JP2018190212A - タッチ入力装置 - Google Patents

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Fumikazu Komeno
史一 米野
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Abstract

【課題】付加電極に検出信号を印加し続けることなく、検出精度を向上できるタッチ入力装置を提供する。【解決手段】表皮20を介してタッチ操作を受け付ける検出電極10と、表皮20を介して検出電極10の一部の領域と対向するように配置される付加電極30と、検出電極10と付加電極30との間の検出結果に基づいて、検出電極10によるタッチ操作の有無を判定する制御部40と、を備えてタッチ入力装置1を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、タッチ入力装置に関する。
従来、静電容量型のタッチパネルを用いたタッチ入力装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
このタッチ入力装置は、タッチパネル検出用センサ配線が配設されるタッチスクリーン基板と、タッチスクリーン基板と重ねて配置され、その一方主面に指示体が接触する透明基板と、指示体とタッチパネル検出用センサ配線との間の静電容量の変化を検出し、透明基板上での指示体の接触位置を検出する静電容量検出回路とを備え、透明基板は、タッチスクリーン基板のセンサ有効領域と重ならない領域に付加電極を有し、静電容量検出回路は、複数のタッチパネル検出用センサ配線で検出した検出信号が入力され、検出信号をバッファ回路を介して付加電極に与える構成とされている。
このような構成を採ることで、付加電極と検出中のタッチパネル検出用センサ配線との間の電位差が小さくなり、高誘電率物質と筐体との間の寄生容量および高誘電率物質と筐体との間の寄生容量が実質的に消滅し、X方向配線とY方向配線の静電容量検出レベルがタッチ閾値を超えることがなくなり、水滴が付着した場合でも誤検出を抑制できる、とされている。
特開2016−129065号公報
しかし、特許文献1による従来のタッチ入力装置では、付加電極に検出信号を印加し続ける必要があり、消費電力が増加するという問題があった。このため、付加電極に検出信号を印加し続けることなく、検出精度を向上させるという課題があった。
したがって、本発明の目的は、付加電極に検出信号を印加し続けることなく、検出精度を向上できるタッチ入力装置を提供することにある。
[1]上記目的を達成するため、表皮を介してタッチ操作を受け付ける検出電極と、前記表皮を介して前記検出電極の一部の領域と対向するように配置される付加電極と、前記検出電極と前記付加電極との間の検出結果に基づいて、前記検出電極による前記タッチ操作の有無を判定する制御部と、を備える、タッチ入力装置を提供する。
[2]前記検出電極は、前記付加電極との間の検出を行なうときはグランドに接続される、上記[1]に記載のタッチ入力装置であってもよい。
[3]また、前記制御部は、前記検出結果が増加すると前記判定における検出閾値を増加させる、上記[1]又は[2]に記載のタッチ入力装置であってもよい。
[4]また、前記制御部は、前記検出結果が減少すると前記判定における検出閾値を減少させる、上記[1]から[3]のいずれか1に記載のタッチ入力装置であってもよい。
[5]また、前記付加電極は、前記タッチ操作ができない位置に配置されている、上記[1]から[4]のいずれか1に記載のタッチ入力装置であってもよい。
本発明のタッチ入力装置によれば、付加電極に検出信号を印加し続けることなく、検出精度を向上できるタッチ入力装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係るタッチ入力装置の断面図と、回路の概略構成を示す概略構成図である。 図2(a)は、モニタリング時のタッチ入力装置の断面図、及び概略構成図であり、図2(b)は、モニタリング時の検出信号Vを示す検出信号図、図2(c)は、検波後のモニタリング電圧Vmを示す検出信号図である。 図3(a)は、タッチ操作時のタッチ入力装置の断面図、及び概略構成図であり、図3(b)は、タッチ操作時の検出信号Vを示す検出信号図、図3(c)は、検波後の検出信号Vt(Vt1、Vt2)を示す検出信号図である。 図4は、本発明のタッチ入力装置の動作を示すフローチャートである。 図5は、追加部品60を着脱している状態を示す断面図である。
(本発明の実施の形態)
(タッチ入力装置1の構成)
本発明の実施の形態に係るタッチ入力装置1は、表皮20を介してタッチ操作を受け付ける検出電極10と、表皮20を介して検出電極10の一部の領域と対向するように配置される付加電極30と、検出電極10と付加電極30との間の検出結果に基づいて、検出電極10によるタッチ操作の有無を判定する制御部40と、を備えて構成されている。
(検出電極10)
検出電極10は、図1に示すように、本体部50に装着され、表皮20を介してタッチ操作を受け付ける電極である。検出電極10は、絶縁体である本体部50に、導線、金属箔、導電ペースト(印刷)、導電布、等の導電体で形成されている。なお、本体部50は、タッチ入力装置の本体を形成するものであり、例えば、車両の車室内装(センターコンソール、ステアリング等)である。例えば、車両のステアリングの場合は、本体部50は発泡ポリウレタンで形成されたステアリングであり、その表面に導電体で検出電極10が形成されている。本体部50の外層には後述する表皮20が貼り付けられており、本体部50の最外層を形成する。
検出電極10は、操作者の手指によるタッチ操作を検出する。上記説明したように、検出電極10の外層には表皮20が貼り付けられているので、検出電極10は、表皮20を介してタッチ操作を受け付ける。
図1に示すように、検出電極10は、その一部であるタッチ検出部10aが本体部50の外層部50aに形成されると共に、他部であるモニタリング部10bが本体部50の傾斜部50bに形成されている。これにより、1つの検出電極10により、外層部50aの領域でタッチ検出を行なうと共に、傾斜部50bにおいて、後述する付加電極30との間で、表皮20の吸湿状態のモニタリングとして、静電容量値の検出または絶縁抵抗値の検出を行なうことができる。なお、他部であるモニタリング部10bが本体部50の傾斜部50bに形成されていることにより、タッチ操作等の外乱の影響を受けずに吸湿状態のモニタリングが可能となる。
(表皮20)
表皮20は、例えば、車両のステアリングの場合は、車室内装(センターコンソール、ステアリング等)の最外層に貼り付けられる絶縁体であり、本革、合成皮革、発泡ポリウレタン等である。この表皮20は、吸湿性があり、吸湿状態により誘電率ε(比誘電率)が変化する。
図1に示すように、表皮20は、検出電極10のタッチ検出部10aの上に貼り付けられると共に、検出電極10のモニタリング部10bの上にも貼り付けられている。タッチ検出部10aは、図1において、上側領域であり、モニタリング部10bは、傾斜領域である。
(付加電極30)
付加電極30は、表皮20を介して検出電極10の一部の領域と対向するように配置される。付加電極30は、本体部50側に装着されてもよいが、本実施の形態では、追加部品60(センターパッド、ステアリングスイッチ等)に装着された状態で、表皮20を介して検出電極10の一部の領域と対向するように配置される構成としている。
付加電極30は、表皮20を介して検出電極10のモニタリング部10bと対向するように配置される。付加電極30は、絶縁体である追加部品60に、導線、金属箔、導電ペースト(印刷)、導電布、等の導電体で形成されている。
付加電極30は、タッチ操作ができない位置に配置されていることが好ましい。図1に示すように、付加電極30の上側は追加部品60で覆われており、タッチ入力装置1へのタッチ操作時における付加電極30への電気的影響が小さい状態となっている。これにより、タッチ操作の判定を精度よく実施することが可能となる。
(制御部40)
制御部40は、検出電極10によるタッチ操作の有無を判定する。また、タッチ操作の有無の判定の精度を上げるために、表皮20の吸湿状態により変化する検出電極10と付加電極30との間の検出値(静電容量値または絶縁抵抗値)を検出する。本実施の形態では、静電容量値に対応する電圧を検出するものとして説明する。この検出結果に基づいて、タッチ操作の有無の判定における検出閾値であるタッチ検出閾値を変更する。すなわち、制御部40は、表皮20の吸湿状態を推定してタッチ操作の検出感度を調整する機能を備えている。
制御部40は、検出回路部32、切替制御部33、及びスイッチ部34、35から概略構成されている。検出回路部32は、検出電極10、付加電極30がそれぞれ所定の電気的接続状態に切り替えられてモニタリング動作、タッチ検出動作を行なう。切替制御部33は、モニタリング動作、タッチ検出動作時において所定の電気的接続状態に切り替えるためにスイッチ部34、35を切り替え制御する。
検出回路部32は、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU、記憶部として半導体メモリであるRAM及びROM等を備える。ROMには、例えば、タッチ入力装置1が動作するためのプログラム、タッチ検出閾値Vth、吸湿度ごとのテーブル等が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
また、検出回路部32は、所定の周波数で検出電極10または付加電極30に電荷をチャージして、検出電極10または付加電極30の電圧を検出してそれぞれの静電容量値に対応する電圧を検出値として出力する。
図1に示すように、検出回路部32は、所定の周波数で電圧を発生させる発振部32a、これに基づいて検出電極10または付加電極30に電荷をチャージする共振部32b、検出電極10または付加電極30の電圧を検出して検波(検波及び平滑化)する検波部32c、及び、検波部32cの出力をハイインピーダンスで受けて静電容量値に対応する電圧値(VmまたはVt)を出力する増幅部32dから構成されている。
スイッチ部34は、図1に示すように、切替制御部33により切り替え制御されて付加電極30と検出回路部32との電気的接続状態を切り替えるものである。スイッチ部34は、例えば、MOS−FET等で構成することができる。スイッチ部34の一端34aは付加電極30に接続され、他端34bが検出回路部32の32e(共振部32bの出力端、検波部32cの入力端)に接続されている。
スイッチ部34は、モニタリング時において、切替制御部33により、ゲート部34gが切替制御部33により制御されて一端34aと他端34bは接続状態とされる。また、タッチ検出時において、切替制御部33により、ゲート部34gが制御されて一端34aと他端34bは非接続状態とされる。すなわち、付加電極30は電気的にオープンの状態とされる。
スイッチ部35は、図1に示すように、切替制御部33により切り替え制御されて検出電極10と検出回路部32との電気的接続状態を切り替えるものである。スイッチ部34は、例えば、MOS−FET等で構成することができる。スイッチ部35の端子35aは検出電極10に接続され、端子35bが検出回路部32の32e(共振部32bの出力端、検波部32cの入力端)に接続されている。また、端子35cは、グランドGNDに接続されている。
スイッチ部35は、モニタリング時において、切替制御部33により、ゲート部35gが切替制御部33により制御されて端子35aと端子35cは接続状態とされる。すなわち、検出電極10はグランドGNDに接続される。また、タッチ検出時において、切替制御部33により、ゲート部35gが制御されて端子35aと端子35bは接続状態とされる。
(制御部40の動作、モニタリング動作)
モニタリング動作は、検出電極10と付加電極30との間の検出を行なう動作であり、本実施の形態では、検出電極10をグランドGNDに接続した状態で、付加電極30と検出電極10との間の静電容量値に対応したモニタリング電圧Vmの検出を行なう動作である。
図2(a)に示すように、切替制御部33は、スイッチ部34のゲート部34gを制御して、付加電極30を他端34bを介して検出回路部32の32e(共振部32bの出力端、検波部32cの入力端)に接続する。一方、切替制御部33は、端子35aと端子35cを接続状態とし、これにより検出電極10をグランドGNDに接続する。
したがって、モニタリング動作時は、図2(a)に示すように、付加電極30と対向する検出電極10が表皮20を挟んで形成するコンデンサとなっている。
検出回路部32は、所定の周波数で検出電極10に電荷をチャージして、検出信号Vを検出する。この検出信号Vは、図2(b)に示すように、グランドGNDに接続された検出電極10と付加電極30との間の静電容量に基づく電圧信号である。これを検波部32c、増幅部32dを介して図2(a)、(c)に示すように、モニタリング時のモニタリング電圧Vmとして検出する。
図2(a)に示すように、付加電極30の電極面積をS、付加電極30と検出電極10との距離をd、表皮20の誘電率(比誘電率)をεとすると、検出電極10と付加電極30との間の静電容量値は次のように表される。
=ε・ε・S/d、ただし、εは真空の誘電率である。
上記のように検出されたモニタリング動作における静電容量値Cは、検出電極10がグランドGNDに接続した状態で測定された値であるので、表皮20の誘電率のみの関数として測定されたものと等価であるといえる。したがって、このモニタリング動作によるモニタリング電圧Vmは、上記示した静電容量値Cに対応した検出値である。したがって、モニタリング電圧Vmから表皮20の吸湿状態を推定してタッチ操作の検出感度を調整することができる。
制御部40は、上記のモニタリング動作による検出値であるモニタリング電圧Vmに基づいて、タッチ検出閾値Vthを設定することができる。表皮20の吸湿状態により誘電率εは変化するので、例えば、モニタリング電圧Vmの検出結果が増加するとタッチ判定における検出閾値を増加させ、また、モニタリング電圧Vmの検出結果が減少するとタッチ判定における検出閾値を減少させるようにタッチ検出閾値Vthを設定することができる。
また、モニタリング動作による検出値であるモニタリング電圧Vmに基づいて、吸湿度を推定することができる。制御部40は、記憶部に吸湿度ごとのテーブルを備え、推定された吸湿度によりテーブルを参照してモニタリング電圧Vmに対応したタッチ検出閾値Vthを設定することができる。これらにより、表皮20の吸湿状態に応じて適切なタッチ検出閾値Vthを設定することができ、タッチ検出の精度を向上させることができる。
(タッチ操作の検出動作)
タッチ操作の検出動作は、検出電極10と手指100との間の検出を行なう動作であり、本実施の形態では、付加電極30をオープンにした状態で、検出電極10と手指100との間の静電容量値に基づいてタッチ操作時のタッチ検出電圧Vの検出を行なう動作である。
図3(a)に示すように、切替制御部33は、スイッチ部34のゲート部34gを制御して、スイッチ部34の一端34aと他端34bを非接続状態として付加電極30をオープンにする。一方、切替制御部33は、端子35aと端子35bを接続状態とし、これにより検出電極10を検出回路部32の32e(共振部32bの出力端、検波部32cの入力端)に接続する。
図3(a)に示すように、検出電極10にタッチがされた状態では、手指100に相当する電極が仮想グランドGNDに接続されたと等価な回路となる。したがって、タッチ操作の検出動作時は、図3(a)に示すように、手指100と対向する検出電極10が表皮20を挟んで形成するコンデンサとなっている。
タッチ操作時は、図3(a)に示すように、手指100と検出電極10とでコンデンサを形成するが、非タッチ操作時はタッチ検出部10a側はオープンである。表皮20を介して検出電極10をタッチした場合は、図3(a)に示すように、検出電極10が仮想GNDである手指100とコンデンサを形成するので、図3(b)に示すように、検出信号Vは減衰して小さくなる。一方、非タッチ時は、検出信号Vは減衰せず大きい。したがって、表皮20を介して検出電極10をタッチした場合とタッチしない場合で検出信号Vが大きく異なる。
検出信号Vは、図3(b)に示すように、検出電極10の電荷がチャージされた場合の静電容量値に基づく電圧信号である。これを検波部32c、増幅部32dを介して図3(c)に示すように、タッチ操作時の検出信号Vt(タッチ時Vt1、非タッチ時Vt2)として検出する。制御部40は、タッチ検出閾値Vthを用いてタッチ操作の有無を判定することができる。
(制御部40の動作、タッチ操作の有無の判定)
制御部40の動作を、図4で示す本発明のタッチ入力装置の動作を示すフローチャートに従がって、以下に説明する。
制御部40は、動作がスタートすると、まず、切替制御部33により、スイッチ部34、35を所定の状態に切り替えてモニタリング動作を開始する(Step1)。
制御部40は、モニタリング電圧Vmを測定する(Step2)。
制御部40は、モニタリング電圧Vmの値に基づいて、タッチ検出閾値Vthを設定する(Step3)。モニタリング電圧Vmの検出結果が増加するとタッチ判定における検出閾値を増加させ、また、モニタリング電圧Vmの検出結果が減少するとタッチ判定における検出閾値を減少させるようにタッチ検出閾値Vthを設定することができる。これにより、表皮20の吸湿状態に応じて適切なタッチ検出閾値Vthを設定することができる。
切替制御部33により、スイッチ部34、35を所定の状態に切り替えて、タッチ検出電圧Vtを測定する(Step4)。
制御部40は、タッチ検出のタッチ検出電圧Vtがタッチ検出閾値Vthより小さいかどうかを判断する(Step5)。タッチ検出電圧Vtがタッチ検出閾値Vthより小さい場合はStep6へ進み(Step5:Yes)、タッチ検出電圧Vtがタッチ検出閾値Vthより大きい場合はStep7へ進む(Step5:No)。このタッチ検出閾値Vthは、モニタリング動作により表皮20の吸湿状態に応じて適切に設定されたものであるので、Step5によるタッチ判定の精度は高い。
制御部40は、タッチ入力装置1にタッチ操作がされたものとしてタッチ判定を行なう(Step6)。制御部40は、タッチ判定の信号を外部に出力、送信することができる。
制御部40は、タッチ入力装置1にタッチ操作がされてないとして非タッチ判定を行なう(Step7)。制御部40は、非タッチ判定の信号を外部に出力、送信することができる。
制御部40は、モニタリング周期に達したかどうかを判断する(Step8)。モニタリング周期に達した場合はStep1へ戻って新たなモニタリングを実施し(Step8:Yes)、モニタリング周期に達してない場合はStep4へ戻って、タッチ判定を繰り返して実行する(Step8:No)。これにより、所定のモニタリング周期を設定することにより、モニタリング周期でのタッチ検出閾値Vthの更新が可能となり、タッチ判定の精度を確保することが可能となる。
(追加部品60)
本実施の形態では、図5に示すように、追加部品60(センターパッド、ステアリングスイッチ等)に付加電極30を装着した状態で、本体部50に組み付ける構成としている。必要に応じて、図5に示すA方向に、追加部品60を本体部50に組み付けることができる。
なお、追加部品60は、ユーザによる着脱が可能とされてもよい。また、追加部品60の本体部50への組み付けの際に、コネクタまたは接続機構により付加電極30をスイッチ部34の一端34aに電気的に接続されるようにする。また、制御部40は、追加部品60の着脱を検知してモニタリング機能のオンオフを制御する。
付加電極30を追加部品60に装着することにより、必要に応じて付加電極30を備えたタッチ入力装置1とすることができる。したがって、モニタリング機能をオプション機能とすることが可能となる。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るタッチ入力装置は、以下のような効果を有する。
(1)タッチ入力装置1は、表皮20を介してタッチ操作を受け付ける検出電極10と、表皮20を介して検出電極10の一部の領域と対向するように配置される付加電極30と、検出電極10と付加電極30との間の検出結果に基づいて、検出電極10によるタッチ操作の有無を判定する制御部40と、を備えて構成されている。これにより、予め検出電極10と付加電極30との間の検出結果(モニタリング結果)に基づいてタッチ検出閾値Vthを設定することができ、タッチ検出の精度を向上させることができる。また、モニタリング時のみ付加電極に検出信号を印加すればよいので、消費電力を抑制することができるという効果も有する。
(2)タッチ入力装置1を車両に適用する場合、表皮20として、車室内装(センターコンソール、ステアリング等)の最外層に貼り付けられる、本革、合成皮革、発泡ポリウレタン等が多用される。これら本革、合成皮革等は、吸湿性があり、吸湿状態により誘電率ε(比誘電率)が変化する。また、車両内は、湿度変化も大きいので、本発明の実施の形態に係るタッチ入力装置1を車両に適用する場合の効果も大きい。
(3)付加電極30は、追加部品60(センターパッド、ステアリングスイッチ等)に装着しておくことができ、ユーザにより本体部50への着脱を可能とすることができる。これにより、付加電極30によるモニタリング機能を付加機能とすることができ、オプション選択を充実させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態およびその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態およびその変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…タッチ入力装置、10…検出電極、10a…タッチ検出部、10b…モニタリング部、20…表皮、30…付加電極、32…検出回路部、34…スイッチ部、34a…一端、34b…他端、34g…ゲート部、35…スイッチ部、35a、35b、35c…端子、35g…ゲート部、40…制御部、50…本体部、50a…外層部、50b…傾斜部、60…追加部品、100…手指、C…静電容量値、検出信号V、V…検出信号、Vm…モニタリング電圧、Vt…タッチ検出電圧、Vth…タッチ検出閾値、GND…グランド、ε…誘電率、ε…真空の誘電率

Claims (5)

  1. 表皮を介してタッチ操作を受け付ける検出電極と、
    前記表皮を介して前記検出電極の一部の領域と対向するように配置される付加電極と、
    前記検出電極と前記付加電極との間の検出結果に基づいて、前記検出電極による前記タッチ操作の有無を判定する制御部と、
    を備える、タッチ入力装置。
  2. 前記検出電極は、前記付加電極との間の検出を行なうときはグランドに接続される、請求項1に記載のタッチ入力装置。
  3. 前記制御部は、前記検出結果が増加すると前記判定における検出閾値を増加させる、請求項1又は2に記載のタッチ入力装置。
  4. 前記制御部は、前記検出結果が減少すると前記判定における検出閾値を減少させる、請求項1から3のいずれか1項に記載のタッチ入力装置。
  5. 前記付加電極は、前記タッチ操作ができない位置に配置されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のタッチ入力装置。
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