JP2018521805A - 防水性かつ通気性の靴 - Google Patents

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Abstract

足挿入領域(A)を包み込み、その足底領域において靴外底(12,112,212)と結合した靴甲アセンブリ(11)を備える防水性かつ通気性の靴(10)であって、靴甲アセンブリ(11)は、靴甲のように構造化された第1部分(14)および、第1部分(14)のためのアセンブリ靴中敷のように構造化された、少なくとも前足に延びる第2部分(15)、実質的に構造インサートを有し、第1部分(14)は、水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作されたワンピースのシート状構造を有する、防水性かつ通気性の機能エレメントで少なくとも部分的に構成された少なくとも1つの防水部分を有し、第1部分(14)について、防水性かつ通気性の靴(10)の靴甲の構造層を構成し、機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、ISO 20344−2004規格の章5.8.2に提示された方法に従って評価される、約10Nより大きい貫通抵抗を与えるような厚さを有する。

Description

本発明は、防水性かつ通気性の靴に関する。
現時点で知られていることは、快適であるために、解剖学的フィッティング特性に加えて、靴が靴内の微気候と外部微気候との間の熱および水蒸気の正しい交換を確保する必要があることであり、これは足の発汗に起因して形成する水蒸気を外部に発散させる能力と一致する。
発汗に通常最も曝される足の部分は、靴底である。汗は、靴の内部環境を飽和させ、大部分が凝縮し、靴中敷(insole)に停滞する。
水蒸気に対して透過性で水に対して不透過性である膜がその貫通開口を覆うように封止された穿孔エラストマ靴外底(outsole)を使用することによって、内部発汗の課題を解決する靴が知られている。
しかしながら、内部微気候と外部微気候との間の良好な熱交換を確保するために、水蒸気に対する透過性および水に対する不透過性は、靴外底だけでなく、靴全体について実質的に確保される必要がある。
熱および水蒸気の交換は、外部湿度および水に対する靴の不透過性を損なうべきでなく、逆も同様である。しかしながら、通気性の靴は、伝統的に革または等価品などの天然材料を使用するものであり、これは雨の存在時に水を容易に吸収し、水はまた組立てのために使用される縫い目を通って浸入できる。
この理由のため、防水靴は、当面の間は広く商業利用可能であり、靴甲(upper)の外部材料は、防水性かつ通気性の膜とともに積層された内張り(lining)と連結される。
これらの靴を提供するために通常使用される防水性かつ通気性の膜は、例えば、W.L.GoreまたはBHA Technologiesの名義である幾つかの特許に記載されたタイプのものである。
これらは、通常15〜70ミクロンの範囲で変化する厚さを備えた延伸ポリテトラフルオロエチレン(e−PTFE)で製作された薄膜によって構成され、防水性かつ通気性である。
これらのマイクロ構造は、ノードとして知られる高密度エリアの存在によって特徴付けられ、高密度エリアは、小線維(fibrils)として知られる細長いフィラメントによって相互接続される。
衣類および履物市場は柔軟で快適な品物を要求するため、膜がこれらの特性を損なわないことを確保するニーズが感じられる。
この理由のため、布(fabric)または革(leather)などの支持及び/又は美的仕上げ材料とともに積層される薄膜の使用は、可撓性、容易な屈曲、柔軟性、表面滑りやすさ、圧縮性および伸縮性、および低い単位面積当りの重量の特性を有する積層製品が得られるように広く普及している。
しかしながら、実際はその減少した厚さに起因して、これらの膜は、制限された機械強度特性を有する。特に、上述した範囲に構成された厚さを持つ膜は、5N未満の貫通抵抗(penetration resistance)を有しており、ここで表現「貫通抵抗」は、安全靴に関する、ISO 20344−2004規格、章5.8.2「靴外底の貫通抵抗の決定」で提示された方法に従って採用された測定によって定義される特性を参照するものと理解される。
さらに、こうした膜はまた、5N未満の引裂強度(tear strength)および15MPa未満の引張強度(tensile strength)を有しており、ここで表現「引裂強度」は、EN 13571:2001規格で提示された方法に従って採用された測定によって定義される特性を参照するものと理解され、表現「引張強度」は、EN 12803:2000規格で提示された方法に従って採用された測定によって定義される特性を参照するものと理解される。
実際、積層品の抵抗値は、膜が連結される布または革の構造層の特性から主に起因する。
表現「構造層」は、穿孔、引張および引裂応力、ならびに靴の使用時に靴甲(upper)に印加される外部応力によって生ずる屈曲および伸張変形に耐えることができる層を参照するものと理解される。
防水性かつ通気性の膜を備えた靴の生産において、外部からの最も僅かな水の浸入でさえ回避するために、靴中敷(insole)、膜、靴甲の外側層、および靴外底(outsole)の間の接合領域の有効な封止が得られるニーズもまた特に感じられる。
現時点で知られていることは、靴甲アセンブリが、外側層と内張りとの間に介在する防水性かつ通気性の膜を有する場合でも、靴甲の外側層および内張りが通常は防水性材料で製作されておらず、前記層内の毛細管現象によって水が自由に浸入し移動するため、防水性のほぼ全体的欠如があることである。
さらに、層のこのオーバーラップは、靴甲の個別の外部材料および個別の膜の両方で元の蒸気透過性での実質的な減少を必然的に発生する。
今のところ、これらの不具合に対する幾つかの解決法が知られている。
これらのうち、文献USRE34890に開示されたものは、内張りを用いて構成され、足の周りを完全に包むように靴下のように閉止した、防水性かつ通気性の膜に連結された布によって構成される。
こうして構築された内張りは、水が靴内に侵入するのを防止し、同時に外向き蒸気透過を許容する。
また同じ開示された解決法によれば、靴中敷(insole)が靴下状の内張りの底部に付与され、靴甲の外側層の組立てマージンがその上に周辺的に折り畳まれ縫い付けられる。
靴下状の内張りは、足挿入開口を有し、2つの側方部および下方部の連結によって提供され、その部品は、ジグザグ及び/又はシュトローベル(strobel)タイプの縫い目によって接合され、これらは防水封止テープを用いて封止される。
そして靴外底(outsole)は、接着接合によって、または靴甲での直接射出によって組立てられる。
この解決法は、生産プロセスの複雑さに主に起因した不具合がないことはない。
靴下状の内張りの設置は、型を切断する際に相当な注意を必要とし、組立て時に膜が破損しないことを確保するために、部品の極めて精密な縫合を必要とし、封止を阻害する空間または突起を回避するために、縫い目を封止するための特殊な機械の使用を必要とする。
さらに靴下状の内張りの生産の際も、正確な精度で切断されて共に縫われる種々の部分を準備する困難さに起因して、および皺(crease)が形成されないように、靴甲の外部材料と内張りとの間の正しい張力を達成する困難さに起因して、縫い目を用いて、ラスティング(lasting)によってではなく、その正確な整形を達成することが困難である。実際、内張りの縫合の際に靴型(last)が使用されないため、前記内張りは、靴甲の予備組立ての際に皺が寄る(wrinkle)傾向がある。
さらに、こうして提供される靴が、上述した不具合を完全に未然に防止するようには見えず、それは、水が靴甲の外部材料を通って浸入でき、防水内張りと靴甲の内面との間の水の保持を発生するためである。液体の停滞は、湿気の不愉快な感じを発生し、続いて靴の重量の増加を生じさせ、ユーザにとっての快適さを必然的に減少させる。さらに、靴は、乾燥するのに相当な時間を必要とする。
他の提案された解決法が、EP0275644に開示されたものであり、これによれば、靴甲は、ユーザの足を包囲する靴下のような形状であり、防水性かつ通気性の布によって形成され、金属メッシュまたは他の多孔性の保護材料層の介在とともに、空気透過性の開口が設けられた靴外底に装着される。記載されたものからは、靴甲は、e−PTFEで製作された防水性かつ通気性の薄膜によって専ら構成されるように見える。
薄膜は、適切な布または革の層に接合することなく、靴用の靴甲の構造層として使用できないような特性を有する。
代わりに、積層材料で製作された靴甲は、布または革などの支持および外部美的仕上げ材料のための内部構造材料と結合した薄膜によって構成され、文献USRE34890に提案された解決法について言及された同じ不具合に取り組む必要がある。
他の解決法は、同じ出願人による文献EP2298100に開示されたものであり、以前から知られている穿孔された靴外底と少なくとも同程度に貫通および引裂に対する耐性を有し、同時に少なくとも等しく有効な防水性であり、より大きな蒸気透過を許容する靴外底を備えた通気性の靴を開示する。この靴は、足挿入領域を包み込み、足底(plantar)領域において少なくとも1つの通気性または穿孔された部分を有する靴外底と結合した靴甲アセンブリを備える。靴甲アセンブリは、構造インサートを有し、これは好ましくは靴中敷のように構造化され、穿孔した靴外底に対して防水の方法で封止された防水部分を備え、足挿入領域に向かう液体の浸入を防止する。防水部分は、液体状態の水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作されたモノリシックのシート状構造を有する、防水性かつ通気性の機能エレメントで少なくとも部分的に構成される。機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、ISO 20344−2004規格、章5.8.2に提示された方法に従って評価される、約10Nより大きい貫通抵抗を与えるような厚さを有する。説明した機能エレメントは、靴外底の開口を通って侵入することがある異物の側での衝撃および貫通に耐えることができ、靴外底の開口において足挿入領域での空洞の形成を制限するようにユーザの足を支持できる。
しかしながら、この解決法は、上述した全ての不具合を未然に防止できるようには思われず、また構造的に複雑である。
本発明の目的は、現時点で知られている防水性かつ通気性の靴の上述した不具合を未然に防止し、足挿入領域での水の浸入を防止し、構造的により簡単である、全体的に防水性かつ通気性の靴を提供することである。
この目的内で、本発明の目的は、現時点で知られている防水性かつ通気性の靴よりもより多くの量の水蒸気を放散できる、全体的に防水性かつ通気性である靴を提供することである。
本発明の他の目的は、その靴甲およびその靴外底の両方を通じて、その部分の接合領域において等しく効果的に完全かつ永続的に防水性かつ通気性である靴を提供することである。
本発明の更なる目的は、現時点で知られている通気性の靴よりも軽量であり、等しく頑丈である通気性の靴を提供することである。
本発明の他の目的は、全体的に防水性かつ通気性であり、使用するのが快適であり、比較的低いコストで製造できる靴を提案することである。
この目的は、以下でより明らかになるこれらおよび他の目的とともに、足挿入領域を包み込み、その足底領域において靴外底と結合した靴甲アセンブリを備える防水性かつ通気性の靴によって達成され、前記靴は、
・前記靴甲アセンブリは、靴甲のように構造化された第1部分および、前記第1部分のためのアセンブリ靴中敷のように構造化された、少なくとも前足に延びる第2部分、実質的に構造インサートを有し、
・前記第1部分は、水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作されたモノリシックのシート状構造を有する、防水性かつ通気性の機能エレメントで少なくとも部分的に構成された少なくとも1つの防水部分を有し、前記第1部分について、前記防水性かつ通気性の靴の靴甲の構造層を構成し、前記機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、ISO 20344−2004規格の章5.8.2に提示された方法に従って評価される、約10Nより大きい貫通抵抗を与えるような厚さを有することを特徴する。
本発明の更なる特徴および利点は、添付図面において非限定的な例として示された本発明に係る防水性かつ通気性の靴の好ましく排他的でない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
本発明に係る防水性かつ通気性の靴の図である。 本発明に係る防水性かつ通気性の靴の変形例の横断面図である。 本発明に係る防水性かつ通気性の靴の変形例の横断面図である。 靴甲アセンブリの底面図である。 靴甲アセンブリの斜視図である。 本発明に係る防水性かつ通気性の靴の靴外底の変形例の概略断面図である。 本発明に係る防水性かつ通気性の靴の靴外底の変形例の概略断面図である。 本発明に係る防水性かつ通気性の靴の靴外底の変形例の概略断面図である。
特許プロセスの際に既知であると認められたものは、権利請求されず、放棄の対象であると理解されることに留意すべきである。
図面を参照して、参照符号10は、本発明に係る防水性かつ通気性の靴を全体的に示しており、図2および図3に示す足挿入領域Aを包み込む靴甲アセンブリ11を備える。
靴甲アセンブリ11は、その足底領域において、好ましくは少なくとも1つの通気性または穿孔した部分13を有する靴外底12と結合される。
本発明によれば、防水性かつ通気性の靴10は、後述する特徴の組合せにおいて特殊性を有する。
靴甲アセンブリ11は、靴甲のように構造化された第1部分14および、第1部分14のためのアセンブリ靴中敷のように構造化され、図4の例に示すように、少なくとも前足に延びる第2部分15、実質的に構造インサートを有する。
第1部分14および第2部分15は、水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作されたモノリシックのシート状構造を有する、防水性かつ通気性の機能エレメントで少なくとも部分的に構成された少なくとも1つの防水部分を有し、機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、ISO 20344−2004規格の章5.8.2に提示された方法に従って評価される、約10Nより大きい貫通抵抗を与えるような厚さを有する。機能エレメントは、第1部分14について、防水性かつ通気性の靴10の靴甲の構造層を構成する。
第2部分15の機能エレメントの機能部分は、靴外底12の通気性または穿孔した部分13を覆う。
2つの部分は、足挿入領域Aに向かう液体の浸入を防止するように防水の方法で封止され、完全に防水性かつ通気性の靴甲アセンブリを構成する。
ISO 20344−2004規格の章5.8.2に提示された検査方法は、測定すべき材料の試料を用意することと、4.50±0.05mmの直径を備え、面取りされた先端および指示された形状および大きさ(proportions)を備えた釘による貫通を行うこととを含む。釘の先端は、60HRCの最小硬度を有する。釘の貫通速度は、先端が試料を完全に貫通するまで10±3mm/minに設定される。材料の貫通の結果として測定された最大力値(ニュートンNで表される)が記録される。4つの試料について検査が行われ、4つの記録した値の最小値が、検査した材料の貫通抵抗値として割り当てられる。
前述した表現「シート状」は、他の2つに対して大きく減少した1つの次元を有する構造の形状特性として理解され、こうした次元はその厚さであり、いずれの場合も、シートを薄膜(lamina)または膜(membrane)と区別するために一般に理解されるものに従って有意なままである。
しかしながら、この形状特性は、それ自体、インサートの湾曲する能力またはその柔軟性を損なうと理解すべきでない。
特に、機能エレメントの機能部分の厚さは、実質的に0.1mm〜3mmに構成され、好ましくは均一である。
好都合には、モノリシック構造は、層状で密着性であり、液体状態の水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作された複数の機能層を含む。
さらに、機能エレメントは、水蒸気に対して透過性であり、機能層の間に介在した少なくとも1つの補助層を好都合に含む。
特に、補助層は、織物状または不織布の織物状の構成に従って、繊維状に構造化された材料で製作される。
好ましくは、こうしたポリマー材料は、延伸ポリテトラフルオロエチレン、e−PTFE、ポリウレタン、PU、ポリエチレン、PE、ポリプロピレン、PP、ポリエステルなどの中から選ばれる。
より詳細には、e−PTFEで製作される機能エレメントは、例えば、下記ステップからなる製造プロセスを用いて提供できる。
・ペーストフォームでの押し出しステップ。
・成層(stratification)ステップ。
・延伸(expansion)ステップ。
・焼結(sintering)ステップ。
代替の方法において、成層ステップは、液体状態の水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性である複数の機能層を接合させるために使用されるプロセスに応じて、延伸ステップの前または後で発生する。
延伸ステップは、PTFEで製作されたテープを少なくとも長手方向に引っ張ることを含む。
この延伸は、材料の多孔性を増加させ、その強度をさらに増加させ、小線維を引張り方向に配向させる。
長手方向延伸の後、テープは、横断方向にも延伸でき、その多孔性を増加させるために、例えば、40℃〜100℃の区間の温度に維持する。
0.1mm〜3mmの厚さは、機能エレメントに、EN13520規格で提示された方法に従って決定される約51200サイクルより大きい耐摩耗性を与える。
この規格によれば、耐摩耗性は、研磨布に対して擦った場合に靴甲、内張りまたは靴中敷の試料によって示される表面抵抗として理解され、マーチンデール機械を用いて評価される。
検査すべき材料の試料が、一定の圧力が印加された基準研磨布に対して擦られる。
研磨布と試料との間の相対運動は、複雑な周期パターン(リサジュー図形)であり、試料ホルダの16個の楕円運動(サイクル)を用いることによって全ての方向での擦りを生じさせる。
検査は、予め定めたサイクル数の後に中断され、試料に影響する損傷が評価される。
研磨布は、195±5g/mの単位表面当りの最小質量を備えたクロスブレッドウォーステッド紡糸(crossbred worsted spun)平織布である。
試料は、適合したサポートに堅く収納されるような表面を備えた円形形状を有し、645±5mmの表面の円形平坦部分を露出させる。
検査は、4つの試料について実施され、最終摩耗において剥離および退色の効果が記録され、これらを下記の記述、即ち、不在、極めて僅か、僅か、中間、重大、ほぼ完全、または孔が試料に生じた場合の1つに従って分類する。
さらに、機能エレメントの少なくとも1つの機能部分が、EN12803:2000規格に提示された方法に従って評価される、約20MPaより大きい引張強度を有する。
この規格によれば、少なくとも3つの試料が必要とされ、これらは適切に採用され調整され、そして伸び計(extensometer)(好ましくは張力および変形のグラフィックレコーダが備えられる)のクランプに挿入され、その分離速度は一定で100±10mm/minに等しい。極限引張強度は、MPaで表され、破損時に記録された力(ニュートン)と試料の最小断面積(mm)との比率の使用した試料での平均によって与えられる。
上述したように、機能エレメントは、防水性かつ通気性である。表現「防水性かつ通気性」は、通常、液体状態の水に対して不透過性であり、水蒸気に対する透過性と組合せた材料の特性として理解される。
特に、水に対する不透過性は、材料が少なくとも1バール(bar)の圧力に曝され、少なくとも30秒間保たれた場合、交差ポイント(crossing point)の不在に起因している。
詳細には、防水性は、EN1734規格に記載された方法に従って、圧力下の水の浸入に対する試料の耐久性として評価される。
この方法によれば、材料の試料が、加圧水入口が設けられた容器を封止するように固定される。容器は、水で充填され、容器に向けられた材料の試料の面を1バールの静水圧に曝されるようにする。この条件は30秒間維持される。
試料は、容器の開口ポートと保持リングとの間でロックされ、その両方ともシリコーンゴムで製作された封止ガスケットで覆われる。
加圧は、圧縮空気の流れを用いてタンクから由来する水を容器の中に押し込むことによって達成される。この空気は、到達圧力が示される圧力計を備えたバルブによって調整される。
そして容器に対して外部にある試料の面が観察される。
こうした表面での1mm〜1.5mmの直径を有する水滴の形成となる交差ポイントの不在は、試料の防水性を示す。
試料の変形を回避するために必要な場合、30mm未満の辺を備え、合成材料で製作され、1mm〜1.2mmの直径を有するフィラメントを用いて提供される正方形メッシュを有する格子がその上に固定される。
機能エレメントは、好都合には9mg/cmhに少なくとも等しい水蒸気透過性を有する。表現「水蒸気透過性」は、部分圧力勾配に起因して材料を通過する蒸気の量として理解される。
ISO 20344−2004規格の章6.6、安全靴に関する「水蒸気透過性の測定」は、検査される材料の試料を、一定量の固体乾燥剤、即ち、シリカゲルを収納する瓶の開口を封止するように固定することを含む検査方法を記載している。
瓶は、調整された雰囲気での強い空気流に曝される。
瓶は、固体乾燥剤を撹拌し、瓶内に収納された空気の乾燥を最適化するように回転するように製作される。
瓶は、材料を通過して固体乾燥剤によって吸収された湿気の質量を決定するために、試験時間の前後で重量測定される。
水蒸気に対する透過性は、時間当り平方センチメートル当りのミリグラム[mg/cm/h]で表され、測定された湿気の質量、瓶の開口の面積および検査時間に基づいて計算される。
機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、さらに好都合には、EN13571:2001規格に提示された方法に従って決定される、10Nに少なくとも等しい引裂抵抗(tear resistance)を有する。引裂抵抗は、ある試料において裂け目を伝搬させるのに必要な平均力として理解され、100mm/minの一定のクロス部材速度で試料に作用する調整可能な動力計を用いて測定される。検討される材料の6個の試料が検査され、そのうち3個が、CALとして知られ、材料の押出し方向として定義される長手方向に平行なノッチを有し、そしてそのうち3個が、PALとしても知られ、長手方向に対して垂直である横断方向にノッチを有する。
試料は、特徴的なズボン脚状の形状を有し、動力計のクランプ間に平坦に配置され、ノッチは引張り方向に対して垂直であり、裂けるまで引張りに曝される。
変位に関連した引張り力の値は、記録されてチャート化される。
引裂抵抗は、ニュートンで表され、CAL検査およびPAL検査で記録された引張り力のそれぞれ2つの算術平均TSCALおよびTSPALの算術平均として計算される。
本発明に係る防水性かつ通気性の靴10が、図2と図3において前足で取られた横断面図で示される。
2つの図は、防水性かつ通気性の靴10の2つの可能な変形例を示し、その靴甲は、靴甲内張り16の存在に起因して相違する。
好ましい解決法を表す図2の第1ケースにおいて、靴甲は、専ら第1部分14の層によって提供され、これは防水性かつ通気性の機能エレメントによって全体的に構成される。従って、機能エレメントは、靴10の靴甲を構成する。
図3の第2ケースにおいて、通気性の靴甲内張り16が、靴甲のように構成された第1部分14と連結され、前記第1部分14を足挿入領域Aの内側に並べるように配置され、防水性かつ通気性の靴10の靴甲アセンブリ17を形成する。
靴甲内張り16は、好都合にはスポット接着によって及び/又は縫い目を用いて第1部分14と結合され、その防水性および通気性を実質的に損なわないようにする。
両方の解決法では、第1部分14の下側エッジ14aは、「AGOラスティング」として知られた構成に従って、第2部分15の下方に折り畳まれた組立てマージンを構成し、第1部分14の機能エレメントを保存するために粗削り操作を任意に回避している。
特に第2ケースにおいて、明確に見えるように、下側エッジ14aは、靴甲内張り16の下側フラップ16aから突出して、組立てマージンを形成する。
要求に従って、第1部分14は、好ましくはナイロンで製作された補強メッシュを設けることができ、それは足挿入領域Aに向いた面を覆い、それとともにワンピースアセンブリを構成し、スポット接着によってそれに接合される。
第1部分14は、さらに外部メッシュを備えてもよく、これは靴甲の外側層を構成するとともに、靴甲の構造エレメントは、防水性かつ通気性の機能エレメントのままである。
機能エレメントは、第1部分14が、例えば、機能エレメントのシートまたはロールからの打抜き(die-cutting)によって提供されるつま革(vamp)、舌革(tongue)、クオータ(quarter)など、靴の靴甲を構成する種々の部品を接合する縫い目18の充分な強度を有するような引裂強度を有する。
縫い目18は、好都合に、熱接着防水テープを用いて足挿入領域Aに向いた側において防水処理され、熱接着防水テープは、第1部分14の組立ての際、熱に曝され、機能エレメントへの押圧、接着に曝され、それを縫い目で封止する。
代替として、縫い目18は、好都合に、高周波溶接によってまたは封止接着接合(sealing adhesive bonding)によって、水に対して不透過性である材料で製作されたインサートを用いて靴の外側に向いた側で防水処理できる。
代替バージョンによれば、既に防水性である上側部分において、機能エレメントの使用を回避することができ、しかしながら機能エレメントと防水材料、例えば、約5÷10mmについて両者のオーバーラップおよびシーリング、または水に対して不透過性であるテープによって防水処理された縫い目との間の防水シールを確保している。
図4と図5は、本発明に係る靴甲アセンブリ11の例をそれぞれ底面図で示しており、第1部分14の下側エッジ14aが、前足および縫い目18、特に、靴外底に対して下方かつ外周に折り畳まれて縫われた2つの下側エッジ14aを接合する縫い目18で折り畳まれて接着された第2部分15を明確に示している。
靴のつま先を補強するために、防水材料で製作されるつま先キャップを、特にこうした材料が、その蒸気透過を確保するために通気性または穿孔されている場合、例えば、スポット接着によって靴甲に付与することができる。
つま先キャップが靴甲の外側に付与されるインサートからなる場合、例えば、約5÷10mmについて接着剤を用いて2つの材料を重ね合わせてシール接合することによって、または水に対して不透過性であるテープによって防水処理された縫い目によって防水シールが確保されている限り、こうした防水つま先キャップの上にオーバーラップして機能エレメントの一部を使用する必要はない。
代替として、つま先キャップは、任意には靴甲を提供するために整形される前に、機能エレメントによって構成されるサポート上でプラスチック材料を成形(mold)することによって提供できる。
つま先キャップが靴甲の内側に付与される場合、つま先キャップでの防水性かつ通気性の機能エレメントの存在は必要である。
同様に、後方月型(counter)を付与することができる。
第1部分14はまた、機能エレメントのペーストフォームでの押し出し時に着色材料を導入することによって着色でき、あるいは、好ましくはポリウレタン、ポリ塩化ビニルなどから選択されるポリマー材料で製作される装飾エレメントを付与することによって装飾できる。装飾エレメントは、好都合には、高周波溶接によって、またはスクリーン印刷によって、または接着によって機能エレメントに接合される。代替として、これらは、任意には靴甲を構成するために整形される前に、機能エレメント上に直接にプラスチック材料に成形できる。
第2部分15、即ち、アセンブリ靴中敷のように構成される構造インサートはまた、好ましくは機能エレメントによって全体的に構成される。従って、このケースでも、防水部分は、第2部分15の全体と一致し、防水性かつ通気性の機能エレメントのシートまたはロールからの打抜き(die-cutting)によって提供される。
任意には、靴のより大きなサポートおよびねじれ抵抗を提供するために、第2部分15は、好都合には、革、プラスチック材料および金属材料の中から選択される材料で製作されるシャンク(shank)を用いて、靴外底、足底弓(plantar arch)および、かかと(heel)において補強できる。
代替の解決法において、アセンブリ靴中敷のように構成される第2部分15は、機能エレメントおよび、ポリウレタン、またはポリエチレン、またはポリ塩化ビニルなどから選択される材料で製作される少なくとも1つの他の防水部分によって少なくとも部分的に構成される少なくとも1つの防水性かつ通気性の部分を備える。第2部分15は、革、プラスチック材料および金属材料の中から選択される材料で製作されるシャンクを用いて、足底弓およびかかとにおいて補強できる。この解決法によれば、防水部分の機能エレメントは、前足において第2部分15の一部を構成し、防水シール接着接合によって、または防水処理された縫い目を用いて、残りの部分に接合される。
いずれのケースも、機能エレメントの引裂強度のおかげで、第2部分はまた、縫い目の充分な封止を許容できる。
他の好ましい解決法において、第2部分15は、穿孔した硬いポリマー材料またはフェルトまたは布で製作される通気性または穿孔した補強層19と連結され、これは、図面において横断面で示すように、足挿入領域Aに向いたその面を覆う。通気性または穿孔した補強層19は、スポット接着によって、または高周波プロセスまたはコ・モールディング(co-molding)を用いて、その通気性を損なわないように第2部分15に接合され、それとともに下側アセンブリ20を形成する。
さらに、第2部分15はまた、好都合にメッシュ21が設けられ、これはまた図面において横断面で明確に見えており、靴外底12に向いたその面を覆い、それとともに、そして通気性または穿孔した補強層19とともに下側アセンブリ20を形成する。
第2部分15を備えた第1部分14の可能性あるアセンブリによれば、第1部分14は靴甲のように構成され、下側エッジ14aとともに、アセンブリ靴中敷のように構成される第2部分15に外周側に接合できる。こうしたエッジは、実際、折り畳まれて接着され、第2部分15の外周エッジの下方に「AGOラスティング」として知られた構成に従って封止(seal)を提供し、足挿入領域Aを包み込む防水性かつ通気性の靴甲アセンブリ11を形成し、これに、靴外底12が接着接合によって、または靴甲での直接射出によって接合される。
第1部分14と第2部分15との間の封止接合は、組立てマージンにおいて、ポリウレタン系の接着剤を用いて提供される。
第1部分14の下側エッジ14aによって構成される組立てマージンをさらに強化するために、第1部分14と第2部分15との間の接合領域において、これに直接に防水補強エレメント、例えば、好ましくは合成材料で製作される弾性防水熱接着テープ(不図示)を付与することができる。
代替として、第1部分14は、その端部において、縫い目、好ましくはシュトローベルタイプの縫い目を用いて、アセンブリ靴中敷のように構成される第2部分15の外周エッジと結合できる。
機能エレメントの引裂強度のおかげで、第1部分14および第2部分15は、その個々のエッジで縫い目の充分な封止を確保できる。
シュトローベルタイプの縫い目は、好都合に、防水熱接着テープを用いて防水処理され、防水熱接着テープは、付与時に、熱および、縫い目での部分への押圧、接着に曝され、足挿入領域Aを包み込む防水性かつ通気性の靴甲アセンブリを形成し、これに、靴外底12が接着接合によって、または靴甲での直接射出によって接合される。
代替として、靴甲アセンブリ11の封止は、接着剤および封止剤、例えば、シリコーンおよびポリウレタン接着剤、高融点熱可塑性接着剤または高融点封止剤で製作される膜などを用いて実施できる。
靴甲アセンブリ11の他の可能性ある実施形態によれば、図4に示すもの、第1部分14の下側エッジ14aは、前足において、第2部分15に外周に密閉的に接合される。特に、前足において、下側エッジ14aは折り畳まれて接着され、第2部分15の外周エッジの下方に「AGOラスティング」として知られた構成に少なくとも大部分従って、封止(seal)を提供する。
2つの部分の間の封止接合は、好ましくは熱可塑性のポリウレタン系またはネオプレン系の、または他の同等品の接着剤の塗布によって生ずる。
足の中央および後下部に関連した、下側エッジ14aの残りの部分は、下側後方部において縫い目18を用いて管状に縫われる。
縫い目18は、好都合に防水熱接着テープを用いて防水処理され、その上にアセンブリが熱および、第2部分15への押圧、接着に曝され、それを縫い目18において封止する。こうして足挿入領域Aを包み込む防水性かつ通気性の靴甲アセンブリが提供され、これに、靴外底12が接着接合によって、または靴甲での直接射出によって接合される。
図6、図7および図8は、ここでは概略的に示した靴甲アセンブリ11と結合された、本発明に係る防水性かつ通気性の靴10の靴外底12,112,212の変形例を示す。
第1変形例によれば、靴外底12は、前述の図面に示す同じタイプのものであり、ポリマー材料、好ましくは、加硫ゴムまたは熱可塑性材料またはポリウレタンまたはエチレン酢酸ビニール(EVA)のワンピースで提供され、通気性または穿孔した部分13は、好都合に靴外底12の厚さを通過する開口13aを有する。代替として、こうした開口は、複数の貫通孔で構成できる。
図7と図8に示す変形例において、靴外底は、上側部および下側部を備える。
このタイプは、簡略化のために、図7を参照してのみ説明する。
図示のように、靴外底112は、好都合に、靴甲アセンブリ11との結合のための上側部112aと、トレッド(tread)が設けられた下側部112bとを備え、両方ともポリマー材料で製作される。
特に、下側部112bは、好ましくは加硫ゴムまたは熱可塑性材料またはポリウレタンで製作され、一方、上側部112aは、好ましくはエチレン酢酸ビニールまたは発泡ポリウレタンで製作される。
靴外底112は、複数の部品で提供された場合でも、第2部分15にとって、および第1部分14の下側エッジ14aにとって外周にあるバンドに沿って、例えば、接着接合によって靴甲アセンブリ11と接合される。靴甲アセンブリ11は、全体的に防水性かつ通気性であるため、靴外底12の防水封止接合は必要でない。
機能エレメントが第2部分15の一部だけを構成し、通気性または穿孔した部分13が靴外底12の対応する区切り領域にのみに限定された延長部を有する場合、後者は、通気性または穿孔した部分13において、機能エレメントにとって少なくとも外周に好都合に設けられた第2部分15への封止とともに、靴甲アセンブリ11に接合される。第2部分15の残りの部分は、防水性であり、通気性でない。
代替として、靴外底12は、靴甲アセンブリ11での直接射出によって、ワンピースまたは少なくともその靴甲部分で提供できる。
第2の靴外底変形例112において、大きな貫通開口113が設けられ、好都合には第2部分15の支持のためのエレメント22を備え、貫通開口113aにおいてその空洞化と対照をなすようにしている。
実質的に、支持エレメント22は、第2部分15と靴外底112の通気性または穿孔した部分113との間に介在している。それは、通気性または穿孔されており、好ましくはナイロン繊維メッシュ、金属材料で製作された繊維のメッシュ、フェルトなどの中から選択される、加水分解に対して耐久性のある材料で製作される。
靴外底112の、または靴甲アセンブリ11での少なくとも上側部112aの直接射出のケースでは、支持エレメント22は、好都合には、靴外底112を構成するポリマー材料の射出の前に、第2部分15での少なくとも外周に接着剤によって接合される。代替として、支持エレメント22は、靴外底を提供するためのモールド内に挿入でき、靴甲アセンブリ11へのその接合が、接着剤を用いることなく、専ら射出されたポリマー材料の接着によって生ずる。
第3の靴外底変形例112は、図8に示すように、第2部分15の機能エレメントの下方に位置する、通気性または拡散的に穿孔された充填材(filler)エレメント23を備える。
このケースにおいても、靴外底212は、上側部212aおよび下側部212bで構成される。
充填材エレメント23は、実質的に、上側部212aの一部を構成し、靴外底212を構成するポリマー材料の射出が、第2部分15および機能エレメントを損傷し得るのを防止するように構成される。
ポリエステルフェルトで製作される充填材エレメント23を使用することが好ましい。充填材エレメントが非通気性材料、例えば、微小孔性(microporous)のゴムまたはエチレン酢酸ビニール(これらはフェルトに対して快適でより良好な復元力のために一般に使用される)で製作される場合、この非通気性材料は穿孔され、そのため下側部212bと充填材エレメント23との間にバリアエレメントを提供することができ、それは、比較的薄く、好都合には通気性のフェルトまたはメッシュで製作され、靴の使用時に吸収された泥または他の物質が、充填材エレメント23の孔内に侵入し停滞し得るのを防止するように構成される。
本発明に係る防水性かつ通気性の靴の作用は、説明し図示したものから明らかである。
特に、防水性かつ通気性の靴は、既知の靴の不具合を未然に防止することができることは明らかであり、それは、靴甲アセンブリ11が、その部分の全てにおいて、そしてたとえその接合領域においても完全に防水性であり、外部からの水の浸入を防止し、蒸気透過を防止せず、外部との交換のためにより大きな表面により水蒸気の散逸を増加させるためである。
防水性かつ通気性の靴10は、実際、靴外底を介して、そして靴甲を介して内部微気候と外部微気候との間の熱および水蒸気の正しい交換を確保でき、これによりその防水性および引裂抵抗を損なうことがない。
さらに、本発明に係る防水性かつ通気性の靴10は、特に靴甲が多数の重ね合わせ層によって構成される靴と比較して比較的軽量であり、それは、本発明は、機能エレメントによって構成される単一の靴甲層を用いて提供できるためである。
靴の軽い重量および構造的簡素さは、その耐久性を損なわず、抵抗力は、既知のタイプの靴でしばしば生じるように、機能エレメントに積層される支持層の存在によって決定されず、ここで使用する機能エレメントの固有の特性によって決定される。
実際、このタイプの機能エレメントは、以前に示した特定の厚さによって特徴付けられ、靴の組立ての際にラスティング(lasting)の時に曝される応力について、そしてこうした靴の使用の際、耐久性のある防水性かつ通気性の靴の提供のために特に好適にする、貫通抵抗、耐摩耗性、引張強度、引裂強度、防水性、水蒸気の透過性の特性を有することが論証される。
機能エレメントによって達成される引張強度値は、背景技術に存在する薄膜を用いて得られるものに対して高く、靴甲の構造層を構成できるようにする。用語「構造の」は、靴甲の作業および組立て(例えば、第2部分15の下方にあるエッジ14aを組立てるための操作であり、これはつま先ラスティングマシンとして知られた機械を用いて、または外周エッジの下方にあるエッジ14aを引張って延伸するために使用される適合したツールを用いて手動で実施する必要がある)の際に発生する引張応力および引裂応力に耐える能力として理解される。機能エレメントの引張強度および引裂強度のおかげで、第1部分14は、組立てクランプによって誘起される応力に対して充分な耐久性を有する。
靴は、その全体の防水性および通気性に起因して、そしてその軽い重量に起因して、快適であるのに加えて、比較的低いコストで製造できる。
幾つかの利点が、説明した靴外底変形例によっても達成されることに留意すべきである。
支持エレメント22が設けられた靴外底112のケースにおいて、靴は、貫通開口113aのサイズを増加させ、それを構成するポリマー材料の質量を低減することによってより軽くできる。支持エレメント22は、実際、貫通開口113aにおいて好都合に配置され、靴の使用の際、貫通開口113aにおいて第2部分15の空洞化と対照をなすようにしている。
靴外底212の充填材エレメント23は、靴外底を構成するポリマー材料の射出が、第2部分15の機能エレメントを損傷し、その通気性を阻害し得るのを防止するために有用である。
さらに、充填材エレメントの使用は、機能エレメントを靴外底のトレッドから離隔することを維持し、貫通開口を通って靴外底に入ることによって損傷し得る何らかの鋭い異物に対して保護し、発汗によって生じる水蒸気の分子が、全体表面に渡って靴外底の貫通開口だけでなく出て行くことのを許容する。
通常、充填材エレメントの使用は、相当な厚さの靴外底において特に有利であり、その理由は、靴外底の下側部を通る孔または貫通開口を提供するチャネルの深さを低減するのを許容し、こうしたチャネルがそこに入り得る異物を保持するのを防止するためである。
さらに、こうしたチャネルの深さを含むことは、靴外底のモールドから突出し、その孔を形成するのに適したピンの高さを制限するのを許容する。このように成形された靴外底は、モールドから引き出すのがより容易であり、ピンは、より低い応力に曝され、その破損のより低いリスクをもたらす。
他の利点は、充填材エレメントの使用が全体としてより軽い靴を得ることができることにあり、その理由は、こうした充填材がその置換した靴外底の部分のポリマー材料より軽い重量を有するためである。
実際、本発明は、意図した目標および目的を達成し、現時点で既知の靴に対してより効果的に防水性かつ通気性であり、実質的にその全体構造に渡ってこれらの特性を有し、同時により軽量でより簡素であり、しかし同様に強い靴を提供することが判った。
こうして着想された本発明は、数多くの変更および変形を受け入れ可能であり、その全ては添付した請求項の範囲内であり、全ての細部はさらに、他の技術的に等価な要素で置換できる。
実際、使用される材料は、それらが特定の用途、そして付随的な形状および寸法に適合できる限り、要求および最新技術に従うものでもよい。
本願が優先権を主張するイタリア特許出願第102015000041242号(UB2015A002773)での開示は、参照によりここに組み込まれる。
いずれかの請求項で言及された技術的特徴が参照符号を伴う場合、これらの参照符号は、請求項の理解度を増加させる目的だけのために含まれており、従ってこうした参照符号は、こうした参照符号によって例として識別される各要素の解釈に対する限定的効果を有していない。

Claims (31)

  1. 足挿入領域(A)を包み込み、その足底領域において靴外底(12,112,212)と結合した靴甲アセンブリ(11)を備える防水性かつ通気性の靴(10)であって、
    ・前記靴甲アセンブリ(11)は、靴甲のように構造化された第1部分(14)および、前記第1部分(14)のためのアセンブリ靴中敷のように構造化された、少なくとも前足に延びる第2部分(15)、実質的に構造インサートを有し、
    ・前記第1部分(14)は、水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作されたワンピースのシート状構造を有する、防水性かつ通気性の機能エレメントで少なくとも部分的に構成された少なくとも1つの防水部分を有し、前記第1部分(14)について、前記防水性かつ通気性の靴(10)の靴甲の構造層を構成し、前記機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、ISO 20344−2004規格の章5.8.2に提示された方法に従って評価される、約10Nより大きい貫通抵抗を与えるような厚さを有することを特徴する、防水性かつ通気性の靴。
  2. 前記靴外底(12,112,212)は、少なくとも1つの通気性または穿孔した部分(13,113,213)を有し、
    前記第2部分(15)は、水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作されたワンピースのシート状構造を有する、防水性かつ通気性の機能エレメントで少なくとも部分的に構成された少なくとも1つの防水部分を有し、
    前記機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、ISO 20344−2004規格の章5.8.2に提示された方法に従って評価される、約10Nより大きい貫通抵抗を与えるような厚さを有し、
    前記機能部分は、前記靴外底(12,112,212)の前記少なくとも1つの通気性または穿孔した部分(13,113,213)を覆い、
    前記第1部分(14)および前記第2部分(15)は、防水の方法で封止されることを特徴する請求項1記載の防水性かつ通気性の靴。
  3. 前記機能エレメントの少なくとも1つの機能部分が、EN12803:2000規格に提示された方法に従って評価される、約20MPaより大きい引張強度を有することを特徴する請求項1または2記載の防水性かつ通気性の靴。
  4. 前記機能エレメントの少なくとも1つの機能部分は、EN13571:2001規格に提示された方法に従って決定される、10Nに少なくとも等しい引裂抵抗を有することを特徴する請求項1または2記載の防水性かつ通気性の靴。
  5. 前記第1部分(14)は、靴甲の外側層を構成する外部メッシュを備えることを特徴する請求項1記載の防水性かつ通気性の靴。
  6. 前記第1部分(14)は、足挿入領域(A)に向いた面を覆う補強メッシュが設けられることを特徴する請求項1記載の防水性かつ通気性の靴。
  7. 前記ワンピース構造は、層状で密着性であり、液体状態の水に対して不透過性であり、水蒸気に対して透過性であるポリマー材料で製作された複数の機能層を含むことを特徴する請求項1〜6のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
  8. 前記ポリマー材料は、延伸ポリテトラフルオロエチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの中から選ばれることを特徴する請求項1〜7のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
  9. 前記第1部分(14)は、前記機能エレメントによって全体的に構成されることを特徴する請求項1〜8のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
  10. 前記第1部分(14)は、前記第2部分(15)の下方に折り畳まれた組立てマージンを構成する下側エッジ(14a)を有することを特徴する請求項9記載の防水性かつ通気性の靴。
  11. 靴甲のように構造化された前記第1部分(14)は、通気性の靴甲内張り(16)と連結され、前記第1部分(14)を足挿入領域(A)の内側に並べるように配置され、防水性かつ通気性の靴(10)の靴甲アセンブリ(17)を形成することを特徴する請求項1記載の防水性かつ通気性の靴。
  12. 第1部分(14)の下側エッジ(14a)は、前記靴甲内張り(16)の下側フラップ(16a)から突出して、前記第2部分(15)の下方に折り畳まれた組立てマージンを生成することを特徴する請求項11記載の防水性かつ通気性の靴。
  13. 前記靴甲内張り(16)は、スポット接着及び/又は縫い目によって前記第1部分(14)と接合されることを特徴する請求項11記載の防水性かつ通気性の靴。
  14. 前記第2部分(15)は、前記機能エレメントによって全体的に構成されることを特徴する請求項2記載の防水性かつ通気性の靴。
  15. 前記第2部分(15)は、アセンブリ靴中敷のように構成され、前記機能エレメントおよび、ポリウレタン、ポリエチレン、またはポリ塩化ビニルなどから選択される材料で製作される少なくとも1つの防水部分によって少なくとも部分的に構成される少なくとも1つの前記防水部分を備えることを特徴する請求項2記載の防水性かつ通気性の靴。
  16. 前記防水部分の前記機能エレメントは、前足において前記第2部分(15)の一部を構成し、防水シールを備えた接着接合によって、または防水処理された縫い目を用いて、ポリウレタンまたはポリエチレンまたはポリ塩化ビニルなどで製作される残りの防水部分に接合されることを特徴する請求項15記載の防水性かつ通気性の靴。
  17. 前記第2部分(15)は、通気性または穿孔した補強層(19)と連結され、これは足挿入領域(A)に向いた面を覆い、前記防水性かつ通気性の靴(10)の下側アセンブリ(20)を形成することを特徴する請求項2記載の防水性かつ通気性の靴。
  18. 前記第2部分(15)は、靴外底(12,112,212)に向いた面を覆うメッシュ(21)と連結され、前記防水性かつ通気性の靴(10)の下側アセンブリ(20)を形成することを特徴する請求項2記載の防水性かつ通気性の靴。
  19. 前記第2部分(15)は、アセンブリ靴中敷のように構成され、革、プラスチック材料および金属材料の中から選択される材料で製作されるシャンクによって、足底弓およびかかとにおいて補強されることを特徴する請求項1〜18のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
  20. 前記第1部分(14)は、靴甲のように構成され、その下側エッジ(14a)とともに、アセンブリ靴中敷のように構成される前記第2部分(15)に外周側に接合され、後者は、折り畳まれて接着され、前記第2部分(15)の外周エッジの下方に「AGOラスティング」として知られた構成に従って封止を形成することを特徴する請求項10または12記載の防水性かつ通気性の靴。
  21. 前記下側エッジ(14a)の残りの部分は、下側後方部において管状に縫われることを特徴する請求項20記載の防水性かつ通気性の靴。
  22. 封止連結は、ポリウレタン系の接着剤を用いて提供されることを特徴する請求項20記載の防水性かつ通気性の靴。
  23. それは、前記第1部分(14)が前記第2部分(15)に接合される領域において、合成弾性材料で製作される防水補強熱接着テープを含むことを特徴する請求項20記載の防水性かつ通気性の靴。
  24. 前記第1部分(14)は、その端部において、シュトローベルタイプの縫い目を用いて、アセンブリ靴中敷のように構成される前記第2部分(15)の外周エッジと結合されることを特徴する請求項1〜23のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
  25. それは、前記第2部分(15)の外周エッジへの前記第1部分(14)の、シュトローベルタイプの裁縫のための領域に接着する防水熱接着テープを含むことを特徴する請求項24記載の防水性かつ通気性の靴。
  26. 前記靴外底(12)は、ワンピースで提供され、ポリマー材料で製作されることを特徴する請求項1〜25のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
  27. 前記靴外底(112,212)は、前記靴甲アセンブリ(11)との結合のための少なくとも1つの上側部(112a,212a)と、トレッドが設けられた少なくとも1つの下側部(112b,212b)とを備えることを特徴する請求項1〜26のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
  28. 前記靴外底(12,112,212)は、前記第2部分(15)および前記第1部分(14)の下側エッジに関して外周バンドに沿って接着接合によって、前記靴甲アセンブリ(11)と接合されることを特徴する請求項26または27記載の防水性かつ通気性の靴。
  29. 前記靴外底(112)は、前記第2部分(15)を支持するための少なくとも1つのエレメント(22)を備え、エレメント(22)は、加水分解に対して耐久性のある材料で製作され、通気性または穿孔されており、前記第2部分(15)と靴外底(112)の前記通気性または穿孔した部分(113)との間に介在していることを特徴する請求項27記載の防水性かつ通気性の靴。
  30. 前記支持エレメント(22)は、ナイロンで製作されたメッシュ、金属材料、フェルトなどの中から選択される材料で製作されることを特徴する請求項29記載の防水性かつ通気性の靴。
  31. 前記靴外底(212)は、
    前記第2部分(15)の前記機能エレメントの下方に位置する、少なくとも1つの通気性または拡散的に穿孔された充填材エレメント(23)を備えることを特徴する請求項1〜30のいずれかに記載の防水性かつ通気性の靴。
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