JP2018195891A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スロー動画の処理期間中であっても、新たなスロー動画の撮像や記録を行う。【解決手段】 ユーザによりスロー動画の撮影指示があった場合に、第1のフレームレートの第1の動画データを撮影し、所定の記録時間の第1の動画データをメモリに記憶した後に自動的に記憶を停止して、メモリから第1の動画データを読みだして記録する制御手段を備える。メモリに記憶された所定の記録時間の第1の動画データを記録しているときに第2のスロー動画の撮像指示があった場合、第2のスロー動画の撮影指示があった時点でのメモリの空き容量に基づいて第2のフレームレートの第2の動画データを撮影してメモリの空き領域に記憶した後に自動的に記憶を停止して、第2の動画データをメモリから読みだして記録する。【選択図】 図1
Description
本発明は撮像装置に関する。
従来、動画の撮像を行うデジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置では、通常60フレーム枚秒(fps)程度のフレームレートで動画を撮像し、記録する。記録された動画に対し、再生速度を遅くしたスロー動画を再生する機能が搭載されているものもあるが、この場合、スロー動画の再生時のフレームレートは記録時のフレームレートよりも低くになる。従って、例えば60fps程度のフレームレートで記録した動画を1/10倍速でスロー再生すると、再生時のフレームレートは6fps程度の非常に低速なフレームレートで再生することになり、滑らかな動きで再生することができない。
これに対し、例えば特許文献1では、通常よりも超高速なフレームレート(960fpsなど)で動画を記録することで、スロー動画を60fps程度のフレームレートを保ちながら、滑らかな動きで再生することを可能にする技術が開示されている。
特許文献1では、24フレーム分の960fpsの動画を一旦メモリに記憶した後、メモリの後段が処理可能なフレームレートで読み出す構成となっている。
しかし、特許文献1では、メモリに記憶された960fpsの動画データの読み出しが終わるまでは、次の撮影を行うことができない。そのため、メモリの後段が処理可能なフレームレートが低速な場合は、次に撮影が可能になるまで長時間待たされることになり、その間は新たな撮像を行うことができない。
そこで本発明は、スロー動画の処理期間中であっても、新たなスロー動画の撮像や記録を行うことを可能とする。
撮像手段と、前記撮像手段から出力された動画データを記憶するメモリと、前記メモリから読み出された動画データに所定の処理を行い記録媒体に記録する処理手段と、ユーザにより第1のスロー動画の撮影指示があった場合に、前記撮像手段により所定のフレームレートよりも高い第1のフレームレートの第1の動画データを出力し、所定の記録時間の前記第1の動画データを前記メモリに記憶した後に自動的に記憶を停止して、前記処理手段により前記所定の記録時間の前記第1の動画データを前記メモリから読みだして前記所定の処理を行い前記記録媒体に記録するように制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記処理手段が前記メモリに記憶された前記所定の記録時間の前記第1の動画データの記録を行っているときに、前記ユーザにより第2のスロー動画の撮像指示があった場合、前記第2のスロー動画の撮影指示があった時点での前記メモリの空き容量に基づいて、前記第1のフレームレートよりも低く、かつ、前記所定のフレームレートよりも高い第2のフレームレートの第2の動画データを前記撮像手段により出力し、前記第2の動画データを、前記第2のスロー動画の撮影指示があった時点での前記メモリの空き領域に記憶した後に自動的に記憶を停止して、前記処理手段により前記第2の動画データを前記メモリから読みだして前記記録媒体に記録するように制御を行う。
スロー動画の処理期間中であっても、新たなスロー動画の撮像や記録を行うことが可能となる。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像処理部101は被写体光を撮像して画像信号を生成する。フレームメモリ102は一時的に画像信号を格納するメモリでありDRAM等で構成される。フレームメモリ102は所定フレーム数の動画データを記憶可能な容量を持つ。
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像処理部101は被写体光を撮像して画像信号を生成する。フレームメモリ102は一時的に画像信号を格納するメモリでありDRAM等で構成される。フレームメモリ102は所定フレーム数の動画データを記憶可能な容量を持つ。
信号処理部103は画像信号を信号処理して動画ファイルを生成する。記録媒体104はメモリカード等のランダムアクセスの記録媒体であり、撮像装置100に対して容易に装着、排出が可能である。操作部105はユーザが操作可能な各種のスイッチ、ボタン、或いはタッチパネル等を有する。また、撮像処理部101が1チップの半導体集積回路として構成され、信号処理部103が撮像処理部101とは別の1チップの半導体集積回路として構成されるが、あくまでも一例であり、特にこれに限定されるものではない。
撮像処理部101を構成するブロックを説明する。画素部111は被写体光を電気信号に光電変換するためのCCDやCMOSで構成される。画素部111は、1フレームが水平1920画素×垂直1080画素の動画データを出力する。また、画素部111は、後述のように、960fps或いはそれよりも低いフレームレートの動画データを出力することが可能である。A/D変換部112は画素部111から出力されるアナログ信号をデジタル信号である画像信号に変換する。メモリ制御部114はフレームメモリ102に対して画像信号の書き込み/読み出しを行う。出力I/F115はメモリ制御部114から出力される画像信号を信号処理部103にある入力I/F部131へ送出する。
空き容量検出部116はメモリ制御部114を経由してフレームメモリ102の空き容量を検出する。制御I/F部117はCPU134からの制御にもとづき撮像処理部101を制御する。タイミング発生部118は、制御I/F部117により画素部111およびA/D変換部112のタイミング信号を発生し撮像フレームレートを制御する。
信号処理部103を構成するブロックを説明する。入力I/F部131は、撮像処理部101の出力I/F部115から画像信号を受け取り、動画処理部132へ送出する。動画処理部132は、入力された画像信号に対して動画のための所定の処理を施して60fpsの動画データを生成し、記録媒体104に記録する。動画処理部132は、FATファイルシステムなどの公知のファイルシステムに従い、動画データをファイルとして記録媒体104に記録する。
フレームレート設定テーブル133は、フレームメモリ102の空き容量とフレームメモリ102への書き込みフレームレートの設定値があらかじめ規定されている。詳細は後述する。CPU134は撮像装置100の全ての動作を統括し制御する。
次に、上記構成を有する撮像装置を用いてスロー動画撮影を行う場合の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
図2のフローチャートに示す処理は、撮像装置100がスロー動画撮影モードに設定されている状態のときに、信号処理部103にあるCPU134が撮像装置100の各部を制御することにより実行される。まず、S201で、CPU134は、画素部111とA/D変換部112での撮像フレームレートが960fpsになるようにタイミング発生部118を制御する。記録された動画データの再生時のフレームレートである所定のフレームレートを60fpsとした場合、16倍の高速な撮像フレームレートの設定となる。
S202では、スロー動画の撮影指示の検出を行う。スロー動画の撮影指示は、ユーザが操作部105を操作することにより行われる。スロー動画の撮影指示を検出した場合は、S203に進む。スロー動画の撮影指示が検出されていない場合は検出するまでS202を繰り返す。
S203では、画素部111から取り込んだ信号に対してA/D変換部112でA/D変換処理を行い、第1の動画データの1フレーム分をフレームメモリ102書き込む。S204では、フレームメモリ102に空き容量があるかどうかを空き容量検出部116で検出する。空き容量があればS203に戻り、第1の動画データの次の1フレーム分をフレームメモリ102に書き込む。フレームメモリ102に空き容量がなくなれば、S205に進む。今回の例では、フレームメモリ102は1920フレーム分の容量である。第1の動画データは960fpsなので、1920フレームは2秒の撮影時間となる。スロー動画の所定の記録時間である、2秒分の第1の動画データをフレームメモリ102に記憶すると、第1の動画データの記憶を自動的に停止する。
S205でフレームメモリ102から第1の動画データの1フレーム分を読み出し、S206で動画処理部132を用いて第1のスロー動画処理を行い、スロー動画ファイルとして記録媒体104に記録する。S207で、フレームメモリ102に第1の動画データが残っているかどうかを空き容量検出部116で検出する。フレームメモリ102に第1の動画データが残っていなければ、S213に移行する。
S213で、S206の第1のスロー動画処理により記録していた第1のスロー動画ファイルをクローズ処理し、スロー動画撮影モードを終了する。動画処理部132は60fpsの動画処理を行うブロックであるので、2秒間(1920フレーム)撮像された第1の動画データから、32秒の処理時間をかけて32秒の第1のスロー動画ファイルが生成され記録媒体104に記録されることになる。
S207で、第1の動画データが残っていればS208に進む。S208では、第2のスロー動画の撮影指示の検出を行う。第2のスロー動画の撮影指示の検出がなければS205に戻り、フレームメモリ102から次の1フレーム分の第1の動画データを読み出して、先ほど説明した処理ステップを繰り返す。
S208で、第2のスロー動画の撮影指示が検出された場合はS209に移行する。S209で、フレームメモリ102の空き容量を検出する。第2のスロー動画の撮影指示を検出した時点でのフレームメモリ102の空き容量となる。
S210では、S209で検出されたフレームメモリ102の空き容量と、フレームレート設定テーブル133とに基づき、フレームメモリ102に新たに書き込む第2の動画データのフレームレートを決定する。第2の動画データのフレームレートの設定は、タイミング発生部118を用いて画素部111およびA/D変換部112のタイミング信号を変更することで実現する。フレームレート設定テーブル133の詳細は後述する。
S211では、フレームレートが変更された第2の動画データの1フレーム分をフレームメモリ102に書き込む。S212では、フレームメモリ102に空き容量があるかどうかを空き容量検出部116で検出する。空き容量があればS211に戻り、第2の動画データの次の1フレームをフレームメモリ102に書き込む。フレームメモリ102に空き容量がなくなれば、S221に進む。
S221では、フレームメモリ102から第1の動画データの1フレーム分を読み出し、S222で動画処理部132を用いて第1のスロー動画処理を行い、第1のスロー動画ファイルを記録媒体104に記録する。これは、ステップS208により一時中断した第1のスロー動画処理の再開であり、S205・S206と同様な内容である。
S223で、フレームメモリ102に第1の動画データが残っているかどうかを空き容量検出部116で検出する。第1の動画データが残っていればS221に戻る。第1の動画データが残っていなければS224に移行する。S224で、S206およびS222により記録していた第1のスロー動画ファイルをクローズ処理する。
S225で、フレームメモリ102から第2の動画データの1フレーム分を読み出し、ステップS226で動画処理部132を用いて第2のスロー動画処理を行ない第2のスロー動画ファイルを記録媒体104に記録する。S227で、フレームメモリ102に第2の動画データが残っているかどうかを空き容量検出部116で検出する。第2の動画データが残っていればS225に戻り、先ほど説明した処理を繰り返す。第2の動画データが残っていなければS228に移行する。S228では、S226により記録していた第2のスロー動画ファイルをクローズ処理し、スロー動画撮影モードを終了する。
図3は、フレームレート設定テーブル133の説明図である。301はフレームメモリ102の空き容量、302は第2の動画データのフレームレートである。フレームレート設定テーブル133はROMなどで構成されており、フレームメモリ空き容量301とフレームレート302の対応関係が設定されている。311は第2の動画データの再生倍速であり、312は第2の画像信号の撮影時間である。311と312は説明のために記載してある。
フレームレート設定テーブル133は、フレームメモリ102の空き容量301にもとづいて、第2の動画データのフレームレート302をCPU134に出力する。CPU134は、ステップS210で説明したように、第2の動画データのフレームレートが、設定テーブル133から出力されたフレームレート302になるようにタイミング発生部118を制御する。
第2の動画データのフレームレート302は、フレームメモリ102の空き容量によらず、第2のスロー動画ファイルが概ね2秒程度となるフレームレート値で規定されている。
例えばフレームメモリ102の空き容量301が50%の場合は、第2の画像信号のフレームレート302は480fpsと規定している。フレーム数は第1の動画データ全体の50%となる960フレームではあるものの、第1の動画データの記録時間と同じ2秒となる。但し、第2の動画データの再生倍速(スロー倍率)は1/8倍速となる。
図4は、図3のフレームレート設定テーブル133で規定されている、フレームメモリ102の空き容量301とフレームレート302の関係を図示したものである。図5は、図3のフレームメモリ102の空き容量301と記録時間312の関係を図示したものである。図5に示すように、フレームメモリ102の空き容量によっては第2の動画データの記録時間は2秒以上になる場合があるものの、第1の動画データの記録時間の2秒よりも小さくなることはない。
図6は、第1の動画データの記録が半分(16秒)まで進んだ時点に第2のスロー動画の撮影指示が発生した場合のタイムチャートである。T611は、第1のスロー動画の撮影指示を検出したタイミングである。T612は、第2のスロー動画撮影指示を検出したタイミングである。W621は、フレームメモリ102への第1の動画データの書き込み期間である。書き込みフレーム数は1920フレームであり、2秒分の第1の動画データがフレームメモリ102に記憶される。
W631は、W621期間が終了してから第2のスロー動画の撮影指示T612が発生するまでの期間である。W631において、フレームメモリ102から第1の動画データの読み出しが行われ、第1のスロー動画処理により第1のスロー動画ファイルが生成される。
W621でフレームメモリ102に書き込まれた第1の画像信号が半分の960フレームが読み出された時点T612で第2のスロー動画の撮影指示が検出される。つまりフレームメモリ102の空き容量が50%となった時点で、第2のスロー動画の撮影指示が検出されていることになる。
W622はフレームメモリ102への第2の動画データの書き込み期間である。T612時点でのフレームメモリ102の空き容量に応じて、第2の動画データの書き込みフレームレートがフレームレート設定テーブル133に基づき決定される。
W632は、W622の終了後の期間であり、フレームメモリ102から第1の動画データの読み出しが再開され、第1のスロー動画処理により第1のスロー動画ファイルの生成が再開される期間である。W631とW632の期間を合わせて、最終的な第1のスロー動画ファイルが生成される。
W633は、W632の終了後の期間であり、フレームメモリ102から第2の動画データが読み出され、第2のスロー動画処理により第2のスロー動画ファイルが生成される期間である。
以上説明した構成により、第1のスロー動画の処理期間中に第2のスロー動画の撮影指示があった場合であっても、第1のスロー動画の記録が終了するのを待たずに、第2のスロー動画の撮影が可能となる。この際、フレームメモリ102の空き容量によって第2のスロー動画の再生倍速が変わることになるが、再生倍速が1/16よりも速くなっても、ユーザが所望するタイミングで次のスロー動画の撮影を行うことができる。
なお、本実施形態では、スロー動画ファイルの生成を1フレームずつの処理として説明したが、処理を効率化するために複数フレーム分まとめて処理しても良い。
また、画素部111およびA/D変換部112のタイミング信号を、タイミング発生部118を用いて変更することでフレームレートを変更した。しかし特にこれに限定せず、タイミング発生部118は960fpsのままで、第2の画像信号のフレームレートの変更は、メモリ制御部114を制御してフレームメモリ102への書き込み画像フレームを間引くことで実現しても良い。
例えば、画像信号の2枚中1枚はフレームメモリ102に書き込まず間引くことで480fpsを実現できる。また、画像信号の4枚中1枚を書き込まず間引く場合は、720fpsとなる。その場合は4枚中1枚の間引きになるので一定のスロー倍率にならずスロー動画にカクツキが生じるが、タイミング発生部118を制御する方法に比べると処理が簡素化できる。
また、信号処理部103にあるCPU134が全ての制御を行うとして説明したが、撮像処理部101側で制御を行ってもよい。
<第2の実施形態>
実施例2では、フレームレート設定テーブル133に複数のテーブルを持つ例を説明する。撮像装置100の構成は実施例1と同様である。フレームレート設定テーブル133内に3種類のテーブルが存在し、スロー動画撮影モードに入る前にユーザが任意のテーブルを選択する。生成される第2のスロー動画の撮影を、撮影時間優先とするのか、スロー倍率優先とするのか、撮影時間とスロー倍率のバランスをとるのかを選択可能とするものである。
実施例2では、フレームレート設定テーブル133に複数のテーブルを持つ例を説明する。撮像装置100の構成は実施例1と同様である。フレームレート設定テーブル133内に3種類のテーブルが存在し、スロー動画撮影モードに入る前にユーザが任意のテーブルを選択する。生成される第2のスロー動画の撮影を、撮影時間優先とするのか、スロー倍率優先とするのか、撮影時間とスロー倍率のバランスをとるのかを選択可能とするものである。
図7は、フレームレート設定テーブル133の説明図である。図3と同様に、301はフレームメモリ102の空き容量、302は第2の動画データのフレームレートである。フレームレート設定テーブル133はROMなどで構成されており、フレームメモリ空き容量301とフレームレート302の対応関係が設定されている。311は第2の動画データの再生倍速であり、312は第2の動画データの撮影時間である。311と312は説明のために記載している。
テーブル801は、図3と同様、第2のスロー動画の撮影時間を2秒以上とする場合の撮影時間優先テーブルである。その代わり、フレームメモリの空き容量に応じて第2のフレームレートが960fpsから120fpsの範囲で変更されるために、スロー倍率は1/16〜1/2倍となる。
テーブル803は、フレームメモリの空き容量によらず第2の動画データのフレームレートを960fpsとするスロー倍率優先テーブルである。第2のスロー動画のスロー倍率は第1のスロー動画と同じ1/16となるものの、撮影時間は0.25秒〜2秒と短くなる。
テーブル802は、テーブル801と803の中間で、スロー倍率と撮影時間のバランスをとったバランス設定テーブルである。第2のスロー動画のスロー倍率は1/16〜10倍、撮影時間は1秒〜2秒となる。
図8は、図7のフレームメモリ102の空き容量とフレームレートの関係を図示したものである。821は撮影時間優先テーブル801を図示したものであり、823はスロー倍率優先テーブル803を図示したもの、822はバランス設定テーブル802を図示したものである。図9は、図7のフレームメモリ102の空き容量301と撮影時間312の関係を図示したものである。851は撮影時間優先テーブル801を図示したものであり、853はスロー倍率優先テーブル803を図示したもの、852はバランス設定テーブル802を図示したものである。
撮影時間優先テーブル801、スロー倍率優先テーブル803、バランス設定テーブル802のうちからどのテーブルをフレームレート設定テーブル133として用いるかを、スロー動画撮影モードに入る前にユーザが選択する。それによりユーザの目的に合ったスロー倍率と撮影時間となる第2のスロー動画ファイルを生成することができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、ユーザ指示によるスロー動画撮影モードに入った直後から画像信号をフレームメモリ102に書き込み更新し続ける。ユーザからのスロー動画生成指示に基づいてフレームメモリ102に書き込まれてある画像信号を読み出してスロー動画ファイルを生成する例を説明する。
本実施形態では、ユーザ指示によるスロー動画撮影モードに入った直後から画像信号をフレームメモリ102に書き込み更新し続ける。ユーザからのスロー動画生成指示に基づいてフレームメモリ102に書き込まれてある画像信号を読み出してスロー動画ファイルを生成する例を説明する。
撮像装置100の構成は第1の実施形態と同様である。なお、ユーザは操作部105を操作して、スロー動画撮影モード指示および、スロー動画生成指示を行う。
図10は、第3の実施形態のフローチャートである。ユーザ指示によりスロー動画撮影モードに入った後のCPU134の動作を説明する。S901で、CPU134は、画素部111とA/D変換部112での撮像フレームレートが960fpsになるようにタイミング発生部118を制御する。通常動画時の60fpsに対して16倍の高速な撮像フレームレートの設定となる。
S902では、画素部111から取り込んだ信号に対してA/D変換部112でA/D変換処理を行い、第1の動画データの1フレーム分をフレームメモリ102に書き込む。フレームメモリ102の1920フレーム全てに第1の動画データが書き込まれていた場合は、一番古いフレーム領域に上書きする。つまりフレームメモリ102をリングバッファ形式で使用する。詳細は図11のタイミングチャートで説明する。
S903では、第1のスロー動画の生成指示があったか否かを検出する。第1のスロー動画の生成指示がなければS902に戻って処理を繰り返す。第1のスロー動画の生成指示があれば、S904に移行する。S904でフレームメモリ102から第1の動画データの1フレーム分を読み出し、S905で動画処理部132を用いて第1のスロー動画処理を行う。S906では、ステップS904によりフレームムメモリ102から読み出された第1の動画データの領域を空き容量検出部116で検出し、第2の動画データ用の領域サイズとする。
S907では、S906で検出した第2の動画データ用の領域サイズに基づき、フレームメモリ102に新たに書き込む第2の動画データのフレームレートをフレームレート設定テーブル133に基づいて決定する。S908では、フレームメモリ102に、設定されたフレームレートの第2の動画データを1フレーム分書き込む。
S909では、第2のスロー動画の生成指示があったか否かを検出する。第2のスロー動画の生成指示がなければS910に移行する。S910で、空き容量検出部116を用いて第1の動画データがフレームメモリ102に残っているかどうかを確認する。残っているのであればS904に戻り、処理を繰り返す。第1の動画データがフレームメモリ102から全て読み込まれて残っていないのであれば、S911に移行する。S911では、第1のスロー動画ファイルをクローズ処理し、スロー動画撮影モードを終了する。
S909で、第2のスロー動画の生成指示があった場合、S921に移行する。S921に移行するまでの期間において、S904で第1の動画データが読み出されることにより、フレームメモリ102の空き容量が順次拡大する。順次拡大する空き容量は第2の動画データ用の領域サイズとしてS906で検知される。順次拡大する第2の動画データ用の領域サイズに基づいて、第2の動画データ用のフレームレートがS907で設定される。これは第1の実施形態と同様に、図3のフレームレート設定テーブル133にもとづいて設定される。908において、上記で設定されたフレームレーで第2の画像信号がフレームメモリ102に書き込まれる。
S921〜S923により、未読み出し分の第1の動画データによるスロー動画処理を行い第1のスロー動画ファイルを生成する。S924で第1のスロー動画ファイルをクローズ処理する。S925〜S927により、第2の動画データによるスロー動画処理を行い、第2のスロー動画ファイルを生成する。S928で第2のスロー動画ファイルをクローズ処理する。その後ユーザによりスロー動画撮影モードが終了する。
図11は、スロー動画撮影モードに入った後、第1のスロー動画の生成指示を検出してから、16秒後に第2のスロー動画の生成指示を検出した場合のタイムチャートである。T710は、ユーザによるスロー動画の撮影指示を検知したタイミングである。T711は、ユーザによる第1のスロー動画の生成指示を検知したタイミングである。T712は、ユーザによる第2のスロー動画の生成指示を検知したタイミングである。
W721は、動画撮影指示タイミングT710から第1のスロー動画の生成指示タイミングT711までの期間である。この期間は、フレームメモリ102へ第1の動画データを960fpsで書き込み続ける。フレームメモリ102に1920フレームを書き込んだ後は、一番古い第1の動画データのあるフレーム領域に新しい第1の動画データを書き込む。
W751は、W721期間のうち第1のスロー動画の生成指示タイミングT711の直前の2秒間である。T711の時点では、フレームメモリ102には、W731の期間に書き込まれた第1の動画データのみが存在することになる。
W722は、第1のスロー動画の生成指示タイミングT711から第2のスロー動画の生成指示タイミングT712までの16秒間の期間である。フレームメモリ102から第1の動画データを読み出して第1のスロー動画処理を行うと共に、並行して、第2の動画データをフレームメモリ102へ書き込み続ける期間である。
W722期間では、フレームメモリ102から第1の動画データが読み出された領域サイズを第2の動画データの書き込み領域とする。第1の動画データが読み出されると共に、第2の動画データの書き込み領域が拡大する。拡大する第2の動画データの書き込み領域サイズに応じて、図3で説明したフレームレート設定テーブル133に基づいて、第2の動画データのフレームレートが設定され、フレームメモリ102に第2の動画データが書き込まれる。第2の動画データの書き込み領域すべてに第2の動画データが書き込まれている場合は、一番古い第2の動画データのあるフレーム領域に新しい第2の動画データを書き込む。
W752は、W722期間のうち第2のスロー動画の生成指示タイミングT712の直前の2秒間である。T712の時点では、フレームメモリ102には、まだ未処理の第1の動画データ(960フレーム)とともに、W732の期間に書き込まれた第2の動画データが存在することになる。
W723は、第2のスロー動画の生成指示タイミングT712から16秒間の期間であり、フレームメモリ102からまだ未処理であった第1の画像信号(960フレーム)を全て読み出して第1のスロー動画処理を行う期間である。W724は、W723が終了してからの16秒間の期間であり、フレームメモリ102から第2の画像信号を全て読み出して第2のスロー動画処理を行う期間である。W724が完了した時点で、第2のスロー動画処理が完了する。
このように、ユーザ指示の直前のスロー動画を記録する場合においても、スロー動画の処理期間中での新たなスロー動画の撮像/記録を行う事が可能となる。
Claims (6)
- 撮像手段と、
前記撮像手段から出力された動画データを記憶するメモリと、
前記メモリから読み出された動画データに所定の処理を行い記録媒体に記録する処理手段と、
ユーザにより第1のスロー動画の撮影指示があった場合に、前記撮像手段により所定のフレームレートよりも高い第1のフレームレートの第1の動画データを出力し、所定の記録時間の前記第1の動画データを前記メモリに記憶した後に自動的に記憶を停止して、前記処理手段により前記所定の記録時間の前記第1の動画データを前記メモリから読みだして前記所定の処理を行い前記記録媒体に記録するように制御を行う制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記処理手段が前記メモリに記憶された前記所定の記録時間の前記第1の動画データの記録を行っているときに、前記ユーザにより第2のスロー動画の撮影指示があった場合、前記第2のスロー動画の撮影指示があった時点での前記メモリの空き容量に基づいて、前記第1のフレームレートよりも低く、かつ、前記所定のフレームレートよりも高い第2のフレームレートの第2の動画データを前記撮像手段により出力し、前記第2の動画データを、前記第2のスロー動画の撮影指示があった時点での前記メモリの空き領域に記憶した後に自動的に記憶を停止して、前記処理手段により前記第2の動画データを前記メモリから読みだして前記記録媒体に記録するように制御を行うことを特徴とする撮像装置。 - 前記所定のフレームレートは、前記記録媒体に記録された動画データの再生時のフレームレートであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第2のスロー動画の撮影指示があった時点での前記メモリの空き容量に対応した前記第2の動画データのフレームレートを示すテーブルに基づいて、前記第2のフレームレートを決めることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記処理手段は、前記所定のフレームレートに対応した処理の速度で前記第1の動画データと前記第2の動画データを処理することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記処理手段は、前記第1の動画データと前記第2の動画データをそれぞれ動画ファイルとして記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第2のスロー動画の撮影指示があった時点での前記メモリの空き容量が大きいほど、前記第2のフレームレートを高くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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JP2017096000A JP2018195891A (ja) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017096000A JP2018195891A (ja) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | 撮像装置 |
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2017
- 2017-05-12 JP JP2017096000A patent/JP2018195891A/ja active Pending
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