JP2018207707A - 電力管理システム、蓄電システム、送信方法、プログラム - Google Patents

電力管理システム、蓄電システム、送信方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電システムの動作状態を多様化させる技術を提供する。【解決手段】電力管理システムサーバ14は、電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムの動作を制御する。生成部504は、蓄電システムの動作状態に関する情報を生成する。送信部506は、生成部504において生成した情報を蓄電システムに送信する。蓄電システムの動作状態に関する情報は、需要家から電力系統に売電を行っている場合に蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは需要家から電力系統に売電を行っている場合に蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、電力を管理する電力管理システム、蓄電システム、送信方法、プログラムに関する。
需要家に設置された機器を制御する制御装置を備える電力管理システムが提案されている。機器は、例えば、太陽電池、蓄電池、燃料電池等の分散電源、家電機器を含む。このような制御装置は、上位のスマートサーバに接続される。スマートサーバは、複数の需要家を統括的に管理する(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−33591号公報
需要家において、太陽電池システムと蓄電システムが電力系統に接続されている場合、太陽電池システムからの電力が電力系統に売電されていると、蓄電システムからの放電が一般的に停止される。そのため、電力系統への売電がなされている場合に蓄電システムに放電を指示するためのメッセージは定義されていない。このような状況において、上位のサーバから売電量増加の指示を受けつけても、電力管理システムのサーバは、売電量を増加させるように蓄電システムを制御できない。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、蓄電システムの動作状態を多様化させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力管理システムは、電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムの動作を制御する電力管理システムであって、蓄電システムの動作状態に関する情報を生成する生成部と、生成部において生成した情報を蓄電システムに送信する送信部とを備える。蓄電システムの動作状態に関する情報は、需要家から電力系統に売電を行っている場合に蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは需要家から電力系統に売電を行っている場合に蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含む。
本発明の別の態様は、蓄電システムである。この蓄電システムは、電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムであって、本蓄電システムの動作状態に関する情報を受信する受信部と、受信部において受信した情報をもとに動作する処理部とを備える。蓄電システムの動作状態に関する情報は、需要家から電力系統に売電を行っている場合に本蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは需要家から電力系統に売電を行っている場合に本蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含む。
本発明のさらに別の態様は、送信方法である。この方法は、電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムの動作を制御する電力管理システムにおける送信方法であって、蓄電システムの動作状態に関する情報を生成するステップと、生成した情報を蓄電システムに送信するステップとを備える。蓄電システムの動作状態に関する情報は、需要家から電力系統に売電を行っている場合に蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは需要家から電力系統に売電を行っている場合に蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムを記録した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、蓄電システムの動作状態を多様化できる。
実施例に係るVPPシステムの構成を示す図である。 図1の需要家の構成を示す図である。 図2の電力管理システムサーバ、スマートメータ、制御装置の構成を示す図である。 図2の電力管理システムサーバにおいて使用されるメッセージのフォーマットを示す図である。 図5(a)−(c)は、図2の蓄電システムの動作概要を示す図である。 図6(a)−(d)は、図1のVPPシステムにおける電力管理システムサーバの様々な配置を示す図である。 図1のVPPシステムにおける指示手順を示すシーケンス図である。 図8(a)−(b)は、図3の電力管理システムサーバにおける動作状態の選択手順を示すフローチャートである。 図3の制御装置における処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施例を具体的に説明する前に、本実施例の概要を説明する。実施例は、点在する小規模な太陽光発電システム、蓄電システム、燃料電池システム等の機器と、電力の需要抑制を統合して制御するVPP(Virtual Power Plant)に関する。VPPは、太陽光発電システム、蓄電システム、燃料電池システム等の機器をネットワークを介して制御することによって、これらを1つの発電所のようにまとめて機能させる。ここで、太陽光発電システム、蓄電システム、燃料電池システム等の機器は各需要家に設置される。需要家は、電力会社等からの電力の供給を受けている施設であり、例えば、住宅、事務所、店舗、工場、公園などである。このような需要家における機器は電力管理システムによって制御される。電力管理システムは、需要家における電力の消費量が大きい時間帯において蓄電システムを放電させたり、電力系統の電気料金が安価である夜間において蓄電システムを充電させたりする。
複数の電力管理システムは、群管理システムに接続される。また、群管理システムは、電力小売事業者の上位システムにも接続される。群管理システムを管理する事業者は、電力小売事業者と契約を結んでおり、上位システムは、契約に応じた要求を群管理システムに出力する。群管理システムは、上位システムからの要求に応じて電力小売事業者に売電するように、複数の電力管理システムのそれぞれに対して制御を指示する。例えば、群管理システムは、発電所において発電される電力が逼迫する場合、需要家における買電を抑制させたりするように制御することを電力管理システムに要求する。
需要家において、太陽電池システムと蓄電システムが電力系統に接続されている場合、太陽電池システムからの電力が電力系統に売電されていると、ダブル発電による売電価格の低下を防ぐために蓄電システムからの放電が一般的に停止される。そのため、電力管理システムから蓄電システムに送信されるメッセージにおいて、電力系統への売電がなされている場合に蓄電システムに放電を指示するためのメッセージは不要であり、そのようなメッセージは定義されていない。このような状況において、電力管理システムが群管理システムから売電量増加の指示を受けつけた場合、電力管理システムは蓄電システムを放電させることができず、群管理システムの要求に応じることができない。一方、ダブル発電によって売電価格が低下する場合であっても、群管理システムの要求に応じて蓄電システムを放電させた方が需要家にとって得になる契約がなされていることもある。
このような状況に対応するために、本実施例に係る電力管理システムでは、売電中における蓄電システムの動作状態として3種類の状態を規定する。3種類の状態は第1状態から第3状態と示される。第1状態は売電中に放電を禁止する状態であり、第2状態は売電中に負荷での消費に限定して放電を許可する状態であり、第3状態は売電中に制限なく放電を許可する状態である。ここで、第1状態はこれまでの動作に相当し、第2状態はダブル発電に相当する。電力管理システムは、需要家に備えられた機器、例えば、スマートメータ、蓄電システムのそれぞれから現在の状態に関する情報を受信することによって、売電中であることを把握する。その状況下において、上位システム、群管理システムからの要求に応じて、電力管理システムは、第1状態を第2状態あるいは第3状態に変えることを指示するための情報を蓄電システムに送信する。蓄電システムは、受けつけた情報に応じて、第1状態を第2状態あるいは第3状態に変えて動作する。
図1は、実施例に係るVPPシステム100の構成を示す。VPPシステム100は、上位システムサーバ10、群管理システムサーバ12と総称される第1群管理システムサーバ12a、第2群管理システムサーバ12b、第M群管理システムサーバ12m、電力管理システムサーバ14と総称される第1電力管理システムサーバ14a、第2電力管理システムサーバ14b、第N電力管理システムサーバ14nを含む。ここで、第1電力管理システムサーバ14aは第1需要家16aに設置され、第2電力管理システムサーバ14bは第2需要家16bに設置され、第N電力管理システムサーバ14nは第N需要家16nに設置され、第1需要家16a、第2需要家16b、第N需要家16nは需要家16と総称される。なお、群管理システムサーバ12の数は「M」に限定されず、電力管理システムサーバ14と需要家16の数は「N」に限定されない。
需要家16は、例えば、一戸建ての住宅、マンションなどの集合住宅、コンビニエンスストアまたはスーパーマーケットなどの店舗、ビルなどの商用施設、工場であり、前述のごとく、電力会社等からの電力の供給を受けている施設である。需要家16には、空調機器(エアコン)、テレビジョン受信装置(テレビ)、照明装置、蓄電システム、ヒートポンプ給湯機等の機器が設置される。これらの機器は、電力事業者等の電力系統に接続されることによって、商用電力の供給を受けて、電力を消費する。機器として、電力使用の削減量が比較的大きいと想定されるものが有用であるが、削減量があまり大きくないと想定されるものであってもよい。なお、機器に、太陽電池システム、燃料電池システム等の再生可能エネルギー発電装置が含まれてもよい。
電力管理システムサーバ14は、電力管理システムの処理を実行するためのコンピュータであり、例えば、需要家16内に設置される。電力管理システムサーバ14は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントローラとしての機能を有する。そのため、電力管理システムサーバ14は、HAN(Home Area Network)により需要家16内の各種機器と通信可能であり、これらの機器を制御する。電力管理システムサーバ14は、蓄電システムの動作、例えば、放電、充電を制御する。また、電力管理システムサーバ14は、需要家16に設置された機器と電力系統との間の連系を制御してもよい。電力管理システムサーバ14は、停電時に機器と電力系統との間を解列し、復電時に機器と電力系統との間を連系する。
群管理システムサーバ12は、群管理システムの処理を実行するためのコンピュータである。群管理システムサーバ12は、複数の電力管理システムサーバ14を接続することによって、複数の電力管理システムサーバ14を管理する。その結果、群管理システムサーバ12は、複数の電力管理システムサーバ14のそれぞれに接続される複数の機器を統括的に管理する。複数の群管理システムサーバ12は、上位システムサーバ10に接続される。上位システムサーバ10は、電力小売事業者等の事業者の処理を実行するためのコンピュータである。前述のごとく、電力小売事業者と群管理システムの事業者の間では契約が結ばれており、上位システムサーバ10は、契約に応じた要求を群管理システムサーバ12に出力する。なお、1つの群管理システムサーバ12が複数の上位システムサーバ10に接続されてもよい。
このような構成によって、上位システムが管理する需要家群全体の電力需要が逼迫する場合、群管理システムサーバ12は、蓄電システムから放電した電力を需要家16内で消費させたり、需要家16内での電力消費を抑制させたりするように電力管理システムサーバ14を制御する。また、上位システムが管理する需要家群全体の発電が増加し、供給が需要を上回る場合、群管理システムサーバ12は、蓄電システムへの充電を増やしたり、需要家16内での需要を増大させたりするように電力管理システムサーバ14を制御する。
図2は、需要家16の構成を示す。需要家16には、電力系統30、スマートメータ32、分電盤34、負荷36、太陽電池システム38、蓄電システム40、電力管理システムサーバ14が設置される。また、太陽電池システム38は、PV(Photovoltaics)200、PV用DC(Direct Current)/DC202、PV用DC/AC(Alternating Current)204を含み、蓄電システム40は、SB(Storage Battery)210、SB用DC/DC212、双方向DC/ACインバータ214、制御装置216を含む。さらに、電力管理システムサーバ14には、ネットワーク18を介して群管理システムサーバ12が接続される。
スマートメータ32は、電力系統30に接続され、デジタル式の電力量計である。スマートメータ32は、電力系統30から入ってくる潮流の電力量と、電力系統30へ出て行く逆潮流の電力量とを計測可能である。スマートメータ32は、通信機能を有し、電力管理システムサーバ14と通信可能である。
PV200は、太陽電池であり、再生可能エネルギー発電装置である。PV200は、光起電力効果を利用し、光エネルギーを直接電力に変換する。太陽電池として、シリコン太陽電池、化合物半導体などを素材にした太陽電池、色素増感型(有機太陽電池)等が使用される。PV200は、PV用DC/DC202に接続され、発電した直流電力をPV用DC/DC202に出力する。
PV用DC/DC202は、DC−DCコンバータであり、PV200から出力される直流電力を、所望の電圧値の直流電力に変換し、変換した直流電力をPV用DC/AC204に出力する。PV用DC/DC202は、例えば、昇圧チョッパで構成される。PV用DC/DC202は、PV200の出力電力が最大になるようMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御される。PV用DC/AC204は、DC−ACインバータであり、PV用DC/DC202から出力される直流電力を交流電力に変換し、交流電力を配電線42に出力する。
配電線42は、スマートメータ32と分電盤34とを結ぶとともに、それらの間における交点Pから分岐してPV用DC/AC204も結ぶ。分電盤34は、配電線42に接続されるとともに、負荷36を接続する。分電盤34は、負荷36に電力を供給する。負荷36は、配電線42を介して供給される電力を消費する機器である。負荷36は、冷蔵庫、エアコン、照明等の機器を含む。ここでは、分電盤34に1つの負荷36が接続されているが、分電盤34に複数の負荷36が接続されてもよい。
SB210は、電力を充放電可能な蓄電池であり、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素蓄電池、鉛蓄電池、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ等を含む。SB210はSB用DC/DC212に接続される。SB用DC/DC212は、DC−DCコンバータであり、SB210側の直流電力と、双方向DC/ACインバータ214側の直流電力との間の変換を実行する。
双方向DC/ACインバータ214は、SB用DC/DC212と分電盤34との間に接続される。双方向DC/ACインバータ214は、分電盤34からの交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力をSB用DC/DC212に出力する。また、双方向DC/ACインバータ214は、SB用DC/DC212からの直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を分電盤34に出力する。つまり、双方向DC/ACインバータ214によってSB210は充放電される。このような双方向DC/ACインバータ214の制御は制御装置216によってなされる。制御装置216による制御については後述する。ここで、PV200、PV用DC/DC202、PV用DC/AC204は一体的に形成されてもよく、その場合であっても、これを太陽電池システム38と呼ぶものとする。また、SB210、SB用DC/DC212、双方向DC/ACインバータ214、制御装置216は1つの筐体に格納されてもよく、その場合であっても、これを蓄電システム40と呼ぶものとする。
第1計測点220は、配電線42において、スマートメータ32と交点Pとの間に配置される。第1計測点220は、通過する電力の電力値を計測するセンサである。ここで、通過する電力には、交点Pからスマートメータ32に向かう電力と、スマートメータ32から交点Pに向かう電力とが含まれる。前者が売電に相当し、後者が買電に相当する。第1計測点220は、売電に相当する電力値のみを計測してもよい。また、電力値の計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。このような第1計測点220は、電力系統30に売電している電力を計測可能な計測点であるといえる。第1計測点220は、計測した電力値を制御装置216に出力する。
第2計測点222は、配電線42において、交点Pと分電盤34との間に配置される。第2計測点222は、第1計測点220と同様に通過する電力の電力値を計測するセンサである。ここでも、通過する電力には、分電盤34から交点Pに向かう電力と、交点Pから分電盤34に向かう電力とが含まれる。第2計測点222は、交点Pから分電盤34に向かう電力値のみを計測してもよい。このような第2計測点222は、負荷36と蓄電システム40とにおいて消費している電力を計測可能な計測点であるといえる。第2計測点222は、計測した電力値を制御装置216に出力する。
電力管理システムサーバ14は、HAN等のネットワークを介して、スマートメータ32、太陽電池システム38、蓄電システム40に接続され、それぞれと通信可能である。以下では、電力管理システムサーバ14と太陽電池システム38との間の通信は説明を省略する。また、電力管理システムサーバ14は、ネットワーク18を介して群管理システムサーバ12にも接続される。電力管理システムサーバ14における処理および通信を説明するために、ここでは、図3を使用する。
図3は、電力管理システムサーバ14、スマートメータ32、制御装置216の構成を示す。電力管理システムサーバ14は、サービス連携部300、制御部302を含み、制御部302は、受信部500、処理部502、生成部504、送信部506を含む。制御装置216は、受信部400、処理部402、生成部404、送信部406、取得部408を含む。
サービス連携部300は、VPPのようなサービスとの双方向連携を実現するための処理を実行する。また、サービス連携部300は、電力管理システムサーバ14に登録されている機器のプロファイルをサービスへ提供する。これらのような処理を群管理システムとの間で実行するために、通信部508は、図示しない群管理システムサーバ12と通信する。通信部508における受信部(図示せず)は、蓄電システム40が設置された需要家16の外に設置された外部サーバである群管理システムサーバ12からの要求が含まれたメッセージを受信する。要求は、例えば、需要家16における需要量の増加あるいは減少である。サービス連携部300は、通信部508において受信した要求を制御部302に出力する。
制御部302は、需要家16に設置された機器、例えば、スマートメータ32、太陽電池システム38、蓄電システム40との連携を実現するための処理を実行する。連携によって、制御部302は、機器から情報を収集したり、機器を制御したりする。ここで、制御部302と各機器との間の通信は、所定のプロトコルにしたがった方式でなされる。所定のプロトコルは、例えば、「ECHONET Lite」、「ECHONET」である。しかしながら、所定のプロトコルはこれらに限定されない。
ここで、制御部302が通信する蓄電システム40の動作状態として、第1状態から第3状態の3種類が定義される。第1状態は、電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を禁止する状態である。初期状態として、蓄電システム40は第1状態で動作しているものとする。第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量の範囲で蓄電システム40からの放電を許可する状態である。第3状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量を超えた放電を蓄電システム40に許可する状態である。第1状態から第3状態に対応した蓄電システム40の動作については後述する。
制御部302における受信部500は、スマートメータ32からの値、例えば、売電量あるいは買電量を受信するとともに、制御装置216からの蓄電量を受信する。これらの受信は、定期的、例えば30分に1回なされる。処理部502は、スマートメータ32からの値と蓄電量とをもとに、需要家16において増加可能な需要量あるいは減少可能な需要量を導出する。このような需要量の導出には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
制御部302においてサービス連携部300からの要求、例えば需要量の減少の要求を受けつけると、処理部502は、第1状態から第2状態あるいは第3状態への切り替えを決定する。ここで、第2状態であるか、第3状態であるかは、予めなされた契約によって決められる。なお、処理部502は、要求された需要量の減少量が、減少可能な需要量の範囲内であれば、第1状態の維持を決定し、要求された需要量の減少量が、減少可能な需要量の範囲外であれば、第1状態から第2状態あるいは第3状態への切り替えを決定してもよい。
生成部504は、蓄電システム40の動作状態に関するメッセージを生成する。図4は、電力管理システムサーバ14において使用されるメッセージのフォーマットを示す。メッセージでは、メッセージ種別のフィールドに続いてデータのフィールドが配置される。メッセージ種別のフィールドは、メッセージの種別を示しており、ここでは動作状態指示が示される。データのフィールドは、通知してほしいデータを示し、ここでは第1状態から第3状態のいずれかが示される。図3に戻る。このように、生成部504は、通信部508が受信した要求をもとに、蓄電システム40の動作状態指示のメッセージを生成する。送信部506は、蓄電システム40の動作状態指示のメッセージを制御装置216に送信する。
制御装置216の受信部400は、蓄電システム40の動作状態指示のメッセージを受信する。処理部402は、メッセージ種別のフィールドをもとには動作状態指示であることを認識し、データのフィールドをもとに、第1状態から第2状態あるいは第3状態に動作状態を変更することを認識する。処理部402は、認識した動作状態をもとに蓄電システム40を制御するように動作する。その動作を説明するために、ここでは図5(a)−(c)を使用する。
図5(a)−(c)は、蓄電システム40の動作概要を示す。図示のごとく、電力系統30、スマートメータ32、分電盤34、負荷36、太陽電池システム38、蓄電システム40は、図2と同様に接続される。図5(a)は、動作状態が第1状態を示している場合の動作概要を示す。前述のごとく、第1状態は、電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を禁止する状態である。処理部402は、第1状態において双方向DC/ACインバータ214からの放電を停止させる。放電の停止によって、太陽電池システム38からの電力A1は交点Pにおいて分岐され、電力A2が分電盤34に向かい、電力A3がスマートメータ32に向かう。電力A2は負荷36において消費される。第1計測点220は電力A3を計測し、計測結果を制御装置216に出力する。制御装置216の取得部408は計測結果を取得する。処理部402は、第1計測点220における計測結果において、電力A3が交点Pからスマートメータ32に向かっている場合に、双方向DC/ACインバータ214からの放電停止を継続させる。電力A3が交点Pからスマートメータ32に向かっている場合は電力系統30に売電している状態に相当する。
図5(b)は、動作状態が第2状態を示している場合の動作概要を示す。前述のごとく、第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量の範囲で蓄電システム40からの放電を許可する状態である。処理部402は、第2状態において双方向DC/ACインバータ214に放電を実行させる。放電によって、蓄電システム40からの電力B1は分電盤34を介して負荷36に向かう。一方、太陽電池システム38からの電力A1は交点Pにおいて分岐され、電力A4が分電盤34に向かい、電力A5がスマートメータ32に向かう。ここで、電力A4は、負荷36において消費される電力のうち、電力B1だけでは不足している分に相当する。そのため、電力A4は図5(a)の電力A2よりも小さい。その結果、電力A5は図5(a)の電力A3よりも大きくなる。
第2計測点222は電力A4を計測し、計測結果を制御装置216に出力する。制御装置216の取得部408は計測結果を取得する。処理部402は、第2計測点222における計測結果において、交点Pから分電盤34に向かう電力A4がゼロになるように、または、電力A4が交点Pから分電盤34に向かうように、双方向DC/ACインバータ214に放電を実行させる。一方、第2計測点222における計測結果において、電力が分電盤34から交点Pに向かっている場合、処理部402は、電力が交点Pから分電盤34に向かうように、双方向DC/ACインバータ214からの放電量を減少させる。電力A4が交点Pから分電盤34に向かっている場合は、蓄電システム40から放電された電力が電力系統30に向かわずに負荷36だけで消費されている状態に相当する。
図5(c)は、動作状態が第3状態を示している場合の動作概要を示す。前述のごとく、第3状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量を超えた放電を蓄電システム40に許可する状態である。そのため、処理部402は、第1計測点220および第2計測点222の計測結果に関係なく、双方向DC/ACインバータ214に放電を実行させる。蓄電システム40からの電力B2は分電盤34において分岐され、電力B3が負荷36に向かい、電力B4がスマートメータ32に向かう。負荷36は電力B3で動作するので、太陽電池システム38からの電力A1は交点Pからスマートメータ32に向かう。そのため、電力A1と電力B4が電力系統30に向かう。
処理部402において処理がなされた場合、生成部404は、処理結果を制御部302に報告するためのメッセージを生成してもよい。メッセージのフォーマットは図4と同じであるが、メッセージ種別のフィールドには処理報告が示され、データのフィールドには、処理結果が示される。生成部404は、データ要求のメッセージを送信部406に出力する。送信部406は、処理報告のメッセージを制御部302に送信する。制御部302の受信部500は、処理報告のメッセージを受信する。
なお、生成部504は、売電がなされているかあるいは買電がなされているかを把握するために、売電量あるいは売電量の通知をスマートメータ32に要求するためのメッセージを生成してもよい。その際のメッセージのフォーマットは図4と同じであるが、メッセージ種別のフィールドにはデータ要求が示され、データのフィールドには、売電量あるいは買電量が示される。生成部504は、データ要求のメッセージを送信部506に出力する。送信部506は、データ要求のメッセージをスマートメータ32に送信する。
スマートメータ32は、データ要求のメッセージを受信すると、メッセージ種別のフィールドをもとにデータ要求であることを認識し、データのフィールドをもとに、売電量あるいは買電量を通知すべきであることを認識する。スマートメータ32は、データ要求に応答するためのメッセージを生成する。メッセージのフォーマットは図4と同じであるが、メッセージ種別のフィールドにはデータ応答が示され、データのフィールドには、売電量あるいは買電量が示される。ここでは、売電量が示されているとする。スマートメータ32は、データ応答のメッセージを制御部302に送信する。
制御部302の受信部500は、データ応答のメッセージを受信する。処理部502は、メッセージ種別のフィールドをもとにデータ応答であることを認識し、データのフィールドをもとに、売電量を取得する。これにより、処理部502は、売電がなされていることを認識する。これに続いて、生成部504は、SB210の蓄電量等の通知を制御装置216に要求するためのメッセージを生成する。メッセージのフォーマットは図4と同じであるが、メッセージ種別のフィールドにはデータ要求が示され、データのフィールドには、通知してほしい情報の種類が示される。生成部504は、データ要求のメッセージを送信部506に出力する。送信部506は、データ要求のメッセージを制御装置216に送信する。
制御装置216の受信部400は、データ要求のメッセージを受信する。処理部402は、メッセージ種別のフィールドをもとにデータ要求であることを認識し、データのフィールドをもとに、要求された情報を通知すべきであることを認識する。これに続いて、生成部404は、データ要求に応答するためのメッセージを生成する。メッセージのフォーマットは図4と同じであるが、メッセージ種別のフィールドにはデータ応答が示され、データのフィールドには、SB210の蓄電量等の情報が示される。この情報は、処理部402において取得されているものとする。生成部404は、データ応答のメッセージを送信部406に出力する。送信部406は、データ応答のメッセージを制御部302に送信する。
制御部302の受信部500は、データ応答のメッセージを受信する。処理部502は、メッセージ種別のフィールドをもとにデータ応答であることを認識し、データのフィールドをもとに、SB210の蓄電量等の情報を取得する。これらの処理の結果、処理部502は、サービス連携部300から売電量の増加の要求を受けつけてから、売電中であることを把握するとともに、売電量、SB210の蓄電量等の情報を把握する。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
これまでは、電力管理システムサーバ14が需要家16に配置されているとしている。しかしながら、電力管理システムサーバ14の配置はこれに限定されない。ここでは、電力管理システムサーバ14の様々な配置を説明する。図6(a)−(d)は、VPPシステム100における電力管理システムサーバ14の様々な配置を示す。図6(a)は、電力管理システムサーバ14が需要家16に配置される場合であり、これまでと同一である。図6(b)は、電力管理システムサーバ14のうちのサービス連携部300と制御部302とが別々の装置として構成され、制御部302だけが需要家16に配置され、サービス連携部300は需要家16外に配置される場合である。
図6(c)は、電力管理システムサーバ14が需要家16外に配置され、需要家16にGW(Gateway)20が配置される場合である。ここで、電力管理システムサーバ14とGW20が接続されるとともに、GW20には、図示しない機器が接続される。図6(d)は、電力管理システムサーバ14の機能が群管理システムサーバ12に含まれ、需要家16にGW20が配置される場合である。ここで、群管理システムサーバ12とGW20が接続されるとともに、GW20には、図示しない機器が接続される。
以上の構成によるVPPシステム100の動作を説明する。図7は、VPPシステム100における指示手順を示すシーケンス図である。スマートメータ32は電力管理システムサーバ14にスマートメータ32の値を送信する(S10)。蓄電システム40は電力管理システムサーバ14に蓄電量を送信する(S12)。群管理システムサーバ12は電力管理システムサーバ14に需要量減少要求を送信する(S14)。電力管理システムサーバ14は蓄電システム40に動作状態指示を送信する(S16)。
図8(a)−(b)は、電力管理システムサーバ14における動作状態の選択手順を示すフローチャートである。図8(a)において、処理部502は蓄電システム40を第1状態にさせており(S50)、サービス連携部300が群管理システムサーバ12からの需要量減少要求を受けつけなければ(S52のN)、処理部502はステップ50に戻る。サービス連携部300が群管理システムサーバ12からの需要量減少要求を受けつければ(S52のY)、処理部502は蓄電システム40を第2状態にさせる(S54)。指示中であれば(S56のY)、ステップ54に戻り、指示中でなければ(S56のN)、ステップ50に戻る。
図8(b)において、処理部502は蓄電システム40を第1状態にさせており(S70)、サービス連携部300が群管理システムサーバ12からの需要量減少要求を受けつけなければ(S72のN)、処理部502はステップ70に戻る。サービス連携部300が群管理システムサーバ12からの需要量減少要求を受けつければ(S72のY)、処理部502は蓄電システム40を第3状態にさせる(S74)。指示中であれば(S76のY)、ステップ74に戻り、指示中でなければ(S76のN)、ステップ70に戻る。
図9は、制御装置216における処理手順を示すフローチャートである。受けつけた動作状態が第1状態である場合(S100のY)、処理部402は放電を停止する(S102)。受けつけた動作状態が第1状態でなく(S100のN)、第2状態である場合(S104のY)、処理部402は、電力の向きが電力系統30方向とならないように放電を実行する(S106)。第2状態でない場合(S104のN)、処理部402は放電を実行する(S108)。
本実施例によれば、電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を禁止する第1状態、あるいは電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を許可する第2状態をメッセージに含めるので、蓄電システム40の動作状態を多様化できる。また、第1状態あるいは第2状態をメッセージに含めるので、電力管理システムサーバ14から蓄電システム40を制御できる。また、第1状態、あるいは蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量の範囲で放電を許可する第2状態、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量を超えた放電を許可する第3状態をメッセージに含めるので、蓄電システム40の動作状態を多様化できる。また、第1状態から第3状態のいずれかをメッセージに含めるので、電力管理システムサーバ14から蓄電システム40を制御できる。また、生成部504は、通信部508が受信した群管理システムサーバ12からの要求をもとに、蓄電システム40の動作状態に関する情報を生成するので、群管理システムサーバ12からの要求を蓄電システム40の動作に反映させることができる。
また、電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を禁止する第1状態、あるいは電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を許可する第2状態がメッセージに含まれるので、蓄電システム40の動作状態を多様化できる。また、第1状態あるいは第2状態がメッセージに含まれるので、指示に応じて動作できる。また、第1状態、あるいは蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量の範囲で放電を許可する第2状態、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量を超えた放電を許可する第3状態がメッセージに含まれるので、蓄電システム40の動作状態を多様化できる。また、第1状態から第3状態のいずれかがメッセージに含まれるので、指示に応じて動作できる。また、第1状態である場合、第1計測点220からの計測結果をもとに動作し、第2状態である場合、第2計測点222からの計測結果をもとに動作するので、動作状態に応じた動作を実行できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の電力管理システムサーバ14は、電力系統30に接続され、需要家16に設置された蓄電システム40の動作を制御する電力管理システムサーバ14であって、蓄電システム40の動作状態に関する情報を生成する生成部504と、生成部504において生成した情報を蓄電システム40に送信する送信部506とを備える。蓄電システム40の動作状態に関する情報は、需要家16から電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を禁止する第1状態、あるいは需要家16から電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を許可する第2状態を含む。
第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量の範囲で放電を許可する状態であってもよい。
第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量を超えた放電を許可する第3状態を含んでもよい。
第1状態は、電力系統30に売電している電力を計測可能な第1計測点220からの計測結果をもとに蓄電システム40を動作させる状態であり、第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36と蓄電システム40とにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点222からの計測結果をもとに蓄電システム40を動作させる状態であってもよい。
第3状態は、電力系統30に売電している電力を計測可能な第1計測点220と、蓄電システム40に接続された負荷36と蓄電システム40とにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点222からの計測結果に非依存で蓄電システム40を動作させる状態であってもよい。
需要家16の外に設置された群管理システムサーバ12からの情報を受信する通信部508をさらに備えてもよい。生成部504は、通信部508が受信した情報をもとに、蓄電システム40の動作状態に関する情報を生成してもよい。
本発明の別の態様は、蓄電システム40である。この蓄電システム40は、電力系統30に接続され、需要家16に設置された蓄電システム40であって、本蓄電システム40の動作状態に関する情報を受信する受信部400と、受信部400において受信した情報をもとに動作する処理部402とを備える。蓄電システム40の動作状態に関する情報は、需要家16から電力系統30に売電を行っている場合に本蓄電システム40からの放電を禁止する第1状態、あるいは需要家16から電力系統30に売電を行っている場合に本蓄電システム40からの放電を許可する第2状態を含む。
第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量の範囲で蓄電システム40の放電を許可する状態であってもよい。
第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量を超えて蓄電システム40の放電を許可する第3状態を含んでもよい。
処理部402は、受信部400において受信した情報が第1状態を示している場合、電力系統30に売電している電力を計測可能な第1計測点220からの計測結果をもとに動作し、受信部400において受信した情報が第2状態を示している場合、蓄電システム40に接続された負荷36と蓄電システム40とにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点222からの計測結果をもとに動作してもよい。
処理部402は、受信部400において受信した情報が第1状態を示している場合、電力系統30に売電している電力を計測可能な第1計測点220からの計測結果をもとに動作し、受信部400において受信した情報が第3状態を示している場合、第1計測点220と、蓄電システム40に接続された負荷36と蓄電システム40とにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点222からの計測結果に非依存で動作してもよい。
本発明のさらに別の態様は、送信方法である。この方法は、電力系統30に接続され、需要家16に設置された蓄電システム40の動作を制御する電力管理システムサーバ14における送信方法であって、蓄電システム40の動作状態に関する情報を生成するステップと、生成した情報を蓄電システム40に送信するステップとを備える。蓄電システム40の動作状態に関する情報は、需要家16から電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を禁止する第1状態、あるいは需要家16から電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を許可する第2状態を含む。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、第1状態は、電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40からの放電を禁止する状態であると定義される。また、第2状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量の範囲で放電を許可する状態であると定義される。さらに、第3状態は、蓄電システム40に接続された負荷36が消費する電力量を超えた放電を許可する状態であると定義される。また、このような定義で特定される第1状態から第3状態のいずれかが動作状態指示のメッセージに含まれる。しかしながらこれに限らず例えば、第1状態は、電力系統30に売電を行っている場合に電力系統30に売電している電力を計測可能な第1計測点220からの計測結果をもとに蓄電システム40を動作させる状態であると定義されてもよい。また、第2状態は、電力系統30に売電を行っている場合に蓄電システム40に接続された負荷36と蓄電システム40とにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点222からの計測結果をもとに蓄電システム40を動作させる状態であると定義されてもよい。さらに、第3状態は、蓄電システム40の動作状態に関する情報は、電力系統30に売電を行っている場合に第1計測点220および第2計測点222からの計測結果に非依存で蓄電システム40を動作させる状態であると定義されてもよい。この場合でも、このような定義で特定される第1状態から第3状態のいずれかが動作状態指示のメッセージに含まれる。その際、制御装置216の処理部402は、動作状態指示のメッセージにしたがって、第1状態から第2状態に変更したり、第1状態から第3状態に変更したりして処理を実行する。本変形例によれば、構成の自由度を拡張できる。
本実施例において、動作状態として、第1状態から第3状態が定義される。しかしながらこれに限らず例えば、動作状態として、第1状態と第2状態だけが定義されてもよい。その際、第2状態はこれまでの第2状態と同じであってもよいし、これまでの第3状態と同じであってもよい。本変形例によれば、処理を簡易にできる。
本実施例において、需要家16には太陽電池システム38が設置される。しかしながらこれに限らず例えば、太陽電池システム38とは別の再生可能エネルギー発電装置が需要家16に設置されてもよい。そのような発電装置の一例は燃料電池システムである。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
10 上位システムサーバ、 12 群管理システムサーバ(外部サーバ)、 14 電力管理システムサーバ(電力管理システム)、 16 需要家、 18 ネットワーク、 20 GW、 30 電力系統、 32 スマートメータ、 34 分電盤、 36 負荷、 38 太陽電池システム、 40 蓄電システム、 42 配電線、 100 VPPシステム、 200 PV、 202 PV用DC/DC、 204 PV用DC/AC、 210 SB、 212 SB用DC/DC、 214 双方向DC/ACインバータ、 216 制御装置、 220 第1計測点、 222 第2計測点、 300 サービス連携部、 302 制御部、 400 受信部、 402 処理部、 404 生成部、 406 送信部、 408 取得部、 500 受信部、 502 処理部、 504 生成部、 506 送信部、 508 通信部(受信部)。

Claims (13)

  1. 電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムの動作を制御する電力管理システムであって、
    前記蓄電システムの動作状態に関する情報を生成する生成部と、
    前記生成部において生成した情報を前記蓄電システムに送信する送信部とを備え、
    前記蓄電システムの動作状態に関する情報は、前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に前記蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に前記蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含むことを特徴とする電力管理システム。
  2. 前記第2状態は、前記蓄電システムに接続された負荷が消費する電力量の範囲で放電を許可する状態であることを特徴とする請求項1に記載の電力管理システム。
  3. 前記第2状態は、前記蓄電システムに接続された負荷が消費する電力量を超えた放電を許可する第3状態を含むことを特徴とする請求項1に記載の電力管理システム。
  4. 前記第1状態は、前記電力系統に売電している電力を計測可能な第1計測点からの計測結果をもとに前記蓄電システムを動作させる状態であり、
    前記第2状態は、前記蓄電システムに接続された負荷と前記蓄電システムとにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点からの計測結果をもとに前記蓄電システムを動作させる状態であることを特徴とする請求項2に記載の電力管理システム。
  5. 前記第3状態は、前記電力系統に売電している電力を計測可能な第1計測点と、前記蓄電システムに接続された負荷と前記蓄電システムとにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点からの計測結果に非依存で前記蓄電システムを動作させる状態であることを特徴とする請求項3に記載の電力管理システム。
  6. 前記需要家の外に設置された外部サーバからの情報を受信する受信部をさらに備え、
    前記生成部は、前記受信部が受信した情報をもとに、前記蓄電システムの動作状態に関する情報を生成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  7. 電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムであって、
    本蓄電システムの動作状態に関する情報を受信する受信部と、
    前記受信部において受信した情報をもとに動作する処理部とを備え、
    前記蓄電システムの動作状態に関する情報は、前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に本蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に本蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含むことを特徴とする蓄電システム。
  8. 前記第2状態は、前記蓄電システムに接続された負荷が消費する電力量の範囲で前記蓄電システムの放電を許可する状態であることを特徴とする請求項7に記載の蓄電システム。
  9. 前記第2状態は、前記蓄電システムに接続された負荷が消費する電力量を超えて前記蓄電システムの放電を許可する第3状態を含むことを特徴とする請求項7に記載の蓄電システム。
  10. 前記処理部は、前記受信部において受信した情報が第1状態を示している場合、前記電力系統に売電している電力を計測可能な第1計測点からの計測結果をもとに動作し、前記受信部において受信した情報が第2状態を示している場合、前記蓄電システムに接続された負荷と前記蓄電システムとにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点からの計測結果をもとに動作することを特徴とする請求項8に記載の蓄電システム。
  11. 前記処理部は、前記受信部において受信した情報が第1状態を示している場合、前記電力系統に売電している電力を計測可能な第1計測点からの計測結果をもとに動作し、前記受信部において受信した情報が第3状態を示している場合、前記第1計測点と、前記蓄電システムに接続された負荷と前記蓄電システムとにおいて消費している電力を計測可能な第2計測点からの計測結果に非依存で動作することを特徴とする請求項9に記載の蓄電システム。
  12. 電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムの動作を制御する電力管理システムにおける送信方法であって、
    前記蓄電システムの動作状態に関する情報を生成するステップと、
    生成した情報を前記蓄電システムに送信するステップとを備え、
    前記蓄電システムの動作状態に関する情報は、前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に前記蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に前記蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含むことを特徴とする送信方法。
  13. 電力系統に接続され、需要家に設置された蓄電システムの動作を制御する電力管理システムにおけるプログラムであって、
    前記蓄電システムの動作状態に関する情報を生成するステップと、
    生成した情報を前記蓄電システムに送信するステップとを備え、
    前記蓄電システムの動作状態に関する情報は、前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に前記蓄電システムからの放電を禁止する第1状態、あるいは前記需要家から前記電力系統に売電を行っている場合に前記蓄電システムからの放電を許可する第2状態を含むことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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