JP5306068B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置に関し、特に動画の撮像中に静止画の撮像が可能な撮像装置に関する。
上記のような撮像装置において、動画の撮像中に静止画の撮像を行う場合、所定の周期(例えば、1/60秒のフレームレート)で取得されている動画用フレーム画像の一部が、静止画の撮像処理のために欠落することがある。この結果、再生される動画の連続性が損なわれる可能性がある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、動画撮像中に静止画撮像がなされた際の欠落フレームを、その前後のフレーム画像によって補間する撮像装置が開示されている。
特開2001−111934号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された撮像装置では、以下に説明するような問題がある。図2には、再生動画中において被写体としての飛行機が一定方向に移動(飛行)している様子を示す。該被写体は、実際には一定速度で移動している。
図2の左側において、201〜204は動画撮像中に静止画撮像を行わなかった場合の再生動画を構成するフレーム画像である。一方、図2の左側において、205,206,208は再生動画を構成するフレーム画像であるが、207は動画撮像中の静止画撮像によって欠落したフレームを補うための補間用フレーム画像であり、フレーム画像206と同じ画像である。
図3には、図2に示した再生動画における被写体の速度を示している。時間1はフレーム画像201,205の再生時間を、時間2はフレーム画像202,206の再生時間を、時間3はフレーム画像203と補間用フレーム画像207の再生時間を、時間4はフレーム画像204,208の再生時間をそれぞれ示している。
動画撮像中に静止画撮像を行わなかった場合は、被写体が一定の速度1で移動するように動画が再生される。しかし、動画撮像中に静止画撮像を行った場合は、時間3においてフレーム画像206と同じ画像である補間用フレーム画像207が再生されるため、被写体の速度が0となる。さらに、フレーム画像208が再生される次の時間4では、被写体の速度が2となる。
このように、一定速度で一定方向に移動する被写体の動画撮像中に静止画撮像を行った場合において、静止画撮像による欠落フレームを該欠落フレームの前後のフレーム画像よって補うと、再生動画中の被写体の速度変化が大きくなり、再生画質の劣化が目立つ。
本発明は、動画撮像中の静止画撮像によって欠落したフレームを、再生動画中の被写体の動きの変化が目立ちにくくなるように補間できるようにした撮像装置及びその制御方法を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、動画撮像中において静止画撮像を指示するために操作される撮像指示手段と、動画を構成するフレーム画像を一時的に保持する画像保持手段と、動画中の被写体の動きを検出する検出手段と、該検出手段により検出された被写体の動きに関する判定を行う判定手段と、動画撮像中に撮像指示手段により静止画撮像が指示された場合において、該静止画の撮像処理を行うために動画にて欠落したフレームを画像保持手段に保持されたフレーム画像によって補間する場合を、被写体の移動速度が所定速度より遅い場合とする制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、動画を構成するフレーム画像を一時的に保持する画像保持手段を有する撮像装置に適用される。該制御方法は、動画中の被写体の動きを検出する検出ステップと、該検出ステップにより検出された被写体の動きに関する判定を行う判定ステップと、動画撮像中に静止画撮像の指示がなされた場合において、該静止画の撮像処理を行うために動画にて欠落したフレームを画像保持手段に保持されたフレーム画像によって補間する場合を、被写体の移動速度が所定速度より遅い場合とするステップとを有することを特徴とする。
本発明では、動画撮像中の静止画撮像(静止画の撮像処理)によってフレームが欠落した場合に、その欠落フレームを画像保持手段に保持されたフレーム画像によって補間するためのタイミングを、被写体の動きに関する判定結果に基づいて決定する。このため、本発明によれば、動画撮像中の静止画撮像によって発生した欠落したフレームを、再生動画中の被写体の動きの変化が目立ちにくくなるように補間することができる。
本発明の実施例1である撮像装置の構成を示すブロック図。 動画撮像中に静止画撮像を行わなかった場合の再生動画と動画撮像中に静止画撮像を行った場合の再生動画の例を示す図。 動画撮像中に静止画撮像を行った場合の再生動画中の被写体速度の遷移を示す図。 実施例1における画像補間タイミングを示すタイムチャート。 実施例1における再生の速度遷移図 動画/連続静止画同時記録時の画像補間タイミングチャート 欠落画像補間タイミング分析フローチャート 信号処理回路詳細構成図
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置としてのビデオカメラの構成を示している。なお、ここでは、ビデオカメラについて説明するが、本発明は、動画撮像及び静止画撮像(動画撮像中の静止画撮像を含む)を行うことができるデジタルスチルカメラにも適用することができる。
まず、ビデオカメラにおける撮像に関する構成及び動作について説明する。図1において、光学系101は、フォーカスレンズを含む複数のレンズと絞りを含む。メカニカルシャッタ102は、静止画撮像において撮像素子103の露光量を制御する。
タイミング信号発生回路106は、撮像素子103、CDS回路104及びA/D変換器105の動作タイミングを決定するためのタイミング信号を発生する。
駆動回路107は、光学系101、メカニカルシャッタ102及び撮像素子103を駆動する。具体的には、駆動回路107は、後述するシステム制御部114からの制御信号に応じて、光学系101のフォーカスレンズを駆動して光学系101の焦点調節を行うとともに、絞りを駆動して撮像素子103上に形成される被写体像の明るさを調節する。また、駆動回路107は、システム制御部114によって制御されるタイミング信号発生回路106から出力されるタイミング信号に基づいて、撮像素子103を所定の周期で駆動する。
撮像素子103は、CCDセンサやCMOSセンサ等により構成され、光学系101により形成された被写体像を光電変換して電荷を蓄積する複数の画素を2次元平面上に有する。撮像素子103は、該複数の画素のリセット動作と該複数の画素に蓄積された電荷(アナログ画像信号)の読み出し動作とを上記2次元平面上において一方向に順次行う走査部(図示せず)を有する。
撮像素子103から出力されたアナログ画像信号は、CDS回路104に入力される。CDS回路104は、タイミング信号発生回路106からのタイミング信号に基づいて、入力されたアナログ画像信号からクロック同期性ノイズを除去する。該ノイズが除去されたアナログ画像信号は、A/D変換器105でデジタル画像信号に変換され、該デジタル画像信号は、信号処理回路108に入力される。
信号処理回路108は、システム制御部114からの制御信号に応じて、A/D変換器105からのデジタル画像信号に対して、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の画像処理や解像度変換処理等のカメラ信号処理を行って画像データを生成する。ここにいう画像データには、静止画データや動画データを構成するフレーム画像データが含まれる。
また、信号処理回路108は、デジタル画像信号からフォーカスレンズの駆動を制御するために必要なコントラスト情報を演算する。さらに信号処理回路108は、後述するように、動き検出手段、画像保持手段、判定手段及び画像選択手段としての機能を有する。
画像保持手段の1つである画像メモリ109は、信号処理回路108によって生成された画像データを一時的に記憶する。ビデオカメラには、半導体メモリ、光ディスク、磁気テープ等の記録媒体110を着脱することができる。
記録回路111は、画像メモリ109に記憶された画像データを所定のフォーマットに変換して記録媒体110に記録する。
撮像操作部(撮像指示手段)117は、動画撮像及び静止画撮像(動画撮像中の静止画撮像も含む)の指示を行うためにユーザによって操作される。
システム制御部(制御手段)114は、上述したようにタイミング信号発生回路106、駆動回路107及び信号処理回路108を制御するとともに、画像メモリ109及び記録回路111の動作も制御する。システム制御部114は、不揮発性メモリ(ROM)115に格納されて揮発性メモリ(RAM)116に読み出されたコンピュータプログラムに従って各種処理を実行する。不揮発性メモリ115は、該プログラムを実行する際に使用されるパラメータやテーブル等の制御データや補正データも記憶している。また、システム制御部114は、後述するように、タイミング制御手段としての機能を有する。
さらにビデオカメラは、画像データを表示する画像表示部112と、該画像表示部112を駆動する表示回路113とを有する。信号処理回路108は、画像メモリ109に記憶された画像データを、画像表示部112での表示に適した解像度を有する表示用画像データに変換する。表示回路113は、該表示用画像データを画像表示部112に表示させる。システム制御部114は、表示回路113の動作も制御する。
記録媒体110に記録された画像データを再生する場合、ビデオカメラでは以下のように動作が行われる。
記録回路111は、システム制御部114からの制御信号に応じて、記録媒体110から画像データを読み出す。信号処理回路108は、読み出された画像データが圧縮画像データであった場合にはその伸長処理を行う。
システム制御部114は、読み出された画像データ(又は伸長処理された画像データ)を画像メモリ109に記憶させる。信号処理回路108は、前述したように、画像メモリ109に記憶された画像データを、画像表示部112での表示に適した解像度を有する表示用画像データに変換する。表示回路113は、該表示用画像データを画像表示部112に再生表示させる。
図8には、信号処理回路108の構成を示している。カメラ信号処理回路802は、A/D変換器105から入力される画像データに対して前述したカメラ信号処理を行うことで、静止画データやフレーム画像データ(以下、単にフレーム画像という)を生成する。
以下、動画撮像に関する信号処理回路108の構成及び動作について説明する。A/D変換器105から所定の周期で画像データが入力されることにより、カメラ信号処理回路802は、フレーム画像を順次生成する。
動き検出用リサイズ処理回路804は、カメラ信号処理回路802から入力されたフレーム画像のサイズ(画角)を、後述する動き検出処理を行うための画角にリサイズする。動き検出回路(検出手段)805は、動き検出用リサイズ処理回路804にてリサイズされた連続したフレーム画像において、被写体とその動きを検出する。この検出は、基準フレーム画像中の特徴点(被写体)を抽出する処理と、基準フレーム画像に続くフレーム画像において上記特徴点に対応する対応点を抽出する処理と、特徴点と対応点との間の動きの方向と量を示す動きベクトルを算出する処理とにより行われる。
画像保持手段の他の1つである一時保持バッファ回路806は、画像メモリ109から読み出した複数のフレーム画像を一時的に保持する。
セレクタ(画像選択手段)807は、システム制御部114からの制御信号に応じて、画像メモリ109から読み出したフレーム画像と、一時保持バッファ回路806から出力されるフレーム画像のうちいずれか一方を選択する。
動画用リサイズ処理回路809は、セレクタ807にて選択されたフレーム画像を動画記録用の画角にリサイズする。
NR処理回路810は、動画用リサイズ処理回路809によってリサイズされたフレーム画像に対してノイズリダクション処理を行う。メモリバス803は、上述した各回路と画像メモリ109とのインターフェースとして機能する。
動き検出回路805での動き検出結果はシステム制御部114に出力され、システム制御部114は該動き検出結果に応じてセレクタ807を制御する。また、NR処理回路810から出力されたフレーム画像は、記録回路111に出力される。
次に、図4を用いて、本実施例のビデオカメラにおける、動画撮像中の静止画撮像が行われた場合の欠落フレームの補間処理(制御方法)について説明する。図4には、補間処理のタイミングチャートを示す。なお、ここでは、図2に示したように、一定方向に一定速度で移動する被写体を動画撮像する場合について説明する。また、この補間処理は、システム制御部114の制御の下で行われる。
時間1〜18は、動画の垂直同期信号(VD)に同期した時間(タイミング)を示している。撮像素子103での電荷蓄積(露光)、撮像素子103からの電荷(アナログ画像信号)の読み出し、画像メモリ109又は一時保持バッファ回路806での一時保持(一時バッファ)及びフレーム画像の記録処理の各処理は、VDに同期して行われる。
通常の動画撮像中は、メカニカルシャッタ102が開放され、撮像素子103では、各時間において動画用の画角(画素数)で電荷蓄積(露光)が行われる。
撮像素子103からは、各時間にて蓄積された電荷(アナログ画像信号)が次の時間(1VD期間)で読み出される。該アナログ画像信号は前述したCDS回路104及びA/D変換器105によってデジタル画像信号に変換され、該デジタル画像信号は信号処理回路108に入力される。信号処理回路108は、入力されたデジタル画像信号からフレーム画像を生成し、次の時間において該フレーム画像を一時的に画像メモリ109に保持させる。そして、さらに次の時間で画像メモリ109からフレーム画像を読み出して記録回路111に出力し、記録処理を行わせる。
このような動画撮像中における時間4の直前にて撮像操作部117を通じて静止画撮像の指示がなされた場合は、時間4にてメカニカルシャッタ102が所定のシャッター速度で開閉動作し、撮像素子103では静止画用の画角(画素数)で電荷蓄積が行われる。以下、この電荷蓄積を、撮像素子103の静止画駆動という。また、静止画用の画角は、動画用の画角よりも大きい。
そして、撮像素子103からは、時間4にて蓄積された電荷(アナログ画像信号)が次の時間5で読み出される。ただし、上述したように静止画用の画角が動画用の画角に比べ大きいため、アナログ画像信号の読み出しに、1VDより長く2VDより短い期間を必要とする。このため、撮像素子103の静止画駆動が行われた時間4の直後の時間5の1VD期間においては撮像素子103での動画撮像用の電荷蓄積を行うことができず、この結果、フレーム画像の欠落(つまりは欠落フレーム)が生じる。言い換えれば、動画撮像中の静止画の撮像処理によって欠落フレームが生じる。
なお、図4には、時間10に撮像された画像Jが、後述する被写体の動きに関する判定処理にて、補間用のフレーム画像として処理された後に、時間13の直前にて静止画撮像の指示がなされて、時間13にて撮像素子103の静止画駆動がなされた場合についても示している。
本実施例では、通常の動画撮像においては、システム制御部114は、信号処理回路108内のカメラ信号処理回路802で生成されたフレーム画像を、動き検出回路805に入力して動き検出処理を行わせる一方、画像メモリ109に一時的に保持させる。そして、画像メモリ109に保持されたフレーム画像を読み出して、一時保持バッファ回路806に一時的に保持し、その後、記録回路111に出力して記録媒体110への記録処理を行わせる。
このような動画撮像中に静止画撮像指示がなされた場合は、システム制御部114は、以下のようにセレクタ807を制御する。すなわち、画像メモリ109から読み出されて記録回路111に出力されるフレーム画像を、一時保持バッファ回路806を経由したフレーム画像から、一時保持バッファ回路806を経由しないフレーム画像に切り替えるようにセレクタ807を制御する。
さらに、システム制御部114は、動き検出処理による動き検出結果に基づいて被写体の動きに関する判定を行う。この判定については後述する。そして、システム制御部114は、該判定結果に応じて、再生動画中の被写体の速度変化を少なくして動画として違和感が生じないようにするためのフレーム補間タイミングを決定する。
図7には、被写体の動きに関する判定処理のフローチャートを示す。図中の「S」は、ステップを示す。
S701において、動画撮像中に静止画撮像指示がなされると、システム制御部114は、本判定処理を開始する。
S702では、システム制御部114は、動画撮像中の連続する複数のフレーム画像における動き検出回路805による被写体の動きの検出結果から、撮像動画中に連続して一定方向に移動している被写体が存在するか否かを判定する。そのような連続移動被写体が存在しない場合は、システム制御部114は、現在の時間が、静止画の撮像処理による欠落フレームを補間しても動画に違和感を生じさせることが少ないタイミングであるとして、S708に進み、欠落フレームの補間処理を行う。一方、連続移動被写体が存在する場合には、S703に進む。
S703では、システム制御部114は、動き検出回路805による被写体の検出結果から、連続移動被写体のフレーム画像中での大きさが所定の大きさ以上か否かを判定する。該被写体の大きさが所定の大きさより小さい場合には、システム制御部114は、現在の時間が、欠落フレームを補間しても動画に違和感を生じさせることが少ないタイミングであるとしてS708に進み、補間処理を行う。一方、被写体の大きさが所定の大きさ以上である場合には、S704に進む。
S704では、システム制御部114は、動き検出回路805による被写体の動きの検出結果から、被写体の移動速度が所定速度以上か否かを判定する。被写体の移動速度が所定速度より遅い場合には、システム制御部114は、現在の時間が、欠落フレームを補間しても動画に違和感を生じさせることが少ないタイミングであるとして、S708に進み、補間処理を行う。一方、被写体の移動速度が所定速度以上である場合には、システム制御部114は、S705に進む。
S705では、システム制御部114は、判定対象となっているフレーム画像が、S702、S703、S704の各ステップにおいて、欠落フレームの補間に適切なフレーム画像として判定されなかった場合には、補間に適切なフレーム画像と判定されなかった複数のフレーム画像の中においては、現在のフレーム画像が補間に適切なフレーム画像か否かを判断し、補間に適していると判断した場合は、判定対象となっているフレーム画像を補間に適切なフレームとしてランク付けする。そして、S706において、システム制御部114は、所定の補間処理制限時間に達したか否かを判定し、該制限時間に達していない場合には、次の入力画像に対して、S702から順次処理を行う。
一方、補間処理の制限時間に達した場合には、システム制御部114は、S707に進み、それまで処理された補間処理好適度のランク付けに基づいて、補間フレームを決定する。そして、S708において、システム制御部114は、動画撮像中に静止画撮像を行った際に、記録回路111に出力されるフレーム画像を、一時保持バッファ回路806を経由したフレーム画像から、一時保持バッファ回路806を経由しないフレーム画像に切り替えたセレクタ807の制御を、一時保持バッファ回路806を経由しないフレーム画像から、一時保持バッファ回路806を経由したフレーム画像に切り替える際にランク付けに基づいて決定した補間フレームを用いて、補間処理を行う。
図5を用いて、本実施例により画像補間タイミングを決定した場合の再生動画中の被写体の速度変化について説明する。図中の時間1〜15は図4に示した露光の時間1〜15を示し、その下に記載した時間4〜18は、図4に示した記録処理の時間4〜18に対応する。
太点線501は、動画撮像時の実際の被写体の速度の変化を示す。この例では、被写体が時間1から時間8まで速度1で移動し、時間8から時間9の間に減速し、時間9以降は速度1よりも低速で移動している。
細点線502は、動画撮像中に静止画撮像を行った場合に、特許文献1にて開示された撮像装置と同様に、静止画撮像の直前のフレーム画像と同じフレーム画像によって欠落フレームを補間したときの再生動画中の被写体速度を示している。図2及び図3にて説明したのと同様に、時間4の直前に静止画撮像指示があったときの再生動画中の被写体の速度は、時間4から5にかけて速度0〜2の間で大きく変化する。この結果、違和感の大きい再生動画となる。つまり、被写体が速度1で移動している間に撮像されたフレーム画像で欠落フレームを補間すると、動画への影響が大きい。
実線503は、本実施例により補間タイミングを決定した場合の再生動画中の被写体の速度変化を示している。時間4の直前に静止画撮像指示があったときは、時間4にて撮像された静止画と同じフレーム画像(ただし、解像度等は動画用に変換された画像)を記録する。このとき、時間4から5において再生動画中の被写体の速度は1〜2の間で変化するが、細点線502で示したように速度が0〜2の間で変化する場合に比べて変化量は小さいので、速度変化が目立たない。そして、時間4で欠落したフレームは、被写体が減速した後の時間10(記録処理の時間13に対応する時間)にて、その直前の時間9(記録処理の時間12に対応する時間)で再生されるフレーム画像と同じフレーム画像で補間される。つまり、被写体が速度1より遅い速度で移動している間に撮像されたフレーム画像で欠落フレームを補間することで、動画への影響を少なくすることができる。
このように、本実施例では、動画撮像中の静止画撮像によって発生した欠落フレームの補間タイミングを、被写体の動きに関する判定結果に応じて決定することで、被写体の動きの変化が目立たない違和感の少ない動画の再生を可能とすることできる。
次に、本発明の実施例2について説明する。動画撮像中に静止画撮像の指示が連続的になされる場合においては、該静止画撮像の間隔内に被写体の連続移動や速度低減が起こらない場合が想定される。このような場合においても、違和感の少ない再生動画を提供する例を、本発明の実施例2として、図6の補間タイミングチャートに示す。なお、本実施例におけるビデオカメラの構成及び信号処理回路108の構成はそれぞれ、図1及び図8に示したものと基本的に同じである。
図6において、時間1から15は、動画の垂直同期信号(VD)に同期した時間(タイミング)を示している。本実施例でも、通常の動画撮像中は、メカニカルシャッタ102が開放され、撮像素子103では、各時間において動画用の画角(画素数)で電荷蓄積(露光)が行われる。
撮像素子103からは、各時間にて蓄積された電荷(アナログ画像信号)が次の時間(1VD期間)で読み出される。該アナログ画像信号は前述したCDS回路104及びA/D変換器105によってデジタル画像信号に変換され、該デジタル画像信号は信号処理回路108に入力される。信号処理回路108は、入力されたデジタル画像信号からフレーム画像を生成し、次の時間において該フレーム画像を一時的に画像メモリ109に保持させる。本実施例では、画像メモリ109を、複数フレーム分のフレーム画像を保持することが可能な構成とし、記録回路111での記録処理を、保持したフレーム数分、遅延させる。
図6には、時間4の直前に静止画撮像指示がなされて時間4にて静止画撮像(撮像素子103の静止画駆動)がなされ、その後、時間13の直前にて再度、静止画撮像指示がなされて時間13にて静止画撮像がなされた場合を示している。
本実施例では、静止画撮像の間隔内である時間6から時間12の間に撮像されたフレーム画像FからLのいずれが補間用のフレーム画像として好適かを判定し、該補間用のフレーム画像を用いて補間処理を行う。
補間タイミングと補間画像の好適度は、図7で示すフローチャートによって決定される。そして、画像メモリ109に保持された7つのフレーム画像F〜Lのうち、補間好適度のランクが最も高いフレーム画像を補間用フレーム画像として、決定された補間タイミングで補間処理を行う。
例えば、フレーム画像Jが補間好適度ランクが最も高いと判定された場合は、フレーム画像F〜Jまでは画像メモリ109から読み出して一時保持バッファ回路806を経由させて記録回路111に出力する。そして、フレーム画像Jが記録回路111に出力された後、システム制御部114は、画像メモリ109から読み出されたフレーム画像が一時保持バッファ回路806を経由せずに記録回路111に出力されるようにセレクタ807を制御する。これにより、フレーム画像Jを補間用フレーム画像として記録処理が行われる。
このように本実施例では、動画撮像中に連続的に静止画撮像を行う場合において、静止画撮像の間隔内で保持された複数のフレーム画像内で、被写体の動きに関する判定結果に基づいて補間用フレーム画像として好適なフレーム画像を選択する。これにより、違和感の少ない再生動画を提供することができる。
なお、本実施例では、静止画撮像の間隔内で7つのフレーム画像を画像メモリ109に保持する場合について説明した。しかし、このフレーム数は例に過ぎず、数十から数百のフレーム画像を画像メモリ109に保持し、その中から補間用フレーム画像を選択するようにしてもよい。
また、上記実施例1,2において、ビデオカメラにマイクを通じて入力された音声信号に対して音声遅延制御を行うことで、フレーム画像とのずれを低減することが可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
動画撮像中の静止画撮像によって生じた欠落フレームを補間する場合に違和感の少ない再生動画を提供できる撮像装置を実現することができる。
101 光学系
102 メカニカルシャッタ
103 撮像素子
108 信号処理回路
109 画像メモリ
111 記録回路
112 画像表示部
114 システム制御部
117 撮像操作部
805 動き検出回路
806 一時保持バッファ回路
807 セレクタ

Claims (4)

  1. 動画の撮像中に静止画の撮像が可能な撮像装置であって、
    動画撮像中において静止画撮像を指示するために操作される撮像指示手段と、
    前記動画を構成するフレーム画像を一時的に保持する画像保持手段と、
    前記動画中の被写体の動きを検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された前記被写体の動きに関する判定を行う判定手段と、
    前記動画撮像中に前記撮像指示手段により前記静止画撮像が指示された場合において、静止画の撮像処理を行うために動画にて欠落したフレームを前記画像保持手段に保持されたフレーム画像によって補間する場合を、前記被写体の移動速度が所定速度より遅い場合とする制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像保持手段に保持された複数のフレーム画像から、前記欠落したフレームを補間するためのフレーム画像を前記判定手段による判定結果に基づいて選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段は、前記被写体の大きさあるいは該被写体の動きの方向に関する判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 動画の撮像中に静止画の撮像が可能な撮像装置であり、前記動画を構成するフレーム画像を一時的に保持する画像保持手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記動画中の被写体の動きを検出する検出ステップと、
    該検出ステップにより検出された前記被写体の動きに関する判定を行う判定ステップと、
    動画撮像中に静止画撮像の指示がなされた場合において、該静止画の撮像処理を行うために前記動画にて欠落したフレームを前記画像保持手段に保持されたフレーム画像によって補間する場合を、前記被写体の移動速度が所定速度より遅い場合とするステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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