JP2018192685A - 繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法および製造装置 - Google Patents

繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マトリックス熱可塑性樹脂と強化繊維とを混練した溶融樹脂組成物をダイスから押し出して強化繊維を流れ方向に配向するとき、配向量を増やすことができる、シート形状の押出物の製造装置を提供する。【解決手段】ダイス(20)の押出流路(21)の断面形状を略長方形にする。そして、前記押出流路の内周壁と溶融樹脂組成物との接触面積が増大する構造とする。そのために、前記押出流路の内周壁の一方の上壁(22)には該上壁から下方へ、他方の下壁(22’)には該下壁から上方へ向かって、所定高さに、流れ方向には所定長さに渡って、突き出ている複数個の突出部(24、26…)を設ける。すなわち、押出流路(21)の断面形状を横並びの一連の碗を上下に所定の間隔をおいて対向して配置した形状にする。【選択図】図1

Description

本発明は、強化繊維が、母材すなわちマトリックスである熱可塑性樹脂中に分散されている繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法およびこの製造方法の実施に使用される製造装置に関するものである。特に限定するものではないが、板状あるいはシート形状の繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造に適した、押出機による製造方法およびこの製造方法の実施に使用される製造装置に関するものである。
プラスチックは軽量ではあるが、弾性率が低く構造用材料としては適していない。そこで、ガラス繊維、炭素繊維のような強化繊維をマトリックス樹脂中に混合して、軽量で機械的強度の高い複合材料に加工し、小型船舶の船体、自動車、鉄道車両などの内外装部材、浴槽、浄化槽などの住宅設備機器等として多用されている。
このような繊維強化熱可塑性樹脂構造物は、周知のように、単軸あるいは二軸押出機により熱可塑性樹脂を溶融すると共に強化繊維を混合し、そしてダイスから押し出すことにより製造されている。シート形状の繊維強化熱可塑性樹脂構造物の製造装置の従来例が図5に示されている。図5において、参照数字50は、押出機を示している。押出機50は、シリンダバレル51、シリンダバレル51内で所定位置で回転駆動されるスクリュ52とからなっている。シリンダバレル51の所定位置には熱可塑性樹脂の供給孔と強化繊維の供給孔とが設けられ、シリンダバレル51の先端部にはアダプタ53を介してダイス54が取り付けられている。シート形状の構造物を押し出すダイス54の押出流路55の断面形状は、図5の(イ)に示されているように、所定幅、所定厚みの略長方形を呈している。したがって、スクリュ52を回転駆動すると共に、それぞれの供給孔から熱可塑性樹脂と強化繊維とを供給すると、熱可塑性樹脂と、この樹脂に分散された強化繊維とからなる複合材料すなわち溶融樹脂組成物が得られる。これをダイス54から押し出すとシート形状の繊維強化熱可塑性樹脂構造物が製造されることになる。このようなシート形状の繊維強化熱可塑性樹脂構造物は、例えば所定の金型に入れてプレスする。そうすると賦形されて所望の成形品が得られる。
ところで、溶融樹脂組成物をダイス54の押出流路55から押し出すとき、溶融樹脂組成物にランダムに含まれている強化繊維は、ダイス内の流れ(噴水流)によって、すなわち溶融樹脂組成物の流れ方向のせん断力によって、押出流路55の内周壁と溶融樹脂組成物との境界面近傍においては、流れ方向に配向される。しかし、押出流路55の内周壁から遠い中心部近傍あるいは内側部分においてはスクリュの回転による混練によってランダムになっている状態そのままで押し出される。このように、強化繊維の配向性に差が生じるのは、押出流路55の内周壁近傍のせん断力は大きく、内周壁から遠い中心部近傍は小さく、せん断力に差があるからである。図5に示されているような従来のダイス54では繊維強化熱可塑性樹脂構造物の力学特性を向上させる因子である強化繊維の配向を改善あるいは制御することはできない。
本発明の直接的な先行技術文献ではないが、特許文献1には、押出機による繊維強化熱可塑性樹脂構造物の製造装置が示され、特許文献2には押出機に代えて伸長流動が可能な混練装置を使用した繊維強化熱可塑性樹脂組成物の製造装置がそれぞれ示されている。
特開平8−1664号公報 特開2010−221622号公報
特許文献1に示されている製造装置は、図6に簡略化して模式的に示されているように、スクリュ式二軸押出機60からなっている。押出機60のシリンダバレル61の所定位置には、熱可塑性樹脂の供給孔と強化繊維の供給孔とが設けられ、先端部にはアダプタ63を介してダイス64が設けられている。シリンダバレル61は、スクリュ62、62の先端部よりも所定量だけ前方に延び、その先端にアダプタ63が取り付けられている。したがって、シリンダバレル61の先端部には空間65があり、この空間65内に格子状のプレート66、66が、溶融樹脂組成物の流れ方向に平行に配置されている。図7に特許文献2に記載の混練装置が示されている。この混練装置は混練室70からなり、混練室70の上方に1個の溶融樹脂組成物すなわちマトリックス樹脂とセルロース繊維を含む溶融樹脂組成物の供給孔71が、そして下方には同様に1個の溶融樹脂組成物の排出孔72が設けられている。供給孔71からは環状の幅広の第1の流路73が延び、この第1の流路73は比較的狭い第1のスリット流路74を介して比較的広い第2の流路75に連通し、第2の流路75は比較的狭い第2のスリット流路76を介して幅広の合流流路77に連通している。そして合流流路77が前記排出孔72に連なっている。したがって、供給孔71から供給される溶融樹脂組成物は、第1の流路73、第1のスリット流路74、第2の流路75、第2のスリット流路76および合流流路77を通って排出孔72から排出あるいは吐出されることになる。
図5に示されている従来の構造物製造装置のダイス54の押出流路55は、その断面が略矩形を呈しているので、板状あるいはシート形状の繊維強化熱可塑性樹脂構造物を製造することはできる。このとき、前述したような理由により、ダイスの押出流路55の内周壁近傍のせん断力は大きいので、この部分の強化繊維が流れ方向に配向された構造物は得ることができる。しかしながら、内周壁から遠い中心部近傍におけるせん断は小さく配向されない。すなわち、引っ張り強度、曲げ強度等の力学的強度に優れた繊維強化熱可塑性樹脂構造物は得られない。従来の製造装置50は、シート形状の繊維強化熱可塑性樹脂構造物を得るだけのもので強化繊維の配向を改善あるいは調整することはできない。
押出機のスクリュを回転駆動して熱可塑性樹脂を溶融し、強化繊維と混合するとき、溶融樹脂組成物がスパイラルフローをしてダイスに供給されると、すなわち溶融樹脂組成物が流動異常状態でダイスに供給されると、繊維強化熱可塑性構造物の表面平滑性が損なわれるが、図6に示されている製造装置によると、シリンダバレル61の先端部の空間65に格子状のプレート66、66が設けられているので、これらのプレート66、66によりスパイラルフローがストレートな流れに矯正されてダイス64に供給される。したがって、表面状態が改善された構造物を得ることはできる。しかし、この押出機60においては格子状のプレート66、66において繊維が引っ掛かって堆積し易い。先端部の空間65が格子状のプレート66、66によって複数の流路に分割されているからである。従って流路が閉塞して押出不安定になり運転が安定しない可能性がある。ところでこの製造装置においては、格子状のプレート66、66によって強化繊維の配向性は若干改善される可能性はある。しかしながら格子状プレート66、66の下流において流路が合流しているのでこの部分において配向が乱れる。つまりこの製造装置においても、強化繊維の配向性を改善あるいは制御することはできないといえる。
特許文献2に記載の製造装置によると、マトリックス樹脂とセルロース繊維を含む溶融樹脂組成物を伸長流動混合が可能な混練装置70に通すので、すなわち流路断面積がそれぞれ異なる第1の流路73、第1のスリット流路74、第2の流路75、第2のスリット流路76および合流流路77を通すので、それぞれの流路における流速が異なり、それにより繊維が引き延ばされて混合され、微分散される。また、スクリュ式押出機、攪拌機等の回転機械が使用されていないので、繊維に対して過度なせん断負荷がかからないという利点は得られる。しかしながら、強化繊維の配向性を制御することはできない。
以上のように、従来の繊維強化熱可塑性構造体の製造装置では、溶融樹脂組成物をダイスから押し出すときに、ダイスの押出流路の内周壁近傍の、溶融樹脂組成物のせん断力は大きいので、強化繊維は流れ方向に配向するが、内周壁から遠い内側部分のせん断力は小さいので、配向させることはできない。全体の配向量は少なく、所望の機械的強度の構造物は得られない。
したがって、本発明は、強化繊維とマトリックス熱可塑性樹脂とを混練した溶融樹脂組成物をダイスから押し出すときに、強化繊維の流れ方向の配向量を増やすことができる繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法および製造装置を提供することを目的としている。換言すると、ダイスから押し出すとき、より内部まで配向することができる製造方法および製造装置を提供することを目的としている。この発明においては強化繊維が引っ掛かることによる流路の閉塞が発生しにくいことも要求される。他の発明は、特定の所定部位の強化繊維の配向量を増やすことができる押出物の製造方法および製造装置を提供することを目的としている。
本発明の上記目的は、ダイスの押出流路の内周壁と溶融樹脂組成物との接触面積を広くすることにより達成される。他の発明は、特定の所定部位における接触面積を広くすることにより達成される。
さらに詳しくは、溶融樹脂組成物がダイスの押出流路を流れるときは、溶融樹脂組成物は押出流路の内周壁に接して流れるが、接触している部分の近傍のせん断力は周壁から遠い内方のせん断力よりも大きい。せん断力が大きいと、混練によりランダムに混入している強化繊維は、流れ方向に配向することが知られている。したがって、本発明は押出流路の内周壁をせん断力が大きい構造、すなわちダイスの押出流路の内周壁と溶融樹脂組成物との接触面積を広くすることにより達成される。そのために、本発明に係るダイスの押出流路の内周壁には、前記流路の内方へは所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ているの複数個の突出部が設けられる。突出部の高さだけ接触面積は広くなっている。また、押出流路の内周壁の特定の所定位置に上記のような複数個の突出部が設けられる。これにより、特定の所定位置の配向性が高められ、所定位置の機械的強度が増す。
すなわち、請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、熱可塑性樹脂と強化繊維とを混練して得られる溶融樹脂組成物をダイスから押し出して押出物を得るとき、前記ダイスの押出流路の内周壁に、前記流路の内方へは所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ているの複数個の突出部を有するダイスを使用して押し出すことを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の製造方法において、前記複数個の突出部が前記押出流路の内周壁の特定の所定位置に設けられているダイスを使用して押し出すことを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法として構成される。
請求項3に記載の発明は、スクリュ式押出機と、該押出機のシリンダバレルの先端部に取り付けられているダイスとからなり、前記押出機により熱可塑性樹脂と強化繊維とからなる溶融樹脂組成物を前記ダイスから押し出して繊維強化熱可塑性樹脂押出物を得る押出物の製造装置であって、
前記ダイスの押出流路の内周壁には、該壁から内方へは所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ている突出部が複数個設けられ、それによって前記押出流路の内周壁と溶融樹脂組成物との接触面積が増大されていることを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の製造装置であって、前記ダイスの押出流路は、溶融樹脂組成物の流れ方向に見た断面形状が略長方形を呈しており、押出物がシート形状に形成されることを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置として構成される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の製造装置であって、前記押出流路の略長方形状の内周壁を構成している一方の上壁には該上壁から下方へ向かって、他方の下壁には該下壁から上方へ向かって所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ている突出部が複数個設けられていることを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置として構成される。
請求項6い記載の発明は、請求項3に記載の製造装置であって、前記ダイスの押出流路は、溶融樹脂組成物の流れ方向に見た断面形状が略円形を呈しており、押出物が円柱状に形成されることを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置として構成される。
そして請求項7に記載の発明は、請求項3〜6のいずれかの項に記載の製造装置において、前記ダイスは、前記押出機のシリンダバレルの先端部に、アダプタあるいはダイスホルダを介して選択的に取り付けられるようになっている、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置として構成される。
以上のように、本発明によると、ダイスの押出流路の内周壁に、前記流路の内方へは所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ているの複数個の突出部を有するダイスを使用して押し出すので、すなわち突出部の高さ分だけ溶融樹脂組成物との接触面積が増大されているダイスを使用するので、換言すると大きなせん断力が作用する面積が広くなっているダイスを使用するので、押出物の流れ方向の配向域が広くなり、全体の流れ方向の配向率の高い押出物を製造することができる。このとき、突出部の突出高さ、数等を増減して所望の配向量を有する押出物を製造することができる。そして本発明によると、配向性を改善するのは流路の内方に突き出ている突出部であり、突出部は押出流路を完全に分断していない。従って強化繊維が突出部において引っ掛かることはなく押出流路は閉塞しない。つまり安定して運転することができる。また、他の発明によると、押出流路の内周壁の特定の所定位置に突出部が設けられているので、所定位置の配向性を他の位置よりも高めることができる。例えばシート形状の押出物の上面側の配向性を高めることができる。すなわち、上面側の引っ張り強度が大きく、上面側が凸になる曲げに強い押出物を製造できる効果が得られる。さらに他の発明によると、ダイスは、押出機のシリンダバレルの先端部に、アダプタあるいはダイスホルダを介して選択的に取り付けられるようになっているので、構造・形状の異なる複数個のダイスを用意しておくと、ダイスを取り替えるだけで所望の配向性を有する押出物を容易に得ることができる。
本発明の実施の形態に係る製造装置を示す図で、その(ア)は全体を示す側面断面図、その(イ)は図1の(ア)において矢印イ−イ方向に見た拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る製造装置のダイスの作用原理を説明するための、ダイスの断面図である。 本発明の実施の形態に係る製造装置のダイスの他の実施の形態を示す、ダイスの断面図である。 その(ア)、(イ)は、それぞれ本発明の実施の形態に係る製造装置のダイスの他の実施の形態を示す、ダイスの断面図である。 従来の製造装置を示す図で、その(ア)は全体を示す断面図、その(イ)は図5の(ア)において矢印イ−イ方向に見た断面図である。 従来の、特許文献1に示されている製造装置の一部を示す断面図である。 他の従来の、特許文献2に示されている製造装置(混練装置)を示す断面図である。
本発明は色々な形で実施できる。例えば、押出機は単軸押出機で実施することもできるし、多軸あるいは二軸押出機で実施することもできる。二軸押出機で実施するときは同方向、異方向、噛み合い型等の色々の方式で実施できるが、本発明の実施の形態を示す図1では一本のスクリュのみが示されている。また、マトリックス樹脂に混入される繊維にはガラス繊維、炭素繊維、ナイロンなどの有機繊維等が適用されるが、これらの繊維を代表して単に強化繊維として説明されている。なお、本実施の形態により製造される押出物は、その後プレス加工、切断加工等の加工が適宜施されるが、それは後処理あるいは再加工の問題であるので、ここでは格別には説明されていない。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1に示されているように、本実施の形態に係る製造装置は、スクリュ式押出機1から構成されている。押出機1は、従来周知のように、シリンダバレル2、シリンダバレル2内の所定位置で回転駆動されるスクリュ3とからなっている。シリンダバレル2の、図1の(ア)の左方の後端部には、熱可塑性樹脂の供給孔と強化繊維の供給孔とが設けられている。そして、シリンダバレル2の先端部にアダプタ10を介してダイスホルダ30によって保持されているダイス20が取り付けられている。シリンダバレル2の先端部にはフランジ4が形成され、このフランジ4にアダプタ10のフランジ14が取り付け、取り付け取り外し自在になっている。
アダプタ10の後端部すなわちシリンダバレル2側の内径あるいは形状は、シリンダバレル2の内径と略同径になっているが、内径(厚み)Dは先端に向かってテーパ状に薄くなり、先端部において、詳しくは後述するダイス20の押出流路の厚みと同じになっている。幅方向は、二軸押出機が適用されるときも、シリンダバレル2の径は、水平方向に配置されるダイス20をカバーできない。そこで、幅は先端に向かってテーパ状に広がり、先端部において、ダイス20の押出流路の幅と同じになっている。このような形状により、スクリュ3により押し出される溶融樹脂組成物は、水平方向に配置されているダイス20の押出流路に均一に供給されることになる。
本実施の形態にかかるダイス20は、シート形状の押出物を製造するもので、図1の(イ)に示されているように、溶融樹脂組成物の流れ方向に見た断面形は横長の長方形を呈している。その押出流路21の断面形も外形と相似の略長方形を呈している。そして、本実施の形態によると、押出流路21の内周壁に複数の突出部24、24、…、26、26、…が設けられている。このようなダイス20は、ダイスホルダ30に保持され、アダプタ10に取り付け取り外し自在に取り付けされている。アダプタ10は、シリンダバレル2に対して取り付け自在であるので、ダイス20はシリンダバレル2に取り付け取り外し自在である。
既に述べられているように、溶融樹脂組成物が押出流路21の内周壁と接触する近傍のせん断力は大きく、強化繊維は流れ方向に良く配向する。そこで、本実施の形態では、押出流路21の内周壁は溶融樹脂組成物との接触面積が広くなるように突出部24、24、…、26、26、…が形成されている。なお、図2において太い実線で示されているように、押出流路21の内周壁の上壁22からは下方へ、下壁22’からは上方へ所定の間隔をいて所定高さの突出板23、23、…、25、25、…を設けるようにしてもよい。これらの突出板23、23、…、25、25、…は、溶融樹脂組成物の流れ方向すなわち図2において紙面に垂直方向には、押出流路21いっぱいに延びている。これらの突出板23、23、…、25、25、…の高さだけ、押出流路21の、溶融樹脂組成物との接触面積は、従来の単なる長方形の押出流路よりも広くなり、強化繊維は流れ方向に良く配向することになる。
ただし、板状の突出板23、23、…、25、25、…は、溶融樹脂組成物の流れに淀み、乱れ等の障害を与えるので、実施に当たってはこれらのコーナ部には「丸み」が付ける方が好ましい。丸みが付けられた突出板は、突出部24、24…、26、26、…として、図2の右方に示されている。丸みが付けられている押出流路21の断面形状は、横並びの一連の碗を上下に所定の間隔をおいて対向して配置した形状になるが、図1の(イ)に示されているダイス20は、このような突出部24、24…、26、26、…を有している。
次に、本実施の形態の作用を簡単に説明する。押出機1のスクリュ3を回転駆動する。シリンダバレル2に熱可塑性樹脂を供給すると共に強化繊維を供給する。そうすると、従来周知のように熱可塑性樹脂に強化繊維が分散された溶融樹脂組成物が得られ、これがアダプタ10を介してダイス20の押出流路21に押し込まれ、そして押し出される。押出流路21を流れるときに、ランダムに分散している強化繊維は流れ方向に配向される。本実施の形態によると、押出流路21内には突出部24、24、…、26、26、…が設けられてるので、それだけ溶融樹脂組成物との接触面積は広くなり、配向割合の高い押出物が製造される。なお、突出部24、24、…、26、26、…は押出流路21を分割していないので、強化繊維が引っ掛かることはなく流路の閉塞は発生しない。
本実施の形態は、色々変形が可能である。例えば突出部24、24、…、26、26、…を設ける間隔を変えても、また高さを変えても、さらには間隔も高さも変えても実施できる。このように、変形したダイスを複数個用意しておけば、これを選択してシリンダバレル2に取り付けて、所望の配向率を有する押出物を製造することができる。なお、突出部24、24、…、26、26、…は、図2においてはダイス20の押出流路21の内周壁に別部材として取り付けられているように図示されているが、一体的に機械加工できることは明らかである。
図3に、突出部が押出流路21の特定の所定の位置に設けられた、他の実施の形態が示されている。すなわち、同様な突出部27、27、…が押出流路21の上壁22にのみ設けられた実施の形態が示されている。本実施の形態によると、押出物の上側の方が配向率が高いので、上側の引っ張り力が強く、上側に凸の曲げ応力の強い押出物が得られる。本実施の形態も変形が可能である。突出部27、27、…の高さ、数等を変更できると共に、目的に応じて設ける位置を変えて実施することもできる。
ところで本実施の形態において成形される押出物はシート形状である旨説明したが、その厚さについてはとくに限定はない。つまり薄肉であっても厚肉であってもよい。さらに本発明が対象としている押出物についてはその形状についても限定されない。つまりシート形状ではなく、他の形状であってもよい。図4の(ア)、(イ)に示されているダイス20a、20bも、押出流路21の内周壁には、該壁から内方へは所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って突き出ている突出部24、24、…が複数個設けられている。このようなダイス20a、20bによって成形される押出物は円柱状に形成されるが、この押出物においても強化繊維が流れ方向に適切に配向することになる。
1 押出機 2 シリンダバレル
3 スクリュ 10 アダプタ
20 ダイス 21 押出流路
22 上壁 22’ 下壁
24、26、27 突出部
30 ダイスホルダ

Claims (7)

  1. 熱可塑性樹脂と強化繊維とを混練して得られる溶融樹脂組成物をダイスから押し出して押出物を得るとき、
    前記ダイスの押出流路の内周壁に、前記流路の内方へは所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ているの複数個の突出部を有するダイスを使用して押し出すことを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法において、前記複数個の突出部が前記押出流路の内周壁の特定の所定位置に設けられているダイスを使用して押し出すことを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法。
  3. スクリュ式押出機と、該押出機のシリンダバレルの先端部に取り付けられているダイスとからなり、前記押出機により熱可塑性樹脂と強化繊維とからなる溶融樹脂組成物を前記ダイスから押し出して繊維強化熱可塑性樹脂押出物を得る押出物の製造装置であって、
    前記ダイスの押出流路の内周壁には、該壁から内方へは所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ている突出部が複数個設けられ、それによって前記押出流路の内周壁と溶融樹脂組成物との接触面積が増大されていることを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置。
  4. 請求項3に記載の製造装置であって、前記ダイスの押出流路は、溶融樹脂組成物の流れ方向に見た断面形状が略長方形を呈しており、押出物がシート形状に形成されることを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置。
  5. 請求項4に記載の製造装置であって、前記押出流路の略長方形状の内周壁を構成している一方の上壁には該上壁から下方へ向かって、他方の下壁には該下壁から上方へ向かって所定高さに、溶融樹脂組成物の流れ方向には所定長さに渡って、突き出ている突出部が複数個設けられていることを特徴とする、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置。
  6. 請求項3に記載の製造装置であって、前記ダイスの押出流路は、溶融樹脂組成物の流れ方向に見た断面形状が略円形を呈しており、押出物が円柱状に形成されることを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置。
  7. 請求項3〜6のいずれかの項に記載の製造装置において、前記ダイスは、前記押出機のシリンダバレルの先端部に、アダプタあるいはダイスホルダを介して選択的に取り付けられるようになっている、繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造装置。
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