JP2018501284A - 毛髪用組成物及びその使用の方法 - Google Patents

毛髪用組成物及びその使用の方法 Download PDF

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Abstract

液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、ポリマー固着剤、及び噴射剤を含む毛髪用スプレー組成物が提供される。【選択図】なし

Description

関連出願
この出願は、2015年1月9日出願の米国仮特許出願第62/101,651号の利益を主張するものであり、その出願の全体の内容は参照によりここに組み込まれている。
「平べったい」又は「コシのない」は、ほっそりした細長い髪を持つ消費者によくある不満である。毛髪の満足度を高めるために、消費者はさらに多くのボリュームを、すなわち、毛髪の占める空間を増やし、毛髪をさらに嵩高く豊かに見えるようにすることを望んでいる。毛髪のボリュームに影響を与える要因は数多くある。そして、毛髪繊維の総数、毛髪の直径、及び毛髪の繊維同士の相互作用が、鍵となる要因である。
毛髪のボリュームを増やそうとする際に、繊維同士の相互作用を変えてボリュームを固定するために、スタイリング用ポリマーが使用されている。これらの繊維同士の結合は、ブラッシング又は指を毛髪に通して走らせるなどの外部からのストレスによって、容易に壊されることがあり、その結果、ボリュームが減少する。そのようなスタイリング用ポリマーはまた、毛髪に塗布された後に、こわばった外見の毛髪を生じたり、ポリマーの剥離を呈したりすることがある。他の製品では、固体粒子を組み込んで、知覚される毛髪繊維の直径を増加させる、及び又は摩擦を増して個々の毛髪繊維の外見及び感触をさらに厚みのあるものにする。しかし、これらの毛髪用製品に使用されている固体粒子は重い場合があることから、最初にボリュームの押し上げが起こる一方で、そのような構成成分は、時間と共に毛髪に重みを掛ける。
そのため、時間と共にボリュームの増加を打ち消す及び又は手触りの良くない材料を組み込むことの不利益を伴うことなく、対象の毛髪のボリュームを増す毛髪用トリートメントの必要性が残されている。
本明細書に開示されている本発明より以前には、無水物(例えばエタノール)ベースの系の、特にエアロゾルの内部に流体充填粒子(例えばマイクロスフェア)を組み込む際に、はっきりとした難題があった。まず、粒子は、不溶性であり、組成物全体に均一に懸濁される必要がある。水性ベースの系では、消費者が確実に均一に塗布するよう流体充填粒子を懸濁液中に保持するために、数多くの粘性改良剤が利用可能にある。しかし、無水系に利用可能な粘性改良剤は極めて少ない。系の粘性は、送達デバイスが詰まることなく組成物をスプレーできるように充分に低いものの、均一な塗布を達成するのに充分に長い間、流体充填マイクロスフェアを懸濁液中に保つのに充分に高いものであることが求められるため、無水系用の粘性改良剤の選択肢が少ないことは障害であった。さらに、流体充填粒子のエアロゾル送達系は、吸入による曝露のリスクがあるために、安全性上の難題をもたらしていた。
本発明は、対象の毛髪のボリュームを驚くほど増加させる毛髪用組成物である。第1の実施形態では、本発明は、少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種の毛髪固着ポリマー、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、毛髪用組成物である。第2の実施形態では、本発明は、少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種のポリマー固着剤、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、エアロゾルデバイスに詰め込まれた毛髪用トリートメント組成物である。第3の実施形態では、本発明は、少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種のポリマー固着剤、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、エアロゾル毛髪用スプレー組成物である。第4の実施形態では、本発明は、少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種のポリマー固着剤、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、本質的に無水のエアロゾル毛髪用スプレー組成物である。
本発明の毛髪用組成物は、毛幹に沿って毛髪繊維の間に、中空の流体充填マイクロスフェアを堆積させる。低い濃度の樹脂を使用して、毛髪繊維にマイクロスフェアを付着させる。これらのマイクロスフェアは、近傍の毛髪繊維を、互いに直接的に接触するようになることを防ぐのに充分な大きさがあり、繊維間に間隙を作って、さらに厚みとボリュームのある毛髪の外観をもたらす。さらに、マイクロスフェアは、従来の粉末よりも密度が低く、このことは、マイクロスフェアが時間と共に毛髪に重みを掛けてボリューム不足をもたらすことを防止する。また、本発明の毛髪用組成物は、毛髪にきめのある感触をも加える。毛髪繊維の表面の質感を増すことによって、消費者は、自分の毛髪がいっそう厚く豊かであるという触り心地を持つ。
本発明は、本質的に無水のエアロゾル送達系における中空の流体充填マイクロスフェアの使用を利用して、毛髪のボリュームの外観を改善するだけでなく、触り心地を変え、その結果、毛髪は厚みを感じさせるものとなる。
本開示のさらに別の目的及び利点は、以下の記載から、及び添付の図面から、明らかになろう。
マネキンの頭部の右側に本発明の組成物が塗布され、対照組成物が左側に塗布された、マネキン頭部の写真である。 毛髪用組成物の塗布前のマネキン頭部の写真(左、「前」)、及び本発明の組成物がマネキンの頭部の右側に塗布され、マネキンの頭部の左側は非処理のままであるマネキン頭部の写真(右、「後」)である。 毛髪用組成物の塗布前のマネキン頭部の写真(左、「前」)、及び本発明の組成物がマネキンの頭部の右側に塗布され、マネキンの頭部の左側は非処理のままであるマネキン頭部の写真(右、「後」)である。
本発明の組成物は、液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、ポリマー固着剤、及び噴射剤を含む。本発明の一実施形態では、組成物は、エアロゾル化された液体の形態である。本発明の一実施形態では、組成物は、本質的に無水のエアロゾル化された液体の形態である。
液体担体:
組成物は、液体担体を含み、その担体は、組成物の重量で、配合の約2%から50%まで、好ましくは約2%から20%までの濃度で存在する。液体担体は、揮発性アルコールであるが、低濃度の、特に、地域の揮発性有機化合物(VOC)規制に準拠するような濃度の、水又は他の溶媒を含んでいてもよい。揮発性アルコールとしては、1個から6個までの炭素を有する一価アルコール、好ましくはエタノール及びイソプロパノール、さらに好ましくはエタノールが挙げられる。
中空の流体充填マイクロスフェア
流体充填マイクロスフェアは、中空のシェルからなり、シェルは、典型的にはポリマー又はガラスのどちらかを使用して構築される。本明細書で使用される時、「マイクロスフェア」とは、任意の幾何学的な形状(すなわち、球体、円柱、立方体、卵形など、又は不規則な形状)の粒子である。本明細書で使用される時の用語「流体」は、その容器の形状をとる傾向がある液体又は気体を意味し、容器とは、可撓性のあるマイクロスフェアの壁である。シェルは、液体又は気体で満たされ、典型的には空気又はイソブタンのような炭化水素である。加熱すると、しなやかで堅さのないシェルは軟らかくなり、内部の流体が膨張し(液体から気体に、気体から膨張気体に)、その結果、球体は、その最初のサイズの4倍にまで風船のように拡張する(追加の情報について、その教示が本明細書に参照により組み入れられているhttps://www.akzonobel.com/expancel/knowledge_center/tutorials/one/を参照されたい)。熱源を除去した後、シェルは変形/膨張している状態に留まる。
実施形態によっては、本組成物に使用されるマイクロスフェアは、本組成物に含まれる前に膨張される。具体的には、本発明に使用されるマイクロスフェアは、本明細書に記載の組成物の他の構成成分と組み合わされる前に熱を用いて膨張される。それゆえ、マイクロスフェアを拡張するためにさらに別の熱が不要であることから、マイクロスフェアは、毛髪へ塗布されるとボリューム感を与える効果を即座にもたらすことになる。
ポリマーは、典型的には熱可塑性のポリマーである。本発明の実施形態によっては、マイクロスフェアは、熱可塑性材の壁を含む。具体的には、熱可塑性材は、アクリレート、メタクリレート(例えば、アクリル酸メチル)、スチレン、置換スチレン、不飽和ジハライド(例えば、1,1-ジクロロエテン(塩化ビニリデンとも称される))、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ビニル及び塩化ビニルからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーのポリマー又はコポリマーである。具体的な実施形態では、熱可塑性材は、アクリロニトリル/メタクリル酸メチル/塩化ビニリデンコポリマーである。別の具体的な実施形態では、熱可塑性材は、アクリロニトリル/メタクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマーである。別の具体的な実施形態では、熱可塑性材は、アクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマーである。
別の態様では、流体充填マイクロスフェアは、アクリロニトリル/メタクリル酸メチル/塩化ビニリデンコポリマー、アクリロニトリル/メタクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマー、又は同等の熱可塑性コポリマー、例えばAkzo Nobelにより商品名EXPANCEL(登録商標)の下で販売されているものなどのいずれかのコポリマーを含む。一実施形態では、EXPANCEL(登録商標)461 DE 20 d70(アクリロニトリル/メタクリル酸メチル/塩化ビニリデンコポリマー、イソブタン)、EXPANCEL(登録商標)461 WEP 20 d36(アクリロニトリル/メタクリル酸メチル/塩化ビニリデンコポリマー)、又はEXPANCEL(登録商標)551 DE 40 d42(アクリロニトリル/メタクリル酸メチル/塩化ビニリデンコポリマー、イソブタン)、すなわちそれぞれアクリロニトリルモノマー、メタクリル酸メチルモノマー、及び塩化ビニリデンモノマーのコポリマーから作製されたものを、流体充填マイクロスフェアとして使用することができる。
一実施形態では、EXPANCEL(登録商標)920 DU 80(アクリロニトリル/メタクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマー、イソブタン)及びEXPANCEL(登録商標)920 WEP(アクリロニトリル/メタクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマー、イソブタン)、すなわちそれぞれアクリロニトリルモノマー、メタクリロニトリルモノマー、及びメタクリル酸メチルモノマーのコポリマーから作製されたものを、流体充填マイクロスフェアとして使用することができる。
一実施形態では、アクリロニトリルモノマー及びメタクリル酸メチルモノマーのコポリマーから作製されたEXPANCEL(登録商標)FG52 DU 80(アクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマー、イソブタン)を、流体充填マイクロスフェアとして使用することができる。
別の態様では、流体充填マイクロスフェアは、炭酸カルシウムを被覆されたアクリロニトリルコポリマー又はポリ塩化ビニリデンコポリマーのどちらかからなるポリマーシェル、例えばHenkelにより商品名Dualite(登録商標)ポリマー性マイクロスフェアの下で販売されているものなどを含む。一実施形態では、Dualite(登録商標)E135-040D(アクリロニトリルコポリマー、炭酸カルシウム)又はDualite(登録商標)E130-055D(ポリ塩化ビニリデンコポリマー、炭酸カルシウム)を、流体充填マイクロスフェアとして使用することができる。他のさらに大きな粒子サイズのDualite(登録商標)マイクロスフェアを使用することができるが、そのようなマイクロスフェアは、毛髪上で目に見えることがある。大きなサイズのマイクロスフェアの視認性を低減するために、着色剤、又は毛髪上でマイクロスフェアの視認性を低減させるための屈折率を改変する薬剤を用いて、そのようなマイクロスフェアを被覆することができよう。
別の態様では、流体充填マイクロスフェアは、ガラスシェル、例えばCosphericから商品名Hollow Glass Microspheresの下で販売されているものなどを含む。一実施形態では、Hollow Glass Microspheres HGMS-0.36 27〜32μm(ケイ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム)を流体充填マイクロスフェアとして使用することができる。
別の態様では、流体充填マイクロスフェアは、Potters Industriesから商品名Q-Cel(登録商標)及びSphericel(登録商標)Hollow Glass Microspheresの下に販売されているものなどのガラスシェルを含む。一実施形態では、Sphericel(登録商標)45P25(ホウケイ酸ナトリウム)を、流体充填マイクロスフェアとして使用することができる。
別の態様では、流体充填マイクロスフェアは、3Mから商品名3M Glass Bubbles(登録商標)の下に販売されているものなどのガラスシェル、又は任意の他の中空のマイクロスフェアを含む。一実施形態では、3M Glass Bubble(登録商標)iM30K(ソーダライムホウケイ酸ガラス)を、流体充填マイクロスフェアとして使用することができる。
別の実施形態では、熱可塑性材は、残余の出発材料を本質的に含まないコポリマーである。「残余の出発材料を本質的に含まない」は、化粧品業界の安全性及び規制上の要件を満たすポリマーを含む。いくらかの出発材料は吸入の危険要因となりうることから、残余の出発材料を除去することは有益であり、したがって、エアロゾル化スプレー中のそれらの存在は、回避又は低減されるべきである。また、「残余の出発材料を本質的に含まない」とは、重合反応が完了した後に、結果として得られるポリマーが、約0.01%未満の残余の出発材料のいずれかを含有することを意味する。「残余の出発材料」としては、ポリマーを調製する際に使用された残留している任意の未反応モノマーが挙げられる。一実施形態では、結果として得られるポリマーは、約0.01%未満、約0.001%未満、約0.0001%未満、約0.00001%未満の残余の出発材料のうちいずれか1種を含有し、その場合、これらの値のうちいずれか1つは、その範囲の上限値又は下限値であることがある。
残余の出発材料としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、ブタジエン、メタクリル酸メチル、及び塩化ビニリデンが挙げられる。実施形態によっては、「残余の出発材料を本質的に含まない」とは、重合反応が完了した後、結果として得られるポリマーが、約0.01%未満の残余のアクリロニトリルを含有することを意味する。一実施形態では、結果として得られるポリマーは、約0.01%未満、約0.001%未満、約0.0001%未満、約0.00001%未満の残余のアクリロニトリルを含有し、その場合、これらの値のうちいずれか1つは、その範囲の上限値又は下限値であることがある。
未反応のモノマーは、スラリーストリッパー中で蒸気を通じて除去し、流動床(拡散)、窒素ストリッピング、後重合、液化、又は当技術分野の当業者に公知の他の方法を使用してパージすることができる。あるいは、未反応のモノマーは、結果として得られるポリマーを、残留している未反応の出発材料と反応することになる薬剤を用いて処理することによって、除去することができる。例えば、アクリロニトリルから作製されるポリマーは、チオール化合物を用いて処理することができる。
別の実施形態では、熱可塑性材は、以下に限定されないが、商用のブロードライヤー、ヒートブラシ(例、T3 Volumizerヒートブラシ)、ヘアクリンピングアイロン、カールアイロン、カールワンド、ホットローラー、又は他のカール器具、回転式ホットアイロン(例、Instyler(登録商標)又は従来のフラットストレートアイロン)などのスタイリングツールからの熱に曝露された際に拡張することになる、さらに低い軟化温度を有するコポリマーであり、そのような温度は、例えば、約40から約230℃まで、約40から約200℃まで、約40から約150℃まで、約40から約100℃まで、約40から約50℃までである。一実施形態では、熱可塑性材は、商用のブロードライヤーからの熱に曝露された際に拡張することになる、さらに低い軟化温度、例えば、約40から約50℃を有するコポリマーである。当技術分野の当業者は、公知のプロトコールに基づき、軟化温度を測定することが可能になろう。例えば、当技術分野の当業者は、示差走査熱量測定(DSC)を使用する温度遷移の解析を実行して、コポリマーのガラス遷移温度又は軟化温度を決定することができよう。実施形態によっては、コポリマーは、アクリレート、メタクリレート、スチレン、α-メチルスチレン、置換スチレン、酢酸ビニル、不飽和ジハライド、ニトリル、アクリロニトリル、及びメタクリロニトリルからなる群から選択される、少なくとも1種のモノマーから作製される。実施形態によっては、マイクロスフェアが、さらに低い軟化温度のコポリマーから作製される際に、マイクロスフェアは、本組成物に含まれる前に膨張されていてもされていなくてもよい。本明細書に記載される組成物の他の構成成分と組み合わせる前にマイクロスフェアが膨張されない場合、毛髪へ組成物を塗布するのに続いて、熱(例えば、ブロードライヤーを用いる)を適用して毛髪にボリュームを与えることができる。本明細書に記載される組成物の他の構成成分と組み合わせる前にマイクロスフェアが膨張されない場合、膨張していないマイクロスフェアは、最初のボリュームをもたらす。膨張していないマイクロスフェアを含有する組成物を塗布した後に、熱を毛髪に適用すると、流体充填マイクロスフェアが熱への曝露により拡張するにつれて、追加的なボリュームの増加がもたらされる。
マイクロスフェアは、約10から約40又は約10から約120ミクロンの間の平均粒子サイズを有する。約40ミクロンより大きな平均粒子サイズのマイクロスフェアは、ボリュームを加えることになるが、さらに容易に裸眼で見える。また、10ミクロンよりも小さな平均粒子サイズのマイクロスフェアを使用して、ボリュームを加えてもよい。しかし、10ミクロンを下回る粒子サイズについては、エアロゾル適用の際の吸入曝露のリスクが増加する。一実施形態では、マイクロスフェアは、平均粒子サイズが約15及び25ミクロン又は約10から約40ミクロンである。具体的な実施形態では、マイクロスフェアは、平均粒子サイズが約20ミクロンである。
本発明の流体充填マイクロスフェアは、膨張している状態の際に、材料に応じて0.01g/cm3から0.6g/cm3の間の低密度を有する。一実施形態では、密度は、約0.01から約0.07g/cm3である。一実施形態では、密度は、約0.01から約0.1g/cm3、約0.01から約0.05g/cm3、約0.01から約0.5g/cm3、約0.01から約0.4g/cm3、約0.01から約0.3g/cm3、約0.01から約0.2g/cm3、約0.05から約0.2g/cm3、約0.01から約0.09g/cm3、又は約0.01から約0.08g/cm3である。
本発明の流体充填マイクロスフェアは、さらに拡張することなく使用される際に、材料に応じて0.01g/cm3から1.2g/cm3の低密度を有する。一実施形態では、密度は、約0.02から約0.6g/cm3である。一実施形態では、密度は、約0.01から約0.1g/cm3、約0.01から約0.05g/cm3、約0.01から約0.5g/cm3、約0.01から約0.4g/cm3、約0.01から約0.3g/cm3、約0.01から約0.2g/cm3、約0.05から約0.2g/cm3、約0.01から約0.09g/cm3、又は約0.01から約0.08g/cm3である。一実施形態では、密度は、約0.1から約1.2g/cm3、約0.2から約1.2g/cm3、約0.3から約1.2g/cm3、約0.4から約1.2g/cm3、約0.5から約1.2g/cm3、約0.6から約1.2g/cm3、約0.7から約1.2g/cm3、約0.8から約1.2g/cm3、約0.9から約1.2g/cm3、約1.0から約1.2、又は約1.1から約1.2である。
本発明の組成物は、不溶性の、中空の流体充填マイクロスフェアを含み、マイクロスフェアは、組成物の重量で、配合の0.01から5%の間、又は配合の0.01から2%の間、好ましくは配合の約0.01から2%、最も好ましくは約0.1%から0.5%の濃度で存在する。
ポリマー固着剤:
本発明の毛髪用組成物は、毛髪の表面へのマイクロスフェアの付着を促進するためのポリマー固着剤(「樹脂」とも称される)を含む。ポリマーの量は、総組成物の重量で0.1から10%、好ましくは総組成物の重量で0.5から5%の範囲に及ぶ。
電荷に関わらず、フィルム形成又は固着の特性を有するいかなるポリマーも、本明細書に開示される毛髪用組成物に使用することができる。「フィルム形成」又は「固着剤」の特性とは、ポリマーがそれ自体で、又は予備的なフィルム形成剤の存在下で、ケラチン材料(例えば、人の頭部の毛髪)などの支持体に付着する連続フィルムを形成できることを意味する。フィルム形成物は、乾くにつれて、見えないフィルムを作り、毛髪のストランド同士を接触点で共に結合するか、又は別の材料(例えば、マイクロスフェア)を毛髪のストランドに結合する。「毛髪固着剤」とは、毛髪に支え又はスタイル保持の特性を与える任意の成分である。いかなるフィルム形成剤又は毛髪固着剤も、本配合に使用することができる。「フィルム形成」又は「固着」の特性を有するそのようなポリマーの例の非限定的な列挙は、「Polymers for Personal Care and Cosmetics」、ACS Symposium Series、A. Patil及びM. Ferritto編、2014年8月に見ることができ、その教示が本明細書に参照により組み入れられている。
実施形態によっては、ポリマー固着剤は、電荷が非イオン性、アニオン性、又はカチオン性である場合がある。アニオン性のポリマー固着剤の例としては、以下に限定されないが、アクリレート/ヒドロキシエステルのようなアクリルコポリマーが挙げられる。アクリレーツコポリマー(Acrylates Copolymer)は、アクリル酸、メタクリル酸、又はそれらの単純なエステルからなる1種以上のモノマーと、ヒドロキシアクリレートエステルの1種以上のモノマーとのコポリマー(商品名:Acudyne(商標)1000、Dow Chemical製)であり、VA/クロトン酸エステル/ネオデカン酸ビニルコポリマー(商品名:Luviset CAN、BASF製)のようなビニルコポリマーは、酢酸ビニルモノマー、クロトン酸モノマー、及びネオデカン酸ビニルモノマーから形成されるポリマーであり、アクリレーツコポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸、又はそれらの単純エステルのうち1つからなる2種以上のモノマーのコポリマー(商品名:Tilamar(登録商標)Fix、DSM Nutritionals製)であり、ポリウレタン-1などのポリウレタンは、イソフタル酸モノマー、アジピン酸モノマー、ヘキシレングリコールモノマー、ネオペンチルグリコールモノマー、ジメチロールプロパン酸モノマー、及びジイソシアン酸イソホロンモノマーのコポリマー(商品名:Luviset(登録商標)P.U.R.、BASF製からの)であり、又はポリウレタン-14及びAMP-アクリレーツコポリマー(商品名:DynamX(登録商標)、Akzo Nobel製)などの上記のブレンドである。
非イオン性のポリマー固着剤の例としては、以下に限定されないが、PVP、VP/VAコポリマー(商品名: PVP/VA E-335、Ashland製)及びマルトデキストリン/VPコポリマー(商品名:BioStyle CGP(商標)、Akzo Nobel製)のようなビニルピロリドンのコポリマー、ジメチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチルコポリマー(商品名:Plascize L-2700、Goo Chemical製)及びビニルカプロラクタム/VP/メタクリル酸ジメチルアミノエチルコポリマー(商品名:Advantage(登録商標)LC-A、Ashland製)のようなアクリルコポリマー、VP/ビニルカプロラクタム/DMAPAアクリレーツコポリマー(商品名:Aquaflex(商標)SF-40、Ashland製)のようなアクリレートコポリマーが挙げられる。
カチオン性のポリマー固着剤の例としては、以下に限定されないが、ポリクオタニウム-69(商品名:Aquastyle(商標)300、Ashland製)、ポリクオタニウム-11(商品名:Gafquat(登録商標)440、Ashland製)、又はポリクオタニウム-4(商品名:Celquat L(登録商標)-200、Akzo Nobel製)のようなポリマー性第4級アンモニウム塩が挙げられる。
エアロゾル噴射剤:
本発明は、材料をスプレーとして送達するのに適した噴射剤を含む。噴射剤の量は、総組成物の重量で約40から約90%まで又は約55から約90%まで、好ましくは総組成物の重量で約65から約85%までに及ぶ。適切な噴射剤の例としては、以下に限定されないが、ジメチルエーテル(Dymel(登録商標)A)、ジフルオロエタン(Dymel(登録商標)152a)、n-ブタン、イソブタン、プロパンなどの炭化水素、又は上記のうちいずれかの組合せが挙げられる。適切な噴射剤の例としては、以下に限定されないが、ジメチルエーテル(Dymel(登録商標)A)、ジフルオロエタン(Dymel(登録商標)152a)、テトラフルオロエタン(Dymel(登録商標)134a)、プロパン、n-ブタン、イソブタン、n-ペンタン、イソペンタンなどの炭化水素、圧縮空気、二酸化炭素、窒素ガス、亜酸化窒素、又は上記のいずれかの組合せが挙げられる。
任意選択的な構成成分:
流体充填マイクロスフェアの密度が低いために、組成物はまた、マイクロスフェアが表面に浮くのを防ぐように系の歩留まりを改変するための成分を含むことがある。歩留まりを改変するために使用される成分としては、以下に限定されないが、カルボマー及び/又は他のアクリレートベースのポリマー、カチオン性ベースのポリマー(例:ポリクオタニウム-37)、ゴム、クレイ(例:ステアラルコニウムヘクトライト、ベンザルコニウムセピオライト、ベンザルコニウムモントモリロンナイト、及びそれらのブレンド)、セルロース誘導体などが挙げられる。
同様に、使用前に流体充填マイクロスフェアを再度拡散するために、そのような組成物をよく振盪することが必要になるという認識の下に、系の歩留まりを改善するための成分を殆ど又は全く含有しないように組成物を配合することができる。攪拌ボールを任意選択的に加えて、流体充填マイクロスフェアの再分散を促進してもよい。
本発明における好適な任意選択的な構成成分は、揮発性及び不揮発性の軟化剤から選択される調整剤であり、そのような軟化剤としては、以下に限定されないが、脂肪アルコール(セチルアルコールなど);天然油;バター;シリコーン;エステル;エーテル;セラミド;タンパク質;アミノ酸;ポリサッカライド;パンテノール及び/又はその誘導体、アスコルビン酸及び/又はその誘導体などのビタミン;グリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオール、又はペンチレングリコールなどのグリコール;PEG-8などのポリオール;アスパラギン酸、クエン酸、グルコン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、フィチン酸、サリチル酸、酒石酸などの酸;アミノメチルプロパノール、アルギニン、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、及びトリイソプロパノールアミンなどの塩基が挙げられる。
他の任意選択的な構成成分としては、消泡剤、可塑剤、活性成分、吸油用粉末、他の粒子、抗酸化剤、保存剤、UV阻害剤、香料、染料及び色素を含む着色剤、及び緩衝剤を挙げることができる。
配合
この発明の実施形態において、毛髪用組成物は、本質的に無水のエアロゾル化組成物である。本毛髪用組成物は、水系及び非エアロゾル系においてボリューム感を与えるという恩恵をもたらすことになる一方で、水系及び非エアロゾル系の両方が、塗布の際に毛髪を著しく濡らして乾いた毛髪を「しぼませる」ことから、髪の上の製品を乾かして最終的なボリュームのあるスタイルを達成するためには、典型的にはブロードライヤーからの熱を必要とする。これに対して、本発明は、乾いた毛髪に塗布された際に、熱の適用を必要とせずに即座にボリュームを提供する毛髪用組成物である。本質的に無水のヒドロアルコールエアロゾル系である毛髪用組成物は、塗布時に毛髪を濡らこともしぼませることもないようにするのに充分に微細なスプレーをもたらす。「本質的に無水の」とは、最終組成物が1%未満の水を含むことを意味する。
使用方法
組成物は、任意の化粧品適用のために使用されてもよい。具体的には、組成物は、ヘアスタイル/支持上の恩恵を与えるために、従来の方式で使用される。毛髪がスタイリングされる前及び/又は後に、有効量の組成物が、乾いた又は湿った髪の上に噴霧又は塗布される。本明細書で使用される際の「有効量」とは、毛髪の長さ及び質感に従う所望の毛髪のボリューム及びスタイルのパフォーマンスを提供するのに充分な量を意味する。実施形態によっては、「毛髪」は、睫毛を含まない。
具体的には、対象の毛髪にボリューム感を与える方法は、本明細書に記載される組成物を毛髪に塗布するステップと、任意選択的に毛髪を加熱し、それによって毛髪にボリューム感を与えるステップとを含む。実施形態によっては、組成物は、乾いた毛髪に塗布される。あるいは、毛髪は濡れている。ある特定の実施形態では、毛髪は、組成物の塗布に続いて、約40から約230℃まで加熱される。具体的には、毛髪は、約40から約200℃まで、約40から約150℃まで、約40から約100℃まで、約40から約50℃まで加熱される。ある特定の実施形態では、毛髪は、以下に限定されないが、商用のブロードライヤー、ヒートブラシ、ヘアクリンピングアイロン、カールアイロン、カールワンド、ホットローラー、若しくは他のカール器具、回転式ホットアイロン、又は従来のフラットストレートアイロンなどのスタイリングツールを用いて加熱される。ボリューム感を与える効果を測定する方法は、下記に記載されている。
具体的には、対象の毛髪を固着する方法は、本明細書に記載される組成物を毛髪に塗布するステップと、任意選択的に毛髪を加熱し、それによって毛髪を固着させるステップとを含む。実施形態によっては、組成物は、乾いた毛髪に塗布される。あるいは、毛髪は濡れている。ある特定の実施形態では、毛髪は、組成物の塗布に続いて、約40から約230℃まで加熱される。具体的には、毛髪は、約40から約200℃まで、約40から約150℃まで、約40から約100℃まで、約40から約50℃まで加熱される。ある特定の実施形態では、毛髪は、以下に限定されないが、商用のブロードライヤー、ヒートブラシ、ヘアクリンピングアイロン、カールアイロン、カールワンド、ホットローラー、若しくは他のカール器具、回転式ホットアイロン、又は従来のフラットストレートアイロンなどのスタイリングツールで加熱される。組成物の固着特性の測定は、当技術分野の当業者に公知の方法、例えば、高湿度カール保持テスト(HHCRテスト)によって実行することができる。
製品の形態
本発明の組成物は、適切にはエアロゾルの形態であってもよい。特に好適な製品の形態は、エアロゾルスプレーである。実施形態によっては、製品は、マスカラの形態ではない。
ボリューム感を与える効果の測定
本毛髪用組成物は、対象の毛髪が占める空間のボリュームを増加させる。「ボリューム感を与える」とは、対象の毛髪が占める空間の量が増加していることを意味する。ボリューム感を与える効果は、定性的又は定量的のどちらかで測定することができる。定量的な効果を決定するために、組成物を毛髪に塗布することができ、対象又は熟練の技術者のどちらかに、毛髪の外観、具体的には、毛髪が占める空間又は毛髪の全体の外観について、前処理された毛髪と処理された毛髪との間の差が見られるか否かを評価するよう要請することができる。ボリュームの増加の定量的な測定は、例えば組成物が使用された場合、例えば、画像解析を使用して行うことができる。きれいな未処理の毛髪のベースラインの絵は、固定デジタルカメラを使用して撮影される。試験製品を塗布した後に、頭部(マネキン又はヒト)が前の画像と同様に配置されていることを確かめて、第2の画像を捉える。写真編集ソフトウェア(例:Adobe Photoshop、GIMPなど)を使用して、前と後の写真を比較する。前の画像をソフトウェアで開く。選択ツール又はマグネット投げ縄を使用して、毛髪の境界に続くマスクを作る。毛髪がマスクされると、ヒストグラムが、選択部の画素数を与えることになる。以下に従って、ボリュームの増加を測定する。
[実施例]
以下の例に挙げられた組成物は、本発明の組成物の特有の実施形態を説明するが、それらを限定することを意図するものではない。本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、当技能分野の当業者は他の改変を行うことができる。本発明の組成物のこれらの例は、ボリューム感を与える恩恵を毛髪にもたらす。
[実施例1]
静止している脱イオン水の表面に、アクリレーツ/C10-30アルキルアクリレートクロスポリマー(「ポリマー」)をふるう。ポリマーを完全に濡らす。混合を開始する。エタノールを添加する。均一になるまで混合する。マイクロスフェアを添加して、均一に分散するまで混合する。アミノメチルプロパノールを用いて中和する。ポリウレタン-14、AMP-アクリレーツコポリマー(「樹脂ブレンド」)を添加する。均一になるまで混合する。混合の間のいかなる蒸発ロスも補うために、追加のエタノールでバッチを総重量に調整した。
マネキン頭部の毛髪を中央で分け下ろした。上記由来の試験製品を、以下のようにマネキン頭部の各半分に塗布した。
製品を梳き通して確実に均等に分配し、製品により毛髪が濡れたことから、ブロードライヤーを用いて高熱で乾かした。図1に見られるように、配合#R-7は、マイクロスフェアを含有し、左の#R-7対照よりも多くのボリュームを加えた。
[実施例2]
ベッセルにエタノールを装入する。VP/VAコポリマーを添加して、均一になるまで混合する。次の6つの成分(Zeoliteまで及びそれを含む)を順番に添加し、各添加の間によく混合する。エアロゾル缶を濃縮物で満たし、適正な量の2種の噴射剤を装入する。
きれいな乾いたマネキン頭部の毛髪を、中央で分け下ろした。25グラムの上記由来の試験製品を、マネキン頭部の右側に塗布した。左側は未処理とした。図2は、塗布前及び後に撮った写真を示し、ボリュームの違いを説明している。処理側及び未処理側の両方のボリュームの増加を、上記に記載されたように計算する。結果を下記に列記する。
%増加(処理)=56.1%
%増加(未処理)=7.7%
[実施例3]
ベッセルにエタノールを装入する。VP/VAコポリマーを添加して、均一になるまで混合する。次の6つの成分(Zeoliteまで及びそれを含む)を順番に添加し、各添加の間によく混合する。エアロゾル缶を濃縮物で満たし、適正な量の2種の噴射剤を装入する。
きれいな乾いたマネキン頭部の毛髪を、中央で分け下ろした。25グラムの上記由来の試験製品を、マネキン頭部の右側に塗布した。左側は未処理とした。図3は、塗布前及び後に撮った写真を示し、ボリュームの違いを説明している。処理側及び未処理側の両方のボリュームの増加を、上記に記載されたように計算する。結果を下記に列記する。
%増加(処理)=20.86%
%増加(未処理)=-14.37%
再現性を示すように実験を繰り返した。上記に記載されたように、処理側及び未処理側の両方のボリュームの増加を計算した。結果を下記に列記する。
%増加(処理)=52.76%
%増加(未処理)=13%
[実施例4]
ベッセルにエタノールを装入する。Garamiteを添加して、分散するまで混合する。VP/VAコポリマーを添加して、均一になるまで混合する。次の6つの成分(Zeoliteまで及びそれを含む)を順番に添加し、各添加の間によく混合する。エアロゾル缶を濃縮物で満たし、適正な量の噴射剤を装入する。
試験パネリストの毛髪を中央で分け下げた。上記由来の対照製品(#R-130A)を、パネリストの頭部の左側に塗布した。上記由来の試験製品(#R-130B)を、パネリストの頭部の右側に塗布した。エアロゾル缶を、塗布の前又は後に秤量して、等量の試験及び対照製品が各側に確実に塗布されるようにした。差について毛髪を評価するよう訓練されたヘアスタイリストが、結果を検討した。スタイリストは、試験製品対対照によってもたらされた頭皮の近くの毛根に、さらに大きなボリューム及び持ち上がりがあることに気付いた。さらに、スタイリストは、頬骨の近くで測定する際に、毛髪の幅の増加に気付いた。

Claims (34)

  1. 少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種のポリマー固着剤、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、毛髪用トリートメント組成物。
  2. 少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種のポリマー固着剤、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、エアロゾルデバイスに詰め込まれた毛髪用トリートメント組成物。
  3. 少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種のポリマー固着剤、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、エアロゾル毛髪用スプレー組成物。
  4. 少なくとも1種の液体担体、中空の流体充填マイクロスフェア、少なくとも1種のポリマー固着剤、及び少なくとも1種の噴射剤を含む、本質的に無水のエアロゾル毛髪用スプレー組成物。
  5. 液体担体が揮発性アルコールである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 揮発性アルコールが、1個から6個の炭素を有する任意の一価アルコールから、好ましくはエタノール又はイソプロピルアルコールから選択される、請求項5に記載の組成物。
  7. 揮発性アルコールが、エタノール又はイソプロピルアルコールから選択される、請求項6に記載の組成物。
  8. 液体担体が、組成物の約0.2%から約50%までの濃度で存在する、請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. 液体担体が、組成物の約2%から約20%までの濃度で存在する、請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 前記マイクロスフェアが、熱可塑性材壁を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 前記熱可塑性材が、アクリレート、メタクリレート、スチレン、置換スチレン、不飽和ジハライド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ビニル、及び塩化ビニルからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーのポリマー又はコポリマーである、請求項10に記載の組成物。
  12. ポリマー又はコポリマーが、1種以上の残余の出発材料を本質的に含まない、請求項11に記載の組成物。
  13. ポリマー又はコポリマーが、約0.01%未満の1種以上の残余の出発材料を含む、請求項12に記載の組成物。
  14. ポリマー又はコポリマーが、アクリロニトリルを本質的に含まない、請求項11に記載の組成物。
  15. ポリマー又はコポリマーが、約0.01%未満のアクリロニトリルを含む、請求項12に記載の組成物。
  16. 前記熱可塑性材が、アクリロニトリル/メタクリル酸メチル/塩化ビニリデンコポリマーである、請求項10に記載の組成物。
  17. 前記熱可塑性材が、アクリロニトリル/メタクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマーである、請求項10に記載の組成物。
  18. マイクロスフェアが、約10から約120ミクロンの平均粒子サイズを有する、請求項1〜17のいずれかに記載の組成物。
  19. マイクロスフェアが、約10から約40ミクロンの平均粒子サイズを有する、請求項1〜18のいずれかに記載の組成物。
  20. マイクロスフェアが、約20ミクロンの平均粒子サイズを有する、請求項1〜19のいずれかに記載の組成物。
  21. 膨張状態にあるマイクロスフェアが、約0.01g/cm3から約0.6g/cm3の密度を有する、請求項1〜20のいずれかに記載の組成物。
  22. マイクロスフェアが、組成物の約0.01から約2%の濃度で存在する、請求項1〜21のいずれかに記載の組成物。
  23. マイクロスフェアが、組成物の約0.1から約0.5%の濃度で存在する、請求項1〜22のいずれかに記載の組成物。
  24. ポリマー固着剤が、組成物の重量で約0.1から10%の濃度で存在する、請求項1〜23のいずれかに記載の組成物。
  25. ポリマー固着剤が、組成物の重量で約0.5から5%の濃度で存在する、請求項1〜24のいずれかに記載の組成物。
  26. ポリマー固着剤は、電荷が非イオン性、アニオン性、又はカチオン性である、請求項1〜25のいずれかに記載の組成物。
  27. 噴射剤が、組成物の約40から約90%の濃度で存在する、請求項1〜26のいずれかに記載の組成物。
  28. 噴射剤が、組成物の約65から約85%の濃度で存在する、請求項1〜27のいずれかに記載の組成物。
  29. 噴射剤が、ジメチルエーテル、ジフルオロエタン、テトラフルオロエタン、プロパン、n-ブタン、イソブタン、n-ペンタン、イソペンタン、圧縮空気、二酸化炭素、窒素ガス、亜酸化窒素、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項1〜28のいずれかに記載の組成物。
  30. 組成物が、本質的に無水である、請求項1〜29のいずれかに記載の組成物。
  31. 請求項1から30のいずれか1項に記載の組成物を毛髪に塗布するステップ、及び任意選択的に毛髪を加熱して、それによって毛髪にボリューム感を与えるステップ
    を含む、対象の毛髪にボリューム感を与える方法。
  32. 組成物が、乾いた毛髪に塗布される、請求項31に記載の方法。
  33. 毛髪が、約40から約230℃まで加熱される、請求項31又は32に記載の方法。
  34. 毛髪が、以下に限定されないが、商用のブロードライヤー、ヒートブラシ、ヘアクリンピングアイロン、カールアイロン、カールワンド、ホットローラー、若しくは他のカール器具、回転式ホットアイロン、又は従来のフラットストレートアイロンなどのスタイリングツールで加熱される、請求項31、32、又は33に記載の方法。
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