JP2018189181A - ギヤの軸支持構造 - Google Patents

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博之 渡邊
Hiroyuki Watanabe
博之 渡邊
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Abstract

【課題】ギヤ固定壁面からギヤ突出端までの全長を変えることなく固定側と回転側との回転軸線に沿う支持長を長く確保することができるギヤの軸支持構造を提供すること。【解決手段】雌ねじ穴を形成したギヤ固定壁面と、ギヤ固定壁面に設けた駆動ギヤと噛み合って動力伝達を受けるギヤ本体と、ギヤ本体の回転軸線に沿う接合面部でギヤ本体を固定するギヤブロックと、ギヤブロックを回転軸線上で貫通するとともにギヤブロックを回転可能に支持するボルト部材と、を備え、ボルト部材は、雌ねじ穴と螺合する雄ねじ部と、回転軸線に沿ってギヤブロックに設けた円筒状の貫通穴と接触する中実円筒状の支持軸部と、ギヤブロックを雄ねじ部とは反対側から雄ねじ部に向けて押圧支持するフランジ部と、を一体に有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ギヤの軸支持構造に関し、特に、駆動ギヤと噛み合って従動回転することによって高負荷を受けるギヤの軸支持構造に関する。
従来から、駆動ギヤと噛み合って従動回転する従動ギヤにあっては、動力伝達に伴って駆動ギヤから負荷を受ける。また、このような従動ギヤを二つの伝動軸間の動力伝達のために介装したアイドルギヤとした場合には、従動ギヤとしての機能と駆動ギヤとしての機能とを具備していることから、その負荷は高くなる。さらに、大径ギヤと小径ギヤとを同軸上に設けた2段ギヤでアイドルギヤを構成した場合には、回転軸線に沿う長さ(厚さに相当)が長くなることから、より一層高負荷となる。
図3は、内燃機関(例えば、車両用のエンジン)のクランク軸に固定したクランクギヤを駆動ギヤとした動力伝達系(以下、「ギヤトレーン」とも称する。)に用いるアイドルギヤ30を2段ギヤで構成した場合の軸支持構造の一例を示す。
図3において、ギヤトレーンに用いるアイドルギヤ30は、内燃機関(全体図省略)の外郭の一部を構成するエンジンブロック31をギヤ固定壁面として、ボルト32及びワッシャ33を介して回転可能に固定されている。したがって、アイドルギヤ30は、ボルト32の軸線Pを回転中心として回転する(以下、軸線Pを「回転軸線P」とも称する)。
アイドルギヤ30は、ワッシャ33によってエンジンブロック31に固定の支持軸34と、支持軸34の外周に配置した軸受35と、軸受35に対して回転自在なギヤブロック36と、ギヤブロック36に固定の小径ギヤ37と、小径ギヤ37に固定の大径ギヤ38と、を備える。
この際、ボルト32の頭部は、その端部寄りの一部が大径ギヤ38の外端面38aから突出している。このようなギヤトレーンの前面、すなわち、ボルト32の頭部側にはフライホイールハウジング(図示せず)をエンジンブロック31及びシリンダブロック(図示せず)に固定している。
このため、ボルト32の頭部が大径ギヤ38の端面38aから大きく突出してしまうと、その分だけ回転軸線Pに沿う長さ方向にスペースを必要としてしまうため、エンジンの全長が長くなるという問題が指摘されている(例えば、特許文献1参照)。
したがって、大径ギヤ38の端面38aからアイドルギヤ30を固定するための固定部材(ボルト32)の突出長W1は、できるだけ短いのがよい。一方、支持軸34に対してアイドルギヤ30として大径ギヤ38と小径ギヤ37とを一体に回転させるギヤブロック36は、回転軸線に沿う長さを長く確保することによって高負荷を軽減することができる。したがって、アイドルギヤ30の回転に対して、固定側である支持軸34と回転側であるギヤブロック36とは、回転軸線Pに沿う支持長W2をできるだけ長く確保するのが望ましい。
実開平05−036156号公報
しかしながら、このようなギヤの軸支持構造にあっては、突出長W1にある程度の制約があるうえ、支持長W2を長く確保するためにボルト32の軸長を長くしてしまうと、結果的に突出長W1を長くすることと同じ結果となってしまう。すなわち、エンジンブロック31の外端面(ギヤ固定壁面)からアイドルギヤ30の固定部材としてのボルト32の頭部(ギヤ突出端)までの全長W3が長くなり、結果としてエンジンの全長が長くなってしまう。
しかも、支持長W2を長く確保するためにボルト32の軸長を長くすると、大径ギヤ38及び小径ギヤ37がエンジンブロック31からそれだけ離れる要因ともなり、ギヤトレーンの全体を構成する各ギヤもエンジンブロック31から離れてしまう。その結果、各ギヤを支持する支持軸も長くなり、全体的に高負荷な構成となってしまう。
したがって、ギヤ固定壁面であるエンジンブロック31から、ギヤ突出端であるアイドルギヤ30の固定部材としてのボルト32の頭部まで、の全長W3を変えることなく固定側と回転側との回転軸線Pに沿う支持長W2を長く確保するのが望ましい。
本開示の技術は、上述のような課題を解決するために、ギヤ固定壁面からギヤ突出端までの全長を変えることなく固定側と回転側との回転軸線に沿う支持長を長く確保することができるギヤの軸支持構造を提供することを目的とする。
本開示の技術は、上記目的を達成のため、雌ねじ穴を形成したギヤ固定壁面と、前記ギヤ固定壁面に設けた駆動ギヤと噛み合って動力伝達を受けるギヤ本体と、前記ギヤ本体の回転軸線に沿う接合面部で前記ギヤ本体を固定するギヤブロックと、前記ギヤブロックを前記回転軸線上で貫通するとともに前記ギヤブロックを回転可能に支持するボルト部材と、を備え、前記ボルト部材は、前記雌ねじ穴と螺合する雄ねじ部と、前記回転軸線に沿って前記ギヤブロックに設けた円筒状の貫通穴と接触する中実円筒状の支持軸部と、前記ギヤブロックを前記雄ねじ部とは反対側から前記雄ねじ部に向けて押圧支持するフランジ部と、を一体に有するものである。
前記ボルト部材は、前記ギヤ固定壁面と前記支持軸部との間に設けたワッシャ部材と、前記支持軸部と前記貫通穴との間に設けた円筒状の軸受部材と、を備えるものである。
前記ボルト部材は、前記ギヤ固定壁面に設けた油路と連通するように前記ワッシャ部材に設けた切欠部と、前記切欠部と連通するように前記支持軸部に形成して前記油路から供給した潤滑油を前記軸受部材に供給する供給路と、を備えるものである。
前記ギヤ本体は、前記接合面部を有して前記駆動ギヤと噛み合う大径ギヤと、前記大径ギヤに設けて他の従動ギヤと噛み合う小径ギヤと、を備えるものである。
本開示の技術によれば、ギヤ固定壁面からギヤ突出端までの全長を変えることなく固定側と回転側との回転軸線に沿う支持長を長く確保することができる。
アイドルギヤの配置例を示す内燃機関の説明図である。 要部の断面図である。 ボルト固定方式の要部の断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るギヤの軸支持構造について説明する。なお、同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、1は車両用のエンジン等の内燃機関である。内燃機関1は、例えば、オーバーヘッドカムシャフト(Over Head Camshaft)方式で吸排気バルブ(図示せず)の開閉をする、所謂OHCエンジンである。
内燃機関1は、エンジンブロック2と、エンジンブロック2の上方にガスケット3を介して設けたシリンダヘッド4と、シリンダヘッド4の上方を覆うシリンダヘッドカバー5と、エンジンブロック2の下方に設けたオイルパン6と、を有する。
エンジンブロック2にはクランク軸7を設け、シリンダヘッド4にはカム軸8を設けている。また、内燃機関1は、クランク軸7の動力をカム軸8に伝達するタイミングギヤトレーン(以下、単に「ギヤトレーン」と称する。)9を設けている。
ギヤトレーン9は、図示しないフライホイールハウジングによって外側全体が覆われている。ギヤトレーン9は、クランク軸7に固定した駆動側ギヤとしてのクランクギヤ11と、カム軸8に固定した従動側ギヤとしてのカムギヤ12と、クランクギヤ11及びカムギヤ12の間に回転自在に介装した複数のアイドルギヤ13〜15と、を備える。すなわち、ギヤトレーン9は、クランク軸7及びカム軸8の二つの伝動軸間の動力伝達のために3つのアイドルギヤ13〜15を介装している。
ギヤトレーン9を組み付ける際には、まず、クランクギヤ11を、クランク軸7に固定して、エンジンブロック2に取り付ける。カムギヤ12を、カム軸8に固定して、シリンダヘッド4に取り付ける。さらに、動力伝達経路順に、第1アイドルギヤ13及び第2アイドルギヤ14をエンジンブロック2に取り付け、第2アイドルギヤ14とカムギヤ12との間に第3アイドルギヤ15をシリンダヘッド4に取り付ける。
次に、各アイドルギヤ13〜15の軸支持構造の一例を、2段ギヤ構成を採用した第1アイドルギヤ13における軸支持構造を例に説明する。
図2に示すように、ギヤ固定壁面であるエンジンブロック2には、雌ねじ穴2aを形成している。雌ねじ穴2aは、エンジンブロック2の外壁面に開口している。また、雌ねじ穴2aの開口端には、雌ねじ穴2aを取り巻くように油路2bを形成している。この油路2bには、図示しないポンプ等を介して潤滑油が供給される。エンジンブロック2には、肉抜部2cを形成している。
第1アイドルギヤ13は、クランクギヤ11と噛み合って動力伝達を受け取る大径ギヤ16と、第2アイドルギヤ14と噛み合って動力伝達を受け継ぐ小径ギヤ17と、大径ギヤ16を支持するギヤブロック18と、を備える。
大径ギヤ16は、荷重バランス並びに剛性を損なわないように考慮して軽量化を図るために周方向の複数箇所に形成した孔16aと、回転軸線Pと同軸上で円筒状に形成した固定部16bと、外端面16cの回転軸線Pを含む中心部分を凹陥させた凹陥部16dと、を一体に有する。また、円筒状の固定部16bは、回転軸線Pに沿う内面側を接合面部16eとし、回転軸線Pに沿う外面側を圧入面部16fとしている。
小径ギヤ17は環状のギヤであり、その内面側を被圧入面部17aとして大径ギヤ16の圧入面部16fを圧入することによって、大径ギヤ16に固定される。なお、大径ギヤ16に対する小径ギヤ17の固定は、圧入に限定されず、スプライン結合やボルト止め等の他の固定方式を用いることができる。
ギヤブロック18は、回転軸線Pに沿いかつ同軸上に円筒状の貫通穴18aを形成した回転部18bと、回転部18bの基端側(エンジンブロック2側)に回転軸線Pと直交する方向に突出するフランジ部18cと、を一体に備える。ギヤブロック18は、回転軸線Pと同軸上にボルト部材20によって回転可能にエンジンブロック2に固定される。ギヤブロック18は、回転部18bの基端側(エンジンブロック2側)の表面に後述するワッシャ部材24を収納する収納凹部18dを形成している。
このように、第1アイドルギヤ13は、接合面部16eを有してクランクギヤ11と噛み合う大径ギヤ16と、大径ギヤ16に設けて第2アイドルギヤ14と噛み合う小径ギヤと17と、を備える。すなわち、動力伝達の入力側であるギヤを径の大きい大径ギヤ16としてギヤブロック18に直接固定し、動力伝達の出力側であるギヤを径の小さい小径ギヤ17として大径ギヤ16に固定している。
したがって、ギヤブロック18に対して、動力伝達の負荷の大きい入力側である大径ギヤ16の回転軸線Pに沿う接合面を、小径ギヤ17を固定するための円筒状の固定部16bの分を含めて長く確保することができる。これにより、大径ギヤ16の面倒れ方向(図2の矢印F参照)の負荷を軽減することができる。
ボルト部材20は、雌ねじ穴2aと螺合する雄ねじ部21と、回転軸線Pに沿ってギヤブロック18に設けた円筒状の貫通穴18aと接触する中実円筒状の支持軸部22と、ギヤブロック18を雄ねじ部21とは反対側から雄ねじ部21に向けて押圧支持するフランジ部23と、を一体に有する。
さらに、ボルト部材20は、エンジンブロック2と支持軸部22との間に設けたワッシャ部材24と、支持軸部22と貫通穴18aとの間に設けた円筒状の軸受部材25と、を備える。さらに、ワッシャ部材24は、エンジンブロック2に設けた油路2bと連通する切欠部24aを形成している。支持軸部22は、切欠部24aと連通して油路2bから供給した潤滑油を軸受部材25に供給する供給路22aを形成している。
これにより、ボルト部材20は、最短の経路長でエンジンブロック2から軸受部材25に潤滑油を供給することができる。
このような基本構成において、本実施の形態に係るギヤの軸支持構造は、ギヤ固定壁面からギヤ突出端までの全長W3を変えることなく固定側と回転側との回転軸線Pに沿う支持長W4を長く確保するため、雌ねじ穴2aを形成したエンジンブロック2と、エンジンブロック2に設けたクランクギヤ11と噛み合って動力伝達を受ける第1アイドルギヤ13と、第1アイドルギヤ13の回転軸線Pに沿う接合面部16eで第1アイドルギヤ13を固定するギヤブロック18と、ギヤブロック18を回転軸線P上で貫通するとともにギヤブロック18を回転可能に支持するボルト部材20と、を備え、ボルト部材20は、雌ねじ穴2aと螺合する雄ねじ部21と、回転軸線Pに沿ってギヤブロック18に設けた円筒状の貫通穴18aと(軸受部材25を介して)接触する中実円筒状の支持軸部22と、ギヤブロック18を雄ねじ部21とは反対側から雄ねじ部21に向けて押圧支持するフランジ部23と、を一体に有する構成を採用したものである。
次に、本実施の形態に係るギヤの軸支持構造の作用を説明する。上記の構成において、ギヤブロック18に大径ギヤ16を固定するとともに、大径ギヤ16に小径ギヤ17を固定し、第1アイドルギヤ13を組み付ける。
この状態から、支持軸部22に軸受部材25を介してギヤブロック18を挿入し、ワッシャ部材24を収納凹部18dに当て込んだ状態でボルト部材20の雄ねじ部21を雌ねじ穴2aに螺合させる。なお、各ギヤ11〜15の組み付け手順は上述したとおりである。
これにより、クランクギヤ11からの動力伝達は、第1アイドルギヤ13に入力されたのち、第2アイドルギヤ14、第3アイドルギヤ15、カムギヤ12へと伝達され、カム軸8を回転させることができる。
ここで、大径ギヤ16の外端面16cからの突出長W1はフランジ部23の肉厚に依存するため、制約を受け難くすることができる。すなわち、フランジ部23は、ギヤブロック18との接触面積を確保することができれば、その強度を維持することができる程度の肉厚でよい。
一方、固定側の支持軸部22と回転側のギヤブロック18とは、エンジンブロック2の外端面(ギヤ固定壁面)からフランジ部23の内面までの、長い支持長W4を回転軸線Pに沿って確保することができる。
これにより、エンジンブロック2の外端面からフランジ部23の外端面までの全長W3をボルト32を用いた場合と同一の長さとしたものでありながら、支持長W4を支持W2よりも長く確保することができ、高負荷に対応することが可能となる。
ところで、本発明のギヤの軸支持構造は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載した技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
例えば、第2アイドルギヤ14及び第3アイドルギヤ15は、第1アイドルギヤ13のように大小2段ギヤを採用したものではないが、第1アイドルギヤ13の小径ギヤ17を廃止するとともに、回転軸線Pに沿う方向の肉厚分だけ、大径ギヤ16の固定部16b、ギヤブロック18、支持軸部22の肉厚を薄肉としてもよい。
したがって、「駆動ギヤと噛み合って動力伝達を受けるギヤ本体」とは、駆動ギヤと直接噛み合うか、一つ以上のアイドルギヤを介して噛み合うかは問わない。換言すれば、第2アイドルギヤ14に関して小径ギヤ17は機能的(動力伝達的)には駆動ギヤである。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合に、これらの各記載は厳密な意味ではない。すなわち、「垂直」「平行」「平面」とは、設計上や製造上等における公差や誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。なお、ここでの公差や誤差とは、本発明の構成・作用・効果を逸脱しない範囲における単位のことを意味するものである。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合に、これらの各記載は厳密な意味ではない。すなわち、「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上や製造上等における公差や誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。なお、ここでの公差や誤差とは、本発明の構成・作用・効果を逸脱しない範囲における単位のことを意味するものである。
その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
例えば、上記実施の形態では、本発明のギヤの軸支持構造としてギヤトレーン9に適用したものを開示したが、駆動ギヤからの動力を従動ギヤに伝達するギヤ構成、特に、その間にアイドルギヤを介装したアイドルギヤの軸支持構造に適用可能である。
以上説明したように、本発明に係るギヤの軸支持構造は、ギヤ固定壁面からギヤ突出端までの全長を変えることなく固定側と回転側との回転軸線に沿う支持長を長く確保することができるという効果を有し、駆動ギヤと噛み合って従動回転することによって高負荷を受けるギヤの軸支持構造全般に有用である。
2 エンジンブロック(ギヤ固定壁面)
2a 雌ねじ穴
9 ギヤレーン
11 クランクギヤ(駆動ギヤ)
12 カムギヤ
13 第1アイドルギヤ
16 大径ギヤ
17 小径ギヤ
20 ボルト部材
21 雄ねじ部
22 支持軸部
23 フランジ部
24 ワッシャ部材
25 軸受部材

Claims (4)

  1. 雌ねじ穴を形成したギヤ固定壁面と、
    前記ギヤ固定壁面に設けた駆動ギヤと噛み合って動力伝達を受けるギヤ本体と、
    前記ギヤ本体の回転軸線に沿う接合面部で前記ギヤ本体を固定するギヤブロックと、
    前記ギヤブロックを前記回転軸線上で貫通するとともに前記ギヤブロックを回転可能に支持するボルト部材と、
    を備え、
    前記ボルト部材は、
    前記雌ねじ穴と螺合する雄ねじ部と、
    前記回転軸線に沿って前記ギヤブロックに設けた円筒状の貫通穴と接触する中実円筒状の支持軸部と、
    前記ギヤブロックを前記雄ねじ部とは反対側から前記雄ねじ部に向けて押圧支持するフランジ部と、
    を一体に有することを特徴とするギヤの軸支持構造。
  2. 前記ボルト部材は、
    前記ギヤ固定壁面と前記支持軸部との間に設けたワッシャ部材と、
    前記支持軸部と前記貫通穴との間に設けた円筒状の軸受部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のギヤの軸支持構造。
  3. 前記ボルト部材は、
    前記ギヤ固定壁面に設けた油路と連通するように前記ワッシャ部材に設けた切欠部と、
    前記切欠部と連通するように前記支持軸部に形成して前記油路から供給した潤滑油を前記軸受部材に供給する供給路と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のギヤの軸支持構造。
  4. 前記ギヤ本体は、
    前記接合面部を有して前記駆動ギヤと噛み合う大径ギヤと、
    前記大径ギヤに設けて他の従動ギヤと噛み合う小径ギヤと、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1の請求項に記載のギヤの軸支持構造。
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