JP2018508367A - 切削インサートおよび穿孔工具 - Google Patents

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Abstract

本明細書では、穿孔工具のための切削インサート(2)が開示される。切削インサート(2)は、長手方向を有するインサート本体(4)を備える。第1の軸方向側部(20a)が、インサート本体(4)の両側に長手方向を横切って延在する。インサート本体(4)は、第1のすくい面(16a)と第1の軸方向側部(20a)との交差部においてリム部分に沿って延在する第1の切刃(22a)を備える。第1の軸方向側部(20a)は、第1の逃げ面、および第2の逃げ面を備える。第1および第2の逃げ面(26a、26b)は、インサート本体(4)の仮想中心面と鈍角を形成する。さらに、穿孔工具が開示される。【選択図】図1b

Description

本発明は、穿孔工具のための切削インサート、および切削インサートを備える穿孔工具に関する。
WO2009/095060は、切り屑除去のための少なくとも1つの切り屑溝を有する穿孔工具を開示しており、切り屑溝はインサート座を有し、このインサート座は、切り屑溝の端部に形成され、4回の割り出しが可能なインサートのための保持器として機能する。インサートは、2つの狭い側のそれぞれにおける少なくとも1つの主切刃と、2つの長手方向側のそれぞれにおける少なくとも1つの二次切刃とを備える。インサートは、互いに反対向きの2つの側面(face side)を有する。インサートは、その非使用中の側面をインサート座の保持面に当接させ、その使用中の側面の非使用中の二次切刃の部分的な領域が、インサート座の隣接する側壁から距離を置いてインサート座内に位置する。ガイドリップが、側壁の上端部から外に突出して、インサートと穿孔工具との間のスロットを覆う。切削インサートは、側面の基準面と主切刃の逃げ面との間に90度の角度を有するように見える。
WO95/030505は、小さい直径の範囲において金属に穿孔するためのドリルとそのインサートとを開示している。ドリルは、ドリル軸から構成され、その先端は、径方向外側および内側のインサートを備える。各インサートは、短辺が中央で折られて内部の鈍角を含むV字を形成する、細長いひし形の形状を有する。インサートは、径方向外側のインサートの長手軸が径方向内側のインサートの傾斜の角度とは異なる角度でドリルの中心軸から傾斜するように、ドリル軸に配置される。各インサートは、正の切削幾何形状を有する2つの切刃を備える。各インサートは、切刃を備えるその端部が、異なる形状とされている。したがって、少なくとも各インサートが同一のインサート座において割り出し可能であるという点で、各インサートが割り出し可能であるかどうかは疑問が残る。
本発明の目的は、切り屑の排出を促進する、穿孔工具のための割り出し可能な切削インサートを提供することである。
本発明の一態様によれば、目的は、穿孔工具のための切削インサートによって達成され、この切削インサートはインサート本体を備え、インサート本はその長手方向に沿って延在する中心長手軸と、中心長手軸を含む仮想中心面とを有する。インサート本体は、実質的に長手方向に尖った形状を有し、上面、底面、および上面と底面との間に延在する周囲面により、全体が画定される。インサート本体は、上面に第1のすくい面を備え、底面は、第2のすくい面を備える。インサート本体は、周囲面に、インサート本体の両側に長手方向に延在する第1の径方向側部および第2の径方向側部と、インサート本体の両側に長手方向を横切って延在する第1の軸方向側部および第2の軸方向側部とを備える。インサート本体は、第1のすくい面と第1の軸方向側部との交差部においてリム部分に沿って延在する第1の切刃と、第2のすくい面と第1の軸方向側部との交差部においてリム部分に沿って延在する第2の切刃とを備える。第1の切刃は、互いに鈍角で延在する第1の刃部分および第2の刃部分を備え、第2の切刃は、互いに鈍角で延在する第3の刃部分および第4の刃部分を備え、第1、第2、第3、および第4の刃部分は、前述の尖った形状を形成する。第1の軸方向側部は、第1の逃げ面および第2の逃げ面を備え、第1の逃げ面は、仮想中心面の片側で第1のすくい面に沿って延在し、第2の逃げ面は、仮想中心面の反対側で第2のすくい面に沿って延在する。第1の逃げ面は、インサート本体が中心面付近よりも第1の切刃において長手方向に長くなるように、中心面と鈍角を形成する。第2の逃げ面は、インサート本体が中心面付近よりも第2の切刃において長手方向に長くなるように、中心面と鈍角を形成する。
第1および第2の逃げ面は中心面と鈍角を形成するので、第1の切刃および第2の切刃の両方に鋭いくさび角を有する切削インサートが、穿孔工具に提供される。したがって、切削インサートは、関連する穿孔工具のインサート座内に、中立の角度で、または少なくともわずかな負の軸方向傾斜角でのみ位置決め可能である。したがって、穿孔工具において切り屑の排出が促進される。その結果、上述の目的が達成される。さらに、切削インサートは、インサート座内で割り出しすることができる。
切削インサートは、穿孔工具の工具本体に取り付けられるように構成され得る。切削インサートは、インサート座を形成している工具本体の凹部内に保持されるように適合され得る。切削インサートは、割り出し可能なものであり、すなわち、切削インサートは、穿孔工具のインサート座において少なくとも2つの異なる位置に位置決めすることができる。第1の切刃は、インサート座から延在して工作物と係合し得る。切削インサートは、工作物に開けられている穴の径方向外側部分を切削するように構成される。
切削インサートは、例えば、焼結炭化物、セラミックス、立方晶窒化ホウ素、多結晶ダイヤモンド、および/またはサーメットのうちの1つまたは複数を含む材料から製造され得る。切削インサートは、例えば、窒化チタン、炭窒化チタン、および/または酸化アルミニウムを含む表面被覆で被覆され得る。
実施形態によれば、インサート本体は、第1のすくい面における第1の軸方向側部と第1の径方向側部との間の第1の移行部分と、第2のすくい面における第1の軸方向側部と第1の径方向側部との間の第2の移行部分とを備え得る。インサート本体は、第1の移行部分に第1の突出部を備えることができ、第1の切刃は、第1の突出部の少なくとも一部分に沿って延在する。中心面に対して垂直な視線で見たときに、第1の突出部は、第2の移行部分よりも中心長手軸から遠くに延在し得る。このようにして、穿孔工具によって穿孔されている穴の外周部分を第1の突出部が切削することができるように、切削インサートが穿孔工具内に配置されたときに、第1の突出部にリリーフが設けられ得る。第1の突出部は、長手軸から外に向かう方向に延在してもよい。
実施形態によれば、中心面に対して垂直な視線で見たときに、第1の刃部分と第2の刃部分との間の第1のコーナ部分が、中心長手軸の片側に配置され、第3の刃部分と第4の刃部分との間の第2のコーナ部分が、中心長手軸の反対側に配置され得る。このようにして、第1の切刃が工作物と係合するときに、第2のコーナ部分は、関連する穿孔工具の半径の、第1のコーナ部分と実質的に同じ位置に設けられ得る。したがって、切削インサートは、穿孔工具が回転されて工作物に送り込まれるときに第2のコーナ部分が工作物を避けるのに、第2のコーナ部分が穿孔工具において同じ半径上に設けられた場合よりも、負の軸方向の傾きを必要としなくて済む。したがって、切り屑の排出が促進される。
実施形態によれば、切削インサートの第1の幅が、第1のすくい面において、長手軸に対して垂直にかつ中心面に平行に延在する。第1の幅は、第1の突出部から第2の径方向側部まで延在する。第1の幅の部分的な幅が、第1の突出部から、第1のコーナ部分における第1の刃部分と第2の刃部分との交差部まで延在する。部分的な幅は、第1の幅の40〜49%を形成し得る。このようにして、第1の刃部分と第2の刃部分との交差部において第1の切刃上に位置決めされる第1のコーナ部分は、第1の刃部分と同じ中心長手軸の側に配置され得る。
実施形態によれば、インサート本体は、第2のすくい面における第1の軸方向側部と第2の径方向側部との間の第3の移行部分、および、第1のすくい面における第1の軸方向側部と第2の径方向側部との間の第4の移行部分を備え得る。インサート本体は、第3の移行部分に第2の突出部を備えることができ、第2の切刃は、第2の突出部の少なくとも一部分に沿って延在する。中心面に対して垂直な視線で見たときに、第2の突出部は、第4の移行部分よりも中心長手軸から遠くに延在する。このようにして、関連する工作物と第2の切刃が係合した状態で穿孔工具によって穿孔されている穴の外周部分を第2の突出部が切削することができるように、切削インサートが穿孔工具内に配置されるときに、第2の突出部にリリーフが設けられ得る。したがって、切削インサートは、長手軸に対して回転対称とされ得る。第2の突出部は、長手軸から外に向かう方向に延在してもよい。
実施形態によれば、第1の刃部分と第2の刃部分との間の鈍角は、160+/−5度の範囲内、好ましくはおおよそ160度とされ得る。このようにして、以下で論じられる関連する穿孔工具の長さ−直径比が提供され得るように、穿孔工具内に配置された切削インサートが関連する工作物に送り込まれるときに、十分に低い切削力が提供され得る。
実施形態によれば、通り穴が、中心面に対して実質的に垂直に、インサート本体の中心を貫いて延在し得る。このようにして、切削インサートは、例えば通り穴を貫通するねじにより、関連する穿孔工具に固定され得る。
実施形態によれば、第1の溝が、第1の切刃における第1のすくい面の主要ランドにおいて第1の切刃の少なくとも一部分に沿って延在し、第2の溝が、第2の切刃における第2のすくい面の主要ランドにおいて第2の切刃の少なくとも一部分に沿って延在し得る。このようにして、第1および第2の切刃のそれぞれに、鋭いくさび角が与えられ得る。また、このようにして、切刃に最も近いすくい面の部分のすくい角を所望の切削作業に適合するように設計することが可能となる。例えば、切削インサートは、正、中立、または負のすくい角で切削するように設計され得る。さらに、このようにして、第1および第2の切刃のそれぞれに、切り屑ブレーカを提供することができる。
実施形態によれば、インサート本体は、第2の軸方向側部におけるインサート本体が第1の軸方向側部におけるインサート本体に等しいように、対称とされ得る。このようにして、切削インサートは、4回の割り出しが可能とされ得る。したがって、切削インサートは、中心面の平面において回転対称とされ得る。
本発明のさらなる態様によれば、穿孔軸に沿って延在する細長い工具本体を備える穿孔工具が提供される。工具本体は、少なくとも2つの切り屑フルートを備え、また、工具本体の1つの軸方向端部は、切削インサートを受け入れるための、周辺部に配置された第1のインサート座と、切削インサートを受け入れるための、中央部に配置された第2のインサート座とを備える。穿孔工具は、第1のインサート座内に配置された、本明細書において論じられる任意の態様および/または実施形態による切削インサートを備える。
穿孔工具は、例えば、専用のボール盤、フライス盤、または旋盤で使用されるように構成され得る。穿孔工具は、本明細書において論じられる態様および/または実施形態による切削インサート以外のさらなる切削インサートを第2のインサート座に受け入れるように構成されてもよい。
実施形態によれば、第1のインサート座は、接線支持面、径方向支持面、および軸方向支持面を備え得る。接線支持面は、工具本体の前述の1つの軸方向端部における第1の端部から、インサート座の軸方向支持面における第2の端部まで延在し得る。穿孔工具の切削方向で見たときに、第2の端部は、切削インサートの中心面が穿孔軸に対しておおよそ3度の角度で延在するように、第1の端部の前方に延在し得る。このようにして、切り屑フルートのうちの1つを介した切削インサートからの確実な切り屑の排出が、穿孔工具の使用中に実現され得る。したがって、第1のすくい面、あるいは第2のすくい面もまた、おおよそ−3度のすくい角で延在し得る。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の特許請求の範囲および以下の詳細な説明を学んだときに明らかになるであろう。
本発明の様々な態様は、その特有の特徴および利点を含めて、以下の詳細な説明および添付の図面で論じられる例示的な実施形態から容易に理解されるであろう。
実施形態による切削インサートの様々な図である。 実施形態による穿孔工具の図である。
次に、本発明の態様をより詳細に説明する。同様の数字は、全体にわたって同様の要素を示す。よく知られた機能または構造は、簡潔さおよび/または明瞭さのために、必ずしも説明されるとは限らない。
図1a〜1dは、実施形態による切削インサート2の様々な図を示す。切削インサート2は、穿孔工具での使用のために構成され、より具体的には、穿孔工具の径方向外側の切削インサートを形成するように構成される。切削インサート2は、4回の割り出しが可能であり、すなわち、切削インサート2は、切削インサート2を穿孔工具における4つの異なる位置に配置することができるように、4つの同一の切刃を有し、各切刃が1回ずつ工作物と係合する。
切削インサート2はインサート本体4を備え、インサート本体4はその長手方向に沿って延在する中心長手軸6と、中心長手軸6を含む仮想中心面8とを有する。インサート本体4は、実質的に長手方向に尖った形状を有し、上面10、底面12、および上面10と底面12との間に延在する周囲面14により、全体が画定される。インサート本体4は、上面10に第1のすくい面16aを備え、底面12は、第2のすくい面16bを備える。インサート本体4は、周囲面14に、インサート本体4の両側に長手方向に延在する第1の径方向側部18aおよび第2の径方向側部18bを備える。インサート本体4は、周囲面14に、インサート本体4の両側に長手方向を横切って延在する第1の軸方向側部20aおよび第2の軸方向側部20bをさらに備える。
インサート本体4は、第1のすくい面16aと第1の軸方向側部20aとの交差部においてリム部分に沿って延在する第1の切刃22aを備える。インサート本体4は、第2のすくい面16bと第1の軸方向側部20aとの交差部においてリム部分に沿って延在する第2の切刃22bを備える。第1の切刃22aは、互いに鈍角ηで延在する第1の刃部分24aおよび第2の刃部分24bを備え、図1aを参照されたい。第2の切刃22bは、互いに鈍角で延在する第3の刃部分24cおよび第4の刃部分24dを備える。図1aに示されるように、第3の刃部分24cと第4の刃部分24dとの間の鈍角は、第1の刃部分24aと第2の刃部分24bとの間の鈍角ηに似ている。第1、第2、第3、および第4の刃部分24a〜24dは、インサート本体4の尖った形状を形成する。第1、第2、第3、および第4の刃部分24a〜24dは、線形の刃部分、すなわち真っ直ぐな刃部分であってもよい。実施形態によれば、第1、第2、第3、および第4の刃部分24a〜24dは、中心面に対して垂直な視線で見たとき、および/または第1の軸方向側部に向かう端面図で見たときに、わずかに湾曲していてもよい。
第1の軸方向側部20aは、第1の逃げ面26aおよび第2の逃げ面26bを備える。第1の逃げ面26aは、仮想中心面8の片側で第1のすくい面16aに沿って延在し、第2の逃げ面26bは、仮想中心面8の反対側で第2のすくい面16bに沿って延在するが、これは図1cを参照されたい。したがって、第1の逃げ面26aは、第1の切刃22aに沿って延在し、第2の逃げ面26bは、第2の切刃22bに沿って延在する。
第1の逃げ面26aは、インサート本体4が中心面8付近よりも第1の切刃22aにおいて長手方向に長くなるように、中心面8と鈍角εを形成するが、これは図1dを参照されたい。同様に、第2の逃げ面26bは、インサート本体4が中心面8付近よりも第2の切刃22bにおいて長手方向に長くなるように、中心面8と鈍角εを形成する。したがって、第1の切刃22aおよび第2の切刃22bの両方に、鋭いくさび角βが与えられる。
第1および第2の逃げ面26a、26bは、第1および第2の切刃22a、22bから中心面8まで延在し得る。あるいは、第1および第2の逃げ面26a、26bは、第1および第2の切刃22a、22bから中心面8に向かってより短い距離にわたって延在してもよい。第1および第2の逃げ面26a、26bは、実質的に平坦であってもよく、あるいは、わずかに湾曲していてもよい。後者の場合では、中心面8と鈍角εを形成するのは、第1および第2の逃げ面26a、26bの接平面である。
第1の切刃22aは、第1の刃部分24aと第2の刃部分24bとの間に第1のコーナ部分28aを備えるが、これは図1bを参照されたい。第2の切刃22bは、第3の刃部分24cと第4の刃部分24dとの間に第2のコーナ部分28bを備える。中心面8に対して垂直な視線で見たときに、すなわち、図1aに示された図におけるように、第1のコーナ部分28aは、中心長手軸6の片側に配置され、第2のコーナ部分28bは、中心長手軸6の反対側に配置されるが、これも図1cを参照されたい。
第1および第2の逃げ面26a、26bの中心面8との鈍角εは、逃げ面26a、26bのそれぞれに沿って変化し得る。例えばこれらの実施形態では、刃部分24a〜24dにおける逃げ面26a、26bの鈍角εは、例えば図1dに見られ得るように、第1および第2のコーナ部分28a、28bにおけるよりも大きい。実施形態によれば、第1の逃げ面26aと中心面8との間の鈍角εは、91〜95度の範囲内であり得る。刃部分24a〜24dにおける逃げ面26a、26bの鈍角εは、例えば93〜95度の範囲内であってもよく、第1および第2のコーナ部分28a、28bにおける逃げ面26a、26bの鈍角εは、例えば91〜94度の範囲内であってもよい。
インサート本体4は、第1の軸方向側部20aと第1の径方向側部18aとの間に、第1のすくい面16aにおける第1の移行部分30aを備える。インサート本体4は、第1の軸方向側部20aと第1の径方向側部18aとの間に、第2のすくい面1bにおける第2の移行部分30bを備える。インサート本体4は、第1の移行部分30aに第1の突出部32aを備える。第1の切刃22aは、第1の突出部32aの少なくとも一部分に沿って延在する。中心面に対して垂直な視線で見たときに、すなわち、図1aに示された図におけるように、第1の突出部32aは、第2の移行部分30bよりも中心長手軸6から遠くに延在する。同じ視線で見たときに、第1の突出部32aは、長手軸6から外に向かう方向に延在する。図1cも参照されたい。第1の突出部32aは、第1の突出部32aを越える第1のすくい面16aとのその交差部において第1の径方向側部18aよりも長手軸6から横方向に遠くに延在する突起を形成すると言える。
実施形態によれば、第5の逃げ面34が、第1の突出部32aにおいて第1の切刃22aに沿って延在する。第5の逃げ面34は、中心面8に対して鈍角ζで延在するが、これは図1cを参照されたい。
したがって、第1の突出部32aにおいて、第1の径方向側部18aは、第1の突出部32aから第2の移行部分30bに徐々に移行する。したがって、第1の突出部32aにおける第1の切刃22aが工作物における穴の外周部分を切削することができるように、第1の突出部32aにリリーフが設けられる。さらに、第1の切刃22aが第1の突出部32aの周りに延在する場合、第1の突出部32aは、穿孔中の穴から関連する穿孔工具が引っ込められるときにも工作物を切削することができる。例えば、旋盤では、このことは、穿孔された穴から穿孔工具が引っ込められるときに仕上げ削りを切削するための選択肢とされ得る。
実施形態によれば、第1の突出部32aおよび第1のコーナ部分28aは、長手軸6の同じ側に配置されてもよく、これは例えば図1aおよび1cを参照されたい。
切削インサート2の第1の幅36が、第1のすくい面16aにおいて、長手軸6に対して垂直にかつ中心面8に平行に延在する。第1の幅36は、第1の突出部32aから第2の径方向側部18bまで延在する。第1の幅36の部分的な幅38が、第1の突出部32aから、第1のコーナ部分28aにおける第1の刃部分24aと第2の刃部分24bとの交差部40まで延在する。部分的な幅38は、第1の幅36の40〜49%を形成する。
実施形態によれば、第1の幅36は、4〜25mmの範囲内、好ましくは4〜10mmの範囲内であってもよい。
第1および第2の移行部分30a、30bと同様に、インサート本体4は、第2のすくい面16bにおける第1の軸方向側部20aと第2の径方向側部18bとの間の第3の移行部分30c、および、第1のすくい面16aにおける第1の軸方向側部20aと第2の径方向側部18bとの間の第4の移行部分30dを備える。インサート本体4は、第3の移行部分30cに第2の突出部32bを備える。第2の切刃22bは、第2の突出部32bの少なくとも一部分に沿って延在する。中心面8に対して垂直な視線で見たときに、第2の突出部32bは、第4の移行部分30dよりも中心長手軸6から遠くに延在する。第2の突出部32bは、第2の突出部32bを越える第2のすくい面16bとのその交差部において第2の径方向側部18bよりも長手軸6から横方向に遠くに延在する突起を形成すると言える。
したがって、切削インサート2は、第1の軸方向側部20aにおいて長手軸6に対して回転対称とされ得る。第2の突出部32bにリリーフが設けられる。第2の切刃22bが第2の突出部32bの周りに延在する場合、第2の突出部32bは、穿孔中の穴から関連する穿孔工具が引っ込められるときにも工作物を切削することができる。
実施形態によれば、第1の刃部分24aと第2の刃部分24bとの間の鈍角ηは、図1a〜1cに示された実施形態におけるように、160+/−5度の範囲内、好ましくはおおよそ160度とされ得る。適切には、第3の刃部分24cと第4の刃部分24dとの間の鈍角は、第1の刃部分24aと第2の刃部分24bとの間の角度ηと同じ大きさのものである。
切削インサート2を関連する穿孔工具に取り付けるためのものでありかつ中心軸44を有する通り穴42が、中心面8に対して実質的に垂直に、インサート本体4の中心を貫いて延在する。
第1の溝46が、第1の切刃22aにおける第1のすくい面16aの主要ランドにおいて第1の切刃22aの少なくとも一部分に沿って延在する。第2の溝が、第2の切刃22bにおける第2のすくい面16bの主要ランドにおいて第2の切刃22bの少なくとも一部分に沿って延在する。第2の溝は、図1a〜1dでは見ることができないが、第1の溝46と一致する。
上述のように、切削インサート2は、4回の割り出しが可能である。したがって、インサート本体4は、第2の軸方向側部20bにおけるインサート本体4が第1の軸方向側部20aにおけるインサート本体4に等しいように、対称である。したがって、切削インサート2は、中心面の平面において、すなわち、通り穴42の中心軸44に対して回転対称である。
図2aは、実施形態による穿孔工具50を示す。穿孔工具50は、穿孔軸54に沿って延在する細長い工具本体52を備える。工具本体52は、少なくとも2つの切り屑フルート56a、56bを備える。工具本体52の軸方向端部58は、切削インサート2を受け入れるための、周辺部に配置された第1のインサート座60と、さらなる切削インサートを受け入れるための、中央に配置された第2のインサート座62とを備える。穿孔工具50は、第1のインサート座60内に配置された、本明細書において論じられる任意の態様および/または実施形態による切削インサート2を備える。
図2bおよび2cは、図2aに示された穿孔工具50の軸方向端部58の異なる図を示す。切削インサート2は、ねじ64により工具本体52に取り付けられるように構成される。切削インサート2は、関連する工作物と係合するためにその第1の切刃22aが第1のインサート座60から延在する状態で示されている。切削インサート2は、工作物に開けられている穴の径方向外側部分を切削するように構成される。したがって、第1の突出部32aは、穿孔軸54から径方向に最も遠くまで延在する。第2のインサート座62には、さらなる切削インサートを位置決めすることができ、このさらなる切削インサートは、開けられている穴の中心部分を切削するように構成される。
第1のインサート座60は、接線支持面65、径方向支持面66、および軸方向支持面68を備える。接線支持面64は、工具本体52の軸方向端部58における第1の端部70から、第1のインサート座60の軸方向支持面68における第2の端部72まで延在する。穿孔工具50の切削方向で見たときに、第2の端部72は、切削インサート2の中心面8が穿孔軸54に対しておおよそ3度の軸方向傾斜角γで延在するように、第1の端部70の前方に延在する。したがって、第1のすくい面16aもまた、おおよそ−3度のすくい角で延在する。
図1a〜1dを参照すると、また、図2aに示された図によって理解され得るように、第2の切刃22bの第2のコーナ部分28bは、穿孔工具50の半径の、第1のコーナ部分28aと実質的に同じ位置に設けられる。したがって、第2のコーナ部分28bは、第1の切刃22aが切削を進めながら穿孔工具50が回転されて工作物内に送られるときに、関連する工作物を避ける。実施形態によれば、穿孔工具50の穿孔長さは、穿孔工具50の穿孔径の7倍までとされ得る。図1aを参照されたいが、第1の刃部分24aと第2の刃部分24bとの間の鈍角ηが160+/−5度の範囲内であることにより、切削力は、そのような穿孔工具50の長さ−直径比を可能にする限度内で適度に保たれ得る。
実施形態によれば、穿孔工具50の穿孔径は、15〜65mmの範囲内、好ましくは15〜25mmの範囲内とされ得る。
本発明は、本明細書に記載された実施形態に限定されるように解釈されるべきではない。本明細書において開示された実施形態の様々な特徴は、本明細書において説明された実施形態以外の実施形態を作り出すために、添付の特許請求の範囲によって定められる本発明の範囲から逸脱することなく組み合わせられ得ることが、当業者には認識されるであろう。本発明は例示的な実施形態に関して説明されたが、多くの異なる変更、修正などが、当業者には明らかになるであろう。例えば、切削インサートは、第1および第2の切刃のみを備えてもよく、したがって、2回だけ割り出し可能であってもよい。したがって、上記は様々な例示的な実施形態の説明に役立つものであり、本発明は添付の特許請求の範囲よってのみ定められることを理解されたい。
本明細書において、「comprising(備える、含む)」または「comprises(備える、含む)」という用語は、制限のないものであり、述べられた特徴、要素、ステップ、構成要素、または機能を1つまたは複数含むが、1つまたは複数の他の特徴、要素、ステップ、構成要素、機能、もしくはその群の存在または追加を排除するものではない。

Claims (17)

  1. 穿孔工具のための切削インサート(2)であって、その長手方向に沿って延在する中心長手軸(6)と、前記中心長手軸(6)を含む仮想中心面(8)とを有するインサート本体(4)を備え、前記インサート本体(4)が、実質的に前記長手方向に尖った形状を有し、上面(10)、底面(12)、および前記上面(10)と前記底面(12)との間に延在する周囲面(14)により全体が画定され、
    前記インサート本体(4)が、前記上面(10)に第1のすくい面(16a)を備え、前記底面(12)が、第2のすくい面(16b)を備え、
    前記インサート本体(4)が、前記周囲面(14)に、前記インサート本体(4)の両側に前記長手方向に延在する第1の径方向側部(18a)および第2の径方向側部(18b)と、前記インサート本体(4)の両側に前記長手方向を横切って延在する第1の軸方向側部(20a)および第2の軸方向側部(20b)とを備え、
    前記インサート本体(4)が、前記第1のすくい面(16a)と前記第1の軸方向側部(20a)との交差部においてリム部分に沿って延在する第1の切刃(22a)と、前記第2のすくい面(16b)と前記第1の軸方向側部(20a)との交差部においてリム部分に沿って延在する第2の切刃(22b)とを備え、
    前記第1の切刃(22a)が、互いに鈍角(η)で延在する第1の刃部分(24a)および第2の刃部分(24b)を備え、前記第2の切刃(22b)が、互いに鈍角で延在する第3の刃部分(24c)および第4の刃部分(24d)を備え、前記第1、第2、第3、および第4の刃部分(24a〜24d)が、前記尖った形状を形成する、切削インサート(2)であって、
    前記第1の軸方向側部(20a)が、第1の逃げ面(26a)および第2の逃げ面(26b)を備え、前記第1の逃げ面(26a)が、前記仮想中心面(8)の片側で前記第1のすくい面(16a)に沿って延在し、前記第2の逃げ面(26b)が、前記仮想中心面(8)の反対側で前記第2のすくい面(16b)に沿って延在し、
    前記第1の逃げ面(26a)が、前記インサート本体(4)が前記中心面(8)付近よりも前記第1の切刃(22a)において前記長手方向に長くなるように、前記中心面(8)と鈍角(ε)を形成し、
    前記第2の逃げ面(26b)が、前記インサート本体(4)が前記中心面(8)付近よりも前記第2の切刃(22b)において前記長手方向に長くなるように、前記中心面(8)と鈍角(ε)を形成することを特徴とする、切削インサート(2)。
  2. 前記インサート本体(4)が、前記第1のすくい面(16a)における前記第1の軸方向側部(20a)と前記第1の径方向側部(18a)との間の第1の移行部分(30a)、および、前記第2のすくい面(16b)における前記第1の軸方向側部(20a)と前記第1の径方向側部(18a)との間の第2の移行部分(30b)を備え、前記インサート本体(4)が、前記第1の移行部分(30a)に第1の突出部(32a)を備え、前記第1の切刃(22a)が、前記第1の突出部(32a)の少なくとも一部分に沿って延在し、前記中心面(8)に対して垂直な視線で見たときに、前記第1の突出部(32a)が、前記第2の移行部分(30b)よりも前記中心長手軸(6)から遠くに延在する、請求項1に記載の切削インサート(2)。
  3. 第5の逃げ面(34)が、前記第1の突出部において前記第1の切刃(22a)に沿って延在し、前記第5の逃げ面(34)が、前記中心面(8)に対して鈍角(ζ)で延在する、請求項2に記載の切削インサート(2)。
  4. 前記仮想中心面(8)に対して垂直な視線で見たときに、前記第1の刃部分(24a)と前記第2の刃部分(24b)との間の第1のコーナ部分(28a)が、前記中心長手軸(6)の片側に配置され、前記第3の刃部分(24c)と前記第4の刃部分(24d)との間の第2のコーナ部分(28b)が、前記中心長手軸(6)の反対側に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  5. 前記第1の突出部(32a)および前記第1のコーナ部分(28a)が、前記長手軸(6)の同じ側に配置される、請求項2または3、および請求項4のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  6. 前記切削インサート(2)の第1の幅(36)が、前記第1のすくい面(16a)において、前記長手軸(6)に対して垂直にかつ前記中心面(8)に平行に延在し、前記第1の幅(36)が、前記第1の突出部から前記第2の径方向側部(18b)まで延在し、前記第1の幅(36)の部分的な幅(38)が、前記第1の突出部(32a)から、前記第1のコーナ部分(28a)における前記第1の刃部分(24a)と前記第2の刃部分(24b)との交差部まで延在し、前記部分的な幅(38)が、前記第1の幅(36)の40〜49%を形成する、請求項2または3、および請求項4のいずれか一項に記載の切削インサート(2)、または請求項5に記載の切削インサート(2)。
  7. 前記第1の幅(36)が、4〜25mmの範囲内、好ましくは4〜10mmの範囲内である、請求項6に記載の切削インサート(2)。
  8. 前記インサート本体(4)が、前記第2のすくい面(16b)における前記第1の軸方向側部(20a)と前記第2の径方向側部(18b)との間の第3の移行部分(30c)、および、前記第1のすくい面(16a)における前記第1の軸方向側部(20a)と前記第2の径方向側部(18b)との間の第4の移行部分(30d)を備え、前記インサート本体(4)が、前記第3の移行部分(30c)に第2の突出部(32b)を備え、前記第2の切刃(22b)が、前記第2の突出部(32b)の少なくとも一部分に沿って延在し、前記中心面(8)に対して垂直な視線で見たときに、前記第2の突出部(32b)が、前記第4の移行部分(30d)よりも前記中心長手軸(6)から遠くに延在する、請求項1から7のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  9. 前記第1の刃部分と前記第2の刃部分との間の前記鈍角が、160+/−5度の範囲内、好ましくはおおよそ160度である、請求項1から8のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  10. 前記第1の逃げ面(26a)と前記中心面(8)との間の前記鈍角(ε)が、91〜95度の範囲内である、請求項1から9のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  11. 通り穴(42)が、前記中心面(8)に対して実質的に垂直に、前記インサート本体(4)の中心を貫いて延在する、請求項1から10のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  12. 第1の溝(46)が、前記第1の切刃(22a)における前記第1のすくい面(16a)の主要ランドにおいて前記第1の切刃(22a)の少なくとも一部分に沿って延在し、第2の溝が、前記第2の切刃(22b)における前記第2のすくい面(16b)の主要ランドにおいて前記第2の切刃(22b)の少なくとも一部分に沿って延在する、請求項1から11のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  13. 前記インサート本体(4)が、前記第2の軸方向側部(20b)における前記インサート本体(4)が前記第1の軸方向側部(20a)における前記インサート本体(4)に等しいように、対称である、請求項1から12のいずれか一項に記載の切削インサート(2)。
  14. 穿孔軸(54)に沿って延在する細長い工具本体(52)を備える穿孔工具(50)であって、前記工具本体(52)が、少なくとも2つの切り屑フルート(56a、56b)を備え、前記工具本体(52)の1つの軸方向端部(58)が、切削インサートを受け入れるための、周辺部に配置された第1のインサート座(60)と、切削インサートを受け入れるための、中央に配置された第2のインサート座(62)とを備え、
    前記穿孔工具(50)が、前記第1のインサート座(60)内に配置された請求項1から13のいずれか一項に記載の切削インサート(2)を備えることを特徴とする、穿孔工具(50)。
  15. 前記第1のインサート座(60)が、接線支持面(65)、径方向支持面(66)、および軸方向支持面(68)を備え、
    前記接線支持面(65)が、前記工具本体(52)の前記1つの軸方向端部(58)における第1の端部(70)から、前記第1のインサート座(60)の前記軸方向支持面(68)における第2の端部(72)まで延在し、前記穿孔工具(50)の切削方向で見たときに、前記第2の端部(72)が、前記切削インサート(2)の前記中心面(8)が前記穿孔軸に対しておおよそ3度の角度(γ)で延在するように、前記第1の端部(70)の前方に延在する、請求項14に記載の穿孔工具(50)。
  16. 前記穿孔工具(50)の穿孔長さが、前記穿孔工具(50)の穿孔径の7倍までである、請求項14または15に記載の穿孔工具(50)。
  17. 前記穿孔工具(50)の穿孔径が、15〜65mmの範囲内、好ましくは15〜25mmの範囲内である、請求項14から16のいずれか一項に記載の穿孔工具(50)。
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