JP2018188864A - 戸体および建具 - Google Patents
戸体および建具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018188864A JP2018188864A JP2017091894A JP2017091894A JP2018188864A JP 2018188864 A JP2018188864 A JP 2018188864A JP 2017091894 A JP2017091894 A JP 2017091894A JP 2017091894 A JP2017091894 A JP 2017091894A JP 2018188864 A JP2018188864 A JP 2018188864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outdoor
- indoor
- door
- surface portion
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Special Wing (AREA)
- Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
Description
そこで、力骨を省略し、外鋼板および内鋼板の一方の見込面に凹条を形成し、他方の見込面に凸条を形成し、各見込面を重ね合わせて凹条および凸条を嵌合させ、さらにリベットで各見込面同士を固定したパネル体が開発されている(特許文献1)。
そして、屋外面材および屋内面材の締結面部同士を、リベットやネジなどの締結部材で締結しているので、芯材の外周面に沿って骨材を設け、骨材に屋外面材や屋内面材をリベット等で締結する必要が無い。したがって、骨材を設けずに戸体を構成でき、戸体を軽量化できてコストも低減できる。
また、屋外面材および屋内面材の締結面部間に断熱部材が配置されているので、屋外面材および屋内面材が直接接触することを防止できる。したがって、屋外面材および屋内面材間の接触部分や骨材のように熱橋となる部分を戸体から無くすことができ、戸体の断熱性能を向上できる。
本発明によれば、締結部材は断熱部材が配置された位置で締結面部同士を締結する。このため、ネジなどの締結部材によって、締結面部同士が近接した場合でも断熱部材が介在されているので、締結面部同士が接触することを確実に防止できる。
本発明によれば、屋外面材の屋外見付け面部と、屋内面材の屋内見付け面部とが締結面部とされ、断熱部材を挟んで配置される屋外見付け面部および屋内見付け面部を締結部材で締結しているので、締結部材によって屋外見付け面部および屋内見付け面部の見込み方向の間隔を設定できる。したがって、断熱部材を屋外見付け面部および屋内見付け面部で適切に圧縮させた状態で締結することもでき、屋外面材および屋内面材の締結面部同士をガタツキ無く締結することができる。
本発明によれば、屋外面材の屋外見込み面部と、屋内面材の屋内見込み面部とが締結面部とされ、断熱部材を挟んで配置される屋外見込み面部および屋内見込み面部を締結部材で締結しているので、締結部材は屋外見込み面部および屋内見込み面部に対して見付け方向に配置される。このため、屋外見込み面部および屋内見込み面部の見込み方向の位置決めは、リベットやネジ等の締結部材の軸を基準に設定できる。したがって、屋外見込み面部および屋内見込み面部の見付け方向の間隔寸法は、各見込み面部の見込み方向の位置決めに影響しないので、屋外見込み面部および屋内見込み面部の見付け方向の間隔寸法を、断熱部材の厚さ寸法に合わせる必要が無い。このため、断熱部材を圧縮状態で配置する必要が無く、断熱部材の経年劣化も抑制できる。
本発明によれば、前記戸体を用いているので、戸体が組み込まれた建具の軽量化を維持しつつ、断熱性能を向上できる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3に示すように、本発明の建具である玄関ドア1(以下、ドア1と略す)は、いわゆる片開きドアであり、建物の外壁開口部に固定される建具枠であるドア枠2と、このドア枠2に開閉可能に支持される戸体である扉5とを備えて構成されている。
以下の説明において、ドア枠2(上枠10、下枠20、縦枠30、40)や扉5の見込み方向とは屋内外方向(奥行き方向)を意味し、上枠10、下枠20の見付け方向とは上下方向を意味し、縦枠30、40の見付け方向とはドア枠2を正面(室外面や室内面)から見た際の左右方向を意味する。このため、図1〜3に示すように、玄関ドア1の上下方向をY軸とし、Y軸に対して直交し、かつ、扉5の表面に平行な左右方向をX軸とし、X軸およびY軸に直交する方向をZ軸とすると、見込み方向はZ軸方向であり、上枠10、下枠20の見付け方向はY軸方向であり、縦枠30、40の見付け方向はX軸方向となる。
なお、図2〜9において、断熱材13と、後述する扉5の断熱芯材53、沓摺部24以外の構成に関しては、図を見やすくするためにハッチングを省略している。
屋内部材12は、アルミ(金属)製の押出形材であり、ドア枠2の見込み方向に沿って設けられた下面部121と、下面部121から下方に突出して設けられた保持片部122とを備える。保持片部122の屋外面に形成された溝部に、タイト材15が取り付けられている。したがって、保持片部122は、扉5の屋内側に配置される屋内側見付け面を構成する。
下枠20は、例えば、モルタルで納まるため、熱の出入りが少ない。このため、下枠20は、上枠10のようなアルミ断熱形材ではなく、屋外側から屋内側まで一体に形成されたアルミ押出形材で構成されている。
下枠20には、ゴム製の沓摺部24と、タイト材25とが取り付けられている。
タイト材25は、タイト材15と同一の部品であり、保持片部222に取り付けられて扉5を閉めた際に扉5の屋内面に当接する。下枠20の屋内露出面は、沓摺部24およびタイト材25で被覆されている。
屋外部材31、41は、中空枠形状とされ、ドア枠2の見込み方向に沿った見込み面を構成する側面部313、413を備える。
タイト材35、45は、タイト材15、25と同じ材質の合成樹脂材であり、扉5を閉めた際に扉5の屋内面に当接する。
断熱芯材53は、EPS(発泡ビーズ法ポリスチレン)製の断熱材で構成されている。なお、断熱芯材53は、フェノール樹脂系の断熱材を用いてもよいし、ハニカム材(水酸化アルミハニカム、セラミックハニカム、ペーパーハニカム)、フォーム材(イソシアヌレートフォーム、ウレタンフォーム、フェノール樹脂フォーム)等の断熱材が使用されてもよい。
断熱芯材53は、扉5の見込み方向(Z軸方向)に沿った外周面(上面、下面、左右の側面)を備えている。玄関ドア1の扉5は、左右方向の寸法(X軸方向の寸法)に比べて上下寸法(Y軸方向の寸法)が長い縦長の扉5であり、断熱芯材53も縦長に形成されている。このため、断熱芯材53の外周面のうち、左右の側面の長手方向(上下方向)の寸法は、上面および下面の長手方向(左右方向)の寸法に比べて長くされている。
図2に示すように、屋外面材51の上下の周縁部510A、510Bは、屋外面部511から上方向および下方向(Y軸方向)に延長された延長部512A、512Bと、延長部512A、512Bの上下の各端縁から屋内側(Z軸方向)に折曲されて設けられた屋外見込み面部513A、513Bと、屋外見込み面部513A、513Bの屋内側端縁から断熱芯材53側(Y軸方向)に折曲されて設けられた屋外見付け面部514A、514Bとを備えている。
なお、戸先側の屋外見込み面部513Dには、図3に示すように、ラッチボルト6Aやデッドボルト(図示略)等を備える錠6と、アルミニウムなどの金属製のエッジ材7が取り付けられている。このため、延長部512Dの延出寸法(X軸方向の寸法)は、他の延長部512A、512B、512Dに比べて短く設定されている。
図2に示すように、屋内面材52の上下の周縁部520A、520Bは、屋内面部521の上下の各端縁から連続して形成されて断熱芯材53の上面および下面に沿って屋外側に延長された外周面部522A、522Bと、外周面部522A、522Bから上方向および下方向に延長された屋内見付け面部523A、523Bと、屋内見付け面部523A、523Bから断熱芯材53の上面および下面に沿って屋外側に延長された屋内見込み面部524A、524Bとを備えている。
なお、屋内見付け面部523A、523Bの延出寸法(Y軸方向の寸法)は、延長部512A、512Bの延出寸法よりも短くされている。また、屋内見付け面部523A、523Bは、鋼板を折り返して形成されており、鋼板2枚の厚さ寸法とされている。
このため、周縁部520Dは、屋内見付け面部523Dの端縁が屋内面材52の端縁とされており、屋内見付け面部523Cのように鋼板が折り返されて構成されていない点と、このために周縁部520A〜520Cの屋内見込み面部524A〜524Cに対応する部分を備えていない点で、周縁部520A〜520Cと相違する。なお、屋外面材51、屋内面材52は、縦長に形成されているため、左右の周縁部510C、510D、520C、520Dは、屋外面材51、屋内面材52の長手方向(上下方向)に沿った周縁部である。
断熱部材60は、屋外面材51および屋内面材52間での熱伝導を抑制して断熱性を向上できる材質であればよく、ウレタン樹脂等の一般的な断熱材でもよいし、不燃性ポリウレタン等の不燃性を有する断熱材でもよい。
断熱部材60は、屋外見付け面部514A〜514Dおよび屋内見付け面部523A〜523Dをリベット65で締結した際に、屋外面材51および屋内面材52が直接接触することを防止できるように構成されている。このため、断熱部材60は、少なくともリベット65の締結箇所に配置されていればよく、ピース状の断熱部材を、間隔を空けて複数個配置してもよいが、本実施形態では、長尺の断熱部材60として形成されている。そのため、断熱部材60は、屋外見付け面部514A〜514Dおよび屋内見付け面部523A〜523D間の全長に渡って配置されている。
また、断熱部材60は、図4にも示すように、屋外見付け面部514A〜514Dの端縁が当接される突起部61を備えている。突起部61は、屋外見付け面部514A〜514Dの端縁と、屋内見込み面部524A〜524Cとの間に配置され、屋外見付け面部514A〜514Dが屋内見込み面部524A〜524Cと直接接触しないように構成している。
エッジ材7は、アルミニウムなどの金属製の押出形材で形成され、屋外見込み面部513Dに図示略のリベットや接着剤などを用いて固定されている。
樹脂部材8は、屋外面部81と、屋外面部81の外周側端部から屋内側に延出されてドア枠2の見込み面(下面部113、上面部213、側面部313、413)に対向する見込み面部82と、保持片部122、222、322、422に対向する見付け面部83と、断面円弧状に形成されて見込み面部82および見付け面部83を連結する連結部84とを備えている。
また、周縁部520A〜520Cに設けられる樹脂部材8は、見込み面部82から見付け面部83の先端部までの見付け方向(扉5の上下に設けられる樹脂部材8ではY軸方向、吊元側に設けられる樹脂部材8ではX軸方向)の寸法を、屋内面材52の外周面部522A〜522Cから屋外面材51の屋外見込み面部513A〜513Cまでの寸法を基準に設定することで、見込み面部82が屋外見込み面部513A〜513Cとほぼ同一面となるように設定されている。このため、屋外見込み面部513A〜513Cと見込み面部82との間には段差が生じないようにされている。
この際、見込み面部82は、ドア枠2の見込み面(下面部113、上面部213、側面部313、413)に対向して設けられており、ドア枠2の見込み面に向かって発泡する。このため、見込み面部82によって、第1加熱発泡部が構成されている。
見付け面部83は、ドア枠2の屋内側見付け面、つまりタイト材15、25、35、45が取り付けられた保持片部122、222、322、422に対向して設けられており、ドア枠2の屋内側見付け面に向かって発泡する。このため、見付け面部83によって、第2加熱発泡部が構成されている。
連結部84は、円弧状に湾曲されているため、見込み方向および見付け方向に対して交差する斜め方向に発泡する。このため、連結部84は、例えば、断熱材13、33、43に向かって発泡する。
このため、扉5の上端部や下端部は屋内側に移動し、タイト材15、25、35、45との隙間は熱反りしていない場合に比べて狭くなる。
樹脂部材8が発泡して膨張すると、扉5とドア枠2の見込み面との隙間や、扉5とタイト材15、25、35、45や保持片部122、222、322、422との隙間を、発泡した樹脂部材8が塞ぐ。樹脂部材8は、タイト材15、25、35、45、断熱材13、33、43、断熱部材60等も覆うため、タイト材15、25、35、45や断熱材13、33、43、断熱部材60が焼失することも防止できる。
樹脂部材8が発泡して膨張すると、扉5とドア枠2の見込み面との隙間や、扉5とタイト材15、25、35、45や保持片部122、222、322、422との隙間を、発泡した樹脂部材8が塞ぐ。また、屋内側を加熱するため、タイト材15、25、35、45が溶融することもあるが、樹脂部材8が発泡して扉5とドア枠2との隙間を塞ぐため、防火性能を確保することができる。
また、樹脂部材8は、断熱材13、33、43、断熱部材60等も覆うため、断熱材13、33、43、断熱部材60が焼失することも防止できる。
さらに、鋼板からなる屋外面材51、屋内面材52を、リベット65で直接締結しているため、火災時も屋外面材51、屋内面材52の締結状態を維持でき、扉5部分での防火性も確保できる。
本実施形態によれば、本発明で得られる効果を奏することができる上、以下の効果も奏することができる。
骨材を不要にできるため、扉5を構成する部品点数も少なくでき、扉5の生産効率を向上できる。その上、扉5を軽量化できるので、扉5を開閉する際に必要な開閉力を低減できる。このため、ユーザーは扉5を容易に開閉でき、ドアクローザーを設けた場合も扉5を確実に閉めることができる。
また、扉5は断熱芯材53で剛性を確保でき、さらに、屋外面材51や屋内面材52の周縁部510A〜510D、520A〜520Dでは、屋外面材51、屋内面材52を折り曲げているため、周縁部510A〜510D、520A〜520Dでの剛性も確保できる。したがって、骨材を設けなくても、扉5として必要な剛性を確保できる。特に、屋外面材51および屋内面材52の上下および左右の周縁部510A〜510D、520A〜520Dに設けた締結面部である屋外見付け面部514A〜514D、屋内見付け面部523A〜523Dをリベット65で締結しているため、例えば、断熱芯材53の左右の周縁部510C、510D、520C、520Dの締結面部のみをリベット65で締結した場合に比べて扉5の剛性を向上できる。
また、屋内見付け面部523A〜523Cは、屋内面材52を折り曲げて鋼板が2重に重なっているので、リベット65の締結時の強度をより向上できる。
また、樹脂部材8は見付け面部83を備えているので、屋内側見付け面部である保持片部122、222、322、422と、扉5との間も、発泡、膨張した見付け面部83で塞ぐことができる。したがって、玄関ドア1の防火性能をさらに向上できる。
さらに、不燃性タイト材に比べて柔らかい一般的なタイト材を用いることができるので、扉5を閉じた場合の反発力も小さくできる。このため、不燃性タイト材を用いたためにドアクローザーで扉5を完全に閉じることもできないといった不具合も防止できる。
次に、本発明の第2実施形態について、図7を参照して説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一または同様の構成については同一符号を付して説明を省略、簡略する。
第2実施形態は、屋外面材51および屋内面材52の締結構造と、樹脂部材8の構成が第1実施形態と相違する。
すなわち、図7に示すように、第2実施形態の扉5Aでは、屋外面材51は、屋外面部511から屋内側に折曲された屋外見込み面部513Dを備えている。また、屋内面材52は、屋内面部521から屋外側に折曲された外周面部522Dと、外周面部522Dの屋外側端部から外周側(ドア枠2側)に折曲された屋内見付け面部523Dと、屋内見付け面部523Dから屋外側に延出された屋内見込み面部524Dとを備えている。
そして、屋外面材51の屋外見込み面部513Dの外周側(ドア枠2側)に屋内見込み面部524Dが配置され、屋外見込み面部513Dおよび屋内見込み面部524Dは、これらを見付け方向に貫通するリベット65Aによって締結されている。したがって、屋外見込み面部513Dが屋外面材51の締結面部であり、屋内見込み面部524Dが屋内面材52の締結面部である。なお、リベット65Aは、見付け方向に向かって配置されているため、屋外面材51(屋外見込み面部513D)および屋内面材52(屋内見込み面部524D)の見込み方向の位置は、それぞれリベット65Aを基準に設定される。このため、屋外見込み面部513Dおよび屋内見込み面部524D間の間隔寸法(スペーサー部86の厚さ寸法)は、屋外見込み面部513Dおよび屋内見込み面部524Dの位置決めに影響しない。
カバー部85は、ドア枠2の見込み面に対向して設けられて、扉5の屋外面材51や屋内面材52の端部を覆うものである。スペーサー部86は、屋外見込み面部513Dおよび屋内見込み面部524D間に配置されて、これらが直接接触することを防止している。したがって、スペーサー部86は、第1実施形態の断熱部材60と同様に、屋外面材51および屋内面材52間に配置された断熱部材を兼ねている。
熱膨張性黒鉛を含有した樹脂でカバー部85を成形すれば、扉5の外周面とドア枠2の見込み面(側面部413)との隙間を塞ぐ領域を増やすことができ、扉5およびドア枠2間で火炎や煙をより確実に遮ることができる。
熱膨張性黒鉛を含有した樹脂でスペーサー部86を成形すれば、屋外面材51および屋内面材52間を確実に塞ぐことができ、断熱芯材53からガスが発生してもそのガスが屋外面材51および屋内面材52間から流出することを防ぐことができる。
第2実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、屋外見込み面部513Dおよび屋内見込み面部524Dの見込み方向の位置決めは、リベット65Aの軸を基準に設定できるため、屋外見込み面部513Dおよび屋内見込み面部524Dの見付け方向の間隔寸法を、スペーサー部86の厚さ寸法に合わせる必要が無い。このため、スペーサー部86を圧縮状態で配置する必要が無く、スペーサー部86の経年劣化も抑制できる。
また、リベット65Aは、屋外見込み面部513D、屋内見込み面部524Dを締結するだけでなく、樹脂部材8Aの固定にも兼用でき、扉5Aの生産効率を向上できる。
さらに、断熱芯材53と屋外見込み面部513D、屋内見込み面部524Dとの隙間を小さくできるため、扉5Aの断熱性能や剛性を向上できる。
なお、本発明は以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、樹脂部材8としては、図8の扉5Bに用いられる樹脂部材8Bでもよいし、図9の扉5Cに用いられる樹脂部材8Cでもよい。扉5B、5Cは、屋外見込み面部513Dや屋内見込み面部524Dの寸法が相違し、リベット65Aで締結される箇所が異なるものである。すなわち、扉5Bでは、締結面部である屋外見込み面部513D、屋内見込み面部524Dは、扉5Bの外周面において、屋外側に近い位置でリベット65Aにより締結されている。扉5Cでは、締結面部である屋外見込み面部513D、屋内見込み面部524Dは、扉5Cの外周面においてほぼ中間位置でリベット65Aにより締結されている。なお、リベット65Aは、カバー部85を貫通して設けられているが、スペーサー部86はリベット65Aに当接する位置までしか延長されていないため、スペーサー部86を貫通させる必要は無く、その分、樹脂部材8B、8Cの加工も容易にできる。
樹脂部材8B、8Cは、樹脂部材8Aと同様の構成とされ、屋内見込み面部524Dの長さ寸法の相違などに応じた形状とされている。
これらの変形例においても、前記第1,2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、ドア枠としては、アルミ製の屋外部材と、樹脂製の屋内部材とで構成したドア枠でもよい。要するに、建具の断熱性能は、建具を設置する地域等によって設定すればよい。さらに、防火性能が不要な建具の場合には、樹脂部材8を熱膨張性材料が含有されていない一般的な樹脂材料で構成してもよい。
Claims (5)
- 断熱芯材と、
前記断熱芯材の屋外側に設けられた金属製の屋外面材と、
前記断熱芯材の屋内側に設けられた金属製の屋内面材とを備え、
前記屋外面材および前記屋内面材は締結面部を備え、
前記締結面部間には、断熱部材が配置され、
前記締結面部同士は、締結部材で締結されている
ことを特徴とする戸体。 - 請求項1に記載の戸体において、
前記締結部材は、前記断熱部材が配置された位置で前記締結面部同士を締結する
ことを特徴とする戸体。 - 請求項1または請求項2に記載の戸体において、
前記屋外面材は、前記断熱芯材の屋外面に接着される屋外面部と、前記断熱芯材の外周面に沿って配置される屋外見込み面部と、前記屋外見込み面部から折曲して設けられた屋外見付け面部とを備え、
前記屋内面材は、前記断熱芯材の屋内面に接着される屋内面部と、前記断熱芯材の外周面に沿って配置される外周面部と、前記外周面部から折曲して設けられて前記屋外見付け面部に対向する屋内見付け面部とを備え、
前記断熱部材は、前記屋外見付け面部および前記屋内見付け面部間に配置され、
前記締結部材は、前記屋外見付け面部および前記屋内見付け面部同士を締結する
ことを特徴とする戸体。 - 請求項1または請求項2に記載の戸体において、
前記屋外面材は、前記断熱芯材の屋外面に接着される屋外面部と、前記断熱芯材の外周面に沿って配置される屋外見込み面部とを備え、
前記屋内面材は、前記断熱芯材の屋内面に接着される屋内面部と、前記断熱芯材の外周面に沿って配置される屋内見込み面部とを備え、
前記断熱部材は、前記屋外見込み面部および前記屋内見込み面部間に配置され、
前記締結部材は、前記屋外見込み面部および前記屋内見込み面部同士を締結する
ことを特徴とする戸体。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の戸体と、
前記戸体を開閉可能に設けた建具枠とを備える建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017091894A JP6813426B2 (ja) | 2017-05-02 | 2017-05-02 | 戸体および建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017091894A JP6813426B2 (ja) | 2017-05-02 | 2017-05-02 | 戸体および建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018188864A true JP2018188864A (ja) | 2018-11-29 |
JP6813426B2 JP6813426B2 (ja) | 2021-01-13 |
Family
ID=64480068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017091894A Active JP6813426B2 (ja) | 2017-05-02 | 2017-05-02 | 戸体および建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6813426B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4819322U (ja) * | 1971-07-12 | 1973-03-05 | ||
JPS50115745U (ja) * | 1974-03-04 | 1975-09-20 | ||
JPS58110183U (ja) * | 1982-01-21 | 1983-07-27 | 近畿工業株式会社 | 断熱ドア |
JP2007211481A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2013044146A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Sankyotateyama Inc | パネル体 |
US20160076299A1 (en) * | 2014-09-11 | 2016-03-17 | Republic Doors & Frames | Welded steel door |
-
2017
- 2017-05-02 JP JP2017091894A patent/JP6813426B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4819322U (ja) * | 1971-07-12 | 1973-03-05 | ||
JPS50115745U (ja) * | 1974-03-04 | 1975-09-20 | ||
JPS58110183U (ja) * | 1982-01-21 | 1983-07-27 | 近畿工業株式会社 | 断熱ドア |
JP2007211481A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2013044146A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Sankyotateyama Inc | パネル体 |
US20160076299A1 (en) * | 2014-09-11 | 2016-03-17 | Republic Doors & Frames | Welded steel door |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6813426B2 (ja) | 2021-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7174104B2 (ja) | 建具 | |
JP6599643B2 (ja) | 断熱ドア | |
JP2020090786A (ja) | 建具用面材及び建具 | |
JP6726045B2 (ja) | 戸体および建具 | |
JP6981865B2 (ja) | 建具 | |
JP6872876B2 (ja) | 建具 | |
JP6820795B2 (ja) | 建具 | |
JP2018188864A (ja) | 戸体および建具 | |
JP6744832B2 (ja) | 建具 | |
JP5972744B2 (ja) | 建具及びドア | |
JP2017014776A (ja) | ドア | |
JP6978297B2 (ja) | 建具 | |
JP2018168585A (ja) | 戸体および建具 | |
JP6923483B2 (ja) | 防火建具 | |
JP7075277B2 (ja) | 改装ドア枠及び改装ドア | |
JP7027152B2 (ja) | 建具 | |
JP6727966B2 (ja) | 建具 | |
JP7132030B2 (ja) | ドア、建具及びドアの製造方法 | |
JP6715115B2 (ja) | 建具枠および建具 | |
JP2019143371A (ja) | 建具 | |
JP7068099B2 (ja) | ドア及び建具 | |
JP6978567B2 (ja) | 建具 | |
JP2019078094A (ja) | 建具 | |
JP2019143370A (ja) | 建具 | |
JP7379245B2 (ja) | 戸体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191023 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200721 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6813426 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |