JP6495131B2 - 容器清掃装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る容器清掃装置の上面図である。図2は、容器清掃装置の断面図である。
容器清掃装置1は、図1および図2に示すように、円形状の底面と、底面から起立する外側面とを有する容器としての化粧皿10の外側面を清掃するための装置である。この化粧皿10は、容器清掃装置1の上流側(図中左側)に配設された固形化粧料の製造装置Mから間欠的に排出される。
なお、図2は、図1の紙面左右方向に沿って化粧皿10の中央を通るように容器清掃装置1および固形化粧料の製造装置Mを切断した断面を示す図である。
このシューター2は、容器清掃装置1およびターンテーブルTの間に設けられた台座Sと、容器清掃装置1の下流側(図中右側)に配設されたベルトコンベアBとの間に架け渡されている。具体的には、シューター2は、台座S側からベルトコンベアB側に向かうにしたがって下降するように水平面に対して傾斜して架け渡されている。
なお、円盤部31の載置面31Aには、化粧皿10を載置したときに滑りにくくなるようにラバー材を貼り付けてある。
ガードレール6は、化粧皿10をシューター2から落下させることのないようにガードする役割を有し、シューター2に固定されている。したがって、ガードレール6およびシューター2の間隔は、化粧皿10の底面の径よりも小さく設定されている。
そして、固形化粧料の製造装置Mは、エアシリンダA1を駆動してアームAを容器清掃装置1に向かって移動させることによって、容器清掃装置1に化粧皿10を間欠的に排出する(図3右向矢印参照)。
その後、シューター2を落下していく化粧皿10は、図4に示すように、ストッパ本体41にて受け止められることによって、回転体3の載置面31Aに載置される。このとき、化粧皿10の外側面は、ストッパ本体41の湾曲面に取り付けられたブラシ43に当接する。
なお、固形化粧料の製造装置Mは、エアシリンダA1を駆動してアームAをターンテーブルTに向かって移動させることによって、次の化粧皿10を排出すべくアームAを元の位置に戻す(図4左向矢印参照)。
このとき、ストッパ本体41の湾曲面に取り付けられたブラシ43は、化粧皿10の外側面に当接することによって、化粧皿10の外側面を清掃する。したがって、ブラシ43は、ストッパ本体41に設けられるとともに、ストッパ本体41にて受け止められた化粧皿10の外側面に当接することによって、化粧皿10の外側面を清掃する清掃具として機能する。
なお、本実施形態では、清掃具としてブラシ43を採用しているが、布やスポンジなどを採用してもよい。要するに、清掃具は、容器の外側面に当接することによって、容器の外側面を清掃することができればよい。
このように、容器清掃装置1は、ストッパ本体41にて受け止められた化粧皿10の外側面を清掃する清掃手段を備え、この清掃手段は、前述した清掃具としてのブラシ43と、エアブロー5とを備えている。
なお、本実施形態では、清掃手段は、ブラシ43と、エアブロー5とを備えているが、いずれか一方のみを備えていてもよい。また、清掃手段は、受止手段にて受け止められた容器の外側面を清掃することができれば、これら以外のものを採用してもよい。
ここで、ガードレール6は、回転体3の載置面31Aに載置された化粧皿10をストッパ本体41から離脱させたときに、化粧皿10をシューター2から落下させることのないようにガードする。
その後、容器清掃装置1は、前述した各工程を繰り返すことによって、固形化粧料の製造装置Mから排出された化粧皿10を繰り返し清掃する。
(1)ストッパ本体41は、シューター2を落下する化粧皿10を受け止めることによって、回転体3の載置面31Aに化粧皿10を載置し、ブラシ43は、この回転体3の回転に伴って回転する化粧皿10の外側面を清掃し、エアシリンダ42は、回転体3の載置面31Aに載置された化粧皿10をストッパ本体41から離脱させることができる。したがって、容器清掃装置1は、円形状の底面と、底面から起立する外側面とを有する化粧皿10の外側面を一様に清掃することができ、作業者の負担を軽減することができる。
(3)エアシリンダ42は、ストッパ本体41を移動させることによって、化粧皿10をストッパ本体41から離脱させることができる。したがって、容器清掃装置1は、離脱手段の構成を簡素にすることができる。
(4)エアブロー5は、化粧皿10の外側面に向かって空気を吐出するので、回転体3の回転に伴って化粧皿10を回転させることによって、化粧皿10の外側面に沿って相対的に移動することができる。したがって、容器清掃装置1は、清掃手段の構成を簡素にすることができる。
(6)清掃手段にて化粧皿10の外側面を清掃すること等によって、化粧皿10から脱落した汚れは、貫通孔2Aを介してシューター2から落下していくことになる。したがって、容器清掃装置1は、シューター2の傾斜面を清潔に維持することができ、ひいては清掃の効率を向上させることができる。
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、容器清掃装置1Aは、図6および図7に示すように、ストッパ本体41の上面に取り付けられた内側面用エアブロー7を備えている点で前記第1実施形態と異なる。
なお、本実施形態では、内側面用エアブロー7は、ストッパ本体41の上面に取り付けられているが、これ以外の位置に取り付けられていてもよい。要するに、内側面用エアブローは、受止手段にて受け止められた容器の内側面に向かって空気を吐出することができる位置に取り付けられていればよい。
このとき、容器清掃装置1Aは、ストッパ本体41にて受け止められた化粧皿10の内側面に向け内側面用エアブロー7のノズル72により空気を吐出することによって、化粧皿10の内側面を清掃する。具体的には、内側面用エアブロー7は、化粧皿10の内側面に付着しているバリと呼ばれる余分な化粧料を除去する。
(7)内側面用エアブロー7は、化粧皿10の内側面に向かって空気を吐出するので、回転体3の回転に伴って化粧皿10を回転させることによって、化粧皿10の内側面に沿って相対的に移動することができる。したがって、容器清掃装置1Aは、化粧皿10の内側面を一様に清掃することができ、作業者の負担を軽減することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、エアシリンダ42は、回転体3の載置面31Aに載置された化粧皿10をストッパ本体41から離脱させていた。そして、エアブロー5は、エアシリンダ42にて化粧皿10をストッパ本体41から離脱させるときに、これを補助していた。換言すれば、離脱手段は、エアシリンダ42およびエアブロー5を備えていた。これに対して、離脱手段は、エアシリンダ42およびエアブロー5のいずれか一方のみを備えていてもよく、例えば、エアブロー5から化粧皿10の外側面に向かって空気を吐出することのみによって、化粧皿10をストッパ本体41から離脱させてもよい。また、離脱手段は、回転体の載置面に載置された容器を受止手段から離脱させることができれば、これら以外のものを採用してもよい。
2 シューター
2A 貫通孔
2B 穴部
3 回転体
4 ストッパ
5 エアブロー(清掃手段)
6 ガードレール
7 内側面用エアブロー
10 化粧皿(容器)
31 円盤部
31A 載置面
32 モータ
41 ストッパ本体(受止手段)
42 エアシリンダ(離脱手段)
43 ブラシ(清掃具,清掃手段)
71 本体部
72 ノズル
Claims (6)
- 円形状の底面と、底面から起立する外側面とを有する容器の外側面を清掃する容器清掃装置であって、
水平面に対して傾斜する傾斜面を有し、前記傾斜面に載置された前記容器を上方側から下方側に滑らせて落下させるシューターと、
前記シューターの傾斜面内に面一となるように設けられることによって、前記容器を載置する円形状の載置面を有し、前記載置面と直交する軸回りに回転する回転体と、
前記シューターを落下する前記容器を受け止めることによって、前記回転体の載置面に前記容器を載置する受止手段と、
前記受止手段にて受け止められた前記容器の外側面を清掃する清掃手段と、
前記回転体の載置面に載置された前記容器を前記受止手段から離脱させる離脱手段とを備えることを特徴とする容器清掃装置。 - 請求項1に記載された容器清掃装置において、
前記清掃手段は、前記受止手段に設けられるとともに、前記容器の外側面に当接することによって、前記容器の外側面を清掃する清掃具を備えることを特徴とする容器清掃装置。 - 請求項1または請求項2に記載された容器清掃装置において、
前記離脱手段は、前記シューターを落下する前記容器を受け止める受止位置から前記受止手段を移動させて離間させることによって、前記容器を前記受止手段から離脱させることを特徴とする容器清掃装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された容器清掃装置において、
前記清掃手段は、
前記受止手段にて受け止められた前記容器の外側面に向かって空気を吐出するエアブローを備え、
前記エアブローは、前記容器の外側面に向かって空気を吐出することによって、前記容器の外側面を清掃することを特徴とする容器清掃装置。 - 請求項4に記載された容器清掃装置において、
前記エアブローは、前記容器の外側面を清掃しているときよりも強く前記容器の外側面に向かって空気を吐出することによって、前記容器を前記受止手段から離脱させることを特徴とする容器清掃装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載された容器清掃装置において、
前記受止手段にて受け止められた前記容器の内側面に向かって空気を吐出する内側面用エアブローを備えることを特徴とする容器清掃装置。
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