JP2018192141A - 飲料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でノズルからの後垂れを防止する。【解決手段】カップステーションに設置されたカップに対し、当該カップの上方に先端を配置したコーヒーノズル23からコーヒーを供給するコーヒーマシンであって、コーヒーノズル23の上方にバッファーノズル61を備え、バッファーノズル61からコーヒーノズル23を介して鉛直方向下方のカップに飲料を供給する構成であり、コーヒーノズル23の側面に、バッファーノズル61から滴下するコーヒーの後垂れをコーヒーノズル23の側方に排出する側方排出部82を備えた。【選択図】図11

Description

本発明は、カップに飲料を供給して提供する飲料供給装置に関する。
店舗等に設置され、コーヒー等の飲料をカップに自動的に注いで提供する飲料供給装置が開発されている。
例えば、特許文献1に記載された飲料供給装置は、ノズルの下方に設置されたカップに対し、ノズルからコーヒー等の飲料を注出して、カップ内に当該飲料を供給する構造となっている。更に、特許文献1に記載の飲料供給装置は、ノズルを支持するブラケットに電気モータ等のアクチュエータが設けられている。そして、このアクチュエータによってノズルが移動可能となっており、カップへの飲料の供給を終了した際には、ノズルをカップの上方から退避した待機位置へ移動するよう構成されている。これにより、カップへの飲料の供給終了後にノズルの内部等に残留している飲料がノズル先端から滴下する所謂後垂れが、カップの周囲に付着することを防止することができる。
実開昭62−71787号公報
しかしながら、特許文献1のように、ノズルを移動可能とした飲料供給装置では、ノズルを移動可能に構成するとともに、ノズルを移動させるアクチュエータを備える必要があり、ノズル付近の構成が複雑化してしまう。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構成でノズルからの後垂れを防止することのできる飲料供給装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の飲料供給装置は、カップセット部に設置されたカップに対し、当該カップの上方に先端を配置したノズルから飲料を供給する飲料供給装置であって、前記ノズルは、鉛直方向下方に飲料を注出し、前記ノズルの側面に、当該ノズルを通過する所定値以下の流速の飲料を前記ノズルの側方に排出させる側方排出部を備えたことを特徴とする。
また、好ましくは、前記ノズルは、第1のノズルと、当該第1のノズルの上方に配置された第2のノズルとにより構成するとよい。
または、本発明の飲料供給装置は、カップセット部に設置されたカップに対し、当該カップの上方に先端を配置した第1のノズルから飲料を供給する飲料供給装置であって、前記第1のノズルの上方に第2のノズルを備え、前記第1のノズルは、鉛直方向下方に飲料を注出し、前記第1のノズルの側面に、当該第1のノズルを通過する所定値以下の流速の飲料を前記第1のノズルの側方に排出させる側方排出部を備えたことを特徴とする。
また、好ましくは、前記側方排出部は、前記第2のノズルから飲料を注出した後の後垂れを前記第1のノズルの側方に排出するとよい。
また、好ましくは、前記第2のノズルは、鉛直方向下方に飲料を注出するとよい。
また、好ましくは、前記第1のノズルと前記第2のノズルとは、鉛直線上に同軸に配置されているとよい。
また、好ましくは、前記第2のノズルの注出口から飲料の後垂れを前記側方排出部に導くガイドを備えるとよい。
また、好ましくは、前記第2のノズルの注出口に、前記ガイドの端部が突出しているとよい。
また、好ましくは、前記ガイドの下面に、毛細管現象を生じる加工を施すとよい。
また、好ましくは、前記毛細管現象を生じる加工は、前記ガイドの下面に設けた溝であるとよい。
また、好ましくは、前記ガイドの下端部は、前記第2のノズルの注出口から外側方に向けて斜め下方に傾斜しているとよい。
また、好ましくは、前記前記ガイドの下端部は、2段階に傾斜し、前記第2のノズルの注出口側の部位よりも当該部位の外側の部位が急な傾斜になっているとよい。
また、好ましくは、前記側方排出部に、所定流量以上の飲料の前記第1のノズルの側方への排出を堰き止める排出規制手段を備えるとよい。
本発明の飲料供給装置によれば、鉛直方向下方に飲料を注出するノズル(または第1のノズル)の側面に側方排出部が備えられ、ノズルを通過する所定値以下の流速の飲料が側方排出部によりノズルの側方に排出されるので、ノズルから鉛直方向下方に飲料を注出した後に、ノズルからの飲料の後垂れは側方排出部によりノズルの側方に排出される。
したがって、簡単な構成で、飲料注出後の後垂れがノズルの下方に排出されることを抑制し、ノズル下方に設置したカップへの混入を防止することができる。
本発明の一実施形態のコーヒーマシンの正面外観図である。 コーヒーマシンの扉部を開けた状態を示す正面図である。 ノズルユニット及びノズル下方トレイの全体構造を示す正面図である。 ミルク非供給時におけるノズル支持部及びノズル下方トレイの状態を示す上面図である。 ミルク供給時におけるノズル支持部及びノズル下方トレイの状態を示す上面図である。 ノズル下方トレイの上面図である。 ノズル下方トレイの斜視図である。 ミルク供給時におけるノズルユニット及びノズル移動ユニットの状態を示す横断面図である。 扉部の開放途中時でのノズルユニット及びノズル移動ユニットの状態を示す横断面図である。 バッファー及びコーヒーノズルの構成を示す側面図である。 バッファー及びコーヒーノズルの縦断面図である。 バッファーにおけるバッファーノズル付近の側面図である。 バッファーにおけるバッファーノズル付近の形状を示す底面図である。 コーヒーノズルの形状を示す側面図である。 コーヒーノズルの形状を示す上面図である。 コーヒーノズルの形状を示す背面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るコーヒーマシン1の外観図である。図2は、コーヒーマシン1の扉部2を開けた状態を示す正面図である。
本発明の一実施形態の飲料供給装置であるコーヒーマシン1は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に配置され、コーヒーのみ、あるいはコーヒーとミルクとを混ぜたカフェラテやカプチーノ等の飲料を提供する装置である。
図1、2に示すように、本実施形態のコーヒーマシン1は、略矩形箱状の本体部3と本体部3の前面を覆う矩形箱状の扉部2を備えている。
本体部3の内部には、図示しないコーヒー豆を貯蔵するキャニスタ、温水タンク、生乳を貯蔵する生乳タンク、生乳を泡立てる泡立てユニット、コーヒー豆を挽くミーヒーミル、コーヒーを抽出する抽出ユニット等が備えられている。
扉部2は、内部に空間を有する箱状に形成されており、右側の端部を支点に揺動して左右方向に開閉可能に本体部3に支持されている。扉部2は、抜き差し可能なキー4によって閉じた状態でロック可能となっており、コーヒー豆等の原料の供給や清掃等のメンテナンス時に開放される。
扉部2の前面には、コーヒー、カフェラテ等の飲料を選択する選択スイッチ5が備えられている。扉部2の前面下部には、スライド扉6が備えられており、スライド扉6の内部にはカップを設置するカップステーション7(カップセット部)が設けられている。カップステーション7は、扉部2の内部に設けられている。
本体部3には、抽出ユニットや生乳タンク等から飲料をカップに供給するノズルユニット10が備えられている。ノズルユニット10は、扉部2を締めた際に、カップステーション7の上方に位置するように配置されている。
また、扉部2の本体部側に位置する後面パネル11には、扉部2を閉めた状態で扉部2の内部にノズルユニット10を収納する空間12が形成されている。この空間12は、カップステーション7の上方に位置し、上下左右を区画壁13で覆われ、扉部2の内部の他の空間とは区画されている。なお、下側の区画壁13aには、ノズルユニット10からカップステーション7側へ飲料を通過させるための穴14が空いている。
図3は、ノズルユニット10及びノズル下方トレイ20の構成を示す正面図である。
図3に示すように、ノズルユニット10は、丸棒を略U字状に折り曲げて形成された支持部材21を介して本体部3に着脱可能に支持されている。
ノズルユニット10は、抽出ユニットにおいて抽出されたコーヒーを一時的に溜めるバッファー22と、バッファー22の下部に固定され、バッファー22の下部の注出口からコーヒーを供給するコーヒーノズル23(第1のノズル、ノズル)と、湯水等のその他飲料を供給する湯水ノズル24と、生乳タンクから供給される生乳あるいは生乳を泡立てたミルクを供給するミルクノズル25と、バッファー22、コーヒーノズル23及び湯水ノズル24を支持する固定ノズル支持部26と、ミルクノズル25を支持する可動ノズル支持部27と、を備えている。
また、ノズルユニット10の下方には、ノズル下方トレイ20が備えられている。ノズル下方トレイ20は、ミルクノズル25からの後垂れを受ける皿部20aを有している。皿部20aは、各ノズル23、24、25とカップステーション7に設置したカップCとの間の上下位置に配置されている。また、ノズル下方トレイ20の後端部には、皿部20aと一体に成形した上下方向に延びる筒部20bが備えられている。筒部20bの下端部は、排出口20cが設けられているとともに、本体部3の下部に着脱可能に固定されている。皿部20aの上面は、筒部20bに向かって下方に傾斜しており、皿部20aの上面に落下した液体は、筒部20bに向かい、筒部20bの内部を下方に流れ、本体部の3の下部に配置された排水トレイ28に排出されるように構成されている。
図4及び5は、ノズル支持部26、27及びノズル下方トレイ20の構成を示す上面図である。図4はミルク非供給時、図5はミルク供給時での状態を示す。
図4、5に示すように、固定ノズル支持部26には、支持部材21の屈曲部に着脱可能に固定される支持部材固定部31を備えている。
可動ノズル支持部27は、固定ノズル支持部26に対し、上下方向に延びるピン32を介して、左右方向に揺動可能に支持されている。
ピン32の周囲には、固定ノズル支持部26に対して可動ノズル支持部27を離間する方向に向かって付勢する捻りバネ33が備えられている。また、固定ノズル支持部26あるいは可動ノズル支持部27には、可動ノズル支持部27が固定ノズル支持部26に対して所定位置(待機位置)まで離間方向に移動した際にそれ以上の離間方向への移動を規制する図示しないストッパを備えている。
これにより、可動ノズル支持部27は、図4に示す固定ノズル支持部26から離間した待機位置と、図5に示す固定ノズル支持部26に接した位置(供給位置)との間での揺動可能となっている。また、可動ノズル支持部27は、捻りバネ33によって付勢されることで、通常は図4に示す待機位置に位置している。
更に、固定ノズル支持部26には、ピン32の同軸上の下方位置に、下方に向けて先端がテーパ状に細くなるように突出する突出部34を備えている。
また、固定ノズル支持部26及び可動ノズル支持部27には、可動ノズル支持部27を供給位置に位置させた際に上下方向に重なる部位に、上下方向に貫通する貫通穴が設けられている。この貫通穴は、円形の貫通穴35aと、扉部2をロックするキー4の先端部が挿入可能な矩形状の貫通穴35bとの2個であり、固定ノズル支持部26及び可動ノズル支持部27に夫々設けられている。図5に示すように可動ノズル支持部27を供給位置に位置させた状態で、この2個の貫通穴35a、35bのうち少なくともいずれか一方に、挿入可能なピンあるいはキー4の先端部を上方から挿入することで、可動ノズル支持部27を供給位置に位置させた状態で保持することが可能となっている。
固定ノズル支持部26には、コーヒーノズル23を上方から挿入して支持するための上下方向に貫通したコーヒーノズル支持穴36と、湯水ノズル24を上方から挿入して支持するための上下方向に貫通した湯水ノズル支持穴37と、を備えている。
また、可動ノズル支持部27にはミルクノズル25を上方から挿入して支持するための上下方向に貫通したミルクノズル支持穴が備えられている。なお、図4、5においては、可動ノズル支持部27のミルクノズル支持穴にミルクノズル25が挿入されて支持された状態を示している。
図6は、ノズル下方トレイ20の上面図である。図7は、ノズル下方トレイ20の斜視図である。
図6、7に示すように、ノズル下方トレイ20の皿部20aには、コーヒーノズル23及び湯水ノズル24の下方に位置する部位に夫々、各ノズル23、24の穴よりわずかに大きい穴41、42が設けられている。上記のように、ノズル下方トレイ20の皿部20aはノズルユニット10の下方に配置されているものの、コーヒーノズル23または湯水ノズル24から鉛直方向下方に向けて注出されたコーヒー等の飲料は、ノズル下方トレイ20の穴41、42を通過して、カップステーション7に配置されたカップCに供給される。
また、ノズル下方トレイ20の皿部20aには、可動ノズル支持部27が供給位置に位置した際のミルクノズル25の下方に位置する部位にも穴43が設けられている。ミルクノズル25から鉛直方向下方に向けて注出されたミルクは、ノズル下方トレイ20の穴43を通過して、カップステーション7に配置されたカップCに供給される。ノズル下方トレイ20の皿部20aに設けられたこれらの穴41、42、43は、各ノズル23、24、25から注出された飲料が、カップステーション7の所定位置に配置されたカップCの縁部またはカップCの外方に飛散しないように大きさ及び位置が設定されている。
また、ノズル下方トレイ20の皿部20aは、可動ノズル支持部27が待機位置に位置した際のミルクノズル25の下方位置を含むように設けられており、待機位置においてミルクノズル25から落下したミルクを確実に受けるように配置されている。
また、ノズル下方トレイ20の皿部20aは、可動ノズル支持部27が供給位置に位置した際のミルクノズル25、コーヒーノズル23、湯水ノズル24の下方に設けられる穴41、42、43の周囲と、可動ノズル支持部27が待機位置に位置した際のミルクノズル25の下方位置と、の両方に設けられ、これらの部位が一体的に構成されているので、皿部20aに受けた液体を排出する筒部20bを共通化し、ノズル下方トレイ20を小型化することができる。
更に、ノズル下方トレイ20の皿部20aの上面には、可動ノズル支持部27が待機位置に位置した際のミルクノズル25の下方の部位と、穴41、42、43が設けられている部位との間を上方に突出してこれらの部位を仕切る第1の仕切り部46が設けられている。
この第1の仕切り部46によって、可動ノズル支持部27が待機位置に位置した際のミルクノズル25から落下したミルクが穴41、42、43へ流出せずに、筒部20bへ排出されるように構成されている。
また、皿部20aの上面には、コーヒーノズル23の下方の穴41及び湯水ノズル24の下方の穴42の縁部にも上方に突出する第2の仕切り部47が設けられている。これは、コーヒーノズル23には、バッファー22から注出されたコーヒーの後垂れを後方側の側方に排出する排出穴が備えられており、この排出穴から滴下したコーヒーの後垂れが、皿部20aにおける穴41及び穴42よりも後方の部位に落下する構造となっているためである。この第2の仕切り部47によって、コーヒーノズル23の下方の穴41及び湯水ノズル24の下方の穴42よりも後方に落下したコーヒー等の液体が穴41、42に流出せずに筒部20bに排出されるように構成されている。
また、ノズル下方トレイ20には、固定ノズル支持部26のピン32の下方に設けられた突出部34の先端が挿入される支持穴48を備えている。この支持穴48に固定ノズル支持部26の突出部34を挿入することで、固定ノズル支持部26とノズル下方トレイ20とが連結される。したがって、固定ノズル支持部26は支持部材21を介して本体部3に支持されるだけでなく、ノズル下方トレイ20を介して本体部3に支持される。これにより、例えばメンテナンス中に誤ってノズル下方トレイ20やノズルユニット10に接触して押したとしても、ノズル下方トレイ20の倒れやノズルユニット10の脱落等を防止することができる。
また、ノズル下方トレイ20の支持穴48に固定ノズル支持部26の突出部34が挿入されることで、ノズル下方トレイ20と固定ノズル支持部26との水平方向の位置決めがされる。これにより、各ノズル23、24、25とノズル下方トレイ20との水平方向の位置決めが正確になされ、各ノズル23、24、25からミルク等の飲料をカップCへ正確に供給するとともに、各ノズル23、24、25からの飲料の後垂れや飛散をノズル下方トレイ20の皿部20aによって正確に受けて排水トレイ28へ排出させることができる。
図8は、ミルク供給時におけるノズルユニット10及びノズル移動ユニット50の状態を示す横断面図である。図8は、図1中に記載したA−A部の断面図であり、扉部2を閉めた状態で可動ノズル支持部27が供給位置に位置する状態を示している。
図8に示すように、扉部2には、可動ノズル支持部27を移動させるためのノズル移動ユニット50を備えている。
ノズル移動ユニット50は、扉部2におけるノズルユニット10を収納する空間12に対して、可動ノズル支持部27側(図8中左側)の内部空間に配置されている。
ノズル移動ユニット50は、電気駆動のアクチュエータ51と、可動ノズル支持部27を押すプッシャ52と、を備えている。
プッシャ52は、筒状に形成された基端部52aと、基端部52aに挿入され基端部52aに対して伸縮可能な先端部52bを備えている。プッシャ52の内部には、基端部52aに対し先端部52bを伸長方向に付勢する圧縮コイルバネ53が備えられている。
プッシャ52は、可動ノズル支持部27と同一の上下位置に配置され、扉部2に対し水平方向(左右方向)に移動可能に配置されている。
ノズルユニット10を収納する空間12を区画する区画壁13のうち可動ノズル支持部27側、即ち図8中の左側の区画壁13bには、プッシャ52の基端部52aが通過する穴が設けられている。この穴は、プッシャ52の基端部52aと接触しない程度で、かつ基端部52aとの隙間が極力小さくなるように形成されている。
アクチュエータ51は、プッシャ52の基端部52aを扉部2に対して左右方向に移動させる機能を有しており、例えば電気モータと当該電気モータによる回転を直動に変換する機構によって構成してもよいし、直動型のソレノイドによって構成してもよい。但し、アクチュエータ51は、ソレノイドよりも電気モータの方が望ましい。ソレノイドよりも電気モータの方がプッシャ52を滑らかに伸縮動させることが可能であるので、可動ノズル支持部27を滑らかに移動させることができる。これにより、ミルク供給後にミルクノズル25内に残留しているミルクを可動ノズル支持部27の移動の際に飛散することを抑制することができる。
図8に示すように、扉部2を閉めた状態で、アクチュエータ51を作動させてプッシャ52を可動ノズル支持部27に向けて移動させる伸長作動を行うことで、プッシャ52の先端部52bが可動ノズル支持部27の側面27aを押す。なお、プッシャ52の圧縮コイルバネ53による付勢力は、ノズルユニット10に設けられた捻りバネ33による可動ノズル支持部27に対する付勢力よりも大きく設定されている。したがって、アクチュエータ51を作動させてプッシャ52の先端部52bによって可動ノズル支持部27を押すことで、可動ノズル支持部27が固定ノズル支持部26に向かって移動する。このとき、可動ノズル支持部27が供給位置まで移動するように、プッシャ52の位置が設定されている。
一方、アクチュエータ51によってプッシャ52を可動ノズル支持部27から離間する方向に移動させる縮作動を行った場合には、可動ノズル支持部27が捻りバネ33の付勢力によって待機位置まで移動し、プッシャ52の先端部52bが可動ノズル支持部27から離間するように、プッシャ52の移動量が設定されている。
また、図8に示すように、可動ノズル支持部27におけるプッシャ52の先端部52bが当接する側面27aは、供給位置に位置する可動ノズル支持部27において、扉部2の開閉の揺動支点Rcを中心とした略円弧状になるように丸面取りされている。
以上のような構成のコーヒーマシン1においては、ミルクノズル25からミルク等を供給させるときのみ、プッシャ52を伸長作動させるようにノズル移動ユニットの50のアクチュエータ51を作動制御し、可動ノズル支持部27を供給位置に移動させる。ミルクを供給させるとき以外、例えばミルク供給後では、アクチュエータ51によってプッシャ52を縮作動させることで、可動ノズル支持部27を待機位置に移動させる。
ミルク供給後には可動ノズル支持部27が待機位置に移動するので、ミルクノズル25からミルクの後垂れが滴下しても、ノズル下方トレイ20の皿部20aに落下して筒部20bを通過し排水トレイ28に排出される。これにより、次にカップステーション7に設置したカップC内にミルクの後垂れが混入することを防止することができる。したがって、次のカップにストレートコーヒーのようなミルクを使用しない飲料を提供する場合に、ミルクの混入を防止することが可能となり、次のカップで例えば牛乳アレルギーを有するユーザーに対してもミルクを使用しない飲料を安全に提供することができる。
なお、本実施形態のコーヒーマシン1では、ミルクノズル25から圧縮空気及び温水を排出させる図示しない洗浄ユニットを備えている。そして、ミルクノズル25からミルクを供給した後にその都度、まず一定時間ミルクノズル25から空気を排出し、その後温水を排出することで、ミルクノズル25及びミルク供給路を洗浄させるリンス作業が可能となっている。
本実施形態において、ミルク供給後に可動ノズル支持部27を待機位置に移動させてからリンス作業を行うよう制御することで、ミルクノズル25から注出された後にミルク供給路に残留していたミルクや温水をノズル下方トレイ20の皿部20aによって受け、区画壁13等への飛散を防止することができる。また、コーヒーマシン1には、リンス作業時にスライド扉6をロックさせるロック機構が設けられている。しかし、このロック機構の故障やスライド扉6の破損によりリンス作業時にカップステーション7内に誤って手指を入れてしまったとしても、ミルクノズル25から排出された温水がノズル下方トレイ20の皿部20aで受けるので、手指の火傷を回避することができる。
更には、コーヒーノズル23や湯水ノズル24の下方についても、皿部20aが設けられているので、コーヒーノズル23や湯水ノズル24からコーヒー等の液体が飛散したとしても、ノズル下方トレイ20の皿部20aによって受け、区画壁13等への飛散を防止することができる。
本実施形態のコーヒーマシン1において、ノズルユニット10の洗浄等のメンテナンスを行う際には、扉部2を開き、ノズルユニット10を支持部材21から外すことで、バッファー22及び各ノズル23、24、25を洗浄することができる。また、ノズル下方トレイ20も本体部3から外して洗浄することができる。
本実施形態のコーヒーマシン1は、可動ノズル支持部27を作動させるノズル移動ユニット50がノズルユニット10とは別体であり、ノズルユニット10を洗浄する際には、ノズル移動ユニット50を取り外す必要がないので、ノズルユニット10について洗浄等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、ノズル移動ユニット50は扉部2に設けられているので、メンテナンス時に扉部2を開くことで、ノズルユニット10及び本体部3とノズルユニット10とを離間させることができる。これにより、本体部3に設置した状態のノズルユニット10やその周辺の本体部3内を温水により洗浄する内部清掃を行ったとしても、ノズル移動ユニット50のアクチュエータ51への飛散を防止してアクチュエータ51の保護を図ることができる。
また、可動ノズル支持部27は、捻りバネ33によって待機位置に付勢されているので、プッシャ52が縮状態であれば確実にミルクノズル25をノズル下方トレイ20の皿部20aの上方に位置させることができる。また、ミルクノズル25からミルクを注出している途中に誤って扉部2を開放した場合、プッシャ52が離間して可動ノズル支持部27が捻りバネ33により待機位置に移動するので、ミルクノズル25からミルクが注出し続けたとしてもノズル下方トレイ20に排出され、ノズルユニット10の下方の本体部3を汚してしまうことを防止することができる。
また、可動ノズル支持部27を移動させるプッシャ52は、ノズル移動ユニット50のアクチュエータ51によって移動可能であるとともに、先端部52bが伸縮動可能な2段伸縮構造となっている。そして、先端部52bは圧縮コイルバネ53によって伸長方向に付勢されており、可動ノズル支持部27を供給位置に作動させた際にも圧縮コイルバネ53によって先端部52bを伸長方向に付勢して可動ノズル支持部27を固定ノズル支持部26側に付勢するので、ミルク供給時には可動ノズル支持部27を固定ノズル支持部26に確実に当接するように位置決めすることができる。これにより、ミルク供給時には、ミルクノズル25から注出したミルクを、ノズル下方トレイ20の穴43を通過させて、カップステーション7に設置したカップC内に確実に供給することができる。
図9は、扉部2の開放途中時でのノズルユニット10及びノズル移動ユニット50の状態を示す横断面図である。図9は、図8と同様に、図1中に記載したA−A部の断面図である。
また、図9に示すように、可動ノズル支持部27の側面27aが、扉部2の揺動支点Rcを中心とした略円弧状になるように丸面取りされているので、停電や故障等によりプッシャ52が伸長し突出した状態でアクチュエータ51が停止しても、可動ノズル支持部27に引っかからずに扉部2を開閉することができる。また、プッシャ52の先端部52bが伸縮可能な構造になっているので、プッシャ52が伸長し突出した状態でアクチュエータ51が停止した場合に扉部2を開閉した際に、容易に扉部2を開閉することができる。これにより、本体部3内の点検等を可能にすることができる。
また、可動ノズル支持部27及び固定ノズル支持部26には、可動ノズル支持部27を供給位置にした状態で連通する貫通穴35a、35bが設けられているので、可動ノズル支持部27を供給位置に押した状態で貫通穴35a、35bにピンやキー4の先端部を差し込むことで、可動ノズル支持部27を供給位置に保持することができる。これにより、扉部2を開いた状態で、例えばミルクノズル25からミルクが所定量注出されているか点検する際に、ノズルユニット10の下方に設置したカップにミルクを注出させて、ミルクの供給量を容易に確認することができる。また、温水を排出させてミルクノズル25等のミルク供給系を洗浄するメンテナンス作業を実行する際に、ノズルユニット10の下方に大型の排水受けを設置することで、ミルクノズル25から大量に温水を排出させることができ、ミルク供給系の洗浄作業を十分に行うことが可能となる。
なお、ミルク供給後に、ミルクノズル25が待機位置と第1の仕切り部46との間で移動するように、プッシャ52の伸長量を制限した上で伸縮動を数回繰り返すようアクチュエータ51を制御して、可動ノズル支持部27を待機位置付近で揺動させるようにしてもよい。このように、ミルク供給後に可動ノズル支持部27を数回揺動させることで、ミルクノズル25内に残留するミルクを振り出し、ノズル下方トレイ20の皿部20aの上に排出することができる。これにより、ミルク供給後におけるミルクの後垂れを更に抑制することができる。
次に、図10〜図16を用いて、コーヒーノズル23における後垂れ防止構造について説明する。
図10は、バッファー22及びコーヒーノズル23の構成を示す側面図である。図11は、バッファー22及びコーヒーノズル23の縦断面図である。図12は、バッファー22におけるバッファーノズル61付近の側面図である。図13は、バッファー22におけるバッファーノズル61付近の形状を示す底面図である。図14は、コーヒーノズル23の形状を示す側面図である。図15は、コーヒーノズル23の形状を示す上面図である。図16は、コーヒーノズル23の形状を示す背面図である。
なお、図13は、図12中に示すD矢視図である。図15は、図14に示すE矢視図である。図16は、図14に示すF矢視図である。
図10、11に示すように、バッファー22の下部には、筒状のコーヒーノズル23が連結されている。
バッファー22は、コーヒー抽出ユニットから供給されたコーヒーを一時的に滞留させる容器であり、コーヒー抽出ユニットからのコーヒーの供給量が変動してもバッファー22で一時的に滞留させることでカップCへのコーヒーを一定に安定して供給することができる。また、バッファー22の内部には、フィルタ62が備えられており、コーヒー抽出ユニットから供給されたコーヒーから最終的に残留物を濾過するとともに、大きな泡を消す機能を有する。
バッファー22の下部には、円筒状のノズルであるバッファーノズル61(第2のノズル、ノズル)が備えられている。バッファーノズル61の下端部には、バッファー22の内部に供給されたコーヒーを注出する注出口63が設けられている。円筒状のコーヒーノズル23の上方からバッファーノズル61を挿入して、バッファーノズル61とコーヒーノズル23とが連結されている。
図11に示すように、バッファー22の下部のバッファーノズル61は、円筒状であって下端部で外径及び内径が小さくなっている。また、バッファーノズル61の上端部、即ちバッファー22の底部近傍には、全周に亘って径方向外方に円環板形状に突出する鍔部22bを備えている。
コーヒーノズル23とバッファーノズル61とは、鉛直線上に同軸に配置されている。バッファーノズル61は、下端部の注出口63からコーヒーを鉛直方向下方に注出して、コーヒーノズル23内にコーヒーを注出する構造となっている。
更に、バッファーノズル61の側面には、径方向外方の一方向に突出するガイド64を備えている。ガイド64は、バッファーノズル61の軸線方向、即ち上下方向に延びる平板であって、下端部64aがバッファーノズル61の下端の注出口63から径方向外方(外側方)に向かって下方に傾斜している。ガイド64の下端部64aの傾斜は、バッファーノズル61の注出口63近傍部では傾斜が小さく、径方向外方部では傾斜が大きく2段階の傾斜となっている。
また、図12、13に示すように、ガイド64の下端部64aにおける注出口63側の端部(以下、基端部65という)は、注出口63内に僅かに突出している。また、ガイド64の下端部64a(下面)には、基端部65から最下端部66までV溝67(溝)が設けられている。
図11に示すように、バッファー22の内部に設けられたフィルタ62は、バッファーノズル61の上方に設けられている。フィルタ62は、中心部が下方に凹んだ円板状のメッシュ部70と、メッシュ部70を支持する円環柱状の枠部材71とを備えている。枠部材71には、その外周部の一部から上方に突出し上端が開口した筒状の吸気口部72が設けられている。フィルタ62をバッファー22の内部に設置した際に、フィルタ62のメッシュ部70とバッファーノズル61の注出口63との間の空間が、吸気口部72の上部の吸気口73を介してバッファー22の内部空間の上部位置と連通するように構成されている。
なお、コーヒー抽出ユニットにおいて抽出されたコーヒーは、バッファー22の内部の後部側から流入するように構成されている。
以上のように構成したバッファー22では、図11中の実線矢印で示すように、バッファー22内部に後部側から流入したコーヒーは、バッファー22の底壁22a上をフィルタ62のメッシュ部70に向かって流れ、メッシュ部70を通過して、バッファーノズル61から、コーヒーノズル23内に注出される。
図14〜16に示すように、コーヒーノズル23は、両端が開口した円筒状の本体部81と、本体部81の側面に設けられた側方排出部82と、固定ノズル支持部26に係止されるハンドル状の係止部83とを備え、これらの部位が例えば樹脂により一体成形で形成されている。
図11に示すように、コーヒーノズル23の本体部81は、上端部がバッファー22の鍔部22bと略同一径であり、上端部の開口部84にバッファーノズル61が挿入されて、バッファー22の鍔部22bを支持するように構成されている。したがって、コーヒーノズル23の上端部の開口部84にバッファーノズル61を挿入した際に、縮径したバッファーノズル61の下端部と、コーヒーノズル23の本体部81の内壁との間には、ガイド64を除き全周に亘って離間している。
コーヒーノズル23の本体部81の下端部は縮径しており、本体部81の下端部にはコーヒーを鉛直方向下方に注出する穴85が設けられている。更にこの穴85には、横断面が十字状でその下端部が軸心に向かって小さくなる整流板86が備えられている。
また、コーヒーノズル23の上端部の開口部84にバッファーノズル61を挿入した際に、バッファーノズル61の下端部と、コーヒーノズル23の整流板86とは、軸心方向(上下方向)に離間するように、コーヒーノズル23の本体部81の軸方向長さが設定されている。
側方排出部82は、上面及び両側面が開口した台形箱状に形成されており、本体部81の側面から径方向外方に突出している。側方排出部82は、両側面の開口部87の幅が例えば1cm程度であり、本体部81と内部が連通している。側方排出部82の底壁82aは、本体部81から径方向外方に向かって下方に傾斜している。
図15、16に示すように、側方排出部82の内部には、底壁82aの本体部81側の端部である基端部88から径方向外方に例えば1cm程度離間した位置に、底壁82aから1〜2cm程度上方まで側方排出部82の内部を遮蔽するように仕切る仕切り板91(排出規制手段)が備えられている。仕切り板91の幅方向中央部には、バッファーノズル61のガイド64の下端部が挿入される切り込み部92が設けられている。切り込み部92は、仕切り板91の上端から底壁82aに達するまで形成されており、その幅は、ガイド64が挿入された際に隙間がわずかに設けられるように設定されている。
なお、図11に示すように、バッファー22の鍔部22bがコーヒーノズル23の本体部81の上端部に接するまでコーヒーノズル23にバッファーノズル61を挿入した際に、バッファーノズル61のガイド64の最下端部66と側方排出部82の底壁82aとに隙間が設けられるように、ガイド64の上下長さが設定されている。
以上のような構成により、コーヒーノズル23から供給されるコーヒーについては、バッファー22から、バッファーノズル61及びコーヒーノズル23の2つのノズルを経由して鉛直方向下方に注出されてカップCに供給される。
このように、コーヒーノズル23からコーヒーを供給した際には、バッファー22内部やフィルタ62にコーヒーが残留し、コーヒーの提供後に後垂れが発生する虞がある。しかしながら、本実施形態では、バッファーノズル61の注出口63からコーヒーの後垂れが滴下しようとしても、即ち所定値以下の流速のコーヒーは、ガイド64の基端部65から下方に傾斜するガイド64の下端部64aを伝ってコーヒーノズル23の側方排出部82内に排出される。ガイド64を伝ったコーヒーは、ガイド64と仕切り板91との間の隙間を通過して、底壁82a上を径方向外方に排出される。
側方排出部82の底壁82a上を径方向外方に排出されたコーヒーは、側方排出部82の径方向外方端部の開口部87から下方に排出される。側方排出部82の径方向外方端部の下方には、ノズル下方トレイ20の皿部20aが位置しているので、バッファーノズル61の注出口63からのコーヒーの後垂れは、側方排出部82から排出され、ノズル下方トレイ20の皿部20a、筒部20bを経由して、本体部3の排水トレイ28に排出される。
これにより、コーヒーノズル23からのコーヒー供給後の後垂れを防止することができる。例えばカフェラテにおいてカップCへミルクを供給した後にコーヒーの後ダレが滴下すると見栄えを悪化させる虞があるが、本実施形態ではこのような問題を回避することができる。
また、上記のように、フィルタ62を設けることによって、バッファー22内でコーヒーを滞留させることができるので、カプチーノのように少量のコーヒーを供給する場合であってもコーヒーの大きな泡を効果的に消すことができる。特に、コーヒー抽出ユニットにおいて、チューブポンプを用い圧力を掛けてコーヒーを抽出する構成である場合には、チューブポンプによる圧力の脈動によって泡が出やすくなるが、本実施形態におけるバッファー22及びフィルタ62によってコーヒーにおける泡を十分に消すことができ、品質のよいコーヒー飲料を提供することができる。
また、フィルタ62によってバッファーノズル61からコーヒーの注出速度が低下するので、特にレギュラーコーヒーを抽出した際に、抽出終わりの雑味のある部分の流速を所定値以下とすることができ、後垂れとしてコーヒーノズル23の側方排出部82からノズル下方トレイ20に排出されて、カップCに供給されないので、更に品質のよいコーヒーを提供することができる。
なお、バッファーノズル61の上流側にフィルタ62を設けたので、コーヒーの供給後にフィルタ62のメッシュ部70がコーヒーの液体や泡により塞がった場合には、例えばストローに適量の水を入れ一方の開口を塞ぐと他方の開口から水が流出しないのと同じように、バッファーノズル61の内部に残留しているコーヒーが排出され難くなる虞がある。しかし、本実施形態では、フィルタ62のメッシュ部70と、バッファーノズル61との間の空間が、吸気口部72の上部の吸気口73を介してバッファー22内部の上部空間と連通するように構成されているので、コーヒーの供給後にフィルタ62がコーヒーの液体や泡により塞がったとしても、図11中の点線矢印で示すように吸気口73から空気が導入され、バッファーノズル61内部に残留しているコーヒーを排出し易くする。吸気口73は、バッファー22の底壁22aよりも上方に突出しているので、バッファー内に供給されたコーヒーは吸気口73に流れ込まずに、メッシュ部70上へ流れ込む。このように、吸気口部72が上方に突出しており、メッシュ部70と一体化してフィルタ62を構成しているので、フィルタ62を清掃する際には、吸気口部72を摘んで持ち上げることで、容易にバッファー22からフィルタ62を取り外すことができ、清掃を容易にすることができる。
また、バッファーノズル61におけるガイド64の基端部65が、注出口63において軸心方向に突出しているので、注出口63から滴下するような少量の排出では、コーヒーノズル23側に落下せずに、ガイド64を伝って側方排出部82に排出され易くなり、コーヒー注出後の後垂れを更に抑制することができる。なお、上記実施形態において、ガイド64の基端部65を注出口63の中に突出させているが、この基端部65を注出口63の中に突出させずに、ガイド64の下端部64aと少なくとも基端部65の周辺、望ましくは注出口63の端部とガイド64の下端部64aの近傍を含め、表面にシボ加工等の毛細管現象を生ずる加工を施してもよい。このようにシボ加工等を施すことによって、ガイド64の表面を液体が滞留し易くなるので、ガイド64からコーヒーノズル23側に落下せずに、ガイド64を伝って側方排出部82に排出され易くなる。
また、ガイド64の下端部64aには、V溝67が設けられているので、注出口63からコーヒーが滴下しようとする際に、ガイド64の下端部64aをコーヒーが落下せずにV溝67を伝って径方向外方に移動し易くなる。これにより、コーヒーの注出後にバッファーノズル61内に残留しているコーヒーが注出口63から排出される際に、コーヒーノズル23側に落下せずに、ガイド64を伝って更に側方排出部82に排出され易くなる。
また、ガイド64の下端部64aは、バッファーノズル61の注出口63近傍部では傾斜が小さく、径方向外方部では傾斜が大きく2段階の傾斜となっているので、ガイド64の長さ(バッファーノズル61の径方向での寸法)を短くすることができる。バッファーノズル61の注出口63近傍部(注出口63側の部位)で傾斜を小さくすることで、注出口63からガイド64の下端部64aを伝って外方に導かれるコーヒーの流速を低いものに限定することができる。したがって、コーヒーの注出時ではコーヒーノズル23側に無駄なくコーヒーを供給してコーヒーノズル23から注出することができ、注出口63からのコーヒーの後垂れのみを側方排出部82の開口部87から排出させることができる。また、ガイド64の下端部の径方向外方部(注出口63側の部位よりも外側の部位)の傾斜を大きく(急に)することで、ガイド64の下端部を伝ってくるコーヒーの後垂れを速やかに側方排出部82の開口部87から排出させることができる。
また、コーヒーノズル23の側方排出部82の内部に一対の仕切り板91が設けられ、側方排出部82内の下部の流路断面積を狭くすることで、側方排出部82から排出されるコーヒーの流量を少なくすることができる。コーヒー供給時に大量のコーヒーが側方排出部82内に流れ込んだとしても、この仕切り板91によって堰き止められ、コーヒーノズル23側に排出される。したがって、コーヒー供給時における側方排出部82からのコーヒーの無駄な排出、即ちコーヒーの無駄な廃棄を抑制することができる。
このように、本実施形態のコーヒーノズル23においては、その上流側に上記のようなバッファーノズル61を設けた構成により、アクチュエータを設けることもなく簡単な構成で、コーヒーの後垂れを防止することができる。
なお、本発明の飲料供給装置は、以上の実施形態に限定されるものではない。例えばカップを設置するカップセット部については、上記実施形態のように扉部2に設けられたカップステーション7に限定するものではなく、カップホルダによってカップを把持する構成でもよいし、本体部3内の所定の位置でカップへ飲料を供給した後に取出口へ移送して提供する構成でもよい。
また、上記実施形態では、バッファーノズル61とコーヒーノズル23とにより、コーヒーを注出するノズルを構成しているが、バッファーノズル61とコーヒーノズル23とを一体化して1つのノズルとしてもよい。
また、上記実施形態のコーヒーマシン1は、生乳を泡立てたミルクをミルクノズルから供給するものであるが、粉末乳をお湯で溶解したミルクをカップに供給するコーヒーマシンにも本発明を適用することができる。また、ココアや抹茶等のようにミルクやコーヒー以外の飲料を提供する装置にも本発明を広く適用することができる。
1 コーヒーマシン(飲料供給装置)
7 カップステーション(カップセット部)
23 コーヒーノズル(第1のノズル、ノズル)
61 バッファーノズル(第2のノズル、ノズル)
63 注出口
64 ガイド
65 基端部(端部)
67 V溝(溝)
91 仕切り板(排出規制手段)
C カップ

Claims (13)

  1. カップセット部に設置されたカップに対し、当該カップの上方に先端を配置したノズルから飲料を供給する飲料供給装置であって、
    前記ノズルは、鉛直方向下方に飲料を注出し、
    前記ノズルの側面に、当該ノズルを通過する所定値以下の流速の飲料を前記ノズルの側方に排出させる側方排出部を備えたことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記ノズルは、第1のノズルと、当該第1のノズルの上方に配置された第2のノズルとにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. カップセット部に設置されたカップに対し、当該カップの上方に先端を配置した第1のノズルから飲料を供給する飲料供給装置であって、
    前記第1のノズルの上方に第2のノズルを備え、
    前記第1のノズルは、鉛直方向下方に飲料を注出し、
    前記第1のノズルの側面に、当該第1のノズルを通過する所定値以下の流速の飲料を前記第1のノズルの側方に排出させる側方排出部を備えたことを特徴とする飲料供給装置。
  4. 前記側方排出部は、前記第2のノズルから飲料を注出した後の後垂れを前記第1のノズルの側方に排出することを特徴とする請求項3に記載の飲料供給装置。
  5. 前記第2のノズルは、鉛直方向下方に飲料を注出することを特徴とする請求項4に記載の飲料供給装置。
  6. 前記第1のノズルと前記第2のノズルとは、鉛直線上に同軸に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の飲料供給装置。
  7. 前記第2のノズルの注出口から飲料の後垂れを前記側方排出部に導くガイドを備えたことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の飲料供給装置。
  8. 前記第2のノズルの注出口に、前記ガイドの端部が突出していることを特徴とする請求項7に記載の飲料供給装置。
  9. 前記ガイドの下面に毛細管現象を生じる加工を施したことを特徴とする請求項7または8に記載の飲料供給装置。
  10. 前記毛細管現象を生じる加工は、前記ガイドの下面に設けた溝であることを特徴とする請求項9に記載の飲料供給装置。
  11. 前記ガイドの下端部は、前記第2のノズルの注出口から外側方に向けて斜め下方に傾斜していることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の飲料供給装置。
  12. 前記前記ガイドの下端部は、2段階に傾斜し、前記第2のノズルの注出口側の部位よりも当該部位の外側の部位が急な傾斜になっていることを特徴とする請求項11に記載の飲料供給装置。
  13. 前記側方排出部に、所定流量以上の飲料の前記第1のノズルの側方への排出を堰き止める排出規制手段を備えたことを特徴とする請求項3から12のいずれか1項に記載の飲料供給装置。
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