JP2018203218A - 駐車支援システム - Google Patents

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Koichi Sasa
浩一 佐々
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宏徳 平田
歩 松浦
Ayumi Matsuura
歩 松浦
大島 健一
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Abstract

【課題】最終目標地点へと高精度で車両を走行させることができる駐車支援システムを提供する。【解決手段】駐車支援システム20は、車両の左側の車輪に関する情報である第1情報を検出する第1検出部18と、前記車両の右側の車輪に関する情報である第2情報を検出する第2検出部18と、駐車領域に設定した最終目標地点への設定経路に沿って走行させている状態での前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記車両の位置である自車位置を推定する推定部76と、前記設定経路と前記自車位置との差分である経路差分に基づいて前記設定経路を補正する補正値を算出する補正部78と、を含む処理部70を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、駐車支援システムに関する。
駐車領域内の最終目標地点への設定経路を設定し、設定経路に沿って最終目標地点へと車両を自動運転して走行させる駐車支援システムが知られている。このような駐車支援システムは、設定経路に含まれる旋回円の旋回半径等とステアリングホイール等の操舵部の操舵角とを関連付けたデータに基づいて、操舵部を制御することによって、設定経路に沿って車両を走行させている。
特開2010−269707号公報
しかしながら、車両の車両特性は車両毎に異なるため、上述の駐車支援システムでは、実際の走行経路が設定経路からずれてしまい、最終目標地点と異なる位置へと車両を駐車させてしまうといった課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、最終目標地点へと高精度で車両を走行させることができる駐車支援システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の駐車支援システムは、車両の左側の車輪に関する情報である第1情報を検出する第1検出部と、前記車両の右側の車輪に関する情報である第2情報を検出する第2検出部と、駐車領域に設定した最終目標地点への設定経路に沿って走行させている状態での前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記車両の位置である自車位置を推定し、前記設定経路と前記自車位置との差分である経路差分に基づいて、前記設定経路を補正する補正値を算出する処理部と、を備える。
このように、本発明の駐車支援システムでは、検出部が実際の左右の車輪に関する第1情報及び第2情報を検出し、処理部が当該第1情報及び第2情報から自車位置を推定している。これにより、駐車支援システムは、自車位置から算出した経路差分に基づいて、実際の走行に応じた適切な補正値を算出して、最終目標位置への駐車の精度を向上させることができる。
本発明の駐車支援システムでは、前記処理部は、前記駐車領域の幅方向で前記設定経路の少なくとも一部を前記補正値に基づいてオフセットさせて補正してもよい。
このように、本発明の駐車支援システムでは、駐車領域の幅方向において、設定経路をオフセットさせて補正しているので、補正処理における演算負荷の増加を抑制しつつ、適切な設定経路を設定できる。
本発明の駐車支援システムでは、前記処理部は、前記経路差分の平均値である経路差分平均値に、1未満の第1補正係数を掛けた仮補正値に基づいて前記補正値を算出してもよい。
このように、本発明の駐車支援システムでは、処理部が、1未満の第1補正係数を経路差分平均値に掛けて、補正値を算出するので、経路差分平均値等が異常値になった場合でも、補正値への異常値の影響を低減できる。
本発明の駐車支援システムでは、前記処理部は、前記経路差分または前記経路差分平均値のばらつきが予め設定されたばらつき閾値以上であれば、前記経路差分平均値に、前記第1補正係数よりも小さい第2補正係数を掛けた前記仮補正値に基づいて前記補正値を算出してもよい。
このように、本発明の駐車支援システムでは、処理部が、経路差分平均値等のばらつきが大きい場合、第1補正係数より小さい第2補正係数を掛けて、補正値を算出するので、不適切な経路差分平均値等による補正値への影響を低減できる。
本発明の駐車支援システムでは、前記処理部は、前記設定経路の複数のパターンのそれぞれに対応付けられた差分算出方法に基づいて算出された前記経路差分から前記パターン毎に前記補正値を算出してもよい。
これにより、本発明の駐車支援システムでは、処理部が、パターン毎に異なる経路差分に対応させて適切な補正値を算出できるので、パターン毎により適切に補正した設定経路に沿って駐車支援を実行することができる。
本発明の駐車支援システムでは、前記処理部は、前記駐車領域の車幅方向における前記最終目標地点と実際の停車位置との差分に基づいて前記補正値を算出してもよい。
これにより、本発明の駐車支援システムでは、最終目標地点と停車位置とをより近づけることができる。
本発明の駐車支援システムでは、前記処理部は、前記車両の車速が予め設定された車速閾値未満である場合の前記経路差分を採用して前記補正値を算出してもよい。
これにより、本発明の駐車支援システムでは、補正に適切な低速状態での経路差分によって、補正値の精度を向上させることができる。
本発明の駐車支援システムでは、前記処理部は、前記駐車領域の長さ方向における前記最終目標位置と実際の停車位置と差分が差分閾値未満である場合の前記経路差分を採用して前記補正値を算出してもよい。
これにより、本発明の駐車支援システムでは、車輪の実際の方向以外の要因で大きくなった経路差分を排除して、適切な経路差分によって補正値の精度を向上できる。
図1は、実施形態の駐車支援システムが搭載される車両の平面図である。 図2は、実施形態の駐車支援システムの全体構成を示すブロック図である。 図3は、駐車支援装置の機能を説明する機能ブロック図である。 図4は、操舵テーブルの一例を示す図である。 図5は、補正前の設定経路及び走行経路を示す図である。 図6は、補正後の設定経路及び走行経路を示す図である。 図7は、推定部による自車位置の推定方法の一例を説明する図である。 図8は、経路差分平均値と算出回数との関係を示すグラフである。 図9は、補正値と算出回数との関係を示すグラフである。 図10は、処理部の運転制御部が実行する駐車支援処理における運転制御処理のフローチャートである。 図11は、処理部の推定部及び補正部が実行する駐車支援処理における補正処理のフローチャートである。 図12は、第1変形例の経路差分の算出方法を説明する図である。 図13は、第2変形例の補正処理を適用する設定経路の一例を示す図である。 図14は、第2変形例の補正処理のフローチャートである。
以下の例示的な実施形態等の同様の構成要素には共通の符号を付与して、重複する説明を適宜省略する。
<実施形態>
図1は、実施形態の駐車支援システムが搭載される車両10の平面図である。車両10は、例えば、内燃機関(エンジン、図示されず)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であってもよいし、電動機(モータ、図示されず)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であってもよいし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であってもよい。また、車両10は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載することができる。また、車両10における車輪13の駆動に関わる装置の方式、個数、及び、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1に示すように、車両10は、車体11と、操舵部12と、4個の車輪13FL、13FR、13RL、13RRと、1または複数(本実施形態では4個)の撮像部14a、14b、14c、14dと、操舵部センサ16と、複数(本実施形態では4個)の車輪速センサ18FL、18FR、18RL、18RRとを備える。車輪13FL、13FR、13RL、13RRを区別する必要がない場合、車輪13と記載する。撮像部14a、14b、14c、14dを区別する必要がない場合、撮像部14と記載する。車輪速センサ18FL、18FR、18RL、18RRを区別する必要がない場合、車輪速センサ18と記載する。
車体11は、乗員が乗車する車室を構成する。車体11は、車輪13、操舵部12、撮像部14、操舵部センサ16、車輪速センサ18等を収容または保持する。
操舵部12は、例えば、ハンドルまたはステアリングホイール等を含み、車両10の転舵輪(例えば、車輪13FL、13FR)を操作する装置である。
車輪13FLは、車両10の左前に設けられている。車輪13FRは、車両10の右前に設けられている。車輪13RLは、車両10の左後に設けられている。車輪13RRは、車両10の右後に設けられている。前側の2個の車輪13FL、13FRは、操舵部12によって転舵されて車両10の進行方向を変化させる転舵輪として機能する。後側の2個の車輪13RL、13RRは、例えば、エンジンまたはモータ等からの駆動力によって回転する駆動輪として機能する。
撮像部14は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、または、CIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像部14は、所定のフレームレートで生成される複数のフレーム画像を含む動画、または、静止画のデータを撮像画像のデータとして出力する。撮像部14は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向の140°〜190°の範囲を撮影することができる。撮像部14の光軸は、斜め下方に向けて設定されている。従って、撮像部14は、周辺の路面を含む車両10の周辺を撮像した撮像画像のデータを出力する。
撮像部14は、車体11の周囲に設けられている。例えば、撮像部14aは、車体11の前端部の左右方向の中央部(例えば、フロントバンパー)に設けられている。撮像部14aは、車両10の前方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像部14bは、車体11の後端部の左右方向の中央部(例えば、リアバンパー)に設けられている。撮像部14bは、車両10の後方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像部14cは、車体11の左端部の前後方向の中央部(例えば、左側のサイドミラー11a)に設けられている。撮像部14cは、車両10の左方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像部14dは、車体11の右端部の前後方向の中央部(例えば、右側のサイドミラー11b)に設けられている。撮像部14dは、車両10の右方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。
操舵部センサ16は、操舵部12の近傍に設けられている。操舵部センサ16は、例えば、ホール素子等を含む角度センサであって、検出した操舵部12の回転角を検出操舵角として出力する。
車輪速センサ18は、各車輪13の近傍に設けられたホール素子を有し、車輪13の回転量または単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。
車輪速センサ18FLは、左前の車輪13FLの近傍に設けられている。車輪速センサ18FLは、車輪13FLの回転量または単位時間当たりの回転数と関連する車輪速パルスを、車輪13FLの回転に関する情報である左前回転情報として検出して出力する。
車輪速センサ18FRは、右前の車輪13FRの近傍に設けられている。車輪速センサ18FRは、車輪13FRの回転量または単位時間当たりの回転数と関連する車輪速パルスを、車輪13FRの回転に関する情報である右前回転情報として検出して出力する。
車輪速センサ18RLは、第1検出部の例であって、左後の車輪13RLの近傍に設けられている。車輪速センサ18RLは、車輪13RLの回転量または単位時間当たりの回転数と関連する車輪速パルスを、車輪13RLの回転に関する情報である左後回転情報として検出して出力する。左後回転情報は、右側の車輪13に関する情報である第1情報の一例である。
車輪速センサ18RRは、第2検出部の例であって、右後の車輪13RRの近傍に設けられている。車輪速センサ18RRは、車輪13RRの回転量または単位時間当たりの回転数と関連する車輪速パルスを、車輪13RRの回転に関する情報である右後回転情報として検出して出力する。右後回転情報は、左側の車輪13に関する情報である第2情報の一例である。
図2は、実施形態の駐車支援システム20の全体構成を示すブロック図である。駐車支援システム20は、車両10に搭載されて、車両10を自動運転(一部自動運転を含む)することによって運転者を支援する。また、駐車支援システム20は、自動運転のために設定する設定経路SRを補正して、駐車領域内の理想位置へと車両10を走行させる。
図2に示すように、駐車支援システム20は、撮像部14と、車輪速センサ18と、制動システム22と、加速システム24と、操舵システム26と、変速システム28と、モニタ装置32と、駐車支援装置34と、車内ネットワーク36とを備える。
撮像部14は、車両10の周辺を撮像した撮像画像を駐車支援装置34へと出力する。
車輪速センサ18は、検出した回転情報を、車内ネットワーク36へ出力する。
制動システム22は、車両10の減速を制御する。制動システム22は、制動部40と、制動制御部42と、制動部センサ44とを有する。
制動部40は、例えば、ブレーキ及びブレーキペダル等を含み、車両10を減速させるための装置である。
制動制御部42は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサを有するECU(Electronic Control Unit)等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。制動制御部42は、駐車支援装置34からの指示に基づいて、制動部40を制御して、車両10の減速を制御する。
制動部センサ44は、例えば、位置センサであって、制動部40がブレーキペダルの場合、制動部40の位置を検出する。制動部センサ44は、検出した制動部40の状態を車内ネットワーク36に出力する。
加速システム24は、車両10の加速を制御する。加速システム24は、加速部46と、加速制御部48と、加速部センサ50とを有する。
加速部46は、例えば、アクセルペダル等を含み、車両10を加速させるための装置である。
加速制御部48は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するECU等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。加速制御部48は、駐車支援装置34からの指示に基づいて、加速部46を制御して、車両10の加速を制御する。
加速部センサ50は、例えば、位置センサであって、加速部46がアクセルペダルの場合、加速部46の位置を検出する。加速部センサ50は、検出した加速部46の状態を車内ネットワーク36に出力する。
操舵システム26は、車両10の進行方向を制御する。操舵システム26は、操舵部12と、操舵制御部54と、操舵部センサ16とを有する。
操舵制御部54は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するECU等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。操舵制御部54は、駐車支援装置34からの指示舵角に基づいて、操舵部12を制御して、車両10の進行方向を制御する。
操舵部センサ16は、検出した操舵部12の検出操舵角を車内ネットワーク36に出力する。
変速システム28は、車両10の変速比を制御する。変速システム28は、変速部58と、変速制御部60と、変速部センサ62とを有する。
変速部58は、例えば、シフトレバー等を含み、車両10の変速比等を変更させる装置である。
変速制御部60は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するECU等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。変速制御部60は、駐車支援装置34からの指示に基づいて、変速部58を制御して、車両10の変速比等を制御する。
変速部センサ62は、ドライブ、パーキング、及び、リバース等の変速部58の位置を検出する。変速部センサ62は、検出した変速部58の位置を車内ネットワーク36に出力する。
モニタ装置32は、車両10の車室内のダッシュボード等に設けられている。モニタ装置32は、表示部64と、音声出力部66と、操作入力部68とを有する。
表示部64は、駐車支援装置34が送信した画像データに基づいて、画像を表示する。表示部64は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、または、有機ELディプレイ(OELD:Organic Electroluminescent Display)等の表示装置である。表示部64は、例えば、手動運転から自動運転への切り替えを受け付けるための駐車領域等の画像を表示する。
音声出力部66は、駐車支援装置34が送信した音声データに基づいて音声を出力する。音声出力部66は、例えば、スピーカである。音声出力部66は、例えば、自動運転への案内等の音声を出力する。
操作入力部68は、乗員の入力を受け付ける。操作入力部68は、例えば、タッチパネルである。操作入力部68は、表示部64の表示画面に設けられている。操作入力部68は、表示部64が表示する画像を透過可能に構成されている。これにより、操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示される画像を乗員に視認させることができる。操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示された画像に対応した位置を乗員が触れることによって入力した駐車支援等に関する指示を受け付けて、駐車支援装置34へ送信する。なお、操作入力部68は、タッチパネルに限らず、押しボタン式等のハードスイッチであってもよい。
駐車支援装置34は、ECU(Electronic Control Unit)等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。駐車支援装置34は、撮像部14から撮像画像のデータを取得する。駐車支援装置34は、撮像画像等に基づいて生成した画像または音声に関するデータをモニタ装置32へ送信する。駐車支援装置34は、運転者への指示、及び、運転者への通知等の画像または音声に関するデータをモニタ装置32へ送信する。駐車支援装置34は、車内ネットワーク36を介して、各システム22、24、26、28を制御して、車両10を自動運転して駐車を支援する。駐車支援装置34は、CPU(Central Processing Unit)34aと、ROM(Read Only Memory)34bと、RAM(Random Access Memory)34cと、表示制御部34dと、音声制御部34eと、SSD(Solid State Drive)34fとを備える。CPU34a、ROM34b及びRAM34cは、同一パッケージ内に集積されていてもよい。
CPU34aは、ハードウェアプロセッサの一例であって、ROM34b等の不揮発性の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して、当該プログラムにしたがって各種の演算処理および制御を実行する。CPU34aは、例えば、表示部64に表示させる駐車支援用の画像等の画像処理を実行する。
ROM34bは、各プログラム及びプログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。RAM34cは、CPU34aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。表示制御部34dは、駐車支援装置34での演算処理のうち、主として、撮像部14で得られた画像の画像処理、表示部64に表示させる表示用の画像のデータ変換等を実行する。音声制御部34eは、駐車支援装置34での演算処理のうち、主として、音声出力部66に出力させる音声の処理を実行する。SSD34fは、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であって、駐車支援装置34の電源がオフされた場合にあってもデータを維持する。
車内ネットワーク36は、車輪速センサ18と、制動システム22と、加速システム24と、操舵システム26と、変速システム28と、モニタ装置32の操作入力部68と、駐車支援装置34とを互いに情報を送受信可能に接続する。
図3は、駐車支援装置34の機能を説明する機能ブロック図である。図3に示すように、駐車支援装置34は、処理部70と、記憶部72とを備える。
処理部70は、例えば、CPU34a等の機能として実現される。処理部70は、運転制御部74と、推定部76と、補正部78とを備える。処理部70は、例えば、記憶部72に記憶された駐車支援プログラム80を読み込むことによって、運転制御部74、推定部76及び補正部78の機能を実現してよい。運転制御部74、推定部76及び補正部78の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む回路等のハードウェアによって構成されてもよい。
運転制御部74は、自動運転による駐車支援において、複数の経路パターン等の情報を含む経路データ82に基づいて、駐車領域に設定した最終目標地点への設定経路を設定する。運転制御部74は、例えば、旋回円(以下、設定旋回円)の一部を含む設定経路を設定する。以下、旋回円の半径を設定旋回半径と記載する。運転制御部74は、システム22、24、26、28のいずれかを制御することによって、車両10を設定経路に沿って走行させる。
具体的には、運転制御部74は、予め設定された操舵テーブル84に基づいて、設定旋回半径に対応させて操舵部12を操舵することによって、車輪13FL、13FRを転舵させる。操舵テーブル84は、目標操舵角と設定旋回半径とを予め関連付けたテーブルである。目標操舵角は、設定旋回半径の設定旋回円に沿って車両10を走行させるために目標とする操舵部12の操舵角である。従って、運転制御部74は、操舵部12の操舵角が設定旋回半径に関連付けられた目標操舵角となるように指示舵角を操舵システム26に出力して、操舵部12を制御する。これにより、運転制御部74は、設定経路上の設定旋回円に沿って、車両10を走行させる。
運転制御部74は、車内ネットワーク36を介して、車輪速センサ18から回転情報LRR、RRR等を取得する。運転制御部74は、回転情報LRR、RRRから算出した移動距離等に基づいて、操舵部12の操舵のタイミング、加速システム24の加速のタイミング等を制御する。これにより、運転制御部74は、設定旋回円を含む設定経路に沿って、車両10を走行させる。
運転制御部74は、設定経路の情報を運転データ88の一部として記憶部72に格納する。設定経路の情報は、操舵開始地点の座標、操舵終了地点の座標、切り返し地点の座標、目標操舵角、指示舵角、設定旋回半径及び設定旋回中心の座標等を含む。また、運転制御部74は、自動運転中に回転情報LRR、RRRを車輪速センサ18RL、18RRから取得し、取得した時刻と関連付けた回転情報LRR、RRRを運転データ88の一部として記憶部72に格納する。
推定部76は、設定経路に沿って走行している状態において、車輪速センサ18RLが検出した左後の車輪13RLの左後回転情報LRR及び車輪速センサ18RRが検出した右後の車輪13RRの右後回転情報RRRに基づいて、車両10が実際に走行した走行経路上の車両10の位置である自車位置を推定する。
例えば、推定部76は、左後回転情報LRRが示す左後の車輪13RLの回転数に応じた左後車輪速パルスの数(以下、左後パルス数)と、右後回転情報RRRが示す右後の車輪13RRの回転数に応じた右後車輪速パルスの数(以下、右後パルス数)とに基づいて、走行経路上の複数の自車位置を推定する。推定部76は、自車位置のうち、例えば、走行経路の最終位置であり、駐車支援が終了した車両10の位置である停車位置の座標を補正部78に出力する。
補正部78は、設定経路と、推定部76が推定した走行経路上の自車位置との差分である経路差分に基づいて、次回以降の駐車支援における設定経路を補正するための補正値を算出する。例えば、補正部78は、駐車領域の幅方向における最終目標位置と車両の実際の停車位置との経路差分に基づいて、補正値を算出する。ここで、補正部78は、最終目標地点を設定した駐車領域の幅方向(即ち、駐車時の車両10の車幅方向)において、設定経路の少なくとも一部をオフセットさせるための補正値を設定してよい。例えば、補正部78は、設定経路上の地点(以下、オフセット地点)を、駐車領域の幅方向でオフセットさせる値を補正値として算出してよい。オフセット地点は、例えば、前進時の操舵開始位置、前進時の切り戻し位置、切り返し位置、後退時の操舵開始位置、後退時の切り戻し位置、最終目標地点のうちの1または複数の地点である。補正部78は、算出した補正値を含む補正データ90を記憶部72に格納する。
運転制御部74は、記憶部72に補正値を含む補正データ90が格納されている場合、駐車支援の設定経路を経路データ82に基づいて設定した後、当該設定経路上のオフセット地点を、駐車領域の幅方向に補正値だけオフセットさせることにより、設定経路を補正する。運転制御部74は、当該補正した設定経路に基づいて自動運転することにより、駐車を支援する。
記憶部72は、ROM34b、RAM34c、及び、SSD34fの少なくとも1つの機能として実現される。記憶部72は、外部のネットワーク上等に設けられていてもよい。記憶部72は、処理部70が実行するプログラム、プログラムの実行に必要なデータ、及び、プログラムの実行によって生成されたデータ等を記憶する。記憶部72は、例えば、処理部70が実行する駐車支援プログラム80を記憶する。記憶部72は、駐車支援プログラム80の実行に必要な、経路パターンを含む経路データ82、操舵テーブル84、及び、閾値及び数式等を含む数値データ86を記憶する。記憶部72は、駐車支援プログラム80の実行によって生成された運転データ88及び補正データ90を記憶する。運転データ88は、設定経路の情報、目標操舵角、各時刻において操舵部12へ出力した指示舵角、各時刻における検出操舵角、各時刻において車輪速センサ18RL、18RRから取得した車輪速パルスを含む回転情報LRR、RRR等を含む。補正データ90は、補正値とともに、補正値の算出過程で算出された値を含む。
図4は、操舵テーブル84の一例を示す図である。図4に示すように、操舵テーブル84は、目標操舵角θcnと、設定旋回半径STRとを関連付けている。n=1、2、・・・である。運転制御部74は、設定経路に含まれる設定旋回円の設定旋回半径STRに対応付けられた目標操舵角θcnを、操舵テーブル84から抽出する。運転制御部74は、抽出した目標操舵角θcnとなる指示舵角を操舵システム26に出力して、設定旋回円に沿って車両10を走行させる。
図5は、補正前の設定経路SR及び走行経路RRを示す図である。図5に示すように、運転制御部74は、撮像部14から取得した区画線CLの画像に基づいて、駐車領域PAを検出する。運転制御部74は、当該駐車領域PA内に設定した最終目標地点LTPへの設定経路SR(点線参照)を、経路データ82に基づいて設定する。運転制御部74は、設定経路SRが示す設定旋回半径に関連付けられた操舵テーブル84の目標操舵角θに基づいて、車両10の操舵システム26の操舵部12等を制御して、車両10を最終目標地点LTPへと自動運転する。
車両10は、操舵テーブル84が示す操舵部12の目標操舵角θと設定旋回半径STRとの関係が正確であれば、自動運転された場合、設定旋回円の一部を含む設定経路SRに沿って走行する。しかしながら、車両10のそれぞれの特性または車両10の周囲の環境等によって、目標操舵角θと設定旋回半径STRとの実際の関係が操舵テーブル84の関係と異なる場合があり、車両10が、図5に示すように設定経路SRと異なる走行経路RR(細実線参照)に沿って走行する場合がある。
そこで、推定部76は、回転情報LRR、RRRに基づいて、走行経路RRの最終地点である停車位置PP等を自車位置として推定する。補正部78は、当該停車位置PPと最終目標地点LTPとの差分を経路差分ΔRTとして算出して、経路差分ΔRTに基づいて、設定経路SRをオフセットさせるための補正値を算出する。
図6は、補正後の設定経路SR及び走行経路RRを示す図である。図6に示すように、運転制御部74は、補正部78が経路差分ΔRTから算出した補正値に基づいて、設定経路SRを補正する。具体的には、運転制御部74は、補正値だけ、設定経路SRを駐車領域PAの幅方向に沿ってオフセットさせる。例えば、運転制御部74は、最終目標地点LTPに対して停車位置PPが右方向にずれている場合、設定経路SRを左方向にオフセットさせる。一方、運転制御部74は、最終目標地点LTPに対して停車位置PPが左方向にずれている場合、設定経路SRを右方向にオフセットさせる。運転制御部74は、オフセットさせた設定経路SRに基づいて車両10を自動運転することによって、最終目標地点LTPから補正値だけずれた停車位置PP、即ち、理想位置である駐車領域PAの幅方向の中心位置(図5における最終目標地点LTP)に車両10を駐車することができる。
ここで、補正部78は、算出した全ての経路差分ΔRTを補正値の算出に採用するのではなく、予め定められた条件に基づいて、当該経路差分ΔRTの採用または不採用を判定してもよい。採用条件の一例は、以下の通りである。
(第1採用条件)車速が予め設定された車速閾値未満
(第2採用条件)経路差分が第1差分閾値未満
(第3採用条件)駐車領域の長さ方向における最終目標位置と車両の実際の停車位置との差分が第2差分閾値未満
補正部78は、上述の3つの採用条件のうち、1または複数を満たした場合、算出した経路差分ΔRTを採用し、当該経路差分ΔRTに基づいて補正値を算出するようにしてよい。これにより、補正部78は、不適切な値となる確率が高い経路差分ΔRTの補正値への影響を低減する。第1差分閾値及び第2差分閾値は、推定精度に応じて適宜設定してよく、数値データ86の一部として格納してよい。尚、第2差分閾値は、差分閾値の一例である。
図7は、推定部76による自車位置の推定方法の一例を説明する図である。推定部76は、回転情報LRR、RRRを用いた図7に示すような既知の方法(例えば、特開2015−075337号公報)によって、走行経路RR上の自車位置を推定してよい。図7は、時刻tに座標(X、Y)の位置で方向θを向いている車両10が、時刻(t+Δt)に座標(X、Y)まで移動して方向θを向いたことを示す。時間Δtの間、車両10の旋回中心及び旋回半径が変化せず、かつ、車両10が直線移動すると仮定した場合、車両10の移動距離MDは、以下の式で表すことができる。
MD=k(N+N)/2
k:パルス数を移動距離に変換する係数
:Δtの間の左後パルス数
:Δtの間の右後パルス数
ここで、X=X0+ΔX、Y=Y0+ΔYとすると、ΔX、ΔYは以下の式で表すことができる。
ΔX=MDcosθ=(k(N+N)/2)cosθ・・・(1)
ΔY=MDsinθ=(k(N+N)/2)sinθ・・・(2)
また、時刻(t+Δt)における車両10の方向θは次の式で表すことができる。
θ=θ+Δθ=θ+k・Δt(N−N)/TW ・・・(3)
TW:トレッド幅
推定部76は、式(1)、式(2)、式(3)を用いて、時間Δt毎に自車位置を算出することによって、車両10の実際の走行経路RR上の停車位置PP等の自車位置を検出する。
図8は、経路差分平均値と算出回数との関係を示すグラフである。図9は、補正値と算出回数との関係を示すグラフである。経路差分平均値は、経路差分ΔRTの平均値(例えば、相加平均値)である。尚、算出回数は、自動運転による駐車回数のうち、採用条件を満たした経路差分ΔRTを採用して補正値を算出した回数である。
図8に示すように、補正部78は、運転制御部74から取得した設定経路SRの最終目標地点LTPと推定部76が推定した停車位置PPとの差分である経路差分ΔRTを、駐車毎に算出する。
補正部78は、経路差分ΔRTの算出回数が予め定められた設定平均回数となる毎に、経路差分ΔRTの平均値である経路差分平均値を算出する。設定平均回数の一例は、3回である。
ここで、補正部78は、推定部76から取得した停車位置PPの座標を取得する毎に、経路差分ΔRTを平均して算出した仮平均値と、算出回数とを、算出回数が設定平均回数になるまで記憶部72に格納して、経路差分平均値を算出してよい。具体的には、補正部78は、1回目の駐車における停車位置PPの座標を推定部76から取得すると、算出回数としての“1”と、仮平均値(ここでは、1回目の経路差分ΔRT)とを補正データ90の一部として記憶部72に格納する。次に、補正部78は、2回目の駐車における停車位置PPの座標を推定部76から取得すると、算出回数としての“2”と、1回目と2回目の経路差分ΔRTの仮平均値とを記憶部72に格納するとともに、先に格納した算出回数としての“1”及び先の仮平均値(ここでは、1回目の経路差分ΔRT)を記憶部72から削除する。この後、同じ処理を繰り返し、補正部78は、M回目の駐車における停車位置PPの座標を推定部76から取得すると、記憶部72に既に格納されている算出回数である“M−1”と仮平均値との積と、今回の経路差分ΔRTとの和を今回の算出回数である“M”で割った値を新たな仮平均値として算出する。補正部78は、算出回数としての“M”と、1回目からM回目の経路差分ΔRTの仮平均値とを補正データ90として記憶部72に格納するとともに、先に格納した回数としての“M−1”及び先の仮平均値(ここでは、M−1個の経路差分ΔRTの平均値)を記憶部72から削除する。これにより、補正部78は、補正に必要な記憶部72の容量を低減できる。
補正部78は、算出回数が設定平均回数となると、記憶部72に格納されている算出回数(ここでは、設定平均回数−1)と仮平均値との積と、今回の経路差分ΔRTとの和を、設定平均回数で割った値を経路差分平均値として算出する。また、補正部78は、算出回数を“0”にリセットする。補正部78は、経路差分平均値を補正データ90の一部として記憶部72に格納する。
図9に示すように、補正部78は、経路差分平均値に第1補正係数α1を掛けて、仮補正値を算出する。補正部78は、当該仮補正値に基づいて、補正値を算出する。第1補正係数α1は、1未満の正の値であって、例えば、“0.8”である。
ここで、補正部78は、経路差分平均値のばらつきが予め設定されたばらつき閾値以上であれば、経路差分平均値に、第1補正係数α1よりも小さい第2補正係数α2を掛けた仮補正値に基づいて補正値を算出してもよい。第2補正係数α2は、例えば、“0.2”とする。これにより、補正部78は、車両10の周囲の状況が特異な場合(例えば、坂道等の場合)に異常値となる経路差分ΔRT及び経路差分平均値の補正値への影響を低減する。
補正部78は、経路差分平均値に補正係数α1、α2のいずれかを掛けて仮補正値を算出すると、当該仮補正値と、既に算出済みの全ての仮補正値を足した総和である補正値を足すことによって、新たな補正値を算出する。尚、最初の設定平均回数では、仮補正値が補正値となる。補正部78は、算出した補正値を補正データ90の一部として記憶部72に格納する。
運転制御部74は、補正部78が補正値を設定すると、補正値だけオフセットさせて補正した設定経路SRに基づいて、車両10を自動運転する。これにより補正値を設定した以降(図8に示す例では算出回数が4回以上)、経路差分ΔRTが小さくなり“0”に近づく。
この後、補正部78は、上述の設定平均回数(図8に示す3回目)までの処理と同様に、推定部76から取得した経路差分ΔRTに基づいて、次の設定平均回数(図8に示す6回目)になるまで仮平均値の算出を繰り返して、新たな経路差分平均値を算出する。ここで、2回目の設定平均回数の際に算出した経路差分平均値は、最初の設定平均回数の際に算出した経路差分平均値よりも小さくなり“0”に近づく。しかしながら、1よりも小さい第1補正係数α1が経路差分平均値に掛けられた補正値に基づいて車両10が自動運転されているので、2回目の設定平均回数の際に算出した経路差分平均値は、通常、“0”とはならない。この後、補正部78は、図9に示すように、2回目の設定平均回数の際に算出した経路差分平均値と第1補正係数α1(または第2補正係数α2)との積である仮補正値を算出する。補正部78は、当該仮補正値と、1回目の設定平均回数の際に算出した補正値との和を、新たな補正値として算出する。
補正部78は、同様の処理を繰り返すことによって、設定平均回数の駐車毎に、新たな経路差分平均値及び仮補正値を算出し、当該仮補正値と、前回の補正値との和を、新たな補正値として算出する。換言すれば、補正部78は、設定平均回数毎に算出した仮補正値を累積させて補正値を算出する。これにより、経路差分平均値は、徐々に小さくなり“0”に近づく。補正部78は、算出した補正値を補正データ90の一部として記憶部72に格納する。
図10は、処理部70の運転制御部74が実行する駐車支援処理における運転制御処理のフローチャートである。例えば、運転制御部74は、表示部64に自動運転の指示を受け付ける駐車領域PA等の画像を表示している状態で、操作入力部68から自動運転の指示を運転者から受け付けると、運転制御処理を開始する。
図10に示すように、駐車支援処理の運転制御処理では、運転制御部74が、最終目標地点LTPを設定する(S102)。例えば、運転制御部74は、撮像部14から取得した撮像画像に基づいて駐車領域PAを検出し、現在の車両10の位置を基準として最終目標地点LTPを駐車領域PA内に設定する。
運転制御部74は、経路データ82に基づいて、現在の車両10の位置から最終目標地点LTPへの設定経路SRを設定する(S104)。運転制御部74は、システム22、24、26、28の少なくともいずれかを制御して、最終目標地点LTPへの自動運転を開始する(S106)。ここで、運転制御部74は、既に補正値が記憶部72に格納されている場合、当該補正値によってオフセット地点をオフセットさせて補正した設定経路SRに基づいて、システム22、24、26、28を制御する。
運転制御部74は、自動運転中に運転データ88を記憶部72に格納する(S108)。例えば、運転制御部74は、設定経路SRの情報、各時刻において車輪速センサ18RL、18RRから取得した車輪速パルスを含む回転情報LRR、RRR等を含む運転データ88を順次格納する。運転制御部74は、最終目標地点LTPに達するまで(S110:No)、自動運転を継続しつつ、運転データ88を順次、記憶部72に格納する。
運転制御部74は、最終目標地点LTPに達すると(S110:Yes)、自動運転を終了して(S112)、次の運転制御処理まで待機する。
図11は、処理部70の推定部76及び補正部78が実行する駐車支援処理における補正処理のフローチャートである。
図11に示すように、駐車支援処理の補正処理では、推定部76が、記憶部72に格納された運転データ88を取得する(S202)。
推定部76は、設定経路SRに基づいて自動運転された車両10が実際に走行した走行経路RR上の自車位置(例えば、停車位置PP)を、図7に示す方法及び運転データ88から推定する(S204)。
補正部78は、運転データ88に含まれる最終目標地点LTPの座標と、推定部76から取得した停車位置PPの座標から経路差分ΔRTを算出する(S206)。
補正部78は、経路差分ΔRTを、補正値の算出に採用するか否かを判定する(S207)。具体的には、補正部78は、上述した第1採用条件から第3採用条件に基づいて、経路差分ΔRTを採用するか否かを判定してよい。
補正部78は、経路差分ΔRTを採用しないと判定すると(S207:No)、新たな補正値を算出することなく、補正処理を終了して、次の運転制御処理が実行されるまで待機状態となる。
一方、補正部78は、経路差分ΔRTを採用すると判定すると(S207:Yes)、
経路差分ΔRTの算出回数が設定平均回数か否かを判定する(S210)。
補正部78は、経路差分ΔRTの算出回数が設定平均回数でないと判定すると(S210:No)、経路差分ΔRTの仮平均値を算出する(S212)。補正部78は、算出回数を+1インクリメントする(S214)。補正部78は、算出回数及び仮平均値を補正データ90として記憶部72に格納する(S216)。これにより、推定部76及び補正部78は、補正処理を終了して、次の運転制御処理が実行されるまで待機状態となる。
一方、補正部78は、経路差分ΔRTの算出回数が設定平均回数であると判定すると(S210:Yes)、経路差分平均値を算出する(S218)。具体的には、補正部78は、記憶部72に格納されている算出回数(ここでは、設定平均回数−1)と仮平均値との積と、今回の経路差分ΔRTとの和を算出する。補正部78は、当該和を設定平均回数で割った値を経路差分平均値として算出する。補正部78は、算出回数をリセットする(S220)。
補正部78は、経路差分平均値に基づいて、仮補正値を算出する(S222)。具体的には、補正部78は、経路差分と、補正係数α1、α2のいずれかとの積を仮補正値として算出する。尚、補正部78は、経路差分ΔRT及び経路差分平均値のばらつきに基づいて、補正係数α1、α2を選択してよい。
補正部78は、算出した仮補正値に基づいて、補正値を算出する(S226)。具体的には、補正部78は、記憶部72に既に格納されている補正値に今回の仮補正値を足した和を、新たな補正値として算出する。補正部78は、算出した新たな補正値と、リセットした算出回数とを、補正データ90として記憶部72に格納する(S228)。これにより、推定部76及び補正部78は、補正処理を終了して、次の運転制御処理が実行されるまで待機状態となる。
上述したように、駐車支援システム20では、車輪速センサ18RL、18RRが実際の左右の車輪13RL、13RRの回転に関する回転情報LRR、RRRを検出し、処理部70が当該回転情報LRR、RRRから推定した停車位置PPに基づいて補正値を算出し、設定経路SRを補正している。これにより、駐車支援システム20は、車両10の特性等に左右される指示舵角または検出操舵角等に基づいて停車位置PP等の自車位置を推定する場合に比べて、設定経路SRをより精度よく補正して、車両10を駐車領域PA内の理想位置へと走行させることができる。
駐車支援システム20では、処理部70が、駐車領域PAの幅方向において、経路差分ΔRTから算出した補正値に基づいて、オフセット地点をオフセットさせて設定経路SRを補正している。これにより、駐車支援システム20は、補正処理の演算負荷の増加を抑制しつつ、適切な設定経路SRを設定することができる。
駐車支援システム20では、処理部70が、経路差分平均値に1未満の第1補正係数α1を掛けて、補正値を算出している。これにより、駐車支援システム20は、経路差分平均値が異常値となった場合でも、補正値への異常値の影響を低減できる。
駐車支援システム20では、経路差分及び経路差分平均値のばらつきが大きい場合、処理部70が、経路差分平均値に第1補正係数α1よりも小さい第2補正係数α2を掛けて、補正値を算出している。これにより、駐車支援システム20は、経路差分平均値のばらつきが大きい場合に大きくなる補正値への不適切な影響を低減できる。
駐車支援システム20では、駐車領域PAの車幅方向における最終目標地点LTPと停車位置PPとの差分に基づいて補正値を算出しているので、最終目標地点LTPと停車位置PPとをより近づけることができる。
駐車支援システム20では、車速が車速閾値未満である場合の経路差分ΔRTを採用して補正値を算出することにより、補正に適切な低速状態での経路差分ΔRTによって、補正値の精度を向上させることができる。
駐車支援システム20では、駐車領域PAの長さ方向における最終目標地点LTPと停車位置PPとの差分が第2差分閾値未満である場合の経路差分ΔRTを採用して補正値を算出している。これにより、駐車支援システム20では、車輪13の実際の方向以外の要因で大きくなった経路差分ΔRTを排除して、適切な経路差分ΔRTによって補正値の精度を向上できる。
次に、上述した実施形態の処理の一部を変形した変形例について説明する。
<第1変形例>
上述の実施形態では、補正部78は、最終目標地点LTPと、停車位置PPとの差分を経路差分ΔRTとして算出したが、これに限定されない。例えば、補正部78は、走行経路RR上の複数の自車位置に基づいて、経路差分ΔRTを算出してもよい。
図12は、第1変形例の経路差分ΔRTの算出方法を説明する図である。図12に示すように、推定部76は、停車位置PPを含む複数の自車位置を推定して、補正部78へ複数の自車位置の座標を出力してもよい。
例えば、推定部76は、開始点SP、及び、終了点EPを後退時の自車位置として推定してもよい。推定部76は、設定経路SRにおいて旋回半径が固定される旋回円が始まる地点を開始点SPとして採用してよい。具体的には、推定部76は、次の開始点条件を満たした自車位置を開始点SPとして採用してよい。
(第1開始点条件) 指示舵角が固定
(第2開始点条件) 目標操舵角から指示舵角を引いた差分が第1閾値残差以下
(第3開始点条件) 指示舵角から検出操舵角を引いた差分が第2閾値残差以下
推定部76は、操舵部12の操舵角が固定された開始点SP以降の地点であって、操舵角が変化した地点、即ち、切り戻しを開始した地点を終了点EPとしてよい。また、推定部76は、前進時の開始点、及び、終了点を後退時と同様の条件に基づいて自車位置として推定してもよい。推定部76は、切り返し地点を自車位置として推定してもよい。推定部76は、最終目標地点LTPへの最後の直線上で自車位置を推定してもよい。
補正部78は、開始点SP及び終了点EPと設定経路SRとの差分を経路差分ΔRTとして算出する。このように、複数の経路差分ΔRTを算出した場合、補正部78は、複数の経路差分ΔRTの中央値(または平均値)を、新たな経路差分ΔRTとして、補正値を算出してよい。
経路差分ΔRTは最終目標地点LTPに近づくにつれて変化するので、補正部78は、各地点に対応付けた重みを経路差分ΔRTに掛けて、補正値を算出してもよい。また、補正部78は、経路差分ΔRTの変化に基づいて、最終目標地点LTPにおける経路差分ΔRTを予測してもよい。
<第2変形例>
上述の実施形態では、推定部76及び補正部78が、運転制御処理が終了してから補正処理を実行する例を挙げたがこれに限定されない。例えば、推定部76及び補正部78は、運転制御処理と並行して補正処理を実行してもよい。
図13は、第2変形例の補正処理を適用する設定経路SRの一例を示す図である。図13に示すように、推定部76及び補正部78は、後退時の切り返し地点(以下、設定切り返し地点STP)を含む設定経路SRを走行させている運転制御処理と、並行して補正処理を実行してよい。
この場合、推定部76は、回転情報LRR、RRRから実際の走行経路RR上における後退時の切り返し地点(以下、走行切り返し地点RTP)を自車位置として推定してよい。補正部78は、走行切り返し地点RTPの座標を推定部76から取得すると、設定切り返し地点STPと走行切り返し地点RTPとの差分を経路差分ΔRTとして算出し、上述した方法と同様の方法で経路差分ΔRTから補正値を算出してよい。第2変形例の補正部78は、第1実施形態とは自車位置が異なる差分算出方法に基づいて、経路差分ΔRTを算出する。
即ち、第2変形例の推定部76及び補正部78は、設定経路SRの複数のパターンのそれぞれに対応付けられた差分算出方法に基づいて算出した経路差分ΔRTからパターン毎に補正値を算出する。ここでいう複数のパターンは、第1実施形態における後退時の切り返しのない経路パターンと、第2変形例の後退時の切り返しのある経路パターンを含む。尚、複数のパターンは、これらに限定されず、他の経路パターンを含んでよく、当該パターン毎に差分算出方法が対応付けられていることが好ましい。
図14は、第2変形例の補正処理のフローチャートである。図14に示すように、第2変形例の補正処理では、推定部76が、自動運転中の運転制御部74または車輪速センサ18から回転情報LRR、RRRを含む運転データ88を取得する(S242)。推定部76は、運転データ88に基づいて、走行切り返し地点RTPに達したか否かを推定する(S244)。推定部76は、走行切り返し地点RTPに達していないと判定すると(S244:No)、運転データ88の取得を繰り返す。推定部76は、走行切り返し地点RTP点に達したと判定すると(S244:Yes)、走行切り返し地点RTP点にある自車位置の座標を推定する(S246)。
補正部78は、推定部76から走行切り返し地点RTP点の座標を取得すると、経路差分ΔRTを算出する(S248)。補正部78は、算出した経路差分ΔRTを採用するか否かを判定する(S250)。補正部78は、経路差分ΔRTを採用しないと判定すると(S250:No)、補正処理を終了して、次の運転制御処理が実行されるまで待機状態となる。
補正部78は、経路差分ΔRTを採用すると判定すると(S250:Yes)、補正値を算出する(S252)。例えば、補正部78は、過去の同じ経路パターンにおいて複数の経路差分ΔRTを算出している場合、複数の経路差分ΔRTの中央値(または平均値)を補正値として算出してよい。補正部78は、設定経路SRのパターンに対応付けた補正値を補正データ90として記憶部72に格納する(S254)。
この後、運転制御部74は、補正部78が算出した補正値に基づいて、最終目標地点LTPをオフセットさせ、当該最終目標地点LTPへの設定経路SRを再設定する。運転制御部74は、再設定した設定経路SRに基づいて、後退時の切り返し後の自動運転を実行する。
上述したように、第2変形例の駐車支援システム20では、処理部70が、設定経路SRの複数のパターン毎に対応付けられた差分算出方法に基づいて算出した経路差分ΔRTから補正値を算出している。これにより、駐車支援システム20は、パターン毎に異なる経路差分ΔRTに対応させて適切な補正値を算出できるので、パターン毎により適切に補正した設定経路SRに基づいて駐車支援を実行することができる。
上述した各実施形態及び変形例の構成の機能、接続関係、個数、配置等は、発明の範囲及び発明の範囲と均等の範囲内で適宜変更、削除等してよい。各実施形態及び変形例を適宜組み合わせてもよい。各実施形態及び変形例の各ステップの順序を適宜変更してよい。
上述の実施形態では、車輪速センサ18RL、18RRが検出する車輪13の回転数に応じた車輪速パルスを回転情報LRR、RRRの例として挙げたが、これに限定されない。回転情報LRR、RRRは、車輪13の回転数と関連する値であればよく、例えば、車輪13を回転させるモータ及びエンジン等の回転数(または回転角度)であってもよい。
上述の実施形態では、補正部78が、経路差分平均値に補正係数α1、α2を掛けて補正値を算出する例を挙げたが、これに限定されない。補正部78は、経路差分ΔRTに補正係数α1、α2を掛けて補正値を算出してもよい。
上述の実施形態では、補正部78が、駐車領域PAの幅方向にオフセットさせる補正値を算出する例を挙げて説明したが、補正値はこれに限定されない。例えば、補正部78は、駐車領域PAの幅方向及び長さ方向にオフセットさせる補正値をそれぞれ算出してもよい。
上述の実施形態では、並列駐車(=横列駐車)における補正を例に挙げて説明したが、縦列駐車等の他の駐車においても上述の補正を適用してもよい。
上述の実施形態では、推定部76が、後の車輪速センサ18RL、18RRの回転情報LRR、RRRに基づいて、自車位置を推定する例を挙げたが、車輪速センサ18FL、18FRの回転情報に基づいて、自車位置を推定してもよい。
上述の実施形態では、第1情報及び第2情報として、車輪13の回転に関する回転情報を例に挙げたが、第1情報及び第2情報はこれらに限定されない。例えば、第1情報及び第2情報は、実際の左側の車輪13の舵角及び右側の車輪13の舵角であってもよい。尚、左右の車輪13の舵角は、角度センサ等によって、検出してよい。
10…車両、11…車体、12…操舵部、13…車輪、18…車輪速センサ、20…駐車支援システム、34…駐車支援装置、70…処理部、74…運転制御部、76…推定部、78…補正部、80…駐車支援プログラム、LRR…左後回転情報、RRR…右後回転情報、LTP…最終目標地点、PA…駐車領域、PP…停車位置、RR…走行経路、SR…設定経路、ΔRT…経路差分

Claims (8)

  1. 車両の左側の車輪に関する情報である第1情報を検出する第1検出部と、
    前記車両の右側の車輪に関する情報である第2情報を検出する第2検出部と、
    駐車領域に設定した最終目標地点への設定経路に沿って走行させている状態での前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記車両の位置である自車位置を推定し、前記設定経路と前記自車位置との差分である経路差分に基づいて、前記設定経路を補正する補正値を算出する処理部と、
    を備える駐車支援システム。
  2. 前記処理部は、前記駐車領域の幅方向で前記設定経路の少なくとも一部を前記補正値に基づいてオフセットさせて補正する
    請求項1に記載の駐車支援システム。
  3. 前記処理部は、前記経路差分の平均値である経路差分平均値に、1未満の第1補正係数を掛けた仮補正値に基づいて前記補正値を算出する
    請求項1または2に記載の駐車支援システム。
  4. 前記処理部は、前記経路差分または前記経路差分平均値のばらつきが予め設定されたばらつき閾値以上であれば、前記経路差分平均値に、前記第1補正係数よりも小さい第2補正係数を掛けた前記仮補正値に基づいて前記補正値を算出する
    請求項3に記載の駐車支援システム。
  5. 前記処理部は、前記設定経路の複数のパターンのそれぞれに対応付けられた差分算出方法に基づいて算出された前記経路差分から前記パターン毎に前記補正値を算出する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
  6. 前記処理部は、前記駐車領域の車幅方向における前記最終目標地点と実際の停車位置との差分に基づいて前記補正値を算出する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
  7. 前記処理部は、前記車両の車速が予め設定された車速閾値未満である場合の前記経路差分を採用して前記補正値を算出する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
  8. 前記処理部は、前記駐車領域の長さ方向における前記最終目標位置と実際の停車位置と差分が差分閾値未満である場合の前記経路差分を採用して前記補正値を算出する
    請求項1から7のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
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