JP2018187345A - ゴルフクラブヘッド、その性能を評価するための方法、及び、それを製造するための方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッド、その性能を評価するための方法、及び、それを製造するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンディキャップの高いゴルファーの打球の飛距離が増大するようなゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】ボールを打撃するための打撃フェースを有するゴルフクラブヘッドであって、前記打撃フェースは、有効打撃領域を有し、前記有効打撃エリア内の位置又は領域(i,j)での打撃確率をpijとし、前記位置又は領域(i,j)のCOR値をcijとしたときに、前記有効打撃領域は、下式で定義される予期CORの値が0.810以上である。

【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッド、その性能を評価するための方法、それを製造するための方法及びそれの情報を提供するための方法に関する。
ゴルフの試合における成功は、プレーヤーの正確さ、判断、及び体力と相関関係がある。公平性を担保するために、米国ゴルフ協会(USGA)(並びに同様の組織)は、プロゴルフのプレーやプレーで使用される用具を管理する規制機関として機能する。
USGAは、ゴルフクラブがゴルフボールにパワーを伝達する能力を制限しており、それによってゴルファーが用具だけでライバルに勝る可能性を制限する。これは、一般的にクラブヘッドのフェースの特性時間(CT: characteristic time)の測定を使用することによって達成される。CTは、本明細書中の全ての目的のために、USGAのゴルフクラブの柔軟性を測定するための手順1.0.0(PROCEDURE FOR MEASURING THE FLEXIBILITY OF A GOLF CLUBHEAD, Rev. 1.0.0)(2008年5月1日)で測定されるように規定され、かつ、示された特性時間を指す。
しかしながら、ゴルファー、特にハンディキャップの高いゴルファーは、プレー中、一つの場所やゴルファーが望む正確な場所で、ゴルフボールを打撃できない傾向がある。むしろ、プレー中、フェース面の様々な場所でボールの打撃が発生することがある。これを考慮すると、特にハンディキャップが増加すると、CT値だけでは、クラブヘッドの全体的なパフォーマンスを正確に表現することはできない。
第1の発明の目的は、特にハンディキャップの高いゴルファーの打球の飛距離が増大するようなゴルフクラブヘッドを提供することにある。第2の発明の目的は、ゴルフクラブヘッドの潜在的な性能を正確に測定する方法を提供することにある。第3の発明の目的は、特にハンディキャップの高いゴルファーの打球の飛距離が増大するようなゴルフクラブを製造するための方法を提供することにある。
第1の発明は、ボールを打撃するための打撃フェースを有するゴルフクラブヘッドであって、前記打撃フェースは、有効打撃領域を有し、前記有効打撃エリア内の位置又は領域(i,j)での打撃確率をpijとし、前記位置又は領域(i,j)のCORの値をcijとしたときに、前記有効打撃領域は、下式で定義される予期CORの値が0.810以上であるゴルフクラブヘッドである。
第2の発明は、以下のステップを含むゴルフクラブの性能を評価するための方法である。
a)打撃フェースを有するゴルフクラブヘッドを準備するステップ;
b)前記ゴルフクラブヘッドの前記打撃フェースに、複数の位置又は領域(i,j)を特定するステップ;
c)前記複数の位置又は領域(i,j)それぞれの反発係数cijを決定するステップ;
d)前記複数の位置又は領域(i,j)の打撃確率情報を提供又は生成するステップ;
e)前記打撃確率情報に基づいて、前記複数の位置又は領域(i,j)の打撃確率pijを決定するステップ;及び
f)前記反発係数と前記打撃確率情報とに基づいて、下式で予期CORを決定するステップ。
第3の発明は、以下のステップを含むゴルフクラブを製造するための方法である。
a)打撃フェースを有するプロトタイプゴルフクラブヘッドを準備するステップ;
b)前記打撃フェースの複数の位置又は領域(i,j)での打撃確率pijを提供又は生成するステップ;
c)前記複数の位置又は領域(i,j)の反発係数cijを決定するステップ;及び
d)高い打撃確率を有すると識別された位置の反発係数が増加するように前記プロトタイプゴルフクラブヘッドを改良するステップ。
第2の発明の一実施形態のプロセスを示すフローチャートである。 ゴルフクラブヘッドの正面図である。 ある実施形態の有効打撃領域が描かれたゴルフクラブヘッドの正面図である。 他の実施形態の有効打撃領域が描かれたゴルフクラブヘッドの正面図である。 有効打撃領域に関連付けられた打撃確率を説明するための表である。 ある実施形態の打撃確率情報を示すグラフである。 第3の発明の一実施形態のプロセスを示すフローチャートである。 第4の発明の一実施形態のプロセスを示すフローチャートである。 第1の発明のゴルフクラブヘッドの一つの実施形態を示す正面図である。 図9のゴルフクラブヘッドの有効打撃領域に関連付けられたCORを説明するための図である。 予期CORと特性時間の最大値との関係を示すグラフである。 予期CORと特性時間の最大値との関係を示すグラフである。 予期CORと特性時間の最大値との関係を示すグラフである。 予期CORとCORmaxとの関係を示すグラフである。 予期CORとMOIとの関係を示すグラフである。
以下、第1ないし第3の発明(及び付加的な第4の発明)の実施の一形態が図面に基づき説明される。説明の便宜上、先ず、第2の発明(ゴルフクラブの性能を評価するための方法)が説明される。
図1を参照すると、1以上の態様に従って、ゴルフクラブヘッドの性能を正確に評価するためのプロセスが実行される。以下に説明するステップの時間的順序は、一例であり、本開示の範囲を制限することを意図するものではない。他に指示がない限り、以下のプロセスは、以下のステップ又はそれらが提示されるステップの時間的性質に限定されない。特に明記しない限り、ステップの相対的な順番は、以下に記載する特定の順序に従う必要はない。
最初に、ステップ102において、ゴルフクラブヘッドが提供される。このステップにより、例えば、評価対象となるゴルフクラブヘッドが特定される。図2には、ゴルフクラブヘッド1が示されている。ゴルフクラブヘッドは、好ましくはウッド型のクラブヘッド、より好ましくは中空の金属ウッドヘッド、最も好ましくはドライバータイプのクラブヘッドとして構成される。本実施形態において、クラブヘッドは、ゴルフボールに衝突するように構成された打撃フェース2を有する打撃壁3と、打撃フェース2から後方に延びる上壁4と、上壁4に対向する打撃フェース2から後方に延びる底壁5とを含む。
次に、ステップ104において、複数の測定位置が識別され、ゴルフクラブヘッド1の打撃フェース2に重ね合わされる。図3に示されるように、好ましくは、その位置は、例えば、クラブヘッド1のフェース中心FCに対応する仮想起点を有する、ヒール部6からトウ部7(いずれも図3参照)の方向及び上から下の方向の両方に沿って一定の間隔で配置された境界を有する領域を表す。
本明細書で使用するフェース中心FCは、標準型板(standard template)を使用して配置される。この型板は、上下軸と、それに直交するトウ−ヒール軸とを備える座標系を有する。開口が前記座標系の原点に配置され、前記軸は、均等に間隔をあけた目盛りがある。型板は、可撓性材料、例えば、透明なポリマーから作製されてもよい。フェース中心FCの位置は、先ず、開口が打撃フェース2のほぼ中央にあり、トウ−ヒール軸が概ね水平になるように型板を打撃フェース2に当てて決定される。
次に、型板は、ヒール部6及びトウ部7のそれぞれに近接した打撃フェース2の打撃フェース周辺の対向する点における軸に沿ったそのヒール及びトウの測定値が同じ絶対値を有するまで、打撃フェース2に沿ってトウ−ヒール方向に移動される。型板がトウ−ヒール方向において打撃フェース2に対してセンタリングされると、型板は、その上壁部4及び底壁部5のそれぞれに近接した打撃フェース2の打撃フェース周辺の対向する点における軸に沿った上下の測定値が同じ絶対値を有するまで、打撃フェース2に沿って上下方向に移動される。
上記のシーケンスは、軸に沿ったヒール測定の絶対値がトウ測定の絶対値と等しく、かつ、軸に沿った底部測定の絶対値が上部測定の絶対値と等しくなるまで繰り返される。次いで、打撃フェース2上に、開口を通して、点がマーキングされ、フェース中心FCが特定される。位置決め型板(locating template)は、米国ゴルフ協会のゴルフクラブヘッドの柔軟性を測定する手順 (Procedure for Measuring the Flexibility of a Golf Clubhead)(Revision 2.0、2005年3月25日)で参照され、USGAから入手可能である。
他の実施形態では、基準点は、地面GLに対して基準状態に向けられ且つクラブヘッド1が正面図に投影されたときの打撃フェース2中のホーゼル軸8(図2参照)の交点でも良い。
ゴルフクラブヘッド1は、「基準状態」にあるものとして示されている。本明細書で使用される「基準状態」は、クラブヘッド1の底部5が、ホーゼル9の中心線が打撃フェース2にほぼ平行な仮想水平線を含む仮想垂直ホーゼル平面に位置するように、仮想地面上に載置されるクラブヘッド1の位置を示している。このとき、ゴルフクラブヘッド1は規定のライ角及びロフト角に保持される。他に指示がない限り、本明細書の全てのパラメータは、基準状態におけるゴルフクラブヘッド1で特定される。
図3に示されるように、いくつかの実施形態では、複数の測定位置は、例えば、5mmの高さ及び幅を有する正方形又は長方形の区画(区域)又は「ビン」(bins)10に対応する。中央原点に位置するビン10は、クラブヘッド1のフェース中心FCと一致する中心を定義する。他のビン10は、ビンマトリックス12を形成するために、水平方向及び垂直方向に隣接して並べられる。この場合、複数のビン10の幾何学的中心は、中心ビンの幾何学的中心からそれぞれ5mmの間隔で、垂直及び水平に間隔を置いて配置される。
他の実施形態では、測定位置は、ある面積を持った領域(area regions)ではなく点に対応する。 さらに他の実施形態では、測定位置は、互いに離間しており、したがって接触していない領域(area regions)に対応する。さらに他の実施形態では、「ビン(bin)」10の向きはマトリックスを形成するのではなく、むしろビン又は他の幾何学的配置の不規則な配置、例えば、アニュラス又はサンバースト(図4参照)を形成する。好ましくは、そのような測定ビン10に指定された打撃フェース2の面積は、フェース中心FCから水平に±22.5mm及び垂直に±12.5mmの範囲(以下、「有効打撃領域」という。)を構成する。
次に、ステップ106において、反発係数(COR:Coefficient of repulsion)の値が決定され、複数のビン10の各々に割り当てられる。好ましくは、CORの値は、CORを決定するためのUSGA規定の方法に準拠した従来のキャノン試験を用いて決定される。好ましくは、そのようなビン10ごとに、ビン10の幾何中心での一つの衝撃(または複数の衝撃の試験セット)が測定されるか、又は、いくつかの実施形態では、ビン内の複数の場所で衝突が測定されかつ平均化される。次に、打撃フェース2の結果のCOR "マップ"が任意に生成される。これは、例えば、図5に示されるようなCORマップを構成する。このマップは、打撃フェース2の各位置(フェース中心(センター)からの水平及び垂直位置)でのCOR値を示している。
次に、ステップ108において、打撃確率情報(impact probability information)が生成、又は、取得され、複数のビンの各々と関連付けられる。いくつかの態様では、カメラ、発射モニター、センサー、加速度計、圧電材料、位置センサーなどを使用して、所定のユーザーのプール(pool of users)について打撃位置を追跡し記録する。好ましくは、ユーザーのプールは、ゴルフをする大衆の代表的なサンプルを構成するもので、例えば、プールのハンディキャップ・プロフィールは、ゴルフをする人々の既知のハンディキャップ・プロフィール・カーブ又は理解されているハンディキャップ・カーブに比例するようなものが選択される。他の実施形態では、ゴルフをする人々の特定のセグメント(例えば「ハイハンディキャッププレーヤー」又は「ローハンディキャッププレーヤー」)が選択され、プレーヤーのプールはそのような特定のセグメントと一致するために個々に選択される。このような実施形態では、例えば、図6に示されるように、プレーヤーの打撃は、打撃−頻度マップを生成するために、複数のビンに対して任意に集約され、プロットされる。
次に、ステップ110において、打撃確率の値が複数のビン10の各々について計算される。いくつかの実施形態では、主に、全打撃(すなわち、全てのビン10の外側で発生する打撃を含む)と比較して、全てのビン10内の打撃の確率が計算される。いくつかの実施形態では、ビン10ごとのビン10の確率は、例えば、次のように、確率行列Pの形で表現することができる。ここで、pijは、打撃フェース2の位置(i,j)の打撃確率である。
同様に、いくつかの実施形態では、ステップ106で決定されたビン10ごとのビン10のCOR値は、次のように、COR行列Cの項で表現することができる。ここで、cijは、打撃フェース2の位置(i,j)のCORである。
次に、ステップ112において、ビン10ごと(又は位置ごと)の打撃確率情報(ステップ110で生成された)及びビン10ごと(又は位置ごと)のCOR情報に基づいて、「予期反発係数」(expected COR)の値が生成される。予期反発係数の値は、クラブヘッド1の打撃フェース2について、実際にどのように打撃が分散されるかを考慮して、典型的なゴルファーが実際に期待するクラブヘッド性能の確率調整された尺度を表すものと見なすことができる。別の言い方をすると、「期待される反発係数」または実際のゴルファが使用する際に「発揮できる反発係数」とも言い得る。したがって、この情報を使用して、ゴルファーは、その性能に基づいてゴルフクラブ1を選択する際に、より情報に基づいた決定をすることができる。これに代えて又は加えて、ゴルファーは、複数のゴルフクラブのうちのどのクラブが、例えば、ハンディキャップ又は他の技能レベルの基準に基づいて、ゴルファーの特定のニーズに適しているかを決定することができる。
いくつかの実施形態では、確率調整された性能値は「予期COR」と示され、以下に定義されるように表すことができる。
これに代えて又は加えて、CORマップ及び確率分布(継ぎ目密度)が連続関数であると考えられる場合、予期CORの値は以下のように表すことができる。なお、x及びyは、打撃位置の水平及び垂直位置である。
上記のプロセスには特別な利点がある。例えば、上記のプロセスを使用して、異なる予期CORの値を有する複数の異なるクラブヘッドの中から適切なゴルフクラブヘッドをよりよく選択するための情報を、ユーザーに提供することができる。同じ方法で、ユーザーは、複数の異なるゴルフクラブのうち、どれがロー、ミドル及びハイハンディキャッププレーヤーに適しているゴルフクラブかをよりよく識別することができる。加えて又は代替的に、製造業者は、特定のゴルフクラブヘッド上の証印として「予期COR」情報を関連させて、その潜在的な特性をユーザーにより良く伝えることができる。
上記の直接的利点にもかかわらず、追加の機能性は、上記プロセス及び/又はそこから決定される情報に基づいて達成可能であり得る。このような導出された態様が以下に説明される。
例えば、第3の発明では、例えば、ハンディキャップの高いゴルファーの打球の飛距離が増大するようなゴルフクラブを製造するための方法を提供することができる。第3の発明に関連したいくつかの実施形態では、予期CORデータを使用して、改善された性能を有するゴルフクラブヘッドを設計し製造することができる。例えば、図7に示すように、図2に示す実施形態に関して、上述した一つ以上のプロセスステップに基づいて、ゴルフクラブヘッドを製造する(又は改良する)方法が示される。
ステップ202では、打撃確率情報が生成又は提供される。そのような情報は、ステップ102において生成又は提供される情報に対応することができる。ステップ204において、打撃確率情報は、例えば、従来の有限要素解析ソフトウェアで電子的にモデル化することができるプロトタイプのゴルフクラブヘッド又はゴルフクラブヘッドに関連付けられる。
次に、ステップ206において、COR情報(例えば、図2に示す方法のステップ106で決定されたCOR情報のようなもの)が得られる。物理的なプロトタイプのゴルフクラブヘッドの場合、この情報は、上述のUSGA のCOR試験プロトコルを使用して達成することができる。電子モデルについては、そのような試験をシミュレートすることができる。好ましくは、いくつかの実施形態では、確率及びCOR値は、図2のプロセスに関して、上述したのと同様の方法でビン10ごとにビン単位で割り当てられる。次に、打撃確率データ及びCORデータに基づいて予期COR値が生成され、例えば、電子ディスプレイ及び/又はプリンタを介してユーザーに出力される。
最後に、ステップ208において、ステップ202、204及び206で生成された予期情報に基づいて、プロトタイプゴルフクラブ又はゴルフクラブモデルが修正される。いくつかの実施形態では、一つ又はいくつかのビン10又は他の区画(区域)は、比較的高い打撃確率及び比較的低い(又は、クラブヘッドの適切な構造的な完全性を依然として提供しつつ、クラブヘッドをUSGA及び/又はその他の規制機関の規制に準拠して全体として維持しながら必要以上に低い)COR値を有すると識別されることで、上記修正がユーザーによって行われる。このプロセスはまた、クラブヘッドの構造、主にクラブフェースを変更して、打撃確率が比較的低いと識別されるビン10のCOR値を減少させること、及び、反対の特性、すなわち比較的高い打撃確率及び比較的低いCOR値を有すると識別されたビン内のCOR値を上げる反復プロセスを伴う。
クラブヘッド1に対するこのような修正は、例えば、任意の質量及び/又は剛性要素(例えば、リブ)の選択的な配置/除去によって実行されてもよい。クラブヘッド1の総質量(又はクラブヘッド1の目標総質量)を構造的質量及び任意的質量で構成することは、ゴルフクラブヘッド設計の公知の態様である。構造的質量は、クラブヘッド1がその意図された使用のために動作可能であるために必要な最小の構造的完全性に必要な質量を一般に指す。一方、任意的質量とは、目標質量予算を考慮して、クラブヘッド1の構造的完全性を確立するために必要ではない残りの質量を指し、したがって、クラブヘッド1の質量及び性能特性を主に操作するために主に配置され得る。例えば、打撃フェース2についての様々な位置のCORは、打撃フェース2の領域を選択的に厚くすること及び薄くすることによって操作され得ることが知られている。さらに、打撃フェース2のある部分上にリブのような補強機構を配置し、場合によってはクラブヘッド1の他の部分、例えばソール部分5及び/又はトップ部分4に関連して配置することも知られている。したがって、ステップ202、204、206、208で生成された情報と、CORと打撃フェース2の厚さとの間の既知の関係とが与えられたユーザーは、高められた予期CORを有するゴルフクラブヘッド1を製造するよう、打撃フェース2を改造することができる。最後に、ステップ210において、新たな予期COR値が生成され出力される。
いくつかの実施形態では、プログラムコードが記録可能媒体上に具現化され、ハードウェアプロセッサを有するコンピュータを使用してステップ202〜210が実行される。コードは、プロセッサに、例えば、有限要素解析を使用してCOR値の生成をシミュレートさせ、予期COR値を計算させるように構成することができる。いくつかの実施形態では、記録可能媒体に格納されたプログラムは、ステップ202から208で提供された情報や、可変の打撃フェースの厚さとCORとの間の所定の関係に基づいて、及び、提供された特定の寸法及び重量のゴルフクラブヘッドのために最適化された方法の中で、ポイントごとに、領域ごとに、又はビンごとに、打撃フェース2の厚さを自動的に指定する命令を含む。
いくつかの実施形態では、 図7のプロセスが実行されるが、提供された又は生成された打撃確率データは、例えば、ハンディキャップに基づいて、セグメント化されたユーザデータに対応するという追加の態様がある。そのような場合、様々なスキル層のゴルファーに選択的に調整された異なるゴルフクラブヘッドを生成することができる。
第4の発明は、例えば、ユーザーがゴルフクラブを選択するために有益な情報を提供するための方法に関連する。第4の発明に関連するいくつかの実施形態では、クラブの選択プロセスは、例えば、小売店又は他の公共施設で行われる。図8を参照すると、ステップ302において、ゴルファーは、テストゴルフクラブを用いて、複数のゴルフショットを行う。ステップ304において、取り付け可能な電子スイング追跡装置及び/又は動作感知装置を使用する発射モニターを介して打撃位置センサーを使用し、打撃位置が各ショットについて記録される。
ステップ306において、記録可能媒体に記憶されたプログラムコードは、プロセッサを有するコンピュータを使用して、好ましくは、図2の方法に関して、上述したようにビン10ごとに、ユーザー固有の打撃確率情報を計算するようにプロセッサに指示するように構成される。場合によっては、ビン10ごとの打撃確率情報は、ユーザーの打撃位置から直接計算される。ビン10あたりの打撃数がカウントされ、インパクトの総数に対して正規化される。しかしながら、他の場合(具体的には、総打撃数が比較的少ない、例えば100未満の場合)には、打撃位置が、最も適合するガウス分布、又は、他の予め定められたアルゴリズム関係モデル化影響分布のような、標準確率関数と比較されても良い。
次に、ステップ308において、COR情報が、複数のゴルフクラブのビン10ごとのデータの形態で提供され、購入のために利用可能であることが好ましい。
次に、ステップ310において、COR情報及び打撃確率情報に基づいて、ソフトウェアは、ユーザーに利用可能であり得る複数のゴルフクラブのそれぞれの予期COR値を計算するようプロセッサに命令するように構成される。次に、ステップ312において、ソフトウェアは、プロセッサに、ユーザー又はユーザーを支援する可能性がある他の専門家に予期CORデータを出力するように指示する。予期CORデータは、各ゴルフクラブについての実際の予期COR値及び/又はどのゴルフクラブがそのようなユーザーのために最も高い予期CORをもたらしたかを特定する情報、又は、高ランキングの予期CORゴルフクラブのリストで、必要に応じて最高から最低の順であるものを含むことができる。結果として、ゴルファーは、ゴルファーの特定の打撃分布の印(thumbprint)を受けて、どのゴルフクラブが最もよく動作するかを知ることができる。
上記の態様は、例えば、以下のステップを含む、ユーザーに対してゴルフクラブの情報を提供するための方法として構成され得る。
a)ユーザーが、打撃フェースを有するテストゴルフクラブで複数のテストショットをするステップ;
b)前記テストショットの前記打撃フェース上の打撃位置を記録するステップ;
c)前記ユーザーの固有の打撃確率情報を生成するステップ;
d)複数のゴルフクラブについて、打撃フェースの様々な位置での反発係数データの提供又は生成するステップ;
e)前記複数のゴルフクラブについて、前記ユーザーの予期CORを計算するステップ;及び
f)前記予期CORを出力するステップ。
上述のように、USGAは、ゴルフクラブのヘッドの打撃フェースの「弾力性」を定量化する手段として、最近、CORからCTに移行した。したがって、クラブヘッドの打撃フェース上の任意の特定の位置でのCORの測定又は使用を含むCORに関する上記の議論は、CTに関して同じ測定値を提供することの暗示的な開示として理解されるべきである。さらに、COR及びCTは必ずしも類似の測定値である必要はないが、本明細書中の全ての実用目的のために開示されたCOR値(またはCORの変化)又はCT値(またはCT値の変化)は、下式に基づいて、COR値(またはその変化量)を算出する。例えば、ビンごとにCORを計算する任意のステップは、ビンごとにCTを計算する代替的なステップを含むと解釈されるべきである。
CT(μs)=(COR値 - 0.718)/0.000436
上に概説した例に関連して様々な特徴を説明してきたが、これらの特徴及び/又は例の様々な代替、変更、変形及び/又は改良が可能である。したがって、上記の実施例は単なる例示であることが意図されている。 根底にある原則の広い精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができる。
次に、第1の発明のいくつかの実施形態が説明される。
図9には、ゴルフクラブヘッド200の正面図が示されている。ゴルフクラブヘッド200は、ウッド型のゴルフクラブヘッドが示されており、好ましくは中空の金属ウッドヘッド、最も好ましくはドライバータイプのクラブヘッドとして構成される。本実施形態においても、クラブヘッド200は、例えば、ゴルフボールに衝突するように構成された打撃フェース20を有する打撃壁30と、打撃フェース20から後方に延びる上壁40と、上壁40に対向する打撃フェース20から後方に延びる底壁50と、ヒール部60と、トウ部70と、ホーゼル部90とを含む。
図9のゴルフクラブヘッド200は、打撃フェース20に、有効打撃領域22を有する。有効打撃領域22は、十分な飛距離と方向性とが得られるようなゴルフボールとの接触が意図されている領域であり、例えば、ゴルフボールの大きさを考慮して定められる。好ましい態様では、有効打撃領域22は、例えば、フェース中心FCから水平に±22.5mm及び垂直に±12.5mmの範囲を少なくとも構成する。
図10には、ゴルフクラブヘッド200の有効打撃領域22のビンマトリックス12を示す。図10において、x軸が打撃フェース20の水平方向(トウ−ヒール方向)に、y軸が打撃フェース20の上下方向に、それぞれ対応する。また、有効打撃領域外に表示されている目盛りは、フェース中心FCからの距離(mm)を表している。より具体的には、フェース中心FCから各ビンの中心までの距離である。有効打撃領域22は、ビンマトリックス12を構成するように複数のビン10に区画されている。この実施形態において、ビンマトリックス12は、例えば、5×9行列を構成する。各ビン10には、第2の発明の実施形態で述べたように、各ビンに固有の反発係数の値、即ち、COR(cij)が予め求められ、かつ、定義されている。この例では、CORの値は、フェース中心FC付近で高く、そこから有効打撃領域周辺に向かって徐々に小さくなるように変わる。
このゴルフクラブヘッド200には、例えば、図6に示した打撃確率情報が関連付けられる。図6において、横軸は、打撃フェース20の水平方向(トウ−ヒール方向)、縦軸は、打撃フェース20の上下方向に対応し、打撃テストの結果に基づいて、打撃位置がプロットされている。各軸の目盛りは、フェース中心FCからの距離(mm)を表す。また、図6において、有効打撃回数は15829であり、打撃頻度が高い位置ではプロットが重なるが、これが明度を高く(即ち、白っぽく)することで表示されている。逆に、打撃頻度が低い位置ではプロットが離散的になり、より黒に近いプロットで表示されている。したがって、この打撃確率情報は、フェース中心FC付近が最も打撃回数が多く、フェース中心FCから打撃フェース周辺に向かうほど打撃頻度が低下する傾向を表している。第2の発明の開示で述べたように、この打撃確率情報に基づいて、有効打撃領域22の各ビン10ごとに、打撃確率pijが決定される。表1は、図6に基づいて得られた打撃確率pijが定義されたビンマトリックスを示し、これは、図10に示したビンマトリックスと対応している。

ゴルフクラブヘッド200は、有効打撃エリア22内の位置又は領域(i,j)での打撃確率をpijとし、前記位置又は領域(i,j)のCOR値をcijとしたときに、下式で計算される有効打撃領域の予期CORの値が0.810以上とされても良い。
これまで市場で販売されているゴルフクラブヘッドに関して、この実施形態のような高い予期CORを有するものについては知られていない。したがって、この実施形態のゴルフクラブヘッド200(及びそれにシャフトが装着されたゴルフクラブ)は、常に同じ位置でボールを打撃することができないゴルファー(例えば、ミドル及びハイハンディキャップゴルファ)に対して、これまで以上に打球の飛距離を向上させるという効果が期待される。
効果的に予期CORを高める手段として、例えば、(a)CORmaxを高めること、(b)ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントの値(MOI)を高めること、及び、(c)打点分布の最も打撃頻度の高い位置と、CORmaxの位置とを接近させることなどがあり、これらから少なくとも一つが適用されることが望ましい。なお、「CORmax」は、当該ゴルフクラブヘッドの打撃フェース上の任意の位置でのCORの最大値であり、「CTmax」は、上述したUSGAの手順で測定された有効打撃領域内の特性時間(μs)の最大値である。
上記(a)のCORmaxを高める手段としては、例えば、打撃フェース20を薄肉化することが有効である。上記(b)のMOIを高める手段としては、例えば、ヘッド体積を大きくすることや、ゴルフクラブヘッド200のトウ及びヒールにより多くの重量を割り当てることが有効である。上記(c)は、打撃フェース20上の最も打撃頻度の高い位置にスイートスポットを接近させるなどが有効である。
いくつかの態様では、ゴルフクラブヘッド200は、予期CORのみならず、CTを考慮して設定することができる。例えば、USGAのルールに鑑み、ゴルフクラブヘッド200は、257μs以下の特性時間(CT)を有するように設定されても良い。また、いくつかの態様では、237μs以上のCTを有するように設定されても良い。図11には、予期CORとCTmaxとの関係を示すグラフを示している。図11において、上記の予期COR及びCTの数値範囲を充足するゴルフクラブヘッドの範囲がグレーで示されている。
図12には、これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドについて、予期CORとCTmaxとを調べた結果を示している。発明者らの実験によれば、これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドの予期CORとCTmaxとは、概ね、次の回帰式で整理される。
予期COR = 0.0006 * CTmax + 0.6527
これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドの予期CORとCTmaxとの関係を維持しながら、予期CORをさらに高めるために、ゴルフクラブヘッド200は、下式の関係を充足するように設定されても良い。
予期COR ≧ 0.0006 * CTmax + 0.6597
ゴルフクラブヘッド200は、上で説明されたCTの数値範囲に代えて又はこれとともに、上記式を充足しても良い。図13には、後者の例が示されている。
図14には、これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドについて、予期CORとCORmaxとを調べた結果を示している。発明者らの実験によれば、これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドの予期CORとCORmaxとは、概ね、次の回帰式で整理される。
予期COR = 0.844 * CORmax + 0.1023
これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドの予期CORとCORmaxとの関係を維持しながら、予期CORをさらに高めるために、ゴルフクラブヘッド200は、下式の関係を充足するように設定されても良い。
予期COR ≧ 0.844 * CORmax + 0.1135
ゴルフクラブヘッド200は、上で説明されたCTの数値範囲に代えて又はこれとともに、上記式を充足しても良い。
図15には、これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドについて、予期CORとヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメント(g・cm2)の値(MOI)とを調べた結果を示している。発明者らの実験によれば、これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドの予期CORとMOIとは、概ね、次の回帰式で整理される。
予期COR = 0.00001 * MOI + 0.7473
これまでのウッド型ゴルフクラブヘッドの予期CORとMOIとの関係を維持しながら、予期CORをさらに高めるために、ゴルフクラブヘッド200は、下式の関係を充足するように設定されても良い。
予期COR ≧ 0.00001 * MOI + 0.7664
以上のようなゴルフクラブへッド200は、例えば、上で述べた第3の発明にしたがって、製造することができる。
表2には、第1の発明のゴルフクラブヘッド200のより詳細ないくつかの実施例を示す。ただし、第1の発明は、このような具体的な実施例に限定して解釈されるべきではない点に注意されたい。
表2において、「Z−MOI」は、ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントを意味している。
実施例1及び2のゴルフクラブヘッドは、ヘッド体積が460ccである中空のウッド型ヘッドであり、Ti−6Al−4Vからなる打撃フェースを構成するフェース部材と、Ti−8Al−1Mo−1Vからなるヘッド本体部材とから構成されている。
実施例1及び2のゴルフクラブヘッドの基本形状は、図9に示した通りである。打撃フェースは、図9に示されるように、慣例的な輪郭形状、例えば、トウ−ヒール方向に長い変形楕円状の輪郭形状を有する。打撃フェース20は、フェース中心FCを含む中央領域Aと、そのトウ側及びヒール側をそれぞれ構成するトウ側領域B及びヒール側領域Cを有する。中央領域Aの厚さは、トウ側領域B及びヒール側領域Cの厚さよりも大きい。各領域AないしCは、本質的に一定の厚さで構成される。
中央領域Aは、各コーナを滑らかな円弧で丸めた略三角形状である。中央領域Aの最も小さい内角部分である第1コーナ部A1は、トウ側でかつ上壁部側に位置している。中央領域Aの他の2つの内角部分の内の一つである第2コーナ部A2は、打撃フェース20のトウ−ヒール方向のほぼ中央でかつ最も底壁部側に位置している。中央領域Aの残りの内角部分である第3コーナ部A3は、打撃フェース20のヒール部側で、上下方向において、第1コーナ部A1と第2コーナ部A2との間に位置している。実施例1及び2では、中央領域Aの厚さは、約3.6mmとされる。他の態様では、中央領域Aの厚さは、3.4〜3.9mmとされても良い。実施例1及び2のゴルフクラブヘッドでは、CTmaxが第1コーナ部A1の近傍に位置している。
中央領域Aの周りには、その周辺に向かって厚さが漸減する移行領域Dが形成されている。移行領域Dは、例えば、中央領域Aの周りに環状に形成されている。即ち、移行領域Dの左右は、それぞれトウ側領域B及びヒール側領域Cに連続する。また、移行領域Dの上下は、それぞれ上壁部40及び底壁部50に連続する。理解を助けるために、図9では、各領域AないしDの境界線が、打撃フェース20の外表面上に描かれている。打撃フェース20の肉厚の変化は、例えば、打撃フェース20の内表面側を起伏させることによって実現される。
トウ側領域B及びヒール側領域Cは、例えば、約2.1mmで構成されている。好ましい態様では、トウ側領域B及びヒール側領域Cの厚さは、1.9〜2.4mmとされても良い。
1、200 ゴルフクラブヘッド
2、20 打撃フェース
22 有効打撃領域

Claims (18)

  1. ボールを打撃するための打撃フェースを有するゴルフクラブヘッドであって、
    前記打撃フェースは、有効打撃領域を有し、
    前記有効打撃エリア内の位置又は領域(i,j)での打撃確率をpijとし、前記位置又は領域(i,j)のCORの値をcijとしたときに、前記有効打撃領域は、下式で定義される予期CORの値が0.810以上であるゴルフクラブヘッド。
  2. 特性時間が257μs以下である請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 特性時間が237μs以上である請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記特性時間が237μs以上である請求項2記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記予期CORの値、及び、特性時間(μs)の最大値CTmaxが、下式の関係を充足する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
    予期COR ≧ 0.0006 * CTmax + 0.6597
  6. 前記特性時間が257μs以下である請求項5記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記特性時間が237μs以上である請求項5記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記特性時間が237μs以上である請求項6記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記予期CORの値、及び、CORの最大値(CORmax)が、下式の関係を充足する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
    予期COR ≧ 0.844 * CORmax + 0.1135
  10. 前記予期CORの値、及び、前記ゴルフクラブヘッドが規定のライ角及びロフト角に保持された基準状態でのヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメント(g・cm2)の値(MOI)が、式(4)の関係を充足する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
    予期COR ≧ 0.00001 * MOI + 0.7664 …(4)
  11. 前記有効打撃領域は、少なくとも、前記打撃フェースの中心から水平に±22.5mm及び垂直に±12.5mmの範囲を構成する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 前記位置又は領域i,jは、前記有効打撃領域を予め定められた高さ及び幅を有する閉じられた領域である複数のビンを識別するものである請求項11記載のゴルフクラブヘッド。
  13. 以下のステップを含むゴルフクラブの性能を評価するための方法:
    a)打撃フェースを有するゴルフクラブヘッドを準備するステップ;
    b)前記ゴルフクラブヘッドの前記打撃フェースに、複数の位置又は領域(i,j)を特定するステップ;
    c)前記複数の位置又は領域(i,j)それぞれの反発係数cijを決定するステップ;
    d)前記複数の位置又は領域(i,j)の打撃確率情報を提供又は生成するステップ;
    e)前記打撃確率情報に基づいて、前記複数の位置又は領域(i,j)の打撃確率pijを決定するステップ;及び
    f)前記反発係数と前記打撃確率情報とに基づいて、下式で予期CORを決定するステップ。
  14. 以下のステップを含むゴルフクラブを製造するための方法:
    a)打撃フェースを有するプロトタイプゴルフクラブヘッドを準備するステップ;
    b)前記打撃フェースの複数の位置又は領域(i,j)での打撃確率pijを提供又は生成するステップ;
    c)前記複数の位置又は領域(i,j)の反発係数cijを決定するステップ;及び
    d)高い打撃確率を有すると識別された位置の反発係数が増加するように前記プロトタイプゴルフクラブヘッドを改良するステップ。
  15. 低い打撃確率を有すると識別された打撃フェースの位置の反発係数が低下するように前記プロトタイプゴルフクラブヘッドを改良するステップをさらに含む請求項14記載の方法。
  16. 下式で定義される予期CORの値を高めるように前記プロトタイプゴルフクラブヘッドを改良するステップをさらに含む請求項14記載の方法。
  17. 前記予期CORの値が0.810以上となるように前記プロトタイプゴルフクラブヘッドを改良するステップをさらに含む請求項16記載の方法。
  18. 前記プロトタイプゴルフクラブヘッドを改良するステップは、任意の質量及び/又は剛性要素の選択的な配置又は除去によって実行される請求項14記載の方法。
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