JP2018202345A - 洗浄器具 - Google Patents

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【課題】粒子含有液状物が流れる装置内の流路を洗浄するための洗浄器具であって、流路に付着した粒子を十分に取り除くことができる洗浄器具を提供する。【解決手段】本発明に係る洗浄装置は、粒子含有液状物が流れる流路を洗浄するためのものであり、流路の内面に当接される洗浄部と、洗浄部に振動を与える振動部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、粒子含有液状物が流れる装置内の流路を洗浄するための洗浄器具に関する。
ダイコータは、フィルムの表面に塗膜を形成するためのものであり、通常、一対のダイによって構成されており、一対のダイの先端部の隙間(刃先)から塗液が排出される。具体的には、ダイコータは、内部に塗液を供給するための流路と、一対のダイの内面によって構成される液溜りと、塗液が排出される刃先と、液溜りと刃先とを連通するスリット部とを備える(図3参照)。
塗液にはしばしば樹脂が用いられ、その組成は液状樹脂の組み合わせであったり、液状樹脂中に粒子などの固形分を含んだりする場合もある。ある塗液を使用した塗工終了後、ダイコータ内部の流路、液溜り及びスリット部に残留した塗液を洗浄し、次の塗液を流せるようにする。特許文献1はダイコータを分解することなくダイ内部を洗浄できるダイコータ及びその洗浄方法を開示する。
特開2006−775号公報
ダイコータ内の流路の洗浄方法として、ダイの内部にブラシ又は布を入れて固着物を洗浄する方法、流路内の塗液を溶剤で置換して洗浄する方法などが挙げられる。しかし、一般的なブラシの場合はブラシの毛を束ねるために使用されている金属部がダイ内壁に接触することによって発生する金属異物が流路内に残留しやすく、他方、布の場合は布に含まれる繊維が流路内に残留しやすい。このような残留物は、次の塗工に使用する塗液を汚染し、最終的に製造される製品に悪影響を及ぼす。溶剤を用いた洗浄方法によれば、塗液の置換は十分に行えるものの、流路に付着した樹脂固着物又は粒子の洗浄を十分に行うことができなかった。特に、微小な粒子を含む塗液を使用した後においては、ファンデルワールス力、磁力又は帯電エネルギーなどにより粒子が内壁に付着しやすく、従来の洗浄方法ではこれらを十分に取り除くことが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、粒子含有液状物が流れる装置内の流路を洗浄するための洗浄器具であって、流路に付着した粒子を十分に取り除くことができる洗浄器具を提供することを目的とする。
本発明の洗浄器具は、粒子含有液状物が流れる装置(例えばダイコータ)内の流路を洗浄するためのものであり、流路の内面に当接される洗浄部と、洗浄部に振動を与える振動部とを備える。この洗浄器具によれば、流路の内面に洗浄部(例えば、ブラシ状又はスポンジ状の部材)を当接させた状態でこれを振動させることで流路の内面に付着した粒子を十分に取り除くことができる。このとき、洗浄部を単に振動させるとともに必要に応じて溶剤等を流せばよく、必ずしも洗浄部を流路に沿って往復動させなくてもよいため、洗浄処理に起因して流路に傷が付いたり金属異物が生じたりすることを十分に抑制できる。洗浄すべき流路の内面に洗浄部を当接させることができる限り、流路は曲部を有していてもよい。
上記粒子含有液状物の一例として、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の少なくとも一方を含む樹脂成分と、これに分散した導電粒子とを含む接着剤組成物が挙げられる。この接着剤組成物を塗液として使用し、ダイコータによって基材フィルム上に接着剤層を形成することによって異方導電性フィルムが製造される。異方導電性フィルムは例えば回路部材同士の電気的接続及び物理的接着に使用されるものであり、高い接続信頼性が求められる。したがって、ダイコータにおいて製造する異方導電性フィルムの種類を変更するときにはダイコータの流路を十分に洗浄することによって変更前の導電粒子が変更後の塗液に混入しないようにすることが求められる。
本発明の洗浄器具は、洗浄部と振動部とを連結する芯材を更に備えることが好ましい。洗浄器具が芯材を備えることで、振動部によって洗浄部をより確実に振動させることができる。例えば曲部を有する流路に洗浄部を確実に沿わせる観点から、芯材は柔軟性を有することが好ましい。洗浄器具の洗浄対象は、断面形状が内径3〜20mmの円形状の流路であることが好ましい。このような形状であり且つサイズの流路であれば、振動部から洗浄部に与えられる振動により、流路の内面に付着した粒子をより一層確実に取り除くことができる。流路に付着した粒子をより一層確実に取り除く観点から、上記洗浄器具は洗浄部を回転させる機構を更に備えてもよい。
本発明によれば、粒子含有液状物が流れる装置内の流路を洗浄するための洗浄器具であって、流路に付着した粒子を十分に取り除くことができる洗浄器具が提供される。
図1は本発明に係る洗浄器具の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図2(a)は図1に示す洗浄器具の洗浄部が変形した状態を模式的に示す斜視図であり、図2(b)は洗浄部の他の例を模式的に示す斜視図である。 図3はダイコータの一例を模式的に示す断面図である。 図4は図3に示すダイコータを構成する一方のダイの構造を模式的に示す斜視図である。 図5(a)は図4に示すダイコータのVa−Va線における断面図であり、図5(b)は図4に示すダイコータのVb−Vb線における断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すとおり、本実施形態に係る洗浄器具10は、洗浄部材1と、図示しない振動モータ(振動部)が内蔵されたハンドリング部5とを備える。洗浄器具10は、ダイコータ内の流路(図3〜5参照)を洗浄するためのものである。振動モータの振動回数は好ましくは3000〜7000回/分であり、ダイアル等によって調整可能に構成されていてもよい。
洗浄器具10によれば、流路の内面に洗浄部材1を当接させた状態でこれを振動させることで流路の内面に付着した粒子を十分に取り除くことができる。洗浄部材1を流路の内面に当接させた状態で振動させたるとともに必要に応じて溶剤等を流すことにより、流路の内面に付着している粒子を十分に取り除くことができる。その際、洗浄部材1を必ずしも流路の長手方向に往復動させなくてもよいため、洗浄処理に起因して流路に傷が付いたり金属異物が生じたりすることを十分に抑制できる。
洗浄部材1は、流路の内面に当接される洗浄部1aと、洗浄部1aの中央部に設けられた芯材1bとによって構成されている。洗浄部1aは、図2(a)に示すようにブラシ状の部材からなるものであってもよいし、図2(b)に示すようにスポンジ状の部材からなるものであってもよい。本実施形態においては、芯材1bを介して洗浄部1aと振動モータが連結されており、振動モータの振動が芯材1bを介して洗浄部1aに十分に伝わるように構成されている。
洗浄部材1を構成する部材(洗浄部1a及び芯材1b)の材質は流路の内面(金属製)を傷つけることない適度な弾力性を有していることが好ましく、また塗液に含まれる溶剤並びに流路の洗浄に用いる溶剤及び洗浄剤等に対する耐薬品性を有するものが好ましい。
ブラシ状の洗浄部1aの材質の具体例としては、植物繊維、動物繊維、合成樹脂繊維、合成樹脂及びこれらの繊維の表面にコーティングを行って耐磨耗性を与えた材質が挙げられる。スポンジ状の洗浄部1aの材質の具体例としては、ポリウレタンフォーム、ポリオレフィンフォーム及び発泡ゴムが挙げられる。
洗浄部1aは芯材1bの全周を覆うように設けられていることが好ましい。洗浄部1aの外径は洗浄対象の流路の内径よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。具体的には、洗浄部1aの外径は、洗浄対象の流路の内径の0.9〜2倍であることが好ましく、1.1〜1.5倍であることがより好ましい。洗浄部1aの外径が流路の内径の0.9倍以上であることで流路の内面に洗浄部1aをより確実に当接させやすく、他方、2倍以下であることで流路内に洗浄部1aをスムーズに移動させやすい。なお、ここでいう洗浄部1aの外径とは、洗浄部1aに対して外側からの力が加わっていない状態における外径を意味する。
芯材1bの材質の具体例としては、合成樹脂が挙げられる。曲部を有する流路に洗浄部材1が追従できるように芯材1bは柔軟性を有することが好ましい(図2参照)。これに加え、芯材1bは振動モータが発する振動を洗浄部1aに伝達する役割を果たすものであるから、ある程度の弾性も備えたものであることが好ましい。芯材1bの長さは洗浄すべき流路の長さに応じて設定すればよく、流路の長さの100〜120%であることが好ましい。なお、流路の両端が開放されている流路が洗浄対象である場合、芯材1bは少なくとも流路の長さの半分以上の長さを有していればよい。
ハンドリング部5は、洗浄作業を行う作業者が握る部分である。ハンドリング部5にも溶剤等が付着する可能性があることから、ハンドリング部5の材質も溶剤等に対する耐薬品性を有する材質(例えば、合成樹脂又は金属)が好ましく、耐薬品性を有する材質からなる保護層で表面を覆った構成としてもよい。また、作業中にハンドリング部5がダイコータに接触してもダイコータに傷が付かないように、ハンドリング部5の表面は比較的柔らかい合成樹脂で構成されていてもよい。
洗浄器具10の適用対象として、ダイコータ内の円形状の断面を有する流路が挙げられる。洗浄器具10はダイコータの内径3〜20mm(より好ましくは3〜15mm)の流路内面に付着した粒子を取り除くのに適している。図3に示すように、ダイコータ20は、一対のダイ21,22によって構成されている。より具体的には、ダイコータ20は、塗液供給用の流路21aと、一対のダイ21,22の内面によって構成される液溜り24と、塗液が排出される刃先28と、液溜り24と刃先28とを連通するスリット部26とを備える。ダイコータ20は、一対のダイ21,22の先端部である刃先28から塗液が排出される。
ダイコータ20に塗液として供給される粒子含有液状物の一例として、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の少なくとも一方を含む樹脂成分と、これに分散した導電粒子とを含む接着剤組成物が挙げられる。この接着剤組成物を塗液として使用し、ダイコータ20によって基材フィルム上に接着剤層を形成することによって異方導電性フィルムが製造される。
図3〜5に示すとおり、一対のダイ21,22のうち、一方のダイ21には液溜り24に連通した流路21aが形成されている。これに加え、ダイ21の側面には流路21b,21cが形成されている。流路21b,21cは液溜り24のエア抜きをしたり、洗浄のための溶剤を液溜り24に供給するためのものである。流路21a,21b,21cは曲部Bをそれぞれ有していることから、流路21a,21b,21cの内面に付着した導電粒子は、たとえダイコータ20を解体して洗浄を行っても従来の洗浄方法では十分に取り除くことができなかった。これに対し、本実施形態に係る洗浄器具10を使用し、振動を加えながら洗浄を行うことで流路21a,21b,21cの内面に付着した導電粒子も十分に取り除くことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、ダイコータ内の流路を洗浄対象とする場合を例示したが、ダイコータ以外のコーティング装置内の流路(例えば、パイプドクターコーターのブレード部)を洗浄対象としてもよく、更にはコーティング装置以外の流路(例えば、エルボなどの配管)を洗浄対象としてもよい。
上記実施形態においては、振動モータによって振動(振動回数:3000〜7000回/分程度)を発生させる場合を例示したが、振動モータの代わりに、より高速の振動を発生可能な振動素子(例えば、リニアモータ、超音波発振素子)を採用してもよい。
上記実施形態においてはハンドリング部5内に振動モータが内蔵され、洗浄部1aに振動を与えることができる洗浄器具を例示したが、洗浄能力を高めるため、洗浄器具10は芯材1bを中心にして洗浄部材1を回転させる機構をハンドリング部5に更に備えたものであってもよい。洗浄部材1の回転数は好ましくは10〜300回転/分であり、より好ましくは180〜300回転/分である。
1…洗浄部材、1a…洗浄部、1b…芯材、5…ハンドリング部、10…洗浄器具、20…ダイコータ、21a,21b,21c…流路、B…曲部。

Claims (9)

  1. 粒子含有液状物が流れる装置内の流路を洗浄するための洗浄器具であって、
    前記流路の内面に当接される洗浄部と、
    前記洗浄部に振動を与える振動部と、
    を備える洗浄器具。
  2. 前記装置はダイコータである、請求項1に記載の洗浄器具。
  3. 前記粒子含有液状物は、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の少なくとも一方を含む樹脂成分と、これに分散した導電粒子とを含む、請求項1又は2に記載の洗浄器具。
  4. 前記流路が曲部を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄器具。
  5. 前記流路の断面が内径3〜20mmの円形状である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄器具。
  6. 前記洗浄部は、ブラシ状又はスポンジ状の部材からなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄器具。
  7. 前記洗浄部と前記振動部とを連結する芯材を更に備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄器具。
  8. 前記芯材が柔軟性を有する、請求項7に記載の洗浄器具。
  9. 前記洗浄部を回転させる機構を更に備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄器具。
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