JP2018513874A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 糖尿病治療剤及びグルコース感受部分を含むマトリックスを含むマイクロニードルアレイであって、該グルコース感受部分は、フェニルボロン酸（PBA）若しくはその誘導体、グルコース結合タンパク質（GBP）、及びグルコースオキシダーゼ（GOx）若しくはその生物学的に活性な変異体から成る群から選択され、該マトリックスは、グルコース濃度変化に応答して、収縮、膨張及び解離から選択される構造的変形が起こることができて、これがグルコース刺激インスリン放出をもたらし、該マイクロニードルアレイが、それぞれ２０〜１０００μｍの長さを有する多数のマイクロニードルを含む、マイクロニードルアレイ。
2. 前記糖尿病治療剤が、インスリン又はその生物活性誘導体である請求項１に記載のマイクロニードルアレイ。
3. 前記マイクロニードルアレイが皮膚パッチの一部として提供される請求項１又は２に記載のマイクロニードルアレイ。
4. 前記パッチが１以上の裏張り層及び／又は皮膚適合性接着剤を含む請求項請３に記載のマイクロニードルアレイ。
5. 請求項１〜４のいずれか一項に記載のマイクロニードルアレイを含む閉ループ糖尿病治療剤送達システム。
6. 前記マイクロニードルアレイが小胞を含み、該小胞が、低酸素感受性疎水基に結合した親水性ポリマーを含む両親媒性ポリマー材料を含む小胞であって、該低酸素感受性疎水基が、低酸素環境下で還元されて親水性部分を形成することができる低酸素感受性部分を含み、さらに、（ｉ）糖尿病治療剤及び（ｉｉ）グルコース感受部分が該小胞内に含まれており、該グルコース感受部分グルコース酸化剤である、請求項１〜４のいずれか一項に記載のマイクロニードルアレイ。
7. 前記親水性ポリマーが生分解性である請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。
8. 前記親水性ポリマーが、ポリアミノ酸、合成ブロックコポリマー、又は多糖類である、請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。
9. 前記親水性ポリマーが、多糖類であり、該多糖類がグルコサミノグリカンである請求項８に記載のマイクロニードルアレイ。
10. 前記低酸素感受性部分がニトロイミダゾールを含む請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。
11. 前記疎水基が前記親水性ポリマーに共有結合で結合している請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。
12. 前記両親媒性ポリマー材料が、アミノ置換された疎水基前駆体のアミノ基に結合した親水性ポリマーを含み、それにより該アミノ基と前記親水性ポリマー上に存在するカルボン酸基との間にアミドを形成する請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。
13. 前記両親媒性ポリマー材料が、６−（２−ニトロイミダゾール）ヘキシルアミンに結合したヒアルロン酸を含む請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。
14. 前記グルコース酸化剤が、グルコースオキシダーゼ（ＧＯｘ）である請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。
15. 前記糖尿病治療剤がインスリン又はその生物活性誘導体であり、該インスリン又はその生物活性誘導体が、ヒトインスリン、組換えヒトインスリン、非ヒト動物由来のインスリン、速効型インスリン、超速効型インスリン類似体、中間型インスリン及び／又は持続型インスリンから選択される請求項６に記載のマイクロニードルアレイ。