JP2018203505A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転倒を防止できる機構を備えた搬送装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る搬送装置は、台車と、アームと、保持部と、重量物と、を備える。前記台車は、移動可能である。前記アームは、水平方向に沿う第1方向において、前記台車に対して伸縮可能に設けられている。前記保持部は、前記アームの先端に設けられ、物品を保持可能である。前記重量物は、前記台車に設けられ、前記台車に対して前記第1方向と反対の第2方向に可動である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、搬送装置に関する。
従来、製造工場等の作業現場では、移動可能な台車と伸縮可能なアームを備えた搬送装置が用いられている。この搬送装置によれば、例えば、アームを伸ばして台車から離れた位置の物品を保持し、台車の上に物品を移載して搬送することが可能である。
アームを伸ばして物品を保持する際、アームの移動に合わせて搬送装置の重心も移動するため、搬送装置が転倒する可能性がある。この対策として、コンベアなどの設備や床面に、搬送装置と係合する器具を設け、搬送装置の転倒を防止することが考えられる。しかし、プラスチック等の荷台に積載された物品を搬送する場合、搬送装置の周囲には転倒防止の器具を取り付けることができる設備が無い。また、フォークリフト等が走行する場所では、床面の器具がフォークリフトの走行の妨げとなるため、床面に器具を取り付けることが出来ない。
このため、設備や床面などに器具を取り付ける必要が無い、転倒を防止できる機構を備えた搬送装置の開発が望まれていた。
特開平10−182088号公報
本発明が解決しようとする課題は、転倒を防止できる機構を備えた搬送装置を提供することである。
実施形態に係る搬送装置は、台車と、アームと、保持部と、重量物と、を備える。前記台車は、移動可能である。前記アームは、水平方向に沿う第1方向において、前記台車に対して伸縮可能に設けられている。前記保持部は、前記アームの先端に設けられ、物品を保持可能である。前記重量物は、前記台車に設けられ、前記台車に対して前記第1方向と反対の第2方向に可動である。
実施形態に係る搬送装置を表す斜視図である。 実施形態に係る搬送装置の一例を表す側面図および平面図である。 実施形態に係る搬送装置を表す斜視図である。 実施形態に係る搬送装置の動作を例示する側面図である。 実施形態に係る搬送装置の動作を例示する側面図である。 実施形態に係る搬送装置の一例を表す側面図である。 実施形態の搬送装置の他の一例を表す側面図である。 実施形態の搬送装置の他の一例を表す側面図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1および図3は、実施形態に係る搬送装置を表す斜視図である。
図2(a)および図2(b)は、それぞれ、実施形態に係る搬送装置の一例を表す側面図および平面図である。
実施形態に係る搬送装置1は、例えば図1に表すように、コンベアCで移送される物品Gを、荷台Pの上に移載するために用いられる。
図2(a)、図2(b)、および図3に表すように、実施形態に係る搬送装置1は、台車10、支軸20、アーム30、保持部40、バッテリ50、および制御装置60を備える。
台車10は、底面に車輪を有し、不図示の動力源により車輪を駆動させることで、床面上を移動可能に構成されている。台車10は、所定の経路に沿って自動で走行する。例えば、この経路は、図1に表したような、物品Gが載置される荷台Pや、物品Gが載置されて移送されるコンベアCなどの各設備に対応して設定される。また、所定の経路とは、台車10のみが走行する専用の経路だけでなく、搬送装置1と人(作業員など)とが作業現場などで共存する場合に、相互の接触を回避することを優先して台車10が選択する走行経路も含む。
例えば、制御装置60には、走行する場所の電子地図が予め作成されて保存されている。制御装置60は、不図示のホストコンピュータ等からの指示に基づき、保存された電子地図を参照しつつ行先までの経路を設定し、台車10は、設定された経路に沿って走行する。
あるいは、図3に表すように、台車10は、床面に設けられた軌道70に沿って走行しても良い。この場合、軌道70は、物品Gが載置される設備に対応して設けられる。軌道70は、例えば、床面にテープ等を貼り付けることで形成される。
支軸20は、台車10の上に固定され、台車10に対して上方へ延びている。支軸20には、支軸20に対して鉛直方向に可動な昇降装置21が設けられている。
アーム30は、昇降装置21に取り付けられている。アーム30は、水平方向に沿う第1方向D1において、台車10および支軸20に対して伸縮可能に構成されている。保持部40は、アーム30の先端に設けられ、物品を保持することが可能である。保持部40は、例えば、搬送対象の物品を挟み込んで把持するハンドである。
アーム30を伸縮させることで、保持部40の第1方向D1における位置を変化させることができる。また、昇降装置21を昇降させることで、保持部40の鉛直方向における位置を変化させることができる。
具体的な構成の一例として、アーム30は、図2(b)に表すように、第1リンク31、第2リンク32、第1回転軸33、および第2回転軸34を有する水平多関節ロボットである。
第1リンク31の一端は、第1回転軸33において昇降装置21と連結されている。第1リンク31の他端は、第2回転軸34によって第2リンク32と連結されている。保持部40は、第2リンク32の他端に設けられている。第1回転軸33および第2回転軸34の回転軸は、鉛直方向に沿っている。第1回転軸33によって第1リンク31を昇降装置21に対して回転させると共に、第2回転軸34によって第2リンク32を第1リンク31に対して反対方向に回転させることで、アーム30を第1方向に伸縮させることができる。
バッテリ50は、台車10に接続されており、搬送装置1の各構成要素を駆動させるための電力源として機能する。バッテリ50は、不図示の動力源を有し、台車10に対して第1方向D1と反対の第2方向D2に可動に構成されている。
図2(a)に表すように、バッテリ50は、第1方向D1においてアーム30が伸びた際に、台車10に対して第2方向D2に移動し、台車10から突出する。そして、第1方向D1においてアーム30が縮んだ際には、図2(b)に表すように、バッテリ50が第1方向D1へ移動し、台車10に収納される。
制御装置60は、台車10、昇降装置21、アーム30、保持部40、およびバッテリ50の上述した動作を制御する。
次に、図4および図5を参照して、搬送装置1の動作について説明する。
図4および図5は、実施形態に係る搬送装置1の動作を例示する側面図である。
ここでは、コンベアCの上の物品Gを、搬送装置1を用いて荷台Pの上に移載する場合について説明する。
まず、図4(a)に表すように、台車10を移動させ、搬送装置1を、搬送対象の物品Gが流れてくるコンベアCの前に移動させる。次に、昇降装置21を移動させ、保持部40の鉛直方向における位置を調整する。続いて、図4(b)に表すように、アーム30を第1方向D1へ伸ばし、保持部40を物品Gの上方に移動させる。このとき、アーム30が第1方向D1へ伸びるのに合わせて、バッテリ50が台車10に対して第2方向D2へ移動し、台車10から突出する。
次に、図4(c)に表すように、昇降装置21を移動させ、保持部40を物品Gに向けて降下させる。保持部40が物品Gを保持すると、図4(d)に表すように、昇降装置21を移動させて物品Gを持ち上げる。
次に、図4(e)に表すように、アーム30を縮め、保持部40を台車10および支軸20に向けて移動させる。このとき、アーム30が縮むのに合わせて、バッテリ50が第1方向D1へ移動し、台車10に収納される。
次に、図4(f)に表すように、昇降装置21を移動させ、物品Gを台車10の上に載置する。続いて、物品Gを移載する荷台Pの前まで台車10を移動させ、図5(a)に表すように、昇降装置21を移動させて保持部40で物品Gを保持する。
次に、昇降装置21を移動させ、保持部40の鉛直方向における位置を調整する。続いて、図5(b)に表すように、アーム30を第1方向D1へ伸ばし、物品Gを荷台Pの上方に移動させる。このとき、アーム30が第1方向D1へ伸びるのに合わせて、バッテリ50が台車10に対して第2方向D2へ移動し、台車10から突出する。
次に、昇降装置21を降下させ、物品Gを荷台Pの上に載置する。続いて、昇降装置21を上昇させ、図5(c)に表すように、保持部40を物品Gから離間させる。続いて、図5(d)に表すように、アーム30を縮め、保持部40を台車10および支軸20に向けて移動させる。このとき、アーム30が縮むのに合わせて、バッテリ50が第1方向D1へ移動し、台車10に収納される。以降は、図4および図5に表した動作を繰り返すことで、コンベアCを流れた物品Gを、荷台Pの上に順次移載していくことができる。
ここで、本実施形態による効果について説明する。
本実施形態に係る搬送装置1は、図2〜図5に表したように、第1方向D1において、台車10および支軸20に対して伸縮するアーム30を備える。アーム30が伸びると、搬送装置1の重心は第1方向D1へ移動する。搬送装置1の重心が第1方向D1へ移動すると、搬送装置1の重心と、台車10の第1方向D1側の車輪と、を結ぶ線分の鉛直方向に対する傾き(転倒角)も小さくなる。この結果、搬送装置1が、第1方向D1側に転倒し易くなる。
この課題に対して、搬送装置1は、第2方向D2に可動なバッテリ50を備える。バッテリ50が第2方向D2に移動することで、搬送装置1の重心を第2方向D2へ移動させ、転倒角を大きくすることができる。このため、本実施形態によれば、作業現場の設備や床面などに転倒防止のための器具を取り付けることなく、搬送装置1の第1方向D1側への転倒を抑制することが可能となる。また、本実施形態によれば、アーム30を第1方向D1へさらに伸ばすことが可能となり、搬送装置1による作業効率を向上させることが可能である。
また、台車10は所定の経路に沿って走行し、搬送装置1は当該経路上において物品Gの搬送作業を行うが、このような場合に、搬送装置1の転倒はより生じ易くなる。すなわち、搬送装置1が所定の経路上を移動する場合、搬送装置1と物品Gとの間の距離がこの経路によって制約され、搬送装置1を当該距離に応じて移動することが出来ない。このため、荷台Pと経路との位置関係や、荷台Pの大きさなどによっては、経路から遠く離れた位置の物品Gを保持部40によって保持しなければならず、搬送装置1の転倒が生じ易くなる。
しかし、本実施形態によれば、搬送装置1の転倒を効果的に抑制することが可能である。このため、本実施形態は、このように台車10が所定の経路に沿って走行するような場合に、特に好適に用いられる。また、同様に、本実施形態は、図3に表したような、台車10が所定の軌道70に沿って走行するような場合にも、特に好適に用いられる。
バッテリ50は、台車10の内部において第2方向D2に移動しても良いが、搬送装置1の転倒をより効果的に防止するためには、台車10から突出するように第2方向D2への移動することが望ましい。
また、バッテリ50は台車10に設けられており、アーム30よりも低い位置にある。従って、バッテリ50が常に台車10に対して第2方向D2へ突出していても、第2方向D2側へ搬送装置1が転倒する可能性は低い。このため、バッテリ50が常に台車10に対して第2方向D2へ突出している構成においても、搬送装置1の転倒を効果的に防止することが可能である。
あるいは、バッテリ50は、台車10から突出した後、台車10が移動する前に第1方向D1へ移動し、台車10に収納されるよう構成されていても良い。台車10の移動時にバッテリ50が台車10に収納されていることで、バッテリ50が台車10の移動経路付近にある他の物品等に接触することを抑制できる。
ただし、より望ましくは、バッテリ50は、図4および図5に表したように、アーム30が伸びるのに合わせて第2方向D2へ移動し、アーム30が縮むのに合わせて第1方向D1へ移動する。この構成によれば、バッテリ50による搬送装置1の第2方向D2側への転倒も防止できるためである。
バッテリ50は、図4(c)および図4(d)に表したように、保持部40による物品Gの保持および持ち上げの際に、さらに第2方向D2へ移動するように構成されていても良い。保持部40が物品Gを持ち上げた際に、搬送装置1の重心は第1方向D1へ移動するが、このときにバッテリ50が第2方向D2へ移動することで、搬送装置1の重心の移動を抑えることができる。
また、保持部40が物品Gを保持した状態でアーム30が伸びる際のバッテリ50の移動量は、保持部40が物品Gを保持していない状態でアーム30が伸びる際のバッテリ50の移動量よりも大きくても良い。保持部40が物品Gを保持した状態でアーム30が伸びると、搬送装置1の重心がより大きく第1方向D1へ移動するが、このときのバッテリ50の第2方向D2への移動量を大きくすることで、搬送装置1の重心の移動を抑えることができる。
なお、台車10の第2方向D2側に他の物品や作業者が存在する状態でバッテリ50を第2方向D2へ移動させると、バッテリ50が物品に当たって損傷したり、バッテリ50によって作業者が怪我をしたりする可能性がある。
この課題に対して、搬送装置1は、図3に表すようにセンサ80を備えていても良い。センサ80は、例えば、レーザレンジファインダまたは超音波センサなどであり、周囲の物や人を検知する。例えば、台車10の第2方向D2側において人や物がセンサ80によって検知されない場合のみ、バッテリ50は、アーム30の第1方向D1への伸びに応じて、第2方向D2へ移動する。または、バッテリ50は、アーム30が第1方向D1へ伸びた際に、人や物と接触しない範囲で第2方向D2へ移動しても良い。このような構成によれば、搬送装置1の転倒を抑制しつつ、人や物とバッテリ50との接触を回避することが可能となる。
また、図2、図4、および図5では、台車10に設けられたバッテリ50を第2方向D2へ移動させる場合について説明したが、搬送装置1は、バッテリ50以外の第2方向D2に可動な重量物を備えていても良い。
図6は、実施形態に係る搬送装置の一例を表す側面図である。
以下では、搬送装置1の重量物55の望ましい重さについて、各構成要素の具体的な寸法および重量の一例とともに説明する。
図6に表すように、アーム30は、第1方向D1へ伸びた状態において、台車10から第1方向D1側へ長さL1だけはみ出す。この長さL1は、例えば0.7mである。アーム30の重量は、例えば40kgである。保持部40によって保持される物品Gの重量は、例えば20kgである。保持部40で物品Gを保持したアーム30の重心は、長さL1の第1方向D1における中心にあるとする。アーム30が第1方向D1へ伸びた状態では、アーム30の重心位置から下方に向けて、0.35[m]×60[kg]×G[m/s2]=21G[Nm]のモーメントM1が発生する。なお、Gは、重力加速度の値である。
台車10の第1方向D1における長さL2は、例えば0.8mである。重量物55の第1方向D1における長さを0.8mとする。重量物55の重心は、重量物55の第1方向D1における中心にあるとする。このとき、図6に表すように、台車10に対して第2方向D2側へ、重さXkgの重量物55を0.8m移動させると、重量物55の重心位置から下方に向けて、0.4[m]×X[kg]×G[m/s2]=0.4XG[Nm]のモーメントM2が発生する。このモーメントM2によって、先のモーメントM1を補償するためには、Xは、52.5以上であることが求められる。
バッテリ50や、制御装置60、車輪を駆動させる動力源を備えた台車10の重さは、例えば100kgである。従って、台車10の52.5%以上の重さの重量物が、台車10に対して第2方向D2に可動に設けられていれば、搬送装置1の第1方向D1側への転倒を効果的に防止することができる。また、以降の実施形態の説明および請求項では、台車10の重さの52.5%以上の重さを有する物を「重量物」と称する。
なお、台車10の第1方向D1側への転倒を防止するために、第2方向D2側に可動な重りを台車10に設けても良い。ただし、この場合、台車10を移動させるための動力源が大型化し、搬送装置1の大型化および消費電力の増大を招いてしまう。従って、バッテリ50などの搬送装置1の動作に必要なもので、台車10の52.5%以上の重さの重量物が第2方向D2に可動に設けられていることが望ましい。
また、1つの構成要素で十分な重さが得られない場合は、複数の構成要素を第2方向D2に可動に設けても良い。この場合、複数の構成要素の重さの合計が、台車10の重さの52.5%以上であれば良い。このような複数の構成要素の集合も「重量物」と見なすことが可能である。
すなわち、搬送装置1では、アーム30の第1方向D1への伸びにより、台車10の第1方向D1側では、鉛直下方に向けた第1モーメントが発生するが、バッテリ50や重量物55が、第1モーメントを補償する第2モーメントを発生させる。このように、第1モーメントを補償するための補償部としての機能を有する機構を搬送装置1が備えることで、台車10の第1方向D1側への転倒を効果的に防止することができる。
本実施形態に係る搬送装置1は、図1〜図6に表した形態に限らず、以下で説明するように、種々の変更が可能である。
図7および図8は、実施形態の搬送装置の他の一例を表す側面図である。
図7に表す搬送装置2および3は、アーム30の構造が、搬送装置1と異なる。
図7(a)および図7(b)に表す搬送装置2では、アーム30が、垂直方向に回転するリンクを有する垂直多関節ロボットである。
図7(c)および図7(d)に表す搬送装置3は、アーム30の各部が、台車10および支軸20に対して第1方向D1または第2方向D2へ順次移動していくことで、アーム30が第1方向D1において伸縮する。
実施形態に係る搬送装置は、支軸20を備えていなくても良い。また、実施形態に係る搬送装置は、保持部40で物品を保持したまま移動するものであっても良い。
図8(a)および図8(b)に表す搬送装置4は、支軸20を備えておらず、アーム30が台車10に直接設けられている。搬送装置4は、例えば、保持部40で物品を保持した後、物品を台車10に載置せず、アーム30を縮ませた状態で移動する。
実施形態に係る搬送装置において、保持部40はハンド以外であっても良い。
図8(c)および図8(d)に表す搬送装置5では、保持部40が、物品を真空吸着する真空吸着機構を有する。保持部40は、空気を吸引しつつ、吸引部分を物品に当接させることで、物品を吸着して保持する。
この他に、保持部40は、磁力や静電気を利用して物品を吸着する吸着機構などを備えていても良い。このように、搬送対象の物品を持ち上げることが出来れば、保持部40の構成は任意である。
以上の図7および図8に表した各搬送装置においても、台車10に設けられた重量物55が第2方向D2に可動であることで、搬送装置の転倒を効果的に防止することが可能である。
また、台車10の第1方向D1側への転倒を防止するための補償部についても、例示したバッテリ50や重量物55に限らず、種々の変更が可能である。
例えば、台車10の上には、アーム30と反対の第2方向D2へ伸びる別のアームが設けられていても良い。アーム30の第1方向D1への伸びに応じて、この別のアームが第2方向D2へ伸びることで、台車10の第1方向D1側で発生する第1モーメントを補償することができる。
または、搬送装置1は、補償部として、アーム30に対して上方に向けた第2モーメントを発生させる機構を備えていても良い。アーム30が第1方向D1へ伸びた際、台車10の第1方向D1側では、下方に向けた第1モーメントが発生する。補償部は、この第1モーメントを補償するように、台車10の第1方向D1側において、アーム30に対して上方に向けた第2モーメントを加えても良い。このような構成においても、第1モーメントを補償し、台車10の転倒を効果的に防止することができる。
なお、バッテリ50や、重量物55、上述した補償部などによって発生する第2モーメントについては、アーム30の伸びによって発生する第1モーメントを完全に補償するものでなくても良い。第2モーメントは、台車10の第1方向D1側への転倒を防止する範囲で、第1モーメントの少なくとも一部を補償出来れば良い。または、台車10が第2方向D2側へ転倒しない範囲であれば、第2モーメントが第1モーメントより大きくても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1〜5 搬送装置、 10 台車、 20 支軸、 21 昇降装置、 30 アーム、 40 保持部、 50 バッテリ、 55 重量物、 60 制御装置、 70 軌道、 80 センサ、 G 物品

Claims (10)

  1. 移動可能な台車と、
    水平方向に沿う第1方向において、前記台車に対して伸縮可能に設けられたアームと、
    前記アームの先端に設けられ、物品を保持可能な保持部と、
    前記台車に設けられ、前記台車に対して前記第1方向と反対の第2方向に可動な重量物と、
    を備えた搬送装置。
  2. 前記重量物は、前記第2方向への移動時に前記台車から突出する請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記重量物は、前記台車から突出した後、前記第1方向に移動して前記台車に収納され、
    前記台車は、前記重量物が前記台車に収納された状態で移動する請求項2記載の搬送装置。
  4. 前記重量物は、前記第1方向において前記アームが伸びた際に、前記第2方向へ移動し、前記第1方向において前記アームが縮んだ際に、前記第1方向へ移動する請求項1〜3のいずれか1つに記載の搬送装置。
  5. 前記重量物は、前記台車に接続されたバッテリである請求項1〜4のいずれか1つに記載の搬送装置。
  6. 移動可能な台車と、
    水平方向に沿う第1方向において前記台車に対して伸縮可能に設けられたアームと、
    前記アームの先端に設けられ、物品を保持可能な保持部と、
    前記台車に接続され、前記台車に対して前記第1方向と反対の第2方向に突出したバッテリと、
    を備えた搬送装置。
  7. 前記台車は、所定の経路に沿って走行し、
    前記経路は、物品が載置される設備に対応して設定される請求項1〜6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  8. 前記台車は、所定の軌道に沿って走行し、
    前記軌道は、物品を移送する設備に対応して設けられる請求項1〜6のいずれか1つに記載の搬送装置。
  9. 移動可能な台車と、
    水平方向に沿う第1方向において、前記台車に対して伸縮可能に設けられたアームと、
    前記アームの先端に設けられ、物品を保持可能な保持部と、
    前記アームの伸びにより前記台車の前記第1方向側に生じた第1モーメントを補償する補償部と、
    を備えた搬送装置。
  10. 前記補償部は、前記台車の前記第2方向側に下方に向けた第2モーメントを発生させ、前記第1モーメントを補償する請求項9記載の搬送装置。
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Citations (12)

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