以下、本発明による行動支援装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、所定の条件に合致するユーザの一連の行動を蓄積し、当該蓄積した一連の行動に近似する行動をとったユーザに対して、行動のレコメンドや、行動をレコメンドするための特典の付与などを行う情報処理システム1について説明する。
まず、ユーザの行動に関する情報について説明する。ユーザの一の行動を示す情報を、行動情報とする。また、ユーザの一の行動時の状況を示す情報を、行動状況情報とする。また、ユーザの一の行動に関連する情報を、行動関連情報とする。行動関連情報は、通常、行動情報と、行動状況情報とを有する情報である。また、所定の期間におけるユーザの一連の行動を示す情報を、一連行動情報とする。一連行動情報は、通常、2以上の行動情報を有する。また、一連行動情報が有する行動情報は、例えば、1以上であってもよい。
行動情報は、例えば、ユーザが、どこで何をしたか、などを示す情報である。つまり、行動情報は、行動の場所を示す行動場所情報や、行動の内容を示す行動内容情報などである。行動場所情報は、例えば、店名や、店舗名、駅名、停留所名、ホテル名などを示す情報である。また、行動内容情報は、例えば、購入したことや、乗車したこと、宿泊したことなどを示す情報である。また、行動情報は、例えば、購入した物や、乗車区間、宿泊日数、支払金額、支払方法などを示す情報であってもよい。当該購入した物は、有体物であってもよいいし、無体物であってもよい。有体物は、通常、いわゆる商品である。また、無体物は、通常、いわゆるサービスである。また、行動情報は、ユーザの行動を示すことができれば、その種類や内容などは、問わない。
また、行動状況情報は、例えば、ユーザの行動時の周囲の状況を示す周囲状況情報や、行動時のユーザの状況などを示すユーザ状況情報などである。周囲状況情報は、例えば、天候や、日時(日付、時刻)、曜日、位置などを示す情報である。周囲状況情報は、周囲の状況を示すものであれば、その種類や内容などは、問わない。また、ユーザ状況情報は、例えば、体調や、健康状態、体温、血圧などを示す情報である。ユーザ状況情報は、ユーザの状況を示すものであれば、その種類や内容などは、問わない。
また、行動状況情報は、例えば、クレジットカード利用情報や、公共交通機関利用情報などであってもよい。クレジットカード利用情報とは、クレジットカードの利用に関する情報である。クレジットカード利用情報は、例えば、クレジットカードの利用の有無や、利用の際の支払金額、支払方法などを示す情報である。また、公共交通機関利用情報とは、公共交通機関の利用に関する情報である。公共交通機関利用情報は、例えば、公共交通機関の利用の有無や、公共交通機関名、乗車区間などを示す情報である。
また、行動状況情報は、例えば、ユーザがいわゆる投稿サイトに投稿した情報である投稿情報であってもよい。投稿サイトとは、例えば、いわゆるブログや、SNS(Social Networking Service)などである。また、投稿した情報とは、ブログにおけるエントリーと呼ばれるものや、SNSにおけるつぶやきや日記などである。
また、行動状況情報は、ユーザの一の行動に付随する事項を示す情報であれば、その内容や種類などは、問わない。また、行動状況情報を、行動情報の一種としてもよい。
また、行動関連情報は、通常、ユーザを識別するユーザ識別子を有する。ユーザ識別子は、ユーザを識別できるものであれば、その形式や種類などは、問わない。また、ユーザ識別子は、例えば、ユーザが所有する端末装置を識別する端末識別子であってもよい。
また、一連行動情報には、通常、ユーザ識別子が対応付いている。また、当該ユーザ識別子は、例えば、一連行動情報が有していてもよい。また、一連行動情報が有する1以上の各行動情報には、例えば、端末識別子が対応付いていてもよい。当該端末識別子は、例えば、ユーザが所有している端末装置12を識別するものや、ユーザが使用した端末装置12を識別するものなどである。また、一連行動情報には、例えば、所定の期間を示す期間情報が対応付いていてもよい。また、当該期間情報は、例えば、一連行動情報が有していてもよい。
また、一連行動情報が2以上の行動情報を有する場合、当該2以上の行動情報は、通常、順序性を有する。つまり、一連行動情報が有する2以上の行動情報は、その順序により、当該行動情報が示す行動の順序を示す。当該順序は、通常、日時情報や、時刻情報、その他の順序を示す情報などにより示される。また、一連行動情報が2以上の行動情報を有する場合、当該2以上の行動情報は、例えば、順序性を有していなくてもよい。
また、以下、とった行動に関連する情報が蓄積されるユーザおよび当該ユーザを識別する情報を、適宜、第一のユーザおよび第一ユーザ識別子とする。また、以下、行動が推薦されたり特典が付与されたりするユーザおよび当該ユーザを識別する情報を、適宜、第二のユーザおよび第二ユーザ識別子とする。
図1は、本実施の形態における情報処理システム1の概念図である。図1において、行動支援装置11と、端末装置12とは、通常、ネットワーク13を介して接続されている。行動支援装置11は、例えば、端末装置12からユーザの行動に関連する情報などを受信したり、端末装置12に対してレコメンドする行動に関連する情報などを送信したりするサーバである。また、端末装置12は、通常、1以上であるが、2以上であってもよい。また、端末装置は、例えば、各ユーザが所有しているものであってもよいし、ユーザであれば誰でも使用できるものであってもよい。端末装置12は、例えば、クレジットカードや、鉄道の乗車用カードなどの各種ICカードの読取機や、いわゆるレジ、スマートフォンや携帯電話などの携帯端末などである。端末装置12は、通常、ユーザの行動や当該行動に関連する情報を受け付ける機能や、当該情報を送信する機能、行動に関連する情報を受信する機能、受信した情報を出力したりする機能を有しているものであれば、その種類や形態などは、問わない。また、出力の態様は、問わない。また、ネットワーク13は、有線または無線の通信回線である。ネットワーク13は、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。
図2は、本実施の形態における行動支援装置11のブロック図である。行動支援装置11は、カテゴリ条件格納部1101、一連行動情報格納部1102、受信部1103、カテゴリ行動判断部1104、一連行動情報蓄積部1105、一連行動判断部1106、処理部1107、推薦行動判断部1108、謝礼情報生成部1109、謝礼付与部1110、行動頻度算出部1111を備える。また、処理部1107は、レコメンド情報生成手段11071、特典情報生成手段11072、特典付与手段11073、送信手段11074を備える。また、謝礼情報生成部1109は、貢献度管理情報格納手段11091、謝礼情報生成手段11092を備える。
また、図3は、本実施の形態における端末装置12のブロック図である。端末装置12は、端末受付部1201、端末送信部1202、端末受信部1203、端末出力部1204を備える。
カテゴリ条件格納部1101には、1以上のカテゴリ条件が格納される。カテゴリ条件とは、所定の期間におけるユーザの一連の行動が、所定のカテゴリに該当するか否かを判断するための条件である。所定の期間とは、行動の区切りや、行動のサイクルを示すものである。所定の期間は、通常、1日である。また、所定の期間は、例えば、1週間や、1ヶ月、100時間などであってもよい。また、所定のカテゴリとは、通常、所定の期間におけるユーザの一連の行動の結果、どのような日になったのか、当該一連の行動がどのような行動だったのかなどを示すものである。「どのような日」とは、例えば、幸せな日や、良い日、楽しい日などである。また、「どのような行動だったか」とは、デートや、ショッピング、観光などである。
また、カテゴリ条件は、通常、所定の期間におけるユーザの一連の行動に関する条件である。具体的に、カテゴリ条件は、通常、1以上の行動関連情報に関する条件である。行動関連情報は、行動情報や、行動状況情報などを有する。従って、カテゴリ条件は、行動情報や、行動状況情報などに関する条件でもある。カテゴリ条件は、例えば、「所定の商品を購入したこと」や、「所定の店で購入したこと」、「所定の商品を所定の店で購入したこと」、「所定の時間帯に所定の鉄道に乗車したこと」などである。また、カテゴリ条件は、具体的に、「指輪を購入し、その後、フレンチレストランで料理を食べたこと」や、「店Aでコーヒーを購入し、その後、店Bでコーヒーを購入したこと」、「晴の日に、3つ以上の店でガムを購入したこと」、「所定の時間以上、連続して電車に乗り、その後、投稿サイトに投稿したこと」、「所定の時間おきに、所定の店に立ち寄っていること」、「行動開始時は晴以外で、行動終了時は晴れであること」などである。
また、カテゴリ条件には、例えば、所定のカテゴリを示すカテゴリ情報が対応付いていてもよい。カテゴリ情報は、例えば、「幸せな日」や、「良い日」、「楽しい日」、「デート」、「ショッピング」、「観光」、などである。
また、カテゴリ条件格納部1101に格納されている1以上のカテゴリ条件は、通常、一のカテゴリに該当するか否かを判断するための条件である。また、当該1以上のカテゴリ条件は、例えば、それぞれ異なるカテゴリに該当するか否かを判断するための条件であってもよい。
一連行動情報格納部1102には、1以上の一連行動情報が格納される。当該一連行動情報は、通常、ユーザ識別子が対応付いている。
受信部1103は、1以上の行動関連情報を、端末装置12から受信する。当該各行動関連情報は、通常、ユーザ識別子を有する。また、当該各行動関連情報は、例えば、ユーザ識別子とは別に、端末識別子を有していてもよい。また、ユーザ識別子および端末識別子は、当該各行動関連情報に対応付いていてもよい。
カテゴリ行動判断部1104は、1以上の行動関連情報が、1以上のカテゴリ条件のいずれかに合致するか否かを判断する。当該1以上の行動関連情報は、受信部1103が受信した行動関連情報である。また、当該1以上のカテゴリ条件は、カテゴリ条件格納部1101に格納されているカテゴリ条件である。
カテゴリ行動判断部1104は、通常、上記1以上の行動関連情報のうち、同一のユーザ識別子を有する1以上の行動関連情報が、1以上のカテゴリ条件のいずれかに合致するか否かを判断する。また、このとき、カテゴリ行動判断部1104は、通常、所定の期間における1以上の行動関連情報ごとに、上記の判断を行う。これは、言い換えると、所定の期間において受信部1103が受信した1以上の行動関連情報について、同一のユーザ識別子を有することにより、同一のユーザの行動関連情報であると判断できる1以上の行動関連情報ごとに、カテゴリ条件のいずれかに合致するか否かを判断する、ということである。
具体的に、カテゴリ行動判断部1104は、例えば、所定の期間の開始から終了までの間、受信部1103が行動関連情報を受信するたびに、当該行動関連情報を、当該行動関連情報が有するユーザ識別子ごとに、所定の記憶領域または任意の記憶領域に順に蓄積していく。そして、カテゴリ行動判断部1104は、当該記憶領域に格納されているユーザ識別子ごとの1以上の行動関連情報について、順に、1以上のカテゴリ条件のいずれかに合致するか否かを判断する。なお、カテゴリ行動判断部1104は、判断の結果、合致すると判断した1以上の行動関連情報を、通常、当該記憶領域から取得する。また、所定の期間が終了した場合、カテゴリ行動判断部1104は、通常、当該記憶領域に格納されているすべての行動関連情報を削除する。
また、上記の判断のタイミングは、通常、予め決められている。当該タイミングは、例えば、所定の期間の終了後や、一のユーザについて、所定の条件を満たす行動関連情報を受信した後、所定の数以上の行動関連情報を受信した後などである。所定の条件は、例えば、「投稿情報を有する行動関連情報であること」や、「所定の時刻以降に送信された行動関連情報であること」などである。
例えば、1以上の行動関連情報が、時刻順にそれぞれ、例えば、「店A|購入|コーヒー」、「店B|購入|弁当」、「店C|購入|タバコ」であるとする。「店A|購入|コーヒー」は、店Aでコーヒーを購入したことを意味する。また、「店B|購入|弁当」は、店Bで弁当を購入したことを意味する。また、「店C|購入|タバコ」は、店Cでタバコを購入したことを意味する。また、カテゴリ条件が、例えば、「(店A|購入|コーヒー)→(店B|購入|弁当)→(店C|購入|タバコ)」であるとする。当該カテゴリ条件は、店Aでコーヒーを購入し、その後、店Bで弁当を購入し、その後、店Cでタバコを購入したことを意味する。この様な場合、カテゴリ行動判断部1104は、当該1以上の行動関連情報が、当該カテゴリ条件に合致すると判断する。
また、例えば、1以上の行動関連情報が、時刻順にそれぞれ、例えば、「A駅|乗車|11:00」、「B駅|下車|14:15」、「Cホテル|チェックイン|14:30」であるとする。「A駅|乗車|11:00」は、11時にA駅から乗車ことを意味する。また、「B駅|下車|14:15」は、14時15分にB駅で下車したことを意味する。また、「Cホテル|チェックイン|14:30」は、14時30分にCホテルにチェックインしたことを意味する。また、カテゴリ条件が、「乗車時間≧3時間」であるとする。当該カテゴリ条件は、乗車時間が3時間以上であることを意味する。この様な場合、カテゴリ行動判断部1104は、まず、上記の行動関連情報より、乗車時間「3:15」を算出する。そして、当該乗車時間が、当該カテゴリ条件に合致するため、カテゴリ行動判断部1104は、当該1以上の行動関連情報が、当該カテゴリ条件に合致すると判断する。
上記の様に、カテゴリ行動判断部1104は、例えば、1以上の行動関連情報そのものがカテゴリ条件に合致するか否かを判断してもよい。また、カテゴリ行動判断部1104は、例えば、1以上の行動関連情報から導出できる情報がカテゴリ条件に合致するか否かを判断してもよい。
また、カテゴリ条件にカテゴリ情報が対応付いている場合、カテゴリ行動判断部1104は、通常、合致すると判断したカテゴリ条件に対応付いているカテゴリ情報を取得する。
一連行動情報蓄積部1105は、1以上の行動情報を有する一連行動情報を、一連行動情報格納部1102に蓄積する。当該1以上の行動情報は、カテゴリ行動判断部1104が合致すると判断した1以上の各行動関連情報が有する1以上の行動情報である。
カテゴリ行動判断部1104がカテゴリ条件に合致すると判断した1以上の行動関連情報は、通常、所定の期間におけるユーザの行動関連情報である。従って、一連行動情報蓄積部1105は、まず、当該所定の期間における1以上の各行動関連情報から、行動情報を取得する。そして、一連行動情報蓄積部1105は、取得した1以上の行動情報から、当該1以上の行動情報を有する一連行動情報を生成する。そして、一連行動情報蓄積部1105は、当該1以上の行動関連情報のいずれかからユーザ識別子を取得する。そして、一連行動情報蓄積部1105は、生成した一連行動情報を、取得したユーザ識別子と対応付けて、一連行動情報格納部1102に蓄積する。
また、一連行動情報蓄積部1105は、例えば、一連行動情報を生成する際に、所定の種類の行動情報のみから、一連行動情報を生成してもよい。また、一連行動情報蓄積部1105は、例えば、一連行動情報を生成する際に、所定の条件に合致する行動情報のみから、一連行動情報を生成してもよい。
一連行動判断部1106は、1以上の行動情報が、1以上の一連行動情報のいずれかと所定の条件を満たすほど近似するか否かを判断する。当該1以上の行動情報は、受信部1103が受信した1以上の行動関連情報のうち、同一のユーザ識別子を有する1以上の各行動関連情報が有する行動情報である。また、当該1以上の一連行動情報は、一連行動情報格納部1102に格納されている一連行動情報である。
所定の条件とは、当該1以上の行動情報と、当該一の一連行動情報とが、近似するか否かを判断するための条件である。当該条件を、以下、適宜、行動近似条件とする。行動近似条件は、通常、行動情報に関する条件である。行動近似条件は、例えば、行動場所や、行動内容、行動した日時、行動時の天候などが同じであることなどである。また、行動近似条件は、例えば、当該行動場所や行動内容などが同じである割合が所定の割合以上であることなどであってもよい。また、行動近似条件は、例えば、当該1以上の行動情報と、当該一の一連関連情報との差を示す情報が、所定の範囲内であることなどであってもよい。また、行動近似条件は、通常、一連行動判断部1106が保持している。
また、「近似する」とは、1以上の行動情報と、一の一連行動情報とが、行動近似条件を満たすことである。
つまり、1以上の行動情報が、1以上の一連行動情報のいずれかと所定の条件を満たすほど近似するか否かを判断することは、1以上の行動情報と1以上の一連行動情報のいずれかとが、行動近似条件を満たすか否かを判断することでもある。
具体的に、一連行動判断部1106は、例えば、所定の期間の開始から終了までの間、受信部1103が行動関連情報を受信するたびに、当該行動関連情報を、当該行動関連情報が有するユーザ識別子ごとに、所定の記憶領域または任意の記憶領域に順に蓄積していく。そして、一連行動判断部1106は、当該記憶領域に格納されているユーザ識別子ごとの1以上の行動関連情報が有する1以上の行動情報について、順に、1以上の一連行動情報のいずれかと行動近似条件を満たすほど近似するか否かを判断する。なお、一連行動判断部1106は、判断の結果、近似すると判断した1以上の行動情報を、通常、当該記憶領域から削除する。また、所定の期間が終了した場合も同様である。
また、上記の判断のタイミングは、通常、予め決められている。一連行動判断部1106は、例えば、行動関連情報が所定の記憶領域または任意の記憶領域に蓄積されるたびに、上記の判断を行なう。また、一連行動判断部1106は、例えば、一のユーザについて所定の数以上の行動関連情報が当該記憶領域に蓄積されるたびに、上記の判断を行なう。また、一連行動判断部1106は、例えば、所定の時刻になるたびに、上記の判断を行なう。
また、行動情報に対応付いているユーザ識別子と、一連行動情報に対応付いているユーザ識別子とは、通常、異なる。前者のユーザ識別子は、通常、第二ユーザ識別子である。また、後者のユーザ識別子は、通常、第一ユーザ識別子である。
例えば、1以上の行動情報が、時刻順にそれぞれ、例えば、「店A|購入|コーヒー」、「店B|購入|弁当」であるとする。また、一連行動情報が、例えば、「(店D|購入|コーヒー)→(店E|購入|弁当)→(店F|購入|タバコ)」であるとする。当該一連行動情報は、店Dでコーヒーを購入し、その後、店Eで弁当を購入し、その後、店Fでタバコを購入したことを意味する。また、行動近似条件が、「購入順序:一致度≧50%」であるとする。当該行動近似条件は、商品の購入順序の一致度が50%以上であることを意味する。当該2つの行動情報により、一のユーザは、コーヒーを購入し、その後、弁当を購入したことがわかる。また、当該購入の順序は、一連行動情報が示す3つの購入の順序のうち、最初の2つに一致する。従って、商品の購入順序の一致度は、「(2/3)×100%=66%」である。この様な場合、一連行動判断部1106は、当該1以上の行動情報が、当該一連行動情報と行動近似条件を満たすほど近似すると判断する。
また、例えば、1以上の行動情報が、時刻順にそれぞれ、例えば、「○○鉄道|A駅|乗車」、「○○鉄道|B駅|下車」であるとする。「○○鉄道|A駅|乗車」は、○○鉄道のA駅から乗車したことを意味する。また、「○○鉄道|B駅|下車」は、○○鉄道のB駅で下車したことを意味する。また、一連行動情報が、例えば、「(○○鉄道|C駅|乗車)→(○○鉄道|D駅|下車)→(レストラン××|食事|コースA)」であるとする。当該一連行動情報は、○○鉄道のC駅から乗車し、その後、○○鉄道のD駅で下車し、その後、レストラン××でコースAを食事したことを意味する。また、行動近似条件が、「利用鉄道=同じ」であるとする。当該行動近似条件は、利用した鉄道が同じであることを意味する。この様な場合、一連行動判断部1106は、当該1以上の行動情報が、当該一連行動情報と行動近似条件を満たすほど近似すると判断する。
処理部1107は、行動情報を用いて、ユーザの端末装置12に対する処理を行う。当該行動情報は、通常、一連行動判断部1106が1以上の行動情報と近似すると判断した一連行動情報が有する行動情報である。また、当該ユーザは、通常、一連行動判断部1106が当該一連行動情報に近似すると判断した1以上の行動情報に対応付いているユーザ識別子により識別されるユーザである。また、当該ユーザ識別子は、通常、第二ユーザ識別子である。
また、当該「端末装置に対する処理」とは、例えば、端末装置12に所定の情報を送信することである。所定の情報とは、例えば、行動に対するレコメンドを示すレコメンド情報や、特典を付与したことを示す特典付与情報などである。また、当該処理は、例えば、ユーザに対する処理を行うことなどであってもよい。当該「ユーザに対する処理」とは、例えば、特典をユーザに付与することなどである。当該付与することは、例えば、ユーザに関する情報を管理する情報に対して、特典情報を追記することや、特典情報を加算することなどである。
また、処理部1107は、通常、後述の各手段により、ユーザの端末装置12に対する処理を行う。
レコメンド情報生成手段11071は、行動情報を用いて、行動に対するレコメンドを示すレコメンド情報を生成する。当該行動情報は、通常、一連行動判断部1106が1以上の行動情報に近似すると判断した一連行動情報が有する行動情報である。また、レコメンド情報は、通常、行動情報を有する情報である。また、レコメンド情報は、行動情報そのものであってもよい。また、レコメンド情報は、どんな行動をとればよいか、何をすればよいかなどを示す情報である。また、生成とは、作成すること、構成すること、取得することなどを含み、広く解する。
レコメンド情報生成手段11071は、通常、上記の一連行動情報から、1以上の行動情報を取得し、当該行動情報を用いてレコメンド情報を生成する。当該1以上の行動情報は、通常、一連行動判断部1106が判断に用いた1以上の行動情報が示す行動の次以降の行動を示す行動情報である。つまり、当該1以上の行動情報は、通常、一連行動判断部1106が判断に用いた1以上の各行動情報に対応しない行動情報である。また、取得する行動情報は、通常、1つであることが好適であるが、2以上であってもよい。
ここで、一連行動判断部1106が判断に用いた1以上の行動情報を、現在行動情報とする。また、一連行動判断部1106が1以上の行動情報に近似すると判断した一連行動情報が有する1以上の行動情報を、過去行動情報とする。
例えば、1以上の現在行動情報が、時刻順にそれぞれ、「店A」、「店B」であるとする。また、例えば、一連行動情報が有する1以上の過去行動情報が、時刻順にそれぞれ、「店A」、「店B」、「店C」であるとする。この場合、1以上の現在行動情報が示す行動の次の行動を示す過去行動情報は、「店C」である。従って、この様な場合、レコメンド情報生成手段11071は、当該過去行動情報「店C」を取得する。
また、例えば、1以上の現在行動情報が、時刻順にそれぞれ、「店B」、「店C」であるとする。また、例えば、一連行動情報が有する1以上の過去行動情報が、「店A」、「店B」、「店C」であるとする。この場合、1以上の現在行動情報に対応しない過去行動情報は、「店A」である。しかしながら、当該過去行動情報は、1以上の現在行動情報が示す行動の次の行動を示すものではない。従って、この様な場合、レコメンド情報生成手段11071は、当該過去行動情報「店A」を取得しない。
また、例えば、1以上の現在行動情報が、時刻順にそれぞれ、「店A」、「店B」であるとする。また、例えば、一連行動情報が有する1以上の過去行動情報が、時刻順にそれぞれ、「店A」、「店B」、「店C」、「店D」であるとする。この場合、1以上の現在行動情報が示す行動の次の行動を示す過去行動情報は、「店C」と「店D」である。従って、この様な場合、レコメンド情報生成手段11071は、当該過去行動情報「店C」と「店D」を取得する。
なお、上記の例は、行動情報の順序を考慮した場合の例である。また、行動情報の順序を考慮しない場合、レコメンド情報生成手段11071は、通常、一連行動判断部1106が判断に用いた一連行動情報が有する1以上の行動情報から、一連行動判断部1106が判断に用いた行動情報とは所定の条件を満たさない行動情報を取得する。当該所定の条件とは、2つの行動情報に関する条件であり、当該2つの行動情報が一致するか否かを判断するための条件である。当該所定の条件は、例えば、行動の内容が同一であることや、行動の場所が同一であること、行動の内容と行動の対象が同一であること、行動の場所と行動の対象が同一であることなどである。また、以下、当該所定の条件を、適宜、推薦行動条件とする。
例えば、現在行動情報が、「店A|購入|指輪」であるとする。また、例えば、一連行動情報が有する過去行動情報が、「店B|購入|指輪」であるとする。また、推薦行動条件が、「購入商品=同じ」であるとする。この場合、当該現在行動情報と当該過去行動情報において、購入した商品を示す「指輪」は同一である。従って、この様な場合、レコメンド情報生成手段11071は、当該現在行動情報と当該過去行動情報とが一致すると判断する。
また、例えば、現在行動情報が、「店A|飲食|ランチA」、「店B|飲食|カプチーノ」であるとする。また、例えば、一連行動情報が有する1以上の過去行動情報が、それぞれ、「店A|飲食|ランチB」、「店C|飲食|カプチーノ」、「店D|飲食|ディナーコースA」であるとする。また、例えば、推薦行動条件が、「(飲食店名=同じ)or(飲食物=同じ)」であるとする。この場合、現在行動情報「店A|飲食|ランチA」と、過去行動情報「店A|飲食|ランチB」とについて、店名が同一であるので、レコメンド情報生成手段11071は、当該2つの行動情報は一致すると判断する。また、現在行動情報「店B|飲食|カプチーノ」と、過去行動情報「店C|飲食|カプチーノ」について、飲食した物が同一であるので、レコメンド情報生成手段11071は、当該2つの行動情報は一致すると判断する。また、過去行動情報「店D|飲食|ディナーコースA」について、レコメンド情報生成手段11071は、どの現在行動情報とも一致しないと判断する。そして、レコメンド情報生成手段11071は、当該過去行動情報「店D|飲食|ディナーコースA」を取得する。
また、例えば、現在行動情報が、「店A|飲食|ハンバーグランチ」、「店B|飲食|カプチーノ」であるとする。また、例えば、一連行動情報が有する1以上の過去行動情報が、それぞれ、「店C|飲食|エビフライランチ」、「店D|飲食|カプチーノ」、「店D|飲食|ディナーコースA」であるとする。また、例えば、推薦行動条件が、「(飲食店名=同じ)or(飲食物=同じ)」であるとする。この様な場合、レコメンド情報生成手段11071は、上記と同様の判断により、過去行動情報「店C|飲食|エビフライランチ」について、どの現在行動情報とも一致しないと判断する。そして、レコメンド情報生成手段11071は、当該過去行動情報「店C|飲食|エビフライランチ」を取得する。
また、レコメンド情報生成手段11071は、例えば、レコメンド情報のいわゆるテンプレートを保持しており、当該テンプレートの一部と、取得した行動情報とを置換することにより、レコメンド情報を生成してもよい。当該「一部」とは、例えば、行動情報と置換することを示す変数や記号などである。例えば、当該テンプレートが「次は、#店名#で#商品#を購入してください」であるとする。また、行動情報が「コンビニマート|コーヒー」であるとする。「コンビニマート」は店名であり、「コーヒー」は商品である。この場合、レコメンド情報生成手段11071は、当該テンプレート中の「#店名#」と行動情報「コンビニマート」とを置換する。また、レコメンド情報生成手段11071は、当該テンプレート中の「#商品#」と行動情報「コーヒー」とを置換する。そして、この結果、レコメンド情報生成手段11071は、レコメンド情報「次は、コンビニマートでコーヒーを購入してください」を生成する。
また、例えば、後述の行動頻度算出部1111が行動頻度を算出した場合、レコメンド情報生成手段11071は、当該行動頻度を、生成したレコメンド情報に含めてもよい。なお、行動頻度については、後述する。
特典情報生成手段11072は、行動情報を用いて、特典を示す特典情報を生成する。当該行動情報は、通常、一連行動判断部1106が1以上の行動情報に近似すると判断した一連行動情報が有する行動情報である。また、特典とは、例えば、いわゆるポイントや、クーポン券、割引券などである。
特典情報生成手段11072は、例えば、行動情報に関する条件である行動条件と、特典情報とを有する1以上の特典管理情報を保持している。そして、特典情報生成手段11072は、上記のレコメンド情報生成手段11071と同様の方法や手順などにより、一連行動情報が有する1または2以上の行動情報を取得する。そして、特典情報生成手段11072は、当該取得した1または2以上の行動情報が合致する行動条件に対応する特典情報を、1以上の特典管理情報から取得することにより、特典情報を生成する。
また、行動条件は、行動情報であってもよい。この場合、特典情報生成手段11072は、取得した1または2以上の行動情報と同一の行動情報に対応する特典情報を、1以上の特典管理情報から取得する。
特典付与手段11073は、特典情報が示す特典を、第二ユーザ識別子により識別されるユーザに付与する処理を行う。当該特典情報は、特典情報生成手段11072が生成した特典情報である。また、当該第二ユーザ識別子は、一連行動判断部1106が判断に用いた1以上の行動情報に対応付いているユーザ識別子である。
また、特典をユーザに付与する処理とは、例えば、ユーザ識別子と特典情報生成手段11072が取得した特典情報を対応付けることや、ユーザ識別子に対応付いている特典情報に対して、特典情報生成手段11072が取得した特典情報を加算することなどである。この場合、特典付与手段11073は、例えば、特典をユーザごとに管理するための情報であるユーザ特典管理情報を保持している。当該ユーザ特典管理情報は、少なくともユーザ識別子を有する。そして、特典付与手段11073は、ユーザ識別子と特典情報生成手段11072が生成した特典情報とを対応付け、新たなユーザ特典管理情報を生成する。また、特典付与手段11073は、例えば、既に保持しているユーザ特典管理情報に対して、特典情報生成手段11072が生成した特典情報を加算する。
また、特典付与手段11073は、通常、特典の付与後に、特典を付与したことを示す特典付与情報を生成する。当該生成は、通常、取得である。例えば、当該特典付与情報は、特典付与手段11073が保持している。そして、特典付与手段11073は、当該特典付与情報を取得する。
また、特典付与手段11073は、例えば、特典付与情報のいわゆるテンプレートを保持していてもよい。この場合、特典付与手段11073は、当該テンプレートの一部と、特典情報生成手段11072が生成した特典情報とを置換することにより、特典付与情報を取得する。
送信手段11074は、レコメンド情報を、端末装置12に送信する。当該レコメンド情報は、レコメンド情報生成手段11071が生成したレコメンド情報である。また、当該端末装置12は、一連行動判断部1106が判断に用いた1以上の行動情報に対応付いているユーザ識別子により識別されるユーザの端末装置12である。
また、レコメンド情報の送信のタイミングは、通常、問わない。なお、レコメンド情報の送信のタイミングは、例えば、端末装置12の種類により異なってもよい。例えば、端末装置12が、ICカードの読取機や、いわゆるレジなど、備え付けのものである場合、送信手段11074は、通常、ユーザがこれらの装置を使用した際に、レコメンド情報を送信する。当該使用した際とは、例えば、一連行動判断部1106が判断に用いた1以上の行動情報のうち、時刻的に最後の行動情報を、受信部1103が受信した場合や、当該1以上の行動情報とは異なる新たな行動関連情報を、受信部1103が受信した場合などである。なお、当該判断に用いた1以上の行動情報に対応付いているユーザ識別子と、当該行動関連情報が有するユーザ識別子とは、同一である。また、この場合、送信手段11074は、例えば、レコメンド情報生成手段11071によるレコメンド情報の生成後に、すべての端末装置12に当該レコメンド情報を送信してもよい。ユーザがどの端末装置12を使用するかがわからないためである。
また、例えば、端末装置12が、スマートフォンや携帯電話など、ユーザが所有している携帯端末である場合、送信手段11074は、通常、レコメンド情報生成手段11071によるレコメンド情報の生成後に、当該所有している端末装置12に、当該レコメンド情報を送信する。
また、例えば、特典付与手段11073が特典付与情報を生成した場合、送信手段11074は、上記と同様の方法や手順にて、当該特典付与情報を端末装置12に送信する。また、例えば、後述の行動頻度算出部1111が行動頻度を算出した場合も、送信手段11074は、上記と同様の方法や手順にて、当該行動頻度を端末装置12に送信する。また、例えば、特典情報生成手段11072が特典情報を生成した場合、送信手段11074は、上記と同様の方法や手順にて、当該特典情報を端末装置12に送信してもよい。
推薦行動判断部1108は、処理部1107が端末装置12に対する処理を行った結果、推薦した行動どおりの行動をユーザがとったか否かを判断する。当該ユーザは、通常、第二のユーザである。具体的に、推薦行動判断部1108は、処理部1107が端末装置12に対する処理を行った後に受信部1103が受信した行動関連情報のうち、第二ユーザ識別子を有する行動関連情報に含まれる行動情報と、処理部1107が処理を行う際に用いた行動情報とが一致するか否かを判断する。当該第二ユーザ識別子は、送信手段11074が送信先の端末装置12を識別するために用いたユーザ識別子と同一のユーザ識別子である。また、当該第二ユーザ識別子は、一連行動判断部1106が判断に用いた1以上の行動情報に対応付いているユーザ識別子と同一のユーザ識別子でもある。
また、上記において一致すると判断した場合、推薦行動判断部1108は、例えば、受信部1103が受信した行動関連情報に含まれる行動情報を取得してもよい。また、この場合、推薦行動判断部1108は、例えば、処理部1107が処理を行なう際に用いた行動情報を取得してもよい。
また、推薦行動判断部1108は、通常、ユーザ単位で上記の判断を行う。つまり、推薦行動判断部1108は、通常、処理部1107が処理を行った端末装置12から、受信部1103が行動関連情報を受信した場合に、上記の判断を行う。
謝礼情報生成部1109は、謝礼を示す謝礼情報を生成する。謝礼とは、例えば、いわゆるポイントや、クーポン券、割引券などである。また、謝礼情報生成部1109は、通常、推薦行動判断部1108が、推薦した行動どおりの行動をユーザがとったと判断した場合に、謝礼情報を生成する。これは、処理部1107が端末装置12に対する処理を行った後に、受信部1103が受信した行動関連情報のうち、第二ユーザ識別子を有する行動関連情報に含まれる行動情報を、処理部1107が処理を行う際に用いた一連行動情報が有すると、推薦行動判断部1108が判断した場合でもある。また、謝礼情報生成部1109は、後述の各手段により、謝礼情報を生成する。
貢献度管理情報格納手段11091には、1以上の貢献度管理情報が格納される。貢献度管理情報とは、1以上の各行動に対するユーザの貢献度を管理するための情報である。また、貢献度管理情報は、ユーザ識別子と、貢献度とを有する情報である。
貢献度とは、1以上の各行動に対する貢献の度合を示すものである。また、貢献度は、例えば、ユーザがとった行動の回数に対する所定の行動の回数の割合や、ユーザがとった所定の行動の回数、ユーザが行動した日数に対する所定の行動をとった日数の割合などである。
また、貢献度管理情報の構造や形式などは、問わない。貢献度管理情報は、例えば、一のユーザ識別子に、1以上の貢献度が対応付いている情報であってもよい。この場合、1以上の各貢献度には、通常、一の行動情報が対応付いている。つまり、貢献度管理情報は、行動情報を有していてもよい。また、貢献度管理情報は、例えば、一の行動情報に、1以上のユーザ識別子が対応付いている情報であってもよい。この場合、1以上の各ユーザ識別子には、通常、一の貢献度が対応付いている。
また、当該貢献度は、例えば、図示しない貢献度算出手段が算出したものであってもよい。この場合、通常、図示しない貢献度管理情報蓄積手段が、当該算出された貢献度に、ユーザ識別子や、行動情報などを対応付け、貢献度管理情報を生成し、貢献度管理情報格納手段11091に蓄積する。また、貢献度を算出する場合、貢献度算出手段は、例えば、受信部1103が受信した行動関連情報や、一連行動情報格納部1102に格納されている1以上の一連行動関連情報などを用いて、貢献度を算出する。
受信部1103が受信した行動関連情報を用いた貢献度の算出方法は、例えば、次のとおりである。
(1)受信部1103が行動関連情報を受信するたびに、当該行動関連情報が有するユーザ識別子ごとに、当該行動関連情報が有する行動情報を、所定の記憶領域または任意の記憶領域に蓄積する。
(2)受信部1103が受信した行動関連情報が有するユーザ識別子が対応付いている1以上の行動情報を、所定の記憶領域または任意の記憶領域から取得する。
(3)(2)で取得した1以上の行動情報の数をカウントする。当該数を、全行動数とする。
(4)(2)で取得した1以上の行動情報のうち、同一の行動情報ごとの数をカウントする。当該1以上の各数を、単行動数とする。
(5)全行動数に対する1以上の各単行動数の割合を、単行動数ごとに算出する。
また、一連行動情報格納部1102に格納されている1以上の一連行動関連情報を用いた貢献度の算出方法は、例えば、次のとおりである。
(1)受信部1103が受信した行動関連情報が有するユーザ識別子が対応付いている1以上の各一連行動情報が有する1以上の行動情報を、一連行動情報格納部1102から取得する。
(2)(1)で取得した1以上の行動情報の数をカウントする。当該数を、全行動数とする。
(3)(1)で取得した1以上の行動情報のうち、同一の行動情報ごとの数をカウントする。当該1以上の各数を、単行動数とする。
(4)全行動数に対する1以上の各単行動数の割合を、単行動数ごとに算出する。
謝礼情報生成手段11092は、謝礼情報を生成する。謝礼情報生成手段11092は、通常、所定の謝礼情報を生成する。また、謝礼情報生成手段11092は、貢献度に応じた謝礼情報を生成してもよい。当該貢献度は、貢献度管理情報格納手段11091に格納されている貢献度である。また、当該貢献度は、第一ユーザ識別子が対応付いている貢献度である。また、当該第一ユーザ識別子は、処理部1107が処理を行う際に用いた一連行動情報に対応付いているユーザ識別子と同一のユーザ識別子である。
所定の謝礼情報を生成する場合、謝礼情報生成手段11092は、通常、所定の謝礼情報を保持している。そして、謝礼情報生成手段11092は、当該保持している謝礼情報を取得することにより、所定の謝礼情報を生成する。
また、貢献度に応じた謝礼情報を生成する場合、謝礼情報生成手段11092は、通常、まず、処理部1107が処理を行う際に用いた一連行動情報から、推薦行動判断部1108によりユーザがとったと判断された行動を示す行動情報と、当該一連行動情報に対応付いているユーザ識別子を取得する。そして、謝礼情報生成手段11092は、取得した行動情報と、取得したユーザ識別子とが対応付いている貢献度を、貢献度管理情報格納手段11091から取得する。そして、取得した貢献度を用いて、謝礼情報を生成する。
また、貢献度情報生成手段11092は、例えば、貢献度に関する条件である貢献度条件と、謝礼情報とを有する1以上の謝礼管理情報を保持している。そして、謝礼情報生成手段11092は、取得した貢献度が合致する貢献度条件に対応する謝礼情報を、1以上の謝礼管理情報から取得する。
また、貢献度情報生成手段11092は、例えば、貢献度から謝礼情報を生成する方法を示す情報を保持している。当該情報は、例えば、算出式や、プログラムなどである。そして、当該情報が算出式である場合、貢献度情報生成手段11092は、当該算出式に貢献度を代入し、当該算出式を計算することで、謝礼情報を算出する。また、当該情報がプログラムである場合、貢献度情報生成手段11092は、当該プログラムに貢献度を与え、当該プログラムを実行することで、謝礼情報を取得する。
また、貢献度に応じた謝礼情報を生成する場合、謝礼情報生成手段11092は、通常、貢献度が高い(多く)なるほど、謝礼の量が高く(多く)なる謝礼情報を生成することが好適である。この場合、上記の算出式は、通常、いわゆる増加関数である。
また、謝礼管理情報は、貢献度に対応する行動情報に関する条件である行動条件を有していてもよい。この場合、謝礼情報生成手段11092は、通常、取得した行動情報に合致する行動条件および取得した貢献度が合致する貢献度条件に対応する謝礼情報を、1以上の謝礼管理情報から取得する。
また、生成する謝礼情報の種類や内容などは、予め決められていてもよいし、そうでなくてもよい。
謝礼付与部1110は、謝礼情報が示す謝礼を、第一ユーザ識別子により識別されるユーザに付与する処理を行う。当該謝礼情報は、謝礼情報生成部1109が生成した謝礼情報である。また、当該第一ユーザ識別子は、推薦行動判断部1108が判断に用いた1以上の行動情報に対応付いているユーザ識別子である。
なお、謝礼付与部1110が行う謝礼を付与する処理は、謝礼を第一のユーザに付与すること以外は、特典付与手段11073が行う特典を付与する処理と同様であるので、説明を省略する。
また、当該謝礼を付与する処理は、例えば、図示しない謝礼付与手段が行ってもよい。また、当該謝礼を付与したことを、ユーザに通知してもよい。当該ユーザへの通知は、図示しない謝礼付与情報送信手段が行ってもよい。また、謝礼付与手段と、謝礼付与情報送信手段とは、通常、謝礼付与部1110が備える。また、謝礼付与手段は、通常、謝礼を付与したことを示す謝礼付与情報を生成する。当該謝礼付与情報の生成の方法や手順などは、特典付与情報の生成の方法や手順などと同様であるので、説明を省略する。また、謝礼付与情報送信手段は、当該謝礼付与情報を、第一ユーザ識別子により識別されるユーザの端末装置12に送信する。
行動頻度算出部1111は、行動頻度を算出する。行動頻度とは、処理部1107が端末装置12に対する処理を行った結果、ユーザに推薦された行動に対して、ユーザがその行動をとった頻度を示す情報である。また、行動頻度は、例えば、ユーザに推薦された行動に対して、ユーザがその行動をとり、かつ、当該推薦されたユーザが当該行動に対して肯定的な評価をした頻度であってもよい。当該頻度は、割合であってもよいし、回数であってもよい。
具体的に、行動頻度は、例えば、端末装置12に対する処理を行った回数に対する、ユーザがとった行動が推薦行動であると判断した回数の割合や、ユーザがとった行動が推薦行動であると判断した回数などである。当該行動頻度を、以下、適宜、推薦行動頻度とする。また、行動頻度は、例えば、ユーザがとった行動が推薦行動であると判断した回数に対する、当該ユーザが当該行動に対して肯定的な評価をした回数の割合や、当該肯定的な評価をした回数などであってもよい。当該行動頻度を、以下、適宜、肯定評価頻度とする。
また、上記において、端末装置12に対する処理とは、処理部1107が行った処理である。また、推薦行動であると判断した回数とは、通常、受信部1103が受信した行動関連情報のうち、第二ユーザ識別子を有する行動関連情報に含まれる行動情報を、処理部1107が処理を行う際に用いた一連行動情報が有すると推薦行動判断部1108が判断した回数である。また、肯定的な評価をした回数とは、例えば、ユーザが推薦行動をとった後に、肯定的な内容を含む投稿情報を投稿サイトに投稿した回数である。肯定的な内容は、通常、予め決められている。
また、推薦行動頻度を算出する場合、行動頻度算出部1111は、通常、処理部1107が端末装置12に対する処理を行うたびに、当該処理の回数をカウントアップしていく。当該回数は、通常、所定の記憶領域または任意の記憶領域に蓄積される。また、当該回数を、処理回数とする。そして、行動頻度算出部1111は、推薦行動判断部1108が推薦行動であると判断した回数をカウントアップしていく。当該回数も、通常、所定の記憶領域または任意の記憶領域に蓄積される。また、当該回数を、判断回数とする。そして、行動頻度算出部1111は、当該処理回数に対する判断回数の割合を算出し、当該割合または判断回数を、推薦行動頻度として取得する。なお、当該推薦行動頻度の算出は、ユーザを識別するユーザ識別子ごとに行ってもよい。
また、肯定評価頻度を算出する場合、行動頻度算出部1111は、例えば、推薦行動判断部1108が推薦行動であると判断した回数をカウントアップしていく。当該回数を、推薦行動回数とする。そして、行動頻度算出部1111は、推薦行動判断部1108が推薦行動であると判断した後に、ユーザが投稿サイトに投稿したか否かを判断する。そして、行動頻度算出部1111は、投稿したと判断した場合に、当該投稿された情報である投稿情報に、肯定的な内容が含まれているか否かを判断する。そして、行動頻度算出部1111は、当該肯定的な内容が含まれていると判断した回数をカウントアップしていく。当該回数を、肯定評価回数とする。そして、行動頻度算出部1111は、当該推薦行動回数に対する肯定評価回数の割合を算出し、当該割合または肯定評価回数を、肯定評価頻度として取得する。なお、当該肯定頻度の算出は、ユーザを識別するユーザ識別子ごとに行ってもよい。
端末受付部1201は、行動関連情報を受け付ける。受け付けとは、タッチパネルや、キーボード、カードリーダーなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
端末送信部1202は、行動関連情報を、行動支援装置11に送信する。当該行動関連情報は、端末受付部1201が受け付けた行動関連情報である。
端末受信部1203は、レコメンド情報や、特典付与情報、謝礼付与情報、行動頻度などを、行動支援装置11から受信する。
端末出力部1204は、端末受信部1203が受信した各種情報を、出力する。出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタでの印字、プロジェクターを用いた投影、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
また、端末受信部1203が受け付けた上記の各種情報の出力のタイミングは、通常、問わない。なお、当該各種情報の出力のタイミングは、例えば、端末装置12の種類により異なってもよい。例えば、端末装置12が、ICカードの読取機や、いわゆるレジなど、備え付けのものである場合、端末出力部1204は、通常、端末受付部1201が行動関連情報を受け付けた際に、当該各種情報を出力する。この場合、端末出力部1204は、通常、端末受信部1203が受信した各種情報のうち、端末受付部1201が受け付けた行動関連情報が有するユーザ識別子と同一のユーザ識別子が対応付いた各種情報を出力する。
また、例えば、端末装置12が、スマートフォンや携帯電話など、ユーザが所有している携帯端末である場合、端末出力部1204は、端末受信部1203が各種情報を受信した直後に、当該各種情報を出力する。
なお、カテゴリ条件格納部1101、一連行動情報格納部1102、貢献度管理情報格納手段11091は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、カテゴリ条件格納部1101などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介してカテゴリ条件格納部1101に記憶されてもよい。
また、受信部1103、端末受信部1203は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
また、カテゴリ行動判断部1104、一連行動情報蓄積部1105、一連行動判断部1106、処理部1107、レコメンド情報生成手段11071、特典情報生成手段11072、特典付与手段11073、推薦行動判断部1108、謝礼情報生成部1109、謝礼情報生成手段11092、謝礼付与部1110、行動頻度算出部1111は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、カテゴリ行動判断部1104などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、カテゴリ行動判断部1104などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
また、送信手段11074、端末送信部1202は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
また、端末受付部1201における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。端末受付部1201は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーなどで実現され得る。
また、端末出力部1204は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。端末出力部1204は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
次に、情報処理システム1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、行動支援装置11の全体動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートにおいて、カテゴリ条件格納部1101には、n個のカテゴリ条件が格納されているものとする。
(ステップS401)カテゴリ行動判断部1104は、受信部1103が行動関連情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS402に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS402)カテゴリ行動判断部1104は、ステップS401で受信した行動関連情報を、所定の記憶領域または任意の記憶領域に蓄積する。また、このとき、カテゴリ行動判断部1104は、通常、行動関連情報が有するユーザ識別子ごとに、行動関連情報を蓄積する。
(ステップS403)カテゴリ行動判断部1104は、カテゴリ行動の判断のタイミングであるか否かを判断する。カテゴリ行動の判断とは、所定の記憶領域または任意の記憶領域に蓄積されている1以上の各行動関連情報が有する1以上の行動情報が、1以上のカテゴリ条件のいずれかに合致するか否かの判断である。また、カテゴリ行動判断部1104は、通常、所定の期間におけるユーザの一連の行動が、カテゴリ条件に合致するか否かを判断する。従って、カテゴリ行動判断部1104は、通常、所定の期間が終了したか否かを判断することで、カテゴリ行動の判断のタイミングであるか否かを判断する。そして、カテゴリ行動の判断のタイミングである場合は、ステップS404に進み、そうでない場合は、ステップS414に進む。
(ステップS404)カテゴリ行動判断部1104は、所定の記憶領域または任意の記憶領域にユーザ識別子ごとに格納されている行動関連情報群を取得する。行動関連情報群とは、1以上の行動関連情報の集合である。また、この結果、カテゴリ行動判断部1104は、m個の行動関連情報群を取得したものとする。
(ステップS405)カテゴリ行動判断部1104は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS406)カテゴリ行動判断部1104は、カウンタjに1をセットする。
(ステップS407)カテゴリ行動判断部1104は、行動関連情報群[i]がカテゴリ条件[j]に合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS408に進み、そうでない場合は、ステップS410に進む。
(ステップS408)一連行動情報蓄積部1105は、行動関連情報群[i]が有する1以上の行動情報を、一連行動情報として取得する。
(ステップS409)一連行動情報蓄積部1105は、ステップS408で取得した一連行動情報を、行動関連情報群[i]に対応付いているユーザ識別子と対応付けて、一連行動情報格納部1102に蓄積する。
(ステップS410)カテゴリ行動判断部1104は、jがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS412に進み、そうでない場合は、ステップS411に進む。
(ステップS411)カテゴリ行動判断部1104は、jを1インクリメントし、ステップS407に戻る。
(ステップS412)カテゴリ行動判断部1104は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS401に戻り、そうでない場合は、ステップS413に進む。
(ステップS413)カテゴリ行動判断部1104は、iを1インクリメントし、ステップS413に戻る。
(ステップS414)一連行動判断部1106は、一連行動の判断のタイミングであるか否かを判断する。一連行動の判断とは、所定の記憶領域または任意の記憶領域に蓄積されている1以上の各行動関連情報が有する1以上の行動情報が、1以上の一連行動情報のいずれかと所定の条件を満たすほど近似するか否かの判断である。また、一連行動判断部1106は、通常、所定の期間におけるユーザの一連の行動が、一連行動情報が示す一連の行動と所定の条件を満たすほど近似するか否かを判断する。従って、一連行動判断部1106は、通常、所定の期間中であるか否かを判断することで、一連行動の判断のタイミングであるか否かを判断する。そして、一連行動の判断のタイミングである場合は、ステップS415に進み、そうでない場合は、ステップS424に進む。
(ステップS415)一連行動判断部1106は、ステップS401で受信した行動関連情報が有するユーザ識別子を取得する。
(ステップS416)一連行動判断部1106は、所定の記憶領域または任意の記憶領域に格納されている1以上の行動情報群から、ステップS415で取得したユーザ識別子が対応付いている行動情報群を取得する。行動情報群とは、1以上の行動情報の集合である。
(ステップS417)一連行動判断部1106は、カウンタiに1をセットする。ここで、一連行動情報格納部1102には、p個の一連行動情報が格納されているものとする。
(ステップS418)一連行動判断部1106は、ステップS416で取得した行動情報群が、一連行動情報[i]と所定の条件を満たすほど近似するか否かを判断する。近似する場合は、ステップS419に進み、そうでない場合は、ステップS420に進む。
(ステップS419)処理部1107は、一連行動情報[i]を取得する。
(ステップS420)一連行動判断部1106は、iがpであるか否かを判断する。pである場合は、ステップS422に進み、そうでない場合は、ステップS421に進む。
(ステップS421)一連行動判断部1106は、iを1インクリメントし、ステップS418に戻る。
(ステップS422)処理部1107は、ステップS419で取得した一連行動情報を用いた処理を行う。この処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて説明する。そして、ステップS401に戻る。
(ステップS423)推薦行動判断部1108は、推薦行動の判断のタイミングであるか否かを判断する。推薦行動の判断とは、ステップS422の処理を行った結果、ユーザが所定の行動をとったか否かの判断である。また、推薦行動判断部1108は、通常、通常、ステップS422の処理を行った後に、ユーザが所定の行動をとったか否かを判断する。従って、推薦行動判断部1108は、ステップS422の処理を行った後であるか否かを判断することで、推薦行動の判断のタイミングであるか否かを判断する。そして、推薦行動の判断のタイミングである場合は、ステップS424に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS424)推薦行動判断部1108などは、推薦行動に関する処理を行う。この処理の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。そして、ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図5は、図4のフローチャートのステップS422の一連行動情報を用いた処理を示すフローチャートである。
(ステップS501)処理部1107は、取得した一連行動情報から、処理の対象となる行動情報を取得する。
(ステップS502)レコメンド情報生成手段11071は、レコメンド情報を生成するか否かを判断する。例えば、生成する情報の種類を示す生成種類情報により、生成する情報の種類が予め決められている場合、レコメンド情報生成手段11071は、当該生成種類情報が、レコメンド情報を生成することを示すか否かを判断する。そして、レコメンド情報を生成する場合は、ステップS503に進み、そうでない場合は、ステップS505に進む。なお、生成種類情報は、例えば、処理部1107が保持していてもよい。また、生成種類情報は、例えば、所定の記憶領域または任意の記憶領域に格納されていてもよい。
(ステップS503)レコメンド情報生成手段11071は、ステップS501で取得した行動情報を用いて、レコメンド情報を生成する。
(ステップS504)送信手段11074は、ステップS503で生成したレコメンド情報を、ユーザの端末装置12に送信する。当該ユーザは、ステップS415で取得したユーザ識別子により識別されるユーザである。
(ステップS505)特典情報生成手段11072は、ステップS501で取得した行動情報を用いて、特典情報を生成する。
(ステップS506)特典付与手段11073は、ステップS505で取得した特典情報を用いて、当該特典情報が示す特典をユーザに付与する。当該ユーザは、ステップS415で取得したユーザ識別子により識別されるユーザである。
(ステップS507)特典付与手段11073は、特典を付与したことを示す特典付与情報を生成する。
(ステップS508)送信手段11074は、ステップS507で生成した特典付与情報を、ユーザの端末装置12に送信する。当該ユーザは、ステップS415で取得したユーザ識別子により識別されるユーザである。
(ステップS509)行動頻度算出部1111は、処理部1107が処理を行った回数をカウントするための変数totalを、1インクリメントする。そして、上位処理にリターンする。
図6は、図4のフローチャートのステップS424の推薦行動に関する処理を示すフローチャートである。
(ステップS601)推薦行動判断部1108は、処理部1107が取得した一連行動情報から、判断の対象となる行動情報を取得する。
(ステップS602)推薦行動判断部1108は、受信部1103が受信した行動関連情報が、ステップS601で取得した行動情報を有するか否かを判断する。当該「有する」とは、同一であることや、有されることを含む。そして、有する場合は、ステップS603に進み、そうでない場合は、上位処理にリターンする。
(ステップS603)行動頻度算出部1111は、ユーザがとった行動が推薦行動であると判断した回数をカウントするための変数countを、1インクリメントする。
(ステップS604)謝礼情報生成手段11092は、処理部1107が取得した一連行動情報に対応付いているユーザ識別子、およびステップS601で取得した行動情報に対応する貢献度を、貢献度管理情報格納手段11091から取得する。
(ステップS605)謝礼情報生成手段11092は、ステップS604で取得した貢献度を用いて、謝礼情報を生成する。
(ステップS606)謝礼付与部1110は、ステップS605で取得した謝礼情報を用いて、当該謝礼情報が示す謝礼をユーザに付与する。当該ユーザは、ステップS601で取得した行動情報に対応付いているユーザ識別子により識別されるユーザである。
(ステップS607)謝礼付与部1110は、謝礼を付与したことを示す謝礼付与情報を生成する。
(ステップS608)送信手段11074は、ステップS607で生成した特典付与情報を、ユーザの端末装置12に送信する。当該ユーザは、ステップS601で取得した行動情報に対応付いているユーザ識別子により識別されるユーザである。
(ステップS609)行動頻度算出部1111は、「count÷total」を計算し、行動頻度を算出する。
次に、端末装置12の全体動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)端末送信部1202は、端末受付部1201が行動関連情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS702に進み、そうでない場合は、ステップS703に進む。
(ステップS702)端末送信部1202は、ステップS701で受け付けた行動関連情報を、行動支援装置11に送信する。
(ステップS703)端末出力部1204は、端末受信部1203がレコメンド情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS704に進み、そうでない場合は、ステップS706に進む。
(ステップS704)端末出力部1204は、レコメンド情報の出力のタイミングであるか否かを判断する。出力のタイミングである場合は、ステップS705に進み、そうでない場合は、ステップS704に戻る。
(ステップS705)端末出力部1204は、レコメンド情報を出力する。そして、ステップS701に戻る。
(ステップS706)端末出力部1204は、端末受信部1203が特典付与情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS707に進み、そうでない場合は、ステップS709に進む。
(ステップS707)端末出力部1204は、特典付与情報の出力のタイミングであるか否かを判断する。出力のタイミングである場合は、ステップS708に進み、そうでない場合は、ステップS707に戻る。
(ステップS708)端末出力部1204は、特典付与情報を出力する。そして、ステップS701に戻る。
(ステップS709)端末出力部1204は、端末受信部1203が謝礼付与情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS710に進み、そうでない場合は、ステップS712に進む。
(ステップS710)端末出力部1204は、謝礼付与情報の出力のタイミングであるか否かを判断する。出力のタイミングである場合は、ステップS711に進み、そうでない場合は、ステップS710に戻る。
(ステップS711)端末出力部1204は、謝礼付与情報を出力する。そして、ステップS701に戻る。
(ステップS712)端末出力部1204は、端末受信部1203が行動頻度を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS713に進み、そうでない場合は、ステップS701に戻る。
(ステップS713)端末出力部1204は、行動頻度の出力のタイミングであるか否かを判断する。出力のタイミングである場合は、ステップS714に進み、そうでない場合は、ステップS713に戻る。
(ステップS714)端末出力部1204は、行動頻度を出力する。そして、ステップS701に戻る。
(具体例)
次に、情報処理システム1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、行動支援装置11は、行動関連情報を受信したり、レコメンド情報を送信したりするサーバ装置であるものとする。また、端末装置12は、クレジットカードの読取機や、乗車用ICカードに対応した改札機、いわゆるレジ、ユーザが所有する携帯端末などであるものとする。また、本具体例において、所定の期間は、1日であるものとする。また、1日の開始は、0時であり、1日の終了は、24時であるものとする。また、以下、一度説明した例については、適宜、省略するものとする。
(例1)
本例において、一連行動情報の蓄積の例について説明する。本例において、カテゴリ条件格納部1101には、図8に示すカテゴリ条件が格納されているものとする。当該カテゴリ条件は、レコードを一意に特定するためのIDが対応付いている。
まず、ユーザ識別子「User01」で識別されるユーザ(以下、適宜、ユーザ01)が、鉄道用ICカードを利用して、2012年11月1日の14時にA駅から乗車したとする。すると、当該乗車時に通過した改札機の端末受付部1201は、行動関連情報「User01|A駅|乗車|14:00」を受け付ける。そして、当該改札機の端末送信部1202は、当該行動関連情報を、行動支援装置11に送信する。
次に、行動支援装置11の受信部1103は、行動関連情報「User01|A駅|乗車|2012/11/01 14:00」を受信する。そして、カテゴリ行動判断部1104は、当該行動関連情報を、任意の記憶領域に蓄積する。
次に、ユーザ01が、鉄道用ICカードを利用して、14時25分にF駅で下車したとする。すると、当該下車時に通過した改札機の端末受付部1201は、行動関連情報「User01|F駅|下車|2012/11/01 14:25」を受け付ける。そして、当該改札機の端末送信部1202は、当該行動関連情報を、行動支援装置11に送信する。
次に、ユーザ01が、友人とショッピングなどを楽しんだ後、20時25分にF駅から乗車したとする。すると、当該乗車時に通過した改札機の端末受付部1201は、上記と同様に、行動関連情報「User01|F駅|乗車|2012/11/01 20:25」を受け付ける。そして、当該改札機の端末送信部1202は、当該行動関連情報を、行動支援装置11に送信する。
次に、ユーザ01が、鉄道用ICカードを利用して、20時50分にA駅で下車したとする。すると、当該下車時に通過した改札機の端末受付部1201は、行動関連情報「User01|A駅|下車|2012/11/01 20:50」を受け付ける。そして、当該改札機の端末送信部1202は、当該行動関連情報を、行動支援装置11に送信する。
次に、ユーザ01が、自身が所有するスマートフォンを用いて、いわゆるつぶやきを投稿するサイト「サイトα」に、「今日も1日楽しかった!!」のつぶやきを投稿したとする。また、当該投稿した日時が、同日の21時であるとする。すると、当該スマートフォンの端末受付部1201は、行動関連情報「User01|サイトα|投稿|今日も1日楽しかった!!|2012/11/01 21:00」を受け付ける。
次に、2012年11月1日の24時になり、1日が終了したとする。すると、行動支援装置11のカテゴリ行動判断部1104は、任意の記憶領域に格納されている1以上の行動関連情報について、カテゴリ条件に合致するか否かの判断を開始する。
カテゴリ行動判断部1104が任意の記憶領域に蓄積した行動関連情報は、上記の5個である。また、当該5個の行動関連情報について、カテゴリ行動判断部1104は、図8の「ID=012」のカテゴリ条件「投稿内容⊃(楽しいor楽しかった)」に合致すると判断する。当該カテゴリ条件は、ブログなどの投稿サイトに投稿した投稿の内容に「楽しい」または「楽しかった」が含まれることを意味する。
次に、一連行動情報蓄積部1105は、上記のユーザ01の5個の各行動関連情報から、ユーザ識別子以外の情報を行動情報として取得し、結合する。そして、一連行動情報蓄積部1105は、当該取得した情報に当該ユーザ識別子を対応付け、一連行動情報として、一連行動情報格納部1102に蓄積する。当該蓄積の結果は、例えば、図9である。また、当該蓄積した一連行動情報は、例えば、図9の「ID=011」から「ID=015」までである。
なお、図9の一連行動情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、ユーザ識別子(項目名:ユーザ)が対応付いている。また、当該一連行動情報は、行動場所情報(項目名:場所)と、行動内容情報(項目名:内容)と、購入した商品や投稿した内容などを示す情報(項目名:対象)と、行動した日時を示す情報(項目名:日時)とを有する。また、図9において、同一のユーザ識別子が対応付いており、かつ、同一の日付を示す情報を有するものが、一の一連行動情報である。
また、例えば、ユーザ識別子「User02」で識別されるユーザ(以下、適宜、ユーザ02)が、1日の行動において、3つの任意のコンビニエンスストアのそれぞれに、任意の時間に立ち寄り、立ち寄った順に、コーヒー、パン、ガムを購入したとする。また、当該購入に際して、ユーザ02は、クレジットカードを使用したとする。そして、各コンビニエンスストアのレジの端末受付部1201は、それぞれ、行動関連情報「User02|コンビニエース○○店|購入|コーヒー|2012/11/02 13:00」、「User02|コンビニマート△△店|購入|パン|2012/11/02 15:00」、「User02|コンビニエース◇◇店|購入|ガム|2012/11/02 18:00」を受け付けたとする。
次に、カテゴリ行動判断部1104は、上記のユーザ02の3個の行動関連情報について、図8の「ID=013」のカテゴリ条件「購入物品=(パン&ガム&コーヒー)」に合致すると判断する。当該カテゴリ条件は、パンとガムとコーヒーとを購入したことを意味する。
次に、一連行動情報蓄積部1105は、上記と同様に、ユーザ02の3個の行動関連情報から、一連行動情報を生成する。そして、一連行動情報蓄積部1105は、生成した一連行動情報を、一連行動情報格納部1102に蓄積する。当該一連行動情報は、例えば、図9の「ID=016」から「ID=018」までである。
(例2)
本例において、ユーザが使用する端末装置12に対して、レコメンド情報や、特典付与情報などを送信することにより、ユーザに対して次の行動を推薦する例について説明する。本例において、一連行動情報格納部1102には、図9に示す一連行動情報が格納されているものとする。
まず、ユーザ識別子「User03」で識別されるユーザ(以下、適宜、ユーザ03)が、例1のユーザ02と同様に、2つの任意のコンビニエンスストアのそれぞれに、任意の時間に立ち寄り、立ち寄った順に、コーヒー、パンを購入したとする。また、当該購入に際して、ユーザ03は、クレジットカードを使用したとする。なお、このときに各コンビニエンスストアのレジの端末受付部1201が受け付ける行動関連情報は、例1で例示したものと同様であるので、説明を省略する。
ここで、行動支援装置11の一連行動判断部1106が保持する行動近似条件が、「(購入物品=同一)&(割合≧50%)」であるものとする。当該行動近似条件は、同一の物品を50%以上の割合で購入していることを意味する。
また、行動支援装置11の任意の記憶領域に格納されている上記の2個の行動関連情報が有する購入物品を示す情報は、「コーヒー」と「パン」である。また、図9の一連行動情報のうち、「ID=016」から「ID=018」までの一連行動情報が有する購入物品を示す情報は、「コーヒー」と「パン」と「ガム」である。これより、3つの購入物品のうち2つの購入物品が同一である。また、その割合は、「(2/3)×100%=66%」である。
一連行動判断部1106は、上記の様な処理および判断を行う。その結果、一連行動判断部1106は、任意の記憶領域に格納されている2個の行動関連情報が有する行動情報が、図9の「ID=016」から「ID=018」までの一連行動情報と、行動近似条件「(購入物品=同一)&(割合≧50%)」を満たすほど近似すると判断する。
次に、処理部1107は、図9の「ID=016」から「ID=018」までの一連行動情報から、「ID=018」の行動情報「コンビニエース◇◇店|購入|ガム」を取得する。
ここで、行動支援装置11は、レコメンド情報を端末装置12に送信するものと予め決められているとする。すると、レコメンド情報生成手段11071は、処理部1107が取得した行動情報を用いて、図10に示すレコメンド情報を生成する。当該レコメンド情報は、レコメンド情報のテンプレートと、取得した行動情報と、推薦行動頻度と、肯定評価頻度とから生成されたものである。当該推薦行動頻度と肯定評価頻度とは、行動頻度算出部1111が予め算出していたものであり、それぞれ、「45%」と「80%」である。レコメンド情報生成手段11071は、当該レコメンド情報のテンプレートを保持しており、当該テンプレートの一部を、取得した行動情報と、推薦行動情報「45%」と、肯定頻度情報「80%」とで置換することにより、図10のレコメンド情報を生成する。
次に、送信手段11074は、図10のレコメンド情報を、ユーザ03がパンを購入した際のレジに送信する。
次に、レジの端末受信部1203は、図10のレコメンド情報を受信する。そして、端末出力部1204は、図10のレコメンド情報を画面に出力する。また、このとき、図10は、当該レコメンド情報を、ユーザ03がパンを購入した際に発行するレシートに印字し、出力してもよい。
また、行動支援装置11は、ユーザに対して特典を付与し、当該特典を付与したこと示す特典付与情報を端末装置12に送信するものと予め決められているとする。すると、特典情報生成手段11072は、処理部1107が取得した行動情報を用いて、特典情報を生成する。
ここで、処理部1107が取得した行動情報は、「コンビニマート|購入|ガム」であるものとする。また、特典情報生成手段11072は、図11に示す特典管理情報を保持しているものとする。当該特典管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、行動条件(項目名:条件)と、特典情報(項目名:特典)とを有する。
次に、特典情報生成手段11072は、処理部1107が取得した行動情報が、図11の「ID=012」の行動条件「店名=コンビニマート」に合致すると判断する。そして、特典情報生成手段11072は、当該「ID=012」の特典情報「コンビニマート商品券:500円分」を取得する。
また、ここで、行動支援装置11の所定の記憶領域には、ユーザが保有している特典を管理するためのユーザ特典管理情報が格納されているものとする。
次に、特典付与手段11073は、特典情報生成手段11072が取得した特典情報「コンビニマート商品券:500円分」を用いて、ユーザ情報を更新する処理を行う。このときの様子は、例えば、図12である。ここで、例えば、特典付与手段11073は、ユーザ特典管理情報に新たなレコードを追加した処理を行っていたとする。この場合、当該追加されたレコードは、図12の「ID=013」である。
なお、図12のユーザ特典管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、ユーザ識別子(項目名:ユーザ)と、特典の種類(項目名:種類)と、特典の量(項目名:特典)と、特典の有効または無効を示すフラグ(項目名:有効/無効)とを有する。
次に、特典付与手段11073は、特典情報生成手段11072が取得した特典情報「コンビニマート商品券:500円分」を用いて、図13に示す特典付与情報を生成する。当該特典付与情報の生成の方法は、上記のレコメンド情報の生成の方法と同様であるので、説明を省略する。
次に、送信手段11074は、図13の特典付与情報を、ユーザの端末装置12に送信する。ここで、送信手段11074は、ユーザ03が所有しているスマートフォンに、当該特典付与情報をメール送信したものとする。
次に、ユーザ03が所有しているスマートフォンの端末受信部1203は、図13の特典付与情報を受信する。そして、端末出力部1204は、図13の特典付与情報を画面に出力する。
上記の様に、各店舗に備え付けの端末装置12にレコメンド情報や、ポイント付与情報などを送信する場合、行動支援装置11の送信手段11074は、通常、端末装置12が行動関連情報を受け付けた直後に、当該行動関連情報を受け付けた端末装置12に当該レコメンド情報などを送信することが好適である。そして、端末出力部1204は、端末受信部1203が当該レコメンド情報などを受信した直後に、当該レコメンド情報などを出力することが好適である。これは、ユーザがレジから離れてしまい、出力されたレコメンド情報などを閲覧しない可能性があるからである。
また、上記の様に、ユーザが所有する端末装置12にレコメンド情報や、ポイント付与情報などを送信する場合、行動支援装置11の送信手段11074は、通常、レコメンド情報の生成や、ポイント情報の生成などが完了した直後に、当該ポイント情報などを端末装置12に送信することが好適である。そして、端末出力部1204は、端末受信部1203が当該レコメンド情報などを受信した直後に、当該レコメンド情報などを出力することが好適である。これは、ユーザがレコメンド情報などを閲覧する前に、次の行動をとってしまう可能性があるからである。
(例3)
本例において、行動を推薦されたユーザが、当該推薦どおりの行動をとった場合に、当該推薦された行動が登録されたユーザに対して謝礼を付与する例について説明する。本例において、貢献度管理情報格納手段11091には、図14に示す貢献度管理情報が格納されているものとする。当該貢献度管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、ユーザ識別子(項目名:ID)と、行動場所情報と、貢献度とを有する。また、当該貢献度は、図示しない貢献度算出手段が算出し、図示しない貢献度蓄積手段が蓄積したものであるとする。また、当該貢献度は、外出やショッピングなど、ユーザが行動した日数に対する、所定の店に立ち寄った日数の割合である。「立ち寄る」とは、買い物をすることや、飲食をすることなどを含み、広く解する。また、謝礼情報生成手段11092は、図15に示す謝礼管理情報を保持しているものとする。当該謝礼管理情報は、行動情報と、貢献度とに関する条件(項目名:条件)と、謝礼情報(項目名:謝礼)とを有する。
まず、例2において、レコメンド情報や、特典情報などの生成のために、処理部1107が取得した行動情報が、「コンビニエース|購入|ビール」であるものとする。また、当該行動情報を有する一連行動情報であり、一連行動情報格納部1102に格納されている一連行動情報には、ユーザ識別子「User01」が対応付いているものとする。
次に、謝礼情報生成手段11092は、ユーザ識別子「User01」と、処理部1107が取得した行動情報が有する行動場所情報「コンビニエース」とから、図14の「ID=013」の貢献度「80%」を取得する。
次に、謝礼情報生成手段11092は、処理部1107が取得した行動情報が有する行動場所情報「コンビニエース」と、取得した貢献度「80%」が、図15の「ID=013」の条件「(店名=コンビニエース)&(80%≦貢献度≦100%)」に合致すると判断する。当該条件は、店名(行動場所)が「コンビニエース」であり、当該店舗に対する貢献度が80%以上100%以下であることを意味する。そして、謝礼情報生成手段11092は、図15の「ID=013」の謝礼情報「コンビニエース商品券:500円分」を取得する。
次に、謝礼付与部1110は、謝礼情報生成手段11092が取得した謝礼情報「コンビニエース商品券:500円分」を用いて、ユーザ情報を更新する処理を行う。当該処理は、特典情報を用いたユーザ情報の更新と同様であり、例2において説明したので、説明を省略する。
次に、謝礼付与部1110は、謝礼情報生成手段11092が取得した謝礼情報「コンビニエース商品券:500円分」を用いて、図16に示す謝礼付与情報を生成する。当該謝礼付与情報の生成の方法は、例2における特典付与情報の生成の方法と同様であるので、説明を省略する。
次に、送信手段11074は、図16の謝礼付与情報を、ユーザの端末装置12に送信する。ここで、送信手段11074は、ユーザ01が所有しているスマートフォンに、当該特典付与情報をメール送信したものとする。
次に、ユーザ01が所有しているスマートフォンの端末受信部1203は、図16の謝礼付与情報を受信する。そして、端末出力部1204は、図16の謝礼付与情報を画面に出力する。
また、上記において、例えば、処理部1107が取得した行動情報が、「ムーンフロント|購入|カプチーノ」であるとする。また、これにともない、謝礼情報生成手段11092が取得した貢献度が、「55%」であるとする。この場合、謝礼情報生成手段11092は、これらの情報が、図15の「ID=012」の条件「(店名=ムーンフロント)&(50%≦貢献度<80%)」に合致すると判断する。当該条件は、店名(行動場所)が「ムーンフロント」であり、当該店舗に対する貢献度が50%以上80%未満であることを意味する。そして、謝礼情報生成手段11092は、図15の「ID=012」の謝礼情報「コーヒー1杯無料券」を取得する。なお、その後の処理は、上記と同様であるので、説明を省略する。
以上、本実施の形態による情報処理システム1によれば、あるユーザがとった一連の行動のうち、所定のカテゴリに該当する行動であるとして登録されている行動を、他のユーザに推薦することができる。また、当該行動を推薦するために、当該他のユーザに特典を付与することができる。また、あるユーザがとった一連の行動のうち、所定の条件に該当する行動を、所定のカテゴリに該当する行動として登録することができる。また、これにより、例えば、ユーザに対して商品等の販売を促進することができる。また、例えば、あるユーザが幸せな日、楽しい日だと思った1日の行動パターンを、他のユーザに推薦することで、他のユーザも幸せな日、楽しい日を過ごすことができる。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態における行動支援装置は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態における行動支援装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、所定の期間におけるユーザの一連の行動を示す情報であり、ユーザの一の行動を示す1以上の行動情報を有する情報である1以上の一連行動情報が格納される一連行動情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、ユーザの一の行動に関連する情報であり、当該ユーザを識別するユーザ識別子と行動情報とを有する情報である行動関連情報を、端末装置から受信する受信部と、前記受信部が受信した1以上の行動関連情報のうち、同一のユーザ識別子を有する1以上の各行動関連情報が有する1以上の行動情報が、前記一連行動情報格納部に格納されている1以上の一連行動情報のいずれかと所定の条件を満たすほど近似するか否かを判断する一連行動判断部と、前記一連行動判断部が近似すると判断した一連行動情報を用いて、前記ユーザ識別子により識別されるユーザの端末装置に対する処理を行う処理部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における端末装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、行動関連情報を受け付ける端末受付部と、前記端末受付部が受け付けた行動関連情報を、行動支援装置に送信する端末送信部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図17は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の行動支援装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図17において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図18は、コンピュータシステム9のブロック図である。図18において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、MPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の行動支援装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の行動支援装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。