JP2018525429A - S1p調節剤としての縮合複素環化合物 - Google Patents
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Abstract
【選択図】なし
Description
スフィンゴシン−1−リン酸(S1P)は、分子のスフィンゴ脂質類の一つである。S1Pは、増殖、自食作用、アポトーシスの阻止、細胞分化、細胞老化の阻止、細胞骨格形成および移動、接着および密着結合アセンブリ、および形態形成などの幅広い細胞応答を媒介する生体活性スフィンゴ脂質である。さらに、S1Pは、BACE1調節ならびに脂質ラフト形成によるAPPプロセシングの調節剤であり、ABC輸送体と相互作用し、それによって、細胞流入および流出を調節することができる。S1Pは、細胞膜局在性Gタンパク質共役受容体の内皮細胞分化遺伝子ファミリー(EDG受容体)のメンバーと結合し得る。これまでに、このファミリーの5つのメンバーが、異なる細胞型におけるS1P受容体、S1P1(EDG−1)、S1P2(EDG−5)、S1P3(EDG−3)、S1P4(EDG−6)およびS1P5(EDG−8)として特定された。S1Pは、免疫細胞輸送、血管恒常性ならびに中枢神経系(CNS)および末梢器官系における細胞伝達を調節するために、多くの細胞型において細胞骨格再編成を生じ得る。S1Pの上述した作用は、その受容体との相互作用によって媒介される。したがって、S1P受容体は、例えば、腫瘍性疾患、中枢神経および末梢神経系の疾患、自己免疫疾患および移植における組織拒絶反応の治療の治療標的である。
本発明の目的は、望ましくない心血管および/または免疫調節効果を回避するために、S1P5受容体調節剤、特に、アゴニスト、好ましくは、S1P1、S1P3および/またはS1P4受容体に対する選択性を有するアゴニストを提供することである。本発明のさらなる目的は、認知障害、特に、加齢に伴う認知低下などの、様々な中枢神経系疾患の治療または軽減のための方法を提供することである。したがって、本発明は、式(I):
(式中、
X、YおよびZは、独立して、NおよびCR5からなる群から選択され、ただし、X、YおよびZのうちの少なくとも1つがNであり、ここで、各R5は、独立して、水素、ハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子で置換された(C1〜4)アルキルからなる群から選択され;
mは、0、1または2であり、nは、1、2または3であり、ただし、m+nは、1、2または3であり;
R1は、以下のもの
・−(C1〜6)アルキレン−R6(ここで、アルキレン基中の1つ以上の炭素原子が、それぞれ独立して、任意選択的に、1つ以上のハロゲン原子で置換されるか、または(CH2)2で置換されて、シクロプロピル部分を形成するか、または(CH2)3で置換されて、シクロブチル部分を形成する)、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−R6(ここで、(C3〜6)シクロアルキレン中の1つの炭素原子が、酸素で任意選択的に置換され得る)、
・−(C1〜3)アルキレン−(C3〜6)シクロアルキレン−R6、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−(C1〜3)アルキレン−R6および
・−C(O)−(C1〜4)アルキレン−R6
からなる群から選択され、
ここで、R6は、−OH、−OPO3H2、−COOH、−COO(C1〜4)アルキルおよびテトラゾール−5−イルからなる群から選択され;
R2は、存在しないか、ハロゲン原子、オキソ、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキルおよび1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基であるか、またはN含有環中の炭素原子の1つと一緒に、(C3〜6)シクロアルキルを形成し;
L1は、存在しないか、または
であり、式中、
*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し;
環Bは、以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜7)シクロアルキル、(C4〜7)シクロアルケニル、フェニル、ピリジル、チエニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、
・ヒドロキシ、
・シアノ、
・ハロゲン原子、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・ハロゲン原子、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されるフェニル;
R3は、L2−R4であり、ここで:
L2は、存在しないか、または基−W−(CH2)p−T−であり、ここで:
・Wは、L1に結合され、結合、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CH=CH−、−C(CF3)=CH−、CH=C(CF3)−、−CF2−CH2−、−CH2−CF2−、−CHF−CH2−、−CH2−CHF−、−C≡C−、−CH2−O−、−O−CH2−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−およびシクロプロピレンからなる群から選択され;
・pは、0〜10の整数であり;
・(CH2)pの1つ以上のC原子が、1つまたは2つのフッ素原子で任意選択的に置換され、
・Tは、存在しないか、またはR4に結合され、結合、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CO−、−CH=CH−、−C≡C−、およびシクロプロピレンからなる群から選択され、
R4は、以下のもの
・ハロゲン原子、1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から選択される置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜6)シクロアルキル、(C4〜6)シクロアルケニルまたは8〜10員二環式基、
・以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換される、フェニル、ビフェニルまたはナフチル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、
〇ハロゲン原子、
〇ヒドロキシ、
〇シアノ、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、
〇−S−(C1〜4)−アルキル、
〇−SF5、および
〇フェニルで任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル(ここで、前記フェニルは、(C1〜4)アルキルおよびハロゲン原子からなる群から選択される置換基で任意選択的に置換される)、および
・フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、フェニルエチルおよび単環式複素環からなる群から選択される置換基で置換されるフェニル(ここで、各置換基は、1つ以上のハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルキル、(C1〜4)アルコキシ、または1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルコキシで任意選択的に置換される)
からなる群から選択される)
の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシドを提供する。
(式中、
X、YおよびZは、独立して、NおよびCR5からなる群から選択され、ただし、X、YおよびZのうちの少なくとも1つがNであり、ここで、各R5は、独立して、水素、ハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子で置換された(C1〜4)アルキルからなる群から選択され;
mは、0、1または2であり、nは、1、2または3であり、ただし、m+nは、1、2または3であり;
R1は、以下のもの
・−(C1〜6)アルキレン−R6(ここで、アルキレン基中の1つ以上の炭素原子が、それぞれ独立して、任意選択的に、1つ以上のハロゲン原子で置換されるか、または(CH2)2で置換されて、シクロプロピル部分を形成するか、または(CH2)3で置換されて、シクロブチル部分を形成する)、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−R6(ここで、(C3〜6)シクロアルキレン中の1つの炭素原子が、酸素で任意選択的に置換され得る)、
・−(C1〜3)アルキレン−(C3〜6)シクロアルキレン−R6、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−(C1〜3)アルキレン−R6および
・−C(O)−(C1〜4)アルキレン−R6
からなる群から選択され、
ここで、R6は、−OH、−OPO3H2、−COOH、−COO(C1〜4)アルキルおよびテトラゾール−5−イルからなる群から選択され;
R2は、存在しないか、またはハロゲン原子、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基であり;
L1は、存在しないか、または
であり、式中、
*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し;
環Bは、以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜7)シクロアルキル、フェニル、ピリジル、チエニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、
・ヒドロキシ、
・シアノ、
・ハロゲン原子、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・ハロゲン原子、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されるフェニル;
R3は、L2−R4であり、ここで:
L2は、存在しないか、または基−W−(CH2)p−T−であり、ここで:
・Wは、L1に結合され、結合、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CH=CH−、−C(CF3)=CH−、CH=C(CF3)−、−CF2−CH2−、−CH2−CF2−、−CHF−CH2−、−CH2−CHF−、−C≡C−、−CH2−O−、−O−CH2−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−およびシクロプロピレンからなる群から選択され;
・pは、0〜10の整数であり;
・(CH2)pの1つ以上のC原子が、1つまたは2つのフッ素原子で任意選択的に置換され、
・Tは、存在しないか、またはR4に結合され、結合、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CO−、−C=C−、−C≡C−、およびシクロプロピレンからなる群から選択され、
R4は、以下のもの
・ハロゲン原子、1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキルおよび1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から選択される置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜6)シクロアルキル、(C4〜6)シクロアルケニルまたは8〜10員二環式基、
・以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換される、フェニル、ビフェニルまたはナフチル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、
〇ハロゲン原子、
〇シアノ、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、
〇−S−(C1〜4)−アルキル、
〇−SF5、および
〇フェニルで任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル(ここで、前記フェニルは、(C1〜4)アルキルおよびハロゲン原子からなる群から選択される置換基で任意選択的に置換される)、および
・フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、フェニルエチルおよび単環式複素環からなる群から選択される置換基で置換されるフェニル(ここで、各置換基は、1つ以上のハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルキル、(C1〜4)アルコキシ、または1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルコキシで任意選択的に置換される)
からなる群から選択される)
の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシドも提供される。
本発明の化合物は、S1P受容体、特に、S1P5受容体の調節剤である。より詳細には、本発明の化合物は、S1P5受容体アゴニストである。本発明の化合物およびそれらの薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体およびN−オキシドは、S1P5活性およびその後のセラミド/S1P軸の調節が有益である障害に罹患している対象においてS1P5を作動させる(agonize)のに特に好適である。対象へのこのような化合物の投与は、対象におけるS1P5活性が変化され、治療が達成されるようなものであるのが好ましい。本発明の化合物は、S1P受容体が関与するか、またはS1P受容体を介した内因性S1Pシグナル伝達系の調節が関与する疾患および病態を治療、軽減または予防するのに特に好適である。特に、本発明の化合物は、アルツハイマー病(AD)および関連する認知症、アミロイドβ関連障害、軽度認知障害(MCI)、パーキンソン病(PD)、レビー小体型認知症(LBD)、進行性核上まひ(PSP)、脳性まひ(CP)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、前頭側頭葉認知症(FTLD)、多発性硬化症、ハンチントン病、スフィンゴリピドーシス障害の神経症状、テイ・サックス病、サンドホフ病、ファブリー病、クラッベ病、ゴーシェ病、ニーマン・ピック病A、BもしくはC、およびバッテン病を含むリソソーム貯蔵障害、脳卒中、HIV関連認知症(HAD)、HIV関連神経認知障害(HAND)、HIV関連神経障害、統合失調症、統合失調症における認知障害、不安注意欠陥障害(Anxiety Attention Deficit Disorder)および注意欠陥多動性障害(ADHD)を含む注意欠陥障害、双極性障害、強迫的行動、神経障害痛、背痛および多発性硬化症に関連する疼痛を含む疼痛、脊髄損傷、パーキンソン病、てんかん、糖尿病および癌、癌誘発性末梢神経障害(cancer-induced peripheral neuropathy)(CIPN)、うつ病、治療抵抗性うつ病、クロイツフェルト・ヤコブ病および他のプリオン関連疾患、ダウン症、自閉症、加齢に伴う認知低下または記憶障害、糖尿病に関連する認知障害、認知症、ダウン症に関連する認知症、精神疾患における認知障害、レビー小体病に関連する認知症、外傷性脳損傷に関連するCNS機能の低下、ピック病、脊髄損傷、脱髄疾患、大脳基底核の障害およびAIDS関連認知症からなる群から選択される疾患または病態を治療、軽減または予防するのに好適である。S1P受容体、特に、S1P5の神経炎症作用、ならびに皮膚組織におけるS1P5の末梢局在化および内皮機能およびNK細胞における役割を考えると、本発明の化合物はさらに、神経炎症成分を有する疾患、特に、1型および2型乾癬、アトピー性皮膚炎、皮膚炎強皮症、インスリン依存性糖尿病、潰瘍性大腸炎、アテローム性動脈硬化症、敗血症症候群、敗血症性ショック、デング出血熱、デング熱、アトピー性アレルギー、HIV/AIDS、関門の完全性に関連する肺疾患、白血病、接触皮膚炎、脳脊髄炎、エプスタインバーウイルス感染および細胞間融合を必要とする他のウイルス感染からなる群から選択される疾患または病態を治療、軽減または予防するのに好適である。
からなる群から選択される。
からなる群から選択される。
からなる群から選択される。
中の原子aであり、式中、mは、1または2であり、nは、1または2であり、ただし、m+nは、2または3である。
であり、式中、qは、0または1であり;rは、0または1であり、sは、0または1であり、各R2は、独立して、ハロゲン原子、オキソ、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキルおよび1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシおよび(C3〜6)シクロアルキルからなる群から選択される。一実施形態において、q、rおよびsのうちの少なくとも1つが0である。別の実施形態において、q、rおよびsのうちの少なくとも2つが0である。
の原子aであり、式中、mは、1または2であり、nは、1または2であり、ただし、m+nは、2または3である。
・−(C1〜5)アルキレン−R6(ここで、アルキレン基中の1つ以上の炭素原子が、それぞれ独立して、任意選択的に、1つ以上のハロゲン原子で置換されるか、または(CH2)2で置換されて、シクロプロピル部分を形成するか、または(CH2)3で置換されて、シクロブチル部分を形成する)、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−R6、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−(C1〜3)アルキレン−R6および
・−C(O)−(C1〜4)アルキレン−R6
からなる群から選択され、
ここで、R6は、−OH、−OPO3H2、−COOHおよび−COO(C1〜4)アルキルからなる群から、好ましくは、−OH、−COOHおよび−COO(C1〜4)アルキルから、より好ましくは、−COOHおよび−COO(C1〜4)アルキルから選択される。
−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−CH2−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキル、−1,3−シクロブチレン−CH2−COO(C1〜4)アルキル、−CH2−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキル、C(O)−(C1〜4)アルキル−OH、C(O)−(C1〜4)アルキル−COOH、−(CH2)2−OPO3H2、−(CH2)3−OPO3H2、−CH2−CHCH3−CH2−OPO3H2、−CH2−C(CH3)2−CH2−OPO3H2、−(CH2)2−CHCH3−OPO3H2、−C(CH3)2−(CH2)2−OPO3H2、−CH2−テトラゾール−5−イル、−(CH2)2−テトラゾール−5−イル、−(CH2)3−テトラゾール、−5−イル−CH2−CHCH3−CH2−テトラゾール−5−イル、−CH2−C(CH3)2−CH2−テトラゾール−5−イル、−(CH2)2−CHCH3−テトラゾール−5−イルおよび−C(CH3)2−(CH2)2−テトラゾール−5−イルからなる群から選択される。
−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−CH2−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキル、−1,3−シクロブチレン−CH2−COO(C1〜4)アルキルおよび−CH2−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキルからなる群から選択され、ここで、R2は、好ましくは、存在しないか、オキソであるか、またはN含有環中の炭素原子の1つと一緒に、(C3〜6)シクロアルキルを形成する。
−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−1,3−シクロブチレン−COOCH3および−1,3−シクロブチレン−COOC(CH3)3からなる群から選択される。
である。一実施形態において、R1は、−(CH2)2−C(CH3)2−COOHである。
−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−1,3−シクロブチレン−COOCH3および−1,3−シクロブチレン−COOC(CH3)3からなる群から選択される。
であり、式中、*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示す。
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基、好ましくは、1つまたは2つの置換基で任意選択的に置換されるフェニル
からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基、好ましくは、1つまたは2つの置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜7)シクロアルキル、好ましくは、シクロブチル、フェニルおよびチエニル、より好ましくは、(C3〜7)シクロアルキル、好ましくは、シクロブチル、またはフェニル、最も好ましくは、フェニルからなる群から選択される。
からなる群から選択され、式中、*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し、R7は、水素または上に定義される環Bの1つ以上の置換基である。
からなる群から選択され、式中、*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し、R7は、存在しないか、または上に定義される環Bの1つ以上の置換基である。R7は、好ましくは、ハロゲン原子または(C1〜4)アルキル、より好ましくは、F、メチルまたはエチル、最も好ましくは、メチルまたはFである。
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ
からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基、好ましくは、1つまたは2つの置換基で任意選択的に置換される、フェニル、好ましくは、
である。
であり、R7は、水素または上に定義される環Bの1つ以上の置換基である。
である。ここで、*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し、R7は、存在しないか、または上に定義される環Bの1つ以上の置換基、好ましくは、1つまたは2つの置換基、好ましくは、以下のもの
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ
からなる群から独立して選択される1つまたは2つの置換基である。
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、1つ以上、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から選択される置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜6)シクロアルキルまたは8〜10員二環式基、
・以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上、好ましくは、1つまたは2つの置換基で任意選択的に置換されるフェニル、
〇ハロゲン原子、好ましくは、Fおよび/またはCl、
〇ヒドロキシ、
〇1つ以上、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル基、および
〇1つ以上、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・−S−CH3またはベンジルオキシで置換されるフェニル
からなる群から選択される。
・(C3〜6)シクロアルキル、例えばシクロヘキシル,
・インダニル、
・以下のもので任意選択的に置換されるフェニル、
〇1つまたは2つのFまたはCl原子、または
〇ヒドロキシ、または
〇メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、イソプロポキシおよびエトキシから選択される基、または
〇FまたはCl原子、およびメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、イソプロポキシおよびエトキシから選択される基、または
〇−S−CH3、または
〇ベンジルオキシ
からなる群から選択される。
X、YおよびZのうちの1つまたは2つがNであり、X、YおよびZのうちの少なくとも1つがCR5であり、ここで、R5は、独立して、水素、フッ素原子、1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換されるメチルおよび1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換されるエチルからなる群から選択され;
mは、0または1であり、nは、1または2であり、ただし、m+nは、1または2であり;
R2は、存在しないか、オキソであるか、またはN含有環中の炭素原子の1つと一緒に、(C3〜6)シクロアルキルを形成し;
R1は、−CH2−COOH、−CHCH3−COOH、−(CH2)2−COOH、−(CH2)3−COOH、−(CH2)4−COOH、−(CH2)5−COOH、−CH2−CHCH3−COOH、−CHCH3−CH2−COOH、−CH2−C(CH3)2−COOH、−C(CH3)2−CH2−COOH、−CH2−CHCH3−CH2−COOH、−CH2−C(CH3)2−CH2−COOH、−(CH2)2−CHCH3−COOH、−(CH2)2−C(CH3)2−COOH、−C(CH3)2−(CH2)2−COOH、−CHCH3−(CH2)2−COOH、−CH2−COO(C1〜4)アルキル、−(CH2)2−COO(C1〜4)アルキル、−(CH2)3−COO(C1〜4)アルキル、−CH2−CHCH3−CH2−COO(C1〜4)アルキル、−CH2−C(CH3)2−CH2−COO(C1〜4)アルキル、−(CH2)2−CHCH3−COO(C1〜4)アルキル、−C(CH3)2−(CH2)2−COO(C1〜4)アルキル、−C(O)−(C1〜4)アルキレン−OH、−C(O)−(C1〜4)アルキレン−COOH、
−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−CH2−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキル、−1,3−シクロブチレン−CH2−COO(C1〜4)アルキルおよび−CH2−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキルからなる群から選択され;
Wは、結合、CH2、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−O−CH2−、−CH=CH−および−C≡C−からなる群から選択され;
pは、0〜2の整数であり;
Tは、存在しないか、または結合である化合物である。
(式中、
X、YおよびZは、独立して、NおよびCR5からなる群から選択され、ただし、X、YおよびZのうちの少なくとも1つがNであり、ここで、各R5は、独立して、水素、ハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子で置換された(C1〜4)アルキルからなる群から選択され;
mは、0、1または2であり、nは、1、2または3であり、ただし、m+nは、1、2または3であり;
R1は、以下のもの
・−(C1〜6)アルキレン−R6(ここで、アルキレン基中の1つ以上の炭素原子が、それぞれ独立して、任意選択的に、1つ以上のハロゲン原子で置換されるか、または(CH2)2で置換されて、シクロプロピル部分を形成するか、または(CH2)3で置換されて、シクロブチル部分を形成する)、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−R6(ここで、(C3〜6)シクロアルキレン中の1つの炭素原子が、酸素で任意選択的に置換され得る)、
・−(C1〜3)アルキレン−(C3〜6)シクロアルキレン−R6、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−(C1〜3)アルキレン−R6および
・−C(O)−(C1〜4)アルキレン−R6
からなる群から選択され、
ここで、R6は、−OH、−OPO3H2、−COOH、−COO(C1〜4)アルキルおよびテトラゾール−5−イルからなる群から選択され;
R2は、存在しないか、またはハロゲン原子、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基であり;
L1は、存在しないか、または
であり、式中、
*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し;
環Bは、以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜7)シクロアルキル、フェニル、ピリジル、チエニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、
・ヒドロキシ、
・シアノ、
・ハロゲン原子、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・ハロゲン原子、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されるフェニル;
R3は、L2−R4であり、ここで:
L2は、存在しないか、または基−W−(CH2)p−T−であり、ここで:
・Wは、L1に結合され、結合、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CH=CH−、−C(CF3)=CH−、CH=C(CF3)−、−CF2−CH2−、−CH2−CF2−、−CHF−CH2−、−CH2−CHF−、−C≡C−、−CH2−O−、−O−CH2−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−およびシクロプロピレンからなる群から選択され;
・pは、0〜10の整数であり;
・(CH2)pの1つ以上のC原子が、1つまたは2つのフッ素原子で任意選択的に置換され、
・Tは、存在しないか、またはR4に結合され、結合、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CO−、−C=C−、−C≡C−、およびシクロプロピレンからなる群から選択され、
R4は、以下のもの
・ハロゲン原子、および1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキルからなる群から選択される置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜6)シクロアルキル、(C4〜6)シクロアルケニルまたは8〜10員二環式基、
・以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換される、フェニル、ビフェニルまたはナフチル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、
〇ハロゲン原子、
〇シアノ、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、
〇−S−(C1〜4)−アルキル、
〇−SF5、および
〇フェニルで任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル(ここで、前記フェニルは、(C1〜4)アルキルおよびハロゲン原子からなる群から選択される置換基で任意選択的に置換される)、および
・フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、フェニルエチルおよび単環式複素環からなる群から選択される置換基で置換されるフェニル(ここで、各置換基は、1つ以上のハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルキル、(C1〜4)アルコキシ、または1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルコキシで任意選択的に置換される)
からなる群から選択される)
の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシドも提供される。
からなる群から選択される化合物である。
−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−CH2−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキル、−1,3−シクロブチレン−CH2−COO(C1〜4)アルキルおよび−CH2−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキルからなる群から選択され;
L1は、存在しないか、または
であり、式中、
*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し;
環Bは、以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜7)シクロアルキル、(C4〜7)シクロアルケニル、フェニルおよびチエニルからなる群から選択され、
・ハロゲン原子、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されるフェニル;
Wは、結合、CH2、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−O−CH2−、−CH=CH−および−C≡C−からなる群から選択され;
pは、0〜2の整数であり;
Tは、存在しないか、または結合であり;
R4は、以下のもの
・(C3〜6)シクロアルキル、
・8〜10員二環式基、および
・以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上、好ましくは、1つまたは2つの置換基で任意選択的に置換されるフェニル、
〇ハロゲン原子、好ましくは、Fおよび/またはCl、
〇ヒドロキシ、
〇1つ以上、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル基、
〇1つ以上、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、
〇−S−CH3
からなる群から選択される。
からなる群から選択される化合物である。
−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−1,3−シクロブチレン−COOCH3および−1,3−シクロブチレン−COOC(CH3)3からなる群から選択され;
環Bは、
であり、式中、R7は、存在しないか、または以下のもの
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される、(C1〜4)アルキル、好ましくは、メチル、および
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される、(C1〜4)アルコキシ、好ましくは、メトキシ
からなる群から独立して選択される、1つ以上の置換基、好ましくは、1つまたは2つの置換基である。
R4は、以下のもの
・(C3〜6)シクロアルキル、例えばシクロヘキシル,
・インダニル、
・以下のもので任意選択的に置換されるフェニル、
〇1つまたは2つのFまたはCl原子、または
〇ヒドロキシ、または
〇メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシおよびエトキシから選択される基、または
〇FまたはCl原子およびメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、イソプロポキシおよびエトキシから選択される基、または
〇−S−CH3
からなる群から選択される。
を形成するか、または(CH2)3で置換されて、シクロブチル部分を形成し得る。
などの部分構造中の破線は、部分構造が、破線の箇所で構造の残りの部分に結合されることを意味する。例えば、R1が、
である場合、式(I)の化合物は、
である。
略語
AcOH:酢酸
ACN:アセトニトリル
DBU:ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
DCM:ジクロロメタン
DIPEA:N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMA:N,N−ジメチルアセトアミド
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
EA:酢酸エチル
Eq:モル当量
Et3N:トリエチルアミン
EtOAc:酢酸エチル
EtOH:エタノール
KOH:水酸化カリウム
KOtBu:カリウムtert−ブトキシド
MeOH:メタノール
MTBE/MTBエーテル:メチルtert−ブチルエーテル
NaOH:水酸化ナトリウム
NMP:N−メチル−2−ピロリジノン
Pd−C:パラジウム炭素
PE:石油エーテル
RT:室温
TLC:薄層クロマトグラフィー
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン
TOTU:O−[(エトキシカルボニル)シアノメチレンアミノ]−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
v/v:体積/体積
XPHOS:2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル
液体クロマトグラフィー−質量分析法(LC−MS)
分析試料を、Agilent ChemStation Softwareによって制御されるAgilent 1200シリーズ機器において実施した。このシステムは、注入器、2つのカラムのカラムコンパートメント、バイナリ溶媒ポンプ、UV検出器および四重極質量分析計(Agilent 6100シリーズ、ESIイオン化)からなる。特に規定されない限り、移動相は、いずれも0.1%のギ酸で酸性化された水およびアセトニトリルからなる。長さ50mm、直径2.1mmで、2.7μmの材料が充填されたYMC Meteoric Core C18カラムにおいて、分離を行った。1mL/分の一定の流量で1.8分間にわたって、5〜100%で上昇する有機溶媒の線形勾配で、50℃で溶離を行った。
400MHz(Bruker)または500MHzのNMR機器(5mmのBBFo−z−Grdを備えたBruker Avance 500MHz)または600MHz(5mmのクライオプローブCPTCI(1H−13C/15N z−Grd)を備えたBruker Avance 600MHzにおける、d6−ジメチルスルホキシド、d−クロロホルム、d−メタノールまたはd−ピリジン中でのプロトン−NMRによって、および/または質量分析法によって、化合物を特性評価した。核磁気共鳴スペクトル特性(NMR)は、百万分率(ppm)で表される化学シフト(δ)を指す。1H−NMRスペクトルのシフトの相対面積は、分子における特定の官能型のための水素原子の数に相当する。多重度に関するシフトの性質は、一重項(s)、ブロード一重項(s.br.)、二重項(d)、ブロード二重項(d br.)、三重項(t)、ブロード三重項(t br.)、四重項(q)、五重項(quint.)および多重項(m)として示される。
「分析SFC」および「分取SFC」と呼ばれる2つの超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)方法を用いて、キラル化合物のラセミ体から鏡像異性体を分離した。前者は、特に、小規模に適しており、後者は大規模に適している。
試料を、Agilent OpenLab CDS ChemStation Editionによって制御されるAgilent 1260 Infinity Hybrid SFC Systemにおいて実施した。このシステムは、注入器、15のカラム用のスイッチを含む加熱されたカラムコンパートメント、CO2および調整剤流量のためのCO2ブースタポンプおよびバイナリポンプモジュールからなる。UV検出器およびAgilent 1100シリーズ四重極質量分析計(ESIイオン化)を用いて、検出を行った。背圧調整器を160バールに設定し、60℃に加熱した。特に規定されない限り、カラムは、長さ100mm、直径4.6mmであり、5μmの材料が充填されていた。それらを、分析中、室温に保持した。移動相として、添加剤を含む液化CO2と有機調整剤との混合物を、示されるように各試料に使用した。流量を3.5mL/分に保持した。
分取分離を、Waters MassLynx Softwareによって制御されるWaters Prep 100q SFC Systemにおいて行った。このシステムは、開放床注入器/収集器、6つのカラム用のスイッチを含む加熱されたカラムコンパートメント、CO2ブースタポンプ、調整剤流量のためのポンプモジュールからなる。UVおよび四重極質量分析計(Waters Aquity QDa、ESIイオン化)によって、検出を行った。定量的な収集を可能にするために、気液分離器を、30mL/分のメタノールの補給流量(make-up flow)で駆動した。背圧調整器を120バールに設定し、60℃に加熱した。特に規定されない限り、カラムは、長さ250mm、直径20mmであり、5μmの材料が充填されていた。それらを、分離中、30℃に保持した。移動相として、添加剤を含む液化CO2と有機調整剤との混合物を、示されるように各試料に使用した。流量を100g/分に保持した。
本発明の化合物を合成するのに好適な方法が、後述される。
中間化合物Iが、中間化合物Vから調製され得、そのための2つの合成経路が、反応スキーム1および2に記載されている。中間化合物Vの場合、鈴木反応において、tert−ブチル−2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートが、適切にR’および/またはR’’置換されたカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート化合物または適切にR’および/またはR’’置換されたベンジルオキシ−フェニルボロン酸化合物と反応され得る。化合物Vの脱保護が、TFAを用いて行われ得る。あるいは、化合物Vが、NaOH、KOHまたはLiOHの影響下で、対応するカルボン酸含有化合物に転化され得る。
スキーム1〜4に記載されるピリミジン化合物と同様の方法で、対応するピリジン化合物(化合物IX、X)、ピラジン化合物(化合物XI、XII)、ピリダジン化合物(化合物XIII、XIV)、トリアジン化合物(化合物XV、XVI)および7員環状アミンを有する対応する化合物が、適切にR’および/またはR’’置換されたカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート化合物またはベンジルオキシ−フェニルボロン酸化合物から調製され得る。
スキーム1〜4に記載される合成経路はさらに、適切にR’および/またはR’’置換されたカリウム(4−ベンジルフェニル)トリフルオロボレート化合物またはベンジルフェニルボロン酸化合物を用いて、任意選択的に置換されるベンジルオキシフェニル含有誘導体の代わりに任意選択的に置換されるベンジルフェニル含有誘導体を調製するのに好適である。
方法A.化合物Iにおける様々なR*置換基の導入のための合成経路が、スキーム5に示され、これにより、一般的な化合物XVIIが得られる。
方法A.スキーム1〜4から明らかであるように、置換基R’が、合成において、適切に置換されたベンジルオキシ−フェニルボロン酸化合物を用いることによって、化合物I、IIおよびIX〜XVIに導入され得る。
スキーム8は、中間化合物XXVの合成を示す。
2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノニトリル(化合物XXVI)が、付加−脱離反応において(4−メトキシフェニル)メタノールと反応されて、化合物XXVIIIを形成した後、カリウムトリフルオロ(ビニル)ボレートを用いた鈴木反応により、化合物XXIXが得られる。化合物XXXは、ベンジルアミンとの反応によって、化合物XXIXから得ることができる。ボランを用いた化合物XXX中のアミドの還元により、化合物XXXIが得られる。ベンジルエーテル誘導体XXXIと塩化ホスホリルとの反応により、対応するクロロピリジン誘導体XXXIIが得られる。ベンジル基は、クロロギ酸1−クロロエチルを用いて、化合物XXIIから除去され得る。最後に、化合物XXXIIIのピペリジンは、BOC基で保護され得る。
スキーム9は、化合物XXXIVの合成を示す。化合物XXは、パラジウム媒介反応において、適切にR’’’置換されたベンジルアルコールを用いて、所望のエーテル中間体XXXIVに転化され得る。
エチニルリンカーを含有する化合物XXXVおよびXXXVIの一般的合成が、スキーム10に示される。化合物IIIおよび化合物XXは、パラジウムおよびCuIに媒介される薗頭反応において、適切にR’’’置換されたエチニルベンゼンを用いて、所望の中間体XXXVおよびXXXVIに転化され得る。
アルキレンリンカーを含有する化合物XXXVIIの一般的合成が、スキーム11に示される。化合物IIIは、パラジウムに媒介される根岸反応において、適切にR’’’置換されたベンジル亜鉛ブロミドを用いて、中間化合物XXXVIIに転化され得る。化合物VIIIの脱保護が、TFAを用いて行われ得る。あるいは、化合物VIIIは、NaOH、KOHまたはLiOHの影響下で、対応するカルボン酸含有化合物に転化され得る。
化合物XXXIXおよびXLの一般的合成が、スキーム12に示される。鈴木反応において、塩化ヘテロアリールIIIは、対応するベンズアルデヒド誘導体に転化され得る。置換ベンジル亜鉛ブロミドの添加により、第二級アルコールが得られる。これは、三フッ化ジエチル硫黄を用いて、対応するフッ化物(化合物XXXIX)に、水素化ホウ素ナトリウムを用いて、飽和エチレン誘導体(化合物V)に、またはメチルN−(トリエチルアンモニウムスルホニル)カルバメート(バージェス試薬)を用いて、スチリル誘導体(化合物XLI)に転化され得、これが、次に、(例えば:パラジウム炭素を用いた)水素化を介して飽和エチレン誘導体(化合物XL)に転化され得る。あるいは、酸化、続いて、三フッ化ジエチル硫黄との反応により、対応する二フッ化エチレン誘導体(化合物XL)が得られる。
環Bがシクロアルキルまたはシクロアルケニルである化合物Iが、スキーム14〜18にしたがって調製され得る。示されるベンジルエーテルの代わりに、対応する部分R3に転化され得る他の好適に保護された前駆体が使用され得る(例えば置換アリールアルキレン)。
Xはハロゲンであり、PGは保護基である。
化合物IIIおよびIVからの中間化合物Iの合成のための一般的方法(スキーム1)
中間体Iの調製のために、tert−ブチル−2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(1当量)、Na2CO3(2.1当量)および適切にR’/R’’置換されたカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート化合物(1.2当量)を、DMFに溶解させて、黄色の溶液を得た。溶液をアルゴンですすいだ(5〜30分間)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.05当量)を加え、混合物を120℃で60分間加熱して、濃い灰色の反応混合物を得た。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/H2Oに溶解させた。相分離の後、有機層を、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:/DCM)を用いて精製して、中間化合物Vを得た。酸(例えばTFA)による脱保護、続いて、水性後処理(aqueous work-up)およびクロマトグラフィーにより、化合物Iを得た。
tert−ブチル−2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(1当量)および適切にR’/R’’置換された4−(ベンジルオキシ)フェニルボロン酸(1.2当量)をDMFに溶解させた。Na2CO3(水中10%;2.1当量)を加え、溶液をアルゴンですすいだ(3分間)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.05当量)を加え、混合物を120℃で30分間加熱して、濃い灰色の反応混合物を得た。反応混合物を蒸発させ、残渣をジフルオロメタン/H2Oに溶解させた。相分離の後、有機層を水で1回洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、一晩蒸発させた。得られた白色の残渣を、ジエチルエーテルとともにn−ペンタン中で精製し、n−ペンタンで再度洗浄し、乾燥させて、化合物Vを得た。酸(例えばTFA)による脱保護、続いて、水性後処理およびクロマトグラフィーにより、化合物Iを得た。
tert−ブチル−2−クロロ−5H−ピロロ[4,3−d]ピリミジン−6(7H)−カルボキシレート(1当量)をDMFに溶解させ、撹拌しながら、適切にR’および/またはR’’置換されたカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート化合物(1.2当量)およびNa2CO3(水中10%、2.1当量)を加えた。溶液を、アルゴンでバブリングしながらすすいだ(3分間)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.05当量)を加え、混合物を120℃で30分間加熱した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/H2Oに溶解させた。相分離の後、有機層を水で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。半固体の黒色残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:/DCM)を用いて精製して、中間化合物VIIIを得た。酸(例えばTFA)による脱保護、続いて、水性後処理およびクロマトグラフィーにより、化合物IIを得た。
tert−ブチル−2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(化合物III)の代わりにtert−ブチル−2−クロロ−5H−ピロロ[4,3−d]ピリミジン−6(7H)−カルボキシレート(化合物vii)を使用したことを除いて、化合物IIIおよびVIから中間体Vと同様に、中間体化合物VIIIを調製した。酸(例えばTFA)による脱保護、続いて、水性後処理およびクロマトグラフィーにより、化合物IIを得た。
中間化合物VおよびVIIIを、ジフルオロメタンに溶解させた。TFAを加え、混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を、ジフルオロメタンで10倍に希釈し、pH9になるまで1〜2NのNaOHで中和した。相分離の後、有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、中間化合物IまたはIIを得た。
化合物XVIIa〜XVIIe(1当量)を、THFまたはTHFとMeOHとの1:1混合物に溶解させ、その後、NaOH(±10〜14.52当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。HClを加え、混合物を蒸発させた。残渣を、任意選択的に少量のMeOHとともに、水/DCMに溶解させた。相分離の後、水相をDCMで抽出し、(組み合わされた)有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH:/DCM)によって精製して、それぞれのカルボン酸誘導体を得た。
化合物XVII(1当量)を、1:1のテトラヒドロフラン/MeOHに溶解させた。パラジウム炭素(Pd−C;0.83当量)を、アルゴン雰囲気下で加えた。混合物を、水素雰囲気下で、室温で撹拌することによって水素化した。反応混合物をろ過し、有機層を蒸発させて、化合物XXIIIを得た。あるいは、化合物XVIIをMeOHに溶解させ、Pd−C(水素、40℃、大気圧)を用いて水素化した。生成物をLC/MSで調べた。有機層を蒸発させて、化合物XXIIIを得た。
化合物XX(1当量)および適切に置換されたベンジルアルコール(2当量)をトルエンに溶解させた。混合物をアルゴンで脱気した。[1,1’−ビフェニル]−2−イルジ−tert−ブチルホスフィン(0.1当量)、酢酸パラジウム(II)(0.1当量)および炭酸セシウム(2当量)を加え、混合物を100℃で約4時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMと混合し、水で2回洗浄した。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製して、化合物XXXIVを得た。
化合物IIIまたは化合物XX(1当量)および適切に置換されたエチニルベンゼン(1当量)およびエチル4−(2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート(1当量)をDMFに溶解させた。トリエチルアミン(2当量)、ヨウ化銅(I)(0.1当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)Pd(II)ジクロリド(0.1当量)を加え、混合物を110℃で10分間撹拌した。生成物をLC/MSによって調べた。反応混合物を蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、飽和NH4Cl−溶液で2回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/DCM)によって精製して、生成物XXXVおよびXXXVIを得た。
化合物III(1当量)をTHFに溶解させ、撹拌しながら、室温で2分間、アルゴンで脱気した。ビス(トリフェニルホスフィン)Pd(II)ジクロリド(0.05当量)および適切にR’’’置換されたベンジル亜鉛ブロミド(1.2当量)を加え、±1時間にわたって加熱還流させた。混合物を室温に冷まし、水およびEtOAcを加えた。混合物を撹拌し、清澄化フィルタ上でろ過した。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/DCM98:2)によって精製した。
ジオキサボロラン中間体は、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)媒介反応において、適切に置換されたブロモベンゼン化合物、例えば、1−ブロモ−4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)ベンゼン、1−ブロモ−4−(2−(3−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)ベンゼン、1−ブロモ−4−(2−(4−クロロフェニル)−シクロプロピル)ベンゼンおよび1−ブロモ−4−(2−(4−クロロフェニル)−エチル)ベンゼンから調製され得る。適切なブロモベンゼン化合物を、ジオキサンに溶解させ、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(例えば1.1〜1.5当量)、酢酸カリウム(例えば2〜2.5当量)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(例えば0.1〜0.02当量)を加える。混合物を100℃で一晩撹拌してから、室温に冷まし、ろ過する。ろ液を濃縮乾固させ、残渣を酢酸エチルに取り込み、飽和NaClで洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗生成物を、クロマトグラフィー(シリカ;酢酸エチル/石油エーテル1:50)によって精製して、ジオキサボロラン中間体を得る。
DMF(20mL)中の化合物III(1g;3.71mmol;1当量)、カリウム(4−ベンジルオキシフェニル)−トリフルオロボレート(R’=HおよびR’’=Hである化合物IV;1.291g;4.45mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(7.5mL;8.25g;7.78mmol;2.1当量)の溶液を、アルゴンで30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.214g;0.185mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で60分間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/H2Oに溶解させた。相分離の後、有機層を、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(40gのシリカゲル;DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、化合物Va(R’=HおよびR’’=H)を得た。化合物Vaを、TFAを用いて、対応する化合物Ia(R’=HおよびR’’=H)に転化した。化合物Va(900mg;2.156mmol;1当量)をDCM(10mL)に溶解させた。TFA(1.5mL;19.47mmol;9当量)を加え、混合物を室温で撹拌した。反応混合物を100mLのDCMで希釈し、pH9になるまで2NのNaOHで中和した。相分離の後、有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、化合物Iaを得た。
カリウム(4−ベンジルオキシフェニル)−トリフルオロボレートの代わりにカリウム(4−[2,6−ジクロロベンジルオキシ]フェニル)−トリフルオロボレートを合成に使用したことを除いて、化合物Vaと同じ方法で化合物Vbを調製した。TFAを用いた中間化合物Vbの脱保護について記載されるように、化合物Vbを、対応する化合物Ib(R’=2,6−ジClおよびR’’=H)に転化した。
4−(3’−フルオロベンジルオキシ)フェニルボロン酸(R’=3F、R’’=Hである化合物VI;296mg;1.2mmol;1.2当量)および化合物III(270mg;1mmol;1当量)をDMFに溶解させた。水中10%のNa2CO3(265mg;2.5mmol;2.5当量)を加え、溶液をアルゴンで3分間すすいだ。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(57.8mg;0.05mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で30分間加熱した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/H2Oに溶解させた。相分離の後、有機層を水で1回洗浄し、MgSO4で一晩乾燥させて、白色の結晶を得た。これらを、n−ペンタンおよび少量のジエチルエーテルとともに撹拌し、抽出し、n−ペンタンで洗浄して、化合物Vcを得た。TFAを用いた中間化合物VおよびVIIIの脱保護について記載されるように、化合物Vcを、対応する化合物Icに転化した。
化合物Ia(900mg;2.55mmol;1当量)を、MeOH(15mL)中で懸濁させて、白色の懸濁液を得た。DBU(1.16g;7.66mol;3当量)およびエチルメタクリレート(2.9g;25.5mmol;10当量)を加え、反応混合物を130℃で10分間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、610mg(1.461mmol;57.2%)の収量で化合物XVIIa(R’=H、R’’=H)を得た。
化合物Ia(122mg;0.38mmol;1当量)を、6mLのMeOH中で懸濁させて、白色の懸濁液を得た。DBU(46.8mg;0.31mmol;0.8当量)およびtert−ブチルアクリレート(148mg;1.15mmol;3当量)を加え、反応混合物を、20時間にわたって室温で、アルゴン下で撹拌した。反応混合物を蒸発させ、DCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘプタン/EtOAc勾配)によって精製して、130mg(0.292mmol;76%)の収量で化合物XVIIbを得た。
化合物Ia(1.6g;5mmol;1当量)をNMP(13)に溶解させた。DBU(1.5g;10mmol;2当量)およびクロトン酸エチル(2.85g;25mmol;5当量)を加え、反応混合物を140℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、DCMに溶解させ、水で3回洗浄した。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM中5%のMeOH)によって精製して、2.1g(4.87mmol;97%)の収量で化合物XVIIcを得た。
化合物Ia(150mg;0.473mmol;1当量)を、DMF(5mL)中で懸濁させた。撹拌しながら、アルゴン下で、油中50%のNaH(34mg;0.709mmol;1.5当量)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、その後、エチル4−ブロモ−3−メチルブタノエート(198mg;0.945mmol;2当量)を加えた。反応混合物を、撹拌しながら、1時間にわたって50℃に、続いて、80℃で3時間、室温で20時間、80℃で3時間、120℃で1時間および140℃で1時間加熱した。反応混合物を蒸発させ、残渣を、水/DCM中でもどした。相分離の後、有機層を水で1回洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。反応混合物をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM中5%のMeOH)によって精製して、55mg(0.123mmol;26.1%)の収量で化合物XVIId(R’=H、R’’=H)を得た。
THF中の化合物Ia(R’=HおよびR’’=H;226mg、0.712mmol;1当量)の溶液に、メチル2−(3−オキソシクロブチル)アセテート(101mg;0.712mmol;1当量)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(226mg;1.068mmol;1.5当量)を加え、混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水に注いだ。相分離の後、有機層を、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、250mg(0.564mmol;79%)の収量で生成物XVIIeを得た。
MeOH(3mL)中の化合物Ia(R’=HおよびR’’=H;63mg;0.198mmol;1当量)の溶液を、アルゴン下で撹拌した。エチルメタクリレート(45mg;0.397mmol;2当量)およびDBU(15mg;0.099mmol;0.5当量)を室温で加えた。混合物を室温で20時間、続いて100℃で1時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を3mLのNMPに溶解させた。さらなる350μLのエチルメタクリレートおよび180μLのDBUを加え、混合物を、120℃で1時間および140℃で2時間加熱した。混合物を65℃で蒸発させ、油性残渣をDCMに溶解させた。混合物を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘプタン/30%のEtOAc)によって精製した。TLCチェックの後、精製された生成物を、n−ヘプタン/EtOAc1:1中でもどして、濃縮して、52mg(0.121mmol;60.7%)の収量で化合物XVIIgを得た。
2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(化合物Ia)の代わりに化合物Ib(R’=2,6−ジCl、R’’=H)を合成に使用したことを除いて、化合物XVIIgと同じ方法で化合物XVIIhを調製した。
化合物Ic(78mg;0.233mmol;1当量)を、MeOH(4mL)と混合して、白色の懸濁液を得た。DBU(80μL;0.531mmo;2.28当量)およびエチルメタクリレート(160μL;1.285mmol;5.5当量)を加えた。反応混合物を120℃で1時間撹拌し、LC/MSで調べた。さらなるDBU(0.08mL)およびエチルメタクリレート(0.16mL)を加え、混合物を120℃でさらに2.5時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜5%のMeOH)によって精製して、60mg(0.138mmol;59.2%)の収量で生成物XVIIiを得た。
MeOH(20mL)およびTHF(20mL)中の化合物XVIIa(R’=HおよびR’’=H;610mg;1.461mmol;1当量)の溶液に、アルゴン下でPd−C(100mg;0.940mmol)を加えた。反応混合物を、水素雰囲気下で、室温で撹拌した。反応混合物をろ過し、蒸発させて、463mg(1.414mmol;97%)の収量でメチル3−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエート(化合物XXIIIa;R’’=H、R*=メチル2−メチルプロパノエート)を得た。DMF(5mL)中の化合物XXIIIa(80mg;0.244mmol;1当量)の溶液に、炭酸セシウム(120mg;0.368mmol;1.5当量)および3,4−ジクロロベンジルブロミド(0.039mL;0.271mmol;1.1当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回洗浄した。相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、76mg(0.156mmol;63.9%)の収量で化合物XXIVaを得た。
tert−ブチル4−オキソ−1−ピペリジンカルボキシレート(39.8g;0.2mol;1当量)をDMF(300ml)に溶解させ、その後、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(26.2g;0.22mol;1.1当量)を撹拌しながら加えた。混合物を90℃で8時間加熱し、その後、室温で一晩撹拌した。次に、混合物を蒸発させ、得られた黄色の油を、エタノールアセテートおよび飽和NaCl溶液で抽出した。有機相をさらなる飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。tert−ブチル3−((ジメチルアミノ)メチレン)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレートが、50.6g(0.199mol;99%)の収量で得られた。撹拌および冷却しながら、アルゴン雰囲気下で、水素化ナトリウム(16.8g;420mmol;2.1当量)の60%の溶液を、800mlのエタノールに加えた。4−ヒドロキシベンズアミジン塩酸塩(34.5g;200mmol;1当量)、ならびに200mlのエタノール中の50.9gのtert−ブチル3−((ジメチルアミノ)メチレン)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(200mmol;1当量)溶液をゆっくりを加えた。混合物を、5時間にわたって還流しながら加熱し、一晩インキュベートした。得られた混合物を蒸発させ、水とともに撹拌し、pH6〜7になるまで400mlの1NのAcOHで中和した。得られたガム状の生成物を、ガラス撹拌棒を用いて数時間撹拌しながら結晶化させ、ろ過し、水で洗浄し、40℃で、P2O5上で蒸発させて、62.5g(191mmol;95%)の収量で化合物XXIIIbを得た。化合物XXIVbを、スキーム7の第2の工程にしたがって調製した。化合物XXIIIb(62.5g;191mmol;1当量)をDMF(800ml)に溶解させた。炭酸セシウム(71.5g;220mmol;1.15当量)および4−クロロベンジルブロミド(43.2g;210mmol;1.1当量)を撹拌しながら加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMおよび水で抽出した。有機相を水で2回洗浄し、蒸発させ、MgSO4上で乾燥させた。黄色の残渣(93g)を、活性炭を用いて、900mlの酢酸エチル中で再結晶化させ、冷却し、沈殿した結晶が得られ、それを、冷酢酸エチルおよびn−ペンタンで洗浄し、40℃で、減圧下で乾燥させた。化合物XXIVbが、57g(126mmol;66.1%)の収量で得られた。
tert−ブチル4−オキソ−1−ピペリジンカルボキシレートの代わりにtert−ブチル2,2−ジメチル−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、化合物XXIIIbと同じ方法で化合物XXIIIcを調製した。化合物XXIIIc(200mg;0.563mmol;1当量)を5mlのDMFに溶解させて、無色の溶液を得た。4−クロロベンジルブロミド(127mg;0.619mmol;1.1当量)および炭酸セシウム(202mg;0.619mmol;1.1当量)を加え、混合物を撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣を、DCM、水およびNaClで抽出した。相分離の後、有機層を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4g;DCM中0〜15%のMeOH)によって精製して、120mg(0.250mmol;44.4%)の収量で化合物XXIVcを得た。
tert−ブチル4−オキソ−1−ピペリジンカルボキシレートの代わりにtert−ブチル8−オキソ−5−アザスピロ[3.5]ノナン−5−カルボキシレートを用いて、化合物XXIIIbの調製について上述されるtert−ブチル3−((ジメチルアミノ)メチレン)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレートと同じ方法で、tert−ブチル7−((ジメチルアミノ)メチレン)−8−オキソ−5−アザスピロ[3.5]ノナン−5−カルボキシレートを調製した。撹拌および冷却しながら、アルゴン雰囲気下で、水素化ナトリウム(371mg;9.27mmol;2.1当量)の60%の溶液を、15mlのエタノールに加えた。4−ヒドロキシベンズアミジン塩酸塩(762mg;4.41mmol;1当量)、ならびに7mlのエタノール中の1.3gのtert−ブチル7−((ジメチルアミノ)メチレン)−8−オキソ−5−アザスピロ[3.5]ノナン−5−カルボキシレート(4.42mmol;1当量)の溶液を加えた。混合物を、5時間にわたって還流しながら加熱し、一晩インキュベートした。得られた混合物を蒸発させ、50mlの水とともに撹拌し、pH6〜7になるまで5mlの1NのAcOHで中和した。得られたガム状の生成物をDCMで抽出し、有機相を水で洗浄し、蒸発させ、MgSO4上で乾燥させた。残渣を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、Chromabond-PTS−カートリッジに通してろ過した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、98:2のDCM/MeOH)によって精製して、660mg(1.796mmol;40.7%)の収量で化合物XXIIIdを得た。化合物XXIVdを、スキーム7の第2の工程にしたがって調製した。化合物XXIIId(300mg;0.816mmol;1当量)をDMF(5ml)に溶解させた。炭酸セシウム(319mg;0.98mmol;1.2当量)および4−クロロベンジルブロミド(185mg;0.898mmol;1.1当量)を撹拌しながら加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMおよび水で抽出した。有機相を水で洗浄し、蒸発させ、MgSO4上で乾燥させて、400mg(0.813mmol;100%)の収量で化合物XXIVdを得た。
2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニルボロン酸(347mg;2.224mmol;1.2当量)およびtert−ブチル2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−D]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(500mg;1.854mmol;1当量)を10mlのDMFに溶解させて、黄色の溶液を得た。炭酸ナトリウム(3.30g;3.11mmol;1.68当量)を加え、混合物をアルゴンで30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(107mg;0.093mmol;0.05当量)を加え、混合物を100℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、水で2回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル;DCM中0〜10%のMeOHによって精製して、520mgの化合物XXIIIf(1.506mmol;81%)を得た。
THF(3mL)およびMeOH(3mL)中の化合物XVIIe(250mg;0.56mmol;1当量)の溶液に、アルゴン雰囲気下でPd−Cを加えた。混合物を、水素雰囲気下で、室温で撹拌した。反応混合物をろ過し、有機層を蒸発させて、190mg(0.538mmol;95%)の収量で化合物XXIIIe(R’’=H、R*=シクロブチルアセテート)を得た。5mLのDMF中の化合物XXIIIe(95mg;0.269mmol;1当量)の溶液に、炭酸セシウム(90mg;0.276mmol;1.03当量)および3−クロロベンジルブロミド(60mg;0.292mmol;1.09当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回洗浄した。相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、75mg(0.157mmol;58.4%)の収量で化合物XXIVeを得た。
3−クロロベンジルブロミドの代わりに4−クロロベンジルブロミドを合成に使用して、化合物XXIVeと同じ方法で化合物XXIVfを調製した。
3mLのDMF中の化合物XXIIIe(0.042mL;0.184mmol;1当量)の溶液に、炭酸セシウム(70mg;0.215mmol;1.2当量)および1−(ブロモメチル)−3,5−ジクロロベンゼン(45mg;0.188mmol;1.02当量)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回洗浄した。相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、56mg(0.109mmol;59.4%)の収量で化合物XXIVg(R’=H、R*=シクロブチルアセテート、R’’’=3,5ジCl)を得た。
1−(ブロモメチル)−3,5−ジクロロベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−3,4−ジクロロベンゼンを合成に使用して、化合物XXIVgと同じ方法で化合物XXIVhを調製した。
この化合物を、スキーム7にしたがって化合物XVIIiから調製した。メチル3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエート(30mg;0.069mmol;1当量)をMeOH(4mL)に溶解させた。混合物を、Pd−C(水素、40℃、大気圧)を用いて水素化し、生成物をLC/MSによって調べ、LC/MSは、生成物質量および少量の反応剤質量および副生成物(水素化ピリミジン)を示した。有機層を蒸発させ、粗生成物(メチル3−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエート)を次の段階に直接使用した。化合物XXIIIeの代わりにメチル3−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエートから出発して、および3,4−ジクロロベンジルブロミドの代わりに3,5−ジフルオロベンジルブロミドを用いて、化合物XXIVaについて記載されるように、化合物XXIViを調製した。
TFA(12.68g;111mmol;10当量)を、撹拌しながら、80mLのDCM中の化合物III(3g;10.58mmol;1当量)の溶液に加えた。混合物を室温で20時間撹拌し、蒸発させ、20mLのDCMに溶解させた。10mLのMTBエーテルを、撹拌しながらゆっくりと加えた。生成物が、TFA塩として沈殿した。結晶化した生成物をn−ペンタンで洗浄し、減圧下で、40℃で乾燥させ、3g(10.58mmol;95%)の収量で得た。
化合物XXaを、スキーム6にしたがって化合物IIIaから調製した。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−D]ピリミジン(化合物IIIa)2,2,2−トリフルオロアセテート(654mg;2.29mmol;1当量)を、30mLの1,2−ジクロロエタンに溶解させ、室温で撹拌した。レブリン酸エチル(1.65g;11.76mmol;5当量)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(996mg;4.71mmol;2当量)に加え、反応混合物を室温で週末にかけて撹拌した。濁った溶液をDCMで希釈し、約50mLの水とともに撹拌した。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、98:2のDCM:MeOH)によって精製して、608mg(2.04mmol;89%)の収量で生成物XXaを得た。
この化合物を、スキーム6にしたがって調製した。DMF(10mL)中の化合物IIIa(2g;7.05mmol;1当量))の溶液に、トリエチルアミン(1.8g;17.9mmol;2.5当量)を加えた。その後、ブロモ酢酸エチル(1.7g;10.6mmol;1.5当量)を滴下して加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、その後、生成物をLC/MSで調べた。反応混合物を蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄した。混合物をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、1.3g(5.08mmol;72%)の収量で生成物20bを得た。
この化合物を、スキーム6にしたがって調製した。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(化合物IIIa;248mg;0.87mmol;1当量)およびDBU(333mg;2.2mmol;2.5当量)をDMF(3mL)に溶解させた。メチル1−(ブロモメチル)シクロプロパンカルボキシレート(253mg;1.3mmol;1.5当量)を室温で加えた。溶液を室温で一晩撹拌した後、50℃で2時間撹拌した。溶液を蒸発させ、水(10mL)およびジエチルエーテル(50mL)を加えた。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、98:2のDCM:MeOH)によって精製して、113mg(0.401mmol;45.9%)の収量で化合物XXcを得た。
この化合物を、スキーム6にしたがって調製した。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン2,2,2トリフルオロアセテート(化合物IIIa;284mg;1.00mmol;1当量)を10mLのTHFに溶解させた。エチル3,3−ジメチル−4−オキソブタノエート(317mg;2.00mmol;2当量)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(424mg;2.00mg;2当量)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を、15分間にわたって、10mLの水および30mLのEtOAcとともに撹拌した。相分離の後、水相をEtOAcで1回抽出した。組み合わされた有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(98:2のDCM:MeOH)によって精製して、292mg(00.936mmol;94%)の収量で化合物XXcを得た。
この化合物を、スキーム6にしたがって化合物IIIaから調製した。化合物IIIa(3.15g;11.1mmol;1当量)およびDBU(6.76g;44.4mmol;4当量)を45mLのMeOHに溶解させた。5mLのMeOHに溶解されたtert−ブチルアクリレート(4.27g;33.3mmol;3当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、70mLの酢酸エチルを加え、30mLの飽和NH4Cl溶液で3回洗浄した。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH)によって精製して、758mg(2.55mmol;22.9%)の全収量で生成物を得た。
DMF(5mL)中のNaH(550mg;11.46mmol;2.1当量)の懸濁液に、DMF(5mL)に溶解された2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(920mg;5.42mmol;1当量)を滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。DMF(5mL)に溶解された4−ブロモ酪酸エチル(3.4g;17.47mmol;3.2当量)を滴下して加えた。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。組み合わされた有機層を飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(40gのシリカゲル、DCM中0〜15%のMeOH)によって精製して、860mg(3.03mmol;55.9%)の収量で化合物XXfを得た。
この化合物を、スキーム6にしたがって調製した。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン塩酸塩(3g;14.56mmol;1当量)、トリメチルアミン(1.826ml;13.10mmol;0.9当量)およびエチル3−メチル−4−オキソブタノエート(2.52g;17.47mmol;1.2当量)を100mlのTHFに溶解させ、室温で3時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.63g;21.84mmol;1.5当量)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を、150mLのEtOAcおよび60mLのH2Oで抽出した。H2O層をEtOAcで再度抽出した。混合物の色がオレンジ色に変化した。有機層をNaCl−溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させた。残渣をろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(40gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、4.02mg(13.5mmol;93%)の収量で化合物XXgを得た。
この化合物を、スキーム6にしたがって調製した。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン2,2,2−トリフルオロアセテート(500mg;1.763mmol;1当量)をTHF(20ml)に溶解させて、オレンジ色の溶液を得た。トリエチルアミン(161mg;1.597mmol;0.9当量)およびメチル3−オキソシクロペンタンカルボキシレート(276mg;1.939mmol;1.1当量)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(560mg;2.64mmol;1.5当量)を加え、混合物をさらに1時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、水および10mlの飽和NH4Cl溶液を加えた。相分離の後、有機層を飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、418mg(1.413mmol;80%)の収量で生成物XXhを得た。
この化合物を、スキーム6にしたがって調製した。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン2,2,2−トリフルオロアセテート(600mg;2.115mmol;1当量)をDMF(10ml)に溶解させて、オレンジ色の溶液を得た。DBU(800μL;5.31mmol;2.51当量)を加えた。2−ブロモプロピオン酸エチル(400μL;3.08mmol;1.46当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、飽和NH4Cl−溶液で2回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DMC中0〜10%のMeOH)によって精製して、398mg(1.476mmol;69.8%)の収量で化合物XXiを得た。
6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[2,7]ナフチリジン塩酸塩(1g;4.88mmol;1当量)を30mLのMeOHに溶解させた。DBU(1.49g;9.75mmol;2当量)およびtert−ブチルアクリレート(1.89g;14.6mmol;3当量)を撹拌しながら加え、その後、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させた。混合物を、飽和NaHCO3溶液で1回、10%のNH4Cl溶液で1回洗浄し、水で1回抽出した。混合物をMgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、95:5のDCM/MeOH)によって精製して、922mg(3.11mmol;63.7%)の収量で生成物を得た。
エチル3−(2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエートを、スキーム6にしたがって、tert−ブチル2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレートから出発して調製した。tert−ブチル2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレート(3.22g;12mmol;1当量)をDCM(100mL)に溶解させた。TFA(13.7g;120mmol;10当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌した。50mLの飽和NaHCO3溶液を加えた後、水相のpHが7になるまで撹拌しながら固体NaHCO3を加えた。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させた。水相を、撹拌しながらNaClで飽和させた後、200mLのDCMを加え、30分間撹拌した。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させた。組み合わされた生成物2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンの収量は、2.01g(11.92mmol;99%)であった。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(2.01g;11.92mmol;1当量)を12mLのNMPに溶解させた。DBU(3.6g;23.8mmol;2当量)およびエチルメタクリレート(6.8g;59.6mmol;5当量)を加え、混合物を140℃で1時間加熱した。混合物を、70℃で蒸発させて、NMPを除去した。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、95:5のDCM/MeOH)によって溶離した。精製された残渣(2g)をDCMに溶解させ、10%のNH4Cl溶液で1回洗浄し、水で2回抽出した。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させ、2.74g(9.69mmol;81%)の収量で生成物XXIIaを得た。
スキーム6にしたがって、化合物XXIIaについて記載されるように調製された2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンから、この化合物を調製した。2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(725mg;4.30mmol;1当量)を10mLのTHFに溶解させた。メチル3−オキソシクロブタンカルボキシレート(551mg;4.30mmol;1当量)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1367mg;6.45mmol;1.5当量)を加え、混合物を室温で撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水に注いだ。相分離の後、有機層を、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、2回のフラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜15%のMeOH)によって精製して、790mg(2.81mmol;65.4%)の収量で化合物XXIIbを得た。
DMF(30mL)中の化合物VII(1g;3.95mmol;1当量)、カリウム(4−ベンジルオキシフェニル)−トリフルオロボレート(R’=H、R’’=Hである化合物IV;1.38g;4.74mmol;1.2当量)および10%の炭酸ナトリウム(10.5g;9.87mmol;2.5当量)の溶液を、アルゴンで30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.228g;0.197mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で3分間撹拌した。これを、毎回480mgの化合物VIIを用いて2回繰り返した。組み合わされた反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/H2Oに溶解させた。相分離の後、有機層を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をDCM/MeOHに溶解させ、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 98:2)によって精製して、1.42g(3.52mmol;89%)の収量で化合物VIIIaを得た。TFAを用いて、化合物VIIIaを対応する化合物IIa(R’=HおよびR’’=H)に転化した。化合物VIIIa(1.42g;3.52mmol;1当量)をDCMに溶解させた。TFA(4.01g;35.2mmol;10当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で24時間撹拌した。50mLの飽和NaHCO3溶液を加えて、白色のエマルジョンを得た。これをDCMで希釈したが、生成物は溶解しにくかった。DCMを蒸発させ、生成物が結晶化するまで、生成物を撹拌した。結晶を水で洗浄し、40℃で、減圧下で乾燥させて、1.05g(3.46mmol;98%)の収量で化合物IIaを得た。
化合物IIIの代わりにtert−ブチル2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレートから出発して、スキーム1にしたがって、化合物IXaを調製した。15mLのDMF中のtert−ブチル2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレート(500mg;1.86mmol、1当量)の溶液に、カリウム(4−ベンジルオキシフェニル)−トリフルオロボレート(648mg;2.23mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(493mg;4.65mmol;2.5当量)を加えた。混合物をアルゴンで10分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(107mg;0.093mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/水に溶解させた。相分離の後、有機相を飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM中0〜5%のMeOH)によって精製して、600mg(1.441mmol;77%)の収量でtert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレートを得た。tert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレート(600mg;1.44mmol;1当量)をDCM(13mL)に溶解させた。TFA(1mL;1.48g;12.98mmol;9当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、少量のMeOHとともにDCM中でもどし、飽和NaHCO3溶液で1回洗浄した。相分離の後、水相を、少量のMeOHとともにDCMで2回洗浄した。組み合わされた有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、585mg(1.359mmol;94%)の収量で化合物IXa(R’=H、R’’=Hである)を得た。
(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)ボロン酸(R’=H、R’’=CH3である化合物VI)を用いて、化合物IIIの代わりにtert−ブチル2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレートから出発して、スキーム2にしたがって、化合物IXcを調製した。tert−ブチル2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレート(500mg;1.86mmol;1当量)および(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)ボロン酸(540mg;2.233mmol;1.2当量)をDMF(15mL)に溶解させて、黄色の溶液を得た。炭酸ナトリウム(493mg;4.65mmol;2.5当量)を加え、混合物をアルゴンで30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(107mg;0.093mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させた。その後、粗生成物を水および飽和NaCl溶液で洗浄した。有機相をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をCelite XTRに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、320mg(0.743mmol;39.9%)の収量でtert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレートを得た。tert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレート(320mg;0.74mmol;1当量)をDCM(5mL)に溶解させた。TFA(1.48g;13mmol;17.5当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を2NのNaOH(pH10)で中和し、DCMで抽出した。有機相をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、222mg(0.672mmol;90%)の収量で化合物IXcを得た。
化合物VIIの代わりにtert−ブチル2−クロロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−カルボキシレートから出発して、スキーム3にしたがって、化合物Xaを調製した。
THF(10mL)中の2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン(500mg;3.23mmol;1当量)の懸濁液に、Et3N(726mg;7.17mmol;2.2当量)を加えた。BOC無水物(710mg;3,25mmol;1.0当量)を加えて、褐色の溶液を得た。反応が完了するまで、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、飽和NH4Cl−溶液で2回抽出し、飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、800mg(3.14mmol;97%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル2−クロロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−カルボキシレート(750mg;2.94mmol;1当量)、炭酸ナトリウム(7.802g;7.36mmol;2.5当量)およびカリウム4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート(1.025g;3.53mmol;1.2当量)を20mLのDMFに溶解させた。溶液をアルゴンで10分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(170mg;0.147mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣を、飽和NaCl溶液とともにDCM/水に溶解させた。相分離の後、有機相を飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(40gのシリカゲル;DCM中0〜5%のMeOH)によって精製した。精製された生成物を、tert−ブチルメチルエーテルを用いて結晶化させ、ろ過し、減圧下で乾燥させて、790mg(1.963mmol;67%)の収量でtert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−カルボキシレートを得た。355mgのそれ(0.88mmol;1当量)を5mLのDCMに溶解させた。TFA(1.48g;13.0mmol;14.7当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物に、10mLの飽和NaHCO3−溶液を加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。白色の固体が現れた。混合物をDCMで希釈した。2NのHClを用いて、pHをpH4に調整した。相分離の後、水層をDCMで2回抽出した。組み合わされた有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。水層は、白色の固体を含有し、固体をろ過して取り出し、MeOH/DCMの混合物に溶解させ、蒸発させた。2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン(化合物Xa;R’=H、R’’=H)が、300mg(0.893mmol;90%)の収量で得られた。
化合物IIIの代わりにエチル2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[3,4−B]ピラジン−6(5H)−カルボキシレートを出発して、スキーム1にしたがって、化合物XIaを調製した。90mLのDMF中のエチル2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[3,4−B]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート(2.8g;11.6mmol;1当量)の溶液に、カリウム(4−ベンジルオキシフェニル)−トリフルオロボレート(4.03g;13.9mmol;1.2当量)およびNa2CO3(30.7g;29mmol;2.5当量)を撹拌しながら加えた。混合物をアルゴンで5分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.536g;0.46mmol;0.04当量)を加え、混合物を120℃で30分間加熱した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/水で抽出した。有機相を水で2回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製して、2.2g(5.65mmol;48.8%)の収量でエチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート(画分1)、および1.8g(4.62mmol;39.9%)の収量でエチル3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート(画分2)を得た。エチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート(1g;2.57mmol;1当量)を、エタノール(2.8g;51.4mmol;20当量)中のKOHの20%の溶液中で懸濁させた。混合物を90℃で1時間加熱した。次に、250mLの水および250mLのDCMを、反応混合物に加えた。相分離の後、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させて、870mgの粗収量で化合物XIaを得た。粗生成物をさらに精製せずに次の反応に使用した。
化合物IIIの代わりにエチル2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレートから出発して、スキーム2にしたがって、化合物XIbを調製した。エチル2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート(660mg;2.73mmol;1当量)および(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)ボロン酸(1.08g;4.10mmol;1.5当量)を4mLのDMFに溶解させた。炭酸ナトリウム(724mg;6.83mmol;2.5当量)を室温で加えた。混合物をアルゴンで20分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(158mg;0.137mmol;0.05当量)を加え、混合物を125℃で60分間加熱した。反応混合物を蒸発させ、残渣を、40mLの酢酸エチルおよび20mLの水で抽出した。有機相を10mLの水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH)によって精製して、829mg(1.956mmol;71.6%)の収量でエチル2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレートを得た。エチル2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート(710mg;1.68mmol;1当量)を、MeOH中のKOH(112;2.0mmol;1.19当量)の溶液中で懸濁させた。混合物を90℃で1時間加熱した。次に、250mLの水および250mLのDCMを、反応混合物に加えた。相分離の後、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させて、531mg(1.509mmol;90%)の収量で化合物XIbを得た。
化合物IIIの代わりにtert−ブチル3−クロロ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−カルボキシレートから出発して、スキーム1にしたがって、化合物XIIIaを調製した。12mLのDMF中のtert−ブチル3−クロロ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−カルボキシレート(637mg;2.36mmol;1当量)およびカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート(822mg;2.83mmol;1.2当量)の溶液に、水中10%の炭酸ナトリウム(626mg;5.9mmol;2.5当量)を加えた。溶液をアルゴンで3分間すすいだ。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(82mg;0.071mmol;0.03当量)を加え、混合物を120℃で30分間加熱した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/水で抽出した。有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣をDCMに溶解させ、Celite XTR(珪藻土)を加え、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製して、200mg(0.479mmol;20.28%)の収量でtert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−カルボキシレートを得た。tert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−カルボキシレート(200mg;0.48mmol;1当量)を10mLのDCMに溶解させた。TFA(546mg;4.79mmol;10当量)を室温で加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を蒸発させ、10mLの水を加え、飽和NaHCO3溶液を用いて、pHをpH9にした。混合物を20mLの酢酸エチルで2回抽出した。組み合わされた酢酸エチル相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、170mgの粗収量で化合物XIIIaを得た。粗生成物を精製せずに次の反応に使用した。
2−クロロ−5−フルオロ−6−((4−メトキシベンジル)オキシ)ニコチノニトリル(化合物XXVIII)
1LのTHF中の(4−メトキシフェニル)メタノール(182g;1317mmol;1当量)の溶液に、カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(162g;1440mmol;1.1当量)を−78℃で滴下して加えた。反応混合物を−10℃で30分間撹拌した。2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノニトリル(250g;1309mmol;1当量)を−78℃で滴下して加えた。TLCによって監視しながら、溶液を室温で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水層を酢酸エチル(3×800mL)で抽出した。溶液をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、213g(728mmol;55.6%)の収量で化合物XXVIIIを得た。
1Lの1,4−ジオキサンを含む100mLの水中の化合物XXVIII(220g;752mmol;1当量)、カリウムトリフルオロ(ビニル)ボレート(201g;1503mmol;2当量)、ビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)ジクロリド(10.6g;15mmol;0.02当量)およびフッ化セシウム(228g;1503mmol;2当量)の、窒素の不活性雰囲気で維持された溶液を、TLCによって監視しながら、80℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷まし、減圧下で濃縮した。800mLの水を加え、水層を酢酸エチル(3×800mL)で抽出した。溶液をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。溶液を、EA/PE=(1/100〜1/20)を用いたシリカゲルカラムに適用して、70g(246mmol;32.8%)の収量で化合物XXIXを得た。
化合物XXIX(70g;246mmol;1当量)を、メタノール(800mL)中の水(160mL)に溶解させた。反応の進行をLCMSによって監視しながら、溶液を80℃で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、次に、800mLのEA/PE(1/10)(約1v/v)を加え、溶液をろ過した。化合物XXXが、55g(140mmol;56.9%)の収量で得られた。
500mLのTHF中の化合物XXX(55g;140mmol;1当量)の溶液に、ボラン(7.76g;561mmol;4当量)を室温で加えた。反応の進行をTLCによって監視しながら、溶液を70℃で一晩撹拌した。MeOHを反応混合物に加え、次に、それを減圧下で濃縮した。溶液を、EA/PE(1/100〜1/5)を用いたシリカゲルカラムに適用して、40g(106mmol;75%)の収量で化合物XXXIを得た。
化合物XXXI(40g;106mmol;1当量)および三塩化ホスホリル(16.2g;106mmol;1当量)の溶液を100℃で一晩撹拌した。反応の進行をLCMSによって監視した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた高粘度の油を、砕いた氷の上に注いだ。固体Na2CO3を、pH>7になるまで撹拌しながら懸濁液に加えた。水層を酢酸エチル(3×500mL)で抽出し、溶液をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、30gの粗収量で化合物XXXIIを得た。粗生成物をさらに精製せずに次の反応に使用した。
500mLの1,2−ジクロロエタン中の化合物XXXII(30g;108mmol;1当量)の溶液に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(28g;325mmol;2当量)およびクロロ炭酸1−クロロエチル(46.5g;325mmol;3当量)を0℃で滴下して加えた。溶液を、0℃で10分間および還流状態で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、500mLのメタノールを加えた。反応の進行をLCMSによって監視しながら、溶液を室温で一晩撹拌した。次に、反応混合物を減圧下で濃縮し、2−クロロ−3−フルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(化合物XXXIII)を含有する生成物を、次の工程に直接使用した。次の工程において、反応の進行をLCMSによって監視しながら、500mLのメタノール中の化合物XXXIII(10g;53.6mmol;1当量)、2−((((tert−ブトキシカルボニル)オキシ)カルボニル)オキシ)−2−メチルプロパン−1−イリウム(23.3g;107mmol;2当量)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(20.8g;161mmol;3当量)の溶液を室温で一晩撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、EA/PE(1/100〜1/20)を用いたシリカゲルカラムに適用して、7.90g(27.6mmol;51.4%)の収量で化合物XXVを得た。
スキーム6にしたがって、化合物XXIaについて記載されるように、tert−ブチルアクリレートを用いて、化合物XXXIIIから出発して、この化合物を調製した。
化合物III(2g;7.41mmol;1当量)をTHFに溶解させ、室温で2分間、アルゴンで脱気した。ビス(トリフェニルホスフィン)Pd(II)ジクロリド(195mg;0.278mmol;0.05当量)およびベンジル亜鉛ブロミド(2.1g;8.9mmol;1.2当量)を加え、還流状態で1時間加熱した。混合物を室温に冷まし、80mLの水および80mLのEtOAcを加えた。混合物を撹拌し、清澄化フィルタ上でろ過した。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣を少量のDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/DCM 98:2)によって精製して、2.35g(7.22mmol;97%)の収量で生成物XXXVIIaを得た。TFAを用いて、化合物XXXVIIaを、化合物XXXVIIIaに転化して、903mg(4.01mmol;52.2%)の収量で生成物を得た。
ベンジル亜鉛ブロミドの代わりに、(2,6−ジフルオロベンジル)亜鉛ブロミドを用いて、化合物XXXVIIIaと同じ方法でこの化合物を調製した。
この化合物を、スキーム12にしたがって調製した。化合物III(4.05g;15mmol;1当量)をDMF(80ml)に溶解させ、撹拌しながら室温で、4−ホルミルフェニルボロン酸(2.70g;18.0mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(39.7g;37.5mmol;2.5当量)を加える。混合物をアルゴンで5分間脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(520mg;0.450mmol;0.03当量)を加える。混合物を120℃で1時間加熱する。混合物を蒸発させ、残渣を水およびDCMで抽出する。有機相を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させる。油性生成物をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 98:2)によって精製して、3.68gのtert−ブチル2−(4−ホルミルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(10.84mmol;72.3%)を得る。4−クロロ−2−フルオロベンジル亜鉛ブロミド(6.93g;24.00mmol;4当量)をTHF(5ml)に溶解させ、1.017g(24.00mmol;4当量)の塩化リチウムを撹拌しながら加える。混合物を室温で1時間撹拌する。5mlのTHF中の前の工程の生成物(2.036g;6mmol;1当量)の溶液を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を30mlの酢酸エチルで希釈し、30mlの水で抽出した。不溶の亜鉛塩を除去し、有機相が得られ、それをMgSO4上で乾燥させ、蒸発させる。油性残渣を20mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 98:2)によって精製して、2.15gのtert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−ヒドロキシエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(4.44mmol;74%)を得る。440mgのそれ(0.909mmol;1当量)をDCM(8ml)に溶解させ、撹拌しながら0℃で、三フッ化ジエチルアミノ硫黄(293mg;1.818mmol;2当量)を加える。混合物を室温でさらに2時間撹拌する。溶液をDCMで希釈し、50mlの飽和NaHCO3を加え、15分間撹拌する。相分離の後、有機相を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させる。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、81%(360mg;0.741mmol)の収率でtert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−フルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートを得る。
この化合物を、スキーム12にしたがって調製した。(4−クロロベンジル)亜鉛(II)ブロミドを調製するために、亜鉛粉末(0.850g;13mmol;1.3当量)を、予め加熱したフラスコ中で、6mlのDMA中で懸濁させ、撹拌しながら、アルゴン雰囲気下で、65℃で2mlのTHF中の1,2−ジブロモメタン(0.376g;2.00mmol;0.2当量)および1Mのクロロトリメチルシラン(0.217g;2.00mmol;0.2当量)の溶液に加えた。混合物を65℃で30分間撹拌する。4mlのDMA中の4−クロロベンジルブロミド(2.055g;10mmol;1当量)の溶液を、温度を65℃に維持しながら、15分間混合物に加えた。混合物を室温に冷まし、室温でさらに3時間撹拌した。溶液を次の工程に直接使用する。化合物XLIaを、スキーム12にしたがって調製した。化合物III(4.05g;15mmol;1当量)を80mlのDMFに溶解させた。4−ホルミルフェニルボロン酸(2.70g;18.00mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(39.7g;37.5mmol;2.5当量)溶液を室温で撹拌しながら加えた。混合物をアルゴンで5分間脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(520mg;0.450mmol;0.03当量)を加えた後、120℃で1時間撹拌する。混合物を蒸発させ、残渣を水およびDCMで抽出する。有機相を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣を15mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、3.5gのtert−ブチル2−(4−ホルミルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(10.31mmol;68.8%)を得た。(4−クロロベンジル)亜鉛(II)ブロミド(DMA中0.83M;2.7g;9.99mmol;4当量)を含有する溶液を、室温で10mlのTHFに溶解させた。塩化リチウム(424mg;9.99mmol;4当量)を、撹拌しながら、アルゴン雰囲気下で加えた後、室温で1時間撹拌した。10mlのTHF中のtert−ブチル2−(4−ホルミルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(848mg;2.499mmol;1当量)の溶液を、ゆっくりと加えた後、室温で一晩撹拌する。混合物を50mlの酢酸エチルで希釈し、50mlの水で抽出する。不溶の亜鉛塩を除去し、有機相をMgSO4上で乾燥させ、蒸発させる。半固体の残渣を15mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、85%の収率でtert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1−ヒドロキシエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートを得た。1.2gのtert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1−ヒドロキシエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(2.58mmol;1当量)をDMF(35ml)に溶解させ、メチルN−(トリエチルアンモニウムスルホニル)カルバメート(3.68g;15.45mmol;6当量)を撹拌しながら加えた。混合物を90℃で1時間加熱する。混合物を蒸発させ、残渣を200mlの水で抽出する。固体生成物を除去し、減圧下で、50℃で、P2O5上で乾燥させる。残渣を10mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、48.5%(560mg;1.250mmol)の収率で化合物XLIaを得る。
4−クロロベンジルブロミドの代わりに2−フルオロ−4−クロロベンジルブロミドから出発して、化合物XLIaについて記載されるように、この化合物を調製した。
4−ホルミルフェニルボロン酸の代わりに2−フルオロ−4−ホルミルフェニルボロン酸を用いて、化合物XLIaについて記載されるように、この化合物を調製した。
4−クロロベンジルブロミドの代わりにベンジルブロミドから出発して、および4−ホルミルフェニルボロン酸の代わりに2−フルオロ−4−ホルミルフェニルボロン酸を用いて、化合物XLIaについて記載されるように、この化合物を調製した。
4−クロロベンジルブロミドの代わりに3−クロロベンジルブロミドから出発して、および4−ホルミルフェニルボロン酸の代わりに2−フルオロ−4−ホルミルフェニルボロン酸を用いて、化合物XLIaについて記載されるように、この化合物を調製した。
この化合物を、スキーム12にしたがって調製した。4−クロロ−ベンジル亜鉛ブロミドの代わりに4−クロロ−2−ベンジル亜鉛ブロミドを用いて、化合物XLIaについて上述される、tert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1−ヒドロキシエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートと同じ方法で、tert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−ヒドロキシエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートを調製した。1.67gのそれ(3.45mmol;1当量)を、DCM(20ml)/DMSO(20ml)に溶解させた。2−ヨードキシ安息香酸(1.932g;6.90mmol;2当量)を撹拌しながら加え、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を、さらなる150DCMで希釈し、100mlの飽和NaHCO3溶液で抽出した。2つの相間の不溶の残渣を除去した。有機相を水で3回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣を10mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフ(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、1.29gのtert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アセチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(2.68mmol;78%)を得た。482mgのそれ(1.00mmol;1当量)をトルエン(10ml)に溶解させた。トルエン(443mg;2.00mmol;2当量)中50%のビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオリド(Deoxo-Fluor(登録商標))を、撹拌しながら、0℃に冷却しながら加えた。混合物を室温で5時間撹拌した後、60℃で2時間加熱し、室温で20時間さらに撹拌する。混合物を蒸発させ、残渣を10mlのDCMに溶解させた。三フッ化ジエチルアミノ硫黄(8.06g;50.0mmol;50当量)を室温で撹拌しながら加え、混合物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を10mlのDCMで希釈し、200mlの飽和NaHCO3溶液にゆっくりと滴下した後、30分間撹拌した。50mlのDCMを加え、有機相が得られ、それを水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣を2mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフ(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、39.7%(200mg;0.397mmol)の収率で化合物XLaを得た。
1−(2−ヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(500mg;3.84mmol;1当量)をDCM(40ml)に溶解させた。6.22mlのMeOHおよびヘキサン(2.50ml)中の2Mの(トリメチルシリル)ジアゾメタン(570mg;4.99mmol;1.3当量)の溶液を加え、3時間撹拌した。2mlの氷酢酸を加え、過剰なジアゾメタンを除去する。混合物を50mlのDCMで希釈し、50mlの飽和NaHCO3溶液とともに20分間撹拌した。有機相が得られ、それを、30mlのDCMでさらに抽出した。その後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。得られたメチル1−(2−ヒドロキシエチル)シクロプロパンカルボキシレートのうち、300mg(2.081mmol;1当量)を、精製せずに次の工程に使用した。この材料をDMSO(40ml)に溶解させ、トリエチルアミン(842mg;8.32mmol;4当量)および三酸化硫黄ピリジン錯体(662mg;4.16mmol;2当量)を、撹拌しながら段階的に加えた。混合物を室温でさらに2時間撹拌した。混合物を、飽和NaHCO3溶液およびDCMで抽出し、その後、有機相を、飽和NaHCO3溶液で3回洗浄した。次に、有機相をMgSO4上で乾燥させ、蒸発させて、微量のDMSOを含有する500mgのメチル1−(2−オキソエチル)シクロプロパンカルボキシレートを得て、それを、さらに精製せずに、例えば、化合物335の調製に使用した。
鉱油中50%のNaH(1.209g;25.2mmol;2.1当量)を、冷却しながら、アルゴン雰囲気下で、50mlのEtOHに徐々に加えた。混合物を15分間撹拌し、3−(ベンジルオキシ)シクロブタンカルボキシイミドアミド塩酸塩(3.30g;12.6mmol;1.05当量)および10mlのEtOH中のtert−ブチル3−((ジメチルアミノ)メチレン)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(化合物XXIIIbについて記載されるように調製される;3.05g;12mmol;1当量)を徐々に加えた。混合物を5時間加熱し、その後、蒸発させた。残渣を80mlの水とともに撹拌し、30mlの1NのAcOHを用いてpH5〜6に調整し、EtOAcで2回抽出した。有機相が得られ、それを水で2回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣を10mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフ(40gのシリカゲル、n−ヘプタン/酢酸エチル)によって精製して、47.4%(2.25g;5.69mmol)の収率でtert−ブチル2−(3−(ベンジルオキシ)シクロブチル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートを得た。92%(1.55g;5.25mmol)の収率で、他の箇所に記載されるように、TFAを用いて、全生成物を、2−(3−(ベンジルオキシ)シクロブチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジンに転化した。
2−(4−クロロフェニル)酢酸(17g;100mmol;1当量)を、3時間にわたってSOCl2(14.55ml;23.71g;199mmol;2当量)とともに加熱し、次に、SOCl2の残りを、減圧下で蒸発させた。この混合物を、0℃でブロモベンゼン(94g;598mmol;6当量)と三塩化アルミニウム(19.93g;149mmol;1.5当量)との混合物に加えた。反応混合物を室温で0.75時間撹拌した。反応混合物を、氷/濃塩酸[(300mL)]に注ぎ、1時間撹拌してから、クロロホルム(3×200ml)で抽出した。有機層をNaOH(2×200ml)および水(2×200ml)で洗浄し、次に、Na2S04上で乾燥させた。クロロホルムおよび残っているブロモベンゼンを減圧下で除去した。残渣をシリカゲルカラムに適用し、酢酸エチル/ヘキサン(1/20)で溶離して、1−(4−ブロモフェニル)−2−(4−クロロフェニル)エタノン(22g、71.1mmol;71.3%)を無色の固体として得た。乾燥DCM(200ml)中の1−(4−ブロモフェニル)−2−(4−クロロフェニル)エタノン(20g;64.6mmol;1当量)の溶液に、0℃でエタン−1,2−ジチオール(7.30g;78mmol;1.2当量)およびBF3.OEt2(4.09ml;4.58g;32.3mmol;0.5当量)を加えた。得られた反応混合物を室温で96時間撹拌する。反応の完了の後、混合物を10MのNaOHで中和し、DCM(3×150ml)で抽出する。組み合わされた有機層を水(300mL、飽和NaCl(300ml)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗生成物を得て、それを、カラムクロマトグラフ(シリカゲル、5%のEA/PE)によって精製して、2−(4−ブロモフェニル)−2−(4−クロロベンジル)−1,3−ジチオラン(25g;64.8mmol;100%の収率)を無色油として得る。乾燥DCM(200ml)中のN−ヨードスクシンイミド(29.2g;130mmol;2当量)の溶液に、−78℃でHF−ピリジン(32.1g;324mmol;5当量)を加えた後、同じ温度で乾燥DCM(100ml)中の2−(4−ブロモフェニル)−2−(4−クロロベンジル)−1,3−ジチオラン(25g;64.8mmol;1当量)を加えた。反応混合物を−78℃で1.5時間撹拌し、次に、1時間の期間にわたって室温に温めた。反応の完了の後、混合物を飽和NaHCO3で中和し、水層をDCM(3*200ml)で抽出し、有機層を、20%のHCl(500mL)、水(500mL)、飽和NaCl(500ml)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、1−ブロモ−4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)ベンゼン(9.1g;27.4mmol;42.3%の収率)を白色の固体として得る。ジオキサン(30ml)中の1−ブロモ−4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)ベンゼン(4.0g;12.06mmol;1当量)の溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(4.60g;18.10mmol;1.5当量)、酢酸カリウム(2.368g;24.13mmol;2当量)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.197g;0.241mmol;0.02当量)を加えた。反応混合物を100℃で一晩撹拌してから、室温に冷まし、ろ過した。次に、ろ液を濃縮乾固させ、残渣を酢酸エチルに取り込み、NaClで洗浄し、Na2S04上で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を用いたシリカゲルカラムに適用して、2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(3.2g;8.45mmol;70.1%の収率)を白色の固体として得た。
30のMeOH中の4−ブロモベンズアルデヒド(5g;27.0mmol;1当量)の溶液に、4−メチルベンゼンスルホノヒドラジド(5.54g;29.7mmol;1.1当量)を室温で加えた。混合物を室温で1時間撹拌した後、0℃に冷却した。沈殿物をろ過によって収集し、冷却されたMeOH(10ml)で2回洗浄した。固体残渣をオーブン中で乾燥させて、(Z)−N’−(4−ブロモベンジリデン)−4−メチルベンゼンスルホノヒドラジド(9g;23.7mmol;88%)を得た。6gのそれ(16.99mmol;1当量)を、K2CO3(3.52g;25.5mmol;1.5当量)および1−クロロ−4−ビニルベンゼン(4.24g;30.6mmol;1.8当量)とともに12mlの1,4−ジオキサンに溶解させた。混合物を110℃で6時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフによって精製して、3gの1−ブロモ−4−(2−(4−クロロフェニル)シクロプロピル)ベンゼン(8.78mmol;51.7%)を得た。4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.468g;9.72mmol;1.15当量)、1−ブロモ−4−(2−(4−クロロフェニル)シクロプロピル)ベンゼン(2.6g;8.45mmol;1当量)、酢酸カリウム(2.074g;21.13mmol;2.5当量)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.690g;0.845mmol;0.1当量)を5mlのジオキサンに溶解させた。反応混合物を80℃で15時間撹拌してから、室温に冷まし、ろ過した。残渣を水および酢酸エチルで抽出した。水相を、酢酸エチルで1回洗浄した。組み合わされた有機相を飽和NaClで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣を、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル8:1)によって精製して、2.61gの2−(4−(2−(4−クロロフェニル)シクロプロピル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.63mmol;78%)を得た。
1−((2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボン酸(化合物1)
この化合物を、スキーム2にしたがって調製した。化合物XXc(105mg;0.37mmol;1当量)および(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)ボロン酸(R’=3Cl、R’’=Hである化合物VI;147mg;0.56mmol;1.5当量)を4mLのDMFに溶解させた。Na2CO3(988mg;0.93mmol;2.5当量)を室温で加え、溶液をアルゴンですすいだ(20分間)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(21.53mg;0.019mmol;0.05当量)を加え、混合物を加熱し、125℃で60分間撹拌して、黒色の懸濁液を得た。反応混合物を蒸発させ、水(20mL)および酢酸エチル(30mL)を残渣に加えた。相分離の後、有機層を10mLの水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、一晩蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、98:2のDCM:MeOH)によって精製して、95mg(0.205mmol;54.9%)の収量でメチル1−((2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートを得た。この化合物をMeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。NaOH(120mg;3.0mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、5mLの水を加え、pH1になるまで2NのHClを加えた。溶液を50mLの酢酸エチルで2回抽出した。組み合わされた有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、化合物1(12mg;0.025mmol;12.3%)を得る。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.59(s,1H)、8.31(d,J=8.8Hz、2H)、7.56(s,1H)、7.52−7.36(m,3H)、7.14(d,J=8.8Hz、2H)、5.21(s,2H)、3.78(s,2H)、2.97(dp,J=9.2、5.1、4.1Hz、4H)、2.83(s,2H)、1.23(s,1H)、1.14(q,J=3.7Hz、2H)、0.85(q,J=3.8Hz、2H).M+H+450.25
(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)ボロン酸の代わりに(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)ボロン酸(R’=3Cl、R’’=Hである化合物VI)を使用したことを除いて、化合物1について記載されるのと同じ方法で、化合物XXcから化合物215を調製した。計算質量(C25H24ClN3O3):449.15g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.65(s,1H)、8.37(d,J=8.6Hz、2H)、7.62−7.49(m,4H)、7.19(d,J=8.7Hz、2H)、5.25(s,2H)、3.84(s,2H)、3.03(dp,J=9.1、5.0、4.0Hz、4H)、2.89(s,2H)、1.20(q,J=3.8Hz、2H)、0.91(q,J=3.9Hz、2H).M+H+450.2
NaOHを用いて、メチル2−(3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブチル)アセテート(R’=H、R*=シクロブチルアセテート、R’’’=3−Clである化合物XXIVe)から化合物3を調製した。化合物XXIVe(R’=H、R*=シクロブチルアセテート、R’’’=3−Cl;75mg;0.157mmol)をMeOH(2mL)およびTHF(2mL)に溶解させて、黄色の溶液を得た。NaOH(0.4mL;0.800mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣を水に溶解させた。0.5mLの2NのHClを滴下して加えた(1〜2のpH値)。固体をろ過し、0.5mLの水で1回洗浄し、40℃で、減圧下で乾燥させて、65mg(0.130mmol;83%)の収量で生成物を得た。計算質量(C26H26ClN3O3)463.17g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.20(s,1H)、11.25(d,J=35.5Hz、1H)、8.72(d,J=2.4Hz、1H)、8.37−8.30(m,2H)、7.56(dt,J=2.0,1.0Hz、1H)、7.48−7.39(m,3H)、7.21−7.14(m,2H)、5.22(s,2H)、4.63−4.54(m,1H)、4.21−4.11(m,1H)、3.76(q,J=8.2Hz、1H)、3.67(s,1H)、3.16(d,J=15.6Hz、1H)、2.58(dd,J=16.7、8.7Hz、1H)、2.43(d,J=7.5Hz、2H)、2.33(dh,J=15.1、8.0Hz、1H)、2.11(h,J=8.9Hz、2H).M+H+464
化合物XXIVeの代わりに化合物XXIVfを用いた2−(3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブチル)酢酸(化合物2)。計算質量(C26H26ClN3O3)463.17g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ 12.19(s,1H)、8.71(d,J=2.6Hz、1H)、8.42−8.17(m,2H)、7.62−7.42(m,4H)、7.29−7.05(m,2H)、5.20(s,2H)、4.58(s,1H)、3.67(s,1H)、3.16(d,J=14.6Hz、1H)、2.12(d,J=9.1Hz、1H).M+H+464
化合物XVIIg(R’=H、R’’=H、R*=エチル2−メチルプロパノエート;50mg;0.116mmol)をTHFに溶解させた。1NのLiOH(600μL)を室温で撹拌しながら加えた。反応混合物を1NのHCl(600μL)で中和し、その後、蒸発させた。得られた黄色の油を、ガラス撹拌棒を用いて結晶化させ、水で洗浄し、P2O5上で蒸発させた。化合物6が、39mg(0.097mmol;83%)の収量で得られた。計算質量(C24H25N3O3):403.47g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.38(d,J=10.7Hz、1H)、8.71(s,1H)、8.32−8.35(m,2H)、7.48(d,J=7.2Hz、2H)、7.42(t,J=7.5Hz、2H)、7.34−7.37(m,1H)、7.15−7.18(m,2H)、5.20(s,2H)、4.66(br.s.,1H)、4.42(br.s.,1H)、3.57(s,1H)、3.30(br.s.,2H)、3.22(br.s.,1H)、3.18(br.s.,1H)、3.07−3.11(m,1H)、1.27(d,J=7.2Hz、2H)、1.22−1.30(m,1H).M+H=404
化合物XVIIgの代わりに化合物XVIIhを使用したことを除いて、化合物6について記載されるのと同じ方法で、化合物7を調製した。計算質量:(C24H23Cl2N3O3):472.36g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.97(br.s.,1H)、10.35(br.s.,1H)、8.72(s,1H)、8.35−8.39(m,2H)、7.58−7.62(m,2H)、7.49−7.52(m,1H)、7.30−7.32(m,1H)、7.18−7.25(m,2H)、5.32(s,2H)、4.66(br.s.,1H)、4.49(s,1H)、4.43(br.s.,1H)、3.84(br.s.,1H)、3.70−3.73(m,1H)、3.63−3.69(m,1H)、3.54−3.62(m,4H、3.29(br.s.,2H)、3.06−3.12(m,1H)、1.35(s,1H)、1.27(d,J=7.0Hz、3H).M+H=472/474/476
化合物XVIIi(30mg;0.069mmol)をTHF(2mL)に溶解させた。水酸化ナトリウム(0.5mL;1.000mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。500μLの2NのHClを反応混合物に加え、その後、それを蒸発させた。残渣を、少量のMeOHとともに水/DCMに溶解させた。相分離の後、水相をDCMで1回抽出し、組み合わされた有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、濃縮した。生成物を珪藻土に吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜20%のMeOH)によって精製した。化合物8が、14mg(0.033mmol;48.2%)の収量で得られた。計算質量(C24H24FN3O3):421.464g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.55(s,1H)、8.31(d,J=8.9Hz、2H)、7.46(td,J=8.0、6.0Hz、1H)、7.36−7.28(m,2H)、7.22−7.16(m,1H)、7.15−7.11(m,2H)、5.21(s,2H)、3.65(q,J=15.3Hz、2H)、2.99−2.84(m,3H)、1.09(d,J=6.6Hz、3H).M+H+422
化合物XXIVa(76mg;0.156mmol;1当量)を、MeOH(2mL)およびTHF(2mL)に溶解させて、黄色の溶液を得た。NaOH(1mL;2mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣を水に溶解させた。0.5mLの2NのHClを滴下して加えた(1〜2のpH値)。固体をろ過し、0.5mLの水で1回洗浄し、40℃で、減圧下で乾燥させて、75mg(0.115mmol;73.7%)の収量で生成物を得た。計算質量(C24H23Cl2N3O3)471.11g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.70(s,1H)、8.38−8.29(m,2H)、7.76(d,J=2.0Hz、1H)、7.69(d,J=8.2Hz、1H)、7.48(dd,J=8.3、2.0Hz、1H)、7.24−7.08(m,2H)、5.22(s,2H)、3.22(s,3H)、3.04(s,1H)、1.23(d,J=7.1Hz、3H).M+H+472
化合物XXIVaの代わりに化合物XXIViからの3−(2−(4−((3,5−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸(化合物9)。計算質量(C24H23F2N3O3):439.17g/mol。1H NMR(600MHz、クロロホルム−d)δ8.48(s,1H)、8.46−8.27(m,1H)、7.10−7.02(m,1H)、7.02−6.92(m,2H)、6.83−6.74(m,0H)、5.13(d,J=10.0Hz、2H)、1.26(d,J=6.4Hz、5H).M+H+440
化合物19および20は、化合物17の純粋な鏡像異性体である。
2つのピークが、Phenomenex LUXアミロース−2カラム(250×4.6mm、5μm)(tR[分]=4.3、4.8)において分離された。移動相は、50%のCO2および50%の調整剤からなっていた。調整剤として、0.1%のジエチルアミンを加えたMeOHを使用した。
2つのピークが、Phenomenex LUXアミロース−2カラム(250×21.2mm、5μm)(tR[分]=4.8、5.5)において分離された。移動相は、60%のCO2および40%の調整剤からなっていた。調整剤として、0.2%のアンモニア水溶液を加えたMeOHを使用した。
化合物XVIId(R’=H、R’’=H;55mg;0.123mmol)を、THF(1.5mL)およびMeOH(1.5mL)に溶解させた。1NのNaOH(0.5mL)を加え、反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を1.5mLの1NのHClで中和し、その後、蒸発させた。残渣を水で洗浄し、40℃で、P2O5上で蒸発させた。残渣を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM中5%のMeOH)によって精製した。化合物21が、32mg(0.077mmol;62.1%)の収量で得られた。計算質量:(C25H27N3O3):417.50g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=8.55(s,1H)、8.29−8.32(m,2H)、7.48(d,J=7.3Hz、2H)、7.41(t,J=7.5Hz、2H)、7.33−7.37(m,1H)、7.11−7.15(m,2H)、5.18(s,2H)、3.56−3.62(m,2H)、3.41−3.48(m,1H)、2.88−2.95(m,2H)、2.82(dt,J=11.6、5.7Hz、1H)、2.74(dt,J=11.8、5.9Hz、1H)、2.31−2.39(m,3H)、2.20(dq,J=13.9、7.0Hz、1H)、2.02(dd,J=15.3、7.6Hz、1H)、0.93(d,J=6.6Hz、3H).M+H=418
化合物XVIIdの代わりに中間体エチル4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを用いた4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物23)。計算質量:(C25H26ClN3O3):451.94g/mol。計算質量:(C25H26ClN3O3):451.945g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ8.56(s,1H)、8.34−8.26(m,2H)、7.54−7.43(m,5H)、7.16−7.08(m,2H)、5.18(s,2H)、3.62(s,2H)、2.92(s,2H)、2.81(d,J=36.7Hz、2H)、2.37(dd,J=15.3、5.7Hz、2H)、2.26−2.15(m,1H)、2.03(dd,J=15.3、7.6Hz、1H)、0.93(d,J=6.4Hz、3H).M+H=452/454
化合物212および213は、化合物23の純粋な鏡像異性体である。ラセミ体6−(3−カルボキシ−2−メチルプロピル)−2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イウムクロリド(12mg、0.0246mmol)を、「分取SFC」方法を用いて、SFCによって、その純粋な鏡像異性体へと分離した。2つのピークが、SFCカラムのためにDaicel Chiralpak(登録商標)IA(250×20mm、5μm、流量30mL/分)(tR[分]=4.5、5.7)において分離された。移動相は、50%のCO2および50%の調整剤からなっていた。調整剤として、99.8%のMeOHと0.2%の濃縮アンモニア水(25%)との混合物(体積基準)を使用した。(+)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物212)、鏡像異性体1(3.7mg、0.0082mmol、ピーク1)および(−)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物213)、鏡像異性体2(3.0mg、0.0066mmol、ピーク2)が得られた。
=+16.8°(c=1、THF);計算質量:(C25H26ClN3O3):451.945g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.12(s,1H)、8.55(s,1H)、8.34−8.27(m,2H)、7.54−7.44(m,4H)、7.16−7.09(m,2H)、5.18(s,2H)、3.59(s,2H)、2.97−2.86(m,2H)、2.82(dt,J=11.5、5.7Hz、1H)、2.74(dt,J=11.8、6.0Hz、1H)、2.40−2.30(m,3H)、2.20(dq,J=14.1、7.0Hz、1H)、2.02(dd,J=15.3、7.6Hz、1H)、0.93(d,J=6.6Hz、3H).M+H=452/454
=−16.0°(c=1、THF)。計算質量:(C25H26ClN3O3):451.945g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.13(s,1H)、8.55(s,1H)、8.34−8.27(m,2H)、7.54−7.44(m,4H)、7.16−7.09(m,2H)、5.18(s,2H)、3.59(s,2H)、2.91(d,J=12.5Hz、1H)、2.91(s,1H)、2.82(dt,J=11.5、5.8Hz、1H)、2.74(dt,J=11.7、6.0Hz、1H)、2.40−2.30(m,3H)、2.20(dq,J=14.0、7.0Hz、1H)、2.10−1.98(m,1H)、0.93(d,J=6.5Hz、3H).M+H=452/454
スキーム2において、化合物VIとして4−(3−クロロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸を用いて、パラジウム媒介反応において、化合物XXgから出発して、化合物22を調製した。化合物XXg(200mg;0.672mmol;1当量)および4−(3−クロロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸(176mg;0.672mmol;1当量)をDMF(5mL)に溶解させて、黄色の溶液を得た。炭酸ナトリウム(1.10g;1.038mmol;1.5当量)を加えた。混合物をアルゴンで30分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(40mg;0.035mmol;0.05当量)を加えた。反応物を120℃で30分間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で1回、および塩水で1回洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜15%のMeOH)を用いて精製して、100mg(0.208mmol;31.0%)の収量でエチル4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを得た。エチル4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(100mg;0.208mmol;1当量))を、MeOH(2ml)およびTHF(2ml)に溶解させて、黄色の溶液を得た。NaOH(41.7mg;1.042mmol;5当量)を加え、混合物を一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をH2Oに溶解させ、pH7になるまで2NのHClで中和した。水層をDCMで3回抽出した。組み合わされた有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をCelite XTRに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜25%のMeOH)によって精製した。化合物22が、80mg(0.177mmol;85%)の収量で得られた。計算質量(C25H26ClN3O3)451.17g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.12(s,1H)、8.55(s,1H)、8.34−8.27(m,2H)、7.55(t,J=1.4Hz、1H)、7.48−7.38(m,3H)、7.17−7.10(m,2H)、5.20(s,2H)、3.60(s,2H)、2.92(d,J=12.4Hz、1H)、2.92(s,1H)、2.83(dt,J=11.5,5.8Hz、1H)、2.74(dt,J=11.7、5.9Hz、1H)、2.40−2.30(m,3H)、2.20(dq,J=14.0、7.1Hz、1H),2.02(dd,J=15.4、7.6Hz、1H)、0.93(d,J=6.6Hz、3H).M+H+452
4−(3−クロロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸の代わりに4−(4−フルオロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸を用いた4−(2−(4−((4−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物225)。計算質量(C25H26ClN3O3)435.491g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ 12.38(s,1H)、8.72(s,1H)、8.37−8.30(m,2H)、7.60−7.50(m,2H)、7.29−7.20(m,3H)、7.19−7.12(m,2H)、5.18(s,2H)、3.80(s,3H)、3.21(s,3H)、3.12(s,1H)、2.28−2.20(m,1H)、1.04(dd,J=14.9、6.4Hz、3H).M+H+436
スキーム2に示されるように、化合物VIの代わりに4−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて、パラジウム媒介反応において、化合物XXbから出発して、化合物34を調製した。化合物XXb(500mg;1.955mmol;1当量)、炭酸ナトリウム(5.1g;4.89mmol;2.5当量)および4−ヒドロキシフェニルボロン酸(270mg;1.955mmol;1当量)を、DMF(5mL)に溶解させて、褐色の溶液を得た。溶液をアルゴンで10分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(113mg;0.098mmol;0.05当量)を加え、反応混合物を120℃で60分間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回、飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。褐色の油を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、160mg(0.511mmol;26.1%)の収量でエチル2−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)アセテートを得た。エチル2−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)アセテート(70mg;0.223mmol;1当量)をDMF(3mL)に溶解させて、黄色の溶液を得た。炭酸セシウム(80mg;0.246mmol;1.1当量)および2,6−ジクロロベンジルブロミド(53.6mg;0.223mmol;1当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回洗浄した。相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、54mg(0.118mmol;52.7%)の収量でメチル2−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)アセテートを得た。メチル2−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)アセテート(54mg;0.118mmol;1当量)を、MeOH(2mL)およびTHF(2mL)に溶解させて、黄色の溶液を得た。NaOH(0.25mL;0.500mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣を水中で懸濁させた。0.5mLの2NのHClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、沈殿物をろ過し、水で1回洗浄し、減圧下で乾燥させて、25mg(0.052mmol;44.1%)の収量で化合物34を得た。計算質量(C22H19Cl2N3O3)443.08g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.61(s,1H)、8.39−8.29(m,2H)、7.65−7.55(m,2H)、7.56−7.44(m,1H)、7.31−7.12(m,2H)、5.31(s,2H)、3.05−2.92(m,3H).M+H+444
2,6−ジクロロベンジルブロミドの代わりに中間体ベンジルブロミドを用いた2−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸(化合物25)。計算質量(C22H21N3O3)375.42g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.50(s,1H)、8.38−8.23(m,2H)、7.56−7.44(m,2H)、7.41(t,J=7.6Hz、2H)、7.39−7.29(m,1H)、7.22−7.04(m,2H)、5.18(s,2H)、2.87(q,J=3.4Hz、4H).M+H+376
化合物XVIIc(R’=H、R’’=H;86mg;0.199mmol)を、THF(2.5mL)およびMeOH(2.5mL)に溶解させた。1Nの水酸化ナトリウム(2mL)を加え、反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を2mLの1NのHClで中和し、その後、蒸発させた。残渣を水で洗浄し、40℃で、P2O5上で蒸発させた。化合物36が、65mg(0.161mmol;81%)の収量で得られた。計算質量:(C24H25N3O3):403.47g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.92(br.s.,1H)、8.70(s,1H)、8.32−8.35(m,2H)、7.47−7.50(m,2H)、7.40−7.43(m,2H)、7.34−7.37(m,1H)、7.15−7.18(m,2H)、5.20(s,2H)、4.50(br.s.,2H)、3.92(br.s.,1H)、3.83(br.s.,1H)、3.77(br.s.,1H)、3.52−3.60(m,1H)、3.17(d,J=6.6Hz、1H)、3.10−3.16(m,1H)、2.68(d,J=10.9Hz、1H)、1.41(d,J=6.6Hz、3H).M+H=404
化合物XVIIcの代わりにエチル3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエートを用いた3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸(化合物41)。計算質量:(C24H24FN3O3):421.46g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=11.17(br.s.,1H)、8.70(s,1H)、8.33−8.36(m,2H)、7.44−7.48(m,1H)、7.34(s,1H)、7.31−7.33(m,1H)、7.15−7.21(m,3H)、5.23(s,2H)、4.47−4.55(m,2H)、4.09(br.s.,1H)、4.02(br.s.,1H)、3.58−3.62(m,1H)、3.57(s,1H)、3.47−3.54(m,1H)、3.47−3.54(m,1H)、3.41−3.45(m,1H)、2.66−2.74(m,1H)、2.64(br.s.,1H)、1.42(d,J=6.2Hz、3H).M+H=422
スキーム2に示されるように、化合物VIの代わりに4−イソプロポキシフェニルボロン酸を用いて、パラジウム媒介反応において、化合物IIIから出発して、化合物46を調製した。化合物III(500mg;1.854mmol;1当量)および4−イソプロポキシフェニルボロン酸(334mg;1.854mmol;1当量)を12mLのDMFに溶解させた。炭酸ナトリウム(491mg;4.63mmol;2.5当量)を室温で加え、混合物をアルゴンで20分間すすいだ。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(107mg;0.098mmol;0.05当量)を加え、反応混合物を125℃で35分間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、水(40mL)および酢酸エチル(60mL)を残渣に加えた。相分離の後、酢酸エチル層を30mLの水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、一晩蒸発させて、tert−ブチル2−(4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートを得た。tert−ブチル2−(4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(915mg;2.48mmol;1当量)を15mLのDCMに溶解させた。TFA(1.7g;14.86mmol;6当量)を室温で加えた。混合物を室温で5時間撹拌し、その後、蒸発させた。30mLの飽和NaCl溶液を加え、飽和NaHCO3溶液を用いて、混合物のpHをpH9に調整した。水相のpHを調べながら、混合物を50mLのDCMで2回抽出した。組み合わされた有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、2−(4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジンを得た。35mLのMeOH中の2−(4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(100mg;0.371mmol;1当量)の溶液に、水素化ナトリウム(40.1mg;1.0mmol;2.7当量)を加え、その後、温度がわずかに上昇した。4−ブロモブタン酸エチル(145mg;0.743mmol;2当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、50mLの酢酸エチルに溶解させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液で2回洗浄した。酢酸エチル相をMgSOHで乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、6−(3−カルボキシプロピル)−2−(4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イウムクロリドとして化合物46を得た。計算質量(C20H25N3O3):355.19g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ10.81(s,1H)、8.71(s,1H)、8.44−8.17(m,2H)、7.16−6.92(m,2H)、4.73(h,J=6.1Hz、1H)、4.70−4.60(m,1H)、4.35(dd,J=16.0、6.9Hz、1H)、3.31−3.23(m,1H)、3.21−3.12(m,1H)、2.47−2.35(m,3H)、2.08−1.95(m,2H)、1.31(d,J=6.0Hz、6H)、0.80(dt,J=8.0、2.9Hz、1H)、0.77(dt,J=4.6、2.9Hz、1H).M+H+356.3
2−(3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジンを用いた4−(2−(3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸(化合物47)。4−イソプロポキシフェニル)ボロン酸の代わりに3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)ボロン酸から出発したことを除いて、化合物46の調製に使用される2−(4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジンと同じ方法で、この化合物を調製した。計算質量(C20H24ClN3O3):389.15g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.34(s,1H)、10.70(s,1H)、8.74(s,1H)、8.36(d,J=2.2Hz、1H)、8.33−8.26(m,1H)、7.33(d,J=8.9Hz、1H)、4.80(hept,J=6.1Hz、1H)、4.36(s,1H)、3.81(s,1H)、3.51(s,2H)、3.25(s,4H)、2.40(t,J=7.3Hz、2H)、2.00(p,J=7.5Hz、2H)、1.34(d,J=6.0Hz、6H).M+H+390.1
エチル4−(2−((2,5−ジフルオロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート
この化合物を、スキーム10にしたがって化合物XXfから調製した。DMF(2mL)中の2−エチニル−1,4−ジフルオロベンゼン(48.7mg;0.352mmol;1当量)およびエチル4−(2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート(100mg;0.352mmol;1当量)の溶液に、トリエチルアミン(72.6mg;0.717mmol;2当量)、ヨウ化銅(I)(7mg;0.037mmol;0.1当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)Pd(II)ジクロリド(25mg;0.036mmol;0.1当量)を加えた。混合物を110℃で10分間撹拌した。生成物をLC/MSによって調べた。反応混合物を蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、飽和NH4Cl−溶液で2回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜15%のMeOH)によって精製した。生成物が、78mg(0.202mmol;57.4%)の収量で得られた。粗製の油生成物を次の工程に直接使用した。
エチル4−(2−((2,5−ジフルオロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート(78mg;0.202mmol;当量)を、MeOH(1mL)およびTHF(1mL)に溶解させた。2NのNaOH(40mg;1.0mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。2NのHClを用いて、pHをpH1にした。残渣を蒸発させ、水で洗浄し、減圧下で、40℃で一晩乾燥させた。2mLの酢酸エチルを加え、混合物を室温で20分間撹拌した。残渣を蒸発させ、減圧下で、40℃で一晩乾燥させて、7.8mg(0.022mmol;10.8%)の収量で化合物49を得た。計算質量(C19H17F2N3O2)357.354g/mol。1H NMR(DMSO−d6,500MHz):d=8.76(s,1H)、7.67−7.70(m,1H)、7.48(td,J=6.4、1.8Hz、2H)、3.63(br.s.,3H)、3.27(br.s.,2H)、3.19−3.24(m,2H)、2.39(t,J=7.2Hz、2H)、1.94−1.98(m,2H).M+H+358
2−エチニル−1,4−ジフルオロベンゼンの代わりにエチニルベンゼンを用いた4−(2−(フェニルエチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸(化合物48)。計算質量(C19H19N3O2)321.373g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ8.70(s,2H)、7.71−7.63(m,3H)、7.50(d,J=7.9Hz、3H)、3.16(d,J=7.2Hz、3H)、2.37(s,2H)、1.93(s,4H).M+H+322
エチル4−(2−ベンジル−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート
この化合物を、スキーム5にしたがって化合物XXXVIIIaから調製した。化合物XXXVIIIa(278mg;1.234;1当量)を8mLのDMFに溶解させた。撹拌しながら、アルゴン雰囲気下で、NaH(油中50%;118mg;2.47mmol;2当量)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。4−ブロモ酪酸エチル(722mg;3.7mmol;3当量)を加え、混合物を、撹拌しながら60℃で2時間加熱した。溶液を冷却し、0.5mLの水を加え、混合物を蒸発させた。残渣をDCMおよび水で抽出し、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 95:)によって精製した。精製された生成物を蒸発させて、209mg(0.616mmol;49.9%)の収量で生成物を得た。
エチル4−(2−ベンジル−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート(209mg;0.62mmol;1当量)を、THF(6mL)およびMeOH(6mL)に溶解させた。室温で撹拌しながら、NaOH(240mg;6mmol;9.7当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を6mLの1NのHClで中和し、THFおよびMeOHを蒸発させた。次に、溶液を凍結乾燥させ、残渣を、3mLのMeOHおよび320μLのTHF中で懸濁させた。DCMおよびMeOHを加え、残渣を得た。溶液を1NのNaOHで中和し、蒸発させ、MgSO4で乾燥させ、ろ過した。残渣を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 95:5)によって精製した。精製された生成物を、ジエチルエーテルとともに撹拌し、蒸発させて、33mg(0.106mmol;17.2%)の収量で生成物を得た。計算質量:(C18H21N3O2):311.38g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.08(s,1H)、8.43(s,1H)、7.27(d,J=4.4Hz、4H)、7.19(h,J=4.1Hz、1H)、4.11(s,2H)、3.53(s,2H)、2.82(t,J=5.9Hz、2H)、2.72(t,J=5.9Hz、2H)、2.48(t,J=7.1Hz、2H)、2.25(t,J=7.2Hz、2H)、1.73(p,J=7.2Hz、2H).M+H=312
XXXVIIIaの代わりに化合物XXXVIIIbから出発する4−(2−(2,6−ジフルオロベンジル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸(化合物51)。計算質量:(C18H19F2N3O2):347.36g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.05(s,1H)、8.38(s,1H)、7.36(tt,J=8.4、6.6Hz、1H)、7.13−7.03(m,2H)、4.20(s,2H)、3.52(s,2H)、2.79(t,J=5.9Hz、2H)、2.72(t,J=5.9Hz、2H)、2.48(t,J=7.0Hz、2H)、2.26(t,J=7.2Hz、2H)、1.73(p,J=7.2Hz、2H).M+H=348
化合物52を、スキーム3に記載されるように、化合物Icから調製した。化合物Ic(50mg;0.15mmol)を3mLの1,2ジクロロエタンに溶解させた。3−オキソシクロブタンカルボン酸(34mg;0.30mmol)を室温で撹拌しながら加える。撹拌を5分間続けて、白色の懸濁液を得た。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(63.2mg;0.30mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。10mLの水を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。1,2ジクロロエタンを蒸発させて、白色の固体残渣を得た。これを水で洗浄し、減圧下で、40℃で一晩乾燥させた。残渣をn−ペンタンと混合し、白色の結晶を得て、それを乾燥させて、57mg(0.131mmol;88%)の収量で化合物52を得た。計算質量:(C25H24FN3O3):433.48g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.53−12.61(m,1H)、11.45(br.s.,1H)、10.97(br.s.,1H)、8.72(br.s.,1H)、8.34(d,J=8.7Hz、2H)、7.44−7.48(m,1H)、7.30−7.34(m,2H)、7.17(d,J=8.8Hz、2H)、7.15−7.21(m,1H)、5.23(s,2H)、4.61(d,J=14.9Hz、1H)、4.21−4.25(m,1H)、4.20(br.s.,1H)、4.04(d,J=7.7Hz、1H)、3.82(br.s.,1H)、3.69(d,J=18.1Hz、1H)、3.17(d,J=13.2Hz、1H)、3.04−3.09(m,1H)、2.88−2.92(m,1H)、2.73(d,J=8.8Hz、1H)、2.62(dt,J=3.6、1.8Hz、1H).M+H=434
メチル3−(2−(2,6−ジフルオロベンジル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレートを、スキーム5にしたがって、化合物XXXVIIIbから調製した。化合物XXXVIIIb(200mg;0.53mmol;1当量)を5mLのTHFに溶解させた。メチル3−オキソシクロブタンカルボキシレート(205mg;1.60mmo;3当量)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(248mg;1.17mmol;2.2当量)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。20mLの水を加え、室温で15分間撹拌した。混合物をDCMで2回抽出し、組み合わされた有機相を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 95:5)によって精製して、158mg(0.423mmol;79%)の収量でメチル3−(2−(2,6−ジフルオロベンジル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレートを得た。158mgのそれ(0.42mmol;1当量)を、4mLのMeOHとともに4mLのTHFに溶解させた。撹拌しながら、4.5mLの1NのNaOHを加え、混合物を室温で20時間撹拌した。溶液を4.5mLの1NのHClで中和し、THFおよびMeOHがなくなるまで蒸発させた。得られた溶液を凍結乾燥させ、残渣を、30mLのDCM/MeOH 2:1とともに撹拌した。不溶の残渣が得られ、溶液を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 9:1)によって精製した。精製された生成物を蒸発させ、ジエチルエーテル中で結晶化させ、結晶をn−ペンタン中で洗浄し、45℃で乾燥させて、69mg(0.192mmol;45.4%)の収量で化合物53を得た。計算質量:(C19H19F2N3O2):359.37g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.16(s,1H)、8.39(s,1H)、7.40−7.32(m,1H)、7.08(t,J=7.8Hz、2H)、4.20(s,2H)、3.42(s,2H)、2.91−2.70(m,5H)、2.60(t,J=6.0Hz、2H)、2.35−2.23(m,2H)、1.99(qd,J=9.0、2.6Hz、2H).M+H=360
撹拌子および1−クロロ−4−エチニルベンゼン(31.1mg;0.23mmol;1.5当量)を含む4mLのバイアルに、撹拌子およびスキーム6にしたがって化合物IIIaから調製されたメチル3−(2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレート(42.7mg;0.15mmol;1当量)を含む別の4mLのバイアルとともに、セプタムキャップで蓋をし、5分間にわたってN2でフラッシュした。K3PO4および撹拌子を含むマイクロ波バイアルに、セプタムキャップで蓋をし、N2でフラッシュした。出発材料を含むフラッシュおよび準備されたバイアルを、乾燥した箱に入れた。マイクロ波バイアルのキャップを外し、それに、乾燥PdCl2(MeCN)2(5.11mg;0.02mmol;0.13当量)を、XPHOS(17.4mg;0.04mmol;0.24当量)とともに加えた。乾燥アセトニトリルを、シリンジを介して、出発材料(それぞれ250μL)を含むバイアルに加えた。次に、出発材料溶液を、塩基、触媒、およびリガンドを含むマイクロ波バイアルに加えた。次に、これに蓋をし、90℃で一晩加熱/撹拌させておいた。次に、粗材料を、MeOHを用いてCeliteを含むフィルタカートリッジに通して、2回洗浄した(合計3500μL)。次に、これを濃縮乾固させた。75%のMeOH中のLiOHの1Mの水溶液を加えた(1000μL)。バイアルに蓋をし、60℃で1時間加熱させておいた。次に、化合物を、500μLのMeOHで洗浄しながら、Biotage emptyフィルタカートリッジを用いてろ過した。粗材料を濃縮乾固させ、1400μLのDMSO/MeOHの1:1v/v溶液に再溶解させた。これを逆相HPLCにより精製して、17.7mg(26.07%)の収量で3−(2−((4−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸を得た。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5)δppm8.51(s,1H)、7.56(d,J=1.9Hz、2H)、7.34(d,J=8.3Hz、2H)、3.42(s,2H)、2.97(t,J=5.8Hz、2H)、2.58−2.53(m,2H)、2.52−2.45(m,4H)、2.41−2.27(m,2H).MS(APCI+)m/z367.9(M+H)+.
1−クロロ−4−エチニルベンゼンの代わりにo−エチニルトルエンを用いた3−(2−(o−トリルエチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸(化合物55)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5)δppm8.51(d,J=3.3Hz、1H)、7.68(d,J=7.5Hz、1H)、7.30−7.24(m,1H)、7.20−7.13(m,2H)、3.42(s,2H)、3.08(t,J=8.9Hz、1H)、2.96(t,J=6.1Hz、2H)、2.81(p,J=7.9Hz、1H)、2.57−2.52(m,5H)、2.51−2.45(m,4H).MS(APCI+)m/z348.0(M+H)+.(31.1mg、45.3%)
スキーム2に示されるように、4−(4’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸(R’=4Cl、R’’=Hである化合物VI)を用いて、化合物XXaから出発して、化合物66を調製した。化合物XXa(200mg;0.67mmol;1当量)を5mLのDMFに溶解させた。4−(4’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸(212mg;0.806mmol;1.2当量)および10%のNa2CO3溶液(1.78g;1.68mmol;2.5当量)を撹拌しながら加えた。溶液をアルゴンで5分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(38.8mg;0.034mmol;0.05当量)を加え、反応混合物を120℃で30分間撹拌した。混合物を蒸発させた。残渣をDCM/水で抽出し、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。得られた油性生成物をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 98:2によって精製して、182mg(0.379mmol;56.5%)の収量でエチル4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタノエートを得た。エチル4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタノエート(182mg;0.38mmol;1当量)を、MeOH(4mL)およびTHF(4mL)に溶解させた。1NのNaOH(160mg;4mmol;10.5当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌し、その後、4mLの1NのHClで中和した。混合物を蒸発させ、得られた結晶を水で洗浄し、40℃で、P2O5上で蒸発させた。残渣を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 9:1)によって精製して、98mg(0.217mmol;57.2%)の収量で化合物66を得た。計算質量:(C25H26ClN3O3):451.95g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.37(s,1H)、10.78(s,1H)、8.72(d,J=2.8Hz、1H)、8.38−8.31(m,2H)、7.56−7.44(m,4H)、7.20−7.13(m,2H)、5.20(s,2H)、4.48(q,J=15.5、13.2Hz、2H)、3.73(s,1H)、3.63−3.50(m,3H)、3.18−3.11(m,1H)、2.50−2.42(m,1H)、2.37(ddd,J=16.5、8.9、6.6Hz、1H)、2.23−2.17(m,1H)、1.82−1.74(m,1H)、1.40−1.34(m,3H).M+H=452/454
4−ベンジルオキシ−フェニルボロン酸(R’=H、R’’=Hである化合物VI)を用いた4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタン酸(化合物64)。計算質量:(C25H27N3O3):417.60g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.38(s,1H)、10.71(s,1H)、8.72(d,J=2.1Hz、1H)、8.37−8.31(m,2H)、7.51−7.46(m,2H)、7.44−7.39(m,2H)、7.38−7.32(m,1H)、7.21−7.13(m,2H)、5.20(s,2H)、4.50(t,J=9.7Hz、2H)、3.75(d,J=14.0Hz、1H)、3.63−3.50(m,3H)、3.15(d,J=20.7Hz、1H)、2.46(dt,J=9.1、6.3Hz、1H)、2.37(ddd,J=16.4、8.8、6.6Hz、1H)、2.20(s,1H)、1.82−1.74(m,1H)、1.36(s,2H).M+H=418
化合物XVIIb(R’=H、R’’=H;128mg;0.29mmol;1当量)を、MeOH(5mL)およびTHF(2.5mL)に溶解させた。1NのNaOH(120mg;3mmol;10.4当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌し、その後、3mLの1NのHClで中和した。混合物を蒸発させ、30mLの水を、得られた白色の残渣に加えた。次に、残渣を抽出し、水で洗浄し、40℃で、P2O5上で蒸発させて、102mg(0.262mmol;91%)の収量で化合物67を得た。計算質量(C23H23N3O3):389.45g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=8.70(s,1H)、8.32−8.35(m,2H)、7.47−7.50(m,2H)、7.39−7.43(m,2H)、7.34−7.37(m,1H)、7.14−7.18(m,2H)、5.20(s,2H)、4.43(br.s.,1H)、3.56−3.62(m,1H)、3.47(br.s.,3H)、3.30(br.s.,1H)、3.24(br.s.,2H)、3.17(br.s.,1H)、2.90(t,J=7.4Hz、2H)、1.75−1.77(m,1H)M+H=390/391
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエートを用いた3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物68)。計算質量:(C23H22FN3O3):407.44g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.81(br.s.,1H)、8.70(s,1H)、8.32−8.36(m,2H)、7.44−7.48(m,1H)、7.33(s,1H)、7.32(dd,J=5.8、2.4Hz、1H)、7.15−7.21(m,3H)、5.23(s,2H)、4.55−4.61(m,1H)、4.42(br.s.,1H)、3.56−3.62(m,1H)、3.47(br.s.,2H)、3.23(br.s.,1H)、3.17(s,1H)、2.90(t,J=7.2Hz、2H).M+H=408
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((2,3−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C23H21F2N3O3):425.43g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.8(br.S.、1H)、10.9(br.S.、1H)、8.71(s,1H)、8.34−8.37(m,2H)、7.45−7.50(m,1H)、7.41−7.44(m,1H)、7.25−7.30(m,1H)、7.18−7.21(m,2H)、5.29(s,2H)、4.62(br.s.,1H)、4.42(br.s.,1H)、3.78−3.86(m,1H)、3.72−3.78(m,1H)、3.70(d,J=7.9Hz、1H)、3.49−3.57(m,1H)、3.47(br.s.,2H)、3.41(d,J=5.3Hz、1H)、3.24(br.s.,1H).M+H=426
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C23H21Cl2N3O3):458.34g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.83(br.s.,1H)、10.66(br.s.,1H)、8.72(s,1H)、8.35−8.39(m,2H)、7.60(d,J=8.1Hz、2H)、7.50(dd,J=8.7、7.5Hz、1H)、7.21−7.25(m,2H)、5.33(s,2H)、4.67(d,J=14.7Hz、1H)、4.42(br.s.,1H)、3.85(br.s.,1H)、3.54−3.62(m,3H)、3.47−3.54(m,3H)、3.23(br.s.,1H)、2.91(t,J=7.4Hz、2H)、M+H=458/460
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((3,4−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C23H21F2N3O3):425.43g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=8.65(s,1H)、8.31−8.35(m,2H)、7.58(ddd,J=11.5、7.9、2.1Hz、1H)、7.48(dt,J=10.8、8.4Hz、1H)、7.34−7.37(m,1H)、7.14−7.17(m,2H)、5.18(s,2H)、4.25(br.s.,1H)、3.11−3.19(m,3H)、2.78(br.s.,2H).M+H=426
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C23H22ClN3O3):423.89。1H NMR(DMSO−d6、500MHz):δ=8.70(s,1H)、8.32−8.36(m,2H)、7.55(s,1H)、7.40−7.47(m,3H)、7.15−7.18(m,2H)、5.22(s,2H)、4.48(br.s.,1H)、3.59−3.68(m,1H)、3.47(t,J=7.3Hz、3H)、3.25(br.s.,2H)、2.92(t,J=7.5Hz、2H).M+H=424/426
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((3,4−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C23H21Cl2N3O3):458.34。1H NMR(DMSO−d6、500MHz):δ=8.55(s,1H)、8.29−8.32(m,2H)、7.76(d,J=2.1Hz、1H)、7.69(s,1H)、7.67(s,1H)、7.48(dd,J=8.2、1.8Hz、1H)、7.11−7.15(m,2H)、5.20(s,2H)、3.67(br.s.,2H)、3.57(br.s.,1H)、2.90−2.94(m,2H)、2.79−2.88(m,4H).M+H=458/460/462
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C23H22ClN3O3):423.89g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=8.66(s,1H)、8.31−8.34(m,2H)、7.46−7.53(m,4H)、7.13−7.16(m,2H)、5.20(s,2H)、4.27(br.s.,1H)、3.51(br.s.,1H)、3.15(br.s.,2H)、2.78(br.s.,2H).M+H=424/426
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((3−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C24H23F2N3O3):439.46g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.88(br.s.,1H)、8.70(s,1H)、8.33−8.36(m,2H)、7.65−7.70(m,2H)、7.55−7.59(m,2H)、7.18(d,J=9.0Hz、2H)、7.08(s,1H)、5.27(s,2H)、4.66(d,J=14.7Hz、1H)、4.37−4.43(m,1H)、3.85(br.s.,1H)、3.60(dd,J=11.6、9.7Hz、1H)、3.57(br.s.,1H)、3.18−3.24(m,1H)、2.92(t,J=7.3Hz、2H)M+H=440
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((4−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C24H23F2N3O3):439.46g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.98(br.s.,1H)、8.70(s,1H)、8.32−8.36(m,2H)、7.60−7.64(m,4H)、7.14−7.19(m,2H)、7.06(s,1H)、5.28(s,2H)、4.64(br.s.,1H)、4.41(br.s.,1H)、3.84(br.s.,1H)、3.58−3.62(m,1H)、3.49(br.s.,2H)、3.21(br.s.,1H)、3.14(d,J=6.2Hz、1H)、2.92(t,J=7.3Hz、2H).M+H=440
化合物XVIIbの代わりにtert−ブチル3−(2−(4−((2−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート。計算質量:(C24H23F2N3O3):439.46g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.81(br.s.,1H)、10.90(br.s.,1H)、8.71(s,1H)、8.33−8.37(m,2H)、7.68(t,J=7.4Hz、2H)、7.60(t,J=7.3Hz、1H)、7.58(s,1H)、7.52−7.56(m,1H)、7.38(s,1H)、7.29(s,1H)、7.17−7.22(m,2H)、5.36(s,2H)、4.62−4.69(m,1H)、4.41(br.s.,1H)、3.84(br.s.,1H)、3.31(br.s.,1H)、3.21(br.s.,1H)、3.15(d,J=7.0Hz、1H)、2.92(t,J=7.3Hz、2H)M+H=440
2−(4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジンを、化合物46について記載されるように調製した。110mgのそれ(0.408mmol;1当量)を5mLのMeOHに溶解させた。DBU(187mg;1.23mmol;3当量)、続いてエチルアシレート(102mg;1.02mmol;2.5当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。次に、混合物を蒸発させ、30mLの酢酸エチルに溶解させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液で2回洗浄した。酢酸エチル相をMgSOHで乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、メチル3−(2−(4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエートを得た。メチル3−(2−(4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート(93mg;0.26mmol;1当量)を5mLのMeOHに溶解させた。2NのNaOH(157mg;3.92mmol;15当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。2NのHClを用いて、pHをpH1にした。10mLの酢酸エチルを加えた後、室温で5分間撹拌した。酸性の水相をいくらかのNaClと混合して、わずかに淡黄色の残渣を得た。残渣を蒸発させ、水および酢酸エチルで洗浄し、減圧下で、40℃で一晩乾燥させて、6−(2−カルボキシエチル)−2−(4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イウムクロリドとして、57mg(0.151mmol;57.7%)の収量で化合物75を得た。計算質量(C19H23N3O3):341.17g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.79(s,1H)、11.10(s,1H)、8.69(s,1H)、8.44−8.19(m,2H)、7.18−6.92(m,2H)、4.72(hept,J=6.0Hz、1H)、4.43(s,1H)、3.52−3.42(m,2H)、3.24(s,2H)、2.92(t,J=7.5Hz、2H)、1.31(d,J=6.0Hz、6H).M+H+342.2
2−(4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジンの代わりに2−(3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジンを用いた3−(2−(3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物79)。計算質量(C19H22ClN3O3):375.13g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.02(s,2H)、8.68(s,1H)、8.29(dd,J=8.7、2.1Hz、1H)、7.32(d,J=9.0Hz、1H)、4.80(p,J=6.0Hz、1H)、4.28(s,2H)、3.17(s,2H)、2.80(s,2H)、1.34(d,J=6.0Hz、6H).M+H+376.1
4mLのバイアルに、DMF(0.5mL)に溶解されたtert−ブチル3−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート(R’’=H;R*=tert−ブチルプロパノエートである化合物XXIIIf;41mg;0.12mmol)の溶液を加えた後、DMF(0.5mL)に溶解された水素化ナトリウム(16.6mg;0.69mmol)の溶液を加えた。反応物を、室温で15分間振とうさせた。次に、DMF(0.4mL)に溶解された1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(58mg;0.23mmol)の溶液を加え、反応物を室温で2時間振とうさせた。次に、粗材料をフィルタカートリッジに通し、濃縮乾固させた。75%のMeOH中のLiOHの1Mの水溶液を加え(1000μL)、バイアルに蓋をし、室温で2時間撹拌させておいた。反応物をろ過し、濃縮乾固させた。次に、それを、1800μLのDMSO/MeOHの1:1v/v溶液に再溶解させ、LC/MSによって調べ、逆相HPLC(TFA方法)によって精製して、化合物85を得た。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5、Temp=25℃)δ:8.80(d,J=8.8Hz、2H)、8.49(s,1H)、7.97(d,J=8.7Hz、1H)、7.35−7.32(m,3H)、7.29(d,J=8.9Hz、2H)、5.30(s,2H)、3.61(s,2H)、3.07−3.02(m,4H)、2.85(t,J=7.1Hz、2H)、2.80(t,J=5.9Hz、2H);(APCI+)m/z474(M+H)+.
1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−4−(メチルチオ)ベンゼンを用いた3−(2−(4−((4−(メチルチオ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物80)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5、Temp=25℃)δ:8.83−8.77(m,2H)、8.49(s,1H)、7.48(d,J=8.0Hz、2H)、7.39−7.34(m,2H)、7.31−7.27(m,2H)、5.13(s,2H)、3.60(s,2H)、3.05(t,J=7.0Hz、4H)、2.85(t,J=7.1Hz、2H)、2.80(t,J=5.9Hz、2H)、2.40(s,3H);MS(APCI+)m/z 436(M+H)+
(M+H)+.
tert−ブチル3−(2−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート
この化合物を、スキーム9にしたがって化合物XXeから調製した。化合物XXe(130mg;0.35mmol;1当量)および(2−クロロ−6−エチルフェニル)メタノール(160mg;0.94mmol;2当量)を5mLのトルエンに溶解させた。混合物をアルゴンで15分間脱気した。[1,1’−ビフェニル]−2−イルジ−tert−ブチルホスフィン(10.4mg;0.035mmol;0.1当量)、酢酸パラジウム(II)(7.84g;0.035mmol;0.1当量)および炭酸セシウム(228mg;0.70mmol;2当量)を加え、混合物を100℃で4時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を30mLのDCMと混合し、20mLの水で2回洗浄する。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させる。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製して、78mg(0.181mmol;51.7%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(2−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート(70mg;0.15mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。2NのNaOH(97mg;2.4mmol;15当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。2NのHClを用いて、pHをpH1にした。油性残渣を100mLのDCMで1回抽出し、DCM相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製して、35mg(0.085mmol;52.4%)の収量で化合物96を得た。計算質量(C19H22ClN3O3):375.13g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ11.91(s,1H)、8.43(s,1H)、7.43−7.34(m,2H)、7.29(dd,J=5.7、3.3Hz、1H)、5.45(s,2H)、4.08−3.84(m,2H)、3.16(s,1H)、3.08(s,1H)、2.97(d,J=6.2Hz、2H)、2.76(q,J=7.5Hz、2H)、2.67(q,J=8.6、7.2Hz、2H)、1.16(t,J=7.6Hz、3H).M+H+376.2
化合物XXeの代わりに化合物XXIIbを用いた3−(2−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸(化合物118)。計算質量(C22H25ClN2O3):400.16g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ7.37−7.34(m,2H)、7.27(dd,J=6.2、2.8Hz、1H)、5.39(s,2H)、2.74(q,J=7.6Hz、2H)、1.16(t,J=7.5Hz、4H).M+H+401.2
エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)ブタノエート
エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)ブタノエートを、スキーム5にしたがって、化合物IIa(R’=H、r’’=Hである化合物II)から調製した。化合物IIa(500mg;1.65mmol;1当量)を20mLのDMFに溶解させた。油中50%のNaH(158mg;3.30mmol;2当量)を、室温で、撹拌しながら、アルゴン雰囲気下で加えた。混合物を50℃で1時間撹拌した。4−ブロモ酪酸エチル(964mg;4.94mmol;3当量)を加え、混合物を、50℃で2時間、続いて85℃で1時間撹拌して、暗色の溶液を得た。DMFを蒸発させ、残渣をDCM/水で抽出した。相分離の後、有機相を水で2回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製した。精製された生成物を蒸発させて、褐色の油を得た。CH3CNを生成物に加え、次に、それを蒸発させ、凍結乾燥させて、142mg(0.340mmol;20.6%)の収量でエチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)ブタノエートを得た。
エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)ブタノエート(71mg;0.17mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。1NのNaOH(80mg;2mmol;11.8当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、その後、2mLの1NのHClで中和した。混合物を蒸発させ、次に、残渣を抽出し、水で洗浄し、40℃で、P2O5上で蒸発させた。得られた生成物を、3mLのMeOHとともに撹拌し、抽出し、MeOH、ペンタンで洗浄し、乾燥させて、50mg(0.128mmol;75%)の収量で化合物99を得た。計算質量:(C23H23N3O3):389.45g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.34(br.s.,1H)、11.65(br.s.,1H)、8.88(s,1H)、8.33−8.37(m,2H)、7.47−7.50(m,2H)、7.42(t,J=7.4Hz、2H)、7.34−7.37(m,1H)、7.16−7.20(m,2H)、5.21(s,2H)、4.69(br.s.,4H)、3.41(br.s.,2H)、2.40(t,J=7.2Hz、2H)、1.97(qd,J=7.6、7.3Hz、2H)、M+H=390
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)プロパン酸(化合物100)
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)プロパノエート
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)プロパノエートを、スキーム5にしたがって化合物IIaから調製した。化合物IIa(500mg;1.65mmol;1当量)を、MeOH(10mL)およびTHF(10mL)中で懸濁させた。DBU(201mg;1.32mmol;0.8当量)およびtert−ブチルアクリレートを室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。10mLのDMFおよび724μLのtert−ブチルアクリレート(0.875g/mL)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。LCMSにより、30%の転化が示された。MeOHおよびTHFを蒸発させ、20mLのDMF、ならびにさらなる1.5mLのtert−ブチルアクリレート(0.875g/mL)および0.4mLのDBU(1.02g/mL)を加えた。混合物を、90℃で1時間、続いて100℃で1時間加熱した。DMFを蒸発させ、残渣を、70mLのDCM/MeOH 1:1に溶解させた。混合物を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 98:2)によって溶離して、397mg(0.920mmol;55.8%)の収量でtert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)プロパノエートを得た。
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)プロパノエート(100mg;0.23mmol;1当量)を、MeOH(4mL)およびTHF(4mL)に溶解させた。1NのNaOH(100mg;2.5mmol;10.8当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌し、その後、2.5mLの1NのHClで中和した。混合物を蒸発させた。次に、得られた残渣を抽出し、水で洗浄し、40℃で、P2O5上で蒸発させた。生成物をDCM/MeOHに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 98:2)によって精製して、68mg(0.181mmol;78%)の収量で化合物100を得た。計算質量:(C22H21N3O3):375.42g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=8.88(s,1H)、8.33−8.36(m,2H)、7.47−7.50(m,2H)、7.39−7.44(m,2H)、7.34−7.37(m,1H)、7.16−7.19(m,2H)、5.21(s,2H)、4.74(br.s.,2H)、3.63(t,J=7.1Hz、2H)、3.58−3.66(m,2H)、2.88(t,J=7.5Hz、2H)M+H=376
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエート
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエートを、スキーム5にしたがって、2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(化合物IXa;R’=H、R’’=H)から調製した。化合物IXa(290mg;0.92mmol;1当量)を、MeOH(4mL)中で懸濁させた。DBU(558mg;3.67mmol;4当量)およびエチルメタクリレート(1.05g;9.17mmol;10当量)を加えた。反応混合物を120℃で2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜5%のMeOH)によって精製して、220mg(0.528mmol;57.6%)の収量でメチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエートを得た。
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエート(30mg;0.072mmol;1当量)を2mLのTHFに溶解させた。2NのNaOH(40mg;1mmol;13.9当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。2NのHCl(500μL)を混合物に加え、次に、それを蒸発させた。水およびDCMを少量のMeOHとともに加え、相分離の後、水相をDCMで1回抽出した。組み合わされた有機相を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって溶離した。精製された生成物を、40℃で一晩、減圧下で乾燥させて、17mg(0.042mmol;58.6%)の収量で化合物101を得た。計算質量(C25H26N2O3):402.486g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ 8.04−7.95(m,2H)、7.66(d,J=8.0Hz、1H)、7.51(d,J=8.2Hz、1H)、7.50−7.46(m,2H)、7.41(dd,J=8.4、6.8Hz、2H)、7.35(d,J=7.4Hz、1H)、7.15−7.02(m,2H)、5.16(s,2H)、3.78−3.54(m,2H)、2.98−2.86(m,3H)、2.86−2.67(m,3H)、1.09(d,J=6.6Hz、3H).M+H+403
4−ベンジルオキシ−2−フルオロフェニルボロン酸を用いて、スキーム2にしたがって、エチル3−(2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエート(化合物XXIIa)から、化合物102を調製した。
化合物XXIIa(130mg;0.46mmol;1当量)をDMF(5mL)に溶解させた。10%の溶液としての4−ベンジルオキシ−2−フルオロフェニルボロン酸(136mg;0.55mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(122mg;1.15mmol;2.5当量)を撹拌しながら加えた後、アルゴンで3分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(26.6mg、0.023mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で30分間撹拌した。DMFが除去されるまで、混合物を蒸発させた。残渣をDCM/水で抽出した。相分離の後、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 98:2によって精製して、113mg(0.252mmol;54.8%)の収量でエチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエートを得た。
エチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパノエート(113mg;0.25mmol;7.9当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。1NのNaOH(80mg;2mmol;7.9当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌し、その後、2mLの1NのHClで中和した。THFおよびMeOHが除去されるまで、混合物を蒸発させた。得られた混合物をNaClで飽和させ、30mLのDCM/MeOH 9:1とともに撹拌した。有機相を分離し、水相を、DCM/MeOH 9:1で1回抽出した。組み合わされた有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 95:5)によって精製して、52mg(0.124mmol;49.1%)の収量で化合物102を得た。計算質量:(C25H25FN2O3):420.48g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.40(br.s.,1H)、10.35(br.s.,1H)、7.89(t,J=9.0Hz、1H)、7.73(d,J=8.3Hz、1H)、7.66(dd,J=8.1、1.7Hz、1H)、7.46−7.51(m,2H)、7.40−7.45(m,2H)、7.34−7.38(m,1H)、7.00−7.08(m,2H)、5.20(s,2H)、4.60−4.67(m,1H)、4.46(d,J=18.3Hz、1H)、3.96−4.03(m,1H)、3.57(s,2H)、3.53−3.61(m,1H)、3.50−3.52(m,1H)、3.40−3.42(m,1H)、3.34(br.s.,1H)、3.30−3.33(m,1H)、3.18−3.22(m,1H)、3.08−3.15(m,1H)、1.22−1.30(m,4H).M+H=421
4−ベンジルオキシ−3−フルオロフェニルボロン酸の代わりに4−ベンジルオキシ−3−フルオロフェニルボロン酸を用いた3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸(化合物103)。計算質量:(C25H25FN2O3):420.48g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.25(br.s.,1H)、10.20(br.s.,1H)、7.97(dd,J=12.8、2.1Hz、1H)、7.89−7.91(m,1H)、7.89(s,1H)、7.71(d,J=8.3Hz、1H)、7.49(d,J=7.2Hz、2H)、7.42(t,J=7.4Hz、2H)、7.35−7.39(m,2H)、5.26(s,2H)、4.62(br.s.,1H)、4.43(br.s.,1H)、3.84(br.s.,1H)、3.57(s,2H)、3.31(br.s.,1H)、3.23−3.29(m,1H)、3.21(br.s.,1H)、3.17(br.s.,1H)、3.06−3.12(m,1H)、1.26(d,J=6.8Hz、3H).M+H=421
メチル2−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)アセテート
化合物IXc(110mg;0.33mmol;1当量)をアセトニトリル(5mL)に溶解させた。K2CO3(46mg;0.33mmol;1当量)およびブロモ酢酸メチル(50.9mg;0.33mmol;1当量)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回洗浄した。相分離の後、有機層を蒸発させ、残渣をCelite XTRに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜90%のMeOH)によって精製して、129mg(0.321mmol;96%)の収量で生成物を得た。
メチル2−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)アセテート(40mg;0.10mmol;1当量)をMeOH(4mL)に溶解させた。2NのNaOH(60mg;1.5mmol;15当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。MeOHを蒸発させた。2NのHClを用いて、得られた懸濁液をpH1にした。混合物を室温で15分間撹拌した。得られた懸濁液を60mLのDCMで2回抽出した。組み合わされた有機相を分離し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH 98:2)によって精製して、13mg(0.031mmol;30.8%)の収量で化合物111を得た。計算質量(C24H24N2O3):388.18g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ7.90(d,J=2.4Hz、1H)、7.85(dd,J=8.5、2.3Hz、1H)、7.67(d,J=8.1Hz、1H)、7.52(d,J=8.1Hz、1H)、7.51−7.47(m,2H)、7.44−7.39(m,2H)、7.36−7.31(m,1H)、7.10(d,J=8.7Hz、1H)、5.19(s,2H)、3.84(s,2H)、3.44(s,2H)、3.02(t,J=6.0Hz、2H)、2.97(t,J=5.9Hz、2H)、2.27(s,3H).M+H+389.2
メチル2−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)アセテートを、化合物111について記載されるように調製し、スキーム7にしたがって処理した。
そのメチル2−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)アセテート(75mg;0.186mmol;1当量)を10mLのMeOHに溶解させた。Pd−C(27mg;0.025mmol;0.14当量)をN2下で加えた。混合物を、室温で一晩、水素の雰囲気下で撹拌した。Pd−Cを除去し、得られた生成物をMeOHで洗浄し、蒸発させた。
2mLのDMF中のメチル2−(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)アセテート(65mg;0.21mmol;1当量)および1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(60mg;0.25mmol;1.2当量)の溶液に。炭酸セシウム(81mg;0.25mmol;1.2当量)を室温で加えて、懸濁液を得た。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を蒸発させ、5mLの水および20mLの酢酸エチルを加えた。相分離の後、有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH 98:2)によって精製して、39mg(0.083mmol;39.8%)の収量で化合物112を得た。計算質量(C25H23F3N2O3):456.17g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ7.91(d,J=2.4Hz、1H)、7.85(dd,J=8.5、2.4Hz、1H)、7.79(d,J=8.1Hz、2H)、7.71(d,J=8.1Hz、2H)、7.67(d,J=8.1Hz、1H)、7.52(d,J=8.2Hz、1H)、7.08(d,J=8.6Hz、1H)、5.31(s,2H)、4.03(s,1H)、3.81(s,2H)、3.04−2.90(m,4H)、2.31(s,3H)、1.23(s,1H)、1.21−1.13(m,3H).M+H+457.3
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート
この化合物を、スキーム5にしたがって、2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(化合物IXa;R’=H、R’’=H)から調製した。R’=H、R’’=Hである化合物IXa(290mg;0.92mmol;1当量)を、MeOH(4mL)中で懸濁させた。DBU(558mg;3.67mmol;4当量)およびクロトン酸エチル(1.05g;9.17mmol;10当量)を加えた。反応混合物を120℃で2時間撹拌し、生成物をLC/MSで調べた。反応混合物を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、176mg(0.423mmol;46.1%)の収量でメチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエートを得た。
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート(30mg;0.072mmol;1当量)を2mLのTHFに溶解させた。2NのNaOH(40mg;1.0mmol;13.9当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。500μLの2NのHClを加え、混合物を蒸発させた。残渣を、少量のMeOHとともに水/DCMに溶解させた。相分離の後、水相をDCMで1回抽出する。組み合わされた有機相を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜20%のMeOH)によって溶離して、17mg(0.042mmol;58.6%)の収量で化合物113を得る。計算質量(C25H26N2O3):402.486g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.04−7.94(m,2H)、7.66(d,J=8.1Hz、1H)、7.52(d,J=8.1Hz、1H)、7.50−7.43(m,2H)、7.41(dd,J=8.4、6.8Hz、2H)、7.37−7.29(m,1H)、7.14−7.05(m,2H)、5.16(s,2H)、3.86−3.67(m,2H)、3.00−2.87(m,3H)、2.85−2.76(m,1H)、2.56(dd,J=15.2、7.6Hz、1H)、2.27(dd,J=15.2、7.0Hz、1H)、1.09(d,J=6.7Hz、3H).M+H+403
tert−ブチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート
化合物IXc(56mg;0.169mmol;1当量)をDMF(2mL)に溶解させた。NaH(9.76mg;0.20mmol;1.2当量;油中50%)を、撹拌しながら、アルゴン下で加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。4−ブロモブタン酸tert−ブチル(56.7mg;0.254mmol;1.5当量)を加え、混合物を室温で20時間撹拌し、その間、出発材料の半分が反応された。さらなる10mgのnaH(油中50%)の後、室温で30分間撹拌し、さらなる60mgの4−ブロモブタン酸tert−ブチルを加えた。混合物を50℃で5時間撹拌した。DMFを蒸発させ、残渣を水およびDCMで抽出した。有機相を水で2回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 95:5)によって精製して、63mg(0.133mmol;79%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート(63mg;0.13mmol;1当量)を、THF(2mL)およびMeOH(2mL)に溶解させた。1NのNaOH(60mg;1.5mmol;11.25当量)を撹拌しながら加え、混合物を室温で20時間撹拌した。溶液を、pH5になるまで1NのHClで中和し、蒸発させて、カルボン酸を沈殿させた。残渣をDCM/MeOH 9:1で抽出し、有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をDCM/MeOH 9:1に溶解させ、5gのSiOHカラム上でクロマトグラフにかけて、35mg(0.084mmol;63%)の収量で化合物114を得た。計算質量:(C26H28N2O3):416.51g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.91(br.s.,1H)、7.92−7.95(m,1H)、7.88−7.91(m,1H)、7.85(d,J=8.1Hz、1H)、7.73(d,J=8.1Hz、1H)、7.49(d,J=7.2Hz、2H)、7.42(t,J=7.6Hz、2H)、7.33−7.36(m,1H)、7.14(d,J=8.8Hz、1H)、5.21(s,2H)、4.61(d,J=15.2Hz、1H)、4.35(dd,J=15.4、7.9Hz、1H)、4.08−4.14(m,1H)、3.46−3.54(m,1H)、3.34−3.41(m,1H)、3.21−3.29(m,2H)、3.17(d,J=17.9Hz、1H)、2.41(br.s.,1H)、2.38−2.41(m,2H)、2.27−2.31(m,3H)、2.03(qd,J=7.7、7.5Hz、2H).M+H=417
エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート
この化合物を、スキーム5にしたがって、2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(化合物IXa;R’=H、R’’=H)から調製した。R’=H、R’’=Hである化合物IXa(200mg;0.63mmol;1当量)を5mLのDMFに溶解させた。この溶液を、2mLのDMF中のNaH(60mg;1.25mmol;2当量)の懸濁液に滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。2mLのDMFに溶解された4−ブロモ酪酸エチル(341mg;1.75mmol;2.8当量)を滴下して加えた。反応混合物を、60℃で3時間、および室温で一晩撹拌し、生成物をLC/MSによって調べたところ、50%の転化が示された。さらなる60mgのNaHおよび250μLの4−ブロモ酪酸エチル(1.36g/mL)を加え、反応混合物を、4時間にわたって60℃に加熱した後、室温で2日間撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。反応混合物を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、280mg(0.585mmol;93%)の収量でエチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエートを得た。
スキーム7にしたがって、パラジウム媒介反応において、エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエートから、この化合物を調製した。エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート(200mg;0.465mmol;1当量)をMeOH(6mL)に溶解させた。Pd−C(49.4mg;0.47mmol;1当量)をアルゴン雰囲気下で加えた。混合物を、水素雰囲気下で、室温で撹拌した。反応混合物をろ過し、蒸発させて、147mg(0.432mmol;93%)の収量で生成物を得た。
エチル4−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート(70mg;0.21mmol;1当量)を4mLのアセトニトリルに溶解させた。K2CO3(35mg;0.25mmol;1.2当量)および3−フルオロベンジルブロミド(46.2mg;0.45mmol;1.2当量)を加え、混合物を150℃で15分間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCMおよび水に溶解させた。相を分離し、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、40mg(0.089mmol;43.4%)の収量で生成物を得た。
エチル4−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート(40mg;0.089mmol;1当量)をMeOH(2mL)に溶解させて、黄色の溶液を得た。2NのNaOH(40mg;1.0mmol;11.2当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中5〜30%のMeOH)によって精製して、20mg(0.048mmol;53.3%)の収量で化合物116を得た。計算質量(C25H25FN2O3):420.476g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.01(d,J=8.4Hz、2H)、7.67(d,J=8.1Hz、1H)、7.53(d,J=8.1Hz、1H)、7.49−7.41(m,1H)、7.31(dd,J=10.4、4.4Hz、2H)、7.17(td,J=8.7、2.7Hz、1H)、7.10(d,J=8.4Hz、2H)、5.20(s,2H)、3.65(s,2H)、2.94(t,J=5.9Hz、2H)、2.83(s,2H)、2.55(s,2H)、2.30(t,J=7.2Hz、2H)、2.23(t,J=7.5Hz、1H)、1.78(p,J=7.2Hz、2H)、1.63(p,J=6.9Hz、1H).M+H+421
化合物IXaの代わりに化合物Iaから出発する4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸(化合物37)であり、ここで、化合物37は、NaOHを用いて、4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエートから直接調製した。計算質量(C24H25N3O3):403.474g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ8.55(s,1H)、8.37−8.22(m,2H)、7.48(d,J=6.8Hz、2H)、7.41(dd,J=8.3、6.6Hz、2H)、7.37−7.30(m,1H)、7.22−7.00(m,2H)、5.18(s,2H)、3.59(s,2H)、2.91(q,J=6.0Hz、2H)、2.78(t,J=5.9Hz、2H)、2.28(t,J=7.3Hz、2H)、1.81−1.71(m,2H).M+H+404
化合物117を、スキーム5にしたがって、化合物IXc(R’=H、R’’=3−CH3から調製した。化合物IXc(58mg;0.18mmol;1当量)を1,2−ジクロロエタン(3mL)に溶解させた。3−オキソシクロブタンカルボン酸(40.1mg;0.35mmol;2当量)を室温で撹拌しながら加えた。混合物を室温で5分間撹拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(74.4mg;0.35mmol;2当量)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。5mLの水を溶液に加え、次に、それを室温で30分間撹拌し、ジクロロエタンがなくなるまで蒸発させた。残渣を抽出し、水で洗浄し、減圧下で、40℃で、P2O5上で蒸発させて、63mg(0.147mmol;84%)の収量で生成物117を得た。計算質量:(C27H28N2O3):428.52g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.98(br.s.,1H)、7.94(d,J=1.7Hz、1H)、7.89(dd,J=8.6、2.2Hz、1H)、7.85(d,J=8.1Hz、1H)、7.71(dd,J=8.3、2.8Hz、1H)、7.49(d,J=7.2Hz、2H)、7.40−7.44(m,2H)、7.32−7.36(m,1H)、7.13(d,J=8.7Hz、1H)、5.21(s,2H)、4.54(d,J=15.6Hz、1H)、4.21(dd,J=14.9、7.5Hz、1H)、.99−4.04(m,1H)、3.75−3.82(m,1H)、3.66−3.71(m,1H)、3.33−3.39(m,2H)、3.31(br.s.,1H)、3.17(s,1H)、3.06(tt,J=10.0、3.2Hz、1H)、2.89−2.93(m,1H)、2.76(q,J=9.9Hz、1H)、2.27−2.30(m,3H).M+H=429
撹拌子を含む4mLのバイアルに、スキーム6にしたがって2−クロロ−1,6−ジアザ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレンから調製されたメチル3−(2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレート(40mg;0.14mmol)を加えた後、エチニルベンゼン(29mg;0.28mmol)およびK3PO4(75mg;0.35mmol)を加え、セプタムキャップで蓋をし、5分間にわたってN2でフラッシュした。セプタムバイアルを、乾燥した箱に入れ、乾燥PdCl2(MeCN)2(3.7mg;0.014mmol)、続いてXPHOS(16.3mg;0.03mmol)を加えた。アセトニトリル(N2でパージされた)を、シリンジを介して、出発材料(それぞれ500μL)を含むバイアルに加え、蓋をし、90℃で4時間加熱/撹拌させておいた。次に、粗材料を、洗浄にMeOHを用いて、Celiteを含むフィルタカートリッジに通し、次に、濃縮乾固させた。75%のMeOH中のLiOHの1Mの水溶液を加え(1000μL)、バイアルに蓋をし、50℃で1時間加熱した。反応物をろ過し、濃縮乾固させた。次に、それを、1800μLのDMSO/MeOHの1:1v/v溶液に再溶解させ、LC/MSによって調べ、逆相HPLC(TFA方法)によって精製して、表題化合物を得た。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5、Temp=90℃)δ:7.63−7.56(m,2H)、7.37−7.23(m,5H)、3.51(s,2H)、3.09−3.02(m,2H)、3.02−2.94(m,1H)、2.93−2.83(m,1H)、2.69−2.62(m,2H)、2.50−2.42(m,4H);MS(APCI+)m/z333(M+H)+.
エチニルベンゼンの代わりに1−クロロ−4−エチニルベンゼンを用いた3−(2−((4−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸(化合物120)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5、Temp=90℃)δ:7.50−7.47(m,2H)、7.37−7.26(m,4H)、3.51(s,2H)、3.09−2.96(m,3H)、2.88(t,J=7.7Hz、1H)、2.66(t,J=6.1Hz、2H)、2.50−2.40(m,4H);MS(APCI+)m/z367(M+H)+.
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート
この化合物を、スキーム5にしたがって化合物IXa(R’=H、R’’=H)から調製した。化合物IXa(590mg;1389mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。DBU(227mg;1.49mmol;0.8当量)およびtert−ブチルアクリレート(717;5.59mmol;3当量)を加え、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH勾配)によって精製して、739mg(1.662mmol;89%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート(89mg;0.20mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。1NのNaOH(80mg;2.0mmol;10当量)を室温で撹拌しながら加え、その後、混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を2mLの1NのHClで中和し、THF/MeOHを蒸発させた。5mLの水を加え、残渣が得られ、それを、40°で、減圧下で乾燥させて、69.2mg(0.178mmol;89%)の収量で化合物129を得た。計算質量:(C24H24N2O3):388.46g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=8.03−8.06(m,2H)、7.81−7.84(m,J=8.1Hz、1H)、7.65−7.68(m,J=8.3Hz、1H)、7.46−7.49(m,2H)、7.41(t,J=7.5Hz、2H)、7.33−7.36(m,1H)、7.11−7.14(m,2H)、5.18(s,2H)、4.44(br.s.,1H)、3.69−3.77(m,1H)、3.68(br.s.,1H)、3.59−3.61(m,1H)、3.45(br.s.,2H)、3.24(br.s.,1H)、3.17(s,1H)、2.91(t,J=7.4Hz、2H).M+H=389
化合物IXaの代わりに、スキーム1にしたがって調製された2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンを用いた3−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物130)。計算質量:(C24H22Cl2N2O3):457.35g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=10.82(br.s.,1H)、8.06−8.10(m,2H)、7.86(d,J=8.3Hz、1H)、7.69(d,J=8.3Hz、1H)、7.58−7.61(m,2H)、7.48−7.51(m,1H)、7.17−7.22(m,2H)、5.31(s,2H)、4.61(d,J=16.2Hz、1H)、4.41(br.s.,1H)、3.84(br.s.,1H)、3.60(d,J=8.7Hz、1H)、3.45−3.52(m,4H)、3.28(br.s.,1H)、3.17(s,1H)、2.93(t,J=6.8Hz、2H).M+H=457/459
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート
この化合物を、tert−ブチル3−(2−クロロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエートからスキーム2にしたがって調製した。275mgのそれ(0.927mmol;1当量)を8mLのDMFに溶解させた。4−ベンジルオキシ−2−フルオロフェニルボロン酸(274mg;1.11mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(246mg;2.32mmol;2.5当量)を撹拌しながら加え、混合物をアルゴンで3分間脱気する。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(53.5mg;0.046mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で30分間撹拌した。DMFが除去されるまで、混合物を蒸発させた。残渣をDCM/水で抽出した。相分離の後、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣を少量のDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 98:2)によって精製して、411mg(0.889mmol;96%)の収量で生成物を得た。
この化合物を、スキーム7にしたがって調製した。tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート(260mg;0.56mmol;1当量)を、MeOH(15mL)およびTHF(15mL)に溶解させた。Pd−C(59.8mg;0.56mmol;1当量)を、アルゴン雰囲気下で、撹拌しながら加えた。混合物を、H2(1.13mg;0.56mmol;1当量)を加えることによって水素化し、水素雰囲気下で、室温で20時間撹拌した。Pd−Cを除去し、得られた生成物をMeOH/THF 1:1で洗浄し、蒸発させて、200mg(0.537mmol;96%)の収量でtert−ブチル3−(2−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエートを得た。生成物(0.54mmol;1当量)を5mLのDMFに溶解させた。撹拌しながら、アルゴン下で、炭酸セシウム(192mg;0.59mmol;1.1.当量)および3−フルオロベンジルブロミド(111mg;0.59mmol;1.1.当量)を加えた。DMFを蒸発させ、DCMおよび水を残渣に加えた。相分離の後、有機相を水で2回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 98:2)によって精製して、151mg(0.314mmol;58.5%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(2−(2−フルオロ−4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート(151mg;0.31mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。1NのNaOH(120mg;3.0mmol;10当量)を室温で撹拌しながら加え、その後、混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を2mLの1NのHClで中和し、THF/MeOHを蒸発させた。5mLの水を加え、残渣を得て、それを、42.9mg(0.101mmol;32.3%)の収量で、40℃で、減圧下で乾燥させた。計算質量(C24H22F2N2O3):424.16g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.80(s,1H)、10.89(s,1H)、7.90(t,J=9.0Hz、1H)、7.74−7.60(m,2H)、7.47(td,J=7.8、5.9Hz、1H)、7.39−7.27(m,2H)、7.19(td,J=8.9、2.2Hz、1H)、7.12−6.98(m,2H)、5.23(s,2H)、4.52(d,J=115.2Hz、2H)、3.84(s,1H)、3.51−3.45(m,3H)、2.93(t,J=7.6Hz、2H).M+H+425
3−フルオロベンジルブロミドの代わりに4−メチルチオベンジルブロミドをさらに用いた3−(2−(4−((4−メチルチオベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物146)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5、Temp=90℃)δ:8.00−7.95(m,2H)、7.72(d,J=8.2Hz、1H)、7.64(d,J=8.2Hz、1H)、7.42−7.38(m,2H)、7.32−7.27(m,2H)、7.13−7.07(m,2H)、5.13(s,2H)、4.37(s,2H)、3.57(t,J=6.5Hz、2H)、3.41(t,J=7.2Hz、2H)、3.22−3.17(m,2H)、2.82(t,J=7.2Hz、2H)、2.47(s,3H);MS(APCI+)m/z435(M+H)+.
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート
この化合物を、スキーム5にしたがって、化合物IXc(R’=H、R’’=3−CH3から調製した。化合物IXc(520mg;1.57mmol;1当量)およびDBU(479mg;0.47mmol;2当量)をMeOH(23mL)に溶解させた。tert−ブチルアクリレート(504mg;3.93mmol;2.5当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を50mLの酢酸エチルに溶解させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液で2回洗浄した。酢酸エチル相をMgSOHで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 20:1)によって精製して、454mg(0.990mmol;62.9%)の収量で生成物を得た。
この化合物を、スキーム7にしたがって調製した。tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート(450mg;0.98mmol;1当量)を25mLのMeOHに溶解させた。Pd−C(142mg;0.133mmol;0.14当量)をN2下で加えた。混合物を、H2(1.98mg;0.98mmol;1当量)を加えることによって水素化し、水素雰囲気下で、室温で一晩撹拌した。Pd−Cを除去し、得られた生成物をMeOHで洗浄し、蒸発させて、363ml(0.985mmol)の収量でtert−ブチル3−(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエートを得た。124mgのそれ(0.34mmol;1当量)を4mLのDMFに溶解させた。炭酸セシウム(132mg;0.40mmol;1.2当量)を室温で加えて、黄色の懸濁液を得た。1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(97mg;0.40mmol;1.2当量)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を蒸発させ、15mLの水および30mLの酢酸エチルを加えた。酢酸エチル相が得られ、それをMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH)によって精製して、173mg(0.329mmol;98%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(2−(3−メチル−4−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート(165mg;0.31mmol;1当量)を10mLのMeOHに溶解させた。2NのNaOH(188mg;4.7mmol;15当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。MeOHを蒸発させた。3mLの水を加え、2NのHClを用いて、pHを1にした。20mLの酢酸エチルを加え、混合物を室温で15分間撹拌した。残渣が得られ、それを水で洗浄し、減圧下で、40℃で一晩乾燥させて、6−(2−カルボキシエチル)−2−(3−メチル−4−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イウムクロリドとして、64mg(0.126mmol;40.3%)の収量で化合物167を得た。計算質量(C26H25F3N2O3):470.18g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.80(s,1H)、10.82(s,1H)、7.95(d,J=2.2Hz、1H)、7.90(dd,J=8.5、2.3Hz、1H)、7.84(d,J=8.2Hz、1H)、7.79(d,J=8.1Hz、2H)、7.71(d,J=8.1Hz、2H)、7.68(d,J=8.3Hz、1H)、7.12(d,J=8.7Hz、1H)、5.33(s,2H)、4.60(d,J=15.6Hz、1H)、4.39(dd,J=15.9、7.3Hz、1H)、3.83(d,J=9.5Hz、1H)、3.34(td,J=14.3、11.0、6.4Hz、1H)、3.17(d,J=18.0Hz、1H)、2.93(td,J=7.8、2.4Hz、2H)、2.32(s,3H).M+H+471.2
1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼンを用いた3−(2−(4−((4−フルオロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物168)。計算質量(C25H25FN2O3):420.18g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.80(s,1H)、10.73(s,1H)、7.95−7.92(m,1H)、7.90(dd,J=8.5、2.3Hz、1H)、7.83(d,J=8.2Hz、1H)、7.68(d,J=8.3Hz、1H)、7.57−7.51(m,2H)、7.28−7.21(m,2H)、7.13(d,J=8.6Hz、1H)、5.18(s,2H)、4.60(d,J=15.6Hz、1H)、4.39(dd,J=15.4、7.6Hz、1H)、3.84(s,1H)、3.38−3.28(m,1H)、3.18(d,J=18.1Hz、1H)、2.92(td,J=7.7、2.1Hz、2H)、2.27(s,3H).M+H+421.3
tert−ブチル3−(6−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパノエート
4−ベンジルオキシ−3−メチルフェニルボロン酸(R’=H、R’’=3−CH3である化合物VI)を用いて、スキーム2にしたがって、化合物XXIaからこの化合物を調製した。化合物XXIa(445mg;1.50mmol;1当量)を10mLのDMFに溶解させた。4−ベンジルオキシ−3−メチルフェニルボロン酸(436mg;1.80mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(397mg;3.75mmol;2.5当量)を撹拌しながら加え、混合物をアルゴンで5分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(87mg;0.075mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で30分間撹拌した。混合物を蒸発させた。残渣をDCM/水で抽出した。相分離の後、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 95:5によって精製して、470mg(1.025mmol;68.4%)の収量で生成物を得た。
この化合物を、スキーム7にしたがって調製した。tert−ブチル3−(6−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパノエート(395mg;0.86mmol;1当量)を40mLのMeOHに溶解させた。Pd−C(0.14当量)を加え、混合物を、H2(1.74mg;0.86mmol;1当量)を加えることによって水素化し、水素雰囲気下で、室温で一晩撹拌した。Pd−Cを除去し、得られた生成物をMeOHで洗浄し、蒸発させて、275mg(0.746mmol;87%)の収量でtert−ブチル3−(6−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパノエートを得た。139mgのそれ(0.38mmol;1当量)を5mLのDMFに溶解させた。炭酸セシウム(147mg;0.453mmol;1.2当量)および4−クロロベンジルブロミド(85mg;0.42mmol;1.1当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌した。DMFを蒸発させ、残渣をDCM/水で抽出した。相分離の後、有機相を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 95:5)によって精製して、115mg(0.233mmol;61.8%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(6−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパノエート(115mg;0.23mmol;1当量)を、MeOH(2.5mL)およびTHF(2.5mL)に溶解させた。1NのNaOH(100mg;2.5mmol;10.7当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を2.5mLの1NのHClで中和し、THFおよびMeOHが除去されるまで蒸発させた。残渣をDCMで2回抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 9:1)によって精製して、54mg(0.124mmol;53%)の収量で化合物172を得た。計算質量:(C25H25ClN2O3):436.93g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.81(br.s.,1H)、10.75(br.s.,1H)、8.46(s,1H)、7.93−7.95(m,1H)、7.90(dd,J=8.7、2.1Hz、1H)、7.85(s,1H)、7.47−7.53(m,4H)、7.12(d,J=8.7Hz、1H)、5.21(s,2H)、4.65(d,J=15.4Hz、1H)、4.33−4.40(m,1H)、3.76(br.s.,1H)、3.68(d,J=5.6Hz、1H)、3.57(br.s.,1H)、3.21−3.29(m,1H)、3.12−3.20(m,1H)、2.92(t,J=7.5Hz、2H)、2.28(s,3H).M+H=437/439
4−クロロベンジルブロミドの代わりにベンジルブロミドを用いた3−(6−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸(化合物171)。計算質量:(C25H26N2O3):402.49g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=11.18(br.s.,1H)、8.51(s,1H)、7.90−7.97(m,3H)、7.47−7.51(m,2H)、7.42(t,J=7.6Hz、2H)、7.31−7.36(m,1H)、7.17(d,J=8.7Hz、1H)、5.22(s,2H)、4.67(d,J=15.4Hz、1H)、4.38(d,J=10.4Hz、1H)、3.46(d,J=7.2Hz、3H)、3.36−3.43(m,2H)、3.29−3.35(m,1H)、3.16−3.24(m,1H)、2.90−2.98(m,2H)、2.29(s,3H),1.35(s,1H).M+H=403
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパノエート
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパノエートを、スキーム5にしたがって、2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−b]ピラジン(化合物XIa;R’=H、R’’=H)から調製した。化合物XIa(870mg;2.74mmol;1当量)をMeOH(40mL)に溶解させた。DBU(334mg;2.19mmol;0.8当量)およびtert−ブチルアクリレート(1.05g;8.22mmol;3当量)を撹拌しながら加え、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、10%のNH4Cl溶液で1回洗浄し、水で1回抽出する。有機相をMgSO4で乾燥させ、蒸発させた。得られた油性残渣を少量のDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 95:5)によって精製して、1.2g(2.69mmol;98%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパノエート(110mg;0.247mmol;1当量)を、MeOH(2.5mL)およびTHF(2.5mL)に溶解させた。1NのNaOH(100mg;2.5mmol;10.1当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を2.5mLの1NのHClで中和し、THFおよびMeOHが除去されるまで蒸発させた。残渣が得られ、それを水で洗浄し、減圧下で、40℃で、P2O5上で乾燥させた。残渣を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DMC/MeOH 9:1)によって精製して、74mg(0.190mmol;77%)の収量で化合物177を得た。計算質量:(C23H23N3O3):389.45g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=9.11(s,1H)、8.10−8.14(m,2H)、7.47−7.50(m,2H)、7.39−7.43(m,2H)、7.34−7.37(m,1H)、7.34(t,J=1.3Hz、1H)、7.15−7.20(m,2H)、5.20(s,2H)、4.53(br.s.,2H)、3.54−3.62(m,1H)、3.46−3.54(m,2H)、3.48(d,J=5.5Hz、1H)、2.94(t,J=7.2Hz、2H).M+H=390
化合物XIaの代わりに、スキーム1にしたがって調製された2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−b]ピラジンを用いた3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物178)。計算質量:(C23H23N3O3):423.89g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=9.11(s,1H)、8.10−8.14(m,2H)、7.46−7.53(m,4H)、7.16−7.19(m,2H)、5.21(s,2H)、4.54(br.s.,1H)、3.84(br.s.,1H)、3.54−3.62(m,1H)、3.52(br.s.,2H)、3.42(br.s.,1H)、3.28(dd,J=17.8、3.1Hz、2H)、2.94(t,J=7.2Hz、2H).M+H=424
2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン
スキーム1に示されるように、パラジウム媒介反応において、化合物IIIの代わりに化合物XXVから出発して、この化合物を調製した。化合物XXV(1g;3.49mmol;1当量)、炭酸ナトリウム(7.7g;7.26mmol;2.1当量)およびカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート(1.21g;4.19mmol;1.2当量)をDMF(20mL)に溶解させた。溶液をアルゴンで10分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.202g;0.174mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCM/水に溶解させた。相分離の後、有機層を、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(40gのシリカゲル;CH2Cl2中0〜10%のMeOH)によって精製して、tert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−カルボキシレートを得た。1.85gのそれ(4.25mmol;1当量)をDCM(50mL)に溶解させた。TFA(7.4g;64.9mmol;15.3当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCMおよびH2Oに溶解させた。pHが10になるまで、混合物に2NaOHを加えた。相を分離し、有機層を飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。生成物が、1.26g(3.77mmol;89%)の収量で得られた。
この化合物を、スキーム5にしたがって調製した。10mLのDMFに溶解された2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(700mg;2.09mmol;1当量)を、DMF(5mL)中のNaH(201mg;4.19mmol;2当量)の懸濁液に滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。5mLのDMFに溶解された4−ブロモ酪酸エチル(1.23g;6.28mmol;3当量)を滴下して加えた。混合物を、2時間にわたって60℃に加熱した。混合物を蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、2回のフラッシュクロマトグラフィー(40gのシリカゲル、それぞれ、DCM中0〜20%のMeOHおよびDCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、539mg(1.202mmol;57.4%)の収量で生成物を得た。
エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタノエート(340mg;0.758mmol;1当量)を7mLのTHFに溶解させた。−70℃で、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(184mg;1.10mmol;1.5当量)を、アルゴン雰囲気下で、滴下して加えた。混合物を−70℃で45分間撹拌した。THF(3mL)に溶解されたヨウ化メチル(1.08g;7.58mmol;10当量)を、アルゴン雰囲気下で、−50℃で滴下して加えた。2時間後(その間、温度を−10℃にゆっくりと上昇させた)、TLCによって観察した際に、反応が完了していた。反応混合物に、3mLの飽和NH4Cl−溶液を加え、その後、混合物を酢酸エチルで希釈した。相分離の後、有機層を飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、n−ヘプタン中10〜30%の酢酸エチル)によって精製して、103mg(0.223mmol;29.4%)の収量で生成物を得た。
この生成物を、スキーム7にしたがって調製した。エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタノエート(100mg;0.216mmol;1当量)を、THF(3mL)およびMeOH(3mL)に溶解させた。アルゴン雰囲気下で、Pd−C(23.01mg;0.216mmol;1当量)を加えた。混合物を、水素雰囲気下で、室温で撹拌した。反応混合物をろ過し、有機層を蒸発させて、78mg(0.209mmol;97%)の収量でエチル4−(3−フルオロ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタノエートを得た。40mgのそれ(0.107mmol;1当量)を3mLのDMFに溶解させた。炭酸セシウム(35.0mg;0.107mmol;1当量)および3−クロロベンジルブロミド(23mg;0.112mmol;1.04当量)を室温で撹拌しながら加えた。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回洗浄した。Chromabond PTS−カートリッジを用いた相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOHによって精製して、24mg(0.048mmol;45%)の収量で生成物を得た。
エチル4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタノエート(24mg;0.048mmol;1当量)を、MeOH(0,5mL)およびTHF(0.5mL)に溶解させた。2NのNaOH(100μL;0.200mmol;4.1当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。LC/MSにより、反応が完了していないことが示された。さらなる100μLの2NのNaOHを加え、混合物をさらに4時間撹拌した。反応混合物を200μLの2NのHClで中和し、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、12.2mg(0.026mmol;53.9%)の収量で化合物182を得た。計算質量(C26H26ClFN2O3)468.16g/mol。1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δ7.98−7.81(m,2H)、7.46(d,J=1.9Hz、1H)、7.36−7.28(m,3H)、7.15(d,J=10.9Hz、1H)、7.09−6.97(m,2H)、5.10(s,2H)、3.88(d,J=15.4Hz、2H)、3.24−3.00(m,3H)、2.61(dd,J=8.2、5.3Hz、1H)、1.90−1.77(m,1H)、1.28(d,J=7.1Hz、4H).M+H+469
NaOHを用いて、エチル4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタノエートを化合物180に直接転化することによる4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタン酸(化合物180)。計算質量(C26H27FN2O3)434.20g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ7.98−7.82(m,2H)、7.70(d,J=11.6Hz、1H)、7.54−7.44(m,2H)、7.46−7.30(m,3H)、7.26−7.10(m,2H)、5.19(s,2H)、2.06(d,J=22.6Hz、1H)、1.81(s,1H)、1.16(d,J=7.1Hz、3H).M+H+435
メチル3−(2−クロロ−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレート
この化合物を、スキーム6にしたがって化合物XXVから調製した。化合物XXV(5.1g;17.0mmol;1当量)を、25mLのTHF中で懸濁させた。トリエチルアミン(1.55g;15.3mmol;0.9当量)を室温で加えた後、メチル3−オキソシクロブタンカルボキシレート(3.26g;25.4mmol;1.5当量)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシヒドロボレート(5.39g;25.4mmol;1.5当量)を少しずつ加え、混合物を蒸発させた。
この化合物を、スキーム9にしたがって調製した。メチル3−(2−クロロ−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレート(17mg;0.59mmol;1当量)および(2−クロロ−6−エチルフェニル)メタノール(202mg;1.19mmol;2当量)を、10mLのトルエン中で懸濁させた。混合物をアルゴンで15分間脱気した。[1,1’−ビフェニル]−2−イルジ−tert−ブチルホスフィン(17.7mg;0.059mmol;0.1当量)、酢酸パラジウム(II)(13.3g;0.059mmol;0.1当量)および炭酸セシウム(386mg;1.19mmol;2当量)を加え、混合物を100℃で5時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を40mLのDCMと混合する。DCM相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させる。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製して、160mg(0.370mmol;62.4%)の収量で生成物を得た。
メチル3−(2−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレート(155mg;0.36mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。2NのNaOH(215mg;5.4mmol;15当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。MeOHおよびTHFを蒸発させ、2NのHClを用いて、pHをpH1にし、混合物を室温で15撹拌した。残渣を、水および少量の酢酸エチルで洗浄した。残渣を、減圧下で、40℃で一晩乾燥させて、52mg(0.114mmol;31.9%)の収量で化合物183を得た。計算質量(C22H24ClFN2O3):418.15g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ11.96(s,2H)、7.55(d,J=10.7Hz、1H)、7.44−7.34(m,2H)、7.29(q,J=4.5Hz、1H)、5.49(s,2H)、2.99(s,2H)、2.84(p,J=9.1Hz、1H)、2.76(q,J=7.6Hz、2H)、2.44(d,J=8.7Hz、3H)、2.34(s,2H)、1.17(d,J=7.6Hz、2H).M+H+419.2
tert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−プロパノエート
スキーム2にしたがって、化合物IIIの代わりに化合物XXVbから、この化合物を調製した。化合物XXVb(6g;19.1mmol;1当量)、(4−(ベンジルオキシ)フェニル)ボロン酸(4.35g;19.1mmol;1当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.44g;0.38mmol;0.02当量)を、1,4−ジオキサン(200mL)中の水(20mL)の混合物に溶解させ、窒素の不活性雰囲気で維持した。溶液を80℃で一晩撹拌し、反応の進行をLCMSによって監視した。反応物を減圧下で濃縮し、200mLの酢酸エチルで3回抽出した。組み合わされた有機層を、200mLの水で2回および200mLの飽和NaCl溶液で2回洗浄した。溶液を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/DCM=(1/100〜1/5))によって溶離して、7g(15.13mmol;79%)の収量で生成物を得た。
この化合物を、スキーム7にしたがって調製した。tert−ブチル2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−プロパノエート(7g;15.13mmol;1当量)を100mLのMeOHに溶解させた。Pd−C(1g;15.13mmol;1当量)をN2(約1気圧)下で加えた。溶液を80℃で一晩撹拌し、反応の進行をLCMSによって監視した。反応物をろ過し、減圧下で濃縮した。溶液を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、EA/PE=(1/100〜1/2))によって溶離して、3.7g(9.89mmol;65.4%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(3−フルオロ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート(60mg;0.16mmol;1当量)をDMF(3mL)に溶解させた。炭酸セシウム(80mg;0.25mmol;1.5当量)および3,4−ジフルオロベンジルブロミド(0.025mL;0.18mmol;1.1当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で洗浄した。Chromabond PTS−カートリッジを用いた相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOHによって精製して、51mg(0.102mmol;63.5%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(2−(4−((3,4−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート(51mg;0.10mmol;1当量)を、MeOH(1mL)およびTHF(1mL)に溶解させた。2NのNaOH(40mg;1.0mmol;9.8当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。2NのHClを用いて、pHをpH1にした。残渣を蒸発させ、水で洗浄し、減圧下で、40℃で一晩乾燥させた。2mLの酢酸エチルを加え、混合物を室温で20分間撹拌した。残渣を蒸発させ、減圧下で、40℃で一晩乾燥させて、43mg(0.078mmol;76%)の収量で化合物198を得た。計算質量(C24H21F3N2O3)442.15g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ7.93−7.87(m,2H)、7.69(d,J=11.9Hz、1H)、7.56(ddd,J=11.6、7.9、2.2Hz、1H)、7.48(dt,J=10.8、8.4Hz、1H)、7.20−7.13(m,2H)、5.18(s,2H)、4.47(s,2H)、3.18(s,3H)、2.82(s,2H).M+H+443
3,4−ジフルオロベンジルブロミドの代わりにベンジルブロミドを用いた3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物186)。計算質量(C24H23FN2O3)406.449g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ7.93−7.83(m,2H)、7.71(d,J=11.6Hz、1H)、7.51−7.45(m,2H)、7.45−7.38(m,2H)、7.39−7.29(m,1H)、7.17(d,J=8.9Hz、2H)、5.19(s,2H)、3.51(t,J=7.3Hz、2H)、3.21(s,2H)、2.86(t,J=7.4Hz、2H).M+H+407
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)−2−メチルプロパノエート
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)−2−メチルプロパノエートを、スキーム5にしたがって、2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン(化合物Xa;R’=H、R’’=H)から調製した。MeOH(2mL)中の化合物Xa(R’=H、R’’=Hである;100mg;0.33mmol;1当量)の懸濁液に、DBU(101mg;0.66mmol;2当量)およびエチルメタクリレート(189mg;1.65mmol;5当量)を加えた。反応混合物を120℃で1時間撹拌した。さらなる0.1mL(1.01g/mL)のDBUおよび0.2mL(0.97g/mL)のエチルメタクリレートを加え、混合物を、120℃で1時間、再度撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜5%のMeOH)によって精製して、82mg(0.204mmol;61.6%)の収量で生成物を得た。
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)−2−メチルプロパノエート(30mg;0.075mmol;1当量)を、MeOH(0.5mL)およびTHF(2mL)に溶解させた。2NのNaOH(40mg;1mmol;13.4当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。2NのHCl(500μL)を混合物に加え、次に、それを蒸発させた。残渣を、少量のMeOHとともにH2O/DCMに溶解させた。相分離の後、水層をDCMで1回抽出した。組み合わされた有機層をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をDCM/MeOHに溶解させ、Celite XTR(珪藻土)を加えた。混合物を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜15%のMeOH)によって精製して、19mg(0.049mmol;65.6%)の収量で化合物199を得た。計算質量(C24H24N2O3):388.18g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.13−7.89(m,2H)、7.69(q,J=8.0Hz、2H)、7.51−7.45(m,2H)、7.41(dd,J=8.4、6.8Hz、2H)、7.38−7.28(m,1H)、7.15−7.01(m,2H)、5.17(s,2H)、4.11−3.66(m,5H)、2.95(dd,J=11.7、8.7Hz、1H)、2.72(dd,J=11.7、6.5Hz、1H)、2.64(dt,J=8.5、6.5Hz、1H)、1.12(d,J=6.8Hz、3H).M+H+389
エチルメタクリレートの代わりにクロトン酸エチルを用いた3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ブタン酸(化合物200)。計算質量(C24H24N2O3):388.18g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.06−7.91(m,2H)、7.70(q,J=8.0Hz、2H)、7.51−7.46(m,2H)、7.41(t,J=7.5Hz、2H)、7.38−7.26(m,2H)、7.16−7.00(m,2H)、5.17(s,2H)、4.22−3.76(m,3H)、2.30(dd,J=15.0、7.8Hz、1H)、1.16(d,J=6.4Hz、3H).M+H+389
メチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ブタノエート
この化合物を、スキーム5にしたがって、2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン(化合物Xa;R’=H、R’’=H)から調製した。MeOH(4mL)中の化合物Xa(100mg;0.33mmol;1当量)の懸濁液に、DBU(100mg;0.66mmol;2当量)およびクロトン酸エチル(189mg;1.65mmol;5当量)を加えた。反応混合物を120℃で1時間撹拌した。さらなる0.1mL(1.01g/mL)のDBUおよび0.2mL(0.97g/mL)のクロトン酸エチルを加え、混合物を、120℃で2時間、再度撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜5%のMeOH)によって精製して、86mg(0.214mmol;64.6%)の収量で生成物を得た。
この化合物を、スキーム7にしたがって調製した。MeOH(2mL)中のメチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ブタノエート(86mg;0.214mmol;1当量)の溶液に、Pd−C(2.274mg;0.021mmol;0.1当量)を加え、室温で一晩水素化した。混合物をろ過し、蒸発させて、27.6mg(0.088mmol;41.4%)の収量でメチル3−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ブタノエートを得て、この生成物(0.088mmol;1当量)をDMF(1mL)に溶解させ、0℃に冷却した。THF中1.6Mのカリウムtert−ブトキシド(11.9mg;0.106mmol;0.066mL;1.2当量)を加え(炭酸セシウムの代わりに)、1時間撹拌した。2−(ブロモメチル)−1,3−ジクロロベンゼン(23.32mg;0.097mmol;1.1当量)を加え、反応混合物を1時間撹拌して、温度を室温に温めた。混合物を0.5Mの冷HClに注ぎ、EtOAcで3回抽出した。有機相を組み合わせて、水で3回洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、50.8mg(0.086mmol;98%)の収量で粗生成物を得て、それをそのまま次の工程に使用した。
メチル3−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ブタノエート(50.8mg;0.108mmol;1当量)に、MeOH中2NのKOH(1mL、2.0mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、LCMSによって精製して、3.4mg(7.43μmol;6.9%)の収量で化合物201を得た。計算質量(C24H22Cl2N2O3)456.10g/mol。1H NMR(600MHz、メタノール−d4)δ8.06−8.02(m,2H)、7.89−7.84(m,2H)、7.50−7.46(m,2H)、7.38(dd,J=8.7、7.5Hz、1H)、7.18−7.14(m,2H)、5.37(s,2H)、4.87(s,2H)、4.81(s,2H)、4.05(pd、J=6.6、4.6Hz、1H)、3.01−2.86(m,2H)、1.55(d,J=6.6Hz、3H).M+H+457
tert−ブチル3−(2−クロロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパノエート
この化合物を、スキーム6に記載されるように、2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6−イウム2,2,2−トリフルオロアセテートから調製した。2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6−イウム2,2,2−トリフルオロアセテート(280mg;1.04mmol;1当量)を12mLのMeOHに溶解させた。DBU(317mg;2.09mmol;2当量)を加えた後、tert−ブチルアクリレート(334mg;2.61mmol;2.5当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、得られた油を30酢酸エチルに溶解させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液および10mLの水で洗浄した。酢酸エチル相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOHによって精製して、268mg(0.948mmol;91%)の収量で生成物を得た。
化合物VIIの代わりにtert−ブチル3−(2−クロロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパノエートから、スキーム4にしたがって、この化合物を調製した。3mLのDMF中のtert−ブチル3−(2−クロロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパノエート(120mg;0.42mmol;1当量)および(3−(ベンジルオキシ)フェニル)ボロン酸(116mg;0.51mmol;1.2当量)の溶液に、炭酸ナトリウム(112mg;1.06mmol;2.5当量)を加えた。混合物をアルゴンで20分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(24.5mg;0.021mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、40mLの酢酸エチルおよび30mLの水を加えた。酢酸エチルを分離し、30mLの水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH)によって精製して、155mg(0.360mmol;85%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパノエート(150mg;0.35mmol;1当量)を12mLのMeOHに溶解させた。2NのNaOH(209mg;5.23mmol;15当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。MeOHを蒸発させ、2NのHClを用いて、得られた懸濁液をpH1にした。混合物を室温で15分間撹拌した。残渣が得られ、それを水で洗浄した。残渣を、5mLのアセトン/1mLのDCMに溶解させ、室温で10分間撹拌した。残渣が得られ、それを、減圧下で、40℃で一晩乾燥させて、96mg(0.234mmol;67.1%)の収量で化合物204を得た。計算質量(C23H22N2O3):374.16g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.81(s,1H)、10.90(s,1H)、8.11−7.85(m,2H)、7.81−7.58(m,2H)、7.52−7.47(m,2H)、7.42(td,J=8.6、7.9、7.1Hz、3H)、7.38−7.32(m,1H)、7.12(dd,J=8.0、2.6Hz、1H)、5.19(s,2H)、4.67(s,4H)、3.61(s,2H)、2.82(s,2H).M+H+375.1
(3−(ベンジルオキシ)フェニル)ボロン酸の代わりに(3−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)ボロン酸を用いた3−(2−(3−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパン酸(化合物203)。計算質量(C23H21FN2O3):392.15g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.79(s,1H)、11.65(s,1H)、8.11−7.87(m,2H)、7.85−7.60(m,2H)、7.49−7.42(m,2H)、7.36−7.30(m,2H)、7.18(td,J=8.6、2.6Hz、1H)、7.13(dd,J=8.1、2.5Hz、1H)、5.23(s,2H)、4.71(s,4H)、3.64(t,J=7.6Hz、2H)、2.89(t,J=7.6Hz、2H).M+H+393.2
メチル3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−イル)−2−メチルプロパノエート
メチル3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−イル)−2−メチルプロパノエートを、スキーム5にしたがって、3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン(化合物XIIIa;R’=H、R’’=H)から調製した。化合物XIIIa(80mg;0.25mmol;1当量)をMeOH(4mL)に溶解させた。DBU(153mg;1.01mmol;4当量)およびエチルメタクリレート(288mg;2.52mmol;10当量)を撹拌しながら加え、混合物を120℃で2時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を30mLの酢酸エチルに溶解させ、15mLの飽和NH4Cl溶液で2回洗浄する。有機相をMgSOHで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。得られた残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 95:5)によって精製して、59mg(0.141mmol;56.1%)の収量で生成物を得た。
メチル3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−イル)−2−メチルプロパノエート(53mg;0.127mmol;1当量)をMeOH(4mL)に溶解させた。2NのNaOH(76mg;1.9mmol;15当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。MeOHを蒸発させ、2NのHClを用いて、得られた懸濁液をpH1にした。混合物をを室温で15分間撹拌した。残渣が得られ、それを水で洗浄した。残渣を、40mLのDCM/2mLのMeOHに溶解させた。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣が得られ、それを2mLのDCM/MTBEと混合し、減圧下で、40℃で一晩乾燥させて、39mg(0.089mmol;69.8%)の収量で3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−(2−カルボキシプロピル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7−イウムクロリドとして化合物206を得た。計算質量(C24H25N3O3):403.19g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.17−8.04(m,3H)、7.51−7.46(m,2H)、7.45−7.39(m,2H)、7.39−7.32(m,1H)、7.26−7.14(m,2H)、5.21(s,2H)、4.63(s,2H)、3.19(s,1H)、1.24(d,J=7.0Hz、3H).M+H+404.4
エチルメタクリレートの代わりにtert−ブチルアクリレートを用いた3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−イル)プロパン酸(化合物207)。計算質量(C23H23N3O3):389.17g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.11(dd,J=7.1、5.0Hz、1H)、7.52−7.47(m,1H)、7.42(t,J=7.6Hz、1H)、7.38−7.32(m,1H)、7.24−7.17(m,1H)、5.21(s,1H)、4.58(s,1H)、3.24−3.11(m,1H)、2.87(s,1H).M+H+390.4
この化合物を、スキーム5にしたがって、2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−b]ピラジン(化合物XIa;R’=H、R’’=H)から調製した。化合物XIa(379mg;1.19mmol;1当量)をTHF(10mL)に溶解させた。3−オキソシクロブタンカルボン酸(150mg;1.31mmol;1.1当量)を撹拌しながら加え、混合物を室温で1撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(380mg;1.79mmol;1.5当量)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。20mLの水を加え、混合物を15分間撹拌し、EtOAcで抽出した。有機相を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製した。精製された生成物を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、EtOAc/MeOH 9:1)によって再度精製した。精製された生成物をアセトンと混合し、単離し、アセトンおよびペンタンで洗浄し、減圧下で、45℃で乾燥させて、40mg(0.096mmol;8.06%)の収量で化合物208を得た。計算質量:(C25H25N3O3):415.484g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.21(s,1H)、9.00(s,1H)、7.74(dd,J=2.5、1.7Hz、1H)、7.69(dt,J=7.8、1.2Hz、1H)、7.53−7.47(m,2H)、7.48−7.38(m,4H)、7.39−7.31(m,1H)、7.13(ddd,J=8.2、2.7、0.9Hz、1H)、5.20(s,2H)、3.59(s,2H)、3.14(dd,J=7.6、1.2Hz、1H)、3.00(t,J=6.0Hz、2H)、2.98−2.87(m,1H)、2.71(t,J=5.9Hz、2H)、2.31(dddd,J=10.0、7.5、3.7、2.4Hz、2H)、2.21(tdd,J=9.9、7.6、2.5Hz、2H).M+H=416
2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−b]ピラジン(45mg;10.047mmol;1当量)をMeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。2NのNaOH(28.1mg;0.703mmol;15当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、2NのHClを用いて、得られた溶液をpH1にしたところ、油性残渣が沈殿した。残渣が得られ、それを水で洗浄した。残渣を100mLのDCMで抽出し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、59mgの収量で化合物209を得た。計算質量(C25H26ClN3O3):451.17g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.09(s,1H)、8.93(s,1H)、8.17−8.03(m,2H)、7.66−7.50(m,1H)、7.52−7.36(m,3H)、7.30−7.06(m,2H)、5.21(s,2H)、3.67(q,J=16.1Hz、2H)、2.98(t,J=5.9Hz、2H)、2.86(dt,J=11.6、5.8Hz、1H)、2.79(dt,J=11.7、6.0Hz、1H)、2.43−2.34(m,3H)、2.26−2.12(m,1H)、2.02(dd,J=15.3、7.6Hz、1H)、0.93(d,J=6.6Hz、3H).M+H+452.1
エチル4−(2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタノエート
この化合物を、スキーム2にしたがって調製した。化合物XXd(145mg;0.47mmol;1当量)を5mLのDMFに溶解させた。Na2CO3(123mg;1.16mmol;2.5当量)および4−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸(R’=3−Cl、R’’=Hである化合物VI;146mg;0.56mmol;1.2当量)を室温で加え、溶液をアルゴンで5分間すすいだ。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(37.1mg;0.032mmol;0.05当量)を加え、混合物を加熱し、120℃で30分間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、DCM/水で抽出した。相分離の後、有機層を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、98:2 DCM:MeOH)によって精製して、130mg(0.263mmol;56.6%)の収量で生成物を得た。
エチル4−(2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタノエート(130mg;0.26mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。NaOH(120mg;3.0mmol;11.4当量)を加え、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を3mLの1NのHClで中和した。MeOH/THFを蒸発させ、混合物をDCMで2回抽出した。組み合わされた有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、95:5 DCM:MeOH)によって精製した。残渣を、少量のMeOHとともにDCMに溶解させ、再度クロマトグラフにかけて、48mng(0.103mmol;39.1%)の収量で化合物216を得た。計算質量:(C26H28ClN3O3):465.972g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.45(s,1H)、10.13(s,1H)、8.73(s,1H)、8.37−8.32(m,2H)、7.56(s,1H)、7.50−7.40(m,4H)、7.22−7.14(m,2H)、5.22(s,2H)、4.50(s,1H)、3.85−3.62(m,2H)、1.20(s,7H).M+H=466/468
4−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)ボロン酸を用いた4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタン酸(化合物210)。計算質量(C26H28ClN3O3)465.18g/mol。1H NMR(600MHz、クロロホルム−d)δ8.45(s,1H)、8.37−8.31(m,2H)、7.42−7.35(m,4H)、7.07−7.02(m,2H)、5.10(s,2H)、3.96(s,2H)、3.19(d,J=25.7Hz、4H)、2.72(s,2H)、2.60(s,2H)、1.16(s,6H).M+H+466
エチル4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタノエート
この化合物を、スキーム5にしたがって化合物XIbから調製した。化合物XIb(90mg;0.26mmol;1当量)をTHF(3mL)に溶解させた。エチル3,3−ジメチル−4−オキソブタノエート(81mg;0.51mmol;2当量)を室温で加え、混合物を室温でさらに30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシヒドロボレート(108mg;0.51mmol)を、撹拌しながら少しずつ加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を蒸発させ、40mLの酢酸エチルおよび10mLの飽和NaCl溶液で抽出した。有機相が得られ、それをMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。得られた油性残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH)によって精製して、110mg(0.223mmol;87%)の収量で生成物を得た。
エチル4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタノエート(105mg;0.213mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。2NのNaOH(128mg;3.19mmol;15当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。1NのHClを用いて、pHをpH1にした。混合物を100mLのDCMで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、1mLのアセトンおよび1mLのMeOHに溶解させ、室温で15分間撹拌し、残渣を40℃で乾燥させて、26mg(0.052mmol;24.4%)の収量で化合物211を得た。計算質量(C26H28ClN3O3):465.18g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ9.11(d,J=15.1Hz、1H)、8.12(d,J=8.4Hz、2H)、7.56(s,1H)、7.44(dd,J=17.8、5.3Hz、3H)、7.19(d,J=8.5Hz、2H)、5.23(s,2H)、4.56(s,2H)、1.18(s,6H).M+H+466.3
メチル1−((2−(4−ベンジルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレート
化合物VIの代わりに(4−ベンジルフェニル)ボロン酸を用いて、スキーム2に示されるように、パラジウム媒介反応において、化合物XXcから、この化合物を調製した。化合物XXc(87mg;0.31mmol;1当量)および(4−ベンジルフェニル)ボロン酸(98mg;0.46mmol;1.5当量)を4mLのDMFに溶解させた。炭酸ナトリウム(82mg;0.77mmol;2.5当量)を室温で加え、混合物をアルゴンで脱気した(20分間)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(17.8mg;0.015mmol;0.05当量)を加え、混合物を125℃で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣を40mLの酢酸エチルおよび20mLの水と混合した。相分離の後、酢酸エチル相を10mLの水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH)によって精製して、112mg(0.295mmol;96%)の収量で生成物を得た。
メチル1−((2−(4−ベンジルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレート(115mg;0.28mmol;1当量)を、MeOH(3mL)およびTHF(3mL)に溶解させた。2NのNaOH(167mg;4.17mmol;15当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。2NのHClを用いて、pHをpH1にした。MeOH/THFを蒸発させ、油性残渣を100mLのDCMで1回抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH)によって精製して、46mg(0.106mmol;37.9%)の収量で化合物218を得た。計算質量(C25H25N3O2):399.19g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.61(s,1H)、8.32−8.24(m,2H)、7.36(d,J=8.2Hz、2H)、7.33−7.29(m,2H)、7.29−7.25(m,2H)、7.23−7.17(m,1H)、4.01(s,2H)、3.79(s,2H)、2.97(s,4H)、2.82(s,2H)、1.14(q,J=3.7Hz、2H)、0.85(q,J=3.8Hz、2H).M+H+400.3
メチル1−((2−(4−ベンジルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートの代わりにエチル4−(2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタノエートを用いた4−(2−(4−ベンジルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタン酸(化合物214)。計算質量:(C25H27N3O2):401.501g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.42(s,1H)、10.67(s,1H)、8.75(d,J=2.3Hz、1H)、8.33−8.28(m,2H)、7.40(d,J=8.2Hz、2H)、7.34−7.25(m,4H)、7.25−7.18(m,1H)、4.50(td,J=15.2、13.4、7.7Hz、2H)、4.03(s,2H)、3.75(d,J=7.1Hz、1H)、3.63−3.50(m,2H)、3.24−3.10(m,0H)、2.50−2.42(m,1H)、2.36(ddd,J=16.6、8.8、6.6Hz、1H)、2.24−2.16(m,1H)、1.84−1.72(m,2H)、1.36(s,2H).M+H=402
6−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン
30mLのトルエン中の6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン塩酸塩(500mg;2.44mmol;1当量)の溶液に、(2,6−ジクロロフェニル)メタノール(518mg;2.93mmol;1.2当量)、1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカン(18−クラウン−6;64.4mg;0.244mmol;1.1当量)およびKOH(547mg;9.75mmol;4当量)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH 9:1)によって精製して、710mg(1.378mmol;47%)の収量で生成物を得た。
スキーム6にしたがった調製。10mLのアセトニトリル中の6−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン(80mg;0.259mmol;1当量)の溶液に、3−ブロモプロパン酸tert−ブチル(56.8mg;0.272mmol;1.05当量)およびトリエチルアミン(131mg;1.29mmol;5当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水/酢酸エチルで抽出した。有機相を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル;DCM中3〜10%のMeOH)によって精製して、40mg(0.091mmol;35.3%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(6−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパノエート(40mg;0.091mmol;1当量)をDCMに溶解させ、ダイオキシン中のHCl(600mg;2mmol;22当量;500μL)を加えた。化合物のHCl塩が、短期間の後に沈殿する。0.2mLの水を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。水相を廃棄し、アセトニトリルを、残っている相に加えた。HCl塩を含有する沈殿物を、減圧下で一晩乾燥させて、3.6mg(3.59μmol;3.93%)の収量で化合物219を得た。計算質量(C18H18Cl2N2O3)380.07g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.09(s,1H)、7.57(d,J=8.1Hz、2H)、7.47(dd,J=8.7、7.5Hz、1H)、6.77(s,1H)、5.48(s,2H)、3.07(t,J=6.2Hz、2H)、2.86(t,J=7.5Hz、2H).M+H=381.1
3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−b]ピラジン
化合物XIaの合成の第1の工程において画分2として得られたエチル3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレートから、この化合物を調製した。エチル3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート(0.91g;2.34mmol;1当量)を、EtOH中のKOH(2.62g;46.8mmol;20当量)の20%の溶液中で懸濁させた。混合物を、80℃で30分間、90℃でさらに1時間加熱した。次に、200mLの水および200mLのDCMを反応混合物に加えた。相分離の後、有機相を水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させて、0.75g(2.363mmol)の収量で生成物を得た。
3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−b]ピラジン(300mg;0.95mmol;1当量)をMeOHに溶解させた。DBU(115mg;0.76mmol;0.8mmol)およびtert−ブチルアクリレート(363mg;2.84mmol;3当量)を室温で撹拌しながら加えた。溶液を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、10%のNH4Cl溶液で1回洗浄し、水で1回抽出し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣を少量のDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 95:5)によって精製して、406mg(0.911mmol;96%)の収量で生成物を得た。
tert−ブチル3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパノエート(75mg;0.17mmol;1当量)を、MeOH(2mL)およびTHF(2mL)に溶解させた。1NのNaOH(80mg;2mmol;11.9当量)を撹拌しながら加えた。混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を1mLの1NのHClで中和した。混合物を蒸発させ、水で洗浄し、減圧下で、40℃で、P2O5上で乾燥させて、56mg(0.144mmol;85%)の収量で化合物221を得た。計算質量:(C23H23N3O3):389.447g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.79(d,J=8.3Hz、1H)、11.12−11.20(m,1H)、9.15(s,1H)、8.08−8.12(m,2H)、7.47−7.50(m,2H)、7.39−7.44(m,2H)、7.34−7.37(m,1H)、7.34(t,J=1.2Hz、1H)、7.17−7.20(m,2H)、5.20(s,2H)、4.56(br.s.,2H)、3.81(br.s.,1H)、3.70−3.78(m,1H)、3.68(br.s.,1H)、3.54−3.62(m,1H)、3.52(br.s.,2H)、3.17(br.s.,1H)、2.96(t,J=7.4Hz、2H).M+H=390
エチル3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレートの代わりにエチル3−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレートを用いた3−(3−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物222)。計算質量:(C23H22ClN3O3):423.892g/mol。1H NMR(DMSO−d6、600MHz):δ=12.81(br.s.,1H)、11.11(br.s.,1H)、9.16(s,1H)、8.09−8.12(m,2H)、7.56(s,1H)、7.40−7.47(m,3H)、7.17−7.21(m,2H)、5.23(s,2H)、4.58(br.s.,2H)、3.87(br.s.,1H)、3.74(dd,J=15.0、7.1Hz、1H)、3.59−3.60(m,1H)、3.50−3.58(m,3H)、3.19(dd,J=13.8、7.1Hz、1H)、2.96(t,J=7.5Hz、2H).M+H=424/426
エチル3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレートの代わりにエチル3−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−カルボキシレート。計算質量:(C23H22ClN3O3):423.892g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ8.95(s,1H)、8.25−7.79(m,2H)、7.70−7.33(m,4H)、7.21−6.88(m,2H)、5.19(s,2H)、3.74(s,2H)、3.09−2.75(m,6H).M+H=424/426
本明細書の他の箇所に記載されるように、TFAを用いて、化合物XXIIIfを、対応するピリミジン(3−フルオロ−4−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−2−イル)フェノール)に転化し、その後、スキーム6にしたがって置換した:393mgの3−フルオロ−4−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−2−イル)フェノール2,2,2トリフルオロアセテート(1.094mmol;1当量)を、10mlのTHF中で懸濁させて、褐色の懸濁液を得た。トリエチルアミン(100mg;0.984mmol;0.9当量)を加えて、黄色の溶液を得た。エチル3−メチル−4−オキソブタノエート(189mg;1.313mmol;1.2当量)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(348mg;1.641mmol;1.5当量)を加えた。2mlの水を反応混合物に加え、それを5分間撹拌し、減圧下で濃縮した。DCMを加え、相分離の後、有機層を水で2回洗浄し、ろ過し、蒸発させて、394mgのエチル4−(2−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(1.055mmol;96%)を得た。スキーム7、工程2にしたがって、190mgのこの生成物(0.509mmol;1当量)を5mlのDMFに溶解させて、無色の溶液を得た。炭酸セシウム(249mg;0.763mmol;1.5当量)および3−クロロベンジルブロミド(125mg;0.611mmol;1.2当量)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。その後、混合物を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、水で1回洗浄した。相分離の後、有機層を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、198mgのエチル4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(0.398mmol;78%)を得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、NaOHを用いて、この生成物を対応するカルボン酸に転化して、86%(161mg;0.343mmol)の収量で化合物232を得た。計算質量(C25H25ClFN3O3)469.936g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.42(s,1H)、10.00(s,1H)、8.77(s,1H)、8.01(t,J=8.8Hz、1H)、7.56(d,J=1.9Hz、1H)、7.49−7.40(m,3H)、7.09−7.00(m,2H)、5.24(s,2H)、4.72(s,1H)、4.39(s,1H)、3.84(s,1H)、3.36−3.28(m,1H)、2.46(d,J=19.4Hz、2H)、2.37(s,2H)、2.24(s,2H)、1.06(s,3H).M+H+470
3−クロロベンジルブロミドの代わりに4−クロロベンジルブロミドを用いた4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物236)。
計算質量(C25H25ClFN3O3)469.936g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.41(s,1H)、9.81(s,1H)、8.76(s,1H)、8.00(t,J=8.9Hz、1H)、7.54−7.46(m,4H)、7.07−6.98(m,2H)、5.22(s,2H)、4.72(s,1H)、4.39(s,1H)、3.84(s,1H)、3.55(s,1H)、3.36−3.29(m,1H)、2.23(s,2H)、1.06(s,3H).M+H+470
スキーム2に示されるように、化合物VIの代わりに(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ボロン酸を用いて、パラジウム媒介反応において、化合物XXgから出発して、化合物239を調製した。化合物XXg(2.13g;7.15mmol;1当量)、炭酸ナトリウム(16.5g;15.57mmol;2.2当量)および(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ボロン酸(1.30g;8.58mmol;1.2当量)を、DMF(50mL)中で懸濁させて、黒色の懸濁液を得た。溶液を、30分間にわたってアルゴン下で撹拌した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(248mg;0.215mmol;0.03当量)を加え、反応混合物を、予め加熱した油浴で125℃に加熱した。反応混合物を125℃で2.5時間撹拌し、蒸発させた。残渣を125mlの水中で希釈し、15mlの2NのHClを用いてpH5〜6になるまで中和し、DCMで抽出した。有機層をNaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(40gのシリカゲル、30%のEtOAc/n−ヘプタン)によって精製して、1.59g(4.30mmol;60.1%)の収量でエチル4−(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを得た。エチル4−(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(100mg;0.271mmol;1当量)をDMF(5mL)に溶解させて、オレンジ色の溶液を得た。炭酸セシウム(132mg;0.406mmol;1.5当量)および2−メチルベンジルブロミド(60.1mg;0.325mmol;1.2当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をDCMおよびH20で抽出した。有機層をNaClで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、72mg(0.152mmol;56.2%)の収量でエチル3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−((2−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエートを得た。エチル3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−((2−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート(72.4mg;0.153mmol;1当量)を、MeOH(1mL)およびTHF(1mL)に溶解させて、無色の溶液を得た。NaOH(0.382mL;0.764mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣を水中で希釈し、HClおよびNaHCO3で中和した。混合物をDCMで抽出し、H2O層を再度抽出した。混合物をMgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。沈殿物をろ過し、0.5mlのアセトンで洗浄し、40℃で、減圧下で乾燥させて、32.5mg(0.073mmol;47.7%)の収量で化合物239を得た。計算質量(C27H31N3O3)445.553g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.54(s,1H)、8.22−8.16(m,2H)、7.47(d,J=7.2Hz、1H)、7.30−7.18(m,4H)、5.17(s,2H)、3.59(s,2H)、2.92(d,J=12.5Hz、1H)、2.92(s,1H)、2.82(dt,J=11.4、5.7Hz、1H)、2.74(dt,J=11.8、6.0Hz、1H)、2.40−2.30(m,3H)、2.36(s,3H)、2.25(s,3H)、2.20(dq,J=14.0、7.0Hz、1H)、2.02(dd,J=15.4、7.7Hz、1H)、1.20(s,1H)、0.93(d,J=6.6Hz、3H)..M+H+446
(S)−3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−((2−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸(化合物249)計算質量(C27H31N3O3)445.553g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ8.69(s,1H)、8.35−8.29(m,2H)、7.36(d,J=8.0Hz、2H)、7.21(d,J=8.1Hz、2H)、7.17−7.10(m,2H)、5.14(s,2H)、3.30(d,J=3.0Hz、1H)、2.50−2.41(m,1H)、2.31(s,3H)、2.22(s,1H)、2.17(s,1H)、1.04(d,J=6.0Hz、3H).M+H+446
本明細書の他の箇所に記載されるように、TFAを用いて、化合物XLIaを、対応するピリミジン((E)−2−(4−(4−クロロスチリル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン)に転化し、その後、スキーム5にしたがって置換した:337mgのピリミジン(0.969mmol;1当量)を、10mlのTHFおよび10mlのMeOH中で懸濁させた。エチル3−メチル−4−オキソブタノエート(419mg;2.91mmol;3当量)を、室温で、撹拌しながら、アルゴン雰囲気下で加えた。100μlの酢酸を加えた(pH3)。混合物を室温で1時間撹拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(657mg;3.10mmol;3.2当量)を加えた後、室温で2時間さらに撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を、1時間にわたって30mlのDCMおよび30mlの水で抽出した。有機相を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。固体残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、400mgの(E)−エチル4−(2−(4−(4−クロロスチリル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(0.840mmol;87%)を得た。350mgのそれ(0.735mmol;1当量)を、30mlのTHF/30mlのMeOHに溶解させた。Pd−C(50mg;0.470mmol;0.64当量)をアルゴン雰囲気下で加えた。混合物を、室温で1時間撹拌することによって水素化した。反応混合物をろ過して、Pd−Cを除去し、蒸発させた。HPLCクロマトグラフィーを、半固体残渣において行って、副生成物であるエチル3−メチル−4−(2−(4−フェネチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエートを分離した。残っている残渣を蒸発させて、85%(300mg;0.628mmol)の収率でエチル4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、NaOHを用いて、この生成物を対応するブタン酸に転化して、49.2%(139mg;0.309mmol)の収率で化合物244を得た。計算質量(C26H28ClN3O2)449.972g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.11(s,1H)、8.61(s,1H)、8.29−8.23(m,2H)、7.37−7.27(m,4H)、7.31−7.23(m,2H)、2.93(d,J=3.0Hz、8H)、2.44−2.30(m,2H)、2.25(d,J=12.4Hz、1H)、2.10−2.03(m,1H)、0.95(d,J=6.4Hz、3H).M+H+450
化合物237および278は、化合物244の純粋な鏡像異性体であり、化合物212および213について記載される鏡像異性体の分離によって得られた。
化合物XLIaの代わりに化合物XLIbを用いた4−(2−(4−(4−クロロ−2−フルオロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物250)。計算質量(C26H27ClFN3O2)467.963g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ12.06(s,1H)、8.58(s,1H)、8.29−8.22(m,2H)、7.39−7.28(m,4H)、7.19(dd,J=8.2、2.1Hz、1H),3.62(s,2H)、2.93(s,6H)、2.84(d,J=7.5Hz、1H)、2.77(s,1H)、2.36(dd,J=15.1、5.9Hz、2H)、2.20(dq,J=14.0、7.0Hz、1H)、2.03(dd,J=15.3、7.6Hz、1H)、0.93(d,J=6.6Hz、3H).M+H+468
本明細書の他の箇所に記載されるように、TFAを用いて、tert−ブチル2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−フルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレートを、対応するピリミジン(2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−フルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン)に転化し、その後、例えば化合物244について本明細書の他の箇所に記載されるように、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの存在下で、エチル3−メチル−4−オキソブタノエートを用いて、スキーム5にしたがって置換して、359mgのエチル4−(2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−フルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(0.698mmol;93%)を得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、2NのNaOH(3.5ml;7mmol;10.05当量)を用いて、全生成物(358mg;0.698mmol;1当量)を対応するカルボン酸に転化して、264mg(0.543mmol;78%)の収量で化合物253を得た。計算質量(C26H26ClF2N3O2)485.953g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.39(s,1H)、10.43(s,1H)、8.80(s,1H)、8.40(d,J=8.0Hz、2H)、7.54(d,J=8.3Hz、2H)、7.51−7.30(m,2H)、7.26(dd,J=8.2、2.1Hz、1H)、5.88(ddd,J=47.2、8.1、4.7Hz、1H)、4.71(s,1H),4.39(s,1H)、3.83(s,1H)、3.54(s,1H)、3.45−3.12(m,3H)、2.44(s,1H)、2.24(dd,J=16.4,7.6Hz、1H)、1.09(d,J=6.4Hz、3H).M+H+486
エチル4−(2−クロロ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(化合物XXg;200mg;0.672mmol;1当量)を4mlのDMFに溶解させた。2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(305mg;0.806mmol;1.2当量)および炭酸ナトリウム(1.78g;1.679mmol;2.5当量)を撹拌しながら加え、混合物をアルゴンで5分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(31.0mg;0.027mmol;0.04当量)を加え、混合物を120℃で30分間加熱した。混合物を蒸発させ、残渣をDCMおよび水で抽出した。有機相を水で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。油性残渣をDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/酢酸エチル2:1)によって精製して、233mgのエチル4−(2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(0.453mmol;67.5%)を得た。全生成物(233mg;0.453mmol;1当量)を、4mlのTHF/4mlのMeOHに溶解させた。1NのNaOH(180mg;4.50mmol;9.93当量)を撹拌しながら加え、混合物を室温でさらに20時間撹拌した。反応混合物を4.5mlの1NのHClで中和し、蒸発させた。残渣を少量の水で希釈し、DCMで2回抽出した。有機相をMgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。残渣を2mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 95:5)によって精製して、100%(220mg;0.453mmol)の収率で4−(2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸を得た。生成物(215mg;0.442mmol)を、4mlのTHF/4mlのMeOHに溶解させ、4MのHClをジオキサンに加えながら、精製した。混合物を蒸発させ、残渣をペンタンに取り込んだ。これを蒸発させ、減圧下で、50℃で乾燥させて、78%(180mg;0.345mmol)の収率で化合物265を得た。計算質量(C26H26ClF2N3O2)485.953g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.39(s,1H)、10.57−10.06(m,1H)、8.82(s,1H)、8.44(d,J=8.3Hz、2H)、7.63(d,J=8.6Hz、2H),7.38−7.32(m,2H)、7.24−7.18(m,2H)、4.73(s,1H)、3.65(d,J=16.8Hz、2H)、2.45(s,2H)、2.29−2.20(m,1H)、1.09(d,J=6.4Hz、3H).M+H+486
2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに2−(4−(2−(3−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いた4−(2−(4−(2−(3−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物328)。計算質量(C26H26ClF2N3O2)485,953g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.39(s,1H)、10.29(s,1H)、8.83(s,1H)、8.46(d,J=8.4Hz、2H)、7.73−7.63(m,2H)、7.38−7.26(m,3H)、7.21−7.14(m,1H)、4.74(s,1H)、4.41(s,1H)、3.85(s,1H)、3.68(d,J=17.0Hz、2H),2.25(dd,J=16.1、7.4Hz、1H)、1.15−1.03(m,3H).M+H+486
本明細書の他の箇所に記載されるように、TFAを用いて、化合物XLaを、対応するピリミジン(2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン)へと転化し、その後、例えば化合物244について本明細書の他の箇所に記載されるように、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの存在下で、エチル3−メチル−4−オキソブタノエートを用いて、スキーム5にしたがって置換して、エチル4−(2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(123mg;0.231mmol;43.6%)を得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、NaOHを用いて、この化合物をブタン酸に転化して、98mgの化合物277(0.194mmol;84%)を得た。計算質量(C26H25ClF3N3O2)503.944g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.39(s,1H)、10.37(s,1H)、10.30(s,1H)、8.83(s,1H)、8.46(d,J=8.3Hz、2H)、7.67−7.61(m,2H),7.41(dd,J=9.7、2.1Hz、1H)、7.33(t,J=8.1Hz、1H)、7.27(dd,J=8.2、2.1Hz、1H)、4.74(s,1H)、4.41(s,1H)、3.68−3.54(m,2H)、3.24(s,1H)、2.50−2.42(m,2H)、2.25(dd,J=16.4、7.5Hz、1H)、1.12−1.06(m,4H).M+H+504
化合物281:計算質量(C26H26ClN3O3)463.956g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.33(s,1H)、10.28(s,1H)、8.76(s,1H)、8.37−8.31(m,2H)、7.54−7.45(m,4H)、7.19−7.13(m,2H),5.20(s,2H)、4.71(s,1H)、4.38(s,1H)、3.91(s,1H)、3.47(s,2H)、3.28(s,2H)、3.19(s,1H),2.63(s,1H)、0.76(s,2H)、0.67(s,2H).M+H+464
化合物286:計算質量(C26H26ClN3O3)463.956g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ 8.56(s,1H),8.34−8.27(m,2H)、7.54−7.44(m,5H)、7.16−7.09(m,2H)、5.19(s,2H)、3.65(s,2H)、2.93(t,J=5.9Hz、2H)、2.86(t,J=5.9Hz、2H)、2.49(s,1H)、2.30(s,2H)、0.55−0.47(m,2H)、0.46−0.40(m,2H).M+H+464
化合物285:計算質量(C26H26ClN3O3)463.956g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.33(s,1H)、10.27(s,1H)、8.76(s,1H)、8.37−8.32(m,2H)、7.56(t,J=1.2Hz、1H)、7.49−7.39(m,3H)、7.21−7.14(m,2H)、5.22(s,2H)、4.71(s,1H)、4.38(s,1H)、3.92(s,1H)、3.47(s,2H),3.28(s,2H)、3.19(s,1H)、2.72−2.56(m,1H)、0.76(s,2H)、0.67(s,2H).M+H+464
化合物327:計算質量(C26H26ClN3O3)463.956g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.26(s,1H)、8.57(s,1H)、8.35−8.28(m,2H)、7.58−7.53(m,1H)、7.48−7.38(m,3H)、7.17−7.10(m,2H)、5.21(s,2H)、3.65(s,2H)、2.93(t,J=5.9Hz、2H)、2.86(t,J=5.9Hz、2H)、2.49(s,1H)、2.30(s,2H)、0.56−0.49(m,2H)、0.46−0.40(m,2H).M+H+464
本明細書の他の箇所に記載されるように、99%の収率で、TFAを用いて、化合物XXIVbを、対応するピリミジン(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン)に転化し、その後、スキーム5にしたがって置換した:100mgのピリミジン(0.284mmol;1当量)を、5mlのTHF中で懸濁させて、黄色の懸濁液を得た。メチル3−シクロブタンカルボキシレート(72.8mg;0.568mmol;2当量)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(120mg;0.568mmol;2当量)を加え、反応は5時間後に完了した。混合物をDCMおよび水で希釈し、10分間撹拌した。相分離の後、有機層を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル;DCM中0〜10%のMeOH)によって精製した。メチル3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボキシレートが、119mg(0.256mmol;90%)の収量で得られた。本明細書の他の箇所に記載されるように、NaOH(1ml;2mmol;7.8当量)を用いて、全生成物(119mg;0.256mmol;1当量)を対応するカルボン酸に転化して、98mg(0.218mmol;85%)の収量で化合物287を得た。計算質量(C25H24ClN3O3)449.929g/mol。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ12.14(s,1H)、8.56(s,1H)、8.34−8.26(m,2H)、7.54−7.43(m,4H)、7.16−7.08(m,2H)、5.19(s,2H),3.49(s,2H)、3.01−2.72(m,4H)、2.72−2.61(m,2H)、2.41−1.92(m,4H).M+H+450
スキーム2において、化合物VIとして4−(3−クロロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸を用いて、パラジウム媒介反応において、化合物XXhから化合物288を調製した。化合物XXh(200mg;0.676mmol;1当量)をDMF(5ml)に溶解させて、黄色の溶液を得た。炭酸ナトリウム(179mg;1.691mmol;2.5当量)および4−(3−クロロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸(213mg;0.811mmol;1.2当量)をアルゴン下で加え、混合物を30分間撹拌した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(39.1mg;0.034mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で60分間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、水で1回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、250mgのメチル3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロペンタンカルボキシレート(0.523mmol;77%の収率)を得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、1NのNaOH(120mg;3.00mmol;5.74当量)を用いて、全生成物(1当量)を対応するカルボン酸に転化して、130mg(0.260mmol;49.7%)の収量で化合物288を得た。計算質量(C26H26ClN3O3)463.956g/mol。1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δ8.66(s,1H)、8.42−8.35(m,2H)、7.49(d,J=1.8Hz、1H)、7.43−7.30(m,3H)、7.15−7.07(m,2H),5.18(s,2H)、4.60(s,2H)、3.90(dp,J=38.5、8.3Hz、1H)、3.80(s,2H)、3.34(d,J=6.4Hz、2H)、3.01(ddd,J=16.2、8.9、7.3Hz、1H)、2.65−2.55(m,1H)、2.47−2.30(m,1H)、2.32−2.04(m,3H)、2.04−1.89(m,1H).M+H+464
4−(3−クロロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸の代わりに4−(4−クロロフェニルメトキシ)フェニルボロン酸を用いた3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロペンタンカルボン酸(化合物295)。計算質量(C26H26ClN3O3)463.956g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.43(s,1H)、8.72(s,1H)、8.37−8.31(m,2H)、7.54−7.46(m,4H)、7.20−7.13(m,2H)、5.20(s,2H)、4.73(d,J=17.7Hz、1H)、4.40(s,1H)、3.85(s,1H)、3.77(s,1H)、3.53(s,1H)、3.20(d,J=16.5Hz、1H)、2.88−2.82(m,1H)、1.92(s,2H).M+H+464
エチル4−(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを、化合物239について記載されるように調製した。DCM(15ml)中の544.1mgのそれ(1.473mmol;1当量)に、0℃でピリジン(293mg;3.71mmol;2.52当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(457mg;1.62mmol;1.1当量)を加えた。反応は1時間後に完了した。NH4Clを加えて、反応を停止させ、抽出をDCMで行った後、水で洗浄した。残渣をろ過し、蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製した。エチル3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエートが、600mg(1.196mmol;81%)の収量で得られた。エチル3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタノエート(80mg;0.160mmol;1当量)をDMF(4ml)に溶解させた。2−(4−クロロフェニル)エチルボロン酸ピナコールエステル(50mg;0.188mmol;1.176当量)および炭酸ナトリウム(440mg;0.415mmol;2.6当量)をアルゴン下で加えて、黄色の懸濁液を得た。これを、アルゴン雰囲気下で30分間撹拌した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg;5.19μmol;0.033当量)を加え、混合物を120℃で30分間撹拌した。混合物を蒸発させた。残渣をDCMおよびH2Oに溶解させた。Chromabond PTS−カートリッジを用いた相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製した。エチル4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートが、48mg(0.098mmol;61.2%)の収量で得られた。全生成物を、MeOh(1ml)およびTHF(aml)に溶解させて、無色の溶液を得た。NaOH(20mg;0.50mmol;5.13当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をH2Oに溶解させ、0.25mlの2NのHClで中和した。沈殿物をろ過し、1mlの水で洗浄し、40℃で、減圧下で乾燥させて、黄色の固体を得て、それを、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜20%のMeOH)によって精製した。化合物291が、11mg(0.024mmol;24.3%)の収量で得られた。計算質量(C27H30ClN3O2)463.20g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.11(s,1H)、8.58(s,1H)、8.14(d,J=1.8Hz、1H)、8.09(dd,J=7.9、1.8Hz、1H)、7.34(d,J=8.3Hz、2H)、7.27(dd,J=8.1、5.7Hz、3H)、3.61(s,2H)、2.96−2.80(m,7H)、2.79−2.72(m,1H)、2.42−2.31(m,3H)、2.34(s,3H)、2.21(dt,J=13.7、6.9Hz、1H)、2.03(dd,J=15.4、7.6Hz、1H)、0.93(d,J=6.6Hz、4H).M+H+464
2−(4−クロロフェニル)エチルボロン酸ピナコールエステルの代わりに2−(3−クロロフェニル)エチルボロン酸ピナコールエステルを用いた4−(2−(4−(3−クロロフェネチル)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(化合物331)。計算質量(C27H30ClN3O2)463.999g/mol。1H NMR(600MHz、メタノール−d4)δ8.56(s,1H)、8.14(d,J=1.8Hz、1H)、8.07(dd,J=7.8、1.9Hz、1H)、7.27−7.15(m,4H)、7.10(dt,J=7.5、1.4Hz、1H)、4.88(s,1H)、4.08(d,J=15.3Hz、1H)、3.99(d,J=15.3Hz、1H)、3.36−3.30(m,1H)、3.23−3.11(m,3H)、3.04−2.93(m,2H)、2.95−2.87(m,2H)、2.78(d,J=6.9Hz、2H)、2.48(dd,J=15.5、8.0Hz、1H)、2.42(q,J=7.6Hz、1H)、2.35(s,3H)、2.39−2.29(m,1H)、1.05(d,J=6.7Hz、3H).M+H+464
スキーム1において、化合物IVとしてカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレートを用いて、パラジウム媒介反応において、化合物XXiから出発して、化合物299を調製した。化合物XXi(398mg;1.476mmol;1当量)、炭酸ナトリウム(3g;2.83mmol;192当量)およびカリウム(4−ベンジルオキシフェニル)トリフルオロボレート(514mg;1.771mmol;1.2当量)をDMF(15mol)に溶解させて、褐色の溶液を得て、それをアルゴンで脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(85mg;0.074mmol;0.05当量)を加え、混合物を120℃で60分間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をジエチルエーテルに溶解させた。有機層を、水で2回、および飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、430mg(1.030mmol;69.8%)の収量でエチル2−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエートを得た。エチル2−(2−(4−((3,5−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエートを、スキーム7にしたがって、この生成物から調製した。370mgのエチル2−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエート(0.886mmol;1当量)を、MeOH(5ml)およびTHF(5ml)に溶解させて、黄色の溶液を得た。アルゴン雰囲気下で、Pd−C(100mg;0.940mmol;1.06当量)を加えた。混合物をH2−雰囲気下で一晩撹拌した。反応混合物をろ過し、有機層を蒸発させた。残渣を、50mLのMeOHおよび50mLのTHFに溶解させた。反応混合物をろ過し、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製した。エチル2−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエートが、180g(0.55mmol;62.0%)の収量で得られた。60mgのそれ(0.183mmol;1当量)をDMF(3ml)に溶解させて、無色の溶液を得た。炭酸セシウム(90mg;0.275mmol;1.5当量)および3,5−ジフルオロベンジルブロミド(41.7mg;0.202mmol;1.1当量)を加えた。反応混合物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残渣をDCMおよび水に溶解させ、Chromabond-PTS−カートリッジに通してろ過した。有機層を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、72mg(0.159mmol;87%)の収量でエチル2−(2−(4−((3,5−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパノエートを得た。他の箇所に記載されるように、1NのNaOHを用いて、72mgのそれ(0.159mmol;1当量)を対応するカルボン酸に転化して、61mg(0.143mmol;90%)の収量で化合物299を得た。計算質量(C23H21F2N3O3)425.428g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.57(s,1H)、8.34−8.29(m,2H)、7.23(td,J=7.7、2.9Hz、3H)、7.16−7.11(m,2H)、5.22(s,2H)、3.86(d,J=15.3Hz、1H)、3.81(d,J=15.3Hz、1H)、3.52(q,J=7.0Hz、1H)、3.06−2.98(m,1H)、2.98−2.85(m,3H)、1.29(d,J=7.1Hz、3H).M+H+426
3,5−ジフルオロベンジルブロミドの代わりに4−クロロベンジルブロミドを用いた2−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸(化合物312)。計算質量(C23H22ClN3O3)423.892g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.58(s,1H)、8.34−8.28(m,2H)、7.54−7.45(m,4H)、7.16−7.10(m,2H)、5.19(s,2H)、3.91(s,2H)、3.61(s,2H)、3.11−3.07(m,1H)、2.97−2.93(m,3H)、1.33(d,J=6.9Hz、3H).M+H+424
本明細書の他の箇所に記載されるように、100%の収率で、TFAを用いて、化合物XXIVbを、対応するピリミジン(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン)に転化し、その後、スキーム5にしたがって置換した:2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(10.2g;29.0mmol;1当量)を、250mlのDMF中で懸濁させた。(R)−(+)−3−メチルコハク酸1−モノメチルエステル(4.24g;29.0mmol;1当量)、O−[(エトキシカルボニル)シアノメチレンアミノ]−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TOTU;9.51g;29.0mmol;1当量)およびトリエチルアミン(2.93g;29.0mmol;1当量)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。DMFを蒸発させ、残渣を250mlのDCMに溶解させ、200mlの飽和NaHCO3で2回、および200mlの水で2回抽出した。有機相が得られ、それを蒸発させた。残渣を30mlのDCMに溶解させた後、フラッシュクロマトグラフィー(120gのシリカゲル、EtOAc/n−ヘプタン2:1)にかけた。得られた油性残渣をn−ペンタン中で結晶化させて、12.5gの(R)−メチル4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチル−4−オキソブタノエート(26.0mmol;90%)を得た。7.7gのそれ(16.04mmol;1当量)を200mlのTHFに溶解させた。酢酸亜鉛(0.589g;3.21mmol;0.2当量)およびジエトキシメチルシラン(10.77g;80mmol;5当量)をアルゴン雰囲気下で加えた。混合物を80℃で48時間加熱し、蒸発させた。残渣を200mlの水とともに撹拌し、固体残渣が得られ、それを水で洗浄し、減圧下で、40℃で、P2O5上で乾燥させた。(R)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(40%)と、(R)−メチル4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(40%)と、(R)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン−1−オール(20%)との混合物が得られた。全生成物(10.3g;16mmolと仮定される)を、THF/MeOH(それぞれ100ml)中で懸濁させ、40mlの2NのNaOHを加え、混合物を室温で20時間撹拌した。40mlの2NのHClを加えて、混合物を中和したところ、カルボン酸が沈殿し始めた。150mlの水を加え、15分間撹拌し、カルボン酸が得られ、それを水で洗浄し、減圧下で、50℃で、P2O5上で乾燥させて、5.6gの固体残渣を得た。残渣を、150mlのDCM/30mlのMeOHに溶解させ、ろ過し(10gのChromabond XTR)、粉砕し、フラッシュクロマトグラフィー(220gのシリカ;DCM/MeOH 95:5)によって精製した。第1の画分は、1.2gのアルコールであり、それをもう1回、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/0〜5%のMeOH)によって精製した。残渣を蒸発させ、n−ペンタンおよび少量のジエチルエーテルとともに撹拌し、抽出し、ペンタンで洗浄し、減圧下で、50℃で乾燥させて、1gの化合物315(2.28mmol;14.3%)を得た。
計算質量(C25H28ClN3O2)437.962g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.55(s,1H)、8.33−8.27(m,2H)、7.53−7.45(m,4H)、7.15−7.09(m,2H)、5.18(s,2H)、4.49(s,1H)、3.57(d,J=4.1Hz、2H)、2.91(q,J=9.6、7.7Hz、2H)、2.77(t,J=5.9Hz、2H)、2.39−2.32(m,1H)、2.28(dd,J=12.0、7.6Hz、1H)、1.89(p,J=6.7Hz、1H)、1.59(dt,J=13.0、6.4Hz、1H)、1.24(q,J=7.0Hz、1H)、1.14−1.09(m,1H)、0.91(dd,J=14.0、6.5Hz、3H)、M+H+438
化合物IIIb(15.3g;46.7mmol;1当量)を400mlのCDMに溶解させた。ピリジン(9.24g;117mmol;2.5当量)をアルゴン雰囲気下で加え、混合物を0℃で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.67g/ml;合計14.5g;51.4mmol;1.1当量)の51.4mlの溶液を滴下して加えた後、0℃で2時間撹拌した。体積を200mlになるまで減少させ、75mlの10%のNH4Cl溶液で2回、および水で1回抽出した。有機相を組み合わせて、飽和NaClで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させて、19.8gのtert−ブチル2−(4−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(43.1mmol;92%)を得た。10gのそれ(21.77mmol;1当量)を215mlのTHFに溶解させた。2−(4−クロロフェネチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.6g;43.5mmol;2当量)を加えた後、21.5mlの水および炭酸カリウム(12.03g;87mmol;4当量)を加えた。混合物をアルゴンですすぎ(30分間)、一晩室温に保持した。THFを蒸発させ、水および酢酸エチルを加えた。相を分離し、水相を酢酸エチルで2回洗浄した。組み合わされた有機相を飽和NaClで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させて、7.5gのtert−ブチル2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−カルボキシレート(16.7mmol;77%)を得て、それを、本明細書の他の箇所に記載されるように、TFAを用いてピリミジンに転化した。(R)−メチル4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチル−4−オキソブタノエートを、スキーム5にしたがって、ピリミジンから調製した:0.5gの2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(1.43mmol;1当量)を12.5mlのDMFに溶解させた。(R)−4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン酸(0.209g;1.429mmol;1当量)、トリエチルアミン(0.159g;1.572mmol;1.1.当量)および(Z)−N−(6−シアノ−2−メチル−7−オキソ−4,8−ジオキサ−2,5−ジアザデカ−5−エン−3−イリデン)−N−メチルメタンアミニウムテトラフルオロボレート(TOTU;0.469g;1.429mmo;1当量)を加え、室温で2時間インキュベートした。DMFを蒸発させた後、フラッシュクロマトグラフィー(24gのシリカ、シクロヘキサン中0〜60%の酢酸エチル)にかけた。油性残渣をDCMに溶解させ、飽和NaHCO3で3回抽出した。組み合わされた水相をDCMで1回洗浄した。有機相を組み合わせて、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させて、99%(0.676g;1.415mmol)の収率で(R)−メチル4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチル−4−オキソブタノエートを得た。7gの(R)−メチル4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチル−4−オキソブタノエート(14.64mmol;1当量)を170mlのTHFに溶解させた。酢酸亜鉛(0.537g;2.93mmol;0.2当量)およびジエトキシメチルシラン(9.83g;73.2mmol;5当量)を加え、7.5時間にわたって還流状態で加熱し、一晩室温に保持した。1回目をさらなる537mgの酢酸亜鉛および9.83のジエトキシメチルシランで、ならびに2回目を265mgの酢酸亜鉛および4.9ジエトキシメチルシランで、これを2回繰り返した。混合物を蒸発させ、残渣を水および酢酸エチルで抽出した。沈殿物を除去し、相を分離した。水相を酢酸エチルで2回洗浄した。組み合わされた有機相を水および飽和NaClで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。(R)−メチル4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(41.6%)と、(R)−4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸(15.17%)と、化合物325(17.62%;1.25g;2.58mmol)との混合物が得られた。これらの化合物を、クロマトグラフィー(12gのシリカ、DCM中0〜15%のMeOH)によって分離した。化合物325を含有する画分を、還流させながら30のMeOHに溶解させることによってさらに精製した。沈殿物を除去し、溶液を5mlになるまで蒸発させ、その後、沈殿物が得られ、590mgの化合物325が得られる。
=+3.8°、MeOH中1.04mg/ml。計算質量(C26H30ClN3O):435.989;1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ8.58(s,1H)、8.29−8.22(m,2H)、7.37−7.29(m,4H)、7.29−7.22(m,2H)、4.49(t,J=5.2Hz、1H)、3.63−3.53(m,2H)、3.54−3.41(m,2H)、2.98−2.88(m,6H)、2.77(t,J=6.0Hz、2H)、2.35(dd,J=12.0、7.3Hz、1H)、2.28(dd,J=12.0、7.6Hz、1H)、1.90(dq,J=12.1、7.2Hz、1H)、1.60(dtd,J=13.4、7.3、5.0Hz、1H)、1.24(dddd,J=13.4、7.9、6.6、5.5Hz、1H)、0.90(d,J=6.6Hz、3H).M+H=436/438
本明細書の他の箇所に記載されるように、TFAを用いて、化合物XXIVdを、対応するピリミジン(2’−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−6’,8’−ジヒドロ−5’H−スピロ[シクロブタン−1,7’−ピリド[4,3−d]ピリミジン])に転化し、その後、例えば化合物244について本明細書の他の箇所に記載されるように、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの存在下で、エチル3−メチル−4−オキソブタノエートを用いて、スキーム5にしたがって置換して、エチル4−(2’−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5’H−スピロ[シクロブタン−1,7’−ピリド[4,3−d]ピリミジン]−6’(8’H)−イル)−3−メチルブタノエート(320mg;0.615mmol;76%)を得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、1NのNaOH(6ml;6mmol;9.75当量)を用いて、全生成物(320mg;0.615mmol;1当量)を対応するカルボン酸に転化して、209mg(0.425mmol;69%)の収量で化合物326を得た。計算質量(C28H30ClN3O3)491.20g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.29(s,1H)、8.56(s,1H)、8.35−8.28(m,2H)、7.54−7.44(m,4H)、7.16−7.09(m,2H)、5.18(s,2H),3.80(d,J=2.1Hz、2H)、2.94(s,2H)、2.44−2.33(m,1H)、2.14−1.63(m,9H)、0.88(d,J=6.3Hz、3H).M+H+492
本明細書の他の箇所に記載されるように、TFAを用いて、化合物XXIVcを、対応するピリミジン(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン)に転化し、その後、例えば化合物244について本明細書の他の箇所に記載されるように、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの存在下で、エチル3−メチル−4−オキソブタノエートを用いて、スキーム5にしたがって置換して、エチル4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,7−ジメチル−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(120mg;0.165mmol;91%)を得た。生成物を、2mlのMeOHおよび2mlのTHFに溶解させて、黄色の溶液を得た。NaOH(40mg;1.00mmol;6.05当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。さらなる0.5mlのNaOHを加え、混合物を室温でさらに24時間撹拌して、反応を完了させた。混合物を蒸発させ、残渣を、水中で懸濁させ、1mlの2NのHClで中和した。DCMを加え、相分離の後、有機層を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜20%のMeOH)によって精製して、20mg(0.042mmol;25.2%)の収量で化合物329を得た。計算質量(C27H30ClN3O3)479.998g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.20(s,1H)、8.58(s,1H)、8.34−8.28(m,2H)、7.56−7.45(m,5H)、7.18−7.10(m,2H)、5.18(s,2H)、3.84(d,J=16.7Hz、1H)、3.68(d,J=16.8Hz、1H)、2.80−2.69(m,2H)、2.44(dd,J=12.9、8.6Hz、1H)、2.32(ddd,J=25.7、14.1、6.2Hz、2H)、2.16−2.07(m,1H)、1.99(dd,J=15.3、7.2Hz、1H)、1.09(d,J=38.1Hz、5H)、0.90(d,J=6.6Hz、3H).M+H+480
(R)−メチル4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチル−4−オキソブタノエート(化合物315について記載されるように調製された;96.omg;0.20mmol)をTHF/MeOH(それぞれ3ml)に溶解させ、本明細書の他の箇所に記載されるように、2mlの1NのNaOHを用いて、対応するオキソブタン酸に転化して、25.8%(24mg;0.052)の収率で化合物332を得た。計算質量(C25H24ClN3O4)465.929g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.07(s,1H)、8.69(d,J=5.3Hz、1H)、8.35−8.29(m,2H)、7.54−7.45(m,4H)、7.16−7.09(m,2H)、5.19(s,2H)、4.91−4.78(m,2H)、3.99(dt,J=13.7、5.6Hz、1H)、3.89−3.75(m,1H)、3.31−3.21(m,1H)、3.08(ddd,J=17.4、8.0、5.3Hz、1H)、2.98(dt,J=17.3、5.3Hz、1H)、2.85(q,J=5.5Hz、1H)、2.66−2.57(m,1H)、2.29(dd,J=16.8、5.0Hz、1H)、1.07(d,J=7.0Hz、2H).M+H+466
4mLのバイアルに撹拌子を入れ、それに、NaH(11mg、0.45mmol)を加えた。次に、このNaHに、0℃でDMF(300μl)中のエチル4−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(化合物336について記載されるように調製された、R*=エチル3−メチルブタノエートおよびR’’=Hである化合物XXIII;35mg;0.10mmol)の溶液を加え、30分間撹拌した。30分後、この混合物に、同様にDMF(200μl)中の2−(ブロモメチル)−1,3−ジクロロベンゼンハライドモノマー(30mg;1.4当量;0.14mmol)の溶液を加えた。これを、室温で2時間撹拌させた。第1の工程が完了したら、粗材料に、500μlの1MのLiOHを加え、室温で1時間、さらに撹拌させた。残渣をDMSOに溶解させ、逆相HPLC(TFA方法)によって精製した。試料を、Phenomenex Luna C8(2)5μm 100ÅAXIAカラム(30mm×150mm)における分取HPLCによって精製した。50mL/分の流量(0〜0.5分間、5%のA、0.5〜8.5分間、線形勾配5〜100%のA、8.7〜10.7分間、100%のA、10.7〜11.0分間、線形勾配100〜5%のA)で、ACN(A)および水中0.1%のTFA(B)の勾配を使用して、所望の化合物を得た。生成物を、1H NMR、MSおよびLC/MSによって特性評価した。
2−(ブロモメチル)−1,3−ジクロロベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−2,3−ジフルオロベンゼンを用いた4−[2−[4−[(2,3−ジフルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(化合物226)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5)δ8.77−8.69(m,2H)、8.43(s,1H)、7.34−7.18(m,3H)、7.17(t,J=2.0Hz、1H)、7.03(tdd,J=8.1、4.9、1.6Hz、1H)、5.21(d,J=1.2Hz、2H)、3.53(d,J=15.2Hz、1H)、3.42(d,J=15.1Hz、1H)、2.97(t,J=5.9Hz、2H)、2.77−2.58(m,3H)、2.42−2.23(m,3H)、1.06(d,J=6.5Hz、3H).MS(APCI)m/z454.3(M+H)+
4mLのバイアルに撹拌子を入れ、それに、NaH(10mg、0.27mmol)を加えた。次に、このNaHに、0℃でDMF(300μl)中のエチル4−(2−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(化合物336について記載されるように調製された、R*=エチル3−メチルブタノエートおよびR’’=Fである化合物XXIII;30mg;0.09mmol)の溶液を加え、30分間撹拌した。30分後、この混合物に、同様にDMF(200μl)中の1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンハライドモノマー(27mg;1.4当量;0.12mmol)の溶液を加えた。これを、室温で2時間撹拌させた。第1の工程が完了したら、粗材料に、500μlの1MのLiOHを加え、室温で1時間、さらに撹拌させた。残渣をDMSOに溶解させ、逆相HPLC(TFA方法)によって精製した。試料を、Phenomenex Luna C8(2)5μm 100ÅAXIAカラム(30mm×150mm)における分取HPLCによって精製した。50mL/分の流量(0〜0.5分間、5%のA、0.5〜8.5分間、線形勾配5〜100%のA、8.7〜10.7分間、100%のA、10.7〜11.0分間、線形勾配100〜5%のA)で、ACN(A)および水中0.1%のTFA(B)の勾配を使用して、所望の化合物を得た。生成物を、1H NMR、MSおよびLC/MSによって特性評価した。
1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに2−(ブロモメチル)−1,3−ジフルオロベンゼンを用いた4−[2−[2−フルオロ−4−[[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(化合物241)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5)δ8.49(s,1H)、8.34(t,J=8.9Hz、1H)、7.71(s,1H)、7.67(d,J=7.6Hz、1H)、7.60(d,J=7.9Hz、1H)、7.31(s,1H)、7.28(d,J=7.8Hz、1H)、7.14−7.03(m,2H)、5.16(s,2H)、3.54(d,J=15.2Hz、1H)、3.44(d,J=15.3Hz、1H)、2.99(t,J=5.9Hz、2H)、2.77−2.60(m,3H)、2.40(s,3H)、2.39−2.21(m,3H)、1.07(d,J=6.6Hz、3H).MS(APCI)m/z518.4(M+H)+
4mLのバイアルに撹拌子を入れ、それに、NaH(10mg、0.4mmol)を加えた。次に、このNaHに、0℃でDMF(200μl)中のエチル4−(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(化合物336について記載されるように調製された、R*=エチル3−メチルブタノエートおよびR’’=CH3である化合物XXIII;20mg;0.055mmol)の溶液を加え、30分間撹拌した。30分後、この混合物に、同様にDMF(150μl)中の2−(ブロモメチル)−1,3−ジフルオロベンゼンモノマー(15mg;1.4当量;0.077mmol)の溶液を加えた。これを、室温で2時間撹拌させた。第1の工程が完了したら、粗材料に、500μlの1MのLiOHを加え、室温で1時間、さらに撹拌させた。残渣をDMSOに溶解させ、逆相HPLC(TFA方法)によって精製した。試料を、Phenomenex Luna C8(2)5μm 100ÅAXIAカラム(30mm×150mm)における分取HPLCによって精製した。50mL/分の流量(0〜0.5分間、5%のA、0.5〜8.5分間、線形勾配5〜100%のA、8.7〜10.7分間、100%のA、10.7〜11.0分間、線形勾配100〜5%のA)で、ACN(A)および水中0.1%のTFA(B)の勾配を使用して、所望の化合物を得た。生成物を、1H NMR、MSおよびLC/MSによって特性評価した。
2−(ブロモメチル)−1,3−ジフルオロベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼンを用いた4−[2−[4−[(4−フルオロフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(化合物269)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5)δ8.63−8.59(m,2H)、8.46(s,1H)、7.48−7.42(m,2H)、7.11(dt,J=9.1、2.1Hz、2H)、5.05(s,2H)、3.54(d,J=15.1Hz、1H)、3.44(d,J=15.1Hz、1H)、3.07−2.90(m,1H)、2.77−2.59(m,3H)、2.54−2.22(m,8H)、1.06(d,J=6.4Hz、3H).MS(APCI)m/z450.2(M+H)+
4mLのバイアルに撹拌子を入れ、それに、NaH(10mg、0.4mmol)を加えた。次に、このNaHに、0℃でDMF(200μl)中のエチル4−(2−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエート(化合物336について記載されるように調製された、R*=エチル3−メチルブタノエートおよびR’’=Fである化合物XXIII;20mg;0.055mmol)の溶液を加え、30分間撹拌した。30分後、この混合物に、同様にDMF(150μl)中の1−(ブロモメチル)−3,5−ジメチルベンゼンモノマー(15mg、1.4当量、0.077mmol)の溶液を加えた。これを、室温で2時間撹拌させた。第1の工程が完了したら、粗材料に、500μlの1MのLiOHを加え、室温で1時間、さらに撹拌させた。残渣をDMSOに溶解させ、逆相HPLC(TFA方法)によって精製した。試料を、Phenomenex Luna C8(2)5μm 100ÅAXIAカラム(30mm×150mm)における分取HPLCによって精製した。50mL/分の流量(0〜0.5分間、5%のA、0.5〜8.5分間、線形勾配5〜100%のA、8.7〜10.7分間、100%のA、10.7〜11.0分間、線形勾配100〜5%のA)で、ACN(A)および水中0.1%のTFA(B)の勾配を使用して、所望の化合物を得た。生成物を、1H NMR、MSおよびLC/MSによって特性評価した。
1−(ブロモメチル)−3,5−ジメチルベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−2,3−ジメチルベンゼンを用いた4−[2−[4−[(2,3−ジメチルフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(化合物231)。1H NMR(400MHz、ピリジン−d5)δ8.54(s,1H)、8.40(t,J=8.9Hz、1H)、7.41(dd,J=5.9、3.2Hz、1H)、7.18(d,J=3.4Hz、2H)、7.12(dd,J=8.8、2.6Hz、1H)、5.18(s,2H)、3.60(d,J=15.2Hz、1H)、3.50(d,J=15.2Hz、1H)、3.04(d,J=5.9Hz、2H)、2.81−2.64(m,3H)、2.59−2.46(m,1H)、2.46−2.30(m,3H)、2.22−2.15(m,7H)、1.13(d,J=6.5Hz、3H).MS(APCI)m/z464.3(M+H)+
エチル4−(2−(3−(ベンジルオキシ)シクロブチル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを、スキーム5にしたがって調製した。2−(3−(ベンジルオキシ)シクロブチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(780mg;2.64mmol;1当量)を40mlのTHFに溶解させた。エチル3−メチル−4−オキソブタノエート(457mg;3.17mmol;1.2当量)をアルゴン雰囲気下で加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(840mg;3.96mmol;1.5当量)を加えた後、室温で一晩さらに撹拌した。混合物を蒸発させ、15分間にわたって撹拌しながら、水/DCMで抽出した。有機相を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。残渣を3mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(24gのシリカゲル、EtOAc/n−ヘプタン2:1)によって精製して、88%(981mg;2.316mmol)の収率でエチル4−(2−(3−(ベンジルオキシ)シクロブチル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、NaOHを用いて、この生成物を対応するメチルブタン酸に転化して、42.8%(36mg;0.0.091mmol)の収率で化合物333を得た。計算質量(C23H29N3O3):395.495。1H NMR(500MHz、DMSO−d6)δ12.07(s,2H)、8.44(d,J=4.7Hz、1H)、7.42−7.19(m,7H)、4.40(d,J=5.0Hz、1H)、4.33(q,J=6.8Hz、1H)、4.04(dt,J=16.7、6.7Hz、1H)、3.54(s,2H)、3.20−3.08(m,2H)、2.80(dq,J=23.0、5.9Hz、4H)、2.69(dt,J=11.6、5.9Hz、1H)、2.59−2.52(m,2H)、2.43−2.12(m,9H)、2.01(dd,J=15.3、7.5Hz、1H)、0.91(dd,J=6.5、1.4Hz、4H).M+H=396
スキーム5にしたがって、2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(化合物287について記載されるように調製された)から、化合物335を調製した。500mgの非精製メチル1−(2−オキソエチル)シクロプロパンカルボキシレート(2mmolと仮定される;5当量)を、それぞれ5mlのTHF/MeOHに溶解させた。2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(141mg;0.40mmol;1当量)を加え、50μlの氷酢酸を加え、これを室温で1時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(425mg;2.00mmol;5当量)を加え、室温でさらに20時間撹拌した。20mlのH2Oおよび20mlのDCMを加え、混合物を30分間撹拌した。有機相を分離し、H2Oで3回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、蒸発させた。残渣を2mlのDCMに溶解させ、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM/MeOH 95:5)によって精製して、96%(183mg;0.383mmol)の収率でメチル1−(2−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)エチル)シクロプロパンカルボキシレートを得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、NaOHを用いて、この生成物を対応するカルボン酸に転化して、91%(159mg;0.343mmol)の収率で化合物335を得た。計算質量(C26H26ClN3O3):463.956g/mol。1H NMR(600MHz、DMSO−d6)δ12.54(s,1H)、8.55(s,1H)、8.34−8.27(m,2H)、7.51(d,J=8.5Hz、2H)、7.51−7.44(m,2H)、7.16−7.09(m,2H)、5.18(s,2H)、3.64(s,2H)、2.92(t,J=6.0Hz、2H)、2.83(t,J=5.9Hz、2H)、2.70−2.63(m,2H)、1.75(dt,J=9.7、7.0Hz、2H)、1.05(q,J=3.6Hz、2H)、0.76(q,J=3.7Hz、2H).M+H=464/466
スキーム2に示されるように、化合物VIの代わりに4−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて、パラジウム媒介反応において、化合物XXgから出発して、エチル4−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを調製した。化合物XXg(500mg;1.679mmol;1当量)、炭酸ナトリウム(3.35g;4.20mmol;2.5当量)およびフェニルボロン酸(250mg;1.813mmol;1.08当量)をDMV(15ml)に溶解させた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(97mg;0.084mmol;0.05当量)を加え、反応混合物を90℃で2時間加熱した後、室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残渣をEtOAcに溶解させ、水で2回、飽和NaCl溶液で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。褐色の油性残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(12gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、36.9%(220mg;0.619mmol)の収率でエチル4−(2−(4−ヒドロキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを得た。50mgのそれ(0.141mmol;1当量)を3mlのDMFに溶解させた。炭酸セシウム(75mg;0.230mmol;1.6当量)およびシクロヘキシルメチルブロミド(30mg;0.169mmol;1.2当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣を、水およびDCMに溶解させた。相分離の後、有機層を蒸発させ、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(4gのシリカゲル、DCM中0〜10%のMeOH)によって精製して、28.3%(18mg;0.040mmol)の収率でエチル4−(2−(4−(シクロヘキシルメトキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタノエートを得た。本明細書の他の箇所に記載されるように、NaOHを用いて、この生成物を対応するメチルブタン酸に転化して、29.6%(5mg;0.012mmol)の収率で化合物336を得た。計算質量(C25H33N3O3):423.548。1H NMR(600MHz、メタノール−d4)δ8.54(s,1H)、8.36−8.27(m,2H)、7.05−6.96(m,2H)、4.16(d,J=15.2Hz、1H)、4.09(d,J=15.5Hz、1H)、3.85(d,J=6.4Hz、2H)、3.43(s,1H)、3.22−3.14(m,1H)、2.88(s,2H)、2.58−2.28(m,3H)、1.94−1.69(m,7H)、1.44−1.10(m,6H)、1.07(d,J=6.6Hz、3H).M+H=424
アゴニスト活性を、後述される2つの異なる方法を用いて測定した。結果が表1に示されている。
アゴニストの効力および固有の活性を、細胞内Ca2+放出の測定によって評価した。ヒトS1PR5、S1PR1、S1PR3またはS1PR4受容体、イクオリン、およびGTP結合タンパク質Gq/i5を発現する組み換えCHO−K1細胞(Euroscreen,Brussels,Belgium)を、10%のFBS、および100μg/mLのゲンタマイシンとともに栄養物混合物F−12 Ham(Sigma-Aldrich)を含有し、かつ5%のCO2で平衡化された培地を用いて培養した。20μLの培地中15,000個の細胞を、バイオコートポリ−D−リジン被覆384ウェルプレート(Becton Dickinson #35-6663)に播種し、24時間後に約95%の密集度になるまで増殖させた。培地を、Ca2+およびMg2+(Invitrogen #14025-050)、20mmol/LのHepes(Sigma-Aldrich #H-3375)、2.5mmol/Lのプロベネシド(Sigma-Aldrich #P-8761、および0.1%のBSA(Sigma-Aldrich #A-7030)pH7.4を含むHBBSからなるアッセイバッファーに取り替えた。カルシウム5非洗浄FLIPRアッセイキット(Molecular Devices # 5000625)を、キットの使用説明書に記載されるように行った。細胞を、暗所で、37℃、5%のCO2で1時間にわたってカルシウム5色素とともにインキュベートした。45分後、細胞内Ca2+放出のアゴニスト刺激のRT評価への適応を、連続希釈によって得られる濃度の試験化合物の添加によって行った。ホスホ−フィンゴリモドを陽性対照として使用した。アンタゴニストを、アゴニスト(EC80におけるホスホ−フィンゴリモド)の添加の前に、細胞とともに10分間にわたってプレインキュベートした。測定を、蛍光イメージングプレートリーダーFLIPR(登録商標)テトラ(Molecular Devices)を用いて行った。ヒトS1P受容体におけるアゴニストを、基準アゴニスト(ホスホ−フィンゴリモド)曲線に対する正規化の後、測定した蛍光生データに対して非線形フィットからEC50(効力)値を推定することによって特性評価した。
遺伝子組み換え細胞
細胞クローンCHO−A21−Edg1 #17は、導入遺伝子ヒトEDG1(S1PR1)受容体(受託番号NP_001391.2)、ミトコンドリアに標的化されるイクオリン(活性部分は、受託番号1SL8_Aに対応する)およびキメラGaqi5=C末端の5アミノ酸をGaiタンパク質のC末端の5アミノ酸(DCGLF)で置換されて修飾されたGaqを有する。CHO−A2−S1P3 Mixは、ヒトEDG3(S1PR3)受容体(受託番号NP_005217.2)、ミトコンドリアに標的化されるイクオリン(活性部分は、受託番号AY601106.1と類似の配列を有する)およびGNA16(受託番号NP_002059.3)を異所的に発現する細胞プールである。細胞クローンCHO−A21−EDG8 #12は、導入遺伝子ヒトEDG8(S1PR5)受容体(受託番号NP_110387.1)、ミトコンドリアにおいて発現されるイクオリン(活性部分は、受託番号1SL8_Aに対応する)およびキメラGaqi5(Gaiタンパク質の最後の5アミノ酸「DCGLF」を示すように修飾されたGaq;上記を参照)を有する。細胞を、培地(HAM’s F12、10%のFBS、100IU/mLのペニシリン、100μg/mLのストレプトマイシン、250μg/mLのZeocin、400μg/mLのG418)中で対数中期になるまで増殖させる。凍結細胞調製の18時間前、培地を交換して、抗生物質を除去する。
試験の18時間前、凍結細胞のバイアルを、37℃の水浴中で急速に解凍し、細胞を遠心分離によって回収し、アッセイバッファー(フェノールレッド+0.1%の脂肪酸フリーのBSAを含まず、HEPESを含むDMEM/HAM’s F12)中で再度懸濁させる。細胞を、5μMのセレンテランジンh(Molecular Probes)の存在下で、室温で一晩、懸濁液中で穏やかに撹拌する。試験当日に、細胞を、アッセイバッファー中でそれらの最終使用濃度になるまで希釈し、室温で1時間にわたって懸濁液中で撹拌する。次に、細胞を発光リーダー(Hamamatsu Functional Drug Screening System 6000, FDSS6000)に入れる。細胞のインキュベーション中、化合物を100%のDMSO中で調製し、続いて、アッセイバッファー中で希釈する。次に、化合物を、アッセイプレート(黒色の、透明底の384−ウェルプレート)中に分配する。ヒトS1P受容体へのアゴニストの結合の後、細胞内カルシウム濃度が増加し、イクオリン/セレンテランジン複合体へのカルシウムの結合が、セレンテランジンの酸化反応につながり、これが、イクオリン、セレンテラミド、CO2および光(Dmax 469nm)の生成をもたらす。発光反応は、アゴニスト濃度に依存する。アゴニスト試験では、30μLの細胞懸濁液を、アッセイプレート中で、30μLの試験化合物または基準アゴニストに注入する。得られた発光を、FDSS6000を用いて90秒間記録する。基準化合物を用いた用量反応曲線を、化合物を試験する前に行う。S1Pは、基準アゴニストであり、JTE−013基準アンタゴニストは、S1P2である。最初の注入の後3分間のインキュベーションの後、アンタゴニスト試験のために、EC80に対応する最終濃度のための30μLの基準アゴニストを、60μLの細胞懸濁液および試験化合物混合物に注入する。得られた発光を、FDSS6000を用いて90秒間記録する。発光データを、アゴニストおよびアンタゴニストモデルの読み取り間隔に対して積分する。プレートおよび異なる実験にわたって記録された発光(「100%のシグナル」の測定)を標準化するために、ウェルの一部は、100μMのジギトニンまたは飽和濃度のATP(20μM)を含有する。また、プレートは、試験検証中に得られるEC80およびEC100に相当する濃度の基準アゴニストを含有する。試験化合物からの用量反応データを、シグモイド型用量反応モデルおよび以下の式に適用される非線形回帰を用いて、XLfit(IDBS)ソフトウェアを用いて分析した。
XL Fitフィットモデル203:4パラメータロジスティックモデル
A:ボトム
B:トップ
C:LogEC50
D:Hill
フィット=(A+((B−A)/(1+(((10^C)/x)^D))))
inv=((10^C)/((((B−A)/(y−A))−1)^(1/D)))
res=(y−フィット)
Claims (18)
- 式(I):
(式中、
X、YおよびZは、独立して、NおよびCR5からなる群から選択され、ただし、X、YおよびZのうちの少なくとも1つがNであり、ここで、各R5は、独立して、水素、ハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子で置換された(C1〜4)アルキルからなる群から選択され;
mは、0、1または2であり、nは、1、2または3であり、ただし、m+nは、1、2または3であり;
R1は、以下のもの
・−(C1〜6)アルキレン−R6(ここで、前記アルキレン基中の1つ以上の炭素原子が、それぞれ独立して、任意選択的に、1つ以上のハロゲン原子で置換されるか、または(CH2)2で置換されて、シクロプロピル部分を形成するか、または(CH2)3で置換されて、シクロブチル部分を形成する)、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−R6(ここで、前記(C3〜6)シクロアルキレン中の1つの炭素原子が、酸素で任意選択的に置換され得る)、
・−(C1〜3)アルキレン−(C3〜6)シクロアルキレン−R6、
・−(C3〜6)シクロアルキレン−(C1〜3)アルキレン−R6および
・−C(O)−(C1〜4)アルキレン−R6
からなる群から選択され、
ここで、R6は、−OH、−OPO3H2、−COOH、−COO(C1〜4)アルキルおよびテトラゾール−5−イルからなる群から選択され;
R2は、存在しないか、ハロゲン原子、オキソ、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基であるか、または前記N含有環中の炭素原子の1つと一緒に、(C3〜6)シクロアルキルを形成し;
L1は、存在しないか、または
であり、式中、
*は、環Aへの結合を示し、**は、R3への結合を示し;
環Bは、以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜7)シクロアルキル、(C4〜7)シクロアルケニル、フェニル、ピリジル、チエニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、
・ヒドロキシ、
・シアノ、
・ハロゲン原子、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル、
・1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・ハロゲン原子、1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されるフェニル;
R3は、L2−R4であり、ここで:
L2は、存在しないか、または基−W−(CH2)p−T−であり、ここで:
・Wは、L1に結合され、結合、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CH=CH−、−C(CF3)=CH−、CH=C(CF3)−、−CF2−CH2−、−CH2−CF2−、−CHF−CH2−、−CH2−CHF−、−C≡C−、−CH2−O−、−O−CH2−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−およびシクロプロピレンからなる群から選択され;
・pは、0〜10の整数であり;
・(CH2)pの1つ以上のC原子が、1つまたは2つのフッ素原子で任意選択的に置換され、
・Tは、存在しないか、またはR4に結合され、結合、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CO−、−CH=CH−、−C≡C−、およびシクロプロピレンからなる群から選択され、
R4は、以下のもの
・ハロゲン原子、1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から選択される置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、(C3〜6)シクロアルキル、(C4〜6)シクロアルケニルまたは8〜10員二環式基、
・以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換される、フェニル、ビフェニルまたはナフチル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、
〇ハロゲン原子、
〇ヒドロキシ、
〇シアノ、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
〇1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、
〇−S−(C1〜4)−アルキル、
〇−SF5、および
〇フェニルで任意選択的に置換される(C3〜6)シクロアルキル(ここで、前記フェニルは、(C1〜4)アルキルおよびハロゲン原子からなる群から選択される置換基で任意選択的に置換される)、および
・フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、フェニルエチルおよび単環式複素環からなる群から選択される置換基で置換されるフェニル(ここで、各置換基は、1つ以上のハロゲン原子、(C1〜4)アルキル、1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルキル、(C1〜4)アルコキシ、または1つ以上のフッ素原子で置換される(C1〜4)アルコキシで任意選択的に置換される)
からなる群から選択される)
の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシド。 - X、YおよびZのうちの1つまたは2つがNであり、X、YおよびZのうちの少なくとも1つがCR5であり、ここで、R5が、独立して、水素、フッ素原子、1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換されるメチル、および1つ以上のフッ素原子で任意選択的に置換されるエチルからなる群から選択され、mが、0または1であり、nが、1または2であり、R2が存在せず、ただし、m+nが、1または2である、請求項1に記載の化合物。
- 式(I)が、
からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化合物。 - R1が、−CH2−COOH、−CHCH3−COOH、−(CH2)2−COOH、−(CH2)3−COOH、−(CH2)4−COOH、−(CH2)5−COOH、−CH2−CHCH3−COOH、−CHCH3−CH2−COOH、−CH2−C(CH3)2−COOH、−C(CH3)2−CH2−COOH、−CH2−CHCH3−CH2−COOH、−CH2−C(CH3)2−CH2−COOH、−(CH2)2−CHCH3−COOH、−(CH2)2−C(CH3)2−COOH、−C(CH3)2−(CH2)2−COOH、−CHCH3−(CH2)2−COOH、−CH2−COO(C1〜4)アルキル、−(CH2)2−COO(C1〜4)アルキル、−(CH2)3−COO(C1〜4)アルキル、−CH2−CHCH3−CH2−COO(C1〜4)アルキル、−CH2−C(CH3)2−CH2−COO(C1〜4)アルキル、−(CH2)2−CHCH3−COO(C1〜4)アルキル、−C(CH3)2−(CH2)2−COO(C1〜4)アルキル、
、−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−CH2−COOH、−CH2−1,3−シクロブチレン−COOH、−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキル、−1,3−シクロブチレン−CH2−COO(C1〜4)アルキルおよび−CH2−1,3−シクロブチレン−COO(C1〜4)アルキルからなる群から選択され、R2が存在しない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。 - L1が、存在しないか、または
であり、ここで、環Bが、以下のもの
・ハロゲン原子、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、
・1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
・ハロゲン原子、好ましくは、FまたはCl、1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル、および1つ以上のハロゲン原子、好ましくはFで任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されるフェニル
からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基でそれぞれ任意選択的に置換される、シクロブチル、フェニルおよびチエニルからなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。 - Wが、結合、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−CH=CH−および−C≡C−からなる群から選択され、pが、0〜2の整数であり、Tが結合である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
- R4が、以下のもの
・(C3〜6)シクロアルキル、
・(C8〜10)二環式基、および
・以下のものからなる群から独立して選択される1つ以上、好ましくは、1つまたは2つの置換基で任意選択的に置換されるフェニル、
〇ハロゲン原子、好ましくは、Fおよび/またはCl、
〇ヒドロキシ、
〇1つ以上、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルキル基、
〇1つ以上、好ましくは、2つまたは3つのフッ素原子で任意選択的に置換される(C1〜4)アルコキシ、および
〇−S−CH3
からなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。 - L2が、存在しないか、または−O−CH2−、−CH2−、−CH=CH−および−C≡C−からなる群から選択され、R4が、請求項7に記載の1つ以上の置換基で任意選択的に置換されるフェニルである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
- 1−((2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボン酸;
2−(3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブチル)酢酸;
2−(3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブチル)酢酸;
2−(3−(2−(4−((3,4−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブチル)酢酸;
2−(3−(2−(4−((3,5−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブチル)酢酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−(2,6−ジクロロベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((3,5−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((3,4−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((3,4−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((2,6−ジメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((2,3−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((3,5−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
(+)−3−(2−(4−((3,5−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
(−)−3−(2−(4−((3,5−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(+)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(−)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
2−(2−ベンジル−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(2,6−ジフルオロベンジル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((2,3−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((3,4−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((3,5−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((2,6−ジメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(4−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)酢酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−((3,4−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−((3,4−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(フェニルエチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−((2,5−ジフルオロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−ベンジル−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(2,6−ジフルオロベンジル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−(2,6−ジフルオロベンジル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−(o−トリルエチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−エトキシフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−フルオロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−イソプロピルフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−(ベンジルオキシ)フェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((2−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((3,5−ジフルオロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((3−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2,3−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3,4−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3,4−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−(メチルチオ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−(ジフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−(tert−ブチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−(ジフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((5−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−(ジフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((4−フルオロベンジル)オキシ)−3−クロロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((2−フルオロベンジル)オキシ)−3−クロロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−クロロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
2−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)酢酸;
2−(2−(3−メチル−4−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)酢酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−(フェニルエチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−(o−トリルエチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−エトキシフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−フルオロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−イソプロピルフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((4−(ベンジルオキシ)フェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((2−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((3,5−ジフルオロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−((3−クロロフェニル)エチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2,3−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−トリフルオロメチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−2−メトキシフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−クロロ−4−((4−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−クロロ−4−((2−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メトキシフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(2−フルオロ−4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−メチルチオベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−ジフルオロメトキシベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−トリフルオロメチル−5−(メチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−トリフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−トリフルオロメトキシベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−トリフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−トリフルオロメトキシベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−トリフルオロメチル−4−(メチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−トリフルオロメトキシベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−(tert−ブチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−トリフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−トリフルオロメトキシ−5−(メチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((5−インダニル)メトキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−ジフルオロメトキシベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−ジフルオロメトキシベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−ジフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−メチル−4−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−フルオロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
tert−ブチル3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパノエート;
3−(6−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸;
3−(6−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸;
3−(6−(4−((4−トリフルオロメチルベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸;
3−(6−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸;
3−(6−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸;
3−(6−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−2−メチルブタン酸;
3−(2−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(3−フルオロ−2−(フェニルエチニル)−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((4−トリフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3−トリフルオロメチルベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2−クロロ−6−エチルベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((2,3−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−((3,4−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−3−フルオロ−7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)ブタン酸;
3−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6(7H)−イル)プロパン酸;
3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−イル)−2−メチルプロパン酸;
3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−c]ピリダジン−7(8H)−イル)プロパン酸;
3−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタン酸;
4−(2−(4−ベンジルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ペンタン酸;
1−((2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタン酸;
4−(2−(4−((3,4−ジクロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3,3−ジメチルブタン酸;
1−((2−(4−ベンジルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロパンカルボン酸;
3−(6−((2,6−ジクロロベンジル)オキシ)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)プロパン酸;
3−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(3−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−(3−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[3,4−b]ピラジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
4−(2−(4−((4−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[4−[(2,3−ジフルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−((3−フルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((3,4−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[4−[(2−クロロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
3−メチル−4−(2−(4−((3−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,3−ジメチルフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
3−メチル−4−(2−(4−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−メチル−4−[2−[4−(o−トリルメトキシ)フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
4−[2−[4−[(2−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
3−メチル−4−(2−(4−((3−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−((2−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
(+)−3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−((2−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
(−)−3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−((2−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,6−ジフルオロフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[(2−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,6−ジクロロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(+)−4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(−)−4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
3−メチル−4−[2−[4−[[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
3−メチル−4−[2−[4−[[4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
3−メチル−4−(2−(4−((4−メチルベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−(2−(4−(4−クロロ−2−フルオロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(+)−4−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(−)−4−(2−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−フルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
3−メチル−4−[2−[4−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((2,3−ジフルオロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
3−メチル−4−[2−[4−[(4−メチルスルファニルフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(+)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(−)−4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−((2−クロロベンジル)オキシ)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−(m−トリルメトキシ)フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(+)−4−(2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
(−)−4−(2−(4−(2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[4−[(2,3−ジクロロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(4−フルオロフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(3,4−ジクロロフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[[2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
3−メチル−4−(2−(3−メチル−4−((2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,6−ジメチルフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
3−メチル−4−[2−[4−[[5−メチル−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,6−ジメチルフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−(2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[[4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(2−フルオロ−4−フェネチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
2−(1−((2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロピル)酢酸;
4−(2−(4−(4−クロロ−2−フルオロスチリル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[4−[(4−tert−ブチルフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(2−クロロフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
2−(1−((2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロピル)酢酸;
2−(1−((2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロピル)酢酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロブタンカルボン酸;
3−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロペンタンカルボン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[[5−メチル−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−(3−クロロフェネチル)−2−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−(2−(3−クロロフェニル)シクロプロピル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
3−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)シクロペンタンカルボン酸;
4−[2−[4−[(2−エチルフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−(2−(4−(4−クロロスチリル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−[(4−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
2−(2−(4−((3,5−ジフルオロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
4−[2−[4−[(2,3−ジメチルフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
3−メチル−4−[2−[3−メチル−4−(p−トリルメトキシ)フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
3−メチル−4−[2−[3−メチル−4−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,4−ジメチルフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,4−ジメチルフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(4−エチルフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[2−フルオロ−4−(p−トリルメトキシ)フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(2−エチルフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
3−メチル−4−[2−[3−メチル−4−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
4−[2−[4−[(4−イソプロピルフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
4−[2−[4−[(2,5−ジメチルフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
2−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
4−[2−[4−[(3,5−ジメチルフェニル)メトキシ]−2−フルオロ−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
3−メチル−4−[2−[3−メチル−4−[[2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン−1−オール;
4−[2−[4−[(2,6−ジフルオロフェニル)メトキシ]−3−メチル−フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]−3−メチル−ブタン酸;
2−(2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
3−メチル−4−[2−[3−メチル−4−(m−トリルメトキシ)フェニル]−7,8−ジヒドロ−5H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−6−イル]ブタン酸;
2−(2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)プロパン酸;
4−(2−(4−(2−(4−クロロフェニル)シクロプロピル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−(4−クロロフェネチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン−1−オール;
4−(2’−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−5’H−スピロ[シクロブタン−1,7’−ピリド[4,3−d]ピリミジン]−6’(8’H)−イル)−3−メチルブタン酸;
2−(1−((2−(4−((3−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)メチル)シクロプロピル)酢酸;
4−(2−(4−(2−(3−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,7−ジメチル−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−(3−クロロフェネチル)−3−メチルフェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
4−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチル−4−オキソブタン酸;
4−(2−(3−(ベンジルオキシ)シクロブチル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸;
1−(2−(2−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)エチル)シクロプロパンカルボン酸および
4−(2−(4−(シクロヘキシルメトキシ)フェニル)−7,8−ジヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(5H)−イル)−3−メチルブタン酸
からなる群から選択される化合物、またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシド。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシドと、少なくとも1種の薬学的に許容できる補助剤とを含む医薬組成物。
- S1P受容体が関与するか、またはS1P受容体を介した内因性S1Pシグナル伝達系の調節が関与する、好ましくはS1P5、疾患または病態の治療、軽減または予防の方法であって、それを必要とする患者に、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシドを投与することを含む方法。
- S1P受容体が関与するか、またはS1P受容体を介した内因性S1Pシグナル伝達系の調節が関与する、好ましくはS1P5、疾患または病態の治療、軽減または予防のための薬剤の製造のための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシドの使用。
- 治療に使用するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシド。
- S1P受容体が関与するか、またはS1P受容体を介した内因性S1Pシグナル伝達系の調節が関与する、好ましくはS1P5、疾患または病態の治療、軽減または予防に使用するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体もしくはN−オキシド。
- 前記疾患または障害が、アルツハイマー病(AD)および関連する認知症、アミロイドβ関連障害、軽度認知障害(MCI)、パーキンソン病(PD)、レビー小体型認知症(LBD)、進行性核上まひ(PSP)、脳性まひ(CP)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、前頭側頭葉認知症(FTLD)、多発性硬化症、ハンチントン病、スフィンゴリピドーシス障害の神経症状、リソソーム貯蔵障害、脳卒中、HIV関連認知症(HAD)、HIV関連神経認知障害(HAND)、HIV関連神経障害、統合失調症、統合失調症における認知障害、注意欠陥障害、双極性障害、強迫的行動、疼痛、癌誘発性末梢神経障害(CIPN)、うつ病、治療抵抗性うつ病、クロイツフェルト・ヤコブ病および他のプリオン関連疾患、ダウン症、自閉症、加齢に伴う認知低下または記憶障害、糖尿病に関連する認知障害、認知症、ダウン症に関連する認知症、精神疾患における認知障害、レビー小体病に関連する認知症、外傷性脳損傷に関連するCNS機能の低下、ピック病、脊髄損傷、脱髄疾患、大脳基底核の障害、AIDS関連認知症、1型および2型乾癬、アトピー性皮膚炎、皮膚炎強皮症、インスリン依存性糖尿病、潰瘍性大腸炎、アテローム性動脈硬化症、敗血症症候群、敗血症性ショック、デング出血熱、デング熱、アトピー性アレルギー、HIV/AIDS、関門の完全性に関連する肺疾患、白血病、接触皮膚炎、脳脊髄炎、エプスタインバーウイルス感染および細胞間融合を必要とする他のウイルス感染からなる群から選択される、請求項11に記載の方法、請求項12に記載の使用、または請求項13または14に記載の使用のための化合物。
- 前記リソソーム貯蔵障害が、テイ・サックス病、サンドホフ病、ファブリー病、クラッベ病、ゴーシェ病、ニーマン・ピック病A、BまたはC、およびバッテン病からなる群から選択される、請求項15に記載の方法、使用、または使用のための化合物。
- 前記注意欠陥障害が、不安注意欠陥障害および注意欠陥多動性障害(ADHD)からなる群から選択される、請求項15に記載の方法、使用、または使用のための化合物。
- 前記疼痛が、神経障害痛、背痛、多発性硬化症に関連する疼痛、脊髄損傷に関連する疼痛、パーキンソン病に関連する疼痛、てんかんに関連する疼痛、糖尿病に関連する疼痛および癌に関連する疼痛からなる群から選択される、請求項15に記載の方法、使用、または使用のための化合物。
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