JP2018206075A - 処理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】記憶部を容易に検査することができる処理装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ECU1において、第2CPU40は処理部50及びデータ管理部51を有する。データ管理部51は、処理部50の指示に従って、第2記憶部41及び第2RAM42夫々にデータを書き込むと共に、第2記憶部41及び第2RAM42夫々からデータを読み出す。処理部50は、データ管理部51が動作を停止している間に、データの書き込み及び読み出しを行い、第2記憶部41及び第2RAM42夫々を検査する。処理部50は、データ管理部51が作動している場合、データ管理部51にデータの書き込み及び読み出しを行わせる。
【選択図】図1
【解決手段】ECU1において、第2CPU40は処理部50及びデータ管理部51を有する。データ管理部51は、処理部50の指示に従って、第2記憶部41及び第2RAM42夫々にデータを書き込むと共に、第2記憶部41及び第2RAM42夫々からデータを読み出す。処理部50は、データ管理部51が動作を停止している間に、データの書き込み及び読み出しを行い、第2記憶部41及び第2RAM42夫々を検査する。処理部50は、データ管理部51が作動している場合、データ管理部51にデータの書き込み及び読み出しを行わせる。
【選択図】図1
Description
本発明は車両用の処理装置及びコンピュータプログラムに関する。
車両には、車両に関する制御を行うECU(Electronic Control Unit)が搭載されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載のECUには、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)が搭載されている。マイコンは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及び記憶部を有する。CPUは、記憶部に記憶されているコンピュータプログラムに従って処理を実行する。
現在、大量のデータを生成する電気機器、例えばカメラが搭載された車両が普及している。このような電気機器から取得した大量のデータに基づいて車両に関する制御を行うECUでは、CPUは、記憶部へのデータの書き込みと、記憶部からのデータの読み出しとを頻繁に行う。
記憶部へのデータの書き込みと、記憶部からのデータの読み出しとを頻繁に行うCPUとして、例えば、MMU(Memory Management Unit)が搭載されたCPUが用いられる。このCPUは、処理を実行する処理部と、データを管理するデータ管理部とを有する。データ管理部は、処理部の指示に従って、データの書き込み及び読み出しを行う。
処理部は、論理アドレスを指定し、データ管理部にデータの書き込みを指示する。データ管理部は、記憶部のデータ領域において物理アドレスを決定し、決定した物理アドレスにデータを書き込み、処理部によって指定された論理アドレスと、データを書き込んだ物理アドレスとの対応関係を記憶する。
また、処理部は、論理アドレスを指定し、データの読み出しを指示する。データ管理部は、指定された論理アドレスに対応する物理アドレスを検索し、検索した物理アドレスに記憶されているデータを読み出す。
データ管理部が作動している場合、処理部は、データを管理する必要がないため、処理を効率的に実行することができる。
データ管理部が作動している場合、処理部は、データを管理する必要がないため、処理を効率的に実行することができる。
記憶部を検査する構成として、記憶部のデータ領域において、予め設定された検査領域にデータを書き込み、書き込んだデータを検査領域から読み出し、書き込んだデータが読み出したデータと一致するか否かを判定する構成が考えられる。
しかしながら、処理部とデータ管理部とを有するCPUが用いられている場合、データを記憶する領域(物理アドレス)はデータ管理部が決定する。このため、データ管理部が作動している場合、データを検査領域に容易に書き込むことができないので、記憶部を検査することが難しいという問題がある。
しかしながら、処理部とデータ管理部とを有するCPUが用いられている場合、データを記憶する領域(物理アドレス)はデータ管理部が決定する。このため、データ管理部が作動している場合、データを検査領域に容易に書き込むことができないので、記憶部を検査することが難しいという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、記憶部を容易に検査することができる処理装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る処理装置は、処理を実行する処理素子と、該処理素子によってデータの書き込み及び読み出しが行われる記憶部とを備える車両用の処理装置において、前記処理素子は、処理を実行する処理部と、該処理部の指示に従って、前記記憶部へのデータの書き込み、及び、該記憶部からのデータの読み出しを行うデータ管理部とを有し、前記処理部は、該データ管理部が動作を停止している間に、前記記憶部にデータを直接に書き込み、書き込んだデータを前記記憶部から直接に読み出し、書き込んだデータと、読み出したデータとに基づいて前記記憶部を検査し、前記処理部は、前記データ管理部が作動している場合、前記データ管理部に前記書き込み及び読み出しを行わせることを特徴とする。
本発明に係る処理装置は、前記処理部は、前記記憶部を検査した後にオペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムをロードし、ロードしたコンピュータプログラムに従って処理を実行し、前記処理部が該コンピュータプログラムに従って処理を実行している間、前記データ管理部は作動していることを特徴とする。
本発明に係る処理装置は、前記記憶部の数は2以上であり、2以上の該記憶部には、オペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムが記憶される記憶部と、データが一時的に記憶される記憶部とが含まれることを特徴とする。
本発明に係る処理装置は、前記処理部は、前記データ管理部が作動している間に、通信を行う通信部、及び、車両に搭載されたセンサ中の少なくとも一方を検査することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、処理を実行する処理部と、データが記憶される記憶部と、該処理部の指示に従って、前記記憶部へのデータの書き込み、及び、前記記憶部からのデータの読み出しを行うデータ管理部とを備える車両用の処理装置の前記処理部に処理を実行させるコンピュータプログラムであって、前記データ管理部が動作を停止している間に、前記記憶部にデータを直接に書き込み、前記データ管理部が動作を停止している間に、書き込んだデータを前記記憶部から直接に読み出し、書き込んだデータと、読み出したデータとに基づいて前記記憶部を検査する処理を前記処理部に実行させることを特徴とする。
本発明に係る処理装置及びコンピュータプログラムにあっては、処理部は、データ管理部が動作を停止している間に、記憶部へのデータの書き込みと、記憶部からのデータの読み出しとを直接に行い、書き込んだデータと読み出したデータとが一致するか否かを判定することによって記憶部を検査する。このため、処理部は、記憶部のデータ領域において、予め設定されている検査領域にデータを容易に書き込むことができるので、記憶部を容易に検査することが可能である。
本発明に係る処理装置にあっては、処理部は、記憶部を検査した後、オペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムをロードする。オペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムに従って、処理部が処理を実行している間、データ管理部は作動している。
本発明に係る処理装置にあっては、処理部は、少なくとも、オペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムが記憶されている記憶部と、データが一時的に記憶される記憶部とを検査する。
本発明に係る処理装置にあっては、処理部は、データ管理部が作動している間に、通信部及びセンサ中の少なくとも一方を検査する。
本発明によれば、記憶部を容易に検査することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1におけるECUの要部構成を示すブロック図である。ECU1は、処理装置として機能し、車両に好適に搭載されている。ECU1には、車両に搭載された図示しない電気機器が接続されている。ECU1は、自身に接続されている電気機器の動作を制御する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1におけるECUの要部構成を示すブロック図である。ECU1は、処理装置として機能し、車両に好適に搭載されている。ECU1には、車両に搭載された図示しない電気機器が接続されている。ECU1は、自身に接続されている電気機器の動作を制御する。
ECU1には、通信線L1,L2が各別に接続されている。通信線L1には、更に、図示しない外部ECUが接続されている。ECU1及び外部ECUは同一の車両に搭載される。外部ECUにも、車両に搭載された電気機器が接続されている。外部ECUも、自身に接続されている電気機器の動作を制御する。ECU1は、通信線L1を介して、外部ECUと通信する。通信線L1を介した通信は、例えば、CAN(Controller Area Network)プロトコルに従って行われる。ECU1及び外部ECUは、相互に通信することによって、ECU1及び外部ECUに接続されている電気機器に協調動作を行わせる。
ECU1は、通信線L2によって、車両に搭載された図示しない第2の電気機器に接続されている。ECU1は、第2の電気機器からデータを受信する。また、ECU1は、通信線L2を介して、特定の動作を指示するデータを送信する。第2の電気機器が、例えば、車外を撮影するカメラであると仮定する。この場合、ECU1は、撮影を指示するデータを第2の電気機器に送信し、第2の電気機器が撮影した画像に基づくデータを第2の電気機器から受信する。通信線L2を介した通信は、例えば、イーサネット(登録商標)に係る通信プロトコルに従って行われる。
ECU1は、マイコン20、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23及び報知部24を備える。メモリ21、第1通信部22、第1センサ23及び報知部24は、マイコン20に各別に接続されている。第1通信部22は、マイコン20の他に通信線L1に接続されている。マイコン20は、第1CPU30、第1記憶部31、第1RAM32及びインタフェース33を有する。これらは、バス34に各別に接続されている。インタフェース33は、バス34の他に、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23及び報知部24に接続されている。
第1CPU30は、インタフェース33を介して、メモリ21へのデータの書き込みと、メモリ21からのデータの読み出しとを行う。第1CPU30は、インタフェース33を介して、第1通信部22にデータの送信を指示する。第1通信部22は、第1CPU30の指示に従って、データを送信する。第1通信部22は、通信線L1を介して、データを受信する。第1CPU30は、第1通信部22が受信したデータを、インタフェース33を介して、第1通信部22から取得する。
第1センサ23は、車両に搭載されており、車両に関する物理量を検出する。この物理量は、車速、又は、車外の明るさ等である。第1CPU30は、第1センサ23が検出した物理量を示す情報を、インタフェース33を介して、第1センサ23から取得する。
第1CPU30は、インタフェース33を介して、応答を要求する第1要求データを第1通信部22及び第1センサ23に出力する。第1通信部22及び第1センサ23夫々は、第1CPU30からインタフェース33を介して第1要求データが入力された場合、第1要求データの入力を示す第1応答データを、インタフェース33に出力する。第1CPU30は、インタフェース33から第1応答データを取得する。
第1CPU30は、第1要求データを第1通信部22に出力し、第1通信部22からインタフェース33に第1応答データが入力されたか否かに基づいて、第1通信部22が故障しているか否かを判定する。同様に、第1CPU30は、第1要求データを第1センサ23に出力し、第1センサ23からインタフェース33に第1応答データが入力されたか否かに基づいて、第1センサ23が故障しているか否かを判定する。
第1CPU30は、インタフェース33を介して、報知部24に故障の報知を指示する。報知部24は、第1CPU30の指示に従って、報知を行う。報知部24は、一例として、報知を指示する報知信号を図示しない表示装置に出力し、表示装置に、ECU1の故障を示すメッセージを表示させる。また、報知部24は、他例として、図示しないランプを点灯させる。これにより、使用者に、ECU1の故障が報知される。
第1記憶部31は、例えば、不揮発性メモリである。第1記憶部31には、制御プログラムP1が記憶されている。第1CPU30は、第1記憶部31に記憶されている制御プログラムP1を実行することによって、第1検査処理を含む種々の処理を実行する。第1検査処理は、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23、第1記憶部31及び第1RAM32を検査する処理である。制御プログラムP1は、第1CPU30に第1検査処理を含む種々の処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
なお、制御プログラムP1は、コンピュータ(第1CPU30)が読み取り可能に、記憶媒体E1に記憶されていてもよい。この場合、図示しない読み出し装置によって記憶媒体E1から読み出された制御プログラムP1が第1記憶部31に記憶される。記憶媒体E1は、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気ディスク、磁気光ディスク又は半導体メモリ等である。光ディスクは、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、又は、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等である。磁気ディスクは、例えばハードディスクである。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部装置から制御プログラムP1をダウンロードし、制御プログラムP1を第1記憶部31に記憶してもよい。
第1CPU30が制御プログラムP1に従って実行する処理には、第1記憶部31又は第1RAM32にデータを書き込む処理と、第1記憶部31又は第1RAM32からデータを読み出す処理とが含まれる。第1RAM32は、一時的にデータを記憶するメモリである。このため、マイコン20が動作を停止した場合、第1RAM32に記憶されているデータは消去される。
ECU1は、更に、第2CPU40、第2記憶部41、第2RAM42、インタフェース43、第2通信部44及び第2センサ45を備える。第2CPU40、第2記憶部41、第2RAM42及びインタフェース43はバス46に各別に接続されている。インタフェース43は、更に、マイコン20のインタフェース33、第2通信部44及び第2センサ45に接続されている。第2通信部44は、更に、通信線L2に接続されている。
第2CPU40は、インタフェース43を介して、第2通信部44に、特定の動作を指示するデータの送信を指示する。第2通信部44は、第2CPU40の指示に従って、特定の動作を指示するデータを第2の電気機器に送信する。第2通信部44は第2の電気機器からデータを受信する。第2CPU40は、第2通信部44が受信したデータを、インタフェース43を介して、第2通信部44から取得する。
第2の電気機器が、例えば、車外を撮影するカメラであると仮定する。この場合、第2CPU40は、第2通信部44に、撮影を指示するデータの送信を指示する。第2通信部44は、撮影を指示するデータを第2の電気機器に送信する。第2の電気機器は、車外を撮影し、撮影した画像に基づくデータを第2通信部44に送信する。第2通信部44は、第2の電気機器からデータを受信する。第2CPU40は、第2通信部44が受信したデータを取得する。
第2センサ45は、車両に搭載されており、車両に関する物理量を検出する。この物理量は、車速、又は、車外の明るさ等である。第2CPU40は、第2センサ45が検出した物理量を示す情報を、インタフェース43を介して、第2センサ45から取得する。
マイコン20において、第1CPU30は、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の検査を指示する検査データを、インタフェース33介して、インタフェース43に出力する。インタフェース43に検査データが入力された場合、第2CPU40は起動する。
第2記憶部41は、例えば、不揮発性メモリである。第2記憶部41には、起動プログラムB1、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3が記憶されている。第2CPU40は、第2記憶部41に記憶されている起動プログラムB1に従って、起動処理を実行する。起動処理は、第2記憶部41及び第2RAM42を検査すると共に、第2記憶部41に記憶されている起動プログラムB1を第2RAM42にロードする処理である。起動プログラムB1は、第2CPU40に起動処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。第2記憶部41には、起動プログラムB1、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3以外の他のデータも記憶される。
基本プログラムB2は、オペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムである。第2CPU40は、基本プログラムB2に従って、第2検査処理を含む種々の処理を実行する。第2検査処理は、第2通信部44及び第2センサ45を検査する処理である。第2CPU40が基本プログラムB2に従って実行する処理には、アプリケーションプログラムB3を第2RAM42にロードする処理が含まれる。第2CPU40は、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3に従って処理を実行する。第2CPU40は処理素子として機能する。
基本プログラムB2は、第2CPU40に、第2検査処理を含む種々の処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。アプリケーションプログラムB3は、第2CPU40に種々の処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
基本プログラムB2は、第2CPU40に、第2検査処理を含む種々の処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。アプリケーションプログラムB3は、第2CPU40に種々の処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
なお、起動プログラムB1、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3夫々は、コンピュータ(第2CPU40)が読み取り可能に、記憶媒体E2に記憶されていてもよい。この場合、図示しない読み出し装置によって記憶媒体E2から読み出された起動プログラムB1、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3が第2記憶部41に記憶される。記憶媒体E2は、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気ディスク、磁気光ディスク又は半導体メモリ等である。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部装置から起動プログラムB1、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3をダウンロードし、起動プログラムB1、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3を第2記憶部41に記憶してもよい。
前述したように、第2CPU40は、起動プログラムB1、基本プログラムB2又はアプリケーションプログラムB3に従って処理を実行する。第2CPU40が実行する処理には、第2記憶部41にデータを書き込む処理、第2RAM42にデータを書き込む処理、第2記憶部41からデータを読み出す処理、及び、第2RAM42からデータを読み出す処理が含まれる。第2RAM42は、一時的にデータを記憶するメモリである。このため、マイコン20が動作を停止した場合、第2RAM42に記憶されているデータは消去される。
第2CPU40にはMMUが搭載されており、第2CPU40は処理部50及びデータ管理部51を有する。処理部50は、起動プログラムB1、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3に従って処理を実行する。データ管理部51は、第2記憶部41へのデータの書き込み、第2RAM42へのデータの書き込み、第2記憶部41からのデータの読み出し、及び、第2RAM42からのデータの読み出しを行う。
図2は、第2記憶部41及び第2RAM42へのアクセスの説明図である。処理部50が起動プログラムB1に従って処理を実行している場合、データ管理部51は動作を停止している。処理部50が基本プログラムB2に従って処理を実行している間、データ管理部51は作動している。
処理部50が起動プログラムB1に従って処理を実行している場合、即ち、データ管理部51が動作を停止している場合、処理部50は、第2記憶部41及び第2RAM42夫々において、データが記憶されているデータ領域に直接にアクセスする。従って、処理部50は、第2記憶部41及び第2RAM42夫々に対して、データ管理部51を介さずに、データの書き込み及び読み出しを直接に行う。第2記憶部41及び第2RAM42夫々のデータ領域には、検査領域が予め設けられている。検査領域は、検査において、データの書き込み及び読み出しを行う領域である。データ管理部51が動作を停止している場合、処理部50は、検査領域にデータを書き込むことができる。
処理部50が基本プログラムB2に従って処理を実行している場合、即ち、データ管理部51が作動している場合、処理部50は、論理アドレスを指定し、指定した論理アドレスへのデータの書き込みをデータ管理部51に指示する。データ管理部51は、第2記憶部41及び第2RAM42のデータ領域において、データを書き込むべき第2記憶部41又は第2RAM42の物理アドレスを決定し、決定した物理アドレスにデータを書き込む。論理アドレスは仮想的なアドレスであり、物理アドレスは実際のアドレスである。データ管理部51は、処理部50によって指定された論理アドレスと、実際にデータを書き込んだ物理アドレスとの対応関係を記憶している。データ管理部51が作動している場合、データ管理部51が、データを書き込む領域(物理アドレス)を決定するため、処理部50はデータを検査領域に容易に書き込むことができない。
また、処理部50が基本プログラムB2に従って処理を実行している場合、処理部50は、論理アドレスを指定し、指定した論理アドレスに係るデータの読み出しをデータ管理部51に指示する。データ管理部51は、指定された論理アドレスに対応する第2記憶部41又は第2RAM42の物理アドレスを検索し、検索した物理アドレスに記憶されているデータを読み出す。データ管理部51が読み出したデータは、処理部50によって取得される。
以上のように、処理部50が基本プログラムB2に従って処理を実行している場合、即ち、データ管理部51が作動している場合、データ管理部51は、処理部50の指示に従って、データの書き込み及び読み出しを行う。このため、処理部50は、データを管理する必要がないので、処理を効率的に実行することができる。
図1に示す第2CPU40の処理部50は、インタフェース43を介して、応答を要求する第2要求データを第2通信部44及び第2センサ45に出力する。第2通信部44及び第2センサ45夫々は、処理部50からインタフェース43を介して第2要求データが入力された場合、第2要求データの入力を示す第2応答データを、インタフェース43に出力する。処理部50は、インタフェース43から第2応答データを取得する。
処理部50は、第2要求データを第2通信部44に出力し、第2通信部44からインタフェース43に第2応答データが入力されたか否かに基づいて、第2通信部44が故障しているか否かを判定する。同様に、処理部50は、第2要求データを第2センサ45に出力し、第2センサ45からインタフェース43に第2応答データが入力されたか否かに基づいて、第2センサ45が故障しているか否かを判定する。
第2CPU40の処理部50は、起動プログラムB1及び基本プログラムB2に従って検査を行い、正常又は故障を示す結果データを、インタフェース43を介して、マイコン20のインタフェース33に出力する。結果データの「正常」は、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の全てが正常であることを意味する。結果データの「故障」は、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の少なくとも1つが故障していることを意味する。第1CPU30は、インタフェース33を介して結果データを取得する。
図3及び図4は第1検査処理の手順を示すフローチャートである。第1CPU30が起動した後、第1CPU30は制御プログラムP1に従って第1検査処理を最初に実行する。例えば、車両のイグニッションスイッチがオンとなり、ECU1への給電が開始された場合に第1CPU30は起動する。
まず、第1CPU30は、第1記憶部31にデータを書き込む(ステップS1)。ここで、第1CPU30は、第1記憶部31のデータ領域において、予め設定されている検査領域にデータを書き込む。次に、第1CPU30は、ステップS1で書き込んだデータを第1記憶部31から読み出す(ステップS2)。
次に、第1CPU30は、第1記憶部31が故障しているか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3では、第1CPU30は、ステップS1で書き込んだデータと、ステップS2で読み出したデータとが一致している場合、第1記憶部31は故障していない、即ち、正常であると判定する。第1CPU30は、ステップS1で書き込んだデータと、ステップS2で読み出したデータとが一致していない場合、第1記憶部31は故障していると判定する。
第1CPU30は、第1記憶部31が故障していないと判定した場合(S3:NO)、第1RAM32にデータを書き込む(ステップS4)。ここで、第1CPU30は、第1RAM32のデータ領域において、予め設定されている検査領域にデータを書き込む。次に、第1CPU30は、ステップS4で書き込んだデータを第1RAM32から読み出す(ステップS5)。
次に、第1CPU30は、第1RAM32が故障しているか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6では、第1CPU30は、ステップS4で書き込んだデータと、ステップS5で読み出したデータとが一致している場合、第1RAM32は故障していない、即ち、正常であると判定する。第1CPU30は、ステップS4で書き込んだデータと、ステップS5で読み出したデータとが一致していない場合、第1RAM32は故障していると判定する。
第1CPU30は、第1RAM32が故障していないと判定した場合(S6:NO)、インタフェース33を介して、メモリ21にデータを書き込む(ステップS7)。ここで、第1CPU30は、メモリ21のデータ領域において、予め設定されている検査領域にデータを書き込む。次に、第1CPU30は、ステップS7で書き込んだデータを、インタフェース33を介してメモリ21から読み出す(ステップS8)。
次に、第1CPU30は、メモリ21が故障しているか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9では、第1CPU30は、ステップS7で書き込んだデータと、ステップS8で読み出したデータとが一致している場合、メモリ21は故障していない、即ち、正常であると判定する。第1CPU30は、ステップS7で書き込んだデータと、ステップS8で読み出したデータとが一致していない場合、メモリ21は故障していると判定する。
第1CPU30は、メモリ21が故障していないと判定した場合(S9:NO)、インタフェース33を介して、第1要求データを第1通信部22に出力する(ステップS10)。次に、第1CPU30は、第1通信部22が故障しているか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11では、第1CPU30は、ステップS10を実行してから第1基準時間が経過するまでに、第1通信部22からインタフェース33に第1応答データが入力された場合、第1通信部22が故障していない、即ち、正常であると判定する。第1CPU30は、ステップS10を実行してから第1基準時間が経過するまでに、第1通信部22からインタフェース33に第1応答データが入力されなかった場合、第1通信部22が故障していると判定する。第1基準時間は、一定であり、予め設定されている。
第1CPU30は、第1通信部22が故障していないと判定した場合(S11:NO)、インタフェース33を介して、第1要求データを第1センサ23に出力する(ステップS12)。次に、第1CPU30は、第1センサ23が故障しているか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13では、第1CPU30は、ステップS12を実行してから第2基準時間が経過するまでに、第1センサ23からインタフェース33に第1応答データが入力された場合、第1センサ23が故障していない、即ち、正常であると判定する。第1CPU30は、ステップS12を実行してから第2基準時間が経過するまでに、第1センサ23からインタフェース33に第1応答データが入力されなかった場合、第1センサ23が故障していると判定する。第2基準時間は、一定であり、予め設定されている。
第1CPU30は、第1記憶部31が故障していると判定した場合(S3:YES)、第1RAM32が故障していると判定した場合(S6:YES)、メモリ21が故障していると判定した場合(S9:YES)、第1通信部22が故障していると判定した場合(S11:YES)、又は、第1センサ23が故障していると判定した場合(S13:YES)、インタフェース33を介して、報知部24に故障の報知を指示する(ステップS14)。報知部24は、表示装置へのメッセージの表示、又は、ランプの点灯等を行うことにより、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23、第1記憶部31及び第1RAM32中の少なくとも1つが故障している旨を報知する。このとき、故障している構成部を報知していもよい。
第1CPU30は、ステップS14を実行した後、第1検査処理を終了する。その後、第1CPU30は、インタフェース33を介して検査データを送信することなく、即ち、第2CPU40を起動させることなく、動作を終了する。
第1CPU30は、第1センサ23が故障していないと判定した場合(S13:NO)、インタフェース33を介して、検査データをインタフェース43に出力する(ステップS15)。これにより、第2CPU40は起動し、起動処理及び第2検査処理を順次実行し、インタフェース43を介して結果データをマイコン20のインタフェース33に出力する。
インタフェース33,43間において、データを出力する構成は、データを構成する複数のパケットをシリアルに出力する構成であってもよい。また、インタフェース33,43が複数の導線によって接続されている場合においては、インタフェース33,43間において、データを出力する構成は、データを構成する複数のパケットをパラレルに出力する構成であってもよい。
第1CPU30は、ステップS15を実行した後、インタフェース33に結果データが入力されたか否を判定する(ステップS16)。第1CPU30は、結果データが入力されていないと判定した場合(S16:NO)、ステップS16を再び実行し、インタフェース33に結果データが入力されるまで待機する。
第1CPU30は、結果データが入力されたと判定した場合(S16:YES)、インタフェース33に入力された結果データが、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の少なくとも1つの故障を示しているか否かを判定する(ステップS17)。第1CPU30は、結果データが故障を示していると判定した場合(S17:YES)、インタフェース33を介して、報知部24に故障の報知を指示する(ステップS18)。報知部24は、表示装置へのメッセージの表示、又は、ランプの点灯等を行うことにより、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の少なくとも1つが故障している旨を報知する。
なお、結果データに、故障している構成部を示す情報が含まれている場合には、報知部24は、故障している構成部も報知してもよい。
なお、結果データに、故障している構成部を示す情報が含まれている場合には、報知部24は、故障している構成部も報知してもよい。
第1CPU30は、結果データが故障を示していない、即ち、正常を示している場合(S17:NO)、第1検査処理を終了する。この場合、第1CPU30は、第1検査処理とは異なる種々の処理を実行し、ECU1に接続されている電気機器の動作を制御する。
第1CPU30は、ステップS18を実行した後、第1検査処理を終了する。この場合、第1CPU30は動作を終了する。
第1CPU30は、ステップS18を実行した後、第1検査処理を終了する。この場合、第1CPU30は動作を終了する。
以上のように、第1検査処理では、第1CPU30は、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23、第1記憶部31及び第1RAM32を検査する。
図5は起動処理の手順を示すフローチャートである。前述したように、マイコン20のインタフェース33からインタフェース43に検査データが入力された場合、第2CPU40は起動する。具体的には、第2CPU40において、データ管理部51が停止している状態で処理部50が起動する。処理部50は、起動した場合、最初に起動プログラムB1に従って起動処理を実行する。起動処理が実行されている間、データ管理部51は動作を停止している。
起動処理では、まず、処理部50は、第2記憶部41にデータを書き込む(ステップS21)。具体的には、処理部50は、データ管理部51を介さずに、第2記憶部41のデータ領域において予め設定されている検査領域にデータを直接に書き込む。データ管理部51が停止しているため、処理部50は第2記憶部41の検査領域にデータを直接に書き込むことができる。次に、処理部50は、データ管理部51を介さずに、ステップS21で書き込んだデータを第2記憶部41から直接に読み出す(ステップS22)。
次に、処理部50は、第2記憶部41が故障しているか否かを判定する(ステップS23)。ステップS23では、処理部50は、ステップS21で書き込んだデータと、ステップS22で読み出したデータとが一致している場合、第2記憶部41は故障していない、即ち、正常であると判定する。処理部50は、ステップS21で書き込んだデータと、ステップS22で読み出したデータとが一致していない場合、第2記憶部41は故障していると判定する。
このように、処理部50は、ステップS21で書き込んだデータと、ステップS22で読み出したデータとに基づいて、第2記憶部41を検査する。
このように、処理部50は、ステップS21で書き込んだデータと、ステップS22で読み出したデータとに基づいて、第2記憶部41を検査する。
処理部50は、第2記憶部41が故障していないと判定した場合(S23:NO)、第2RAM42にデータを書き込む(ステップS24)。具体的には、処理部50は、データ管理部51を介さずに、第2RAM42のデータ領域において予め設定されている検査領域にデータを直接に書き込む。データ管理部51が停止しているため、処理部50は、第2RAM42の検査領域にデータを直接に書き込むことができる。次に、処理部50は、データ管理部51を介さずに、ステップS24で書き込んだデータを第2RAM42から直接に読み出す(ステップS25)。
次に、処理部50は、第2RAM42が故障しているか否かを判定する(ステップS26)。ステップS26では、処理部50は、ステップS24で書き込んだデータと、ステップS25で読み出したデータとが一致している場合、第2RAM42は故障していない、即ち、正常であると判定する。処理部50は、ステップS24で書き込んだデータと、ステップS25で読み出したデータとが一致していない場合、第2RAM42は故障していると判定する。
このように、処理部50は、ステップS24で書き込んだデータと、ステップS25で読み出したデータとに基づいて、第2RAM42を検査する。
このように、処理部50は、ステップS24で書き込んだデータと、ステップS25で読み出したデータとに基づいて、第2RAM42を検査する。
処理部50は、第2記憶部41が故障していると判定した場合(S23:YES)、又は、第2RAM42が故障していると判定した場合(S26:YES)、故障を示す結果データを、インタフェース43を介して、マイコン20のインタフェース33に出力する(ステップS27)。これにより、マイコン20の第1CPU30は、第1検査処理のステップS18を実行し、報知部24に報知を指示する。
なお、故障を示す結果データに、故障している構成部を示す情報が含まれていてもよい。この場合においては、第1CPU30が第1検査処理のステップS18を実行したとき、報知部24は、故障を報知すると共に、故障している構成部を報知してもよい。
処理部50は、ステップS27を実行した後、起動処理を終了する。この場合、処理部50は動作を終了する。
処理部50は、第2RAM42が故障していないと判定した場合(S26:NO)、第2記憶部41に記憶されている基本プログラムB2を第2RAM42にロードする(ステップS28)。処理部50は、ステップS28を実行した後、起動処理を終了する。その後、データ管理部51が起動し、処理部50は、ステップS28でロードした基本プログラムB2に従って、第2検査処理を実行する。前述したように、処理部50が基本プログラムB2に従って、処理を実行している場合、データ管理部51がデータの書き込み及び読み出しを行い、処理部50が第2記憶部41又は第2RAM42のデータ領域に直接にアクセスすることはない。
図6は第2検査処理の手順を示すフローチャートである。第2CPU40の処理部50が、基本プログラムB2に従って、第2検査処理を実行する。第2検査処理が実行されている間、データ管理部51は作動している。
第2検査処理では、まず、処理部50は、インタフェース43を介して、第2要求データを第2通信部44に出力し(ステップS31)、第2通信部44が故障しているか否かを判定する(ステップS32)。
第2検査処理では、まず、処理部50は、インタフェース43を介して、第2要求データを第2通信部44に出力し(ステップS31)、第2通信部44が故障しているか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32では、処理部50は、ステップS31を実行してから第3基準時間が経過するまでに、第2通信部44からインタフェース43に第2応答データが入力された場合、第2通信部44が故障していない、即ち、正常であると判定する。処理部50は、ステップS31を実行してから第3基準時間が経過するまでに、第2通信部44からインタフェース43に第2応答データが入力されなかった場合、第2通信部44が故障していると判定する。第3基準時間は、一定であり、予め設定されている。このように、処理部50は、第2通信部44を検査する。
次に、処理部50は、第2通信部44が故障していないと判定した場合(S32:NO)、インタフェース43を介して、第2要求データを第2センサ45に出力し(ステップS33)、第2センサ45が故障しているか否かを判定する(ステップS34)。ステップS34では、処理部50は、ステップS33を実行してから第4基準時間が経過するまでに、第2センサ45からインタフェース43に第2応答データが入力された場合、第2センサ45が故障していない、即ち、正常であると判定する。処理部50は、ステップS33を実行してから第4基準時間が経過するまでに、第2センサ45からインタフェース43に第2応答データが入力されなかった場合、第2センサ45が故障していると判定する。第4基準時間は、一定であり、予め設定されている。このように、処理部50は、第2センサ45を検査する。
処理部50は、第2通信部44が故障していると判定した場合(S32:YES)、又は、第2センサ45が故障していると判定した場合(S34:YES)、故障を示す結果データを、インタフェース43を介して、マイコン20のインタフェース33に出力する(ステップS35)。これにより、マイコン20の第1CPU30は、第1検査処理のステップS18を実行し、報知部24に報知を指示する。
なお、結果データに、故障している構成部を示す情報が含まれていてもよい。この場合においては、第1CPU30が第1検査処理のステップS18を実行したとき、報知部24は、故障を報知すると共に、故障している構成部を報知してもよい。
処理部50は、ステップS35を実行した後、第2検査処理を終了する。この場合、処理部50は動作を終了する。
処理部50は、ステップS35を実行した後、第2検査処理を終了する。この場合、処理部50は動作を終了する。
処理部50は、第2センサ45が故障していないと判定した場合(S34:NO)、正常を示す結果データを、インタフェース43を介して、マイコン20のインタフェース33に出力する(ステップS36)。これにより、マイコン20の第1CPU30は、第1検査処理のステップS17において、結果データは故障を示していないと判定し、第1検査処理を終了する。
処理部50は、ステップS36を実行した後、第2検査処理を終了する。この場合、第2CPU40の処理部50は、基本プログラムB2及びアプリケーションプログラムB3に従って、第2検査処理とは異なる種々の処理を実行する。
ECU1では、第2CPU40の処理部50は、データ管理部51が動作を停止している間に、第2記憶部41へのデータの書き込みと、第2記憶部41からのデータの読み出しとを直接に行い、書き込んだデータと読み出したデータとが一致するか否かを判定することによって、第2記憶部41を検査する。
同様に、第2CPU40の処理部50は、データ管理部51が動作を停止している間に、第2RAM42へのデータの書き込みと、第2RAM42からのデータの読み出しとを直接に行い、書き込んだデータと読み出したデータとが一致するか否かを判定することによって、第2RAM42を検査する。このため、処理部50は、第2記憶部41及び第2RAM42夫々の検査領域にデータを容易に書き込むことができるので、第2記憶部41及び第2RAM42夫々を容易に検査することができる。
また、データ管理部51が作動している間、即ち、処理部50が基本プログラムB2に従って処理を実行している間、処理部50は、第2通信部44及び第2センサ45を検査する。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2におけるECUの要部構成を示すブロック図である。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と共通しているため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図7は、実施の形態2におけるECUの要部構成を示すブロック図である。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と共通しているため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2におけるECU1は、実施の形態1と同様に、マイコン20、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23、第2CPU40、第2記憶部41、第2RAM42、インタフェース43、第2通信部44及び第2センサ45を備える。実施の形態2におけるECU1は、報知部24の代わりに、内部コネクタ60を更に備える。
内部コネクタ60は、マイコン20のインタフェース33に接続している。内部コネクタ60は、外部コネクタ70に着脱可能に接続される。外部コネクタ70は、検査装置71に接続されている。
内部コネクタ60が外部コネクタ70に接続されている場合において、検査装置71は、第2の検査データを、外部コネクタ70及び内部コネクタ60を介して、マイコン20のインタフェース33に出力する。第2の検査データは、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23、第1記憶部31、第1RAM32、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の検査を指示するデータである。
第1CPU30は、インタフェース33に第2の検査データが入力された場合に第1検査処理を実行し、第1検査処理で、実施の形態1と同様に、インタフェース33を介して、検査データをインタフェース43に出力する。第2CPU40は、実施の形態1と同様に、起動処理及び第2検査処理を行い、インタフェース43を介して、結果データをマイコン20のインタフェース33に出力する。
第1CPU30は、インタフェース33、内部コネクタ60及び外部コネクタ70を介して、検査装置71に、正常又は故障を示す第2の結果データを検査装置71に出力する。第2の結果データの「正常」は、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23、第1記憶部31、第1RAM32、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の全てが正常であることを意味する。第2の結果データの「故障」は、メモリ21、第1通信部22、第1センサ23、第1記憶部31、第1RAM32、第2記憶部41、第2RAM42、第2通信部44及び第2センサ45の少なくとも1つが故障していることを意味する。
使用者は、例えば、検査装置71を用いて、ECU1を出荷する前に、ECU1を検査する。
使用者は、例えば、検査装置71を用いて、ECU1を出荷する前に、ECU1を検査する。
インタフェース33及び検査装置71間において、データを出力する構成は、データを構成する複数のパケットをシリアルに出力する構成であってもよい。また、インタフェース33及び検査装置71が複数の導線によって接続されている場合においては、インタフェース33及び検査装置71間において、データを出力する構成は、データを構成する複数のパケットをパラレルに出力する構成であってもよい。
図8及び図9は、第1検査処理の手順を示すフローチャートである。前述したように、実施の形態2では、第1CPU30は、インタフェース33に第2の検査データが入力された場合に第1検査処理を実行する。
実施の形態2における第1検査処理のステップS41〜S53,S55,S56は、実施の形態1における第1検査処理のステップS1〜S13,S15,S16と同様である。このため、ステップS41〜S53,S55,S56の詳細な説明を省略する。
実施の形態2における第1検査処理のステップS41〜S53,S55,S56は、実施の形態1における第1検査処理のステップS1〜S13,S15,S16と同様である。このため、ステップS41〜S53,S55,S56の詳細な説明を省略する。
第1CPU30は、第1記憶部31が故障していると判定した場合(S43:YES)、第1RAM32が故障していると判定した場合(S46:YES)、メモリ21が故障していると判定した場合(S49:YES)、第1通信部22が故障していると判定した場合(S51:YES)、又は、第1センサ23が故障していると判定した場合(S53:YES)、インタフェース33、内部コネクタ60及び外部コネクタ70を介して、検査装置71に、故障を示す第2の結果データを出力する(ステップS54)。このとき、第2の結果データに、故障している構成部を示す情報が含まれていてもよい。
第1CPU30は、ステップS54を実行した後、第1検査処理を終了する。その後、第1CPU30は、インタフェース33を介して検査データを出力することなく、即ち、第2CPU40を起動させることなく、動作を終了する。
第1CPU30は、実施の形態1と同様に、第1センサ23が故障していないと判定した場合(S53:NO)、インタフェース33を介して、インタフェース43に検査データを出力する(ステップS55)。第1CPU30は、第2CPU40からインタフェース43を介して、インタフェース43に結果データが入力されるまで待機する。
第1CPU30は、インタフェース33に結果データが入力されたと判定した場合(S56:YES)、インタフェース33、内部コネクタ60及び外部コネクタ70を介して、検査装置71に、正常又は故障を示す第2の結果データを検査装置71に出力する(ステップS57)。ステップS57では、第1CPU30は、インタフェース33に入力された結果データが正常を示す場合、正常を示す第2の結果データを出力する。第1CPU30は、インタフェース33に入力された結果データが故障を示す場合、故障を示す第2の結果データを出力する。
故障を示す結果データがインタフェース33に入力された場合において、結果データに、故障している構成部を示す情報が含まれているとき、ステップS57で出力する第2の結果データに、故障している構成部を示す情報を含めてもよい。
第1CPU30は、ステップS54を実行した後、第1検査処理を終了する。
第1CPU30は、ステップS54を実行した後、第1検査処理を終了する。
第2CPU40の処理部50は、第2検査処理を終了した場合、動作を終了する。第1検査処理は、第2の検査データがインタフェース33に入力された場合に実行される処理である。起動処理及び第2検査処理は、検査データがインタフェース43に入力された場合に実行される処理である。第2CPU40が起動する条件は、検査データがインタフェース33に入力されることだけではない。第2CPU40は、検査データがインタフェース33に入力されるという条件とは異なる他の条件で起動した場合、第2の起動処理を実行する。
第2の起動処理では、第2CPU40の処理部50は、第2記憶部41に記憶されている起動プログラムB1を第2RAM42にロードする。その後、処理部50は、第2の起動処理を終了する。第2の起動処理が終了して、データ管理部51が作動した場合においては、処理部50は、第2検査処理を実行せず、基本プログラムB2に従って、第2検査処理を除く他の処理を実行する。
実施の形態2におけるECU1は、実施の形態1におけるECU1が奏する効果を同様に奏する。
なお、実施の形態1,2において、ECU1は、メモリ21、第1通信部22及び第1センサ23の全てを備えていなくてもよい。ECU1の構成は、メモリ21、第1通信部22及び第1センサ23中の1つ又は2つを備える構成であってもよい。この場合、検査する対象の数が1つ又は2つに減少する。同様に、ECU1は、第2通信部44及び第2センサ45の両方を備える必要はない。ECU1の構成は、第2通信部44及び第2センサ45の一方を備える構成であってもよい。この場合、第2検査処理では、第2通信部44及び第2センサ45の一方が検査される。
また、第1検査処理において、第1記憶部31及び第1RAM32の両方を検査しなくてもよく、第1記憶部31及び第1RAMの一方のみを検査してもよい。同様に、起動処理において、第2記憶部41及び第2RAM42の両方を検査しなくてもよく、第2記憶部41及び第2RAM42の一方のみを検査してもよい。
更に、第1通信部22を検査する構成は、第1通信部22に第1要求データを出力し、第1通信部22から第1応答データが入力されたか否かに基づいて判定する構成に限定されない。例えば、第1通信部22に指示して、通信線L1に接続されている外部ECUに、第1通信部22への送信を指示するデータを送信させる。そして、データが送信されてから第1基準時間が経過するまでに第1通信部22が外部ECUからデータを受信したか否かに基づいて、第1通信部22を検査してもよい。
同様に、第2通信部44を検査する構成は、第2通信部44に第2要求データを出力し、第2通信部44から第2応答データが入力されたか否かに基づいて判定する構成に限定されない。例えば、第2通信部44に指示して、通信線L2に接続されている第2の電気機器に、第2通信部44への送信を指示するデータを送信させる。そして、データが送信されてから第3基準時間が経過するまでに、第2通信部44が第2の電気機器からデータを受信したか否かに基づいて、第2通信部44を検査してもよい。
また、第1センサ23を検査する構成は、第1センサ23に第1要求データを出力し、第1センサ23から第1応答データが入力されたか否かを判定する構成に限定されない。例えば、第1センサ23が明るさを検出する場合、第1センサ23に光を照射する。そして、第1センサ23が検出した物理量が所定の範囲内の値であるか否かを判定することによって、第1センサ23を検査してもよい。
同様に、第2センサ45を検査する構成は、第2センサ45に第2要求データを出力し、第2センサ45から第2応答データが入力されたか否かを判定する構成に限定されない。例えば、第2センサ45が明るさを検出する場合、第2センサ45に光を照射する。そして、第2センサ45が検出した物理量が所定の範囲内の値であるか否かを判定することによって、第2センサ45を検査してもよい。
開示された実施の形態1,2はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ECU(処理装置)
40 第2CPU(処理素子)
41 第2記憶部
42 第2RAM(記憶部)
44 第2通信部
45 第2センサ
50 処理部
51 データ管理部
B1 起動プログラム
B2 基本プログラム
40 第2CPU(処理素子)
41 第2記憶部
42 第2RAM(記憶部)
44 第2通信部
45 第2センサ
50 処理部
51 データ管理部
B1 起動プログラム
B2 基本プログラム
Claims (5)
- 処理を実行する処理素子と、該処理素子によってデータの書き込み及び読み出しが行われる記憶部とを備える車両用の処理装置において、
前記処理素子は、
処理を実行する処理部と、
該処理部の指示に従って、前記記憶部へのデータの書き込み、及び、該記憶部からのデータの読み出しを行うデータ管理部と
を有し、
前記処理部は、該データ管理部が動作を停止している間に、前記記憶部にデータを直接に書き込み、書き込んだデータを前記記憶部から直接に読み出し、書き込んだデータと、読み出したデータとに基づいて前記記憶部を検査し、
前記処理部は、前記データ管理部が作動している場合、前記データ管理部に前記書き込み及び読み出しを行わせること
を特徴とする処理装置。 - 前記処理部は、前記記憶部を検査した後にオペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムをロードし、ロードしたコンピュータプログラムに従って処理を実行し、
前記処理部が該コンピュータプログラムに従って処理を実行している間、前記データ管理部は作動していること
を特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記記憶部の数は2以上であり、
2以上の該記憶部には、オペレーティングシステムに係るコンピュータプログラムが記憶される記憶部と、データが一時的に記憶される記憶部とが含まれること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の処理装置。 - 前記処理部は、前記データ管理部が作動している間に、通信を行う通信部、及び、車両に搭載されたセンサ中の少なくとも一方を検査すること
を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の処理装置。 - 処理を実行する処理部と、データが記憶される記憶部と、該処理部の指示に従って、前記記憶部へのデータの書き込み、及び、前記記憶部からのデータの読み出しを行うデータ管理部とを備える車両用の処理装置の前記処理部に処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
前記データ管理部が動作を停止している間に、前記記憶部にデータを直接に書き込み、
前記データ管理部が動作を停止している間に、書き込んだデータを前記記憶部から直接に読み出し、
書き込んだデータと、読み出したデータとに基づいて前記記憶部を検査する
処理を前記処理部に実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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WO (1) | WO2018225461A1 (ja) |
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