JP2018517140A - 位置エンコーダ - Google Patents

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Abstract

位置エンコーダは、可動部材と少なくとも第1、第2のセンサーとを備える。可動部材は第1、第2のセンサーに対して回転可能で、第1のセンサーは可動部材の現在の位置の第1の成分を捕捉し、対応する第1の信号を出力するように適合され、第2のセンサーは第1の成分と補足的な現在の位置の第2の成分を捕捉し、対応する第2の信号を出力するように適合され、位置エンコーダは複数の所定のルックアップ値を保持する少なくとも第1のメモリーユニットをさらに備え、各所定のルックアップ値は少なくとも第1、第2の信号の各組に対応する位置の値を表しかつ各組の信号を連結して形成される個々のメモリーアドレスに関連し、第1のメモリーユニットはそれぞれ第1、第2のセンサーにより出力される少なくとも第1、第2の信号を連結して形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応してそのメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値を出力するように構成される。

Description

本発明は、位置エンコーダに関し、特に、位置に関連する数字を測定する好ましくは磁気的な位置エンコーダに関する。このような位置エンコーダの例は、基準位置に対するシャフトの角度位置などの角度に関連する数字を測定するロータリエンコーダである。位置エンコーダの別の例は、直線変位量を測定するリニアエンコーダである。位置エンコーダは一般に知られており、通常は、可動部材と、少なくとも第1のセンサーおよび第2のセンサーとを備え、可動部材が、第1のセンサーおよび第2のセンサーに対して移動可能である。第1のセンサーは、可動部材の現在の位置の第1の成分を捕捉し、通常は位置の正弦成分である第1の成分に対応する第1の信号を出力するように適合されている。第2のセンサーは、第1の成分と補足的な、現在の位置の第2の成分を捕捉し、通常は位置の余弦成分である第2の成分に対応する第2の信号を出力するように適合されている。現在の位置の例えば角度または直線の値が第1の成分または第2の成分のみによっては十分定義されない可能性があるとはいえ、第1の成分および第2の成分が一緒に現在の位置の値を導き出すのに十分な情報を含んでいるので、今までのところ、第2の成分は第1の成分と補足的である。従って、第1の成分および第2の成分の対から、例えば一般的に知られている三角法によって位置の値が評価できる。磁気的な位置エンコーダの場合、可動部材は、複数の逆の磁極を有する少なくとも1つの磁気要素を備えており、第1のセンサーおよび第2のセンサーは、ホールセンサーなどの磁気センサーである。
一般に2種類の位置エンコーダがあり、一方は絶対エンコーダであり、他方は増分エンコーダである。絶対位置エンコーダは、絶対値として可動部材の位置を直接決定する。対照的に、増分エンコーダは、何らかの基準位置に対する増分位置の値を捕捉するだけであり、この基準位置は、未知の可能性があり、そういうわけで別な方法で決定する必要がある。しかしながら、増分エンコーダは一般に、類似の絶対エンコーダに比較して高い分解能を有する。これは、増分エンコーダが一般に、全測定範囲の一部のみを捕捉するからである。従って、ある分解能を有する絶対エンコーダによって全測定範囲を捕捉できれば、測定範囲を複数の区画に分割し、各区画を類似の分解能を有する増分エンコーダで個々に捕捉することによって、全体の分解能を増大させることができる。
位置エンコーダの特別な具体化は、高精度で絶対位置を測定する組み合わせ絶対・増分位置エンコーダである。このようなエンコーダは二重の仕方で作動する。一方では、上述したような第1の位置エンコーダアッセンブリを、粗い精度で絶対位置を測定するために使用する。他方では、第1のアッセンブリに一体化できる第2の位置エンコーダアッセンブリを、高精度で増分位置を測定するために使用する。測定した絶対値を、測定した増分値のための基準位置として使用して測定値を組み合わせることで、高精度で絶対位置を表す位置の値が得られる。この二重測定は、高精度の純粋な絶対位置エンコーダで絶対位置を直接測定するのに比較してより効率的に実行できる。このような組み合わせ絶対・増分位置エンコーダの例は、位置エンコーダがロータリエンコーダであるEP2711663A1に記載されている。
上述したような高精度位置エンコーダの一般的な問題は、第1の信号および第2の信号それぞれからの絶対および増分位置の値の計算、および/または、これらの中間結果からの組み合わされた高分解能の位置の値の計算、および、後続の後処理ステップ、例えば直線補正の計算が、かなりの計算リソースを必要とすることである。これは、効率的なアルゴリズム、例えばCORDIC(Coordinate Rotation Digital Computer(座標回転デジタルコンピューター))アルゴリズムを使用する場合ですらそうである。典型的には、必要な計算ステップは、固定マイクロコードで、標準マイクロプロセッサー、例えばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)上で実行する。しかしながら、そのような使用する計算リソースが多ければ多いほど、位置エンコーダは信頼性が低くなる。さらに、計算リソースの配置、設計、およびリソースそれ自体が位置エンコーダの製造費用に加算される。
従って、本発明の目的は、高精度および向上した信頼性で位置を想定することができる位置エンコーダを提供することである。
本発明の目的は、請求項1による位置エンコーダによって達成される。本発明の位置エンコーダは、可動部材と、少なくとも第1のセンサーおよび第2のセンサーとを備え、可動部材は、第1のセンサーおよび第2のセンサーに対して移動可能である。第1のセンサーは、可動部材の現在の位置の第1の成分を捕捉し、第1の成分に対応する第1の信号を出力するように適合されている。従って、第2のセンサーは、現在の位置の第2の成分を捕捉し、第2の成分に対応する第2の信号を出力するように適合されている。第2の成分は、第1の成分と補足的である。位置エンコーダは、複数の所定のルックアップ値を保持する少なくとも第1のメモリーユニットをさらに備えており、各所定のルックアップ値は、少なくとも第1の信号および第2の信号のそれぞれの組に対応する位置の値を表し、かつ、それぞれの組の信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する。第1のメモリーユニットは、それぞれ第1のセンサーおよび第2のセンサーによって出力される少なくとも第1の信号および第2の信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値を出力するように構成される。好ましくは、第1のメモリーの各所定のルックアップ値は、第1の信号および第2の信号のそれぞれの対に対応し、それぞれの対の第1の信号および第2の信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、位置の値を表し、第1のメモリーユニットは、それぞれ第1のセンサーおよび第2のセンサーによって出力される第1の信号および第2の信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取るように構成される。
可動部材は好ましくは、移動の測定が必要な物体に接続されまたは接続可能である。原則的に、この仕方で、多くの異なる種類の移動が評価できる。しかしながら、可動部材は、特定の種類、方向および/または範囲の移動に制限できる。例えば、位置エンコーダがリニアエンコーダである場合、可動部材は、制限された範囲内で直線的にのみ変位可能とすることができる。あるいは、位置エンコーダがロータリエンコーダである場合、可動部材は、角度制限ありまたはなしで軸線周りに回転可能とすることができる。
先に述べたように、第1の成分は一般に、正弦成分であり、補足的な第2の成分は、可動部材の現在の位置の余弦成分である。従って、第1のセンサーおよび第2のセンサーは、必要な成分を供給するように、可動部材に対して配置する必要がある。例えば、位置エンコーダがロータリエンコーダである場合、可動部材は、回転部材であり、第1のセンサーおよび第2のセンサーは好ましくは、互いに90度の角度で回転部材の周囲に配置される。しかしながら、第1の成分および第2の成分が互いに補足しあって、両成分を合わせたものから曖昧さなく位置が導出できる限り、センサーの他の配置や第1の成分および第2の成分の他の関係も可能である。位置エンコーダがロータリエンコーダの場合、回転部材は好ましくは、例えば、角度位置がロータリエンコーダを用いて測定する必要のあるシャフトに、取り付け可能な平らな円形ディスクによって形成される。
第1のメモリーユニットの主な目的は、第1の信号および第2の信号に基づいて位置の値を評価するために使用される上述した計算リソースに効果的に置き換わることである。第1のメモリーユニットは基本的に、所定の値のルックアップテーブルとして役に立つ。これらの所定のルックアップ値のそれぞれは、そうでなければ上述した計算リソースによって毎回新たに計算することになるのと本質的に同じ仕方でそれぞれの第1の信号および第2の信号から計算しておいた位置の値を表す。特に、センサーによって出力される信号の各可能なまたは少なくとも妥当な組について、対応するルックアップ値が上述した第1のメモリー内で容易にアクセスできる。信号のそれぞれの組に依存して特定のルックアップ値にアクセスするために、各ルックアップ値は、この組のセットの信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する。この文脈では、信号の連結は、結果としてユニークなメモリーアドレスになる、すなわち、信号の異なる組が異なるメモリーアドレスに繋がることになる、信号の組み合わせのことを言う。特に、少なくとも第1の信号および第2の信号(好ましくは、それらのデジタル表現)のそれぞれの組の信号が、それぞれのメモリーアドレス部分(組が、第1の信号および第2の信号の対である場合、「ハイ」および「ロー」のメモリーアドレス部分とみなすことができる)へと直接形成されまたは変換され、この組に対応するメモリーアドレスは、例えば簡単なシーケンスチェイン接続により、(少なくとも)これらのメモリーアドレス部分から構成される。定義された仕方で信号の組を対応する位置の値にリンクさせるこのようなメモリーアドレスを受け取ると、メモリーユニットは、この位置の値を表す所定のルックアップ値を出力する。従って、メモリーユニットは、そうでなければ必要とされる計算手段に置き換わるように適合されている。
位置エンコーダの出力信号を生成するための任意の計算を効果的に省くことにより、また、その代わりに1つまたは複数のメモリーユニット内に所定のルックアップ値として必要な計算結果を格納することにより、位置エンコーダの信頼性および効率が向上する。当業者は、計算それ自体が、メモリーから正確な計算結果を読み取るより一般に誤りの起きやすいことに気づくであろう。また、値が必要とされるたびに計算を繰り返す代わりに、計算を一回だけ行い、値を格納することは、より効率的である。位置エンコーダを使用する場合、個々の位置は通常何回となく現れる。従って、対応する位置が現れる時はいつでも出力する必要のある個々の位置の値を、一回だけ計算して、位置の値を出力する必要のある時にメモリーユニットから読み出す必要があるだけであるのは特に有用である。
本発明の有益な実施例は、従属請求項、明細書および図面に特定されている。
好ましい実施例によれば、位置エンコーダは、少なくとも第3のセンサーおよび第4のセンサーをさらに備えており、可動部材は、第1のセンサー、第2のセンサー、第3のセンサーおよび第4のセンサーに対して移動可能である。第1のセンサーは、可動部材の現在の絶対位置の第1の成分を捕捉し、現在の絶対位置の第1の成分に対応する第1の絶対信号を出力するように適合されている。対応して、第2のセンサーは、現在の絶対位置の第2の成分を捕捉し、現在の絶対位置の第2の成分に対応する第2の絶対信号を出力するように適合されている。第2の成分は、現在の絶対位置の第1の成分と補足的である。第3のセンサーは、可動部材の現在の増分位置の第1の成分を捕捉し、現在の増分可動位置の第1の成分に対応する第1の増分信号を出力するように適合されている。第4のセンサーは、現在の増分位置の第1の成分と補足的である、現在の増分位置の第2の成分を捕捉し、現在の増分位置の第2の成分に対応する第2の増分信号を出力するように適合されている。従って、この実施例の位置エンコーダは、粗い絶対測定と高分解能増分測定との組み合わせにより高精度で位置の値を測定するのに使用できる、組み合わせ絶対・増分位置エンコーダである。
この実施例では、第1のメモリーユニットは、それぞれ第1のセンサーおよび第2のセンサーによって出力される第1の絶対信号および第2の絶対信号を連結すること、および、それぞれ第3のセンサーおよび第4のセンサーによって出力される第1の増分信号および第2の増分信号を連結することの少なくとも一方により形成されるメモリーアドレスを受け取るように構成されている。すなわち、メモリーアドレスは、第1の信号および第2の信号の少なくとも1つの対によって形成され、少なくとも1つの対は、可動部材の絶対位置かまたは増分位置かに対応する。このような仕方で、組み合わせ絶対・増分位置エンコーダの第1のメモリーユニットは、第1の絶対信号および第2の絶対信号から絶対位置の値かまたは第1の増分信号および第2の増分信号から増分位置の値かを評価するのに役に立つ。
代替として、第1のメモリーユニットは、一度に全ての4つの信号から(全体の)位置の値を直接評価するのに役に立つ。この実施例では、第1のメモリーユニットの各所定のルックアップ値は、少なくとも第1の信号、第2の信号、第3の信号および第4の信号のそれぞれの組に対応し、それぞれの組の少なくとも第1の信号、第2の信号、第3の信号および第4の信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、位置の値を表す。第1のメモリーユニットは次いで、それぞれ第1のセンサー、第2のセンサー、第3のセンサーおよび第4のセンサーによって出力される少なくとも第1の信号、第2の信号、第3の信号および第4の信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値を出力するように構成される。
別の実施例によれば、第1のメモリーユニットの各所定のルックアップ値は、第1の絶対信号および第2の絶対信号のそれぞれの対に対応し、それぞれの対の第1の絶対信号および第2の絶対信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、(絶対)位置の値を表し、第1のメモリーユニットは、それぞれ第1のセンサーおよび第2のセンサーによって出力される第1の絶対信号および第2の絶対信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取るように構成される。位置エンコーダは、複数の所定のルックアップ値を保持するので第1のメモリーとこれまでのところ機能的に本質的に同一である少なくとも第2のメモリーユニットをさらに備えており、各所定のルックアップ値は、第1の増分信号および第2の増分信号のそれぞれの対に対応し、それぞれの対の第1の増分信号および第2の増分信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、(増分)位置の値を表す。第2のメモリーユニットは、それぞれ第3のセンサーおよび第4のセンサーによって出力される第1の増分信号および第2の増分信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値を出力するように構成される。この実施例では、第1の絶対信号および第2の絶対信号の対と、第1の増分信号および第2の増分信号の対とは、異なるそれぞれのメモリーユニットに割り当てられ、各メモリーユニットは、それぞれ、対応する絶対位置の値および増分位置の値を出力するルックアップテーブルを備える。
上述した実施例の代替として、位置エンコーダは、複数の所定のルックアップ値を保持する少なくとも第2のメモリーユニットを備えており、各所定のルックアップ値は、第1のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値および第1のメモリーユニットによって受け取られるメモリーアドレスを形成しない第1の信号および第2の信号のそれぞれの3つ組みに対応する位置の値を表し、各所定のルックアップ値はさらに、それぞれの3つ組みの所定のルックアップ値および第1の信号および第2の信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する。第2のメモリーユニットは、第1のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値および第1のメモリーユニットによって受け取られるメモリーアドレスを形成しない第1の信号および第2の信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値を出力するように構成される。
先の実施例と同様に、この実施例では、位置エンコーダはまた、組み合わせ絶対・増分位置エンコーダであり、2つのメモリーユニットを備える。しかしながら、先の実施例とは対照的に、第1のメモリーユニットおよび第2のメモリーユニットは、それぞれ絶対信号および増分信号によって形成されるメモリーアドレスを受け取るように並列に配置されない。その代わりに、メモリーユニットは、逐次に配置され、それによって、第2のメモリーユニットが、一方では、第1のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値によって、他方では、第1のメモリーユニットによって受け取られるメモリーアドレスを形成しない第1の信号および第2の信号によって、形成されるメモリーアドレスを受け取る。従って、第1の絶対信号および第2の絶対信号が第1のメモリーユニットに入り、第1の増分信号および第2の増分信号が(第1のメモリーユニットによって出力されるルックアップ値と共に)第2のメモリーユニットに入り、また逆の場合も同様である。
第1のメモリーユニットおよび第2のメモリーユニットが並列に配置される実施例の別の改良として、位置エンコーダは、複数の所定のルックアップ値を保持する少なくとも第3のメモリーユニットをさらに備えており、各所定のルックアップ値は、第1のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値および第2のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値のそれぞれの対に対応し、それぞれの対の第1のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値および第2のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、位置の値を表す。第3のメモリーユニットは、第1のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値および第2のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値を出力するように構成される。
この実施例では、第1のメモリーユニットおよび第2のメモリーユニットは、それぞれメモリーアドレスとして第1の絶対信号および第2の絶対信号および第1の増分信号および第2の増分信号を受け取り、それぞれ絶対位置の値および増分位置の値を表す対応する所定のルックアップ値を出力するように、並列に配置される。第3のメモリーユニットは、第1のメモリーユニットおよび第2のメモリーユニットによって出力される所定のルックアップ値の対によって形成されるメモリーアドレスを受け取り、それによって、受け取ったメモリーアドレスが、それぞれ第1のメモリーユニットおよび第2のメモリーユニットを用いて決定される絶対位置の値および増分位置の値両方についての情報を含むように、第1のメモリーユニットおよび第2のメモリーユニット両方の下流に配置される。従って、第3のメモリーユニットを用いることで、可動部材の位置についての全ての測定情報、すなわち、それぞれ第1のセンサーおよび第2のセンサーによって、および第3のセンサーおよび第4のセンサーによって取得される絶対位置情報および増分位置情報が、それぞれのメモリーアドレスにおいて第3のメモリー内に格納される対応する所定のルックアップ値を検索することにより、最終的に高精度の位置の値へと組み合わされ、変換される。この実施例は、以下にさらに明らかになるように、特に有益である。
本明細書に記載の実施例のいずれかの位置エンコーダは特に、ロータリエンコーダとして構成される。その結果として、可動部材は、エンコーダのそれぞれのセンサーに対して回転可能な回転部材であり、センサーは、回転部材の現在の角度位置のそれぞれの成分を捕捉し、対応する信号を出力するように適合されている。それぞれのメモリーユニットの一般的な機能、すなわち、信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値を出力することは、一般的な位置エンコーダについて記載したものと同じままであり、もちろん、それぞれのメモリーユニットによって保持される各所定のルックアップ値はそういうわけで角度値を表す。
好ましい実施例によれば、第1のセンサーおよび第2のセンサーは、磁気センサーであり、可動部材は、可動部材の広がりに沿って均等に配置された所定の数の磁極を有する第1の磁気要素を備えており、第1のセンサーおよび第2のセンサーは、第1の磁気要素と協同するように構成されている。可動部材の上述した広がりは特に、その幾何学形状によって画定される。特に、上述した広がりは、センサーに対する可動部材の移動中に上述したセンサーによって追従される可動部材に沿ったそれぞれの経路によって画定される。例えば、リニアエンコーダの場合、可動部材は、細長い形態を有することができ、その長さが、上述した広がりに対応するのに対し、ロータリエンコーダの場合、例えば円形ディスクとすることができる可動部材の広がりは、可動部材の円周輪郭によって画定することができる。
位置エンコーダがロータリエンコーダの場合、回転部材は好ましくは、可動部材の回転軸線に対して正反対の2つの磁極を備える。従って、第1の磁気要素は、好ましくは円形ディスクとして形成された磁気双極子とすることができ、磁極間の境界は、ディスクの直径に沿って延在する。
位置エンコーダの種類に拘わらず、磁気センサーは、ホールセンサー、または磁界の強度および/または好ましくは向きを測定することができる任意の他のセンサーとすることができる。当業者が気づくことになるように、センサーの種類は一般に、第1のセンサーおよび第2のセンサーを用いて絶対位置を測定できるように、少なくとも可動部材の異なる領域間、例えば2つの正反対に分割された領域間で識別されるのに適している必要がある。従って、センサーは必ずしも磁気センサーでなく、例えば光センサーとすることもできる。この場合、可動部材は好ましくは、光コード化領域を備えており、極は、異なる反射率、透過率、光強度、色または他の光学特性によって識別される。
別の好ましい実施例によれば、第3のセンサーおよび第4のセンサーは、磁気センサーであり、可動部材は、可動部材の広がりに沿って均等にかつ好ましくは交互に配置された所定の数の磁極を有する第2の磁気要素を備えており、第3のセンサーおよび第4のセンサーは、第2の磁気要素と協同するように構成されている。特に、第2の磁気要素は、少なくとも8および/または最大90、好ましくは少なくとも16および/または最大72、特に少なくとも32および/または最大52の、磁極の対を備えることができ、ロータリエンコーダの場合、磁極の対は好ましくは、可動部材の回転軸線周りに対称に配置される。これらの数は、一方では、分解能に関して、他方では空間的な制約に関して、特に有利である。
第1の磁気要素および第2の磁気要素はこのましくは、可動部材に取り付けられ、それによって、第1の磁気要素および第2の磁気要素は、互いに対して移動可能でない。
別の好ましい実施例によれば、位置エンコーダは、第1の信号および第2の信号のうちの1つのアナログ表現を受け取り、受け取った信号のデジタル表現を出力するように構成された、少なくとも1つのアナログ−デジタル変換器を備える。特に、各センサーは、センサーのアナログ信号をデジタル化するアナログ−デジタル変換器に割り当てることができる。それぞれのアナログ信号の結果として生じるデジタル表現は次いで、位置エンコーダのメモリーユニットによって受け取られるメモリーアドレスの一部を容易に形成する。アナログ−デジタル変換器は、それぞれのセンサー内に組み込むことができ、または、センサーとデジタル化された信号が入力されるメモリーユニットとの間に別個に配置することもできる。異なるアナログ信号を量子化するのに使用されるビット数(ワード長)は変わる可能性がある。例えば、第1の絶対信号および第2の絶対信号をデジタル化するためのデジタル−アナログ変換器のワード長は、第1の増分信号および第2の増分信号をデジタル化するためのものより少なくすることができ、例えば、それぞれ8ビットおよび12ビットである。
別の好ましい実施例によれば、位置エンコーダは、所定のルックアップ値の少なくとも1つのデジタル表現を受け取り、受け取ったルックアップ値のアナログ表現を出力するように構成された、少なくとも1つのデジタル−アナログ変換器を備える。特に、(データフローに関して)「最後」のメモリーユニット、例えば第3のメモリーユニットによって出力されるルックアップ値は、位置エンコーダの後続の処理段階に出力されるアナログ表現に変換される。代替としてまたは付加的に、出力されるデジタルルックアップ値は、既知の処理モジュール、例えばSSI(Synchronous Serial Interface(同期シリアルインターフェース))変換器またはA/B Z変換器内へ直接供給できる。
別の好ましい実施例によれば、少なくとも1つのメモリーユニットはさらに、出力される所定のルックアップ値の一部として許容差フラグを出力するように構成される。許容差フラグは、好ましくはシングルビットであり、出力される所定のルックアップ値が、許容差領域内で、信号の組、特に第1の信号および第2の信号の対に対応するかどうかを示すために提供される。このような許容差フラグは、第1の信号および第2の信号の対に対応する位置の値が決定論的動作に制約される場合、特に有益である。例えば、第1の信号および第2の信号が、可動部材の同じ位置(特に同じ角度)を参照する補足的な正弦信号および余弦信号の場合、信号の二乗の合計、すなわち、信号の対によって記載される円の半径は、理想的には一定になる(かつ正規化された値については1に等しくなる)はずである。しかしながら、温度ドリフト、電子ノイズおよび測定誤差などのいくつかの影響要因に起因して、半径は、実際的な条件下で変わる可能性がある。
許容差フラグは、許容可能な変動と、例えばセンサーのうちの1つの、深刻な誤差を示すより大きな変動との間で識別するために提供できる。例えば、許容差フラグは、(正弦−余弦)信号対が、信号対に対応する半径が何らかの閾値以下の量だけ予想される半径から逸脱する場合、「通常機能帯」内にあることを示し、(正弦−余弦)信号対が、逸脱が閾値を超える場合、「機能不全帯」内にあることを示すことができる。通常機能帯および機能不全帯は、それぞれ許容差フラグが0または1によって、または逆の場合も同様に、表すことができる。好ましくは、信号の全ての可能な組が、通常機能帯かまたは機能不全帯かに対応する。許容差フラグは、位置エンコーダの高い信頼性を確保するのに使用できる。例えば、許容差フラグが誤差を示す場合、エンコーダによって出力される値は、注意して取り扱う必要がある。用途に依存して、エンコーダの出力を無視できるか、または、エラー処理ルーチンを作動させることができる。
別の好ましい実施例によれば、少なくとも1つのメモリーユニットはさらに、出力される所定のルックアップ値の一部として移行フラグを出力するように構成される。移行フラグは、好ましくはシングルビットであり、可動部材の現在の位置が移行領域内にあるかどうかを示すために提供される。例えば、可動部材の1つの極から別の極への移行がある可動部材の位置の範囲がこのような移行領域である。特に、可動部材が磁気要素を備える場合、移行領域は、少なくとも1つのセンサーが可動部材の隣接する2つの磁極の移行部のすぐ近くにある、可動部材の少なくとも1つの位置または位置の範囲を含むとして定義できる。
可動部材の現在の位置が移行領域内にあることを検出し、これを移行フラグによって示すことは特に、組み合わせ絶対・増分位置エンコーダにおいて位置の比較的粗い絶対測定の不正確さまたはシフトを補償するのに役に立つ。どの極または極の対が増分測定のための増分センサーと現在協同しているかを決定するのに絶対測定を使用する場合、これは、絶対測定におけるシフトまたは他の誤差に起因して2つの連続した極または極の対の移行領域内で確実に決定することができない。これによって、移行領域の(もしかすると角度)幅が、絶対測定の想定または決定される誤差範囲に相当する。可動部材の現在の位置が移行領域内にあることを示す移行フラグが設定される場合、例えばより高い信頼性をもって正確な極または極の対を決定するために、追加の測定を行なうことができる。
改善された実施例によれば、少なくともさらなる1つのメモリーユニットは、複数の所定のルックアップ値を保持し、このさらなるメモリーユニットの各所定のルックアップ値は、(i)可動部材の絶対位置に対応しかつ移行フラグを含む第1の信号および(ii)可動部材の増分位置に対応する第2の信号のそれぞれの対に対応する位置の値を表す。上述のさらなるメモリーユニットは特に、上述した第3のメモリーユニットである。さらに、このさらなるメモリーユニットの各所定のルックアップ値は、それぞれの対の第1の信号および第2の信号を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連し、さらなるメモリーユニットは、第1の信号および第2の信号を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取るように構成される。特に、さらなるメモリーユニットによって受け取られる第1の信号は、先のメモリーユニットによって出力された所定のルックアップ値であり、上述の移行フラグは、この出力されたルックアップ値の一部である。上述の先のメモリーユニットは特に、第1のメモリーユニットである。
例えば出力するメモリーユニット内のノイズまたは単一事象反転に起因した、出力されるルックアップ値内の誤差を補償するために、好ましくは少なくとも1つの出力されるルックアップ値は、ローパスフィルタリングされる。例えば抵抗器およびコンデンサを備える簡単なアナログローパスフィルタは、少なくとも1つのアナログ信号をフィルタリングするように位置エンコーダ内に配置することができる。しかしながら、フィルタリングは、デジタル方式で実行することもできる。
好ましくは、位置エンコーダのアナログ−デジタル変換器のそれぞれの分解能は、出力される所定のルックアップ値によって表される位置の値の全体の誤差が所定の値を下回るのを確実にするように適合される。特に、アナログ−デジタル変換器の分解能は、それぞれの変換器によって出力されるデジタル表現のワード長(ビット数)に依存し、ビット数が大きければ大きいほど、量子化は細かくなり、従って、分解能は高くなる。
本発明は、添付の図面に示す例示的な実施例を用いて以下に説明する。
回転部材の絶対角度位置を測定するロータリエンコーダの概略図。 許容差フラグに関連する通常機能帯および機能不全帯の概略図。 高精度で回転部材の絶対角度位置を測定するロータリエンコーダの概略図。 ロータリエンコーダで角度位置を評価する実施例を示す図。
図1および図3は、ロータリエンコーダとして構成された位置エンコーダ11の実施例を示す。しかしながら、これらのロータリエンコーダ11の作動の原理が同様に、異なる種類の位置エンコーダ、例えばリニアエンコーダに適用可能であることに留意されたい。
図1は、回転軸線14に対して回転可能な第1の磁気ディスク13によって形成された回転部材を備える。回転軸線14は、図面の平面を通って垂直に延在する。第1の磁気ディスク13は、互いに隣接して正反対にかつ回転軸線14に対して対称的に配置された第1の磁極15および第2の磁極17を有する。第1のホールセンサー19aおよび第2のホールセンサー19bが、回転軸線14に対して90度の角度で広がるように、第1の磁気ディスク13の周囲に配置される。第1のホールセンサー19aおよび第2のホールセンサー19bは、それぞれ、回転軸線14に対して第1の磁気ディスク13の絶対角度位置の正弦成分および余弦成分を捕捉するように適合される。これらの正弦成分および余弦成分は、第1の磁気ディスク13の磁界を測定することにより得られる。第1のホールセンサー19aおよび第2のホールセンサー19bは、それぞれ、アナログの第1の絶対信号21(正弦)およびアナログの第2の絶対信号23(余弦)を出力する。アナログの第1の絶対信号21は、第1のアナログ−デジタル変換器25aに供給され、アナログの第2の絶対信号23は、第2のアナログ−デジタル変換器25bに供給される。一例として、両方のアナログ−デジタル変換器25a、25bは、対応するアナログ入力21、23のデジタルの8ビット表現を出力するように構成される、すなわち、第1の変換器25aは、8ビットのデジタルの第1の絶対信号21’を出力し、第2の変換器25bは、8ビットのデジタルの第2の絶対信号23’を出力する。
デジタル信号21’、23’は、第1のフラッシュメモリーユニット27aによって受け取られるメモリーアドレスを形成するように連結され、メモリーアドレスは好ましくは、シーケンスチェイン接続により結合された信号21’、23’のみから構成される。第1のメモリーユニット27aは、もしかすると第1のメモリーユニット27aによって受け取られる各メモリーアドレスについて、所定のルックアップ値29を保持する。すなわち、ホールセンサー19a、19bから生成でき、第1のメモリーユニット27aのためのメモリーアドレスを直接形成する、デジタル信号21’、23’の任意の対は、第1のメモリーユニット27a内に格納され、デジタルの絶対信号21’、23’のそれぞれの対を受け取ると第1のメモリーユニット27aによって出力される、所定のルックアップ値29に関連する。
第1のメモリーユニット27aの容量は、受け取るメモリーアドレスのワード長と、例えば少なくとも8ビットおよび/または最大16ビット、特に12ビット、および(例えば、上述したような許容差フラグまたは移行フラグの形態の)エラー指示のために確保される任意選択の1ビットを備える出力データバス長とに従って、適合される。8ビットの出力データバス長およびデジタル信号21’、23’のワード長の合計、すなわちこの実施例では16ビットと同じだけ長いメモリーアドレスを考慮すると、第1のメモリーユニット27aの容量は、例えば、少なくとも512キロビットになる。一般に、メモリーユニットの容量は、容量とメモリーアドレスのワード長との間の半対数関係に従って導出できるが、それというもの、メモリーユニットは、少なくともデータバス長の2倍のメモリーアドレスワード長乗の容量を必要とするからである。
与えられた時刻に第1のメモリーユニット27aによってメモリーアドレスの形態で受け取られるデジタル信号21’、23’の対に応じて第1のメモリーユニット27aによって出力される与えられた所定のルックアップ値29は、第1の磁気ディスク13の絶対角度位置に対応する角度値αを表すデジタル値である。角度値αは、基準位置に対して定義され、基準位置では、第1の磁気ディスク13の第1の磁極15および第2の磁極17を分離する軸線(図1の点線)が、基準軸線31(図1の破線)と整列される。一例として、角度値αは、図1において約35度であるが、磁気ディスク13は自由に回転可能なので、0〜360度の範囲の任意の角度値とすることができる。
ルックアップ値29は、第1のメモリーユニット27aによってデジタル方式で出力され、好ましくは少なくとも5ビットおよび/または最大16ビットのワード長を有する。ルックアップ値29の1ビットは、許容差フラグ(図示せず)として役に立つことができる。図2は、第1(正弦)の絶対信号および第2(余弦)の絶対信号の全ての可能な対を概略的に表す二次元面39を示し、それぞれの点の横座標が、第1の絶対信号に対応し、それぞれの点の縦座標が、第2の絶対信号に対応する。好ましくは、許容差フラグは、二乗の正弦および余弦信号21、23(デジタル信号21’、23’に相当する)の合計の平方根から導出できる半径が、図2に示す環状の許容差領域33内にある場合、0である。
理想的には、半径は、一定で、正弦および余弦信号21、23について1に等しいはずである。しかしながら、実際の条件下では、温度ドリフト、電子ノイズ、エアギャップ許容差、センサの非直線性および測定誤差などのいくつかの影響要因が、効力を生じ、理想的な一定の半径とは異なる半径をもたらすことができる。従って、許容差領域33は、実際の条件下で予想可能な半径の範囲を捕捉する。これらの予想可能な変動をより大きな誤差を示す変動と識別するために、機能不全帯37を画定する。図2において、この機能不全帯37は、面39のハッチ領域によって示す。第1の信号および第2の信号のそれぞれの対が機能不全帯37内に含まれる、すなわち、許容差帯33の外側の値を有する場合、許容差フラグは、1に設定される。従って、許容差フラグは、角度値αを表す出力されたルックアップ値のためのもっともらしさの確認の結果と見なすことができ、もっともらしさの確認は、「三角法の半径領域」内において評価される。許容差フラグの状態が計算によって決定されないことに留意されたい。その代わりに、許容差フラグは、出力されるルックアップ値29の一部なので、予め決定される。第1のメモリーユニット27aの全ての所定のルックアップ値は、それぞれのルックアップ値に関連するメモリーアドレスを形成する第1の信号および第2の信号のそれぞれの対に対応する角度値の所定の表現と、また第1の値および第2の値のその同じ対に対応する所定の許容差フラグとの両方を備える。
ルックアップ値29は次いで、デジタル−アナログ変換器41に入力され、デジタル−アナログ変換器41は、ルックアップ値29、または少なくとも角度値αを表すルックアップ値29の一部を、アナログ出力信号43に変換する。許容差フラグが1に等しい場合、出力信号43は、例えば、測定の誤差を示す定数に等しくすることができる。そうでなければ、出力信号43は、角度値αを示すアナログ値である。
出力信号43は、誤差、例えば、第1のメモリーユニット27a内の単一事象反転に起因するビット誤りを補償するために、ローパスフィルタ(図示せず)を用いて、任意選択的にローパスフィルタリングすることができる。
図3は、ロータリエンコーダ11の別の実施例の概略図を示し、ロータリエンコーダ11は、組み合わせ絶対・増分の種類のものであり、それによって、高精度で角度位置を測定するように適合される。ロータリエンコーダ11は、回転軸線14に対して両方とも回転可能な第1の磁気ディスク13および第2の磁気ディスク45によって形成された回転部材を備える。磁気ディスク13、45は、互いに同軸に取り付けられており、互いに対して回転可能でない。図3において、磁気ディスク13、45は、数字の読みやすさを向上させるために、別々に示している。
第1のホールセンサー19c、19dの対が、第1の磁気ディスク13の互いに正反対側で第1の磁気ディスク13の周囲に配置される。第1のホールセンサー19c、19dの対によって出力される測定信号は、第1の作動増幅器47aに入力され、第1の作動増幅器47aは、対応してアナログの第1の絶対信号21を出力する。第2のホールセンサー19e、19fの対が、第1のホールセンサー19c、19dの対に垂直に、第1の磁気ディスク13の互いに正反対側で第1の磁気ディスク13の周囲に配置される。第2のホールセンサー19e、19fの対によって出力される測定信号は、第2の作動増幅器47bに入力され、第2の作動増幅器47bは、対応してアナログの第2の絶対信号23を出力する。アナログの第1の絶対信号21および第2の絶対信号23は、それぞれ、回転軸線14に対する第1の磁気ディスク13の絶対角度位置の正弦成分および余弦成分を表しており、次いで、それぞれ、アナログ−デジタル変換器25a、25bに供給される。それに応じて、アナログ−デジタル変換器25a、25bは、それぞれ、デジタルの第1の絶対信号21’および第2の絶対信号23’を出力し、各デジタル信号21’、23’は、8ビットのワード長を有する。デジタル信号21’、23’は、第1のメモリーユニット27aのためのメモリーアドレスを形成するように連結される。
メモリーアドレスを受け取るのに応じて、この実施例では、第1のメモリー27aは、7ビットのワード長を有する所定のルックアップ値49を出力するように構成される。出力されるルックアップ値49は、6ビットのワード長を有しており、第1の磁気ディスク13の角度位置に対応する絶対角度値の表現を備える。ルックアップ値49の残りの1ビットは、以下にさらに説明する移行フラグとして役に立つ。
第2の磁気ディスク45は、第2の磁気ディスク45の全周に沿って交互に配置された複数の第1の磁極15および第2の磁極17を備える。第2の磁気ディスク45の磁極15、17の数は、第1の磁気ディスク13の磁極15、17の数より多く、第1の磁気ディスク13上の2極15、17に対して、例えば、第2の磁気ディスク45上の少なくとも20および/または最大200の単一の極15、17である。磁気抵抗センサー19gが、第2の磁気ディスク45に接触せずに、第2の磁気ディスク45の周囲に配置される。磁気抵抗センサー19gは、2つのホイートストンブリッジ(図示せず)を備えており、2つのホイートストンブリッジは、互いに90度位相シフトした(従って、それぞれ正弦信号および余弦信号に相当する)2つの正弦信号を捕捉するように適合され、両方の信号は、センサー19gに現在最も近くにある第2の磁気ディスク45のそれぞれの極対15、17の現在の位置を表す。この点では、磁気抵抗センサー19gは、単一のユニットに組み合わされた2つのセンサー(特に、それぞれ、第2の磁気ディスク45の角度位置の正弦成分および余弦成分を捕捉する、第1のセンサーおよび第2のセンサー)を表す。従って、磁気抵抗センサー19gは、2つの個別のセンサーに置き換えることもできるであろう。センサー19gの測定信号は、第3の増幅器47cおよび第4の増幅器47dに供給される。第3の増幅器47cは、アナログの第1の増分信号51を出力し、第4の増幅器47dは、アナログの第2の増分信号53を出力する。
アナログの第1の増分信号51は、第3のアナログ−デジタル変換器25c内に供給され、アナログの第2の増分信号51は、第4のアナログ−デジタル変換器25d内に供給される。一例として、第3のアナログ−デジタル変換器25cおよび第4のアナログ−デジタル変換器25dは両方とも、対応するアナログ入力51、53のデジタルの12ビット表現を出力するように構成されており、すなわち、第3の変換器25cは、12ビットのデジタルの第1の増分信号51’を出力し、第4の変換器25dは、12ビットのデジタルの第2の増分信号53’を出力する。特に、アナログ−デジタル変換器25a、25b、25c、25dの分解能は、ロータリエンコーダ11の回転部材の角度位置を測定する全体の測定誤差が少なくとも0.05度を下回る、好ましくは、0.02度を下回る、特に0.01度を下回るように、選択される。
デジタル信号51’、53’は、第2のフラッシュメモリーユニット27bによって受け取られるメモリーアドレスを形成するように連結される。第2のメモリーユニット27bは、もしかすると第2のメモリーユニット27bによって受け取られる各メモリーアドレスについて所定のルックアップ値55を保持する。すなわち、ホールセンサー19gから生成でき、第2のメモリーユニット27bのためのメモリーアドレスを形成する、デジタル信号51’、53’の任意の対は、第2のメモリーユニット27b内に格納され、デジタルの増分信号51’、53’のそれぞれの対を受け取ると第2のメモリーユニット27bによって出力される、所定のルックアップ値55に関連する。
与えられたデジタルの増分信号51’、53’の対について、第2のメモリーユニット27bは、デジタル信号51’、53’によって形成されるメモリーアドレスに応じて所定のルックアップ値55を出力する。一例として、ルックアップ値55は、15ビットのワード長を有しており、第2の磁気ディスク45の極対15、17の位置に対応する増分角度値の表現を備える。現在の例示的な実施例では、第2のメモリーユニット27bは、16ビットのデータバス長および256メガビットの容量を有する。
第1のメモリーユニット27aおよび第2のメモリーユニット27bによって出力され、それぞれ7ビットおよび15ビットのワード長を有する所定のルックアップ値49、55は、64メガビットの容量を有する第3のフラッシュメモリーユニット27cのためのメモリーアドレスを形成する。第3のメモリーユニット27cは、もしかすると第3のメモリーユニット27cによって受け取られる各メモリーアドレスについて所定のルックアップ値57を保持する。すなわち、第3のメモリーユニット27cのためのメモリーアドレスを形成する、所定のルックアップ値49、55の任意の対は、メモリーユニット27c内に格納され、それぞれ、第1のメモリーユニット27aおよび第2のメモリーユニット27bによって出力されるルックアップ値49、55のそれぞれの対を受け取ると第3のメモリーユニット27cによって出力される、所定のルックアップ値57に関連する。図3に示す実施例では、メモリーユニット27cのためのメモリーアドレスは、絶対角度値の表現および移行フラグ(ルックアップ値49の一部として)、さらに増分角度値の表現(ルックアップ値55の一部として)を備える3つ組によって効果的に形成される。メモリーアドレス内の3つ組のこれらの部分の順序は、第3のメモリーユニット27cが対応して構成される限り、任意の可能な順序に従って選択できる。
移行フラグは一般に、回転部材の現在の角度位置が、2つの隣接する磁極15、17の移行領域内にあるかどうかを示すのに役に立つ。図3に示す実施例では、移行フラグは、回転部材の現在の角度位置が、第2の磁気ディスク45の2つの隣接する磁極15、17の移行領域内にあるかどうかを示す。特に、それぞれの移行領域は、センサー19gが、第2の磁気ディスク45の第1および第2の磁極15、17の対の、第2の磁気ディスク45の第1および第2の磁極15、17の隣接する対への移行部のすぐ近くにある、角度位置によって定義される。移行領域は、それぞれの移行部を中心として、例えば1〜10度の小さな角度区域としてさらに定義できる。移行フラグの目的は、図4に関して説明する。
第3のメモリーユニット27cによって出力される所定のルックアップ値57は、例えば16ビットのワード長を有しており、ロータリエンコーダ11の回転部材の角度位置に対応する高精度のデジタルの角度値の表現を備える。出力されるルックアップ値57も許容差フラグを備えることができ、高精度のデジタルの角度値の表現はそういうわけで、例えば15ビットのワード長を有するのに対し、残りの1ビットが、許容差フラグとして役に立つ。この場合、許容差フラグは、メモリーアドレスの一部として第3のメモリーユニット27cによって受け取られ、第3のメモリーユニット27cを単に通過する許容差フラグに対応することができる。代替として、許容差フラグは、第3のメモリーユニット27cから生じ、第3のメモリーユニット27cに入る信号のもっともらしさに基づくことができる。
特定の用途に依存して、ルックアップ値57は、例えば、それぞれ、出力信号57’、57’’、57’’’を生成する、デジタル−アナログ変換器59、同期シリアルインターフェース(SSI)変換器61、およびA/B Z変換器63を用いて、さらに処理することができる。
図4は、一方では絶対角度位置の表現、増分角度位置の表現および移行フラグを備える第3のメモリーユニット27cによって受け取られるそれぞれのメモリーアドレスおよび他方ではそれらから導出される所定のルックアップ値57の間の対応を示す。軸65(「x軸」)は、図3に示すロータリエンコーダ11の回転部材の角度位置に関連する。回転部材の角度位置の全範囲のわずかな部分だけを示す。軸67(「y軸」)は、以下に説明する、回転部材の回転中にロータリエンコーダ11によって生成されるデータに関連する。
上部から下部へと示すデータは、それぞれのルックアップ値49の一部として第1のメモリーユニット27aによって出力される絶対角度値のデジタル表現69(011101〜011111)、第2の磁気ディスク45の連続した物理極対15、17のシーケンス数70(12〜14)、1つの極対15、17から別の極対への移行部の周りの移行領域72内で1であり、それ以外では0であるシングルビットの移行フラグ7で、それぞれのルックアップ値49の一部として第1のメモリーユニット27aによって出力される移行フラグ71、移行フラグ71が後に続く絶対角度値のそれぞれのデジタル表現69を備える、第1のメモリーユニット27aによって出力されるルックアップ値49(0111010〜0111111)、それぞれの極対15、17について0から開始し32767まで直線的に増加する増分角度値の表現73である。この最後に挙げた表現73(デジタル形態に変換される)は、第2のメモリーユニット27bによって出力されるルックアップ値55を形成する。
従って、第1のメモリーユニット27aによって出力されるルックアップ値49および第2のメモリーユニット27bによって出力されるルックアップ値55は、ロータリエンコーダ11の回転部材の角度位置についての全ての情報を備えており、第3のメモリーユニット27cが、受け取ってメモリーアドレスに連結し、それに応じて、アドレスに関連する所定のルックアップ値57を出力する。第3のメモリーユニット27c内に格納される所定のルックアップ値57は、以下に説明するように、格納する前に、それぞれの絶対角度値69、それぞれの増分角度値73および移行フラグ71を考慮して計算される。
絶対角度値69および増分角度値73を組み合わせる基本概念は、磁気センサー19gによって現在捕捉される物理極対70を特定し、従って、回転部材の現在の角度位置が含まれる角度範囲を決定するために、絶対角度値69を使用することである。次いで、この角度範囲内の回転部材の正確な角度位置を決定するために、増分角度値73を使用することができる。
しかしながら、特に第1の磁気ディスク13が2つの磁極15、17を有するだけなので、絶対角度値69は、何らかの測定誤差またはシフトを受けやすい。従って、2つの連続した極対15、17間の移行部の周りの移行領域72の外部では、増分角度値73を容易に使用することができる一方、移行領域72の内部では、極対15、17のうちのどの極対が磁気センサー19gによって実際に捕捉される極対であるかの不確定性がある。その結果として、移行フラグ71が設定されると、さらなる確認によって、正しい極対70が特定される、すなわち、増分角度値73が高い範囲(24576〜32767、破線の水平線を参照のこと)内にある場合、2つの可能な極対70のうちの先の極対が正しい極対であり、増分角度値73が低い範囲(0〜8192、破線の水平線を参照のこと)内にある場合、2つの可能な極対70のうちの後の極対が正しい極対である。この確認後、高精度でロータリエンコーダ11の回転部材の角度位置を表す角度値を決定する通常の仕方で、正しい極対70に対応する角度範囲に、測定された増分角度値73を適用することができる。
第3のメモリーユニット27cによって最終的に出力される角度値の上述の評価は、図3のロータリエンコーダ11の理解を容易にするために説明される。しかしながら、上述の評価は、各測定中にオンラインで実行されない。その代わりに、第3のメモリーユニット27cは好ましくは、それぞれのアドレスにおける第3のメモリーユニット27cの読み取りのほかに何らさらなる処理ステップなしに、組み合わされたメモリーアドレスとして絶対角度値、増分角度値および移行フラグを受け取り、最終の角度値(すなわち、ルックアップ値57)を出力するように構成される。これは、第3のメモリーユニット27cの入力−出力の特性が決定された事前計算段階において全ての処理ステップが既に考慮されているということを述べている。従って、所定のルックアップ値57の連続した読み取りによって最終の角度値が簡単に評価されるので、ロータリエンコーダ11は特に信頼性がありかつ迅速である。
11…ロータリエンコーダ
13…第1の磁気ディスク
14…回転軸線
15…第1の磁極
17…第2の磁極
19…磁気センサー
21…アナログの第1の絶対信号
21’…デジタルの第1の絶対信号
23…アナログの第2の絶対信号
23’…デジタルの第2の絶対信号
25…アナログ−デジタル変換器
27…フラッシュメモリーユニット
29…ルックアップ値
31…基準軸線
33…許容差領域
37…機能不全帯
39…二次元面
40…外円
41…デジタル−アナログ変換器
43…出力信号
45…第2の磁気ディスク
47…作動増幅器
49…ルックアップ値
51…アナログの第1の増分信号
51’…デジタルの第1の増分信号
53…アナログの第2の増分信号
53’…デジタルの第2の増分信号
55…ルックアップ値
57…ルックアップ値
59…デジタル−アナログ変換器
61…SSI変換器
63…A/B Z変換器
65…x軸
67…y軸
69…絶対角度値のデジタル表現
70…物理極数
71…移行ビット
72…移行領域
73…増分角度値の表現
α…角度値

Claims (15)

  1. 位置エンコーダ(11)であって、
    可動部材(13、45)と、
    少なくとも第1のセンサー(19a、19c、19d)および第2のセンサー(19b、19e、19f)と、
    を備え、
    可動部材(13、45)は、第1のセンサー(19a、19c、19d)および第2のセンサー(19b、19e、19f)に対して移動可能であり、
    第1のセンサー(19a、19c、19d)は、可動部材(13、45)の現在の位置の第1の成分を捕捉し、第1の成分に対応する第1の信号(21)を出力するように適合され、
    第2のセンサー(19b、19e、19f)は、第1の成分と補足的な、現在の位置の第2の成分を捕捉し、第2の成分に対応する第2の信号(23)を出力するように適合され、
    位置エンコーダ(11)は、複数の所定のルックアップ値(29、49)を保持する少なくとも第1のメモリーユニット(27a)をさらに備えており、
    各所定のルックアップ値(29、49)は、少なくとも第1の信号(21)および第2の信号(23)のそれぞれの組に対応する位置の値を表し、かつ、それぞれの組の信号(21、23)を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連し、第1のメモリーユニット(27a)が、それぞれ第1のセンサー(19a、19c、19d)および第2のセンサー(19b、19e、19f)によって出力される少なくとも第1の信号(21)および第2の信号(23)を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値(29、49)を出力するように構成される、位置エンコーダ(11)。
  2. 位置エンコーダ(11)は、少なくとも第3のセンサー(19g)および第4のセンサー(19g)をさらに備えており、
    可動部材(13、45)は、第1のセンサー(19c、19d)、第2のセンサー(19e、19f)、第3のセンサー(19g)および第4のセンサー(19g)に対して移動可能であり、
    第1のセンサー(19c、19d)は、可動部材(13、45)の現在の絶対位置の第1の成分を捕捉し、現在の絶対位置の第1の成分に対応する第1の絶対信号(21)を出力するように適合され、
    第2のセンサー(19e、19f)は、現在の絶対位置の第1の成分と補足的な、現在の絶対位置の第2の成分を捕捉し、現在の絶対位置の第2の成分に対応する第2の絶対信号(23)を出力するように適合され、
    第3のセンサー(19g)は、可動部材の現在の増分位置の第1の成分を捕捉し、現在の増分可動位置の第1の成分に対応する第1の増分信号(51)を出力するように適合され、
    第4のセンサー(19g)は、現在の増分位置の第1の成分と補足的な、現在の増分位置の第2の成分を捕捉し、現在の増分位置の第2の成分に対応する第2の増分信号(53)を出力するように適合され、
    第1のメモリーユニット(27a)は、
    それぞれ第1のセンサー(19c、19d)および第2のセンサー(19e、19f)によって出力される第1の絶対信号(21)および第2の絶対信号(23)を連結すること、および、
    それぞれ第3のセンサー(19g)および第4のセンサー(19g)によって出力される第1の増分信号(51)および第2の増分信号(53)を連結すること、
    の少なくとも一方により形成されるメモリーアドレスを受け取るように構成される、請求項1に記載の位置エンコーダ(11)。
  3. 第1のメモリーユニット(27a)の各所定のルックアップ値(49)は、第1の信号(21)、第2の信号(23)、第3の信号(51)および第4の信号(53)のそれぞれの組に対応し、それぞれの組の第1の信号(21)、第2の信号(23)、第3の信号(51)および第4の信号(53)を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、位置の値を表し、
    第1のメモリーユニット(27a)は、それぞれ第1のセンサー(19c、19d)、第2のセンサー(19e、19f)、第3のセンサー(19g)および第4のセンサー(19g)によって出力される第1の信号(21)、第2の信号(23)、第3の信号(51)および第4の信号(53)を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値(49、55)を出力するように構成される、請求項2に記載の位置エンコーダ(11)。
  4. 第1のメモリーユニット(27a)の各所定のルックアップ値(49)は、第1の絶対信号(21)および第2の絶対信号(23)のそれぞれの対に対応し、それぞれの対の第1の絶対信号(21)および第2の絶対信号(23)を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、位置の値を表し、
    第1のメモリーユニット(27a)は、それぞれ第1のセンサー(19c、19d)および第2のセンサー(19e、19f)によって出力される第1の絶対信号(21)および第2の絶対信号(23)を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取るように構成され、
    位置エンコーダ(11)は、複数の所定のルックアップ値(55)を保持する少なくとも第2のメモリーユニット(27b)をさらに備えており、
    各所定のルックアップ値(55)は、第1の増分信号(51)および第2の増分信号(53)のそれぞれの対に対応し、それぞれの対の第1の増分信号(51)および第2の増分信号(53)を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、位置の値を表し、
    第2のメモリーユニット(27b)は、それぞれ第3のセンサー(19g)および第4のセンサー(19g)によって出力される第1の増分信号(51)および第2の増分信号(53)を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値(55)を出力するように構成される、請求項2に記載の位置エンコーダ(11)。
  5. 位置エンコーダ(11)は、複数の所定のルックアップ値(57)を保持する少なくとも第2のメモリーユニット(27c)をさらに備えており、
    各所定のルックアップ値(57)は、第1のメモリーユニット(27a、27b)によって出力される所定のルックアップ値(49、55)および第1のメモリーユニット(27a、27b)によって受け取られるメモリーアドレスを形成しない第1の信号(21、51)および第2の信号(23、53)のそれぞれの3つ組みに対応する位置の値を表し、
    各所定のルックアップ値(57)はさらに、それぞれの3つ組みの所定のルックアップ値(49、55)および第1の信号(21、51)および第2の信号(23、53)を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連し、
    第2のメモリーユニット(27c)は、第1のメモリーユニット(27a、27b)によって出力される所定のルックアップ値(49、55)および第1のメモリーユニット(27a、27b)によって受け取られるメモリーアドレスを形成しない第1の信号(21、51)および第2の信号(23、53)を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値(57)を出力するように構成される、請求項2に記載の位置エンコーダ(11)。
  6. 位置エンコーダ(11)は、複数の所定のルックアップ値(57)を保持する少なくとも第3のメモリーユニット(27c)をさらに備えており、
    各所定のルックアップ値(57)は、第1のメモリーユニット(27a)によって出力される所定のルックアップ値(49)および第2のメモリーユニット(27b)によって出力される所定のルックアップ値(55)のそれぞれの対に対応し、それぞれの対の第1のメモリーユニット(27a)によって出力される所定のルックアップ値(49)および第2のメモリーユニット(27b)によって出力される所定のルックアップ値(55)を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連する、位置の値を表し、
    第3のメモリーユニット(27c)は、第1のメモリーユニット(27a)によって出力される所定のルックアップ値(49)および第2のメモリーユニット(27b)によって出力される所定のルックアップ値(55)を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取り、対応して受け取ったメモリーアドレスに関連する所定のルックアップ値(57)を出力するように構成される、請求項4に記載の位置エンコーダ(11)。
  7. 位置エンコーダ(11)は、ロータリエンコーダ(11)として構成され、
    可動部材(13、45)は、それぞれのセンサー(19a、19b、19c、19d、19e、19f、19g)に対して回転可能な回転部材(13、45)であり、センサー(19a、19b、19c、19d、19e、19f、19g)は、回転部材(13、45)の現在の角度位置のそれぞれの成分を捕捉するように適合され、
    それぞれのメモリーユニット(27a、27b、27c)によって保持される各所定のルックアップ値は角度値を表す、請求項1〜6のいずれかに記載の位置エンコーダ(11)。
  8. 第1のセンサー(19a、19c、19d)および第2のセンサー(19b、19e、19f)は、磁気センサーであり、可動部材(13、45)は、可動部材(13、45)の広がりに沿って均等に配置された所定の数の磁極(15、17)、特に可動部材(13、45)の中心に対して正反対の2つの磁極(15、17)を有する第1の磁気要素(13)を備えており、
    第1のセンサー(19a、19c、19d)および第2のセンサー(19b、19e、19f)は、第1の磁気要素(13)と協同するように構成される、請求項1〜7のいずれかに記載の位置エンコーダ(11)。
  9. 第3のセンサー(19g)および第4のセンサー(19g)は、磁気センサーであり、可動部材(13、45)は、可動部材(13、45)の広がりに沿って均等に配置された所定の数の磁極(15、17)、特に可動部材(13、45)の広がりに沿って交互に配置された、少なくとも8および/または最大90、好ましくは少なくとも16および/または最大72、さらに好ましくは少なくとも32および/または最大52の磁極(15、17)を有する第2の磁気要素(45)を備えており、
    第3のセンサー(19g)および第4のセンサー(19g)は、第2の磁気要素(45)と協同するように構成される、請求項2または請求項2と請求項3〜8のいずれかとの組み合わせに記載の位置エンコーダ(11)。
  10. 位置エンコーダ(11)は、第1の信号(21、49、53)および第2の信号(23、53、55)のうちの1つのアナログ表現を受け取り、受け取った信号(21、23.49、51、53、55)のデジタル表現(21’、23’、51’、53’)を出力するように構成された、少なくとも1つのアナログ−デジタル変換器(25a、25b、
    25c、25d)を備え、かつ/または、
    位置エンコーダ(11)は、所定のルックアップ値(29、49、55、57)のうちの1つのデジタル表現を受け取り、受け取ったルックアップ値(29、49、55、57)のアナログ表現を出力するように構成された、少なくとも1つのデジタル−アナログ変換器(41、59)を備える、請求項1〜9のいずれかに記載の位置エンコーダ(11)。
  11. 少なくとも1つのメモリーユニット(27a、27b、27c)はさらに、出力される所定のルックアップ値(29、49、55、57)の一部として許容差フラグを出力するように構成され、許容差フラグは、出力される所定のルックアップ値(29、49、55、57)が、許容差領域(33)内で、信号の組、特に第1の信号(21、49、51)および第2の信号(23、53、55)の対に対応するかどうかを示すために提供される、請求項1〜10のいずれかに記載の位置エンコーダ(11)。
  12. 少なくとも1つのメモリーユニット(27a、27b、27c)はさらに、出力される所定のルックアップ値(29、49、55、57)の一部として移行フラグ(71)を出力するように構成され、移行フラグ(71)は、可動部材(13、45)の現在の位置が移行領域(72)内にあるかどうかを示すために提供される、請求項1〜11のいずれかに記載の位置エンコーダ(11)。
  13. 移行領域(72)は、少なくとも1つのセンサー(19a、19b、19c、19d、19e、19f、19g)が、可動部材(13、45)の広がりに沿って配置された可動部材の隣接する2つの磁極(15、17)の移行部のすぐ近くにある、少なくとも1つの位置を含む、請求項12に記載の位置エンコーダ(11)。
  14. 少なくともさらなる1つのメモリーユニット(27a、27b、27c)は、複数の所定のルックアップ値(57)を保持し、
    さらなるメモリーユニット(27c)の各所定のルックアップ値(57)は、
    可動部材の絶対位置に対応しかつ移行フラグ(71)を含む第1の信号、および、
    可動部材の増分位置に対応する第2の信号(55)、
    のそれぞれの対に対応する位置の値を表し、かつ、
    それぞれの対の第1の信号(49)および第2の信号(55)を連結することにより形成される個々のメモリーアドレスに関連し、
    さらなるメモリーユニット(27c)は、第1の信号(49)および第2の信号(55)を連結することにより形成されるメモリーアドレスを受け取るように構成される、請求項12または13に記載の位置エンコーダ(11)。
  15. 少なくとも1つの出力されるルックアップ値(29、49、55、57)は、ローパスフィルタリングされ、かつ/または、
    位置エンコーダ(11)のアナログ−デジタル変換器(25a、25b、25c、25d)のそれぞれの分解能は、出力される所定のルックアップ値(29、49、55、57)によって表される位置の値の全体の誤差が所定の値を下回るのを確実にするように適合される、請求項1〜14のいずれかに記載の位置エンコーダ(11)。
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