JP2018202366A - グローブボックス付安全キャビネット、及び該安全キャビネットを備えたクリーンシステム - Google Patents
グローブボックス付安全キャビネット、及び該安全キャビネットを備えたクリーンシステム Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、細胞培養加工作業を行う際の作業者と細胞間の相互汚染をより確実に防止可能な安全キャビネットの提供を目的とする。
前記室内作業室が、グローブボックスからなることを特徴とする。
このように、グローブボックスの天板に空気を吸入する吸入口を設け、安全キャビネットの作業室天壁の給気孔と、グローブボックス天板の吸入口を送気ダクトで連絡することで、バイオハザード対策用クラスIIキャビネット等の開放型の安全キャビネットを、大きな変更なく利用して、作業者と細胞間の相互汚染をより確実に防止可能なグローブボックス付安全キャビネットとすることができる。
このように、グローブボックス付安全キャビネットをクリーンブース内に設置することで、外部とグローブボックス内との相互汚染を3重に防止して、よりグローブボックス内を、清浄な空間とすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るクリーンシステム100を示している。クリーンシステム100は、グローブボックス10と、グローブボックス10を収容する安全キャビネット20と、安全キャビネット20を収容するクリーンブース30とを備えている。
尚、給気孔241aは、円形孔に限らず、スリット状等、他の形状の貫通孔にしてもよい。
また、床板17は、周縁から垂下する4枚の板状の鍔部18,18,…を有しており、グローブボックス10は、図4に示すように、鍔部18を受け鍔部22cにねじ止めすることで、グローブボックス設置用開口部22bに設置される。
尚、作業台22は、グローブボックス10のねじ止め作業がし易いよう、グローブボックス設置用開口部22bを横断する分割線により、前後に2分割するようにしてもよい。吸入口16a、及び排気口17aは、スリットではなく、円形孔その他の形状の貫通孔でもよい。
グローブボックス10内の圧力の調整は、天板16に設けたボリュームダンパーや床板17に設けたプレフィルタにより吸入口16aや排気口17aを通過する空気の圧損を調整することによっても行えるが、空気の流量が少なくなりすぎる虞がある。送気ダクト40Aがかかる構成を有することで、ファン等を用いることなく、あるいはファン等と併用して、グローブボックス10を通過する流量を充分に確保しながら、グローブボックス10内を陽圧にすることができる。
このように、クリーンブース30の内部に安全キャビネット20を収容することで、図2に示すように、クリーンブース30の内部空間を第1清浄区域RIとし、作業室24を第2清浄区域RIIとし、グローブボックス10のワークエリア1を第3清浄区域RIIIとして3重にシールドして、ワークエリア1の清浄度をより一層高めることができる。
また、図4に示すように、ファンフィルタユニット27を通過した清浄な空気が、送気ダクト40Aを介して、天板16の吸入口16aからグローブボックス10内のワークエリア1に供給されるとともに、床板17の排気口17aから作業台22の下部空間25に排出されるため、ワークエリア1を清浄に維持することができる。
また、ワークエリア1に供給される空気は、送気ダクト40Aを通過する際に圧縮されて、ワークエリア1を陽圧にするため、グローブボックス10の外部からワークエリア1への細菌等の侵入が抑制される。
天壁241の給気孔241aから送気ダクト40Bに流入した空気は、送気ダクト40Bにより膨張したのちグローブボックス10のワークエリア1に給気されるため、ワークエリア1を容易に負圧にすることができる。ワークエリア1を負圧とした安全キャビネット20は、抗癌剤の調製に用いる場合などに好適に用いることができる。なお、この場合も、吸気口の開口面積と吸引口の開口面積を微妙に調整できるようにすることで、さらに圧力差を微妙に調整できる。
図7は、本発明の第2実施形態にかかるグローブボックス210を示している。グローブボックス210は、図7に示すように、手前側の前壁212の上側の略3分の2を奥側へ傾斜する傾斜面212aとしたことで、左右の側壁211,211が五角形をなす横倒しの五角柱形状を有している。傾斜面212aは、下半分ほどが、上端の蝶番13aで手前側に揺動して開閉する搬入扉213に形成されている。左右の側壁211,211には、円形孔からなるグローブホール14,14が穿設されており、グローブホール14から、グローブボックス210の内方へ延出するようグローブ15が設けられている。グローブ15はグローブホール14の周縁から内側(奥側)へ延出する円形環状の鍔(不図示)と、この鍔に外側から嵌合する円形環状のグローブホールド14aとで、グローブ15の挿入口周縁を気密に保持している。
グローブボックス210は、このように天板216より床板217が広く、ワークエリア201が下方に広がる形状を有しているため、ワークエリア1を作業室24に比べて容易に負圧にすることができる。なお開口部の面積の微調整を行うことでグローブボックスに送気する空気量とグローブボックスから下部へ送り出される空気量が調整でき、グローブボックス内と安全キャビネット内の差圧をきめ細かく調整できる。
尚、第2実施形態において、第1実施形態と共通する部材には同一記号を付して説明を省略する。
つまり、CPC機能を安全キャビネット内で実現することが可能となるため、セルプロセッシングを行う各種の機関で広く利用することができる。
天板16,216
吸入口16a,216a
床板17,217
排気口17a,217a
上端開口18a
下端開口18b
パスボックス19
搬入口19a
安全キャビネット20
作業台22
吸引孔22a
作業室24
天壁241
給気孔241a
クリーンブース30
送気ダクト40A,40B
クリーンシステム100
気孔から給気を行い、前記作業室の底壁をなす作業台の吸引孔から吸気して前記作業室に
ダウンフローの気流を形成するとともに前記作業室前方の作業用開口部を気流によりシー
ルドするよう構成され、前記作業室内に室内作業室を備える安全キャビネットであって、
前記室内作業室が、グローブボックスからなる。
このように、グローブボックスの天板に空気を吸入する吸入口を設け、安全キャビネッ
トの作業室天壁の給気孔と、グローブボックス天板の吸入口を送気ダクトで連絡すること
で、バイオハザード対策用クラスIIキャビネット等の開放型の安全キャビネットを、大き
な変更なく利用して、作業者と細胞間の相互汚染をより確実に防止可能なグローブボック
ス付安全キャビネットとすることができる。
Claims (6)
- 作業室の天壁に分散配置された多数の給気孔から給気を行い、前記作業室の底壁をなす作業台の吸引孔から吸気して前記作業室にダウンフローの気流を形成するとともに前記作業室前方の作業用開口部を気流によりシールドするよう構成され、前記作業室内に室内作業室を備える安全キャビネットであって、
前記室内作業室が、グローブボックスからなることを特徴とするグローブボックス付安全キャビネット。 - 前記グローブボックスと前記作業室の天壁の間に上下両端が開口する筒状の送気ダクトを備え、
前記グローブボックスは、空気を吸入する吸入口を天板に有するとともに、排気を行う排気口を有し、
前記送気ダクトは、上端開口が前記天壁に当接して前記給気孔の一部と連通し、下端開口が前記グローブボックスの吸入口と連通する請求項1に記載のグローブボックス付安全キャビネット。 - 前記送気ダクトは、横断面の断面積が下方に向けて拡大する請求項2に記載のグローブボックス付安全キャビネット。
- 前記送気ダクトは、水平断面の断面積が下方に向けて縮小する請求項2に記載のグローブボックス付安全キャビネット。
- 前記グローブボックスは、搬入口が前記作業室内に開口するパスボックスを有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のグローブボックス付安全キャビネット
- 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のグローブボックス付安全キャビネットと、当該グローブボックス付安全キャビネットを内部に収容したクリーンブースとを備えたクリーンシステム。
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JP2017114032A JP6328826B1 (ja) | 2017-06-09 | 2017-06-09 | グローブボックス付安全キャビネット、及び該安全キャビネットを備えたクリーンシステム |
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