JP2018508153A - 送信および受信方法 - Google Patents

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Abstract

本文書は、クライアント信号に含まれるクライアントデータを、クライアントデータを送信するための伝送フレーム周期(Tserver)を備えた伝送フレームを用いる光伝送ネットワークの光伝送経路を経由して、送信するための方法に関しており、この方法は:− 複数のクライアントデータビットを備えた複数のクライアントエンティティを受信するステップと、− 伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数(Cn)を確立するために、伝送フレーム周期(Tserver)の間に受信されたクライアントデータエンティティの個数を決定するステップであって、クライアントデータエンティティの前記平均個数(Cn)は、クライアントデータの平均ビット数に対応する、決定するステップと、− 複数のクライアントデータエンティティを伝送フレームの中にマッピングするステップであって、少なくとも2つの連続する伝送フレームに対して、交互に、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数に加算し、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算することを備える、マッピングするステップと、− 前記クライアントデータを備えた伝送フレームを、光伝送ネットワークを経由して送信するステップと、を備える。

Description

本文書は、光伝送ネットワーク(OTN)においてデータを送信するための方法に関する。特に、本文書は、OTNクロックをディザリングすることによって同期OTNの場合における過剰な短期ワンダを回避するための方法に関する。
ITU−TによるOTN規格は、+/−20ppmのクロック耐性を有する非同期光伝送規格として、設計されおよび特定された。この規格が作成された時点では、OTU/ODUトレイルおよび経路を、基準クロック伝送のための直接サーバとして用いる必要性、すなわち、OTUk/ODUk信号をプライマリ基準クロック(PRC)または同期供給ユニット(SSU)に同期させる必要性は、認識されていなかった。同期したサービスをSDHまたは同期イーサネット(登録商標)として透過的に伝送する能力を調査する広範な研究が、ITU−TのG.8251勧告の開発の間に実行されてきており、+/−20ppmの範囲内でフリーランするODUk/OTUkサーバクロックに基づく伝送が、OTNネットワーク要素(NE)であるクライアントポートにおけるワンダおよびジッタの発生に関し、同期したサービスのために定義された要件をOTNマッピングおよび多重化が遵守するための優れた手段を与えることが、示されている。これはすべて、+/−20ppmのウィンドウにおいて、統計的に分布されフリーランされたOTN伝送すなわちHO−ODU(上位光チャネルデータユニット)のクロックに基づいていた。多重化およびマッピングに起因する短期ワンダ/低周波ジッタの発生に対する用いられたOTNのクロック耐性のいくらかの影響が、これらの研究の間に観察されてきた(G.8251の付録の本文にも文書化されている)。
現時点では、SyncO−同期OTNと称されるITU−Tの拡張が議論されている最中であり、これは、OTUリンクに沿って基準クロックを伝送することを可能にするはずである。別の議論としては、OTN上で、PTP(IEEE 1588v2)を伝送することがある。
OTN伝送すなわちHO−ODUクロックを同期させるときには、HO−ODUペイロードエリアの中に多重化されたODUペイロードすなわちLO−ODUs(下位の光チャネルデータユニット)において送信される同期サービスの周波数が、伝送レートの整数分の1に近接すると、問題が生じ得る。これは、ほとんどが安定的なジャスティフィケーション状態と、頻繁ではない位相調節のための少数の頻繁ではない余分な周波数ジャスティフィケーション作用とを伴うシステマティックなジャスティフィケーションパターンをもたらす。これは、そのようなクライアント設定に対して用いられる両方のマッピング方式、すなわち、ジェネリックマッピング手順(GMP)だけでなく非同期マッピング手順(AMP)に対しても発生する。
米国特許出願第2012/0039609A1号は、OTNにおいてクライアント信号を伝送するための方法および装置を開示している。一実施形態では、この方法は:クライアント信号を受信するステップと、クライアント信号のクロックとローカルクロックとに基づいて、クライアント信号のnビットのデータユニットの量を決定するステップと、クライアント信号のnビットのデータユニットの量を、第1の光チャネルデータトリビュタリユニット(ODTU)フレームのオーバヘッドにマッピングするステップと、第1のODTUフレームのオーバヘッドにマッピングされたnビットのデータユニットの量に従って、第1のODTUの次の第2のODTUフレームのペイロードエリアに、クライアント信号のnビットデータユニットをマッピングするステップと、第2のODTUフレームの各nビットデータユニットを、OPUkフレームにおける光チャネルペイロードユニット−kトリビュタリスロットにマッピングするステップと、送信のためのOPUkフレームを含む光チャネル伝送ユニット−kフレームを形成するステップとを含む。
米国特許出願第2013/0058643A1号は、データ量導出装置を開示している。このデータ量導出装置は:ある一連の並列化されたマッピング信号に対して、その並列化されたマッピング信号がその中にマッピングされるフレームに対する各フレーム周期におけるデータ量を導出するように構成された第1の計算機と、整数Nに対してN個のフレーム周期におけるデータ量を加算し、結果として得られる加算値を、そのフレームの中にマッピングされるべきデータ量として導出するように構成された第2の計算機であって、フレーム周期のそれぞれにおけるデータ量のそれぞれは第1の計算機から導かれる、第2の計算機とを含む。
米国特許出願公開第2012/0039609号明細書 米国特許出願公開第2013/0058643号明細書
ITU−T勧告G.709 ITU−T勧告G.8251
よって、同期データ、特に、短期ワンダおよび低周波ジッタの発生に関する光伝送ネットワークにおける基準クロック信号の伝送を改善する必要性が存在する。
広い態様では、本文書は、たとえばm/2ビット(下記を参照)であるいくつかのビットをたとえば交互に加算し減算することによって、OTNマッピングのための基準クロック信号を運ぶクライアント信号のマッピングの間に、ジャスティフィケーションイベントのディザリングを生じさせることを提案する。クライアント信号は、たとえば、LO−ODU信号であり得る。これが、規則的なプラス/マイナスのクライアントすなわちLO−ODUデータ位相シフトとバッファ充填基準の変動とを生じさせ、これが、OTN経路を経由した伝送の後で、サーバクロックとの関係におけるクライアント信号の位相の周波数の位相発振と共に、デマッピングされるクライアントすなわちLO−ODUデータのレートに反映されるジャスティフィケーションイベントの確率を上昇させる。そして、位相発振は、クライアントすなわちLO−ODUクロック再生プロセスによってフィルタリングされることが可能であり、この再生プロセスは、クライアントすなわちLO−ODU位相を平均位相関係に平均化することができる。さらに、バッファのサイズは、2xmビットだけ増加され得る。この方法は、クロック再生フィルタを通過する低周波ジッタまたは短期ワンダを発生させる頻繁ではなく相対的に少数の位相ステップを回避する。
第1の態様によると、クライアント信号(以下では、LO−ODU信号とも称される)に含まれるクライアントデータ(以下では、LO−ODUデータとも称される)を、光伝送ネットワークの光伝送経路を経由して送信するための方法が提供される。光伝送ネットワークは、クライアントデータを送信するための伝送フレーム(以下では、HO−ODUフレームとも称される)を用い、前記伝送フレームは、一定の伝送フレーム周期(以下では、HO−ODUフレーム周期とも称される)を有する。この方法は、以下のステップを備える:
第1に、クライアントデータが、伝送フレーム周期の間に、受信される。たとえば、クライアント信号は、OTNリンクに沿って伝送されるべき基準クロック信号であり得る、または、OTNリンクに沿って伝送されるべき基準クロック信号を含み得る。別の実施形態によると、精密時間プロトコルが、OTN上を伝送されるべきである。クライアント信号は、OTNに含まれるネットワーク要素のそれぞれのインターフェースにおいて、受信されうる。クライアント信号は、複数のクライアントエンティティを備える場合があり得る。
以下では、複数のクライアントデータビット(以下では、LO−ODUデータビットとも称される)を備えたクライアントデータエンティティ(以下では、LO−ODUデータエンティティとも称される)の個数が、これらは伝送フレーム周期の間に受信されるのであるが、決定される。これにより、伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数が確立され、クライアントデータエンティティの前記平均個数は、クライアントデータの平均ビット数に対応する。換言すると、どれくらい多くのクライアントデータエンティティ(OTN上を伝送されなければならない)が単一の伝送フレーム周期の間に受信されるのかが、決定される。前記クライアントデータエンティティは、クライアントデータビットのブロックであり得る。このように、クライアントデータの平均ビット数は、クライアントデータエンティティの前記平均個数に含まれるクライアントデータの平均ビット数に対応する。たとえば、aがクライアントデータエンティティの平均個数であり、各クライアントデータエンティティがbビットを備える。すると、クライアントデータの平均ビット数は、aとbとの積(a*b)である。
クライアントデータエンティティの前記平均個数が決定された後で、複数のクライアントデータエンティティが、伝送フレームの中にマッピングされる。クライアントデータを伝送フレームの中にマッピングする間、連続する伝送フレームにおいて送信されるべきクライアントデータの量は、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数に加算する、または、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算することによって、変動される。換言すると、マッピングするステップは、少なくとも2つの連続する伝送フレームに対して、交互に、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数に加算し、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算するステップを備える。さらに換言すると、連続する伝送フレームに異なる個数のクライアントデータエンティティを含めることによって、すなわち、クライアントデータの一定のビット量をクライアントデータの平均ビット数に加算する、または、クライアントデータの一定のビット量をクライアントデータの平均ビット数から減算することによって、データレートの人工的な変動が、連続する伝送フレームの間で生じさせられる。
最後に、前記クライアントデータを備えた伝送フレームが、光伝送ネットワークを経由して、送信される。
データレートの頻繁な変動のために、クライアント信号の位相の位相発振が発生されるが、これは、受信機側におけるクライアントクロック再生プロセスによるフィルタリングで容易に除去可能であるため、前記方法は有利である。クライアントクロック再生プロセスは、クライアント位相を平均まで平均化させ、クロック再生フィルタを通過し得る低周波ジッタまたは短期ワンダを発生させる頻繁ではない少数の位相ステップが回避される。
実施形態によると、クライアントデータの固定されたビット数をクライアントデータの前記平均ビット数に加算する/クライアントデータの固定されたビット数をクライアントデータの前記平均ビット数から減算することによって、連続する伝送フレームに含まれるべきクライアントデータが変更される。換言すると、伝送フレームに含まれるクライアントデータの量は、決定論的方法で変更される。たとえば、クライアントデータの固定ビット数は、m/2であり得るが、ここで、mは、一定の伝送フレームまたは伝送マルチフレームで送信されるべきデータブロックに含まれるバイト数である。たとえば、OPU4(OPUとは、光ペイロードユニット)の中への100Gのイーサネットマッピングの場合には、mの値は640であり(640ビット/80バイトの整数倍のマッピング粒度)、他方で、ジェネリックマッピング手順(GMP)を用いることによりOPU0の中へタイミング透過トランスコーディング(TTT)でマッピングされたギガビットイーサネットの場合には、mは8であり、これは、1バイトの整数倍のマッピング粒度がそれらのクライアントに用いられることを意味する。それによってデータレートが変動される固定された数のクライアントビットを用いることは、効果的であるのだが、その理由は、送信の前にクライアントデータをバッファしているバッファのオーバフロー/アンダランを回避するために、伝送フレームに含ませなければならないクライアントビットの平均個数の周囲でデータレートが変動するからである。さらに、固定された数のクライアントビットを用いることにより、受信機側でのクロック再生プロセスの平均化の効果に起因して、データレートを変動させることが効果的であるために、クライアントクロックが、その元のクロックレートに、自動的に平均化される。
実施形態によると、連続する伝送フレームの中にマッピングされるクライアントデータのビット数が、周期的に変更される。たとえば、第1の伝送フレームに含まれるクライアントデータの量は、クライアントデータの一定のビット量をクライアントデータの平均ビット数に加算することによって、増加される。第2の伝送フレーム(第1の伝送フレームの直後に続く)に含まれるクライアントデータの量は、クライアントデータの一定のビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算することによって、減少させられる。第3の伝送フレーム(第2の伝送フレームの直後に続く)は、再び、(クライアントデータの平均ビット数に対して)増加したビット数のクライアントデータを備えるなどである。換言すると、クライアント信号の変動の周期性は、伝送フレームのフレーム周期の2倍であり得る。また、他の周期性の値も、可能であり得る。それにより、改善されたクロック再生処理が可能になり得る。
実施形態によると、伝送フレームに含まれるべきクライアントデータのビット数が恒久的に変動されるように、クライアントデータエンティティのマッピングが、実行される。本明細書におけるコンテキストでは、恒久的な変動とは、OTNを経由して送信される連続する伝送フレームのすべての対が異なるクライアントビット量を備えている、ということを意味する。それによって、クロック再生プロセスが、さらに改善される。
実施形態によると、連続する伝送フレームの中にマッピングされるクライアントデータのビット数が、非決定的で確率的な方法で変更される。たとえば、以後の伝送フレームに含まれるべきクライアントデータの数は、確率的なプロセスに基づいて変動され得る。一実施形態によると、前記確率的プロセスは、(送信されるべき多数の伝送フレームにわたる)平均では、送信されたクライアントデータのビット数が、バッファのオーバフロー/アンダランを回避するため、送信されるべきクライアントデータの平均ビット数と等しいまたはほぼ等しいことを保証するように、構成され得る。
実施形態によると、伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数が、クライアント信号のクロックレートと、伝送フレーム周期と、伝送フレームに含まれるクライアントデータのビット数とに基いて決定される。前記パラメータは、クライアントデータレート(OTNを経由して送信されるべきクライアント信号のデータレート)と、伝送フレームによって提供されるデータレート、すなわち、OTNハイアラーキの伝送フレームの中へのマッピングを可能にするデータレートとを定義する。
実施形態によると、クライアントデータが、伝送フレームの中にマッピングされる前に、バッファの内部にバッファされる。前記バッファは、クライアントデータを前記伝送フレームの中にマッピングする前に、そのクライアントデータが一時的に格納されることを可能にする。マッピングプロセスの間のデータレートの変動に起因するバッファのオーバラン/アンダフローを回避するために、バッファのサイズは、増加させ得る。
実施形態によると、クライアントデータが、バッファの中に連続的に書き込まれ、バッファからのクライアントデータの読み出しが、クライアントデータエンティティの決定された平均個数に基づき制御される。よって、換言すると、クライアントデータエンティティの決定された平均個数は、バッファの充填レベルの尺度として用いられ、前記伝送フレームの中へのクライアントデータのマッピングは、前記尺度に基づいて制御される。
一実施形態によると、バッファからのクライアントデータの読み出しを変動させるために、クライアントデータエンティティの平均個数が変動される。換言すると、バッファの充填レベルを指示する尺度が、バッファからの読み出しに影響を与えるために調節され、それによって、伝送フレームの中にマッピングされるべきクライアントデータの量を変動させる。
一実施形態によると、クライアントデータエンティティの変動される個数が、伝送フレームのオーバヘッド部に挿入される。これにより、それぞれの伝送フレームに含まれるクライアントデータの量に関する情報が、前記情報を受信機側に提供し前記情報に基づいてクライアントクロックの再生を可能にするために、OTNを経由して送信される。
一実施形態によると、受信機側において、伝送フレームに含まれるクライアントデータが、バッファの内部にバッファされる。換言すると、伝送フレームに含まれるペイロードデータ(前記ペイロードデータはクライアントデータを含む)は、(一定のクライアントクロックを備えた)クライアント信号を再生することを可能にするため、一時的に格納される。
一実施形態によると、クライアントデータエンティティの変動される個数が、受信機側のバッファからのデータの読み出しを制御するために、伝送フレームのオーバヘッド部から抽出される。クライアントデータエンティティの前記変動される個数は、クライアント信号を、特にクライアント信号のクロックを再生するためのクロック再生プロセスにおいて、用いられ得る。クロックの再生後には、クライアント信号が、再生されたクライアントクロックに基づいてバッファからクライアントデータを読み出すことによって、提供される。
さらなる態様により、クライアント信号に含まれるクライアントデータを、光伝送ネットワークの光伝送経路を経由して送信するための光送信機が、提供される。この光伝送ネットワークは、前記クライアントデータを送信するための伝送フレーム周期を備えた伝送フレームを用いる。この光送信機は:
− クライアントデータを受信するためのインターフェースと、
− 伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数を確立するために、伝送フレーム周期の間に受信される複数のクライアントデータビットを備えたクライアントデータエンティティの個数を決定するように構成されている処理エンティティであって、クライアントデータエンティティの前記平均個数は、クライアントデータの平均ビット数から成る、処理エンティティと、
− 複数のクライアントデータエンティティを伝送フレームの中にマッピングするように構成されており、さらに、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数に加算する、または、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算することによって、連続する伝送フレームにおいて送信されるべきクライアントデータの量を変動させるように構成されている、マッピングエンティティと、
− 前記クライアントデータを含む伝送フレームを備えた光信号を、光伝送ネットワークを経由して送信するように構成されている光伝送エンティティと、
を備える。
第3の態様によると、光伝送ネットワークの光伝送経路の光信号を受信するための光受信機が提供される。光伝送ネットワークは、クライアントデータを送信するための伝送フレームを用いる。この光受信機は、クライアントデータとクライアントクロック信号とを提供するように構成されており:
− 光信号を受信するためのインターフェースと、
− 伝送フレームに含まれるデータエンティティの量を特定するデータエンティティインジケータを、伝送フレームのオーバヘッド部から抽出するように構成されている処理エンティティであって、連続する伝送フレームと関連するデータエンティティインジケータの値が連続的に変化する、処理エンティティと、
− 光信号に含まれるデータをバッファするように構成されているバッファと、
− 抽出されたデータエンティティインジケータを受信し、連続的に変化するデータエンティティインジケータに基づきバッファからのクライアントデータの読み出しを制御するように構成されている制御エンティティと、
− データエンティティインジケータの連続的に変化する値に基づき、クライアントクロック信号を提供するように構成されているクロック再生ユニットと、
を備える。
最後に、光伝送ネットワークの光伝送経路の光信号を受信するための方法が、開示される。この光伝送ネットワークは、クライアントデータを送信するための伝送フレームを用いる。この方法は:
− 光信号を受信するステップと、
− 伝送フレームに含まれるデータエンティティの量を特定するデータエンティティインジケータを、伝送フレームのオーバヘッド部から抽出するステップであって、連続する伝送フレームと関連するデータエンティティインジケータの値が連続的に変化する、抽出するステップと、
− 光信号に含まれるクライアントデータをバッファするステップと、
− 抽出されたデータエンティティインジケータを制御エンティティで受信し、連続的に変化するデータエンティティインジケータに基づきバッファからのクライアントデータの読み出しを制御するステップと、
− データエンティティインジケータの連続的に変化する値に基づき、クライアントクロック信号を再生するステップと、
を備える。
本特許出願で概略されているその好適な実施形態を含む方法およびシステムは、スタンドアロンとして、または、この文書に開示されている他の方法およびシステムとの組合せとして用いられ得る、ということが注意されるべきである。さらに、本特許出願において概略されている方法およびシステムのすべての態様は、任意に組み合わせられ得る。特に、特許請求の範囲の特徴は、任意の方法で、相互に組み合わせられ得る。さらに、それ以外について明示的に指示されていない場合であっても、本発明の実施形態は、自由に相互に組み合わせられ得る。
以下では、本発明が、次の添付の図面を参照する例示的な方法で説明される。
ITU−T G.709による光伝送ネットワークの多層アーキテクチャの図解である。 例示的なブロック図に基づきITU−T G.709の付録Dによるマッパ回路の機能を示す図である。 例示的なブロック図に基づきITU−T G.709の付録Dによるデマッパ回路の機能を示す図である。 ITU−T G.709の第17章によるOPUkフレームの例示的なフレーム構造を示す図である。 ITU−T G.709の付録Dによるシグマ/デルタ データ/スタッフマッピングの概略的な図解である。 例示的なブロック図に基づきディザリングエンティティを含むマッパ回路の機能を示す図である。 例示的なブロック図に基づき図6によるマッパ回路と相互作用を生じるように構成されているデマッパ回路の機能を示す図である。 複数の伝送フレームを含む光信号を送信するための方法の図解である。 複数の伝送フレームを含む光信号を受信するための方法の図解である。
図1は、ITU−T G.709による光伝送ネットワークの多層アーキテクチャを概略的に図解している。OTN構造の電気的デジタル領域において、基本フレーム構造は、サイズkの光伝送ユニット(OTUk)に基づいており、ここで、kは、1、2、2e、3、3e2または4であり得る。異なるkの値は、光伝送ユニットによって提供される異なるビットレートを表す。OTUkは、光領域の光チャネル(OCh)において伝送されるデジタル領域の最高レベルである。OTUkは、オーバヘッド部(OH)と光データユニット(ODUk)とを、ビット同期的にマッピングされた伝送エンティティとして備える。さらに、OTUkは、誤り訂正能力を提供するための前方誤り訂正(FEC)部を備える。同様に、OTUkに含まれるODUkは、オーバヘッド部(OH)と、光ペイロードユニット(OPUk)と称される伝送エンティティとを備える。換言すると、OPUkは、ODUkのペイロードエリアの中にマッピングされる。OPUk自体は、オーバヘッド部(OH)と、その中へクライアントすなわちLO−ODU信号がマッピングされるペイロードエリアとを備える。好ましくは、OPUkの内部には、透過的クライアントすなわちLO−ODU信号トランスポートが存在する。
OTUkフレームを作成するため、クライアントすなわちLO−ODU信号レートが、最初に、OPU層において適合させられ、次に、OPUkのペイロードエリアの中にマッピングされる。この適合は、クライアントすなわちLO−ODU信号レートを、OPUkのデータレートに調節することを備える。OPUkのオーバヘッドは、クライアントすなわちLO−ODU信号の適合をサポートするための情報を含む。適合されたOPUkはそこでODUkへとマッピングされる。ODUkのオーバヘッドは、エンドツーエンドのスーパービジョンとタンデム接続モニタリングとを可能にするオーバヘッドバイトを含む。最後に、LO−ODUkがHO−ODUkの中にマッピングされるか、または、HO−ODUkがOTUkの中にマッピングされ、これが、セクションモニタリングと前方誤り訂正(FEC)に加えて、フレーミングを提供する。OTUk信号は、典型的には+/−20ppmという一定の特定された限度の範囲内で非同期的である、ということを指摘しておくことには意味がある。
光伝送ネットワークでは、接続は、ODUレベルでスイッチングされる。ODUは、したがって、ネットワーク経路に沿って移動するスイッチングエンティティである。OTNの特徴は、非同期的動作と、OTUkの中へのODUkのビット同期的なマッピングとであり、その結果として、ネットワークノードの別の出力に接続されることになる受信されたODUkが、クロックを、特に、その出力におけるOTUk信号のOTNフレームクロックを決定する、という事実が生じる。
以下では、クライアント信号を特に一定ビットレート(CBR)のクライアント信号をOPUkのペイロード部の中にマッピングするためのマッピング手順が、より詳細に説明されるのであるが、OPUkのペイロード部は、以下では、サーバフレームまたはマルチフレームとも称されるし、一般的には、伝送フレームとも称される。クライアント信号は、データエンティティに基づいて、サーバフレームまたはマルチフレームの中にマッピングされるのであるが、そのようなデータエンティティは、1つまたは複数のクライアント信号ビットを備え得る。データエンティティは、nビット(たとえば、n=1,8)を備え得る。一定のビットレートを備えたクライアント信号が与えられると、1つのサーバフレームまたはサーバマルチフレーム周期の間に到着する(nビットを備えた)データエンティティの個数は、次の式によって定義される:
Figure 2018508153
なお、fclientはクライアントのビットレートであり、すなわちfLO−ODUはLO−ODUのビットレートであり、Tserverはサーバフレームまたはマルチフレームのフレーム周期であり、Cはサーバフレームまたはサーバマルチフレーム当たりのクライアントすなわちLO−ODUのnビットデータエンティティの個数である。
整数個のnビットデータエンティティだけが、サーバフレームまたはマルチフレームごとに伝送されることが可能であるから、Cの整数値C(t)が用いられなければならない。クライアント情報のどのような損失も回避するために、クライアントデータビットのどのような切り捨ても禁止されており、Cの非整数部分は、以後のサーバフレームに含まれるデータエンティティの適切なシーケンスによって考察されなければならない。たとえば、C=10.25である場合には、非整数部分(0.25)は、以後のサーバフレームに含まれるデータエンティティの以下のシーケンス[10,10,10,11]によって複製されることが可能である。換言すると、非整数部分は、時間平均におけるクライアントデータビットエンティティの正確な個数を取得するために、複数のサーバフレームにわたって分散される。
既に前述されたように、クライアントとサーバビットレートとは独立である。これが、サーバビットレートをクライアントビットレートとは独立に特定することを可能にする。さらに、クライアントクロックの障害は、サーバクロックにおいては見られない。クライアントまたはサーバビットレートがクライアントまたはサーバの周波数耐性に起因して変化する場合には、CおよびC(t)はそれに従って変化する。よって、クライアント信号をサーバフレームの中にマッピングする前に、CおよびC(t)は連続的に決定されなければならず、マッピングは実際に決定されたCおよびC(t)に基づいて形成されなければならない。
同様に、デマッパにおいてクライアント情報エンティティの正確な個数を抽出するために、C(t)は、サーバフレームまたはマルチフレームのオーバヘッド部において、マッパからデマッパへ送信されなければならない。
図2は、ITU−T G.709の付録Dによるマッパ回路10の包括的機能を示し、また、図3は、ITU−T G.709の付録Dによるデマッパ回路20の包括的機能を示す。マッパ回路10は、クライアントデータを受け取るように構成されているバッファ11を備える。バッファ11は、クライアントデータを、前記データがサーバフレームまたはサーバマルチフレームにおけるデータを含めるためにマッピングエンティティに提供されるまで、一時的に格納する用に構成されている。さらに、バッファ11は、上述した式F1を用いることによって、クライアントクロック情報とサーバフレームクロック(サーバクロックとも称される)情報とに基づいてCを決定するように構成され得る。あるいは、マッパ回路10は、クライアントクロック情報とサーバフレームクロック情報とに基づいてCを決定するように構成されているさらなるエンティティを含む場合もあり得る。
さらに、マッパ回路10は、後述されるようにサーバフレームまたはサーバマルチフレームの中にスタッフィング情報を挿入するように構成されているオーバヘッド挿入ユニット12を含んでおり、これによって、サーバデータを、サーバフレームまたはサーバマルチフレームの形式で提供する。マッパ回路10では、C(t)は、クライアントおよびサーバクロック(このうち、少なくともクライアントクロックは時間変動的であり得る)に基づいて、決定される。好ましくは、C(t)は連続的に決定され得る。受信されたクライアント信号は、連続的に、バッファ11の中に書き込まれる。バッファされたクライアントデータの読み出しプロセスは、読み出し制御エンティティ13を用いて、C(t)の実際の値によって、制御される。さらに、C(t)は、オーバヘッド挿入ユニット12によって、オーバヘッド部の中にも含められる。
図3は、デマッパ回路20を示す。デマッパ回路20は、マッパ回路100の逆の構造を備える。デマッパ回路20は、オーバヘッド抽出ユニット21を備える。前記オーバヘッド抽出ユニット21は、光伝送ネットワークを経由してマッパ回路10によって提供されるサーバデータと、サーバクロックとを受け取る。オーバヘッド抽出ユニット21は、サーバデータのオーバヘッド部から、C(t)を抽出するように構成されている。抽出されたC(t)は、読み出し制御エンティティ22とバッファ23とに提供される。読み出し制御エンティティ22は、バッファ23がクライアントデータをその出力において提供することを可能にするための書き込みイネーブル信号を、提供する。バッファは、サーバデータとサーバクロックとを受け取り、サーバデータとC(t)情報とに基づいて、クライアントデータを提供し得る。また、クライアントクロックも、サーバクロックとC(t)情報とに基づいて、生成される。
クライアント信号のデータレートと、OPUkのペイロードエリアによって提供される伝送能力とのそれぞれに応じて、OPUkのペイロード部が、クライアント信号を送信するために必要とされるよりも高い伝送能力を提供する、という状況が生じることがあり得る。換言すると、OPUkのペイロードデータレートは、クライアント信号のデータレートよりも高い。OPUkにおいて任意のデータレートでクライアント信号を送信することができるために(クライアント信号のデータレートがOPUkのペイロードデータレートよりも低いと仮定して)、クライアントデータレートは、ジャスティフィケーション手順を用いることによって、OPUkのペイロードデータレートに適応される。ジャスティフィケーション手順は、クライアントデータレートをペイロードデータレートに適応させるために、シグマ/デルタ データ/スタッフマッピングを用いる。前記シグマ/デルタ データ/スタッフマッピングを用いることにより、クライアントデータレートは、スタッフビットまたはスタッフデータエンティティ(一般的には、スタッフ情報)をクライアントデータに加えることにより、人工的に増加される。スタッフ情報の量は、OPUkのペイロード部がクライアントデータと前記スタッフ情報とで全体的に満たされるように、選択される。
図4は、ITU−T G.709の第17章に従って前記ジャスティフィケーション手順のための情報を提供するOPUkのフレーム構造のセクションを示している。OPUkフレームのオーバヘッド部は、カラム16のロー1から3における3つのジャスティフィケーション制御(JC)バイトと、カラム16のロー4における1つの負のジャスティフィケーション機会(NJO)バイトと、カラム17のロー4における正のジャスティフィケーション機会(PJO)バイトとを備えており、前記バイトは、実行されたジャスティフィケーションに関する情報を提供する。マッパ回路100によって実行されるマッピングプロセスは、ITU−T G.709の第17章に示されている表17−1および17−2に従って、JC、NJOおよびPJOバイトを生成し、デマッパ回路200によって受信機側で実行されるデマッピングプロセスは、表17−3に従って、JC、NJOおよびPJOバイトを解釈する。これにより、人工的に増加されたクライアントデータレートは、スタッフ情報を削除することにより減少され、よって、OPUkのペイロード部から元のクライアント信号を取得する。
図5は、上述したシグマ/デルタ データ/スタッフマッピングによって得られたデータおよびスタッフ情報を含むペイロード部を有するOPUkのサーバフレームまたはマルチフレームの概略的表現を示している。クライアント信号のビットレートとサーバフレームによって伝送されることが可能なビットレートとに応じて、単一のサーバフレームにおいて送信されるべきクライアントデータエンティティの(時間に従属する)個数(整数)C(t)が、決定される。クライアントデータエンティティの前記決定された個数C(t)に従って、クライアントデータエンティティが、シグマ/デルタ データ/スタッフマッピングを用いて、サーバフレームまたはサーバマルチフレームの中に、マッピングされる。
図5は、ITU−T G.709の付録Dによるシグマ/デルタ データ/スタッフマッピングを概略的に図解している。サーバフレームまたはマルチフレームは、そのペイロード部に、複数のペイロードフィールドjを含んでおり、ただし、j=1...Pserverである。シグマ/デルタ データ/スタッフマッピングによると、次の不等式が成立する場合には、ペイロードフィールドjは、クライアントデータを運ぶ:
(j・C(t))mod Pserver<C(t) (式F2)
次の不等式が成立する場合には、ペイロードフィールドjは、スタッフを運ぶ:
(j・C(t))mod Pserver≧C(t) (式F3)
換言すると、クライアントデータエンティティの個数C(t)は、Pserver個のペイロードフィールド位置にわたって分散されなければならない。PserverがC(t)よりも大きい場合には、スタッフを運ぶ2つのペイロードフィールドの間に間隔が存在する。
現在の研究開発では、OTUリンクに沿って基準クロックを伝送することに焦点が置かれている。別の議論として、OTN上で高精度時間プロトコル(PTP)を伝送することがある。
OTN伝送クロックを同期させるときには、ODUのペイロードエリアで伝送される同期サービスの周波数が伝送レートの整数分の1に近い場合、すなわち、クライアント信号のビットレート(上述の実施形態では、基準クロック信号の周波数)がサーバフレームの中で伝送されることが可能なビットレートの整数分の1に近い場合には、問題が生じ得る。データレートの前記近接性は、ほとんど安定的なジャスティフィケーション状態と頻繁ではない位相調節のための少数の頻繁ではない余分な周波数ジャスティフィケーション作用とを伴うシステマティックなジャスティフィケーションパターンをもたらす。これは、非同期マッピング:すなわち、ジェネリックマッピング手順(GMP)に加えて非同期マッピング手順(AMP)のためのそのようなクライアント構成に用いられる両方のマッピング方式に対して生じる。
また、ITU−T勧告G.8251の付録VIIには、OTNのサーバとクライアントクロックとに僅かなオフセットがある場合に、サーバからクライアントへのデマルチプレクサに対して定義されるすべてのフィルタを通過するジッタ成分が発生され得る、という光伝送ネットワークにおけるジッタおよびワンダの制御が既に説明されている。そのような僅かな周波数の差異を伴うネットワークシナリオにおいてそのようなフィルタを通過させることの結果として、そのようなジャスティフィケーションイベントの累積が、より高い確率で現れる。
光受信機におけるクロック再生フィルタを通過する低周波ジッタおよび/または短期ワンダという問題を克服するために、Cの値のディザリングを、すなわち、伝送フレーム周期Tserverの間に受信されるクライアントデータエンティティの平均個数のディザリングを人工的に生成させることが提案されている。たとえば、伝送フレームの中にマッピングされるクライアント信号の位相のディザリングが、サーバフレームまたはマルチフレームそれぞれ当たりのビット数(たとえば、mを伝送フレームの中にマッピングされるデータエンティティに含まれるビット数として、m/2ビット)を、G.709の付録の図D.1に示されているバッファからの読み出し制御を生成させるためのマッパにおけるバッファ制御のために用いられるシグナリングされた真のCからのこのマッピングの入力において、交互に加算し減算することによって、生成され得る。たとえば、決定されたC(式F1)からm/2ビットの値をすべての奇数サーバフレーム/マルチフレームにおいて減算し、m/2ビットをすべての偶数サーバフレーム/マルチフレームで加算することによって、サーバクロックがG.813、G.8262、G.812またはG.811クロックに同期している場合には、公称値の周囲で振動するクライアント信号の変動する位相情報が作成される。サーバクロックに対してクライアント位相の周波数を伴うそのような位相振動は、クライアントクロック再生プロセスによって、容易にフィルタリングによって除去することが可能であり、その再生が、クライアント位相を平均値に平均化し、それによって、頻繁ではない少数の位相ステップと、クロック再生フィルタを通過する低周波ジッタまたは短期ワンダを発生することになる関連づけられた可能な累積とを回避する。
十分なバッファ空間を提供するために、G.709の付録の図D.1に示されているマッピング/デマッピングGMPプロセッサにおいて格納されているクライアントデータに対するデマッパ回路20のバッファ21およびマッパ回路10のバッファ11の深度が、マッパ/デマッパにおけるバッファのアンダ/オーバランを避けるために、少なくとも余分な2*mビットのデータエントリをサーバフレームに挿入できるように、増加されることが必要である。
図6は、上述の送信データレートのディザリングのより詳細を提供するように構成されている光伝送システムの光送信機に含まれるマッパ回路100を示す。マッパ回路100は、バッファ110を備える。前記バッファ110は、クライアント信号をバッファするために、クライアント信号を受け取る。クライアント信号は、複数のクライアントデータエンティティを含むデジタル信号であり、各クライアントデータエンティティは、n個のクライアントデータビットを備えている。さらに、マッパ回路100は、(たとえば、式F1に基づいて)伝送フレーム周期の間に受信されるクライアントデータエンティティの個数を決定するように構成された処理エンティティ(図6には示されていない)を備え得る。これにより、受信されたクライアントすなわちLO−ODUデータエンティティの平均個数が決定される。以下では、前記平均個数は、Cと称され得る。ビットレートが一定のクライアントすなわちLO−ODU信号の場合には、受信されたクライアントの平均個数C(LO−ODUデータエンティティとも称される)は、固定された値を備え得る。受信されたクライアントすなわちLO−ODUデータエンティティの前記平均個数Cを決定するための処理エンティティは、バッファ110に含まれることがあり得るし、または、別個のエンティティでもあり得る。
受信されたクライアントすなわちLO−ODUデータエンティティの前記平均個数Cは、クライアントすなわちLO−ODUデータの平均ビット数を備える。nがクライアントすなわちLO−ODUデータエンティティに含まれているビット数だとすると、クライアントすなわちLO−ODUデータの平均ビット数は、n*Cである。以後の伝送フレームの中にマッピングされるクライアントデータのディザリングを生成するために、マッパ回路100は、ディザリングエンティティ140を備える。前記ディザリングエンティティ140は、サーバクロックを、すなわち、それに基づいて伝送フレームが光伝送ネットワークを経由して送信されるクロックを受け取り得る。
ディザリングエンティティ140は、以後の伝送フレームにおいて送信されるクライアント信号データの変動を達成するために、受信されたクライアントデータエンティティの平均個数Cを修正するように構成されている。より詳しくは、受信されたクライアントデータエンティティそれぞれの平均個数C、この場合、以下でCn+/−と称される、受信されたクライアントデータエンティティの修正または変動された個数は、伝送フレームの中への前記クライアントデータのマッピングだけでなく、バッファ110からのクライアントデータの読み出しを制御するために用いられる。たとえば、Cn+/−は、Cn+/−の値に基づいて読み出しイネーブル信号をバッファ110に提供するように構成されている読み出し制御エンティティ130に、提供される。クライアントデータの読み出しは、前記読み出しイネーブル信号に基づいて、制御される。Cn+/−の値は、以下では、データエンティティインジケータとも称される。
同様にして、受信されたクライアントデータエンティティの修正または変動された個数Cn+/−もまた、マッピングエンティティ120に提供される。前記マッピングエンティティは、クライアントデータを、受信されたクライアントデータエンティティの前記修正または変動された個数Cn+/−に基づいて、伝送フレームの中にマッピングするのであり、すなわち、Cn+/−の値に応じて、クライアントデータの一定のビット量が、伝送フレームの中にマッピングされる。
伝送フレームの中にマッピングされるクライアントデータの前記ディザリングは、決定論的な方法で、または、非決定論的で確率的な方法で、なされ得る。換言すると、処理エンティティによって提供される受信されたクライアントデータエンティティの平均個数Cは、クライアントデータの固定されたビット数を受信されたクライアントデータエンティティの前記平均個数Cに含まれるクライアントデータの平均ビット数に加算する/クライアントデータの固定されたビット数を受信されたクライアントデータエンティティの前記平均個数Cに含まれるクライアントデータの平均ビット数から減算することによって、または、一定の固定された変動パターンに基づいてCを変化させることによって、変動され得る。
たとえば、受信されたクライアントデータエンティティの前記修正されたまたは変動された個数Cn+/−は、クライアントデータの一定のビット量を交互に加算する/減算することによって、取得され得る。伝送すなわちHO−ODUフレーム(サーバフレーム、マルチフレーム)は、mバイトを備えたC個のデータエンティティ(すなわちデータブロック)を含み得、ここでmは整数値である。好ましくは、Cは、m/2のクライアントすなわちLO−ODUデータバイトを加算する/減算することによって、修正される。これにより、一定の伝送すなわちHO−ODUフレームは、m/2だけ少ないバイトのクライアントすなわちLO−ODUデータ信号を備え得るし、以後の伝送すなわちHO−ODUフレームは、m/2だけ多いバイトのクライアントすなわちLO−ODUデータ信号を備え得ることになり、これらの両方が、クライアントすなわちLO−ODUデータのディザリングを実行することなく、状況と比較される。換言すると、以後の伝送すなわちHO−ODUフレームは、異なる量のクライアントすなわちLO−ODUデータを備え得るのであって、その差は、1つのmバイトのデータブロックである。これにより、連続する伝送すなわちHO−ODUフレームにおいて送信されるクライアントすなわちLO−ODUデータの量は、受信されたクライアントすなわちLO−ODUデータエンティティの平均個数Cの周囲でディザリングを生じるが、前記ディザリングは、受信機側のクライアントすなわちLO−ODUクロック再生プロセスにおいて、容易にフィルタリングによって除去される。前記ディザリングによって生じる位相発振、それぞれ、前記ディザリングの周波数は、次の数式によって与えられる:
Figure 2018508153
ここで、Tserverは伝送すなわちHO−ODUフレーム/マルチフレームのフレーム周期である。
受信されたクライアントデータエンティティの修正されたまたは変動された個数Cn+/−は、Cn+/−を受信機側に送信して、それぞれ、Cn+/−の受信された値に基づいてクライアントデータを伝送フレームから抽出し、Cn+/−の受信された値に基づいてクライアント信号のクロックを再生するために、伝送フレームのオーバヘッド部の中に挿入され得る。
図7は、光受信機に含まれるデマッパ回路200を示す。デマッパ回路200は、サーバデータの伝送フレームのオーバヘッド部からCn+/−を抽出し、Cn+/−の抽出された値を読み出し制御エンティティ220に提供するように構成されている処理エンティティ210を備え得る。値Cn+/−は、以下では、データエンティティインジケータとも称される。読み出し制御エンティティ220は、さらに、サーバクロックを受信し、サーバクロックとCn+/−の抽出された値とに基づき、制御信号を提供し得る。サーバデータに含まれるペイロードデータ(クライアントデータを含むデータ)は、バッファ230に提供され得る。バッファ230は、読み出し制御エンティティ220によって提供される制御信号を受信する。バッファ230からのクライアントデータの読み出しは、前記制御信号に基づいて、実行される。さらに、デマッパ回路200は、クロック再生エンティティ240を備えており、前記クロック再生エンティティ240はCn+/−の抽出された値を受け取るので、Cn+/−に基づいてクライアント信号クロックを再生し得る。たとえば、クロック再生エンティティ240は、クロック信号クロックを再生するためのクロック再生フィルタと位相ロックループ回路とを備え得る。Cn+/−のディザリングに起因して、サーバデータのデータレートの頻繁ではないステップの結果として生じる頻繁ではない位相ステップ(すなわち、伝送フレームの内部で送信されるクライアントデータのデータレートの頻繁ではないステップ)が、これは、クロック再生フィルタを通過する低周波ジッタまたは短期ワンダを結果的に生じ得るのであるが、回避される。これにより、高精度の同期信号の、特に光伝送ネットワークを経由する基準クロック信号の送信品質が、改善される。
図8は、光伝送ネットワークの光伝送経路を経由してクライアントデータを送信するための方法300のステップを示す図である。上述されたように、光伝送ネットワークは、クライアントデータを送信するために伝送フレーム周期を備えた伝送フレームを用いる。
最初に、複数のクライアントデータビットを備えた複数のクライアントエンティティが受信される(S310)。前記複数のクライアントデータビットを受信した後で、伝送フレーム周期の間に受信されたクライアントデータエンティティの個数が決定され(S320)、伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数が確立される(S330)が、ここで、クライアントデータエンティティの前記平均個数は、クライアントデータの平均ビット数に対応する。さらに、複数のクライアントデータエンティティが伝送フレームの中にマッピングされ(S340)、それによって、少なくとも2つの連続する伝送フレームに対して、交互に、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数に加算し、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算する。最後に、前記クライアントデータを備えた伝送フレームが、光伝送ネットワークを経由して送信される(S350)。
図9は、クライアント信号を含む伝送フレームを備えた光信号を受信するための対応する方法400の方法ステップを示す。
最初に、光信号が、光受信機によって、受信される(S410)。光信号を受信した後で、データエンティティインジケータが、伝送フレームのオーバヘッド部から抽出される(S420)のであるが、前記データエンティティインジケータは、伝送フレームに含まれるデータエンティティの量を特定するものである。これにより、連続する伝送フレームと関連するデータエンティティインジケータの値が連続的に変化する。さらに、光信号に含まれるクライアントデータが、バッファエンティティの中にバッファされる(S430)。抽出されたデータエンティティインジケータは、制御エンティティにおいて受信され(S440)、バッファからのクライアントデータの読み出しは、連続的に変化するデータエンティティインジケータに基づいて制御される(S450)。最後に、クライアントクロック信号が、データエンティティインジケータの連続的に変化する値に基づいて再生される(S460)。
本説明および図面は単に提案されている方法およびシステムの原理を例証するものである、ということが注意されるべきである。当業者であれば、本出願で明示的に説明されるまたは図示されていなくても、本発明の原理を具体化しておりその精神および射程に含まれる様々な配置を工夫できる、ということが理解できるであろう。
最後に、本出願におけるいずれのブロック図も、本発明の原理を具体化する例証のための回路の概念図を表していることが、注意されるべきである。同様に、いずれのフローチャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなども、そのようなコンピュータまたはプロセッサが明示的に示されていなくても、コンピュータ可読媒体において実質的に表現され得る様々なプロセスであって、コンピュータまたはプロセッサによってそのように実行され得る様々なプロセスを表していることが、理解できるであろう。
図面に示されている様々な要素の機能は、適切なソフトウェアと連携してソフトウェアを実行することができるハードウェアだけでなく、専用のハードウェアを用いることを通じて、提供され得る。プロセッサによって提供されるときには、これらの機能は、単一の専用プロセッサ、単一の共用プロセッサ、またはそれらの中のいくつかが共用されうる複数の個別的なプロセッサによって、提供され得る。さらに、「プロセッサ」または「コンピュータ」という用語が明示的に用いられていても、それは、ソフトウェアを実行することができるハードウェアを排他的に指すものとして解釈されるべきではなく、これらに限定されることはないが、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ソフトウェアを記憶するためのリードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および不揮発性ストレージを黙示的に含み得る。なお、従来型および/またはカスタムなど、他のハードウェアもまた、含まれ得る。

Claims (15)

  1. クライアント信号に含まれるクライアントデータを、クライアントデータを送信するための伝送フレーム周期(Tserver)を備えた伝送フレームを用いる光伝送ネットワークの光伝送経路を経由して送信するための方法であって、
    − 伝送フレーム周期の間に複数のクライアントデータビットを受信するステップと、
    − 伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数(C)を確立するために、受信された複数のクライアントデータビットに対応するクライアントデータエンティティの個数を決定するステップであって、クライアントデータエンティティの前記平均個数(C)は、クライアントデータの平均ビット数に対応する、決定するステップと、
    − 複数のクライアントデータエンティティを、伝送フレームの中にマッピングするステップであって、少なくとも2つの連続する伝送フレームに対して、交互に、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数に加算し、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算するステップを備える、マッピングするステップと、
    − 前記クライアントデータを備える伝送フレームを、光伝送ネットワークを経由して送信するステップと、
    を備える、方法。
  2. クライアントデータの固定されたビット数をクライアントデータの前記平均ビット数に加算する/クライアントデータの固定されたビット数をクライアントデータの前記平均ビット数から減算することによって、連続する伝送フレームに含まれるべきクライアントデータが変更される、請求項1に記載の方法。
  3. 連続する伝送フレームの中にマッピングされるクライアントデータのビット数が周期的に変更される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 伝送フレームに含まれるべきクライアントデータのビット数が恒久的に変動されるように、クライアントデータエンティティのマッピングが実行される、請求項3に記載の方法。
  5. 連続する伝送フレームの中にマッピングされるクライアントデータのビット数が、非決定的で確率的な方法で変更される、請求項1に記載の方法。
  6. 伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数(C)が、クライアント信号のクロックレートと、伝送フレーム周期(Tserver)と、伝送フレームに含まれるクライアントデータのビット数とに基いて決定される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. クライアントデータが、伝送フレームの中にマッピングされる前に、バッファ(110)の内部にバッファされる、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. バッファ(110)の中に連続的に書き込まれるクライアントデータと、バッファ(110)からのクライアントデータの読み出しとが、クライアントデータエンティティの平均個数(C)に基づき制御される、請求項7に記載の方法。
  9. バッファ(110)からのクライアントデータの読み出しを変動させるために、クライアントデータエンティティの平均個数(C)が変動される、請求項7または8に記載の方法。
  10. クライアントデータエンティティの変動される個数(Cn+/−)が、伝送フレームのオーバヘッド部に挿入される、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 受信機側において、伝送フレームに含まれるクライアントデータが、バッファ(230)の内部にバッファされる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. クライアントデータエンティティの変動される個数(Cn+/−)が、受信機側のバッファ(230)からのデータの読み出しを制御するために、伝送フレームのオーバヘッド部から抽出される、請求項11に記載の方法。
  13. クライアント信号に含まれるクライアントデータを、クライアントデータを送信するための伝送フレーム周期を備えた伝送フレームを用いる光伝送ネットワークの光伝送経路を経由して送信するための光送信機であって、
    − 伝送フレーム周期の間に複数のクライアントデータビットを受信するためのインターフェースと、
    − 伝送フレームに含まれるべきクライアントデータエンティティの平均個数を確立するために、複数のクライアントデータビットを備えたクライアントデータエンティティの個数を決定するように構成されている処理エンティティであって、クライアントデータエンティティの前記平均個数は、クライアントデータの平均ビット数から成る、処理エンティティと、
    − 複数のクライアントデータエンティティを伝送フレームの中にマッピングするように構成されており、さらに、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数に加算する、または、クライアントデータのあるビット量をクライアントデータの前記平均ビット数から減算することによって、連続する伝送フレームにおいて送信されるべきクライアントデータの量を変動させるように構成されている、マッピングエンティティ(120)と、
    − 前記クライアントデータを含む伝送フレームを備えた光信号を、光伝送ネットワークを経由して送信するように構成されている光伝送エンティティと、
    を備える、光送信機。
  14. クライアントデータを送信するための伝送フレームを用いる光伝送ネットワークの光伝送経路の光信号を受信するための、クライアントデータとクライアントクロック信号とを提供するように構成されている光受信機であって、
    − 光信号を受信するためのインターフェースと、
    − 伝送フレームに含まれるデータエンティティの量を特定するデータエンティティインジケータ(Cn+/−)を、伝送フレームのオーバヘッド部から抽出するように構成されている処理エンティティであって、連続する伝送フレームと関連するデータエンティティインジケータ(Cn+/−)の値が連続的に変化する、処理エンティティ(210)と、
    − 光信号に含まれるデータをバッファするように構成されているバッファ(230)と、
    − 抽出されたデータエンティティインジケータ(Cn+/−)を受信し、連続的に変化するデータエンティティインジケータ(Cn+/−)に基づきバッファからのクライアントデータの読み出しを制御するように構成されている制御エンティティ(220)と、
    − データエンティティインジケータ(Cn+/−)の連続的に変化する値に基づき、クライアントクロック信号を提供するように構成されているクロック再生ユニット(240)と、
    を備える、光受信機。
  15. クライアントデータを送信するための伝送フレームを用いる光伝送ネットワークの光伝送経路の光信号を受信するための方法であって、
    − 光信号を受信するステップと、
    − 伝送フレームに含まれるデータエンティティの量を特定するデータエンティティインジケータ(Cn+/−)を、伝送フレームのオーバヘッド部から抽出するステップであって、連続する伝送フレームと関連するデータエンティティインジケータ(Cn+/−)の値が連続的に変化する、抽出するステップと、
    − 光信号に含まれるクライアントデータをバッファするステップと、
    − 抽出されたデータエンティティインジケータ(Cn+/−)を制御エンティティ(220)で受信し、連続的に変化するデータエンティティインジケータ(Cn+/−)に基づきバッファからのクライアントデータの読み出しを制御するステップと、
    − データエンティティインジケータ(Cn+/−)の連続的に変化する値に基づき、クライアントクロック信号を再生するステップと、
    を備える、方法。
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