JP2018204357A - 木質面材の補強方法 - Google Patents

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由典 松原
Yoshinori Matsubara
由典 松原
國府田まりな
Marina Koda
暁彦 國本
Akihiko Kunimoto
暁彦 國本
雄機 寺村
Yuki Teramura
雄機 寺村
春菜 陶山
Haruna Suyama
春菜 陶山
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Abstract

【課題】本発明は、木質面材の板厚を厚くせずに、木質面材の面外剛性を高めることを目的とする。【解決手段】木質面材の補強方法は、木質床20の上面20Uに沿って木質補強リブ材50X、50Yを配置し、当該木質補強リブ材50X、50Yをラグスクリューボルト60によって木質床20に接合する。【選択図】図3

Description

本発明は、木質面材の補強方法に関する。
木製根太の上に敷設される木質床が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−60774号公報
ところで、木質床や木質壁等の木質面材の板厚を厚くすることにより、木質面材の面外剛性を高めることが考えられる。
しかしながら、木質面材の板厚は、現場等で変更することはできず、必要に応じて木質面材に面外剛性を付与することが難しい。
本発明は、上記の事実を考慮し、木質面材の板厚を厚くせずに、木質面材の面外剛性を高めることを目的とする。
請求項1に記載の木質面材の補強方法は、木質面材の表面に沿って木質補強リブ材を配置し、該木質補強リブ材を接合部材によって前記木質面材に接合する。
請求項1に係る木質面材の補強方法によれば、木質面材の表面に木質補強リブ材が接合される。これにより、木質面材の板厚を厚くせずに、木質面材に面外剛性を付与することができる。
また、木質補強リブ材は、工場等において木質面材の表面に予め接合する必要はなく、例えば、現場において木質面材の表面に接合することができる。したがって、必要に応じて木質面材に面外剛性を付与することができる。
請求項2に記載の木質面材の補強方法は、前記木質面材は、CLT、LVL、又は集成材とされ、前記木質補強リブ材は、CLT、LVL、又は集成材とされる。
請求項2に係る木質面材の補強方法によれば、CLT等の木質面材にCLT等の木質補強リブ材を接合部材によって接合することにより、木質面材の面外剛性を容易に高めることができる。
請求項3に記載の木質面材の補強方法は、請求項1又は請求項2に記載の木質面材の補強方法において、前記木質面材又は前記木質補強リブ材に前記接合部材を貫通させ、前記木質補強リブ材と前記木質面材とを接合する。
請求項3に係る木質面材の補強方法によれば、木質面材又は木質補強リブ材を貫通する接合部材によって、木質面材と木質補強リブ材とを容易に接合することができる。
以上説明したように、本発明に係る木質面材の補強方法によれば、木質面材の板厚を厚くせずに、木質面材の面外剛性を高めることができる。
図1は、一実施形態に係る木質面材の補強方法が適用された構造物の所定階における角部屋を示す平断面図である。 図2は、図1に示される構造物を矢印S方向から見た側面図である。 図3は、図1の3−3線断面図である。 図4は、一実施形態に係る木質面材の補強方法の変形例を示す図3に対応する断面図である。 図5は、一実施形態に係る木質面材の補強方法の変形例を示す図1の一部拡大図に相当する平断面図である。 図5の6−6線断面図である。 (A)は、一実施形態に係る木質面材の補強方法の変形例を示す図3に相当する断面図であり、(B)は、図7の7B−7B線断面図である。 一実施形態に係る木質面材の補強方法の変形例を示す図3に相当する断面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る木質面材の補強方法について説明する。
図1には、本実施形態に係る構造物10における所定階の角部屋12が示されている。なお、図1に示されるX方向及びY方向は、互いに直交する水平二方向を示している。
構造物10は、複数層(複数階)で構成されている。また、構造物10には、木質面材による壁構造が採用されている。具体的には、構造物10は、木質床20と、木質床20の外周部に沿って配置される木質壁30X,30Yとを備えている。
木質床20及び木質壁30X,30Yは、例えば、CLT(Cross Laminated Timber)によって形成されている。木質壁30Xは、X方向に沿って配置されており、木質壁30Yは、Y方向に沿って配置されている。
なお、木質壁30Xと木質壁30Yとは、同様の構成とされている。したがって、以下では、木質壁30Xについて説明し、木質壁30Yの説明は適宜省略する。
木質床20は、角部屋12の床を構成している。図2に示されるように、木質床20の外周部は、上下階の木質壁30Xの間に配置されている。この木質床20の外周部と、上下階の木質壁30Xとは、例えば、図示しない引きボルトやL型の金物(せん断金物)によって接合されている。また、木質床20の外周部は、下階の木質壁30Xによって支持されている。
ここで、図1に示されるように、角部屋12の角部12Cには、木質壁30X,30Yが設けられておらず、開口部14とされている。また、角部12Cの頂部には、柱40が立てられている。柱40は、角形鋼管等の鉄骨柱とされている。なお、柱40は、鉄骨造に限らず、例えば、鉄筋コンクリート造等とされても良い。
図2に示されるように、開口部14は、後述する木質補強リブ材50Xと、木質補強リブ材50Xの上方の木質床20とに亘って形成されている。また、開口部14は、木質壁30Xと柱40とに亘って形成されている。この開口部14には、窓枠16及び窓ガラス18が設置されている。
窓枠(サッシ)16は、枠状に形成されており、開口部14の内周面に沿って配置されている。この窓枠16の内側には、窓ガラス18が嵌め込まれている。
ここで、前述したように、開口部14には、木質床20を支持する木質壁30Xが設けられていない。そのため、開口部14では、木質床20がたわむ可能性がある。この対策として本実施形態では、木質床20が木質補強リブ材50X、50Y(図1参照)によって補強されている。
なお、木質補強リブ材50Xと木質補強リブ材50Yとは、同様の構成とされている。したがって、以下では、木質補強リブ材50Xについて説明し、木質補強リブ材50Yの説明は適宜省略する。
図3に示されるように、木質補強リブ材50Xは、例えば、CLT等によって断面矩形の梁状に形成されている。この木質補強リブ材50Xは、木質床20の上面20Uに沿って配置されている。
図2に示されるように、木質補強リブ材50Xは、木質壁30Xと柱40とに梁状に架設されている。つまり、木質補強リブ材50Xの長手方向の一端部は木質壁30Xに接合され、木質補強リブ材50Xの長手方向の他端部は木質壁30Xに接合されている。
なお、木質床20は、木質面材の一例であり、木質床20の上面20Uは、木質面材の表面の一例である。また、木質補強リブ材50Xは、木質壁30Xと柱40とに架設されなくても良い。
図3に示されるように、木質補強リブ材50Xは、例えば、現場において、接合部材としての複数のラグスクリューボルト(LSB)60によって木質床20に接合されている。これにより、木質補強リブ材50Xが木質床20に一体化されるとともに、木質補強リブ材50Xが木質床20の上面20Uから上方へリブ状(突起状)に突出した状態となる。この木質補強リブ材50Xによって、木質床20に面外方向の剛性(面外剛性)が付与される。
なお、複数のラグスクリューボルト60は、木質補強リブ材50Xの長手方向に間隔を空けて配置されている。また、ラグスクリューボルト60の数や配置は、適宜変更可能である。また、ラグスクリューボルト60は、接合部材の一例である。
木質補強リブ材50Xの上には、二重床22の端部が載置されている。二重床22は、例えば、木質床20の上に配置されており、木質床20との間に床下空間24を形成している。また、二重床22によって、木質補強リブ材50Xが隠されており、二重床22上の室内から木質補強リブ材50Xが見えなくなっている。
(木質面材の補強方法)
次に、木質面材の補強方法の一例について説明する。
本実施形態では、現場において、ラグスクリューボルト60によって、木質補強リブ材50Xを木質床20に接合する。具体的には、先ず、木質床20及び木質補強リブ材50Xに、ラグスクリューボルト60を捻じ込む先孔をそれぞれ形成する。次に、木質床20の上面20Uに沿って木質補強リブ材50Xを設置する。
次に、図3に示されるように、木質床20の下面20L側から先孔にラグスクリューボルト60を捻じ込み、木質床20にラグスクリューボルト60を貫通させるとともに、木質補強リブ材50Xの先孔にラグスクリューボルト60に捻じ込む。
以上の手順により、木質床20及び木質補強リブ材50Xに複数のラグスクリューボルト60を捻じ込む。これにより、木質補強リブ材50Xが木質床20に接合され、木質床20に面外剛性が付与される。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る構造物10では、角部屋12の角部12Cに開口部14が形成されている。この開口部14には、窓枠16及び窓ガラス18が設置されている。これにより、角部屋12の意匠性、眺望性、採光性等が高められている。
ここで、開口部14には、木質床20を支持する木質壁30Xが存在しない。そのため、開口部14では、木質床20がたわむ可能性がある。この対策として本実施形態では、図2及び図3に示されるように、木質床20が木質補強リブ材50Xによって補強されている。これにより、木質床20の板厚を厚くせずに、木質床20に面外剛性を付与することができる。したがって、木質床20のたわみが低減される。
また、図2に示されるように、木質補強リブ材50Xは、木質壁30Xと柱40との間に梁状に架設される。これにより、木質床20のたわみがさらに低減される。
さらに、木質補強リブ材50Xは、工場等において木質床20の上面20Uに接合する必要はなく、現場において、木質床20の上面20Uに接合することができる。したがって、必要に応じて木質床20の面外剛性を付与することができる。
また、図3に示されるように、木質補強リブ材50Xと木質床20とは、木質床20を貫通するラグスクリューボルト60によって容易に接合することができる。したがって、施工性が向上する。
さらに、木質補強リブ材50Xは、木質床20と同じCLTによって形成されている。そのため、同様の要領で、木質床20及び木質補強リブ材50Xにラグスクリューボルト60を捻じ込むことができる。したがって、施工性がさらに向上する。
しかも、木質補強リブ材50Xは、木質床20の上面20Uにリブ状に設けられるため、開口部14の開口面積を広く確保することができる。
また、本実施形態では、木質補強リブ材50Xの上に、二重床22の外周部が載置されている。この二重床22によって、木質補強リブ材50Xが隠されており、二重床22上の室内から木質補強リブ材50Xが見えなくなっている。したがって、室内の意匠性が向上する。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、木質床20を貫通するラグスクリューボルト60によって、木質床20と木質補強リブ材50Xとを接合したが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図4に示されるように、木質補強リブ材50Xを貫通するラグスクリューボルト60によって、木質床20と木質補強リブ材50Xとを接合しても良い。
また、図5及び図6に示されるように、木質補強リブ材50Xは、複数のラグスクリューボルト60によって木質壁30Xの内壁面30X1に接合しても良い。なお、複数のラグスクリューボルト60は、木質壁30Xの長手方向に間隔を空けて配置されている。また、図示を省略するが、木質補強リブ材50Xは、複数のラグスクリューボルト60によって木質壁30Xの外壁面30X2に接合されても良い。
また、上記実施形態では、木質補強リブ材50Xが、接合部材としてのラグスクリューボルト60によって木質床20に接合されるが、上記実施形態はこれに限らない。接合部材としては、例えば、ボルトやグルード・イン・ロッド(GIR)、アンカー部材、木製の貫や栓、接着剤等であっても良い。
なお、図7(A)及び図7Bには、木質床20と木質補強リブ材50Xとを接合する木製の栓70が示されている。このように栓70を木製とすることにより、素材の親和性を高めることができる。
また、例えば、図8に示されるように、接合部材としては、接合金物80を用いても良い。具体的には、木質補強リブ材50Xの両側には、接合金物80がそれぞれ配置されている。各接合金物80は、断面L字形状に形成されている。
接合金物80の一方のフランジ部80Aは、木質補強リブ材50Xの側面に重ねられ、ビス82によって木質補強リブ材50Xに接合されている。また、接合金物80の他方のフランジ部80Bは、木質床20の上面20Uに重ねられ、ビス84によって木質床20に接合されている。このように接合金物80を介して、木質補強リブ材50Xと木質床20とを接合することも可能である。
また、上記実施形態では、木質補強リブ材50Xが木質床20の上面20Uに沿って配置されるが、上記実施形態はこれに限らない。木質補強リブ材は、木質床20の下面20Lに沿って配置されても良い。この場合、木質床20の下面20Lに沿って配置された木質補強リブ材は、例えば、天井材等によって隠すことができる。
また、上記実施形態では、木質補強リブ材50Xが木質床20に接合されるが、上記実施形態はこれに限らない。木質補強リブ材は、例えば、木質床、木質壁、及び木質天井等の種々の木質面材に接合することができる。
また、上記実施形態では、木質補強リブ材50XがCLTによって形成されるが、上記実施形態ではこれに限らない。木質補強リブ材は、例えば、LVL(Laminated Veneer Lumber)、集成材、合板、無垢材等によって形成されても良い。これと同様に、木質面材は、CLTに限らず、LVL、集成材、合板、無垢材等によって形成されても良い。さらに、木質補強リブ材と木質面材とは、異種の木質材(例えば、木質補強リブ材がCLTで、木質面材がLVLなど)によって形成されても良い。
また、上記実施形態では、構造物10が壁構造とされるが、上記実施形態に係る木質面材の補強方法は、種々の構造の構造物に適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
20 木質床(木質面材)
20U 上面(木質面材の表面)
30X 木質壁(木質面材)
30X1 内壁面(木質面材の表面)
50X 木質補強リブ材
50Y 木質補強リブ材
60 ラグスクリューボルト(接合部材)
70 栓(接合部材)
80 接合金物(接合部材)

Claims (3)

  1. 木質面材の表面に沿って木質補強リブ材を配置し、該木質補強リブ材を接合部材によって前記木質面材に接合する、
    木質面材の補強方法。
  2. 前記木質面材は、CLT、LVL、又は集成材とされ、
    前記木質補強リブ材は、CLT、LVL、又は集成材とされる、
    請求項1に記載の木質面材の補強方法。
  3. 前記木質面材又は前記木質補強リブ材に前記接合部材を貫通させ、前記木質補強リブ材と前記木質面材とを接合する、
    請求項1又は請求項2に記載の木質面材の補強方法。

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