JP7304054B2 - 整髪料組成物 - Google Patents

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本発明は、整髪料組成物に関する。
毛髪を固定して整髪するために用いられる整髪料組成物として、ヘアスタイリングジェルが挙げられ、それにはガム質や樹脂類等の種々の高分子化合物が用いられている。しかし従来のヘアスタイリングジェルは、髪へ塗布した後の整髪剤の乾きが早く、粘着性も弱いため、髪に動きがあり、毛髪の束感を出したヘアスタイルを作ることは困難であった。
整髪力および整髪持続力に優れ、ごわつき感やべたつき感が抑制された整髪剤として、糖アルコール誘導体を配合して髪のスタイリングのしやすさを高める改善が試みられている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、糖アルコール誘導体を配合した場合には、ヘアスタイルを作るのに必要な適度な粘着性および髪の動かしやすさを改善することはできるものの、糖アルコール誘導体がスタイリングポリマーの可塑剤として働いてしまい、ヘアスタイルを作り終えた後の最終的なセット力が落ちてしまう欠点がある。そのため、髪に動きを出した所望のヘアスタイルを作ったとしても、そのヘアスタイルを持続させることが困難であった。
また、ノニオン性、カチオン性、アニオン性または両性のスタイリングポリマー等を配合した整髪料組成物として様々なものが報告されている(例えば、特許文献2、3参照)。
しかし、これら整髪料に用いられるスタイリングポリマーは、配合量が少ないと、毛髪の束感や髪の硬さを出すことができず、配合量が多いと、整髪料組成物の乾きが早くなり、髪型を作っている間に乾いてしまい、所望のヘアスタイルを作ることは困難であった。
特開2006-069903号公報 特開2009-067735号公報 特開2010-229085号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、ヘアスタイルを作っているときはすぐに固まらず、適度な粘着性を有し、髪を動かしやすく、髪に束感を与えることができ、ヘアスタイルを作り終えた後は、セット力が非常に高い整髪料組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意検討した。その結果、特定の重合体と、保湿剤とを、特定の量で含有する整髪料組成物であれば、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の構成例は以下の通りである。
[1] ビニルカプロラクタム由来の構造単位、およびビニルピロリドン由来の構造単位を有する4級アンモニウム塩の重合体(A)0.1~15質量%と、保湿剤(B)0.1~20質量%とを含有する整髪料組成物。
[2] 重合体(A)が、塩化メタクリロイルアミノプロピルラウリルジモニウム由来の構造単位を有する重合体である[1]に記載の整髪料組成物。
[3] 重合体(A)が、ポリクオタニウム-69である[1]に記載の整髪料組成物。
[4] 増粘剤(C)0.1~3質量%を含有する[1]~[3]のいずれかに記載の整髪料組成物。
[5] ポリエチレングリコール構造およびポリプロピレングリコール構造から選ばれる少なくとも1種の構造を有する固体の水溶性成分(D)0.1~10質量%を含有する[1]~[4]のいずれかに記載の整髪料組成物。
[6] 重合体(A)100質量部に対して、重合体(A)以外のスタイリングポリマー(E)1~50質量部を含有することを特徴とする[1]~[5]のいずれかに記載の整髪料組成物。
[7] ジェルである[1]~[6]のいずれかに記載の整髪料組成物。
本発明の整髪料組成物は、ヘアスタイルを作っているときはすぐに固まらず、適度な粘着性を有し、髪を動かしやすく、髪に束感を与えることができ、ヘアスタイルを作り終えた後は、セット力が非常に高い整髪料組成物を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の整髪料組成物は、ビニルカプロラクタム由来の構造単位、およびビニルピロリドン由来の構造単位を有する4級アンモニウム塩の重合体(A)0.1~15質量%と、保湿剤(B)0.1~20質量%とを含有する。なお、本発明における各成分の含有量(質量%)は、整髪料組成物を100質量%とした場合の含有量を示している。
<ビニルカプロラクタム由来の構造単位、およびビニルピロリドン由来の構造単位を有する4級アンモニウム塩の重合体(A)>
本発明の整髪料組成物は、ビニルカプロラクタム由来の構造単位、およびビニルピロリドン由来の構造単位を有する4級アンモニウム塩の重合体(A)(以下、「重合体(A)」とも言う。)を含有する。
重合体(A)は、4級アンモニウム塩を有する。4級アンモニウム塩としては、モノマー由来であってもよく、重合体を修飾することにより導入されたものであってもよいが、好ましくはモノマー由来であり、より好ましくは塩化メタクリロイルアミノプロピルラウリルジモニウム由来である。
重合体(A)は、ビニルカプロラクタム由来の構造単位、およびビニルピロリドン由来の構造単位を有し、好ましくは塩化メタクリロイルアミノプロピルラウリルジモニウム由来の構造単位を有し、さらに、他のモノマー由来の構造単位を有していてもよい。他のモノマーとしては、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドが挙げられる。
重合体(A)としては、ポリクオタニウム-69であることが、束になった毛髪を、動かしたい方向に動かして所望のヘアスタイルを作り、最終的な髪形を維持できる点で好ましい。ポリクオタニウム-69は、ビニルカプロラクタム、ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、および塩化メタクリロイルアミノプロピルラウリルジモニウムから得られる4級アンモニウム塩の重合体である。
本発明の整髪料組成物は、重合体(A)を、0.1~15質量%、好ましくは3~10質量%、より好ましくは5.5~8.5質量%含有する。前記配合量の数値範囲内であれば、毛髪の束に硬さと形成力を出すことができ、かつ整髪中の乾きが早くなりすぎないため、束になった毛髪を、動かしたい方向に動かして所望のヘアスタイルを作ることができる。
<保湿剤(B)>
本発明の整髪料組成物は、保湿剤(B)を含有する。保湿剤(B)の具体例としては、グリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールおよびジグリセリンなどの多価アルコール;ソルビトール、マルチトールなどの糖質;はちみつなどが挙げられる。
保湿剤(B)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な保湿剤(B)としては、ヘアスタイリング中の髪型の作りやすさ、整髪後の髪の束の硬さ、乾きの早さ、およびウェット感を向上させることができる観点から、好ましくはマルチトールおよびジグリセリンから選択される少なくとも一方であり、より好ましくはマルチトールとジグリセリンとを併用することである。保湿剤(B)としてマルチトールとジグリセリンとを併用する場合には、マルチトール:ジグリセリン(質量比)が、好ましくは1:0.05~1:5であり、より好ましくは1:0.2~1:3である。
保湿剤(B)の含有量は、0.1~20質量%、好ましくは7~12質量%である。前記配合量の数値範囲内であれば、ヘアスタイルを作っている時はすぐに整髪料が固まらず、適度な粘着性を与え、整髪中に束になった毛髪を動かしたい方向に動かして所望のヘアスタイルを作りやすく、かつ毛髪の立ち上げもしやすくなり、さらに整髪後の毛髪にウェット感を与えることができ、整髪後の最終的な髪の束の硬さが弱まることを防ぐことができる。
<増粘剤(C)>
本発明の整髪料組成物は、増粘剤(C)を含有することが好ましい。増粘剤(C)の具体例としては、アクリレーツコポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス-25)コポリマー、カルボマーなどが挙げられる。従来の整髪料組成物は、カチオン性のスタイリングポリマーと増粘剤とを組み合わせると粘度の低下を引き起こしていたが、本発明の整髪料組成物は、スタイリングポリマーとしてビニルカプロラクタム由来の構造単位、およびビニルピロリドン由来の構造単位を有する4級アンモニウム塩の重合体(A)を用いることにより、粘度の低下が起きることなく、増粘剤を用いることができる。
増粘剤(C)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な増粘剤(C)としては、整髪料組成物に粘性を与え、整髪中の髪の動きやすさを向上させ、かつスタイリングポリマーによる束の形成力に影響を与えないという観点から、好ましくはアクリレーツコポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマーであり、より好ましくは、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマーである。
増粘剤(C)の含有量は、好ましくは0.1~3質量%、より好ましくは0.2~1.5質量%である。前記配合量の数値範囲内であれば、ヘアスタイルを作り終えた後、整髪料がしっかり乾き、ヘアスタイルが崩れてきてしまうことを防ぐことができる。また整髪中に、整髪料が乾いてくることが無く、所望のヘアスタイルを作ることができる。
<ポリエチレングリコール構造およびポリプロピレングリコール構造から選ばれる少なくとも1種の構造を有する固体の水溶性成分(D)>
本発明の整髪料組成物は、ポリエチレングリコール構造およびポリプロピレングリコール構造から選ばれる少なくとも1種の構造を有する固体の水溶性成分(D)(以下、「水溶性成分(D)」とも言う。)を含有することが好ましい。水溶性成分(D)の具体例としては、セテス-20、べへネス-30、PEG-150、PEG-20およびPEG-60水添ヒマシ油などがあげられる。なお、PEGはポリエチレングリコールを意味する。例示したものは、全てポリエチレングリコール構造を有しており、セテス、ベヘネスおよびPEGの後ろに続く数字は、酸化エチレン(-OCH2CH2-)の平均付加モル数を意味する。
水溶性成分(D)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な水溶性成分(D)としては、整髪中に毛髪が手に付かず、手離れをよくし、かつ整髪後のセット力の持続性、洗い落ちのよさを向上する観点から、好ましくはセテス-20およびPEG-150、より好ましくはPEG-150である。
水溶性成分(D)の含有量は、組成物中、好ましくは0.1~10質量%、より好ましくは0.5~4質量%である。前記配合量の数値範囲内であれば、整髪中に、毛髪が手に付くことが無いうえ、ヘアスタイルを作っている間に整髪料が乾いてくることも無いため、所望の髪型を作りやすい。
<スタイリングポリマー(E)>
本発明の整髪料組成物は、スタイリングポリマー(E)を含有することが好ましい。なお、スタイリングポリマー(E)は、重合体(A)以外のスタイリングポリマーである。
本発明の整髪料組成物は、重合体(A)100質量部に対して、重合体(A)以外のスタイリングポリマー(E)を好ましくは1~50質量部、より好ましくは1~25質量部、さらに好ましくは8~12質量部含有する。
スタイリングポリマー(E)としては、所望の効果が充分に発揮できるものであればよく、特に限定されないが、ノニオン性のスタイリングポリマー、カチオン性のスタイリングポリマーおよびアニオン性のスタイリングポリマーを用いることができる。
スタイリングポリマー(E)の具体例としては、PVP(ポリビニルピロリドン)、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP、ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・メタクリルアミド・ビニルイミダゾール共重合体、N-メタクリロイルオキシエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体などが挙げられる。スタイリングポリマー(E)としては、PVP、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMPが好ましく、(ビニルピロリドン/VA)コポリマーがより好ましい。
スタイリングポリマー(E)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。
なお、整髪料組成物にスタイリングポリマー(E)が含まれる場合には、重合体(A)と、スタイリングポリマー(E)との合計が、0.1質量%を超えて15質量%以下であることが好ましい。
本発明の整髪料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常、整髪料組成物に用いられる成分、例えば、炭化水素油、高級アルコール、エステル油、シリコーン油などの油剤;エタノールなどの低級アルコール;界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、保湿剤、清涼剤、ビタミン類、植物抽出物、pH調整剤、金属封鎖剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
また、本発明の整髪料組成物を含有する整髪料は、ジェル状、クリーム状、ワックス状、フォーム状、ウォーター状などの種々の剤型に適用することができる。中でも、整髪性に優れることから、本発明の整髪料組成物はジェルであることが好ましい。すなわち、本発明の整髪料組成物は、ヘアスタイリングジェルなどの整髪剤として好適に用いることができる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。なお、表中の配合量は特記しない限り、「質量%」を表す。また、配合量は純分に換算した。
[実施例1~30、比較例1~4]
<試料の調製>
表1~5に記した組成に従い実施例および比較例の整髪料組成物(試料)をそれぞれ定法により調製し、下記評価を行った。
実施例で使用した原料については、下記のとおりである。
・ポリクオタニウム-69(Aquastyle 300/アシュランド社製)
・PVP(PVP K-120/アシュランド社製)
・(ビニルピロリドン/VA)コポリマー(PVA-6450/大阪有機化学工業社製)
・マルチトール(マルビット/林原社製)
・ジグリセリン(ジグリセリン/坂本薬品社製)
・グリセリン(グリセリンRG/日本油脂社製)
・カルボマー(カーボポール940/ルーブリゾール社製)
・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー(ウルトレッツ20/ルーブリゾール社製)
・アクリレーツコポリマー(BALANCE RCFg/アクゾノーベル社製)
・(アクリル酸アルキル/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマー(アキュリン22/ダウケミカル社製)
・PEG-150(PEG6000/東邦化学社製)
・セテス-20(エマレックス120/日本エマルション社製)
・べへネス-30(エマレックスBHA-30/日本エマルション社製)
<評価>
各実施例および比較例における評価は、専門パネラー(美容師)10名にて、下記のような評価項目、評価方法および評価基準で官能評価を行い、各項目につき10名の評価点の平均を算出し、以下の通り評価した。
なお、ここでの評価は、PAMS社製の人毛ウィッグUN(トップ10cm、ネープ5cm)を用いて評価を行っている。また、特に記載がない限り、室温(25℃)の条件下で、3gの試料をウィッグに塗布して評価を行っている。
五段階評価の項目
◎◎10名の専門パネラーの評価点の平均点が4.5点以上である。
◎10名の専門パネラーの評価点の平均点が3.5点以上4.5点未満である。
〇10名の専門パネラーの評価点の平均点が2.5点以上3.5点未満である。
△10名の専門パネラーの評価点の平均点が1.5点以上2.5点未満である。
×10名の専門パネラーの評価点の平均点が1.5点未満である。
三段階評価の項目
◎10名の専門パネラーの評価点の平均点が2.5点以上である。
〇10名の専門パネラーの評価点の平均点が1.5点以上2.5点未満である。
×10名の専門パネラーの評価点の平均点が1.5点未満である。
<評価項目、評価方法および評価基準>
(1)束の硬さ
整髪によって形成した毛髪の束の硬さを触って評価した。
3点:非常に硬い束でパキっとしている。
2点:硬めの束である。
1点:柔らかい束である。
(2)束の形成力
整髪により毛髪が束になる力を目視で評価した。
5点:非常に束の形成力があり、太い束が多くできている。
4点:とても束の形成力がある。
3点:束の形成力がある。
2点:束の形成力が弱い。
1点:束の形成力がほとんど無い。
(3)ヘアスタイルの作りやすさ
整髪の際に、試料を塗布することで束になった毛髪を、動かしたい方向に動かしてスタイルを作りやすいか評価した。
5点:非常にスタイルを作りやすい。
4点:スタイルを作りやすい。
3点:ややスタイルを作りにくいが、スタイルを作れる。
2点:スタイルを作りにくい。
1点:非常にスタイルを作りにくい。
(4)整髪中の乾きの早さ
整髪の際に、整髪を始めて60秒間の間に乾いてこないか、触感で評価した。
5点:全く乾いてこない。
4点:ほとんど乾いてこない。
3点:やや乾いてくるが、問題はない。
2点:乾いてくる。
1点:完全に乾いてしまう。
(5)整髪後の乾きの早さ
整髪しヘアスタイルを作り終え、その15分後にどのくらい乾いているか、触感で評価した。
5点:しっかりと乾いている。
4点:乾いている。
3点:やや乾いている。
2点:乾いていない。
1点:全く乾いていておらず、ヘアスタイルが崩れてしまう。
(6)ウェット感
整髪後の毛髪のウェット感を目視で評価した。ここでのウェット感とは、毛髪に濡れたような艶感があることを指す。
5点:非常にウェット感がある。
4点:ウェット感がある。
3点:ややウェット感がある。
2点:ウェット感がない。
1点:全くウェット感がなく、マットに感じる。
(7)毛髪の立ち上げ
毛髪を根元から立ち上げるように整髪し、立ち上がりやすさを評価した。
5点:とても簡単にしっかり立ち上がる。
4点:しっかり立ち上がる。
3点:立ち上がりやすい。
2点:立ち上がりにくい。
1点:非常に立ち上がりにくい。
(8)持続性
毛髪の立ち上がりを評価したウィッグを室温20℃、湿度50%RHで12時間放置し、ヘアスタイルの持続性を目視で評価した。
3点:非常に持続しており、しっかりと毛が立っている。
2点:持続している。
1点:持続しておらず毛が寝ている。
(9)再整髪性
毛髪の立ち上がりを評価したウィッグにスプレイヤーで満遍なく水を吹き付け、整髪したヘアスタイルを崩した後、再度、整髪し、再整髪できるか触感で評価を行った。
3点:非常に再整髪しやすい。
2点:再整髪しやすい。
1点:再整髪しにくい。
(10)洗い落ちの良さ
毛髪の立ち上がりを評価したウィッグを水で洗浄し、洗浄した際の洗い落ちの良さを触覚で評価した。
5点:非常に洗い落ちが良く、全く残っていない。
4点:洗い落ちが良い。
3点:わずかに残っているが、洗い落ちが良い方である。
2点:洗い落ちが悪い。
1点:非常に洗い落ちが悪い。
(11)手離れの良さ
整髪中に毛髪が手に付いてこないか、引っ付きのなさを触感で評価した。
5点:全く引っ付いてこない。
4点:引っ付いてこない。
3点:わずかに引っ付いてくる。
2点:引っ付いてくる。
1点:非常に引っ付いてきて、べたつきが気になる。
Figure 0007304054000001
Figure 0007304054000002
Figure 0007304054000003
Figure 0007304054000004
Figure 0007304054000005
実施例1~30において調製された整髪料組成物は、比較例1~4と比べて束の硬さ、束の形成力、ヘアスタイルの作りやすさ、整髪中の乾きの早さ、整髪後の乾きの早さ、ウェット感、毛髪の立ち上げ、持続性、再整髪性、洗い落ちの良さ、および手離れの良さの評価項目において総合的に良好な結果となった。
比較例1において調整された整髪料組成物は、重合体(A)としてポリクオタニウム-69が用いられているが、その量が本発明における重合体(A)の所定の数値範囲の下限を下回っており、束の硬さ、束の形成力、毛髪の立ち上げ、および持続性における評価項目が、実施例と比べて劣る結果となった。
比較例2において調整された整髪料組成物は、重合体(A)としてポリクオタニウム-69が用いられているが、その量が本発明における重合体(A)の所定の数値範囲の上限を上回っており、ヘアスタイルの作りやすさ、整髪中の乾きの早さ、洗い落ちの良さ、および手離れの良さにおける評価項目が、実施例と比べて劣る結果となった。
比較例3において調整された整髪料組成物は、保湿剤(B)としてマルチトールが用いられているが、その量が本発明における保湿剤(B)の所定の数値範囲の下限を下回っており、ヘアスタイルの作りやすさ、整髪中の乾きの早さ、およびウェット感における評価項目が、実施例と比べて劣る結果となった。
比較例4において調整された整髪料組成物は、保湿剤(B)としてマルチトールが用いられているが、その量が本発明における保湿剤(B)の所定の数値範囲の上限を上回っており、束の硬さ、整髪後の乾きの早さ、および持続性における評価項目が、実施例と比べて劣る結果となった。

Claims (4)

  1. ビニルカプロラクタム由来の構造単位、およびビニルピロリドン由来の構造単位を有する4級アンモニウム塩の重合体(A)0.1~15質量%と、
    保湿剤(B)(ただし、水溶性成分(D)を除く)0.1~20質量%とを含有し、
    さらに、ポリエチレングリコール構造およびポリプロピレングリコール構造から選ばれる少なくとも1種の構造を有する固体の水溶性成分(D)0.1~10質量%を含有し、
    前記重合体(A)が、ポリクオタニウム-69である、整髪料組成物。
  2. 増粘剤(C)0.1~3質量%を含有する請求項1に記載の整髪料組成物。
  3. 重合体(A)100質量部に対して、重合体(A)以外のスタイリングポリマー(E)として、PVP(ポリビニルピロリドン)、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP、ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・メタクリルアミド・ビニルイミダゾール共重合体、N-メタクリロイルオキシエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、およびビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体から選ばれる少なくとも1種を1~50質量部含有することを特徴とする請求項1または2に記載の整髪料組成物。
  4. ジェルである請求項1~のいずれか一項に記載の整髪料組成物。
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