JPH04118479A

JPH04118479A - ロッカ用電子錠

Info

Publication number: JPH04118479A
Application number: JP23559790A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Shintani; 新谷　敦; Shoichi Kase; 加瀬　庄一; Atsushi Morozumi; 両角　淳
Original assignee: Ube Industries Ltd
Current assignee: Ube Corp
Priority date: 1990-09-07
Filing date: 1990-09-07
Publication date: 1992-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、ロッカを保有する各種施設に用いられるロッ
カを施解錠するロッカ用電子錠に係り、特に可逆転の不
要な電動機を採用でき、かつ、施錠時の誤作動に対する
安全機構を配慮したロッカ用電子錠に関する。

［従来の技術］従来より、遊戯施設（例えば、ゴルフ場やスイミングプ
ール）においては、その利用者に向けてロッカを貸与し
ており、この貸与ロッカの施錠機構としては、一般に機
械式のキ一方式が採用されている。近年では、押しボタ
ン操作によるテンキ一方式を採用するゴルフ場も見受け
られる。

しかしながら、機械式のキ一方式によると、その構造上
、キーのコピーや他の手段による開閉の試みに対する防
御が完全ではな（、保安上の不安がある。また、テンキ
一方式の施錠機構によると、そのキーワードである暗証
番号を記憶しておかなければならず、またその入力時の
テンキー操作には複雑さが伴う。

そこで、最近では、固有情報を記録したカードの読み取
りによって施解錠する電子錠の使用が看及してきた。こ
の電子錠は、一般に電子錠の閂（かんぬき）を電動機で
進退動の動作をさせる際、電動機として可逆転モータを
使用し、モータの正転、逆転を利用して各々施錠または
解錠に相当する閂の前進、後退をさせていた。

第５図、第６図は可逆転モータを使用する従来の電子錠
の実施例を示し、第５図のものは電動機５０の正逆転に
より出力軸に接続された円板５２の円周に取付けられた
ギア５４と閂６ｏに取りつけられたラックギア６２との
噛合いによって閂６０が進退動する。また、第６図のも
のは、電動機５０の正逆転により円板５２に連結された
連接棒６４のクランク動作により閂６０が上下のローラ
間を進退動する。第５図（ａ）は平面図、第５図（ｂ）
は側面図、第６図（ａ）は平面図、第６図（ｂ）は側面
図である。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記のモータを正転および逆転させるに
は、モータを動作させるコントローラがモータへ印加す
る電圧を反転させるものしか使用できないという難点が
ある。また、施錠時に閂の前進に対してドアが正常に密
閉されていないときにはドア側に配設された溝穴が閂の
進路と一致せず、閂の前進が阻害される結果モータに無
理な力が働くことに起因する電子錠の損傷が起こる虞れ
があった。

［課題を解決するための手段］以上述べた課題を解決するため、本発明のロッカ用電子
錠は、固有情報を記録したカードをカードリーダに読み込ませ
ることによってそのロッカ使用時に施錠または解錠する
電子錠において、電子錠の閂（かんぬき）の進退動駆動手段は電動機とク
ランク機構で構成され、ｌ端が該電動機の出力軸に固設
された円板の１点にビン接合された該クランク機構の連
接棒の他端は前記間の力伝達部材を摺動自在に貫通し、
かつ、縁端に該力伝達部材を係止するストッパを設ける
とともに、該連接棒に遊嵌され、該連接棒の前進時に該
連接棒の途中に固設した突起を介して前記力伝達部材を
施錠方向に押圧する圧縮コイルばねを配設した構成とし
た。

［作用］本発明のロッカ用電子錠は、固有情報の読み込まれたカ
ードをロッカに付設されたカードリーダに読み込ませる
と、施錠中の電子錠にあってはカードに記録された情報
がメイン基板ユニットのキーデータ制御部へ入り予め設
定されたキーデータと照合され合致しているとき電子錠
ユニットの電動機へ指令が発信され、電動機が所定時間
回転されるか、もしくは電子錠の閂が後退限（開状態）
に達するまで電動機が回転駆動されることにより、クラ
ンク機構の連接棒先端のストッパを介して閂が後退し、
電子錠が開状態となる。逆に、解錠中の電子錠にあって
は、電動機の回転によって連接棒が前進するとき連接棒
の途中の突起が圧縮コイルばねを押圧し、圧縮コイルば
ね他端が閂の力伝達部材を前進方向（閉方向）へ押圧し
て施錠される。このとき万−閂の突出方向にドアの間溝
が合致しないときには、連接棒は力伝達部材の貫通穴を
摺動前進し、圧縮コイルばねが押縮されるだけで閂は前
進しないから電動機に無理な力が加わることがなく保護
される。

［実施例〕以下、図面に基づいて本発明の詳細について説明する。

第１図〜第４図は本発明のロッカ用電子錠の１実施例を
示し、第１図は電子錠の平面図、第２図は第１図■−■
視の側断面図、第３図は第１図ｍ−ｍ視の側断面図、第
４図は第１図ＴＶ−ＩＶ視の側断面図である。

図において、１は電子錠、１０はメイン基板ユニット、
２０は電子錠ユニット、２１は底板、２１ａは支柱、２
２は電動機、２２ａは回転軸（出力軸）２３は円板、２
４はクランク、２５は連接棒、２５ａは突起、２６は圧
縮コイルばね、２７はストッパ、２８はスライド板、２
８ａは力伝達部材、２８ｂはストライカ、２８ｃは長穴
、２８ｄは止めねじ、２９は閂、３０はドア開閉センサ
、３１は支柱、３１ａはストッパ、３２はピン、３３は
回動レバー、３４はリミットスイッチ、３５は圧縮コイ
ルばね、４０はリミットスイッチである。

第１図および第２図に示すように、コの字形の一対の閂
２９はその中央でスライド板２８と固結され、ともに左
右方向にスライド可能に配設される。そして、スライド
板２８の一端は支柱２１ａの上面をスライドし、他端は
力伝達部材２８ａと連結され、力伝達部材２８ａの最下
面が底板２１上をスライドする。そして、電動機２２の
出力軸２２ａの先端には円板２３がキー止めされており
、円板２３の外周部１点にはクランク２４がピン接合さ
れ、クランク２４の他端は連接棒２５に同じくピン接合
される。連接棒２５の他端は力伝達部材２８ａに穿設さ
れた貫通穴をルーズに貫通した後その先端には貫通穴を
離脱しないためのストッパ２７が固設されている。一方
、連接棒２５の途中には突起２５ａが設けられるととも
に突起２５ａと力伝達部材２８ａの側面との間に予め圧
縮された状態の圧縮コイルばね２６が連接棒２５に遊嵌
されている。なお、スライド板２８の右側には左右方向
の長大２８ｃを設け、この長大２８ｃを貫通し支柱２１
ａに螺着される止めねじ２８ｄをルーズに設けておく。

また、底板２１上のドア側（図面上左側）近くに、第３
図に示すように、支柱３１に軸支されピン３２回りに回
動する回動レバー３３と回動レバー３３を支柱３２の上
端に設けたストッパ３１ａまで上側に付勢する圧縮コイ
ルばね３５と回動レバー３３の回動によって０Ｎ−ＯＦ
Ｆされるマイクロスイッチ３４からなるドア開閉センサ
３０が配設されており、ドアの開閉の状態をモニタリン
グしている。

さらに、スライド板２８の下面にはスライド板２８の進
退動に応じて前進限、後退限を告知するストライカ２８
ｂ、２８ｂが配設され、これと対応する位雪にリミット
スイッチ４０．４０が配設される。

以上のように構成された本発明の実施例のロッカ用電子
錠の作動について説明する。

ドアが閉じられ施錠する場合には、ドア開閉センサ３０
の通電の信号とともに、そのロッカに適応した固有情報
を記録されたカードのカードリーダへの読み込みによっ
て、メイン基板ユニット１０における照合１判定後、電
動機２２へ回転指令が発信される。この回転指令は規定
時間（ｉｌｌｌ常７〜８秒間）電動機２２を一定方向（
第２図の矢印方向）に回転させる。電動機２２が回転を
開始すると円板２３の回転とともにクランク２４の作動
により連接棒２５が第２図の左側方向（閂２９がドアの
開穴へ入る方向）へ移動し、連接棒２５の突起２５ａは
圧縮コイルばね２６を圧縮付勢する結果、規定時間の開
力伝達部材２８ａ、スライド板２８およびこれらと一体
的に連結された閂２９が左方向へ進行するが、規定時間
の進行中に第４図に示す左側のストライカ２８ｂがリミ
ットスイッチ４０にタッチするとそこで停止する。

上記の動作中、ドア開閉センサ３０の誤作動や、何らか
の変形による閂２９と開穴との不適合にょう、閂２９の
前進が物理的に抑止される場合には、連接棒２５が圧縮
コイルばね２６をさらに圧縮しつつ力伝達部材２８ａの
貫通穴を摺動して閂２９は静止したまま電動機２２のみ
回転を規定時間続行する。したがって、電動機２２に無
理な力が加わることなく電動機２２を保護する。

逆に、施錠状態から解錠状態にするときには、電動機２
２は逆回転することは不要で正回転（反時計回り）する
ことにより、連接棒２５が後退し、連接棒２５の先端の
ストッパ２７が力伝達部材２８ａが右側へ移動する結果
、閂２９は解錠される。

以上述べた構成および作動によって、本発明の電子錠は
可逆転不要の電動機で、かつ、施錠時の開動作の物理的
障害に対しても電動機を安全に保護できる。

［発明の効果コ本発明のロッカ用電子錠は、電子錠の閂の道連動駆動手
段としてクランク機構を採用し、かつ、連接棒と力伝達
部材とを摺動可能にし、圧縮コイルばねを経由して閂を
押圧する構成としたので、可逆転の電動機の使用が不可
欠でな（、かつ、電動機の保護がなされているので、安
全でかつ安価な電子錠を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明のロッカ用電子錠の１実施例を
示し、第１図は電子錠の平面図、第２図は第１図■−■
視の側断面図、第３図は第１図ｍ−ｍ視の側断面図、第
４図は第１図ｒＶ−ＩＶ視の側断面図である。第５図〜第６図は従来の電子錠の実施例を示し、第５図
（ａ）は要部平面図、第５図（ｂ）は要部側面図、第６
図（ａ）は要部平面図、第６図（ｂ）は要部側面図であ
る。１・・・・・・電子錠、１０・・・・・・メイン基板ユニット、２０・・・・・
・電子錠ユニット、　　２１・・・・・・底板、２１ａ
・・・支柱、　　　　　　２２・・・・・・電動機、２
２ａ・・−回転軸（出力軸）、２３・・・・・・円板、
２４・・・・・・クランク、　　　　　２５・・・・・
・連接棒、２５ａ・・・突起、２６・・・・・・圧縮コイルばね、２８・・・・・・スライド板、２８ｂ・・・ストライカ、２８ｄ・・・止めねじ、３０・・・・・・ドア開閉センサ、３１ａ・・・ストッパ、３３・・・・・・回動レバー３４・・・・・・リミットスイッチ、３５・・・・・・圧縮コイルばね、４０・・・・・・リミットスイッチ、５２・・・・・・円板、６ｏ・・・・・・閂、６４・・・・・・クランク。２７・・・・・・ストッパ、２８ａ・・・力伝達部材、２８ｃ・・・長大、２９・・・・・・閂、３１・・・・・・支柱、３２・・・・・・ビン、５０・・・・・・電動機、５４・・・・・・ギア、６２・・・・・・ラックギア、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）固有情報を記録したカードをカードリーダに読み
込ませることによってそのロッカ使用時に施錠または解
錠する電子錠において、電子錠の閂（かんぬき）の進退動駆動手段は電動機とク
ランク機構で構成され、１端が該電動機の出力軸に固設
された円板の１点にピン接合された該クランク機構の連
接棒の他端は前記閂の力伝達部材を摺動自在に貫通し、
かつ、縁端に該力伝達部材を係止するストッパを設ける
とともに、該連接棒に遊嵌され、該連接棒の前進時に該
連接棒の途中に固設した突起を介して前記力伝達部材を
施錠方向に押圧する圧縮コイルばねを配設したことを特
徴とするロッカ用電子錠。