JP2018520075A - エレベータ群の呼び割当て方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、エレベータ群制御器(12)の呼び割当て部を用いるエレベータ群(10)の呼び割当て方法に関する。呼び割当て部(32)では、エレベータ群の乗客流動データを用いて呼び割当てパラメータを適応させて、エレベータ群の運転性を向上させ、これによって、少なくとも1つの公共輸送システム(38)から公共交通データを読み出し、公共交通データを用いて予想乗客流動データを補って、呼び割当てパラメータを適応させる。【選択図】図1

Description

発明の背景
本発明は、エレベータ群制御器の呼び割当て部を用いるエレベータ群の呼び割当て方法に関するものである。呼び割当て部では、エレベータ群の乗客流動データを用いて呼び割当てパラメータを適応させることで、エレベータ群の運転性を向上させる。呼び割当て部は、−最終的には予測部を用いて−、乗客の流動の統計および履歴データを収集し、予想される乗客の流動を処理する交通処理部を有することが、これまでに知られている。予想される乗客の流動を用いて、例えば割当て制御器の呼び割当てパラメータ、ドアの動作パラメータおよびエレベータモータの動作パラメータなど、エレベータの構成要素の動作パラメータを設定し、エレベータ群の予想される往来に最適に対処する。したがって、上階行きの渋滞が予想される朝には、目的階で最後の乗客がエレベータから降りたらエレベータ乗りかごを基底階に下降させるように制御して、これによって別の上階行き走行の準備を整える。したがって、降車階における開扉時間も短縮することができ、さらに、基底階における開扉時間を延長して所定の交通タイプの要求を満たすことができる。これに対し、夜は、基底階で乗客がエレベータを降りたらエレベータの移動を開始させて上階に向かわせ、これによってエレベータ群の下階への運転性が向上するように支援する。さらなる交通タイプとしては、例えば、様々な到着階からカフェテリア等がある所定の階への走行に対する呼びが主流を占める昼食ピーク時の交通がある。
本発明は、エレベータ群における乗客の流動の最新の要求に応じた呼び割当てを改善することを目的とする。
本目的は、請求項1に係る方法および請求項8に係るエレベータ群により解決される。本発明の好適な実施例は、従属請求項に記載されている保護対象である。発明の実施例は、本願の明細書部分のみならず図面にも示されている。なお、本発明の内容は、特に、本発明を明示的もしくは黙示的なサブタスクの観点から考察した場合、または達成される利点から考察した場合、いくつかの異なる発明で構成されていてもよい。この場合、以下の特許請求の範囲に含まれる属性のいくつかは、別の発明の概念から見て不必要なこともあるだろう。本発明の基本概念の枠内において、本発明のさまざまな実施例の特徴を他の実施例とともに適用することもできる。
本発明によると、例えば鉄道会社、バス会社、路面電車または航空会社などの少なくとも1つの公共輸送システムから公共交通データを読み込む。公共交通データを用いて、エレベータ群の予想乗客流動データを補う。
例えば、エレベータ群がショッピングモールに配設されていて、ショッピングモールの近隣に関連のある鉄道駅または地下鉄駅がある場合、エレベータ群はインタフェースを介して関連する鉄道会社または地下鉄会社の公共交通データ(実際の予定すなわち到着時間および出発時間、乗客数または交通密度)についての通知を受ける。当該データは、好適には公知のGTFS形式で提供される。GTFS形式は、公共輸送機関の実際の予定の他にも、例えば交通量が多い、交通量が少ない、または乗客数さえも、交通密度に関する情報をほぼ十分な精度で含んでいる。この情報を用いることにより、エレベータ群制御器の割当て制御器は、対応する相関データに基づいて過去のデータからまたは統計データから予想乗客流動を算出することができる。この技術を用いて、エレベータ群の動作パラメータ、特に呼び割当てパラメータに関してエレベータ群を適応させて、公共交通データから予想される乗客の流動の要求を最適に満たすことができる。
例えば、1時間毎に列車が到着する場合、列車到着後の2〜15分の期間中、エレベータ群を上昇ピーク時交通タイプに設定してもよい。その一方でこの期間を過ぎたら、エレベータ群を通常交通タイプに再設定してもよい。この上昇ピーク時交通中、エレベータは、該当するエレベータ乗りかごから最後の乗客が降りた後に基底階に戻る。さらに、降車階における開扉時間の短縮が可能であり、また、乗客の待ち時間、乗車時間、エネルギー消費、開扉時間に加え、所定のエレベータの運転および運転休止の設定など、その他の割当てパラメータを公共交通データに基づいて予想される乗客の流動によって決定することも可能である。このように、本発明は、エレベータ群の環境下における人々の動きを予め考慮するため、現行のシステムに比べ、根本的な利点を有するものである。ゆえに、エレベータ群内の現在のデータからは得ることのできない、これから受ける要求に対応することができる。
当然ながら、これまでのエレベータ制御器も、過去の交通データおよび統計交通データを使用して今後の乗客の流動を推定する予測装置を有している。しかしながら、例えば祝日や休校期間など、通常とは異なる日の場合、当該技術は役に立たない。様々な公共輸送会社から得た実際の実時間交通データを考慮することで、特別な行事または出来事があった場合でも、エレベータ群は変化する乗客の流動に即座に対処できる。
好ましくは、公共交通データは、例えばインターネットまたは携帯電話ネットワークのような公衆通信ネットワークを介して、対応する公共輸送システムから取得する。本データは、呼び割当て部の交通処理部によって容易に処理することができるように、規格化されているGTFS形式で読み込むことが好ましい。
交通処理部を呼び割当て部から離れた場所に配設してもよいが、エレベータ群制御器に接続させる。また、交通処理部は、エレベータ群制御器にデータを送ってエレベータドアやエレベータモータの動作パラメータを変更することに加えて、割当て制御部にデータを転送してもよい。
好ましくは、公共交通データは、公共輸送システムから公衆通信インタフェースを介して転送された現行の予定および/または交通密度に関する実時間データを用いて更新される。このような手段により、入手可能な公共交通データが常時実時間に即して更新されるため、エレベータ群は現在の乗客流動の要求に対応することができる。
本発明の好ましい一実施例において、予測部を用いて予想乗客流動データを取得する。予測部は、過去の公共交通データと相関乗客流動データの相関性を利用して、現在の公共交通データ(実時間公共交通データ)に関連する予想乗客流動データを推定する。推定乗客流動データを用いて、呼び割当て部の呼び割当てパラメータの他に、任意でエレベータ構成要素の他の動作パラメータを適応させる。呼び割当て部は、統計データもしくは履歴データに基づいて、さらに/または最適化法を用いて、エレベータ群の公共交通データおよび関連する乗客の流動の相関性を知ることができる。そのため、エレベータ群は、公共交通データからエレベータ群の乗客の流動の予想量および/または変化を迅速に読み込むことができ、これによって、あらかじめエレベータ群を予測される需要に即時に適応させることができる。
好適には最適化法を用いる処理部を呼び割当て部に用いて、予測部の履歴および統計データに基づいて公共交通データと乗客流動データとの間に相互関係を確立することが好ましい。最適化法を用いて、公共交通データと予想乗客流動データの間の相関性の判断を継続的に改善することができる。
本発明の好ましい一実施例において、公共交通データを用いてエレベータ群で活動中のエレベータの数を判断し、エレベータ呼びに対応する。これにより、予想される乗客の流動に対してエレベータ群をより良好に適応させることができる。例えば、公共交通データが乗客の流動の実質的減少を示す場合には、所定のエレベータの動作を停止させてエネルギーを節約し、呼び割当ての効率を向上させてもよい。他方、公共交通データから乗客の流動の増加が予想される場合には、さらに他のエレベータを稼働させて、乗客が公共輸送システムからエレベータ群の領域に入ると、エレベータ群の輸送能力を例えば最大限にしてもよい。
本発明の好ましい一実施例において、公共交通データを使いて、所定の交通タイプを呼び割当て部の設定に対応させる。このような交通タイプは、例えば上昇ピーク時交通、下降ピーク時交通、昼食時交通、緊急時交通などがある。
好ましくは、公共交通データを用いて、様々な呼び割当てモードを継続呼び割当ておよび目的階呼び割当てとして切り換える。継続呼び割当てでは、階呼びは上昇または下降押しボタンを押すことによって生じるため、エレベータ群制御器は所望の走行方向のみを知らされる。これによって、到着するエレベータは一般的に、音響信号に加えてエレベータの近くに設けられた上向きまたは下向きの矢印の表示部と通じて、エレベータの走行方向を示す。このような継続呼び割当ては、ピーク時間帯における乗客搬送能力が高い。これに対し、目的階呼び割当てでは、出発階において目的階を入力する必要があるため、エレベータ制御部さらには呼び割当て部も出発階の他に乗客の目的階を知ることになる。この場合、乗客は、割り当てられたエレベータが出発階に着く前に、割り当てられたエレベータを目的階操作パネルで即座に知らされる。このような目的階呼び法では、階床の多い建物には特に重要となるエレベータ群制御器の全体的な計算のための必要条件を削減できる。このように、呼び制御の種類またはモードを公共輸送システムから得られる情報に応じて決めることができるため、エレベータ群の効率および搬送能力がさらに向上する。
また、本発明は、共通のエレベータ群制御器によって制御される複数のエレベータを有するエレベータ群に関する。群制御器は、エレベータ呼びに対してエレベータの割当てを行う呼び割当て部を有する。呼び割当て部は交通処理部に接続され、交通処理部は、呼び割当て部に接続されるもしくはその一部であってもよく、またはエレベータ群制御器の一部であってもよい。交通処理部は、エレベータ群の乗客流動データを読み込んで処理し、呼び割当て部の呼び割当てパラメータと、場合によりエレベータ構成要素の動作パラメータを最適化するように構成されている。本発明によると、交通処理部は、データインタフェースを介して公共輸送システムに接続して公共交通データを取得する。そこれにより、交通処理部は、公共交通データを処理して予想乗客流動データを作成し、呼び割当てパラメータおよび/またはエレベータ構成要素の動作パラメータを適応させるように構成されている。予想乗客流動データを用いることで、エレベータ群は呼び割当てパラメータおよび/またはエレベータ構成要素の動作パラメータをあらかじめ設定できる。そのため、エレベータ群はいつでも迅速に乗客の流動の変化に対応できる。したがって、乗客の流動が実際にエレベータ群の周囲に入り込んできたときには、エレベータ群はすでに乗客の流動の変化に適応した設定になっている。本発明により、特有の乗客流動が発生した場合でさえも適応するエレベータ群の効率および能力は大きく向上する。
交通処理部は、好適にはエレベータ群の交通履歴を記憶する記憶部を含む予測部を有するか、または予測部に接続されていることが好ましい。予測部は、過去の公共交通データと相関する乗客流動データの間の過去および/または統計的相関に基づいて、公共交通データを処理して予想乗客流動データを生成するように構成されている。これにより、エレベータ群制御器は、統計値から、または過去の交通相関から、公共交通データの変化がどの程度まで予想乗客流動データに影響を及ぼすか知ることができる。このことは当然ながら、呼び割当て部の呼び割当てパラメータなど、エレベータ構成要素のパラメータの設定に重要なことである。よって、エレベータ群は、高い精度で予想乗客流動の変化に迅速に対応できる。
好ましくは、予測部は過去および現在の公共交通データおよび相関する乗客流動データを記憶する記憶部を含むことによって、相関性は乗客数だけでなく、公共交通データと相関する乗客流動データの時間的関係にも関わり合いをもつ。例えば、地下鉄の駅がエレベータ群の配設されている建物から徒歩5分の距離にある場合、対応する公共交通データの予想乗客流動データは通常、おおよそ5分遅らせたものになるだろう。
好ましくは、エレベータ群制御器は、例えばインターネットおよび/または携帯電話ネットワークのような公衆通信ネットワークと接続するインタフェースを有する。このようなインタフェースを介して、エレベータ群は、例えば処理が簡単なGTFS形式を用いるように、十分に規定された方法で対応する公共輸送システムから公共交通データを読み込むことができる。
好ましくは、エレベータ制御器は、最適化法を用いて公共交通データと相関する予想乗客流動データの間における相関性を確立する処理部を有する。時折、最適化法を呼び割当てに用いて割当て工程を最適化する。また、このような最適化法を、公共交通データと相関する乗客流動の間における相関性を最適化するために用いることも可能である。このような相関性の精度が高くなるほど、エレベータ群は所定の公共交通データからエレベータ群の乗客流動に対する影響をさらに推定できるようになり、それに対応して割当てパラメータを適切に設定することができる。
本発明の好ましい一実施例において、エレベータ群は、目的階呼び割当て用の押しボタンさらには継続呼び割当て用の昇降押しボタンを含む操作パネルを有する。そして、呼び割当て部は、公共交通データに応じて継続呼び割当てと目的階呼び割当ての間で切り替えるように構成されている。目的階呼び割当ては、当然ながら、例えばIDカードのようなID手段によって呼びを自動的に発することが含まれる。このように、本発明によればエレベータ群は、エレベータ群の予想乗客流動に応じた割当てパラメータを調整することができるだけでなく、割当て法または割当てモードを変更して、例えばピーク時上昇交通やピーク時下降交通などの予想される乗客流動に最適に適応させることができる。
当然のことながら、公共交通データを予測部の他の統計データと組み合わせて、例えば昼間の時間帯または季節を考慮して、エレベータ群の予想乗客流動に最適に適応させることも可能である。
公共交通データは、エレベータ群の周囲付近に存在する公共輸送システムの実際の到着時刻を含んでいてもよい。
公共交通データは、実際の乗客数および/または交通密度データを含んでいてもよい。
エレベータ呼びは、呼びを発する場所によって、乗りかご呼びまたは乗り場呼びとなる。
当業者には明白なことであるが、上述の実施例を適宜相互に組み合わせてもよい。さらに、本発明の単独の構成要素を単独の個別要素として設けてもよく、または他の構成要素と一体化させてもよい。したがって、エレベータ群制御器、呼び割当て部、交通処理部および予測部を、独立したモジュールとして設けてもよく、またはエレベータ群制御器に統合させてもよい。当然のことながら、エレベータ群制御器は例えば、特に高層ビルのような建物の異なる区域に設けられた様々なエレベータ群を制御するために用いられるエレベータの多群制御器であってもよい。
以下に、本発明について同封の図面を参照して述べる。
公共輸送機関システムと接続して呼び割当てを最適化するエレベータ群を示す図である。 図1のエレベータ群で使用される操作パネルの詳細図である。
好適な実施形態の説明
図1は、複数のエレベータ14、16、18を制御するエレベータ群制御器12を有するエレベータ群10を示す。各エレベータ14、16、18は、詳細は図2に示す操作パネル20を有する。各操作パネル20は、目的階呼びボタン22、昇降呼びボタン24および表示部26を有する。
各エレベータ14、16、18の乗り場ドアの近くには、エレベータ表示部28に加え、スピーカ30または例えばベルや同種のもののような他の音響出力手段が設けられている。
エレベータ群制御器12は、交通処理部34を含む呼び割当て部32を有する。また、交通処理部を、呼び割当て部32の外部に配設してもよい。交通処理部34は、予測部35およびエレベータ群の履歴交通データおよび統計交通データを記憶する記憶部39に接続されている。エレベータ制御部12は、データインタフェース37を介して、インターネットおよび/または携帯電話ネットワーク等の公衆通信ネットワーク36に接続される。公衆通信ネットワーク36には、例えば地域社会の公共輸送システムのような、公共輸送システムのサーバ38が接続される。公共輸送システムサーバ38は、公共交通データ、特に運行スケジュールおよび乗客データを、公衆通信ネットワーク36を介して割当て部32の交通処理部34に提供する。したがって、呼び割当て部32は、エレベータ14、16、18の呼び割当てに用いる呼び割当てパラメータを、操作パネル20を通じてそれぞれのエレベータ14、16、18に与えられた階床呼びに変化させることができる。また、エレベータ群制御器12は、例えばドア、モータのようなエレベータ構成要素の動作パラメータを設定することもできる。
本発明は、以下のように動作する。呼び割当て部32の交通処理部34は、データインタフェース37および公衆通信ネットワーク36を介して、公共輸送サービスサーバ38から公共交通データ、特に公共輸送システムのさまざまな路線の実時間予定データおよび乗客数を入手する。この公共交通データは、交通処理部の予測部35に供給される。予測部35は、公共輸送システムサーバ38から得た実時間公共交通データを過去の公共交通データならびに/またはエレベータ群10の統計データおよび対応する乗客流動データと比較する。この比較を行うことにより、割当て部は、公共交通データに基づいて、乗客の流動が、いつ、どのような量に変化するかに関する情報を算出する。これにより、呼び割当て部32は、例えば乗客乗車時間、乗客待ち時間、エネルギー消費量、ならびに例えばエレベータの運転や休止、開扉時間の変更、さらにはエレベータの速度および/または加速度のようなエレベータ構成要素の動作パラメータなど、呼び割当て部の呼び割当てパラメータを適応させることができる。これらの呼び割当てパラメータおよびエレベータ動作パラメータを適応させることにより、エレベータ群制御器は、実時間公共交通データから算出または推定した予想乗客流動に最適に対応することができる。
呼び割当て部32はさらに、目的階呼び制御と継続呼び制御を切り替えることもできる。継続呼び制御では、目的階呼びボタン24が作動していないことは、例えばボタンの照光を切ることによって示してもよい。さらに、操作パネル20の昇降押しボタン24が作動していることを、照光によって示すことができる。また、その旨を操作パネルの表示部26で知らせて、乗客が間違った押しボタンを使用しないようにしてもよい。この継続呼び制御では、エレベータ表示部28は、到来するエレベータ14、16、18が到着する直前に、エレベータの走行方向に応じて昇降矢印を照らすときだけ作動する。さらに、エレベータが間もなく到着することを、スピーカ30または他の音響手段によって聴覚的に知らせる。
これに対し、目的階呼び制御が始動した場合、昇降押しボタン24の照光を切るとともに、目的階呼び押しボタン24を照光させる。目的階呼び押しボタン22は、2桁の目的階を指定できる十進キーボードでもよい。目的階を入力すると、割り当てられたエレベータがすぐに操作パネル20の表示部26に表示される。エレベータ表示部28は、対応するエレベータ14、16、18の目的階を示す。
その結果、本発明は、エレベータ群を乗客流動に対して最適に適応させることができる。
上述の実施例は本発明を制限するものではなく、添付した特許請求の範囲内で実施例の変更を行ってもよい。
10 エレベータ群
12 エレベータ群制御器
14 第1のエレベータ
16 第2のエレベータ
18 第3のエレベータ
20 操作パネル
22 目的階呼び押しボタン
24 昇降押しボタン
26 操作パネル表示部
28 エレベータ表示部
30 スピーカ
32 割当て制御部
34 交通処理部
35 予測部
36 公衆通信ネットワーク
37 データインタフェース
38 公共輸送システムのサーバ
39 記憶部

Claims (12)

  1. エレベータ群制御器(12)の呼び割当て部を用いるエレベータ群(10)の呼び割当て方法において、
    前記呼び割当て部(32)は前記エレベータ群の乗客流動データを用いてエレベータの構成要素のパラメータを適応させて前記エレベータ群の運転性を向上させ、
    少なくとも1つの公共輸送システム(38)から公共交通データを読み込んで、該公共交通データを用いて予想乗客流動データを補って呼び割当てパラメータを適応させることを特徴とする呼び割当て方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記公共交通データを、公衆通信ネットワーク(36)を介して前記公共輸送システム(38)から、好ましくはGTFS形式で取得することを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記公共交通データを、前記公共輸送システム(38)から前記公衆通信ネットワーク(36)を介して転送される現在の予定および/または交通密度に関する実時間データを用いて更新することを特徴とする方法。
  4. 前記請求項のいずれか1項に記載の方法において、予測部(36)を使用して予想乗客流動データを取得し、前記予測部は過去の公共交通データと相関する乗客流動データの間にある相関性を用いて、現在の公共交通データに関連する予想乗客流動データを推定して、該推定された乗客流動データを用いて呼び割当てパラメータを適応させることを特徴とする方法。
  5. 前記請求項のいずれか1項に記載の方法において、前記公共交通データを用いて、エレベータ呼びに対応する前記エレベータ群(10)のエレベータの数を決定することを特徴とする方法。
  6. 前記請求項のいずれか1項に記載の方法において、前記公共交通データを用いて、前記呼び割当て部(32)の設定に適する所定の交通タイプを設定することを特徴とする方法。
  7. 前記請求項のいずれか1項に記載の方法において、前記公共交通データを用いて、継続呼び割当てと目的階呼び割当てを切り換えることを特徴とする方法。
  8. 共通のエレベータ群制御器(12)によって制御される複数のエレベータを含むエレベータ群(10)において、前記群制御器はエレベータ呼びに対してエレベータの割当てを行う呼び割当て部(32)を有し、該呼び割当て部は交通処理部(34)に接続され、該交通処理部は前記エレベータ群(10)の乗客流動データを読み込んで処理し、前記呼び割当て部の呼び割当てパラメータを最適化するように構成され、
    前記交通処理部(34)は、公共輸送システム(38)から公共交通データを取得するよう構成されているデータインタフェース(37)に接続され、これによって、前記交通処理部は前記公共交通データを処理して予想乗客流動データを生成し、呼び割当てパラメータを適応させるように構成されていることを特徴とするエレベータ群。
  9. 請求項8に記載のエレベータ群(10)において、前記交通処理部(34)は該エレベータ群の交通履歴を記憶する記憶部(39)を含む予測部(36)を有し、該予測部は前記公共交通データと前記相関する乗客流動の過去のおよび/または統計的な相関性に基づいて前記公共交通データを処理して予想乗客流動データを生成するよう構成されていることを特徴とするエレベータ群。
  10. 請求項8または9に記載のエレベータ群(10)において、前記予測部(36)は、公共交通データ、および相関する乗客流動データまたは対応する相関データを記憶するよう構成されている記憶部(39)を含むことを特徴とするエレベータ群。
  11. 請求項8ないし10のいずれか1項に記載のエレベータ群(10)において、前記エレベータ群制御器(12)は、インターネットまたは携帯電話ネットワークなどの公衆通信ネットワーク(36)と接続するデータインタフェース(37)を含むことを特徴とするエレベータ群。
  12. 請求項8ないし11のいずれか1項に記載のエレベータ群(10)において、該エレベータ群は、目的階呼び割当てに用いる目的階押しボタン(22)および継続呼び割当てに用いる昇降押しボタン(24)を含む操作パネル(20)を有し、前記呼び割当て部(32)は、前記公共交通データに応じて、継続呼び割当てと目的階呼び割当てを切り替えるように構成されていることを特徴とするエレベータ群。
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