この部分に記述された内容は、単純に本実施形態に対する背景情報を提供するだけで、従来技術を構成するものではない。
通信機器とシステムの発達に伴い、ユーザは、自分が所望する情報をいつでも容易に得るか、または共有できるサービスを必要としている。最近、スマートフォン及びタブレットパソコンの登場により、通信システムを介して多様な情報を獲得及び共有できる環境が設けられている。しかし、通信システムは、システムの複雑度や時間的な遅延によってリアルタイム情報を効率的に提供することが容易でない問題点がある。
これにより、端末間の直接通信を行うD2D(Device to Device)通信技術が注目されている。
D2D通信は、端末が互いに近接距離に位置する場合、基地局のような基盤施設を利用することなく、端末間の直接通信リンクを設定し、データを伝送できる通信技術を意味する。
このようなD2D通信において、端末は、自ら物理的に隣接する他の端末を探索し、通信セッションを設定した後、トラフィックを伝送することによって、基地局に集中するトラフィックを分散させて、トラフィック過負荷問題を解決できるという長所がある。しかし、現在までのD2D通信は、D2D通信モジュールを支援する端末が隣接する他の端末を探索し、探索された他のすべての端末に自分が所望するコンテンツを問い合わせして応答を受信し、コンテンツを保有している他の端末が確認されれば、当該他の端末にさらにコンテンツを要請して受信する過程のように、複雑な様々な手続を行わなければならない問題点がある。
本発明の目的は、端末間のコンテンツ伝送を支援する通信制御サーバとの連動を通じて端末間のコンテンツ伝送が可能な方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、端末が隣接端末リストと使用可能な通信インターフェースに関する情報を含んで通信制御サーバに伝送すると、通信制御サーバは、隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された一つ以上のコンテンツ提供端末に関する情報を端末に伝送し、端末は、通信制御サーバにより選択された前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る端末間のコンテンツ提供方法を提供することにある。
しかし、このような本発明の目的は、前記の目的に制限されず、言及されない他の目的は、下記の記載から明確に理解され得る。
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法は、端末が、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成する段階と;前記端末が前記隣接端末リスト、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含むコンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバに伝送する段階と;前記端末が前記通信制御サーバから前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された前記コンテンツ提供が可能な一つ以上のコンテンツ提供端末に関する情報を受信する段階と;前記端末が前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信する段階と;を備えてなる。
この際、前記隣接端末リストを生成する段階は、前記端末が一定半径内に送受信されるD2D(Device−to−Device)探索メッセージを通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、一定半径内にD2D探索メッセージを送り出し、これに対する応答メッセージを基礎に少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、前記端末が接続した接続網上に位置する一つ以上の無線送受信装置(RU;Radio Unit)と連結されるデータ処理処置(DU;Digital Unit)との連動を通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得した後、獲得された他の端末に対する識別情報を隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成できる。
また、前記隣接端末リストを生成する段階は、前記端末が、連結可能な少なくとも一つ以上の他の端末を探索する段階と;前記端末が探索された前記他の端末間のコンテンツ伝送品質係数を算出する段階と;前記端末が前記算出されたコンテンツ伝送品質係数が一定値以上である他の端末を選択し、選択された前記他の端末を隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成する段階と;を備えてなる。
また、前記隣接端末リストを生成する段階で、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末が探索されない場合、前記端末が前記通信制御サーバに前記使用可能な通信インターフェースに関する情報のみを含む端末間の通信要請を 伝送する段階と;前記端末が前記通信制御サーバから前記通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された前記コンテンツ提供が可能な一つ以上のコンテンツ提供端末に関する情報を受信する段階と;前記端末が前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信する段階と;をさらに備えてなる。
また、前記通信インターフェースに関する情報は、当該端末で使用可能なWi−Fi、ブルートゥース(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、3G通信のうち少なくとも一つ以上の通信インターフェース情報を含むことができる。
また、前記コンテンツ提供端末が多数個存在する場合、前記コンテンツを要請して受信する段階後に、前記端末が前記コンテンツ提供端末から受信されるコンテンツを併合する段階;をさらに備えてなる。
なお、前記伝送する段階で、前記端末が格納している一つ以上のコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストを前記通信制御サーバにさらに伝送することもできる。
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法は、端末間の通信を制御する通信制御サーバにおいて、前記通信制御サーバがいずれか一つの端末から隣接端末リストを含む端末間の通信要請を受信する段階と;前記通信制御サーバがコンテンツを保有している多数の端末に関する情報を管理する端末管理サーバと連動して、前記端末が要請したコンテンツを保有している他の端末に対する端末リストを確認する段階と;前記通信制御サーバが前記端末から受信された隣接端末リストと前記端末管理サーバから確認された端末リストを確認し、一つ以上のコンテンツ提供端末を選択する段階と;前記通信制御サーバが、前記選択されたコンテンツ提供端末が多数個存在する場合、前記端末と前記それぞれのコンテンツ提供端末で使用可能な通信インターフェースに関する情報を比較し、コンテンツ提供端末を最終的に抽出した後、前記端末に伝送するか、既定の通信インターフェースに対する優先順位によって前記多数のコンテンツ提供端末を整列し、整列されたコンテンツ提供端末に対するリストを前記端末に伝送する段階;を備えてなる。
なお、本発明は、前述したような本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供できる。
本発明の端末間のコンテンツ提供方法及びそのためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、端末間のコンテンツ伝送を支援する通信制御サーバとの連動を支援することによって、D2D通信方式で連結を実行しようとする端末を一層容易に探索できる。したがって、D2D通信のための手続を簡素化させることができる。
また、本発明によれば、通信制御サーバの支援の下に端末間の使用可能な通信資源を考慮してコンテンツ伝送のための端末が選択されると、実質的なコンテンツは、端末同士送受信することによって、通信網の負荷を減少させ、より迅速なコンテンツの提供が可能になる。
なお、前述した効果以外の多様な効果が後述する本発明の実施形態による詳細な説明において直接的または暗示的に開示され得る。
本発明の実施形態によるシステムの主要構成を示す構成図である。
本発明の実施形態による隣接端末の探索方法を説明するための例示図である。
図1に示された本発明の実施形態による端末の主要構成を示すブロック図である。
図1に示された本発明の実施形態による通信制御サーバの主要構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態による端末においての端末間のコンテンツ提供方法を説明するための流れ図である。
本発明の一実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を説明するための流れ図である。
本発明の他の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を説明するための流れ図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できる好適な実施形態を詳しく説明する。但し、本発明の好適な実施形態に対する動作原理を詳細に説明するに際して、関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすることができると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。これは、不必要な説明を省略することによって、本発明の核心を不明にせず、さらに明確に伝達するためのものである。また、本発明は、多様な変更を加えることができ、さまざまな実施例を有することができるところ、特定の実施形態を図面に例示し、詳細な説明に詳細に説明しようとするが、これは、本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解しなければならない。
また、第1、第2等のように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために使用するものであって、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的だけで使用され、前記構成要素を限定するために使用するものではない。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第2構成要素は、第1構成要素と命名され得、同様に、第1構成要素は、第2構成要素と命名され得る。
また、任意の構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか、「接続されて」いると言及する場合、これは、論理的または物理的に連結されるか、接続され得ることを意味する。言い換えれば、構成要素が他の構成要素に直接的に連結されるか、接続され得るが、中間に他の構成要素が存在してもよく、間接的に連結されるか、接続されてもよいと理解しなければならない。
また、本明細書で使用した用語は、ただ特定の実施形態を説明するために使用されたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上、明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。また、本明細書で記述される「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないものと理解しなければならない。
以下では、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法及びそのためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体について図面を参照して詳細に説明する。この際、図面全体にわたって、類似の機能及び作用をする部分に対しては、同一の参照符号を使用し、これに対する重複説明は省略する。
まず、本発明の実施形態によるシステムの構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態によるシステムの主要構成を示す構成図である。
図1を参照すると、本発明の実施形態によるシステムは、多数の端末100a、100b、100c(以下、別途の区分が必要ない場合、100と指称する)間のコンテンツ伝送を支援するものであって、特に、端末間の通信を制御する通信制御サーバ400と端末に対するリストを管理する端末管理サーバ500との連動を通じて端末100間の通信を支援する。
各構成要素について説明すれば、多数の端末100は、ユーザの操作によって各種データを送受信できるユーザの装置を意味する。特に、本発明の実施形態による端末100は、通信網300を経由せず、D2D(Device−to−Device)通信方式で端末間の直接コンテンツ送受信を支援できる。すなわち、本発明の実施形態による端末100は、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成し、通信制御サーバ400に伝送すると、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち通信制御サーバ400によって指定された特定のコンテンツ提供端末に関する情報を受信し、当該コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る。
一般的な端末間の通信方式と比較すると、一般的な端末間の通信は、端末100が隣接端末を探索し、当該隣接端末に保有コンテンツのリストを要請するか、所望のコンテンツの保有可否を問い合わせした後、これに対する応答を利用してコンテンツを保有している端末を確認し、当該端末にコンテンツを要請して受信する方式である。一方、本発明の実施形態による端末100は、通信制御サーバ400に隣接端末に関する情報を提供すると、通信制御サーバ400が前記端末100に対する隣接端末のうち最適のコンテンツ提供端末を選択して端末100に提供し、これを受信した端末100が該当するコンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信するという点から、一般的な端末間の通信方式と比較して差異がある。
なお、本発明の端末100は、コンテンツ提供端末に特定コンテンツを要請し、コンテンツ提供端末から完全な形態のコンテンツファイルを受信できる。この際、コンテンツ提供端末が多数個存在し、多数のコンテンツ提供端末がコンテンツファイルを小さい多数の断片に分割して分散格納している場合、端末100は、多数のコンテンツ提供端末からコンテンツファイルの断片を並列で伝送され、これを一つのコンテンツファイルに併合する過程を行うこともできる。また、端末100は、他の端末においてコンテンツ提供端末として動作することもできる。
これに加えて、本発明の端末100は、通信網300を経由して通信制御サーバ400または端末管理サーバ500と情報を送受信することもできる。そのための本発明の端末100は、情報の送受信のためのブラウザー、プログラム及びプロトコルを格納するメモリ、各種プログラムを実行し、演算及び制御するためのマイクロプロセッサなどを具備できる。
通信制御サーバ400は、多数の端末100間のコンテンツ伝送を制御する役目を行う。特に、本発明の実施形態による通信制御サーバ400は、端末間の通信に参加する複数の端末100に関する情報を登録して管理する。また、特定端末100から隣接端末リストを含む特定コンテンツに対する端末間の通信要請が受信されれば、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記端末100が要請したコンテンツを保有している端末を選択し、前記端末100に提供できる。
また、本発明の通信制御サーバ400は、端末100が要請したコンテンツを保有している端末が多数存在する場合、特定基準によってコンテンツ提供端末を選択し、端末100に提供する役目を行うことができる。
端末管理サーバ500は、端末間の通信に参加する多数の端末100に関する情報を管理するための構成である。本発明の端末管理サーバ500は、端末100が通信制御サーバ400に要請したコンテンツに関する情報を通信制御サーバ400から受信し、前記端末100が保有しているコンテンツに関する情報として管理する過程を支援できる。また、端末管理サーバ500は、端末100から伝達されたコンテンツ保有リストを前記通信制御サーバ400から受信し、前記端末100が保有しているコンテンツに関する情報として管理する過程を支援できる。
このような端末間の通信に参加する多数の端末100というのは、特定コンテンツの全部または一部を格納し、他の端末にコンテンツを要請して受信するか、他の端末の要請に従ってコンテンツを提供できる端末を意味する。このような端末100は、共有しようとするコンテンツ全部を格納しているシーダー(Seeder)と、共有しようとするコンテンツの元のサイズより小さい一部の操作を格納しているリーチャー(Leecher)とに区分され得る。また、シーダーは、共有しようとするコンテンツを最初に提供する端末だけでなく、他の端末から共有しようとするコンテンツの全部をダウンロードされた端末まで含むことができる概念である。端末管理サーバ500は、このような端末間の通信に参加する多数の端末100に対して保有しているコンテンツに関する情報を格納し管理する。
なお、本発明の通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、分離した形態で図面に示したが、これに限定されるものではなく、通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、端末最適化サーバ600の単一形態で存在するか、通信制御サーバ400が端末管理サーバ500の機能を行うことができる。
より具体的な端末100及び通信制御サーバ400の主要構成及び動作方法については後述し、本発明の実施形態による端末100及び通信制御サーバ400に搭載されるプロセッサは、本発明による方法を実行するためのプログラム命令を処理できる。一具現例で、このプロセッサは、シングルスレッド(Single−threaded)プロセッサであることができ、他の具現例で、本プロセッサは、マルチスレッド(Multithreaded)プロセッサであることができる。ひいては、本プロセッサは、メモリあるいは格納装置上に格納された命令を処理することが可能である。
本発明の実施形態によるシステムは、コンテンツ提供装置(図示せず)をさらに備えて構成され得る。コンテンツ提供装置(図示せず)は、端末100にコンテンツを提供する役目を行うものであって、コンテンツを要請した第1端末100aの隣接端末が存在しないか、第1端末100aが要請したコンテンツを保有している隣接端末がない場合、通信制御サーバ400の制御の下に、第1端末100aは、コンテンツ提供装置(図示せず)から当該コンテンツを要請して受信し得る。
また、本発明の実施形態による多数の端末100、通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、通信網300を通じて情報を送受信できる。
通信網300は、多様な形態の通信網が利用され得、例えば、WLAN(Wireless LAN)、ワイファイ(Wi−Fi)、ワイブロ(Wibro)、ワイマックス(Wimax)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの無線通信方式またはイダーネット(Ethernet)、xDSL(ADSL、VDSL)、HFC(Hybrid Fiber Coaxial Cable)、FTTC(Fiber to The Curb)、FTTH(Fiber To The Home)などの有線通信方式を利用できる。また、前述した通信方式以外にも、その他広く公知されたか、今後開発されるすべての形態の通信方式を含むことができる。
また、通信網300は、端末100の通信接続を支援する多数の接続網320a、320b、320c(以下、別途の区分が必要ない場合、320と指称する)と、核心網であるコア網310とを備えてなる。本発明のコア網310は、一つ以上の接続網320間の連結を支援し、一つ以上の接続網320と他の通信網間の連結を支援できる。本発明のコア網310は、例えば、IP網で具現され得る。
一つ以上の接続網320は、それぞれ互いに異なる通信カバレージを具備し、それぞれの通信カバレージに位置する端末100と連結されて情報を送受信できる。接続網320は、例えば、Wi−Fi通信、LTE、3Gのような移動通信、ブルートゥース(登録商標)通信など多様な通信方式を基盤にして端末100と連結され得る。また、接続網320は、通信カバレージ内に接近した端末100を検出し、接続を要請した端末100に対する接続制御及び無線資源割り当て、割り当てられた無線資源を介した端末100の情報の送受信などを行う一つ以上の基地局装置を含んで具現され得る。基地局装置は、例えば、LTE標準のeNB(e Node B)、Wi−Fi AP(Access Pointer)になり得る。
本発明の実施形態による端末100は、多様な方式の接続網320と連結され得る。例えば、第1端末100aは、ワイファイ通信方式の第1接続網100aにのみ連結が可能であることができる。一方、第2端末100bは、ワイファイ通信方式の第1接続網100aとともに、LTE通信方式の第2接続網100bにも一緒に連結され得る。また、第3端末100cは、3G通信方式の第3接続網100cにも連結され得る。この際、多様な通信方式を支援する端末100は、特定サービス利用のために、いずれか一つの通信方式を支援する接続網320を介してコア網310と連結され得る。
なお、本発明の実施形態による端末100は、接続網320の連結のための通信インターフェースモジュールを備えて構成されると同時に、D2D通信機能を支援するインターフェースモジュールを備えて構成され得る。端末100は、D2D通信機能を支援するインターフェースモジュールが活性化されると、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成できる。
これについて図2を参照して説明する。
図2は、本発明の実施形態による隣接端末の探索方法を説明するための例示図である。
本発明の通信網300を構成するコア網310は、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、以下、SGWという)311と、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway、以下、PGWという)312と、図示してはいないが、移動性管理装置(Mobility Management Entity、MME)(図示せず)などを備えて構成され得る。
SGW311は、コア網310と接続網320の終端点であって、接続網320間の端末100の移動に対するアンカリング(anchoring)機能を担当する。LTE網を例示すると、SGW311は、端末100のハンドオーバー時のモビリティ アンカー(mobility anchor)の役目、3GPP無線網移動時のモビリティ アンカー(mobility anchor)の役目を行うことができる。前記コア網310は、一つ以上のSGW311を含み、各SGW311は、集中スイッチなどを通じて接続網310の一つ以上の基地局装置と連結され得る。
PGW312は、IMS(IP multimedia subsystem)、インターネット、他の通信事業者の移動通信網のような他の通信網との接点であって、通信網間の端末100の通信網間の移動に対するアンカリングを担当する。具体的に、前記PGW312は、端末100にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てることができる。また、PGW312は、互いに異なる種類の網(例えば、3GPP無線網とnon−3GPP無線網)間を移動するとき、移動性アンカーの役目を行うことができる。これに加えて、PGW312は、端末100に提供するベアラー帯域を決定する。また、PGW312は、パケットに対するフォワーディング(Forwarding)及びルーティング(Routing)機能を行う。また、前記PGW312は、図示しない加入者政策管理装置(PCRF)と連動して各端末100のQoS政策適用、トラフィック制御及び課金処理を行うことができる。このようなPGW312は、一つ以上のSGW311が下位ノードとして連結される。参照として、本発明による通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、SGW311に連結され得、前記通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500が単一の形態で存在する場合、前記端末最適化サーバ600も、SGW311に連結され得る。
本発明の通信網300を構成する接続網320は、データを送受信する一つ以上の基地局装置で具現され得る。このような基地局装置は、無線信号の処理を担当する無線送受信装置(RU:Radio Unit)と、無線信号をデジタルデータに変換し、通信プロトコルによるデータ処理を行うデータ処理処置(DU:Digital Unit)とで構成され得る。前記無線送受信装置は、RRH(Remote Radio Head)であり、データ処理処置は、BBH(Base Band Unit)とも言う。
前記無線送受信装置(RU)とデータ処理処置(DU)は、同一場所に一体に具現され得、光ケーブルまたはケーブルなどを介して連結し、遠隔地に分離構築できる。後者の場合、網構築費用及び運用の便宜性が高くて、最近には、後者の構造が多く利用されている。
図2は、後者の構造に基盤した接続網を示すものであって、図1及び図2を参照すると、接続網320は、サービス対象地域を通信カバレージ単位で分割した多数のセル各々に設置され、当該セルの通信カバレージに位置する端末100a〜100iとの無線接続及びデータ送受信を行う無線送受信装置(以下、RUという)320a〜320iと、二つ以上のRU320a〜320iと連結され、当該RU320a〜320iで無線送受信される無線データの処理を行う一つ以上のデータ処理装置(以下、DUという)322a〜322cとを備えて構成され得る。
このような通信網300の構造を基盤にして多数の端末100a〜100iは、RU321a〜321i及びDU322a〜322cとの連動を通じて隣接端末を探索する過程を行うことができる。この際、隣接端末を探索するためには、端末100は、RU321a〜321i及びDU322a〜322cの連動を通じて隣接端末の位置情報を確認する。ここで、位置情報は、各RU321a〜321iの通信カバレージであるセルを区分するセル識別情報(Cell ID)、前記一つ以上のRU321〜321iが連結される一つ以上のDU322a〜322cを識別するためのデータ処理処置識別情報(DUID)及び端末100のIP情報を含むことができる。また、前記DU322a〜322cが連結されるSGW311を識別するためのサービングゲートウェイ識別情報(SGWID)、前記一つ以上のSGW311が連結されるPGW312を識別するためのPDNゲートウェイ識別情報(PGWID)、通信網事業者情報、国家情報のうち一つ以上をさらに含むこともできる。
このような情報は、端末100が、DU322a〜322cが連動されるコア網322の移動性管理装置(図示せず)から受信でき、DU322a〜322cを経由してコア網310の移動性管理装置(図示せず)から要請して受信することもできる。
各端末100a〜100iは、確認された情報を利用して隣接端末リストを生成できる。例えば、第1端末100aは、接続された第1RU321a及び前記第1RU321aが連結された第1DU322aを介して一定半径内に隣接して位置する第2端末100b、第3端末100c、第4端末100d、第5端末100eに対する位置情報を確認でき、位置情報が確認された第2端末100b、第3端末100c、第4端末100d、第5端末100eのIPアドレス情報を隣接端末リストに含んで隣接端末リストを生成できる。
なお、本発明の実施形態による端末100は、前述した構成以外の、各端末100が一定半径内に送受信されるD2D(Device−to−Device)探索メッセージを通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報(IPアドレス情報)を獲得するか、一定半径内にD2D探索メッセージを送り出し、これに対する応答メッセージを基礎に少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報、すなわちIPアドレス情報を獲得できる。すなわち、第1端末100aは、一定半径内に位置する第2端末100b及び第4端末100dの間に送受信されるD2D探索メッセージを利用して第2端末100b及び第4端末100dの識別情報を獲得でき、一定半径内のD2D探索メッセージをブロードキャスティングし、これに対する応答メッセージが第2端末100b及び第4端末100dから受信されると、前記第2端末100b及び第4端末100dを隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成することもできる。
また、本発明の実施形態による端末100a〜100iは、確認された位置情報を利用して探索された他の端末の優先順位を設定し、優先順位が高い他の探索を優先的に隣接端末として選別することもできる。前記優先順位は、セル識別情報(Cell ID)、データ処理処置識別情報(DU ID)、サービングゲートウェイ識別情報(SGW ID)、PDNゲートウェイ識別情報(PGW ID)、通信網事業者情報、国家情報の順に設定され得る。これによれば、同一セル、同一データ処理装置(DU)、同一サービングゲートウェイ、同一PDNゲートウェイ、同一事業刺網、同一国家に位置する端末の順に隣接端末を選別することもできる。
また、本発明の実施形態による端末100a〜100iは、隣接端末リスト生成時に、位置情報を確認した端末間のコンテンツ伝送品質係数を算出した後、算出されたコンテンツ伝送品質係数が一定値以上である他の端末のみを選択し、隣接端末リストを生成することもできる。コンテンツ伝送品質係数は、端末間の受信信号の強さまたは信号対雑音比(SNR;Signal to Noise Ration)などを利用して算出され得る。
以下、本発明の実施形態による端末100の主要構成及び動作方法について説明する。
図3は、図1に示された本発明の実施形態による端末の主要構成を示すブロック図である。
図1及び図3を参照すると、本発明の実施形態による端末100は、通信部110、入力部120、制御部130、格納部140及び表示部150を備えて構成され得る。
各構成要素についてより具体的に説明すれば、通信部110は、各種情報の送受信を支援する役目を行う。特に、本発明の実施形態による通信部110は、D2D通信を支援する第1インターフェース111と、通信網300との接続を支援する第2インターフェース112とを備えて構成され得る。このうち、第1インターフェース111は、制御部130の制御によって活性化され、隣接端末を探索する過程を行うことができる。一方、第2インターフェース112は、制御部130の制御によって、通信網300の接続網320に接続される過程を行うことができる。
本発明の接続網320は、多様な通信方式を支援でき、これによって、第2インターフェース112は、ワイファイモジュール、LTE通信モジュール、3G通信モジュール、ブルートゥース(登録商標)通信モジュールのうち少なくとも一つ以上を備えて構成され得る。
また、第2インターフェース112は、ユーザの設定または既定義の方式に従って多様な通信モジュールを活性化し、接続網320に接続される過程を支援できる。例えば、ワイファイモジュールを通じてワイファイ通信方式を支援する接続網320に接続された状態で、第2インターフェース112は、ワイファイ通信性能が既定の通信性能以下である場合、LTE通信モジュールを駆動してLTE通信方式を支援する接続網320に転移される過程全般を支援できる。
また、本発明の第2インターフェース112は、制御部130の制御の下に、通信網300を経て通信制御サーバ400または端末管理サーバ500に端末間の通信要請を伝送できる。また、これに対する応答を通信制御サーバ400または端末管理サーバ500から受信できる。
入力部120は、ユーザから入力される数字及び文字情報などの多様な情報、各種機能設定及び端末100の機能制御と関連して入力される信号を制御部130に伝達する。特に、本発明の入力部120は、第1インターフェース部111を活性化するか、コンテンツ要請のための特定URL(Uniform Resource Locator)のユーザ入力を支援できる。
入力部120は、キーボードやキーパッドのようなキー入力手段、タッチセンサーやタッチパッドのようなタッチ入力手段、音声入力手段、ジャイロセンサー、地磁気センサー、加速度センサーと近接センサー、そしてカメラのうち少なくとも一つ以上を備えてなるジェスチャー入力手段を含むこともできる。その外にも、現在開発中であるか、今後開発され得るすべての形態の入力手段が含まれることができる。
制御部130は、端末100の全般的な制御を行うものであって、ハードウェア的にCPU(Central Processing Unit)/MPU(Micro Processing Unit)を含む少なくとも一つ以上のプロセッサと、少なくとも一つ以上のメモリローディングデータがローディングされる実行メモリ(例えば、レジスター及び/またはRAM(Random Access Memory))及び前記プロセッサとメモリに少なくとも一つ以上のデータを入出力するバス(BUS)を備えてなる。また、ソフトウェア的に端末100に定義された機能を行うために、記録媒体から前記実行メモリにローディングされ、前記プロセッサにより演算処理されるプログラムルーチン(Routine)またはプログラムデータを備えてなる。言い換えれば、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を処理するために、端末100に具備される機能のうちソフトウェア的に処理が可能な構成要素を制御部130の機能として判断できる。
本発明の制御部130は、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を支援するために具備される少なくとも一つ以上の構成要素と機能的に連結される。すなわち、制御部130は、通信部110、入力部120、格納部140及び表示部150と機能的に連結され、前記各構成要素に電源供給及び機能実行のための信号の流れを制御する。
特に、本発明の実施形態による制御部130は、隣接端末を探索し、探索された隣接端末に対する隣接端末リストを生成する過程を行うことができる。ここで、隣接端末リストは、サービス利用を通じて特定サイトまたはアプリケーションを実行し、特定コンテンツに対する要請が発生するときに生成されるか、通信部110の第1インターフェース111が活性化されるとき、制御部130により生成され得る。
隣接端末リストを生成するために、本発明の制御部130は、一定半径内に送受信されるD2D(Device−to−Device)探索メッセージを通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、一定半径内にD2D探索メッセージを送り出し、これに対する応答メッセージを基礎に少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、前記端末が接続した接続網上に位置する一つ以上の無線送受信装置(RU;Radio Unit)と連結されるデータ処理処置(DU;Digital Unit)との連動を通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得した後、獲得された他の端末に対する識別情報を隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成できる。本発明の隣接端末リストは、隣接端末に対するIPアドレス情報を識別情報として含むことができる。
本発明の実施形態による制御部130は、隣接端末リスト生成時に、探索された他の端末のうちコンテンツ伝送品質係数が一定値以上である端末のみを選択し、隣接端末リストを生成することもできる。このために、本発明の制御部130は、探索された他の端末にコンテンツ伝送品質係数算出のための信号を送信し、これに対する応答を基礎に伝送速度などを計算し、コンテンツ伝送品質係数を算出できる。言い換えれば、制御部130は、端末間の受信信号の強さまたは信号対雑音比(SNR;Signal to Noise Ration)などを利用してコンテンツ伝送品質係数を算出できる。また、本発明の制御部130は、隣接端末選定時に、探索された他の端末に接続されたさらに他の端末が存在するかを問い合わせし、これに対する応答を通じて他の端末に複数の端末が連結された状態である場合、当該端末を隣接端末選定から除去できる。すなわち、制御部130は、他の端末に連結されたさらに他の端末がないか、少ない端末を優先して隣接端末として選定できる。
また、制御部130は、隣接端末リストが生成されると、利用しようとするコンテンツに関する情報を含んで通信制御サーバ400に端末間の通信要請を伝送できる。この際、本発明の制御部130は、通信制御サーバ400に端末間の通信要請時に使用可能な通信インターフェースに関する情報を含んで伝送できる。
また、本発明の制御部130は、前記通信制御サーバ400に保有している一つ以上のコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストを一緒に伝送できる。前記コンテンツ保有リストは、前記端末100が前記通信制御サーバ400の制御によって他の端末に対するコンテンツ提供端末として動作するために必要な情報に活用され得る。
また、制御部130は、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうちコンテンツ提供が可能な通信制御サーバ400により選択されたコンテンツ提供端末に関する情報を受信できる。コンテンツ提供端末に関する情報が受信されると、制御部130は、当該コンテンツ提供端末にコンテンツを要請し、コンテンツ提供端末からコンテンツを受信できる。この際、あらかじめ生成された隣接端末リストに当該コンテンツ提供端末に対する識別情報(IPアドレス)が含まれているので、制御部130は、当該コンテンツ提供端末を探索する過程なく、すぐコンテンツ提供端末にコンテンツを要請し、これを受信できる。
一方、隣接端末探索結果、隣接端末が存在しない場合、制御部130は、使用可能な通信インターフェースに関する情報のみを含んで特定コンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバ400に伝送し、これに対する応答として通信制御サーバ400から隣接しないが、コンテンツを保有しているコンテンツ提供端末に関する情報を受信できる。または、制御部130は、通信制御サーバ400からコンテンツを保有しているコンテンツサーバ(図示せず)に対するアドレス情報を受信できる。その後、制御部130は、受信された情報を利用してコンテンツ提供端末またはコンテンツサーバ(図示せず)にコンテンツを要請して受信することもできる。
このような過程を経てコンテンツを受信した制御部130は、受信されたコンテンツを格納部140に一時的または永久的に格納できる。また、制御部130は、他の端末の要請に従って一時的または永久的に格納されたコンテンツを他の端末に伝送する過程を制御できる。すなわち、本発明の端末100は、端末間の通信方式で他の端末からコンテンツを受信でき、他の端末にコンテンツを提供することもできる。
前述した過程を行うために、本発明の実施形態による制御部130は、端末探索モジュール131、リスト生成モジュール132、コンテンツ制御モジュール133を備えて構成され得る。
なお、本発明の端末に対する識別情報は、IPアドレス情報以外にも、IMEI(International Mobile Equipment Identity)、PIN(Personal Identification Number)、IMSI、UUID(Unique Universal Identifier)、UDID、MIN(Mobile Identification Number)、MSIN(Mobile Subscription Identification Number)、MDN(Mobile Directory Number)、MSISDN(Mobile Station International ISDN Number)のように、端末100間の識別が可能な情報を利用することもできる。
格納部140は、本発明の実施形態による機能動作に必要な応用プログラムを含めて、応用プログラム実行中に発生する多様なデータを一時的に格納できる。特に、本発明の実施形態による格納部140は、コンテンツ141を格納できる。また、格納部140は、制御部130により生成された隣接端末リスト142を格納できる。格納部140に格納される情報は、一時的または永久的に格納され得る。
このような格納部140は、大きく、プログラム領域とデータ領域を含むことができる。プログラム領域は、端末100を起動させる運営体制(OS)のような端末100駆動のための関連した情報を格納する。データ領域は、端末100の使用によって発生するデータが格納される領域であって、前述したように、コンテンツ141、隣接端末リスト142を格納できる。このような、格納部140は、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスク(hard disk)、マルチメディアカードマイクロ(multimedia card micro)タイプのメモリ(例えば、SDまたはXDメモリなど)、ラム(RAM)、ロム(ROM)などの格納媒体を備えて構成され得る。
表示部150は、端末100の機能実行中に発生する一連の動作状態及び動作結果などに関する情報を表示する。特に、本発明の表示部150は、コンテンツ利用と関連した多様な情報を表示できる。
本発明の表示部150は、入力部120とともに一つのタッチパネル(またはタッチスクリーン)の形態で具現され得、前記入力部120とともに具現される場合、ユーザのタッチ動作により発生する多様な情報を表示できる。
また、本発明の表示部150は、LCD(Liquid Crystal Display)、TFT−LCD(Thin Film Transistor LCD)、OLED(Organic Light Emitting Diodes)、発光ダイオード(LED)、AMOLED(Active Matrix Organic LED)、フレキシブルディスプレイ(Flexible display)及び3次元ディスプレイ(3 Dimension)などで構成され得る。また、これらのうち一部のディスプレイは、それを通じて外部が見られるように、透明型または光透過型で構成され得る。これは、TOLED(Transparant OLED)を含む透明ディスプレイ形態で構成され得る。
このように、図3を通じて端末100の主要構成要素について説明した。しかし、図3を通じて図示された構成要素がすべて必須構成要素であるものではなく、図示された構成要素より多い構成要素によって端末100が具現されることもでき、それより少ない構成要素により端末100が具現されることもできる。例えば、端末100は、電気的な信号である音源をアナログ信号に変換して出力する音源出力部(図示せず)をさらに備えて構成され得、このような音源出力部(図示せず)は、コンテンツと関連した多様な情報の出力を支援する役目を行うことができる。
また、図3を通じて図示された端末100の主要構成要素の位置は、いくらでも便宜上または他の理由で変わることができることはもちろんである。また、制御部130を構成するモジュールは、端末探索モジュール131、リスト生成モジュール132、コンテンツ制御モジュール133のみを表示したが、これに限定されるものではなく、多様な機能を行う多様なモジュールで制御部130が構成されることもできる。
以上、本発明の実施形態による端末100の主要構成及び動作方法について説明した。本発明の端末100は、多様な形態で具現され得る。例えば、本明細書で記述される端末100は、スマートフォン(smart phone)、タブレットパソコン(Tablet PC)、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、MP3 Playerなどの移動端末機はもちろん、スマートテレビ(Smart TV)、デスクトップコンピュータなどのような固定端末機が使用されることもできる。
本発明の端末100は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence)傾向によって携帯機器の変形が非常に多様で、すべて列挙することはできないが、前記言及されたユニットと同等な水準のユニットが本発明による端末100に使用され得、端末間の通信が可能であり、通信網300を経由して通信制御サーバ400と情報を送受信できる端末であれば、いずれの装置も本発明の端末100に適用可能である。
以下、本発明の実施形態による通信制御サーバ400の主要構成及び動作方法について説明する。
図4は、図1に示された本発明の実施形態による通信制御サーバの主要構成を示すブロック図である。
図1及び図4を参照すると、本発明の実施形態による通信制御サーバ400は、サーバ通信部410、サーバ制御部420及びサーバ格納部430を備えて構成され得る。
サーバ通信部410は、通信網300を介して一つ以上の端末100と多様な情報を送受信する役目を支援する。特に、本発明のサーバ通信部410は、いずれか一つの端末100から端末間の通信要請を受信でき、前記端末100にこれに対する応答メッセージを伝送できる。
サーバ制御部420は、本発明の実施形態による通信制御サーバ400の全般的な制御を行う。
特に、本発明の実施形態によるサーバ制御部420は、いずれか一つの端末100からサーバ通信部410を介して隣接端末リスト、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含むコンテンツに対する端末間の通信要請を受信できる。この際、サーバ制御部420は、サーバ通信部410を介して前記端末100から保有コンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストをさらに含んで受信できる。
その後、サーバ制御部420は、自分が直接コンテンツを保有している端末に関する情報を管理している場合、端末100から受信された隣接端末でコンテンツを保有している他の端末に関する情報を確認し、これをコンテンツ提供端末で抽出し、端末100に提供できる。この際、コンテンツ提供端末が多数個存在する場合、端末100から受信された通信インターフェースに関する情報と、コンテンツを保有している他の端末各々に対する通信インターフェースに関する情報を確認し、一つのコンテンツ提供端末を抽出するか、通信インターフェースに対する優先順位を基盤に整列し、端末100に提供できる。
一方、端末間の通信に参加する端末に関する情報を端末管理サーバ500が管理する場合、サーバ制御部420は、端末管理サーバ500と連動を通じてコンテンツを保有している他の端末に関する情報を確認することもできる。このために、サーバ制御部420は、前記端末100が要請したコンテンツに関する情報を端末管理サーバ500に伝達するか、端末100から受信されたコンテンツ保有リストを端末管理サーバ500に伝達し、端末管理サーバ500で端末間の通信に参加する端末に関する情報、各端末が保有しているコンテンツに関する情報と管理され得るように支援する過程を行うことができる。
なお、端末100の通信インターフェースに関する情報は、リアルタイム変更され得る。端末間の通信に参加する端末100は、使用可能な通信インターフェースに関する情報を通信制御サーバ400に提供でき、通信制御サーバ400は、このような情報を考慮して、コンテンツ提供端末をリアルタイム変更するか、端末100に通知し、端末100のコンテンツ利用を図る過程を支援することもできる。
サーバ格納部430は、通信制御サーバ400の機能実行によるすべてのプログラムを格納する。特に、本発明によるサーバ格納部430は、端末間の通信に参加する複数の端末100に関する情報を格納し管理し得る。この際、サーバ格納部430は、それぞれの端末100に対して保有しているコンテンツに関する情報とともに、当該端末で使用可能な通信インターフェースに関する情報などを格納できる。
このような、本発明のサーバ格納部430は、通信制御サーバ400内に位置する格納所であることができ、通信制御サーバ400の外部に位置し、通信制御サーバ400とデータ送受信が可能なデータ格納サーバになることもできる。
以上、本発明の実施形態による通信制御サーバ400の主要構成及び動作方法について説明した。
以上、本発明の実施形態による通信制御サーバ400について説明した。
本発明の実施形態による通信制御サーバ400は、ハードウェア的には通常的なウェブサーバ(Web Server)またはネットワークサーバと同一の構成を有する。しかし、ソフトウェア的には、C、C++、Java(登録商標)、Visual Basic、Visual Cなどのような言語を通じて具現されるプログラムモジュール(Module)を含む。
なお、ウェブサーバまたはネットワークサーバは、一般的にインターネットのような開放型コンピュータネットワークを介して不特定多数のクライアント及び/または他のサーバと連結されており、クライアントまたは他のウェブサーバの作業実行要請を受け付け、それに対する作業結果を導出して提供するコンピュータシステム及びそのために設置されているコンピュータソフトウェア(ウェブサーバプログラム)を意味する。しかし、前述したウェブサーバプログラム以外にも、ウェブサーバ上で動作する一連の応用プログラム(Application Program)と、場合によっては、内部に構築されている各種データベースを含む広い概念として理解されなければならない。このような通信制御サーバ400は、一般的なサーバ用ハードウェアにドス(DOS)、ウィンドウ(Windows)、リヌックス(Linux(登録商標))、ユニックス(UNIX(登録商標))、マキントッシュ(Macintosh)などの運営体制によって多様に提供されているウェブサーバプログラムを利用して具現され得、代表的なものとしては、ウィンドウ環境で使用されるウェブサイト(Website)、IIS(Internet Information Server)とユニックス環境で使用されるCERN、NCSA、APPACHなどが利用され得る。
また、本発明の通信制御サーバ400は、サーバ基盤コンピューティング方式またはクラウド方式で動作する一つ以上のサーバで具現され得る。特に、本発明のシステムを介して送受信される情報は、インターネット上のクラウドコンピューティング装置に永久的に格納され得るクラウドコンピューティング(Cloud Computing)機能を通じて提供され得る。
なお、端末100及び通信制御サーバ400に搭載されるメモリは、その装置内で情報を格納する。一具現例の場合、メモリは、コンピュータで読み取り可能な媒体である。一具現例で、メモリは、揮発性メモリユニットであってもよく、他の具現例の場合、メモリは、非揮発性メモリユニットであってもよい。一具現例の場合、格納装置は、コンピュータで読み取り可能な媒体である。多様な互いに異なる具現例で、格納装置は、例えばハードディスク装置、光学ディスク装置、あるいは他の大容量格納装置を含むこともできる。
なお、本発明の実施形態で使用される「〜モジュール」という用語は、ソフトウェア構成要素を意味し、「〜モジュール」は、所定の役目を行う。一例として「〜モジュール」は、ソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。また、構成要素と「〜モジュール」内で提供される機能は、さらに小さい数の構成要素及び「〜モジュール」に結合されるか、追加的な構成要素と「〜モジュール」とにさらに分離され得る。
たとえ本明細書と図面では、例示的な装置構成を記述しているが、本明細書で説明する機能的な動作と主題の具現物は、他の類型のデジタル電子回路で具現されるか、本明細書で開示する構造及びその構造的な等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウエアあるいはハードウェアで具現されるか、これらのうち一つ以上の結合で具現可能である。本明細書で説明する主題の具現物は、一つ以上のコンピュータプログラム製品、言い換えれば、本発明による装置の動作を制御するために、あるいはこれによる実行のために、有形のプログラム格納媒体上にエンコーディングされたコンピュータプログラム命令に関する一つ以上のモジュールとして具現され得る。コンピュータで読み取り可能な媒体は、機械で読み取り可能な格納装置、機械で読み取り可能な格納基板、メモリ装置、機械で読み取り可能な電波型信号に影響を及ぼす物質の組成物あるいはこれらのうち一つ以上の組合であることができる。
以下、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法について説明する。
図5は、本発明の実施形態による端末においての端末間のコンテンツ提供方法を説明するための流れ図である。
図1及び図5を参照すると、本発明の端末100は、端末間の通信を支援するモジュール、すなわち図3に示された第1インターフェース111が活性化されることによって連結可能な隣接端末を探索する(S101)。ここで、第1インターフェース111は、ユーザの要請に従って活性化されるか、本発明の端末間の通信を支援する特定サービスに接続−アプリケーションを接続するなどの行為−を通じて活性化され得る。
また、端末100は、探索された隣接端末に対する隣接端末リストを生成する(S103)。その後、端末100は、前記隣接端末リストを含む特定コンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバ400に伝送する(S105)。この際、前記端末間の通信要請には、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含むことができる。
その後、端末100は、通信制御サーバ400から隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち通信インターフェースに関する情報を基準にして選択されたコンテンツ提供端末に関する情報を受信できる(S107)。
例えば、第1端末100aが生成した隣接端末リストに、第2端末100b及び第3端末100cが隣接端末として含まれている場合、第1端末100aは、生成された隣接端末リストを使用可能な通信インターフェースに関する情報とともに、通信制御サーバ400に伝送できる。これを受信した通信制御サーバ400は、第2端末100b及び第3端末100cに関する情報を確認し、第1端末100aが要請したコンテンツと同一のコンテンツを保有している端末を確認する。確認結果、第2端末100bのみが第1端末100aが要請したコンテンツを保有している場合、通信制御サーバ400は、第2端末100bをコンテンツ提供端末として指定し、第2端末100bに関する情報を第1端末100aに提供できる。一方、第2端末100b及び第3端末100cは、いずれも、第1端末100aが要請したコンテンツを保有している場合、通信制御サーバ400は、第2端末100b及び第3端末100cの通信インターフェースに関する情報を確認し、第1端末100aと同一の通信インターフェースを保有している端末を選択できる。
このような過程を経て通信制御サーバ400によって隣接端末のうちコンテンツ提供端末を確認した端末100は、当該コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る(S109)。
これに加えて、前記S105段階で、端末100は、自分が保有しているコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストを通信制御サーバ400にさらに伝送できる。
以下、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法についてさらに具体的に説明する。
図6は、本発明の一実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を説明するための流れ図であり、図7は、本発明の他の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を説明するための流れ図である。
図6及び図7を参照して説明するに先立って、説明の便宜のために、端末100は、コンテンツを要請した、すなわち端末間の通信を要請したユーザの端末であり、隣接端末100nは、端末100の隣接した他のユーザの端末であることを仮定して説明する。隣接端末100nは、複数個存在でき、複数個存在する隣接端末100nは、端末100が要請したコンテンツを保有していてもよく、そうではなくてもよい。
なお、本発明の通信制御サーバ400は、端末間の通信に参加するすべての端末に関する情報を格納して管理し得る。この際、端末間の通信に参加するすべての端末に関する情報を端末管理サーバ500により管理され得、通信制御サーバ400は、端末管理サーバ500に格納された端末リストを確認し、これを利用してコンテンツ提供端末を抽出し、端末間の通信を要請した端末100に提供する役目を行うことができる。
まず、図6を参照して、通信制御サーバ400が端末間の通信に参加するすべての端末に関する情報を格納し管理する場合について説明する。
図6で、端末100は、一定半径内に位置する一つ以上の隣接端末を探索する(S201)。また、一つ以上の隣接端末を含む隣接端末リストを生成し(S203)、生成された隣接端末リストを含む特定コンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバ400に伝送する(S205)。
これを受信した通信制御サーバ400は、端末100が要請するコンテンツを保有している他の端末に関する情報を1次的に確認する(S207)。
その後、通信制御サーバ400は、コンテンツ提供端末を抽出し、これに関する情報を端末100に伝送する。この際、通信制御サーバ400は、コンテンツ提供端末が多数存在する場合、端末100の通信インターフェースに関する情報と、端末管理サーバ500から伝送された端末リストに含まれたそれぞれの端末に対する通信インターフェースに関する情報を比較し、最終コンテンツ提供端末を抽出することもできる(S211)。
また、本発明の通信制御サーバ400は、端末100が特定コンテンツを要請した状態で、前記端末100も、他の端末に対するコンテンツ提供端末として指定され得るので、端末100の識別情報に対応して端末100が要請したコンテンツに関する情報と通信インターフェースに関する情報を格納する。
そして、通信制御サーバ400は、端末100にコンテンツ提供端末に関する情報を伝送し(S213)、これを受信した端末100は、コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る(S215〜S217)。
本発明のコンテンツ提供端末は、端末100に隣接している複数の隣接端末のうち一つの隣接端末になり得、通信インターフェースに関する情報を考慮して通信制御サーバ400により指定された端末を意味する。
なお、コンテンツ提供端末が多数個存在する場合、端末100は、多数個のコンテンツ提供端末にコンテンツを要請し、受信されるコンテンツの断片ファイルを併合する過程を処理することもできる。
本発明の通信制御サーバ400は、端末間の通信に参加する端末に対するリストを管理する端末管理サーバ500との連動を通じてコンテンツ提供端末を確認することもできる。
これについて図7を参照して説明する。
図7を参照すると、まず、端末100は、一定半径内に位置する隣接端末を探索し(S301)、探索された隣接端末に対する識別情報を含む隣接端末リストを生成する(S303)。
その後、端末100は、利用しようとするコンテンツの一部または全部を格納している一つ以上の他の端末に対するリスト、すなわちコンテンツ提供端末に関する情報を獲得し、端末間の通信に参加するために、端末管理サーバ500に要請メッセージを伝送する(S305)。本発明の端末間の要請メッセージには、トランザクションを識別するためのトランザクションアイディー(TID)、メッセージを発信した装置のアドレスを示す出発地アドレス情報及びメッセージを受信する装置のアドレスを示す目的地アドレス情報が含まれ、利用しようとするコンテンツに対する識別子、コンテンツ名前、サイズなどをさらに含むことができる。
本発明の目的地アドレス情報は、メッセージを受信する装置のアドレス、すなわち端末管理サーバ500に対するアドレスを意味する。端末100は、端末間の通信のために指定されたサービスに接続し、端末管理サーバ500に関する情報を獲得でき、獲得された情報を利用して端末管理サーバ500に前記要請メッセージを伝送でき、この際、端末100は、UDPトラッカープロトコル(UDPT;UDP Tracker protocol)を通じて要請メッセージを端末管理サーバ500に伝送できる。
通信制御サーバ400は、端末100が伝送した要請メッセージをモニタリングして検出する(S307)。この際、通信制御サーバ400は、シンクホールルーティング(sinkhole routing)を通じて通信網300を介して伝送されるメッセージを自分にフォワーディングするようにするか、ミラリング方式を通じてコピーして検出することもできる。
通信制御サーバ400が、端末100が伝送した要請メッセージをモニタリングして検出することは、自分が端末100にコンテンツ提供端末に関する情報を提供するためである。このような過程を経ない場合、端末100は、端末管理サーバ500から単純に自分が要請したコンテンツと同一のコンテンツを保有している端末に関する情報のみを受信できるだけで、隣接端末のうち選択されたコンテンツ提供端末に関する情報を受信できない。
このために、本発明の通信制御サーバ400が、端末100が端末管理サーバ500に伝達する要請メッセージをモニタリングして検出して収集し(S307)、前記要請メッセージに含まれたトランザクションアイディーを変更する(S309)。本発明において変更されるトランザクションアイディーは、要請メッセージに含まれたトランザクションアイディーと異なると十分であり、特定のトランザクションアイディーに設定される必要はない。その後、通信制御サーバ400は、トランザクションアイディーが変更された要請メッセージを端末管理サーバ500に伝送し、端末リストを要請する(S311)。
端末管理サーバ500は、S305段階を通じて受信した要請に対する応答として、端末リストを端末100に伝送する(S313)。この際、前記端末リストは、通信制御サーバ400により変更されたトランザクションアイディーが含まれている。また、端末管理サーバ500は、当該端末100を端末間の通信に参加する端末として登録する(S317)。
一方、S313段階で、端末管理サーバ500から端末リストを受信した端末100は、伝送した要請メッセージに含まれたトランザクションアイディーを比較し、比較した結果が異なるので、S313段階を通じて受信した端末リストは無視する(S315)。
このような過程で、通信制御サーバ400は、S307段階で収集された要請メッセージに含まれた出発地アドレス情報を自分のアイビー(IP)に変更する(S319)。
また、通信制御サーバ400は、出発地アドレス情報が変更された端末リスト要請メッセージを端末管理サーバ500に伝送し、端末リストを受信できる(S321〜S323)。端末管理サーバ500は、通信制御サーバ400から受信した端末リスト要請メッセージに含まれた出発地アドレス情報が通信制御サーバ400に変更されたので、端末リストを通信制御サーバ400に伝送できる。
この際、通信制御サーバ400は、端末管理サーバ500に端末100から伝達された隣接端末リストと端末100が要請したコンテンツに関する情報を提供し、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記コンテンツを保有している端末に関する情報のみを含む端末リストを受信できる。
また、通信制御サーバ400は、端末管理サーバ500に端末100が要請したコンテンツに関する情報を提供し、当該コンテンツを保有している端末に関する情報を含む端末リストを受信することもできる。
また、端末管理サーバ500は、通信制御サーバ400を端末間の通信に参加する一つの端末として登録することもできる(S325)。
その後、通信制御サーバ400は、受信された端末リストを通信インターフェースに関する情報によって端末に対する優先順位を変更するか、特定端末を削除するか、追加し、最終コンテンツ提供端末を抽出できる(S327)。この際、通信インターフェースに関する情報によって端末を優先順位して整列した後、コンテンツ提供端末に対するリストを生成できる。
また、通信制御サーバ400は、コンテンツ提供端末に関する情報を端末100に伝送し(S329)、端末100は、前記コンテンツ提供端末に関する情報によって該当する多数のコンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る(S331〜S333)。
この際、端末100は、一つ以上のコンテンツ提供端末から要請したコンテンツに対する一つ以上の断片ファイルを並列に受信でき、受信した一つ以上の断片ファイルを併合して受信することを希望したコンテンツファイルを完成させることができる。
なお、前記S305段階で、端末100は、自分が保有しているコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストをさらに含んで伝送でき、これを受信した端末管理サーバ500は、S317段階で、前記端末100に関する情報登録時前記端末100が要請したコンテンツに関する情報とともに、前記コンテンツ保有リストを格納し、端末間の通信に参加する端末に関する情報を管理できる。
以上、本発明の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法について説明した。
前述したような本発明の端末間のコンテンツ提供方法は、コンピュータプログラムコマンドとデータを格納するに適したコンピュータで読み取り可能な媒体の形態で提供されることもできる。本発明の一実施形態による端末間のコンテンツ提供方法は、端末が、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成する段階と、前記端末が前記隣接端末リスト、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含む端末間の通信要請を通信制御サーバに伝送する段階と、前記端末が前記通信制御サーバから前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された一つ以上のコンテンツ提供が可能なコンテンツ提供端末に関する情報を受信する段階と、前記端末が前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信する段階などを実行できる。
この際、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータで読み出されて設置され、実行されることによって、前述した機能を実行できる。
コンピュータが記録媒体に記録されたプログラムを読み出して、プログラムで具現された機能を実行させるために、前述したプログラムは、コンピュータのプロセッサ(CPU)がコンピュータの装置インターフェース(Interface)を介して読み出されることができるC、C++、JAVA(登録商標)、機械語などのコンピュータ言語でコード化されたコード(Code)を含むことができる。
このようなコードは、前述した機能を定義した関数などと関連した機能的なコード(Function Code)を含むことができ、前述した機能をコンピュータのプロセッサが所定の手続に基づいて実行させるのに必要な実行手続関連制御コードを含むこともできる。また、このようなコードは、前述した機能をコンピュータのプロセッサが実行させるのに必要な追加情報やメディアがコンピュータの内部又は外部メモリのどの位置(アドレス番地)で参照されなければならないかに対するメモリ参照関連コードをさらに含むことができる。また、コンピュータのプロセッサが前述した機能を実行させるために、遠隔(Remote)にある任意の他のコンピュータやサーバなどと通信が必要な場合、コードは、コンピュータのプロセッサがコンピュータの通信モジュールを利用して遠隔(Remote)にある任意の他のコンピュータやサーバなどとどのように通信しなければならないか、通信時にどんな情報やメディアを送受信しなければならないかなどに対する通信関連コードをさらに含むこともできる。
このような、コンピュータプログラムコマンドとデータを格納するのに適したコンピュータで読み取り可能な媒体は、例えば記録媒体は、ハードディスク、フロッピィーディスク及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Video Disk)のような光記録媒体(Optical Media)、フロプチカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−OpticalMedia)、及びロム(ROM、Read Only Memory)、ラム(RAM、Random Access Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)のような半導体メモリを含む。プロセッサとメモリは、特殊目的の論理回路によって補充されるか、それに統合され得る。
また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが格納され、実行され得る。また、本発明を具現するための機能的な(Functional)プログラムとこれと関連したコード及びコードセグメントなどは、記録媒体を読み出してプログラムを実行させるコンピュータのシステム環境などを考慮して、本発明の属する技術分野におけるプログラマーによって容易に推論されるか、または変更されることもできる。
本明細書は、多数の特定の具現物の詳細事項を含むが、これらは、如何なる発明や請求可能なものの範囲に対しても制限的なものとして理解されてはならず、むしろ特定の発明の特定の実施形態に特有な特徴に対する説明として理解しなければならない。個別的な実施形態の文脈で本明細書に記述された特定の特徴は、単一実施形態で組み合わせて具現されることもできる。反対に、単一実施形態の文脈で記述した多様な特徴も個別的にあるいは如何なる適切な下位組合でも複数の実施形態で具現可能である。さらに、特徴が特定の組合で動作し、初期にそのように請求されたように描写され得るが、請求された組合からの一つ以上の特徴は、一部の場合にその組合から排除され得、その請求された組合は、下位組合や下位組合の変形物に変更され得る。
同様に、特定の手順で図面で動作を描いているが、これは、好適な結果を得るために図示されたその特定の手順や順次な順にそのような動作を実行しなければならないか、すべての図示された動作が実行されなければならないものと理解されてはならない。特定の場合、マルチタスキングと並列プロセッシングが有利であることができる。また、前述した実施形態の多様なシステムコンポネントの分離は、そのような分離をすべての実施形態で要求するものと理解されてはならず、説明したプログラムコンポネントとシステムは、一般的に単一のソフトウェア製品に一緒に統合されるか、多重ソフトウェア製品にパッケージングされ得るという点を理解しなければならない。
本発明は、端末間のコンテンツ提供方法に関し、端末間のコンテンツ伝送を支援する通信制御サーバとの連動を通じて端末間のコンテンツ伝送が可能な方法に関する。
本発明によれば、通信制御サーバの支援の下に端末間の使用可能な通信資源を考慮してコンテンツ伝送のための端末を選択し、実質的なコンテンツは、端末同士送受信することによって、通信網の負荷を減少させ、より迅速なコンテンツの提供が可能になるという長所があり、これにより、サービス産業の発展に貢献できる。
さらに、本発明は、市販または営業の可能性が十分であると共に、現実的に明白に実施できる程度であるため、産業上の利用可能性がある。
この部分に記述された内容は、単純に本実施形態に対する背景情報を提供するだけで、従来技術を構成するものではない。
通信機器とシステムの発達に伴い、ユーザは、自分が所望する情報をいつでも容易に得るか、または共有できるサービスを必要としている。最近、スマートフォン及びタブレットパソコンの登場により、通信システムを介して多様な情報を獲得及び共有できる環境が設けられている。しかし、通信システムは、システムの複雑度や時間的な遅延によってリアルタイム情報を効率的に提供することが容易でない問題点を経験した。
これにより、端末間の直接通信を行うDevice to Device(D2D)通信技術が注目されている。
D2D通信は、端末が互いに近接距離に位置する場合、基地局のような基盤施設を利用することなく、端末間の直接通信リンクを設定し、データを伝送できる通信技術を意味する。
このようなD2D通信において、端末は、自ら物理的に隣接する他の端末を探索し、通信セッションを設定した後、トラフィックを伝送することによって、基地局に集中するトラフィックを分散させて、トラフィック過負荷問題を解決できるという長所がある。しかし、現在までのD2D通信は、D2D通信モジュールを支援する端末が隣接する他の端末を探索し、探索された他のすべての端末に自分が所望するコンテンツを問い合わせして応答を受信し、コンテンツを保有している他の端末が確認されれば、当該他の端末にさらにコンテンツを要請して受信する過程のように、複雑な様々な手続を行わなければならない問題点がある。
本開示内容の目的は、端末間のコンテンツ伝送を支援する通信制御サーバとの連動を通じて端末間のコンテンツ伝送が可能な方法を提供することにある。
本開示内容の他の目的は、端末が隣接端末リストと使用可能な通信インターフェースに関する情報を含んで通信制御サーバに伝送すると、通信制御サーバは、隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された一つ以上のコンテンツ提供端末に関する情報を端末に伝送し、端末は、通信制御サーバにより選択された前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る端末間のコンテンツ提供方法を提供することにある。
しかし、このような本開示内容の目的は、前記の目的に制限されず、言及されない他の目的は、下記の記載から明確に理解され得る。
前記目的を達成するために、本開示内容の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法は、端末が、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成する段階と;前記端末が前記隣接端末リスト、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含むコンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバに伝送する段階と;前記端末が前記通信制御サーバから前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された前記コンテンツ提供が可能な一つ以上のコンテンツ提供端末に関する情報を受信する段階と;前記端末が前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信する段階と;を備えてなる。
この際、前記隣接端末リストを生成する段階は、前記端末が一定半径内に送受信されるD2D(Device−to−Device)探索メッセージを通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、一定半径内にD2D探索メッセージを送り出し、これに対する応答メッセージを基礎に少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、前記端末が接続した接続網上に位置する一つ以上の無線送受信装置(RU;Radio Unit)と連結されるデータ処理処置(DU;Digital Unit)との連動を通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得した後、獲得された他の端末に対する識別情報を隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成できる。
また、前記隣接端末リストを生成する段階は、前記端末が、連結可能な少なくとも一つ以上の他の端末を探索する段階と;前記端末が探索された前記他の端末間のコンテンツ伝送品質係数を算出する段階と;前記端末が前記算出されたコンテンツ伝送品質係数が一定値以上である他の端末を選択し、選択された前記他の端末を隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成する段階と;を備えてなる。
また、前記隣接端末リストを生成する段階で、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末が探索されない場合、前記端末が前記通信制御サーバに前記使用可能な通信インターフェースに関する情報のみを含む端末間の通信要請を 伝送する段階と;前記端末が前記通信制御サーバから前記通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された前記コンテンツ提供が可能な一つ以上のコンテンツ提供端末に関する情報を受信する段階と;前記端末が前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信する段階と;をさらに備えてなる。
また、前記通信インターフェースに関する情報は、当該端末で使用可能なWi−Fi、ブルートゥース(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、3G通信のうち少なくとも一つ以上の通信インターフェース情報を含むことができる。
また、前記コンテンツ提供端末が多数個存在する場合、前記コンテンツを要請して受信する段階後に、前記端末が前記コンテンツ提供端末から受信されるコンテンツを併合する段階;をさらに備えてなる。
なお、前記伝送する段階で、前記端末が格納している一つ以上のコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストを前記通信制御サーバにさらに伝送することもできる。
前記目的を達成するために、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法は、端末間の通信を制御する通信制御サーバにおいて、前記通信制御サーバがいずれか一つの端末から隣接端末リストを含む端末間の通信要請を受信する段階と;前記通信制御サーバがコンテンツを保有している多数の端末に関する情報を管理する端末管理サーバと連動して、前記端末が要請したコンテンツを保有している他の端末に対する端末リストを確認する段階と;前記通信制御サーバが前記端末から受信された隣接端末リストと前記端末管理サーバから確認された端末リストを確認し、一つ以上のコンテンツ提供端末を選択する段階と;前記通信制御サーバが、前記選択されたコンテンツ提供端末が多数個存在する場合、前記端末と前記それぞれのコンテンツ提供端末で使用可能な通信インターフェースに関する情報を比較し、コンテンツ提供端末を最終的に抽出した後、前記端末に伝送するか、既定の通信インターフェースに対する優先順位によって前記多数のコンテンツ提供端末を整列し、整列されたコンテンツ提供端末に対するリストを前記端末に伝送する段階;を備えてなる。
なお、本開示内容は、前述したような本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供できる。
本開示内容の端末間のコンテンツ提供方法及びそのためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、端末間のコンテンツ伝送を支援する通信制御サーバとの連動を支援することによって、D2D通信方式で連結を実行しようとする端末を一層容易に探索できる。したがって、D2D通信のための手続を簡素化させることができる。
また、本開示内容によれば、通信制御サーバの支援の下に端末間の使用可能な通信資源を考慮してコンテンツ伝送のための端末が選択されると、実質的なコンテンツは、端末同士送受信することによって、通信網の負荷を減少させ、より迅速なコンテンツの提供が可能になる。
なお、前述した効果以外の多様な効果が後述する本開示内容の実施形態による詳細な説明において直接的または暗示的に開示され得る。
本開示内容の一つ以上の実施形態によるシステムの主要構成を図示した例示図である。
本開示内容の一つ以上の実施形態による隣接端末の探索方法を説明するための例示図である。
図1に示された本開示内容の一つ以上の実施形態による端末の主要構成を図示した例示図である。
図1に図示された本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバの主要構成を図示した例示図である。
本開示内容の一つ以上の実施形態による端末においての端末間のコンテンツ提供方法を説明するための例示的な流れ図である。
本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を説明するための例示的な流れ図である。
本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を説明するための例示的な流れ図である。
以下、添付の図面を参照して本開示内容の属する技術分野における通常の知識を有する者が本開示内容を容易に実施できる好適な実施形態を詳しく説明する。但し、本開示内容の好適な実施形態に対する動作原理を詳細に説明するに際して、関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本開示内容の要旨を不明にすることができると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。これは、不必要な説明を省略することによって、本開示内容の核心を不明にせず、さらに明確に伝達するためのものである。また、本開示内容は、多様な変更を加えることができ、さまざまな実施例を有することができるところ、特定の実施形態を図面に例示し、詳細な説明に詳細に説明しようとするが、これは、本開示内容を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本開示内容の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解しなければならない。
また、第1、第2等のように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために使用するものであって、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的だけで使用され、前記構成要素を限定するために使用するものではない。例えば、本開示内容の権利範囲を逸脱することなく、第2構成要素は、第1構成要素と命名され得、同様に、第1構成要素は、第2構成要素と命名され得る。
また、任意の構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか、「接続されて」いると言及する場合、これは、論理的または物理的に連結されるか、接続され得ることを意味する。言い換えれば、構成要素が他の構成要素に直接的に連結されるか、接続され得るが、中間に他の構成要素が存在してもよく、間接的に連結されるか、接続されてもよいと理解しなければならない。
また、本明細書で使用した用語は、ただ特定の実施形態を説明するために使用されたものであって、本開示内容を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上、明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。また、本明細書で記述される「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないものと理解しなければならない。
以下では、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法及びそのためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体について図面を参照して詳細に説明する。この際、図面全体にわたって、類似の機能及び作用をする部分に対しては、同一の参照符号を使用し、これに対する重複説明は省略する。
まず、本開示内容の一つ以上の実施形態によるシステムの構成について説明する。
図1は、本開示内容の一つ以上の実施形態によるシステムの主要構成を示す例示図である。
図1を参照すると、本開示内容の一つ以上の実施形態によるシステムは、多数の端末100a、100b、100c(以下、別途の区分が必要ない場合、100と指称する)間のコンテンツ伝送を支援するものであって、特に、端末間の通信を制御する通信制御サーバ400と端末に対するリストを管理する端末管理サーバ500との連動を通じて端末100間の通信を支援する。
各構成要素について説明すれば、多数の端末100は、ユーザの操作によって各種データを送受信できるユーザの装置を意味する。特に、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100は、通信網300を経由せず、D2D(Device−to−Device)通信方式で端末間の直接コンテンツ送受信を支援できる。すなわち、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100は、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成し、通信制御サーバ400に伝送すると、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち通信制御サーバ400によって指定された特定のコンテンツ提供端末に関する情報を受信し、当該コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る。
一般的な端末間の通信方式と比較すると、一般的な端末間の通信は、端末100が隣接端末を探索し、当該隣接端末に保有コンテンツのリストを要請するか、所望のコンテンツの保有可否を問い合わせした後、これに対する応答を利用してコンテンツを保有している端末を確認し、当該端末にコンテンツを要請して受信する方式である。一方、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100は、通信制御サーバ400に隣接端末に関する情報を提供すると、通信制御サーバ400が前記端末100に対する隣接端末のうち最適のコンテンツ提供端末を選択して端末100に提供し、これを受信した端末100が該当するコンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信するという点から、一般的な端末間の通信方式と比較して差異がある。
なお、本開示内容の端末100は、コンテンツ提供端末に特定コンテンツを要請し、コンテンツ提供端末から完全な形態のコンテンツファイルを受信できる。この際、コンテンツ提供端末が多数個存在し、多数のコンテンツ提供端末がコンテンツファイルを小さい多数の断片に分割して分散格納している場合、端末100は、多数のコンテンツ提供端末からコンテンツファイルの断片を並列で伝送され、これを一つのコンテンツファイルに併合する過程を行うこともできる。また、端末100は、他の端末においてコンテンツ提供端末として動作することもできる。
これに加えて、本開示内容の端末100は、通信網300を経由して通信制御サーバ400または端末管理サーバ500と情報を送受信することもできる。そのための本開示内容の端末100は、情報の送受信のためのブラウザー、プログラム及びプロトコルを格納するメモリ、各種プログラムを実行し、演算及び制御するためのマイクロプロセッサなどを具備できる。
通信制御サーバ400は、多数の端末100間のコンテンツ伝送を制御する役目を行う。特に、本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバ400は、端末間の通信に参加する複数の端末100に関する情報を登録して管理する。また、特定端末100から隣接端末リストを含む特定コンテンツに対する端末間の通信要請が受信されれば、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記端末100が要請したコンテンツを保有している端末を選択し、前記端末100に提供できる。
また、本開示内容の通信制御サーバ400は、端末100が要請したコンテンツを保有している端末が多数存在する場合、特定基準によってコンテンツ提供端末を選択し、端末100に提供する役目を行うことができる。
端末管理サーバ500は、端末間の通信に参加する多数の端末100に関する情報を管理するための構成である。本開示内容の端末管理サーバ500は、端末100が通信制御サーバ400に要請したコンテンツに関する情報を通信制御サーバ400から受信し、前記端末100が保有しているコンテンツに関する情報として管理する過程を支援できる。また、端末管理サーバ500は、端末100から伝達されたコンテンツ保有リストを前記通信制御サーバ400から受信し、前記端末100が保有しているコンテンツに関する情報として管理する過程を支援できる。
このような端末間の通信に参加する多数の端末100というのは、特定コンテンツの全部または一部を格納し、他の端末にコンテンツを要請して受信するか、他の端末の要請に従ってコンテンツを提供できる端末を意味する。このような端末100は、共有しようとするコンテンツ全部を格納しているシーダー(Seeder)と、共有しようとするコンテンツの元のサイズより小さい一部の操作を格納しているリーチャー(Leecher)とに区分され得る。また、シーダーは、共有しようとするコンテンツを最初に提供する端末だけでなく、他の端末から共有しようとするコンテンツの全部をダウンロードされた端末まで含むことができる概念である。端末管理サーバ500は、このような端末間の通信に参加する多数の端末100に対して保有しているコンテンツに関する情報を格納し管理する。
なお、本開示内容の通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、分離した形態で図面に示したが、これに限定されるものではなく、通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、端末最適化サーバ600の単一形態で存在するか、通信制御サーバ400が端末管理サーバ500の機能を行うことができる。
より具体的な端末100及び通信制御サーバ400の主要構成及び動作方法については後述し、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100及び通信制御サーバ400に搭載されるプロセッサは、本開示内容による方法を実行するためのプログラム命令を処理できる。一具現例で、このプロセッサは、シングルスレッド(Single−threaded)プロセッサであることができ、他の具現例で、本プロセッサは、マルチスレッド(Multithreaded)プロセッサであることができる。ひいては、本プロセッサは、メモリあるいは格納装置上に格納された命令を処理することが可能である。
本開示内容の一つ以上の実施形態によるシステムは、コンテンツ提供装置(図示せず)をさらに備えて構成され得る。コンテンツ提供装置(図示せず)は、端末100にコンテンツを提供する役目を行うものであって、コンテンツを要請した第1端末100aの隣接端末が存在しないか、第1端末100aが要請したコンテンツを保有している隣接端末がない場合、通信制御サーバ400の制御の下に、第1端末100aは、コンテンツ提供装置(図示せず)から当該コンテンツを要請して受信し得る。
また、本開示内容の一つ以上の実施形態による多数の端末100、通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、通信網300を通じて情報を送受信できる。
通信網300は、多様な形態の通信網が利用され得、例えば、WLAN(Wireless LAN)、ワイファイ(Wi−Fi)、ワイブロ(Wibro)、ワイマックス(Wimax)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの無線通信方式またはイダーネット(Ethernet)、xDSL(ADSL、VDSL)、HFC(Hybrid Fiber Coaxial Cable)、FTTC(Fiber to The Curb)、FTTH(Fiber To The Home)などの有線通信方式を利用できる。また、前述した通信方式以外にも、その他広く公知されたか、今後開発されるすべての形態の通信方式を含むことができる。
また、通信網300は、端末100の通信接続を支援する多数の接続網320a、320b、320c(以下、別途の区分が必要ない場合、320と指称する)と、核心網であるコア網310とを備えてなる。本開示内容のコア網310は、一つ以上の接続網320間の連結を支援し、一つ以上の接続網320と他の通信網間の連結を支援できる。本開示内容のコア網310は、例えば、IP網で具現され得る。
一つ以上の接続網320は、それぞれ互いに異なる通信カバレージを具備し、それぞれの通信カバレージに位置する端末100と連結されて情報を送受信できる。接続網320は、例えば、Wi−Fi通信、LTE、3Gのような移動通信、ブルートゥース(登録商標)通信など多様な通信方式を基盤にして端末100と連結され得る。また、接続網320は、通信カバレージ内に接近した端末100を検出し、接続を要請した端末100に対する接続制御及び無線資源割り当て、割り当てられた無線資源を介した端末100の情報の送受信などを行う一つ以上の基地局装置を含んで具現され得る。基地局装置は、例えば、LTE標準のeNB(e Node B)、Wi−Fi AP(Access Pointer)になり得る。
本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100は、多様な方式の接続網320と連結され得る。例えば、第1端末100aは、ワイファイ通信方式の第1接続網100aにのみ連結が可能であることができる。一方、第2端末100bは、ワイファイ通信方式の第1接続網100aとともに、LTE通信方式の第2接続網100bにも一緒に連結され得る。また、第3端末100cは、3G通信方式の第3接続網100cにも連結され得る。この際、多様な通信方式を支援する端末100は、特定サービス利用のために、いずれか一つの通信方式を支援する接続網320を介してコア網310と連結され得る。
なお、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100は、接続網320の連結のための通信インターフェースモジュールを備えて構成されると同時に、D2D通信機能を支援するインターフェースモジュールを備えて構成され得る。端末100は、D2D通信機能を支援するインターフェースモジュールが活性化されると、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成できる。
これについて図2を参照して説明する。
図2は、本開示内容の一つ以上の実施形態による隣接端末の探索方法を説明するための例示図である。
本開示内容の通信網300を構成するコア網310は、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、以下、SGWという)311と、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway、以下、PGWという)312と、図示してはいないが、移動性管理装置(Mobility Management Entity、MME)(図示せず)などを備えて構成され得る。
SGW311は、コア網310と接続網320の終端点であって、接続網320間の端末100の移動に対するアンカリング(anchoring)機能を担当する。LTE網を例示すると、SGW311は、端末100のハンドオーバー時のモビリティ アンカー(mobility anchor)の役目、3GPP無線網移動時のモビリティ アンカー(mobility anchor)の役目を行うことができる。前記コア網310は、一つ以上のSGW311を含み、各SGW311は、集中スイッチなどを通じて接続網310の一つ以上の基地局装置と連結され得る。
PGW312は、IMS(IP multimedia subsystem)、インターネット、他の通信事業者の移動通信網のような他の通信網との接点であって、通信網間の端末100の通信網間の移動に対するアンカリングを担当する。具体的に、前記PGW312は、端末100にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てることができる。また、PGW312は、互いに異なる種類の網(例えば、3GPP無線網とnon−3GPP無線網)間を移動するとき、移動性アンカーの役目を行うことができる。これに加えて、PGW312は、端末100に提供するベアラー帯域を決定する。また、PGW312は、パケットに対するフォワーディング(Forwarding)及びルーティング(Routing)機能を行う。また、前記PGW312は、図示しない加入者政策管理装置(PCRF)と連動して各端末100のQoS政策適用、トラフィック制御及び課金処理を行うことができる。このようなPGW312は、一つ以上のSGW311が下位ノードとして連結される。参照として、本開示内容による通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500は、SGW311に連結され得、前記通信制御サーバ400及び端末管理サーバ500が単一の形態で存在する場合、前記端末最適化サーバ600も、SGW311に連結され得る。
本開示内容の通信網300を構成する接続網320は、データを送受信する一つ以上の基地局装置で具現され得る。このような基地局装置は、無線信号の処理を担当する無線送受信装置(RU:Radio Unit)と、無線信号をデジタルデータに変換し、通信プロトコルによるデータ処理を行うデータ処理処置(DU:Digital Unit)とで構成され得る。前記無線送受信装置は、RRH(Remote Radio Head)であり、データ処理処置は、BBH(Base Band Unit)とも言う。
前記無線送受信装置(RU)とデータ処理処置(DU)は、同一場所に一体に具現され得、光ケーブルまたはケーブルなどを介して連結し、遠隔地に分離構築できる。後者の場合、網構築費用及び運用の便宜性が高くて、最近には、後者の構造が多く利用されている。
図2は、後者の構造に基盤した接続網を示すものであって、図1及び図2を参照すると、接続網320は、サービス対象地域を通信カバレージ単位で分割した多数のセル各々に設置され、当該セルの通信カバレージに位置する端末100a〜100iとの無線接続及びデータ送受信を行う無線送受信装置(以下、RUという)320a〜320iと、二つ以上のRU320a〜320iと連結され、当該RU320a〜320iで無線送受信される無線データの処理を行う一つ以上のデータ処理装置(以下、DUという)322a〜322cとを備えて構成され得る。
このような通信網300の構造を基盤にして多数の端末100a〜100iは、RU321a〜321i及びDU322a〜322cとの連動を通じて隣接端末を探索する過程を行うことができる。この際、隣接端末を探索するためには、端末100は、RU321a〜321i及びDU322a〜322cの連動を通じて隣接端末の位置情報を確認する。ここで、位置情報は、各RU321a〜321iの通信カバレージであるセルを区分するセル識別情報(Cell ID)、前記一つ以上のRU321〜321iが連結される一つ以上のDU322a〜322cを識別するためのデータ処理処置識別情報(DUID)及び端末100のIP情報を含むことができる。また、前記DU322a〜322cが連結されるSGW311を識別するためのサービングゲートウェイ識別情報(SGWID)、前記一つ以上のSGW311が連結されるPGW312を識別するためのPDNゲートウェイ識別情報(PGWID)、通信網事業者情報、国家情報のうち一つ以上をさらに含むこともできる。
このような情報は、端末100が、DU322a〜322cが連動されるコア網322の移動性管理装置(図示せず)から受信でき、DU322a〜322cを経由してコア網310の移動性管理装置(図示せず)から要請して受信することもできる。
各端末100a〜100iは、確認された情報を利用して隣接端末リストを生成できる。例えば、第1端末100aは、接続された第1RU321a及び前記第1RU321aが連結された第1DU322aを介して一定半径内に隣接して位置する第2端末100b、第3端末100c、第4端末100d、第5端末100eに対する位置情報を確認でき、位置情報が確認された第2端末100b、第3端末100c、第4端末100d、第5端末100eのIPアドレス情報を隣接端末リストに含んで隣接端末リストを生成できる。
なお、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100は、前述した構成以外の、各端末100が一定半径内に送受信されるD2D(Device−to−Device)探索メッセージを通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報(IPアドレス情報)を獲得するか、一定半径内にD2D探索メッセージを送り出し、これに対する応答メッセージを基礎に少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報、すなわちIPアドレス情報を獲得できる。すなわち、第1端末100aは、一定半径内に位置する第2端末100b及び第4端末100dの間に送受信されるD2D探索メッセージを利用して第2端末100b及び第4端末100dの識別情報を獲得でき、一定半径内のD2D探索メッセージをブロードキャスティングし、これに対する応答メッセージが第2端末100b及び第4端末100dから受信されると、前記第2端末100b及び第4端末100dを隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成することもできる。
また、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100a〜100iは、確認された位置情報を利用して探索された他の端末の優先順位を設定し、優先順位が高い他の探索を優先的に隣接端末として選別することもできる。前記優先順位は、セル識別情報(Cell ID)、データ処理処置識別情報(DU ID)、サービングゲートウェイ識別情報(SGW ID)、PDNゲートウェイ識別情報(PGW ID)、通信網事業者情報、国家情報の順に設定され得る。これによれば、同一セル、同一データ処理装置(DU)、同一サービングゲートウェイ、同一PDNゲートウェイ、同一事業刺網、同一国家に位置する端末の順に隣接端末を選別することもできる。
また、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100a〜100iは、隣接端末リスト生成時に、位置情報を確認した端末間のコンテンツ伝送品質係数を算出した後、算出されたコンテンツ伝送品質係数が一定値以上である他の端末のみを選択し、隣接端末リストを生成することもできる。コンテンツ伝送品質係数は、端末間の受信信号の強さまたは信号対雑音比(SNR;Signal to Noise Ration)などを利用して算出され得る。
以下、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100の主要構成及び動作方法について説明する。
図3は、図1に示された本開示内容の一つ以上の実施形態による端末の主要構成を示すブロック図である。
図1及び図3を参照すると、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100は、通信部110、入力部120、制御部130、格納部140及び表示部150を備えて構成され得る。
各構成要素についてより具体的に説明すれば、通信部110は、各種情報の送受信を支援する役目を行う。特に、本開示内容の一つ以上の実施形態による通信部110は、D2D通信を支援する第1インターフェース111と、通信網300との接続を支援する第2インターフェース112とを備えて構成され得る。このうち、第1インターフェース111は、制御部130の制御によって活性化され、隣接端末を探索する過程を行うことができる。一方、第2インターフェース112は、制御部130の制御によって、通信網300の接続網320に接続される過程を行うことができる。
本開示内容の接続網320は、多様な通信方式を支援でき、これによって、第2インターフェース112は、ワイファイモジュール、LTE通信モジュール、3G通信モジュール、ブルートゥース(登録商標)通信モジュールのうち少なくとも一つ以上を備えて構成され得る。
また、第2インターフェース112は、ユーザの設定または既定義の方式に従って多様な通信モジュールを活性化し、接続網320に接続される過程を支援できる。例えば、ワイファイモジュールを通じてワイファイ通信方式を支援する接続網320に接続された状態で、第2インターフェース112は、ワイファイ通信性能が既定の通信性能以下である場合、LTE通信モジュールを駆動してLTE通信方式を支援する接続網320に転移される過程全般を支援できる。
また、本開示内容の第2インターフェース112は、制御部130の制御の下に、通信網300を経て通信制御サーバ400または端末管理サーバ500に端末間の通信要請を伝送できる。また、これに対する応答を通信制御サーバ400または端末管理サーバ500から受信できる。
入力部120は、ユーザから入力される数字及び文字情報などの多様な情報、各種機能設定及び端末100の機能制御と関連して入力される信号を制御部130に伝達する。特に、本開示内容の入力部120は、第1インターフェース部111を活性化するか、コンテンツ要請のための特定URL(Uniform Resource Locator)のユーザ入力を支援できる。
入力部120は、キーボードやキーパッドのようなキー入力手段、タッチセンサーやタッチパッドのようなタッチ入力手段、音声入力手段、ジャイロセンサー、地磁気センサー、加速度センサーと近接センサー、そしてカメラのうち少なくとも一つ以上を備えてなるジェスチャー入力手段を含むこともできる。その外にも、現在開発中であるか、今後開発され得るすべての形態の入力手段が含まれることができる。
制御部130は、端末100の全般的な制御を行うものであって、ハードウェア的にCPU(Central Processing Unit)/MPU(Micro Processing Unit)を含む少なくとも一つ以上のプロセッサと、少なくとも一つ以上のメモリローディングデータがローディングされる実行メモリ(例えば、レジスター及び/またはRAM(Random Access Memory))及び前記プロセッサとメモリに少なくとも一つ以上のデータを入出力するバス(BUS)を備えてなる。また、ソフトウェア的に端末100に定義された機能を行うために、記録媒体から前記実行メモリにローディングされ、前記プロセッサにより演算処理されるプログラムルーチン(Routine)またはプログラムデータを備えてなる。言い換えれば、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を処理するために、端末100に具備される機能のうちソフトウェア的に処理が可能な構成要素を制御部130の機能として判断できる。
本開示内容の制御部130は、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を支援するために具備される少なくとも一つ以上の構成要素と機能的に連結される。すなわち、制御部130は、通信部110、入力部120、格納部140及び表示部150と機能的に連結され、前記各構成要素に電源供給及び機能実行のための信号の流れを制御する。
特に、本開示内容の一つ以上の実施形態による制御部130は、隣接端末を探索し、探索された隣接端末に対する隣接端末リストを生成する過程を行うことができる。ここで、隣接端末リストは、サービス利用を通じて特定サイトまたはアプリケーションを実行し、特定コンテンツに対する要請が発生するときに生成されるか、通信部110の第1インターフェース111が活性化されるとき、制御部130により生成され得る。
隣接端末リストを生成するために、本開示内容の制御部130は、一定半径内に送受信されるD2D(Device−to−Device)探索メッセージを通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、一定半径内にD2D探索メッセージを送り出し、これに対する応答メッセージを基礎に少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得するか、前記端末が接続した接続網上に位置する一つ以上の無線送受信装置(RU;Radio Unit)と連結されるデータ処理処置(DU;Digital Unit)との連動を通じて少なくとも一つ以上の他の端末に対する識別情報を獲得した後、獲得された他の端末に対する識別情報を隣接端末として定義し、隣接端末リストを生成できる。本開示内容の隣接端末リストは、隣接端末に対するIPアドレス情報を識別情報として含むことができる。
本開示内容の一つ以上の実施形態による制御部130は、隣接端末リスト生成時に、探索された他の端末のうちコンテンツ伝送品質係数が一定値以上である端末のみを選択し、隣接端末リストを生成することもできる。このために、本開示内容の制御部130は、探索された他の端末にコンテンツ伝送品質係数算出のための信号を送信し、これに対する応答を基礎に伝送速度などを計算し、コンテンツ伝送品質係数を算出できる。言い換えれば、制御部130は、端末間の受信信号の強さまたは信号対雑音比(SNR;Signal to Noise Ration)などを利用してコンテンツ伝送品質係数を算出できる。また、本開示内容の制御部130は、隣接端末選定時に、探索された他の端末に接続されたさらに他の端末が存在するかを問い合わせし、これに対する応答を通じて他の端末に複数の端末が連結された状態である場合、当該端末を隣接端末選定から除去できる。すなわち、制御部130は、他の端末に連結されたさらに他の端末がないか、少ない端末を優先して隣接端末として選定できる。
また、制御部130は、隣接端末リストが生成されると、利用しようとするコンテンツに関する情報を含んで通信制御サーバ400に端末間の通信要請を伝送できる。この際、本開示内容の制御部130は、通信制御サーバ400に端末間の通信要請時に使用可能な通信インターフェースに関する情報を含んで伝送できる。
また、本開示内容の制御部130は、前記通信制御サーバ400に保有している一つ以上のコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストを一緒に伝送できる。前記コンテンツ保有リストは、前記端末100が前記通信制御サーバ400の制御によって他の端末に対するコンテンツ提供端末として動作するために必要な情報に活用され得る。
また、制御部130は、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうちコンテンツ提供が可能な通信制御サーバ400により選択されたコンテンツ提供端末に関する情報を受信できる。コンテンツ提供端末に関する情報が受信されると、制御部130は、当該コンテンツ提供端末にコンテンツを要請し、コンテンツ提供端末からコンテンツを受信できる。この際、あらかじめ生成された隣接端末リストに当該コンテンツ提供端末に対する識別情報(IPアドレス)が含まれているので、制御部130は、当該コンテンツ提供端末を探索する過程なく、すぐコンテンツ提供端末にコンテンツを要請し、これを受信できる。
一方、隣接端末探索結果、隣接端末が存在しない場合、制御部130は、使用可能な通信インターフェースに関する情報のみを含んで特定コンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバ400に伝送し、これに対する応答として通信制御サーバ400から隣接しないが、コンテンツを保有しているコンテンツ提供端末に関する情報を受信できる。または、制御部130は、通信制御サーバ400からコンテンツを保有しているコンテンツサーバ(図示せず)に対するアドレス情報を受信できる。その後、制御部130は、受信された情報を利用してコンテンツ提供端末またはコンテンツサーバ(図示せず)にコンテンツを要請して受信することもできる。
このような過程を経てコンテンツを受信した制御部130は、受信されたコンテンツを格納部140に一時的または永久的に格納できる。また、制御部130は、他の端末の要請に従って一時的または永久的に格納されたコンテンツを他の端末に伝送する過程を制御できる。すなわち、本開示内容の端末100は、端末間の通信方式で他の端末からコンテンツを受信でき、他の端末にコンテンツを提供することもできる。
前述した過程を行うために、本開示内容の一つ以上の実施形態による制御部130は、端末探索モジュール131、リスト生成モジュール132、コンテンツ制御モジュール133を備えて構成され得る。
なお、本開示内容の端末に対する識別情報は、IPアドレス情報以外にも、IMEI(International Mobile Equipment Identity)、PIN(Personal Identification Number)、IMSI、UUID(Unique Universal Identifier)、UDID、MIN(Mobile Identification Number)、MSIN(Mobile Subscription Identification Number)、MDN(Mobile Directory Number)、MSISDN(Mobile Station International ISDN Number)のように、端末100間の識別が可能な情報を利用することもできる。
格納部140は、本開示内容の一つ以上の実施形態による機能動作に必要な応用プログラムを含めて、応用プログラム実行中に発生する多様なデータを一時的に格納できる。特に、本開示内容の一つ以上の実施形態による格納部140は、コンテンツ141を格納できる。また、格納部140は、制御部130により生成された隣接端末リスト142を格納できる。格納部140に格納される情報は、一時的または永久的に格納され得る。
このような格納部140は、大きく、プログラム領域とデータ領域を含むことができる。プログラム領域は、端末100を起動させる運営体制(OS)のような端末100駆動のための関連した情報を格納する。データ領域は、端末100の使用によって発生するデータが格納される領域であって、前述したように、コンテンツ141、隣接端末リスト142を格納できる。このような、格納部140は、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスク(hard disk)、マルチメディアカードマイクロ(multimedia card micro)タイプのメモリ(例えば、SDまたはXDメモリなど)、ラム(RAM)、ロム(ROM)などの格納媒体を備えて構成され得る。
表示部150は、端末100の機能実行中に発生する一連の動作状態及び動作結果などに関する情報を表示する。特に、本開示内容の表示部150は、コンテンツ利用と関連した多様な情報を表示できる。
本開示内容の表示部150は、入力部120とともに一つのタッチパネル(またはタッチスクリーン)の形態で具現され得、前記入力部120とともに具現される場合、ユーザのタッチ動作により発生する多様な情報を表示できる。
また、本開示内容の表示部150は、LCD(Liquid Crystal Display)、TFT−LCD(Thin Film Transistor LCD)、OLED(Organic Light Emitting Diodes)、発光ダイオード(LED)、AMOLED(Active Matrix Organic LED)、フレキシブルディスプレイ(Flexible display)及び3次元ディスプレイ(3 Dimension)などで構成され得る。また、これらのうち一部のディスプレイは、それを通じて外部が見られるように、透明型または光透過型で構成され得る。これは、TOLED(Transparant OLED)を含む透明ディスプレイ形態で構成され得る。
このように、図3を通じて端末100の主要構成要素について説明した。しかし、図3を通じて図示された構成要素がすべて必須構成要素であるものではなく、図示された構成要素より多い構成要素によって端末100が具現されることもでき、それより少ない構成要素により端末100が具現されることもできる。例えば、端末100は、電気的な信号である音源をアナログ信号に変換して出力する音源出力部(図示せず)をさらに備えて構成され得、このような音源出力部(図示せず)は、コンテンツと関連した多様な情報の出力を支援する役目を行うことができる。
また、図3を通じて図示された端末100の主要構成要素の位置は、いくらでも便宜上または他の理由で変わることができることはもちろんである。また、制御部130を構成するモジュールは、端末探索モジュール131、リスト生成モジュール132、コンテンツ制御モジュール133のみを表示したが、これに限定されるものではなく、多様な機能を行う多様なモジュールで制御部130が構成されることもできる。
以上、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末100の主要構成及び動作方法について説明した。本開示内容の端末100は、多様な形態で具現され得る。例えば、本明細書で記述される端末100は、スマートフォン(smart phone)、タブレットパソコン(Tablet PC)、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、MP3 Playerなどの移動端末機はもちろん、スマートテレビ(Smart TV)、デスクトップコンピュータなどのような固定端末機が使用されることもできる。
本開示内容の端末100は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence)傾向によって携帯機器の変形が非常に多様で、すべて列挙することはできないが、前記言及されたユニットと同等な水準のユニットが本開示内容による端末100に使用され得、端末間の通信が可能であり、通信網300を経由して通信制御サーバ400と情報を送受信できる端末であれば、いずれの装置も本開示内容の端末100に適用可能である。
以下、本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバ400の主要構成及び動作方法について説明する。
図4は、図1に示された本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバの主要構成を示す例示図である。
図1及び図4を参照すると、本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバ400は、サーバ通信部410、サーバ制御部420及びサーバ格納部430を備えて構成され得る。
サーバ通信部410は、通信網300を介して一つ以上の端末100と多様な情報を送受信する役目を支援する。特に、本開示内容のサーバ通信部410は、いずれか一つの端末100から端末間の通信要請を受信でき、前記端末100にこれに対する応答メッセージを伝送できる。
サーバ制御部420は、本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバ400の全般的な制御を行う。
特に、本開示内容の一つ以上の実施形態によるサーバ制御部420は、いずれか一つの端末100からサーバ通信部410を介して隣接端末リスト、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含むコンテンツに対する端末間の通信要請を受信できる。この際、サーバ制御部420は、サーバ通信部410を介して前記端末100から保有コンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストをさらに含んで受信できる。
その後、サーバ制御部420は、自分が直接コンテンツを保有している端末に関する情報を管理している場合、端末100から受信された隣接端末でコンテンツを保有している他の端末に関する情報を確認し、これをコンテンツ提供端末で抽出し、端末100に提供できる。この際、コンテンツ提供端末が多数個存在する場合、端末100から受信された通信インターフェースに関する情報と、コンテンツを保有している他の端末各々に対する通信インターフェースに関する情報を確認し、一つのコンテンツ提供端末を抽出するか、通信インターフェースに対する優先順位を基盤に整列し、端末100に提供できる。
一方、端末間の通信に参加する端末に関する情報を端末管理サーバ500が管理する場合、サーバ制御部420は、端末管理サーバ500と連動を通じてコンテンツを保有している他の端末に関する情報を確認することもできる。このために、サーバ制御部420は、前記端末100が要請したコンテンツに関する情報を端末管理サーバ500に伝達するか、端末100から受信されたコンテンツ保有リストを端末管理サーバ500に伝達し、端末管理サーバ500で端末間の通信に参加する端末に関する情報、各端末が保有しているコンテンツに関する情報と管理され得るように支援する過程を行うことができる。
なお、端末100の通信インターフェースに関する情報は、リアルタイム変更され得る。端末間の通信に参加する端末100は、使用可能な通信インターフェースに関する情報を通信制御サーバ400に提供でき、通信制御サーバ400は、このような情報を考慮して、コンテンツ提供端末をリアルタイム変更するか、端末100に通知し、端末100のコンテンツ利用を図る過程を支援することもできる。
サーバ格納部430は、通信制御サーバ400の機能実行によるすべてのプログラムを格納する。特に、本開示内容によるサーバ格納部430は、端末間の通信に参加する複数の端末100に関する情報を格納し管理し得る。この際、サーバ格納部430は、それぞれの端末100に対して保有しているコンテンツに関する情報とともに、当該端末で使用可能な通信インターフェースに関する情報などを格納できる。
このような、本開示内容のサーバ格納部430は、通信制御サーバ400内に位置する格納所であることができ、通信制御サーバ400の外部に位置し、通信制御サーバ400とデータ送受信が可能なデータ格納サーバになることもできる。
以上、本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバ400の主要構成及び動作方法について説明した。
以上、本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバ400について説明した。
本開示内容の一つ以上の実施形態による通信制御サーバ400は、ハードウェア的には通常的なウェブサーバ(Web Server)またはネットワークサーバと同一の構成を有する。しかし、ソフトウェア的には、C、C++、Java(登録商標)、Visual Basic、Visual Cなどのような言語を通じて具現されるプログラムモジュール(Module)を含む。
なお、ウェブサーバまたはネットワークサーバは、一般的にインターネットのような開放型コンピュータネットワークを介して不特定多数のクライアント及び/または他のサーバと連結されており、クライアントまたは他のウェブサーバの作業実行要請を受け付け、それに対する作業結果を導出して提供するコンピュータシステム及びそのために設置されているコンピュータソフトウェア(ウェブサーバプログラム)を意味する。しかし、前述したウェブサーバプログラム以外にも、ウェブサーバ上で動作する一連の応用プログラム(Application Program)と、場合によっては、内部に構築されている各種データベースを含む広い概念として理解されなければならない。このような通信制御サーバ400は、一般的なサーバ用ハードウェアにドス(DOS)、ウィンドウ(Windows)、リヌックス(Linux(登録商標))、ユニックス(UNIX(登録商標))、マキントッシュ(Macintosh)などの運営体制によって多様に提供されているウェブサーバプログラムを利用して具現され得、代表的なものとしては、ウィンドウ環境で使用されるウェブサイト(Website)、IIS(Internet Information Server)とユニックス環境で使用されるCERN、NCSA、APPACHなどが利用され得る。
また、本開示内容の通信制御サーバ400は、サーバ基盤コンピューティング方式またはクラウド方式で動作する一つ以上のサーバで具現され得る。特に、本開示内容のシステムを介して送受信される情報は、インターネット上のクラウドコンピューティング装置に永久的に格納され得るクラウドコンピューティング(Cloud Computing)機能を通じて提供され得る。
なお、端末100及び通信制御サーバ400に搭載されるメモリは、その装置内で情報を格納する。一具現例の場合、メモリは、コンピュータで読み取り可能な媒体である。一具現例で、メモリは、揮発性メモリユニットであってもよく、他の具現例の場合、メモリは、非揮発性メモリユニットであってもよい。一具現例の場合、格納装置は、コンピュータで読み取り可能な媒体である。多様な互いに異なる具現例で、格納装置は、例えばハードディスク装置、光学ディスク装置、あるいは他の大容量格納装置を含むこともできる。
なお、本開示内容の一つ以上の実施形態で使用される「〜モジュール」という用語は、ソフトウェア構成要素を意味し、「〜モジュール」は、所定の役目を行う。一例として「〜モジュール」は、ソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。また、構成要素と「〜モジュール」内で提供される機能は、さらに小さい数の構成要素及び「〜モジュール」に結合されるか、追加的な構成要素と「〜モジュール」とにさらに分離され得る。
たとえ本明細書と図面では、例示的な装置構成を記述しているが、本明細書で説明する機能的な動作と主題の具現物は、他の類型のデジタル電子回路で具現されるか、本明細書で開示する構造及びその構造的な等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウエアあるいはハードウェアで具現されるか、これらのうち一つ以上の結合で具現可能である。本明細書で説明する主題の具現物は、一つ以上のコンピュータプログラム製品、言い換えれば、本開示内容による装置の動作を制御するために、あるいはこれによる実行のために、有形のプログラム格納媒体上にエンコーディングされたコンピュータプログラム命令に関する一つ以上のモジュールとして具現され得る。コンピュータで読み取り可能な媒体は、機械で読み取り可能な格納装置、機械で読み取り可能な格納基板、メモリ装置、機械で読み取り可能な電波型信号に影響を及ぼす物質の組成物あるいはこれらのうち一つ以上の組合であることができる。
以下、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法について説明する。
図5は、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末においての端末間のコンテンツ提供方法を説明するための例示的な流れ図である。
図1及び図5を参照すると、本開示内容の端末100は、端末間の通信を支援するモジュール、すなわち図3に示された第1インターフェース111が活性化されることによって連結可能な隣接端末を探索する(S101)。ここで、第1インターフェース111は、ユーザの要請に従って活性化されるか、本開示内容の端末間の通信を支援する特定サービスに接続−アプリケーションを接続するなどの行為−を通じて活性化され得る。
また、端末100は、探索された隣接端末に対する隣接端末リストを生成する(S103)。その後、端末100は、前記隣接端末リストを含む特定コンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバ400に伝送する(S105)。この際、前記端末間の通信要請には、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含むことができる。
その後、端末100は、通信制御サーバ400から隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち通信インターフェースに関する情報を基準にして選択されたコンテンツ提供端末に関する情報を受信できる(S107)。
例えば、第1端末100aが生成した隣接端末リストに、第2端末100b及び第3端末100cが隣接端末として含まれている場合、第1端末100aは、生成された隣接端末リストを使用可能な通信インターフェースに関する情報とともに、通信制御サーバ400に伝送できる。これを受信した通信制御サーバ400は、第2端末100b及び第3端末100cに関する情報を確認し、第1端末100aが要請したコンテンツと同一のコンテンツを保有している端末を確認する。確認結果、第2端末100bのみが第1端末100aが要請したコンテンツを保有している場合、通信制御サーバ400は、第2端末100bをコンテンツ提供端末として指定し、第2端末100bに関する情報を第1端末100aに提供できる。一方、第2端末100b及び第3端末100cは、いずれも、第1端末100aが要請したコンテンツを保有している場合、通信制御サーバ400は、第2端末100b及び第3端末100cの通信インターフェースに関する情報を確認し、第1端末100aと同一の通信インターフェースを保有している端末を選択できる。
このような過程を経て通信制御サーバ400によって隣接端末のうちコンテンツ提供端末を確認した端末100は、当該コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る(S109)。
これに加えて、前記S105段階で、端末100は、自分が保有しているコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストを通信制御サーバ400にさらに伝送できる。
以下、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法についてさらに具体的に説明する。
図6及び図7は、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法を説明するための流れ図である。
図6及び図7を参照して説明するに先立って、説明の便宜のために、端末100は、コンテンツを要請した、すなわち端末間の通信を要請したユーザの端末であり、隣接端末100nは、端末100の隣接した他のユーザの端末であることを仮定して説明する。隣接端末100nは、複数個存在でき、複数個存在する隣接端末100nは、端末100が要請したコンテンツを保有していてもよく、そうではなくてもよい。
なお、本開示内容の通信制御サーバ400は、端末間の通信に参加するすべての端末に関する情報を格納して管理し得る。この際、端末間の通信に参加するすべての端末に関する情報を端末管理サーバ500により管理され得、通信制御サーバ400は、端末管理サーバ500に格納された端末リストを確認し、これを利用してコンテンツ提供端末を抽出し、端末間の通信を要請した端末100に提供する役目を行うことができる。
まず、図6を参照して、通信制御サーバ400が端末間の通信に参加するすべての端末に関する情報を格納し管理する場合について説明する。
図6で、端末100は、一定半径内に位置する一つ以上の隣接端末を探索する(S201)。また、一つ以上の隣接端末を含む隣接端末リストを生成し(S203)、生成された隣接端末リストを含む特定コンテンツに対する端末間の通信要請を通信制御サーバ400に伝送する(S205)。
これを受信した通信制御サーバ400は、端末100が要請するコンテンツを保有している他の端末に関する情報を1次的に確認する(S207)。
その後、通信制御サーバ400は、コンテンツ提供端末を抽出し、これに関する情報を端末100に伝送する。この際、通信制御サーバ400は、コンテンツ提供端末が多数存在する場合、端末100の通信インターフェースに関する情報と、端末管理サーバ500から伝送された端末リストに含まれたそれぞれの端末に対する通信インターフェースに関する情報を比較し、最終コンテンツ提供端末を抽出することもできる(S211)。
また、本開示内容の通信制御サーバ400は、端末100が特定コンテンツを要請した状態で、前記端末100も、他の端末に対するコンテンツ提供端末として指定され得るので、端末100の識別情報に対応して端末100が要請したコンテンツに関する情報と通信インターフェースに関する情報を格納する。
そして、通信制御サーバ400は、端末100にコンテンツ提供端末に関する情報を伝送し(S213)、これを受信した端末100は、コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る(S215〜S217)。
本開示内容のコンテンツ提供端末は、端末100に隣接している複数の隣接端末のうち一つの隣接端末になり得、通信インターフェースに関する情報を考慮して通信制御サーバ400により指定された端末を意味する。
なお、コンテンツ提供端末が多数個存在する場合、端末100は、多数個のコンテンツ提供端末にコンテンツを要請し、受信されるコンテンツの断片ファイルを併合する過程を処理することもできる。
本開示内容の通信制御サーバ400は、端末間の通信に参加する端末に対するリストを管理する端末管理サーバ500との連動を通じてコンテンツ提供端末を確認することもできる。
これについて図7を参照して説明する。
図7を参照すると、まず、端末100は、一定半径内に位置する隣接端末を探索し(S301)、探索された隣接端末に対する識別情報を含む隣接端末リストを生成する(S303)。
その後、端末100は、利用しようとするコンテンツの一部または全部を格納している一つ以上の他の端末に対するリスト、すなわちコンテンツ提供端末に関する情報を獲得し、端末間の通信に参加するために、端末管理サーバ500に要請メッセージを伝送する(S305)。本開示内容の端末間の要請メッセージには、トランザクションを識別するためのトランザクションアイディー(TID)、メッセージを発信した装置のアドレスを示す出発地アドレス情報及びメッセージを受信する装置のアドレスを示す目的地アドレス情報が含まれ、利用しようとするコンテンツに対する識別子、コンテンツ名前、サイズなどをさらに含むことができる。
本開示内容の目的地アドレス情報は、メッセージを受信する装置のアドレス、すなわち端末管理サーバ500に対するアドレスを意味する。端末100は、端末間の通信のために指定されたサービスに接続し、端末管理サーバ500に関する情報を獲得でき、獲得された情報を利用して端末管理サーバ500に前記要請メッセージを伝送でき、この際、端末100は、UDPトラッカープロトコル(UDPT;UDP Tracker protocol)を通じて要請メッセージを端末管理サーバ500に伝送できる。
通信制御サーバ400は、端末100が伝送した要請メッセージをモニタリングして検出する(S307)。この際、通信制御サーバ400は、シンクホールルーティング(sinkhole routing)を通じて通信網300を介して伝送されるメッセージを自分にフォワーディングするようにするか、ミラリング方式を通じてコピーして検出することもできる。
通信制御サーバ400が、端末100が伝送した要請メッセージをモニタリングして検出することは、自分が端末100にコンテンツ提供端末に関する情報を提供するためである。このような過程を経ない場合、端末100は、端末管理サーバ500から単純に自分が要請したコンテンツと同一のコンテンツを保有している端末に関する情報のみを受信できるだけで、隣接端末のうち選択されたコンテンツ提供端末に関する情報を受信できない。
このために、本開示内容の通信制御サーバ400が、端末100が端末管理サーバ500に伝達する要請メッセージをモニタリングして検出して収集し(S307)、前記要請メッセージに含まれたトランザクションアイディーを変更する(S309)。本開示内容において変更されるトランザクションアイディーは、要請メッセージに含まれたトランザクションアイディーと異なると十分であり、特定のトランザクションアイディーに設定される必要はない。その後、通信制御サーバ400は、トランザクションアイディーが変更された要請メッセージを端末管理サーバ500に伝送し、端末リストを要請する(S311)。
端末管理サーバ500は、S305段階を通じて受信した要請に対する応答として、端末リストを端末100に伝送する(S313)。この際、前記端末リストは、通信制御サーバ400により変更されたトランザクションアイディーが含まれている。また、端末管理サーバ500は、当該端末100を端末間の通信に参加する端末として登録する(S317)。
一方、S313段階で、端末管理サーバ500から端末リストを受信した端末100は、伝送した要請メッセージに含まれたトランザクションアイディーを比較し、比較した結果が異なるので、S313段階を通じて受信した端末リストは無視する(S315)。
このような過程で、通信制御サーバ400は、S307段階で収集された要請メッセージに含まれた出発地アドレス情報を自分のアイビー(IP)に変更する(S319)。
また、通信制御サーバ400は、出発地アドレス情報が変更された端末リスト要請メッセージを端末管理サーバ500に伝送し、端末リストを受信できる(S321〜S323)。端末管理サーバ500は、通信制御サーバ400から受信した端末リスト要請メッセージに含まれた出発地アドレス情報が通信制御サーバ400に変更されたので、端末リストを通信制御サーバ400に伝送できる。
この際、通信制御サーバ400は、端末管理サーバ500に端末100から伝達された隣接端末リストと端末100が要請したコンテンツに関する情報を提供し、前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記コンテンツを保有している端末に関する情報のみを含む端末リストを受信できる。
また、通信制御サーバ400は、端末管理サーバ500に端末100が要請したコンテンツに関する情報を提供し、当該コンテンツを保有している端末に関する情報を含む端末リストを受信することもできる。
また、端末管理サーバ500は、通信制御サーバ400を端末間の通信に参加する一つの端末として登録することもできる(S325)。
その後、通信制御サーバ400は、受信された端末リストを通信インターフェースに関する情報によって端末に対する優先順位を変更するか、特定端末を削除するか、追加し、最終コンテンツ提供端末を抽出できる(S327)。この際、通信インターフェースに関する情報によって端末を優先順位して整列した後、コンテンツ提供端末に対するリストを生成できる。
また、通信制御サーバ400は、コンテンツ提供端末に関する情報を端末100に伝送し(S329)、端末100は、前記コンテンツ提供端末に関する情報によって該当する多数のコンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信し得る(S331〜S333)。
この際、端末100は、一つ以上のコンテンツ提供端末から要請したコンテンツに対する一つ以上の断片ファイルを並列に受信でき、受信した一つ以上の断片ファイルを併合して受信することを希望したコンテンツファイルを完成させることができる。
なお、前記S305段階で、端末100は、自分が保有しているコンテンツに対するリストであるコンテンツ保有リストをさらに含んで伝送でき、これを受信した端末管理サーバ500は、S317段階で、前記端末100に関する情報登録時前記端末100が要請したコンテンツに関する情報とともに、前記コンテンツ保有リストを格納し、端末間の通信に参加する端末に関する情報を管理できる。
以上、本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法について説明した。
前述したような本開示内容の端末間のコンテンツ提供方法は、コンピュータプログラムコマンドとデータを格納するに適したコンピュータで読み取り可能な媒体の形態で提供されることもできる。本開示内容の一つ以上の実施形態による端末間のコンテンツ提供方法は、端末が、連結可能な少なくとも一つ以上の隣接端末を探索し、隣接端末リストを生成する段階と、前記端末が前記隣接端末リスト、使用可能な通信インターフェースに関する情報を含む端末間の通信要請を通信制御サーバに伝送する段階と、前記端末が前記通信制御サーバから前記隣接端末リストに含まれた隣接端末のうち前記通信インターフェースに関する情報を基準にして選択された一つ以上のコンテンツ提供が可能なコンテンツ提供端末に関する情報を受信する段階と、前記端末が前記コンテンツ提供端末にコンテンツを要請して受信する段階などを実行できる。
この際、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータで読み出されて設置され、実行されることによって、前述した機能を実行できる。
コンピュータが記録媒体に記録されたプログラムを読み出して、プログラムで具現された機能を実行させるために、前述したプログラムは、コンピュータのプロセッサ(CPU)がコンピュータの装置インターフェース(Interface)を介して読み出されることができるC、C++、JAVA(登録商標)、機械語などのコンピュータ言語でコード化されたコード(Code)を含むことができる。
このようなコードは、前述した機能を定義した関数などと関連した機能的なコード(Function Code)を含むことができ、前述した機能をコンピュータのプロセッサが所定の手続に基づいて実行させるのに必要な実行手続関連制御コードを含むこともできる。また、このようなコードは、前述した機能をコンピュータのプロセッサが実行させるのに必要な追加情報やメディアがコンピュータの内部又は外部メモリのどの位置(アドレス番地)で参照されなければならないかに対するメモリ参照関連コードをさらに含むことができる。また、コンピュータのプロセッサが前述した機能を実行させるために、遠隔(Remote)にある任意の他のコンピュータやサーバなどと通信が必要な場合、コードは、コンピュータのプロセッサがコンピュータの通信モジュールを利用して遠隔(Remote)にある任意の他のコンピュータやサーバなどとどのように通信しなければならないか、通信時にどんな情報やメディアを送受信しなければならないかなどに対する通信関連コードをさらに含むこともできる。
このような、コンピュータプログラムコマンドとデータを格納するのに適したコンピュータで読み取り可能な媒体は、例えば記録媒体は、ハードディスク、フロッピィーディスク及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Video Disk)のような光記録媒体(Optical Media)、フロプチカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−OpticalMedia)、及びロム(ROM、Read Only Memory)、ラム(RAM、Random Access Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)のような半導体メモリを含む。プロセッサとメモリは、特殊目的の論理回路によって補充されるか、それに統合され得る。
また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが格納され、実行され得る。また、本開示内容を具現するための機能的な(Functional)プログラムとこれと関連したコード及びコードセグメントなどは、記録媒体を読み出してプログラムを実行させるコンピュータのシステム環境などを考慮して、本開示内容の属する技術分野におけるプログラマーによって容易に推論されるか、または変更されることもできる。
本明細書は、多数の特定の具現物の詳細事項を含むが、これらは、如何なる発明や請求可能なものの範囲に対しても制限的なものとして理解されてはならず、むしろ特定の発明の特定の実施形態に特有な特徴に対する説明として理解しなければならない。個別的な実施形態の文脈で本明細書に記述された特定の特徴は、単一実施形態で組み合わせて具現されることもできる。反対に、単一実施形態の文脈で記述した多様な特徴も個別的にあるいは如何なる適切な下位組合でも複数の実施形態で具現可能である。さらに、特徴が特定の組合で動作し、初期にそのように請求されたように描写され得るが、請求された組合からの一つ以上の特徴は、一部の場合にその組合から排除され得、その請求された組合は、下位組合や下位組合の変形物に変更され得る。
同様に、特定の手順で図面で動作を描いているが、これは、好適な結果を得るために図示されたその特定の手順や順次な順にそのような動作を実行しなければならないか、すべての図示された動作が実行されなければならないものと理解されてはならない。特定の場合、マルチタスキングと並列プロセッシングが有利であることができる。また、前述した実施形態の多様なシステムコンポネントの分離は、そのような分離をすべての実施形態で要求するものと理解されてはならず、説明したプログラムコンポネントとシステムは、一般的に単一のソフトウェア製品に一緒に統合されるか、多重ソフトウェア製品にパッケージングされ得るという点を理解しなければならない。
本開示内容は、端末間のコンテンツ提供方法に関し、端末間のコンテンツ伝送を支援する通信制御サーバとの連動を通じて端末間のコンテンツ伝送が可能な方法に関する。
本開示内容によれば、通信制御サーバの支援の下に端末間の使用可能な通信資源を考慮してコンテンツ伝送のための端末を選択し、実質的なコンテンツは、端末同士送受信することによって、通信網の負荷を減少させ、より迅速なコンテンツの提供が可能になるという長所があり、これにより、サービス産業の発展に貢献できる。
さらに、本開示内容は、市販または営業の可能性が十分であると共に、現実的に明白に実施できる程度であるため、産業上の利用可能性がある。