JP2018526102A - 内槽のロック機構及び洗濯機 - Google Patents

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Abstract

内槽(100)のロック機構(300)及び洗濯機であって、前記ロック機構(300)は、軸方向に往復運動可能なロックロッド(302)、ロックロッド(302)が運動する摺動経路(304)及びロックロッド(302)の運動を駆動する駆動ユニットを含むとともに、更にクランク連接棒構造を含み、前記ロックロッド(302)の下端はクランク連接棒構造の連接棒に接続され、前記連接棒とクランクの間及び/又は前記連接棒とロックロッド(302)の間にアイドルストロークが設けられる。前記洗濯機の内槽(100)底部にはロック穴(301)が設けられ、ロックロッド(302)が伸出したがロック穴(301)には進入していない場合、ロックロッド(302)は内槽(100)底部に引っ掛かっている。すると、回転モータ(324)はクランク又は連接棒がアイドルストローク内で移動するよう駆動する。そして、モータ(324)が駆動の最高位を超えると、モータ(324)はロックロッド(302)が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。これによれば、モータ(324)又は内槽(100)底部に損傷が生じることがなく、手動調整や洗濯機の解体メンテナンスも必要なくなる。これにより、洗濯機の故障が回避される。【選択図】図2

Description

本発明は洗濯機分野に関し、特に、内槽のロック機構及び洗濯機に関する。
従来のパルセータ式洗濯機では、内槽上の通水孔によって内槽と外槽が連通している。内槽は洗浄槽、外槽は注水槽となっているが、内槽と外槽側壁の間に満たされる水は洗浄には用いられず、内槽部分の水のみが実際の洗浄に用いられるため、大量の水資源が浪費されてしまう。このほか、内槽と外槽の間の水が多すぎる場合には洗浄液中の液体洗剤/粉末洗剤の濃度が低下することがある。また、水流が内槽と外槽の間を頻繁に行き来するため、使用を続けるうちに、内槽と外槽側壁の間の領域が汚れの溜まり場となってしまう。このことから、水道水による水垢、粉末洗剤からの遊離物、衣類のセルロース、人体の有機物及び衣類により持ち込まれる埃や細菌が内槽と外槽側壁の間に極めて容易に滞留する。カビは、使用履歴の長い洗濯機内部に蓄積された大量の汚れが効果的に除去されないことで繁殖する。使用者の目に付かないこうした汚れが除去されなければ、次の洗浄後に細菌が衣類に付着して人体にもたらされ、交差感染との事態が招来される。
特許文献1は、筐体、洗浄脱水槽、注水槽及び駆動装置を主に含む全自動洗濯機に関する。注水槽は、洗浄脱水槽の外側に取り付けられて筐体に固定接続されている。また、注水槽の内壁底面と洗浄脱水槽の外壁底面の間には密封装置が設けられており、密封装置内には密封室が形成されている。洗浄脱水槽の外側壁には貫通孔は設けられず、底部に密封室と連通する排水口が設けられている。注水槽には排水管と連通する排水口が開設されており、排水管には排水弁が設けられている。また、注水槽は懸架ロッドを介して筐体に固定接続されている。懸架ロッドの一端は筐体上端の内壁に接続され、他端は注水槽の外壁に接続されている。しかし、長期間運転しているうちに、密封構造が長期にわたる運転で摩耗してしまい、漏水が生じやすくなる。また、水質が悪く、砂含有量が高い場合には使用寿命が大幅に短縮され、しかるべき機能を発揮できなくなる。このほか、洗浄容量が大きい場合への使用にも適さず、信頼性に劣る。
以上に鑑みて、本発明を提案する。
中国特許出願第CN200420107890.8号
本発明は、従来技術における瑕疵を解消し、内槽のロック機構及び洗濯機を提供することを目的とする。
この目的を実現するために、本発明では以下の技術方案を用いる。即ち、軸方向に往復運動可能なロックロッド、ロックロッドが運動する摺動経路、及びロックロッドの運動を駆動する駆動ユニットを含む内槽のロック機構において、更にクランク連接棒構造を含み、前記ロックロッドの下端はクランク連接棒構造の連接棒に接続され、前記連接棒とクランクの間及び/又は前記連接棒とロックロッドの間にアイドルストロークが設けられる。
前記アイドルストロークは、連接棒の長さ方向に設けられる一定の可動スペースであり、クランク及び/又はロックロッドの接続端が当該可動スペースで運動したとしても、ロック状態は変化しない。
前記連接棒は連接アームであり、前記連接アームの両端にはヒンジ接続孔がそれぞれ設けられ、前記連接アームの一端のヒンジ接続孔は前記ロックロッドの端部にヒンジ接続され、前記連接アームの他端のヒンジ接続孔は前記クランクにヒンジ接続され、前記ヒンジ接続孔のうち1つ又は2つが楕円孔とされる。
前記連接棒は、連接アーム、第1バネ及びスライドブロックを含み、前記第1バネの一端は連接アームに固定され、第1バネの他端はスライドブロックに固定され、前記スライドブロックは連接アームに対し摺動するよう接続され、前記連接アームのうち第1バネが固定される一端はロックロッドにヒンジ接続され、前記連接アームのうちスライドブロックが設けられる一端はスライドブロックを介して前記クランクにヒンジ接続される。
前記連接アームの中央には凹溝/切欠きが設けられ、前記第1バネと前記スライドブロックは直列に接続された後、長さ方向に当該凹溝/切欠き内に設けられ、前記スライドブロックは、凹溝/切欠きに対し摺動するよう接続され、前記第1バネの一端は凹溝/切欠きの端部に固定され、他端はスライドブロックに固定される。好ましくは、前記凹溝/切欠きの端部及び当該端部に正対する前記スライドブロックの端面には取付スタッドがそれぞれ設けられ、前記第1バネの両端が取付スタッドにそれぞれ覆設される。好ましくは、前記取付スタッドの互いに正対する2つの端面は、斜面又は段差端面である。
前記ロックロッドの上部にはボスが設けられ、前記ボスの下部には第2バネが設けられ、第2バネは一端がボスの下面に接触するとともに他端が固定され、ロックロッドが下方に運動する際に第2バネが圧縮される。
前記ロック機構は更にロックロッドの固定ベースを含み、前記固定ベースの中央には摺動経路が設けられ、前記ロックロッドは前記摺動経路を貫通し、好ましくは、前記第2バネの他端が固定ベースに固定される。
前記ロック機構は更に固定ケーシングを含み、前記固定ケーシングは前記固定ベースの上部に固定され、ロックロッドと摺動経路は固定ケーシング内に設けられ、前記固定ケーシングと前記ロックロッドの間には密封構造が設けられ、好ましくは、前記密封構造は伸縮可能な密封カバーである。
前記クランクは回転モータに接続され、前記回転モータは筐体内に設けられ、前記筐体には取付部が設けられ、取付部は固定ベースの下部に固定されるか、或いは、取付部と前記固定ベースが一体成型される。好ましくは、前記クランクは偏心輪であり、前記偏心輪の偏心軸は前記連接棒にヒンジ接続され、前記偏心輪の中央は前記回転モータに接続される。
前記ロック機構を備える洗濯機において、前記洗濯機の外槽に前記ロック機構が設けられ、内槽にロック穴が設けられ、ロックロッドがロック穴に進入すると内槽がロックされ、ロックロッドがロック穴から離脱すると内槽がロック解除され、前記ロック機構と外槽との間には密封構造が設けられる。好ましくは、前記外槽にはロック機構の取付孔が設けられ、前記ロック機構の固定ベースは前記外槽底部に取り付けられ、前記ロック機構の固定ケーシングは取付孔内に取り付けられ、固定ケーシングと取付孔の間には密封構造が設けられる。
本発明における上記技術方案を用いれば、以下の有益な効果が得られる。
1.本発明で記載するロック機構には位置スイッチが設けられ、ロックロッドがロック穴に進入して位置がロックされると、トリガ構造が位置スイッチにトリガを与えることで位置スイッチが位置ロック信号を出力する。また、ロックロッドが収縮してロック穴から離脱し、位置回復すると、トリガ構造が位置スイッチにトリガを与えることで位置ロック解除信号が出力される。以上により、洗濯機のコントロールボードは洗濯機が次の工程を実行するよう制御する。ロックロッドの位置からロックロッドが位置ロックされたか否か、或いは位置ロックが解除されたか否かが正しく判断されるため、判断が正確となり、構造がシンプルとなる。
2.本発明で記載するロック機構にはアイドルストロークが設けられる。ロックロッドが伸出したがロック穴に進入していないとのエラー信号をロック機構が受信した場合、ロックロッドは内槽底部に当接したまま停止している。そこで、回転モータは、クランク又は連接棒がアイドルストローク内で移動するよう駆動する。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータはロックロッドが下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。このためモータ又は内槽底部に損傷が生じることがなく、手動調整や洗濯機の解体メンテナンスも必要なくなる。これにより、洗濯機の故障が回避されるほか、ユーザに不要な手間を取らせることがない。
3.本発明で記載する排水制御機構にはアイドルストロークが設けられる。弁体が伸出したが排水口には進入していないとのエラー信号を排水制御機構が受信した場合、弁体は内槽底部に当接している。そこで、回転モータは、クランク又は連接棒がアイドルストローク内で移動するよう駆動する。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータは弁体が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。このためモータ又は内槽底部に損傷が生じることがなく、手動調整や洗濯機の解体メンテナンスも必要なくなる。これにより、洗濯機の故障が回避されるほか、ユーザに不要な手間を取らせることがない。
4.本発明の制御方法で内槽のロック機構と内槽の排水口における排水制御機構の動作手順を制御すれば、内槽と外槽の間に水を存在させることなく洗浄が実現されるほか、正常な脱水も実現可能となる。また、上記の制御方法によれば正確な制御がなされ、洗濯機による節水洗浄が問題なく保証される。
以下に、図面を組み合わせて本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
図1は、本発明の洗濯機の構造図である。 図2は、本発明のロック機構の斜視図である。 図3は、本発明のロック機構の断面図である。 図4は、本発明のロックロッド及び位置スイッチの構造を示す図である。 図5は、本発明のロックロッド及び位置スイッチの構造を示す図である。 図6は、本発明におけるロック機構の連接棒の構造図である。 図7は、本発明の排水制御機構の斜視図である。 図8は、本発明の排水制御機構の正面図である。 図9は、本発明の排水制御機構の断面図である。 図10は、図8のA部分の拡大図である。 図11は、図8のA部分の拡大図である。 図12は、本発明における排水制御機構の一部の構造図である。 図13は、本発明における洗濯機の制御方法のフローチャートである。
図1に示すように、本発明の洗濯機は内槽100及び外槽200を含み、内槽体101には外槽と連通する漏水孔が存在しない。また、内槽の底102には排水口105が設けられ、内槽体101の上部には排水孔106が一周にわたり設けられている。洗浄時には排水口105が閉止され、水位が前記排水孔106の高さを下回る。水は内槽100内にのみ存在し、内槽100と外槽200の間には存在しない。洗浄が終了すると排水口105が開放され、大部分の水が排水口105から排出される。脱水時には内槽100が回転し、衣類から排出された水が遠心力により槽壁沿いに上昇する。そして、内槽上部の排水孔106から内槽と外槽の間に排出されると、続いて外槽200の外槽排水口から排出される。このように、洗浄時には内槽100内にのみ水を保有し、内槽と外槽の間には洗浄水を存在させないことから節水となる。また、内槽と外槽側壁の間の領域に汚れが蓄積されないため、内槽と外槽の間が清潔に保たれ、細菌の繁殖が回避される。排水及び/又は脱水過程では排水口105が開放され、大部分の水及び泥砂、粒子等の沈殿物が下部の排水口105から外槽に排出される。一方、衣類の水は、内槽の高速回転により脱水される際に内槽上部の排水孔106から外槽へと排出され、そのまま外槽底の排水口、排水管から洗濯機の外部へと排出される。これにより、迅速な排水を実現するとともに、排水及び汚れ排出効果が良好となる。
本発明では、排水口105の底部に排水口105の開放/閉止を制御する排水制御機構400が設けられる。給水・洗浄時において、排水制御機構400は排水口105を塞ぎ、排水口105が閉止されるよう制御する。一方、排水・脱水時には、排水制御機構400は排水口105が開放されるよう制御する。
排水制御機構400は外槽200の底部に設けられ、周方向において固定されている。また、排水口105は内槽100に設けられており、脱水時には内槽が回転する。そのため、排水制御機構400により排水口105を閉止する必要がある場合、これらの位置は必ずしも同一位置にあるとは限らない。そこで、本発明では、内槽100の底部にロック機構300を追加している。前記ロック機構300は、排水口105が排水制御機構400の位置に対応するよう内槽を位置決めしたうえで内槽100をロック可能であり、続いて、排水制御機構400により排水口105が塞がれる。ロック機構300は更に、洗濯機の給水及び洗浄時に内槽100が回転し、排水口105の開放/閉止を制御する内槽底部の排水制御機構400が無効となることのないよう効果的に防止可能である。
内槽底部にはロック穴301が設けられている。ロック穴301はメクラ穴であり、内槽の内部とは連通していない。また、本発明で記載する内槽のロック機構300は外槽底部に取り付けられている。ロック機構300は伸縮可能なロックロッド302を少なくとも含み、前記ロックロッド302は円周方向において固定されている。洗浄・すすぎ時には、前記ロックロッド302が上方へ運動してロック穴301に進入することで、内槽100がロックされて回転不能となる。このとき、排水制御機構400が排水口105を塞ぐため、内槽と外槽の間に水が存在することはない。また、内槽100がロックされているため、排水制御機構400の無効化を回避可能である。一方、脱水時には、前記ロックロッド302が下方に運動してロック穴301から離脱し、内槽が周方向に回転することで内部の衣類を脱水する。
内槽100底部の排水口105を塞ぐ必要がある場合、ロックロッド302は上方へ運動してロック穴301に進入する。これにより内槽100がロックされ、排水制御機構400により排水口105が塞がれる。また、内槽100が回転を要する場合には、ロックロッド302が下方に運動してロック穴301から離脱することで、内槽が周方向に回転可能となる。また、ロックロッド302は外槽200の内部底面と面一となるまで下方に運動するため、内槽100の回転に影響することはない。
実施例1
図2〜図6に示すように、本発明で記載するロック機構は、軸方向に往復運動可能なロックロッド302、ロックロッドが運動する摺動経路、及びロックロッドの運動を駆動する駆動ユニットを少なくとも含む。前記ロックロッド302がロック穴301に進入することで内槽100はロックされ、前記ロックロッド302がロック穴301から離脱することで内槽100のロックは解除される。
前記ロック機構は、ロックロッド302の固定ベース303を更に含む。前記固定ベース303の中央には摺動経路304が設けられ、前記ロックロッド302は前記摺動経路304を貫通している。好ましくは、前記固定ベース303は環状構造であり、固定ベース303の中央が上方又は下方に折り曲げられることで前記摺動経路304が形成される。
前記ロック機構は固定ケーシング305を更に含む。前記固定ケーシング305は固定ベース303の上部に取り付けられ、固定ベース303に対し固定接続されているが、螺合接続としてもよい。ロックロッド302及び摺動経路304は固定ケーシング305内に設けられており、前記固定ケーシング305と前記ロックロッド302の間に密封構造が設けられている。前記密封構造は伸縮可能構造であり、好ましくは波型形状の密封カバー307とする。密封カバーは一端がロックロッドに密封接続され、他端が固定ケーシングに密封接続されている。
前記ロックロッドの上部にはボス320が設けられ、前記ボス320の下部には第2バネ321が設けられている。第2バネ321は一端がボスの下面に接触するとともに他端が固定されている。ロックロッド302が下方に運動する際、第2バネ321は圧縮される。好ましくは、第2バネ321の他端は固定ベース303に接触固定され、第2バネ321の回復力によって前記ロックロッド302が上方へ運動するよう駆動される。
前記ロック機構は、クランク連接棒構造を更に含む。前記ロックロッドの下端はクランク連接棒構造の連接棒に接続され、前記クランクは回転モータ324に接続されている。好ましくは、前記回転モータ324は筐体328内に設けられる。前記筐体には取付部329が設けられ、取付部329は前記固定ベースの下端に取り付けられている。また、取付部の中央にはロックロッド302が通過する貫通孔が設けられている。
前記ロックロッド302の下方への位置回復運動は、前記クランク連接棒構造により駆動される。一方、前記ロックロッド302の上方への伸出は、前記クランク連接棒構造による引っ張り力が解除された後に、前記第2バネ321の回復力により駆動される。
好ましくは、前記クランクは偏心輪323である。前記偏心輪の偏心軸は前記連接棒にヒンジ接続され、前記偏心輪の中央が回転モータのモータ軸に接続されている。回転モータが一回転するごとにロックロッドは1サイクル動作し、収縮状態からロック穴をロックするまで外側に伸出した後、再び収縮して位置回復することが可能である。
前記洗濯機の外槽底部には前記ロック機構が設けられており、前記ロック機構と外槽の間には密封構造が設けられている。好ましくは、前記外槽にはロック機構の第1取付孔201が設けられている。また、前記ロック機構の固定ベースは前記外槽底部に取り付けられている。固定ベース303は、ボルト又はネジ等の螺合によって外槽200底部の外側に接続固定される。前記ロック機構の固定ケーシングは取付孔内に取り付けられ、固定ケーシングと取付孔の間に密封構造を設けることで、当該箇所に漏水が生じないよう密封可能としている。また、前記密封構造は弾性のシールリングとする。
好ましくは、前記第1取付孔201の上端が内側に折り曲げられて折り返しを形成し、固定ケーシングの下端が外側に折り曲げられて折り返しを形成する。固定ケーシング305が第1取付孔201に進入すると、固定ケーシング305の上端が第1取付孔201上端の折り返しに当接し、固定ケーシングと前記ロックロッドの間に設けられる密封カバーの端部が、固定ケーシング305の上端と第1取付孔201上端の折り返しとの間で押圧されて密封を形成する。また、第1取付孔201の下端は固定ケーシング下端の折り返しに当接し、これらの間に弾性シールリングのような密封構造が設けられる。
前記固定ケーシング305と前記ロックロッド302の間の密封構造は、ロックロッドの伸縮に伴って伸縮可能な密封カバー307である。密封カバー307の第1端308は固定ケーシング305に密封接続されている。好ましくは、前記密封カバー307の第1端は固定ケーシング305の上端と第1取付孔201上端の折り返しとの間に設けられ、密封カバーが弾性を有することで密封を形成する。一方、第2端309はロックロッド302に密封接続され、好ましくは、ナットによってロックロッド302のボスに押圧されて密封を形成する。これによれば、外槽内の水が固定ケーシングに進入することがないため、ロック機構300が損傷せず、漏水も発生しない。好ましくは、密封構造は一定の伸縮性を有し、それ自体が水を通さず、更には密封を実現可能なコルゲートチューブ形状の密封カバー307である。前記密封カバーは、例えばゴムカバーのような弾性材料からなる密封カバーである。
密封カバー307の第2端309からは軸方向に第3端310が延伸しており、前記第3端310が固定ケーシング305の下端に密封接続されている。前記延伸部分はロックロッドの伸縮に伴って伸縮可能な密封カバーであり、好ましくはコルゲートチューブ形状とする。前記延伸部分の密封カバーは二次的な密封作用を奏するものであり、仮に上側の密封に問題が生じたとしても、延伸部分の密封カバーによって更なる密封作用が発揮されることから、安全性が高まり、漏水が回避される。好ましくは、固定ケーシング305の下端と固定ベースによって第3端310を押圧することで密封を形成する。
ロックロッド302が最低位置まで伸縮すると、ロックロッド302の先端は外槽底部の内表面以下となる。好ましくは、前記ロックロッドが最低位置まで伸縮すると、ロックロッドの先端は外槽底部の内表面と等しくなる。よって、内槽100の回転時にロックロッド302と内槽100が干渉することによるロックロッド302又は内槽100の破損を回避可能となる。
ロック穴301は内槽フランジ103に設けられている。内槽フランジ103のうちロック穴301の周方向両側には平滑な凹溝がそれぞれ設けられ、ガイドを形成している。或いは、前記ガイドは独立した構造であり、ガイド上に平滑な凹溝が設けられるとともに、当該凹溝の中央部にロック穴301が位置している。内槽100の回転速度が所定の回転速度を下回ると、ロックロッド302がガイドに当接するまで上方へ運動するよう制御される。ロックロッド302にはバネ321の作用による上方運動の付勢力も存在するため、内槽の回転に伴ってガイドとロックロッド302が摺擦する。ロック穴301がロックロッド302の位置まで運動してロックロッド302に対応すると、ロックロッドが上方に運動してロック穴301に進入し、内槽100の位置決め及びロックが実現される。
前記ロック機構は更に位置スイッチ336を含み、前記ロックロッド302には位置スイッチのトリガ構造が設けられている。ロックロッド302がロック穴301に進入して位置がロックされると、トリガ構造は位置スイッチにトリガを与え、位置スイッチ336が位置ロック信号を出力する。また、ロックロッドが収縮してロック穴から離脱し、位置回復すると、トリガ構造は位置ロック解除信号が出力されるよう位置スイッチにトリガを与える。以上により、洗濯機のコントロールボードは洗濯機が次の工程を実行するよう制御する。
前記位置スイッチ336は、ロックロッド302の外側の摺動経路に固設されている。また、前記トリガ構造は前記ロックロッド302に設けられており、ロックロッド302とともに運動する。前記ロックロッド302がロック穴301に対し進入及び/又は離脱すると、ロックロッド上のトリガ構造は、ロックロッドの進入及び/又は離脱信号を出力するよう前記位置スイッチにトリガを与える。これにより、ロックロッドの位置からロックロッドが位置ロックされたか否か、或いは位置ロックが解除されたか否かが正しく判断されるため、判断が正確となり、構造がシンプルとなる。
前記位置スイッチ336はコンタクトスイッチであり、前記コンタクトスイッチの接点がロックロッド302に面している。また、前記ロックロッドのうち接点に面する側面は、接点との垂直距離が異なる2つの側面を少なくとも含む。ロックロッドがロック穴に進入して位置がロックされると、一方の側面と接点が接触することで、位置ロック信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。また、ロックロッドが収縮してロック穴から離脱し、位置回復すると、他方の側面と接点が接触することで、位置ロック解除信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。以上により、洗濯機のコントロールボードは洗濯機が次の工程を実行するよう制御する。また、前記2つの側面の接続箇所は傾斜移行面とされ、ロックロッドの収縮過程では、前記接点が前記傾斜移行面に接触する。傾斜移行面を設けることで2つの側面と接点との接触切り替えがスムーズに進み、ロックロッドの引っ掛かりが回避される。
前記ロックロッド302は柱体であり、三角柱でも多角柱でもよいが、少なくとも第1ロック部337と第2ロック部338を含む。第1ロック部337と第2ロック部338の直径は異なり、第1ロック部337の直径が第2ロック部338の直径よりも大きくなっている。ロックロッド302がロック穴301に進入して位置がロックされると、第1ロック部337と接点が接触することで、位置ロック信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。また、ロックロッド302が収縮してロック穴301から離脱し、位置回復すると、第2ロック部338と接点が接触することで、位置ロック解除信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。以上により、洗濯機のコントロールボードは洗濯機が次の工程を実行するよう制御する。或いは、ロックロッド302がロック穴に進入して位置がロックされると、第2ロック部338と接点が接触することで、位置ロック信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。また、ロックロッド302が収縮してロック穴から離脱し、位置回復すると、第1ロック部337と接点が接触することで、位置ロック解除信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。以上により、洗濯機のコントロールボードは洗濯機が次の工程を実行するよう制御する。また、第1ロック部と第2ロック部の接続箇所はなだらかに移行しており、ロックロッドの収縮過程では、前記接点が前記傾斜移行面に接触する。傾斜移行面を設けることで、直径の異なるロック部と接点との接触切り替えがスムーズに進み、ロックロッドの引っ掛かりが回避される。
好ましくは、前記ロックロッド302はロック穴と係合させやすいよう円柱体とする。これによれば、ロック穴へ進入して内槽を固定することがより容易となる。また、前記ロックロッドの上部を第1ロック部337、前記ロックロッドの下部を第2ロック部338とする。ロックロッドがロック穴に進入して位置がロックされると、第2ロック部と接点が接触することで、位置ロック信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。一方、ロックロッドが収縮してロック穴から離脱し、位置回復すると、第1ロック部と接点が接触することで、位置ロック解除信号を出力するようコンタクトスイッチにトリガが与えられる。第1ロック部の直径は第2ロック部の直径よりも大きく、直径の変化箇所は斜面によりなだらかに移行している。ロックロッドの収縮過程では、前記接点が前記傾斜移行面に接触する。
或いは、前記位置スイッチ336はセンサスイッチであり、前記トリガ構造は信号出力部である。前記信号出力部はロックロッドに設けられてロックロッド302とともに運動する。前記センサスイッチはロックロッドの外側に固設されており、且つ、センサスイッチのセンサ部がロックロッドに面している。前記ロックロッドがロック穴に対し進入及び/又は離脱すると、進入及び/又は離脱を出力するロックロッド上の信号出力部がセンサスイッチのセンサ部に対応して、ロックロッドの進入及び/又は離脱信号を出力するよう前記センサスイッチにトリガを与える。これにより、ロックロッドの位置からロックロッドが位置ロックされたか否か、或いは位置ロックが解除されたか否かが正しく判断されるため、判断が正確となり、構造がシンプルとなる。なお、信号出力部は、磁気信号又は光電信号又はマイクロ波信号出力部である。
前記ロックロッド302には、ロック信号出力部及びロック解除信号出力部がそれぞれ設けられる。ロックロッド302がロック穴301に進入して位置がロックされると、ロック信号出力部がセンサスイッチのセンサ部に正対する。すると、センサスイッチはロック信号出力部から出力されるロック信号を受信し、コントロールボードにロック信号を出力する。一方、ロックロッドがロック穴から離脱して収縮し、位置回復すると、ロック解除信号出力部がセンサスイッチのセンサ部に正対する。すると、センサスイッチはロック解除信号出力部から出力されるロック解除信号を受信し、コントロールボードにロック解除信号を出力する。
ロックロッドの外部には摺動経路304が設けられ、ロックロッド302は摺動経路304方向に運動してロック穴301に進入するよう案内される。前記位置スイッチ336は、前記摺動経路の側壁内又は前記摺動経路の端部に設けられる。摺動経路の側壁内に設けられる場合、摺動経路の内壁には位置スイッチを取り付けるための切欠きが設けられ、前記位置スイッチ336が当該切欠き内に取り付けられる。
前記位置スイッチ336は、前記固定ベース303の摺動経路の側壁内、或いは前記摺動経路の端部に設けられる。好ましくは、前記位置スイッチ336は、前記回転モータ324の筐体328における取付部329の、ロックロッド302を通過させる貫通孔内に設けられる。前記貫通孔の側壁には位置スイッチ336を取り付けるための切欠きが設けられている。当該箇所に設ければ回転モータと近接するため配線が容易となり、回転モータの配線とまとめてレイアウトすることが可能となる。
ロックロッド302が伸出したがロック穴301には進入していないとのエラー信号をロック機構が受信した場合、ロックロッド302は内槽底部のその他の位置に当接している。内槽底部のその他の位置はロック穴301よりも低くなっているため、ロックロッド302は最高位までは上昇しておらず、内槽底部に当接したまま停止している。このとき、回転モータ324はロックロッドが上方へ運動するよう駆動を続けていることから、モータのストールやスタック、更にはモータの焼付きが生じてしまう。この場合、ロックロッドは位置回復することも不可能であり、次の動作サイクルに進むことができない。そのため、手動調整が必要となり、内槽を解体しなければ次の動作サイクルに進めないこともある。
こうした課題を解決するために、前記ロックロッド302の下端はクランク連接棒構造の連接棒に接続されており、前記連接棒とクランクの間及び/又は前記連接棒とロックロッドの間にアイドルストロークが設けられている。前記アイドルストロークは、連接棒の長さ方向に設けられる一定の可動スペースであり、クランク及び/又はロックロッドの接続端が当該可動スペースで運動したとしても、ロック状態は変化しない。ロックロッドが伸出したがロック穴301には進入していないとのエラー信号をロック機構が受信した場合、ロックロッド302は内槽底部のその他の位置に当接している。内槽底部のその他の位置はロック穴よりも低くなっているため、ロックロッド302は最高位までは上昇しておらず、内槽底部に当接したまま停止している。このとき、回転モータはロックロッド302を駆動し続けているが、ロックロッドが内槽底部に当接したまま停止していることから、前記連接棒とクランクの間及び/又は前記連接棒とロックロッドの間に設けられるアイドルストロークが役割を発揮し始める。回転モータは、クランク又は連接棒がアイドルストローク内で移動するよう駆動する。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータはロックロッドが下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。このためモータ又は内槽底部に損傷が生じることがなく、手動調整や洗濯機の解体メンテナンスも必要なくなる。これにより、洗濯機の故障が回避されるほか、ユーザに不要な手間を取らせることがない。
前記アイドルストロークは、連接棒の長さ方向に圧縮可能な一定の距離とする。ロックロッド302の駆動が不可能となった場合には、前記圧縮可能スペースが圧縮される。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータはロックロッドが下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。
前記アイドルストロークは楕円孔331により提供可能である。前記連接棒は連接アーム330であり、前記連接アーム330の両端にはヒンジ接続孔がそれぞれ設けられている。前記連接アームの一端のヒンジ接続孔は前記ロックロッド302の端部にヒンジ接続され、前記連接アームの他端のヒンジ接続孔は前記クランクにヒンジ接続される。なお、前記ヒンジ接続孔のうち1つ又は2つが楕円孔331とされる。ロックロッドの駆動が不可能となった場合には、前記楕円孔により一定の変位が可能となる。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータはロックロッドが下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。
或いは、前記アイドルストロークはバネにより提供可能であり、ロックロッド302の駆動が不可能となった場合には、前記バネにより一定の変位を可能とする。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータはロックロッドが下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。前記連接棒は、連接アーム330、第1バネ332及びスライドブロック334を含む。前記第1バネ332の一端は連接アーム330に固定され、第1バネ332の他端はスライドブロック334に固定されている。また、前記スライドブロック334は連接アーム330に対し摺動するよう接続されている。前記連接アーム330のうち第1バネ332が固定される一端はロックロッド302にヒンジ接続される。また、前記連接アーム330のうちスライドブロックが設けられる一端は、スライドブロック334を介して前記クランクにヒンジ接続されている。ロックロッド302が内槽底部のその他の位置に当接して駆動不可能となった場合、前記スライドブロック334は連接アーム上で摺動して第1バネ332を圧縮する。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータはロックロッド302が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。
前記連接アームの中央には凹溝/切欠き339が設けられている。前記第1バネ332と前記スライドブロック334は直列に接続された後、長さ方向に当該凹溝/切欠き339内に設けられる。前記スライドブロック334は、凹溝/切欠き339に対し摺動するよう接続される。また、前記第1バネの一端は凹溝/切欠き339の端部に固定され、他端はスライドブロック334に固定される。
好ましくは、前記凹溝/切欠き339の端部及び当該端部に正対する前記スライドブロックの端面には取付スタッド335がそれぞれ設けられ、前記第1バネの両端が取付スタッド335にそれぞれ覆設される。
好ましくは、前記取付スタッド335の互いに正対する2つの端面を斜面又は段差端面とする。これによれば、圧縮量を保証しつつ、第1バネと取付スタッドとの組み付け長さを最長化できるため、バネの取り付けが確実となり、圧縮時に容易に弾き出されることがない。また、端面が平面の場合と比較してスペースが節約されるため、高さ方向に占めるスペースが最小化される。
実施例2
図7〜図12は本発明における内槽の排水制御機構を示す。前記内槽底部には排水口が設けられている。また、前記排水制御機構は伸縮可能な弁体を少なくとも含む。前記弁体は上方へ運動することで排水口を閉止し、下方に運動することで排水口を開放する。前記弁体は円周方向において固定されている。前記弁体が上方へ運動して排水口105を塞ぐと、排水口105は閉止するよう制御される。また、前記弁体が下方へ運動して排水口105から離脱すると、排水口105は開放するよう制御される。前記排水制御機構はクランク連接棒構造を更に含み、前記弁体の下端がクランク連接棒構造の連接棒に接続されている。弁体が伸出したが排水口には進入していないとのエラー信号を排水制御機構が受信した場合、弁体は内槽底部のうち例えば内槽フランジといったその他の位置に当接している。内槽底部のその他の位置は排水口よりも低くなっていることから、弁体は最高位までは上昇しておらず、内槽底部に当接したまま停止している。このとき、回転モータは弁体が上方へ運動するよう駆動を続けているため、モータのストールやスタック、更にはモータの焼付きが生じてしまう。この場合、弁体は位置回復することも不可能であり、次の動作サイクルに進むことができない。そのため、手動調整が必要となり、内槽を解体しなければ次の動作サイクルに進めないこともある。
こうした課題を解決するために、前記連接棒とクランクの間及び/又は前記連接棒と弁体の間にはアイドルストロークが設けられている。弁体が伸出したが排水口には進入していないとのエラー信号を排水制御機構が受信した場合、弁体は内槽底部のその他の位置に当接している。内槽底部のその他の位置は排水口よりも低くなっているため、弁体は最高位までは上昇しておらず、内槽底部に当接したまま停止している。このとき、回転モータは弁体を駆動し続けているが、弁体が内槽底部に当接したまま停止していることから、前記連接棒とクランクの間及び/又は前記連接棒と弁体の間に設けられるアイドルストロークが役割を発揮し始める。回転モータは、クランク又は連接棒がアイドルストローク内で移動するよう駆動する。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータは弁体が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。このためモータ又は内槽底部に損傷が生じることがなく、手動調整や洗濯機の解体メンテナンスも必要なくなる。これにより、洗濯機の故障が回避されるほか、ユーザに不要な手間を取らせることがない。
前記アイドルストロークは、連接棒の長さ方向に圧縮可能な一定の距離とする。或いは、前記アイドルストロークは、連接棒の長さ方向に設けられる一定の可動スペースとする。クランク及び/又は弁体の接続端が当該可動スペースで運動したとしても、排水状態は変化しない。弁体の駆動が不可能となった場合には、前記圧縮可能距離が圧縮される。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータは弁体が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。
前記アイドルストロークは楕円孔442により提供可能である。前記連接棒は連接アーム421であり、前記連接アーム421の両端にはヒンジ接続孔がそれぞれ設けられている。前記連接アームの一端のヒンジ接続孔は前記弁体の端部にヒンジ接続され、前記連接アームの他端のヒンジ接続孔は前記クランクにヒンジ接続されている。なお、前記ヒンジ接続孔のうち1つ又は2つが楕円孔422とされる。弁体の駆動が不可能となった場合には、前記楕円孔422により一定の変位が可能となる。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータは弁体が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。
或いは、前記アイドルストロークはバネにより提供可能であり、弁体の駆動が不可能となった場合には、前記バネにより一定の変位を可能とする。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータは弁体が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。前記連接棒は、連接アーム421、第1バネ423及びスライドブロック424を含む。前記第1バネ423の一端は連接アーム421に固定され、第1バネ423の他端はスライドブロック424に固定されている。前記スライドブロック424は連接アーム421に対し摺動するよう接続されている。前記連接アーム421のうち第1バネが固定される一端は弁体にヒンジ接続される。前記連接アーム421のうちスライドブロック424が設けられる一端は、スライドブロック424を介して前記クランクにヒンジ接続されている。弁体が内槽底部のその他の位置に当接して駆動不可能となった場合、前記スライドブロックは連接アーム上で摺動して第1バネを圧縮する。そして、モータが駆動の最高位を超えると、モータは弁体が下方に運動して位置回復し、再び次の動作サイクルに進むよう駆動を継続する。
前記連接アーム421の中央には凹溝/切欠きが設けられている。前記第1バネ423と前記スライドブロック424は直列に接続された後、長さ方向に当該凹溝/切欠き内に設けられる。前記スライドブロック424は、凹溝/切欠きに対し摺動するよう接続される。また、前記第1バネ423の一端は凹溝/切欠きの端部に固定され、他端はスライドブロック424に固定される。
好ましくは、前記凹溝/切欠きの端部及び当該端部に正対する前記スライドブロック424の端面には取付スタッド425がそれぞれ設けられ、前記第1バネ423の両端が取付スタッド425にそれぞれ覆設される。
好ましくは、前記取付スタッド425の対向する端面を斜面又は段差端面とする。これによれば、圧縮量を保証しつつ、第2バネと取付スタッドとの組み付け長さを最長化できるため、バネの取り付けが確実となり、圧縮時に容易に弾き出されることがない。また、端面が平面の場合と比較してスペースが節約されるため、高さ方向に占めるスペースが最小化される。
前記弁体は、伸縮可能なバルブロッド401と、バルブロッド401に覆設されてバルブロッドの伸縮に伴い伸縮可能な密封カバー402を含む。前記バルブロッドの下端は前記連接棒に接続される。
好ましくは、前記バルブロッド401の先端部を弾性構造とするか、或いは、前記密封カバー402が、バルブロッドの先端部へと延伸して少なくともバルブロッドの先端部の一部を覆うとともに、バルブロッドの先端部と排水口とが対応する際に少なくとも排水口の内部まで延伸する。
好ましくは、前記密封カバー402は、バルブロッド401の先端部を完全に覆うまでバルブロッド401の先端部へと延伸する。前記密封カバー402のうちバルブロッド401の先端部に位置する一端は封止構造をなし、バルブロッド401の先端部に覆設される。即ち、密封カバー402の第1端404は密封構造となっており、バルブロッド401の先端部に覆設される。また、密封カバー402の第2端405は固定ケーシングに接続される。好ましくは、前記密封カバー402はコルゲートチューブ形状をなす。バルブロッド401は密封カバー402を伴って上方へ運動し、排水口105に到達すると、密封カバー402の第1端を排水口105と密着するまで押圧して排水口105を塞ぐ。好ましくは、密封効果がより良好となるよう、バルブロッドの上面を上方へ突出する球面構造とする。前記密封カバーは、例えばゴムカバーのような弾性材料からなる密封カバーである。
バルブロッド401の外周には第2バネ413が設けられている。第2バネ413の一端はバルブロッド401の上部に固定され、他端は固定構造に固定されている。前記第2バネは圧縮ばねであり、第2バネの回復力によってバルブロッドを上方に運動させるよう駆動可能であるとともに、排水口を塞ぐよう弁体を突き上げ可能である。
前記バルブロッド401の下方への位置回復運動は、前記クランク連接棒構造により駆動される。一方、前記バルブロッド401の上方への伸出は、前記クランク連接棒構造による引っ張り力が解除された後に、前記第2バネ413の回復力により駆動される。また、第2バネ413の回復力によって、弁体で排水口105を塞ぐことも可能となる。
好ましくは、前記バルブロッド401の先端部に、内槽底部の排水口を封止可能な遮断片403が設けられる。また、好ましくは、バルブロッド401をT型構造とする。前記遮断片の下部には第2バネ413が設けられる。第2バネ413の一端は遮断片403の下面に接触し、他端は固定される。
排水制御機構はバルブロッド401の固定ベース407を更に含み、前記固定ベースの中央に摺動経路が設けられている。バルブロッド401の摺動経路408は、前記固定ベース407の中央を上方及び/又は下方に折り曲げることで形成される。前記バルブロッドは前記摺動経路を貫通する。好ましくは、前記第2バネの他端が固定ベースに固定される。前記摺動経路408はスリーブ状であり、内径が前記バルブロッド401の外径よりもやや大きくなっている。ただし、バルブロッド401が摺動経路408内で自在に摺動可能となるよう、隙間は過度に小さくしてはならない。また、バルブロッド401の運動方向のずれが広がりすぎないよう、隙間は過度に大きくしてはならない。前記摺動経路408の内壁には円周方向に複数の軸方向の突起が分布しており、突起の先端部がバルブロッド401の表面に線接触する。このように、複数の突起がバルブロッド401を案内する役割を果たすため、弁体がぐらつくことなく排水口に対し正確に突き合わされる。更に、接触面積が減少して摩擦が軽減する結果、バルブロッド401を摺動経路408内で自在に摺動させられる。
前記排水制御機構は更に固定ケーシング409を含む。前記固定ケーシング409はスリーブ状をなし、前記固定ベース407の上部に取り付けられている。弁体は固定ケーシング内に設けられ、弁体の密封カバーが前記固定ケーシングに接続される。
好ましくは、弁体の密封カバー402が前記固定ケーシングの下端に接続される。また、前記密封カバーのうちバルブロッドの先端部に位置する外縁が外側に延伸して鍔を形成する。前記弁体が下方に運動して排水口を開放する際、前記鍔は前記固定ケーシングの上端に掛接される。前記弁体が下方に運動して排水口105から離脱すると、内槽100内の水はすぐさま下方に流出するが、水は弁体の上端、即ち第1端404と鍔410まで流動してから、鍔410に案内されて弁体の外周へと拡散する。これにより、水流がそのまま固定ケーシング内に流れ込んで排水制御構造に衝撃を与えるとの事態が回避される。また、前記弁体が最低位に位置する際、前記鍔410は前記固定ケーシング409又は第2取付孔204の上端に掛接される。これにより、水流中の糸屑等の異物が固定ケーシング内に進入して弁体の伸縮を妨げるとの事態が防止される。また、前記固定ケーシングの下部には漏水口が設けられている。漏水口411には排水管が設けられ、排水管が洗濯機の排水経路に接続されている。なお、密封カバー402はバルブロッド401に覆設されており、密封カバー402の第2端405が固定ケーシング409を密封している。水流が一滴たりとも固定ケーシング409と密封カバー402の間のスペースに進入しないよう鍔410で完全に防ぐことは不可能なため、漏水口411を設けることで、前記スペースに進入した水を当該漏水口411から洗濯機の排水経路へと排出し、洗濯機から排出可能としている。
好ましくは、密封カバー402の第1端404の外縁から外側に向かって第3端が延伸しており、前記第3端が固定ケーシング409の上端に密封接続される。前記延伸部分はバルブロッドの伸縮に伴って伸縮可能な密封カバーであり、好ましくはコルゲートチューブ形状の密封カバーとする。延伸された第3端と第1端404の間の密封カバーによって固定ケーシング409と密封カバー402の間のスペースを密封可能なことから、固定ケーシング409と密封カバー402の間のスペースへの水の流入が回避される。この場合、第2端405と第1端404の間の密封カバーは省略可能である。しかし、万全を期して、或いは第3端と第1端404の間の密封カバーによる密封が無効化することのないよう、第2端405と第1端404の間の密封カバーを設けることが最適である。この場合には、固定ケーシング409と密封カバー402の間のスペースが密封されるため、固定ケーシング409の下部に漏水口411を設ける必要はない。
前記クランクは回転モータ416に接続され、前記回転モータ416は筐体417内に設けられる。前記筐体には取付部418が設けられ、取付部は固定ベース407の下部に固定されるか、或いは、取付部418と前記固定ベース407が一体成型される。好ましくは、前記クランクは偏心輪415である。前記偏心輪415の偏心軸は前記連接棒にヒンジ接続されており、前記偏心輪415の中央が前記回転モータに接続されている。
前記洗濯機の外槽底部には前記排水制御機構が設けられており、前記排水制御機構と外槽の間には密封構造が設けられている。
好ましくは、前記外槽には排水制御機構の第2取付孔204が設けられている。前記排水制御機構の固定ベースは前記外槽底部に取り付けられ、前記排水制御機構の固定ケーシングは第2取付孔内に取り付けられる。また、固定ケーシングと第2取付孔の間には密封構造が設けられている。
好ましくは、前記第2取付孔204の上端が内側に折り曲げられて折り返しを形成し、固定ケーシング409の下端が外側に折り曲げられて折り返しを形成する。固定ケーシング409が第2取付孔204に進入すると、固定ケーシング409の上端が第2取付孔204上端の折り返しに当接し、第2取付孔204の下端が固定ケーシング409下端の折り返しに当接する。また、密封カバー402の第2端405が第2取付孔204の下端と固定ケーシング409下端の折り返しとの間で押圧されて密封を形成するため、当該箇所における漏水が回避される。
実施例3
図13は、本発明における節水洗濯機の制御方法を示す。前記洗濯機の内槽底部にはロック穴と排水口が設けられており、前記洗濯機の外槽底部にはロック機構と排水制御機構が設けられている。当該方法のステップは以下の通りである。
ステップ1:洗浄/すすぎ工程に入ると、コントロールボードは、ロック機構がロック穴と係合して内槽をロックし、排水制御機構が排水口を塞ぐよう制御する。給水弁が所定の水位又は水量となるまで内槽に給水してから、内槽と外槽の間に水が存在しない状態で洗浄を開始する。
洗浄/すすぎ信号を受信すると、コントロールボードは内槽ロック命令を発し、ロック穴がロックロッドの位置に対応するよう内槽を回転駆動する。続いて、ロック機構のロックロッドがロック穴に進入するよう制御し、前記ロックロッドがロック穴に進入して位置決めされると、ロック機構はコントロールボードに対し位置ロック信号を出力する。或いは、洗浄/すすぎ信号を受信すると、コントロールボードは内槽ロック命令を発し、内槽を回転駆動しつつロック機構のロックロッドが伸出するよう制御する。ロック孔とロックロッドの位置が対応すると、ロックロッドはロック孔に進入する。前記ロックロッドがロック穴に進入して位置決めされると、ロック機構はコントロールボードに対し位置ロック信号を出力する。
コントロールボードは、内槽ロック命令を発して位置ロック信号を受信すると、排水口閉止命令を発し、排水制御機構の弁体が伸出して排水口を塞ぐよう制御する。なお、コントロールボードが内槽ロック命令を発してから所定の時間内又は所定の検知回数内にロック機構から出力される位置ロック信号を受信しない場合、コントロールボードはロックロッドが収縮して位置回復するよう制御するとともに、改めて内槽ロック命令を発する。
コントロールボードが改めて内槽ロック命令を所定の回数発してから、所定の時間内又は所定の検知回数内にロック機構から出力される位置ロック信号を受信しない場合、コントロールボードはアラート命令を発してアラートを実行する。これにより、異常発生後もコントロールボードが命令を発し続け、部品が損傷するとの事態が回避される。
ステップ2:洗浄/すすぎが終了すると排水工程に進む。コントロールボードは、排水制御機構が排水口を開放して内槽の大部分の水を排水口から排出するよう制御する。洗浄が終了すると、コントロールボードは排水弁開放命令を発するとともに、排水制御機構の弁体が収縮して位置回復し、排水口を開放して排水するよう制御する。
ステップ3:排水が終了すると脱水工程に進む。コントロールボードは、ロック機構が内槽を解除し、内槽を回転させることで脱水を行うよう制御する。排水が終了するとコントロールボードは内槽解除命令を発し、ロックロッドが収縮するよう制御する。ロックロッドが収縮して位置回復すると、ロック機構は位置ロック解除命令を発する。コントロールボードは位置ロック解除命令を受信すると、内槽を回転させることで脱水を行うよう制御する。
ステップ2及びステップ3において、コントロールボードは排水制御機構が排水口を開放すると同時に、或いはその前に、ロック機構がロック穴から離脱して内槽を解除するよう制御する。
前記ロックロッドは直径変形柱体であり、前記ロック機構にはロックロッドの外側に対応して位置スイッチが設けられる。ロックロッドの運動時には、ロックロッドがロック穴に進入して位置決めされるか、収縮して位置回復するかによって、ロックロッドの異なる直径部位が位置スイッチの接点に対応し、位置スイッチが相応の信号を出力するようそれぞれトリガが与えられる。
前記ロックロッドがロック穴に進入して位置決めされると、ロックロッドの小径部が位置スイッチに対応して接点が解除されることで、位置スイッチはコントロールボードに対し位置ロック信号を出力する。また、前記ロックロッドが収縮して位置回復すると、ロックロッドの大径部が位置スイッチの接点に対応して接点が圧縮されることで、位置スイッチはコントロールボードに対し位置ロック解除信号を出力する。
或いは、前記ロックロッドがロック穴に進入して位置決めされると、ロックロッドの大径部が位置スイッチに対応して接点が圧縮されることで、位置スイッチはコントロールボードに対し位置ロック信号を出力する。また、前記ロックロッドが収縮して位置回復すると、ロックロッドの小径部が位置スイッチの接点に対応して接点が位置回復することで、位置スイッチはコントロールボードに対し位置ロック解除信号を出力する。
上記の制御方法で内槽のロック機構と内槽の排水口における排水制御機構の動作手順を制御すれば、内槽と外槽の間に水を存在させることなく洗浄が実現されるほか、正常な脱水も実現可能となる。また、上記の制御方法によれば正確な制御がなされ、洗濯機による節水洗浄が問題なく保証される。
なお、以上は本発明の好ましい実施形態にすぎず、当業者であれば、本発明の原理を逸脱しないことを前提に更に様々な変形及び改良が可能であり、これらもまた本発明の保護の範囲とみなされる。
100 内槽
101 内槽体
102 内槽の底
103 内槽フランジ
104 バランスリング
105 排水口
106 排水孔
200 外槽
201 第1取付孔
202 外槽の底
204 第2取付孔
300 ロック機構
301 ロック穴
302 ロックロッド
303 固定ベース
304 摺動経路
305 固定ケーシング
306 シールリング
307 密封カバー
308 第1端
309 第2端
310 第3端
320 ボス
321 第2バネ
323 偏心輪
324 回転モータ
328 筐体
329 取付部
330 連接アーム
331 楕円孔
332 第1バネ
334 スライドブロック
335 取付スタッド
336 位置スイッチ
337 第1ロック部
338 第2ロック部
339 凹溝
400 排水制御機構
401 バルブロッド
402 密封カバー
403 遮断片
404 第1端
405 第2端
407 固定ベース
408 摺動経路
409 固定ケーシング
410 鍔
411 漏水口
413 第2バネ
415 偏心輪
416 回転モータ
417 筐体
418 取付部
421 連接アーム
422 楕円孔
423 第1バネ
424 スライドブロック
425 取付スタッド
426 凹溝

Claims (10)

  1. 軸方向に往復運動可能なロックロッド、ロックロッドが運動する摺動経路、及びロックロッドの運動を駆動する駆動ユニットを含む内槽のロック機構において、
    前記ロック機構は更にクランク連接棒構造を含み、前記ロックロッドの下端はクランク連接棒構造の連接棒に接続され、前記連接棒とクランクの間及び/又は前記連接棒とロックロッドの間にアイドルストロークが設けられることを特徴とするロック機構。
  2. 前記アイドルストロークは、連接棒の長さ方向に設けられる一定の可動スペースであり、クランク及び/又はロックロッドの接続端が当該可動スペースで運動したとしても、ロック状態は変化しないことを特徴とする請求項1に記載の内槽のロック機構。
  3. 前記連接棒は連接アームであり、前記連接アームの両端にはヒンジ接続孔がそれぞれ設けられ、前記連接アームの一端のヒンジ接続孔は前記ロックロッドの端部にヒンジ接続され、前記連接アームの他端のヒンジ接続孔は前記クランクにヒンジ接続され、前記ヒンジ接続孔のうち1つ又は2つが楕円孔とされることを特徴とする請求項1又は2に記載の内槽のロック機構。
  4. 前記連接棒は、連接アーム、第1バネ及びスライドブロックを含み、前記第1バネの一端は連接アームに固定され、第1バネの他端はスライドブロックに固定され、前記スライドブロックは連接アームに対し摺動するよう接続され、前記連接アームのうち第1バネが固定される一端はロックロッドにヒンジ接続され、前記連接アームのうちスライドブロックが設けられる一端はスライドブロックを介して前記クランクにヒンジ接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内槽のロック機構。
  5. 前記連接アームの中央には凹溝/切欠きが設けられ、前記第1バネと前記スライドブロックは直列に接続された後、長さ方向に当該凹溝/切欠き内に設けられ、前記スライドブロックは、凹溝/切欠きに対し摺動するよう接続され、前記第1バネの一端は凹溝/切欠きの端部に固定され、他端はスライドブロックに固定され、
    好ましくは、前記凹溝/切欠きの端部及び当該端部に正対する前記スライドブロックの端面には取付スタッドがそれぞれ設けられ、前記第1バネの両端が取付スタッドにそれぞれ覆設され、
    好ましくは、前記取付スタッドの互いに正対する2つの端面は、斜面又は段差端面であることを特徴とする請求項4に記載の内槽のロック機構。
  6. 前記ロックロッドの上部にはボスが設けられ、前記ボスの下部には第2バネが設けられ、第2バネは一端がボスの下面に接触するとともに他端が固定され、ロックロッドが下方に運動する際に第2バネが圧縮されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内槽のロック機構。
  7. 前記ロック機構は更にロックロッドの固定ベースを含み、前記固定ベースの中央には摺動経路が設けられ、前記ロックロッドは前記摺動経路を貫通し、好ましくは、前記第2バネの他端が固定ベースに固定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内槽のロック機構。
  8. 前記ロック機構は更に固定ケーシングを含み、前記固定ケーシングは前記固定ベースの上部に固定され、ロックロッドと摺動経路は固定ケーシング内に設けられ、前記固定ケーシングと前記ロックロッドの間には密封構造が設けられ、好ましくは、前記密封構造は伸縮可能な密封カバーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内槽のロック機構。
  9. 前記クランクは回転モータに接続され、前記回転モータは筐体内に設けられ、前記筐体には取付部が設けられ、取付部は固定ベースの下部に固定されるか、或いは、取付部と前記固定ベースが一体成型され、
    好ましくは、前記クランクは偏心輪であり、前記偏心輪の偏心軸は前記連接棒にヒンジ接続され、前記偏心輪の中央は前記回転モータに接続されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の内槽のロック機構。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のロック機構を備える洗濯機であって、前記洗濯機の外槽に前記ロック機構が設けられ、内槽にロック穴が設けられ、ロックロッドがロック穴に進入すると内槽がロックされ、ロックロッドがロック穴から離脱すると内槽がロック解除され、前記ロック機構と外槽との間には密封構造が設けられ、
    好ましくは、前記外槽にはロック機構の取付孔が設けられ、前記ロック機構の固定ベースは前記外槽底部に取り付けられ、前記ロック機構の固定ケーシングは取付孔内に取り付けられ、固定ケーシングと取付孔の間には密封構造が設けられる洗濯機。
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