JP2017025856A - 内燃機関用リンク機構のアクチュエータ - Google Patents

内燃機関用リンク機構のアクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】 減速機への潤滑油を確保可能な内燃機関用リンク機構のアクチュエータを提供すること。【解決手段】 本発明の内燃機関用リンク機構のアクチュエータでは、制御軸の内部軸方向に形成され、減速機側である一端側及び他端側に開口する制御軸内部油路と、制御軸の径方向に形成され、軸受部に供給された潤滑油を制御軸内部油路へ導く連通油路と、制御軸内部油路の他端側を封止する封止部材と、を備えた。【選択図】 図9

Description

本発明は、例えば、内燃機関の機関弁の作動特性を可変にする可変動弁機構に用いられるリンク機構や、内燃機関の機械的な実圧縮比を可変にする可変圧縮比機構に用いられるリンク機構のアクチュエータに関する。
従来、可変圧縮比機構として、特許文献1に記載の技術が知られている。この公報には、複リンク式ピストン及びクランク機構を利用して、ピストンのストローク特性を変化させることにより、内燃機関の機械的な圧縮比を変更可能としている。すなわち、ピストンとクランクシャフトをアッパリンクとロアリンクを介して連結し、ロアリンクの姿勢を駆動モータや減速機等を有するアクチュエータによって制御する。これにより、ピストンのストローク特性を変化させ、機関圧縮比を制御している。また、この公報には、アクチュエータ内の制御軸とレバーとの軸受け部分にのみ強制的に潤滑油を供給する油路が制御軸内部に形成されている。
特開2013−241846号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、制御軸内部に形成された油路が軸方向両側に開口しているため、例えば減速機側へ重点的に潤滑油を供給したい場合、他方側から潤滑油が漏出してしまい、減速機側に潤滑油を十分に供給できないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、減速機への潤滑油を確保可能な内燃機関用リンク機構のアクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の内燃機関用リンク機構のアクチュエータでは、制御軸の内部軸方向に形成され、減速機側である一端側及び他端側に開口する制御軸内部油路と、制御軸の径方向に形成され、軸受部に供給された潤滑油を制御軸内部油路へ導く連通油路と、制御軸内部油路の他端側を封止する封止部材と、を備えた。
よって、封止部材によって制御軸内部油路の他端側を封止できる。
本発明の内燃機関用リンク機構のアクチュエータを備えた内燃機関の概略図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの斜視図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの平面図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの左側面図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの要部断面図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータのA−A断面図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータのハウジングとカバーとの結合部における拡大断面図である。 実施例1の波動歯車型減速機を表す分解斜視図である。 実施例1の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。 変形例1の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。 変形例2の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。 変形例3の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。 変形例4の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。 変形例5の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。
〔実施例1〕
図1は本発明の内燃機関用リンク機構のアクチュエータを備えた内燃機関の概略図である。基本的な構成は、特開2011−169152号公報の図1に記載されているものと同じであるため、簡単に説明する。内燃機関のシリンダブロックのシリンダ内を往復運動するピストン1には、ピストンピン2を介してアッパリンク3の上端が回転自在に連結されている。アッパリンク3の下端には、連結ピン6を介してロアリンク5が回転自在に連結されている。ロアリンク5には、クランクピン4aを介してクランクシャフト4が回転自在に連結されている。また、ロアリンク5には、連結ピン8を介して第1制御リンク7の上端部が回転自在に連結されている。第1制御リンク7の下端部は、複数のリンク部材を有する連結機構9と連結されている。連結機構9は、第1制御軸10と、第2制御軸11と、第1制御軸10及び第2制御軸11とを連結する第2制御リンク12と、を有する。
第1制御軸10は、内燃機関内部の気筒列方向に延在するクランクシャフト4と平行に延在する。第1制御軸10は、内燃機関本体に回転自在に支持される第1ジャーナル部10aと、第1制御リンク7の下端部が回転自在に連結される制御偏心軸部10bと、第2制御リンク12の一端部12aが回転自在に連結された偏心軸部10cと、を有する。第1アーム部10dは、一端が第1ジャーナル部10aと連結され、他端が第1制御リンク7の下端部と連結される。制御偏心軸部10bは、第1ジャーナル部10aに対して所定量偏心した位置に設けられる。第2アーム部10eは、一端が第1ジャーナル部10aと連結され、他端が第2制御リンク12の一端部12aと連結される。偏心軸部10cは、第1ジャーナル部10aに対して所定量偏心した位置に設けられる。第2制御リンク12の他端部12bは、アームリンク13の一端が回転自在に連結されている。アームリンク13の他端には、第2制御軸11が連結されている。アームリンク13と第2制御軸11は相対移動しない。第2制御軸11は、後述するハウジング20内に複数のジャーナル部を介して回転自在に支持されている。
第2制御リンク12は、レバー形状であり、偏心軸部10cに連結された一端部12aは、略直線的に形成されている。一方、アームリンク13が連結された他端部12bは、湾曲形成されている。一端部12aの先端部には、偏心軸部10cが回動自在に挿通される挿通孔12cが貫通形成されている。他端部12bは、図6のA−A断面図に示すように、二股状に形成された先端部12dを有する。先端部12dには、連結用孔12eが貫通形成されている。また、アームリンク13の突起部13bには、連結用孔12eと略同径の連結用孔13cが貫通形成されている。二股状に形成された各先端部12dの間には、アームリンク13の突起部13bが挟み込まれ、この状態で、連結ピン14が連結用孔12e及び13cを貫通し、圧入固定される。
アームリンク13は、図5の要部断面図に示すように、第2制御軸11とは別体として形成されている。アームリンク13は、鉄系金属材料によって形成された肉厚部材であり、略中央に圧入用孔13aが貫通形成された円環状部と、外周に向けて突出したU字形状の突起部13bと、を有する。圧入用孔13aは、第2制御軸11の各ジャーナル部の間に形成された固定部23bが圧入され、この圧入により第2制御軸11とアームリンク13とが固定される。突起部13bには、連結ピン14が回動自在に支持される連結用孔13cが形成されている。この連結用孔13cの軸心(連結ピン14の軸心)は、第2制御軸11の軸心から径方向に所定量偏心している。
第2制御軸11は、内燃機関用リンク機構のアクチュエータの一部である波動歯車型減速機21を介して駆動モータ22から伝達されたトルクによって回転位置が変更される。第2制御軸11の回転位置が変更されると、第2制御リンク12の姿勢が変化して第1制御軸10が回転し、第1制御リンク7の下端部の位置を変更する。これにより、ロアリンク5の姿勢が変化し、ピストン1のシリンダ内におけるストローク位置やストローク量を変化させ、これに伴って機関圧縮比を変更する。
(内燃機関用リンク機構のアクチュエータの構成)
図2は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの斜視図、図3は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの平面図、図4は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの左側面図、図5は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータの要部断面図、図6は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータのA−A断面図である。内燃機関用リンク機構のアクチュエータは、図2〜図6に示すように、駆動モータ22と、駆動モータ22の先端側に取り付けられた波動歯車型減速機21と、波動歯車型減速機21を内部に収容するハウジング20と、ハウジング20に回転自在に支持された第2制御軸11と、を有する。
(駆動モータの構成)
駆動モータ22は、ブラシレスモータであり、有底円筒状のモータケーシング45と、モータケーシング45の内周面に固定された筒状のコイル46と、コイル46の内側に回転自在に設けられたロータ47と、一端部48aがロータ47の中心に固定されたモータ駆動軸48と、モータ駆動軸48の回転角度を検出するレゾルバ55と、を有する。モータ駆動軸48は、モータケーシング45の底部に設けられたボールベアリング52により回転可能に支持されている。モータケーシング45は、前端外周に4つのボス部45aを有する。ボス部45aには、ボルト49が挿通するボルト挿通孔45bが貫通形成されている。
レゾルバ55は、モータ駆動軸48の外周に圧入固定されたレゾルバロータ55aと、レゾルバロータ55aの外周面に形成された複歯状のターゲットを検出するセンサ部55bと、を有し、モータケーシング45の開口から突出した位置に設けられる。センサ部55bは、2本のビスによってカバー28の内部に固定されると共に、図外のコントロールユニットに検出信号を出力する。モータケーシング45をカバー28に取り付ける際は、レゾルバ55の端面とカバー28との間にOリング50を介在させつつボス部45aにボルト49を挿通し、カバー28の駆動モータ22側に形成された雄ねじ部にボルト49を締め付ける。これにより、モータケーシング45をカバー28に固定する。モータケーシング45及びカバー28によって駆動モータ22を収容するモータ収容室は、潤滑油等を供給しない乾燥室として構成する。
(第2制御軸の構成)
第2制御軸11は、軸方向に延在された軸部本体23と、軸部本体23から拡径した固定用フランジ24とを有する。第2制御軸11は、鉄系金属材料により軸部本体23及び固定用フランジ24が一体形成されている。軸部本体23は、軸方向に段差形状が形成され、先端部側の小径な第1ジャーナル部23aと、アームリンク13の圧入用孔13aが第1ジャーナル部23a側から圧入される中径な固定部23bと、固定用フランジ24側の大径な第2ジャーナル部23cとを有する。また、固定部23bと第2ジャーナル部23cとの間には、第1段差部23dが形成されている。また、第1ジャーナル部23aと固定部23bとの間には、第2段差部23eが形成されている。
第1段差部23dは、アームリンク13の圧入用孔13aを第1ジャーナル部23a側から固定部23bに圧入するとき、第2ジャーナル部23c側の一方側の圧入用孔13a端部が軸方向から当接する。これにより、アームリンク13の第2ジャーナル部23c側への移動を規制する。一方、第2段差部23eは、軸部本体23をハウジング20内に形成された支持孔30に圧入された軸受301内に挿通した際、支持孔30及び軸受301の段差孔縁部30cに当接することで、第2制御軸11の軸方向であって波動歯車型減速機21側とは反対側への移動を規制する。尚、軸部本体23は、軸受301の第1軸受孔301a内を回動自在であって、かつ、若干の軸方向移動を許容可能に支持されている。言い換えると、第1軸受孔301aの内周と軸部本体23との間には若干の隙間を有する。
固定用フランジ24は、外周部の円周方向に6つのボルト挿通孔24aが等間隔に形成されている。このボルト挿通孔24aに6本のボルト25を挿通し、スラストプレート26を介して波動歯車型減速機21の内歯であるサーキュラスプライン27と結合する。
第2制御軸11の軸内には、図外のオイルポンプから圧送された潤滑油を導入する導入部を有する。導入部は、固定用フランジ24の中央に形成され、後述する軸方向油路64bから潤滑油が供給される円錐状の油室64aと、油室64aから第2制御軸の軸心方向に沿って形成された軸方向油路64bとを有する。油室64aに供給された潤滑油は、後述する波動歯車型減速機21に供給される。また、第2制御軸11の軸内には、軸方向油路64bに連通する複数の径方向油路65a,65bを有する。
軸方向油路64bの油室64aと反対側の端部には、軸方向油路64bを閉塞する封止部材400を有する(図9参照)。封止部材400は、軸方向油路64b端部を封止する突起状の封止部401と、第2制御軸11の角度センサ32側端部を遮蔽する略円盤状の遮蔽部402と、軸方向角度センサ32側に延在され後述する角度センサ32の部品として機能するロータ32bとを有する。遮蔽部402の外径は、少なくとも軸受301内周よりも大径とされている。封止部材400は、その封止部401が軸方向油路64bの角度センサ32側端部に形成されたロータ固定用孔23s内に圧入固定され、軸方向油路64bの一端を閉塞すると共に第2制御軸11と一体に回動する。軸受301の径方向には、後述する第2潤滑油供給油路202と連通し、第2制御軸11の径方向油路65aに臨む位置で開口する軸受部潤滑油供給油路302を有する(図9参照)。詳細については後述する。径方向油路65aの径方向外側は、第1ジャーナル部23aの外周面と第1軸受孔301aとの間のクリアランスに開口し、第1ジャーナル部23aに潤滑油を供給する。また、径方向油路65aが形成された軸方向位置の外周には径方向油路65aの直径と略同一幅の溝であるグルーブが形成され、第1ジャーナル部23aの外周に供給された潤滑油が全周からガイドされて径方向油路65aに流れ込み、軸方向油路64bへと供給される。径方向油路65bは、アームリンク13の内部に形成された油孔65cに連通しており、油孔65cを介して連結用孔13cの内周面と連結ピン14の外周面との間に潤滑油を供給する。
(ハウジングの構成)
ハウジング20は、アルミニウム合金材料によって略立方体形状に形成されている。ハウジング20の後端側には大径円環状の開口溝部20aが形成されている。この開口溝部20aは、Oリング51を介してカバー28により閉塞される。カバー28は、中央位置にモータ軸貫通孔28aが貫通するモータ軸貫通孔28aと、径方向外周側に向けて拡径された4つのボス部28bとを有する。カバー28とハウジング20とは、ボス部28bに貫通形成されたボルト挿通孔にボルト43を挿通することで締結固定される。
開口溝部20aの開口方向と直交する側面には、アームリンク13と連結された第2制御リンク12用の開口となる一側面20bが形成されている(図5参照)。第1側面20bのハウジング20内部には、アームリンク13及び第2制御リンク12の作動領域となる収容室29が形成されている。開口溝部20aと収容室29との間には、第2制御軸11の第2ジャーナル部23cが貫通する減速機側貫通孔30bが形成されている。収容室29の軸方向側面には、第2制御軸11の第1ジャーナル部23aが貫通する支持孔30が形成されている。
ハウジング20内には、図外のオイルポンプから圧送された潤滑油を導入する第1潤滑油供給油路201と、第2潤滑油供給油路202とを有する。第1潤滑油供給油路201は、第2制御軸11と略直行方向に延在する。また、第2潤滑油供給油路202は、第1潤滑油供給油路201と支持孔30とを接続する。また、支持孔30には、支持孔30の開口から径方向に拡径した段差面31aと、段差面31aから軸方向に延長されたセンサ収容孔31とを有する(図9参照)。センサ収容孔31内には、第2制御軸11の回転角度であるロータ32bの回転角度を検出する角度センサ32が収容されている。センサ収容孔31の下方には、センサ収容孔31と連通すると共に潤滑油を収容室29側に還流する潤滑油還流油路203を有する。
(角度センサの構成)
角度センサ32は、センサ収容孔31をハウジング20の外部から閉塞するように取り付けられたセンサホルダ32aを有する。センサホルダ32aは、内周部に検知コイル32a2が配置された貫通孔32a1と、ボルトによりハウジング20に固定するためのフランジ部32a2とを有する。センサホルダ32aとハウジング20との間にはシールリングが設けられ、センサ収容孔31と外部との間の液密性を確保する。また、センサホルダ32aの外周側には、貫通孔32a1を閉塞するセンサカバー32cを有する。センサカバー32cとセンサホルダ32aとの間にはシールリングが設けられ、センサ収容孔31や貫通孔32a1と外部との間の液密性を確保する。
貫通孔32a1内には、封止部材400のロータ32bが挿入されている。角度センサ32は、貫通孔32a1の内周とロータ32bとの間に設定された距離の変化を検知コイルのインダクタンス変化によりロータ32bの回動位置、すなわち第2制御軸11の回転角度を検出するレゾルバセンサであり、機関運転状態を検出する図外のコントロールユニットに回転角度情報を出力する。
(波動歯車型減速機の構成)
図8は実施例1の波動歯車型減速機の分解斜視図である。波動歯車型減速機21は、ハーモニックドライブ(登録商標)型であって、各構成部品がカバー28によって閉塞されたハウジング20の開口溝部20a内に収容されている。波動歯車型減速機21は、第2制御軸11の固定用フランジ24にボルト固定され、内周に複数の内歯27aが形成された円環状の第1サーキュラスプライン27と、第1サーキュラスプライン27の内径側に配置され、撓み変形可能であって外周面に内歯27aと噛合する外歯36aを有するフレックススプライン36と、楕円形上に形成され外周面がフレックススプライン36の内周面に沿って摺動する波動発生器であるウェーブジェネレータ37と、フレックススプライン36の外径側に配置され、内周面に外歯36aと噛合する内歯38aが形成された第2サーキュラスプライン38と、を有する。
第1サーキュラスプライン27の外周側には、円周方向等間隔位置に各ボルト25のナット部となる雄ねじ穴27bが形成されている。フレックススプライン36は、金属材料によって形成され、撓み変形可能な薄肉円筒状部材である。フレックススプライン36の外歯36aの歯数は、第1サーキュラスプライン27の内歯27aの歯数と同数となっている。
ウェーブジェネレータ37は、楕円形状の本体部371と、本体部371の外周とフレックススプライン36の内周との間の相対回転を許容するボールベアリング372と、を有する。本体部371の中央には、貫通孔37aが形成されている。貫通孔37aの内周にはセレーションが形成され、モータ駆動軸48の他端部48b外周に形成されたセレーションとセレーション結合する。尚、キー溝による結合やスプライン結合であってもよく、特に限定しない。本体部371の駆動モータ側側面371aには、貫通孔37aの外周を取り囲むように駆動モータ側に延設された円筒状部371bを有する。この円筒状部371bの断面形状は真円形状であり、円筒状部371b外周の直径は、本体部371の短径よりも小径とされている(図7、図8参照)。
第2サーキュラスプライン38の外周には、カバー28と締結するためのフランジ38bが形成されている。フランジ38bには、6つのボルト挿通孔38cが貫通形成されている。第2サーキュラスプライン38とカバー28との間に第2スラストプレート42を介装し、ボルト41をボルト挿通孔38cに挿入して第2サーキュラスプライン38及び第2スラストプレート42をカバー28に締結固定する。第2スラストプレート42は、フレックススプライン36と同等もしくはそれ以上の耐摩耗性を有する鉄系金属材料から形成されている。これにより、フレックススプライン36に生じるスラスト力からカバー28の摩耗を防ぐと共に、後述するボールベアリング300の軸方向位置を規制する。詳細については後述する。第2サーキュラスプライン38の内歯38aの歯数は、フレックススプライン36の外歯36aの歯数より2歯だけ多い。よって、第1サーキュラスプライン27の内歯27aの歯数よりも、第2サーキュラスプライン38の内歯38aの歯数が2歯だけ多い。波動歯車型減速機構にあっては、この歯数の差によって減速比が決定されるため、極めて大きな減速比が得られる。
(回転体の支持構造について)
図7は実施例1の内燃機関用リンク機構のアクチュエータのハウジングとカバーとの結合部における拡大断面図である。カバー28の波動歯車型減速機21側の端面281には、ボルト41が螺合する雌ねじ部28cと、第2スラストプレート42の厚みと略同じ深さであって第2スラストプレート42を収装するプレート収容部281aと、プレート収容部281aから駆動モータ22側に屈曲形成された有底円筒状の段差部であるベアリング収容部281bと、ベアリング収容部281bの底面281cの内径位置において軸方向ウェーブジェネレータ側に立設された円筒状のシール収容部281dと、を有する。上述のモータ軸貫通孔28aは、シール収容部281dよりも更に内径側に形成されている。
ベアリング収容部281bには、開放型のボールベアリング300が収容されている。ボールベアリング300は、スラスト方向の荷重を受け得る四点接触型の転がり軸受であり、外輪301と、内輪302と、外輪301と内輪302との間に配置されたボール303とを有する。ボールベアリング300の軸方向の厚みは、ベアリング収容部281bの軸方向深さと略同一である。また、ボールベアリング300の外径は、ボールベアリング52の外径よりも大径とされ、ベアリング容量を十分に確保している。外輪301は、ベアリング収容部281bに収容されている。外輪301の波動歯車型減速機21側の端面は、第2スラストプレート42と当接し、外輪301の駆動モータ22側の端面は、底面281cと当接する。これにより、外輪301をボールベアリング300の軸方向であって、波動歯車型減速機21側及び駆動モータ22側の両方向に対する位置を規制する。また、ベアリング収容部281bがウェーブジェネレータ37の駆動モータ22側に設けられている。すなわち、ボールベアリング300をより駆動モータ22に近い位置で支持することで、モータ駆動軸48の変形を抑制し、第2制御軸11側への軸方向寸法の増大を抑制している。
外輪301の外径は、第1及び第2サーキュラスプライン27,38の内径よりも大径とされている。また、外輪301の内径は、フレックススプライン36の内径よりも小径とされている。内輪302の内周には、ウェーブジェネレータ37の本体部371から延設された円筒状部371bの外周側に固定(圧入)されている。ここでの固定とは、圧入に限定されるものではなく、例えば段差及びスナップリングで軸方向位置規制されるものも含まれる。これにより、モータ駆動軸48は、モータケーシング45との間に設けられたボールベアリング52により支持されると共に、本体部371及び円筒状部371bを介してボールベアリング300によっても支持される。
(シール部の構成)
円筒状部371bの内径側には、円筒状部371bの内周面よりも小径のシール収容部281dを有する。シール収容部281dの内周と、モータ駆動軸48の外周との間には、波動歯車型減速機21を収容する開口溝部20aと駆動モータ22との間を液密にシールするシール部材310が設けられている。シール収容部281dは、円筒状部371bの内径側において立設する。言い換えると、シール収容部281dは、円筒状部371b及びボールベアリング300と径方向から見て重なるように形成されている。
(潤滑油の供給について)
図9は実施例1の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。第1潤滑油供給油路201から供給された潤滑油は、第2潤滑油供給油路202、軸受部潤滑油供給油路302及び径方向油路65aを経由して軸方向油路64bへと流れる。このとき、軸受部潤滑油供給油路302から径方向油路65aへ潤滑油が流れる際、第2制御軸11の第1ジャーナル部23aと軸受301内周との間の隙間にも潤滑油が供給される。この隙間に供給された潤滑油は、アームリンク13側へ流れると共に、角度センサ32側へも流れる。尚、遮蔽板402と側面と段差面31aとの間に供給された潤滑油は、図9の下方に設けられた潤滑油還流油路203から収容室29側に還流される。
このとき、角度センサ32側に潤滑油が積極的に供給されてしまうと、軸方向油路64bへの潤滑油供給量が減少してしまい、波動歯車型減速機21を十分に潤滑出来ないおそれがある。また、エンジン内部を流通した高温の潤滑油が角度センサ32に飛散すると、角度センサ32の耐久性の低下を招くおそれがある。そこで、実施例1では、軸方向油路64b端部を封止する封止部401と、第2制御軸11の角度センサ32側端部を遮蔽する略円盤状の遮蔽部402と、軸方向角度センサ32側に延在され後述する角度センサ32の部品として機能するロータ32bとを有する封止部材400を設けることとした。これにより、軸部本体23外周と軸受301内周との間の隙間に過剰に潤滑油が供給されることがなく、軸方向油路64bへの潤滑油供給量を確保できる。また、遮蔽部402により角度センサ32への潤滑油の飛散を防止すると共に、遮蔽部402と段差面31aとの間の隙間を通って流出する潤滑油は遮蔽部402の外周に捕獲されて下方へと流れ落ちる。よって、角度センサ32への潤滑油の飛散を抑制することができ、角度センサ32の耐久性の低下を回避できる。また、ロータ32bが角度センサ32の部品として機能するため、部品点数や組み付け工数を削減できる。
また、封止部材400は、遮蔽部402の第2制御軸11側の側面402aと第2制御軸11の角度センサ32側端部とが当接するように、圧入固定されている。これにより封止部材400と第2制御軸11とを組み付ける際の相対位置を容易に規定できる。一方、遮蔽部402の第2制御軸11側の側面402aと段差面31a及び軸受301の角度センサ32側端部とが離間して配置されている。言い換えると、側面402aと段差面31aとの間には若干の隙間を有する。この隙間は、第2制御軸11が軸方向波動歯車型減速機21側に移動した際には隙間が無くなり、第2段差部23eが段差孔縁部30cと当接したときは隙間を有する。
すなわち、第2制御軸11が鉄系金属材料であるのに対し、ハウジング20がアルミニウム合金材料で形成されているために形成されるため、アクチュエータの温度が上昇した際、両者の線膨張係数が異なる。よって、ハウジング20が第2制御軸11よりも膨張すると、第2制御軸11とハウジング20との間のフリクションが増大し、燃費悪化を招くおそれがある。しかしながら、隙間によって第2段差部23eと段差孔縁部30c及び遮蔽部402の側面402aと段差面31aの両方が当接することを回避でき、フリクションの増大を抑制できる。また、第2制御軸11が軸方向波動歯車型減速機21側へ移動した際、遮蔽部402と段差面31aとが当接することで、第2制御軸11の過剰な移動を規制できる。
[実施例1の効果]
以下、実施例1に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータが奏する効果を列挙する。
(1)一端部が内燃機関のリンク機構に連結された第2制御リンク12(制御リンク)と、回転することで第2制御リンク12の姿勢を変更する第2制御軸11(制御軸)を回転自在に支持する軸受301(軸受部)を有すると共に、軸受301に潤滑油を供給する第1潤滑油供給油路201及び第2潤滑油供給油路202(潤滑油供給油路)を有するハウジング20と、モータ駆動軸48及びウェーブジェネレータ37(出力軸)を回転駆動する駆動モータ22と、モータ駆動軸48の回転速度を減速して第2制御軸11に伝達する波動歯車型減速機21(減速機)と、第2制御軸11の内部軸方向に形成され、波動歯車型減速機21側である一端側及び他端側に開口する軸方向油路64b(制御軸内部油路)と、第2制御軸11の径方向に形成され、軸受301に供給された潤滑油を軸方向油路64bへ導く径方向油路65a(連通油路)と、軸方向油路64bの他端側を封止する封止部材400と、を備えた。
よって、封止部材400によって軸方向油路64bの他端側を封止することができる。
(2)封止部材400は、第2制御軸11の他端側において外径が少なくとも軸受301内周まで拡径した遮蔽部402を有する。
よって、遮蔽部402によって軸受301に供給された潤滑油が他端側から過剰に流出することを抑制でき、波動歯車型減速機21側への潤滑油を確保できる。
(3)遮蔽部402の外径は、軸受301内周よりも外径側に拡径している。よって、軸受301に供給された潤滑油の飛散を抑制できる。
(4)封止部材400は、遮蔽部402よりも他端側に角度センサ32のロータ32b(回転角度被検出部)を有し、ハウジング200は、ロータ32bの回転角度を検出する角度センサ32の検知コイル32a2(検出部)を有する。
よって、封止部材400以外に別途ロータ等を組み付ける必要が無く、組み付け容易性を確保できる。また、遮蔽部402よりも軸方向外側に角度センサ32を有するため、軸受301に供給された潤滑油が角度センサ32に飛散することを抑制できる。潤滑油はエンジン内部を流通し、高温となっても角度センサ32に飛散しないため、角度センサ32の耐久性を向上できる。
(5)ハウジング200は他端側にセンサ収容孔31(開口)を有し、検知コイル32a2を有するセンサホルダ32aを、センサ収容孔31に取り付けることでセンサ収容孔31を封止する。
よって、センサホルダ32aを組み付けることでセンサ収容孔31を封止することができ、組み付け容易性を向上できる。
(6)角度センサ32(検出部及び被検出部)はレゾルバセンサである。よって、第2制御軸11の回転角度を精度よく検出できる。
(7)遮蔽部402の側面402a(一端側側面)と、軸受301の他端側端面とが離間している。言い換えると、側面402aと軸受301の他端側端面との間に隙間を有する。すなわち、第2制御軸11とハウジング20の線膨張係数が異なる場合であっても、隙間によって第2段差部23eと段差孔縁部30c及び遮蔽部402の側面402aと段差面31aの両方が当接することを回避でき、フリクションの増大を抑制できる。
(8)封止部材400は、軸方向油路64bに圧入(係入)することで軸方向油路64bを封止する突起状の封止部401(突起部)を有する。
よって、封止部401の圧入により軸方向油路64bを封止することができると共に、封止部材400と第2制御軸11との径方向相対位置を規定することができる。
〔他の実施例〕
次に、他の実施例を変形例として説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図10は変形例1の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。変形例1では、遮蔽部402の外周であって径方向に凹部を有し、軸方向に複数が並んだ溝4021を形成したものである。このようにラビリンス構造を採用することで、遮蔽部402と段差面31aとの間の隙間を通って流出する潤滑油をより捕獲することができる。また、捕獲した潤滑油を効率的に下方の潤滑油還流油路203に流すことができる。尚、この溝4021は、一つの周方向溝が複数形成されていてもよいし、らせん状に一本の周方向溝が形成されていてもよい。
図11は変形例2の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。変形例2では、遮蔽部402の側面402aであって軸方向に凹部を有し、径方向に複数が並んだ溝4022を形成したものである。これにより、遮蔽部402と段差面31aとの間の隙間を潤滑油が通る際、効果的に潤滑油を捕獲することができる。また、捕獲した潤滑油を効率的に下方の潤滑油還流油路203に流すことができる。
以上説明したように、変形例1,2にあっては下記の作用効果が得られる。
(9)遮蔽部402に、潤滑油を捕獲する溝4021,4022を設けた。よって、遮蔽部402と段差面31aとの間の隙間を潤滑油が通る際、効果的に潤滑油を捕獲することができる。
図12は変形例3の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。変形例3では、遮蔽部402の側面402aの外周部に傾斜面4023を形成し、流れ込む潤滑油の圧力を低下させる減圧室を形成したものである。これにより、遮蔽部402の側面402aと段差部31aとの間の隙間を流れてきた潤滑油が、傾斜面4023と段差面31aとの間の広い空間に流れ込むことで、潤滑油の圧力を低下させ、潤滑油が勢いよく飛散することを回避しつつ、潤滑油を効果的に潤滑油還流油路203に流すことができる。同様に、図13は変形例4の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。変形例3では傾斜面4023を形成したが、変形例4では外径側から内径側に向けて切り欠かれた切り欠き部4024を形成した点が異なる。これにより、変形例3と同様の作用効果が得られる。
図14は変形例5の内燃機関用リンク機構の角度センサ近傍を表す拡大断面図である。変形例5では、遮蔽板402の側面402aであって、第2制御軸11の第1ジャーナル部23aと軸受301内周との間の隙間に臨む位置に、軸方向に凹む溝4025を形成したものである。この溝4025は、第1ジャーナル部23aと軸受301内周との間の隙間から流れ込む潤滑油の圧力を低下させる減圧室として機能する。これにより、潤滑油が勢いよく飛散することを回避できる。また、溝4025の外周における側面402aと段差部31aとの間の空間は、溝4025の空間よりも狭く形成されているため、遮蔽部402から角度センサ32に向けて潤滑油が飛散することを効果的に抑制できる。
以上説明したように、変形例3,4,5にあっては下記の作用効果が得られる。
(10)遮蔽部402と段差面31a(一端側側面)との間に、潤滑油の圧力を低下させる減圧室を設けた。よって、遮蔽部402の側面402aと段差部31aとの間の隙間を流れてきた潤滑油が、遮蔽部402と段差面31aとの間の広い空間である減圧室に流れ込むことで、潤滑油の圧力を低下させ、潤滑油が勢いよく飛散することを回避できる。
〔他の実施例〕
以上、各実施例に基づいて説明したが、上記実施例に限らず、他の構成を採用しても構わない。例えば、実施例1では内燃機関の圧縮比を可変とする機構に本内燃機関用リンク機構のアクチュエータを採用したが、吸気バルブや排気バルブの作動タイミングを可変とする可変バルブタイミング機構のリンク機構に本アクチュエータを採用してもよい。
1 ピストン
3 アッパリンク
4 クランクシャフト
4a クランクピン
5 ロアリンク
7 制御リンク
9 連結機構
10 第1制御軸
11 第2制御軸
12 第2制御リンク
13 アームリンク
20 ハウジング
20a 開口溝部
21 波動歯車型減速機
22 駆動モータ
23 軸部本体
23a 第1ジャーナル部
23c 第2ジャーナル部
23d 第1段差部
23e 第2段差部
24b 段差部
26 スラストプレート
27 第1サーキュラスプライン
27a 内歯
28 カバー
28a モータ軸貫通孔
29 収容室
30 支持孔
30a 軸受孔
30b 減速機側貫通孔
30c 段差孔縁部
31 センサ収容孔
31a 段差面
32 角度センサ
32a センサホルダ
32a2 検知コイル
32b ロータ
45 モータケーシング
48 モータ駆動軸
64b 軸方向油路
200 ハウジング
400 封止部材
401 封止部
402 遮蔽部
402a 側面

Claims (10)

  1. 一端部が内燃機関のリンク機構に連結された制御リンクと、
    回転することで前記制御リンクの姿勢を変更する制御軸と、
    前記制御軸を回転自在に支持する軸受部を有すると共に、該軸受部に潤滑油を供給する潤滑油供給油路を有するハウジングと、
    出力軸を回転駆動する駆動モータと、
    前記出力軸の回転速度を減速して前記制御軸に伝達する減速機と、
    前記制御軸の内部軸方向に形成され、前記減速機側である一端側及び他端側に開口する制御軸内部油路と、
    前記制御軸の径方向に形成され、前記軸受部に供給された潤滑油を前記制御軸内部油路へ導く連通油路と、
    前記制御軸内部油路の前記他端側を封止する封止部材と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記封止部材は、前記制御軸の前記他端側において外径が少なくとも前記軸受部内周まで拡径した遮蔽部を有することを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  3. 請求項2に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記遮蔽部の外径は、前記軸受部内周よりも外径側に拡径していることを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  4. 請求項3に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記封止部材は、前記遮蔽部よりも前記他端側に回転角度被検出部を有し、
    前記ハウジングは、前記回転角度被検出部の回転角度を検出する検出部を有することを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  5. 請求項4に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記ハウジングは前記他端側に開口を有し、
    前記検出部は、前記開口に取り付けることで前記開口を封止することを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  6. 請求項5に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記検出部及び被検出部はレゾルバセンサであることを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  7. 請求項3に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記遮蔽部の前記一端側側面と、前記軸受部の前記他端側端面とが離間していることを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  8. 請求項3に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記封止部材は、前記制御軸内部油路に係入することで前記制御軸内部油路を封止する突起部を有することを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  9. 請求項3に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記遮蔽部に、前記潤滑油を捕獲する溝を設けたことを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
  10. 請求項3に記載の内燃機関用リンク機構のアクチュエータにおいて、
    前記遮蔽部と前記一端側側面との間に、潤滑油の圧力を低下させる減圧室を設けたことを特徴とする内燃機関用リンク機構のアクチュエータ。
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