の態様の第3の実装に関連して、本発明の第1の態様の第4の実装において、ターゲット情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの同期精度、又は優先度識別子を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第5の実装において、サイドリンク情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、MIB−SLは、指示情報を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第6の実装において、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より低い。
本発明の第1の態様又は本発明の第1の態様の第1から第6の実装のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第7の実装において、D2D通信システムにおける対応する伝送タイムスロットは、フレーム番号及び/又はサブフレーム番号である。
本発明の第1の態様の第1の実装から第4の実装のいずれか1つに関連して、本発明の実施形態の第1の態様の第8の実装において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第2の端末及び第1の端末のタイムスロットを整合させるために、伝送タイムスロットについての情報を含む。
本発明の第1の態様又は本発明の第1の態様の第1から第6の実装のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第9の実装において、
第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階の前に、方法は、
第1の端末によって、第2の構成情報を取得する段階
を含み、
第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階は、
第1の端末によって、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階
を含む。
本発明の第1の態様の第9の実装に関連して、本発明の第1の態様の第10の実装において、
第1の端末によって、第2の構成情報を取得する段階は、
第1の端末によって、事前設定方式で、第2の構成情報を取得する段階、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、第1の端末によって、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得する段階、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、第1の端末によって、基地局によって送信された無線リソース制御RRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得する段階、又は、
第1の端末によって、事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得する段階
を含む。
本発明の第1の態様の第9の実装に関連して、本発明の第1の態様の第11の実装において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
第1の端末によって、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階は、
第1の端末によって、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定する段階と、
第1の端末によって、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する段階と、
を含む。
本発明の第1の態様の第11の実装に関連して、本発明の第1の態様の第12の実装において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
第1の端末によって、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する段階は、
第1の端末によって、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出する段階と、
第1の端末によって、事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する段階と、
を含む。
本発明の第1の態様の第12の実装に関連して、本発明の第1の態様の第13の実装において、
第1の端末は、フレーム番号DFNを、式
DFN=(a*Tduration)mod K
を用いることによって算出し、
は、フレーム周期の長さであり、Tdurationは、差であり、aは、第1のスケールパラメータであり、第1のスケールパラメータは、差の時間単位をフレーム長さ単位に整合させるために用いられる。
本発明の第1の態様の第12又は第13の実装に関連して、本発明の第1の態様の第14の実装において、
第1の端末は、サブフレーム番号subframeを、式
suframe=(b*Tduration)mod K
を用いることによって算出し、
は、サブフレーム周期の長さであり、bは、第2のスケールパラメータであり、第2のスケールパラメータは、差の時間単位をサブフレーム長さ単位に整合させるために用いられ、Tdurationは、差である。
本発明の実施形態の第2の態様は、同期通信方法を提供する。方法は、
第2の端末によって、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する段階であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、段階と、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第1の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階は、
第2の端末によって、専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析する段階であって、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第2の実装において、サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階は、
第2の端末によって、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する段階であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階と、
を含み、
第2の端末によって、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する段階は、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の端末によって、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する段階であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する段階と、
第2の端末によって、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様の第2の実装に関連して、本発明の第2の態様の第3の実装において、ターゲット情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの同期精度、又は優先度識別子を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第4の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階は、
第2の端末によって、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する段階であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する段階と、
を含む。
本発明の第2の態様の第1の実装に関連して、本発明の第2の態様の第5の実装において、
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
第2の端末によって、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する段階は、
第2の端末によって、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する段階と、
第2の端末によって、第2の端末のタイムスロット境界を、第1の端末のタイムスロット境界に整合させる段階と、
第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを、第2の端末によって、MIB−SLに従って決定する段階と、
第2の端末によって、第2の端末の伝送タイムスロットを、第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる段階と、
を含む。
本発明の第2の態様の第5の実装に関連して、本発明の第2の態様の第6の実装において、伝送タイムスロットは、サブフレーム番号及び/又はフレーム番号である。
本発明の第2の態様又は本発明の第2の態様の第1から第6の実装のいずれか1つに関連して、本発明の第2の態様の第7の実装において、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より高い、又は、
GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より低い。
本発明の実施形態の第3の態様は、端末を提供する。端末は、
第1の構成情報を取得するように構成される取得モジュールであって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、取得モジュールと、
全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するように構成される決定モジュールと、
決定モジュールによって決定された伝送タイムスロット及び取得モジュールによって取得された第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するように構成される判定モジュールと、
判定モジュールが、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信するように構成される送信モジュールであって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、送信モジュールと、
を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第1の実装において、
取得モジュールは、第2の構成情報を取得するようにさらに構成され、
決定モジュールは、GNSSクロック及び取得モジュールによって取得された第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するようにさらに構成される。
本発明の第3の態様の第1の実装に関連して、本発明の第3の態様の第2の実装において、
取得モジュールは、事前設定方式で、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
取得モジュールは、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
取得モジュールは、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
取得モジュールは、事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得するようにさらに構成される。
本発明の第1の実装又は第3の態様の第2の実装に関連して、本発明の第3の態様の第3の実装において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
決定モジュールは、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定するようにさらに構成され、
決定モジュールは、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出するようにさらに構成される。
本発明の第3の態様の第3の実装に関連して、本発明の第3の態様の第4の実装において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
決定モジュールは、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出するようにさらに構成され、
決定モジュールは、事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出するようにさらに構成される。
本発明の実施形態の第4の態様は、他の端末を提供する。他の端末は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、取得モジュールと、
取得モジュールによって取得された指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するように構成される決定モジュールと、
サイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させるように構成される同期モジュールと、
を含む。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第1の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
決定モジュールは、専用シーケンスを取得するために、PSSS及び/又はSSSSを解析するようにさらに構成され、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられ、
決定モジュールは、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第1の実装において、
サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
決定モジュールは、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析するようにさらに構成され、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられ、
決定モジュールは、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成され、
同期モジュールは、複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析するようにさらに構成され、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられ、
同期モジュールは、第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定するようにさらに構成され、
同期モジュールは、端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させるようにさらに構成される。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第3の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
決定モジュールは、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析するようにさらに構成され、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられ、
決定モジュールは、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
本発明の第4の態様の第1の実装に関連して、本発明の第4の態様の第4の実装において、
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
同期モジュールは、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得するようにさらに構成され、
同期モジュールは、端末のタイムスロット境界を、第1の端末のタイムスロット境界に整合させるようにさらに構成され、
同期モジュールは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを、MIB−SLに従って決定するようにさらに構成され、
同期モジュールは、端末の伝送タイムスロットを、第1の端末の伝送タイムスロットに整合させるようにさらに構成される。
本発明の第5の態様は、無線周波数モジュールと、プロセッサと、メモリと、を含む端末を提供する。
プロセッサは、
GNSSクロックに従って、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する手順と、
を実行するように構成され、
無線周波数モジュールは、
第1の構成情報を取得する手順であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、手順と、
プロセッサが、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
を実行するように構成される。
本発明の第5の態様に関連して、本発明の第5の態様の第1の実装において、
無線周波数モジュールは、
第2の構成情報を取得する手順と、
GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
を実行するようにさらに構成される。
本発明の第5の態様の第1の実装に関連して、本発明の第5の態様の第2の実装において、
プロセッサは、具体的には、
事前設定方式で、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得する手順
を実行する、又は、
無線周波数モジュールは、具体的には、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得する手順
を実行する。
本発明の第5の態様の第1又は第2の実装に関連して、本発明の第5の態様の第3の実装において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
プロセッサは、具体的には、
GNSSクロックに従って、現在時刻を決定する手順と、
事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する手順と、
を実行する。
本発明の第5の態様の第3の実装に関連して、本発明の実施形態の第4の実装において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
プロセッサは、具体的には、
現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出する手順と、
事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する手順と、
を実行する。
本発明の実施形態の第6の態様は、無線周波数モジュールと、プロセッサと、メモリと、を含む端末を提供する。
無線周波数モジュールは、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順
を実行し、
プロセッサは、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順と、
サイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の実施形態の第6の態様に関連して、本発明の第6の態様の第1の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
プロセッサは、具体的には、
専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析する手順であって、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本発明の第6の態様に関連して、本発明の第6の態様の第2の実装において、
サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
プロセッサは、具体的には、
第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する手順であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する手順であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、手順と、
第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する手順と、
端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の第6の態様に関連して、本発明の第6の態様の第3の実装において、
サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
プロセッサは、具体的には、
指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する手順であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本発明の第6の態様の第1の実装に関連して、本発明の第6の態様の第4の実装において、
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
プロセッサは、
SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する手順と、
端末のタイムスロット境界を、第1の端末のタイムスロット境界に整合させる手順と、
MIB−SLに従って、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
第2の端末の伝送タイムスロットを、第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる手順と、
を実行するようにさらに構成される。
前述の技術的解決手段から、本発明の実施形態が以下の利点を有することが認識されよう。
本発明の実施形態において、第1の端末は、全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)クロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してよい。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させることができる。
本発明の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明すべく、以下、実施形態を説明するために必要な添付図面を簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者であれば、これらの添付図面から、創造的努力なく他の図面をさらに導出し得ることは明らかである。
本発明の実施形態に係る同期通信方法の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る同期通信方法の他の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る同期通信方法の他の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る端末の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る端末の他の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態に係る端末の他の実施形態の模式図である。
以下、本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確かつ十分に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部に過ぎず、全てではないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、創造的努力なく当業者によって得られた全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属するものとする。
本発明の明細書、特許請求の範囲、及び添付図面において、(存在する場合には)用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、同様のオブジェクト間を区別することが意図されるものであり、必ずしも具体的な順序又は順番を示すものではない。このように称されるデータが、適切な状況では交換可能であることにより、本明細書において説明される本発明の実施形態は、本明細書において図示又は説明される順序以外の順序で実装可能であることを理解されたい。さらに、用語「含む(include)」、「含む(contain)」、及び任意の他の派生語は、非排他的に含むことを網羅することを意味する。例えば、一連の段階又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、明確に列挙されたこれらの段階又はユニットに必ずしも限定されるものではなく、明示的に列挙されていない、又はこのようなプロセス、方法、システム、製品もしくはデバイスが本来的に備える他のユニットを含んでよい。
本発明の実施形態の技術的解決手段は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、ワイドバンド符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、ジェネラルパケットラジオサービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、又はワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WIMAX)通信システムのような、様々な通信システムに適用されてよいことを理解されたい。
本発明の実施形態において、第1の端末又は第2の端末は、限定されるものではないが、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)、携帯電話(Mobile Telephone)、ハンドセット(handset)、ポータブル機器(portable equipment)等を含むことをさらに理解されたい。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を用いることによって、1つ又は複数のコアネットワークと通信を行ってよい。例えば、ユーザ機器は、携帯電話(又は「セルラ」電話と称される)、又は無線通信機能を有するコンピュータであってよい。ユーザ機器は、さらに、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ埋め込み型、又は車載型のモバイル装置であってよい。
本発明の実施形態において、基地局は、GSM又はCDMAにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってよく、又はWCDMAにおけるNodeB(NodeB)であってよく、又はLTEにおける発展型NodeB(evolved Node B、eNB)であってよい。これは、本発明の実施形態において限定されるものではない。
本発明の実施形態は、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させるための同期通信方法及び端末を提供する。
第1に、本発明の実施形態における同期通信が、第1の端末の観点から後述される。図1を参照すると、本発明の実施形態における同期通信の実施形態は、以下の段階を含む。
101.第1の端末は、第1の構成情報を取得する。
第1の端末は、第1の構成情報を取得する。第1の構成情報は、第1のパラメータを含み、第1のパラメータは、具体的な時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するために用いられる。第1の端末は、事前設定方式で、第1の構成情報を取得してよい、又は、事前設定されたプロトコルに従って、第の構成情報を取得してよい、又は、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報もしくは無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを受信し、次に、ブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングから第1の構成情報を取得してよいことに留意されたい。あるいは、第1の端末は、他の方式で、第1の構成情報を取得してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
102.第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
第1の端末が、同期ソースとして他の端末とD2D通信を実行する必要がある場合、第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
GNSSは、世界的、地域的、及び補強版、例えば、米国のグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System、GPS)、ロシアのグロナス(Glonass)測位衛星システム、欧州のガリレオ(Galileo)衛星ポジショニングシステム、中国の北斗測位衛星システム、及び米国の広域補強システム(Wide Area Augmentation System、WAAS)、欧州の欧州静止衛星測位オーバレイシステム、日本の多目的衛星補強システム(Multi−Functional Satellite Augmentation System、MSAS)のような関連する補強版システムを含み、開発中の及び将来開発される他の測位衛星システムをさらに含む、全ての測位衛星システムに対する汎用的な用語であることに留意されたい。
103.第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定し、現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階104が実行される。
D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定した後で、第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階104が実行される。
104.第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。
第1の端末が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してよい。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
理解を容易ならしめるべく、本発明の実施形態における第1の端末側の同期通信方法は、詳細に後述される。図2を参照すると、本発明の実施形態における同期通信方法の他の実施形態は、以下の段階を含む。
201.第1の端末は、第1の構成情報を取得する。
第1の端末は、第1の構成情報を取得する。第1の構成情報は、第1のパラメータを含み、第1のパラメータは、具体的な時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するために用いられる。第1の端末は、事前設定方式で、第1の構成情報を取得してよい、又は、事前設定されたプロトコルに従って、第1の構成情報を取得してよい、又は、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングを受信し、次に、ブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングから第1の構成情報を取得してよいことに留意されたい。あるいは、第1の端末は、他の方式で、第1の構成情報を取得してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
第1の構成情報は、時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するための決定ルールをさらに含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに、さらに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
202.第1の端末は、第2の構成情報を取得する。
第1の端末は、第2の構成情報を取得する。第1の端末は、事前設定方式で、第2の構成情報を取得してよい、又は、事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得してよい、又は、第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングを受信し、次に、ブロードキャスト情報もしくはRRCシグナリングから第2の構成情報を取得してよいことに留意されたい。あるいは、第1の端末は、他の方式で、第2の構成情報を取得してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
第2の構成情報は、現在のタイムスロットを算出するための算出ルール又は第2のパラメータをさらに含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに、さらに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
203.第1の端末は、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
第1の端末が第2の構成情報を取得した後で、第1の端末が、同期ソースとして他の端末とD2D通信を実行する必要がある場合に、第1の端末は、GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
伝送タイムスロットは、フレーム番号であってよい、サブフレーム番号であってよい、フレーム番号及びサブフレーム番号であってよい、又は他の情報であってよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
第2の構成情報が第2のパラメータを含む場合に、第1の端末は、以下の方式、すなわち、
第1の端末によって、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定し、次に、事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する
方式で、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する。
第1の端末が伝送タイムスロットを算出する方式は、第2のパラメータに従って変化する。以下の説明において、例えば、第2のパラメータは、初期参照時刻を含む。第2のパラメータが初期参照時刻を含む場合に、第1の端末は、事前設定された算出ルールに従って、以下の方式、すなわち、
第1の端末によって、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出し、差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する
方式で、伝送タイムスロットを算出してよい。
具体的には、差に従って、第1の端末は、式(1)を用いることによって、フレーム番号DFNを算出し、式(2)を用いることによって、サブフレーム番号subframeを算出してよい。
DFN=(a*Tduration)mod K
(1)、及び
suframe=(b*Tduration)mod K (2)
ここで、Kは、フレーム周期の長さであり、Tdurationは、差であり、aは、第1のスケールパラメータであり、第1のスケールパラメータは、差の時間単位をフレーム長さ単位に整合させるために用いられ、Kは、サブフレーム周期の長さであり、bは、第2のスケールパラメータであり、第2のスケールパラメータは、差の時間単位をサブフレーム長さ単位に整合させるために用いられる。
第2の構成情報は、伝送タイムスロットを算出するための算出ルールも含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の構成情報が算出ルールを含む場合に、第1の端末は、現在時刻及び第2のパラメータに従って、かつ、第2の構成情報に含まれる算出ルールに従って、伝送タイムスロットを算出してよい。あるいは、第1の端末は、他の方式に従って、伝送タイムスロットを算出してよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
204.第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定し、現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階205が実行される、又は、現在時刻が同期情報送信時刻ではない場合に、段階206が実行される。
D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定した後で、第1の端末は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、段階204が実行される。具体的には、第1の端末は、第1のパラメータに従って、かつ、決定ルールに従って、伝送タイムスロットが事前設定された条件を満たすか否かを決定してよく、伝送タイムスロットが事前設定された条件を満たす場合に、第1の端末は、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定する。さらに、第1のパラメータがオフセットを含み、かつ、伝送タイムスロットがフレーム番号及びサブフレーム番号である場合に、第1の端末は、フレーム番号及びサブフレーム番号が以下の式を満たすか否かを決定する。
(c*DFN+subrame)mod K=syncOffsetIndicator (3)
ここで、suframeは、サブフレーム番号であり、DFNは、フレーム番号であり、cは、1つのフレームに含まれるサブフレームの数であり、Kは、同期送信周期であり、は、syncOffsetIndicatoは、オフセットである。
第1の端末が、フレーム番号及びサブフレーム番号が式(3)を満たすと決定した場合に、第1の端末は、伝送タイムスロットが事前設定された条件を満たすと決定し、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定する。
第1の端末は、他の方式に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してもよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
205.第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。
第1の端末が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号(Sidelink Synchronisation Signal、SLSS)を含み、SLSSは、主同期信号(Primary Sidelink Synchronisation Signal、PSSS)及び副同期信号(Secondary Sidelink Synchronisation Signal、SSSS)を含み、指示情報は、専用シーケンスであってよいことが理解されよう。専用シーケンスはPSSSに含まれてよく、又は、専用シーケンスはSSSSに含まれてよい。又は、専用シーケンスの一部分はPSSSに含まれ、当該シーケンスの他の部分はSSSSに含まれ、PSSS及びSSSSにおけるシーケンスの部分は、共同で専用シーケンスを形成する。
指示情報を保持することに加えて、サイドリンク同期情報は、ターゲット指示情報をさらに保持してよい。ターゲット指示情報は、第2の端末に対して、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる。指示情報は、PSSSに含まれる第1の専用シーケンスであってよく、ターゲット指示情報は、SSSSに含まれる第2の専用シーケンスであってよい。このように、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定した後で、第2の端末は、第2の専用シーケンスに従って、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度をさらに決定してよい。ターゲット情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの精度、又は優先度識別子を含んでよく、他の情報をさらに含んでよいことに留意されたい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
前述した4つのケースに基づいて、サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロック(MasterInformationBlock−SL、MIB−SL)をさらに含んでよく、MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報を含むことにより、第2の端末は、伝送タイムスロットについての情報に従って伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロットに従って、第1の端末とのタイムスロット整合を実行することができる。
あるいは、サイドリンク同期情報は、MIB−SL及びSLSSを含み、MIB−SLは、指示情報を含む。任意選択的に、MIB−SLが伝送タイムスロットについての情報をさらに含んでよいことにより、第2の端末は、伝送タイムスロットについての情報に従って伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロットに従って、第1の端末とのタイムスロット整合を実行することができる。
206.第1の端末は、他の手順を実行する。
第1の端末が、現在時刻が同期情報送信時刻ではないと決定した場合に、第1の端末は、他の手順を実行する。例えば、第1の端末は、次の時刻に、段階203〜段階205に戻ってよい。
本発明の本実施形態において、同期ソースの優先度は、基地局によって事前設定され、本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
本発明の本実施形態において、段階202及び段階201の順番は、限定されるものではないことにさらに留意されたい。段階202は、段階203の前に実行され、段階201の前又は段階201の後に実行されてよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定してよい。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、第1の端末は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
さらに、本発明の本実施形態において、指示情報は、複数の方式で、サイドリンク同期情報に保持されてよく、端末は、複数の方式で、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
以上、第1の端末の観点から、本発明の実施形態における同期通信方法を説明した。以下、第2の端末の観点から、本発明の実施形態における同期通信方法を説明する。図3を参照すると、本発明の実施形態における同期通信方法の他の実施形態は、以下の段階を含む。
301.第2の端末は、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する。
第1の端末は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。この場合、第2の端末は、第1の端末の周辺にあり、同期ソースと同期する必要がある。第2の端末は、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を発見し、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。
302.第2の端末は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する。
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得した後で、第2の端末は、サイドリンク同期情報に保持される指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信してよい。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。第2の端末は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
さらに、図3を参照すると、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。第2の端末は、以下の方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
1.第2の端末は、専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。第2の端末は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する。
2.第2の端末は、専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。第2の端末は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する。
3.第2の端末は、第1のシーケンス部分を取得するためにPSSSを解析し、第2のシーケンス部分を取得するためにSSSSを解析する。第2の端末は、専用シーケンスを取得するために、第1のシーケンス部分及び第2のシーケンス部分を組み合わせる。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。第2の端末は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する。
サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含んでよく、MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報を含み、伝送タイムスロットについての情報は、第1の端末によってGNSSに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを示すために用いられることが理解されよう。伝送タイムスロットは、サブフレーム番号であってよく、フレーム番号であってよく、又はフレーム番号及びサブフレーム番号であってよい。
第2の端末は、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報に従って、以下の方式、すなわち、
第2の端末によって、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する手順と、
第2の端末によって、第2の端末のタイムスロット境界を第1の端末のタイムスロット境界に整合させ、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを、第2の端末によって、MIB−SLに従って決定する手順と、
第2の端末によって、第2の端末の伝送タイムスロットを第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる手順と、
を実行する方式で、第1の端末と同期してよい。
本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の端末が複数の同期ソースを発見した場合に、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、第2の端末は、より高い優先度を有する同期ソースに、優先的にアクセスする。
本発明の本実施形態において、第2の端末は、複数の方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
さらに、本発明の本実施形態は、第2の端末が、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期する具体的な方式を提供することにより、解決手段の実装可能性を向上させる。
さらに、図3を参照すると、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。第2の端末は、以下の方式、すなわち、
第2の端末によって、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する手順であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
の端末によって、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
この場合、第2の端末は、以下の方式、すなわち、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の端末によって、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する手順であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、手順と、
第2の端末によって、端末の第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する手順と、
第2の端末によって、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期する手順と、
を実行する方式で、サイドリンク同期情報に従って、第1の端末と同期してよい。
ターゲット指示情報は、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は第1の端末によって用いられるGNSSクロックの同期精度、又は第1の端末の優先度識別子を含んでよいことに留意されたい。
具体的には、第2の端末は、GNSSタイプ及び事前設定された優先度ルールに従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。例えば、事前設定された優先度ルールは、中国の北斗測位衛星システムが、米国のGPSに対して優先度を有するというものである。第2の端末が2つの第1の端末を発見した場合に、1つの第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが中国の北斗であることを示し、他の第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが米国のGPSであることを示し、第2の端末は、GNSSタイプが中国の北斗である第1の端末と同期することを選択する。
あるいは、第2の端末は、GNSSタイプ及び事前設定された優先度ルールに従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。例えば、事前設定された優先度ルールは、より高い同期精度を有する同期ソースが、より高い優先度を有するというものである。第2の端末が2つの第1の端末を発見した場合に、1つの第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が0.2の同期精度を有することを示し、他の第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が0.1の同期精度を有することを示し、第2の端末は、0.1の同期精度の第1の端末と同期することを選択する。
あるいは、第2の端末は、GNSSタイプ及び事前設定された優先度ルールに従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。例えば、事前設定された優先度ルールは、中国の北斗測位衛星システムが、米国のGPSに対して優先度を有するというものであり、より高い同期精度を有する同期ソースは、同じGNSS技術が用いられる場合、より高い優先度を有する。第2の端末が3つの第1の端末を発見した場合に、第1の端末1の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが米国のGPSであること、及び同期精度が0.1であることを示し、第1の端末2の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが中国の北斗であること、及び同期精度が0.2であることを示し、第1の端末3の第2の専用シーケンスは、第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプが中国の北斗であり、同期精度が0.1であることを示し、第2の端末は、第1の端末3と同期することを選択する。
あるいは、第2の端末は、優先度識別子に従って、第1の端末の同期ソース優先度を決定する。第の端末が2つの第1の端末を発見した場合に、1つの第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が1の優先度を有することを示し、他の第1の端末の第2の専用シーケンスは、第1の端末が2の優先度を有することを示し、第2の端末は、2の優先度を有する第1の端末と同期することを選択する。
本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の端末が複数の同期ソースを発見した場合に、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、第2の端末は、より高い優先度を有する同期ソースに、優先的にアクセスする。
本発明の本実施形態において、複数の第1の端末が存在する場合に、第2の端末は、第1の端末の第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の優先度を決定し、最も高い優先度を有する第1の端末と同期することを選択することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
さらに、図3を参照すると、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLを含む。第2の端末は、以下の方式、すなわち、
第2の端末によって、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する手順であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
第2の端末によって、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する方式で、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定してよい。
任意選択的に、MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報をさらに含んでよく、伝送タイムスロットについての情報は、第1の端末によってGNSSに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを示すために用いられる。伝送タイムスロットは、サブフレーム番号であってよく、フレーム番号であってよく、又はフレーム番号及びサブフレーム番号であってよい。第の端末は、伝送タイムスロットに従って、第の端末とのタイムスロット整合を実装してよい。
本発明の本実施形態において、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度のみより高くてよい、又は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にある同期ソースの優先度より低くてよいことに留意されたい。ネットワークカバレッジ内にある同期ソースは、基地局であってよく、又はGNSSクロックを用いない端末タイプの同期ソースであってよい。これは、具体的には、本明細書において限定されない。第2の端末が複数の同期ソースを発見した場合に、複数の同期ソースが信号品質要件を満たすことを前提として、第2の端末は、より高い優先度を有する同期ソースに、優先的にアクセスする。
本発明の本実施形態において、第2の端末は、MIB−SLを用いることによって指示情報を取得することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
理解を容易ならしめるべく、以下、実際の適用シナリオを用いることによって、本発明の本実施形態における同期通信方法を詳細に説明する。
車両Aは、中国の北斗ポジショニングシステムを用いた、車両対車両通信を実行可能な車両である。車両Aがネットワークカバレッジエリア外にある場合に、車両Aは、事前に構成された第1の構成情報及び第2の構成情報を取得する。第2の構成情報は、初期参照時刻(第2のパラメータ)Tref:2015−01−01 00:00:00を含む。第1の構成情報は、オフセット(第1のパラメータ)、及び現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するための決定ルールを含む。オフセットはsyncOffsetIndicato=0であり、決定ルールは、現在のタイムスロットに対応するフレーム番号DFN及びサブフレーム番号suframeが以下の式を満たすか否かを決定する。
(c*DFN+subrame)mod K=syncOffsetIndicator
ここで、suframeは、サブフレーム番号であり、DFNは、フレーム番号であり、cは、1つのフレームに含まれるサブフレームの数であり、Kは、同期送信周期であり、は、syncOffsetIndicatoは、オフセットである。
車両AがD2D通信を実行する必要がある場合に、車両Aは、最初に、周辺の同期ソースをサーチし、最終的に、同期ソースを発見しない。
そこで、車両Aは、同期ソースとして機能し、同期情報を送信する必要がある。最初に、車両Aは、GNSSクロックに従って、現在時刻が2015−01−01 00:02:00であると決定する。車両Aは、現在時刻と初期参照時刻との間の差Tdurationを算出し、Tduration=T−Trefに従って、Tdurationが120秒であると決定する。さらに、フレーム長さが10ミリ秒であり、各フレームが10のサブフレームを含み(すなわち、サブフレーム長さは1ミリ秒である)、1024のフレームが1周期を形成し、同期信号が10のサブフレーム毎に1回送信されることが知られている。すなわち、フレーム周期長さは、K=1024であり、サブフレーム周期長さは、K=10であり、同期送信周期は、K=10であり、差の時間単位をフレーム長さ単位に整合させるために用いられる第1のスケールパラメータは、a=100であり、1つのフレームに含まれるサブフレームの数は、c=10であり、差の時間単位をサブフレーム長さ単位に整合させるために用いられる第2のスケールパラメータは、b=1000である。
次に、車両Aは、以下の事前設定された式に従って、フレーム番号DFN及びサブフレーム番号suframeを算出する。
DFN=(a*Tduration)mod K=(100*120)mod1024=736、及び
suframe=(b*Tduration)mod K=(1000*120)mod10=10
算出によってフレーム番号及びサブフレーム番号を取得した後で、車両Aは、第2の構成情報における決定ルールに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。
(c*DFN+subrame)mod K=(10*736+10)mod10=0=syncOffsetIndicator
従って、車両Aは、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、車両Aは、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報、すなわち、2015−01−01 00:02:00を送信する。サイドリンク同期情報は、SLSS及びMIB−SLを含む。SLSSは、PSSS及びSSSSを含み、PSSSは、専用シーケンスを保持し、専用シーケンスは、他のデバイスに対して、車両AがGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。MIB−SLは、伝送タイムスロットについての情報を保持し、伝送タイムスロットについての情報は、DFN=736及びsuframe=10である。
この場合、車両Bが車両A付近にあり、車両Bも、D2D通信を実行する必要がある。車両Bは、最初に、周辺の同期ソースをサーチし、複数の同期ソースを発見する。そのうち2つの同期ソース、車両A及び車両Cが、信号品質要件を満たす。車両Bは、サイドリンク同期情報、すなわち、車両及び車両Cによって送信されたSLSS及びMIB−SLを検出する。車両Bは、専用シーケンスを取得するために、車両AのSLSSのPSSSを解析する。専用シーケンスは、他のデバイスに対して、車両AがGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。車両Bは、車両CのSLSSにおけるPSSS及びMIB−SLを解析し、車両Cがネットワークカバレッジ外にある同期ソースであることを認識する。さらに、車両Bは、車両CがGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示す情報を取得しない。車両Bは、車両Cがネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースであると決定する。事前設定された優先度ルールによれば、GNSSクロックを用いる同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にあるGNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い。従って、車両Bは、車両Aと同期することを選択する。具体的には、車両Bは、SLSSに従って、車両Aのタイムスロット境界を取得し、車両Bのタイムスロット境界を車両Aのタイムスロット境界に整合させ、MIB−SLに従って、車両Aがフレーム番号736及びサブフレーム番号10を有すると決定し、車両Bのフレーム番号及びサブフレーム番号を、当該フレーム番号及びサブフレーム番号に整合させる。このように、車両Bは、車両Aとの同期を完了する。
以上、本発明の実施形態における同期通信方法を説明した。以下、本発明の実施形態における端末を説明する。図4を参照すると、本発明の実施形態における端末の実施形態は、
第1の構成情報を取得するように構成される取得モジュール401であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、取得モジュール401と、
GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するように構成される決定モジュール402と、
伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するように構成される判定モジュール403と、
判定モジュール403が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信するように構成される送信モジュール404であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、送信モジュール404と、
を含む。
本発明の本実施形態において、決定モジュール402は、GNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定してよく、判定モジュール403は、伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する。現在時刻が同期情報送信時刻である場合に、送信モジュール404は、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
図4に対応する実施形態に基づいて、本発明の実施形態の他の実施形態において、
取得モジュール401は、第2の構成情報を取得するようにさらに構成され、
決定モジュール402は、GNSSクロック及び取得モジュール401によって取得された第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するようにさらに構成される。
任意選択的に、本発明の本実施形態において、第2の構成情報は、第2のパラメータを含んでよい。
決定モジュール402は、GNSSクロックに従って、現在時刻を決定し、事前設定されたルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出するようにさらに構成されてよい。
任意選択的に、本発明の本実施形態において、第2のパラメータは、初期参照時刻を含んでよい。
決定モジュール402は、現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出し、事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出するようにさらに構成されてよい。
本発明の本実施形態において、決定モジュール402が伝送タイムスロットを決定する具体的な方式は、解決手段の実装可能性を向上させる。
任意選択的に、本発明の実施形態におけるいくつかの他の実施形態において、
取得モジュール401は、
事前設定方式で、第2の構成情報を取得してよい、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得してよい、又は、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得してよい、又は、
事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得してよい。
本発明の本実施形態において、取得モジュール401は、複数の方式で、第2の構成情報を取得することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
以上、本発明の実施形態における第1の端末を説明した。以下、本発明の実施形態における第2の端末を説明する。図5を参照すると、本発明の実施形態における他の端末は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得するように構成される取得モジュール501であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、取得モジュール501と、
取得モジュールによって取得された指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するように構成される決定モジュール502と、
サイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させるように構成される同期モジュール503と、
を含む。
本発明の本実施形態において、第1の端末は、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、伝送タイムスロット及び第1の構成情報に従って、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定し、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信してよい。サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する。第2の端末の決定モジュール602は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、同期モジュール603は、サイドリンク同期情報に従って、第2の端末を第1の端末と同期させる。GNSSクロックは一様なタイミング及び高精度を有するので、異なる端末によって、GNSSクロックを用いることによって決定された伝送タイムスロットが一致し、送信時刻も一致する。従って、このタイプの同期ソースにアクセスする第2の端末も同期されることにより、非同期によってもたらされるリソース割り当ての不整合及び通信障害を回避し、伝送性能を向上させてよい。
図5に対応する実施形態に基づいて、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含む。
決定モジュール502は、専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析するようにさらに構成される。専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
決定モジュール502は、専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
任意選択的に、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、MIB−SLは、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含む。
同期モジュール503は、SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得し、端末のタイムスロット境界を第1の端末のタイムスロット境界に整合させるようにさらに構成される。
同期モジュール503は、MIB−SLに従って、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定し、端末の伝送タイムスロットを第1の端末の伝送タイムスロットに整合させるようにさらに構成される。
本発明の本実施形態は、決定モジュール502が第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する具体的な方式、及び同期モジュール503がサイドリンク同期情報に従って、端末を第1の端末と同期させることにより、解決手段の実装可能性を向上させる具体的な方式を提供する。
図5に対応する実施形態に基づいて、本発明の本実施形態において、サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含む。
決定モジュール502は、第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析するようにさらに構成される。第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
決定モジュール502は、第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
同期モジュール503は、複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析するようにさらに構成される。第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる。
同期モジュール503は、第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定するようにさらに構成される。
同期モジュール503は、端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させるようにさらに構成される。
本発明の本実施形態において、複数の第1の端末が存在する場合に、同期モジュール503は、最も高い優先度を有する第1の端末と同期することを選択することにより、解決手段の柔軟性を向上させてよい。
図5に対応する実施形態に基づいて、本発明の本実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLを含む。
決定モジュール502は、指示情報を取得するためにMIB−SLを解析するようにさらに構成される。指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる。
決定モジュール502は、指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するようにさらに構成される。
本発明の本実施形態は、他の具体的な方式を提供する。ここで、決定モジュール502は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定することにより、解決手段の柔軟性を向上させる。
以上、モジュール機能化の観点から、本発明の実施形態における第1の端末及び第2の端末を説明した。以下、ハードウェアエンティティの観点から、本発明の実施形態における第1の端末及び第2の端末を説明する。第1の端末及び第2の端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、及び車載型コンピュータのような任意の端末デバイスを含んでよい。以下の説明は、例として携帯電話を用いることによって提供される。図6を参照すると、本発明の本実施形態における端末の他の実施形態は、
無線周波数(Radio Frequency、RF)回路610、メモリ620、入力ユニット630、表示ユニット640、センサ650、音声回路660、ワイヤレスフィディリティ(wireless fidelity、WiFi)モジュール670、プロセッサ680、及び電源690
のようなコンポーネントを含む。当業者であれば、図に示される携帯電話の構造は、携帯電話に対する限定を構成するものではなく、携帯電話は、図示されたものより多くの又はより少ないコンポーネントを含んでよい、又はいくつかのコンポーネントが組み合わせられてよい、又は異なるコンポーネント配置が用いられてよいことを理解しよう。
以下、図6に関連して、携帯電話のコンポーネントを具体的に説明する。
RF回路610は、情報受信及び送信プロセス又は呼び出しプロセスにおいて、信号を送信又は受信するように構成されてよい。具体的には、RF回路610は、基地局からダウンリンク情報を受信し、次に、ダウンリンク情報を処理のためにプロセッサ680に伝送し、アップリンクデータを基地局に送信する。概して、RF回路610は、限定されるものではないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低ノイズ増幅器(Low Noise Amplifier、LNA)、デュプレクサ等を含む。さらに、RF回路610は、無線通信によって、ネットワーク及び他のデバイスとさらに通信を行ってよい。無線通信は、限定されるものではないが、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM)、ジェネラルパケットラジオサービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)、ワイドバンド符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、ショートメッセージングサービス(Short Messaging Service、SMS)等を含む任意の通信規格又はプロトコルを用いてよい。
メモリ620は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成されてよい。プロセッサ680は、メモリ620に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させ、携帯電話の様々な機能的アプリケーション及びデータ処理を実装する。メモリ620は、主に、プログラム格納エリア及びデータ格納エリアを含んでよい。プログラム格納エリアは、オペレーティングシステム、(サウンド再生機能及び画像表示機能のような)少なくとも1つの機能に必要とされるアプリケーションプログラム等を格納してよい。データ格納エリアは、携帯電話の用途に従って形成された(音声データ及びアドレス帳のような)データを格納してよい。さらに、メモリ620は、ハイスピードランダムアクセスメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイスのような不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、又は他の揮発性ソリッドステートストレージデバイスをさらに含んでよい。
入力ユニット630は、入力された数字又は文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成するように構成されてよい。具体的には、入力ユニット630は、タッチパネル631及び他の入力デバイス632を含んでよい。タッチスクリーンとも称されるタッチパネル631は、(指又はスタイラスのような任意の好適なオブジェクト又はアクセサリの利用による、タッチパネル631上又は付近におけるユーザ動作のような)タッチパネル上又は付近におけるユーザのタッチ動作を収集し、事前設定されたプログラムに従って、対応する接続装置を駆動してよい。任意選択的に、タッチパネル631は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置及びタッチコントローラを含んでよい。タッチ検出デバイスは、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ動作によって生成された信号を検出し、信号をタッチコントローラに転送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチ点座標に変換し、タッチ点座標をプロセッサ680に送信する。さらに、タッチコントローラは、プロセッサ680から送信されたコマンドを受信及び実行してよい。さらに、タッチパネル631は、抵抗、静電容量、赤外線、又は表面音波タイプのタッチパネルであってよい。タッチパネル631に加えて、入力ユニット630は、他の入力デバイス632をさらに含んでよい。具体的には、他の入力デバイス632は、限定されるものではないが、物理的キーボード、(ボリューム制御キー又はスイッチキーのような)機能キー、トラックボール、マウス、ジョイスティック等のうち1つ又は複数を含んでよい。
表示ユニット640は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報、及び携帯電話の様々なメニューを表示するように構成されてよい。表示ユニット640は、表示パネル641を含んでよい。任意選択的に、表示パネル641は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode、OLED)等を用いることによって構成されてよい。さらに、タッチパネル631は、表示パネル641をカバーしてよい。タッチパネル631上又は付近におけるタッチ動作を検出した後で、タッチパネル631は、タッチイベントのタイプを決定するために、タッチ動作をプロセッサ680に転送する。プロセッサ680は、次に、タッチイベントのタイプに従って、対応する視覚的出力を表示パネル641に提供する。図6において、タッチパネル631及び表示パネル641は携帯電話の入出力機能を2つの別個の部分として実装するが、いくつかの実施形態において、タッチパネル631及び表示パネル641は、携帯電話の入出力機能を実装するように統合されてよい。
携帯電話は、光学センサ、運動センサ、及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ650をさらに含んでよい。具体的には、光学センサは、周辺光センサ及び近接センサを含んでよい。周辺光センサは、周辺光の明度に従って、表示パネル641の輝度を調整してよい。近接センサは、携帯電話が耳へと動かされた場合に、表示パネル641及び/又はバックライトをスイッチオフしてよい。運動センサのタイプとして、加速度センサは、(概して、3つの軸における)様々な方向における加速度の大きさを検出してよく、静止時の重力の大きさ及び方向を検出してよく、携帯電話の姿勢を認識するアプリケーション(例えば、風景の向きとポートレートの向きとの間の切り替え、関連ゲーム、及び磁力計姿勢キャリブレーション)、(歩数計及びノックのような)振動認識関連機能等に適用されてよい。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、及び赤外線センサのような携帯電話内に構成され得る他のセンサは、本明細書においてさらに説明されない。
音声回路660、スピーカ661、及びマイクロフォン662は、ユーザと携帯電話との間に音声インタフェースを提供してよい。音声回路660は、受信された音声データを電気信号に変換し、電気信号をスピーカ661に伝送してよい。スピーカ661は、電気信号を、出力のためのサウンド信号に変換する。一方、マイクロフォン662は、収集されたサウンド信号を電気信号に変換する。音声回路660は、電気信号を受信し、電気信号を音声データに変換し、音声データを処理のためにプロセッサ680に出力する。次に、プロセッサ680は、音声データを、RF回路610を用いることによって、例えば、他の携帯電話に送信する、又は、音声データを、さらなる処理のためにメモリ620に出力する。
WiFiは、短距離無線伝送技術に属する。WiFiモジュール670により、携帯電話は、ユーザが電子メールを送信又は受信すること、ウェブページをブラウジングすること、ストリーミングメディアにアクセスすること等を補助することができる。WiFiモジュールは、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。図6はWiFiモジュール670を示すが、WiFiモジュールは携帯電話の必須のコンポーネントではなく、必要な場合には、本発明の本質の範囲が変更されないのであれば、WiFiモジュールは省略されてよいことが理解されよう。
プロセッサ680は、携帯電話の制御センタであり、様々なインタフェース及び線を用いることによって、携帯電話の様々な部分に接続される。メモリ620に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、メモリ620に格納されたデータを呼び出すことによって、プロセッサ780は、携帯電話の様々な機能及びデータ処理を実行することにより、携帯電話における全体的なモニタリングを実行する。任意選択的に、プロセッサ680は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでよい。好ましくは、プロセッサ680は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサに統合されてよい。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、アプリケーションプログラム等を処理する。モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。前述のモデムプロセッサは、プロセッサ680に統合されなくてよいことが理解されよう。
携帯電話は、コンポーネントに電力を供給するために、(バッテリのような)電源690をさらに含む。好ましくは、電源は、電力管理システムを用いることによってプロセッサ680に論理的に接続されることにより、電力管理システムの利用による充電、放電、及び電力消費管理のような機能を実装してよい。
図示されていないが、携帯電話は、カメラ、Bluetooth(登録商標)モジュール等をさらに含んでよく、これらは、本明細書においてさらに説明されない。
本発明の本実施形態において、第1の端末に含まれるプロセッサ680は、
GNSSクロックに従って、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
伝送タイムスロット及び第1のパラメータに従って、現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する手順と、
を実行する。
RF回路610は、
第1の構成情報を取得する手順であって、第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、手順と、
プロセッサ680が、現在時刻が同期情報送信時刻であると決定した場合に、同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を第1の端末に送信する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、サイドリンク同期情報は、第2の端末を第1の端末と同期させるために用いられ、指示情報は、第2の端末に対して、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、RF回路610は、
第2の構成情報を取得する手順と、
GNSSクロック及び第2の構成情報に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
を実行するようにさらに構成される。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、プロセッサ680は、具体的には、
事前設定方式で、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
事前設定されたプロトコルに従って、第2の構成情報を取得する手順
を実行する、又は、
RF回路610は、具体的には、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、第2の構成情報を取得する手順
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、
第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
プロセッサ680は、具体的には、
GNSSクロックに従って、現在時刻を決定する手順と、
事前設定された算出ルールに従って、現在時刻及び第2のパラメータに従って伝送タイムスロットを算出する手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、
第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
プロセッサ680は、具体的には、
現在時刻と初期参照時刻との間の差を算出する手順と、
事前設定された算出ルール及び差に従って、D2D通信システムにおける現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態において、第2の端末に含まれるRF回路610は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順
を実行する。
プロセッサ680は、
第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順と、
サイドリンク同期情報に従って、第2の端末を第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。
プロセッサ680は、具体的には、
専用シーケンスを取得するためにPSSS及び/又はSSSSを解析する手順であって、専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含む。
プロセッサ680は、具体的には、
SLSSに従って、第1の端末のタイムスロット境界を取得する手順と、
第2の端末のタイムスロット境界を第1の端末のタイムスロット境界に整合させる手順と、
MIB−SLに従って、第1の端末によってGNSSクロックに従って決定された、デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
第2の端末の伝送タイムスロットを第1の端末の伝送タイムスロットに整合させる手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、SLSSを含み、SLSSは、PSSS及びSSSSを含む。
プロセッサ680は、具体的には、
第1の専用シーケンスを取得するためにPSSSを解析する手順であって、第1の専用シーケンスは、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
第1の専用シーケンスに従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
複数の第1の端末が存在する場合に、第2の専用シーケンスを取得するためにSSSSを解析する手順であって、第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、ターゲット指示情報は、GNSSクロックを用いる同期ソースにおける第1の端末の優先度を示すために用いられる、手順と、
第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する手順と、
第2の端末を、複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させる手順と、
を実行する。
本発明の本実施形態の他の実施形態において、サイドリンク同期情報は、MIB−SLを含む。
プロセッサ680は、具体的には、
指示情報を取得するためにMIB−SLを解析する手順であって、指示情報は、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
指示情報に従って、第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する手順と、
を実行する。
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装されてよいことを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は、論理的機能の分割に過ぎず、実際の実装においては他の分割となることがある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムと組み合わせられてよく、又はこれに統合されてよい。又は、いくつかの機能は、無視されてよく、又は、実行されなくてよい。さらに、表示又は説明された相互連結もしくは直接連結又は通信接続は、いくつかのインタフェースを用いることによって実装されてよい。装置間又はユニット間の間接的な連結又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形式で、実装されてよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1か所に配置されても、複数のネットワークユニットにおいて分散されてもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決手段の目的を実現するための実際の要件に従って選択されてよい。
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、又はユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、又は2つもしくはそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェア形式で実装されてよく、又はソフトウェア機能ユニット形式で実装されてよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニット形式で実装され、個別の製品として販売又は使用される場合、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は基本的に、又は従来技術に寄与する部分は、又は技術的解決手段の全てもしくはいくつかは、ソフトウェア製品の形式で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、本発明の実施形態において説明される方法の段階の全て又はいくつかを実行するよう、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、リードオンリメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM、ランダムアクセスメモリ)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
本発明の実施形態において提供される同期通信方法及び端末が、詳細に上述された。本発明の原則及び実装が、本明細書において具体的な例を用いることによって説明されたが、実施形態についての説明は、本発明の方法及び中心的概念を理解する助けとなることのみが意図されるものである。さらに、当業者であれば、本発明の実施形態の概念に従って、具体的な実装及び適用範囲にバリエーションを施すことができよう。従って、本明細書の内容は、本発明に対する限定として解されるべきではない。

Claims (43)

  1. 同期通信方法であって、
    第1の端末によって、第1の構成情報を取得する段階であって、前記第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、段階と、
    前記第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する段階と、
    前記第1の端末によって、前記伝送タイムスロット及び前記第1のパラメータに従って、前記現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する段階と、
    前記現在時刻が前記同期情報送信時刻である場合に、前記第1の端末によって、前記同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する段階であって、前記サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、前記サイドリンク同期情報は、第2の端末を前記第1の端末と同期させるために用いられ、前記指示情報は、前記第2の端末に対して、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
    を備える方法。
  2. 前記サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記SLSSは、主サイドリンク同期信号PSSS及び副サイドリンク同期信号SSSSを含み、前記PSSS及び/又は前記SSSSは、専用シーケンスを含み、前記専用シーケンスは、前記指示情報である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記SLSSは、主サイドリンク同期信号PSSS及び副サイドリンク同期信号SSSSを含み、前記PSSSは、第1の専用シーケンスを含み、前記第1の専用シーケンスは、前記指示情報であり、前記SSSSは、第2の専用シーケンスを含み、前記第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、前記ターゲット指示情報は、前記第2の端末に対して、前記GNSSクロックを用いる同期ソースにおける前記第1の端末の優先度を示すために用いられる、請求項2に記載の方法。
  5. 前記ターゲット情報は、前記第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は前記第1の端末によって用いられる前記GNSSクロックの同期精度、又は優先度識別子を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記サイドリンク情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、前記MIB−SLは、前記指示情報を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
    前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にある前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
    前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にある前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より高い、又は、
    前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にある前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より低い、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記D2D通信システムにおける前記対応する伝送タイムスロットは、フレーム番号及び/又はサブフレーム番号である、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、前記MIB−SLは、前記第2の端末及び前記第1の端末のタイムスロットを整合させるために、前記伝送タイムスロットについての情報を含む、請求項2から5のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する前記段階の前に、前記方法は、
    前記第1の端末によって、第2の構成情報を取得する段階
    を備え、
    前記第1の端末によって、全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する前記段階は、
    前記第1の端末によって、前記GNSSクロック及び前記第2の構成情報に従って、前記D2D通信システムにおける前記現在時刻に対応する前記伝送タイムスロットを決定する段階
    を含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記第1の端末によって、第2の構成情報を取得する前記段階は、
    前記第1の端末によって、事前設定方式で、前記第2の構成情報を取得する段階、又は、
    前記第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、前記第1の端末によって、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、前記第2の構成情報を取得する段階、又は、
    前記第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、前記第1の端末によって、基地局によって送信された無線リソース制御RRCシグナリングを受信することによって、前記第2の構成情報を取得する段階、又は、
    前記第1の端末によって、事前設定されたプロトコルに従って、前記第2の構成情報を取得する段階
    を含む、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
    前記第1の端末によって、前記GNSSクロック及び前記第2の構成情報に従って、前記D2D通信システムにおける前記現在時刻に対応する前記伝送タイムスロットを決定する前記段階は、
    前記第1の端末によって、前記GNSSクロックに従って、前記現在時刻を決定する段階と、
    前記第1の端末によって、事前設定された算出ルールに従って、前記現在時刻及び前記第2のパラメータに従って前記伝送タイムスロットを算出する段階と、
    を含む、
    請求項10に記載の方法。
  13. 前記第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
    前記第1の端末によって、事前設定された算出ルールに従って、前記現在時刻及び前記第2のパラメータに従って前記伝送タイムスロットを算出する前記段階は、
    前記第1の端末によって、前記現在時刻と前記初期参照時刻との間の差を算出する段階と、
    前記第1の端末によって、前記事前設定された算出ルール及び前記差に従って、前記D2D通信システムにおける前記現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する段階と、
    を含む、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1の端末は、前記フレーム番号DFNを、式
    DFN=(a*Tduration)mod K
    を用いることによって算出し、
    は、フレーム周期の長さであり、Tdurationは、前記差であり、aは、第1のスケールパラメータであり、前記第1のスケールパラメータは、前記差の時間単位をフレーム長さ単位に整合させるために用いられる、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の端末は、前記サブフレーム番号suframeを、式
    suframe=(b*Tduration)mod K
    を用いることによって算出し、
    は、サブフレーム周期の長さであり、bは、第2のスケールパラメータであり、前記第2のスケールパラメータは、前記差の前記時間単位をサブフレーム長さ単位に整合させるために用いられ、Tdurationは、前記差である、
    請求項13又は14に記載の方法。
  16. 同期通信方法であって、
    第2の端末によって、第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する段階であって、前記サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、段階と、
    前記第2の端末によって、前記指示情報に従って、前記第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定し、前記サイドリンク同期情報に従って、前記第1の端末と同期する段階と、
    を備える方法。
  17. 前記サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、前記SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
    前記第2の端末によって、前記指示情報に従って、前記第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する前記段階は、
    前記第2の端末によって、専用シーケンスを取得するために前記PSSS及び/又は前記SSSSを解析する段階であって、前記専用シーケンスは、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
    前記第2の端末によって、前記専用シーケンスに従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定する段階と、
    を含む、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、前記SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
    前記第2の端末によって、前記指示情報に従って、前記第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する前記段階は、
    前記第2の端末によって、第1の専用シーケンスを取得するために前記PSSSを解析する段階であって、前記第1の専用シーケンスは、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
    前記第2の端末によって、前記第1の専用シーケンスに従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定する段階と、
    を含み、
    前記第2の端末によって、前記サイドリンク同期情報に従って、前記第1の端末と同期する前記段階は、
    複数の第1の端末が存在する場合に、前記第2の端末によって、前記第2の専用シーケンスを取得するために前記SSSSを解析する段階であって、前記第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、前記ターゲット指示情報は、前記GNSSクロックを用いる同期ソースにおける前記第1の端末の優先度を示すために用いられる、段階と、
    前記第2の端末によって、前記第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する段階と、
    前記第2の端末によって、前記複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期する段階と、
    を含む、
    請求項16に記載の方法。
  19. 前記ターゲット情報は、前記第1の端末によって用いられるGNSS技術のタイプ、又は前記第1の端末によって用いられる前記GNSSクロックの同期精度、又は優先度識別子を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
    前記第2の端末によって、前記指示情報に従って、前記第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定する前記段階は、
    前記第2の端末によって、前記指示情報を取得するために前記MIB−SLを解析する段階であって、前記指示情報は、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられる、段階と、
    前記第2の端末によって、前記指示情報に従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定する段階と、
    を含む、
    請求項16に記載の方法。
  21. 前記サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、前記MIB−SLは、前記第1の端末によって前記GNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
    前記第2の端末によって、前記第1の端末によって送信された前記サイドリンク同期情報に従って、前記第1の端末と同期する前記段階は、
    前記第2の端末によって、前記SLSSに従って、前記第1の端末のタイムスロット境界を取得する段階と、
    前記第2の端末によって、前記第2の端末のタイムスロット境界を、前記第1の端末の前記タイムスロット境界に整合させる段階と、
    前記第1の端末によって前記GNSSクロックに従って決定された、前記デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける前記現在時刻に対応する前記伝送タイムスロットを、前記第2の端末によって、前記MIB−SLに従って決定する段階と、
    前記第2の端末によって、前記第2の端末の伝送タイムスロットを、前記第1の端末の前記伝送タイムスロットに整合させる段階と、
    を含む、
    請求項17に記載の方法。
  22. 前記伝送タイムスロットは、サブフレーム番号及び/又はフレーム番号である、請求項21に記載の方法。
  23. 前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
    前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にある前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高い、又は、
    前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にある前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度及びネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より高い、又は、
    前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースの優先度は、ネットワークカバレッジ外にある前記GNSSクロックを用いない同期ソースの優先度より高いが、ネットワークカバレッジ内にあるセルの優先度より低い、
    請求項16から22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 端末であって、
    第1の構成情報を取得するように構成される取得モジュールであって、前記第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、取得モジュールと、
    全球測位衛星システムGNSSクロックに従って、デバイスツーデバイスD2D通信システムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定するように構成される決定モジュールと、
    前記決定モジュールによって決定された前記伝送タイムスロット及び前記取得モジュールによって取得された前記第1のパラメータに従って、前記現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定するように構成される判定モジュールと、
    前記判定モジュールが、前記現在時刻が前記同期情報送信時刻であると決定した場合に、前記同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信するように構成される送信モジュールであって、前記サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、前記サイドリンク同期情報は、第2の端末を前記第1の端末と同期させるために用いられ、前記指示情報は、前記第2の端末に対して、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、送信モジュールと、
    を備える端末。
  25. 前記取得モジュールは、第2の構成情報を取得するようにさらに構成され、
    前記決定モジュールは、前記GNSSクロック及び前記取得モジュールによって取得された前記第2の構成情報に従って、前記D2D通信システムにおける前記現在時刻に対応する前記伝送タイムスロットを決定するようにさらに構成される、
    請求項24に記載の端末。
  26. 前記取得モジュールは、事前設定方式で、前記第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
    前記取得モジュールは、前記第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、前記第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
    前記取得モジュールは、前記第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、前記第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、又は、
    前記取得モジュールは、事前設定されたプロトコルに従って、前記第2の構成情報を取得するようにさらに構成される、
    請求項25に記載の端末。
  27. 前記第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
    前記決定モジュールは、前記GNSSクロックに従って、前記現在時刻を決定するようにさらに構成され、
    前記決定モジュールは、事前設定された算出ルールに従って、前記現在時刻及び前記第2のパラメータに従って前記伝送タイムスロットを算出するようにさらに構成される、
    請求項25又は26に記載の端末。
  28. 前記第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
    前記決定モジュールは、前記現在時刻と前記初期参照時刻との間の差を算出するようにさらに構成され、
    前記決定モジュールは、前記事前設定された算出ルール及び前記差に従って、前記D2D通信システムにおける前記現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出するようにさらに構成される、
    請求項27に記載の端末。
  29. 端末であって、
    第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得するように構成される取得モジュールであって、前記サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、取得モジュールと、
    前記取得モジュールによって取得された前記指示情報に従って、前記第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであると決定するように構成される決定モジュールと、
    前記サイドリンク同期情報に従って、前記端末を前記第1の端末と同期させるように構成される同期モジュールと、
    を備える端末。
  30. 前記サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、前記SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
    前記決定モジュールは、専用シーケンスを取得するために、前記PSSS及び/又は前記SSSSを解析するようにさらに構成され、前記専用シーケンスは、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられ、
    前記決定モジュールは、前記専用シーケンスに従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定するようにさらに構成される、
    請求項29に記載の端末。
  31. 前記サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、前記SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
    前記決定モジュールは、第1の専用シーケンスを取得するために前記PSSSを解析するようにさらに構成され、前記第1の専用シーケンスは、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられ、
    前記決定モジュールは、前記第1の専用シーケンスに従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定するようにさらに構成され、
    前記同期モジュールは、複数の第1の端末が存在する場合に、前記第2の専用シーケンスを取得するために前記SSSSを解析するようにさらに構成され、前記第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、前記ターゲット指示情報は、前記GNSSクロックを用いる同期ソースにおける前記第1の端末の優先度を示すために用いられ、
    前記同期モジュールは、前記第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定するようにさらに構成され、
    前記同期モジュールは、前記端末を、前記複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させるようにさらに構成される、
    請求項29に記載の端末。
  32. 前記サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
    前記決定モジュールは、前記指示情報を取得するために前記MIB−SLを解析するようにさらに構成され、前記指示情報は、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられ、
    前記決定モジュールは、前記指示情報に従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定するようにさらに構成される、
    請求項29に記載の端末。
  33. 前記サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、前記MIB−SLは、前記第1の端末によって前記GNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
    前記同期モジュールは、前記SLSSに従って、前記第1の端末のタイムスロット境界を取得するようにさらに構成され、
    前記同期モジュールは、前記端末のタイムスロット境界を、前記第1の端末の前記タイムスロット境界に整合させるようにさらに構成され、
    前記同期モジュールは、前記第1の端末によって前記GNSSクロックに従って決定された、前記デバイスツーデバイスD2Dシステムにおける前記現在時刻に対応する前記伝送タイムスロットを、前記MIB−SLに従って決定するようにさらに構成され、
    前記同期モジュールは、前記端末の伝送タイムスロットを、前記第1の端末の前記伝送タイムスロットに整合させるようにさらに構成される、
    請求項30に記載の端末。
  34. 無線周波数モジュールと、プロセッサと、メモリと、を備える端末であって、
    前記プロセッサは、
    GNSSクロックに従って、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを決定する手順と、
    前記伝送タイムスロット及び前記第1のパラメータに従って、前記現在時刻が同期情報送信時刻であるか否かを決定する手順と、
    を実行するように構成され、
    前記無線周波数モジュールは、
    第1の構成情報を取得する手順であって、前記第1の構成情報は、第1のパラメータを含む、手順と、
    前記プロセッサが、前記現在時刻が前記同期情報送信時刻であると決定した場合に、前記同期情報送信時刻にサイドリンク同期情報を送信する手順であって、前記サイドリンク同期情報は、指示情報を保持し、前記サイドリンク同期情報は、第2の端末を前記第1の端末と同期させるために用いられ、前記指示情報は、前記第2の端末に対して、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
    を実行するように構成される、
    端末。
  35. 前記無線周波数モジュールは、
    第2の構成情報を取得する手順と、
    前記GNSSクロック及び前記第2の構成情報に従って、前記D2D通信システムにおける前記現在時刻に対応する前記伝送タイムスロットを決定する手順と、
    を実行するようにさらに構成される、
    請求項34に記載の端末。
  36. 前記プロセッサは、具体的には、
    事前設定方式で、前記第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
    事前設定されたプロトコルに従って、前記第2の構成情報を取得する手順
    を実行する、又は、
    前記無線周波数モジュールは、具体的には、
    前記第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたシステムブロードキャスト情報を受信することによって、前記第2の構成情報を取得する手順、もしくは、
    前記第1の端末がネットワークカバレッジ内にある場合に、基地局によって送信されたRRCシグナリングを受信することによって、前記第2の構成情報を取得する手順
    を実行する、
    請求項35に記載の端末。
  37. 前記第2の構成情報は、第2のパラメータを含み、
    前記プロセッサは、具体的には、
    前記GNSSクロックに従って、前記現在時刻を決定する手順と、
    事前設定された算出ルールに従って、前記現在時刻及び前記第2のパラメータに従って前記伝送タイムスロットを算出する手順と、
    を実行する、
    請求項34又は35に記載の端末。
  38. 前記第2のパラメータは、初期参照時刻を含み、
    前記プロセッサは、具体的には、
    前記現在時刻と前記初期参照時刻との間の差を算出する手順と、
    前記事前設定された算出ルール及び前記差に従って、前記D2D通信システムにおける前記現在時刻に対応するフレーム番号及びサブフレーム番号を算出する手順と、
    を実行する、
    請求項37に記載の端末。
  39. 無線周波数モジュールと、プロセッサと、メモリと、を備える端末であって、
    前記無線周波数モジュールは、
    第1の端末によって送信されたサイドリンク同期情報を取得する手順であって、前記サイドリンク同期情報は、指示情報を保持する、手順
    を実行し、
    前記プロセッサは、
    前記第1の端末によって送信された前記サイドリンク同期情報を取得する手順であって、前記サイドリンク同期情報は、前記指示情報を保持する、手順と、
    前記サイドリンク同期情報に従って、前記端末を前記第1の端末と同期させる手順と、
    を実行する、
    端末。
  40. 前記サイドリンク同期情報は、サイドリンク同期信号SLSSを含み、前記SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
    前記プロセッサは、具体的には、
    専用シーケンスを取得するために前記PSSS及び/又は前記SSSSを解析する手順であって、前記専用シーケンスは、前記第1の端末がGNSSクロックを用いる同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
    前記専用シーケンスに従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定する手順と、
    を実行する、
    請求項39に記載の端末。
  41. 前記サイドリンクは、サイドリンク同期信号SLSSを含み、前記SLSSは、主同期信号PSSS及び副同期信号SSSSを含み、
    前記プロセッサは、具体的には、
    第1の専用シーケンスを取得するために前記PSSSを解析する手順であって、前記第1の専用シーケンスは、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
    前記第1の専用シーケンスに従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定する手順と、
    複数の第1の端末が存在する場合に、前記第2の専用シーケンスを取得するために前記SSSSを解析する手順であって、前記第2の専用シーケンスは、ターゲット指示情報を含み、前記ターゲット指示情報は、前記GNSSクロックを用いる同期ソースにおける前記第1の端末の優先度を示すために用いられる、手順と、
    前記第2の専用シーケンスに従って、各第1の端末の同期ソース優先度を決定する手順と、
    前記端末を、前記複数の第1の端末の中で最も高い同期ソース優先度を有する第1の端末と同期させる手順と、
    を実行する、
    請求項39に記載の端末。
  42. 前記サイドリンク同期情報は、サイドリンクマスタ情報ブロックMIB−SLを含み、
    前記プロセッサは、具体的には、
    前記指示情報を取得するために前記MIB−SLを解析する手順であって、前記指示情報は、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであることを示すために用いられる、手順と、
    前記指示情報に従って、前記第1の端末が前記GNSSクロックを用いる前記同期ソースであると決定する手順と、
    を実行する、
    請求項39に記載の端末。
  43. 前記サイドリンク同期情報は、MIB−SLをさらに含み、前記MIB−SLは、前記第1の端末によって前記GNSSクロックに従って決定された、D2Dシステムにおける現在時刻に対応する伝送タイムスロットを含み、
    前記プロセッサは、
    前記SLSSに従って、前記第1の端末のタイムスロット境界を取得する手順と、
    前記端末のタイムスロット境界を、前記第1の端末の前記タイムスロット境界に整合させる手順と、
    前記MIB−SLに従って、前記第1の端末によって前記GNSSクロックに従って決定された、前記D2Dシステムにおける前記現在時刻に対応する前記伝送タイムスロットを決定する手順と、
    前記端末の伝送タイムスロットを、前記第1の端末の前記伝送タイムスロットに整合させる手順と、
    を実行するようにさらに構成される、
    請求項40に記載の端末。
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