JP2018192650A - 管路のライニング材およびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、硬化性樹脂液を常温硬化させた場合には、硬化性樹脂液を硬化させた後のライニング材の厚みが局所的に薄くなることはない。上述したように、第1スリットおよび第2スリットが開きにくいので、内張りされた状態のライニング材の局所的な強度低下を防止できる。
このように、本発明では、ライニング材に硬化性樹脂液を注入するための注入口(第1スリットおよび第2スリット)を形成しても、内張りされた状態のライニング材の局所的な強度低下を防止できる。
また、注入ノズルは、硬化性樹脂液をライニング材の筒軸方向に放出できるように、注入ノズルの筒軸方向がライニング材の筒軸方向にできるだけ近い方向に配置することを特徴とする。第2スリットが第2ライニング部材の周方向に沿って形成されていることにより、第2スリットが第2ライニング部材の筒軸方向に沿って形成されている場合に比べて、注入ノズルの筒軸方向が第2ライニング材の筒軸方向となるように注入ノズルを挿入しやすい。よって、注入作業をより容易に行うことができる。
まず、ライニング材1の内側に熱硬化性樹脂液を注入して、注入された熱硬化性樹脂液を第1ライニング部材10の繊維層11と第2ライニング部材20に含浸させる(樹脂注入・含浸工程)。その後、熱硬化性樹脂液が含浸されたライニング材1に、圧縮空気を作用させてその内外面を反転させながら、管路内に設置する(反転設置工程)。次に、反転した状態のライニング材1を加熱するとともに内側から加圧することで、第2ライニング部材20を拡径させると共に、ライニング材1に含浸された熱硬化性樹脂液を硬化させる(樹脂硬化工程)。以下、各工程について詳細に説明する。
図4に示すように、第1スリット13および第2スリット26に注入ノズル30を挿入して、第2ライニング部材20の内側に熱硬化性樹脂液を注入する。注入ノズル30は、ライニング材1の筒軸方向に熱硬化性樹脂液を放出できるように、注入ノズル30の筒軸方向がライニング材1の筒軸方向と略平行となるように配置する。熱硬化性樹脂液は、1つの第1スリット13に対して1回注入する。このときの熱硬化性樹脂液の注入量は、注入と含浸の作業スペースとなる作業台にライニング材1を延ばせる長さに相当することが好ましい。なお、熱硬化性樹脂液は、1つの第1スリット13に対して、注入ノズル30の挿入方向を変えて、2回注入してもよい。つまり、1回目は、第1スリット13のライニング材1の筒軸方向の一方側に注入し、2回目は、同じ第1スリット13のライニング材1の筒軸方向の他方側に注入してもよい。
第1の方法では、対象注入口から上方に注入した樹脂液を、対象注入口の上方近傍に溜めておく。その前またはその後に、対象注入口から下方に樹脂液を注入して、対象注入口の下方の領域に樹脂液を含浸させる。対象注入口のスリット被覆工程および空気吸入孔被覆工程を終えた後、対象注入口の上方近傍に溜めた樹脂液を下方に移動させて、対象注入口が形成されている領域に樹脂液を含浸させる。
第2の方法では、対象注入口の上方の注入口から注入された樹脂液を、対象注入口の上方の領域に含浸させると共に、一部を対象注入口の手前(上方の近傍)に溜めておく。そして、対象注入口から下方に樹脂液を注入して、対象注入口の下方の領域に樹脂液を含浸させる。対象注入口のスリット被覆工程および空気吸入孔被覆工程を終えた後、対象注入口の上方近傍に溜めた樹脂液を下方に移動させて、対象注入口が形成されている領域に樹脂液を含浸させる。
第3の方法では、対象注入口から下方に樹脂液を注入して、対象注入口の下方の領域に樹脂液を含浸させると共に、一部を対象注入口の下方近傍に溜めておく。対象注入口のスリット被覆工程および空気吸入孔被覆工程を終えた後、対象注入口の下方近傍に溜めた樹脂液を上方に移動させて、対象注入口が形成されている領域に樹脂液を含浸させる。
図7に示すように、管路Pは、地上に開口している立坑Qに連続しており、ライニング材1は、立坑Qから管路P内に設置される。図8(a)に示すように、熱硬化性樹脂液が含浸されたライニング材1は、地上のトラック40(図7参照)に設けられた反転機41のリール42に巻き取られている。また、ライニング材1の先端は、反転機41の口金43に環状に固定されている。
管路P内に反転した状態で設置されたライニング材1の内側に、加熱空気や蒸気等の加熱媒体を供給して、ライニング材1を熱硬化性樹脂液の硬化温度(例えば、80〜100℃)以上に加熱しつつ、ライニング材1を内側から加圧する。
ライニング材1に熱硬化性樹脂液を含浸させた状態では、第1ライニング部材10の内周面(繊維層11の内周面)と第2ライニング部材20の外周面は、熱硬化性樹脂液を介して密着する。第1ライニング部材10の第1スリット13の周辺部と第2ライニング部材20の第2スリット26の周辺部を弛みなく平坦状に重ねた状態において、第1スリット13と第2スリット26は、交差する。したがって、ライニング材1に熱硬化性樹脂液を含浸させた状態では、第1ライニング部材10の第1スリット13の周辺部は、熱硬化性樹脂液を介して第2ライニング部材20に密着し、且つ、第1スリット13のほぼ全域が、第2ライニング部材20の開口していない部分に覆われている。また、第2ライニング部材20の第2スリット26の周辺部は、熱硬化性樹脂液を介して第1ライニング部材10に密着し、且つ、第2スリット26のほぼ全域が、第1ライニング部材10の開口していない部分に覆われている。熱硬化性樹脂液は、ライニング材1への含浸状態を維持できるように比較的高い粘性(500〜15000cps)のものが用いられる。そのため、ライニング材1の反転時に、ライニング材1に力がかかっても、熱硬化性樹脂液を介した第1スリット13の周辺部と第2ライニング部材20との密着状態、および、熱硬化性樹脂液を介した第2スリット26の周辺部と第1ライニング部材10との密着状態を維持できる。よって、第1スリット13および第2スリット26に開く方向の力が掛かることを抑制でき、第1スリット13および第2スリット26が開きにくい。
よって、ライニング材1に熱硬化性樹脂液を注入するための注入口(第1スリット13および第2スリット26)を形成しても、内張りされた状態のライニング材1の局所的な強度低下を防止できる。
10 第1ライニング部材
11 繊維層
12 樹脂層
13 第1スリット
20、320、420、520 第2ライニング部材
26、126、226 第2スリット
30 注入ノズル
P 管路
Claims (5)
- 内外面を反転させて管路に内張りされるライニング材であって、
筒状の繊維層および前記繊維層の外周面を覆う樹脂層からなる第1ライニング部材と、
前記第1ライニング部材の内側に配置され、繊維で構成された筒状の第2ライニング部材とを備え、
前記第1ライニング部材は、前記第2ライニング部材の内側に硬化性樹脂液を注入するための注入ノズルが挿入される直線状または曲線状の少なくとも1つの第1スリットを有し、
前記第2ライニング部材は、前記少なくとも1つの第1スリットにそれぞれ挿入された前記注入ノズルを挿入可能な位置にそれぞれ形成された、直線状または曲線状の少なくとも1つの第2スリットを有し、
前記第1ライニング部材の前記第1スリットの周辺部と前記第2ライニング部材の前記第2スリットの周辺部を弛みなく平坦状に重ねた状態において、当該第1スリットと当該第2スリットが交差するか、もしくは、離れていることを特徴とする管路のライニング材。 - 前記少なくとも1つの第1スリットが、前記第1ライニング部材の筒軸方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の管路のライニング材。
- 前記少なくとも1つの第2スリットが、前記第2ライニング部材の周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の管路のライニング材。
- 前記少なくとも1つの第1スリットおよび前記少なくとも1つの第2スリットが、切り込みであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の管路のライニング材。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の管路のライニング材の使用方法であって、
前記第1スリットおよび前記第2スリットに前記注入ノズルを挿入して、前記ライニング材の内側に硬化性樹脂液を注入する工程と、
前記硬化性樹脂液の注入後、前記第1スリットを縫合糸により縫い合わせる工程と、を有することを特徴とする管路のライニング材の使用方法。
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