JP2018186766A - 食品提供方法及び食品提供用装飾シート - Google Patents

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Keisaku Inoue
敬策 井上
一彦 亀野
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一彦 亀野
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Abstract

【課題】レストラン等における食品提供方法と該食品提供のために使用する装飾シートを提供する。【解決手段】穀粉を主原料とする生シートを焼成して成る可食固形シート(2)の表面(2a)に可食インキで図柄(3)を印刷した装飾シート(1)を形成し、該装飾シートを添設した調理済食品を提供する方法であり、液汁(5a)と食材(5b)を含む調理済食品(5)を該液汁の液面が上面に露出する状態で食器に盛り付ける工程と、前記固形シート(2)の裏面(2b)を液汁(5a)の液面に臨ませた状態で前記装飾シート(1)を調理済食品(5)に載置し、該固形シート(2)の全体に液汁(5a)を含浸させることにより、該液汁に浸漬された固形シートの上で前記図柄(3)を視覚的に顕在化させる工程と、前記工程により図柄(3)を表示した調理済食品(5)を食器と共に顧客に提供する工程とから構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、レストラン等における食品提供方法と、該食品提供のために使用する装飾シートに関する。
レストラン等において提供される調理済食品は、食器に盛り付けられているが、盛り付け以上の雅趣に乏しい。
そこで、例えば、児童等を楽しく食事させるためには、盛り付けられた食品の上に、クリームやケチャップ等で人気キャラクター等の図柄を表示する方法を提案することができるが、手書きで図柄を表示するためには、熟練を必要とする問題があり、しかも、食品を提供する都度、そのための時間を必要とする問題がある。
特に、食器に盛り付けた調理済食品が液汁と食材を含んでいる場合、図柄を表示することができない、或いは、表示することは可能であるとしても、直ぐに液汁により図柄が崩壊してしまうので、結局は、表示不可能に等しい。
特許平9−171号公報
この点に関して、特許文献1によれば、菓子等の食品に図柄をあたかも直接に施したかのように見せるための調理用シートが提案されている。
特許文献1の調理用シートは、オブラートから成る可食シートに可食インキで図柄を印刷しており、菓子等に貼り付けたとき、水分又は油性分を吸収して透明化し、オブラートの上に保持された図柄を目立たせることができると説明されている。
しかしながら、上述のように図柄の表示を必要とする調理済食品が液汁と食材を含んでいる場合は、液汁によりオブラートが溶けてしまうので、残存する図柄を表しているインキが保持手段を失い、所定の図柄を維持することができず崩壊するため、所期目的を達することはできない。
このため、本発明は、液汁と食材を含む調理済食品を食器に盛り付けて提供するに際し、液汁に漬けても溶けない固形シートを使用することにより、該固形シートの表面に表示された図柄を保持させると共に、この際、積極的に液汁を利用することにより、固形シートを液汁中に浸漬状態で渾然一体化して視認し難くさせ、これにより、図柄を視覚的に顕在化させた状態で食品を顧客に提供することが望ましいことを知得し、これを可能にする食品提供方法と該方法に使用する装飾シートを課題としている。
そこで、本発明の食品提供方法が手段として構成したところは、穀粉を主原料とする生シートを焼成して成る可食固形シートの表面に可食インキで図柄を印刷した装飾シートを形成し、該装飾シートを添設した調理済食品を提供する方法であり、液汁と食材を含む調理済食品を該液汁の液面が上面に露出する状態で食器に盛り付ける工程と、前記固形シートの裏面を前記液汁の液面に臨ませた状態で前記装飾シートを調理済食品に載置し、該固形シートの全体に液汁を含浸させることにより、該液汁に浸漬された固形シートの上で前記図柄を視覚的に顕在化させる工程と、前記工程により図柄を表示した調理済食品を食器と共に顧客に提供する工程とから成る点にある。
また、前記食品提供方法のために使用する本発明の装飾シートが手段として構成したところは、前記固形シートは、内部に焼成により発生した微小な気泡を含んでおり、表面に前記気泡により形成された微小な凹部を点在させた粗面を形成し、裏面に凹凸を有しない平滑面を形成しており、前記図柄は、前記固形シートの表面に前記微小な凹部の凹面を含んで可食インキを印刷することにより形成されており、前記固形シートの裏面の平滑面を液汁の液面に対して面接触することにより、該平滑面の全面から液汁を浸入させるように構成されて成る点にある。
本発明によれば、液汁5aと食材5bを含む調理済食品5の上に装飾シート1を好適に添設することができ、その際、装飾シート1は、固形シート2が全体にわたり液汁5aを含浸することにより液汁5aに浸漬状態で渾然一体化され、固形シート2の存在を視認し難くすることにより、図柄3を視覚的に顕在化させ、あたかも、液汁5aの上に直接、図柄3が表示されているかのような外観を呈することができる。しかも、固形シート2は液汁5aにより溶けることはないので、図柄3が固形シート2により原形を崩すことなく好適に保持され、顧客を楽しませることができるという効果がある。
本発明に係る食品提供方法の1実施形態を示しており、(A)は装飾シートの斜視図、(B)は食器に盛り付けた調理済食品の上に装飾シートを載置すると共に液汁を含浸させた状態の斜視図、(C)は(B)の断面図である。 本発明に係る装飾シートの1実施形態を示しており、(A)は焼成された固形シートの断面図、(B)は固形シートの表面に図柄を印刷した装飾シートの断面図、(C)は装飾シートを調理済食品の液汁の液面に載置した状態の断面図、(D)は装飾シートの固形シートに液汁が含浸した状態の断面図である。 本発明に係る装飾シートの1実施形態に対する比較例を示しており、(A)は焼成された固形シートの断面図、(B)は固形シートの表面に図柄を印刷した装飾シートの断面図、(C)は装飾シートを調理済食品の液汁の液面に載置した状態の断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(食品提供方法)
図1は、本発明に係る食品提供方法の1実施形態を示しており、レストラン等で食品を提供する際、図1(A)に示す装飾シート1が使用される。
装飾シート1は、可食固形シート2の上に可食インキで図柄3を印刷している。固形シート2は、それ自体が可食性のものであると共に、水や油の液体に浸漬しても溶けないように構成されており、このため、穀粉を主原料とする生シートを焼成することにより形成されている。
固形シート2は、例えば、主原料の粉末大豆たん白と、馬鈴薯でん粉や、えんどう豆でん粉や、水飴等から選択されたツナギ材から成る原材料に、水を添加した状態で混練し、加熱ドラムや加熱板等の加熱手段の表面で混練物をシート状に展開することにより生シートを形成すると共に、該生シートを焼成した後、焼成シートを枚葉状に裁断することにより形成されている。この際、焼成シートは、0.2mm程度の厚さとされた薄いシートに形成されており、高い吸水力及び含水力を有している。
加熱ドラムや加熱板等の加熱手段の上で連続的に形成された焼成シートは、所定の大きさに裁断され、表面に所定間隔をあけて図柄3を印刷した後、図柄3ごとに再び裁断され、図1(A)に示すような固形シート2の上に図柄3を表示した1枚の装飾シート1が得られる。尚、裁断の順序等は任意であり、連続帯状の焼成シートに間隔をあけて多数の図柄3を印刷した後、1度の裁断により各装飾シート1を得ても良い。
レストラン等においては、前記装飾シート1を厨房に準備しておき、図1(B)に示すように、食器4に液汁5aと食材5bを含む調理済食品5を入れ、液汁5aの液面が上面に露出する状態で盛り付けた後、装飾シート1を液汁5aの液面に載置する。
装飾シート1は、図柄3を上面として固形シート2の裏面を液汁5aの液面に臨ませた状態で載置される。固形シート2は、全体にわたり液汁5aが含浸することにより、液汁5aに浸漬した状態で該液汁5aと渾然一体化するので、固形シート2の存在を視認し難くする。通常、液汁5aは、食材を浸漬させたスープや、シチュー又はカレー等のソースないしルーを構成しており、有色とされているので、固形シート2を同色に染めることにより、視認し難くする。
その結果、図1(B)(C)に示すように、装飾シート1は、固形シート2を視認し難くした状態で、図柄3だけが視覚的に顕在化され、あたかも、液汁5aの上に直接、図柄3が表示されているかのような外観を呈する。
従って、このようにして図柄3を表示した調理済食品5を食器4と共に顧客に提供すれば良く、顧客が調理済食品5を実際に食するまで、図柄3は固形シート2により保持されているので原形を崩すことはなく、顧客を楽しませることができる。図柄3は、絵柄や図形や文字その他から任意に選択することができるが、人気キャラクター等を採用すれば、児童等を喜ばすことができる。
装飾シート1の固形シート2及び図柄3(インキ)は、可食性のものであるから、顧客が調理済食品5と共に食することが可能であり、その際、固形シート2の全体に液汁5aが含浸しているので該液汁5aの味覚を損なうことはなく、しかも、含浸により柔軟化しているので食感を損なうこともない。
(装飾シート)
図2は、前記装飾シート1の好ましい実施形態を示している。上述のように、固形シート2を構成する焼成シートは、原材料を混練することによりコロイド状ないしペースト状とされた混練物を加熱ドラムや加熱板等の加熱手段の平滑表面の上で展開することにより形成した生シートを焼成することにより形成される。従って、図2(A)に示すように、焼成時の発泡により、内部に微小な気泡6を含むポーラス状に形成される。これにより、焼成シート(固形シート2)の表面2aは、気泡により微小な凹部を点在させた粗面7を形成するが、加熱手段の平滑表面に接した状態で焼成された裏面2bは、凹凸を有しない平滑面8を形成している。
そこで、装飾シート1は、図2(B)に示すように、固形シート2の表面2aで点在する微小な凹部の凹面を含んで粗面7に可食インキないし顔料を印刷することにより、図柄3を形成している。
このため、図2(C)に示すように、固形シート2の裏面2bを液汁5aに接触させたとき、平滑面8とされた裏面2bの全面が液汁5aの液面に面接触させられ、該平滑面8の全面から液汁5aを好適に浸入させ、これにより、図2(D)に示すように、固形シート2を容易に液汁5aに浸漬させることができる。
しかも、液汁5aを含浸することにより柔軟化した固形シート2の表面2aにおいて、図柄3の印刷インキが微小凹部の凹面を含んで塗布されているので、図柄3は、柔軟化した固形シート2の表面から剥離し難い状態で、該図柄3の原形を好適に維持することができる。
(比較例)
上記に対して、図3は、比較例を示している。比較例の場合、焼成シートにより形成された固形シート10は、前記実施形態の固形シート2に対して表裏を逆として、表面10aに平滑面11を形成すると共に、裏面10bに凹凸面12を形成し、前記表面10aに可食インキで図柄13を表している。一般常識からすれば、印刷は、平滑面に施すことが自然と考えられているからである。
しかしながら、比較例の場合、図3(C)に示すように、図柄13を上向きとして、固形シート10の裏面10bを液汁5aの液面に載せると、裏面10bの凹凸面12と液面の間に空気が介在させられるので、液汁5aが固形シート10の内部に向けて容易に浸入しない。
このため、固形シート10を液汁5aに浸漬させるためには、指先等を押付けることにより固形シート10を液汁5aに沈ませてやる必要があり、手間がかかるばかりか、強く指先を押付けると、柔軟化した固形シート10と共に図柄13が陥没して原形を崩すおそれがあり、本発明の目的を達することができない。
このように比較例と比較したとき、本発明の実施形態に係る装飾シート1の優れた特徴と効果を容易に理解することができる。
1 装飾シート
2 固形シート
2a 表面
2b 裏面
3 図柄
4 食器
5 調理済食品
5a 液汁
5b 食材
6 気泡
7 粗面
8 平滑面

Claims (2)

  1. 穀粉を主原料とする生シートを焼成して成る可食固形シート(2)の表面(2a)に可食インキで図柄(3)を印刷した装飾シート(1)を形成し、該装飾シートを添設した調理済食品を提供する方法であり、
    液汁(5a)と食材(5b)を含む調理済食品(5)を該液汁の液面が上面に露出する状態で食器に盛り付ける工程と、
    前記固形シート(2)の裏面(2b)を液汁(5a)の液面に臨ませた状態で前記装飾シート(1)を調理済食品(5)に載置し、該固形シート(2)の全体に液汁(5a)を含浸させることにより、該液汁に浸漬された固形シートの上で前記図柄(3)を視覚的に顕在化させる工程と、
    前記工程により図柄(3)を表示した調理済食品(5)を食器と共に顧客に提供する工程と、
    から成ることを特徴とする食品提供方法。
  2. 請求項1に記載の食品提供方法に使用する装飾シートであり、
    前記固形シート(2)は、内部に焼成により発生した微小な気泡(6)を含んでおり、表面(2a)に前記気泡により形成された微小な凹部を点在させた粗面(7)を形成し、裏面(2b)に凹凸を有しない平滑面(8)を形成しており、
    前記図柄(3)は、前記固形シートの表面(2a)に前記微小な凹部の凹面を含んで可食インキを印刷することにより形成されており、
    前記固形シート(2)の裏面(2b)の平滑面(8)を液汁(5a)の液面に対して面接触することにより、該平滑面(8)の全面から液汁(5a)を浸入させるように構成されて成ることを特徴とする食品提供用装飾シート。
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