JP2018188814A - 照明システム - Google Patents
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Abstract
【課題】路面の冠水時において、防水性を担保しつつ、海、河川などと路面との境界を容易に視認可能とする照明システムを提供する。
【解決手段】実施形態の一例である照明システム10は、固体光源12と、固体光源12から出射した光の波長を変換する波長変換素子14と、波長変換素子14から出射したインコヒーレント光を伝搬および透過させると共に、水に浮く浮遊性を有する導光チューブ15と、導光チューブ15の浮遊性を確保しながら、導光チューブ15を路面100につなぎ止める連結部材17とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態の一例である照明システム10は、固体光源12と、固体光源12から出射した光の波長を変換する波長変換素子14と、波長変換素子14から出射したインコヒーレント光を伝搬および透過させると共に、水に浮く浮遊性を有する導光チューブ15と、導光チューブ15の浮遊性を確保しながら、導光チューブ15を路面100につなぎ止める連結部材17とを備える。
【選択図】図1
Description
本開示は、照明システムに関する。
特許文献1には、車線線引、方向指示線引、区画線引等の線引を側面発光光ファイバーを敷設して構成し、この側面発光光ファイバー上に保護カバーを設け、側面発光光ファイバーの入射端面に光源を対向配置してなる道路線引夜間表示装置が開示されている。また、特許文献2には、交通サイン、シグナルに有用な指示経路を光マーキングする方法であって、指示経路に沿って側面発光型光ファイバーを設置する方法が開示されている。
ところで、高潮、河川の増水等により路面が冠水した場合に、海、河川などと路面との境界を視認可能とし、歩行者および自動車等の運転者の安全を確保することは重要な課題である。本開示の目的は、路面の冠水時において、防水性を担保しつつ、海、河川などと路面との境界を視認可能とする照明システムを提供することである。
本開示の一態様である照明システムは、固体光源と、前記固体光源から出射した光の波長を変換する波長変換素子と、前記波長変換素子から出射したインコヒーレント光を伝搬および透過させると共に、水に浮く浮遊性を有する導光チューブと、前記導光チューブの浮遊性を確保しながら、前記導光チューブを路面または前記路面上に設置された構造物につなぎ止める連結部材とを備えることを特徴とする。
本開示の一態様である照明システムによれば、路面の冠水時において、防水性を担保しつつ、海、河川などと路面との境界が容易に視認可能となる。
以下、図面を参照しながら、本開示の照明システムの実施形態の一例について詳細に説明する。なお、以下で説明する複数の実施形態の各構成要素を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。また、実施形態の説明で参照する図面は、模式的に記載されたものであるから、図面に描画された構成要素の寸法比率などは以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本実施形態では、河川の堤防に沿って延びる道路(堤防道路)の端部、および港湾の埠頭の端部に沿って、照明システムの導光チューブが設置される場合を例示するが、照明システムの設置場所はこれらに限定されない。本開示の照明システムを構成する導光チューブは、例えば堤防が無い排水路、用水路、側溝などに沿って設置されてもよく、海岸、湖岸、池縁などに沿って設置されてもよい。その他、冠水時に道路の端が分かり難くなる場所(例えば、周囲に田畑、湿地等が存在する道路)に設置されてもよい。
また、本実施形態では、導光チューブをつなぎ止める連結部材が舗装された路面100に固定される場合を例示するが、連結部材は路面上に設置された構造物に固定されてもよい。当該構造物としては、道路、歩道、埠頭などの端に設置される縁石が例示できる。本明細において、路面とは、人、自動車等の車両などが通行できる地面全般を意味する。
図1および図2は、実施形態の一例である照明システム10を示す図である。図1および図2に例示するように、照明システム10は、固体光源12と、固体光源12から出射した光を波長変換する波長変換素子14と、導光チューブ15とを備える。導光チューブ15は、波長変換素子14から出射したインコヒーレント光を伝搬および透過させると共に、水に浮く浮遊性を有する。また、照明システム10は、導光チューブ15の浮遊性を確保しながら、導光チューブ15を路面100につなぎ止める連結部材17を備える。
照明システム10では、固体光源12から出射された光が波長変換素子14を介して導光チューブ15の端面から当該チューブに導入され、導光チューブ15が全長にわたって光るように構成されている。導光チューブ15は、路面100の端部において、海、河川などとの境界近傍に配置されている。導光チューブ15は、路面100が冠水していない平常時において、例えば通行等の邪魔にならないように、或いは景観を損なわないように、路面100に接した状態で配置されている。一方、路面100の冠水時には、導光チューブ15が水面101に浮き上がって光ることで、海、河川などと路面100との境界が容易に視認可能となる。
照明システム10は、少なくとも路面100が冠水して導光チューブ15が浮上したときに点灯する。照明システム10は、導光チューブ15の浮上を検知するセンサと、当該センサの検知情報に基づいて固体光源12を点灯させる制御装置とを有していてもよい。このとき、固体光源12を点滅させてもよい。照明システム10は、周囲の明るさを検知する照度センサを有し、当該センサの検知情報に基づき、路面100の冠水の有無に関わらず周囲が暗くなったときに固体光源12を点灯させてもよい。
照明システム10は、固体光源12および波長変換素子14を内蔵する光源装置11を備える。光源装置11は、さらに、光学部材13,16を内蔵する。光学部材13は、固体光源12と波長変換素子14との間に配置され、例えば固体光源12から出射された光を平行光にするコリメータレンズと、平行光を集光して波長変換素子14に導入する集光レンズとで構成される。光学部材16は、波長変換素子14と導光チューブ15の端面との間に配置され、光学部材13と同様に、コリメータレンズと集光レンズとで構成されてもよい。
固体光源12としては、発光ダイオード(LED)、有機EL(OEL)、半導体レーザーなどが例示できる。照明システム10では、導光チューブ15に導入される光がインコヒーレント光であればよく、固体光源12からインコヒーレント光が出射されてもよいが、好ましくは固体光源12のコヒーレント光が波長変換素子14でインコヒーレント光に変換される。好適な固体光源12は、半導体レーザーであって、近紫外光または青色光を出力する半導体レーザーが特に好ましい。
波長変換素子14は、例えば半導体レーザーから出射され光学部材13を介して導入されたコヒーレント光の波長を変換し、インコヒーレント光を出射する。波長変換素子14には、従来公知の蛍光体を用いることができる。波長変換素子14は、半導体レーザーの近紫外光または青色光を白色光に変換することが好適である。波長変換素子14から出射されたインコヒーレント光は、光学部材16を介して導光チューブ15の端面から当該チューブ内に導入される。
固体光源12および波長変換素子14は、1本の導光チューブ15に対して2つずつ設けられ、導光チューブ15の両端面からインコヒーレント光を導入することが好ましい。この場合、導光チューブ15を全長にわたって明るく光らせることが容易になる。本実施形態では、導光チューブ15の長さ方向両端部のそれぞれに光源装置11が1つずつ設けられている。光源装置11は、路面100の冠水時に水に浸からないように、路面100よりも高い位置に設置されることが好ましい。
照明システム10は、導光チューブ15の長さ方向に間隔をあけて複数設置された支柱18を備える。この場合、固体光源12および波長変換素子14を含む光源装置11は、支柱18において、導光チューブ15の最大浮上高さよりも高い位置に設置される。支柱18を設けて光源装置11を水に浸からない高さに設置することで、浸水による光源装置11の損傷、漏電等を防止できる。
支柱18は、導光チューブ15の長さ方向両端部に対応する位置に設けられることが好ましい。言い換えると、1本の導光チューブ15は2本の支柱18にわたって設けられる。支柱18は、照明システム10の専用設備であってもよく、電柱などと兼用されてもよい。例えば、既設の電柱を支柱18として利用してもよい。支柱18同士の間隔dおよび1本の導光チューブ15の長さは、特に限定されないが、好ましくは20m〜150m程度である。
支柱18は、例えば1m以上の長さを有し、路面100に対して略垂直に立設している。図1および図2に示す例では、1本の支柱18の上部に2つの光源装置11が設置されている。1本の支柱18には、2本の導光チューブ15が取り付けられ、当該各導光チューブ15は互いに反対方向に延設されている。導光チューブ15は、平常時において、長さ方向両端部が支柱18に沿って鉛直方向に延び、残りの部分が路面100に接した状態で延設されている。詳しくは後述するが、平常時において導光チューブ15の大部分は、路面100に設けられた収容溝20に収容されている。
図3(導光チューブ15が水面101に浮いた状態を示す図)に例示するように、支柱18Xは内部が空洞であってもよく、光源装置11は支柱18X内に設置されていてもよい。この場合、光源装置11が風雨に曝されないので、光源装置11の損傷が抑制される。一般的な電柱の内部は空洞であるから、光源装置11を電柱の内部に設置することも可能である。図3に示す例では、支柱18Xの内部かつ上部に2つの光源装置11が設置されている。
支柱18Xの下部には、導光チューブ15を引き出すための開口30が形成されている。また、支柱18の下部には、路面100の冠水によって導光チューブ15が浮き上がるように、支柱18Xの長さ方向に延びるスリット31が形成されている。導光チューブ15は、水量の増減によりスリット31に沿って浮沈する。各支柱18Xには、1本の導光チューブ15を通す開口30と、もう1本の導光チューブ15を通すスリット31が形成されているが、開口30の代わりにスリット31が形成されていてもよい。
なお、開口30の外側で導光チューブ15と支柱18Xとを連結する係止部材が設けられていてもよく、支柱18Xには係止部材を長さ方向に移動可能に保持するガイドレールが設けられていてもよい。当該係止部材は、後述の係止部材23と同様の機能を有する。
導光チューブ15には、上述の通り、波長変換素子14から出射したインコヒーレント光が両端面から導入される。導光チューブ15に導入されたインコヒーレント光は、長さ方向に伝搬すると共に、一部の光が導光チューブ15を透過して外部に照射される。導光チューブ15の両端面から光を導入することで、導光チューブ15の全長にわたって明るさを確保することが容易になる。
導光チューブ15は、例えばコア部およびクラッド部を有する。波長変換素子14から出射したインコヒーレント光は、導光チューブ15のコア部に導入され、クラッド部との界面で反射しながらコア部を通って長さ方向に伝搬される。但し、導光チューブ15は、端面から導入されたインコヒーレント光の一部を外部に透過させるように構成されている。このため、導光チューブ15の両端面から光を導入して導光チューブ15の全体を光らせることができる。
導光チューブ15は、クラッド部の表面が樹脂で被覆されていることが好ましい。当該樹脂は、導光チューブ15を保護して耐久性を向上させる機能を有し、導光チューブ15に導入される光を透過または拡散透過させる透明な樹脂で構成される。導光チューブ15の太さは、特に限定されない。
導光チューブ15は、路面100の冠水時に水面101に浮く浮遊性を有する。すなわち、導光チューブ15の密度は水の密度よりも小さい。なお、導光チューブ15は連結部材17によって路面100につなぎ止められているので、連結部材17の重量が導光チューブ15に作用する場合は、当該重量を含めた導光チューブ15の密度を水の密度よりも小さくする必要がある。
連結部材17は、上述の通り、導光チューブ15を路面100につなぎ止めるための部材である。連結部材17は、一端部が路面100に固定され、他端部が導光チューブ15に固定されている。連結部材17には、例えばチェーンまたは紐が用いられる。連結部材17を設けることで、水面101に浮いた導光チューブ15が流されることを防止でき、河川などと路面100との境界を視認可能とすることができる。
連結部材17を構成するチェーンは、耐久性等に問題がなく、また導光チューブ15の浮遊性を損なわなければ、金属製、樹脂製のいずれであってもよく、チェーン自体が水に浮く浮遊性を有していてもよい。図4に例示するように、連結部材17を構成するチェーンは、2種類の環状部品32,33で構成されていてもよい。図4に示す例では、内径が大きな環状部品32が導光チューブ15に取り付けられている。この場合、路面100の水が引いたときに、浮き上がった導光チューブ15が元の位置(例えば、収容溝20内)に戻り易くなる。
連結部材17は、導光チューブ15の長さ方向に間隔をあけて複数設置されることが好ましい。複数の連結部材17は、例えば導光チューブ15の長さ方向に略等間隔で設置される。連結部材17の設置間隔の一例は、2m〜10mである。連結部材17の一端部は路面100に対して動かないように固定されるが、連結部材17の他端部は導光チューブ15に連結されていればよく、導光チューブ15と連結部材17の連結部は導光チューブ15の長さ方向に移動可能であってもよい。
連結部材17の長さは、例えば支柱18に設置された光源装置11から路面100までの高さよりも短い。なお、導光チューブ15の最大浮上高さは、導光チューブ15および連結部材17の長さによって規定される。連結部材17の長さの一例は、0.3m〜1mである。
照明システム10は、路面100に設けられた導光チューブ15の収容溝20を備えることが好ましい。収容溝20は、路面100が冠水していない平常時において導光チューブ15が収容される溝であって、導光チューブ15の長さ方向に延設されている。収容溝20を設けて導光チューブ15を収容することで、平常時には導光チューブ15が通行等の邪魔にならず、また導光チューブ15の破損等が発生し難くなる。なお、収容溝20は、路面100に設置された構造物に設けられていてもよい。収容溝20が設けられる場合、連結部材17の一端部は収容溝20内に固定される。
収容溝20は、2本の支柱18にわたって途中で途切れることなく連続して形成される。収容溝20は、3本以上の支柱18にわたる長さで形成されてもよい。収容溝20は、導光チューブ15の太さよりも幅広に形成されると共に、導光チューブ15がとび出すことなく路面100に沿って配置される部分の全体を収容可能な深さで形成される。また、収容溝20は、連結部材17についても収容可能な大きさで形成されることが好ましい。
収容溝20には、連結部材17を収容するための凹部21が設けられていてもよい。凹部21は、収容溝20の底部において、連結部材17の設置箇所に合わせて複数設けられることが好適である。凹部21は、収容溝20の底部に形成された窪みである。このように凹部21を設けることで、できるだけ収容溝20の深さを浅く、幅を小さくしながら、効率良く連結部材17を収容することができる。
本実施形態では、支柱18同士の間隔dよりも長い導光チューブ15が用いられている。図1に例示する平常時において、導光チューブ15は、長さ方向両端部が支柱18に沿って鉛直方向に延び、残りの部分が路面100の収容溝20に収容された状態で延設されている。すなわち、導光チューブ15の長さは、支柱18に沿って鉛直方向に延びる一端部15aおよび他端部15cの長さ分、間隔dよりも長くなっている。なお、導光チューブ15の残りの部分である中間部15bの長さは、間隔dと略同じである。
図2に例示する路面100の冠水時において、導光チューブ15は、中間部15bが水面101に浮上し、例えば2本の支柱18を略真っ直ぐにつなぐように配置される。路面100の冠水時には、さらに、導光チューブ15の一端部15aおよび他端部15cの少なくとも一方が水面101に浮上する。導光チューブ15の長さを間隔dよりも長くし、一端部15aおよび他端部15cの少なくとも一方が水面101に浮き上がるようにすることで、光源装置11を水に浸からない高さに設置でき、かつ導光チューブ15の浮遊性を確保できる。
導光チューブ15は、締結部22によって、一部が浮き上がらないように路面100に固定されていてもよい。本実施形態では、一端部15aが浮き上がらないように中間部15bとの境界部分を収容溝20内に固定する締結部22が設けられている。導光チューブ15と連結部材17の連結部は導光チューブ15の長さ方向に移動可能であるから、この場合、中間部15bおよび他端部15cが一端部15a側に移動しつつ水面101に浮上する。この場合、導光チューブ15が水面101に浮き上がった状態で間隔dよりも長くなる余剰部分が減少し、例えば海、河川などと路面100との境界をより正確に示すことができる。また、水が引いたときに、導光チューブ15が収容溝20内に戻り易くなる。
さらに、締結部22の両側に位置する一端部15aと中間部15bとを連結する係止部材23が設けられていてもよい。係止部材23は、例えば水に浮く浮遊性を有し、路面100の冠水時に中間部15bと一緒に浮沈する。なお、締結部22および係止部材23は導光チューブ15(中間部15b)の長さ方向中央部に設けられていてもよい。
図5は、河川110の堤防111の上に設けられた堤防道路112の端部であって、河川110と堤防道路112との境界近傍に沿って設置された照明システム10を示す図である。図5(a)は堤防道路112の路面100が冠水していない平常時、図5(b)は河川110が増水して堤防道路112の路面100が冠水した状態を示す。なお、堤防111の内側が河川110である。
堤防道路112および後述の埠頭121に適用される照明システム10は、常時点灯していてもよいが、好ましくは路面100の冠水により導光チューブ15が浮上したとき、および周囲が暗くなったときに点灯する。この場合、照明システム10は、導光チューブ15の浮上を検知するセンサおよび照度センサを有する。
図5(a)に例示するように、堤防道路112の路面100には、光源装置11(図示せず)が設置された複数の支柱18が河川110と堤防道路112との境界に沿って略等間隔で立設している。そして、支柱18同士をつなぐように、河川110と堤防道路112との境界に沿って複数の導光チューブ15が延設されている。路面100には収容溝20が延設されており、導光チューブ15(中間部15b)は、平常時において収容溝20内に収容されている。導光チューブ15を路面100につなぎ止める複数の連結部材17も、例えば収容溝20の凹部21内に収容されている。
図5(b)に例示するように、河川110が増水して堤防道路112が冠水すると、収容溝20に収容されていた導光チューブ15が水面101に浮上して光る。導光チューブ15は、連結部材17によって路面100につなぎ止められているため、水面101に浮いた導光チューブ15は流されることなく、河川110と堤防道路112との境界に留まる。
つまり、河川110と堤防道路112との境界に沿って、水面101に浮いた状態で明るく光る導光チューブ15が配置される。これにより、河川110と堤防道路112との境界がはっきりし、歩行者および自動車等の運転者が増水した河川110に転落することを防止できる。なお、路面100から水が引いていくと、導光チューブ15の浮き上がり量が次第に小さくなり、最終的には導光チューブ15が収容溝20内に戻る。
図6は、港湾の埠頭121の端部であって、海120と埠頭121との境界近傍に沿って設置された照明システム10を示す図である。図6(a)は埠頭121の路面100が冠水していない平常時、図6(b)は高潮により埠頭121の路面100が冠水した状態を示す。
図6(a)に例示するように、埠頭121の路面100には、光源装置11が設置された複数の支柱18が海120と埠頭121との境界に沿って略等間隔で立設すると共に、支柱18同士をつなぐように導光チューブ15が延設されている。平常時において、導光チューブ15は、連結部材17と共に収容溝20内に収容されている。他方、図6(b)に例示するように、高潮により埠頭121の路面100が冠水すると、収容溝20に収容されていた導光チューブ15が水面101に浮上して光る。ゆえに、海120と埠頭121との境界が容易に視認可能となり、歩行者および自動車等の運転者が海120に転落することを防止できる。
以下、図7A、図7B、および図8を例示しながら、実施形態の他の一例である照明システム10A,10Bについて説明する。照明システム10A,10Bは、路面100から水が引いたときに、浮き上がった導光チューブ15を収容溝20に戻し易くするための構成が追加されている点で、照明システム10と異なる。以下では、上述の実施形態との相違点について主に説明し、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を用いて重複する説明を省略する。
図7Aおよび図7Bに例示する照明システム10Aは、水に浮く浮遊性を有し、連結部材17の一端部が固定された浮き部材40と、路面100に設けられた浮き部材40の収容部41とを備える点で、照明システム10と異なる。照明システム10Aは、導光チューブ15の収容溝20を備える。収容部41は、収容溝20の底部に連結部材17を通す開口42を有し、当該底部の鉛直下方に形成されている。収容部41には路面100の冠水時に開口42から水が浸入し、浮き部材40は収容部41に浸入する水量に応じて浮沈する。
収容部41は、浮き部材40の浮上を制限する浮き止め部43を有し、浮き部材40を所定範囲で移動可能に保持する。浮き止め部43は、開口42の周囲に形成され浮き部材40のさらなる浮上を防止する。浮き部材40は、路面100の冠水時に収容部41の上部に移動し、例えば浮き止め部43に引っ掛かることで導光チューブ15が流されることを防止する。そして、浮き部材40は、路面100から水が引いたときに収容部41の下部に移動する。これにより、導光チューブ15を収容溝20内に引っ張る力が働き、導光チューブ15が収容溝20内に収容される。
浮き部材40は、一部の連結部材17に固定されていてもよく、全ての連結部材17に固定されていてもよい。浮き部材40を収容する収容部41は、連結部材17の設置箇所に合わせて複数形成され、凹部21の鉛直下方に形成されていてもよい。収容部41は、鉛直方向に長く形成され、例えば連結部材17の長さよりも長く形成される。
図7Bに例示するように、収容部41には、浸入した水を排出するための排水路44が設けられている。排水路44は、収容部41の底部または底部近傍に形成され、収容部41内に溜まった水を排出する役割を果たす。排水路44を設けることで、路面100から水が引いたときに浮き部材40を素早く収容部41の下部に移動させることができ、導光チューブ15を素早く収容溝20内に戻すことが可能となる。
図8に例示するように、照明システム10Bは、連結部材17を巻き取る巻取機50を備える点で、照明システム10,10Aと異なる。巻取機50は、全ての連結部材17に設置されていてもよいが、好ましくは幾つかの連結部材17毎に設置される。照明システム10Bでは、路面100から水が引いたときに、巻取機50を駆動させて連結部材17を巻き取ることで、水面101に浮き上がった導光チューブ15を収容溝20内に戻すことができる。巻取機50は、支柱18の上部など、路面100の冠水時に水に浸からない場所に設置されることが好ましい。
図8に示す例では、複数の連結部材17が接続されたケーブル51と、ケーブル51を通す挿通路52とが設けられており、ケーブル51が巻取機50で巻き取られることで、連結部材17が収容溝20の凹部21側に引っ張られる。挿通路52は、例えば収容溝20に沿って収容溝20の鉛直下方に形成されている。また、凹部21の底部には、挿通路52につながる接続路53が形成されている。路面100の冠水時には、例えば導光チューブ15に作用する浮力によって、巻取機50からケーブル51が繰り出され、導光チューブ15が水面101に浮上する。
図7および図8に例示する形態によれば、路面100の冠水時に、海、河川などと路面100との境界が容易に視認可能となり、かつ路面100から水が引いたときに、浮き上がった導光チューブ15が収容溝20内に戻り易くなる。
10 照明システム、11 光源装置、12 固体光源、13,16 光学部材、14 波長変換素子、15 導光チューブ、17 連結部材、18,18X 支柱、20 収容溝、21 凹部、22 締結部、23 係止部材、30,42 開口、31 スリット、32,33 環状部品、40 浮き部材、41 収容部、43 浮き止め部、44 排水路、50 巻取機、51 ケーブル、52 挿通路、53 接続路、100 路面、101 水面、110 河川、111 堤防、112 堤防道路、120 海、121 埠頭
Claims (9)
- 固体光源と、
前記固体光源から出射した光の波長を変換する波長変換素子と、
前記波長変換素子から出射したインコヒーレント光を伝搬および透過させると共に、水に浮く浮遊性を有する導光チューブと、
前記導光チューブの浮遊性を確保しながら、前記導光チューブを路面または前記路面上に設置された構造物につなぎ止める連結部材と、
を備える、照明システム。 - 前記路面または前記構造物に設けられた前記導光チューブの収容溝をさらに備える、請求項1に記載の照明システム。
- 前記収容溝には、前記連結部材を収容するための凹部が設けられている、請求項2に記載の照明システム。
- 前記連結部材は、前記導光チューブの長さ方向に間隔をあけて複数設置され、
前記凹部は、前記連結部材の設置箇所に合わせて複数設けられている、請求項3に記載の照明システム。 - 水に浮く浮遊性を有し、前記連結部材の一端部が固定された浮き部材と、
前記路面または前記構造物に設けられた前記浮き部材の収容部と、
をさらに備え、
前記浮き部材は、前記収容部に浸入する水量に応じて浮沈し、
前記収容部は、前記浮き部材の浮上を制限する浮き止め部を有し、前記浮き部材を所定範囲で移動可能に保持する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明システム。 - 前記収容部には、浸入した水を排出するための排水路が設けられている、請求項5に記載の照明システム。
- 前記連結部材を巻き取る巻取機をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明システム。
- 前記導光チューブの長さ方向に間隔をあけて複数設置された支柱をさらに備え、
前記固体光源および前記波長変換素子は、前記支柱において、前記導光チューブの最大浮上高さよりも高い位置に設置されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明システム。 - 前記固体光源および前記波長変換素子は、1本の前記導光チューブに対して2つずつ設けられ、当該導光チューブの両端面から前記インコヒーレント光を導入する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明システム。
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