JP2020055085A - ロボットアーム付移動体 - Google Patents

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Daisuke Endo
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Abstract

【課題】周囲を傷つける可能性を低く保ち、かつ搬送物を持ち上げる動力を確保したロボットアーム付移動体を提供すること。【解決手段】本発明に係るロボットアーム付移動体10は、荷台19を有する自走可能な台車部11と、水平関節31〜33を有するロボットアーム13と、を備え、台車部11とロボットアーム13とが、水平関節31〜33の回転軸方向に駆動する直動関節J1を介して連結されている。ロボットアーム13は、荷台19の積載面に対して略平行な平面方向に回転駆動することができ、直動関節J1は、荷台19に対して垂直方向に駆動することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットアーム付移動体に関し、より詳細には、水平な駆動関節腕を備えるロボットアーム付移動体に関する。
従来から、生産工場などにおける部品や通い箱などのピック&プレース、パレタイジングまたは長距離搬送を行う際に、ロボットアームを搭載した搬送車が使用されている。
例えば、特許文献1には、自動搬送車と、自動搬送車に搭載されたロボットアームと、ロボットアームにより、保持及び移動され、動力供給源に接続及び離脱される接続部と、接続部を通じて供給される動力を蓄積し、少なくともロボットアームに供給する動力蓄積部と、を有するロボットアーム付自動搬送車が記載されている。これにより、種々の動力が使用できるようになるとともに、接続機構の設置位置の設計の自由度を高めることができるとされている。
特開第2017−132002号
しかしながら、特許文献1に記載の自動搬送車は、自動搬送車のサイズバランスを考慮すると、ロボットアームの関節駆動用のアクチュエータ出力を大きくしにくいため、自動搬送車自体の可搬重量に対し、非常に小さな物しか持ち上げられないという問題がある。また、仮に物を持ち上げるための関節駆動用のアクチュエータ出力を大きくできたとしても、それが動いた時に人や環境などの周囲を傷つける可能性が高まり、本質的な安全性が低下する、というトレードオフの問題がある。
また、特許文献1に記載の自動搬送車に搭載されたロボットアームは垂直多関節式であり、水平多関節式に比べて台車が移動することのできる水平方向に機械的コンプライアンス(やわらかさ)を維持しにくいため、自動搬送車が移動する際、人や環境などの周囲へぶつかった時にそれらを傷つけやすいという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲を傷つける可能性を低く保ち、かつ搬送物を持ち上げる動力を確保したロボットアーム付移動体を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るロボットアーム付移動体は、荷台を有する自走可能な台車部と、水平関節を有するロボットアームと、を備え、台車部とロボットアームとが、水平関節の回転軸方向に駆動する直動関節を介して連結されている。
本発明に係るロボットアーム付移動体によれば、周囲を傷つける可能性を低く保ち、かつ搬送物を持ち上げる動力を確保したロボットアーム付移動体を提供することができる。なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本技術中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体の構成例を示す模式図である。図1Aはロボットアーム付移動体の上面図であり、図1Bはロボットアーム付移動体の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る台車部のモータ配置例を表す模式図である。図2Aは台車部の上面図であり、図2Bは台車部の側面図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアームのモータ配置例を表す模式図である。図3Aはロボットアームの上面図であり、図3Bはロボットアームの側面図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る台車部のモータ配置例を表す模式図である。図11Aは台車部の上面図であり、図11Bは台車部の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットアームのモータ配置例を表す模式図である。図12Aはロボットアームの上面図であり、図12Bはロボットアームの側面図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。また、以下の各実施形態の構成は、いずれも他の実施形態の構成と組み合わせることが可能である。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るロボットアーム付移動体について説明する。図1は、本実施形態に係るロボットアーム付移動体10の構成を示すブロック図である。ここで、図1Aはロボットアーム付移動体10の上面図であり、図1Bはロボットアーム付移動体10の側面図である。
図1Aおよび図1Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、一例として、搬送する物等を載せる荷台19を有する自走可能な台車部11と、台車部11の荷台19から垂直方向に延在した垂直軸12と、垂直軸12に1軸の直動関節J1を介して連結されている複数(3軸)の水平関節を有するロボットアーム13と、を備えている。これにより、直動関節J1は、台車部11の荷台19に対して垂直方向である上下の一方向に駆動することができる。すなわち、直動関節J1は、水平関節の回転軸方向に駆動することができる。ここで、本実施形態において、「水平関節」は、荷台の積載面に対して略平行な平面方向に回転駆動する関節を表す。なお、本発明のロボットアーム付移動体が備える直動関節および水平関節の軸の数は上記実施形態に限られず、台車部の形状および構造も上記実施形態に限られない。
台車部11は、一例として略直方体形状に形成され、進行方向(前後方向)に対する両側面に駆動輪14が取り付けられている。また、台車部11の下面には、進行方向の前後に従動輪15が取り付けられている。
ロボットアーム13は、垂直軸12に水平関節J2を介して連結されている第1アーム16と、第1アーム16に水平関節J3を介して連結されている第2アーム17と、第2アーム17に水平関節J4を介して連結されているエンドエフェクタ18と、で形成されている。ロボットアーム13は、3軸の水平関節を有し、台車部11の荷台19の積載面に対して略平行な平面方向に回転駆動することができる。また、本実施形態では、ロボットアーム13の先端に、台車部11の上方に突出し、搬送物を保持することが可能な突出部を有するエンドエフェクタ18が取り付けられている。ただし、エンドエフェクタ18の形状は上記に限らず、搬送物を把持することが可能な把持部が、例えば台車部11の荷台19方向に向かって形成されているものであってもよい。
図2は、本実施形態のロボットアーム付移動体10の台車部11のモータ配置例を表す模式図である。ここで、図2Aは台車部11の上面図であり、図2Bは台車部11の側面図である。
図2Aおよび図2Bに示すように、台車部11の内部には、各駆動輪14にそれぞれ接続される駆動輪用モータ21と、直動関節J1を駆動させる直動関節用モータ22と、が搭載されている。直動関節用モータ22は、軸方向が台車部11の側面方向(水平方向)に向けられて配置されている。駆動輪用モータ21が駆動輪14を駆動させるアクチュエータの役割を有し、直動関節用モータ22が直動関節J1を駆動させるアクチュエータの役割を有している。直動関節J1を駆動させるアクチュエータは、台車部11またはロボットアーム13の先端に配置された水平関節J4から台車部11の間に搭載されている。本実施形態の台車部11は、一例として差動二輪型を用いているが、これに限らず、例えば、メカナム四輪、クローラまたは脚などであってもよい。
図3は、本実施形態のロボットアーム付移動体10のロボットアーム13のモータ配置例を表す模式図である。ここで、図3Aはロボットアーム13の上面図であり、図3Bはロボットアーム13の側面図である。
図3Aおよび図3Bに示すように、本実施形態のロボットアーム13には、第1アーム16の水平関節J2付近に水平関節J2を駆動させる水平関節用モータ31と、第1アーム16の水平関節J3付近に水平関節J3を駆動させる水平関節用モータ32とが備えられており、第2アーム17の水平関節J4付近に水平関節J4を駆動させる水平関節用モータ33と、が備えられている。
次に、図4から図10を用いて、本実施形態のロボットアーム付移動体10を用いた通い箱42の積み込み動作の流れの例について説明する。図4から図10は、ロボットアーム付移動体10を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。なお、図4A、図5A、図6A、図7A、図8A、図9Aおよび図10Aは、ロボットアーム付移動体10、パレット41および通い箱42の上面図である。また、図4B、図5B、図6B、図7B、図8B、図9Bおよび図10Bは、ロボットアーム付移動体10、パレット41および通い箱42の側面図である。
まず、図4Aおよび図4Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、ロボットアーム13を水平関節J2の周りに水平駆動させた際に、エンドエフェクタ18がパレット41上に積み重ねられた通い箱42に届く位置まで走行して近づく。
その後、図5Aおよび図5Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、直動関節J1を台車部11の上方向に駆動してエンドエフェクタ18と持ち上げる通い箱42の高さとの位置関係を調節する。
その後、図6Aおよび図6Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、ロボットアーム13の水平関節J2からJ4を駆動してエンドエフェクタ18の軌道を制御しながら通い箱42へエンドエフェクタ18を近づける。
その後、図7Aおよび図7Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、エンドエフェクタ18を通い箱42に引っ掛けてから直動関節J1を台車部11の上方向に駆動して通い箱42を持ち上げる。なお、本実施形態では、一例としてエンドエフェクタ18を通い箱42に引っ掛ける場合を示しているが、エンドエフェクタとしてグリッパを採用し通い箱42を掴む手法であってもよい。
その後、図8Aおよび図8Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、ロボットアーム13の水平関節J2からJ4を駆動して通い箱42を台車部11の直上まで移動させる。
その後、図9Aおよび図9Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、直動関節J1を台車部11方向に駆動して通い箱42を台車部11上の荷台19に置く。複数の通い箱42を積み込む場合は、図4から図9の動作を繰り返す。
そして、図10Aおよび図10Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、通い箱42を積み終えたら通い箱42を載せたまま自走して目的地まで移動する。
次に、図4から図10を用いて、ロボットアーム付移動体10を用いた通い箱42の積み降ろし動作の流れの例について説明する。
まず、図9Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、目的地まで移動してから、直動関節J1を台車部11方向に駆動し、かつ水平関節J2からJ4を適切に駆動して台車部11上の荷台19に置かれた通い箱42にエンドエフェクタ18を引っ掛ける。
その後、図8Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、直動関節J1を台車部11の上方向に駆動して通い箱42を持ち上げる。
その後、図7Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、ロボットアーム13の水平関節J2からJ4を駆動して通い箱42をパレット41の直上まで移動させる。
その後、図6Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、直動関節J1を台車部11方向に駆動することによってエンドエフェクタ18をパレット41方向に駆動して通い箱42をパレット41上に置き、通い箱42からエンドエフェクタ18を外す。
その後、図5Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、ロボットアーム13の水平関節J2からJ4を駆動してロボットアーム13を水平関節J2の周りに水平駆動させ、台車部11の上方までロボットアーム13を移動させる。
そして、図4Bに示すように、ロボットアーム付移動体10は、直動関節J1を台車部11方向に駆動してロボットアーム13を荷台19付近まで降ろしてから、元の位置まで自走して移動する。
本実施形態のロボットアーム付移動体10によれば、台車部11の上に少なくとも2軸以上の水平多関節のロボットアームを搭載しているため、水平方向の機械的コンプライアンスを維持することができる。また、ロボットアーム付移動体10は、水平方向に重力が加わらないため、モータ等のアクチュエータの出力を抑えることができる。
さらに、ロボットアーム付移動体10の台車部11と水平多関節のロボットアーム13とは、1軸の直動関節J1を介して連結し、水平関節J2〜J4は出力の小さいアクチュエータである水平関節用モータ31〜33とし、直動関節J1は出力の大きいアクチュエータである直動関節用モータ22を採用している。このように、ロボットアーム付移動体10では、直動関節用モータ22の搭載部を台車部11に配置することで出力の大きなものを採用しやすくなり、直動関節用モータ22は水平方向に力を発揮しないことから周囲の人や環境を傷つけにくい。
以上の通り、本実施形態のロボットアーム付移動体10によれば、周囲を傷つける可能性を低く保ち、かつ搬送物を持ち上げる動力を確保することができる。
また、特許文献1のような自動搬送車では、ロボットアームの設置位置が高すぎて安定性が低く、低い位置にある荷物等にロボットアームの先端を届かせにくい。これに対し、ロボットアーム付移動体10は、直動関節J1を有していることから、低い位置にある荷物等にロボットアーム13のエンドエフェクタ18を近づけやすく、かつ荷物を持ち上げることができる。
また、ロボットアーム付移動体10には、荷物等を持ち上げるためのアクチュエータとして直動関節用モータ22が台車部11に搭載されているだけで、ロボットアーム13の各関節には搭載されていない。これにより、ロボットアーム付移動体10は、持ち上げ重量に対する小型化および軽量化を図ることができる。
さらに、出力の大きい直動関節用モータ22を熱容量および放熱面積の大きい台車部11に搭載することで、直動関節用モータ22の温度上昇を抑えることができる。また、台車部11に直動関節用モータ22が搭載されていることからロボットアーム13が軽量化されて全体の重心を低くすることができるため、ロボットアーム付移動体10の転倒を防止しやすい。また、水平関節用モータ31、32、33の出力が小さいことから本質的に安全性を向上することができ、かつコストを削減することもできる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロボットアーム付移動体について説明する。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、ロボットアーム13の直動関節用モータが垂直軸12の根元以外に取り付けられている点である。
図11は、本実施形態の台車部11のモータ配置例を表す模式図である。ここで、図11Aは台車部11の上面図であり、図11Bは台車部11の側面図である。
図11Aおよび図11Bに示すように、台車部11の内部には、各駆動輪14にそれぞれ接続される駆動輪用モータ21と、水平関節J2を駆動させる水平関節用モータ61と、が搭載されている。水平関節用モータ61は、軸方向が台車部11の荷台19の方向(上下方向)に向けられて配置されている。駆動輪用モータ21が駆動輪14を駆動させるアクチュエータの役割を有し、水平関節用モータ61が水平関節J2を駆動させるアクチュエータの役割を有している。
図12は、本実施形態のロボットアーム13のモータ配置例を表す模式図である。ここで、図12Aはロボットアーム13の上面図であり、図12Bはロボットアーム13の側面図である。
図12Aおよび図12Bに示すように、本実施形態のロボットアーム13には、第1アーム16の水平関節J3付近に水平関節J3を駆動させる水平関節用モータ32と、第2アーム17の水平関節J4付近に水平関節J4を駆動させる水平関節用モータ33と、が備えられている。また、図12Bに示すように、垂直軸12の下端には、水平関節J2を駆動させる水平関節用モータ61の軸が接続されている。さらに、垂直軸12の下方には、直動関節J1を駆動させる直動関節用モータ71が、例えばベルトおよびプーリなどの動力伝達機構72を介して接続されている。
本実施形態のロボットアーム付移動体20によれば、第1実施形態と同様に、周囲を傷つける可能性を低く保ち、かつ搬送物を持ち上げる動力を確保できる等の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るロボットアーム付移動体について説明する。本実施形態が第1実施形態および第2実施形態と相違する点は、ロボットアームの水平関節が2つのみとなっている点である。
図13等に示すように、本実施形態のロボットアーム付移動体30は、垂直軸12に1軸の直動関節J1を介して連結されている2軸の水平関節を有するロボットアーム53を備えている。
本実施形態のロボットアーム53は、垂直軸12に水平関節J2を介して連結されている第1アーム16と、第1アーム16に水平関節J3を介して連結されている第2アーム17と、第2アーム17の先端に固定して連結されているエンドエフェクタ18と、で形成されている。本実施形態のロボットアーム53は、2軸の水平関節を有し、台車部11の荷台19に対して水平方向に回転駆動することができる。また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、ロボットアーム53の先端に、台車部11の上方に突出し、搬送物を保持することが可能な突出部を有するエンドエフェクタ18が取り付けられている。
次に、図13から図19を用いて、本実施形態のロボットアーム付移動体30を用いた通い箱42の積み込み動作の流れの例について説明する。図13から図19は、ロボットアーム付移動体30を用いた積み込み動作の流れを説明する図である。なお、図13A、図14A、図15A、図16A、図17A、図18Aおよび図19Aは、ロボットアーム付移動体30、パレット41および通い箱42の上面図である。また、図13B、図14B、図15B、図16B、図17B、図18Bおよび図19Bは、ロボットアーム付移動体30、パレット41および通い箱42の側面図である。
まず、図13Aおよび図13Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、ロボットアーム53を水平関節J2の周りに水平駆動させた際に、エンドエフェクタ18がパレット41上に積み重ねられた通い箱42に届く位置まで走行して近づく。
その後、図14Aおよび図14Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、直動関節J1を台車部11の上方向に駆動してエンドエフェクタ18と持ち上げる通い箱42の高さとの位置関係を調節する。
その後、図15Aおよび図15Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、台車部11を旋回および移動しつつ、ロボットアーム53の水平関節J2およびJ3を駆動してエンドエフェクタ18の軌道を制御しながら通い箱42へエンドエフェクタ18を近づける。
その後、図16Aおよび図16Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、エンドエフェクタ18を通い箱42に引っ掛けてから直動関節J1を台車部11の上方向に駆動して通い箱42を持ち上げる。なお、本実施形態では、一例としてエンドエフェクタ18を通い箱42に引っ掛ける場合を示しているが、エンドエフェクタとしてグリッパを採用し通い箱42を掴む手法であってもよい。
その後、図17Aおよび図17Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、ロボットアーム53の水平関節J2およびJ3を駆動して通い箱42を台車部11の直上まで移動させる。
その後、図18Aおよび図18Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、直動関節J1を台車部11方向に駆動して通い箱42を台車部11上の荷台19に置く。複数の通い箱42を積み込む場合は、図13から図18の動作を繰り返す。
そして、図19Aおよび図19Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、通い箱42を積み終えたら通い箱42を載せたまま自走して目的地まで移動する。
次に、図13から図19を用いて、ロボットアーム付移動体30を用いた通い箱42の積み降ろし動作の流れの例について説明する。
まず、図18Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、目的地まで移動してから、直動関節J1を台車部11方向に駆動して台車部11上の荷台19に置かれた通い箱42にエンドエフェクタ18を引っ掛ける。
その後、図17Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、直動関節J1を台車部11の上方向に駆動して通い箱42を持ち上げる。
その後、図16Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、ロボットアーム53の水平関節J2およびJ3を駆動して通い箱42をパレット41の直上まで移動させる。
その後、図15Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、直動関節J1を台車部11方向に駆動して通い箱42をパレット41上に置き、通い箱42からエンドエフェクタ18を外す。
その後、図14Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、ロボットアーム53の水平関節J2およびJ3を駆動してロボットアーム53を水平関節J2の周りに水平駆動させ、台車部11の上方までロボットアーム53を移動させる。
そして、図13Bに示すように、ロボットアーム付移動体30は、直動関節J1を台車部11方向に駆動してロボットアーム53を荷台19付近まで降ろしてから、元の位置まで自走して移動する。
本実施形態のロボットアーム付移動体30によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、水平関節の軸数を低減することができ、直動関節J1および水平関節J2を垂直軸12の根元に配置して、直動関節J1より先のロボットアーム全体を動かすことで可動域を広く保つことができる。
本発明は、生産工場などで搬送物を移動させるロボットアーム付移動体に関するものであり、産業上の利用可能性を有するものである。
10、20、30 ロボットアーム付移動体
11、51 台車部
12 垂直軸
13、53 ロボットアーム
14 駆動輪
15 従動輪
16 第1アーム
17 第2アーム
18 エンドエフェクタ
19 荷台
21 駆動用モータ
22、71 直動関節用モータ
72 動力伝達機構
31〜33、61 水平関節用モータ
41 パレット
42 通い箱
J1 直動関節
J2〜J4 水平関節

Claims (5)

  1. 荷台を有する自走可能な台車部と、
    水平関節を有するロボットアームと、を備え、
    前記台車部と前記ロボットアームとが、水平関節の回転軸方向に駆動する直動関節を介して連結されているロボットアーム付移動体。
  2. 前記ロボットアームは、複数の前記水平関節を有し、前記荷台の積載面に対して略平行な平面方向に回転駆動する請求項1に記載のロボットアーム付移動体。
  3. 前記直動関節は、前記荷台に対して垂直方向に駆動する請求項1または2に記載のロボットアーム付移動体。
  4. 前記直動関節を駆動させるアクチュエータが、前記台車部または前記ロボットアームの先端に配置された前記水平関節から前記台車部の間に搭載されている請求項1から3のいずれか一項に記載のロボットアーム付移動体。
  5. 前記ロボットアームの先端には、搬送物を保持する保持部を有するエンドエフェクタが取り付けられている請求項1から4のいずれか一項に記載のロボットアーム付移動体。
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