JP2018206650A - コネクタ、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

コネクタ、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】ロックアームの過大変位を適正に抑制することができるコネクタ、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤハーネスに適用されるコネクタ3は、相手方コネクタに嵌合可能であるハウジング本体71と、ハウジング本体71に支持される梁状規制部73と、ハウジング本体71と梁状規制部73との間に形成される空間部74と、空間部74内に位置するロックアーム75と、ロックアーム75に設けられるロック部76とを備え、梁状規制部73は、ロックアーム75側に向けて突出して形成され、突出先端面がロックアーム75と片持ち先端部75B側で当接可能である一対の規制突起部73a、及び、一対の規制突起部73aの間に位置し空間部74に面して設けられる切り欠き部73bを有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタ、及び、ワイヤハーネスに関する。
ワイヤハーネス等に適用される従来のコネクタとして、例えば、特許文献1には、第1ハウジングにロック解除方向への弾性撓み可能なロックアームが設けられたコネクタが開示されている。このコネクタは、ロックアームに検知部材が取り付けられる。検知部材は、ロックアームと一体的にロック解除方向へ変位可能であり、ロックアームに対し待機位置と検知位置との間での相対変位を可能とされる。コネクタは、第1ハウジングと第2ハウジングとが半嵌合の状態では検知部材が待機位置に保持される。そして、このコネクタは、第1ハウジングと第2ハウジングとが正規嵌合状態に至ると、検知部材が待機位置から検知位置への移動を許容されるようになる。また、このコネクタは、検知部材を、検知位置から待機位置へ戻した状態でロックアームをロック解除方向へ変位させることで、第1ハウジングと第2ハウジングとを離脱させることができる。
特開2006−244975号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のコネクタは、例えば、様々な使用態様においてロックアームの過大変位が適正に抑制されることが望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、ロックアームの過大変位を適正に抑制することができるコネクタ、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、相手方コネクタと接続される端子が設けられ前記相手方コネクタに嵌合可能であるハウジング本体と、第1方向に沿って延在して形成され、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記ハウジング本体と間をあけて位置し、前記第1方向の両端部が前記ハウジング本体に支持される梁状規制部と、前記第2方向に沿って前記ハウジング本体と前記梁状規制部との間に形成される空間部と、前記第1方向と前記第2方向とに交差する第3方向に沿って延在し、前記空間部内に位置して前記ハウジング本体に前記第2方向に沿って弾性変形可能に片持ち状に支持されると共に、片持ち先端部側で前記梁状規制部と当接することで前記第2方向に沿った片持ち基端部側とは反対側への変位が規制されるロックアームと、前記ロックアームに設けられ前記相手方コネクタに係止可能であるロック部とを備え、前記梁状規制部は、前記第1方向の前記両端部にそれぞれ設けられ、前記第2方向に沿って前記ロックアーム側に向けて突出して形成され、突出先端面が前記ロックアームと前記片持ち先端部側で当接可能である一対の規制突起部、及び、前記第1方向に沿って前記一対の規制突起部の間に位置し前記空間部に面して設けられる切り欠き部を有することを特徴とする。
また、上記コネクタでは、前記空間部に対して前記第3方向に沿って挿入されて前記ロックアームに組み付けられ、前記ロック部が前記相手方コネクタに係止された状態で、前記空間部内で前記第3方向に沿って初期位置から嵌合保証位置に移動可能となる嵌合検知部材を備え、前記切り欠き部は、前記第3方向に沿って前記嵌合検知部材の一部が挿通されるものとすることができる。
また、上記コネクタでは、前記ロックアームは、前記第3方向に沿って延在し折返部で折り返されて形成され、前記ロック部は、前記ロックアームの前記折返部に設けられるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性の第1配索材と、前記第1配索材に接続されるコネクタとを備え、前記コネクタは、導電性の第2配索材に接続された相手方コネクタと接続される端子が設けられ前記相手方コネクタに嵌合可能であるハウジング本体と、第1方向に沿って延在して形成され、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記ハウジング本体と間をあけて位置し、前記第1方向の両端部が前記ハウジング本体に支持される梁状規制部と、前記第2方向に沿って前記ハウジング本体と前記梁状規制部との間に形成される空間部と、前記第1方向と前記第2方向とに交差する第3方向に沿って延在し、前記空間部内に位置して前記ハウジング本体に前記第2方向に沿って弾性変形可能に片持ち状に支持されると共に、片持ち先端部側で前記梁状規制部と当接することで前記第2方向に沿った片持ち基端部側とは反対側への変位が規制されるロックアームと、前記ロックアームに設けられ前記相手方コネクタに係止可能であるロック部とを備え、前記梁状規制部は、前記第1方向の前記両端部にそれぞれ設けられ、前記第2方向に沿って前記ロックアーム側に向けて突出して形成され、突出先端面が前記ロックアームと前記片持ち先端部側で当接可能である一対の規制突起部、及び、前記第1方向に沿って前記一対の規制突起部の間に位置し前記空間部に面して設けられる切り欠き部を有することを特徴とする。
本発明に係るコネクタ、及び、ワイヤハーネスは、ハウジング本体と、梁状規制部と、空間部と、ロックアームと、ロック部とを備え、梁状規制部が一対の規制突起部、及び、切り欠き部を有する。この構成により、コネクタ、及び、ワイヤハーネスは、ロックアームの過大変位を適正に抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係るコネクタ機構の概略構成を表す分解斜視図である。 図2は、実施形態に係るメスコネクタの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係るメスコネクタの概略構成を表す分解斜視図である。 図4は、実施形態に係るメスコネクタが備えるメスハウジングの軸方向、及び、高さ方向に沿った断面図である。 図5は、実施形態に係るメスコネクタが備えるメスハウジングの概略構成を表す斜視図である。 図6は、実施形態に係るメスコネクタが備えるメスハウジングの概略構成を表す断面斜視図である。 図7は、実施形態に係るコネクタ機構の第1使用態様における動作を説明する断面図である。 図8は、実施形態に係るコネクタ機構の第1使用態様における動作を説明する部分断面図である。 図9は、実施形態に係るコネクタ機構の第1使用態様における動作を説明する断面図である。 図10は、実施形態に係るコネクタ機構の第2使用態様における動作を説明する断面図である。 図11は、実施形態に係るコネクタ機構の第1使用態様におけるロックアームの過大変位抑制について説明する模式図である。 図12は、実施形態に係るコネクタ機構の第2使用態様におけるロックアームの過大変位抑制について説明する模式図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
なお、図1、図4は、配索材、メス端子を二点鎖線で省略して図示し、他図では配索材、メス端子の図示自体を省略している。また、各図において、オスハウジングは、フード部を含む一部分を部分的に図示している。また、図7は、CPA部材が初期位置にある状態を表しており、図8は、オスハウジングとメスハウジングとが完全嵌合した状態を表しており、図9は、CPA部材が嵌合保証位置にある状態を表している。また、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「幅方向X」といい、第2方向を「高さ方向Y」といい、第3方向を「軸方向Z」という。ここでは、幅方向Xと高さ方向Yと軸方向Zとは、相互に直交する。軸方向Zは、典型的には、後述するオスコネクタとメスコネクタとの嵌合方向に沿った方向であり、さらに言えば、オスコネクタ、メスコネクタが備えるオス端子、メス端子の延在方向に沿った方向である。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
[実施形態]
図1、図2、図3等に示す本実施形態のコネクタ機構1は、例えば、自動車等に使用されるワイヤハーネスWH等に適用される。ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Wを各装置に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、導電性の配索材Wと、配索材Wに電気的に接続されるコネクタ機構1とを備える。配索材Wは、例えば、金属棒、電線、電線束等によって構成される。金属棒は、導電性の棒状部材の外側を絶縁性の被覆部によって覆ったものである。電線は、複数の導電性の金属素線からなる導体部(芯線)の外側を絶縁性の被覆部によって覆ったものである。電線束は、当該電線を束ねたものである。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメット、プロテクタ、固定具、電気接続箱等を含んで構成されてもよい。ここでは、ワイヤハーネスWHは、配索材Wとして、導電性の第1配索材W1と、導電性の第2配索材W2とを備える。そして、コネクタ機構1は、ワイヤハーネスWHを構成する第1配索材W1と第2配索材W2とを接続する配索材(電線)対配索材(電線)接続用の接続機構である。このコネクタ機構1は、相手方コネクタとしてのオスコネクタ2と、コネクタとしてのメスコネクタ3とを備える。オスコネクタ2は、第2配索材W2に電気的に接続される。メスコネクタ3は、第1配索材W1に電気的に接続される。オスコネクタ2とメスコネクタ3とは、軸方向Zに対して対向して配置され嵌合される。コネクタ機構1は、オスコネクタ2とメスコネクタ3とが相互に嵌合しコネクタ接合されることで、それぞれが備えるオス端子4、メス端子6が電気的に接続され、相互間に電気的な接続部位が形成され、第1配索材W1と第2配索材W2とが電気的に接続される。以下、各図を参照してコネクタ機構1の構成について詳細に説明する。
オスコネクタ2は、図1、図2、図3等に示すように、ワイヤハーネスWHを構成する第2配索材W2の末端に接続されるオス型のコネクタである。オスコネクタ2は、相手方端子としてのオス端子4と、相手方ハウジングとしてのオスハウジング5とを備える。なお、以下の説明では、オスコネクタ2において、軸方向Zのメスコネクタ3側を前側といい、反対側を軸方向Zの後側という場合がある。
オス端子4は、コネクタ用のオス型の端子金具であり、第2配索材W2の末端に接続され全体が導電性の金属材によって構成される。オスハウジング5は、オス端子4が設けられるオス型のコネクタハウジングであり、絶縁性の合成樹脂材等によって形成される。オスハウジング5は、嵌合空間部52が形成されたフード部51を有する。フード部51は、軸線が軸方向Zに沿った略長円筒状に形成され、内側に上記嵌合空間部52が形成される。嵌合空間部52は、後述するメスコネクタ3のメスハウジング7が嵌合する空間部である。オスハウジング5は、嵌合空間部52内にオス端子4の先端部(軸方向Zの前側の端部)が露出するようにして当該オス端子4を保持する。オス端子4は、オスハウジング5に保持された状態で軸方向Zに沿って延在する。オス端子4は、例えば、嵌合空間部52内に露出する先端部とは反対側の端部(軸方向Zの後側の端部)が、フード部51と一体で成形される端子保持部の端子挿入室(キャビティとも呼ばれることもある)内に保持され当該端部に第2配索材W2が接続される。オス端子4は、軸方向Zの後側から端子挿入室内に挿入されて保持され、軸方向Zの前側の先端部がフード部51の嵌合空間部52内に露出する。オスコネクタ2は、軸方向Zの前側にフード部51が開口し、軸方向Zの後側に第2配索材W2が延在する。オスハウジング5は、複数、ここでは、2つのオス端子4を保持する。
そして、オスコネクタ2は、フード部51の外面に、相手方ロック部としてのオスビーク53を有する。オスビーク53は、後述するメスコネクタ3のメスロック部76が係止される部分である。オスビーク53は、フード部51の外面から突出して形成される。オスビーク53は、フード部51の軸方向Z、及び、幅方向Xに沿った外面のうちの1つにおいて、ほぼ中央に爪状に1つ形成される。オスビーク53は、高さ方向Yに沿って突出するようにして形成される。オスビーク53は、オスハウジング5における軸方向Zの前側の端部が、当該前側から後側に向かってオスハウジング5の外面からの突出量が徐々に増加するような傾斜面53aが形成される。そして、オスビーク53は、オスハウジング5における軸方向Zの後側の端部がオスハウジング5の外面から略垂直に立ち上がることで係止面53bが形成される。
メスコネクタ3は、図1、図2、図3、図4等に示すように、ワイヤハーネスWHを構成する第1配索材W1の末端に接続されるメス型のコネクタである。メスコネクタ3は、端子としてのメス端子6と、ハウジングとしてのメスハウジング7と、嵌合検知部材としてのCPA部材8と、フロントホルダ9と、パッキン10とを備える。なお、以下の説明では、メスコネクタ3において、軸方向Zのオスコネクタ2側を前側といい、反対側を軸方向Zの後側という場合がある。
メス端子6は、コネクタ用のメス型の端子金具であり、第1配索材W1の末端に接続され全体が導電性の金属によって構成される。メスコネクタ3は、メスハウジング7がオスハウジング5の嵌合空間部52に嵌合し、当該メス端子6がオスコネクタ2のオス端子4と電気的に接続される。
メスハウジング7は、図4、図5、図6等に示すように、メス端子6が設けられるメス型のコネクタハウジングであり、絶縁性の合成樹脂材等によって形成される。メスハウジング7は、メス端子6を保持し、オスハウジング5の嵌合空間部52に嵌合可能な部材である。メスハウジング7は、ハウジング本体71と、第1梁状部72と、梁状規制部としての第2梁状部73と、空間部としての保持空間部74と、ロックアーム75と、ロック部としてのメスロック部76とを有し、これらが絶縁性の合成樹脂材等によって一体成形される。以下のメスハウジング7の説明では適宜図1、図2、図3も参照する。
ハウジング本体71は、メス端子6が設けられオスコネクタ2に嵌合可能な部分である。より具体的には、ハウジング本体71は、内殻を構成するインナハウジング71A、及び、外殻を構成するアウタハウジング71Bを含んで構成され、インナハウジング71Aとアウタハウジング71Bとが一体で形成される。
インナハウジング71Aは、ハウジング本体71において、メス端子6を保持すると共にオスコネクタ2の嵌合空間部52に嵌合可能な筒状の部分である。インナハウジング71Aは、軸線が軸方向Zに沿った略長円筒状に形成される。インナハウジング71Aは、端子挿入室71aと、ホルダ嵌合部71bとを有し、各部が一体で形成される。端子挿入室71aは、メス端子6を軸方向Zに沿って挿入可能であり当該メス端子6を保持する空間部である。端子挿入室71aは、キャビティとも呼ばれることがある。端子挿入室71aは、ハウジング本体71の内部に延在して中空状に形成され、メス端子6を収容する。端子挿入室71aは、軸方向Zに沿って延在する。端子挿入室71aは、メス端子6の外形形状に応じて当該メス端子6が挿入可能な大きさ、形状の空間部として形成される。端子挿入室71aは、軸方向Zの後側に開口した第1開口部71c、及び、軸方向Zの前側に開口した第2開口部71dを有する。端子挿入室71aは、メスコネクタ3に設けられる複数のメス端子6の数に応じて複数、ここでは幅方向Xに並んで2つ設けられる。ホルダ嵌合部71bは、フロントホルダ9の一部が嵌合する空間部であり、各端子挿入室71aと連通する。ここで、フロントホルダ9は、絶縁性の合成樹脂材等によってキャップ状に形成され、インナハウジング71Aの軸方向Zの前側の端部に装着される部材である。フロントホルダ9は、一部がホルダ嵌合部71bに嵌合する位置関係でインナハウジング71Aに対して着脱可能に組み付けられ、端子挿入室71a内に挿入、保持されている各メス端子6を当該各端子挿入室71a内の正規位置に係止する。メス端子6の端子挿入室71a内での正規位置とは、メス端子6とオス端子4との適正な電気的な接続が確保される位置である。インナハウジング71Aは、端子挿入室71aに対して軸方向Zの後側から第1開口部71cを介してメス端子6が挿入される。そして、インナハウジング71Aは、軸方向Zの前側からフロントホルダ9が装着され当該フロントホルダ9の一部がホルダ嵌合部71bに嵌合されることでメス端子6を保持する。インナハウジング71Aは、端子挿入室71aに対して軸方向Zの前側からフロントホルダ9に形成された開口部9a、及び、第2開口部71dを介してオスコネクタ2のオス端子4が挿入されることでメス端子6とオス端子4とが電気的に接続される。
なおここでは、インナハウジング71Aは、より詳細には、軸方向Zに沿って延在する大径部71C、及び、小径部71Dを含んで構成される。大径部71Cと小径部71Dとは、共に軸線が軸方向Zに沿った略長円柱状に形成され、大径部71Cが軸方向Zの後側に位置し小径部71Dが軸方向Zの前側に位置して軸方向Zに隣接して一体で形成される。大径部71Cは、軸方向Zと直交する方向の外形が小径部71Dより大きく形成され、言い換えれば、小径部71Dは、軸方向Zと直交する方向の外形が大径部71Cより小さく形成される。大径部71Cは、後述するロックアーム75を片持ち状に支持する基端部となる部分である。一方、小径部71Dは、ハウジング本体71においてオスハウジング5の嵌合空間部52に嵌合される部分であり、当該嵌合空間部52に嵌合可能な大きさ、形状に形成される。上記大径部71Cは、小径部71Dが嵌合空間部52に嵌合した状態で、当該オスハウジング5の嵌合空間部52から露出する。ハウジング本体71は、大径部71Cと小径部71Dとの段差部分にパッキン10が装着されている。ここで、パッキン10は、環状に形成された止水部材である。パッキン10は、オスコネクタ2とメスコネクタ3とがコネクタ接合された状態で小径部71Dの外面とフード部51の内面とに接触してこれらの間に介在し止水する。上述した端子挿入室71aは、インナハウジング71Aにおいて、軸方向Zに沿って大径部71Cと小径部71Dとに渡って延在し、第1開口部71cが大径部71Cに形成され、第2開口部71dが小径部71Dに形成される。また、上述したホルダ嵌合部71bは、インナハウジング71Aにおいて、小径部71Dに形成される。
アウタハウジング71Bは、ハウジング本体71において、インナハウジング71Aの外側を覆う部分である。アウタハウジング71Bは、筒状部71E、及び、一対の側壁部71F、71Gを含んで構成される。筒状部71Eは、インナハウジング71Aの外側を間隔をあけて覆う筒状の部分である。筒状部71Eは、軸線が軸方向Zに沿った略長円筒状に形成され、内側にインナハウジング71Aが収容される。筒状部71Eは、軸方向Zの前側の端部が開口する一方、軸方向Zの後側の端部が接続壁部71eを介してインナハウジング71Aの外面に接続される。また、筒状部71Eは、高さ方向Yの一方側(後述するロックアーム75側)が開口している。一対の側壁部71F、71Gは、それぞれ筒状部71Eの高さ方向Yの開口を形成する縁部から高さ方向Yに沿って立設される。側壁部71F、71Gは、ともに幅方向Xが板厚方向、高さ方向Y、及び、軸方向Zが各辺の延在方向となるような略矩形板状に形成される。そして、一対の側壁部71F、71Gは、幅方向Xに対して筒状部71Eの高さ方向Yの開口を挟んで対向する。
第1梁状部72、及び、第2梁状部73は、幅方向Xに沿って直線状に延在して形成される梁状の部分である。第1梁状部72、及び、第2梁状部73は、幅方向Xと交差する断面形状が略矩形状に形成され、すなわち、略矩形梁状に形成される。第1梁状部72、及び、第2梁状部73は、幅方向Xに沿って側壁部71Fと側壁部71Gとに渡って設けられる。言い換えれば、一対の側壁部71F、71Gは、第1梁状部72、及び、第2梁状部73によって幅方向Xに沿って連結されている。第1梁状部72、第2梁状部73は、それぞれ高さ方向Yに沿ってハウジング本体71のインナハウジング71Aの外面と間をあけて位置する。そして、第1梁状部72、第2梁状部73は、幅方向Xの両端部がハウジング本体71のアウタハウジング71Bの各側壁部71F、71Gにそれぞれ支持される。ここでは、第1梁状部72は、各側壁部71F、71Gの軸方向Zの前側の端部に幅方向Xの両端部が支持される。一方、第2梁状部73は、各側壁部71F、71Gの軸方向Zの後側の端部に幅方向Xの両端部が支持される。なお、第2梁状部73のより具体的な構成については、後で詳細に説明する。
保持空間部74は、高さ方向Yに沿ってハウジング本体71のインナハウジング71Aの外面と第1梁状部72、第2梁状部73との間に形成される空間部である。より詳細には、保持空間部74は、ハウジング本体71のインナハウジング71Aの外面、アウタハウジング71Bの側壁部71F、71G、及び、第1梁状部72、第2梁状部73によって囲われ区画された空間部である。保持空間部74は、軸方向Zに沿って延在すると共に、軸方向Zの前側、及び、後側の両側に向けて開口する。また、保持空間部74は、第1梁状部72と第2梁状部73との間を介して高さ方向Yの一方側にも開口する。保持空間部74は、後述するロックアーム75が位置する空間部として機能する。また、保持空間部74は、後述するCPA部材8を軸方向Zに沿って挿入可能であり当該CPA部材8を相対移動可能に保持する空間部としても機能する。
ロックアーム75、及び、メスロック部76は、メスハウジング7をオスコネクタ2のオスハウジング5に係止するための係止機構を構成するものである。
ロックアーム75は、軸方向Zに沿って延在し、保持空間部74内に位置してハウジング本体71に高さ方向Yに沿って弾性変形可能に片持ち状に支持される部分である。ここでは、ロックアーム75は、軸方向Zに沿って延在し折返部75Aで折り返されて形成される。そして、ロックアーム75は、インナハウジング71Aの大径部71Cの軸方向Zの後側の端部に対して可撓性を有する片持ち状に弾性支持され、軸方向Zに沿って前側に向けて延在する。ここでは、ロックアーム75は、高さ方向Yに沿ってインナハウジング71Aの大径部71Cと第2梁状部73との間に位置する。そして、ロックアーム75は、片持ち先端部75B側で第2梁状部73と当接することで高さ方向Yに沿った片持ち基端部75C側とは反対側への変位が規制される。言い換えれば、上述した第2梁状部73は、高さ方向Yに沿ってハウジング本体71のインナハウジング71Aとの間にロックアーム75を挟んで位置する。そして、この第2梁状部73は、ロックアーム75と片持ち先端部75B側で当接し当該ロックアーム75の高さ方向Yに沿った片持ち基端部75C側とは反対側への変位を規制する梁状規制部として機能する。
より具体的には、ロックアーム75は、第1アーム部75D、及び、第2アーム部75Eを含んで構成され、折返部75Aを介して第1アーム部75Dと第2アーム部75Eとが一体で形成される。
第1アーム部75Dは、ハウジング本体71の軸方向Zの後側の端部、ここでは、インナハウジング71Aの大径部71Cに支持される。第1アーム部75Dは、軸方向Zに沿って前側に向けて可撓性を有する片持ち状に延在して形成される。第1アーム部75Dは、片持ち基端部75Cから延在する一対の片持ち梁状部75aを含んで構成され、全体としてレバー状に形成される。片持ち基端部75Cは、インナハウジング71Aの大径部71Cから高さ方向Yに沿って突出して形成される。一対の片持ち梁状部75aは、片持ち基端部75Cの高さ方向Yの先端から軸方向Zに沿って前側に向かって延在する。一対の片持ち梁状部75aは、幅方向Xに対して相互に対向し軸方向Zに沿って並行して形成される。一対の片持ち梁状部75aは、片持ち基端部75Cとは反対側の端部、すなわち、軸方向Zの前側の端部に折返部75Aが設けられる。ロックアーム75は、この折返部75Aに後述するメスロック部76が設けられる。一対の片持ち梁状部75aは、軸方向Zの前側の端部である折返部75Aにおいて、当該メスロック部76を支持する。一対の片持ち梁状部75aは、折返部75Aにおいて、幅方向Xに対してメスロック部76を挟み込むようにして当該メスロック部76を支持する。言い換えれば、メスロック部76は、ロックアーム75の折返部75Aにおいて、幅方向Xに対して一対の片持ち梁状部75aの間に幅方向Xに沿った梁状に形成され当該一対の片持ち梁状部75aを連結する。第1アーム部75Dは、軸方向Zの後側の片持ち基端部75Cで弾性変形可能な片持ち状に支持され、軸方向Zの前側の折返部75A、メスロック部76側が自由端となる。これにより、第1アーム部75Dは、ハウジング本体71の大径部71Cに対して、高さ方向Yに沿って弾性変形可能に支持される。
第2アーム部75Eは、第1アーム部75Dの軸方向Zの前側の端部、ここでは、一対の片持ち梁状部75aの軸方向Zの前側の端部に支持され、軸方向Zに沿って後側に向けて可撓性を有する片持ち状に延在して形成される。第2アーム部75Eは、第1アーム部75Dの一対の片持ち梁状部75aからそれぞれ折返部75Aを介して延在する一対の片持ち梁状部75b、及び、一対の片持ち梁状部75bを連結する片持ち先端部75Bを含んで構成され、全体としてレバー状に形成される。折返部75Aは、第1アーム部75Dと第2アーム部75Eとが交わる部分であり、各片持ち梁状部75aの軸方向Zの前側の端部と各片持ち梁状部75bの軸方向Zの前側の端部とがそれぞれ交わる部分として構成される。一対の片持ち梁状部75bは、幅方向Xに対して一対の片持ち梁状部75aを挟み込む位置、すなわち、一対の片持ち梁状部75aに対してメスロック部76が位置する側とは反対側の位置に設けられる。一対の片持ち梁状部75bは、折返部75Aからそれぞれ軸方向Zに沿って後側に向かって延在する。一対の片持ち梁状部75bは、幅方向Xに対して相互に対向し軸方向Zに沿って並行して形成される。より詳細には、一対の片持ち梁状部75bは、幅方向Xに対して間に一対の片持ち梁状部75aを挟んで軸方向Zに沿って並行して形成される。片持ち先端部75Bは、一対の片持ち梁状部75bの折返部75A側とは反対側の端部、すなわち、軸方向Zの後側の端部を連結する。つまり、片持ち先端部75Bは、幅方向Xに対して一対の片持ち梁状部75bの間に、幅方向Xに沿った梁状に形成され、当該一対の片持ち梁状部75bを連結する。第2アーム部75Eは、軸方向Zの前側の折返部75Aで弾性変形可能な片持ち状に支持され、軸方向Zの後側の片持ち先端部75B側が自由端となる。これにより、第2アーム部75Eは、第1アーム部75Dに対して、高さ方向Yに沿って弾性変形可能に支持される。また、第2アーム部75Eは、片持ち先端部75Bにガイド孔部75cが形成される。ガイド孔部75cは、片持ち先端部75Bの一部を幅方向Xに沿って貫通する貫通孔として形成される。ガイド孔部75cは、後述するCPA部材8の一部が挿入され当該CPA部材8の軸方向Zに沿った移動をガイドする部分である。
メスロック部76は、ロックアーム75に設けられオスコネクタ2のオスビーク53に係止可能な部分である。メスロック部76は、ロックアーム75において軸方向Zの前側の端部に形成される。本実施形態のメスロック部76は、上述したように幅方向Xに沿った梁状に形成され、ロックアーム75の折返部75Aに設けられ一対の片持ち梁状部75aの間に支持される。メスロック部76は、オスハウジング5の嵌合空間部52にメスハウジング7のハウジング本体71の小径部71Dが嵌合した状態でオスビーク53を乗り越えて当該オスビーク53に係止される。なお、以下の説明では、「オスハウジング5の嵌合空間部52にメスハウジング7のハウジング本体71の小径部71Dが嵌合した状態」のことを、単に「オスハウジング5がメスハウジング7に嵌合した状態」という場合がある。
CPA部材8は、図1、図2、図3に示すように、いわゆるCPA(Connector Position assurance:嵌合保証機能)を実現するための機能部材である。すなわち、CPA部材8は、オスコネクタ2とメスハウジング7とが完全に嵌合したことを検知するための部材である。ここでは、オスコネクタ2とメスハウジング7とが完全に嵌合した状態とは、メスハウジング7がオスハウジング5の嵌合空間部52に適正な嵌合位置で嵌合した状態であり、典型的には、メスロック部76がオスビーク53に係止され、メス端子6とオス端子4との適正な電気的な接続が確保される嵌合状態である。CPA部材8は、メスハウジング7の保持空間部74に対して軸方向Zに沿って挿入されてロックアーム75に組み付けられる。CPA部材8は、保持空間部74内において、ロックアーム75に対して軸方向Zに沿って相対移動可能に組み付けられる。
具体的には、CPA部材8は、操作部81と、アーム部82とを含み、これらが絶縁性の合成樹脂材等によって一体成形される。
操作部81は、アーム部82の基端部を構成する部分であり、典型的には、CPA部材8を軸方向Zに沿って移動させる際に指等で把持、押圧される部分である。操作部81は、基部81a、板状ガイド部81b等を含んで構成される。基部81aは、略矩形柱状に形成され、アーム部82の基端部を構成する(図7等も参照)。基部81aは、高さ方向Yの一方側の端部に指等で把持、押圧させ易くするための段差や凸部が設けられている。板状ガイド部81bは、略矩形板状に形成され、基部81aから軸方向Zの前側に向けて軸方向Zに沿って延在する部分である。板状ガイド部81bは、高さ方向Yが板厚方向、幅方向X、及び、軸方向Zが各辺の延在方向となるような略矩形板状に形成される。
アーム部82は、操作部81の基部81aから軸方向Zの前側に向けて軸方向Zに沿って延在する部分である。アーム部82は、可撓性を有するアーム状の略矩形の板片として形成される。アーム部82は、基部81aから軸方向Zに沿って突出するようにして形成される。アーム部82は、高さ方向Yに沿って板状ガイド部81bと対向しかつ軸方向Zに沿った長さが板状ガイド部81bよりも長くなるように形成される。アーム部82は、軸方向Zの後側の基端部が操作部81の基部81aで弾性変形可能な片持ち状に支持され、軸方向Zの前側の先端部が自由端となる。この構成により、アーム部82は、操作部81の基部81aに対して、高さ方向Yに沿って撓みながら弾性変形可能に支持される。そして、アーム部82は、嵌合検知ロック部としてのCPAロック部82a、ガイド端部82b、規制突起部82c等を含んで構成される。CPAロック部82aは、アーム部82の軸方向Zの前側の先端部から高さ方向Yに沿って板状ガイド部81b側とは反対側に突出して爪状に形成される。CPAロック部82aは、CPA部材8がメスハウジング7に組み付けられ所定の位置(後述するCPA部材8の嵌合保証位置)にある状態で、メスロック部76に係止可能な部分である。ガイド端部82bは、アーム部82の軸方向Zに沿った両端部からそれぞれ幅方向Xに沿って突出して形成される。ガイド端部82bは、幅方向Xに対向して一対で設けられ、それぞれ幅方向Xに沿って延在する。ガイド端部82bは、CPA部材8のアーム部82がロックアーム75に形成されたガイド孔部75cに挿入された状態で、ガイド孔部75cの両端部に支持され、CPA部材8が軸方向Zに沿って相対移動する際に軸方向Zに沿って案内される部分である。規制突起部82cは、アーム部82の軸方向Zの中腹部から高さ方向Yに沿って板状ガイド部81b側に突出して爪状に形成される。規制突起部82cは、CPA部材8がメスハウジング7の保持空間部74に対して軸方向Zに沿って挿入されてロックアーム75に組み付けられた状態で、片持ち先端部75Bと当接することでCPA部材8がロックアーム75から脱落することを規制する部分である。
上記のように構成されるメスコネクタ3は、図1、図2、図3等に示すように、各端子挿入室71aに対してそれぞれ軸方向Zの後側から第1開口部71cを介してメス端子6が挿入される。その後、メスコネクタ3は、アウタハウジング71Bの小径部71Dに対して軸方向Zの前側からパッキン10、フロントホルダ9が装着されることで、各メス端子6が各端子挿入室71a内の正規位置で係止され保持される。そして、メスコネクタ3は、メスハウジング7の軸方向Zの後側からガイド孔部75cを介して保持空間部74にCPA部材8が挿入されロックアーム75に組み付けられる。この場合、メスコネクタ3は、CPA部材8の各ガイド端部82bがガイド孔部75cの両端部に支持され、軸方向Zに沿ったCPA部材8の相対移動が案内される。そして、CPA部材8は、アーム部82がガイド孔部75cに挿入されアーム部82、又は、片持ち先端部75Bを撓ませながら、規制突起部82cが片持ち先端部75Bの軸方向Zの前側に位置するまで押し込まれる。これにより、CPA部材8は、保持空間部74内のロックアーム75に組み付けられる。この状態で、メスコネクタ3は、CPA部材8のアーム部82が幅方向Xに対して一対の片持ち梁状部75aの間に位置する。
そして、本実施形態のメスコネクタ3は、上記のようにCPA部材8がメスハウジング7に組み付けられた状態で、図7、図8、図9等に示すように、CPA部材8が軸方向Zに沿って初期位置と嵌合保証位置とに相対移動可能である。言い換えれば、保持空間部74は、CPA部材8を挿入可能であり当該CPA部材8を軸方向Zに沿って初期位置と嵌合保証位置とに移動可能に保持する空間部ということもできる。そして、メスコネクタ3は、保持空間部74内において、上記のように、CPA部材8の各ガイド端部82bがガイド孔部75cの両端部に支持され、軸方向Zに沿ったCPA部材8の相対移動が案内される。
ここで、CPA部材8の初期位置とは、図7に示すように、オスコネクタ2のオスハウジング5とメスコネクタ3のメスハウジング7とが完全に嵌合される前に位置する位置である。CPA部材8の初期位置とは、典型的には、CPAロック部82aがメスロック部76より軸方向Zの後側にある位置である。CPA部材8は、基本的には、オスハウジング5とメスハウジング7とが完全に嵌合する前の状態ではこの初期位置に位置している。メスコネクタ3は、CPA部材8が初期位置にある状態では、CPAロック部82aの軸方向Zの前側の端面がメスロック部76の軸方向Zの後側の端面と当接する。この構成により、メスコネクタ3は、CPA部材8がメスハウジング7に対して軸方向Zの前側、すなわち、後述する嵌合保証位置側へ相対移動することが規制された状態となる。つまり、CPA部材8は、軸方向Zに対してメスロック部76とCPAロック部82aとの間にオスビーク53が介在していない状態では、CPAロック部82aがメスロック部76と当接することで初期位置から嵌合保証位置への相対移動が規制された状態となる。ここで、軸方向Zに対してメスロック部76とCPAロック部82aとの間にオスビーク53が介在していない状態とは、すなわち、メスロック部76がオスビーク53を乗り越えておらず未だオスビーク53に係止されていない状態に相当する。また、メスコネクタ3は、CPA部材8が初期位置にある状態では、CPA部材8の規制突起部82cが片持ち先端部75Bの軸方向Zの前側の端面と当接する。この構成により、メスコネクタ3は、CPA部材8がロックアーム75から軸方向Zの後側に脱落することが規制される。
そして、コネクタ機構1は、CPA部材8がメスハウジング7に組み付けられ、当該CPA部材8が初期位置にある状態で、メスコネクタ3とオスコネクタ2とが嵌合される。この場合、コネクタ機構1は、小径部71Dが嵌合空間部52に挿入され、フード部51がインナハウジング71Aとアウタハウジング71Bとの間の空間部に挿入される位置関係で、メスコネクタ3とオスコネクタ2とが嵌合される。そして、コネクタ機構1は、メスコネクタ3が軸方向Zに沿ってオスコネクタ2側に押圧され相対移動することで、メスロック部76、CPAロック部82aがロックアーム75、アーム部82を撓ませながらオスビーク53の傾斜面53a上に乗り上げる。その後、コネクタ機構1は、図8に示すように、メスコネクタ3とオスコネクタ2とのさらなる相対移動に伴ってメスロック部76がオスビーク53を乗り越えて当該オスビーク53の係止面53bに係止される。この結果、コネクタ機構1は、オスハウジング5とメスハウジング7とが完全に嵌合された状態となる。コネクタ機構1は、この状態で、メス端子6とオス端子4との適正な電気的な接続が確保される。そして、CPA部材8は、メスロック部76がオスビーク53を乗り越えて当該オスビーク53に係止され、軸方向Zに対してメスロック部76とCPAロック部82aとの間にオスビーク53が介在する状態で、CPAロック部82aが当該オスビーク53に乗り上げて初期位置から嵌合保証位置への移動が可能な状態となる。つまり、CPA部材8は、メスロック部76がオスコネクタ2のオスビーク53に係止された状態で、保持空間部74内で軸方向Zに沿って初期位置から嵌合保証位置に移動可能となる。そして、コネクタ機構1は、オスハウジング5とメスハウジング7とが完全に嵌合された状態で、CPA部材8が初期位置から軸方向Zの前側に押圧されることで嵌合保証位置に移動される。
ここで、CPA部材8の嵌合保証位置とは、図9に示すように、メスコネクタ3のメスハウジング7がオスコネクタ2のオスハウジング5に完全に嵌合された後に移動可能となる位置であり、CPA部材8が初期位置から軸方向Zの前側に押し込まれた位置である。さらに言えば、CPA部材8の嵌合保証位置とは、オスハウジング5とメスハウジング7とが完全に嵌合したことを検知し保証する位置である。ここでは、CPA部材8の嵌合保証位置とは、典型的には、CPAロック部82aがオスビーク53、及び、当該オスビーク53に係止されているメスロック部76を順に乗り越えてメスロック部76に係止される位置である。CPA部材8は、基本的には、オスハウジング5とメスハウジング7とが完全に嵌合した後の状態ではこの嵌合保証位置に移動される。CPA部材8は、嵌合保証位置にある状態では、CPAロック部82aの軸方向Zの後側の端面がメスロック部76の軸方向Zの前側の端面と当接することで、メスハウジング7に対して軸方向Zの後側、すなわち、初期位置側へ相対移動することが規制された状態となる。また、CPA部材8は、嵌合保証位置にある状態では、基部81aの軸方向Zの前側の端面が片持ち先端部75Bの軸方向Zの後側の端面と当接することで、メスハウジング7に対して軸方向Zの前側へさらに相対移動することが規制される。
上記のようにして、CPA部材8は、メスロック部76がオスビーク53に係止された状態で初期位置から嵌合保証位置に移動可能となる。そして、CPA部材8は、初期位置から嵌合保証位置への移動に伴って、CPAロック部82aがオスビーク53、及び、当該オスビーク53に係止されているメスロック部76を順に乗り越えて嵌合保証位置でメスロック部76に係止される。言い換えれば、コネクタ機構1は、メスハウジング7がオスハウジング5と完全に嵌合しなければ、CPA部材8を初期位置から嵌合保証位置に移動させることができずCPAロック部82aがメスロック部76に係止されない構成となっている。このため、コネクタ機構1は、言い換えれば、CPA部材8が初期位置から嵌合保証位置まで移動させられたことをもって、オスハウジング5とメスハウジング7とが完全に嵌合したことを保証することができる。一方、コネクタ機構1において、CPA部材8の初期位置、及び、CPA部材8が初期位置から嵌合保証位置に至るまでの中間位置は、オスハウジング5とメスハウジング7との完全嵌合が未だ保証されていない嵌合未保証位置に相当する。
なお、メスコネクタ3は、CPA部材8が取り外され、ロックアーム75の片持ち先端部75Bが片持ち基端部75C側に押圧操作されることで、メスロック部76とオスビーク53との係止が解除される。これにより、メスコネクタ3は、オスコネクタ2から離脱させることができるようになる。
ところで、本実施形態のメスコネクタ3は、使用態様として、上記のようにメスハウジング7にCPA部材8を設けて使用される第1使用態様と、メスハウジング7にCPA部材8を設けずに使用される第2使用態様とで兼用される場合がある。上述した図7、図8、図9は、メスハウジング7にCPA部材8を設けて使用される第1使用態様を表している。一方、図10は、メスハウジング7にCPA部材8を設けずに使用される第2使用態様を表している。このメスコネクタ3は、上記のように第1使用態様と第2使用態様とで兼用されることで、汎用性を向上することができる。
そして、本実施形態のメスコネクタ3は、上記のように複数の使用態様で使用される構成にあって、図2、図3、図4、図5に示すように、第2梁状部73に所定の形状が付されている。この構成により、本実施形態のメスコネクタ3は、上記のように複数の使用態様で使用される場合にあっても、それぞれの使用態様においてロックアーム75の過大変位を適正に抑制することができるようにしている。
具体的には、第2梁状部73は、上述したように、ロックアーム75と片持ち先端部75B側で当接することで、ロックアーム75の高さ方向Yに沿った片持ち基端部75C側とは反対側への変位を抑制し、ロックアーム75の過大変位を抑制するものである。ここで、ロックアーム75の片持ち先端部75B側とは、例えば、ロックアーム75における軸方向Zの中心位置よりも片持ち先端部75B側に位置する当該片持ち先端部75B近傍の部分である。そして、本実施形態の第2梁状部73は、一対の規制突起部73a、及び、切り欠き部73bを有する。
一対の規制突起部73aは、第2梁状部73の幅方向Xの両端部にそれぞれ設けられる。つまり、一対の規制突起部73aは、第2梁状部73において、各側壁部71F、71Gに支持されている両端部にそれぞれ設けられている。さらに言い換えれば、一対の規制突起部73aは、第2梁状部73の一方の端部と側壁部71Fとが接続される部分、及び、第2梁状部73の他方の端部と側壁部71Gとが接続される部分にそれぞれ設けられる。各規制突起部73aは、第2梁状部73の高さ方向Yの保持空間部74側の面に形成される。各規制突起部73aは、高さ方向Yに沿って保持空間部74側、さらに言えば、ロックアーム75に向けて突出して形成される。そして、各規制突起部73aは、高さ方向Yに沿った突出先端面73cがロックアーム75と片持ち先端部75B側で当接可能である。各規制突起部73aの突出先端面73cは、ロックアーム75との当たり面であり、高さ方向Yに沿って片持ち先端部75Bと対向する平坦面として形成される。ここでは、各規制突起部73aの突出先端面73cは、例えば、高さ方向Yと略直交する平坦面として形成されている。またここでは、各規制突起部73aの突出先端面73cは、片持ち先端部75Bとの間に高さ方向Yに沿ってクリアランスC(図4の他、図11、図12等も参照)が確保されている。当該クリアランスCは、例えば、メスハウジング7を成形するための金型を抜くことができる程度に最小限とされることが好ましい。
切り欠き部73bは、第2梁状部73において、幅方向Xに沿って一対の規制突起部73aの間に位置して保持空間部74に面して設けられる。つまり、切り欠き部73bは、第2梁状部73の高さ方向Yの保持空間部74側の面に形成される。切り欠き部73bは、第2梁状部73の一部を軸方向Zに沿って貫通して形成される。切り欠き部73bは、軸方向Zに沿ってCPA部材8の一部、ここでは、板状ガイド部81bを挿通可能な形状、大きさに形成される。ここでは、切り欠き部73bは、幅方向Xに沿って延在する略矩形状の凹状の空間部として形成される。
上記のように構成されるメスコネクタ3は、図9、図11に示すように、第1使用態様で使用される場合には、上述したガイド孔部75cを介して保持空間部74にCPA部材8が挿入されロックアーム75に組み付けられる。この場合、メスコネクタ3は、CPA部材8の各ガイド端部82bがガイド孔部75cの両端部に支持されると共に、さらに、CPA部材8の板状ガイド部81bが切り欠き部73bに対して軸方向Zに沿って挿通された状態となる。そしてこの場合、メスコネクタ3は、例えば、ロックアーム75の片持ち先端部75B側に異物等が接触し当該ロックアーム75が片持ち基端部75C側とは反対側へ変位した際には、CPA部材8の板状ガイド部81b等がロックアーム75と当接し当該変位を抑制する。この結果、メスコネクタ3は、ロックアーム75の過大変位を抑制することができる。
なおこの場合、メスコネクタ3は、CPA部材8の各ガイド端部82bがガイド孔部75cの両端部によって軸方向Zに沿って案内されることに加えて、CPA部材8の板状ガイド部81bも切り欠き部73bによって軸方向Zに沿って案内されることとなる。この構成により、メスコネクタ3は、CPA部材8をメスハウジング7に対して軸方向Zに沿って相対移動させる際の当該CPA部材8の姿勢をより安定化させることができる。
一方、メスコネクタ3は、図10、図12に示すように、第2使用態様で使用される場合には、保持空間部74にCPA部材8が設けられておらず、このため、切り欠き部73b等の部分が空隙として維持されたままとなる。しかしながらこの場合であっても、メスコネクタ3は、上記のようにロックアーム75が片持ち基端部75C側とは反対側へ変位した際には、各規制突起部73aの突出先端面73cがロックアーム75の片持ち先端部75B側と当接し当該変位を抑制する。したがってこの場合であっても、メスコネクタ3は、各規制突起部73aによって当該変位をクリアランスC程度に抑制することができ、相対的に小さく抑制することができる。この結果、メスコネクタ3は、ロックアーム75の過大変位を抑制することができる。
以上で説明したメスコネクタ3は、例えば、CPA部材8が設けられた第1使用態様では、保持空間部74内に設けられる当該CPA部材8がロックアーム75に当接することによってロックアーム75の片持ち基端部75C側とは反対側への過大変位を抑制することができる。この場合、メスコネクタ3は、CPA部材8の一部が第2梁状部73の切り欠き部73bを挿通可能な構成とされることでCPA部材8と第2梁状部73とが干渉することを回避することができる。つまり、メスコネクタ3は、CPA部材8が設けられる第1使用態様では、切り欠き部73bがCPA部材8との干渉を回避するためのCPA干渉回避部として機能する。
一方、メスコネクタ3は、CPA部材8が設けられない第2使用態様では、第2梁状部73の各規制突起部73aがロックアーム75に当接することによってロックアーム75の片持ち基端部75C側とは反対側への過大変位を抑制することができる。つまり、メスコネクタ3は、保持空間部74や切り欠き部73bが空隙としてあいていても第2梁状部73の両端部から突出した各規制突起部73aの突出先端面73cがロックアーム75に片持ち先端部75B側で当接する。この構成により、メスコネクタ3は、ロックアーム75の変位を相対的に小さく抑制することができる。
つまり、メスコネクタ3は、CPA部材8を設けた際にCPA部材8の一部が第2梁状部73の切り欠き部73bを挿通可能な構成とした上で、CPA部材8が設けられていない場合に第2梁状部73の各規制突起部73aによってロックアーム75の過大変位を抑制することができる。この結果、メスコネクタ3は、上記のように複数の使用態様で使用される場合にあっても、それぞれの使用態様においてロックアーム75の過大変位を抑制することができる。
その上で、メスコネクタ3は、第2梁状部73に切り欠き部73bが形成された分、第2梁状部73の高さ方向Yの厚みが薄くなっても、第2梁状部73の両端部の各規制突起部73aが補強部として機能することで第2梁状部73全体の強度を適正に確保することができる。つまり、メスコネクタ3は、第2梁状部73全体で高さ方向Yの厚みを厚くしなくても両端部が各規制突起部73aによって補強されることで大型化を抑制しつつ適正な強度を確保できる。さらに言い換えれば、メスコネクタ3は、ロックアーム75の過大変位抑制用の各規制突起部73aを第2梁状部73の補強用としても兼用することができる。
以上をまとめると、メスコネクタ3は、第2梁状部73に一対の規制突起部73a、及び、切り欠き部73bが設けられることで、(1)複数の使用態様実現による汎用性の向上、(2)各使用態様におけるロックアーム75の過大変位抑制、(3)大型化抑制、(4)適正な強度確保、をバランスよく実現することができる。この結果、メスコネクタ3、及び、ワイヤハーネスWHは、例えば、様々な使用態様において、ロックアーム75の過大変位を適正に抑制することができる。そして、メスコネクタ3、及び、ワイヤハーネスWHは、過大変位が抑制された当該ロックアーム75に設けられたメスロック部76を介して、様々な使用態様においてメスコネクタ3とオスコネクタ2とを適正に係止することができる。
さらに、以上で説明したメスコネクタ3は、保持空間部74に設けられるCPA部材8の一部、ここでは、板状ガイド部81bが軸方向Zに沿って切り欠き部73bに挿通可能に構成される。この構成により、メスコネクタ3は、嵌合保証用のCPA部材8をメスハウジング7に対して軸方向Zに沿って相対移動させる際の当該CPA部材8の姿勢を安定化させることができる。この結果、メスコネクタ3、及び、ワイヤハーネスWHは、メスハウジング7の保持空間部74に対するCPA部材8の挿入作業性を向上することができる。
ここでは、以上で説明したメスコネクタ3は、ロックアーム75が軸方向Zに沿って延在し折返部75Aで折り返されて形成され、当該折返部75Aにメスロック部76が設けられる。このような構成にあって、メスコネクタ3は、上記のようにロックアーム75の過大変位を適正に抑制することができ、メスロック部76を介してメスコネクタ3とオスコネクタ2とを適正に係止することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るコネクタ、及び、ワイヤハーネスは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、コネクタがメスコネクタ3、端子がメス端子6、ハウジングがメスハウジング7であり、相手方コネクタがオスコネクタ2、相手方端子がオス端子4、相手方ハウジングがオスハウジング5であるものとして説明したがこれに限らず、この逆で、コネクタがオスコネクタ、端子がオス端子、ハウジングがオスハウジング、相手方コネクタがメスコネクタ、相手方端子がメス端子、相手方ハウジングがメスハウジングであってもよい。
以上で説明した切り欠き部73bは、CPA部材8において軸方向Zに沿って挿通される部分の形状に応じた形状であればよく、例えば、当該CPA部材の形状に応じて一対の規制突起部73aの間に別の突起部が設けられてもよい。
以上で説明したロックアーム75は、軸方向Zに沿って延在し折返部75Aで折り返されて形成されるものとして説明したがこれに限らず、折返部75Aを有さない構成であってもよい。
2 オスコネクタ(相手方コネクタ)
3 メスコネクタ(コネクタ)
6 メス端子(端子)
8 CPA部材(嵌合検知部材)
71 ハウジング本体
73 第2梁状部(梁状規制部)
73a 規制突起部
73b 切り欠き部
73c 突出先端面
74 保持空間部(空間部)
75 ロックアーム
75A 折返部
75B 片持ち先端部
75C 片持ち基端部
76 メスロック部(ロック部)
W1 第1配索材
W2 第2配索材
WH ワイヤハーネス
X 幅方向(第1方向)
Y 高さ方向(第2方向)
Z 軸方向(第3方向)

Claims (4)

  1. 相手方コネクタと接続される端子が設けられ前記相手方コネクタに嵌合可能であるハウジング本体と、
    第1方向に沿って延在して形成され、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記ハウジング本体と間をあけて位置し、前記第1方向の両端部が前記ハウジング本体に支持される梁状規制部と、
    前記第2方向に沿って前記ハウジング本体と前記梁状規制部との間に形成される空間部と、
    前記第1方向と前記第2方向とに交差する第3方向に沿って延在し、前記空間部内に位置して前記ハウジング本体に前記第2方向に沿って弾性変形可能に片持ち状に支持されると共に、片持ち先端部側で前記梁状規制部と当接することで前記第2方向に沿った片持ち基端部側とは反対側への変位が規制されるロックアームと、
    前記ロックアームに設けられ前記相手方コネクタに係止可能であるロック部とを備え、
    前記梁状規制部は、前記第1方向の前記両端部にそれぞれ設けられ、前記第2方向に沿って前記ロックアーム側に向けて突出して形成され、突出先端面が前記ロックアームと前記片持ち先端部側で当接可能である一対の規制突起部、及び、前記第1方向に沿って前記一対の規制突起部の間に位置し前記空間部に面して設けられる切り欠き部を有することを特徴とする、
    コネクタ。
  2. 前記空間部に対して前記第3方向に沿って挿入されて前記ロックアームに組み付けられ、前記ロック部が前記相手方コネクタに係止された状態で、前記空間部内で前記第3方向に沿って初期位置から嵌合保証位置に移動可能となる嵌合検知部材を備え、
    前記切り欠き部は、前記第3方向に沿って前記嵌合検知部材の一部が挿通される、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ロックアームは、前記第3方向に沿って延在し折返部で折り返されて形成され、
    前記ロック部は、前記ロックアームの前記折返部に設けられる、
    請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 導電性の第1配索材と、
    前記第1配索材に接続されるコネクタとを備え、
    前記コネクタは、
    導電性の第2配索材に接続された相手方コネクタと接続される端子が設けられ前記相手方コネクタに嵌合可能であるハウジング本体と、
    第1方向に沿って延在して形成され、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記ハウジング本体と間をあけて位置し、前記第1方向の両端部が前記ハウジング本体に支持される梁状規制部と、
    前記第2方向に沿って前記ハウジング本体と前記梁状規制部との間に形成される空間部と、
    前記第1方向と前記第2方向とに交差する第3方向に沿って延在し、前記空間部内に位置して前記ハウジング本体に前記第2方向に沿って弾性変形可能に片持ち状に支持されると共に、片持ち先端部側で前記梁状規制部と当接することで前記第2方向に沿った片持ち基端部側とは反対側への変位が規制されるロックアームと、
    前記ロックアームに設けられ前記相手方コネクタに係止可能であるロック部とを備え、
    前記梁状規制部は、前記第1方向の前記両端部にそれぞれ設けられ、前記第2方向に沿って前記ロックアーム側に向けて突出して形成され、突出先端面が前記ロックアームと前記片持ち先端部側で当接可能である一対の規制突起部、及び、前記第1方向に沿って前記一対の規制突起部の間に位置し前記空間部に面して設けられる切り欠き部を有することを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
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