JP2018516218A - 溶融ガラス材料を冷却する装置および方法 - Google Patents

溶融ガラス材料を冷却する装置および方法 Download PDF

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Abstract

溶融材料の処理方法は、溶融材料を、ガラス製造装置の第1のステーション(131)から第2のステーション(133)へ、導管(137)の内部を通して流す工程(I)、および、導管の前記内部の前記溶融材料を、冷却流体を導管の外面に沿って通過させることによって、冷却する工程(II)を含む。方法は、更に、冷却流体の進行経路を、導管を貫通する垂直平面(319)の方へ方向付ける工程(III)を含む。更なる例において、ガラス製造装置は、第1のステーションと、第2のステーションと、第1のステーションから第2のステーションへ進む溶融材料に進行経路を提供するように構成された導管(137)とを含む。ガラス製造装置は、更に、冷却流体の進行経路を、導管を貫通する垂直平面(319)の方へ方向付けるように構成された、少なくとも1つのバッフル(323)を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第120条の下、2015年4月13日出願の米国特許出願第14/684,924号の優先権の利益を主張し、その内容は依拠され、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、溶融材料を処理する装置および方法に関し、特に、導管の内部を流れる溶融材料を処理する装置および方法に関する。
溶融材料からガラスリボンを製造することが、知られている。典型的には、溶融材料は、いくつかの連続して位置するステーションを含む、ガラス製造装置で処理される。いくつかの例においては、一対のステーションが、第1のステーションから第2のステーションへ進む溶融材料に進行経路を提供する導管で、連結されている。
詳細な記載において説明する、いくつかの例示的態様の基本的理解のために、以下に、本開示の概略を記載する。
第1の態様によれば、溶融材料の処理方法は、溶融材料を、ガラス製造装置の第1のステーションから第2のステーションへ、導管の内部を通して流す工程(I)を含む。方法は、更に、導管の内部の溶融材料を、冷却流体を導管の外面に沿って通過させることによって、冷却する工程(II)を含む。方法は、更に、冷却流体の進行経路を、導管を貫通する垂直平面の方へ方向付ける工程(III)を含む。
第1の態様の一例において、工程(III)中に、少なくとも1つのバッフルが、冷却流体の進行経路を方向付ける。
第1の態様の他の例において、少なくとも1つのバッフルが、第1のバッフルを含み、工程(III)が、冷却流体の進行経路の第1の部分を、導管の第1の側面部分から、垂直平面の方へ、第1のバッフルで方向付ける工程を含む。他の例において、少なくとも1つのバッフルが、更に、第2のバッフルを含み、工程(III)が、更に、冷却流体の進行経路の第2の部分を、導管の第2の側面部分から、垂直平面の方へ、第2のバッフルで方向付ける工程を含む。
第1の態様の更に他の例において、少なくとも1つのバッフルが、導管の内部を流れる溶融材料の進行経路に対して、ある角度で延伸する偏向パネルを含み、工程(III)が、冷却流体の進行経路を、バッフルの偏向パネルで方向付ける工程を含む。他の例において、少なくとも1つのバッフルが、更に、導管の上部の上方に、少なくとも部分的に延伸するシュラウドを含み、工程(III)が、冷却流体の進行経路を、シュラウドで進めて、偏向パネルによって方向付ける工程を含む。
第1の態様の他の例において、工程(III)が、更に、冷却流体の進行経路を、導管の上部の上方へ方向付ける。
第1の態様の更に他の例において、垂直平面が、導管を二等分する。
第1の態様の更に他の例において、冷却流体が、第2のステーションから第1のステーションに向かう方向に進む。
第1の態様の更に他の例において、冷却流体が、実質的に酸素を含まなくてもよい。一例において、冷却流体は、窒素を含む。
第1の態様は、単独で、若しくは、上記のような第1の態様の例のうちの1つ、または、任意の組合せと組み合わせて、提供しうる。
第2の態様によれば、ガラス製造装置は、第1のステーションと、第2のステーションと、第1のステーションから第2のステーションへ進む溶融材料に進行経路を提供するように構成された導管とを含む。ガラス製造装置は、更に、冷却流体の進行経路を、導管を貫通する垂直平面の方へ方向付けるように構成された、少なくとも1つのバッフルを含む。
第2の態様の一例において、第1のステーションが、混合室を含む。
第2の態様の他の例において、第2のステーションが、供給容器を含む。
第2の態様の更に他の例において、少なくとも1つのバッフルが、導管によって提供された進行経路に対して、ある角度で延伸する偏向パネルを含む。一例において、偏向パネルの外側端部が、溶融材料の進行経路の側方の外側に位置していてもよい。他の例において、偏向パネルは、垂直平面の方を向いた凹状内側表面を含む。
第2の態様の他の例において、少なくとも1つのバッフルが、導管の上部の上方に、少なくとも部分的に延伸するシュラウドを含む。一例において、少なくとも1つのバッフルが、更に、導管の進行経路に対して、ある角度で、シュラウドから離れるように延伸する偏向パネルを含む。
第2の態様の更に他の例において、少なくとも1つのバッフルが、導管によって提供された進行経路に対して、第1の角度で延伸する第1の偏向パネルを有する第1のバッフル、および、導管によって提供された進行経路に対して、第2の角度で延伸する第2の偏向パネルを有する第2のバッフルを含み、第1の偏向パネルと第2の偏向パネルが、互いに向かって収束する。
第2の態様は、単独で、若しくは、上記のような第2の態様の例のうちの1つ、または、任意の組合せと組み合わせて、提供しうる。
上記概略的な記載および次の詳細な記載の両方が、本開示の実施形態を示すと共に、記載および請求された、実施形態の本質および特徴を理解するための概観または枠組みを提供することを意図すると、理解されるべきである。添付の図面は、実施形態の更なる理解のために含められたものであり、本明細書に組み込まれて、その一部を構成する。図面は、本開示の様々な実施形態を示し、記載と共に、本開示の原理および動作を説明する役割を果たす。
本開示のこれらの、および、他の特徴、態様および利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な記載を読めば、より良く理解されるものである。
例示的なガラス製造装置を示す概略図である。 図1の2−2線に沿った断面を示す、ガラス製造装置の斜視図である。 導管を貫通する垂直平面の方へ方向付けられている、冷却流体の進行経路を示す概略斜視図である。 図3の概略上面図である。 冷却流体の進行経路を方向付けるように構成された、例示的なバッフルを示す。
以下、本開示の例示的な実施形態を示す添付の図面を参照して、装置および方法をより十分に記載する。全図面を通して、同じ、または、類似の部分には、可能な限り同じ参照番号を用いる。しかしながら、請求項は、多くの異なる形で実施可能であり、本明細書に示された実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
本開示の装置および方法によって製造されたガラスシートは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)などの、例えば表示装置における利用で、一般的に使われている。いくつかの例において、ガラスシートは、ガラス製造装置によって製造されたガラスリボンから、分離されたものであってよい。
いくつかの実施形態において、ガラス製造装置は、スロットドロー装置、フロートバス装置、ダウンドロー装置、アップドロー装置、プレス‐ローリング装置、または、当技術分野で一般的に知られた他のガラス製造装置を含みうる。例として、図1は、後でガラスシート104へ加工するガラスリボン103を、フュージョンドローするために、大量の溶融ガラスを処理するガラス製造装置101を示す概略図である。ガラス製造装置101は、図1に示された1つ以上の特徴部を含みうる。例えば、ガラス製造装置101(例えば、図示されたフュージョンダウンドロー装置)は、1つ、または、任意の数の複数の図示されたステーション(例えば、融解容器105、清澄容器127、混合室131、供給容器133、および、形成容器143)、および/または、これらのステーションに関連した特徴部を含みうる。例えば、図1に示されたように、ガラス製造装置101は、連続して位置する、図示されたステーションの全てを含み、溶融材料が、それらのステーションを順に進んで、溶融材料121から、ガラスリボン103が製造されてもよい。
融解容器105は、バッチ材料107を保存容器109から受け付けるように、構成されていてもよい。バッチ材料107は、モータ113によって駆動されるバッチ供給装置111によって導入され、矢印117が示すように、望ましい量のバッチ材料107が、融解容器105に投入されうる。次に、融解容器105は、バッチ材料107を融解させて、溶融材料121にしてもよい。
フュージョンドロー装置101は、融解容器105の下流側に位置すると共に第1の導管129を介して融解容器105に連結されうる清澄容器127も有しうる。いくつかの例において、溶融材料121は、第1の導管129を介して、融解容器105から清澄容器127へ重力送りされてもよい。例えば、重力は、溶融材料121を送り出して、融解容器105から清澄容器127へ第1の導管129の内部を通り抜けさせるように、作用してもよい。清澄容器127内で、様々な技術で、溶融材料121から泡を除去してもよい。
フュージョンドロー装置は、更に、清澄容器127の下流側に位置していてもよい混合室131を含みうる。混合室131は、均質な溶融材料組成物を提供するのに用いられてもよく、それによって、清澄容器から出た清澄済み溶融材料に、そうでない場合には、存在するかもしれない不均質な筋状部分を、削減または排除しうる。図示されているように、清澄容器127は、第2の導管135を介して、混合室131に連結されていてもよい。いくつかの例において、溶融材料121は、第2の導管135を介して、清澄容器127から混合室131へ重力送りされてもよい。例えば、重力は、溶融材料121を送り出して、清澄容器127から混合室131へ第2の導管135の内部を通り抜けさせるように、作用してもよい。
フュージョンドロー装置は、更に、混合室131の下流側に位置していてもよい、供給容器133を含みうる。供給容器133は、溶融材料121を、形成装置に供給するのに適切な状態に調整してもよい。例えば、供給容器133は、蓄積部、および/または、フロー制御部として作用し、溶融材料121の流れを調節して、一定の流れを形成容器143へ提供しうる。図示されているように、混合室131は、第3の導管137を介して、供給容器133に連結されていてもよい。いくつかの例において、溶融材料121は、第3の導管137を介して、混合室131から供給容器133へ重力送りされてもよい。例えば、重力は、溶融材料121を送り出して、混合室131から供給容器133へ第3の導管137の内部を通り抜けさせるように、作用してもよい。
更に図示されているように、下降管139は、溶融材料121を、供給容器133から、フュージョンドロー機140の形成容器143の注入口141へ供給するように位置されうる。以下に、更に十分に記載するように、フュージョンドロー機140は、溶融材料121を、ガラスリボン103へと成形するように構成されていてもよい。
ガラス製造装置101の導管(例えば、第1の導管129、第2の導管135、および、第3の導管137)は、非常に様々な形状を含む内面を有しうる。例えば、溶融材料に提供された進行経路に垂直に見た、内面の断面輪郭形状は、円形、または、非円形(例えば、長円形、楕円形、または、他の形状構成)を含みうる。いくつかの例において、同じ、または、幾何学的に同様の断面輪郭形状が、導管の長さに沿って存在していてもよい。他の例においては、幾何学的に異なる断面輪郭形状が、導管の長さに沿って存在していてもよい。導管が、非円形の断面輪郭形状を有するようにして、導管の表面積を広くすることによって、導管内の溶融ガラスからの熱伝達効率を高めうる。
融解容器105および形成容器143は、典型的には、例えば、耐火性(例えば、セラミック)レンガなどの、耐火性材料から作られている。ガラス製造装置101は、更に、典型的には、白金、または、例えば、白金ロジウム、白金イリジウム、および、それらの組合せなどの白金含有金属から作られた構成要素を、含んでいてもよく、構成要素は、例えば、モリブデン、パラジウム、レニウム、タンタル、チタン、タングステン、ルテニウム、オスミウム、ジルコニウム、および、それらの合金、並びに/若しくは、二酸化ジルコニウムなどの耐火性金属も含んでいてもよい。白金を含有する構成要素は、第1の導管129、清澄容器127、第2の導管135、混合室131、第3の導管137、供給容器133、下降管139、および、注入口141のうちの1つ以上を含んでいてもよい。
図2は、図1の2−2線に沿った断面を示す、ガラス製造装置101の斜視図である。図示されているように、形成容器143は、下方に向かって傾いた1対の形成面部分203、205を有する、くさび状形成部201を含み、形成面部分203、205は、くさび状形成部201の向い合った端部の間に延伸している。下方に向かって傾いた1対の形成面部分203、205は、ドロー方向207に沿って収束し、根元部209を形成する。ドロー平面211は、根元部209を通って延伸し、ガラスリボン103が、ドロー平面211に沿ったドロー方向207に引き出されて、生成されてもよい。図示されているように、ドロー平面211は、根元部209を二等分しうるが、ドロー平面211は、根元部209に対して他の向きに延伸していてもよい。
図2を参照すると、一例において、溶融材料121は、形成容器143の窪み部200へ流入しうる。次に、溶融材料121は、対応する堰部202a、202bを同時に越えて、更に、対応する堰部202a、202bの外面204a、204bを越えて下方へと流れうる。次に、溶融材料のそれぞれの流れが、下方に向かって傾いた形成面部分203、205に沿って、形成容器143の根元部209まで流れ、そこで、流れが収束し、融合して、ガラスリボン103となる。次に、ガラスリボン103は、ドロー方向207に沿ったドロー平面211内で、根元部209から離れるように引き出されて、生成されてもよい。
図2に示されているように、ガラスリボン103は、第1の主表面213および第2の主表面215で、根元部209から引き出されて、生成しうる。図示されているように、第1の主表面213および第2の主表面215は、反対方向に向いており、第1の主表面213と第2の主表面215の間で、厚さ217を画定している。本開示の態様は、多数の代わりの厚さ(例えば、1mmより厚いか、または、50μmより薄い厚さを含み、それらの全ての範囲および部分範囲を含む)で製造するのに利点があってもよいが、いくつかの例において、厚さ217、例えば、ガラスリボン103の中心部での厚さは、例えば、約50μmから約750μm、例えば、約100μmから約700μm、例えば、約200μmから約600μm、例えば、約300μmから約500μmなど、約1mm以下でありうる。
一例において、根元部209から離れるように引き出されて生成されたガラスリボン103は、ガラス分離装置145を用いて、個々のガラスシート104へと分離されてもよい。その代わりに、不図示であるが、ガラスリボンは、すぐに個々のガラスシート104へと分離される代わりに、更なる処理のステーションに通されるか、および/または、ガラスリボンのロールとして保存されてもよい。
いくつかの例において、ガラス製造装置101の隣接したステーション(例えば、融解容器105、清澄容器127、混合室131、供給容器133、および、形成容器143)の間の導管(例えば、第1の導管129、第2の導管135、第3の導管137など)のうち1つ以上の中を進む溶融材料を、冷却したい要求があるかもしれない。ガラス製造装置101の第1のステーション(例えば、混合室131)と第2のステーション(例えば、供給容器133)の間に延伸する第3の導管137について、冷却処理を記載する。不図示であるが、本開示の概念は、他の示された導管(例えば、第1の導管129、および、第2の導管135)、または、他の例のガラス製造装置内の任意の他の導管に適用してもよい。更に、示されたステーションは、一構成例にすぎず、清澄容器127が融解容器105の下流側に位置し、混合室131が清澄容器127の下流側に位置し、供給容器133が混合室131の下流側に位置し、形成容器143が、供給容器133の下流側に位置して、ステーションが連続して配置されている。いくつかの例において、もっと多い、または、もっと少ない数のステーションが備えられるか、および/または、ステーションが異なる順に配置されて、本開示の概念を、連続したステーションの中で、ステーション間を進む溶融材料に進行経路を提供する導管内の溶融ガラスを冷却するのに、利用してもよい。
図3を参照すると、例として、ガラス製造装置101は、示された混合室131を有していてもよい第1のステーションを含む。ガラス製造装置101は、更に、示された供給容器133を有していてもよい第2のステーションを、含んでいてもよい。更に、ガラス製造装置は、第3の導管137を含む。図3に概略的に示されているように、第3の導管137は、第1のステーションから第2のステーションへと方向315に進む溶融材料121に、進行経路301を提供するように、構成しうる。
溶融材料121の温度を、混合室131内の比較的高い温度から、供給容器133内の比較的低い温度へ、低下させたい要求があるかもしれない。溶融材料121の温度を低下させることは、フュージョンドロー機140を用いて溶融材料121をガラスリボン103へと処理するために、溶融材料の望ましい特性(例えば、粘性)を提供するのに望ましいということがありうる。
一例において、気体などの冷却流体303を、導管137の外面305に沿って通過させて、導管137内の溶融材料の冷却速度を高めてもよい。実際、比較的低温の流体を、導管137に沿って通過させて、対流熱伝達を提供し、それによって、導管137から熱を除去し、結果的に、導管137の内部の溶融材料121の温度を低下させてもよい。導管137は、耐火性金属(例えば、白金、または、白金含有金属)から作られたコア307を含んでいてもよく、コア307が、進行経路301を画定する導管の内部を画成する。導管137は、コア307以外に、覆い、被膜、または、支持構造部などの他の特徴部を含みうる。例えば、部分的に概略を図示しているように、導管は、導管137のコア307を容易に支持してもよい支持構造部306を、含んでいてもよい。冷却流体303が、コア307、支持構造部306、または、導管137の他の特徴部の外面など、導管137の外面305に沿って通過するようにしてもよい。
図3に示されているように、導管137は、任意で、収容領域309内に位置していてもよい。図3に更に示されているように、第1のステーション(例えば、混合室131)および第2のステーション(例えば、供給容器133)も、収容領域309内に位置していてもよい。導管137、第1のステーション、および、第2のステーションが収容領域309内に位置することで、制御された量の流体を、進行経路に沿って収容領域309の上流側部分311から収容領域309の下流側部分313へと導ように促しうる。更に、収容領域309は、導管137、第1のステーション、および、第2のステーションを、実質的に酸素を含まない雰囲気内に置くように設計されうる。したがって、ガラス製造装置101のいくつかの部分の酸化を、防止するなど最小にして、ガラス製造装置101によって処理されている溶融材料への混入を避けうる。いくつかの例において、冷却流体は、実質的に酸素を含まずに、窒素などの不活性ガスを含んでいてもよく、更なる例においては、冷却流体は、他の化学元素を含んでいてもよい。
動作中、溶融材料121は、導管137の進行経路301に沿って、第1のステーション(例えば、混合室131)から第2のステーション(例えば、供給容器133)へ向かう方向315に、進んでもよい。必要に応じて、冷却流体は、経路に沿って、第2のステーションから第1のステーションへ向かう方向に進んでもよい。溶融材料の流れと略反対の方向に流れる冷却流体を提供することで、第2のステーションの近くでの冷却流体と導管137の温度差が、第1のステーションの近くでの温度差より大きくなるので、第2のステーションの近くでの対流熱伝達を高めうる。
導管137の内部の溶融材料121の温度を急速かつ効率的に低下させて、第2のステーション(例えば、供給容器133)内の温度を望ましい温度にしたい要求がある。熱伝達を高めることで、導管内の溶融材料の流量を増加させることが可能であり、それによって、ガラスリボンの製造速度を高めることが可能となる。更に、熱伝達を高めることで、備えることが必要とされる導管の長さを削減しうる。実際、効率が低い技術での冷却に用いられた、比較的長い導管は、効率が高い熱伝達を採用することで、非常に短くしてもよい。比較的短い導管は、導管を製造するのに用いられる高価な耐火性金属の量を削減しうる点で、利点がある。
図3および4から分かるように、導管137は、幅「W」より短くてもよい、高さ「H」を有していてもよい。そのような設計は、導管内を進む溶融材料の熱伝達を高めうる、長円形または楕円形を提供する点で、利点がある。熱伝達を高めるために、ガラス製造装置101は、冷却流体303の進行経路317を、導管137を貫通する垂直平面319の方へ方向付けるように構成された、少なくとも1つのバッフルを含んでいてもよい。図示されているように、垂直平面319は、導管137の幅「W」に交わるように、導管137の上部および底部を貫通している。更に、図4に示されているように、いくつかの例において、垂直平面319は、導管137を二等分している。冷却流体303を垂直平面319の方へ方向付けることで、冷却流体が、導管の比較的長い幅「W」に沿って進行するように促し、熱伝達を高めうる。
図4および5に示されているように、バッフル323は、導管137によって提供される進行経路301に対して角度「A」で延伸してもよい、偏向パネル501を含んでいてもよい。角度「A」は、偏向パネル501から延伸する面によって測定しうる。例えば、図示された例において、角度「A」は、偏向パネル501の曲面に接して延伸する面から測定しうる。図示されているように、角度「A」は、冷却流体303が、垂直平面319に向かって徐々に向きを変えることを可能にする、鋭角でありうる。更に、図示されているように、偏向パネル501は、垂直平面319の方を向いた凹状内面503を有しうる。凹状内面503は、更に、冷却流体303の向きを徐々に変えて、望ましくなく流体の流れが制限されるのを、削減しうる。他の実施形態において、偏向パネル501および内面503は、略平坦であってもよい。
更に示されているように、バッフルは、導管137の上部321の上方に少なくとも部分的に延伸していてもよい、任意のシュラウド505を含みうる。シュラウド505は、冷却流体の進行経路のルートを、偏向パネル501内へと進めてもよい。図4に示されているように、偏向パネル501は、シュラウド505から離れるように、導管の進行経路に対して角度「A」で延伸しうる。更に、偏向パネル501の外側端部401は、溶融材料の進行経路の側方の外側に位置していてもよい。実際、一例において、偏向パネル501は、外側端部401が導管137の側面403に実際に当接した状態で、ある角度でシュラウドから離れるように延伸していてもよい。外側端部401を、導管137の側面に当接するなど、進行経路の側方の外側に位置させることで、対応する冷却流体の全部など、かなりの部分を、垂直平面319の方へ方向付けるように促しうる。したがって、バッフルは、冷却流体を、側面403ではなく、導管の側面より表面積が広い上部321(または、底部)に沿って進むように方向付けて、それによって、対流熱伝達を高めうる。
図3および4に示されたように、単一の偏向パネルを備えていてもよいが、少なくとも1つのバッフルは、第1のバッフル324aおよび第2のバッフル324bを含みうる。図4に示されているように、第1のバッフル324aは、導管137の第1の側面部分403aと関連し、第2のバッフル324bは、導管137の第2の側面部分403bと関連しうる。図示されているように、第1のバッフル324aは、図5に示されたバッフル323と同じ、または、同様でありうる。同様に、第2のバッフル324bは、図5に示されたバッフル323の鏡像と同じ、または、同様でありうる。図4に示されているように、第1のバッフル324aは、導管137よって提供される進行経路に対して第1の角度(例えば、角度「A」)で延伸する第1の偏向パネルを含み、同様に、第2のバッフル324bは、導管137よって提供される進行経路に対して第2の角度(例えば、角度「A」)で延伸する第2の偏向パネル501を含む。図示されているように、第1の偏向パネルと第2の偏向パネルは、互いに向かって収束してもよい。
ここで、溶融材料の処理方法を記載する。方法は、溶融材料121を、ガラス製造装置の第1のステーションから第2のステーションへ、導管の内部を通って流す工程を含みうる。第1のステーションは、融解容器105、清澄容器127、混合室131、供給容器133、または、ガラス製造装置の他のステーションを含みうる。第2のステーションは、清澄容器127、混合室131、供給容器133、形成容器143、または、ガラス製造装置の他のステーションを含みうる。例えば、図1、3および4に示されているように、第1のステーションは、混合室131を含み、第2のステーションは、混合室131の下流側に位置する供給容器133を含みうる。図3を参照すると、溶融材料は、導管137の内部を、ガラス製造装置101の第1のステーション(例えば、混合室131)から第2のステーション(例えば、供給容器133)への進行経路301に沿って流れる。
方法は、更に、冷却流体303を、導管137の外面305に沿って通過させることによって、導管137の内部の溶融材料121を、冷却する工程を含む。任意で、冷却流体は、実質的に酸素を含まなくてもよい。いくつか特定の例において、冷却流体は、窒素を含んでいてもよいが、導管137の酸化を、防ぐなど、抑制する他の化学元素を用いてもよい。図3に示されているように、冷却流体は、必要に応じて、第2のステーション(例えば、供給容器133)から第1のステーション(例えば、混合室131)へという方向に進んでもよい。このように、冷却流体と溶融材料の流れを反対の方向にすることで、温度差を大きくし、結果的に、供給容器133に隣接した導管の部分での熱伝達を高めてもよい。
方法は、更に、冷却流体303の進行経路317を、導管137を貫通する垂直平面319の方へ方向付ける工程を含みうる。一例において、少なくとも1つのバッフル324a、324bは、冷却流体303の進行経路317を、方向付ける。例えば、図3および4に示されているように、少なくとも1つのバッフルは、冷却流体303の進行経路317の少なくとも第1の部分317aを、導管137の第1の側面部分403aから垂直平面319の方へ方向付ける、第1のバッフル324aを含みうる。他の例において、図3および4に更に示されているように、少なくとも1つのバッフルは、更に、冷却流体303の進行経路317の第2の部分317bを、導管137の第2の側面部分403bから垂直平面319の方へ、同時に方向付ける、第2の324bを含みうる。図4に示されているように、進行経路317の第1の部分317aと第2の部分317bは、導管137を貫通する垂直平面319の方へ、互いに収束してもよい。実際、進行経路の第1および第2の部分317a、317bは、図4に示された導管137の垂直方向占有領域の側方外側位置(つまり、第1および第2の側面部分403a、403bの側方の外側)から離れて、導管137を貫通する垂直平面319の方へ、向けられていてもよい。結果的に、進行経路の第1および第2の部分317a、317bに沿って進む冷却流体のいくつかの部分の向きを変えて、導管の上部321(または、底部)に沿って進むようにさせ、熱伝達率を高めうる。例えば、前述したように、上部321および/または底部は、第1および第2の側面部分403a、403bと比べて、もっと広い表面積を有していてもよい。結果的に、冷却流体を、側面部分の一方または両方に沿って進むより、導管の上部および/または底部に沿って進むように、方向付けることによって、熱伝達率を高めうる。
更に、冷却流体を、上部および/または底部に沿って進むように方向付けることで、冷却流体が、わずかだけ流れるか、または、全く流れない滞留領域の形成を、削減または防止してもよい。実際、冷却流体の向きを変えることで、そうでない場合には滞留する領域に亘って、冷却流体の流量を増加させ、更に、対流熱伝達率を増加させるだろう。
凹状内面503を有する例において、偏向パネル501は、比較的滑らかな変化を提供し、そうではない他のパネル構成で方向を急に変えた場合には発生するかもしれない渦流、乱流、および/または、圧力低下を、防止してもよい。不図示であるが、偏向パネルは、略平坦なパネルを含んでいてもよく、更なる例においては、他の構成を備えていてもよい。
更なる例において、バッフルは、前述したようなシュラウド505を含みうる。シュラウドが備えられた場合には、シュラウドは、冷却流体の進行経路のルートを、偏向パネルへと進めうるものであり、その後に、偏向パネルが、進行経路を、導管137を貫通する垂直平面219の方へ方向付ける。
当業者には、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本開示に様々な変更および変形が可能であることが明らかであろう。したがって、本発明は、本開示の変更および変形も、添付の請求項および等価物の範囲である限りは、網羅することを意図している。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
溶融材料の処理方法であって、
溶融材料を、ガラス製造装置の第1のステーションから第2のステーションへ、導管の内部を通して流す工程(I)と、
前記導管の前記内部の前記溶融材料を、冷却流体を該導管の外面に沿って通過させることによって、冷却する工程(II)と、
前記冷却流体の進行経路を、前記導管を貫通する垂直平面の方へ方向付ける工程(III)と、
を含む方法。
実施形態2
前記工程(III)中に、少なくとも1つのバッフルが、前記冷却流体の前記進行経路を方向付けるものである、実施形態1に記載の方法。
実施形態3
前記少なくとも1つのバッフルが、第1のバッフルを含み、前記工程(III)が、前記冷却流体の前記進行経路の第1の部分を、前記導管の第1の側面部分から、前記垂直平面の方へ、前記第1のバッフルで方向付ける工程を含むものである、実施形態2に記載の方法。
実施形態4
前記少なくとも1つのバッフルが、更に、第2のバッフルを含み、前記工程(III)が、更に、前記冷却流体の前記進行経路の第2の部分を、前記導管の第2の側面部分から、前記垂直平面の方へ、前記第2のバッフルで方向付ける工程を含むものである、実施形態3に記載の方法。
実施形態5
前記少なくとも1つのバッフルが、前記導管の前記内部を流れる前記溶融材料の前記進行経路に対して、ある角度で延伸する偏向パネルを含み、前記工程(III)が、前記冷却流体の前記進行経路を、前記バッフルの前記偏向パネルで方向付ける工程を含むものである、実施形態2に記載の方法。
実施形態6
前記少なくとも1つのバッフルが、更に、前記導管の上部の上方に、少なくとも部分的に延伸するシュラウドを含み、前記工程(III)が、前記冷却流体の前記進行経路を、前記シュラウドで進めて、前記偏向パネルによって方向付ける工程を含むものである、実施形態5に記載の方法。
実施形態7
前記工程(III)が、更に、前記冷却流体の前記進行経路を、前記導管の上部の上方へ方向付ける工程を含むものである、実施形態1に記載の方法。
実施形態8
前記垂直平面が、前記導管を二等分するものである、実施形態1に記載の方法。
実施形態9
前記冷却流体が、前記第2のステーションから前記第1のステーションに向かう方向に進むものである、実施形態1に記載の方法。
実施形態10
前記冷却流体が、実質的に酸素を含まないものである、実施形態1に記載の方法。
実施形態11
前記冷却流体が、窒素を含むものである、実施形態10に記載の方法。
実施形態12
ガラス製造装置において、
第1のステーションと、
第2のステーションと、
前記第1のステーションから前記第2のステーションへ進む溶融材料に進行経路を提供するように構成された導管と、
冷却流体の進行経路を、前記導管を貫通する垂直平面の方へ方向付けるように構成された、少なくとも1つのバッフルと、
を備えた装置。
実施形態13
前記第1のステーションが、混合室を含むものである、実施形態12に記載のガラス製造装置。
実施形態14
前記第2のステーションが、供給容器を含むものである、実施形態12に記載のガラス製造装置。
実施形態15
前記少なくとも1つのバッフルが、前記導管によって提供された前記進行経路に対して、ある角度で延伸する偏向パネルを含むものである、実施形態12に記載のガラス製造装置。
実施形態16
前記偏向パネルの外側端部が、前記溶融材料の前記進行経路の側方の外側に位置するものである、実施形態15に記載のガラス製造装置。
実施形態17
前記偏向パネルが、前記垂直平面の方を向いた凹状内側表面を含むものである、実施形態15に記載のガラス製造装置。
実施形態18
前記少なくとも1つのバッフルが、前記導管の上部の上方に、少なくとも部分的に延伸するシュラウドを含むのである、実施形態12に記載のガラス製造装置。
実施形態19
前記少なくとも1つのバッフルが、更に、前記導管の前記進行経路に対して、ある角度で、前記シュラウドから離れるように延伸する偏向パネルを含むものである、実施形態18に記載のガラス製造装置。
実施形態20
前記少なくとも1つのバッフルが、前記導管によって提供された前記進行経路に対して、第1の角度で延伸する第1の偏向パネルを有する第1のバッフル、および、該導管によって提供された該進行経路に対して、第2の角度で延伸する第2の偏向パネルを有する第2のバッフルを含み、
前記第1の偏向パネルと前記第2の偏向パネルが、互いに向かって収束するものである、実施形態12に記載のガラス製造装置。
101 ガラス製造装置
105 融解容器
109 保存容器
111 バッチ供給装置
113 モータ
121 溶融材料
127 清澄容器
129 第1の導管
131 混合室
133 供給容器
135 第2の導管
137 第3の導管
139 下降管
140 フュージョンドロー機
141 注入口
143 形成容器
145 ガラス分離装置
200 窪み部
201 くさび状形成部
209 根元部
301 進行経路
303 冷却流体
319 垂直平面
323 バッフル
501 偏向パネル
505 シュラウド

Claims (10)

  1. 溶融材料の処理方法であって、
    溶融材料を、ガラス製造装置の第1のステーションから第2のステーションへ、導管の内部を通して流す工程(I)と、
    前記導管の前記内部の前記溶融材料を、冷却流体を該導管の外面に沿って通過させることによって、冷却する工程(II)と、
    前記冷却流体の進行経路を、前記導管を貫通する垂直平面の方へ方向付ける工程(III)と、
    を含む方法。
  2. 前記工程(III)中に、少なくとも1つのバッフルが、前記冷却流体の前記進行経路を方向付けるものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのバッフルが、第1のバッフルを含み、前記工程(III)が、前記冷却流体の前記進行経路の第1の部分を、前記導管の第1の側面部分から、前記垂直平面の方へ、前記第1のバッフルで方向付ける工程を含むものである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのバッフルが、更に、第2のバッフルを含み、前記工程(III)が、更に、前記冷却流体の前記進行経路の第2の部分を、前記導管の第2の側面部分から、前記垂直平面の方へ、前記第2のバッフルで方向付ける工程を含むものである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つのバッフルが、前記導管の前記内部を流れる前記溶融材料の進行経路に対して、ある角度で延伸する偏向パネルを含み、前記工程(III)が、前記冷却流体の前記進行経路を、前記バッフルの前記偏向パネルで方向付ける工程を含むものである、請求項2に記載の方法。
  6. 前記工程(III)が、更に、前記冷却流体の前記進行経路を、前記導管の上部の上方へ方向付ける工程を含むものである、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記垂直平面が、前記導管を二等分するものである、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. ガラス製造装置において、
    第1のステーションと、
    第2のステーションと、
    前記第1のステーションから前記第2のステーションへ進む溶融材料に進行経路を提供するように構成された導管と、
    冷却流体の進行経路を、前記導管を貫通する垂直平面の方へ方向付けるように構成された、少なくとも1つのバッフルと、
    を備えた装置。
  9. 前記少なくとも1つのバッフルが、前記導管によって提供された前記進行経路に対して、ある角度で延伸する偏向パネルを含むものである、請求項8に記載のガラス製造装置。
  10. 前記少なくとも1つのバッフルが、前記導管によって提供された前記進行経路に対して、第1の角度で延伸する第1の偏向パネルを有する第1のバッフル、および、該導管によって提供された該進行経路に対して、第2の角度で延伸する第2の偏向パネルを有する第2のバッフルを含み、
    前記第1の偏向パネルと前記第2の偏向パネルが、互いに向かって収束するものである、請求項8に記載のガラス製造装置。
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