JP2018189886A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】照度分布の均一性が高い小型の光源装置を提供する。【解決手段】本発明の光源装置は、複数の半導体レーザー素子を備えた光源部とコリメート光学系とを備えた光源ユニットと、光線束圧縮光学系と、均一化光学系と、を備える。光線束圧縮光学系の前段において、複数のレーザー光線の各々の断面の長軸方向と短軸方向のうち、光線束が他の方向よりも太い方向を第1の方向とし、光線束圧縮光学系の屈折力が最大の方向を最大屈折方向としたとき、最大屈折方向と第1の方向とのなす角度は、0°よりも大きく、45°未満である。【選択図】図2
Description
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
例えばプロジェクターに用いる光源装置として、レーザー素子と蛍光体とを利用した光源装置が提案されている。下記の特許文献1に、複数のレーザー光源群と複数のミラー群とを含む光源部と、凸レンズ、凹レンズ、マルチレンズアレイ、ダイクロイックミラー、集光レンズ、および蛍光体ホイールを含む蛍光光発生部と、を備えた光源装置が開示されている。この光源装置において、複数のレーザー光源群から射出された複数の光線は、複数のミラー群によって合成され、凸レンズおよび凹レンズによって光束幅が縮小された後、蛍光体ホイールに入射する。
特許文献1の光源装置においては、光源部から射出された複数の光線からなる光線束の断面が長手方向と短手方向とを有するため、光線束が入射する集光レンズに無駄な領域が生じ、集光レンズが大きくなる、という問題があった。また、マルチレンズアレイのレンズ間ピッチによっては、蛍光体上において励起光の照度分布を均一化することが難しい、という問題があった。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、小型化が可能であり、かつ、被照明領域における照度分布の均一性が高い光源装置を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、上記の光源装置を備えたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の光源装置は、複数の半導体レーザー素子を備え、複数のレーザー光線からなる光線束を射出する光源部と、前記光線束を平行化するコリメート光学系と、を備え、平行化された前記光線束を射出する光源ユニットと、前記光源ユニットから射出された前記光線束が入射するアナモフィックな光線束圧縮光学系と、第1のレンズアレイと第2のレンズアレイと集光レンズとが前記光線束圧縮光学系の後段にこの順に設けられてなる均一化光学系と、を備える。前記光線束圧縮光学系の前段において、前記複数のレーザー光線の各々の断面の長軸方向と短軸方向のうち、前記光線束が他の方向よりも太い方向を第1の方向とし、前記光線束圧縮光学系の屈折力が最大の方向を最大屈折方向としたとき、前記最大屈折方向と前記第1の方向とのなす角度は、0°よりも大きく、45°未満である。
本発明の一つの態様の光源装置においては、光線束圧縮光学系の最大屈折方向と光線束の第1の方向とのなす角度が0°よりも大きく、45°未満であるため、光線束圧縮光学系の後段での光線束は、光線束圧縮光学系の前段での光線束に比べて細くなるとともに、光線束を構成する複数のレーザー光線のスポット配列が歪んでいる。この光線束が均一化光学系の第1のレンズアレイに入射する。これにより、光線束圧縮光学系の後段の光学系を小型化できるとともに、照度分布の均一性を高めることができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記複数の半導体レーザー素子の各々は、長手方向と短手方向とを有する発光領域を有し、前記第1の方向は、前記長手方向と前記短手方向とのうちのいずれか一方と平行であってもよい。
この構成によれば、簡易な構成を有する光源部を提供することができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記光線束圧縮光学系は、正の屈折力を有する第1のシリンドリカルレンズと、前記第1のシリンドリカルレンズの後段に設けられた第2のシリンドリカルレンズと、を含み、前記第1のシリンドリカルレンズの母線の方向は、前記第2のシリンドリカルレンズの母線の方向と平行であってもよい。
この構成によれば、一つの方向にのみ屈折力を有する光線束圧縮光学系を構成することができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記最大屈折方向と前記第1の方向とのなす角度は、5°以上、35°以下であってもよい。
この構成によれば、照度分布の均一性をより高めることができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記最大屈折方向と前記第1の方向とのなす角度は、5°以上、15°以下であってもよい。
この構成によれば、光線束圧縮光学系の後段の光学系の小型化と照度分布の均一化との双方を十分に満足することができる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1のレンズアレイは、各々が複数のレンズからなる複数のレンズ列を備え、前記複数のレンズ列のうちの互いに隣り合う2つのレンズ列の間の境界線と前記第1の方向とのなす角度は、0°もしくは90°であってもよい。
この構成によれば、照度分布の均一性をより高めることができる。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記均一化光学系の後段に設けられた波長変換素子をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、所望の色の照明光を得ることができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備える。
本発明の一つの態様によれば、画質に優れた小型のプロジェクターを実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
[プロジェクター]
本実施形態に係るプロジェクターについて説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、照明装置100と、色分離導光光学系200と、光変調装置400Rと、光変調装置400Gと、光変調装置400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学系600と、を備える。
本実施形態に係るプロジェクターについて説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、照明装置100と、色分離導光光学系200と、光変調装置400Rと、光変調装置400Gと、光変調装置400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学系600と、を備える。
本実施形態において、照明装置100は、白色の照明光WLを色分離導光光学系200に向けて射出する。照明装置100は、均一化照明光学系9と、光源装置10と、を備える。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210と、ダイクロイックミラー220と、反射ミラー230と、反射ミラー240と、反射ミラー250と、リレーレンズ260と、リレーレンズ270と、を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100から射出された光を赤色光と緑色光と青色光とに分離し、赤色光、緑色光および青色光をそれぞれが対応する光変調装置400R、光変調装置400Gおよび光変調装置400Bに導く。
色分離導光光学系200と光変調装置400Rとの間には、フィールドレンズ300Rが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Gとの間には、フィールドレンズ300Gが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Bとの間には、フィールドレンズ300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光を透過し、緑色光および青色光を反射する。ダイクロイックミラー220は、緑色光を反射し、青色光を透過する。反射ミラー230は、赤色光を反射する。反射ミラー240および反射ミラー250は、青色光を反射する。
光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bは、入射した色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成する。なお、図示を省略したが、フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G、およびフィールドレンズ300と光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置されている。光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。
クロスダイクロイックプリズム500は、光変調装置400R、光変調装置400Gおよび光変調装置400Bからそれぞれ射出された画像光を合成する。クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出された合成画像光は、投射光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
[光源装置]
光源装置10の構成について説明する。
図2は、光源装置10の概略構成図である。
図2に示すように、光源装置10は、光源ユニット17と、光線束圧縮光学系13と、1/2波長板14と、均一化光学系15と、偏光分離素子23と、位相差板24と、波長変換素子30と、を備える。
光源装置10の構成について説明する。
図2は、光源装置10の概略構成図である。
図2に示すように、光源装置10は、光源ユニット17と、光線束圧縮光学系13と、1/2波長板14と、均一化光学系15と、偏光分離素子23と、位相差板24と、波長変換素子30と、を備える。
光源ユニット17は、光源部11と、コリメート光学系12と、備える。光線束圧縮光学系13は、第1のシリンドリカルレンズ13aと、第2のシリンドリカルレンズ13bと、を備える。均一化光学系15は、第1のレンズアレイ15aと、第2のレンズアレイ15bと、集光レンズ15cと、を備える。
以下、図面を用いた説明において、XYZ座標系を用いて説明する。X方向は、光源装置10における照明光軸100axと平行な方向である。Y方向は、光源部11の光軸ax1と平行な方向である。Z方向は、X方向およびY方向にそれぞれ直交する方向である。
光源部11と、コリメート光学系12と、光線束圧縮光学系13と、1/2波長板14と、第1のレンズアレイ15aと、第2のレンズアレイ15bと、偏光分離素子23とは、光軸ax1上でこの順に並んで配置されている。波長変換素子30と、集光レンズ15cと、位相差板24と、偏光分離素子23とは、照明光軸100ax上でこの順に並んで配置されている。
図3は、光源ユニット17の構成を示す斜視図である。
図3に示すように、光源ユニット17において、光源部11は、第1光源部11Aと、第2光源部11Bと、を備える。第1光源部11Aと第2光源部11Bは、X方向に沿って並んで配置されている。
第1光源部11Aと第2光源部11Bとは同一の構成を有することから、以下では第1光源部11Aの構造を説明する。
図3に示すように、光源ユニット17において、光源部11は、第1光源部11Aと、第2光源部11Bと、を備える。第1光源部11Aと第2光源部11Bは、X方向に沿って並んで配置されている。
第1光源部11Aと第2光源部11Bとは同一の構成を有することから、以下では第1光源部11Aの構造を説明する。
第1光源部11Aは、複数の半導体レーザー素子40と、複数の支持部材60と、を備える。複数の半導体レーザー素子40は、支持部材60に支持されている。支持部材60は、板状の部材であって、例えばアルミニウム、銅などの放熱性に優れた金属材料から構成されている。
半導体レーザー素子40は、青色のレーザー光線B0を射出する。半導体レーザー素子40の発光強度のピーク波長は、例えば445nmである。レーザー光線B0の偏光方向は、レーザー光線B0が偏光分離素子23で反射されるように設定されている。
本実施形態において、4個の半導体レーザー素子40は、一つの支持部材60の上面にX方向に沿って所定の間隔をおいて設けられている。また、各々に4個の半導体レーザー素子40が設けられた4枚の支持部材60は、Z方向に沿って所定の間隔をおいて設けられている。すなわち、第1光源部11Aは、XZ平面に平行な面内において4行4列に配列された16個の半導体レーザー素子40を備える。また、第2光源部11Bは、第1光源部11Aと同様、XZ平面に平行な面内に配列された16個の半導体レーザー素子40を備える。つまり、光源部11は、XZ平面に平行な面内に配列された32個の半導体レーザー素子40を備える。
図4は、半導体レーザー素子40の斜視図である。
図4に示すように、半導体レーザー素子40は、光を射出する発光領域40aを有している。発光領域40aは、射出されたレーザー光線B0の主光線BLaの方向から見て、略矩形状の平面形状を有しており、長手方向W1と短手方向W2とを有する。長手方向W1は、X方向と平行であり、短手方向W2はZ方向と平行である。
図4に示すように、半導体レーザー素子40は、光を射出する発光領域40aを有している。発光領域40aは、射出されたレーザー光線B0の主光線BLaの方向から見て、略矩形状の平面形状を有しており、長手方向W1と短手方向W2とを有する。長手方向W1は、X方向と平行であり、短手方向W2はZ方向と平行である。
半導体レーザー素子40から射出されたレーザー光線B0は、直線偏光からなり、偏光方向が長手方向W1と平行な方向(X方向)である。レーザー光線B0の偏光方向は、1/2波長板14により、短手方向W2と平行な方向(Z方向)に変換される。これにより、レーザー光線B0は、偏光分離素子23で反射される。また、レーザー光線B0の短手方向W2への発散角は、光線Bの長手方向W1への発散角よりも大きい。そのため、レーザー光線B0の主光線BLaに垂直な断面BSは、楕円形である。
図3に示すように、コリメート光学系12は、各半導体レーザー素子40に対応して設けられた複数の凸レンズ50を備える。凸レンズ50は、レーザー光線B0を平行光に変換する。これにより、コリメート光学系12は、光源部11から射出された光線束K(後述)を平行光に変換する。
図5は、光源装置10の要部を−X方向に見た側面図である。図6は、光源装置10の要部を−Z方向に見た平面図である。
光軸ax1と平行に見たとき、第1光源部11Aと第2光源部11Bとからなる光源部11において、32個の半導体レーザー素子40は、Z方向とX方向とに沿って、かつ、XZ面と平行な面に4×8のマトリクス状に配列されている。すなわち、X方向に沿って一列に配置された8個の半導体レーザー素子40からなる素子列SLがZ方向に4列配列されている。以下、素子列SLが延在している方向(X方向)を素子列方向と称する。また、光線束Kを構成する複数のレーザー光線B0のスポット配列も4×8のマトリクス状である。
光軸ax1と平行に見たとき、第1光源部11Aと第2光源部11Bとからなる光源部11において、32個の半導体レーザー素子40は、Z方向とX方向とに沿って、かつ、XZ面と平行な面に4×8のマトリクス状に配列されている。すなわち、X方向に沿って一列に配置された8個の半導体レーザー素子40からなる素子列SLがZ方向に4列配列されている。以下、素子列SLが延在している方向(X方向)を素子列方向と称する。また、光線束Kを構成する複数のレーザー光線B0のスポット配列も4×8のマトリクス状である。
図3に示すように、光源部11は複数のレーザー光線B0を含む光線束Kを射出する。光線束Kは、全ての素子列SLの複数の半導体レーザー素子40から射出される複数のレーザー光線B0からなる。本実施形態において、素子列方向(X方向)の光線束Kの幅は、素子列方向と直交する方向(Z方向)の光線束Kの幅よりも大きい。そのため、光線束KのXZ平面と平行な断面は、X方向に長辺を有し、Z方向に短辺を有する長方形で近似することができる。
なお、光源部11における素子列SLの数、および各素子列SL上に並ぶ半導体レーザー素子40の数は一例であり、上記数に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、光源部11が2つの光源部(第1光源部11Aおよび第2光源部11B)から構成される場合を例に挙げたが、光源部11は1個のユニットから構成されていてもよい。また、素子列SLは、少なくとも1つあればよい。
図5および図6に示すように、光線束圧縮光学系13は、コリメート光学系12の後段に配置されている。光線束圧縮光学系13は、光源ユニット17から射出された光線束Kが入射するアナモフィックな光線束圧縮光学系であり、入射した光線束Kの光束幅を異方的に圧縮して射出させる。
光線束圧縮光学系13は、第1のシリンドリカルレンズ13aと、第1のシリンドリカルレンズ13aの後段に設けられた第2のシリンドリカルレンズ13bと、から構成されている。図6に示すように、第1のシリンドリカルレンズ13aは、正の屈折力を持つ。第2のシリンドリカルレンズ13bは、負の屈折力を持つ。第1のシリンドリカルレンズ13aと第2のシリンドリカルレンズ13bとは、光軸ax1の方向(Y方向)から見て、第1のシリンドリカルレンズ13aの母線と第2のシリンドリカルレンズ13bの母線とが互いに平行になるように配置されている。
光線束圧縮光学系13は、第1のシリンドリカルレンズ13aの母線と垂直な方向に最大の屈折力を有し、第1のシリンドリカルレンズ13aの母線と平行な方向には屈折力を有していない。以下、第1のシリンドリカルレンズ13aの母線および光軸ax1と垂直な方向を光線束圧縮光学系13の最大屈折方向と称する。
本実施形態において、図2、図5および図6に示すように、光線束圧縮光学系13は、最大屈折方向が素子列方向と直交する方向(Z方向)から光軸ax1を中心として所定の角度だけ回転された状態で配置されている。
図7は、光線束圧縮光学系13の前段での光線束Kの断面および光線束圧縮光学系13の回転角θを示す図である。
図7に示すように、光線束圧縮光学系13の前段において、光線束Kは、複数のレーザー光線B0が2次元に配列された構成を有する。図7において、符号A1で示す円は、全てのレーザー光線B0を取り込むのに必要な最小限の円形の領域を示している。
図7に示すように、光線束圧縮光学系13の前段において、光線束Kは、複数のレーザー光線B0が2次元に配列された構成を有する。図7において、符号A1で示す円は、全てのレーザー光線B0を取り込むのに必要な最小限の円形の領域を示している。
ここで、複数のレーザー光線B0の各々の断面の長軸方向W2と短軸方向W1とのうち、光線束Kが他の方向よりも太い方向を第1の方向と定義する。この場合、光線束Kの断面形状はZ方向よりもX方向に長い長方形で近似できるため、符号K1で示す矢印の方向(X方向)が第1の方向である。第1の方向K1は、短軸方向W1と平行である。
図7において、符号M1で示す矢印の方向は、光線束圧縮光学系13の最大屈折方向である。上述したように、光線束圧縮光学系13が光源部11の光軸ax1を中心として回転されていることによって、図7に示すように、光線束圧縮光学系13の最大屈折方向M1と光線束Kの第1の方向K1とは、0°以外の所定の角度θをなす。以下、当該角度θを回転角θと称する。回転角θは、0°よりも大きく、45°未満である。回転角θは、5°以上、35°以下であることが好ましく、5°以上、15°以下であることがより好ましい。
図2に示すように、光線束圧縮光学系13から射出された光線束KSは、均一化光学系15に入射する。均一化光学系15は、第1のレンズアレイ15aと第2のレンズアレイ15bと集光レンズ15cとが光線束圧縮光学系13の後段にこの順に設けられた構成を有する。この構成例のように、第2のレンズアレイ15bと集光レンズ15cとの間には他の光学部材が設けられていてもよい。均一化光学系15は、被照明領域である波長変換素子30の蛍光体層33において光線束KSの強度分布を均一化する。
第1のレンズアレイ15aは、光軸ax1に垂直なXZ面内において、X方向とZ方向に沿って格子状に配列された複数のレンズ15amを備える。第2のレンズアレイ15bは、光軸ax1に垂直なXZ面内において、X方向とZ方向に沿って格子状に配列された複数のレンズ15bmを備える。複数のレンズ15bmは、複数のレンズ15amとそれぞれ対応している。第1のレンズアレイ15aは、各々が複数のレンズからなる複数のレンズ列を備え、複数のレンズ列のうちの互いに隣り合う2つのレンズ列の間の境界線と第1の方向K1とのなす角度は、0°もしくは90°である。
第2のレンズアレイ15bから射出された光線束KLは、偏光分離素子23に入射する。偏光分離素子23は、光軸ax1と照明光軸100axのそれぞれに対して45°の角度をなすように配置されている。
偏光分離素子23は、偏光分離素子23に入射する光線束KLを、偏光分離素子23に対するS偏光成分とP偏光成分とに分離する偏光分離機能を有する。偏光分離素子23は、S偏光の光を反射させ、P偏光の光を透過させる。したがって、偏光分離素子23に入射した光線束KLは、S偏光の励起光BLsとして偏光分離素子23で反射し、位相差板24に向かって進む。また、偏光分離素子23は、波長選択性を有しており、青色の光線束KLとは異なる波長帯の光(蛍光光YL)を偏光状態に依らずに透過させる。
位相差板24は、偏光分離素子23と波長変換素子30との間の光路中に配置された1/4波長板から構成されている。S偏光の励起光BLsは、位相差板24を透過することにより円偏光の励起光BLcに変換された後、集光レンズ15cに入射する。集光レンズ15cは、励起光BLcを波長変換素子30の蛍光体層33に向かって集光させる。
波長変換素子30は、反射型の回転蛍光板で構成されている。すなわち、波長変換素子30は、励起光BLcが入射する側と同じ側に向けて蛍光光YLを射出する。波長変換素子30は、モーター31により回転可能とされた基板32上に環状の蛍光体層33を備えている。基板32は、例えば、アルミニウム、銅等の放熱性に優れた金属製の円板から構成されている。なお、基板32の形状は、円板状に限らない。
蛍光体層33は、励起光BLcによって励起されて、赤色光および緑色光を含む黄色の蛍光光YLを射出する。蛍光体層33は、例えばYAG系蛍光体である(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ceを含有する層からなる。
波長変換素子30は、基板32と蛍光体層33との間に設けられた反射層34をさらに備えている。反射層34は、蛍光体層33で生成された蛍光光YLのうち、基板側に向かう蛍光光YLの大部分を基板32とは反対側に向けて反射する。このようにして、蛍光体層33で生成された蛍光光YLは、集光レンズ15cに向かって射出される。
以下、励起光BLcのうち、蛍光光YLに波長変換されなかった成分を励起光BLcrと称する。励起光BLcrは反射層34で反射され、集光レンズ15cを透過し、位相差板24を再び通過することによってP偏光BLpに変換され、偏光分離素子23に入射する。
蛍光体層33から偏光分離素子23に向かって射出された黄色の蛍光光YLは、集光レンズ15c、位相差板24および偏光分離素子23を透過する。
偏光分離素子23を透過した青色のP偏光BLpと黄色の蛍光光YLとが合成されることによって、白色の照明光WLが生成される。照明光WLは、偏光分離素子23を透過した後、図1に示した均一化照明光学系9に入射する。
図1に示すように、均一化照明光学系9は、第1のレンズアレイ125と、第2のレンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150と、を備えている。
第1のレンズアレイ125は、偏光分離素子23から射出された照明光WLを複数の部分光線束に分割するための複数の第1レンズ125aを有する。複数の第1レンズ125aは、照明光軸100axと直交するYZ面内に格子状に配列されている。
第2のレンズアレイ130は、第1のレンズアレイ125の複数の第1レンズ125aに対応する複数の第2レンズ130aを有する。第2のレンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1のレンズアレイ125の各第1レンズ125aの像を光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bのそれぞれの画像形成領域の近傍に結像させる。複数の第2レンズ130aは、照明光軸100axと直交するYZ面内に格子状に配列されている。
偏光変換素子140は、照明光WLの偏光方向を一方向の直線偏光に揃える。偏光変換素子140は、図示しない偏光分離層と位相差層と反射層とから構成されている。偏光変換素子140は、非偏光である蛍光光YLを直線偏光に変換する。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140から射出された各部分光線束を集光して光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bのそれぞれの画像形成領域の近傍で互いに重畳させる。
本実施形態の光源装置10は、光線束圧縮光学系13の最大屈折方向M1と光線束Kの第1の方向K1とが0°よりも大きく、45°未満の角度θをなしているため、光線束圧縮光学系13の後段での光線束KSは、光線束圧縮光学系13の前段での光線束Kよりも細い。これにより、光線束圧縮光学系13の後段の光学系を小型化することができる。
また、光線束Kを構成する複数のレーザー光線B0のスポット配列は、後述するように、光線束圧縮光学系13の前段のマトリクス状から光線束圧縮光学系13の後段での歪んだ状態に変化する。これにより、波長変換素子30の蛍光体層33上での照度分布の均一性を高めることができる。
ここで、本発明者は、本実施形態の光源装置10の効果を実証するため、光線束圧縮光学系13の回転角θと蛍光体層33上での照度分布との関係を、シミュレーションにより調べた。
図8A〜図8Cは、回転角θを0°としたときのシミュレーション結果である。
図9A〜図9Cは、回転角θを5°としたときのシミュレーション結果である。
図10A〜図10Cは、回転角θを10°としたときのシミュレーション結果である。
図11A〜図11Cは、回転角θを15°としたときのシミュレーション結果である。
図12A〜図12Cは、回転角θを20°としたときのシミュレーション結果である。
図13A〜図13Cは、回転角θを25°としたときのシミュレーション結果である。
図14A〜図14Cは、回転角θを30°としたときのシミュレーション結果である。
図15A〜図15Cは、回転角θを35°としたときのシミュレーション結果である。
図16A〜図16Cは、回転角θを40°としたときのシミュレーション結果である。
図17A〜図17Cは、回転角θを45°としたときのシミュレーション結果である。
図9A〜図9Cは、回転角θを5°としたときのシミュレーション結果である。
図10A〜図10Cは、回転角θを10°としたときのシミュレーション結果である。
図11A〜図11Cは、回転角θを15°としたときのシミュレーション結果である。
図12A〜図12Cは、回転角θを20°としたときのシミュレーション結果である。
図13A〜図13Cは、回転角θを25°としたときのシミュレーション結果である。
図14A〜図14Cは、回転角θを30°としたときのシミュレーション結果である。
図15A〜図15Cは、回転角θを35°としたときのシミュレーション結果である。
図16A〜図16Cは、回転角θを40°としたときのシミュレーション結果である。
図17A〜図17Cは、回転角θを45°としたときのシミュレーション結果である。
図8A〜図17Aは、光線束圧縮光学系13の後段での光線束、すなわち圧縮後の光線束の断面を示す図である。図中の符号A1で示す円は、図7に示した圧縮前の光線束Kの全てのレーザー光線を取り込むのに必要な最小限の領域(以下、必要最小領域A1と称する)を示している。符号A2で示す円は、図8Aに示したように、回転角を0°としたときの圧縮後の光線束KSの全てのレーザー光線B2を取り込むのに必要な最小限の領域(以下、必要最小領域A2と称する)を示している。つまり、必要最小領域を示す円A2は、回転角が0°の場合の光線束KSの中心から最も遠い位置(矩形の角にあたる位置)にあるレーザー光線B2の断面が内接するように描いた円である。
図8B〜図17Bは、被照明領域における照度分布を示す図である。白く見える箇所が照度の高い箇所を示し、黒く見える箇所が照度の低い箇所を示している。
図8C〜図17Cは、被照明領域における照度分布を示すグラフである。グラフの横軸は被照明領域上の位置[相対値]、縦軸は照度[相対値]を示している。符号BXのグラフは素子列方向(X方向)における照度分布を示し、符号BZのグラフは素子列方向と垂直な方向(Z方向)における照度分布を示している。また、各グラフは、被照明領域の中心を通る線に沿った照度分布を示している。
図8B〜図17Bは、被照明領域における照度分布を示す図である。白く見える箇所が照度の高い箇所を示し、黒く見える箇所が照度の低い箇所を示している。
図8C〜図17Cは、被照明領域における照度分布を示すグラフである。グラフの横軸は被照明領域上の位置[相対値]、縦軸は照度[相対値]を示している。符号BXのグラフは素子列方向(X方向)における照度分布を示し、符号BZのグラフは素子列方向と垂直な方向(Z方向)における照度分布を示している。また、各グラフは、被照明領域の中心を通る線に沿った照度分布を示している。
図8Aに示すように、回転角θを0°とした場合、必要最小領域A2は必要最小領域A1よりも小さい。ところが、この場合、図8B、図8Cに示すように、被照明領域における照度分布のムラが大きく、照度分布の均一性が十分ではない。
これに対して、図9Aに示すように、回転角θを5°とした場合、光線束KSの断面形状は、平行四辺形で近似されるように歪んでいる。また、複数のレーザー光線B2のスポット配列も歪んでいる。ただし、光線束KSは、必要最小領域A2からはみ出していない。そのため、回転角θを0°とした場合と同様、光線束圧縮光学系13の後段の光学系を小型化できる、という効果が得られる。それに加えて、図9B、図9Cに示すように、回転角θを0°とした場合と比べて、被照明領域における照度分布のムラが少なく、照度分布の均一性が高い。
図10A〜図10C、図11A〜図11Cに示すように、回転角θを10°もしくは15°とした場合も、回転角θを5°とした場合と同様、照度分布の均一性が高く、かつ小型化を図れるという効果が得られた。
図12Aに示すように、回転角θを20°とした場合、スポット配列の歪みがやや大きくなり、光線束KSは、必要最小領域A2からわずかにはみ出しているものの、光線束圧縮光学系13の後段の光学系の小型化を阻害する程ではない。また、図12B、図12Cに示すように、照度分布の均一性については、良好な状態を維持できている。
図13A〜図13C、図14A〜図14C、図15A〜図15Cに示すように、回転角θを25°、30°もしくは35°とした場合も、回転角θを20°とした場合と同様な結果が得られた。
図16Aに示すように、回転角を40°とした場合、光線束KSの必要最小領域A2からのはみ出しはさらに大きくなるが、必要最小領域A1に比べて小さく、光線束圧縮光学系13の後段の光学系の小型化の効果が得られる。図16B、図16Cに示すように、照度分布の均一性は、回転角を35°とした場合よりもやや低いが許容範囲である。
図17A〜図17Cに示すように、回転角θを45°とした場合、回転角θが40°の場合とほぼ同等の均一性が得られた。しかし、光線束KSの断面形状の歪みが大きすぎるため、小型化の効果は得られない。
以上のシミュレーション結果から、光線束圧縮光学系13の回転角θは、0°よりも大きく、45°未満である必要があり、さらに、回転角θは、5°以上、35°以下であることが好ましく、5°以上、15°以下であることがより好ましいことが判った。
また、本実施形態においては、光線束圧縮光学系13が、正の屈折力を有する第1のシリンドリカルレンズ13aと、負の屈折力を有する第2のシリンドリカルレンズ13bと、を含み、互いの母線の方向が平行であるため、簡易な構成で最大屈折方向を有する光線束圧縮光学系13を構成することができる。
また、本実施形態の光源装置10においては、第1のレンズアレイ15aのレンズ列の間の境界線と第1の方向K1とのなす角度が0°もしくは90°であるため、照度分布の均一性をさらに高めることができる。
また、本実施形態の光源装置10は、均一化光学系15の後段に設けられた波長変換素子30を備えているため、所望の色の照明光を得ることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、上記の光源装置10を備えているため、画質に優れ、小型化が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態の内容に限定されることはなく、発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば上記実施形態では、半導体レーザー素子から射出された青色光の一部を波長変換して得られた黄色の蛍光光と、波長変換されなかった青色光の他の一部と、を合成して白色光を得る光源装置の例を挙げたが、半導体レーザー素子から射出された青色光を波長変換して得られた黄色の蛍光光と、他の半導体レーザー素子から射出された青色光と、を合成して白色光を得る光源装置に本発明を適用してもよい。また、光源装置は、必ずしも波長変換素子を備えていなくてもよい。
例えば上記実施形態では、半導体レーザー素子から射出された青色光の一部を波長変換して得られた黄色の蛍光光と、波長変換されなかった青色光の他の一部と、を合成して白色光を得る光源装置の例を挙げたが、半導体レーザー素子から射出された青色光を波長変換して得られた黄色の蛍光光と、他の半導体レーザー素子から射出された青色光と、を合成して白色光を得る光源装置に本発明を適用してもよい。また、光源装置は、必ずしも波長変換素子を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、3つの光変調装置400R,400G,400Bを備えるプロジェクター1を例示したが、1つの光変調装置でカラー映像を表示するプロジェクターに適用することも可能である。また、光変調装置として、デジタルミラーデバイスを用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明による光源装置をプロジェクターに応用する例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置を自動車用ヘッドライトなどの照明器具にも適用することができる。
1…プロジェクター、10…光源装置、11…光源部、12…コリメート光学系、13…光線束圧縮光学系、13a…第1のシリンドリカルレンズ、13b…第2のシリンドリカルレンズ、15…均一化光学系、15a…第1のレンズアレイ、15b…第2のレンズアレイ、15c…集光レンズ、17…光源ユニット、30…波長変換素子、40…半導体レーザー素子、40a…発光領域、400B,400G,400R…光変調装置、600…投射光学系、K,KL,KS…光線束、K1…第1の方向、M1…最大屈折方向。
Claims (8)
- 複数の半導体レーザー素子を備え、複数のレーザー光線からなる光線束を射出する光源部と、前記光線束を平行化するコリメート光学系と、を備え、平行化された前記光線束を射出する光源ユニットと、
前記光源ユニットから射出された前記光線束が入射するアナモフィックな光線束圧縮光学系と、
第1のレンズアレイと第2のレンズアレイと集光レンズとが前記光線束圧縮光学系の後段にこの順に設けられてなる均一化光学系と、を備え、
前記光線束圧縮光学系の前段において、前記複数のレーザー光線の各々の断面の長軸方向と短軸方向とのうち、前記光線束が他の方向よりも太い方向を第1の方向とし、前記光線束圧縮光学系の屈折力が最大の方向を最大屈折方向としたとき、
前記最大屈折方向と前記第1の方向とのなす角度は、0°よりも大きく、45°未満である、光源装置。 - 前記複数の半導体レーザー素子の各々は、長手方向と短手方向とを有する発光領域を有し、
前記第1の方向は、前記長手方向と前記短手方向とのうちのいずれか一方と平行である、請求項1に記載の光源装置。 - 前記光線束圧縮光学系は、正の屈折力を有する第1のシリンドリカルレンズと、前記第1のシリンドリカルレンズの後段に設けられた第2のシリンドリカルレンズと、を含み、
前記第1のシリンドリカルレンズの母線の方向は、前記第2のシリンドリカルレンズの母線の方向と平行である、請求項1または請求項2に記載の光源装置。 - 前記最大屈折方向と前記第1の方向とのなす角度は、5°以上、35°以下である、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の光源装置。
- 前記最大屈折方向と前記第1の方向とのなす角度は、5°以上、15°以下である、請求項4に記載の光源装置。
- 前記第1のレンズアレイは、各々が複数のレンズからなる複数のレンズ列を備え、
前記複数のレンズ列のうち、互いに隣り合う2つのレンズ列の間の境界線と前記第1の方向とのなす角度は、0°もしくは90°である、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記均一化光学系の後段に設けられた波長変換素子をさらに備えた、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の光源装置。
- 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
前記画像光を投射する投射光学系と、を備えた、プロジェクター。
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