JP2018201072A - 携帯端末、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の近距離無線通信に対応するとともに、当該近距離無線通信と異なる通信方式の近距離無線通信との競合を好適に抑制する仕組みを提供する。【解決手段】本発明は、外部装置に近接すると、外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末において、所定の通信方式での近距離無線通信が有効化されている場合には、他の通信方式の近距離無線通信を介して外部装置から情報を受信した場合であっても、当該情報に従って処理を実行しないよう制御する。【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置と近距離無線通信を行う携帯端末、その制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、TransferJet(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信技術が搭載されたスマートフォンやタブレットPC等の携帯端末が広く普及している。また、携帯端末に近距離無線通信技術が搭載されていない場合であっても、近距離無線通信技術が搭載されたドングル等の外部装置を、USBコネクタ等を用いて携帯端末に接続することで、携帯端末で容易に近距離無線通信技術を使用する技術が広く普及している。例えば、NFCはポスターやタグシールなどに埋め込まれた情報を読み取ることや、ユーザが持っているID情報をNFCで通信して機器にログインする等の用途が挙げられ、小容量のデータ通信が特徴である。また、TransferJetは、無線LAN等にある高速通信を行うための事前の環境構築を行わずに大容量のデータ通信が高速に行えることが特徴である。いずれの近距離無線通信技術も、ユーザが各々の通信規格の端末を接触(近接)させる(以下、タッチと称する。)、直感的な操作により2つの機器間でのデータの送受信が実行可能である。このように、機器間のタッチによる無線通信の機能を生かして電子機器間で新たな価値を創出する機器連携が盛んになっており、特徴の違う様々な無線通信規格を携帯端末で使用することが可能である。
特許文献1には、近接無線通信機能を有する携帯端末等の情報機器から印刷したいファイルデータを、近距離無線通信を介して情報機器から画像形成装置へ一度の通信で送信し、画像形成装置で当該ファイルデータの画像形成を行う技術が提案されている。また、特許文献2には、近距離無線通信の範囲内に位置する複数のタグのうち、所望の読み取り対象から確実にデータを読み取るために二つの通信範囲で識別して、より近いタグから情報を登録するデータ読取方法が提案されている。
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、TransferJet規格の通信は、ドングルタイプの外部装置などで、元々サポートがない携帯端末などにも容易に対応できるようになってきた。また、携帯端末として特に広く普及しているiPhone(登録商標)やAndroid(登録商標)などでは、例えば、無線LAN、NFC、Bluetooth(登録商標)などの通信機能にも対応している。これらの通信機能を用いて画像形成装置と連携して携帯端末からプリントやスキャン機能などを使用できるが、それぞれの通信規格が個別に動作することが可能であるため、タッチによる操作で複数の通信が競合する場合がある。例えば、画像形成装置にTransferJet通信を利用して画面に表示したデータ転送を行う際に、NFCによるタッチを実行してしまい、WiFiハンドオーバー処理による印刷になってしまう等が挙げられる。このように、便利になる反面、ユーザの意図と異なる処理が実行される可能性がある。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、所定の近距離無線通信に対応するとともに、当該近距離無線通信と異なる通信方式の近距離無線通信との競合を好適に抑制する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末であって、近距離無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を介して前記外部装置から情報を受信した場合であっても、当該情報に従って処理を実行しないよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末であって、近距離無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を一時的に無効化するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定の近距離無線通信に対応するとともに、当該近距離無線通信と異なる通信方式の近距離無線通信との競合を好適に抑制することができる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確立されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<第1の実施形態>
<システムの構成>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係るシステムの構成について説明する。本システムは、画像形成装置(外部装置)20、携帯端末30、及び近距離無線通信(近接無線通信)が可能であって、かつ、携帯端末30に着脱可能な通信装置40を含んで構成され、図1にはそれらの位置関係を示す。
<システムの構成>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係るシステムの構成について説明する。本システムは、画像形成装置(外部装置)20、携帯端末30、及び近距離無線通信(近接無線通信)が可能であって、かつ、携帯端末30に着脱可能な通信装置40を含んで構成され、図1にはそれらの位置関係を示す。
また、21、22は、画像形成装置20が持つ近距離無線通信のモジュールが存在するタッチ部を示す。本実施形態では、画像形成装置20と、携帯端末30又は通信装置40との間で行われる近距離(近接)無線通信として、複数の通信方式が用いられる。具体的には、複数の通信方式には、TransferJet(トランスファージェット:第1の通信手段による近距離無線通信に対応)と、NFC(第2の通信手段による近距離無線通信に対応)とが少なくとも含まれる。以下では、タッチ部21がTransferJetでの通信に対応し、タッチ部22がNFC(Near Field Communication)での通信に対応するものとして説明する。
画像形成装置20は、コピー、ファックス等の複数の機能を備える複合機(MFP:Multi Function Printer)、プリンタ等であり、TransferJetやNFCの近距離無線通信機能を有する。携帯端末30は、スマートフォンや、タブレット型パソコン等であり、少なくともNFCによる近距離無線通信機能を有する。通信装置40は、TransferJetの近距離無線通信機能と、USB等の外部有線接続機能を有する。接続の規格はUSBに限らず、その他のインタフェースであってもよい。また、通信装置40は、携帯端末30に内蔵される形態でもよい。即ち、携帯端末30が、TransferJet及びNFCによる近距離無線通信機能を有してもよい。
TransferJetは、近距離無線通信の規格(通信方式)の一つであり、一組の通信機器のTransferJet用アンテナ同士をタッチすることにより、自動的に機器同士の接続が確立されて通信が開始される。この時、通信速度は最大560Mbpsを利用するため、文書データや画像データ、動画データなど様々なデータを通信することが可能である。また、今後は更なる速度向上も計画されている。従って、TransferJetを用いることで、操作者はNFC規格と同様のタッチ操作感を得ることができ、かつNFC規格よりも高速な通信の利用が可能である。また、TransferJetは通信距離がNFC同様に数cm程度と短いため、他の無線システムとの干渉が小さく、無線通信の内容が漏洩するリスクも小さい。
上述したように、本実施形態に係る画像形成装置20及び携帯端末30は、上記TransferJetによる近距離無線通信に加えて、NFCによる近距離無線通信が可能である。本明細書において、NFCとは、TypeA、TypeB、Felica等、様々な通信方式を含む概念として使用しており、TransferJetとは異なる近距離無線通信を含むものとして定義する。
携帯端末30と通信装置40とが接続された状態で、通信装置40と画像形成装置20のタッチ部21が近接すると、TransferJet通信が行われ携帯端末30から画像形成装置20へのデータの送信が行われる。或いは、画像形成装置20から携帯端末30へのデータの送信が行われる。通信可能エリア11は、TransferJetの電波を発信するアンテナ同士が通信可能なエリアの範囲を示し、一般に数cm程度である。このため、TransferJetを用いて近距離無線通信を行う場合は、通信を行うアンテナ同士を通信可能エリア11内に近接させる必要がある。通信可能エリア11外にTransferJetを用いて通信を行うアンテナ同士があるとき、TransferJetを用いて電波を発信しても通信は行われない。なお、この通信可能エリア11をタッチ部22に近づけても規格が違うため通信することはできない。
また、通信可能エリア12は、NFC通信が利用可能なエリアの範囲を示し、TransferJet同様に一般に数cm程度である。携帯端末30が有するNFCリーダライタが、対向のNFCタグや他のNFCリーダライタと通信するために出力する電磁界である。同様に、この通信可能エリア12をTransferJet用のタッチ部21に近づけても規格が違うため通信することはできない。
ここで、携帯端末30の操作により画像形成装置20に所定のデータを印刷させる動作について説明する。まず、携帯端末30において、後述する、画像形成装置との連携アプリケーション500(以下では、連携アプリ500と称する。)を起動させる。ユーザは、連携アプリ500で、印刷を実行するために画像データを選択して、データの送受信の準備を行う。また、当該印刷に対して任意の指定がある場合は、連携アプリ500の中で設定を行うことができる。印刷するための全ての準備が完了すると、続いて、ユーザは、携帯端末30と接続された通信装置40を画像形成装置20のタッチ部21に近づけて、画像形成装置20にデータ送信を行う。そして、画像形成装置20は受信したデータに従い印刷処理を実行する。また、本動作の中で、携帯端末30のシステムでNFCを有効化している際には、携帯端末30を画像形成装置20のタッチ部22に近づけてWiFi接続情報(無線接続情報)を入手して、WiFi接続によるデータ転送を行う従来技術も使用可能である。これは、ユーザが無意識に間違える可能性があるため、動作としてユーザが意図したタッチ通信を確実に実行させるようにする。本動作を実現させるための、詳細な処理は図4以降の動作フローチャートを用いて後述する。
<画像形成装置のハードウェア構成>
次に、図2を参照して、画像形成装置20のハードウェア構成について説明する。画像形成装置20は、コントローラ200、表示部207、操作部209、プリンタ213、スキャナ215、USB I/F217、FAX I/F219、有線LAN I/F221、及び無線LAN用アンテナ222を備える。さらに、画像形成装置20は、TransferJetモジュール224、及びTransferJet用アンテナ225を備える。
次に、図2を参照して、画像形成装置20のハードウェア構成について説明する。画像形成装置20は、コントローラ200、表示部207、操作部209、プリンタ213、スキャナ215、USB I/F217、FAX I/F219、有線LAN I/F221、及び無線LAN用アンテナ222を備える。さらに、画像形成装置20は、TransferJetモジュール224、及びTransferJet用アンテナ225を備える。
コントローラ200は、CPU201、RAM202、ROM203、記憶装置204、システムバス205、表示部コントローラ206、操作部コントローラ208、プリンタコントローラ212、及びスキャナコントローラ214を備える。さらに、コントローラ200は、USBコントローラ216、FAXコントローラ218、ネットワークコントローラ220、TransferJetコントローラ223、NFCコントローラ226、及び画像処理コントローラ229を備える。操作部209は、タッチパネル210、及びキー211を備える。
CPU201は画像形成装置20全体を統括的に制御する中央演算ユニットであり、各部とシステムバス205で接続されている。RAM202は、CPU201が動作するためのワークメモリであり、各種プログラムの展開や演算処理結果の保存、プリント、スキャン等の動作による画像処理コントローラ226で処理された画像データの保存に用いられる。ROM203は、CPU201の起動プログラムや各種設定情報等が保存されるメモリである。記憶装置204は、サイズの大きなプログラムやデータを保存しておくための不揮発性メモリであり、コントローラ200内部のフラッシュメモリ、または外部I/Fから接続されたHDD等の外付けメモリデバイスである。表示部コントローラ206は、画像データを表示部207の通信プロトコルに従って表示部207へ送信する。
操作部コントローラ208は、タッチパネル210とキー211とからの入力を受け付け、CPU201の理解できるデータに変換する。プリンタコントローラ212は、CPU201により指定された画像データを印刷するにあたり、プリンタ213の印刷動作に関わる感光体ドラムやレーザー発振器、トナー定着器等の各種デバイスを制御する。スキャナコントローラ214は、スキャナ215の読み取り動作に関わる原稿検知センサや読み取りセンサ等の各種デバイスを制御する。USBコントローラ216は、USB I/F217と外部端末をUSBケーブルで接続し、画像データ等の通信を行う。FAXコントローラ218は、FAX IF219と公衆回線網を電話線で接続し、画像データ等の通信を行う。ネットワークコントローラ220は、有線LAN I/F221と外部端末をLANケーブルで接続して、ネットワーク通信を行う。また、ネットワークコントローラ220は、無線LAN用アンテナ222を介して外部端末と無線でデータを送受信する。画像処理コントローラ226は、スキャナ215で読み取った原稿を画像データに変換することや、拡大、縮小、モノクロ化等、プリンタ213で印刷するための画像データに変換する等の画像処理を行う。
TransferJetコントローラ223は、TransferJetモジュール224の制御を行い、TransferJet用アンテナ225を介して外部端末への接続要求の発信と、外部端末とのデータの送受信を行う。TransferJetモジュール224は、外部端末から接続要求を受信すると、TransferJetでの通信接続を確立する機能を有する。TransferJet用アンテナ225は、TransferJetモジュール224に接続されるカプラと呼ばれるアンテナで、外部端末と数cm程度の近距離で通信できるような位置に配置される。本実施形態においては、図1に示すように画像形成装置20のタッチ部21のように配置される。
NFCコントローラ226は、NFCタグ227の制御を行う。NFCタグ227は、非通電でも動作可能なパッシブタグである。NFCコントローラ226と通信するインタフェースも持ち、設定や割り込みなどの制御を行うことも可能である。NFCタグ227は、NFC用アンテナ228を通じて、外部端末が発した電磁界を受けて通信することが可能である。本実施形態においては、図1に示すように画像形成装置20のタッチ部22のように配置される。
<携帯端末及び通信装置のハードウェア構成>
次に、図3を参照して、携帯端末30及び通信装置40のハードウェア構成について説明する。携帯端末30は、コントローラ300、表示部307、操作部309、通話部313、音声用アンテナ316、無線LAN用アンテナ318、及び外部接続I/F320を備える。
次に、図3を参照して、携帯端末30及び通信装置40のハードウェア構成について説明する。携帯端末30は、コントローラ300、表示部307、操作部309、通話部313、音声用アンテナ316、無線LAN用アンテナ318、及び外部接続I/F320を備える。
コントローラ300は、CPU301、RAM302、ROM303、記憶装置304、システムバス305、表示部コントローラ306、及び操作部コントローラ308を備える。さらに、コントローラ300は、通話部コントローラ312、無線LANコントローラ317、外部接続I/Fコントローラ319、及びNFCリーダライタ部321を備える。操作部309は、タッチパネル310、及びキー311を備える。通話部313は、マイク314、及びスピーカー315を備える。通信装置40は、外部接続I/F401、TransferJetモジュール402、及びTransferJet用アンテナ403を備える。
CPU301は、携帯端末30全体を統括的に制御する中央演算ユニットであり、各部とシステムバス305で接続されている。RAM302は、CPU301が動作するためのワークメモリであり、各種プログラムの展開や演算処理結果の保存に用いられる。ROM303は、CPU301の起動プログラムや各種設定情報が保存されるメモリである。記憶装置304は、サイズの大きなプログラムやデータを保存しておくための不揮発性メモリであり、コントローラ300内部のフラッシュメモリ、又は外部I/Fから接続されたSDカード等の外付けメモリデバイスである。
表示部コントローラ306は、画像データを表示部307の通信プロトコルに従って表示部307へ送信する。操作部コントローラ308は、タッチパネル310とキー311からの入力を受け付け、CPU301で使用可能なデジタルデータに変換する。通話部コントローラ312は、マイク314から受信した音声信号を通信相手に送信するための電波に変換して、音声用アンテナ316へ出力する。さらに、通話部コントローラ312は、通信相手から音声用アンテナ316で受信した電波を音声に変換してスピーカー315に出力するための処理を行う。
無線LANコントローラ317は、無線LAN用アンテナ318を介して外部端末とデータを送受信する。外部接続I/Fコントローラ319は、外部接続I/F320と外部端末を有線で接続する。本実施形態では、通信装置40の外部接続I/F401と接続する。携帯端末30の外部接続I/F320と通信装置40の外部接続I/F402は同じ規格のI/Fで動作する必要がある。例えば、USB I/FやLightning I/Fであってもよい。
NFCリーダライタ部321は、NFC規格の通信モジュールを有し、リーダライタ機能、カードエミュレーション機能、P2P機能、切り替えることが可能な通信インタフェースである。NFC用アンテナ332を通じて電磁波を送受信する。本実施例では、リーダライタ機能でNFCタグに格納されたデータを読み取る。TransferJetモジュール402は、携帯端末30内部で動作するアプリケーションにより携帯端末30の外部接続I/Fコントローラ319を介して制御され、外部端末への接続要求の発信と、外部端末とデータの送受信を行う。携帯端末30内部で動作するアプリケーション及び/またはTransferJetモジュール402は、外部端末から接続要求を受信すると、TransferJetの接続を確立する機能を含む。また、本実施形態では携帯端末30と通信装置40を分離した形態で使用するが、通信装置40の機能が内蔵された携帯端末30を用いてTransferJetを用いた通信を行ってもよい。以上の構成をもとに、以下では、本実施形態における、携帯端末30から画像形成装置20へTransferJet通信を用いてデータ通信を行い、印刷を実行する一連の制御手順を示す。
<アプリケーションブロック>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る携帯端末30上で実行されるアプリケーションについて説明する。ここで実行されるアプリケーションを画像形成装置との連携アプリ500と称する。連携アプリ500は、携帯端末30が有する図3に示したコントローラ300のROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムを、RAM302に展開した後にCPU301によって実行されることで実現する。CPU301は、当該プログラムに従って、それぞれの機能ブロックの制御を行う。ここで使用するデータやパラメータは、RAM302、ROM303、又は記憶装置304上に保存され取り扱われる。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る携帯端末30上で実行されるアプリケーションについて説明する。ここで実行されるアプリケーションを画像形成装置との連携アプリ500と称する。連携アプリ500は、携帯端末30が有する図3に示したコントローラ300のROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムを、RAM302に展開した後にCPU301によって実行されることで実現する。CPU301は、当該プログラムに従って、それぞれの機能ブロックの制御を行う。ここで使用するデータやパラメータは、RAM302、ROM303、又は記憶装置304上に保存され取り扱われる。
連携アプリ500は、機能ブロックとして、ドキュメント管理部501、印刷データ制御部502、機能設定部503、TransferJet制御部504、NFC制御部505、その他機能部506、及びAPI制御部507を備える。ドキュメント管理部501は、携帯端末30が有するコントローラ300のROM303又は記憶装置304などのストレージ上に格納された画像データ(例えば、jpgやpdf等)に関する、フォルダのファイルの一覧や操作する機能を提供する。印刷データ制御部502は、ユーザがドキュメント管理部501で選択した画像データと、機能設定部503上で設定された画像形成装置の機種情報に基づき設定可能な印刷設定ファイルを印刷データとしてデータを作成して保存する。機能設定部503は、連携アプリ500で使用する設定情報(例えば、画像形成装置情報、アドレス情報、クラウドストレージの認証情報、印刷やスキャンなどの設定情報)を設定管理する。
TransferJet制御部504は、連携アプリ500上から外部接続I/F320を介して通信装置40の制御を行う。NFC制御部505は、連携アプリ500上からNFCリーダライタ部321の制御を行う。その他機能部506は、連携アプリ500上で動作することが可能な各種モジュールであり、UI表示などの基本的な機能を包括して詳細を割愛する。API制御部507は、連携アプリ500上から携帯端末30上で動作する他のプログラムを呼び出してファイル共有することや、デバイス制御のAPIを用いて携帯端末30が持つ様々なデバイスを制御することを可能にする。以上の機能ブロックを用いて本実施形態が実現されるが、連携アプリ500上の機能ブロックの構造はこれに限定されない。
<携帯端末の処理手順>
次に、図5を参照して、本実施形態に係る携帯端末30上で動作する連携アプリ500で実行される処理の手順について説明する。また、連携アプリ500を操作するときに表示部307に表示される画像形成装置20に画像形成を指示するための画面の例を図10、図11に示す。なお、以下で説明する処理は、例えばCPU301がROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る携帯端末30上で動作する連携アプリ500で実行される処理の手順について説明する。また、連携アプリ500を操作するときに表示部307に表示される画像形成装置20に画像形成を指示するための画面の例を図10、図11に示す。なお、以下で説明する処理は、例えばCPU301がROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。
まず、S501で、CPU301は、連携アプリ500を起動する。起動するとS502に進む。図10(A)は、連携アプリ500のホーム画面の一例を示す。ホーム画面は、図10(A)に示すように、少なくともドキュメントボタン1001、設定ボタン1002、及びプリンタ設定表示ボタン1006を含んで構成される。続いて、S502で、CPU301は、ユーザ入力によって、ドキュメント機能が実行(ドキュメントボタン1001を選択)されたかどうかを判定する。ドキュメント機能が選択されていない場合は、本実施形態では説明されない機能が実行されるため、フローチャートを終了する。一方、ドキュメント機能が選択された場合はS503に進む。
S503で、CPU301は、ドキュメント機能が実行され、画像データ(例えば、jpgやpdf等)が存在する、フォルダのファイルの一覧を表示する画面に移行する。CPU301は、携帯端末30のコントローラ300に設けられたROM303又は記憶装置304などのストレージ上に格納されたローカルフォルダや、取り外し可能なストレージやネットワーク上のクラウドストレージなどにアクセスが可能である。クラウドストレージにアクセスする際には、設定ボタン1002からの設定でアカウント情報の登録等が必要である。図10(B)は、ドキュメント機能を実行した際の、表示部307に表示されるフォルダ選択画面の一例を示す。図10(B)に示すように、フォルダ(ディレクトリ)の一覧が選択可能に表示される。
S504で、CPU301は、ユーザによって所定のフォルダが選択されたか否かを判定する。ユーザは、表示部307に表示されたフォルダの一覧を選択しながら任意のファイルが入ったフォルダを選択することができる。ユーザによって所定のフォルダが選択されるとS505に進み、CPU301は、ユーザによって選択されたフォルダに格納された画像データの一覧を表示する。図10(C)は、表示部307に表示される画像データのリスト表示の一例を示す。ここでは、図10(C)に示すように、画像データのファイル一覧が選択可能に表示される。
次に、S506で、CPU301は、当該リスト表示からユーザによって画像データが選択されたか否かを判定する。画像データが選択されるとS507に進み、CPU301は、プレビュー表示と印刷設定画面に表示を移行するとともに、TransferJetモジュール402が携帯端末30に搭載されているかどうかを判定する。TransferJetモジュール402は、図3の通信装置40のようにドングルタイプの取り外し可能なデバイスである場合がある。通信装置40を携帯端末30に取りつけるタイミングは任意であるので、別途TransferJetモジュール402の有無の判別を設けている。
ここで、図6を参照して、S507で使用するTransferJetモジュール402の有無の判別について処理手順を説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU301がROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。S601で、CPU301は、TransferJetモジュール402を検出したか否かを判定する。また、携帯端末30から通信装置40が取り外された場合もここで判定をする。TransferJetモジュール402を検出している際は、S602に進み、CPU301は、TransferJetが有効であることを示すフラグをONに設定し、処理を終了する。一方、TransferJetモジュール402を検出していないときはS603に進み、CPU301は、TransferJetが有効であることを示すフラグをOFFに設定し、処理を終了する。本フラグは、連携アプリ500が扱うパラメータとして、RAM302、ROM303又は記憶装置304上に保存され取り扱われる。
図5の説明に戻る。S507でTransferJetフラグが有効に設定されていると判別された場合はS508に進み、CPU301は、プレビュー画面を表示する。ここでは、CPU301は、通常の印刷実行ボタン(WiFiネットワーク経由)に加え、TransferJet実行ボタン1003を有効にしたメニュー画面を表示する。表示部307に表示されるプレビュー&メニュー画面の一例を図10(D)に示す。図10(D)に示すように、S508で表示するプレビュー画面には、少なくとも、TransferJet実行ボタン1003、印刷設定ボタン1005、プリンタ設定ボタン1007、及びNFCタッチアイコン1012が含まれる。
一方、S507でTransferJetフラグが無効に設定されていると判別された場合は、S509に進み、CPU301は、プレビュー画面を表示する。ここでは、図10(E)に示すように、TransferJetによる印刷実行ができないので、通常の印刷実行ボタン(WiFiネットワーク経由)1013のみを表示するメニュー画面となる。或いは、図10(F)の1004に示すように、明示的に使用できないことが分かるようなグレーアウト表示としてもよい。このように、TransferJetによる印刷実行ができない場合には、TransferJet実行ボタン1003の表示を制限する。また、S508、S509でのプレビュー画面が表示されている状態において、図10(D)と同様にNFCタッチアイコン1012を表示している。これは、本画面の状態でNFC通信によって画像形成装置20のWiFi接続情報を得ることによって、携帯端末30と画像形成装置20との無線接続を簡易に行うことができることを示す画面である。
次に、S508又はS509でプレビュー画面を表示すると、S510に進み、CPU301は、印刷設定を行う。ここで、図7を参照して、印刷設定の詳細な手順について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU301がROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図7は、画像形成装置20で行わせる印刷の設定を、携帯端末30の連携アプリ500上で設定する処理手順を示す。
図5のS510より本フローチャートに移行する。S701で、CPU301は、図10(D)(E)(F)の例で示される画像データ選択後のプレビュー表示画面において、ユーザによってプリント設定が選択されたかどうかを判定する。例えば、印刷設定ボタン1005がユーザによって選択された場合は、詳細な設定を行うS703へ進み、選択されていない場合はS702へ進む。S702で、CPU301は、設定ファイルをデフォルト設定として処理を終了し、図5のフローチャートへ戻る。デフォルトの設定ファイルを図10(G)に示す。例えば、片面プリント、サイズA4、部数1部、プリント範囲全て、ペーパーフィーダー自動、色選択自動、両面印刷OFF、ステープルOFF、及び2in1印刷OFFなどの、どのプリンタでも印刷可能なユニバーサルな設定である。特に設定を意識しないユーザは、プレビュー画面から設定をせずに、そのまま画像を印刷することが可能である。そのため設定ファイルには、標準でデフォルト設定が保存されている。
一方、プリント設定が選択されると、S703で、CPU301は、対象の画像形成装置30が選択されているか否かを判定する。選択されていれば、図10(A)に示す、プリンタ設定表示ボタン1006、図10(D)のプリンタ設定ボタン1007ように選択されたMFPが表示される。その場合は、ユーザが以前に画像形成装置20を選択したことがあって、連携アプリ500によって設定が保持されているため、S704へ進む。また、選択されていない場合は、図10(F)の表示例のプリンタ設定表示ボタン1008ように未設定の状態が表示される。この場合は、ユーザが詳細設定を要望しているものの、対象の画像形成装置20が選択されてないのでS706へ進む。
S704で、CPU301は、選択された画像形成装置20に対応する設定を図10(G)のように表示して、ユーザに選択させる。機種に対応した設定項目は連携アプリ500上で管理されており、新機種などについては連携アプリ500のアップデートなどで対応することができる。続いて、S705で、CPU301は、ユーザによって選択された画像形成装置20への印刷設定を設定ファイルとして保存し、処理を終了し、図5のフローに戻る。これにより、送信される印刷設定ファイルはデフォルト設定ではなくユーザが選択した設定ファイルに置き換えられる。
一方、画像形成装置20が選択されていない場合はS706で、CPU301は、携帯端末30の表示部307にユーザへ通知するための表示を行う。図10(H)の表示例に示すように、ここでは、ユーザに画像形成装置20が未設定であることを通知するとともに、設定を行うか否かを誘導する表示が行われる。S707で、CPU301は、画像形成装置20を選択する設定を行うか否かがユーザによって選択されたか否かを判定する。設定ボタン1009を実行されて設定に進む場合は、S708へ移行する。一方、キャンセルボタン1010を実行された場合は、S702に移行して、設定はデフォルトのまま印刷設定のフローを終了する。
S708で、CPU301は、画像形成装置20を選択する動作フローへ移行する。ここでは、連携アプリ500上で画像形成装置20の選択の設定を行う。選択設定の詳細については図8を用いて後述する。S708において設定が完了すると、S704及びS705へ移行して、同様に画像形成装置20への印刷設定を設定ファイルにする処理を行い、図5のフローへ戻りS516へ移行する。
ここで、図8を参照して、本実施形態に係る携帯端末30の連携アプリ500上で使用する画像形成装置20の設定を行う処理手順について説明する。図7のS708より本フローチャートに移行する。また、図10(A)の画像形成装置20の選択のプリンタ設定表示ボタン1006を押すことで本フローチャートの処理に移行してもよい。以下で説明する処理は、例えばCPU301がROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。
S801で、CPU301は、TransferJet対応のメニューを出すかどうかを判別するために、TransferJetモジュール402が携帯端末30に搭載されているかどうかを判定する。処理の内容は、上記S507と同様である。S801でTransferJetフラグが有効であると判定されるとS802に進み、CPU301は、図10(I)に示すような画像形成装置20の機器選択画面を表示し、S804に進む。また、その際に、機器接続方法の選択肢としてTransferJet接続ボタン1011を有効にしたメニュー表示を行う。一方、S801でTransferJetフラグが無効であると判定するとS803に進み、CPU301は、TransferJet接続ボタン1011を無効にしたメニュー表示を行い、S804に進む。ここでの図示は省略するが、CPU301は、TransferJet接続ボタン1011を表示しないか、或いは、明示的に使用できないことが分かるようにグレーアウト表示にする等の対応を行う。
次に、S804で、CPU301は、TransferJet接続ボタン1011がユーザによって選択されたか否かを判定する。TransferJet接続ボタン1011が選択されなかった場合或いはS801でTransferJetフラグが無効であると判定されている場合は、S821に進む。一方、TransferJet接続ボタン1011がユーザに選択されたと判定した場合はS805へ進む。
S805で、CPU301は、連携アプリ500上でNFC読み取りデータを非処理にするモードに移行する。当該処理は、S804でユーザがTransferJetを使用する意図を明確に示しているため、誤ってNFCにおける処理を実行して意図しない操作に進まないために実行される。本実施形態における処理を実行せずに進めると、後述のS808でNFC読み取りデータがある場合、NFCに関する処理が進んでしまう可能性がある。これはTransferJetを使用する意図を明確に示しているユーザにとっては、意図しない動作である。
ここで、NFC読み取りデータの非処理モードを具体的に説明する。携帯端末30においてNFCリーダライタ部321が有効になっている際、NFC用アンテナ322にNFCタグが近づけられると当該タグの情報を読み取れる状態になっている。読み取った情報には、NDEF形式のデータが格納されており、本実施形態に係る画像形成装置20では「機器情報」や「WiFiのIFへハンドオーバーするための情報」が格納されている。また、アプリケーションに対応する情報も格納されてもよく、本実施形態に係る連携アプリ500で使用することができる。そこで、通常は受信したデータに対応する処理を連携アプリ500上で実行するが、このS805以降の処理では読み取った情報を、非処理モードを解除するまでの期間、一時的に無効にする。即ち、S805以降では、連携アプリ500がNFCタグから読み取った情報を処理しないように制御する。続いて、S806で、CPU301は、図11(A)に示すように、ユーザに対して、画像形成装置20が有するTransferJet用アンテナ225に通信装置40を近づけるように促す表示を、携帯端末30の表示部307に表示する。
S807で、CPU301は、携帯端末30の通信装置40のTransferJetモジュール402によって接続要求の送信を開始させる。続いて、S808で、CPU301は、NFC読み取りデータがあるかどうかを判定する。ここでは、例えば、ユーザが画像形成装置20が有するタッチ部22に携帯端末30が有するNFC用アンテナ322を近づけたため、NFC情報が読み取られてしまうことを想定している。NFC情報が読み取られていれば、S809に進み、CPU301は、受信したNFC情報を無視し、S810に進む。このとき、ユーザは前のステップの操作によってTransferJetを使用する意向があることが明らかであり、ここでNFC情報を無視することでユーザが意図しないWiFiハンドオーバー接続に移行することを防ぐことができる。一方、読み取っていない場合は、S809の処理が不要のためS810へ進む。
S810で、CPU301は、TransferJet通信の接続要求に対応した画像形成装置20からの接続応答を受信したか否かを判定する。図1に示すように、ユーザが携帯端末30の通信装置40を、画像形成装置20のタッチ部21の通信範囲内に移動させることで、通信装置40から発信される接続要求が画像形成装置20に到達するようになる。画像形成装置20からの接続応答がない場合はS811に進み、CPU301は、規定時間までTransferJet通信の接続要求を送信したか否かを判定する。規定時間に達していない場合はS810に戻り、接続要求を繰り返す。例えば、10秒間接続要求を送信し続けたが、対象の画像形成装置からの接続応答が得られない場合、ユーザが違う操作をしている可能性があるので、S812へ進み、CPU301は、エラーメッセージを表示して、TransferJet通信を終了する。例えば、S812では、図11(B)に示す画面が表示される。さらに、S813で、CPU301は、NFC読み取りデータの非処理モードの解除を行い、処理をS801に戻す。NFC読み取りデータの非処理モードの解除については、TransferJet通信の終了と同時、或いは、すぐに解除するとNFCに触れて通信を行ってしまう可能性があるため所定時間経過後に元に戻す処理を入れる等、これらの実装形態は限定されない。そして、S802及びS803で表示された選択メニューに戻る。
一方、S810で画像形成装置20からの接続応答を受信できた場合は、S814へ進み、CPU301は、画像形成装置20と携帯端末30とのTransferJet通信の接続を確立する。続いて、S815で、CPU301は、画像形成装置20が検出可能な機器情報の接続要求データをTransferJet通信で送信する。それに応答して、画像形成装置20は自身の機器情報データの送信を返す。S816で、CPU301は、画像形成装置20の機器情報データを受信したか否かを判定し、受信するとS817に進み、TransferJet通信の接続を終了する。
次に、S818で、CPU301は、S813と同様にNFC読み取りデータの非処理モードの解除を行う。続いて、S819で、CPU301は、取得した機器情報を、画像形成装置20を選択するための候補リストに追加する。さらに、S820で、CPU301は、選択された画像形成装置の機器情報を、接続機器の情報に設定し、処理を終了する。以上で、TransferJetを用いた画像形成装置を選択する処理フローを終了して、図7のフローに戻る。
上述したように、S804でTransferJet接続ボタン1011がユーザに選択されなかった場合、又は、S801でTransferJetフラグが無効の場合は、S821に移行する。S821で、CPU301は、既にリストに挙がっている画像形成装置が選択されたか否かを判定する。選択があれば、TransferJetではない接続機器の情報への設定となる。S822で、CPU301は、候補リストから選択された画像形成装置の機器情報を、接続機器の情報に設定する。以上でTransferJetを用いた画像形成装置を選択する処理フローを終了して、図7のフローに戻る。図7のフローでは、上述したようにS704及びS705の処理が実行され、処理を終了し、図5のS511に進む。
図5の説明に戻る。S511で、CPU301は、NFC読み取りデータがあるかどうかを判定する。ここで、ユーザが画像形成装置20が有するタッチ部22に携帯端末30が有するNFC用アンテナ322を近づけると、画像形成装置20のNFCタグ227から格納された情報が読み取られる。読み取った場合はS512に進み、読み取られていない場合又は本機能を使用しない場合はS516に進む。本機能を使用しない場合とは、例えば、S809で受信したNFC情報を無視する設定とした場合に該当する。
S512で、CPU301は、S511のNFC通信で読み取った情報がWiFi接続情報かどうかを判別する。WiFi接続情報でなかった場合は、S513に移行して、CPU301は、図11(F)に示されるように非対応のデータを受信した旨を表示部307に表示して、元のプレビュー画面に戻る。一方、WiFi接続情報であった場合はS514に進み、CPU301は、その接続情報に従って画像形成装置20とのWiFi接続を確立する。その後、S515で、CPU301は、プレビュー画面図10(D)又は(E)などに表示されている画像を印刷データにして画像形成装置20へ送信し、処理を終了する。この際、S510において印刷設定などがされてない場合は通常のデフォルト設定で印刷データが作成される。以上が、NFCを使用したWiFiハンドオーバー接続によるプリント実行のフローである。また、本実施形態におけるNFCを使用せずにTransferJetによるプリントを実行する場合は、S516への分岐で説明される。
次に、図9を参照して、上記S516の詳細な処理手順について説明する。図9は、携帯端末30から画像形成装置20へ印刷データの送信をTransferJet通信を用いて行う処理に関する。なお、印刷データとは、上述の画像データと印刷設定ファイルのデータとを含むデータを示す。以下で説明する処理は、例えばCPU301がROM303又は記憶装置304に格納されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。
S901で、CPU301は、図10(D)に示すようなTransferJet実行ボタン1003がユーザによって選択されたかどうかを判定する。TransferJet実行ボタン1003が選択されなかった場合は、処理を終了して図5のフローに戻る。また、S507で、TransferJetフラグが無効に設定されていると判別した場合も同様に終了する。一方、TransferJet実行ボタン1003がユーザによって選択された場合、S902へ進む。
S902で、CPU301は、NFC読み取りデータについて、連携アプリ500上で非処理にするモードに移行する。S901で、ユーザがTransferJetを使用する意図を明確に示している。そのため、本処理は、誤ってNFCにおける処理を実行して意図しないWiFiハンドオーバー接続によるプリント実行などに進んでしまわないために行う。このS902以降の状態では、非処理モードを解除するまでの期間、一時的にNFCによる読み取りデータを無効にする。
S903で、CPU301は、図11(A)に示すように、ユーザに画像形成装置20が有するTransferJet用アンテナ225に通信装置40を近づけるように促す表示を、携帯端末30の表示部307に表示する。S904で、CPU301は、携帯端末30の通信装置40のTransferJetモジュール402において接続要求の送信を開始させる。S905で、CPU301は、NFC読み取りデータがあるか否かを判定する。ユーザによって画像形成装置20が有するタッチ部22に携帯端末30が有するNFC用アンテナ322が近づけられると、NFC情報を読み取って受信する。従って、NFC情報を読み取ると、S806で、CPU301は、受信したNFC情報を無視し、S907に進む。このとき、ユーザは前のステップの操作によってTransferJetを使用する意向があることが明らかであり、ここでNFC情報を無視することでユーザが意図しないWiFiハンドオーバー接続に移行することを防ぐことができる。また、読み取っていない場合は、本処理が不要であるため、S907へ進む。
S907で、CPU301は、TransferJet通信の接続要求に対応した画像形成装置20からの接続応答を受信したか否かを判定する。例えば、図1に示すように、ユーザが携帯端末30の通信装置40を、画像形成装置20のタッチ部21に近接させることによって、画像形成装置20に対して、通信装置40から発信される接続要求が到達できるようになる。画像形成装置20からの接続応答がない場合は、S908に進み、CPU301は、規定時間までTransferJet通信の接続要求を送信したか否かを判定する。規定時間に達していない場合はS907に戻り、接続要求を繰り返す。一方、規定時間まで達した場合は、S909に移行して、CPU301は、エラーメッセージを表示部307に表示して、TransferJet通信を終了する。図11(B)にS909での表示例を示す。また、S910で、TransferJet通信を終了後、CPU301は、NFC読み取りデータの非処理モードの解除を行い、処理をS901に戻す。NFC読み取りデータの非処理モードの解除については、TransferJet通信の終了と同時、又は、すぐに解除するとNFCに触れて通信を行ってしまう可能性があるため所定時間経過後に元に戻す処理を実行する等、本発明では種々の実装形態を適用できる。その後、S508乃至S509で表示されたプレビュー表示と印刷設定画面に戻る(S901の状態)。また、本実施形態では図示しないがこれらのリターン先を図10(A)(S502)の状態にしてもよい。
一方、S907で画像形成装置20からの接続応答を受信できた場合は、S911へ進み、CPU301は、画像形成装置20と携帯端末30との間で、TransferJet通信の接続を確立する。続いて、S912で、CPU301は、S506でプレビュー時に選択した画像データと、図7の処理フローで設定された印刷設定ファイルとをTransferJet通信で画像形成装置20へ送信する。S913で、CPU301は、送信が成功したか否かを判定し、送信が成功するとS914へ進み、TransferJet通信を切断する。そして、S915で、CPU301は、表示部307に図11(C)に示すように印刷データ送信が成功したことを示す表示を行う。さらに、S916で、CPU301は、S910と同様に、NFC読み取りデータの非処理モードの解除を行い、処理を終了する。
一方、S913で印刷データの送信が成功しなかったと判定すると、S917に進み、CPU301は、TransferJet通信による印刷データの送信リトライを規定回数まで繰り返したか否かを判定する。規定回数(例えば、3回)を超えた場合、CPU301は、送信失敗と判断し、S918に進む。規定回数に達していない場合は、S912へ戻り、CPU301は、印刷データのリトライ送信を行う。S918で、CPU301は、任意の規定回数のTransferJet通信に失敗したため、通信を切断し、表示部307に図11(D)に示すような表示を行う。図11(D)に示すように、当該表示には、再送信するためのリトライボタン1101及びキャンセルボタン1102が選択可能に表示される。
S919で、CPU301は、再送信がユーザによって選択されたか否かを判定する。例えば、図11(D)の表示から上記リトライボタン1101が選択された場合は、S902に戻り、再度TransferJetによる接続を始める。また、キャンセルボタン1102が選択された場合は、S920へ進み、CPU301は、TransferJet通信を切断し、図11(E)に示すように、表示部307に表示して、S916へ進む。そして同様に、NFC読み取りデータの非処理モードの解除を行い、処理を終了して、図5のフローに戻る(S516)。S516の処理が終了すると、本実施形態に係る携帯端末30上で動作する連携アプリ500で実行される、画像データと印刷設定ファイルとをTransferJet通信で送信する処理を終了する。
<画像形成装置の処理手順>
次に、図12を参照して、本実施形態に係る携帯端末30とのTransferJet通信において、画像形成装置20で実行される動作の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、例えば画像形成装置20のCPU201がROM203又は記憶装置204に格納されたプログラムをRAM202に読み出して実行することにより実現される。
次に、図12を参照して、本実施形態に係る携帯端末30とのTransferJet通信において、画像形成装置20で実行される動作の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、例えば画像形成装置20のCPU201がROM203又は記憶装置204に格納されたプログラムをRAM202に読み出して実行することにより実現される。
S1201で、CPU201は、TransferJetによる接続要求を受信したか否かを判定し、受信していればS1202に進む。S1202で、CPU201は、携帯端末30のTransferJetモジュール402からの接続要求を受けた画像形成装置20のTransferJetモジュール224によって接続応答の通信を返す。S1203で、CPU201は、接続応答を受けた携帯端末30と画像形成装置20とのTransferJet通信の接続を確立する。
次に、S1204で、CPU201は、TransferJet通信を用いて携帯端末30からデータを受信する。この受信したデータの種類に応じて、画像形成装置20側での動作が切り替わる。受信したデータは、RAM202、ROM203又は記憶装置204などのストレージ上に格納される。
S1205で、CPU201は、TransferJet通信によるデータ受信が成功したか否かを判定する。成功した場合は、S1207で、TransferJet通信を終了する。失敗した場合は、S1206で、携帯端末30からのリトライ送信があるか否かを判定し、あれば再度S1204に戻り、データ受信を再開する。データ送信がリトライされなければ、S1207へ進み、CPU201は、TransferJet通信を終了する。
データ受信を正常に完了した後、画像形成装置20は、保存されたデータがどの種別のデータなのかを判別する。具体的には、S1208で、CPU201は、画像データと対応した印刷設定ファイルとを受信したかどうかを判定する。当該データを受信していれば、S1209に進み、CPU201は、画像データと一緒に送信されてきた印刷設定ファイルに従って、印刷ジョブを実行する。当該データでない場合は、S1210で、CPU201は、機器情報取得要求のデータであるか否かを判定する。携帯端末30の連携アプリ500上の対象機器を設定する際に、TransferJetによる情報取得が行われる。画像形成装置20は本取得要求に対応するデータを有しており、RAM202、ROM203又は記憶装置204などのストレージ上に格納されている。従って、携帯端末30からの機器情報取得要求のデータを受信すると、S1211で、CPU201は、TransferJetモジュール224を介して対応するデータを携帯端末30に返送する。S1208及びS1210でも判別されなかったデータは、TransferJetでの連携動作としてサポートされないデータ、或いは印刷設定ファイルが本画像形成装置20に対応していない設定ファイルのデータであると判定し、S1212に進む。
S1212で、CPU201は、非対応のデータである旨を画像形成装置20の表示部207に表示する。例えば、「TransferJet連携機能で非対応のデータを受信しました。送信側のアプリケーションを確認してください。」等のメッセージをユーザが分かるように表示する。以上によって図12での動作フローを終了する。
以上説明したように、本実施形態では、画像形成装置に近接すると、当該画像形成装置と近距離無線通信を行う携帯端末において、複数の通信方式での近距離無線通信を行う。さらに、本携帯端末は、所定の通信方式での近距離無線通信が有効化されている場合には、他の通信方式の近距離無線通信を介して外部装置から情報を受信した場合であっても、当該情報に従って処理を実行しないよう制御する。例えば、携帯端末と画像形成装置を連携するアプリケーションを適用して、携帯端末上の近距離無線通信であるTransferJetの有無を検知する。さらに、当該検知結果に基づき、ユーザが意図する通信規格(通信方式)に応じた操作の有効化と、印刷処理の実行及び設定とを可能にする。これにより、不要なNFCデバイスとの誤タッチによる通信を回避し、ユーザにキャンセル操作などの余計な操作をさせることを軽減することができる。
<第2の実施形態>
以下では、本発明に係る第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、TransferJet通信が有効になっている間は、NFC読み取りデータを非処理モードにして、NFCリーダライタ部321がデータを読み込んだとしても、連携アプリ500上で無効にすることで意図しない動作を回避した。一方、本実施形態では、携帯端末30上のNFCリーダライタ部321自体の機能を連携アプリ500上で無効化することで意図しない動作の回避を実現する。
以下では、本発明に係る第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、TransferJet通信が有効になっている間は、NFC読み取りデータを非処理モードにして、NFCリーダライタ部321がデータを読み込んだとしても、連携アプリ500上で無効にすることで意図しない動作を回避した。一方、本実施形態では、携帯端末30上のNFCリーダライタ部321自体の機能を連携アプリ500上で無効化することで意図しない動作の回避を実現する。
上記第1の実施形態で説明した図5乃至図7のフローチャートは、第2の実施形態でも同様であるため説明を省略する。図8及び図9のフローチャートについては、それぞれ図13及び図14を参照して、異なる部分についてのみ説明する。なお、同様の処理については同一のステップ番号を付し、説明を省略する。処理が異なる。図8の処理と置き換わるS708におけるサブフローチャートを図13に示し、図9の処理と置き換わるS516におけるサブフローチャートを図14に示す。
まず、図13を参照して、携帯端末30の連携アプリ500上で使用する画像形成装置20の設定を行う動作の処理手順について説明する。本実施形態では、S804でTransferJet接続ボタン1011が選択されたと判定すると、S1301に進み、CPU301は、NFC機能そのものを無効化し、NFCそのものを通信できないようにする。NFCの無効化としては、携帯端末30で動作するオペレーションシステム(OS)の設定で備えられているNFCの無効設定を、連携アプリ500上から操作して行ってもよい。また、携帯端末30のハードを操作できる機能を設けるのであれば、NFCリーダライタ部321への通電をOFFにすることや、リセットすることでも実現可能であり、本実施形態で示す構成に限定されない。本処理も、ユーザがTransferJetを使用する意図を明確に示しているため、誤ってNFC情報を受けてWiFiハンドオーバーを実行してしまう等、意図しない操作に進んでしまわないために実行する。
上述のように、本実施形態では、NFC機能そのものを無効化するため、上記第1の実施形態におけるNFC通信で受信した情報を無視する処理、すなわち、S808及びS809の処理が実行されない。従って、S807で接続要求の送信を開始すると、S810に進む。S810乃至S812、及びS814乃至S817の処理は、上記第1の実施形態と同様である。S812及びS817のそれぞれでTransferJet通信の接続を終了するとそれぞれS1302、S1303に進み、CPU301は、NFCの無効設定を解除して有効化する。その後は、上記第1の実施形態と同様の処理であるため説明を省略する。
次に、図14を参照して、携帯端末30から画像形成装置20へ印刷データの送信を行う動作の処理手順について説明する。S901は上記第1の実施形態と同様の処理である。続いて、S1401で、CPU301は、NFC機能そのものを無効化し、NFCそのものを通信できないようにする。図13のS1301の処理と同様である。その後、S903及びS904は上記第1の実施形態と同様に処理し、NFC機能そのものを無効化するため、上記図13と同様に、S905及びS906の処理は実行しない。
また、S907乃至S909、及びS911乃至S915、及びS917乃至S920の処理は上記第1の実施形態と同様である。S909及びS915でそれぞれTransferJet通信を終了して所定の表示を行うと、S1402及びS1403で、CPU301は、NFCの無効設定を解除して有効化する。有効化のタイミングについては、図13と同様である。有効化後の処理は上記第1の実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態では、ユーザがTransferJet通信を選択している場合には、携帯端末30が有するNFCリーダライタ部321の機能そのものを無効化する。これにより、携帯端末と画像形成装置とを連携するアプリケーションを適用して、携帯端末上の近距離無線通信TransferJetの有無を検知し、ユーザの意図する通信規格(通信方式)に応じた操作の有効化と印刷処理の実行及び設定が可能となる。そして、不要なNFCデバイスとの誤タッチを抑制し、ユーザにキャンセル操作などの余計な操作をさせることを軽減する。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
20:画像形成装置、21、22:タッチ部、30:携帯端末、40:通信装置
Claims (13)
- 外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末であって、
近距離無線通信を行う第1の通信手段と、
前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、
前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を介して前記外部装置から情報を受信した場合であっても、当該情報に従って処理を実行しないよう制御する制御手段と
を備えることを特徴とする携帯端末。 - 外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末であって、
近距離無線通信を行う第1の通信手段と、
前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、
前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を一時的に無効化するよう制御する制御手段と
を備えることを特徴とする携帯端末。 - 前記第1の通信手段による近距離無線通信は、TransferJetによる近距離無線通信であることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
- 前記制御手段は、
前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、該近距離無線通信を介して前記外部装置とデータを送受信し、
前記第1の通信手段での近距離無線通信が無効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を介して、前記外部装置から無線接続情報を受信し、該無線接続情報を用いて確立した無線接続を介して前記外部装置とデータを送受信することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。 - 前記無線接続は、WiFi接続であることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
- 前記第1の通信手段による近距離無線通信が有効化されているか否かを示す情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報に従って、前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されているか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯端末。 - 前記外部装置は、画像形成装置であり、
前記携帯端末は、前記第1の通信手段によって前記画像形成装置へ画像形成を行う画像データを送信することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の携帯端末。 - 前記画像形成装置に画像形成を指示するための画面を表示する表示手段をさらに備え、
前記表示手段は、
前記第1の通信手段による近距離無線通信が有効化されている場合には、該近距離無線通信によって前記画像形成装置へ画像データを送信するボタンを前記画面に表示し、
前記第1の通信手段による近距離無線通信が無効化されている場合には、前記ボタンの表示を制限することを特徴とする請求項7に記載の携帯端末。 - 前記第1の通信手段は、前記携帯端末に着脱可能な通信装置であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の携帯端末。
- 近距離無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、を備え、外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末の制御方法であって、
制御手段が、前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を介して前記外部装置から情報を受信した場合であっても、当該情報に従って処理を実行しないよう制御する制御工程
を実行することを特徴とする携帯端末の制御方法。 - 近距離無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、を備え、外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末の制御方法であって、
制御手段が、前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を一時的に無効化するよう制御する制御工程
を実行することを特徴とする携帯端末の制御方法。 - 近距離無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、を備え、外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記制御方法は、
制御手段が、前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を介して前記外部装置から情報を受信した場合であっても、当該情報に従って処理を実行しないよう制御する制御工程
を実行することを特徴とするプログラム。 - 近距離無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信手段とは異なる通信方式で近距離無線通信を行う第2の通信手段と、を備え、外部装置に近接すると、該外部装置と近距離無線通信を行う携帯端末の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記制御方法は、
制御手段が、前記第1の通信手段での近距離無線通信が有効化されている場合には、前記第2の通信手段による近距離無線通信を一時的に無効化するよう制御する制御工程
を実行することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017103790A JP2018201072A (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 携帯端末、その制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017103790A JP2018201072A (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 携帯端末、その制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018201072A true JP2018201072A (ja) | 2018-12-20 |
Family
ID=64667375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017103790A Pending JP2018201072A (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 携帯端末、その制御方法、及びプログラム |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7521394B2 (ja) | 2020-11-27 | 2024-07-24 | ブラザー工業株式会社 | 端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、端末装置によって実行される方法 |
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2017
- 2017-05-25 JP JP2017103790A patent/JP2018201072A/ja active Pending
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