JP2018525027A - 鋤システム - Google Patents

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キルケガールド、ニールセン ソーレン
キルケガールド、ニールセン ソーレン
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アグロ インテリジェンス エーピーエス
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Abstract

本発明は、鋤システム(100)に関し、i)鋤フレーム(2)であって、前記鋤フレームが、前記鋤フレームを牽引車に結合させるための結合手段(4)を備え、前記鋤フレームが、長手方向(X)における伸長部、および横方向(Y)における伸長部を有し、前記鋤フレームが、2つ以上のリフト手段(6、6’)を備え、前記リフト手段が、前記鋤フレーム(2)に据え付けられている固定部(8)、および鋤ばさみ(12、12’)を搬送する可動部(10)を備える、各前記リフト手段(6、6’)が、アクチュエータ(14、14’)を備え、前記アクチュエータは、前記鋤ばさみ(12、12’)が下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されており、前記鋤ばさみ(12、12’)が、長手方向および横方向に対して相互千鳥状配向で前記フレームに配置される、鋤フレーム(2)と、ii)制御入力(18)を受信するように構成され、これに応答して、前記リフト手段と関連付けられた1つ以上のアクチュエータ(14、14’)を独立的に作動させ、これによって、前記鋤ばさみ(12、12’)の1つ以上の独立的な上昇および/または下降を可能にする、制御ユニット(16)と、を備える。鋤システムは、内地および枕地を備える土壌の区画の改善された鋤き込み品質を提供する。

Description

本発明は、第1の態様において、土壌を鋤き込む鋤システムに関する。本発明は、第2の態様において、土壌を鋤き込むための第1の態様の鋤システムの使用に関する。本発明は、第3の態様において、鋤き込む方法に関する。
農業の分野内において、鋤き込みは、有効な耕作方法として長い間行われている。
鋤き込みは、播種のために土壌を準備する方式として使用される。鋤き込み時には、事前に一定深さに位置する土壌が土壌の上層に出現することになるように、土壌がひっくり返される。一般的な鋤き込み深さは、18〜20cmであるが、5〜100cmの間で変更可能である。
鋤き込み時の土壌の回転は、土壌の曝気を提供することになり、このようにして、土壌のミネラル化および産出力を改善する良好な水はけを提供することになる。また、鋤き込みは、前年の作物の残留物を除去し、鋤き込まれた区画に存在するいかなる雑草も除去することになる。このようにして、鋤き込みは、特に除草剤が禁止されている、環境に配慮した農業における機械的雑草制御方法として使用され得る。
現在の鋤は、トラクタ等によって後部で牽引されるかまたは搬送されるフレームを備える。フレームは、動きの方向に対する横断方向およびそれ自体の動きの方向に関して、千鳥状構成に一線に配置された複数の鋤体を搬送する。フレームは、全ての鋤ばさみを同時に土壌から上昇させるかまたは土壌内に下降させるためのホイスト機構を備える。
ある区画を鋤き込むとき、農場主は通常、少なくとも心の中で、鋤き込まれる土地を区画の規則的形状の内側部(内地)を含む主部と周囲の枕地とに分ける。このようにして、農場主は、まず規則的蛇行経路を追従することによって主部を鋤き込むことに集中することができ、これに対し、枕地は、蛇行経路の後の行程を鋤き込むためにトラクタを転回するために使用される。区画の内側の主部が鋤き込まれた後、農場主は、枕地を鋤き込む。
区画の内側の主部を鋤き込むとき、農場主は、枕地に進入するに際して全ての鋤ばさみを土壌から上昇させる。同様に、枕地から区画の主な内側部に移動するとき、農場主は、全ての鋤ばさみを土壌内に下降させる。
鋤き込みを実施するこの方式は、効率的であるとわかっているが、この技術を使用するいくつかの欠点がある。
1つの欠点は、全ての鋤ばさみが土壌を通る鋤の動きの方向に対して直交せずに千鳥状構成で配置されている事実により、区画の内側の主部と枕地との間の境界において、土壌をこの境界に至るまで的確かつ正確に鋤き込むことができない恐れがあることである。
農場主が区画の全ての内側の主部を鋤き込みたい場合、鋤き込みは、いくつかの鋤ばさみに関して、鋤ばさみの千鳥状構成により、必然的に枕地内を鋤き込むことになる。
その結果、農場主が区画の内側の主部の全領域を鋤き込んだ後、続いて、枕地を鋤き込むとき、枕地の土壌の一部は、再び鋤き込まれ、このため2回、回転することになる。
土壌を2回、回転させることは、土壌を全く回転させていないことにいくつかの点で対応し、少なくともこのとき、雑草が成長させ続けることになる。
したがって、枕地の一部は、鋤き込み中に土壌に埋め込まれるはずであった雑草が、発根および成長の点において、播種される作物と比べて、初期の利点を有することになる。
これは、播種される作物種子が、2回、回転された雑草とのより多くの争いに遭遇することになり、これらの種子に対する成長条件、また経済的作物総産出高が、最適な条件から遠ざかる結果を明らかに有する。
加えて、重複は、結果として鋤き込み後の非均一表面をもたらすことになり、一方で内地の鋤き込みの境界は、後続する枕地の鋤き込みと相いれないものになる。
さらに、枕地の鋤き込みは、2回、土壌を鋤き込むことにより、結果として、作物残留物が少なくとも部分的に土壌に覆われないことになる状況をもたらすことになる。
このため、これらの欠点を克服する改善された鋤システムに対する必要性が存在する。
本発明の目的は、上記の欠点を克服する鋤システムを提供することである。
この目的は、請求項1において定義された特徴を有する鋤システム、請求項22において定義された特徴を有するその使用、および請求項23において定義された特徴を有する方法によって果たされる。
好ましい実施形態は、従属請求項において定義され、以下の説明において説明され、添付図面によって例示される。
したがって、本発明は、第1の態様において、鋤システムであって、
i)鋤フレームであって、前記鋤フレームを牽引車に結合させるための結合手段を備え、
前記鋤フレームは、長手方向における伸長部、および横方向における伸長部を有し、
前記鋤フレームは、2つ以上のリフト手段を備え、前記リフト手段は、前記鋤フレームに据え付けられている固定部、および鋤ばさみを搬送する可動部を備え、
各前記リフト手段は、アクチュエータを備え、
前記アクチュエータは、前記鋤ばさみが下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されており、
前記鋤ばさみは、長手方向および横方向に対して相互千鳥状配向で前記フレームに配置される、鋤フレームと、
ii)制御入力を受信するように構成され、これに応答して、前記リフト手段と関連付けられた1つ以上のアクチュエータを独立的に作動させ、これによって前記鋤ばさみの1つ以上の独立的な上昇および/または下降を可能にする制御ユニットと、を備える、鋤システムに関する。
第2の態様において、本発明は、枕地によって少なくとも部分的に囲まれた区画を鋤き込むための本発明の第1の態様による鋤き込みシステムの使用に関する。
第3の態様において、本発明は、枕地によって少なくとも部分的に囲まれた区画を鋤き込む方法であって、
i)鋤き込まれる内側の主区画と周囲の枕地との間の1つ以上の境界の座標を画定することと、
ii)長手方向における伸長部、および横方向における伸長部を有する鋤フレームであって、前記鋤フレームが、2つ以上のリフト手段を備え、前記リフト手段が、前記鋤フレームに据え付けられている固定部、および鋤ばさみを搬送する可動部を備え、前記リフト手段が、アクチュエータを備え、前記アクチュエータが、前記鋤ばさみが下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されており、前記鋤ばさみが、長手方向および横方向に対して相互千鳥状配向で前記フレームに配置される、提供することと、
ii)鋤き込まれる内側の主区画の土壌を通って鋤ばさみを動かすことによって土壌の区画を鋤き込むことと、
iii)鋤ばさみの各々に関して、特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主区画と、関連する枕地との間の境界を横断している場合、鋤き込まれる内側の主区画から枕地への方向において、特定の鋤ばさみを上昇させることと、
iv)鋤ばさみの各々に関して、特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主区画と、関連する枕地との間の境界を横断している場合、枕地から鋤き込まれる内側の主区画への方向において、特定の鋤ばさみを下降させることと、
v)内側の主区画を少なくとも部分的に囲んでいる枕地の領域を鋤き込むことと、を含む、方法に関する。
本発明は、その第1の態様、第2の態様および第3の態様において、主区画の鋤き込みに続いて鋤き込まれる枕地によって少なくとも部分的に囲まれる、内側の主区画を含む区画において播種される作物種子のための改善された発芽および成長条件を提供する。
加えて、本発明は、その種々の態様において、区画の一定領域を2回、鋤き込む必要性が回避される点においてより効果的な鋤き込みを提供する。
図1は、先行技術の鋤き込みシステムによって鋤き込まれている区画の平面図である。 図2は、本発明の第1の態様による鋤き込みシステムを例示する斜視図である。 図3は、本発明の第1の態様の鋤システムを制御するための制御システムの構造を例示する概略図である。
本発明は、第1の態様において、鋤システムであって、
i)鋤フレームであって、前記鋤フレームを牽引車に結合させるための結合手段を備え、
前記鋤フレームは、長手方向における伸長部、および横方向における伸長部を有し、
前記鋤フレームは、2つ以上のリフト手段を備え、前記リフト手段は、前記鋤フレームに据え付けられている固定部、および鋤ばさみを搬送する可動部を備え、
各前記リフト手段は、アクチュエータを備え、
前記アクチュエータは、前記鋤ばさみが下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されており、
前記鋤ばさみは、長手方向および横方向に対して相互千鳥状配向で前記フレームに配置される、鋤フレームと、
ii)制御入力を受信するように構成され、これに応答して、前記リフト手段と関連付けられた1つ以上のアクチュエータを独立的に作動させ、これによって前記鋤ばさみの1つ以上の独立的な上昇および/または下降を可能にする制御ユニットと、を備える、鋤システムに関する。
本発明の第1の態様による鋤システムは、内地と枕地との間の境界を横断するに際して各鋤ばさみを独立的に上昇/下降させることを可能にする。これによって、枕地の二重鋤き込みが回避され得る。この結果は、鋤ばさみを独立的に土壌から上昇させるかまたは土壌内に下降させるための手段を備える鋤システムによってもたらされる。
本説明および添付の請求項において、名詞「制御入力」が、手動命令によって直接、または個々の鋤ばさみを、例えば、地理的座標に応答して上昇/下降させるための既定の基準によってプログラムされている自動システムによるいずれかの、人間相互作用によって提供された入力であるように解釈されるべきであることが留意されるべきである。
したがって、本説明および添付の請求項において、名詞「制御入力」は、以下により詳細に説明される石放出システムを備える鋤システムに関して知られる等の、鋤ばさみの上昇/下降を伴うことになる、土壌に位置する石、丸石または岩と鋤ばさみとの間の機械的衝撃という意味の「機械的入力」として解釈されるべきではない。
本発明の第1の態様の一実施形態において、前記アクチュエータは、油圧アクチュエータ、電気アクチュエータ、および空気圧アクチュエータを含む群から独立的に選択されている。
本発明の第1の態様の一実施形態において、前記アクチュエータは、油圧アクチュエータであり、前記制御ユニットは、前記油圧アクチュエータを作動させるために構成された油圧バルブを備えるか、または前記アクチュエータは、電気アクチュエータであり、前記制御ユニットは、前記電気アクチュエータを作動させるために構成された電気スイッチを備えるか、または前記アクチュエータは、空気圧アクチュエータであり、前記制御ユニットは、前記空気圧アクチュエータを作動させるために構成された空気圧バルブを備える。
このようなアクチュエータおよび制御システムのタイプは、意図される目的に対して有効であることがわかっている。
前記アクチュエータが油圧アクチュエータである、本発明の第1の態様の一実施形態において、油圧アクチュエータの各々の油圧を測定して任意に記録するための測定手段を有する鋤システムを提供することがまた可能である。類似のタイプの測定手段、および記録は、電気または空気圧アクチュエータに関して提供され得る。
本発明の第1の態様の一実施形態において、鋤システムは、4〜35個の鋤ばさみ、例えば、6〜30個の鋤ばさみのような、10〜25個の鋤ばさみ、例えば、15〜20個の鋤ばさみのような、2〜40個の鋤ばさみを備える。
これらの鋤ばさみの数は、現在の鋤システムにおいて一般的であり、このため鋤システムに対する現在の要求に適合する。
本発明の第1の態様の一実施形態において、前記鋤システムは、反転可能な鋤または反転不能な鋤である。
本発明の第1の態様の一実施形態による鋤システムは、反転可能な鋤および反転不能な鋤に対して等しく良好に適合される。
本発明の第1の態様の一実施形態において、2つ以上のリフト手段は、鋤システムの上昇および下降が、鋤ばさみを搬送する可動部の回動運動によって実施されている方式で構成されている。
本発明の第1の態様の一実施形態において、システムは、前記リフト手段の1つ以上に関して、好ましくは、全ての前記リフト手段に関して、前記リフト手段が、前記アクチュエータの一端が前記リフト手段の前記固定部に回動自在に据え付けられるように、および前記アクチュエータの反対端が前記リフト手段の前記可動部に回動自在に据え付けられるように設計され、前記アクチュエータの前記2つの端は、互いに対して可動である。
この実施形態は、鋤ばさみの上昇/下降の機構の簡素なタイプの構造を提供する。加えて、このタイプの構造は、本発明の第1の態様による鋤システムに対する基盤を形成する鋤システムとして石放出システムを有する鋤を使用することを可能にする。石放出システムは、回動自在に掛止した鋤ばさみを備える鋤システムである。鋤ばさみは、掛止され、複数の油圧バルブおよびタービンを備える油圧コントローラによって制御される。石放出システムは、特定の鋤ばさみが土壌の大きな石、岩または丸石に当たった場合において、各鋤ばさみが後方向に回動することを可能にし、これによって、石、岩または丸石との衝突による鋤ばさみの機械的破損を回避する。特定の鋤ばさみが回動することを可能にするために必要な衝撃の大きさは、既定され、かつ調節可能である。一度、特定の鋤ばさみが、土壌の石、岩または丸石に当たり、後ろに回動されると、油圧バルブは、特定の鋤ばさみが土壌内のその下降位置に復帰するために、油圧が復旧されることを伴うことになる。
本発明の第1の態様による一実施形態において、鋤システムは、石放出機構を備え、前記2つ以上のリフト手段は、前記石放出機構と統合されている。
本発明の第1の態様による一実施形態において、相間部をさらに備え、前記相間部は、特定の鋤ばさみを独立的に下降/上昇ことに関してアクチュエータに命令を提供することを可能にするように構成されている。
本発明の第1の態様による一実施形態において、前記相間部は、前記制御ユニットに制御入力を提供することによって、特定の鋤ばさみを独立的に下降/上昇させることに関して前記アクチュエータに命令を提供することを可能にするように構成されている。
相間部は、制御ユニットと鋤ばさみの特定リフト手段との間の中間ユニットとして働き得、これによって、鋤システムの上昇および/または下降をもたらす。
本発明の第1の態様の一実施形態において、鋤システムはさらに、前記相間部をプログラミングするためのキーボードまたはタブレットのような入力手段をさらに備え、前記システムは、モニタを任意にさらに備える。
本発明の第1の態様の一実施形態において、前記モニタは、鋤システムの動作の設定および/または状態を監視するために構成されている。
入力手段およびモニタは、自動的に制御された鋤システムを提供するために、画面を有するシステムをプログラムすることに関して、ユーザがシステムにデータを入力することを可能にする。さらに、モニタは、使用中のシステムの設定および性能を監視することを可能にする。これは、オペレータによって、使用中の鋤システムの正常機能を監視および制御することを可能にすることになる。
本発明の第1の態様の一実施形態において、鋤システムは、データ記憶装置をさらに備え、前記データ記憶装置は、鋤き込まれる主な内側区画と周囲の枕地との間の1つ以上の境界に関する座標と関連付けられたデータを記憶することを可能にするように構成されている。
データ記憶装置は、土壌の鋤き込みを自動的に制御することを可能にする。
本発明の第1の態様の一実施形態において、相間部は、位置表示受信器から位置表示座標を受信するように構成されている。
本発明の第1の態様の一実施形態において、位置表示座標は、GPSシステムのような、全地球測位システム(GNSS)のような、衛星ナビゲーションシステムによって提供される。
本発明の第1の態様の一実施形態において、システムは、衛星ナビゲーションシステム、例えば、GPSシステムのような位置表示受信器の1つ以上をさらに備える。
本発明の第1の態様の一実施形態において、位置表示受信器の数は、鋤ばさみの数と等しく、位置表示受信器は、各鋤ばさみの位置に配置されている。
1つ以上の位置表示受信器を有する鋤システムを提供することは、任意の所与の時間において、その位置表示受信器の位置を非常に正確に知ることを可能にする。これは、任意の所与の時間において、前記鋤ばさみの1つ以上、好ましくは、全ての位置を知ることを可能にすることになる。
本発明の第1の態様の一実施形態において、鋤システムは、前記位置表示受信器に関して、前記鋤ばさみの1つ以上、好ましくは、全ての相対位置に関するデータを自身に保存することを可能にするように構成されたデータ記憶装置をさらに備え、前記相間部は、それに基づいて、および位置表示受信器によって受信された座標に基づいて、鋤ばさみの1つ以上、好ましくは、全ての絶対座標を計算するように構成されている。
このようなシステムは、鋤ばさみの各々の的確な位置を定期的に知ることを可能にし、これによって、特定の鋤ばさみが土壌内に下降しているかまたは土壌の上に上昇しているかどうかを判定することを可能にする。
本発明の第1の態様の一実施形態において、前記制御ユニットは、前記鋤ばさみの1つ以上を自動的かつ独立的に上昇および/または下降させる点において、1つ以上のアクチュエータの前記作動を自動的に制御するために構成されている。
これは、ユーザによる、容易かつ簡便な、正確な鋤き込み動作を可能にすることになり、これによって、鋤き込み動作をより効果的なものにする。
本発明の第1の態様の一実施形態において、鋤システムは、前記相間部を介して、既定の計画に従って1つ以上の鋤ばさみを独立的に下降または上昇させる命令に関して前記制御ユニットに信号を提供するように構成されている。
本発明の第1の態様の一実施形態において、前記既定の計画は、
a)特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主な区画内に位置している場合において、前記鋤ばさみが下降位置に配置されなければならない要素と、
b)特定の鋤ばさみが枕地内に位置する場合において、前記鋤ばさみが上昇位置に配置されなければならない要素と、
c)鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主な区画と、関連する枕地との間の境界を横断している場合、鋤き込まれる内側の主な区画から枕地への方向において、その特定の鋤ばさみが下降位置から上昇位置に位置を変更しなければならない要素と、
d)鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主な区画と、関連する枕地との間の境界を横断している場合、枕地から鋤き込まれる内側の主な区画への方向において、その特定の鋤ばさみが上昇位置から下降位置に位置を変更しなければならない要素と、を備える。
このような計画は、鋤システムの自動制御を可能にする。
第2の態様において、本発明は、枕地によって少なくとも部分的に囲まれた区画を鋤き込むための本発明の第1の態様による鋤システムの使用に関する。
第3の態様において、本発明は、枕地によって少なくとも部分的に囲まれた区画を鋤き込む方法であって、
i)鋤き込まれる内側の主区画と周囲の枕地との間の1つ以上の境界の座標を画定することと、
ii)長手方向における伸長部、および横方向における伸長部を有する鋤フレームであって、前記鋤フレームが、2つ以上のリフト手段を備え、前記リフト手段が、前記鋤フレームに据え付けられている固定部、および鋤ばさみを搬送する可動部を備え、前記リフト手段が、アクチュエータを備え、前記アクチュエータが、前記鋤ばさみが下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されており、前記鋤ばさみが、長手方向および横方向に対して相互千鳥状配向でフレームに配置される、提供することと、
ii)鋤き込まれる内側の主区画の土壌を通って鋤ばさみを動かすことによって土壌の区画を鋤き込むことと、
iii)鋤ばさみの各々に関して、特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主区画と、関連する枕地との間の境界を横断している場合、鋤き込まれる内側の主区画から枕地への方向において、特定の鋤ばさみを上昇させることと、
iv)鋤ばさみの各々に関して、特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主区画と、関連する枕地との間の境界を横断している場合、枕地から鋤き込まれる内側の主区画への方向において、特定の鋤ばさみを下降させることと、
v)内側の主区画を少なくとも部分的に囲んでいる枕地の領域を鋤き込むことと、を含む、方法に関する。
本発明の第3の態様の一実施形態において、前記特定の鋤ばさみを上昇および下降させることは、自動的に実施されている。
本発明の第1の態様の一実施形態において、本発明の第1の態様による鋤システムを使用することによって実施されている。
第2の態様および第3の態様の使用および方法によると、それぞれ、鋤システムは、全ての鋤ばさみが全時間において土壌内に下降されることが所望されない、くさび形状区画等の、不規則的形状の区画または区画の一部を鋤き込むために適切であり得る。このような形状の区画または区画の一部を鋤き込むことにおいて、鋤ばさみの1つ以上は、持ち上げられ、一方で鋤ばさみの1つ以上は、鋤き込む目的のために土壌内に潜り込まされる。
ここで、本発明の好ましい実施形態を例示する目的のために図面を詳細に参照し、図1は、複数の千鳥状に配置された鋤ばさみが、単に同時に上昇および下降され得る、先行技術の鋤き込みシステムを使用する鋤き込みと関連付けられた問題を例示する。
図1は、鋤き込まれる区画70の平面図を示す。区画70は、矩形形状を有しており、南北方向に長くなっている。鋤き込まれる区画70は、内側の主区画72を含む。内側の主区画72に対して南北に、それぞれ、枕地74、74’が位置する。
北側の枕地74は、境界76によって内側の主区画72から分離される。同様に南側の枕地74’は、境界76’によって内側の主区画72から分離される。
従来の先行技術の鋤システムを使用して区画70を鋤き込むとき、農場主は、鋤システムの長手方向および横方向に関して千鳥状構成に配置された複数の鋤ばさみを有する鋤システムを使用することになる。右端の鋤ばさみが、したがって、先頭の鋤ばさみであり、これに対して左端の鋤ばさみが、最後尾の鋤ばさみである。
農場主は、北側の枕地74においてその西側端で鋤き込みを開始することになる。農場主は、南方向に向かって移動することになり、先頭の右端の鋤ばさみが境界76を横断するときに同時に全ての鋤ばさみを下降させることになる。これは、枕地74の一部80が鋤き込まれることになる結果を有することになる。
農場主は、南側の枕地74’内への鋤き込む列の行程78を追従して南方向に鋤き込みを続け、列および左端の鋤ばさみが境界76’を横断するときに、全ての鋤ばさみを同時に上昇させることになる。これは、枕地74’の一部80が鋤き込まれることになる結果を有することになる。
枕地74’において、農場主は、鋤システムを牽引している車両を転回させ、北方向に鋤き込みを続けることになる。
したがって、農場主は、蛇行経路を追従して継続して南北方向においてこのようにして鋤き込みを続ける。
農場主は、北側の枕地74の東側部に到達すると、内側の主区画72を鋤き込むことを終了することになる。
このとき、内側の主区画72の全てが鋤き込まれている。しかしながら、北側の枕地74の一部80の土壌および南側の枕地74’の一部80の土壌もまた、このようにして鋤き込まれている。
区画70の鋤き込みを終了するために、農場主は、北側の枕地74および南側の枕地を最後に鋤き込む。この特定例において、農場主は、それを行うときに東西蛇行経路を追従することになる。
内側の主区画72ならびに北側の枕地74および南側の枕地74’を含む区画70が鋤き込まれたとき、北側の枕地74および南側の枕地74’の全部80が、2回、鋤き込む対象になったことになり、これは、雑草を含有している領域80のいかなる土壌も、2回、回転することを意味し、これは、雑草に対する成長条件が悪化されることになる程度に雑草が埋め込まれていないことになることを意味する。
したがって、続いて領域80の土壌に播種されることになる作物種子は、これらの領域に既存であった雑草に関して、播種および成長に関して厳しい争いに遭遇することになる。この理由のため、領域80は、播種される作物種子に対する最適な成長条件を提供しないことになる。
図2は、本発明の第1の態様による鋤システム100を例示する斜視図である。鋤システム100は、i)鋤フレーム2、およびii)制御ユニット16(図2では見られない)を備える。
鋤フレーム2は、前記鋤フレームを牽引車に結合させるための結合手段4を備え、前記鋤フレームは、長手方向Xにおける伸長部および横方向Yにおける伸長部を有する。長手方向Xは、土壌を通る鋤ばさみの動きの意図される方向に対して本質的に平行であり、横方向Yは、これに対して本質的に直交する。
鋤フレームは、前記鋤フレーム2に据え付けられている固定部8、および鋤ばさみ12、12’を搬送している可動部10を備える、2つ以上のリフト手段6、6’を備える。可動部10は、フレーム2に対して回動自在に可動である。
各前記リフト手段6、6’は、アクチュエータ14、14’を備える。各前記アクチュエータは、前記鋤ばさみ12、12’が下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されている。
鋤ばさみ12、12’は、長手方向および横方向に関して相互千鳥状配向において前記フレームに配置されている。
制御ユニット16(図2では見られない)は、制御入力18を受信するように構成され、それに応答して、前記リフト手段と関連付けられた1つ以上のアクチュエータ14、14’を独立的に作動し、これによって、前記鋤ばさみ12、12’の1つ以上の独立的上昇および/または下降を可能にする。
図3は、本発明の第1の態様の鋤システム100の制御システムの一実施形態を例示する。制御システムは、相間部20を備える。
相間部は、特定の鋤ばさみ12、12’を独立的に下降/上昇させることに関してアクチュエータ14、14’に命令を提供することを可能にするように構成されている。これは、これを実現するための命令の受信に際して油圧アクチュエータ14、14’を制御するための制御ユニットである制御ユニット16を介して、油圧ホース34、34’の油圧を制御することによってもたらされる。アクチュエータ14、14’の作動は、鋤システムのフレーム2に回動自在に掛止された鋤ばさみ12、12を下降または上昇させることをもたらすことになる。
相間部20は、キーボードまたはタブレット24の形態の入力手段22を介して管理またはプログラムされている。モニタ26は、オペレータが相間部の設定を監視することを可能にする。
相間部20は、データ記憶装置28を備える。データ記憶装置は、鋤き込まれる主な内側区画72と周囲の枕地74、74’との間の1つ以上の境界76、76’に関する座標の記憶を可能にするように構成される。
相間部20はまた、GNSS、例えば、GPS衛星ナビゲーションシステム32の形態の位置表示受信器30から位置表示座標を受信するように構成される。
データ記憶装置28’は、前記位置表示受信器30に関して、前記鋤ばさみ12、12’の1つ以上、好ましくは、全ての相対位置に関するデータを自身に記憶することを可能にするように構成される。さらに、相間部20は、それに基づいて、および位置表示受信器30によって受信された座標に基づいて、鋤ばさみ12、12’の1つ以上、好ましくは、全ての絶対座標を計算するように構成される。データ記憶装置28’は、データ記憶装置28と同一であるかまたは異なる形態であり得る。
このようにして、位置表示受信器30の絶対位置および各鋤ばさみ12、12’の相対位置に基づいて、各鋤ばさみ12、12’の絶対位置が継続的に計算されることになる。
相間部20は、既定の計画に従って、1つ以上の鋤ばさみ12、12’を独立的に下降または上昇させる命令に関して、制御ユニット16に信号を提供するように構成される。
1つの好ましい既定の計画は、
a)特定の鋤ばさみ12、12’が、鋤き込まれる内側の主区画72内に位置している場合において、前記鋤ばさみが下降位置に配置されなければならない要素と、
b)特定の鋤ばさみ12、12’が枕地74、74’内に位置する場合において、前記鋤ばさみが上昇位置に配置されなければならない要素と、
c)鋤ばさみ12、12’が、鋤き込まれる内側の主区画と、関連する枕地74、74’との間の境界76、76’を横断している場合、鋤き込まれる内側の主区画から枕地への方向において、その特定の鋤ばさみが下降位置から上昇位置に位置を変更しなければならない要素と、
d)鋤ばさみ12、12’が、鋤き込まれる内側の主区画72と、関連する枕地74、74’との間の境界76、76’を横断している場合、枕地から鋤き込まれる内側の主区画への方向において、その特定の鋤ばさみが上昇位置から下降位置に位置を変更しなければならない要素と、を備える。
したがって、図3に概略的に例示された鋤システム100は、各鋤ばさみ12、12’の位置に基づいて、および各特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる内側の主区画72に位置するかまたは関連する枕地74、74’に位置するかどうかに基づいて、鋤ばさみの上昇および下降を独立的かつ自動的に制御することを可能にする。
このため、図3に図示された鋤システムは、土壌の一部を2回、回転することの回避を可能にし、これによって、鋤き込み後に播種される作物種子のための発芽および成長条件を改善することになる。
参照番号の一覧
2 鋤フレーム
4 結合手段
6、6’ リフト手段
8 リフト手段の固定部
10 鋤ばさみを搬送するリフト手段の可動部
12、12’ 鋤ばさみ
14、14’ アクチュエータ
16 制御ユニット
18 制御入力
20 相間部
22 入力手段
24 キーボード
26 モニタ
28、28’ データ記憶装置
30 位置表示受信器
32 衛星ナビゲーションシステム
34 油圧ホース
70 鋤き込まれる区画
72 鋤き込まれる内側の主区画
74、74’ 鋤き込まれる区画の主領域を少なくとも部分的に囲む枕地
76、76’ 鋤き込まれる内側の主区画と枕地との間の境界
78 鋤き込む列の行程
80 2回鋤き込む対象になる領域
82 鋤き込む方向
100 鋤システム
X 長手方向
Y 横方向

Claims (25)

  1. 鋤システム(100)であって、
    i)鋤フレーム(2)であって、前記鋤フレームを牽引車に結合させるための結合手段(4)を備え、
    前記鋤フレームは、長手方向(X)における伸長部、および横方向(Y)における伸長部を有し、
    前記鋤フレームは、2つ以上のリフト手段(6、6’)を備え、前記リフト手段は、前記鋤フレーム(2)に据え付けられている固定部(8)、および鋤ばさみ(12、12’)を搬送する可動部(10)を備え、
    各前記リフト手段(6、6’)は、アクチュエータ(14、14’)を備え、
    前記アクチュエータは、前記鋤ばさみ(12、12’)が下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されており、
    前記鋤ばさみ(12、12’)は、長手方向および横方向に対して相互千鳥状配向で前記フレームに配置される、鋤フレームと、
    ii)制御入力(18)を受信するように構成され、これに応答して、前記リフト手段と関連付けられた1つ以上のアクチュエータ(14、14’)を独立的に作動させ、これによって、前記鋤ばさみ(12、12’)の1つ以上の独立的な上昇および/または下降を可能にする制御ユニット(16)と、を備える、鋤システム(100)。
  2. 前記アクチュエータ(14、14’)は、油圧アクチュエータ、電気アクチュエータ、空気圧アクチュエータを含む群から独立的に選択されている、請求項1に記載の鋤システム(100)。
  3. 前記アクチュエータ(14、14’)は、油圧アクチュエータであり、前記制御ユニット(16)は、前記油圧アクチュエータを作動させるために構成された油圧バルブを備えるか、または前記アクチュエータ(14、14’)は、電気アクチュエータであり、前記制御ユニット(16)は、前記電気アクチュエータを作動させるために構成された電気スイッチを備えるか、または前記アクチュエータ(14、14’)は、空気圧アクチュエータであり、前記制御ユニット(16)は、前記空気圧アクチュエータを作動させるために構成された空気圧バルブを備える、請求項1または2に記載の鋤システム(100)。
  4. 4〜35個の鋤ばさみ、例えば、6〜30個の鋤ばさみのような、10〜25個の鋤ばさみ、例えば、15〜20個の鋤ばさみのような、2〜40個の鋤ばさみ(12、12’)を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  5. 前記鋤システムは、反転可能な鋤または反転不能な鋤である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  6. 前記2つ以上のリフト手段(6、6’)は、前記鋤ばさみ(12、12’)の上昇および下降が、前記鋤ばさみ(12、12’)を搬送する前記可動部(10)の回動運動によって実施される方式で構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  7. 前記リフト手段の1つ以上に関して、好ましくは、全ての前記リフト手段に関して、前記リフト手段は、前記アクチュエータ(14、14’)の一端が、前記リフト手段の前記固定部(8)に回動自在に据え付けられる方式、および前記アクチュエータの反対端が、前記リフト手段の前記可動部(10)に回動自在に据え付けられる方式で構成されており、前記アクチュエータの前記2つの端は、互いに対して可動である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  8. 相間部(20)をさらに備え、前記相間部は、特定の鋤ばさみ(12、12’)を独立的に下降/上昇させることに関してアクチュエータ(14、14’)に命令を提供することを可能にするように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  9. 前記相間部は、前記制御ユニット(16)に制御入力を提供することによって、特定の鋤ばさみ(12、12’)を独立的に下降/上昇させることに関して前記アクチュエータ(14、14’)に命令を提供することを可能にするように構成されている、請求項8に記載の鋤システム(100)。
  10. 前記システムは、前記相間部をプログラミングするためのキーボードまたはタブレット(24)のような入力手段(22)をさらに備え、前記システムは、モニタ(26)を任意にさらに備える、請求項8または9に記載の鋤システム(100)。
  11. 前記モニタ(26)は、前記鋤システムの動作の設定および/または状態を監視するために構成されている、請求項10に記載の鋤システム(100)。
  12. データ記憶装置(28)をさらに備え、前記データ記憶装置は、鋤き込まれる主な内側区画(72)と周囲の枕地(74、74’)との間の1つ以上の境界(76、76’)に関する座標と関連付けられたデータを記憶することを可能にするように構成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  13. 前記相間部(20)は、位置表示受信器(30)から位置表示座標を受信するように構成されている、請求項8〜12のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  14. 前記位置表示座標は、GPSシステムのような、全地球測位システム(GNSS)のような、衛星ナビゲーションシステム(32)によって提供される、請求項9に記載の鋤システム(100)。
  15. 衛星ナビゲーションシステム(32)、例えば、GPSシステムのようなかかる位置表示受信器の1つ以上をさらに備える、請求項13または14に記載の鋤システム(100)。
  16. 位置表示受信器の数は、鋤ばさみの数と等しく、位置表示受信器は、各鋤ばさみの位置に配置されている、請求項13〜15のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  17. 前記位置表示受信器(30)に関して、前記鋤ばさみ(12、12’)の前記1つ以上、好ましくは、全ての相対位置に関するデータを自身に保存することを可能にするように構成されたデータ記憶装置(28’)をさらに備え、前記相間部(20)は、それに基づいて、および位置表示受信器によって受信された前記座標に基づいて、前記鋤ばさみ(12、12’)の前記1つ以上、好ましくは、全ての絶対座標を計算するように構成されている、請求項8〜15のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  18. 前記制御ユニット(16)は、前記鋤ばさみの1つ以上を自動的かつ独立的に上昇および/または下降させる点において、1つ以上のアクチュエータ(14、14’)の前記作動を自動的に制御するために構成されている、請求項1〜17のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  19. 前記鋤システムは、前記相間部(20)を介して、既定の計画に従って1つ以上の鋤ばさみ(12、12’)を独立的に下降または上昇させる命令に関して前記制御ユニット(16)に信号を提供するように構成されている、請求項1〜18のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  20. 前記既定の計画は、
    a)特定の鋤ばさみ(12、12’)が、鋤き込まれる前記内側の主区画(72)内に位置している場合において、前記鋤ばさみが下降位置に配置されなければならない要素と、
    b)特定の鋤ばさみ(12、12’)が枕地(74、74’)内に位置する場合において、前記鋤ばさみが上昇位置に配置されなければならない要素と、
    c)特定の鋤ばさみ(12、12’)が、鋤き込まれる前記内側の主区画と、関連する枕地(74、74’)との間の境界(76、76’)を横断している場合、鋤き込まれる前記内側の主区画から前記枕地への方向において、その特定の鋤ばさみが下降位置から上昇位置に位置を変更しなければならない要素と、
    d)特定の鋤ばさみ(12、12’)が、鋤き込まれる前記内側の主区画(72)と、関連する枕地(74、74’)との間の境界(76、76’)を横断している場合、前記枕地から鋤き込まれる前記内側の主区画への方向において、その特定の鋤ばさみが上昇位置から下降位置に位置を変更しなければならない要素と、を備える、請求項19に記載の鋤システム(100)。
  21. 前記鋤システムは、石放出機構を備え、前記2つ以上のリフト手段(6、6’)は、前記石放出機構と統合されている、請求項1〜20のいずれか1項に記載の鋤システム(100)。
  22. 枕地(74、74’)によって少なくとも部分的に囲まれた区画(72)を鋤き込むための請求項1〜21のいずれか1項に記載の鋤システム(100)の使用。
  23. 枕地(74、74’)によって少なくとも部分的に囲まれた区画(72)を鋤き込む方法であって、
    i)鋤き込まれる内側の主区画(72)と周囲の枕地(74、74’)との間の1つ以上の境界(76、76’)の座標を画定することと、
    ii)長手方向(X)における伸長部、および横方向(Y)における伸長部を有する鋤フレーム(2)を備える鋤システム(100)を提供することであって、前記鋤フレームが、2つ以上のリフト手段(6、6’)を備え、前記リフト手段が、前記鋤フレームに据え付けられている固定部(8)、および鋤ばさみ(12、12’)を搬送する可動部(10)を備え、前記リフト手段(6、6’)が、アクチュエータ(14、14’)を備え、前記アクチュエータが、前記鋤ばさみが下降位置から上昇位置、およびその逆に変化することを可能にするように構成されており、前記鋤ばさみ(12、12’)が、長手方向および横方向に対して相互千鳥状配向で前記フレームに配置される、提供することと、
    ii)鋤き込まれる前記内側の主区画(72)の土壌を通って前記鋤ばさみ(12、12’)を動かすことによって前記土壌の区画を鋤き込むことと、
    iii)前記鋤ばさみ(12、12’)の各々に関して、特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる前記内側の主区画(72)と、関連する枕地(74、74’)との間の前記境界(76、76’)を横断している場合、鋤き込まれる前記内側の主区画から前記枕地への方向において、特定の鋤ばさみを上昇させることと、
    iv)前記鋤ばさみ(12、12’)の各々に関して、特定の鋤ばさみが、鋤き込まれる前記内側の主区画(72)と、関連する枕地(74、74’)との間の前記境界(76、76’)を横断している場合、前記枕地から鋤き込まれる前記内側の主区画への方向において、特定の鋤ばさみを下降させることと、
    v)前記内側の主区画(72)を少なくとも部分的に囲んでいる前記枕地(74、74’)の領域を鋤き込むことと、を含む、方法。
  24. 特定の鋤ばさみ(12、12’)を前記上昇および下降させることは、自動的に実施されている、請求項16に記載の方法。
  25. 請求項1〜21のいずれか1項に記載の鋤システム(100)を使用することによって実施される、請求項23または24に記載の方法。
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