以下に、この出願の実施形態における添付図面を参照して、この出願の実施形態における技術的解決策について説明する。この出願の明細書において、別段の記載がない限り、「/」は「又は」を意味し、例えば、A/BはA又はBを表してもよく、この明細書における「及び/又は」は、関連する対象物を記述するための単なる関連付け関係であり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、A及びBの双方が存在する場合、Bのみが存在する場合を表してもよい。さらに、この出願の説明において、別段の記載がない限り、「複数」は、2つ以上を意味する。
この出願の実施形態に記載されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、この出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図するものであり、この出願の実施形態において提供される技術的解決策に対する限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャが進化して新たなサービスシナリオが現れるにつれて、この出願の実施形態において提供される技術的解決策がまた、同様の技術的課題にも適用可能であることを認識し得る。
図1は、この出願の実施形態によるハンドオーバシステム10の概略アーキテクチャ図である。ハンドオーバシステムは、ターゲットモビリティ管理エンティティ101と、ソースモビリティ管理エンティティ102とを含む。ソースモビリティ管理エンティティ102は、端末がハンドオーバされる前に端末にサービス提供するモビリティ管理エンティティである。ターゲットモビリティ管理エンティティ101は、端末がハンドオーバされた後に端末にサービス提供するモビリティ管理エンティティである。一般的な説明がここで提供されており、以下では繰り返されない。
ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末に関連するアップリンクメッセージでもよく、或いは、ターゲット端末に関連するダウンリンクメッセージでもよい。ターゲット端末に関連するアップリンクメッセージは、アクセスデバイスがターゲット端末に関連するN2メッセージ、例えば、アップリンクN2メッセージを開始する必要があるときに、アクセスデバイスによりターゲットモビリティ管理エンティティ101に送信されるアップリンクメッセージでもよく、或いは、ターゲット端末によりターゲットモビリティ管理エンティティ101に送信されるアップリンクメッセージ、例えば、アップリンク非アクセス層(non-access stratum, NAS)メッセージでもよい。ターゲット端末に関連するダウンリンクメッセージは、ネットワークデバイスによりアクセスデバイスに送信されるダウンリンクメッセージ、例えば、ダウンリンクN2メッセージでもよく、或いは、ネットワークデバイスによりターゲット端末に送信されるダウンリンクメッセージ、例えば、ダウンリンクNASメッセージでもよく、或いは、ネットワークデバイスによりターゲットモビリティ管理エンティティ101に送信されるダウンリンクメッセージでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。ネットワークデバイスは、例えば、セッション管理機能エンティティでもよい。
ターゲットモビリティ管理エンティティ101は、ターゲット端末に関連するメッセージを、ターゲット端末に現在サービス提供しているソースモビリティ管理エンティティ102に送信するように更に構成される。
ソースモビリティ管理エンティティ102は、ターゲットモビリティ管理エンティティ101からターゲット端末に関連するメッセージを受信するように構成される。
図1におけるソースモビリティ管理エンティティ102及びターゲットモビリティ管理エンティティ101は、互いに直接通信してもよく、或いは、他のネットワークデバイスによる転送を通じて互いに通信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
この出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバシステムでは、ターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットモビリティ管理エンティティはターゲット端末に関連するメッセージをソースモビリティ管理エンティティに送信してもよく、それにより、ソースモビリティ管理エンティティは、端末にサービス提供し続けることができる。したがって、ソースモビリティ管理エンティティがターゲット端末にもはやサービス提供しないと決定した後に、ターゲット端末の現在の進行中のプロシージャが中断されないことが確保できる。
任意選択で、ハンドオーバシステム10は、第5世代(5rd Generation, 5G)ネットワーク及び将来の他のネットワークに適用されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
ハンドオーバシステム10が図2に示す5Gネットワークに適用される場合、ターゲットモビリティ管理エンティティ101に対応するネットワークエレメント又はエンティティは、ターゲットアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function, AMF)エンティティでもよく、ソースモビリティ管理エンティティ102に対応するネットワークエレメント又はエンティティは、ソースAMFエンティティでもよい。
さらに、図2に示すように、5Gネットワークは、アクセスデバイス、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)エンティティ、統一データ管理(unified data management, UDM)エンティティ、認証サーバ機能(authentication server function, AUSF)エンティティ、セッション管理機能(session management function, SMF)エンティティ、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)エンティティ等を更に含んでもよい。任意選択で、5Gネットワークは、非構造データ記憶機能(unstructured data storage function, UDSF)エンティティを更に含んでもよい。
この出願のこの実施形態では、ターゲット端末は、アクセスデバイスを使用することによりネットワークにアクセスし、次世代(next generation, N)1インタフェース(略称N1)を通じてソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティと通信する。ソースAMFエンティティは、N14インタフェース(略称N14)を通じてターゲットAMFエンティティと通信する。ソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティは、N2インタフェース(略称N2)を通じてアクセスデバイスとそれぞれ通信する。ソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティは、N18インタフェース(略称N18)を通じてUDSFエンティティとそれぞれ通信する。ソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティは、N12インタフェース(略称N12)を通じてAUSFエンティティとそれぞれ通信する。ソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティは、N8インタフェース(略称N8)を通じてUDMエンティティとそれぞれ通信する。ソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティは、N11インタフェース(略称N11)を通じてSMFエンティティとそれぞれ通信する。ソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティは、N15インタフェース(略称N15)を通じてPCFエンティティとそれぞれ通信する。AUSFエンティティは、N13インタフェース(略称N13)を通じてUDMエンティティと通信する。SMFエンティティは、N4インタフェース(略称N4)を通じてUPFエンティティと通信する。UPFエンティティは、N6インタフェース(略称N6)を通じてデータネットワーク(data network, DN)と通信する。
図2におけるネットワークエレメントの間の各インタフェースの名前は単なる例であり、具体的な実現方式の中で、インタフェースの他の名前が存在してもよい点に留意すべきである。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
図2におけるアクセスデバイス、ソースAMFエンティティ、ターゲットAMFエンティティ、SMFエンティティ、UDSFエンティティ、AUSFエンティティ、UDMエンティティ、UPFエンティティ、PCFエンティティ等は、単なる名前であり、これらの名前は、デバイスに対する限定を構成しない点に留意すべきである。5Gネットワーク及び将来の他のネットワークでは、アクセスデバイス、ソースAMFエンティティ、ターゲットAMFエンティティ、SMFエンティティ、UDSFエンティティ、AUSFエンティティ、UDMエンティティ、UPFエンティティ及びPCFエンティティに対応するネットワークエレメント又はエンティティは、他の名前を有してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。例えば、UDMエンティティは、ホーム加入者サーバ(home subscriber server, HSS)、ユーザ加入データベース(user subscription database, USD)又はデータベースエンティティと置き換えられてもよい。一般的な説明がここで提供されており、以下では繰り返されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態における端末(terminal)は、様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、無線通信機能を有するコンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理デバイスを含んでもよく、加入者ユニット(subscriber unit)、携帯電話(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、無線データカード、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、無線モデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話(cordless phone)、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop, WLL)局、マシンタイプ通信(machine type communication, MTC)端末、ユーザ装置(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、端末デバイス(terminal device)等を更に含んでもよい。説明を容易にするために、この出願では、上記のデバイスはまとめて端末と呼ばれる。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるアクセスデバイスは、コアネットワークにアクセスするデバイスであり、例えば、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway, BNG)、集約スイッチ又は非3GPPアクセスデバイスでもよい。基地局は、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局及びアクセスポイントのような様々な形式の基地局を含んでもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるソースAMFエンティティの機能については、図1におけるソースモビリティ管理エンティティの機能を参照し、この出願のこの実施形態におけるターゲットAMFエンティティの機能については、図1におけるターゲットモビリティ管理エンティティの機能を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。さらに、ソースAMFエンティティ及びターゲットAMFエンティティは、登録管理、モビリティ管理及び合法的傍受のような機能を更に担ってもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるSMFエンティティは、セッション設定、セッション変更、セッション解放、端末のインターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレスの割り当て及び管理、UPFエンティティの選択及び制御、並びに合法的傍受のようなセッション関連の制御機能を含むセッション管理を実行するように構成される。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるUPFエンティティは、端末パケット転送及び統計収集のような処理機能を担ってもよい。例えば、UPFエンティティは、サービングゲートウェイ(serving gateway, SGW)及びパケットデータネットワークゲートウェイ(packet data network gateway, PGW)のユーザプレーン機能を実現できる。代替として、UPFエンティティは、ソフトウェア定義ネットワーキング(software defined networking, SDN)スイッチ(Switch)でもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるAUSFエンティティは、端末の加入データに基づいて、端末を認証するように構成される。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるUDMエンティティは、加入データを記憶するように構成される。さらに、UDMエンティティは、認証、ユーザ識別子処理及び加入管理のような機能を更に含む。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施例におけるPCFエンティティは、ポリシールールを提供すること及びネットワーク挙動を管理する際の統一ポリシーフレームワークをサポートすることのようなポリシー関連の機能を含む。
任意選択で、この出願のこの実施形態において提供されるUDSFエンティティは、ネットワークエンティティの非構造データを記憶するように構成される。
任意選択で、図1におけるターゲットモビリティ管理エンティティ101は、1つの物理デバイスにより実現されてもよく、或いは、複数の物理デバイスにより一緒に実現されてもよく、或いは、物理デバイス内の論理機能モジュールでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
例えば、図1におけるターゲットモビリティ管理エンティティ101は、図3における通信デバイスを使用することにより実現されてもよい。図3は、この出願の実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。通信デバイス300は、少なくとも1つのプロセッサ301と、通信バス302と、メモリ303と、少なくとも1つの通信インタフェース304とを含む。
プロセッサ301は、汎用中央処理装置(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、又はこの出願の解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つ以上の集積回路でもよい。
通信バス302は、上記の構成要素の間で情報を転送するための経路を含んでもよい。
通信インタフェース304は、トランシーバのようないずれかの装置であり、他のデバイス又はイーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)若しくは無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)のような通信ネットワークと通信するように構成される。
メモリ303は、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)若しくは静的な情報及び命令を記憶できる他のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)若しくは情報及び命令を記憶できる他のタイプの動的記憶デバイス、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)若しくは他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク及びブルーレイディスク等を含む)、又は磁気ディスク記憶媒体若しくは他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形式で想定されるプログラムコードを搬送又は記憶するために使用でき且つコンピュータによりアクセスできるいずれかの他の媒体でもよいが、これらに限定されない。メモリは、独立して存在してもよく、バスを通じてプロセッサに接続される。代替として、メモリは、プロセッサと統合されてもよい。
メモリ303は、この出願の解決策を実行するためのアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、プロセッサ301は実行を制御する。プロセッサ301は、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行し、この出願の以下の実施形態において提供されるハンドオーバ方法を実現するように構成される。
具体的な実現方式の中で、実施形態では、プロセッサ301は、1つ以上のCPU、例えば、図3に示すCPU0及びCPU1を含んでもよい。
具体的な実現方式の中で、実施形態では、通信デバイス300は、複数のプロセッサ、例えば、図3に示すプロセッサ301及びプロセッサ308を含んでもよい。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)プロセッサでもよく、或いは、マルチコア(multi-CPU)プロセッサでもよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路及び/又は処理コアでもよい。
具体的な実現方式の中で、実施形態では、通信デバイス300は、出力デバイス305と、入力デバイス306とを更に含んでもよい。出力デバイス305は、プロセッサ301と通信し、複数の方式で情報を表示してもよい。例えば、出力デバイス305は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD)、発光ダイオード(light emitting diode, LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube, CRT)ディスプレイデバイス又はプロジェクタ(projector)でもよい。入力デバイス306は、プロセッサ301と通信し、複数の方式でユーザ入力を受け取ってもよい。例えば、入力デバイス306は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス又はセンシングデバイスでもよい。
通信デバイス300は、汎用通信デバイス又は専用通信デバイスでもよい。具体的な実現方式の中で、通信デバイス300は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)、移動電話、タブレットコンピュータ、無線端末デバイス、内蔵デバイス、又は図3のものと同様の構造を有するデバイスでもよい。通信デバイス300のタイプは、この出願のこの実施形態では限定されない。
この出願の実施形態において提供されるハンドオーバ方法が、図1~図3を参照して以下に具体的に記載される。
例えば、図1に示すハンドオーバシステムは、図2に示す5Gネットワークに適用される。ソースAMFエンティティが、来たるべきシャットダウン、スケールダウン又は他の理由により、ソースAMFエンティティによりサービス提供される全て又はいくつかの端末をターゲットAMFエンティティに移動することを決定し、ターゲットAMFエンティティがこれらの端末にサービス提供すると仮定される。図4は、この出願の実施形態によるハンドオーバ方法の概略フローチャートである。ハンドオーバ方法では、ソースAMFエンティティは、サービス提供されるハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有する端末の識別子のリストをターゲットAMFエンティティに送信し、ターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、識別子リストに基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する。ターゲット端末のプロシージャが終了したとソースAMFエンティティが決定した後に、ソースAMFエンティティは、ソースAMFエンティティとターゲットAMFエンティティとの間のN14インタフェースを通じて、ターゲット端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲット端末は、ターゲット端末の現在のプロシージャを中断することなくソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティにハンドオーバできる。具体的には、ハンドオーバ方法は以下のステップを含む。
S401.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末を決定し、ハンドオーバ対象の端末にサービス提供すべきターゲットAMFエンティティを決定する。
この出願のこの実施形態では、ハンドオーバ対象の端末は、ソースAMFエンティティによりサービスされる全ての端末でもよく、或いは、ソースAMFエンティティによりサービスされるいくつかの端末、例えば、同じグループ識別子を含む端末のグループでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
この出願のこの実施形態では、ソースAMFエンティティは、管理を容易にするために、ローカルポリシー又は他のファクタに基づいて、ソースAMFエンティティによりサービスされる全ての端末をグループに分割し、端末の各グループについて対応するグループ識別子を構成してもよい点に留意すべきである。ここでのグループ識別子は、ソースAMFエンティティのグローバルユニークAMF識別子(globally unique AMF ID, GUAMI)でもよい。一般的な説明がここで提供されており、以下では繰り返されない。
S402.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲットAMFエンティティは、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを記憶してもよい。
S403.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有する端末の識別子のリストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティから識別子リストを受信する。
具体的には、ソースAMFエンティティにより決定されたハンドオーバ対象の端末において、いくつかの端末が進行中のプロシージャを有する場合、例えば、いくつかの端末が再登録プロシージャ又はハンドオーバプロシージャを実行している場合、進行中のプロシージャを有するこれらの端末について、ソースAMFエンティティは、一時的にこれらの端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信せず、これらの端末の識別子をターゲットAMFエンティティに送信し、これらの端末がソースAMFエンティティにより現在サービス提供され続けていることをターゲットAMFエンティティに通知してもよい。
この出願のこの実施形態では、端末の識別子は、端末のグローバルユニーク一時識別子(global unique temporary identity, GUTI)、端末の加入永久識別子(subscriber permanent identity, SUPI)、ソースAMFエンティティにより端末に割り当てられた端末のAMF N2アプリケーション層プロトコル(N2 application protocol, N2AP)端末識別子、ソースAMFエンティティにより端末に割り当てられた端末のAMF N2アプリケーション層プロトコル(N2 application protocol, N2AP)端末識別子及び端末が位置する端末グループのグループ識別子、アクセスデバイスにより端末に割り当てられた端末のアクセスデバイスN2AP端末識別子及びアクセスデバイスの識別子、又は他の利用可能な識別子のうち少なくとも1つを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
この出願のこの実施形態では、アップリンクメッセージで搬送される端末識別子及びダウンリンクメッセージで搬送される端末識別子は、それぞれ、上記の端末識別子のうち1つである。さらに、アップリンクメッセージで搬送される端末識別子及びダウンリンクメッセージで搬送される端末識別子は異なってもよい。例えば、アップリンクメッセージで搬送される端末識別子は、GUTI、AMFエンティティにより端末に割り当てられた端末のAMF N2AP端末識別子、端末のAMF N2AP端末識別子及び端末が位置する端末グループのグループ識別子、端末のアクセスデバイスN2AP端末識別子及びアクセスデバイスの識別子、又は他の利用可能な識別子を含んでもよく、ダウンリンクメッセージで搬送される端末識別子は、SUPI、GUTI、又は他の利用可能な識別子を含んでもよい。一般的な説明がここで提供されており、以下では繰り返されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、識別子リストを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、識別子リストを記憶してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、識別子リストを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、識別子リストについての情報とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係を記憶してもよく、或いは、識別子リスト内の端末識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係を記憶してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
識別子リストについての情報は、例えば、識別子リストの番号でもよい。ソースAMFエンティティについての情報は、例えば、ソースAMFエンティティのアドレス又はソースAMFエンティティの名前でもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ステップS403における識別子リスト及びステップS402における端末のコンテキストは、同じメッセージを使用することによりターゲットAMFエンティティに送信されてもよく、或いは、異なるメッセージを使用することによりターゲットAMFエンティティに送信されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ソースAMFエンティティについての情報は、ステップS403における識別子リスト又はステップS402における端末のコンテキストと共に、ターゲットAMFエンティティに送信されてもよい。例えば、ソースAMFエンティティについての情報は、同じメッセージを使用することにより、ステップS403における識別子リスト又はステップS402における端末のコンテキストと共に、ターゲットAMFエンティティに送信されるか、或いは、メッセージのソースアドレスとしてターゲットAMFエンティティに送信される。明らかに、ソースAMFエンティティについての情報は、代替として、ターゲットAMFエンティティにおいて構成されてもよい。例えば、ターゲットAMFエンティティへのソースAMFエンティティのIPアドレスとソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係は、ターゲットAMFエンティティにおいて構成され、それにより、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報を取得するために、ステップS403における識別子リスト又はステップS402における端末のコンテキストを搬送する受信メッセージのソースIPアドレスに基づいて、対応関係を照会できる。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S404.ソースAMFエンティティは、指示情報1をアクセスデバイスに送信し、アクセスデバイスは、ソースAMFエンティティから指示情報1を受信する。
指示情報1は、ソースAMFエンティティが利用不可能であるか、或いは、ソースAMFエンティティ内のいくつかのグループ識別子が利用不可能であることを示すために使用される。例えば、ハンドオーバ対象の端末がソースAMFエンティティによりサービスされる全ての端末である場合、指示情報1は、ソースAMFエンティティが利用不可能であることを示すために使用される。代替として、例えば、ハンドオーバ対象の端末が同じグループ識別子を含む端末のグループである場合、指示情報1は、ソースAMFエンティティ内の端末グループのグループ識別子が利用不可能であることを示すために使用される。
この出願のこの実施形態では、グループ識別子が利用不可能であることは、グループ識別子に対応する端末グループ内の端末がもはやサービス提供されないことを具体的に意味する点に留意すべきである。一般的な説明がここで提供されており、以下では繰り返されない。
S405.ソースAMFエンティティは、指示情報1をSMFエンティティに送信し、それにより、SMFエンティティは、ソースAMFエンティティから指示情報1を受信する。
指示情報1の関連する説明については、ステップS404を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
この出願のこの実施形態は、ソースAMFエンティティが指示情報1をコアネットワーク側のSMFエンティティに送信する例を使用することにより単に記載されている点に留意すべきである。明らかに、この出願のこの実施形態におけるSMFエンティティは、他のコアネットワークデバイスと置き換えられてもよい。例えば、ソースAMFエンティティは、代替として、指示情報1をUDMエンティティ又はAUSFエンティティに送信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S406.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末にサービス提供すべきターゲットAMFエンティティについての情報をアクセスデバイスに送信し、それにより、アクセスデバイスは、ソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティについての情報を受信する。
この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティについての情報は、例えば、ターゲットAMFエンティティのアドレス又はターゲットAMFエンティティの名前でもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、ハンドオーバ対象の端末にサービス提供すべきターゲットAMFエンティティについての情報は、代替として、ターゲットAMFエンティティによりアクセスデバイスに送信されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S407.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象のターゲット端末にサービスすべきターゲットAMFエンティティについての情報をSMFエンティティに送信し、それにより、SMFエンティティは、ソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティについての情報を受信する。
ターゲットAMFエンティティについての情報の関連する説明については、ステップS406を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
任意選択で、ハンドオーバ対象の端末にサービス提供すべきターゲットAMFエンティティについての情報は、代替として、ターゲットAMFエンティティによりSMFエンティティに送信されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
この出願のこの実施形態は、ソースAMFエンティティがターゲットAMFエンティティについての情報をコアネットワーク側のSMFエンティティに送信する例を使用することにより単に記載されている点に留意すべきである。明らかに、ソースAMFエンティティは、代替として、ターゲットAMFエンティティについての情報を、UDMエンティティ又はAUSFエンティティのような、SMFエンティティ以外のコアネットワークデバイスに送信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ステップS404における指示情報1及びステップS406におけるターゲットAMFエンティティについての情報は、同じメッセージを使用することによりアクセスデバイスに送信されてもよく、或いは、異なるメッセージを使用することによりアクセスデバイスに送信されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
同様に、この出願のこの実施形態では、ステップS405における指示情報1及びステップS407におけるターゲットAMFエンティティについての情報は、同じメッセージを使用することによりSMFエンティティに送信されてもよく、或いは、異なるメッセージを使用することによりSMFエンティティに送信されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S408.アクセスデバイスは、ハンドオーバ対象の端末において接続モードの全ての端末のN2インタフェースを解放するが、N3インタフェースを保持する。
具体的には、アクセスデバイスは、指示情報1に基づいて、ハンドオーバ対象の端末を決定してもよい。ソースAMFエンティティが利用不可能であることを指示情報1が示す場合、これは、ハンドオーバ対象の端末がソースAMFエンティティによりサービスされる全ての端末であることを示す。代替として、例えば、ソースAMFエンティティ内のグループ識別子が利用不可能であることを指示情報1が示す場合、これは、ハンドオーバ対象の端末がソースAMFエンティティによりサービス提供される端末においてグループ識別子に対応する端末グループ内の端末であることを示す。
S409.SMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末において接続モードの全ての端末のN11インタフェースを解放する。
具体的には、SMFエンティティは、指示情報1に基づいて、ハンドオーバ対象の端末を決定してもよい。ソースAMFエンティティが利用不可能であることを指示情報1が示す場合、これは、ハンドオーバ対象の端末がソースAMFエンティティによりサービス提供される全ての端末であることを示す。代替として、例えば、ソースAMFエンティティ内のグループ識別子が利用不可能であることを指示情報1が示す場合、これは、ハンドオーバ対象の端末がソースAMFエンティティによりサービス提供される端末においてグループ識別子に対応する端末グループ内の端末であることを示す。
S410.ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージを受信する。
ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末に関連するアップリンクメッセージでもよく、或いは、ターゲット端末に関連するダウンリンクメッセージでもよい。詳細については、図1に示す実施形態の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末の識別子を搬送する。この出願のこの実施形態では、ターゲット端末に関連するアップリンクメッセージ及びターゲット端末に関連するダウンリンクメッセージは、ターゲット端末の異なる識別子を搬送してもよい。詳細については、ステップS403の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S411.ターゲットAMFエンティティは、識別子リストに基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する。
任意選択で、ターゲットAMFエンティティが、識別子リストに基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信することは、識別子リストがターゲット端末の識別子を含む場合、ターゲットAMFエンティティが、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信することを具体的に含んでもよい。言い換えると、ターゲット端末がソースAMFエンティティにおいて進行中のプロシージャを有する場合、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信し、ソースAMFエンティティは、ターゲット端末にサービス提供し続け、それにより、ターゲット端末の現在のプロシージャが中断されないことを確保する。
任意選択で、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末の識別子と、ターゲット端末の識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係とに基づいて、ターゲット端末にサービス提供するソースAMFエンティティを決定してもよい。
任意選択で、ターゲット端末にサービス提供するソースAMFエンティティを決定した後に、ターゲットAMFエンティティは、ターゲットAMFエンティティへのソースAMFエンティティのアドレス又はソースAMFエンティティについての情報内のソースAMFエンティティの名前に基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに直接送信してもよい。
代替として、任意選択で、ターゲット端末に関連するメッセージがアップリンクメッセージであるとき、ターゲット端末にサービス提供するソースAMFエンティティを決定した後に、ターゲットAMFエンティティは、アクセスデバイスへのソースAMFエンティティのアドレス又はソースAMFエンティティについての情報内のソースAMFエンティティの名前に基づいて、アクセスデバイスを介してターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティにリダイレクトしてもよい。ターゲット端末に関連するメッセージがダウンリンクメッセージであるとき、ターゲット端末にサービス提供するソースAMFエンティティを決定した後に、ターゲットAMFエンティティは、SMFエンティティへのソースAMFエンティティのアドレス又はソースAMFエンティティについての情報内のソースAMFエンティティの名前に基づいて、SMFエンティティを介してターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティにリダイレクトしてもよい。SMFエンティティを介したリダイレクトの間に、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報をSMFエンティティに送信する。任意選択で、SMFエンティティを介したリダイレクトの間に、ターゲットAMFエンティティは、指示情報をSMFエンティティに更に送信してもよい。指示情報は、ソースAMFエンティティについての情報が、SMFエンティティにより開始された現在のプロシージャ(ここでの「プロシージャ」はまた、トランザクション(transaction)とも呼ばれてもよい)にのみ使用されることを示すために使用される。現在のプロシージャが終了した後に、SMFエンティティが新たなプロシージャを開始する必要がある場合、SMFエンティティは、依然として、ターゲット端末に関連するメッセージをターゲットAMFエンティティに送信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに直接送信した場合、ソースAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲット端末に関連するメッセージを処理するプロセスにおいて、ダウンリンクメッセージがアクセスデバイス又はターゲット端末に送信される必要がある場合、ソースAMFエンティティは、アクセスデバイスとソースAMFエンティティとの間のN2インタフェースを再確立し、次いで、再確立されたN2インタフェースを通じて、ダウンリンクメッセージをアクセスデバイス又はターゲット端末に送信する必要がある。
代替として、任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末に関連するダウンリンクメッセージをソースAMFエンティティに直接送信した場合、ソースAMFエンティティがターゲット端末に関連するダウンリンクメッセージを受信した後に、ターゲット端末に関連するメッセージを処理するプロセスにおいて、ダウンリンクメッセージがアクセスデバイス又はターゲット端末に送信される必要がある場合、ソースAMFエンティティは、ターゲットAMFエンティティとアクセスデバイスとの間のN2インタフェースを通じてターゲットAMFエンティティを使用することにより、ダウンリンクメッセージをアクセスデバイス又はターゲット端末に送信してもよい。
代替として、任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティがアクセスデバイスを介してターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティにリダイレクトした場合、ソースAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲット端末に関連するメッセージを処理するプロセスにおいて、ダウンリンクメッセージがアクセスデバイス又はターゲット端末に送信される必要がある場合、ソースAMFエンティティは、リダイレクトプロセスにおいて、アクセスデバイスとソースAMFエンティティとの間に確立されたN2インタフェースを通じて、ダウンリンクメッセージをアクセスデバイス又はターゲット端末に送信してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに直接送信した場合、ソースAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲット端末に関連するメッセージを処理するプロセスにおいて、アップリンクメッセージがSMFエンティティに送信される必要がある場合、ソースAMFエンティティは、SMFエンティティとソースAMFエンティティとの間のN11インタフェースを再確立し、次いで、再確立されたN11インタフェースを通じてアップリンクメッセージをSMFエンティティに送信する必要がある。
代替として、任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに直接送信した場合、ソースAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲット端末に関連するメッセージを処理するプロセスにおいて、アップリンクメッセージがSMFエンティティに送信される必要がある場合、ソースAMFエンティティは、ターゲットAMFエンティティとSMFエンティティとの間のN11インタフェースを通じてターゲットAMFエンティティを使用することにより、アップリンクメッセージをSMFエンティティに送信してもよい。
代替として、任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティがSMFエンティティを介してターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティにリダイレクトした場合、ソースAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲット端末に関連するメッセージを処理するプロセスにおいて、アップリンクメッセージがSMFエンティティに送信される必要がある場合、ソースAMFエンティティは、リダイレクトプロセスにおいて、SMFエンティティとソースAMFエンティティとの間に確立されたN11インタフェースを通じて、アップリンクメッセージをSMFエンティティに送信してもよい。
S412.ソースAMFエンティティは、ターゲット端末のプロシージャが終了すると決定する。
任意選択で、ターゲット端末のプロシージャが終了することは、ターゲット端末の現在の進行中のプロシージャが終了することでもよく、或いは、ターゲット端末の現在の進行中のプロシージャの終了後の他のプロシージャが終了することでもよい。例えば、ハンドオーバプロシージャについて、ターゲット端末のハンドオーバプロシージャが終了した後に、トラッキングエリア(tracking area, TA)リストを更新してGUTIを再割り当てするために、再登録が直ちに実行される必要があるとソースAMFエンティティが決定した場合、ソースAMFエンティティは、再登録プロシージャが終了した後にのみターゲット端末をターゲットAMFエンティティにハンドオーバする。ここでの再登録は、トラッキングエリアアップデート(tracking area update, TAU)と同等である。
S413.ソースAMFエンティティは、ターゲット端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティからターゲット端末のコンテキストを受信する。
S414.ターゲット端末のコンテキストを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末の識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係を削除する。
ターゲット端末の識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係が削除された後に、ソースAMFエンティティは、ターゲット端末にもはやサービス提供しない。さらに、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する代わりに、ターゲット端末にサービス提供してもよい。
任意選択で、ターゲットAMFエンティティが識別子リストについての情報及びソースAMFエンティティについての情報を記憶する場合、ターゲット端末の識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係を削除することは、具体的には、識別子リストからターゲット端末の識別子を削除することである。
任意選択で、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末の識別子及びソースAMFエンティティについての情報を記憶する場合、ターゲット端末の識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係を削除することは、具体的には、ターゲット端末の識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係のレコードを削除することである。
S415.ステップS411において、アクセスデバイスとソースAMFエンティティとの間のN2インタフェースが確立された場合、ターゲットAMFエンティティは、N2インタフェース更新メッセージをアクセスデバイスに送信し、それにより、アクセスデバイスは、ターゲットAMFエンティティからN2インタフェース更新メッセージを受信し、N2インタフェース更新メッセージは、ターゲット端末のN2インタフェースをターゲットAMFエンティティに更新するようにアクセスデバイスに対して命令するために使用される。
任意選択で、N2インタフェース更新メッセージは、代替として、ソースAMFエンティティによりアクセスデバイスに送信されてもよく、アクセスデバイスは、N2インタフェース更新メッセージに基づいて、ターゲット端末のN2インタフェースをターゲットAMFエンティティに更新する。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S416.ステップS411において、SMFエンティティとソースAMFエンティティとの間のN11インタフェースが確立された場合、ターゲットAMFエンティティは、N11インタフェース更新メッセージをSMFエンティティに送信し、それにより、SMFエンティティは、ターゲットAMFエンティティからN11インタフェース更新メッセージを受信し、N11インタフェース更新メッセージは、ターゲット端末のN11インタフェースをターゲットAMFエンティティに更新するようにSMFエンティティに対して命令するために使用される。
任意選択で、N11インタフェース更新メッセージは、代替として、ソースAMFエンティティによりSMFエンティティに送信されてもよく、SMFエンティティは、N11インタフェース更新メッセージに基づいて、ターゲット端末のN11インタフェースをターゲットAMFエンティティに更新する。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
この出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法では、ソースAMFエンティティは、サービス提供されるハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有する端末の識別子のリストをターゲットAMFエンティティに送信し、ターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、識別子リストに基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する。ターゲット端末のプロシージャが終了したとソースAMFエンティティが決定した後に、ソースAMFエンティティは、ソースAMFエンティティとターゲットAMFエンティティとの間のN14インタフェースを通じて、ターゲット端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲット端末は、ターゲット端末の現在のプロシージャを中断することなくソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティにハンドオーバできる。
ステップS401~S416におけるターゲットAMFエンティティの動作は、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、図3に示す通信デバイス300内のプロセッサ301により実行されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、例えば、図1に示すハンドオーバシステムは、図2に示す5Gネットワークに適用される。ソースAMFエンティティが、来たるべきシャットダウン、スケールダウン又は他の理由により、ソースAMFエンティティによりサービス提供される全て又はいくつかの端末をターゲットAMFエンティティに移動することを決定し、ターゲットAMFエンティティがこれらの端末にサービス提供すると仮定される。図5は、この出願の実施形態によるハンドオーバ方法の概略フローチャートである。ハンドオーバ方法では、ターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージで搬送されるターゲット端末の識別子に基づいて、ターゲット端末のコンテキストを検索し、ターゲット端末のコンテキストが見つからない場合、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する。ターゲット端末のプロシージャが終了したとソースAMFエンティティが決定した後に、ソースAMFエンティティは、ソースAMFエンティティとターゲットAMFエンティティとの間のN14インタフェースを通じて、ターゲット端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲット端末は、ターゲット端末の現在のプロシージャを中断することなくソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティにハンドオーバできる。具体的には、ハンドオーバ方式は以下のステップを含む。
S501はステップS401と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S502.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲットAMFエンティティは、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを記憶してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストは、少なくとも1つの端末グループのグループ識別子を含む。各端末のコンテキストは、端末が位置する端末グループのグループ識別子を含む。このように、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、少なくとも1つの端末グループのグループ識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係を記憶してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ソースAMFエンティティについての情報は、端末のコンテキストと共にターゲットAMFエンティティに送信されてもよい。例えば、ソースAMFエンティティについての情報は、同じメッセージを使用することにより端末のコンテキストと共にターゲットAMFエンティティに送信されるか、或いは、メッセージのソースアドレスとしてターゲットAMFエンティティに送信される。明らかに、ソースAMFエンティティについての情報は、代替として、ターゲットAMFエンティティにおいて構成されてもよい。例えば、ターゲットAMFエンティティへのソースAMFエンティティのIPアドレスとソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係は、ターゲットAMFエンティティにおいて構成され、それにより、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報を取得するために、ステップS502において端末のコンテキストを搬送する受信メッセージのソースIPアドレスに基づいて、対応関係を照会できる。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S503~S508はS404~S409と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S509.ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージを受信する。
ターゲット端末に関連するメッセージの説明については、ステップS410を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末の識別子を搬送する。この出願のこの実施形態では、ターゲット端末に関連するアップリンクメッセージ及びターゲット端末に関連するダウンリンクメッセージは、ターゲット端末の異なる識別子を搬送してもよい。詳細については、ステップS403の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子を搬送する。
S510.ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末の識別子に基づいてターゲット端末のコンテキストを検索する。
S511.ターゲット端末のコンテキストが見つからない場合、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信し、それにより、ソースAMFエンティティは、ターゲットAMFエンティティからターゲット端末に関連するメッセージを受信する。
代替として、任意選択で、この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末のコンテキストを見つけることができず、少なくとも1つの端末グループのグループ識別子がターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子を含む場合、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する。言い換えると、ターゲット端末がソースAMFエンティティにおいて進行中のプロシージャを有する場合、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信し、ソースAMFエンティティは、ターゲット端末にサービス提供し続け、それにより、ターゲット端末の現在のプロシージャが中断されないことを確保する。
この出願のこの実施形態では、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末のコンテキストを見つけることができなかった後に、少なくとも1つの端末グループのグループ識別子がターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子を含むか否かを決定してもよく、或いは、少なくとも1つの端末グループのグループ識別子がターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子を含むと決定した後に、ターゲット端末のコンテキストを検索してもよい点に留意すべきである。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子と、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子とソースAMFエンティティについての情報との間の対応関係とに基づいて、ターゲット端末にサービス提供するソースAMFエンティティを決定してもよい。
任意選択で、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する具体的な実現方式については、ステップS411を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S512及びS513はS412及びS413と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S514及びS515はS415及びS416と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
この出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法では、ターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージで搬送されるターゲット端末の識別子に基づいて、ターゲット端末のコンテキストを検索し、ターゲット端末のコンテキストが見つからない場合、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する。ターゲット端末のプロシージャが終了したとソースAMFエンティティが決定した後に、ソースAMFエンティティは、ソースAMFエンティティとターゲットAMFエンティティとの間のN14インタフェースを通じて、ターゲット端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲット端末は、ターゲット端末の現在のプロシージャを中断することなくソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティにハンドオーバできる。
ステップS501~S515におけるターゲットAMFエンティティの動作は、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、図3に示す通信デバイス300内のプロセッサ301により実行されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、例えば、図1に示すハンドオーバシステムは、図2に示す5Gネットワークに適用される。ソースAMFエンティティが、来たるべきシャットダウン、スケールダウン又は他の理由により、ソースAMFエンティティによりサービス提供される全て又はいくつかの端末をターゲットAMFエンティティに移動することを決定し、ターゲットAMFエンティティがこれらの端末にサービス提供すると仮定される。図6は、この出願の実施形態によるハンドオーバ方法の概略フローチャートである。ハンドオーバ方法では、ターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージで搬送されたターゲット端末の識別子に基づいて、UDSFエンティティからターゲット端末のコンテキストを読み取る。ターゲット端末がソースAMFエンティティにより現在サービス提供されている場合、すなわち、ターゲット端末が進行中のプロシージャを現在有する場合、UDSFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報をターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報に基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信できる。ターゲット端末のプロシージャが終了したとソースAMFエンティティが決定した後に、ソースAMFエンティティは、ソースAMFエンティティとターゲットAMFエンティティとの間のN14インタフェースを通じて、ターゲット端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信するか、或いは、ソースAMFエンティティは、ターゲット端末のコンテキストをUDSFエンティティに記憶し、それにより、ターゲット端末は、ターゲット端末の現在のプロシージャを中断することなくソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティにハンドオーバできる。具体的には、ハンドオーバ方法は以下のステップを含む。
S601.ターゲット端末は、ソースAMFエンティティに登録する。
ターゲット端末がソースAMFエンティティに登録する具体的なプロシージャについては、既存の実現方式を参照する。詳細は、ここでは説明しない。
S602.ソースAMFエンティティは、UDSFエンティティに登録する。
ソースAMFエンティティがUDSFエンティティに登録することは、具体的には、ソースAMFエンティティがターゲット端末のサービングAMFエンティティとしてUDSFエンティティに登録することである。
ソースAMFエンティティがUDSFエンティティに登録する具体的なプロシージャについては、既存の実現方式を参照する。詳細は、ここでは説明しない。
S603.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末を決定する。
ハンドオーバ対象の端末の関連する説明については、ステップS401を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
ハンドオーバ対象の端末がソースAMFエンティティに登録することと、ソースAMFエンティティがUDSFエンティティに登録することとの関連する説明については、ターゲット端末がステップS601においてソースAMFエンティティに登録する説明と、ソースAMFエンティティがステップS602においてUDSFエンティティに登録する説明とを参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S604.ソースAMFエンティティは、ハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストをUDSFエンティティに送信し、それにより、UDSFエンティティは、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを受信した後に、UDSFエンティティは、進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストを記憶してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ソースAMFエンティティによりUDSFエンティティに送信される、ハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有さない端末のコンテキストは、端末の最新のコンテキストのみ、すなわち、端末によりUDSFエンティティに以前に送信された端末のコンテキストとは異なるコンテキストを含んでもよい。現在、ソースAMFエンティティがハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有さない端末の最新のコンテキストをUDSFエンティティに以前に送信している場合、このステップにおいて、ソースAMFエンティティは、端末のコンテキストをUDSFエンティティに再び送信する必要はない。
S605.ソースAMFエンティティは、指示情報2をUDSFエンティティに送信し、それにより、UDSFエンティティは、ソースAMFエンティティから指示情報2を受信し、指示情報2は、ソースAMFエンティティが進行中のプロシージャを現在有さない端末のサービングAMFエンティティとして使用されるという情報を削除するようにUDSFエンティティに対して命令するために使用される。
S606.UDSFエンティティは、指示情報2に基づいて、ソースAMFエンティティが進行中のプロシージャを現在有さない端末のサービングAMFエンティティとして使用されるという情報を削除する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ステップS604における端末のコンテキスト及びステップS605における指示情報2は、同じメッセージを使用することによりUDSFエンティティに送信されてもよく、或いは、異なるメッセージを使用することによりUDSFエンティティに送信されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S607及びS608はS404及びS405と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S609及びS610はS408及びS409と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S611はS410と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
図4及び図5に示す実施形態との相違点は、図4及び図5に示す実施形態では、ソースAMFエンティティが、ハンドオーバ対象の端末にサービス提供すべきターゲットAMFエンティティを決定するが、この出願の実施形態では、アクセスデバイス又はSMFエンティティが、ターゲット端末に関連するメッセージをターゲットAMFエンティティに送信する前に、まずターゲット端末のターゲットAMFエンティティを選択することである。
S612.ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末の識別子に基づいて、UDSFエンティティからターゲット端末のコンテキストを読み取る。
S613.ターゲット端末が現在ソースAMFエンティティによりサービス提供され続けている場合、UDSFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報をターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲットAMFエンティティは、UDSFエンティティからソースAMFエンティティについての情報を受信する。
S614.ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報に基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信し、それにより、ソースAMFエンティティは、ターゲットAMFエンティティからターゲット端末に関連するメッセージを受信する。
任意選択で、ターゲットAMFエンティティがターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信する具体的な実現方式については、ステップS411を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
SMFエンティティを介したリダイレクトの間に、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報をSMFエンティティに送信する。任意選択で、SMFエンティティを介したリダイレクトの間に、ターゲットAMFエンティティは、指示情報をSMFエンティティに更に送信してもよい。指示情報は、ソースAMFエンティティについての情報が、SMFエンティティにより開始された現在のプロシージャにのみ使用されることを示すために使用される。現在のプロシージャが終了した後に、SMFエンティティが新たなプロシージャを開始する必要がある場合、SMFエンティティは、ターゲット端末のためにAMFエンティティを再選択し、次いで、ターゲット端末に関連するメッセージを、ターゲット端末のために再選択されたAMFエンティティに送信する。
S615及びS616はS412及びS413と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S617及びS618はS415及びS416と同じである。詳細については、図4に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるS617及びS618は、以下の解決策と置き換えられてもよい。
ソースAMFエンティティは、ターゲット端末のコンテキストをUDSFエンティティに記憶し、ソースAMFエンティティがターゲット端末のサービングAMFエンティティとして使用されるという情報を削除する。さらに、ソースAMFエンティティは、ターゲット端末のN2インタフェースを解放するが、N3インタフェースを保持するようにアクセスデバイスに対して命令し、ソースAMFエンティティは、ターゲット端末のN11インタフェースを解放するようにSMFエンティティに対して命令する。
この出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法では、ターゲット端末に関連するメッセージを受信した後に、ターゲットAMFエンティティは、ターゲット端末に関連するメッセージで搬送されたターゲット端末の識別子に基づいて、UDSFエンティティからターゲット端末のコンテキストを読み取る。ターゲット端末がソースAMFエンティティにより現在サービス提供されている場合、すなわち、ターゲット端末が進行中のプロシージャを現在有する場合、UDSFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報をターゲットAMFエンティティに送信し、それにより、ターゲットAMFエンティティは、ソースAMFエンティティについての情報に基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージをソースAMFエンティティに送信できる。ターゲット端末のプロシージャが終了したとソースAMFエンティティが決定した後に、ソースAMFエンティティは、ソースAMFエンティティとターゲットAMFエンティティとの間のN14インタフェースを通じて、ターゲット端末のコンテキストをターゲットAMFエンティティに送信するか、或いは、ソースAMFエンティティは、ターゲット端末のコンテキストをUDSFエンティティに記憶し、それにより、ターゲット端末は、ターゲット端末の現在のプロシージャを中断することなくソースAMFエンティティからターゲットAMFエンティティにハンドオーバできる。
ステップS601~S617におけるターゲットAMFエンティティの動作は、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、図3に示す通信デバイス300内のプロセッサ301により実行されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
この出願の実施形態で提供される解決策は、主に、ネットワークエレメントの間の相互作用の観点から上記に記載されている。上記の機能を実施するために、ターゲットモビリティ管理エンティティは、上記の機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、この明細書に開示された実施形態に記載の例におけるユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、この出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実現され得ることを容易に認識するべきである。機能がハードウェアにより実行されるかコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものであると考えられるべきではない。
この出願の実施形態では、ターゲットモビリティ管理エンティティは、上記の方法の例に基づいて機能モジュールに分割されてもよい。例えば、機能モジュールは、機能に対応する分割を通じて取得されてもよく、或いは、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現されてもよい。この出願の実施形態におけるモジュールの分割は、例であり、単に論理的な機能の分割である点に留意すべきである。実際の実現方式の中で、他の分割方式が使用されてもよい。
例えば、機能モジュールが対応する機能に基づいて分割されるとき、図7は、上記の実施形態におけるターゲットモビリティ管理エンティティ70の概略構造図である。ターゲットモビリティ管理エンティティ70は、受信モジュール701と、送信モジュール702とを含む。受信モジュール701は、ターゲット端末に関連するメッセージを受信するように構成される。送信モジュール702は、ターゲット端末に関連するメッセージを、ターゲット端末に現在サービス提供しているソースモビリティ管理エンティティに送信するように構成される。
任意選択で、受信モジュール701は、ソースモビリティ管理エンティティから識別子リストを受信するように更に構成され、識別子リストは、ソースモビリティ管理エンティティによりサービス提供されるハンドオーバ対象の端末において進行中のプロシージャを現在有する端末の識別子のリストである。送信モジュール702は、識別子リストに基づいて、ターゲット端末に関連するメッセージを、ターゲット端末に現在サービス提供しているソースモビリティ管理エンティティに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末の識別子を搬送する。対応して、送信モジュール702は、識別子リストがターゲット端末の識別子を含む場合、ターゲット端末に関連するメッセージを、ターゲット端末に現在サービス提供しているソースモビリティ管理エンティティに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末の識別子を搬送する。対応して、図7に示すように、ターゲットモビリティ管理エンティティ70は、決定モジュール703を更に含む。決定モジュール703は、ターゲット端末の識別子と、ターゲット端末の識別子とソースモビリティ管理エンティティについての情報との間の対応関係とに基づいて、ターゲット端末にサービス提供するソースモビリティ管理エンティティを決定するように構成される。
任意選択で、図7に示すように、ターゲットモビリティ管理エンティティ70は、削除モジュール704を更に含んでもよい。削除モジュール704は、受信モジュール701がターゲット端末のコンテキストを受信した後に、ターゲット端末の識別子とソースモビリティ管理エンティティについての情報との間の対応関係を削除するように構成される。
任意選択で、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末の識別子を搬送する。対応して、送信モジュール702は、ターゲット端末の識別子に基づいて、ターゲット端末のコンテキストを検索し、ターゲット端末のコンテキストが見つからない場合、ターゲット端末に関連するメッセージを、ターゲット端末に現在サービス提供しているソースモビリティ管理エンティティに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子を搬送する。受信モジュール701は、ソースモビリティ管理エンティティから少なくとも1つの端末のコンテキストを受信するように更に構成され、少なくとも1つの端末のコンテキストは、少なくとも1つの端末グループのグループ識別子を含み、少なくとも1つの端末のコンテキストにおける各端末のコンテキストは、端末が位置する端末グループのグループ識別子を含む。送信モジュール702は、ターゲット端末のコンテキストが見つからず、少なくとも1つの端末グループのグループ識別子が、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子を含む場合、ターゲット端末に関連するメッセージを、ターゲット端末に現在サービス提供しているソースモビリティ管理エンティティに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、ターゲット端末に関連するメッセージは、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子を搬送する。対応して、図7に示すように、ターゲットモビリティ管理エンティティ70は、決定モジュール703を更に含む。決定モジュール703は、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子と、ターゲット端末が位置する端末グループのグループ識別子とソースモビリティ管理エンティティについての情報との間の対応関係とに基づいて、ターゲット端末にサービス提供するソースモビリティ管理エンティティを決定するように構成される。
任意選択で、受信モジュール701は、ソースモビリティ管理エンティティからソースモビリティ管理エンティティについての情報を受信するように更に構成される。
任意選択で、決定モジュール703は、構成情報に基づいてソースモビリティ管理エンティティについての情報を決定するように更に構成される。
任意選択で、ターゲット端末に関連するメッセージは、ダウンリンクメッセージであり、送信モジュール702は、ターゲット端末に関連するメッセージと、ターゲット端末に現在サービス提供しているソースモビリティ管理エンティティについての情報とを、セッション管理エンティティに送信するように具体的に構成され、ソースモビリティ管理エンティティについての情報は、セッション管理エンティティにより、ターゲット端末に関連するメッセージをソースモビリティ管理エンティティに送信するために使用される。
任意選択で、送信モジュール702は、指示情報をセッション管理エンティティに送信するように更に構成され、指示情報は、ソースモビリティ管理エンティティについての情報がセッション管理エンティティにより開始された現在のプロシージャにのみ使用されることを示すために使用される。
機能モジュールが統合方式で分割されるとき、図8は、上記の実施形態におけるターゲットモビリティ管理エンティティ80の概略構造図である。ターゲットモビリティ管理エンティティ80は、通信モジュール801を含む。任意選択で、ターゲットモビリティ管理エンティティ80は、処理モジュール802を更に含んでもよい。通信モジュール801は、図7における受信モジュール701及び送信モジュール702により実行できる動作を実行するように構成されてもよい。処理モジュール802は、図7における決定モジュール703及び削除モジュール704により実行できる動作を実行するように構成されてもよい。詳細については、図7に示す実施形態を参照する。詳細は、この出願のこの実施形態においてここでは再び説明しない。
上記の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用されてもよい。詳細は、ここでは再び説明しない。
この実施形態では、ターゲットモビリティ管理エンティティは、対応する機能に基づく機能モジュールの分割を通じて提示されるか、或いは、統合方式での機能モジュールの分割を通じて提示される。ここでの「モジュール」は、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ、メモリ、集積論理回路及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。単純な実施形態では、当業者は、ターゲットモビリティ管理エンティティ70又はターゲットモビリティ管理エンティティ80が図3に示す形式でもよいことを認識し得る。例えば、図7における受信モジュール701、送信モジュール702、決定モジュール703及び削除モジュール704は、図3におけるプロセッサ301及びメモリ303を使用することにより実現されてもよい。具体的には、受信モジュール701、送信モジュール702、決定モジュール703及び削除モジュール704は、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、プロセッサ301により実行されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。代替として、例えば、図8における処理モジュール802及び通信モジュール801は、図3におけるプロセッサ301及びメモリ303を使用することにより実現されてもよい。具体的には、処理モジュール802及び通信モジュール801は、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、プロセッサ301により実行されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
この出願のこの実施形態において提供されるターゲットモビリティ管理エンティティは、上記のハンドオーバ方法を実行するように構成されてもよいので、ターゲットモビリティ管理エンティティにより達成できる技術的効果については、上記の方法の実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
任意選択で、この出願の実施形態は、チップシステムを提供する。チップシステムは、上記の態様における機能、例えば、ターゲット端末に関連するメッセージを受信し、ターゲット端末に関連するメッセージをソースモビリティ管理エンティティに送信することを実現する際にターゲットモビリティ管理エンティティをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、チップシステムは、メモリを更に含む。メモリは、ターゲットモビリティ管理エンティティに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアプログラムを使用することにより実現されるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形式で完全に或いは部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能が、全て或いは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(Digital Subscriber Line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk, SSD))等でもよい。
この出願は、実施形態を参照してこの明細書に記載されているが、保護を請求するこの出願を実現するプロセスにおいて、当業者は、添付の図面、開示の内容及び添付の請求の範囲を閲覧することにより、開示された実施形態の他の変形を理解して実現し得る。特許請求の範囲において、「含む」(comprising)は、他の構成要素又はステップを除外せず、単数形又は「1つ」は、「複数」の場合を除外しない。単一のプロセッサ又は他のユニットは、特許請求の範囲に列挙された機能を実現してもよい。いくつかの手段は、互いに異なる従属請求項に記録されるが、これは、これらの手段が良い効果を生み出すように組み合わせされることができないことを意味するのではない。
この出願は、具体的な特徴及びその実施形態を参照して記載されているが、明らかに、様々な修正及び組み合わせが、この出願の真意及び範囲から逸脱することなく、これらに対して行われてもよい。対応して、明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲により定義されるこの出願の単なる例示的な説明であり、この出願の範囲内の修正、変形、組み合わせ又は均等物のいずれか又は全てをカバーするものと考えられる。明らかに、当業者は、この出願の真意及び範囲から逸脱することなく、この出願に様々な修正及び変形を行うことができる。この出願は、以下の特許請求の範囲及びそれらの等価な技術により定義される保護の範囲内にあることを条件として、この出願のこれらの修正及び変形をカバーすることを意図する。