JP2018204769A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018204769A
JP2018204769A JP2017113995A JP2017113995A JP2018204769A JP 2018204769 A JP2018204769 A JP 2018204769A JP 2017113995 A JP2017113995 A JP 2017113995A JP 2017113995 A JP2017113995 A JP 2017113995A JP 2018204769 A JP2018204769 A JP 2018204769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
driving force
hydraulic oil
control valve
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017113995A
Other languages
English (en)
Inventor
雄太 武内
Yuta Takeuchi
雄太 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2017113995A priority Critical patent/JP2018204769A/ja
Publication of JP2018204769A publication Critical patent/JP2018204769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

【課題】作動油の温度が適正な温度範囲外であることにより生じ得る問題を改善することが可能な四輪駆動車の駆動力伝達装置を提供する。【解決手段】四輪駆動車100の補助駆動輪へ伝達される駆動力を調節可能な駆動力伝達装置1は、摩擦クラッチ53と、シリンダ室220の油圧によって摩擦クラッチ53を押圧するピストン50と、シリンダ室220に作動油を供給する油圧ユニット8と、油圧ユニット8を制御する制御部9とを備える。油圧ユニット8は、油圧ポンプ81、制御部9からのモータ電流によって油圧ポンプ81を作動させる電動モータ82、制御部9の制御電流に応じてシリンダ室220に供給される作動油を調圧する制御弁83、及び油圧ポンプ80と制御弁83との間からリザーバ80に作動油を戻す連通路85を有する。制御部9は、作動油の温度が適正な温度範囲外であると判定されたとき、制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させる。【選択図】図4

Description

本発明は、四輪駆動車の補助駆動輪に駆動力を伝達する駆動力伝達装置に関する。
従来、駆動源の駆動力が主駆動輪及び補助駆動輪に伝達される四輪駆動車には、補助駆動輪へ伝達される駆動力を調節可能な駆動力伝達装置が搭載されている。このような駆動力伝達装置には、油圧によって摩擦クラッチを押圧し、摩擦クラッチのクラッチプレート間の摩擦力によって補助駆動輪に駆動力を伝達するものがある(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の四輪駆動車は、複数のクラッチプレートを有する摩擦クラッチと、摩擦クラッチを押圧するピストンと、ピストンの一部が収容されたシリンダ室に作動油を供給する油圧ユニットと、油圧ユニットを制御する制御装置とを備えている。油圧ユニットは、制御装置からモータ電流が供給される電動モータと、電動モータによって作動する油圧ポンプと、制御装置からの電流に応じて油圧ポンプの吐出圧を減圧してシリンダ室に作動油を出力する制御弁とを有している。
特開2016−30477号公報
四輪駆動車は、過酷な環境で使用されることが多く、例えば極寒冷地や高温の砂漠地帯で用いられることもある。ピストンを動作させる作動油は、一般に温度によって粘度が変わり、低温になるほど粘度が高くなる。主駆動輪及び補助駆動輪を有する四輪駆動車では、主駆動輪のみに駆動力を伝達する二輪駆動状態での走行時にスリップが発生した場合、速やかに補助駆動輪にも駆動力を配分して四輪駆動状態とし、走行状態を安定させる必要があるが、作動油の粘度が高いと、油圧ポンプの回転抵抗が大きくなり、また作動油の流動性も低下することから、二輪駆動状態から四輪駆動状態への移行に時間が掛かりやすくなるという問題がある。
また、作動油の温度が高くなって粘度が下がると、油圧ポンプの内部漏れ等により、所定量の作動油をシリンダ室に供給するために必要な電動モータの回転数が多くなってしまうという問題がある。またさらに、上記のような低温時あるいは高温時にも十分な量の作動油を速やかにシリンダ室に供給できるようにするためには、電動モータや油圧ポンプの容量を大きくしなければならず、機器のコスト及び設置スペースが増大してしまう。
そこで、本発明は、作動油の温度が適正な温度範囲外であることにより生じ得る問題を改善することが可能な駆動力伝達装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、駆動源の駆動力が主駆動輪及び補助駆動輪に伝達される四輪駆動車に搭載され、前記補助駆動輪へ伝達される駆動力を調節可能な駆動力伝達装置であって、複数のクラッチプレートの摩擦接触により駆動力を伝達する摩擦クラッチと、シリンダ室の油圧によって前記摩擦クラッチを押圧するピストンと、前記シリンダ室に作動油を供給する油圧ユニットと、前記油圧ユニットを制御する制御部とを備え、前記油圧ユニットは、リザーバから作動油を吸入して吐出する油圧ポンプ、前記制御部から供給されるモータ電流によって前記油圧ポンプを作動させる電動モータ、前記制御部からの制御電流に応じて前記シリンダ室に供給される作動油を調圧する制御弁、及び前記油圧ポンプと前記制御弁との間の配管から前記リザーバに作動油を戻すオリフィスが設けられた連通路とを有し、前記制御部は、前記補助駆動輪への駆動力の伝達が不要な状態で、前記作動油の温度の検出値又はその関連値に基づいて前記作動油の温度が適正な温度範囲外であると判定されたとき、前記制御弁を閉弁した状態で前記電動モータを回転させる、駆動力伝達装置を提供する。
本発明に係る駆動力伝達装置によれば、作動油の温度が適正な温度範囲外であることにより生じ得る問題を改善することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動力伝達装置が搭載された四輪駆動車の構成例を模式的に示す構成図である。 駆動力配分機構の構成例を示す断面図である。 図2の部分拡大図である。 油圧ユニット及び制御部の構成例をクラッチ機構と共に示す構成図である。 制御部のCPUが実行する処理の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において制御部のCPUが実行する処理の具体例を示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動力伝達装置が搭載された四輪駆動車の構成例を模式的に示す構成図である。
四輪駆動車100は、走行用の駆動力を発生させる駆動源としてのエンジン102、トランスミッション103、左右一対の主駆動輪としての前輪104L,104R及び左右一対の補助駆動輪としての後輪105L,105Rと、エンジン102の駆動力を前輪104L,104R及び後輪105L,105Rに伝達可能な駆動力伝達系101とを備えている。この四輪駆動車100は、エンジン102の駆動力を前輪104L,104R及び後輪105L,105Rに伝達する四輪駆動状態と、エンジン102の駆動力を前輪104L,104Rのみに伝達する二輪駆動状態とを切り替え可能である。なお、本実施の形態において、各符号における「L」及び「R」は、車両の前進方向に対する左側及び右側の意味で使用している。
駆動力伝達系101は、フロントディファレンシャル11と、駆動力の伝達を遮断可能な噛み合いクラッチ12と、プロペラシャフト108と、駆動力伝達装置1と、前輪側のドライブシャフト106L,106Rと、後輪側のドライブシャフト107L,107Rとを有する。前輪104L,104Rには、エンジン102の駆動力が常に伝達される。後輪105L,105Rには、噛み合いクラッチ12、プロペラシャフト108、及び駆動力伝達装置1を介してエンジン102の駆動力が伝達される。駆動力伝達装置1は、プロペラシャフト108から左右の後輪105L,105Rに伝達される駆動力を調節可能であり、かつ駆動力を左右の後輪105L,105Rを差動を許容して配分することが可能である。
フロントディファレンシャル11は、一対の前輪側のドライブシャフト106L,106Rにそれぞれ連結された一対のサイドギヤ111、一対のサイドギヤ111にギヤ軸を直交させて噛合する一対のピニオンギヤ112、一対のピニオンギヤ112を支持するピニオンギヤ支持部材113、及びこれら一対のサイドギヤ111と一対のピニオンギヤ112とピニオンギヤ支持部材113を収容するフロントデフケース114を有している。フロントデフケース114には、トランスミッション103で変速されたエンジン102の駆動力が伝達される。
噛み合いクラッチ12は、フロントデフケース114と一体に回転する第1回転部材121と、第1回転部材121と軸方向に並んで配置された第2回転部材122と、第1回転部材121と第2回転部材122とを相対回転不能に連結することが可能なスリーブ123とを有している。スリーブ123は、図略のアクチュエータにより、第1回転部材121及び第2回転部材122に噛み合う連結位置と、第2回転部材122にのみ噛み合う非連結位置との間を軸方向に移動する。スリーブ123が連結位置にあるとき、第1回転部材121と第2回転部材122とが相対回転不能に連結され、スリーブ123が非連結位置にあるとき、第1回転部材121と第2回転部材122とが相対回転自在となる。
プロペラシャフト108は、エンジン102のトルクをフロントデフケース114から噛み合いクラッチ12を介して受け、駆動力伝達装置1側に伝達する。プロペラシャフト108の前輪側端部にはピニオンギヤ109が設けられており、このピニオンギヤ109が、噛み合いクラッチ12の第2回転部材122に相対回転不能に連結されたリングギヤ124に噛み合っている。ピニオンギヤ109及びリングギヤ124は、例えばハイポイドギヤ対からなり、ギヤオイルによって潤滑される。
エンジン102は、トランスミッション103、及びフロントディファレンシャル11を介して、一対の前輪側のドライブシャフト106L,106Rに駆動力を出力することにより、一対の前輪104L,104Rを駆動する。また、エンジン102は、トランスミッション103、噛み合いクラッチ12、プロペラシャフト108、及び駆動力伝達装置1を介して後輪側のドライブシャフト107L,107Rに駆動力を出力することにより、一対の後輪105L,105Rを駆動する。
駆動力伝達装置1は、駆動力配分機構10と、駆動力配分機構10に作動油を供給する油圧ユニット8と、油圧ユニット8を制御する制御部9とを有している。駆動力配分機構10は、プロペラシャフト108から入力される駆動力を後輪側のドライブシャフト107L,107Rに差動を許容して配分することが可能である。ドライブシャフト107Lは左後輪105Lに連結され、ドライブシャフト107Rは右後輪105Rに連結されている。制御部9は、例えば前輪104L,104Rの平均回転速度と後輪105L,105Rの平均回転速度との差である差動回転速度が高いほど、また運転者によるアクセルペダルの踏み込み操作量が大きいほど、後輪105L,105Rに大きな駆動力が伝達されるように油圧ユニット8を制御する。
図2は、駆動力配分機構10の構成例を示す断面図である。図3は、図2の部分拡大図である。図2では、駆動力配分機構10の全体を、後輪側のドライブシャフト107L,107Rの一部と共に示している。
駆動力配分機構10は、車体に支持されるデフキャリア2と、プロペラシャフト108が連結される連結部材31と、連結部材31と一体に回転するピニオンギヤシャフト32と、ピニオンギヤシャフト32からエンジン102の駆動力を受けて回転するデフケース40と、デフケース40に入力された駆動力を一対のサイドギヤ43から差動を許容して出力する差動歯車機構4と、差動歯車機構4の一方のサイドギヤ43とドライブシャフト107Lとの間で駆動力を伝達するクラッチ機構5と、差動歯車機構4とクラッチ機構5との間に配置された軸状の中間軸500とを備えている。
連結部材31とピニオンギヤシャフト32とは、ボルト301及び座金302によって結合されている。また、ピニオンギヤシャフト32は、軸部321とギヤ部322とを有し、軸部321が一対の円錐ころ軸受71,72によって回転可能に支持されている。ギヤ部322は、複数のボルト400によってデフケース40と一体に回転するように固定されたリングギヤ44に噛み合っている。ピニオンギヤシャフト32のギヤ部322及びリングギヤ44は、例えばハイポイドギヤからなり、デフキャリア2に封入されたギヤオイルによって潤滑される。
差動歯車機構4は、デフケース40に支持されたピニオンシャフト41と、ピニオンシャフト41に軸支された一対のピニオンギヤ42と、一対のピニオンギヤ42にギヤ軸を直交させて噛合する一対のサイドギヤ43とを有している。デフケース40は、円錐ころ軸受73,74によってデフキャリア2に回転可能に支持されている。中間軸500は、一対のサイドギヤ43のうち一方のサイドギヤ43と相対回転不能に連結されている。クラッチ機構5は、中間軸500から入力される駆動力を断続及び調節可能にドライブシャフト107Lに伝達する。
四輪駆動車100の直進時において、一方のサイドギヤ43から中間軸500及びクラッチ機構5を経てドライブシャフト107Lに伝達される駆動力が調節されると、差動歯車機構4の差動機能により、ドライブシャフト107Rにも、ドライブシャフト107Lに伝達される駆動力と同等の駆動力が伝達される。ドライブシャフト107Rは、一対のサイドギヤ43のうち、中間軸500とは反対側の他方のサイドギヤ43にスプライン嵌合によって相対回転不能に連結されている。ドライブシャフト107Lは、スプライン嵌合によって後述する第2回転部材52の連結部521に相対回転不能に連結されている。
クラッチ機構5は、油圧ユニット8から供給される作動油の圧力によって動作するピストン50と、中間軸500と一体に回転する第1回転部材51と、ドライブシャフト107Lと一体に回転する第2回転部材52と、第1回転部材51と第2回転部材52との間に配置された摩擦クラッチ53と、ピストン50と摩擦クラッチ53との間に配置されたプレッシャプレート54及びスラストころ軸受55とを有している。クラッチ機構5は、第1回転部材51に入力される駆動力を第2回転部材52からドライブシャフト107Lに出力する。
摩擦クラッチ53は、図3に示すように、第1回転部材51と共に回転する複数のインナクラッチプレート531と、第2回転部材52と共に回転する複数のアウタクラッチプレート532とからなる。インナクラッチプレート531とアウタクラッチプレート532との摩擦摺動は、図略の潤滑油によって潤滑される。複数のインナクラッチプレート531及び複数のアウタクラッチプレート532は、軸方向に沿って交互に配置されている。
摩擦クラッチ53は、ピストン50の押圧力をプレッシャプレート54及びスラストころ軸受55を介して受けることによって発生するインナクラッチプレート531とアウタクラッチプレート532との摩擦力により、第1回転部材51と第2回転部材52との間で駆動力を伝達する。ピストン50は、第1回転部材51及び第2回転部材52の回転軸線Oに沿う軸方向移動により摩擦クラッチ53を押圧する。
第1回転部材51は、外周面に軸方向に沿って延びる複数のスプライン突起からなるスプライン係合部511aが形成された円筒状の円筒部511と、円筒部511よりも小径で、中間軸500がスプライン嵌合により連結される有底円筒状の連結部512と、円筒部511と連結部512とを接続する接続部513とを一体に有している。連結部512の外周面には、デフキャリア2に支持されたシール部材790が摺接する。シール部材790は、クラッチ機構5の収容空間と差動歯車機構4の収容空間とを区画している。
プレッシャプレート54は、第1回転部材51の円筒部511の端部に形成された突起511bを挿通させる挿通孔540が形成されており、第1回転部材51に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能である。プレッシャプレート54は、第1回転部材51の円筒部511よりも外周側に配置されて摩擦クラッチ53を押圧する押圧部541と、円筒部511の内側に配置された内壁部542とを有している。挿通孔540は、押圧部541と内壁部542との間に形成されている。プレッシャプレート54の内壁部542と、第1回転部材51の接続部513との間には、複数のコイルばね57が軸方向に圧縮された状態で配置されている。図2及び図3では、このうち1つのコイルばね57を図示している。複数のコイルばね57は、プレッシャプレート54をピストン50側に付勢している。
第2回転部材52は、ドライブシャフト107Lが連結される連結部521と、連結部521の第1回転部材51側の端部から軸方向に突出するボス部522と、連結部521から外方に張り出した環状の壁部523と、壁部523の外周端部から軸方向に延びる円筒状の円筒部524とを一体に有している。
摩擦クラッチ53は、第1回転部材51の円筒部511と、第2回転部材52の円筒部524との間に配置されている。インナクラッチプレート531には、その内周側の端部に第1回転部材51の円筒部511のスプライン係合部511aに係合する複数の突起531aが形成されている。これにより、インナクラッチプレート531は、第1回転部材51に対して軸方向移動可能かつ相対回転不能に連結されている。また、アウタクラッチプレート532には、その外周側の端部に第2回転部材52の円筒部524の内周面に形成されたスプライン係合部524aに係合する複数の突起532aが形成されている。これにより、アウタクラッチプレート532は、第2回転部材52に対して軸方向移動可能かつ相対回転不能に連結されている。
第1回転部材51は、デフキャリア2に取り付けられた玉軸受75によって支持されている。第2回転部材52は、連結部521とデフキャリア2の内面との間に配置された玉軸受76によって支持されている。第2回転部材52のボス部522の外周面と第1回転部材51との間には、玉軸受77が配置されている。また、第2回転部材52の壁部523と第1キャリア部材21の内面との間には、スラストころ軸受78が配置されている。
デフキャリア2は、クラッチ機構5を収容する第1キャリア部材21と、シリンダ室220が形成された第2キャリア部材22と、差動歯車機構4及びデフケース40を収容する第3のキャリア部材23とを有している。第1キャリア部材21と第2キャリア部材22、及び第2キャリア部材22と第3のキャリア部材23とは、例えばボルト締結によって結合されている。図2及び図3では、第1キャリア部材21と第2キャリア部材22とを結合する複数のボルト201を図示している。
第1キャリア部材21には、第2回転部材52を挿通させる挿通孔の内面にシール部材791が嵌着されている。第3のキャリア部材23には、ドライブシャフト107Rを挿通させる挿通孔の内面にシール部材792が嵌着され、連結部材31及びピニオンギヤシャフト32を挿通させる挿通孔の内面にシール部材793が嵌着されている。
第2キャリア部材22には、ピストン50に油圧を付与して摩擦クラッチ53側に移動させる作動油が供給される環状のシリンダ室220、及びシリンダ室220に作動油を供給する作動油供給孔221が設けられている。シリンダ室220は、回転軸線Oを中心として同心状に形成された円環状であり、油圧ユニット8から作動油供給孔221を介して作動油が供給される。
シリンダ室220には、作動油供給孔221を介して油圧ユニット8から作動油が供給される。ピストン50は、軸方向の一部がシリンダ室220内に配置された状態で回転軸線O方向に進退移動可能であり、シリンダ室220に供給される作動油の油圧によって摩擦クラッチ53を押圧し、複数のインナクラッチプレート531と複数のアウタクラッチプレート532とを摩擦接触させる。駆動力配分機構10は、シリンダ室220に供給される作動油の油圧に応じて、摩擦クラッチ53によって伝達される駆動力を調節可能である。
また、ピストン50は、シリンダ室220の作動油の圧力が低下すると、プレッシャプレート54を介して受けるコイルばね57の付勢力によってシリンダ室220の奥側に移動し、摩擦クラッチ53から離間する。ピストン50の内周面及び外周面には、それぞれ周方向溝が形成され、これらの周方向溝にOリング794,795が保持されている。
(油圧ユニット8及び制御部9の構成)
図4は、油圧ユニット8及び制御部9の構成例をクラッチ機構5と共に模式的に示す構成図である。油圧ユニット8は、リザーバ80から作動油を吸入して吐出する油圧ポンプ81、制御部9から供給されるモータ電流によって油圧ポンプ81を作動させる電動モータ82、制御部9からの制御電流に応じてシリンダ室220に供給される作動油を調圧する制御弁83、及び油圧ポンプ81と制御弁83との間の配管84からリザーバ80に作動油を戻すオリフィス851が設けられた連通路85とを有している。
油圧ポンプ81と電動モータ82とは、連結軸810によって連結されている。油圧ポンプ81は、それ自体は周知のものであり、電動モータ82の回転速度に応じた量の作動油をリザーバ80から汲み上げ、配管84に吐出する。この油圧ポンプ81として、例えば外接ギヤポンプや内接ギヤポンプ、あるいはベーンポンプを用いることができる。
電動モータ82は、例えば三相ブラシレスDCモータであるが、電動モータ82としてブラシ付きのDCモータを用いてもよい。電動モータ82には、その回転速度を検出可能なエンコーダ820が設けられており、制御部9はエンコーダ820の出力値によって連結軸810の回転数を検出することができる。
制御弁83は、油圧ポンプ81からシリンダ室220に供給される作動油の圧力を調節する圧力制御弁であり、より具体的には電磁比例圧力制御バルブである。シリンダ室220に出力される作動油の圧力は、制御部9から制御弁83に供給される制御電流に応じて変化する。本実施の形態では、制御弁83に供給される制御電流が大きいほど制御弁83の弁開度が大きくなる場合について説明するが、これとは逆に、制御電流が大きいほど弁開度が小さくなるように構成された電磁比例圧力制御バルブを制御弁83として用いることも可能である。制御弁83は、油圧ポンプ81から吐出された作動油の一部を排出し、作動油の圧力を減圧してシリンダ室220に出力する。
配管84には、その内部を流れる作動油の温度を検出可能な油温計841が設けられている。この油温計841は、例えばサーミスタからなる検出部が配管84内に配置されており、作動油の温度に応じた検出信号を制御部9に出力する。油温計841は、連通路85との連結箇所840よりも油圧ポンプ81側に設けられている。
連通路85は、余剰な作動油をリザーバ80に還流させるための流路であり、その一端が連結箇所840において配管84と連通し、他端がリザーバ80に開放されている。連通路85の一箇所には、固定絞りであるオリフィス851が設けられている。また、連通路85は、その少なくとも一部が発熱源Hの熱を受ける部位に配置されている。本実施の形態では、この発熱源Hがエンジン102の排気ガスを浄化するマフラーの触媒装置であるが、駆動力配分機構10や電動モータ82を発熱源として利用することも可能である。
制御部9は、半導体記憶素子からなる記憶部91と、記憶部91に記憶されたプログラムを実行するCPU(演算処理装置)92と、電動モータ82にモータ電流を出力するモータ電流出力部93と、制御弁83に制御電流を出力する制御電流出力部94とを有している。CPU92は、電流出力部93及び制御電流出力部94に動作信号を送り、油圧ユニット8を制御する。また、CPU92は、AD変換によりデジタル信号に変換された油温計841の検出値を取得可能である。
電流出力部93及び制御電流出力部94は、FET等のスイッチング素子を有し、CPU92からの動作信号としてスイッチング素子をオン又はオフさせるPWM信号を受ける。電流出力部93は、PWM信号のデューティー比に応じたモータ電流を電動モータ82に出力し、制御電流出力部94も同様に、PWM信号のデューティー比に応じた制御電流を制御弁83に出力する。
(四輪駆動車100及び駆動力伝達装置1の動作)
四輪駆動車100は、四輪駆動状態では、噛み合いクラッチ12のスリーブ123が連結位置に移動して第1回転部材121と第2回転部材122とが相対回転不能に連結され、かつシリンダ室220の油圧によってピストン50が摩擦クラッチ53を押圧し、前輪104L,104R及び後輪105L,105Rにエンジン102の駆動力が配分される。
一方、二輪駆動状態では、噛み合いクラッチ12のスリーブ123が非連結位置に移動して第1回転部材121と第2回転部材122とが相対回転自在となると共に、シリンダ室220への油圧の供給が遮断され、摩擦クラッチ53が開放状態となり、第1回転部材51と第2回転部材52とが相対回転自在となる。この状態では、プロペラシャフト108にエンジン102の駆動力が伝達されず、また四輪駆動車100が走行することによる後輪105L,105Rの回転力もプロペラシャフト108に伝達されないので、四輪駆動車100が走行中であってもプロペラシャフト108が非回転となる。
以下、噛み合いクラッチ12及び駆動力配分機構10でプロペラシャフト108側との連結が遮断された状態をディスコネクト状態という。このディスコネクト状態では、一対のピニオンギヤ42が空転し、中間軸500がドライブシャフト107Rの回転力によってドライブシャフト107L,107Rとは反対方向に回転する。また、ディスコネクト状態では、ピニオンギヤ109やリングギヤ44の回転による動力ロスが抑制され、四輪駆動車100の燃費性能が向上する。制御部9は、例えば上位コントローラから四輪駆動車100をディスコネクト状態とすべきことを示す信号を受け付けたとき、シリンダ室220への油圧の供給を遮断する。具体的には、CPU92が電動モータ82を停止させると共に制御弁83を全閉状態とする。
前述のように、作動油はその温度によって粘度が変わり、低温になるほど粘度が高くなる。作動油の粘度が高い場合には、作動油の流動性が低下して油圧ポンプ81の回転抵抗が大きくなることから、二輪駆動状態から四輪駆動状態への移行に時間が掛かりやすくなる。また、作動油の温度が高くなって粘度が下がると、作動油がオリフィス851を通過しやすくなることや油圧ポンプ81の内部漏れ等により、ピストン50に押圧力を発生させるために必要な作動油をシリンダ室220に供給するのに要する電動モータ82の回転数が多くなってしまう。そこで、制御部9は、作動油の温度が適正な温度範囲外であると判定されたとき、制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させる。
本実施の形態では、特に作動油の低温時に発生し得る問題を改善するため、作動油の温度が適正な温度範囲よりも低い低温状態であると判定されたとき、制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させる。次に、作動油の温度の適正化のために制御部9のCPU92が実行する処理の具体例について詳細に説明する。
図5は、制御部9のCPU92が作動油の温度を適正化するために実行する処理の具体例を示すフローチャートである。CPU92は、このフローチャートに示す処理を後輪105L,105Rに駆動力を伝達することが不要な状態である場合に実行する。後輪105L,105Rに駆動力を伝達することが不要な状態とは、四輪駆動車100がディスコネクト状態である場合の他、ディスコネクト状態でなくても、前後輪の差動回転速度やアクセルペダルの踏み込み操作量に基づいて後輪105L,105Rに駆動力を伝達することが不要であると判断された場合が含まれる。
このフローチャートに示す処理において、CPU92はまず、作動油の温度(油温)を取得する(ステップS1)。本実施の形態では、CPU92が油圧ユニット8の油温計841の検出値を取得する。ただし、油圧ユニット8が油温計841を有していない場合は、作動油の温度の関連値に基づいて油温を推定してもよい。この関連値としては、例えば電動モータ82の温度や、CPU92等が実装された基板の温度、あるいは外気温を用いることができる。
次に、CPU92は、ステップS1で取得した油温が第1の低温閾値以下か否かを判定する(ステップS2)。この第1の低温閾値は、例えば0℃以下であって、作動油の粘度が油圧ユニット8の応答性に影響を及ぼし始める程度の温度である。CPU92は、油温が第1の低温閾値以下である場合(S2:Yes)、制御弁83への制御電流をゼロとして制御弁83を全閉状態にし(ステップS3)、電動モータ82にモータ電流を供給する(ステップS4)。このステップS4において電動モータ82に供給する電流は、例えば電動モータ82の定格電流である。
次に、CPU92は、再度油温を取得し(ステップS5)、取得した油温が第2の低温閾値以上か否かを判定する(ステップS6)。この第2の低温閾値は、ステップS2における第1の低温閾値よりも高い温度であり、第1の低温閾値と第2の低温閾値との温度差は例えば5〜10℃である。この判定で油温が第2の低温閾値以上でなければ(S6:No)、ステップS3以降の処理を再度実行する。一方、ステップS6判定で、油温が第2の低温閾値以上であれば(S6:Yes)図5に示すフローチャートの処理を一旦終了し、所定時間経過後に再度ステップS1以降の処理を実行する。
これらの処理によれば、油温が適正な温度範囲外の第1の低温閾値以下であると判定されたとき、制御弁83の全閉状態で電動モータ82にモータ電流が供給されるため、油圧ポンプ81から吐出された作動油が連通路85を流れ、発熱源Hの熱によって作動油の温度が上昇する。これにより、作動油が第2の低温閾値以上に加熱され、粘度が低下する。また、第2の低温閾値は、第1の低温閾値よりも所定温度高いので、油温が第2の低温閾値以上になったときに電動モータ82へのモータ電流の供給を停止しても、直ちに油温が第1の低温閾値以下になることはない。なお、ステップS2及びS6における判定は、作動油の温度の関連値に基づいて推定した油温に基づいて行ってもよい。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、作動油の温度の検出値又はその関連値に基づいて、作動油の温度が適正な温度範囲外であると判定されたとき、制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させる。より具体的には、作動油の温度が適正な温度範囲よりも低い低温状態であると判定されたとき、制御部9が制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させるので、作動油の粘度が油圧ユニット8の応答性に大きな影響を及ぼすほど高くなることが抑止され、四輪駆動車100が極寒冷地を走行する場合であっても、油圧ユニット8の応答性を良好に維持することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、特に作動油の高温時に発生し得る問題を改善するため、作動油の温度が適正な温度範囲よりも高い高温状態であると判定されたとき、制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させる。以下、第2の実施の形態について、第1の実施の形態と異なる部分について重点的に説明する。
第2の実施の形態に係る駆動力伝達装置は、図1〜4を参照して説明した第1の実施の形態と概ね同様に構成されているが、連通路85の少なくとも一部が車両走行に伴って冷却される部位に配置され、作動油の温度が適正な温度範囲よりも高い高温状態であると判定されたとき、制御部9が制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させる点が第1の実施の形態と異なる。本実施の形態に係る連通路85は、図示は省略しているが、例えば車両走行による風を受ける部位や、放熱フィンの近傍に配置される。
図6は、第2の実施の形態において、制御部9のCPU92が作動油の温度を適正化するために実行する処理の具体例を示すフローチャートである。このフローチャートにおけるステップS1及びS3〜S5の処理内容は、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態において、CPU92は、ステップS1で取得した油温が第1の高温閾値以上か否かを判定する(ステップS2)。この第1の高温閾値は、作動油の粘度の低下により、油圧ポンプ81の内部漏れやオリフィス851を通過する作動油の流量が増大しやすくなる程度の温度である。CPU92は、油温が第1の高温閾値以上である場合(S2:Yes)、制御弁83への制御電流をゼロとして制御弁83を全閉状態にし(ステップS3)、電動モータ82にモータ電流を供給する(ステップS4)。このステップS4において電動モータ82に供給する電流は、例えば電動モータ82の定格電流である。
次に、CPU92は、再度油温を取得し(ステップS5)、取得した油温が第2の高温閾値以下か否かを判定する(ステップS6)。この第2の高温閾値は、ステップS2における第1の高温閾値よりも低い温度であり、第1の高温閾値と第2の高温閾値との温度差は例えば5〜10℃である。この判定で油温が第2の高温閾値以下でなければ(S6:No)、ステップS3以降の処理を再度実行し、油温が第2の低温閾値以下であれば(S6:Yes)図6に示すフローチャートの処理を一旦終了し、所定時間経過後に再度ステップS1以降の処理を実行する。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態によれば、作動油の温度が適正な温度範囲よりも高い高温状態であると判定されたとき、制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させるので、作動油が冷却される。これにより、高温時に作動油がオリフィス851を通過しやすくなることや油圧ポンプ81の内部漏れ等に起因して、シリンダ室220に作動油を供給するために必要な電動モータ82の回転数が増大することにより油圧ユニット8の応答性が低下することが抑制される。
(付記)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、これらの実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、四輪駆動車100の構成は、図1に例示したものに限らず、適宜変形することが可能であり、例えば噛み合いクラッチ12を省略して二輪駆動状態での走行時にプロペラシャフト108が常に回転するようにすることも可能である。
また、駆動力配分機構10の構成も、図2,3に例示したものに限らず、例えばプロペラシャフト108とピニオンギヤシャフト32との間で伝達される駆動力を摩擦クラッチによって調整可能なものであってもよい。あるいは、駆動力配分機構10が差動歯車機構4を有さず、後輪側のドライブシャフト107L,107Rのそれぞれに対応して一対の摩擦クラッチが配置されていてもよい。
また、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせることも可能である。具体的には、作動油の温度の検出値又は推定値が第1の低温閾値よりも低い場合もしくは第1の高温閾値よりも高い場合に、制御弁83を閉弁した状態で電動モータ82を回転させてもよい。この場合、連通路85は、その少なくとも一部が比較的温度が変化しにくい部位に配置されていることが望ましい。
1…駆動力伝達装置 100…四輪駆動車
102…エンジン(駆動源) 104L,104R…前輪(主駆動輪)
105L,105R…後輪(補助駆動輪) 220…シリンダ室
50…ピストン 53…摩擦クラッチ
531…インナクラッチプレート 532…アウタクラッチプレート
8…油圧ユニット 80…リザーバ
81…油圧ポンプ 82…電動モータ
83…制御弁 84…配管
85…連通路 851…オリフィス
9…制御部 H…発熱源

Claims (3)

  1. 駆動源の駆動力が主駆動輪及び補助駆動輪に伝達される四輪駆動車に搭載され、前記補助駆動輪へ伝達される駆動力を調節可能な駆動力伝達装置であって、
    複数のクラッチプレートの摩擦接触により駆動力を伝達する摩擦クラッチと、
    シリンダ室の油圧によって前記摩擦クラッチを押圧するピストンと、
    前記シリンダ室に作動油を供給する油圧ユニットと、
    前記油圧ユニットを制御する制御部とを備え、
    前記油圧ユニットは、リザーバから作動油を吸入して吐出する油圧ポンプ、前記制御部から供給されるモータ電流によって前記油圧ポンプを作動させる電動モータ、前記制御部からの制御電流に応じて前記シリンダ室に供給される作動油を調圧する制御弁、及び前記油圧ポンプと前記制御弁との間の配管から前記リザーバに作動油を戻す連通路とを有し、
    前記制御部は、前記補助駆動輪への駆動力の伝達が不要な状態で、前記作動油の温度の検出値又はその関連値に基づいて前記作動油の温度が適正な温度範囲外であると判定されたとき、前記制御弁を閉弁した状態で前記電動モータを回転させる、
    駆動力伝達装置。
  2. 前記連通路は、その少なくとも一部が発熱源の熱を受ける部位に配置され、
    前記制御部は、前記作動油の温度が前記適正な温度範囲よりも低い低温状態であると判定されたとき、前記制御弁を閉弁した状態で前記電動モータを回転させる、
    請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記連通路は、その少なくとも一部が車両走行に伴って冷却される部位に配置され、
    前記制御部は、前記作動油の温度が前記適正な温度範囲よりも高い高温状態であると判定されたとき、前記制御弁を閉弁した状態で前記電動モータを回転させる、
    請求項1又は2に記載の駆動力伝達装置。
JP2017113995A 2017-06-09 2017-06-09 駆動力伝達装置 Pending JP2018204769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113995A JP2018204769A (ja) 2017-06-09 2017-06-09 駆動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113995A JP2018204769A (ja) 2017-06-09 2017-06-09 駆動力伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018204769A true JP2018204769A (ja) 2018-12-27

Family

ID=64956801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017113995A Pending JP2018204769A (ja) 2017-06-09 2017-06-09 駆動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018204769A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021057945A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 日本電産トーソク株式会社 モータユニットの制御装置
JP2021063535A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62151632A (ja) * 1985-12-23 1987-07-06 Mitsuwa Seiki Co Ltd クラツチ操作機構
JPH02286431A (ja) * 1989-04-26 1990-11-26 Honda Motor Co Ltd 車両の駆動力配分制御装置
JP2001206092A (ja) * 2000-01-24 2001-07-31 Fuji Univance Corp 駆動力配分装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62151632A (ja) * 1985-12-23 1987-07-06 Mitsuwa Seiki Co Ltd クラツチ操作機構
JPH02286431A (ja) * 1989-04-26 1990-11-26 Honda Motor Co Ltd 車両の駆動力配分制御装置
JP2001206092A (ja) * 2000-01-24 2001-07-31 Fuji Univance Corp 駆動力配分装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021057945A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 日本電産トーソク株式会社 モータユニットの制御装置
US11739741B2 (en) 2019-09-27 2023-08-29 Nidec Tosok Corporation Control device for motor unit
JP7367429B2 (ja) 2019-09-27 2023-10-24 ニデックパワートレインシステムズ株式会社 モータユニットの制御装置
JP2021063535A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置
JP7371434B2 (ja) 2019-10-11 2023-10-31 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9022158B2 (en) Four-wheel-drive vehicle and control unit for four-wheel-drive vehicle
US6446774B2 (en) Active control of a hydra-mechanical traction control device
JP4800014B2 (ja) 油圧回路の制御装置
JP6183535B2 (ja) 4輪駆動車のクラッチ制御装置
US20160160713A1 (en) Lubrication system for power transfer unit having externally-mounted electric oil pump
US20160341300A1 (en) Active transfer case with splash recovery clutch lubrication system
JP5082632B2 (ja) 駆動力伝達装置及び駆動力伝達装置の制御方法
US8761982B2 (en) Vehicle
US20170036538A1 (en) High-speed rotation vehicle transfer
JP6728803B2 (ja) 駆動力伝達装置の制御装置及び制御方法
JP2018204769A (ja) 駆動力伝達装置
US10054222B2 (en) Hydraulic system of a vehicle powertrain
US20210324921A1 (en) Clutch device
JP5600633B2 (ja) 車両用駆動装置及び車両
JP5335025B2 (ja) 車両用駆動装置
US9108625B2 (en) Power transmitting apparatus for vehicle
JP2012214176A (ja) 車両用駆動装置
US11339835B2 (en) Drive force transfer device
US10077811B2 (en) Transfer case with disconnect lubrication
JP5520993B2 (ja) 車両用駆動装置
JP5850641B2 (ja) 車両
JP2011149458A (ja) 油圧クラッチ作動装置
JP6288124B2 (ja) 車両用動力伝達装置
JP6194815B2 (ja) 4輪駆動車のトランスファ装置
JP2011149459A (ja) 動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210921