JP2018199252A - 乱丁検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを低減させつつ、乱丁の発生を防止することが可能な、乱丁検査システムを提供する。【解決手段】乱丁検査システム1Aは、搬送ライン10と、搬送ライン10に折丁Sを投入する複数の丁合装置Gと、折丁SのIDコード5を読み取る読み取り装置60と、を備えている。また、各丁合装置Gと搬送ライン10との間に、各丁合装置Gから投入された折丁Sを支持するガイド27を設けている。さらに、ガイド27により、当該丁合装置Gから投入された折丁Sと、当該丁合装置Gに隣接する上流側の丁合装置Gから投入された折丁Sとの間に段差Dを付けて、隣接する上流側の丁合装置Gから投入された折丁SのIDコード5を当該丁合装置Gから投入された折丁Sから露出させて、読み取り装置60により当該IDコード5を読み取っている。【選択図】図4

Description

本発明は、乱丁検査システムに関する。
従来から、中綴じ製本の分野では、折丁に絵柄、マークまたはICタグを設け、これらの絵柄等をカメラまたはセンサによって読み取ることにより、本来供給されるべき折丁であるか否かを検査する乱丁検査が行われている。
このような乱丁検査を行う際、例えば、乱丁を検査するための絵柄またはマークを安定して読み取るために、折丁の搬送位置が安定する、折丁を投入する丁合装置の内部にカメラやセンサを設置し、乱丁を検査する乱丁検査装置が提案されている(例えば、特許文献1)。また、折丁にICタグを設け、このICタグを読み取ることにより、乱丁を一括して検知する乱丁検知機も提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2001−80231号公報 特開2005−178001号公報
しかしながら、特許文献1に示す乱丁検査装置では、折丁を搬送するギャザリングチェーンに折丁が供給される前に、当該折丁が供給されるべき折丁であるか否かを検査している。このため、折丁がギャザリングチェーンに正確に投入されたか否かを判断することができないといった問題点がある。また、折丁がギャザリングチェーンに供給された後に、例えば、折丁がギャザリングチェーンから落下する落丁が発生した場合、作業員が折丁を誤ってギャザリングチェーン上に投入する可能性があり、乱丁が発生するおそれがある。さらに、ギャザリングチェーン上に投入された折丁に破れや詰まりが発生した場合においても、作業員が折丁を誤ってギャザリングチェーン上に投入する可能性があり、乱丁が発生するおそれがある。
また、特許文献2に示す乱丁検知機では、折丁にICタグを設ける必要があり、折丁へバーコードを印刷する場合に比べ、コストが高くなるという欠点がある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、コストを低減させつつ、乱丁の発生を防止することが可能な、乱丁検査システムを提供することを目的とする。
本発明は、乱丁検査システムにおいて、IDコードが付された複数の折丁を積層して搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに前記折丁を投入する複数の丁合装置と、最上流の丁合装置を除く各丁合装置に対応する前記搬送ラインの近傍に設けられ、前記折丁の前記IDコードを読み取る読み取り装置と、を備え、各丁合装置と前記搬送ラインとの間に、各丁合装置から投入された前記折丁を支持するガイドを設け、前記ガイドにより、当該丁合装置から投入された折丁と、当該丁合装置に隣接する上流側の丁合装置から投入された折丁との間に段差を付けて、前記隣接する上流側の丁合装置から投入された折丁のIDコードを当該丁合装置から投入された折丁から露出させて、前記読み取り装置により当該IDコードを読み取ることを特徴とする乱丁検査システムである。
本発明は、各折丁に、複数の前記IDコードが設けられていることを特徴とする乱丁検査システムである。
本発明は、前記読み取り装置は、前記IDコードを読み取る際に、複数回の読み取りを行うことを特徴とする乱丁検査システムである。
本発明は、各々の前記丁合装置のうち、最下流の丁合装置の更に下流側に、前記折丁のうち前記IDコードが付された部分を切断する切断装置が設けられていることを特徴とする乱丁検査システムである。
本発明によれば、コストを低減させつつ、乱丁の発生を防止することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムが適用される搬送ラインによって搬送される折丁集積体を示す斜視図である。 図2(a)−(b)は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムが適用される搬送ラインによって搬送される折丁集積体を示す平面図である。 図3は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムが適用される製本ラインを示す概略構成図である。 図4は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムの丁合装置を示す概略断面図(図3のIV-IV線断面図)である。 図5は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムの丁合装置を示す部分拡大図(図4の部分拡大図)である。 図6は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムの搬送ラインに設けられたガイドを示す斜視図である。 図7(a)−(e)は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムを用いて乱丁検査を行う検査方法を説明するための図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図7を参照して説明する。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。また、以下の各図に示されている構成には、図示と理解のしやすさの便宜上、サイズ及び縮尺等が実物のそれらから変更されている部分が含まれうる。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムが適用される搬送ラインによって搬送される折丁集積体を示す斜視図であり、図2(a)−(b)は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムが適用される搬送ラインによって搬送される折丁集積体を示す平面図である。また、図3は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムが適用される製本ラインを示す概略構成図である。また、図4は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムの丁合装置を示す概略図であり、図5は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムの丁合装置を示す部分拡大図である。さらに、図6は、本発明の一実施の形態による乱丁検査システムの搬送ラインに設けられたガイドを示す斜視図である。
本実施の形態による乱丁検査システムが適用される製本ライン1は、複数の折丁Sを重ね合わせ(丁合し)、この丁合された折丁S(折丁集積体2)(図1参照)にその背側から針金3を打ち込んで中綴じすることにより中綴じ本4を製造する、いわゆる中綴じ製本を行う製本ラインである(図3参照)。ここでは、まず、製本ライン1において丁合される各々の折丁Sおよび丁合された折丁集積体2について、図1により説明する。
図1に示すように、折丁集積体2は、各々の折丁S(S1、S2、S3)が丁合されたものである。この折丁Sは、製本のために折り畳まれた刷り紙であり、本の中身を構成する一単位である。本実施の形態による各折丁Sは、折り部Saを折り目として折り畳まれている。そして、各折丁Sは、折り畳まれた一方の面および他方の面の天地側(図1および図2における左右方向)の一方の端部Sbおよび他方の端部Scが互いに重なり合っている。また、各折丁Sは、折り畳まれた一方の面および他方の面の小口側(図1および図2における下方向)の端部Sd、Seが重ならないようになっているが、各折丁Sは、折り畳まれた一方の面および他方の面の小口側の端部Sd、Seが重なるようになっていても良い。
また、図1および図2(a)−(b)に示すように、各々の折丁Sには、各々の折丁Sの製品情報を示すIDコード5が付されている。このIDコード5は、各々の折丁Sのうち、後述する中綴じ本4がいわゆる化粧断裁される際に切断される、各々の折丁Sの小口側の端部Sdの近傍の部分に設けられている。このため、中綴じ本4が化粧断裁された後には、IDコード5は、中綴じ本4に残らないようになっている。このようなIDコード5は、例えばバーコード、QRコード(登録商標)等の識別コードからなっており、IDコード5の情報を後述する読み取り装置60が読み取ることができるようになっている。また、図2(a)に示すように、このIDコード5は、バーコードであり、そのバーコードを構成する各線が折丁S(折丁集積体2)の搬送方向d(図3および図6参照)と略平行に延びており、後述する読み取り装置60がIDコード5を読み取る際に、複数回の読み取りを行うことができるように構成されていても良い。これにより、読み取り装置60が読み取った情報の信頼性を向上させることができる。また、図2(b)に示すように、折丁SにQRコードからなるIDコード5が設けられ、このIDコード5は同じものが複数設けられており、読み取り装置60が複数のIDコード5を読み取ることができるように構成されていても良い。これにより、読み取り装置60が複数のIDコード5を読み取ることができ、読み取り装置60が読み取った情報の信頼性を向上させることができる。なお、IDコード5が設けられる位置は任意であり、IDコード5は、各々の折丁Sの天地側の端部Sb、Scの近傍の部分に設けられていても良い。また、この場合においても、IDコード5は、中綴じ本4が化粧断裁される際に切断されても良い。
次に、本実施の形態による乱丁検査システム1Aが適用される製本ライン1について、図3により更に説明する。
図3に示すように、製本ライン1は、複数の折丁S(折丁集積体2)を積層して搬送する搬送ライン10と、複数の折丁Sを丁合し折丁集積体2を作製する丁合部20と、丁合部20の下流側に設けられた中綴じ部30と、中綴じ部30の下流側に設けられた断裁部40と、を備えている。このうち搬送ライン10は、折丁S(折丁集積体2)を丁合部20から中綴じ部30へ搬送し、中綴じ部30で中綴じされた中綴じ本4をさらに後段の切断装置41を有する断裁部40へ搬送するものである。
搬送ライン10としては、例えば、全体として環状(チェーン状)に構成されたギャザリングチェーンからなる搬送ラインを用いることができる。また、図4および図5に示すように、このギャザリングチェーンには、搬送ライン10の搬送方向d(図3参照)に直交する断面において略鞍型(山型、逆V字形状)の断面形状を有する保持部11が設けられている。この保持部11は、折丁S(折丁集積体2)又は中綴じ本4を、その鞍型(山型、逆V字形状)の斜面に接し跨がせる形態で保持し搬送するものである。また、図4乃至図6に示すように、搬送ライン10は、折丁集積体2を搬送ライン10の搬送方向dに沿って押すためのプッシャー12を有している。
図3に示すように、丁合部20は、搬送ライン10に沿って連続的に配置された複数の丁合装置Gを有している。各々の丁合装置Gは、搬送ライン10に折丁Sを投入するものであり、折丁Sを搬送ライン10に投入する際には、最上流の第1の丁合装置G1において、まず搬送ライン10上に最も内側の折丁S1(図3乃至図6参照)が投入される。丁合装置G1から投入された折丁S1は、搬送ライン10の保持部11における鞍型の斜面に接し跨がるようにして搬送ライン10に保持され、第2の丁合装置G2へ搬送される。次に、第2の丁合装置G2において、丁合装置G1から投入された最も内側の折丁S1上に次の折丁S2が投入されて重ね合わされる(丁合される)。このような丁合作業を繰り返すことにより、折丁Sが順次丁合され、丁合された複数の折丁Sから折丁集積体2が作製される。そして、最も外側の折丁S(例えば表紙)が丁合された後、作製された折丁集積体2は、搬送ライン10により丁合部20から中綴じ部30へ搬送される。なお、図3においては、4つの丁合装置G1、G2、G3、G4が図示されているが、丁合装置Gの数は任意とすることができる。
図4に示すように、各々の丁合装置Gは、搬送ライン10の上方に配置され、搬送ライン10に折丁Sを一部ずつ供給する供給部21と、供給部21の下方に配置され、供給部21に駆動力および電力等を供給する駆動部22とによって構成されている。なお、図4においては、第3の丁合装置G3を例にして説明する。
次に、供給部21と駆動部22とからなる丁合装置Gのうち、供給部21について詳述する。供給部21は、折丁S3が積み重ねられた状態で集積される折丁集積部23と、折丁集積部23から折丁S3を一部ずつ引き出すフィーダドラム24と、フィーダドラム24から搬送された折丁S3の小口側の端部Sd近傍を把持するラップドラム25と、端部Se近傍を把持するオープニングドラム26と、を含んでいる。このうち折丁集積部23は、上方に向かって外方に露出するように構成されており、作業者が折丁S3を折丁集積部23に手動にて集積させることができるようになっている。
供給部21のフィーダドラム24には、折丁S3を引き出す図示しない引出部が設けられている。この引出部は、例えば吸引により、折丁S3の折り部Saが先頭となるように、折丁集積部23から折丁S3を引き出す。また、フィーダドラム24には、引き出された折丁S3の折り部Sa近傍を把持するグリッパ24aが設けられている。このグリッパ24aが折丁S3の折り部Sa近傍を把持した状態で、フィーダドラム24が矢印方向に回転することにより、折丁S3が搬送されるように構成されている。
また、ラップドラム25には、フィーダドラム24により搬送された折丁S3の小口側の端部Sd近傍を把持するグリッパ25aが設けられている。このグリッパ25aは、フィーダドラム24によって折丁S3が所定の位置まで搬送された際に、折丁S3の端部Sd近傍を把持し、ラップドラム25がフィーダドラム24から折丁S3を受け取るものである。なお、折丁S3の小口側の端部Sd近傍をグリッパ25aでは把持できない仕様、例えば、小口側の端部Sd、Seが重なるように折丁Sが折り畳まれている場合には、ラップドラム25は、例えば吸引によりフィーダドラム24から折丁S3を受け取るように構成されていても良い。
また、オープニングドラム26には、フィーダドラム24により搬送された折丁S3の小口側の端部Se近傍を把持するグリッパ26aが設けられている。このグリッパ26aは、フィーダドラム24によって折丁S3が所定の位置まで搬送された際に、折丁S3の端部Se近傍を把持し、オープニングドラム26がフィーダドラム24から折丁S3を受け取るものである。なお、折丁S3の小口側の端部Se近傍をグリッパ26aでは把持できない仕様、例えば、小口側の端部Sd、Seが重なるように折丁Sが折り畳まれている場合には、オープニングドラム26は、例えば吸引によりフィーダドラム24から折丁S3を受け取るように構成されていても良い。
フィーダドラム24から折丁S3を受け取ったラップドラム25およびオープニングドラム26は、折丁S3を逆V字型に開いた状態で搬送ライン10に投入するようになっている。すなわち、グリッパ25aが折丁S3の端部Sdを把持した状態で、ラップドラム25が矢印方向に回転し、グリッパ26aが折丁S3の端部Seを把持した状態で、オープニングドラム26が矢印方向に回転することにより、折丁S3が逆V字型に開かれながら、下方に引き下ろされる。このようにして、小口側の端部Sd、Se近傍を把持された折丁S3は、ラップドラム25およびオープニングドラム26の回転により逆V字形状となるように開かれ、搬送ライン10に投入される。
また、図4乃至図6に示すように、丁合装置Gと搬送ライン10との間には、丁合装置Gから投入された折丁Sを支持するガイド27が設けられている。このガイド27は、搬送ライン10の搬送方向dに直交する断面において略鞍型の断面形状を有しており、逆V字型に開かれながら下方に移動する折丁Sを、その鞍型の斜面に接し跨がせる形態で支持する。この際、図5に示すように、丁合装置G3から投入された折丁S3と、丁合装置G3に隣接する上流側の丁合装置G2から投入された折丁S2との間に、ガイド27によって、段差Dが形成されるようになっている。この段差Dは、隣接する上流側の丁合装置G2から投入された折丁S2のIDコード5が丁合装置G3から投入された折丁S3から露出する程度の段差となるように構成されている。これにより、後述するように、丁合装置G3に対応する搬送ライン10の近傍に設けられた読み取り装置60が、隣接する上流側の丁合装置G2から投入された折丁S2のIDコード5を読み取ることができるようになっている。
また、図6に示すように、ガイド27は、搬送ライン10の搬送方向dに向かうにつれて、ガイド27の天頂部が下方に傾斜する形状を有している。このようなガイド27に落下した折丁S3は、上述したプッシャー12により後端が押されて、ガイド27上を摺動し、折丁S2に重なるように搬送ライン10上に投入される。このようにして、折丁S3が折丁S2に重ねられ(丁合され)、折丁集積体2が作製される。なお、図6においては、図面を明瞭にするため、丁合装置G3の上部構造の図示は省略している。また、第1の丁合装置G1においては、既に投入されている折丁Sが存在しないため、読み取り装置60がIDコード5を読み取る折丁Sが存在しない。このため、上述した段差Dを形成する必要がなく、ガイド27が設けられていなくても良い。
次に、上述した製本ライン1の中綴じ部30について、図3により説明する。図3に示すように、中綴じ部30は、折丁集積体2に針金3を打ち込むためのものである。この中綴じ部30は、図示しないステッチャーと、図示しないクリンチャーと、を有しており、ステッチャーが折丁集積体2に接触し、針金3を折丁集積体2の背側(図1乃至図3における上側)から突き刺す。その後、クリンチャーが、最も内側の折丁S1の内側に突き出た針金3に当接して、当該針金3の先端を曲げることにより、折丁集積体2に針金3を打ち込むように構成されている。また、針金3は、図示された例では搬送ライン10による折丁集積体2の搬送方向dに沿って、離間して2つ打ち込まれるように構成されている。このようにして、中綴じ部30において、中綴じ本4が作製される。
次に、上述した製本ライン1の断裁部40について、図3により説明する。図3に示すように、断裁部40は、中綴じ本4の天地側の化粧断裁を行う天地断裁歯T1と、中綴じ本4の小口側の化粧断裁を行う小口断裁歯T2と、を有する切断装置41を有している。この断裁部40においては、図示しないコンベアが中綴じ本4を天地断裁歯T1および小口断裁歯T2へと送り込み、断裁位置に送り込まれた中綴じ本4の天地側および小口側の化粧断裁を行うように構成されている。
また、断裁部40の下流側には、中綴じ本4を梱包しやすいような形に集積する集積部50が設けられていても良い。この集積部50では、所定部数の中綴じ本4が積み重ねられる毎に、図示しないターンテーブルを180度回転させて、中綴じ本4をいわゆる千鳥状態に集積する。その後、集積された中綴じ本4の束をクラフト紙等の梱包材で覆い、紐掛け等することにより製品束として梱包し、出荷される。
次に、図3乃至図5により、このような製本ライン1に組み込まれた本実施の形態による乱丁検査システム1Aについて説明する。
図3乃至図5に示すように、本実施の形態による乱丁検査システム1Aは、上述した搬送ライン10と、上述した複数の丁合装置Gと、最上流の丁合装置G1を除く各丁合装置Gに対応する搬送ライン10の近傍に設けられた読み取り装置60と、を備えている。
このうち、各読み取り装置60は、折丁SのIDコード5を読み取るものであり、読み取り装置60としては、例えば、バーコードリーダを使用することができる。この読み取り装置60は、上述したガイド27により露出された、隣接する上流側の丁合装置Gから投入された折丁SのIDコード5を読み取るものである。すなわち、丁合装置G2においては、読み取り装置60は、隣接する上流側の丁合装置G1から投入された折丁S1のIDコード5を読み取り、丁合装置G3においては、読み取り装置60は、隣接する上流側の丁合装置G2から投入された折丁S2のIDコード5を読み取る。また、丁合装置G4においては、読み取り装置60は、隣接する上流側の丁合装置G3から投入された折丁S3のIDコード5を読み取る。ここで、最上流の丁合装置G1においては、既に投入されている折丁Sが存在しないため、読み取り装置60がIDコード5を読み取る折丁Sが存在しない。このため、最上流の丁合装置G1に対応する搬送ライン10の近傍には、読み取り装置60は設けられていない。また、各丁合装置Gに対応して設けられた読み取り装置60は、制御装置61(図3参照)に接続されており、読み取り装置60から読み取られた情報は、制御装置61に送られるようになっている。
制御装置61には、各々の読み取り装置60が読み取るべき折丁SのIDコード5の情報が蓄積されており、制御装置61は、各々の読み取り装置60により読み取られたIDコード5の情報が投入されるべき折丁SのIDコード5と異なる場合に、警告を通知するように構成されている。
次に、図7(a)−(e)により、本実施の形態における作用について説明する。ここでは、図1乃至図6に示す乱丁検査システムを用いて乱丁検査を行う検査方法を説明する。
まず、各々の丁合装置Gの折丁集積部23に、折丁Sを準備する。
次に、第1の丁合装置G1において、例えばギャザリングチェーン等からなる搬送ライン10上に、折丁集積体2のうち最も内側の折丁S1が投入される。投入された折丁S1は、搬送ライン10の保持部11に跨がるようにして保持され、第2の丁合装置G2へ搬送される。この際、折丁S1は、搬送ライン10のプッシャー12によって押されながら搬送される。
次いで、図7(a)に示すように、第2の丁合装置G2において、最も内側の折丁S1上に次の折丁S2が投入される。この際、丁合装置G2の供給部21と搬送ライン10との間には、丁合装置G2から投入された折丁S2を支持するガイド27が設けられている。これにより、図7(b)に示すように、折丁S2は、ガイド27に跨がるように支持される。この場合、ガイド27により、丁合装置G2から投入された折丁S2と丁合装置G1に隣接する上流側の丁合装置G1から投入された折丁S1との間に段差D(図5参照)が形成される。このため、折丁S1のIDコード5が、丁合装置G2から投入された折丁S2から露出する。
次に、ガイド27によって支持された折丁S2が、搬送ライン10のプッシャー12によって押され、搬送ライン10上に投入される。この際、まず、図7(c)に示すように、搬送ライン10のプッシャー12がガイド27によって支持された折丁S2に当接する。次に、図7(d)に示すように、折丁S2は、プッシャー12によって押されながらガイド27上を摺動し、ガイド27上から搬送ライン10上に投入される。
ところで、最上流の丁合装置G1を除く丁合装置G2に対応する搬送ライン10の近傍には、読み取り装置60が設けられており、この読み取り装置60は、折丁S2が折丁S1上に重ね合わされる前に、段差Dによって当該丁合装置G2から投入された折丁S2から露出した折丁S1のIDコード5を読み取る。そして、読み取り装置60により読み取られたIDコード5の情報は、信号として制御装置61に送信される。
制御装置61に信号が送信されると、制御装置61によって、読み取り装置60により読み取られた情報が折丁S1のIDコード5か否かが判断される。制御装置61が、当該情報は折丁S1のIDコード5の情報と異なると判断した場合、制御装置61は警告を通知する。この場合、作業者が搬送ライン10によって搬送されている折丁Sを確認し、搬送ライン10に投入されるべき折丁S1を投入し直す。一方、制御装置61が、当該情報は折丁S1のIDコード5の情報である判断した場合には、制御装置61は警告を通知しない。
なお、読み取り装置60が折丁S1から露出したIDコード5を読み取るタイミングとしては、段差Dにより、折丁S1のIDコード5が露出している間であれば、任意とすることができる。すなわち、折丁S2が第2の丁合装置G2から投入され、ガイド27によって支持された後、ガイド27上から搬送ライン10上に投入されるまでの間であれば、任意とすることができる。
その後、図7(e)に示すように、折丁S2は、プッシャー12によって押されながらガイド27上を摺動し、ガイド27上から搬送ライン10上に投入される。このようにして、折丁S2が折丁S1上にて重ね合わされる(丁合される)。これを繰り返すことにより、折丁が順次丁合され、丁合された複数の折丁から折丁集積体2が作製される。そして、最も外側の折丁(例えば表紙)が丁合された後、作製された折丁集積体2は、搬送ライン10の搬送方向dに沿って搬送ライン10により中綴じ部30へ搬送される。
次に、中綴じ部30において、折丁集積体2が針金3で中綴じされ、折丁集積体2から中綴じ本4が作製される。次いで、作製された中綴じ本4は、断裁部40へと搬送され、天地側および小口側の化粧断裁が行われる。そして、化粧断裁が行われた中綴じ本4は、集積部50等の後段の工程へと搬送され、集積された中綴じ本4の束をクラフト紙等の梱包材で覆い、紐掛け等することにより製品束として梱包し、出荷される。
以上のように本実施の形態によれば、ガイド27により、丁合装置G1〜G4のうち、例えば丁合装置G2から投入された折丁S2と、丁合装置G2に隣接する上流側の丁合装置G1から投入された折丁S1との間に段差Dが形成される。また、この段差Dにより、丁合装置G1から投入された折丁S1のIDコード5を丁合装置G2から投入された折丁S2から露出させて、読み取り装置60により折丁S1のIDコード5を読み取ることができる。これにより、搬送ライン10に投入された折丁Sが、搬送ライン10に投入されるべき折丁Sであるか否かを判断することができる。また、例えば、落丁が発生した場合においても、作業員が搬送ライン10に投入した折丁Sが、搬送ライン10に投入されるべき折丁Sであるか否かを、隣接する下流側の丁合装置Gにおいて判断することができる。このため、搬送ライン10に投入された折丁Sが、搬送ライン10に投入されるべき折丁Sであるか否かを正確に判断することができ、乱丁の発生を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、各折丁Sに、複数のIDコード5が設けられている。これにより、読み取り装置60が複数のIDコード5を読み取ることができ、読み取り装置60が読み取った情報の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、読み取り装置60が、折丁SのIDコード5を読み取る際に、複数回の読み取りを行っている。これにより、読み取り装置60が読み取った情報の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、各々の丁合装置Gのうち、最下流の丁合装置Gの更に下流側に、折丁SのうちIDコード5が付された部分を切断する切断装置40が設けられている。これにより、中綴じ本4にIDコード5が残ることを回避することができる。
上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1A 乱丁検査システム
5 IDコード
10 搬送ライン
27 ガイド
41 切断装置
60 読み取り装置
D 段差
G、G1〜G4 丁合装置
S、S1〜S4 折丁

Claims (4)

  1. 乱丁検査システムにおいて、
    IDコードが付された複数の折丁を積層して搬送する搬送ラインと、
    前記搬送ラインに前記折丁を投入する複数の丁合装置と、
    最上流の丁合装置を除く各丁合装置に対応する前記搬送ラインの近傍に設けられ、前記折丁の前記IDコードを読み取る読み取り装置と、を備え、
    各丁合装置と前記搬送ラインとの間に、各丁合装置から投入された前記折丁を支持するガイドを設け、前記ガイドにより、当該丁合装置から投入された折丁と、当該丁合装置に隣接する上流側の丁合装置から投入された折丁との間に段差を付けて、前記隣接する上流側の丁合装置から投入された折丁のIDコードを当該丁合装置から投入された折丁から露出させて、前記読み取り装置により当該IDコードを読み取ることを特徴とする乱丁検査システム。
  2. 各折丁に、複数の前記IDコードが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乱丁検査システム。
  3. 前記読み取り装置は、前記IDコードを読み取る際に、複数回の読み取りを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の乱丁検査システム。
  4. 各々の前記丁合装置のうち、最下流の丁合装置の更に下流側に、前記折丁のうち前記IDコードが付された部分を切断する切断装置が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の乱丁検査システム。
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