JP2018205985A - 管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置 - Google Patents

管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置 Download PDF

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理恵 石井
浩幹 三浦
Hiromiki Miura
浩幹 三浦
敏 浦田
Satoshi Urata
敏 浦田
慎太郎 奥出
Shintaro Okude
慎太郎 奥出
幸子 宗意
Sachiko Munei
幸子 宗意
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Yuki Kodama
由貴 児玉
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Abstract

【課題】食品などの物品の廃棄を抑制する管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置を提供する。【解決手段】管理システム100は、食品在庫兼廃棄履歴DB401、選好ルールDB1201、選好リストDB1401、交換履歴DB2101を有するサーバ101と、複数の利用者端末装置102と、複数の物品保管庫2200と、を含み、利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、利用者に物品を提示する際に、廃棄履歴情報に基づいて、当該物品が、廃棄した物品に該当するか否かを判断し、判断結果に基づいて、利用者に対して、注意情報を出力する。また、当該物品を他の利用者との交換対象とする。【選択図】図1

Description

本発明は、管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置に関する。
本来、消費者は手元に物品(食品)が余らないように、有効に消費できる量を購入することが好ましい。そのため、従来、適量を購入するための様々な手法、技術が考えられている。
関連する先行技術としては、記憶した食品購入データをテーブルにして賞味期限等を管理し、購入食品の食品名、購入日時、賞味期限を管理し、食品購入時の買いすぎ、買いだめの判断の支援、使い忘れによる腐敗の抑制を図る技術がある(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開2002−352321号公報
しかしながら、従来技術では、消費者の嗜好や購入動機・購入パターンなどを考慮してはおらず、必ずしも適切な対応となっていない場合がある。また、意図せず廃棄対象となる場合や、やむを得ない事情により廃棄対象となる場合もある。そのような場合には、依然として廃棄を抑制することができないという問題点がある。また、近年、近隣住民間の交流の減少などにより、いわゆる「お裾分け」という文化が廃れつつあり、余剰な物品(食品)の廃棄を抑制することが難しい。
一つの側面では、本発明は、物品の廃棄を抑制することを目的とする。
1つの実施態様では、利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、前記利用者に物品を提示する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置が提供される。
また、1つの実施態様では、第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を記憶し、前記廃棄履歴情報に基づいて、所有物品のうち、第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、第1の物品に関する情報を出力する管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置が提供される。
また、1つの実施態様では、第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付け、第1の物品保管庫に第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に第2の物品が格納されたことを検出し、検出後に、第1の利用者に対して、第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信し、第2の利用者に対して、第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置が提供される。
本発明の一側面によれば、物品の廃棄を抑制することができる。
図1は、実施の形態にかかる管理システムのシステム構成の一例を示す説明図である。 図2は、サーバのハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図3は、利用者の端末装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図4は、食品在庫兼廃棄履歴DBの内容の一例を示す説明図である。 図5は、食品在庫兼廃棄履歴DBの登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態1の管理システムの機能的構成の一例を示す説明図である。 図7は、注意情報の一例を示す説明図である。 図8Aは、実施の形態1の管理方法にかかる注意喚起処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8Bは、実施の形態1の管理方法にかかる注意喚起処理手順の別の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態2の管理システムの機能的構成の一例を示す説明図である。 図10は、実施の形態2の管理方法にかかる推定処理手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態2の管理方法にかかる検出および抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その1)である。 図13は、選好ルールDBの内容の一例を示す説明図である。 図14は、選好リストDBの内容の一例を示す説明図である。 図15Aは、選好度修正の履歴に関する情報の一例を示す説明図である。 図15Bは、選好度リストの修正結果に関する内容の一例を示す説明図である。 図16は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その2)である。 図17は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その3)である。 図18は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その4)である。 図19は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その5)である。 図20は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の評価に関する具体例を示す説明図である。 図21は、交換履歴DBの内容の一例を示す説明図である。 図22は、実施の形態3の管理システムの機能的構成の一例を示す説明図である。 図23は、実施の形態3の管理方法にかかる検出および抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。 図24は、実施の形態3の管理方法にかかる管理サービスの概要の一例を示す説明図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(管理システム100のシステム構成例)
図1は、実施の形態にかかる管理システムのシステム構成の一例を示す説明図である。図1において、管理システム100は、サーバ101と、複数の利用者の情報処理装置である利用者端末装置102と、複数の物品保管庫2200と、を含む構成である。
管理システム100において、サーバ101と、利用者端末装置102と、物品保管庫2200は、有線または無線のネットワーク150を介して接続される。ネットワーク150は、たとえば、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などであってもよい。
サーバ101は、管理システム100の全体の制御を司るとともに、利用者への物品の提示処理、利用者への注意喚起処理、物品の交換処理などをおこなう。サーバ101は、食品在庫兼廃棄履歴DB401、選好ルールDB1201、選好リストDB1401、交換履歴DB2101などの各種データベースを有する。
食品在庫兼廃棄履歴DB401の記憶内容については図4を、選好ルールDB1201の記憶内容については図13を、選好リストDB1401の記憶内容については図14を、交換履歴DB2101の記憶内容については図21を、それぞれ用いて後述する。
利用者端末装置102は、この管理システム100を利用する利用者が使用するコンピュータである。利用者端末装置102は、たとえば、ノートPC、デスクトップ型PC、タブレット型PC、スマートフォン、携帯電話、PHSなどである。また、利用者端末装置102は、利用者が使用するネットワークとの通信可能な冷蔵庫などであってもよい。物品保管庫2200の詳細については、実施の形態3において説明する(図22を参照)。
(サーバ101のハードウェア構成例)
図2は、サーバ101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2において、サーバ101は、CPU(Central Processing Unit)201と、メモリ202と、I/F(Interface)203と、ディスクドライブ204と、ディスク205と、を有する。また、各構成部は、バス200によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU201は、サーバ101の全体の制御を司る。メモリ202は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、たとえば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU201のワークエリアとして使用される。メモリ202に記憶されるプログラムは、CPU201にロードされることで、コーディングされている処理をCPU201に実行させる。
I/F203は、通信回線を通じてネットワーク150に接続され、ネットワーク150を介して他の装置(たとえば、図1に示した利用者端末装置102)に接続される。そして、I/F203は、ネットワーク150と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。I/F203には、たとえば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ204は、CPU201の制御に従ってディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク205は、ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク205としては、たとえば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、サーバ101は、上述した構成部のほかに、たとえば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、ポインティングデバイス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(利用者端末装置102のハードウェア構成例)
図3は、利用者端末装置102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、利用者端末装置102は、CPU301と、メモリ302と、I/F303と、ディスプレイ304と、カメラ305と、入力装置306と、を有する。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、利用者端末装置102の全体の制御を司る。メモリ302は、たとえば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、たとえば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク150に接続され、ネットワーク150を介して他の装置(たとえば、図1に示したサーバ101)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク150と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ304は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ304は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。また、ディスプレイ304は、ヘッドマウントディスプレイであってもよい。
カメラ305は、制止画像や動画を撮影する機器である。物品に関する写真を撮影する際に用いることができる。入力装置306は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力をおこなう。入力装置306は、キーボードやポインティングデバイスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
(食品在庫兼廃棄履歴DBの内容)
つぎに、物品の一例である食品に関する食品在庫兼廃棄履歴DB401の内容について図4を用いて説明する。図4は、食品在庫兼廃棄履歴DBの内容の一例を示す説明図である。図4において、食品在庫兼廃棄履歴DB401には、利用者を識別する「ユーザID」に対して、「食品ID」、「食品名」、「商品コード」、「購入日」、「更新日」、「消費状況」、「状態」などの項目について、それぞれ情報が登録されている。
食品IDは、在庫する食品に関する情報を食品在庫兼廃棄履歴DB401に登録するたびに、サーバ101によって付与される識別情報である。同じ食品であっても、登録日や登録者が異なる場合は、異なる食品IDを付与する。購入日は、食品を購入した日付を示し、利用者端末装置102を用いた利用者の入力操作などによって入力される。
更新日は、食品の消費状況や状態を更新した日付を示し、利用者端末装置102を用いた利用者の入力操作などによって入力される。購入日や更新日は、利用者が食品在庫兼廃棄履歴DB401への情報をおこなった日付であってもよい。消費状況は、食品の消費状況を示し、具体的には、たとえば、「1/2(半量が使用済み)」、「0(使用済み)」「1/1(未使用)」などの数値情報である。状態は、食品の状態を示し、具体的には「廃棄」、「在庫」、「未使用」、「使用済」などを示す。
図5は、食品在庫兼廃棄履歴DB401の登録処理手順の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、物品の出し入れに関する情報の入力があったか否かを判断する(ステップS501)。物品の出し入れに関する情報は、たとえば、利用者が、物品(食品)を購入あるいは消費することにより、利用者の所有する食品の状態や有無に変化があるごとに、利用者端末装置102を用いた利用者の入力操作などによって入力される。
ここで、物品の出し入れに関する情報が入力されるのを待って(ステップS501:No)、入力があった場合(ステップS501:Yes)、食品在庫兼廃棄履歴DB401に登録されている物品在庫に関する情報を更新する(ステップS502)。具体的には、購入した食品を食品在庫兼廃棄履歴DB401に登録したり、消費した食品の状態情報を食品在庫兼廃棄履歴DB401において更新したりする。たとえば、食品の一部を消費した場合は、食品の消費状況に応じて、該当する食品の消費状況を「1/1」から「1/2」や「0」などに更新する。
つぎに、利用者から廃棄の入力があったか否かを判断する(ステップS503)。廃棄の入力は、たとえば、利用者が、物品(食品)を廃棄した場合に、利用者端末装置102を用いた利用者の入力操作などによって入力される。ここで、廃棄が入力されなかった場合(ステップS503:No)は、ステップS501へ戻る。
一方、廃棄の入力があった場合(ステップS503:Yes)は、食品在庫兼廃棄履歴DB401に廃棄履歴を登録する(ステップS504)。その後、ステップS501へ戻って、ステップS501〜S504の各処理を繰り返し実行する。
このようにして、食品在庫兼廃棄履歴DB401は、継続的に更新され、最新の情報が登録されている。以下、実施の形態1および2では、この食品在庫兼廃棄履歴DB401を用いて、各実施の形態における処理を実行する。
(実施の形態1)
(管理システムの機能的構成)
図6は、実施の形態1の管理システムの機能的構成の一例を示す説明図である。図6において、管理システム100は、サーバ101および利用者端末装置102から構成される。サーバ101は、廃棄履歴情報・物品情報受信部651、判断部652、送信部653を有する。また、利用者端末装置102は、廃棄履歴情報記憶部601、廃棄履歴情報・物品情報送信部602、受信部603、出力部604を有する。
利用者端末装置102の廃棄履歴情報記憶部601は、利用者が過去のある時期において物品(食品)を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶している。廃棄履歴情報記憶部601は、具体的には、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置により、その機能を実現することができる。
廃棄履歴情報とは、食品在庫兼廃棄履歴DB401に記憶された情報のうち、「廃棄」の状態にある情報である。廃棄履歴情報は、具体的には、利用者が過去のある時期に廃棄した食品の食品ID、食品名、購入日、廃棄日時、および、廃棄した利用者のユーザIDなどに関する情報である。
過去のある時期は、過去1ヶ月以内、過去1年以内などの期間であって、たとえば、管理システム100の管理者が任意に設定することができる。廃棄日時は、利用者端末装置102において、廃棄の対象とする食品にかかる入力操作を受け付けた日時、あるいは、当該入力操作によって指定された日時である。
利用者端末装置102は、たとえば、廃棄の対象とする食品の食品IDの入力、当該食品の撮影、当該食品の包装に付されていたバーコードや2次元コードの読み取りなどの操作を受け付けることによって、廃棄する食品にかかる入力操作を受け付ける。利用者端末装置102は、廃棄する食品にかかる入力操作を受け付けると、当該入力操作を受け付けた日時を廃棄日時として記憶する。
廃棄履歴情報は、廃棄した量や廃棄した理由に関する情報を含んでいてもよい。廃棄した量や廃棄した理由に関する情報は、利用者が任意に入力する情報であって、廃棄した量に関する情報の入力がない場合、廃棄履歴情報記憶部601は、該当する食品IDによって特定される食品を食品在庫兼破棄履歴DB401の消費状況に応じて廃棄したものとして記憶する。
利用者端末装置102の廃棄履歴情報・物品情報送信部602は、廃棄履歴情報・物品情報をサーバ101へ送信する。廃棄履歴情報・物品情報送信部602は、送信する廃棄履歴情報・物品情報に、これらの情報の送信元となる利用者端末装置102の利用者にかかるユーザIDを関連付けて送信する。
廃棄履歴情報・物品情報送信部602は、たとえば、廃棄履歴情報記憶部601が記憶する廃棄履歴情報が更新されるごとに、廃棄履歴情報・物品情報をサーバ101へ送信する。あるいは、廃棄履歴情報・物品情報送信部602は、「1時間ごと」、「24時間ごと」などのように、あらかじめ決められた時間ごとに廃棄履歴情報・物品情報をサーバ101へ送信してもよい。
ここで、物品情報とは、利用者が購入する可能性が高いと推定される物品に関する情報である。具体的には、たとえば、利用者が購入予定として登録した物品であったり、利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品であったり、または、利用者によって使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品などである。
廃棄履歴情報・物品情報送信部602は、具体的には、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現することができる。
サーバ101の廃棄履歴情報・物品情報受信部651は、利用者端末装置102の廃棄履歴情報・物品情報送信部602から送信された廃棄履歴情報・物品情報を受信する。サーバ101は、廃棄履歴情報・物品情報受信部651が受信した廃棄履歴情報に基づいて、食品在庫兼廃棄履歴DB401を更新する。
廃棄履歴情報・物品情報受信部651は、具体的には、たとえば、図2に示したメモリ202、ディスク205などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F203により、その機能を実現することができる。
サーバ101の判断部652は、利用者に物品を提示する際に、廃棄履歴情報・物品情報受信部651が受信した廃棄履歴情報に基づいて、利用者に提示する物品の全部または一部が、廃棄した物品に該当するか否かを判断する。利用者に提示する物品は、たとえば、利用者が購入予定として登録した物品、利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、または、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品である。
すなわち、判断部652は、廃棄履歴情報に基づいて、利用者が購入予定として登録した物品、利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、または、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品が、過去のある時期に廃棄した物品に該当するか否かを判断する。
利用者への物品の提示は、利用者からの要求に応じて、該当する利用者端末装置102に、提示する物品に関する情報を送信することによっておこなう。あるいは、あらかじめ定められた条件に合致した場合に、サーバ101から利用者端末装置102へ提示する物品に関する情報を送信する、いわゆるプッシュ型の物品の提示であってもよい。提示する物品に関する情報を受信した利用者端末装置102は、受信した情報に基づいてディスプレイ304に該当する物品に関する情報を表示する。
あらかじめ定められた条件に合致した場合とは、たとえば、利用者が購入予定として物品を登録した場合、利用者が電子広告情報を表示した場合、または、電子クーポンが使用予定の状態に設定された場合などである。
判断部652は、具体的には、たとえば、図2に示したメモリ202、ディスク205などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、その機能を実現することができる。
図示は省略するが、サーバ101の判断部652の各処理を、利用者端末装置102によっておこなうようにしてもよい。この場合、利用者端末装置102が、廃棄履歴情報や物品情報に基づいて、利用者に提示する物品を選択し、選択した物品が廃棄した物品に該当するか否かを判断する。
サーバ101の送信部653は、利用者端末装置102に対して、提示物品情報を送信する。提示物品情報は、利用者が購入する可能性が高いと推定される物品に関する情報である。具体的には、たとえば、利用者が購入予定として登録した物品、利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、または、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品に関する情報である。
また、送信部653は、判断部652の判断結果に基づいて、注意情報を送信する。注意情報は、利用者に提示する物品が、過去のある時期に廃棄した物品、あるいは、廃棄した物品と同種の物品であることを通知する情報である。注意情報は、さらに、過去のある時期に廃棄した物の廃棄日時や廃棄した量に関する情報を含んでいてもよい。
送信部653は、利用者に提示する物品が、過去のある時期に廃棄した物品に該当する場合に、提示物品情報とともに注意情報を送信する。利用者に提示する物品が、過去のある時期に廃棄した物品に該当しない場合、送信部653は、提示物品情報のみを送信する。
このように、利用者に提示する物品が過去のある時期に廃棄した物品であるときに注意情報を送信することにより、物品の買いすぎや、買いすぎたことにより未使用のまま廃棄される物品を削減することができる。また、注意情報を送信するタイミングを、利用者への物品の提示をおこなうタイミングと一致させることにより、注意情報を過剰に送信して利用者を不快にさせることなく、物品の買いすぎや、買いすぎによる廃棄を抑制することができる。
送信部653は、具体的には、たとえば、図2に示したメモリ202やディスク205などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現することができる。
利用者端末装置102の受信部603は、サーバ101の送信部653から送信された提示物品情報を受信する。受信部603は、具体的には、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現することができる。
利用者端末装置102の出力部604は、受信部603が受信した情報を出力する。出力部604は、たとえば、提示物品情報にかかる物品を表示したり、当該物品のセール時期を表示したりする。受信部603が注意情報を受信した場合、出力部604は、物品と注意情報を並べて表示する。注意情報のみを表示してもよい。
該当する物品が複数存在する場合は、あらかじめ定められた条件によってソートして表示するようにしてもよい。たとえば、廃棄日時の新しい順に並べて表示してもよい。また、物品ごとにソートして表示してもよい。また、廃棄した量の多い順であってもよい。また、廃棄した物品の金額が高い順であってもよい。
出力部604は、具体的には、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、ディスプレイ304により、その機能を実現することができる。
(注意情報の一例)
図7は、注意情報の一例を示す説明図である。図7において、注意情報が表示された表示画面701には、過去に廃棄された物品名と、数量と、廃棄日とを1件ずつ並べて表示する。このように各件を表示し、買いすぎの注意喚起文章を付加して注意喚起をおこなうことにより、物品の買いすぎを効果的に抑制することができる。
各件の先頭には、チェックボックス702を設ける。このチェックボックス702にチェックを入れることで、次回以降、当該物品の表示をおこなわないようにしてもよい。このようにすることによって、何度も同じ物品についての注意情報が表示されるのを回避することができる。
表示画面701は、「確認」ボタン703を押下することによって非表示とすることができる。利用者に、表示画面701の表示内容の確認後に「確認」ボタン703を押下させることによって、利用者に対して確実に注意喚起をおこなうことができる。表示画面701は、たとえば、買い物メモのアプリケーション使用時において、当該買い物メモのアプリケーションにポップアップさせて表示するようにしてもよい。
(管理方法にかかる注意喚起処理手順)
図8Aは、実施の形態1の管理方法にかかる注意喚起処理手順の一例を示すフローチャートである。図8Aのフローチャートにおいて、まず、利用者に対して提示する物品があるか否かを判断する(ステップS801)。ここで、提示する物品があるのを待って(ステップS801:No)、提示する物品がある場合(ステップS801:Yes)は、提示する物品のうちの1つ目の物品を、当該利用者の廃棄履歴情報と比較する(ステップS802)。
比較の結果、廃棄した物品に該当するか否かを判断する(ステップS803)。ここで、廃棄した物品に該当しない場合(ステップS803:No)は、何もせずに、ステップS805へ移行する。一方、廃棄した物品に該当する場合(ステップS803:Yes)は、注意情報を出力し(ステップS804)、ステップS805へ移行する。
ステップS805において、すべての物品について比較したか否かを判断する(ステップS805)。ここで、未だすべての物品について比較していない場合(ステップS805:No)は、つぎの物品を、当該利用者の廃棄履歴情報と比較する(ステップS806)。そして、ステップS803へ戻り、以後、ステップS803〜S806を繰り返しおこなう。
ステップS805において、すべての物品について比較した場合(ステップS805:Yes)は、ステップS801へ戻り、新たに提示する物品があるのを待つ。このようにして、一連の処理を実行する。
また、図8Bは、実施の形態1の管理方法にかかる注意喚起処理手順の別の一例を示すフローチャートである。図8Bのフローチャートにおいて、まず、利用者が購入予定登録をしたか否かを判断する(ステップS811)。購入予定登録は、たとえば、買い物メモのアプリケーションを使用して、利用者が購入予定として物品を登録することによっておこなう。
ここで、購入予定登録をした場合(ステップS811:Yes)は、ステップS814へ移行する。一方、ステップS811において、購入予定登録をしていない場合(ステップS811:No)は、つぎに、利用者が電子広告を表示したか否かを判断する(ステップS812)。ここで、電子広告を表示した場合(ステップS812:Yes)は、ステップS814へ移行する。
一方、ステップS812において、電子広告を表示していない場合(ステップS812:No)は、利用者が電子クーポンを取得したか否かを判断する(ステップS813)。ここで、ステップS813において、電子クーポンを取得した場合(ステップS813:Yes)は、ステップS814へ移行する。
購入予定登録や電子広告の表示がなく、かつ電子クーポンを取得していない場合(ステップS813:No)は、ステップS811へ戻る。このようにして、ステップS811〜S813の各ステップを繰り返しおこない、購入予定登録の有無、電子広告表示の有無、電子クーポン取得の有無を判断する。
ステップS814においては、購入予定登録された物品、電子広告表示された物品、電子クーポン取得された物品のいずれかのうちの1つ目の物品を、当該利用者の廃棄履歴情報と比較する(ステップS814)。そして、比較の結果、廃棄した物品に該当するか否かを判断する(ステップS815)。ここで、廃棄した物品に該当しない場合(ステップS815:No)は、何もせずに、ステップS817へ移行する。一方、廃棄した物品に該当する場合(ステップS815:Yes)は、注意情報を出力し(ステップS816)、ステップS817へ移行する。
ステップS817においては、すべての物品について比較したか否かを判断する(ステップS817)。ここで、未だすべての物品について比較していない場合(ステップS817:No)は、つぎの物品を、当該利用者の廃棄履歴情報と比較する(ステップS818)。そして、ステップS815へ戻り、以後、ステップS815〜S818を繰り返しおこなう。
ステップS817において、すべての物品について比較された場合(ステップS817:Yes)は、ステップS811へ戻り、あらたに、購入予定登録の有無、電子広告表示の有無、電子クーポン取得の有無を判断する。このようにして、一連の処理を実行する。
以上説明したように、実施の形態1にかかる管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置にあっては、利用者に提示する物品の全部または一部が、廃棄した物品に該当するか否かに応じて、利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力するようにした。これにより、利用者の嗜好や購入動機・購入パターンに関係なく、物品の買いすぎや、買いすぎによる廃棄を抑制することができる。
また、実施の形態1にかかる管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置にあっては、利用者が購入する可能性が高いと推定される物品が、廃棄した物品に該当するか否かに基づいて、利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力するようにした。これにより、注意情報を過剰に出力することによって利用者を不快にさせることなく、物品の買いすぎや、買いすぎによる廃棄を抑制することができる。
また、実施の形態1にかかる管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置にあっては、利用者が廃棄する可能性が高いと推定される物品に関する情報を出力するようにした。これにより、物品の買いすぎや、買いすぎによる廃棄を効果的に抑制することができる。
(実施の形態2)
(管理システムの機能的構成)
図9は、実施の形態2の管理システムの機能的構成の一例を示す説明図である。図9において、管理システム100は、サーバ101および利用者端末装置102から構成される。
サーバ101は、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報受信部951、推定部952、対象者検出部953、候補抽出部954、送信部955を有する。また、利用者端末装置102は、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報記憶部901、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報送信部902、受信部903、出力部904を有する。
利用者端末装置102の廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報記憶部901は、廃棄履歴情報と、所有物品情報と、交換対象物品情報と、を記憶している。廃棄履歴情報は、上述したように、利用者が過去のある時期において物品を廃棄した履歴に関する情報である。
所有物品情報は、利用者の所有物品に関する情報である。また、所有物品は、たとえば、食品などのように、有効に使用または利用できる有効期限がある物品に関する情報である。所有物品情報は、食品在庫兼廃棄履歴DB401に記憶された情報のうち、「在庫」または「未使用」の状態にある情報である。廃棄履歴情報は、具体的には、「在庫」または「未使用」の状態情報が関連付けられているユーザID、食品ID、食品名、購入日などに関する情報である。
交換対象物品情報は、利用者の所有物品のうちのいずれかと交換することによって入手することを希望する物品、すなわち交換対象物品に関する情報である。交換対象物品情報は、交換対象物品を特定する情報や、利用者が所有する物品のうちの交換対象物品との交換に供する物品に関する情報である。
交換対象物品情報は、利用者端末装置102を用いた利用者の入力操作などによって入力される。また、交換対象物品は、各利用者が所有する物品の購入日、消費状況、状態などに基づいて、利用者端末装置102が決定してもよい。具体的には、たとえば、購入日から、あらかじめ定められた日数が経過しているにもかかわらず「未使用」の状態の物品や大量に残っている物品を、交換対象物品に決定する。たとえば、1人暮らしであるにもかかわらず、肉が500g以上など、一度で食べるには多すぎる量が残っている場合などである。また、食品名などから推定される一般的な賞味期限などの有効期限に基づいて、有効期限が近づいている物品を、交換対象物品に決定してもよい。
廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報記憶部901は、具体的には、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置により、その機能を実現することができる。
利用者端末装置102の廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報送信部902は、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報をサーバ101へ送信する。廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報送信部902は、送信する各情報に、これらの情報の送信元となる利用者端末装置102の利用者にかかるユーザIDを関連付けて送信する。
廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報送信部902は、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報記憶部901が記憶する情報が更新されるごとに、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報をサーバ101へ送信する。これらの情報の送信は、具体的には、たとえば、廃棄履歴情報や所有物品情報が追加されたり更新されたりするごとにおこなう。
あるいは、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報のサーバ101への送信は、交換対象物品情報が追加されるごとにおこなってもよい。また、これらの情報の送信は、「1時間ごと」、「24時間ごと」などのように、あらかじめ定められた時間ごとに定期的におこなってもよい。
廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報送信部902は、具体的には、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現することができる。
サーバ101の廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報受信部951は、利用者端末装置102から送信された廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報を受信する。サーバ101は、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報受信部951が受信した各情報に基づいて、食品在庫兼廃棄履歴DB401を更新する。
廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報受信部951は、具体的には、たとえば、図2に示したメモリ202、ディスク205などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F203により、その機能を実現することができる。
サーバ101の推定部952は、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報受信部951が受信した各情報に基づいて、各利用者の所有物品のうち、廃棄する可能性がある第1の物品を推定する。推定部952は、たとえば、購入日から、あらかじめ定められた日数が経過しているにもかかわらず「未使用」の状態の物品を、第1の物品として推定する。また、食品名などから推定される一般的な賞味期限などの有効期限に基づいて、有効期限が近づいている物品を第1の物品として推定してもよい。
サーバ101の対象者検出部953は、廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報受信部951が受信した交換対象物品情報に基づいて、交換対象物品を所有する利用者の中から、第1の物品を所有する利用者(対象者)を検出する。具体的には、食品在庫兼廃棄履歴DB401を参照して、第1の物品として推定した交換対象物品を所有する利用者を検出する。
また、対象者検出部953は、第1の物品を所有する利用者が、当該第1の物品との交換対象として第2の物品を指定している場合、第2の物品を廃棄する可能性があり、第1の物品を交換対象としている第2の利用者を検出する。
サーバ101の候補抽出部954は、対象者検出部953が検出した利用者に基づいて、第1の利用者と第2の利用者を物品交換をおこなう候補として抽出する。候補抽出部954は、2人の利用者の間で物品交換が成立しない場合、物品交換をおこなう候補として、3人以上の利用者を抽出してもよい。
サーバ101の送信部955は、推定部952が推定した第1の物品に関する情報を、利用者端末装置102に送信する。第1の物品に関する情報の出力先となる利用者端末装置102は、たとえば、第1の物品を所有する第1の利用者である。これにより、第1の利用者に、賞味期限あるいは有効期限が近づいているために廃棄する可能性がある物品を知らせることができる。そして、これによって、第1の利用者に、第1の物品を有効利用するよう注意喚起することができ、物品の廃棄を抑制することができる。
第1の物品に関する情報の送信先は、第1の利用者の利用者端末装置102に限らない。第1の物品に関する情報を、第1の利用者以外の利用者の利用者端末装置102に送信することにより、廃棄する可能性がある物品を広く知らせることができ、これにより、自身の所有する物品との交換を申し出る利用者の出現を期待することができる。そして、これによって、物品交換を促進し、物品の廃棄を抑制することができる。
また、サーバ101の送信部955は、候補抽出部954が抽出した候補の利用者端末装置102に対して、物品交換情報を送信する。送信部955は、第1の利用者に対しては、第1の物品を交換対象としている第2の利用者がいることを通知する物品交換情報を送信する。第2の利用者に対しては、第2の物品を交換対象としている第1の利用者がいることを通知する物品交換情報を送信する。
第1の利用者が所有する第1の物品は、第1の利用者が所有し続けた場合は廃棄する可能性があるが、第2の利用者が交換対象としている。これに対し、第2の利用者が所有する第2の物品は、第2の利用者が所有し続けた場合は廃棄する可能性があるが、第1の利用者が交換対象としている。このような関係にある第1の利用者と第2の利用者に物品交換情報を送信することにより、物品交換を促進することができる。このように物品どうしを交換することによって、物品の廃棄を抑制することができる。
(管理方法にかかる推定処理手順)
図10は、実施の形態2の管理方法にかかる推定処理手順の一例を示すフローチャートである。図10のフローチャートに示す処理は、たとえば、利用者ごとにおこなう。図10のフローチャートにおいて、まず、所有物品の中から1つ目の物品を抽出する(ステップS1001)。そして、1つ目の物品について、廃棄の可能性があるか否かを判断する(ステップS1002)。廃棄する可能性がない場合(ステップS1002:No)、ステップS1004へ移行する。
1つ目の物品について廃棄の可能性がある場合(ステップS1002:Yes)、物品情報を出力する(ステップS1003)。ステップS1003では、たとえば、廃棄の可能性がある物品を所有する利用者の利用者端末装置102に対して、物品情報を出力する。
つぎに、所有物品の中からすべての物品を抽出したか否かを判断し(ステップS1004)、すべての物品を抽出した場合(ステップS1004:Yes)はステップS1001に移行する。一方、すべての物品を抽出していない場合(ステップS1004:No)、つぎの物品を抽出して(ステップS1005)、ステップS1002へ移行する。以降、すべての物品を抽出するまで、ステップS1002〜S1005の各処理を繰り返し実行する。
図11は、実施の形態2の管理方法にかかる検出および抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおいて、交換対象物品の指定を受け付けるまで待機する(ステップS1101:No)。そして、交換対象物品の指定を受け付けた場合(ステップS1101:Yes)、当該交換対象物品を廃棄する可能性がある利用者がいるか否かを判断する(ステップS1102)。
交換対象物品を廃棄する可能性がある利用者がいる場合(ステップS1102:Yes)、当該利用者が、廃棄の可能性がある物品を交換対象物品としているか否かを判断する(ステップS1103)。交換対象物品を廃棄する可能性がある利用者が、廃棄の可能性がある物品を交換対象物品としている場合(ステップS1103:Yes)、当該交換対象物品を物品交換候補として抽出して(ステップS1104)、一連の処理を終了する。
また、交換対象物品を廃棄する可能性がある利用者がいない場合(ステップS1102:No)、あるいは、当該利用者が廃棄の可能性がある物品を交換対象物品としていない場合(ステップS1103:No)、ステップS1104へ移行し、廃棄の可能性がある交換対象物品を物品交換候補として抽出する。
(物品交換の具体例(その1))
図12は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その1)である。図12において、選好ルールDB1201は、物品の選好ルールを記憶している。サーバ101は、利用者が所有する物品を出品すると、選好ルールDB1201を参照して、当該利用者が希望する物品(欲しいもの)を順位付けした選好リストを自動生成する。
サーバ101は、たとえば、所定時間ごと、あるいは、あらかじめ定められた所定時刻が到来するごとなど、管理システム100の管理者などが設定した所定のタイミングにおいて上述した図10に示した処理を実行することによって、廃棄される可能性がある所有物品を特定することができる。そして、サーバ101は、このようにして特定された、廃棄される可能性がある所有物品に関する情報に基づいて選好リストを生成する。これにより、各利用者の入力操作を介することなく、自動的に選好リストを生成することができる。
あるいは、サーバ101は、利用者が選好リストの作成を指示する操作をおこなった場合に、廃棄される可能性がある所有物品を特定し、選好リストを生成するようにしてもよい。
サーバ101は、所定のタイミングで選好リストの生成をおこなう場合、あるいは、利用者による操作に応じて選好リストの生成をおこなう場合のいずれの場合にも、廃棄される可能性があると判断された所有物品のすべてを対象として選好リストを生成する。具体的には、たとえば、賞味期限が設定されている食品など、有効に利用できる期限に制限がある所有物品の場合、サーバ101は、当該期限(賞味期限)に基づき廃棄される可能性があると判断された所有物品(食品)のすべてを対象として選好リストを生成する。
このように、利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を記憶し、廃棄履歴情報に基づいて、所有物品のうち、利用者が廃棄する可能性がある物品を推定し、その物品に関する情報である選好リストを生成し、出力することにより、物品交換を成立しやすくすることができる。そして、これにより、物品交換を促進し、物品の廃棄を抑制することができる。選好リストの記憶内容については、図14を用いて後述する。
図12の例においては、家族構成が2人の利用者「笠崎さん」が、物品「豚肉」を出品した場合、「じゃがいも」、「牛肉」、「なし」、「豚肉」、「さつまいも」、「みかん」の各物品が欲しいものとして選択され、選択された各物品を順位付けした選好リストを示している。
(選好ルールDBの内容の一例)
図13は、選好ルールDBの内容の一例を示す説明図である。図13において、選好ルールDB1201には、利用者ごとに、選好ルールを識別する「ルールID」に対して、「ルール名」、「ルール詳細」、「参照先」、「選好度」などの項目について、それぞれ情報が登録されている。「ルール名」はルールの概要を示し、「ルール詳細」は選好ルールの詳細な内容を示す。
具体的に、たとえば、「お買い物リストへの登録」というルール名に対しては、「お買い物リストに登録されている食品は直近で購入意思があるとみなし、選好度をあげる」というルール詳細を設定する。また、「購入頻度の高い物品」というルール名に対しては、お買い物リストなどに登録していなくても購入する可能性が高い物品とみなし、「購入頻度の高い物品は、選好度をあげる」というルール詳細を設定する。
「参照先」は、各ルールにしたがって順位を決定する対象となる物品に関する情報の記憶場所を示す。「選好度」は、物品の順位を決定する際の優先度を示す。具体的に、お買い物リストを「参照先」として特定した物品の選好度は、その他の参照先を参照して特定した物品の選好度よりも高く設定する。このような選好ルールDB1201を用いることにより、図12のリストのように、欲しいものを順位付けしたリストを、利用者の操作を介することなく自動生成することができる。
(選好リストDBの内容の一例)
図14は、選好リストDBの内容の一例を示す説明図である。図14において、選好リストDB1401は、利用者ごとの選好リストを記憶する。選好リストDB1401には、入手を希望する「順位」に対して、「食品」、「数量」、「選好度」などの項目について、それぞれ情報が登録されている。
自動生成した選好リストの内容は、利用者自身が、必要に応じて修正することができる。選好リストの修正は、たとえば、選好度を修正することによっておこなう。具体的には、たとえば、図13に示した選好ルールDB1201において、選好リストの作成にかかる選好度のうち、「購入頻度の高い物品」と「レシピサイト閲覧履歴」というルール名に対応する選好度を「+0.1」とする修正や、「お買い物リストへの登録」というルール名に対応する選好度を「−0.1」とする修正をおこなう。
また、選好リストの修正は、たとえば、数量を修正することによっておこなう。修正の対象となる数量は、希望する物品全体の数量であってもよく、物品全体の数量の算出にかかる個別の数量であってもよい。個別の数量とは、たとえば、家族構成における1人前の数量である。具体的には、たとえば、あるメニューの食事の調理に際し、1人前の数量が100gである牛肉の数量を110gにする修正をおこなう。
選好度や数量の修正は、利用者が物品ごとに個別におこなってもよく、利用者の行動履歴に基づいてサーバ101が自動的におこなってもよい。具体的には、たとえば、行動履歴に基づいて、特定の物品の購入頻度が高くなった場合は、当該特定の物品の選好度を高くする修正をおこなう。
(選好度修正の履歴に関する情報の一例)
図15Aは、選好度修正の履歴に関する情報の一例を示す説明図である。図15Aにおいて、サーバ101は、利用者ごとに、選好度を修正した履歴に関する情報(表1501)を記憶している。選好度を修正した履歴に関する情報は、選好度の修正をおこなった利用者の「ユーザID」、選好度の修正をおこなった「修正日時」、「修正食品」、「修正内容」、「関連項目」などを含む。
このように、利用者ごとに、選好度修正の履歴に関する情報を記憶することにより、選好度の変遷の経緯を加味するとともに、最新の情報に基づいて選好リストを生成することができる。これにより、利用者の要望に柔軟に対応した選好リストを生成することができる。
(選好度リストの修正結果に関する内容の一例)
図15Bは、選好度リストの修正結果に関する内容の一例を示す説明図である。図15Bにおいて、修正後の選好度リスト1502は、選好度修正の履歴に関する情報を反映して生成される。具体的には、修正前の選好度リストに対し、各物品の順位を変更した選好度リスト1502を生成する。
(物品交換の具体例(その2))
図16は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その2)である。図16において、サーバ101は、複数の利用者について、各利用者の選好度リストと各利用者が出品している物品とを管理している。サーバ101は、出品している物品がない利用者の選好度リストも管理している。
選好度リストには、たとえば、「購入頻度の高い物品」のように、利用者の現実の希望とは異なるルールにしたがって選択された交換対象物品が含まれるようにしてもよい。具体的には、たとえば、お買い物リストに登録するなどして利用者が購入を予定あるいは希望している意思表示をおこなった物品のみではなく、当該利用者についての過去の物品の購入履歴などに基づき購入頻度が高いと判断される物品が交換対象物品として含まれるような選好度リストとしてもよい。
この場合、利用者は、必ずしも、選好度リストに含まれていない物品を出品するとは限らない。すなわち、「選好度リストに含まれていない物品」が必ずしも「利用者が希望していない物品」あるいは「利用者が廃棄する可能性がある物品」となるとは限らない。このため、購入頻度が高いために物品が重複した場合などは、利用者が出品する物品と同じ物品が選好度リストに含まれることがある。
物品交換は、利用者ごとの、出品している物品と選好度リストにおける最高順位の物品とを比較することによっておこなう。第1の利用者が出品している第1の物品を、選好度リストにおける最高順位の物品に登録している第2の利用者がいる場合、当該第2の利用者が出品している第2の物品が第1の利用者の選好度リストにおける最高順位の物品であれば、2人の利用者の間での物品交換が成立する。サーバ101は、2人の利用者の間での物品交換が成立すると、第1、第2の利用者および各利用者が出品している各物品を、物品交換の対象から除外する。
このように、サーバ101が、各利用者の選好度リストや出品した物品に基づいて物品交換を成立させることにより、物品交換の相手を利用者がそれぞれ探す場合よりも物品交換が成立しやすくなる。これにより、物品の廃棄を抑制することができる。
一方、第2の利用者がいる場合であっても、当該第2の物品が第1の利用者の選好度リストにおける最高順位の物品でない場合には、2人の利用者の間での物品交換が成立しないことがある。このような場合、サーバ101は、以下の方法によって物品交換を成立させる。
(物品交換の具体例(その3))
図17は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その3)である。図17において、2人の利用者の間で物品交換が成立しない場合、サーバ101は、第2の物品を選好度リストにおける最高順位の物品に登録している第3の利用者を検出する。そして、第3の利用者が出品している第3の物品が、第1の利用者の選好度リストにおける最高順位の物品であるか否かを判断する。
ここで、第3の物品が、第1の利用者の選好度リストにおける最高順位の物品である場合、第1の物品を第2の利用者に、第2の物品を第3の利用者に、第3の物品を第1の利用者に提供することにより、3人の利用者の間での物品交換が成立する。図17に示す具体例では、「笠崎さん」が第1の利用者であり、「笠崎さん」が出品する「豚肉」が第1の物品である。また、「宇都宮さん」が第2の利用者であり、「宇都宮さん」が出品する「さつまいも」が第2の物品である。「江藤さん」は第3の利用者であり、「江藤さん」が出品する「じゃがいも」が第3の物品である。
サーバ101は、3人の利用者の間での物品交換が成立すると、第1〜第3の利用者および各利用者が出品している各物品を、物品交換の対象から除外する。図17に示す具体例では、「笠崎さん」、「宇都宮さん」、「江藤さん」、および、「豚肉」、「さつまいも」、「じゃがいも」を物品交換の対象から除外する。
このように、複数の利用者の選好度リストおよび出品する物品を管理することにより、2人の利用者の間で物品交換が成立しない場合には、第3の利用者を介在させ、3人の利用者がそれぞれ希望する物品交換を実現することができる。サーバ101が、物品交換にかかわる利用者の数に制限を設けることなく、各利用者の選好度リストや出品した物品に基づいて物品交換を成立させることにより、物品交換が一層成立しやすくなる。これにより、物品の廃棄を効果的に抑制することができる。
(物品交換の具体例(その4))
図18は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その4)である。図18において、物品交換が成立したことにより該当する各利用者および各物品を物品交換の対象から除外した場合、サーバ101は、物品交換が成立していない利用者について、出品している物品と選好度リストにおける最高順位の物品とを比較することによって物品交換をおこなう。
この場合、サーバ101は、物品交換が成立していない利用者の中から第1の利用者および第1の物品、第2の利用者および第2の物品を新たに検出する。また、サーバ101は、先に物品交換が成立している場合など、最高順位の交換対象物品を出品する利用者がいない場合、次順位の交換対象物品を出品する利用者を検出する。
図18に示す具体例では、第1の物品である「牛肉」を出品する「小野さん」の、最高順位の交換対象物品は「じゃがいも」であるが、「じゃがいも」を出品する「江藤さん」は既に物品交換の対象から除外されている。このため、サーバ101は、「小野さん」の交換対象物品である第2の物品を、「小野さん」について順位が2位の「みかん」とし、「みかん」を出品する「井坂さん」を第2の利用者として検出する。
サーバ101は、先に物品交換が成立している状況で、2人の利用者の間で物品交換が成立しない場合も、上記と同様にして、物品交換が成立していない利用者の中から第1の利用者および第1の物品、第2の利用者および第2の物品、第3の利用者および第3の物品を検出する。
このように、サーバ101が、選好度リストにおける順位を加味して物品交換に参加する利用者を検出することにより、物品交換が一層成立しやすくなる。これにより、物品の廃棄を効果的に抑制することができる。
(物品交換の具体例(その5))
図19は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の具体例を示す説明図(その5)である。図19において、物品交換が成立した場合、成立した物品交換にかかる物品を、以降の物品交換の対象から除外する。
たとえば、図19に示す具体例のように、「牛肉」を出品し、物品交換により「みかん」を手に入れた「小野さん」の選好度リストから、「牛肉」および「みかん」を除外する。また、「豚肉」を出品し、物品交換により「じゃがいも」を手に入れた「笠崎さん」の選好度リストから、「豚肉」および「じゃがいも」を除外する。
このように、成立した物品交換にかかる物品を、物品交換が成立した時点で以降の物品交換の対象から除外することにより、物品交換を継続的に成立しやすくできる。これにより、物品の廃棄を効果的に抑制することができる。
(物品交換の評価に関する具体例)
図20は、実施の形態2の管理方法にかかる物品交換の評価に関する具体例を示す説明図である。管理システム100においては、管理システム100の各利用者が、物品交換に対する評価をおこなう。
評価は、各利用者がおこなった物品交換についておこなう。管理システム100は、各利用者に対して、自身が出品した物品を誰が受け取ったか、誰が出品した物品を受け取ったのかを通知しない。このため、評価は、2人以上でおこなわれた物品交換の全体に対する評価である。
物品交換の評価値は、当該物品交換にかかわった利用者全員の評価の平均値とする。これにより、評価の高い物品交換に多く参加している利用者は、評価の高い良い物品を出品していると判断できる。評価値は、受け取った物品の品質、物品を受け取るまでの時間などに基づいて各利用者が決定する。評価は、たとえば、5段階評価によっておこなう。
図20に示す具体例では、管理システム100に参加している「秋山さん」、「小野さん」、「笠崎さん」、「江藤さん」、「井坂さん」、「宇都宮さん」のうち、物品の出品のない「秋山さん」を除く5人の利用者が評価をおこなう。この場合、小野さん、笠崎さん、江藤さん、宇都宮さんがそれぞれ5点、井坂さんが4点であるため、全体の評価値は4.8点である。
また、物品交換の全体に対する評価をおこなうことにより、出品する物品の品質や物品を提供するまでの時間などにあらわされる利用者の行動が、物品交換に参加した全員の評価に影響を与える。物品交換の評価の良否は、いわば、物品交換に参加した全員の連帯責任である。これにより、品質の低い物品を提供して高い品質の物品を得るなどの不正を抑止できる。
(交換履歴DBの内容の一例)
図21は、交換履歴DBの内容の一例を示す説明図である。図21において、交換履歴DB2101には、各物品交換を識別する「交換ID」に対して、「送り手のユーザID」、「受け取り手のユーザID」、「物品」、「交換量」、「交換成立日時」、「交換完了日時」、「交換の評価」などの項目について、それぞれ情報が登録されている。
交換IDは、物品交換が成立するごとに、成立した物品交換に対して付与される。交換履歴DB2101は、送り手に対して受け取り手を関連づけて記憶する。1つの物品交換に何人の利用者が参加したかは、同一の交換IDが付与されたレコード数で判断できる。交換完了日時は、たとえば、物品を受け取った利用者が、利用者端末装置102を介して入力する。
以上説明したように、実施の形態2にかかる管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置にあっては、廃棄する可能性のある物品どうしの、1対1での物品交換が成立しない場合にも、3人以上の物品交換を成立させることができる。これにより、物品交換を成立しやすくして、物品の廃棄を効果的に抑制することができる。
(実施の形態3)
(管理システムの機能的構成)
図22は、実施の形態3の管理システムの機能的構成の一例を示す説明図である。図22において、管理システム100は、物品保管庫2200、サーバ101、第1の利用者端末装置102A、第2の利用者端末装置102Bから構成される。
物品保管庫2200は、複数設けられ、それぞれが、成立した物品交換にかかる物品を保管する保管室と、保管室を施錠・開錠可能な扉とを備えている。物品保管庫2200は、たとえば、冷蔵機能を備えた保管室(冷蔵室)を複数備える冷蔵庫によって実現する。物品保管庫2200は、公共交通機関の駅、自治会が管理する集会所などの施設、マンションなどの集合住宅のロビー、小学校や中学校の敷地内など、複数が利用する場所に設置する。
サーバ101は、交換指定受付部2201、格納検出部2202、開錠情報送信部2203を有する。サーバ101は、実際の物品の交換に先立って、成立した物品交換にかかる交換IDを、当該物品交換に参加する利用者の利用者端末装置102A、102Bに送信する。
交換指定受付部2201は、第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付ける。交換の指定は、第1の利用者端末装置102Aおよび第2の利用者端末装置102Bから、参加する物品交換の交換IDを受信することによっておこなう。交換の指定は、第1の利用者および第2の利用者の双方から交換IDを受信することによって完了する。
サーバ101は、交換の指定が完了すると、第1の利用者および第2の利用者に、物品を保管する物品保管庫2200を通知する。第1の利用者が第1の物品を保管する物品保管庫2200が第1の物品保管庫であり、第2の利用者が第2の物品を保管する物品保管庫2200が第2の物品保管庫である。通知を受けた第1の利用者および第2の利用者は、それぞれ、出品する物品を指定された物品保管庫2200に保管する。
格納検出部2202は、第1の物品保管庫に第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に第2の物品が格納されたことを検出する。具体的には、たとえば、各物品保管庫2200に重量センサを設け、格納検出部2202は、重量センサの出力値に基づいて物品が格納されたことを検出する。
また、格納検出部2202は、一度格納された物品が、回収されたことを検出する。具体的には、物品が格納された物品保管庫2200を施錠した後に開錠され、格納された物品が物品保管庫2200からなくなった場合に、一度格納された物品が回収されたことを検出する。
開錠情報送信部2203は、格納検出部2202による検出後に、第1の利用者に対して、第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する。また、開錠情報送信部2203は、格納検出部2202による検出後に、第2の利用者に対して、第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する。
開錠情報送信部2203は、物品保管庫2200の開錠に用いられる情報とあわせて、第1の利用者および第2の利用者に対して、受け取る物品が保管されている物品保管庫2200に関する情報を送信する。これにより、各利用者は、自分が受け取る物品が保管されている物品保管庫2200を知ることができる。
また、開錠情報送信部2203は、物品保管庫2200に対して、開錠に用いられる情報を送信する。
第1の利用者および第2の利用者は、開錠情報送信部2203から送信された情報を用いて、該当する物品保管庫2200を開錠する操作をおこなう。物品保管庫2200を開錠する操作は、たとえば、開錠情報送信部2203から送信された情報を、利用者端末装置102A、102Bからそれぞれ開錠情報送信部2203に送信することによっておこなう。
この場合、開錠情報送信部2203は、利用者から送信された情報が、物品保管庫2200の開錠に用いられる情報である場合に、該当する物品保管庫2200に対して、各保管室を開錠する信号を送信する。物品保管庫2200は、開錠情報送信部2203から送信した信号を受信し、受信した信号に基づいて該当する保管室のみを開錠する。
また、開錠情報送信部2203は、一度、物品が格納されたことを検出した場合、検出後に、第1の利用者が第1の物品を取り出すことや、第2の利用者が第2の物品を取り出すことを禁止する。具体的に、開錠情報送信部2203は、開錠に用いられる情報を送信した後は、当該情報の送信先の利用者から、開錠に用いられる情報を受信した場合以外は、扉を開錠しない。
(検出および抽出処理手順の一例)
図23は、実施の形態3の管理方法にかかる検出および抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。図23のフローチャートにおいて、まず、交換の指定を受け付けるまで待機する(ステップS2301:No)。そして、交換の指定を受け付けた場合(ステップS2301:Yes)、物品交換の対象となる両方の物品の格納を検出するまで待機する(ステップS2302:No)。
物品交換の対象となる両方の物品の格納を検出した場合(ステップS2302:Yes)、物品の格納を検出した物品保管庫2200からの物品の取り出しを禁止する(ステップS2303)。具体的には、物品の格納を検出した物品保管庫2200の扉を施錠することによって、該当する物品保管庫2200からの物品の取り出しを禁止する。その後、第1の利用者および第2の利用者に対して、互いの物品保管庫2200の開錠情報を送信して(ステップS2304)、一連の処理を終了する。
(管理サービスの概要の一例)
図24は、実施の形態3の管理方法にかかる管理サービスの概要の一例を示す説明図である。図24において、管理システム100を利用して提供する管理サービスは、特定のグループ内での物品交換を成立させる。特定のグループは、たとえば、同じマンションに居住する住人、同じ自治会の会員、同じ学校のPTA会員、特定の店舗に会員登録した会員などによって構成される。また、特定のグループは、たとえば、特定の駅の利用者によって構成してもよい。
図24に示す例では、同じマンション「オオタマンション」に居住する住人で構成されるグループ2401、同じ自治会「スミダ自治会」の会員で構成されるグループ2402、同じ学校のPTA会員で構成されるグループ2403を示す。グループ2401に所属する利用者は、物品保管庫2200と同様の構成をなす共有冷蔵庫2200aや、マンションの各戸に設置された複数の冷蔵庫2412a〜2412dを利用して物品交換をおこなうことができる。
また、グループ2402に所属する利用者は、物品保管庫2200と同様の構成をなす共有冷蔵庫2200bや、スミダ自治会に属する家庭に設置された複数の冷蔵庫2422a〜2412dを利用して物品交換をおこなうことができる。同様に、グループ2403に所属する利用者は、物品保管庫2200と同様の構成をなす共有冷蔵庫2200cや、チヨダ小学校PTA会員の各家庭に設置された複数の冷蔵庫2422a〜2412dを利用して物品交換をおこなうことができる。
このような特定のグループに限定した範囲内での物品交換を成立させることにより、素性の分からない利用者がいることによる不安を解消し、食品などのように、有効に利用できる期限(賞味期限)が短く、かつ、健康にかかわる性質の物品を安心して交換の対象とすることができる。
管理サービスの利用者は、管理サービスの利用に先立って、自身が所属するグループを選択する。所属するグループは、複数選択することができるようにしてもよい。これにより、たとえば、図24に例を示すように、「オオタマンション」に居住する住人で構成されるグループ2401と、通学先のチヨダ学校PTA会員で構成されるグループ2403と、のように複数のグループに所属して管理サービスを利用することができる。
さらに、管理システム100を用いた管理サービスは、小売店2404などの食品の供給者が管理サービスを管理運営してもよい。これにより、供給者である小売店2404の経営者は、自身の端末装置2441を操作して、需要者である利用者の食品在庫を確認することができ、必要十分な食品量を確保することができる。
以上説明したように、実施の形態3にかかる管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置にあっては、成立した物品交換にかかる物品を、物品保管庫2200を用いて、安全に受け渡すことができる。これにより、物品の買いすぎや、買いすぎによる廃棄を抑制することができるとともに、意図せず余剰となった物品を有効に利用して廃棄を抑制することができる。
従来は、消費者の手元に余った食品は、近隣住民などへの「お裾分け」によって有効に消費されていた。近年、このようなお裾分けの文化は、近隣住民間の交流の減少などにより廃れつつある。本来、消費者は手元に食品が余らないように、有効に消費できる量を購入することが好ましいという一方で、少量の食品を購入することは割高であることから敬遠され、結果として消費者の手元に余った食品が廃棄される傾向にある。
これに対し、上記各実施の形態の管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置にあっては、「買いすぎを予防する仕組み」と「気軽に食品を分け合える仕組み」を提供することができる。これにより、社会全体において、食品をはじめとする物品の廃棄を抑制することができる。
また、上記各実施の形態の管理方法、管理プログラム、管理システムおよび管理装置にあっては、小売店などの食品の供給者が管理サービスを管理運営することにより、「需要者の食品在庫を供給者が見える仕組み」を提供することができる。これにより、利用者にとって必要十分な食品量を確保することが可能となり、社会全体において、食品をはじめとする物品の廃棄を抑制することができる。
なお、本実施の形態で説明した管理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。表示プログラムは、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、CD(Compact Disc)−ROM、MO(Magneto−Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、表示プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
前記利用者に物品を提示する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
(付記2)利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
前記廃棄履歴情報に基づいて、前記利用者が購入予定として登録された物品、前記利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、または、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
(付記3)利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を記憶し、
前記廃棄履歴情報に基づいて、前記所有物品のうち、前記利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
前記第1の物品に関する情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
(付記4)複数の利用者からそれぞれ、前記第1の物品と、当該第1の物品の交換対象の第2の物品の指定を受け付け、
前記複数の利用者の中から、他人の前記第2の物品を廃棄する可能性がある利用者と、他人の前記第1の物品を交換対象としている利用者と、を検出し、
前記利用者を物品交換をおこなう候補として抽出する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記3に記載の管理方法。
(付記5)複数の利用者から受け付けた前記第1の物品を前記複数の利用者それぞれに応じた優先順位で出力し、
複数の利用者からそれぞれ、前記第1の物品と、当該第1の物品の交換対象の第2の物品の指定を受け付け、
前記複数の利用者の中から、他人の前記第2の物品を廃棄する可能性がある利用者と、
他人の前記第1の物品を交換対象としている利用者と、を検出し、
前記利用者を物品交換をおこなう候補として抽出する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記3に記載の管理方法。
(付記6)第1の利用者から、前記第1の物品の交換対象の第2の物品の指定を受け付け、
前記第2の物品を廃棄する可能性があり、前記第1の物品を交換対象としている第2の利用者を検出し、
前記第1の利用者と前記第2の利用者を物品交換をおこなう候補として抽出する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記4に記載の管理方法。
(付記7)第1の利用者から、前記第1の物品の交換対象の第2の物品の指定を受け付け、
前記第2の物品を廃棄する可能性があり、第3の物品を交換対象としている第2の利用者を検出し、
前記第3の物品を廃棄する可能性があり、前記第1の物品を交換対象としている第3の利用者を検出し、
前記第1の利用者と前記第2の利用者と前記第3の利用者を物品交換をおこなう候補として抽出する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記4に記載の管理方法。
(付記8)第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を取得し、
前記廃棄履歴情報と、前記所有物品情報と、に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
前記第1の物品に関する情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
(付記9)第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付け、
第1の物品保管庫に前記第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に前記第2の物品が格納されたことを検出し、
前記検出後に、前記第1の利用者に対して、前記第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信し、前記第2の利用者に対して、前記第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
(付記10)前記検出後に、前記第1の利用者が前記第1の物品を取り出すこと、および、前記第2の利用者が前記第2の物品を取り出すこと、を禁止することを特徴とする付記8に記載の管理方法。
(付記11)利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
前記利用者に物品を提示する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
(付記12)利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
前記廃棄履歴情報に基づいて、前記利用者が購入予定として登録された物品、前記利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、または、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
(付記13)第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品とに関する所有物品情報と、を記憶し、
前記廃棄履歴情報に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
前記第1の物品に関する情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
(付記14)第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付け、
第1の物品保管庫に前記第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に前記第2の物品が格納されたことを検出し、
前記検出後に、前記第1の利用者に対して、前記第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信し、前記第2の利用者に対して、前記第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
(付記15)利用者の情報端末装置と、サーバと、を備える管理システムであって、
前記利用者の情報端末装置が、
前記利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報をサーバへ送信し、
前記サーバが、
前記廃棄履歴情報を情報端末装置から受信し、
物品の提示に関する情報を前記利用者の情報端末装置へ送信する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
前記判断結果に基づいて、該当する物品に関する情報を含む注意情報を前記利用者の情報端末装置へ送信し、
前記利用者の情報端末装置が、
前記注意情報を前記サーバから受信し、
前記注意情報を出力する、
ことを特徴とする管理システム。
(付記16)利用者の情報端末装置と、サーバと、を備える管理システムであって、
前記利用者の情報端末装置が、
前記利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、前記利用者が購入予定として登録された物品、前記利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、および、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品のすくなくともいずれかの物品に関する物品情報と、をサーバへ送信し、
前記サーバが、
前記廃棄履歴情報と、前記物品情報と、を情報端末装置から受信し、
前記廃棄履歴情報に基づいて、前記物品情報にかかる物品が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
前記判断結果に基づいて、該当する物品に関する情報を含む注意情報を前記利用者の情報端末装置へ送信し、
前記利用者の情報端末装置が、
前記注意情報を前記サーバから受信し、
前記注意情報を出力する、
ことを特徴とする管理システム。
(付記17)第1の利用者の情報端末装置と、サーバと、を備える管理システムであって、
前記第1の利用者の情報端末装置が、
前記第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品に関する所有物品情報と、をサーバへ送信し、
前記サーバが、
前記廃棄履歴情報と、前記所有物品情報と、を情報端末装置から受信し、
前記廃棄履歴情報と、前記所有物品情報と、に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
前記第1の利用者の情報端末装置または前記第1の利用者とは別の第2の利用者の情報端末装置へ送信する、
ことを特徴とする管理システム。
(付記18)利用者の情報端末装置から、過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を受信し、
物品の提示に関する情報を前記利用者の情報端末装置へ送信する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
前記判断結果に基づいて、該当する物品に関する情報を含む注意情報を前記利用者の情報端末装置へ送信する、
制御部を備えることを特徴とする管理装置。
(付記19)第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を記憶する記憶部と、
前記廃棄履歴情報に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定する推定部と、
前記第1の物品に関する情報を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする管理装置。
(付記20)第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付ける受付部と、
第1の物品保管庫に前記第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に前記第2の物品が格納されたことを検出する検出部と、
前記検出後に、前記第1の利用者に対して、前記第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信し、前記第2の利用者に対して、前記第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する送信部と、
を備えることを特徴とする管理装置。
100 管理システム
101 サーバ
102 利用者端末装置
401 食品在庫兼廃棄履歴DB
601 廃棄履歴情報記憶部
602 廃棄履歴情報・物品情報送信部
603 受信部
651 廃棄履歴情報・物品情報受信部
652 判断部
653 送信部
701 アラート画面
901 廃棄履歴情報・所有物品情報記憶部
902 廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報送信部
903 受信部
904 出力部
951 廃棄履歴情報・所有物品情報・交換対象物品情報受信部
952 推定部
953 対象者検出部
954 候補抽出部
955 送信部
1201 選好ルールDB
1401 選好リストDB
1501 選好リスト修正履歴
2101 交換履歴DB
2200 物品保管庫
2201 交換指定受付部
2202 格納検出部
2203 開錠情報送信部

Claims (18)

  1. 利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
    前記利用者に物品を提示する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
  2. 利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
    前記廃棄履歴情報に基づいて、前記利用者が購入予定として登録された物品、前記利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、または、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
  3. 利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を記憶し、
    前記廃棄履歴情報に基づいて、前記所有物品のうち、前記利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
    前記第1の物品に関する情報を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
  4. 複数の利用者からそれぞれ、前記第1の物品と、当該第1の物品の交換対象の第2の物品の指定を受け付け、
    前記複数の利用者の中から、他人の前記第2の物品を廃棄する可能性がある利用者と、他人の前記第1の物品を交換対象としている利用者と、を検出し、
    前記利用者を物品交換をおこなう候補として抽出する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする請求項3に記載の管理方法。
  5. 複数の利用者から受け付けた前記第1の物品を前記複数の利用者それぞれに応じた優先順位で出力し、
    複数の利用者からそれぞれ、前記第1の物品と、当該第1の物品の交換対象の第2の物品の指定を受け付け、
    前記複数の利用者の中から、他人の前記第2の物品を廃棄する可能性がある利用者と、
    他人の前記第1の物品を交換対象としている利用者と、を検出し、
    前記利用者を物品交換をおこなう候補として抽出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項3に記載の管理方法。
  6. 第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を取得し、
    前記廃棄履歴情報と、前記所有物品情報と、に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
    前記第1の物品に関する情報を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
  7. 第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付け、
    第1の物品保管庫に前記第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に前記第2の物品が格納されたことを検出し、
    前記検出後に、前記第1の利用者に対して、前記第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信し、前記第2の利用者に対して、前記第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする管理方法。
  8. 前記検出後に、前記第1の利用者が前記第1の物品を取り出すこと、および、前記第2の利用者が前記第2の物品を取り出すこと、を禁止することを特徴とする請求項7に記載の管理方法。
  9. 利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
    前記利用者に物品を提示する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
  10. 利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を記憶し、
    前記廃棄履歴情報に基づいて、前記利用者が購入予定として登録された物品、前記利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、または、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、前記利用者に対して、該当する物品に関する情報を含む注意情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
  11. 第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品とに関する所有物品情報と、を記憶し、
    前記廃棄履歴情報に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
    前記第1の物品に関する情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
  12. 第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付け、
    第1の物品保管庫に前記第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に前記第2の物品が格納されたことを検出し、
    前記検出後に、前記第1の利用者に対して、前記第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信し、前記第2の利用者に対して、前記第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
  13. 利用者の情報端末装置と、サーバと、を備える管理システムであって、
    前記利用者の情報端末装置が、
    前記利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報をサーバへ送信し、
    前記サーバが、
    前記廃棄履歴情報を情報端末装置から受信し、
    物品の提示に関する情報を前記利用者の情報端末装置へ送信する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、該当する物品に関する情報を含む注意情報を前記利用者の情報端末装置へ送信し、
    前記利用者の情報端末装置が、
    前記注意情報を前記サーバから受信し、
    前記注意情報を出力する、
    ことを特徴とする管理システム。
  14. 利用者の情報端末装置と、サーバと、を備える管理システムであって、
    前記利用者の情報端末装置が、
    前記利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、前記利用者が購入予定として登録された物品、前記利用者が表示した電子広告情報に含まれる物品、および、使用予定の状態に設定された電子クーポンの割引対象の物品のすくなくともいずれかの物品に関する物品情報と、をサーバへ送信し、
    前記サーバが、
    前記廃棄履歴情報と、前記物品情報と、を情報端末装置から受信し、
    前記廃棄履歴情報に基づいて、前記物品情報にかかる物品が、前記廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、該当する物品に関する情報を含む注意情報を前記利用者の情報端末装置へ送信し、
    前記利用者の情報端末装置が、
    前記注意情報を前記サーバから受信し、
    前記注意情報を出力する、
    ことを特徴とする管理システム。
  15. 第1の利用者の情報端末装置と、サーバと、を備える管理システムであって、
    前記第1の利用者の情報端末装置が、
    前記第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品に関する所有物品情報と、をサーバへ送信し、
    前記サーバが、
    前記廃棄履歴情報と、前記所有物品情報と、を情報端末装置から受信し、
    前記廃棄履歴情報と、前記所有物品情報と、に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定し、
    前記第1の利用者の情報端末装置または前記第1の利用者とは別の第2の利用者の情報端末装置へ送信する、
    ことを特徴とする管理システム。
  16. 利用者の情報端末装置から、過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報を受信し、
    物品の提示に関する情報を前記利用者の情報端末装置へ送信する際に、前記廃棄履歴情報に基づいて、当該物品の全部または一部が、廃棄した物品に該当するか否かを判断し、
    前記判断結果に基づいて、該当する物品に関する情報を含む注意情報を前記利用者の情報端末装置へ送信する、
    制御部を備えることを特徴とする管理装置。
  17. 第1の利用者が過去に物品を廃棄した履歴に関する廃棄履歴情報と、当該第1の利用者の所有物品に関する所有物品情報と、を記憶する記憶部と、
    前記廃棄履歴情報に基づいて、前記所有物品のうち、前記第1の利用者が廃棄する可能性がある第1の物品を推定する推定部と、
    前記第1の物品に関する情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  18. 第1の利用者の第1の物品と第2の利用者の第2の物品との間の交換の指定を受け付ける受付部と、
    第1の物品保管庫に前記第1の物品が格納されたこと、および、第2の物品保管庫に前記第2の物品が格納されたことを検出する検出部と、
    前記検出後に、前記第1の利用者に対して、前記第2の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信し、前記第2の利用者に対して、前記第1の物品保管庫の開錠に用いられる情報を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
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