JP2018501125A5 - - Google Patents

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[000119]更に、本発明の任意の単一の構成要素に関して与えられている任意の範囲、値、又は特徴は、互換的な場合には、本発明の任意の他の構成要素に関して与えられている任意の範囲、値、又は特徴と互換的に用いて、本明細書全体にわたって与えられているそれぞれの構成要素に関して規定されている値を有する一態様を形成することができることが理解される。例えば、与えられている任意の範囲の可塑剤を含むことに加えて、与えられている任意の範囲の残留ヒドロキシル含量を有するポリ(ビニルブチラール)を含む中間膜を形成して、本発明の範囲内であるが、列記するのは煩雑である多くの変形体を形成することができる。更に、フタレート又はベンゾエートのような属又はカテゴリーに関して与えられている範囲はまた、他に示していない限りにおいて、ジオクチルテレフタレートのようなそのカテゴリーの属又は構成要素の中の種に適用することもできる。
本発明は以下の実施態様を含む。
(1)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第1の可塑剤を含む第1の樹脂層;並びに
第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第2の可塑剤を含む、第1の樹脂層に隣接している第2の樹脂層;
を含み;
第2の可塑剤は樹脂100部あたり少なくとも50部(phr)の量で第2の樹脂層中に存在し、第1の樹脂層中の第1の可塑剤の量と第2の樹脂層中の第2の可塑剤の量の間の差は10phrより多く;
第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の少なくとも一方は、第1又は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のn−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドの残基を含み;そして
第1の樹脂層のガラス転移温度は第2の樹脂層のガラス転移温度よりも少なくとも3℃高く、そして第1の樹脂層の屈折率と第2の樹脂層の屈折率の間の差の絶対値は0.010以下である中間膜。
(2)第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の少なくとも一方は、第1のポリ(ビニルアセタール)又は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒドの残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のn−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドの残基を含む、(1)に記載の中間膜。
(3)n−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドはC 〜C 12 脂肪族アルデヒドである、(1)に記載の中間膜。
(4)中間膜は、下記の基準(i)及び(ii):
(i)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は、少なくとも16重量%の残留ヒドロキシル含量及び1.485以下の屈折率を有する;及び
(ii)第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は75℃以下のガラス転移温度を有する;
の少なくとも1つを満足する、(1)に記載の中間膜。
(5)第1及び第2の可塑剤はそれぞれ1.460未満の屈折率を有する、(1)に記載の中間膜。
(6)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のi−ブチルアルデヒドの残基を含み、第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は16重量%〜20重量%の範囲の残留ヒドロキシル含量を有し、第1の可塑剤はトリエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含み、40phr以下の量で第1の樹脂層中に存在し、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は少なくとも5重量%のn−ブチルアルデヒド残基を含み、9重量%〜11重量%の範囲の残留ヒドロキシル含量を有し、第2の可塑剤はトリエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含み、約70phr以下の量で第2の樹脂層中に存在し、第1の樹脂層のガラス転移温度と第2の樹脂層のガラス転移温度の差は少なくとも約20℃である、(1)に記載の中間膜。
(7)第1及び第2の可塑剤はテトラエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含み、第1の可塑剤は40phr以下の量で第1の樹脂層中に存在し、第1の樹脂層は少なくとも30℃のガラス転移温度を有し、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は少なくとも14重量%の残留ヒドロキシル含量を有し、第2の可塑剤は50phr以下の量で第2の樹脂層中に存在し、第2の樹脂層のガラス転移温度は10℃以下である、(1)に記載の中間膜。
(8)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量と第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量の間の差は少なくとも2重量%であり、中間膜は5%未満の曇り度を有する、(1)に記載の中間膜。
(9)(1)に記載の中間膜及び少なくとも1つの硬質基材を含む多層パネル。
(10)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第1の可塑剤を含む第1の樹脂層;並びに
第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第2の可塑剤を含む、第1の樹脂層に隣接している第2の樹脂層;
を含み;
中間膜は下記の基準(i)〜(iii):
(i)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のi−ブチルアルデヒドの残基を含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%の6個以下の炭素原子を有するアルデヒドの残基を含み、第1の樹脂層の屈折率は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂層の屈折率よりも少なくとも0.002低く、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量は12重量%以下であり、第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量と第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量の間の差は少なくとも2重量%である;
(ii)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のi−ブチルアルデヒドの残基を含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%の6個より多い炭素原子を有するアルデヒドの残基を含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量よりも少なくとも0.25%高く、第2の樹脂層中の第2の可塑剤の量は第1の樹脂層中の第1の可塑剤の量よりも少なくとも樹脂100部あたり10部(phr)多い;及び
(iii)第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のいずれもi−ブチルアルデヒドの残基を含まず、第2の樹脂層は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂層のガラス転移温度よりも少なくとも3℃低いガラス転移温度を有する;
の少なくとも1つを満足する中間膜。
(11)中間膜は基準(i)を満足し、第1及び第2の可塑剤はトリエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含む、(10)に記載の中間膜。
(12)基準(ii)及び基準(iii)の少なくとも1つが満足され、第2の可塑剤は50phr以下の量で第2の樹脂層中に存在し、第2の樹脂層のガラス転移温度は10℃未満である、(10)に記載の中間膜。
(13)第1及び第2の可塑剤はテトラエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含む、(12)に記載の中間膜。
(14)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のガラス転移温度と第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のガラス転移温度の間の差は少なくとも10℃である、(10)に記載の中間膜。
(15)第1の樹脂層の屈折率と第2の樹脂層の屈折率の間の差は0.010以下であり、中間膜は5%未満の曇り度を有する、(10)に記載の中間膜。
(16)ポリ(ビニルアセタール)樹脂及び可塑剤を含む樹脂層を含み、ポリ(ビニルアセタール)樹脂はポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%の少なくとも1種類の分枝脂肪族アルデヒドの残基を含み、可塑剤は少なくとも50phrの量で樹脂層中に存在し、樹脂層は少なくとも1.05のtanδを有する中間膜。
(17)ポリ(ビニルアセタール)樹脂はポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%の少なくとも1種類の分枝脂肪族アルデヒドの残基を含む、(16)に記載の中間膜。
(18)樹脂層はポリ(ビニルアセタール)樹脂と物理的にブレンドされた他のポリ(ビニルアセタール)樹脂を更に含み、他のポリ(ビニルアセタール)樹脂は他のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として20重量%未満のn−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドの残基を含む、(17)に記載の中間膜。
(19)可塑剤は少なくとも55phrの量で樹脂層中に存在し、ポリ(ビニルアセタール)樹脂は少なくとも8重量%の残留ヒドロキシル含量を有する、(16)に記載の中間膜。
(20)ポリ(ビニルアセタール)樹脂は10重量%未満の残留ヒドロキシル含量を有する、(19)に記載の中間膜。
(21)ポリ(ビニルアセタール)樹脂は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂の曇り点温度よりも少なくとも5℃低いかかる可塑剤中における曇り点温度を有する、(16)に記載の中間膜。
(22)樹脂層は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂層よりも少なくとも1%高いtanδを有する、(16)に記載の中間膜。
(23)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂を含む第1の樹脂層;並びに
第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び可塑剤を含む、第1の樹脂層に隣接している第2の樹脂層;
を含み;
第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%の少なくとも1種類の分枝脂肪族アルデヒドの残基を含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は12重量%未満の残留ヒドロキシル含量を有し、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量と第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量の間の差は少なくとも2重量%であり、第2の樹脂層は少なくとも1.05のtanδを有する中間膜。
(24)第2の樹脂層は少なくとも1.20のtanδを有し、このtanδは比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂のtanδよりも少なくとも5%高い、(23)に記載の中間膜。
(25)第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は約10重量%以下の残留ヒドロキシル含量を有する、(23)に記載の中間膜。
(26)第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%の少なくとも1種類の分枝脂肪族アルデヒドの残基を含み、第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%のn−ブチルアルデヒドの残基を含む、(23)に記載の中間膜。
(27)第2の樹脂層は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂とブレンドされた他のポリ(ビニルアセタール)樹脂を更に含み、他のポリ(ビニルアセタール)樹脂は他のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のn−ブチルアルデヒドの残基を含む、(23)に記載の中間膜。
(28)第1の樹脂層は第1の可塑剤を更に含み、第2の層は第2の可塑剤を更に含み、第1の樹脂層中に存在する第1の可塑剤の量と第2の層中に存在する第2の可塑剤の量の間の差は少なくとも10phrであり、第1の樹脂層のガラス転移温度と第2の樹脂層のガラス転移温度の間の差は少なくとも3℃である、(23)に記載の中間膜。
(29)第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂の曇り点温度よりも少なくとも5℃低い第2の可塑剤中における曇り点温度を有する、(28)に記載の中間膜。
(30)(23)に記載の中間膜及び少なくとも1つの硬質基材を含む多層パネル。
(31)ポリ(ビニルアセタール)樹脂及び可塑剤を含む樹脂層を含み、ポリ(ビニルアセタール)樹脂はポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%のn−ブチルアルデヒド以外の少なくとも1種類のアルデヒドの残基を含み、可塑剤は30℃より高いガラス転移温度を有する樹脂層を与えるのに十分な量で樹脂層中に存在する中間膜。
(32)可塑剤は5phr〜30phrの範囲の量で樹脂層中に存在し、樹脂層のガラス転移温度は少なくとも37℃である、(31)に記載の中間膜。
(33)可塑剤は5phr〜20phrの範囲の量で樹脂層中に存在し、樹脂層のガラス転移温度は少なくとも46℃である、(31)に記載の中間膜。
(34)可塑剤は5phr〜20phrの範囲の量で樹脂層中に存在し、樹脂層のガラス転移温度は少なくとも50℃である、(31)に記載の中間膜。
(35)可塑剤は10phr以下の量で樹脂層中に存在し、樹脂層のガラス転移温度は少なくとも65℃である、(31)に記載の中間膜。
(36)ポリ(ビニルアセタール)樹脂はポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のn−ブチルアルデヒド以外の少なくとも1種類のアルデヒドの残基を含み、ポリ(ビニルアセタール)樹脂はn−ブチルアルデヒドの残基を更に含む、(31)に記載の中間膜。
(37)ポリ(ビニルアセタール)樹脂はポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のn−ブチルアルデヒド以外の少なくとも1種類のアルデヒドの残基を含み、樹脂層はポリ(ビニルアセタール)樹脂とブレンドされた第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂を更に含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のn−ブチルアルデヒドの残基を含み、第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のそれぞれは第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の合計重量を基準として少なくとも約5重量%の量で樹脂層中に存在する、(31)に記載の中間膜。
(38)第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のそれぞれは第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の合計重量を基準として少なくとも約10重量%の量で樹脂層中に存在する、(31)に記載の中間膜。
(39)ポリ(ビニルアセタール)樹脂は少なくとも80,000ダルトンの重量平均分子量を有する、(31)に記載の中間膜。
(40)(31)に記載の中間膜及び少なくとも1つの硬質基材を含む多層パネル。
(41)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び可塑剤を含み、第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%のn−ブチルアルデヒド以外の少なくとも1種類のアルデヒドの残基を含む第1の樹脂層;及び
第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第2の可塑剤を含む、第1の樹脂層に隣接している第2の樹脂層;
を含み;
第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は12重量%未満の残留ヒドロキシル含量を有し、第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量と第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量の間の差は少なくとも2%であり;
第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂の粘度よりも少なくとも10%低い粘度を有し、第1の樹脂層は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂層よりも少なくとも3℃高いガラス転移温度を有するポリマー中間膜。
(42)第1の樹脂層のガラス転移温度と第2の樹脂層のガラス転移温度の間の差は少なくとも5℃であり、第1の樹脂層中に存在する第1の可塑剤の量と第2の樹脂層中に存在する第2の可塑剤の量の間の差は少なくとも10phrであり、第2の可塑剤は少なくとも42phrの量で第2の樹脂層中に存在する、(41)に記載の中間膜。
(43)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のi−ブチルアルデヒドの残基を含み、ポリ(ビニルアセタール)樹脂の分子量は少なくとも10,000ダルトンであり、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のn−ブチルアルデヒドの残基を含む、(42)に記載の中間膜。

Claims (20)

  1. 第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第1の可塑剤を含む第1の樹脂層;並びに
    第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第2の可塑剤を含む、第1の樹脂層に隣接している第2の樹脂層;
    を含み;
    第2の可塑剤は樹脂100部あたり少なくとも50部(phr)の量で第2の樹脂層中に存在し、第1の樹脂層中の第1の可塑剤の量と第2の樹脂層中の第2の可塑剤の量の間の差は10phrより多く;
    第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の少なくとも一方は、第1又は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のn−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドの残基を含み;そして
    第1の樹脂層のガラス転移温度は第2の樹脂層のガラス転移温度よりも少なくとも3℃高く、そして第1の樹脂層の屈折率と第2の樹脂層の屈折率の間の差の絶対値は0.010以下である中間膜。
  2. 第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の少なくとも一方は、第1のポリ(ビニルアセタール)又は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒドの残基の全重量を基準として少なくとも50重量%のn−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドの残基を含む、請求項1に記載の中間膜。
  3. n−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドはC〜C12脂肪族アルデヒドである、請求項1に記載の中間膜。
  4. 中間膜は、下記の基準(i)及び(ii):
    (i)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は、少なくとも16重量%の残留ヒドロキシル含量及び1.485以下の屈折率を有する;及び
    (ii)第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は75℃以下のガラス転移温度を有する;
    の少なくとも1つを満足する、請求項1に記載の中間膜。
  5. 第1及び第2の可塑剤はそれぞれ1.460未満の屈折率を有する、請求項1に記載の中間膜。
  6. 第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のi−ブチルアルデヒドの残基を含み、第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は16重量%〜20重量%の範囲の残留ヒドロキシル含量を有し、第1の可塑剤はトリエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含み、40phr以下の量で第1の樹脂層中に存在し、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は少なくとも5重量%のn−ブチルアルデヒド残基を含み、9重量%〜11重量%の範囲の残留ヒドロキシル含量を有し、第2の可塑剤はトリエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含み、約70phr以下の量で第2の樹脂層中に存在し、第1の樹脂層のガラス転移温度と第2の樹脂層のガラス転移温度の差は少なくとも約20℃である、請求項1に記載の中間膜。
  7. 第1及び第2の可塑剤はテトラエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含み、第1の可塑剤は40phr以下の量で第1の樹脂層中に存在し、第1の樹脂層は少なくとも30℃のガラス転移温度を有し、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は少なくとも14重量%の残留ヒドロキシル含量を有し、第2の可塑剤は50phr以下の量で第2の樹脂層中に存在し、第2の樹脂層のガラス転移温度は10℃以下である、請求項1に記載の中間膜。
  8. 第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量と第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量の間の差は少なくとも2重量%であり、中間膜は5%未満の曇り度を有する、請求項1に記載の中間膜。
  9. 請求項1に記載の中間膜及び少なくとも1つの硬質基材を含む多層パネル。
  10. 第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第1の可塑剤を含む第1の樹脂層;並びに
    第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂及び第2の可塑剤を含む、第1の樹脂層に隣接している第2の樹脂層;
    を含み;
    中間膜は下記の基準(i)〜(iii):
    (i)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のi−ブチルアルデヒドの残基を含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%の6個以下の炭素原子を有するアルデヒドの残基を含み、第1の樹脂層の屈折率は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂層の屈折率よりも少なくとも0.002低く、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量は12重量%以下であり、第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量と第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量の間の差は少なくとも2重量%である;
    (ii)第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも5重量%のi−ブチルアルデヒドの残基を含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂は第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%の6個より多い炭素原子を有するアルデヒドの残基を含み、第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量は第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂の残留ヒドロキシル含量よりも少なくとも0.25%高く、第2の樹脂層中の第2の可塑剤の量は第1の樹脂層中の第1の可塑剤の量よりも少なくとも樹脂100部あたり10部(phr)多い;及び
    (iii)第1及び第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のいずれもi−ブチルアルデヒドの残基を含まず、第2の樹脂層は比較のポリ(ビニルn−ブチラール)樹脂層のガラス転移温度よりも少なくとも3℃低いガラス転移温度を有する;
    の少なくとも1つを満足する中間膜。
  11. 中間膜は基準(i)を満足し、第1及び第2の可塑剤はトリエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含む、請求項10に記載の中間膜。
  12. 基準(ii)及び基準(iii)の少なくとも1つが満足され、第2の可塑剤は50phr以下の量で第2の樹脂層中に存在し、第2の樹脂層のガラス転移温度は10℃未満である、請求項10に記載の中間膜。
  13. 第1及び第2の可塑剤はテトラエチレングリコールジ(2−エチルヘキサノエート)を含む、請求項12に記載の中間膜。
  14. 第1のポリ(ビニルアセタール)樹脂のガラス転移温度と第2のポリ(ビニルアセタール)樹脂のガラス転移温度の間の差は少なくとも10℃である、請求項10に記載の中間膜。
  15. 第1の樹脂層の屈折率と第2の樹脂層の屈折率の間の差は0.010以下であり、中間膜は5%未満の曇り度を有する、請求項10に記載の中間膜。
  16. ポリ(ビニルアセタール)樹脂及び可塑剤を含む樹脂層を含み、ポリ(ビニルアセタール)樹脂はポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも10重量%の少なくとも1種類の分枝脂肪族アルデヒドの残基を含み、可塑剤は少なくとも50phrの量で樹脂層中に存在し、樹脂層は少なくとも1.05のtanδを有する中間膜。
  17. ポリ(ビニルアセタール)樹脂はポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として少なくとも50重量%の少なくとも1種類の分枝脂肪族アルデヒドの残基を含む、請求項16に記載の中間膜。
  18. 樹脂層はポリ(ビニルアセタール)樹脂と物理的にブレンドされた他のポリ(ビニルアセタール)樹脂を更に含み、他のポリ(ビニルアセタール)樹脂は他のポリ(ビニルアセタール)樹脂のアルデヒド残基の全重量を基準として20重量%未満のn−ブチルアルデヒド以外のアルデヒドの残基を含む、請求項17に記載の中間膜。
  19. 可塑剤は少なくとも55phrの量で樹脂層中に存在し、ポリ(ビニルアセタール)樹脂は少なくとも8重量%の残留ヒドロキシル含量を有する、請求項16に記載の中間膜。
  20. ポリ(ビニルアセタール)樹脂は10重量%未満の残留ヒドロキシル含量を有する、請求項19に記載の中間膜。
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