JP2018187639A - プレス成形品の検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス成形品における割れやピンホール等の検出精度の向上と機器調整の簡略化とをもたらし得る検査手法を提供する。【解決手段】向かい合う一対の金型により賦形されたプレス成形品の検査装置は、プレス成形品に向けて光を照射する光照射部と、該光照射部とプレス成形品を挟んで対向し、光照射部が照射した光を受光する受光部とを備える。そして、光照射部と受光部の少なくとも一方は、一対の金型の一方の金型の金型面の面形状に倣った形状とされて、プレス成形品の載置を受ける。【選択図】図4

Description

本発明は、プレス成形品の検査装置に関する。
プレス成形品は、向かい合う一対の金型により賦形され、その賦形部位、例えば筋状の凹溝はガスや流体の流路となる。よって、プレス成形品は、プレス後に賦形部位の割れやピンホールの有無の検査に処され、この検査に当たり、複数の投光ランプから照射した光を複数のCCDカメラで受光する検査手法が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2002−365227号公報
ところで、割れやピンホールの発生部位や向きは一律ではない。このため、検出精度の向上のためには、プレス成形品に対する投光ランプの向きや位置、角度等の機器調整が必要となる。CCDカメラについても同様である。こうしたことから、プレス成形品における割れやピンホール等の検出精度の向上と機器調整の簡略化とをもたらし得る検査手法が要請されるに到った。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、プレス成形品の検査装置が提供される。この検査装置は、向かい合う一対の金型により賦形されたプレス成形品の検査装置であって、前記プレス成形品に向けて光を照射する光照射部と、該光照射部と前記プレス成形品を挟んで対向し、前記光照射部が照射した光を受光する受光部とを備え、前記光照射部と前記受光部の少なくとも一方は、前記一対の金型の一方の金型の金型面の面形状に倣った形状とされている。
この形態のプレス成形品の検査装置では、光照射部が一対の金型の一方の金型の金型面の面形状に倣った形状であれば、この光照射部は、割れやピンホールが発生し得る領域を含むプレス成形品の賦形領域全域に亘って向き合う。よって、割れやピンホールが様々な賦形部位に起きていても、その割れやピンホールに向けて光照射部から光を照射でき、この際に、光照射部についての機器調整をさほど必要としない。また、受光部が一対の金型の一方の金型の金型面の面形状に倣った形状であれば、この受光部は、割れやピンホールが発生し得る領域を含むプレス成形品の賦形領域全域に亘って向き合う。よって、割れやピンホールが様々な賦形部位に起きていても、その割れやピンホールを通過した光を受光部で受光でき、この際に、受光部についての機器調整をさほど必要としない。この結果、この形態のプレス成形品の検査装置によれば、プレス成形品における割れやピンホール等の検出精度を向上できると共に、機器調整の簡略化も可能となる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、プレス成形品の検査方法、或いは、向かい合う一対の金型を用いたプレス成形品の型成形とその後の検査とを含むプレス成形品の製造方法・製造装置等の形態で実現することができる。
第1実施形態のプレス成形品の検査装置を含むプレス成形ラインの概略構成を示す説明図である。 図1におけるセパレータの一部領域Aを概略的に拡大して示す説明図である。 図2における3−3線に沿った鉛直面にてプレスセクションと検査セクションの上下の金型とセパレータを断面視して示す説明図である。 光照射プレートからの光照射の様子を模式的に示す説明図である。 プレス成形ラインでのセパレータの製造工程の概要を示す工程図である。 セパレータ検査に際しての手順の概略を示す工程図である。 セパレータ検査のための金型駆動を図るラムのストロークに対応付けて各種機器の駆動タイミングを説明する説明図である。 セパレータ検査工程における金型とセパレータとの関係および検査の様子を示す説明図である。 第2実施形態の検査セクションを概略的に示す説明図である。 第3実施形態の検査セクションを概略的に示す説明図である。 第4実施形態の検査セクションを概略的に示す説明図である。
図1は、第1実施形態のプレス成形品の検査装置を含むプレス成形ライン100の概略構成を示す説明図である。プレス成形ライン100は、燃料電池セル(図視略)のセパレータWspをプレス成形するラインであり、プレスセクション100Pと検査セクション100Sとを含む。プレスセクション100Pは、セパレータWspに最終的に賦形される凹溝、凸状等の順次プレスのために、第1プレスセクションP1、第2プレスセクションP2・・・最終プレスセクションPFを並べて区画し、検査セクション100Sを、最終プレスセクションPFに並べて区画して備える。
第1から最終までの各プレスセクションと検査セクション100Sは、それぞれ下型をアンダーベースであるボルスター102に備え、上型をアッパーベースであるラム104に備える。第1プレスセクションP1の下型110と上型111とは、向かい合う一対の金型であり、0.1mm程度の厚みのチタン製プレートにセパレータWspの一部形状を賦形する。第2プレスセクションP2の下型120と上型121とは、向かい合う一対の金型であり、第1プレスセクションP1で賦形済みの半製品のセパレータWspに、第1プレスセクションP1とは異なる部位の賦形を行う。第2プレスセクションP2以降のプレスセクションも同様である。最終プレスセクションPFの下型140と上型141とは、向かい合う一対の金型であり、それ以前の各プレスセクションで賦形済みの半製品のセパレータWspを矩形形状に型抜きする。検査セクション100Sは、疑似下型150と疑似上型151とを備え、プレスセクション100Pで得られたプレス成形品であるセパレータWspの検査を行う。また、検査セクション100Sは、セパレータWspの検査に光照射とその受光を行うことから、プレスセクションとは異なり、疑似上型151に暗幕スクリーン153を有する。この暗幕スクリーン153は、後述するように疑似上型151が降下した際に、疑似下型150を取り囲んで疑似下型150と疑似上型151の対向領域を外部から遮蔽する。なお、検査を行うための疑似下型150および疑似上型151と、プレスセクション100Pにおける金型との関係については後述する。
プレス成形ライン100は、ラム104を、上記の各上型と共に降下することで、第1プレスセクションP1〜最終プレスセクションPFの各プレスセクションでのプレス成形と、検査セクション100Sでのプレス成形品検査とを同時に行う。そして、ラム104を上記の各上型と共に上昇させた際に、図示しない搬送機器で、第1プレスセクションP1でプレス済みの半製品を第2プレスセクションP2に、第2プレスセクションP2でプレス済みの半製品をその下流のプレスセクションに搬送する。最終プレスセクションPFから検査セクション100Sについても、外形抜き済みのプレス完成品であるセパレータWspを図示しない搬送機器で搬送する。検査セクション100Sからは、当該セクションで検査済みのセパレータWspを図示しない搬送機器でライン外に搬送する。
次に、検査セクション100Sにおける疑似下型150と疑似上型151について説明する。図2は、図1におけるセパレータWspの一部領域Aを概略的に拡大して示す説明図である。図3は、図2における3−3線に沿った鉛直面にてプレスセクションと検査セクションの上下の金型とセパレータWspを断面視して示す説明図である。
図2に示すように、セパレータWspは、複数の凸条Pkを備え、この凸条Pkは、図1に示す第1プレスセクションP1〜最終プレスセクションPFにおける一対の金型である下型と上型で賦形され、その賦形形状は、最終プレスセクションPFにおける図3の下型金型面140sと上型金型面141sで規定されていると言える。つまり、凸条Pkは、最終プレスセクションPF以前の第1プレスセクションP1等の各プレスセクションで順次賦形されるが、最終プレスセクションPFの下型140の下型金型面140sと上型141の上型金型面141sは、最終プレスセクションPF以前の第1プレスセクションP1等の各プレスセクションにおける下型・上型の金型面と同一とされているからである。図3に示す検査セクションにおける疑似下型150と疑似上型151は、共に、プラスチック成形品であり、疑似下型150は、下型表面150sに光照射プレート160を備え、疑似上型151は、上型表面151sに受光部170を備える。
光照射プレート160は、有機或いは無機のELシート(EL:Electro-Luminescence)である。そして、この光照射プレート160は、疑似下型150の下型表面150sに密着して装着された状態において、プレート表面160sを、最終プレスセクションPFにおける一方の金型である下型140の下型金型面140sの面形状に倣った形状、具体的には金型面形状と同一形状、若しくは下型140の下型金型面140sから0.1〜0.3mm程度、寸法を控えた金型面形状とし、このプレート表面160sの各部位から光を面状に照射する。このように、プレート表面160sが下型金型面140sに倣った形状であることから、対向する一対の金型である下型140と上型141で賦形されたセパレータWspは、検査セクションにおいて、疑似下型150における光照射プレート160のプレート表面160sに密着した状態で、疑似下型150に載置されて受け止められる。そして、光照射プレート160は、凸条Pkを含むセパレータWspの賦形領域全域に亘って向き合い、セパレータWspに向けて光を照射する。よって、この光照射プレート160は、疑似下型150と共に、本発明における光照射部を構築する。
図4は、光照射プレート160からの光照射の様子を模式的に示す説明図である。この図4では、説明の便宜上、光照射プレート160のプレート表面160sとセパレータWspとの間に均一で微小な間隙(例えば、上記した0.1〜0.3mmの隙間)があると仮定して、光照射の様子を示している。凸条Pkのコーナー部は、下型と上型とによるプレス成形の際、引っ張り力を図示の矢印のように逆向きに受けるので、割れやピンホールと言った欠陥Wcが生じやすく、欠陥Wcの発生角度は、図示するように種々の角度となり得る。しかしながら、光照射プレート160からの光照射は、図4における白抜き矢印に示すように、面状に照射されることから、欠陥Wcが様々な角度で起きても、その欠陥Wcに向けての光照射が可能となる。
受光部170は、微小な受光素子、例えばCCD(Charge-Coupled Device)を疑似上型151の上型表面151sに整列して形成され、疑似上型151の上型表面151sに密着して装着された状態において、受光表面171sを、他方の金型である上型141の上型金型面141sの面形状に倣った形状、具体的には金型面形状と同一形状や0.1〜0.3mm程度控えた金型面形状とし、この受光表面171sの各部位で光を受光する。このように、受光表面171sが上型金型面141sに倣った形状であることから、受光部170は、光照射プレート160のプレート表面160sに密着して疑似下型150に載置されたセパレータWspに、凸条Pkを含むセパレータWspの賦形領域全域に亘って向き合う。そして、疑似上型151に設けられた受光部170は、光照射プレート160とセパレータWspを挟んで対向し、光照射プレート160が照射した光を受光することになる。この受光部170と既述した光照射プレート160を備える検査セクション100Sは、本発明におけるプレス成形品の検査装置に該当する。
図5は、プレス成形ライン100でのセパレータWspの製造工程の概要を示す工程図である。図6は、セパレータ検査に際しての手順の概略を示す工程図である。図7は、セパレータ検査のための金型駆動を図るラム104のストロークに対応付けて各種機器の駆動タイミングを説明する説明図である。図8は、セパレータ検査工程における金型とセパレータWspとの関係および検査の様子を示す説明図である。
図1のプレス成形ライン100におけるセパレータ製造工程では、セパレータWspがプレス成形ライン100において図示しない搬送機器により順送り搬送されつつ、図5に示す手順に従い、第1プレスセクションP1での1絞り(手順S100)がなされ、これに続き、第2プレスセクションP2での2絞り(手順S110)、その後のプレスセクションでの絞りと、最終プレスセクションPFでの外形型抜き(手順S150)がなされる。この外形型抜きにより、図2に示す凸条Pkが総て賦形済みの矩形形状のセパレータWspが得られ、このセパレータWspが検査セクション100Sの疑似下型150に載置されてセパレータ検査がなされる(手順S200)。この手順S200において、検査が合格となれば、プレス成形ライン100は、ライン停止を起こすことなく、セパレータWspのプレス成形を継続する。一方、手順S200において、検査が不合格となれば、プレス成形ライン100は、プレス加工を停止し、つまり、機器駆動を停止して加工を終了し、作業員による不合格復旧、例えば、金型面の修復を待機する。なお、不合格復旧の後は、第1プレスセクションP1での1絞り(手順S100)からセパレータWspのプレス成形が再開される。
図5のセパレータ製造工程におけるセパレータ検査(手順S200)は、疑似下型150と疑似上型151とを含む検査セクション100Sでなされる。このセパレータ検査(手順S200)では、図6に示す手順に従い、まず、疑似上型151の降下がなされる(手順S210)。疑似上型151は、図1のラム104の降下に伴って図7の時刻t1において上死点から降下を始め、セパレータWspは、この時刻t1で、図8に示すように疑似下型150に未装着である。疑似上型151の降下が進んだ図7の時刻t2において、図1の検査セクション100Sにそれ以前の最終プレスセクションPFから図示しない搬送機器によりセパレータWspが搬送され、そのセパレータWspが疑似下型150、詳しくは下型表面150sに密着した光照射プレート160に載置され、図8に示すようにセパレータWspのセパレータ下面は光照射プレート160のプレート表面160sと重なる。なお、この図8における時刻t4以降の各図では、プレート表面160s等の表記を省略した。
疑似上型151の降下が更に進んだ図7の時刻t3となると、図1に示した暗幕スクリーン153が疑似下型150を取り囲んで疑似下型150と疑似上型151の対向領域を外部から遮蔽する(手順S220)。疑似上型151の降下が更に進んだ図7の時刻t4では、図8に示すように疑似上型151の下向き凸部位が疑似下型150の上向き凸部位より下方に位置し、この時刻t4において疑似上型151における受光部170がオンとされ(手順S230)、時刻t4以降において光受光が可能となる。そして、疑似上型151の降下が更に進んだ図7の時刻t5では、疑似上型151はその下死点の手前まで降下しており、この時刻t5において疑似下型150における光照射プレート160がオンとされる(手順S240)。こうしてオンとなった光照射プレート160は、図4に示すように、そのプレート表面160sの全域から面状に光を照射するので、時刻t5以降において、セパレータWspの賦形領域全域に亘って光照射プレート160から光が照射される。よって、時刻5以降において、受光部170による光検知の有無が判別される(手順S250)。
時刻t5以降において、疑似上型151は、手順S250での光検知とは別に更に降下し、図7の時刻t6において、下死点で一旦停止した後、上昇を始める。時刻t6における疑似下型150と疑似上型151との関係は図8に示されており、疑似上型151の下死点は、光照射プレート160を介在して疑似下型150に載置済みのセパレータWspと疑似上型151における受光部170との間に0.3〜1.0mm程度の隙間が残る位置とされている。こうすることで、疑似上型151に装着済みの受光部170をセパレータWspに接触しないようにでき、受光部170の損傷を回避できる。
図6に示す手順S250の光検知判別は、上記した疑似上型151の降下と並行してなされ、受光部170により光検知があるとされると、検査セクション100Sの疑似下型150におけるセパレータWspの有無判別がなされる(手順S255)。図1に示したプレス成形ライン100では、プレスセクション100Pの各プレスセクションと検査セクション100Sとの間においてセパレータWspが順送りされることから、プレス加工開始当初では、検査セクション100SにセパレータWspが載置されていない状況が有り得る。こうしたセパレータ未載置の状況では、手順S250において受光部170により光検知があるとされるが、この光検知は、セパレータWspに図4に示すような欠陥Wcが生じたことに基づくものではない。その一方、プレス加工が進んで検査セクション100SにセパレータWspが載置されている状況での手順S250において受光部170により光検知があるとされれば、この光検知は、セパレータWspに図4に示すような欠陥Wcが生じたことに基づくものとなる。手順S255でのセパレータ有無の判別は、上記した状況を区別するためになされる。そして、手順S255でセパレータWspがないと判別されれば、後述の手順S260に移行する。その一方、手順S255でセパレータWspが有ると判別すれば、それ以前の手順S250における光検知は、セパレータWspの欠陥Wcに基づくものであることから、プレス成形ライン100のプレス機を停止して(手順S257)、一旦、検査を終了し、作業員による金型面の修復を待機する。なお、手順S255におけるセパレータWspの有無判定では、受光部170がその全域において光を受光している場合には、セパレータWspは検査セクション100Sに載置されていないと判定できる。
手順S250で光検知なしと判別された場合は、検査セクション100Sにおいて検査対象となるセパレータWspは欠陥Wcを有しないことになる。よって、この欠陥なしの場合と手順S255でセパレータなしと判別された場合には、次のセパレータWspの検査に備え、図7の時刻t7において、光照射プレート160と受光部170をオフとすると共に(手順S260)、疑似上型151の上昇を継続し(手順S270)、セパレータ検査を終了する。なお、検査セクション100Sでは、時刻t7以降における疑似上型151の上昇過程の時刻t8において、暗幕スクリーン153による光遮蔽が解かれ、その後の時刻t9において、検査済みセパレータWspが検査セクション100Sからライン外に搬送される。
以上説明した本実施形態のプレス成形品の検査装置としての検査セクション100Sは、図3や図4に示すように、疑似下型150に装着する光照射プレート160を、そのプレート表面160sが最終プレスセクションPFにおける下型140の下型金型面140sの面形状に倣った形状となるようにして、割れやピンホールといった欠陥Wcが発生し得る領域を含むセパレータWspの賦形領域全域に亘って向き合わせる。これに加え、検査セクション100Sは、疑似上型151に装着する受光部170を、その受光表面171sが最終プレスセクションPFにおける上型141の上型金型面141sの面形状に倣った形状となるようにして、割れやピンホールといった欠陥Wcが発生し得る領域を含むセパレータWspの賦形領域全域に亘って向き合わせる。これらの結果、検査セクション100Sによれば、割れやピンホールといった欠陥Wcが様々な賦形部位に起きていても、その欠陥Wcに向けた光照射プレート160からの光照射、および欠陥Wcを通過した光の受光部170での受光を可能として、欠陥Wcの検出精度を向上できる。しかも、光照射に際しての機器調整と受光に際しての機器調整も簡便となる。
図9は、第2実施形態の検査セクション100SAを概略的に示す説明図である。図示するように、第2実施形態の検査セクション100SAは、既述した第1実施形態の検査セクション100Sと同一の疑似下型150と光照射プレート160とを備え、受光部170に代わり平板状の受光部170Aを有する。受光部170Aは、CCDを平板状に整列して形成され、疑似上型151Aの内面天井壁および内面側壁に埋設されて、疑似下型150の光照射プレート160とセパレータWspを挟んで対向する。この疑似上型151Aにあっても、図1に示すラム104に装着されて上下動する。なお、プレスセクション100Pからの振動の影響を抑制するため、受光部170Aは、それぞれ防振ゴム155を介して疑似上型151Aに埋め込み・装着されている。この第2実施形態の検査セクション100SAにあっても、疑似下型150に装着する光照射プレート160を、そのプレート表面160sが最終プレスセクションPFにおける下型140の下型金型面140sの面形状に倣った形状となるようにして、割れやピンホールといった欠陥Wcが発生し得る領域を含むセパレータWspの賦形領域全域に亘って向き合わせる。よって、第2実施形態の検査セクション100SAによっても、欠陥Wcの検出精度を向上できると共に、機器調整も簡便となる。また、受光部170Aを平板状の既存の受光部とできるので、低コスト化を図ることもできる。
図10は、第3実施形態の検査セクション100SBを概略的に示す説明図である。図示するように、第3実施形態の検査セクション100SBは、既述した第1実施形態の検査セクション100Sと同一の疑似上型151と受光部170とを備え、疑似下型150を光透過性のプリズムから構成し、下型表面150sを最終プレスセクションPFにおける下型140の下型金型面140sの面形状に倣った形状とする。その上で、検査セクション100SBは、疑似下型150のベース158に平板状の光源159を組み込んで備え、光源159の照射した光を疑似下型150にてセパレータWspの賦形領域の全域に導く。よって、この第3実施形態の検査セクション100SAによっても、第1実施形態と同様に欠陥Wcの検出精度を向上できると共に、機器調整も簡便となる。
図11は、第4実施形態の検査セクション100SCを概略的に示す説明図である。図示するように、第4実施形態の検査セクション100SCは、既述した第1実施形態の検査セクション100Sと同一の疑似下型150と光照射プレート160とを備え、受光部170に代わり平板状の受光部170Aとこの受光部170Aへの集光機能を発揮する光透過性のプリズムからなる集光部152とを有する。受光部170Aは、CCDを平板状に整列して形成され、疑似上型151Aの天井壁に埋設されて、疑似下型150の光照射プレート160とセパレータWspを挟んで対向する。集光部152は、図示しない保持シャフトで受光部170Aと対向するように保持されている。この疑似上型151Aにあっても、図1に示すラム104に装着されて上下動する。なお、プレスセクション100Pからの振動の影響を抑制するため、受光部170Aは、それぞれ防振ゴム155を介して疑似上型151Aに埋め込み・装着されている。この第4実施形態の検査セクション100SCにあっても、疑似下型150に装着する光照射プレート160を、そのプレート表面160sが最終プレスセクションPFにおける下型140の下型金型面140sの面形状に倣った形状となるようにして、割れやピンホールといった欠陥Wcが発生し得る領域を含むセパレータWspの賦形領域全域に亘って向き合わせる。よって、第4実施形態の検査セクション100SCによっても、欠陥Wcの検出精度を向上できると共に、機器調整も簡便となる。また、受光部170Aを平板状の既存の受光部とした上で、疑似上型151Aの内面天井壁に埋設すればよいので、低コスト化を図ることもできる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
既述した実施形態では、検査セクション100Sをプレスセクション100Pに連続して設けたが、検査セクション100Sをプレスセクション100Pから独立して設けてもよい。また、プレスセクション100Pを1つのプレスセクションとしてもよい。
既述した実施形態では、光照射プレート160をELシートから形成したが、これに限らない。例えば、アクリル等の光透過性の透明な樹脂プレートを、ELシートからなる光照射プレート160と同一形状に形成し、この樹脂プレートの端面から樹脂プレートに光を照射するようにしてもよい。この場合には、透明な樹脂プレートが導光路として機能するので、ELシートからなる光照射プレート160と同様に、セパレータWspに光を照射できる。
既述した実施形態では、疑似上型151に暗幕スクリーン153を設けたが、検査セクション100Sを暗室内に配設したりして、暗幕スクリーン153を省略してもよい。
100…プレス成形ライン
100P…プレスセクション
100S、100SA〜100SC…検査セクション
102…ボルスター
104…ラム
110…下型
111…上型
120…下型
121…上型
140…下型
140s…下型金型面
141…上型
141s…上型金型面
150…疑似下型
150s…下型表面
151…疑似上型
151A…疑似上型
151s…上型表面
152…集光部
153…暗幕スクリーン
155…防振ゴム
158…ベース
159…光源
160…光照射プレート
160s…プレート表面
170…受光部
170A…受光部
171s…受光表面
P1…第1プレスセクション
P2…第2プレスセクション
PF…最終プレスセクション
Pk…凸条
Wc…欠陥
Wsp…セパレータ

Claims (1)

  1. 向かい合う一対の金型により賦形されたプレス成形品の検査装置であって、
    前記プレス成形品に向けて光を照射する光照射部と、
    該光照射部と前記プレス成形品を挟んで対向し、前記光照射部が照射した光を受光する受光部とを備え、
    前記光照射部と前記受光部の少なくとも一方は、前記一対の金型の一方の金型の金型面の面形状に倣った形状とされている、
    プレス成形品の検査装置。
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